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JP2005238196A - 窒素酸化物浄化用触媒、並びにそれを用いた窒素酸化物の浄化方法及び窒素酸化物浄化装置 - Google Patents

窒素酸化物浄化用触媒、並びにそれを用いた窒素酸化物の浄化方法及び窒素酸化物浄化装置 Download PDF

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JP2005238196A JP2004055352A JP2004055352A JP2005238196A JP 2005238196 A JP2005238196 A JP 2005238196A JP 2004055352 A JP2004055352 A JP 2004055352A JP 2004055352 A JP2004055352 A JP 2004055352A JP 2005238196 A JP2005238196 A JP 2005238196A
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Takayuki Mori
高行 森
Ryohei Kozuka
良平 小塚
Nobuya Iwami
暢也 岩見
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Tokyo Roki Co Ltd
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Abstract

【課題】 窒素酸化物を高い効率で還元脱硝することが可能な、窒素酸化物浄化触媒、その触媒を用いた窒素酸化物浄化方法、及び、その触媒を備えた窒素酸化物浄化装置を提供すること。
【解決手段】 少なくとも、チタニア−ジルコニア型複合酸化物と、希土類金属、又は、チタン、鉄、ジルコニウム、ニオブ、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、ハフニウム、タンタル、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び金から選ばれるいずれかの金属と、を有効成分として含有することとしてもよいし、少なくとも、酸化タングステン−ジルコニア型複合酸化物と、希土類金属、又は、鉄、ジルコニウム、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び金から選ばれるいずれかの金属と、を有効成分として含有することとしてもよい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、窒素酸化物浄化触媒、並びにそれを用いた窒素酸化物の浄化方法及び窒素酸化物浄化装置に関する。
従来、窒素酸化物を浄化(除去)させるために、窒素酸化物をアンモニアの存在下で酸化チタン及び酸化バナジウムを主成分とする触媒と接触させて還元脱硝する技術(下式(1)及び(2)などを参照)が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
式(1)・・・NO+2NH+1/2O→3/2N+3H
式(2)・・・NO+NH+1/4O→N+3/2H
特開平7−275656号公報
しかしながら、上記触媒に含まれているバナジウムはその有害性が指摘されており、触媒成分の排出による環境問題が懸念されている。
また、上記触媒は窒素酸化物を完全に還元脱硝することができず、より効率の高い触媒の開発が求められている。
そこで本発明は、窒素酸化物を高い効率で還元脱硝することが可能な、窒素酸化物浄化触媒、その触媒を用いた窒素酸化物浄化方法、及び、その触媒を備えた窒素酸化物浄化装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、チタニア−ジルコニア型複合酸化物にセリウム及び硫黄を添加することにより得られた触媒(以下「Ce-Ti-SO4-Zr系触媒」と称する。)、及び酸化タングステン−ジルコニア型複合酸化物にセリウムを添加することにより得られた触媒(以下「Ce-W-Zr系触媒」と称する。)を用いて、アンモニア選択還元脱硝反応を行ったところ、窒素酸化物を効率よく浄化できることを見出した。
また、本発明者らは、同様にCe-Ti-SO4-Zr系触媒とFe-Si-Al系触媒との混合触媒を用いて、アンモニア選択還元脱硝反応を行ったところ、Ce-Ti-SO4-Zr系触媒を単独で用いた場合に比べ、窒素酸化物をさらに効率よく浄化できることを見出した。このようにして、本発明者らは本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係る窒素酸化物浄化触媒は、有効成分として、少なくとも、チタニア−ジルコニア型複合酸化物と、希土類金属、又は、チタン、鉄、ジルコニウム、ニオブ、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、ハフニウム、タンタル、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び金から選ばれるいずれかの金属と、を含有するものであってもよいし、少なくとも、酸化タングステン−ジルコニア型複合酸化物と、希土類金属、又は、鉄、ジルコニウム、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び金から選ばれるいずれかの金属と、を含有するものであってもよい。なお、本発明に係る窒素酸化物浄化触媒は、さらに硫黄又はリンを含むこととしてもよい。
また、本発明に係る窒素酸化物浄化触媒は、少なくとも、チタニア−ジルコニア型複合酸化物と、希土類金属、又は、チタン、鉄、ジルコニウム、ニオブ、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、ハフニウム、タンタル、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び金から選ばれるいずれかの金属と、を有効成分として含有する第一の複合体と、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、及び酸化タングステンから選ばれる1又は2以上の酸化物と、希土類金属又は遷移金属と、を有効成分として含有する第二の複合体と、を有することとしてもよい。なお、前記第一の複合体と前記第二の複合体とは、組成又は活性種成分が異なることを条件とする。ここで「組成」とは、複合体を構成する成分や、構成する元素の質量又は原子数の比を意味し、「活性種成分」とは、アンモニアの浄化処理において反応性を著しく高める(触媒作用を増大させる)物質をいい、例えば、遷移金属もしくは希土類金属、又はそれらの酸化物などである。
また、本発明に係る窒素酸化物浄化触媒は、少なくとも、酸化タングステン−ジルコニア型複合酸化物と、希土類金属、又は、鉄、ジルコニウム、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び金から選ばれるいずれかの金属と、を有効成分として含有する第一の複合体と、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、及び酸化タングステンから選ばれる1又は2以上の酸化物と、希土類金属又は遷移金属と、を有効成分として含有する第二の複合体と、を有することとしてもよい。前記第一の複合体と前記第二の複合体とは、組成又は活性種成分が異なることを条件とする。なお、前記第二の複合体における複合酸化物は、シリカ−アルミナ型複合酸化物であることが好ましい。
本発明に係る窒素酸化物浄化触媒は、担体基材に前記第二の複合体が担持され、前記第二の複合体に前記第一の複合体が担持されているものが好ましい。
本発明に係る窒素酸化物浄化方法は、上述の窒素酸化物浄化触媒に窒素酸化物とアンモニアとを接触させて、窒素酸化物を浄化する。
また、本発明に係る窒素酸化物浄化装置は、上述の窒素酸化物浄化触媒を備えることとする。
本発明によれば、窒素酸化物を高い効率で還元脱硝することが可能な、窒素酸化物浄化触媒、その触媒を用いた窒素酸化物浄化方法、及び、その触媒を備えた窒素酸化物浄化装置を提供することができる。
上記知見に基づき完成した本発明を実施するための形態を、実施例を挙げながら詳細に説明する。まず、本発明に係る窒素酸化物浄化触媒について説明する。
===窒素酸化物浄化触媒について===
本発明に係る窒素酸化物浄化触媒は、少なくとも、チタニア−ジルコニア型複合酸化物又は酸化タングステン−ジルコニア型複合酸化物と、活性成分としての金属又はその金属酸化物と、を有効成分として含有する複合体からなるものであればどのようなものでもよい。
本発明に係る窒素酸化物浄化触媒にチタニア−ジルコニア型複合酸化物が有効成分として含まれている場合には、活性成分の金属としては、希土類金属、又は、チタン、鉄、ジルコニウム、ニオブ、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、ハフニウム、タンタル、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び金から選ばれるいずれかの金属を用いることができるが、希土類金属を用いることが好ましい。一方、本発明に係る窒素酸化物浄化触媒に酸化タングステン−ジルコニア型複合酸化物が有効成分として含まれている場合には、活性成分の金属としては、希土類金属、又は、鉄、ジルコニウム、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び金から選ばれる金属を用いることができるが、希土類金属を用いることが好ましい。なお、本発明に係る窒素酸化物浄化触媒には2以上の活性成分としての金属や金属酸化物が含まれていてもよいが、窒素酸化物浄化触媒における金属の含有率は2wt%〜50wt%の範囲内であることが好ましい。
本発明に係る窒素酸化物浄化触媒に含ませるチタニア−ジルコニア型複合酸化物は、チタンとジルコニウムとのモル組成比(Ti:Zr)が8:2〜2:8の範囲内であるものが好ましい。また、本発明に係る窒素酸化物浄化触媒に含ませる酸化タングステン−ジルコニア型複合酸化物は、タングステンとジルコニアとのモル組成比(W:Zr)が1:20〜1:5の範囲内であるものが好ましい。
また、本発明に係る窒素酸化物浄化触媒は、上述した複合体以外にその複合体と成分(組成)の異なる複合体を含んでいてもよいが、どちらか一方の複合体を他の複合体に担持させ、前記他の複合体を担体基材に担持させたものであることが好ましい。このように、窒素酸化物浄化触媒に2以上の複合体を含ませることにより、窒素酸化物の浄化をより高い効率で行うことが可能になる。なお、担体基材としては、例えば、ハニカム状や多孔状の担体基材を用いることができる。
上述した複合体と成分の異なる複合体としては、少なくともシリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、及び酸化タングステンから選ばれる1又は2以上の酸化物と、希土類金属又は遷移金属と、を有効成分として含有するものであることが好ましい。なお、前記酸化物は、シリカ−アルミナ型複合酸化物であることが好ましく、このシリカ−アルミナ型複合酸化物における珪素とアルミニウムのモル組成比(Si:Al)は、5:1〜500:1の範囲内であることが好ましい。
前記遷移金属としては、第一遷移金属元素(21Sc〜29Cu)、第二遷移金属元素(39Y〜47Ag)、及び第三遷移金属元素(72Hf〜79Au)がつくる単体のうち、銅(Cu)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)マンガン(Mn)、クロム(Cr)、バナジウム(V)などの有害性金属を除くものであればどのようなものでもよい。なお、本発明に係る窒素酸化物浄化触媒における遷移金属又は希土類金属は、2wt%〜50wt%の範囲内で含まれていることが好ましい。
なお、2以上の複合体を有する窒素酸化物浄化触媒において、これら複合体の重量比は窒素酸化物をより高い効率で浄化することが可能な数値であれば特に制限されるものではないが、一方の複合体がセリウム及びチタニア−ジルコニア型複合酸化物を有し、他方の複合体が鉄及びシリカ−アルミナ型複合酸化物を有するものである場合には、前者の複合体と後者の複合体との重量比が0.2:0.8〜0.8:0.2の範囲内であることが好ましい。
本発明に係る窒素酸化物浄化触媒に含まれる複合体は、さらに硫黄又はリンを含有していてもよい。複合体における硫黄又はリンの含有率は、10wt%以下であることが好ましく、0.5wt%〜10%以下の範囲内であることがより好ましい。
===他の実施形態について===
上述のように、本発明に係る窒素酸化物浄化触媒は窒素酸化物を高い効率で浄化することができることから、本発明に係る窒素酸化物浄化触媒を用いた窒素酸化物浄化方法や、本発明に係る窒素酸化物浄化触媒を備えた窒素酸化物浄化装置は、例えば、ディーゼル、石炭などの燃料を燃焼させた際に発生する排ガス中の窒素酸化物を浄化するのに有用である。
なお、本発明に係る窒素酸化物浄化方法又は窒素酸化物浄化装置において、窒素酸化物を浄化するために脱硝還元剤の添加(注入)が必要となるが、添加する脱硝還元剤の添加量としては、窒素酸化物を還元分解するのに必要な量であれば特に制限されるものではない。脱硝還元剤としては、アンモニア、アンモニア水(安水)、液化アンモニアなどのアンモニア源を用いることとしてもよいが、アンモニアを生成することができるアンモニア前駆体を用いることとしてもよい。アンモニア前駆体は、例えば、熱分解によりアンモニアを生成することができる尿素、尿素水などである。なお、環境などの面から尿素や尿素水を脱硝還元剤として用いることが好ましい。
脱硝還元剤の注入量としては、窒素酸化物を還元分解するのに必要な量であれば特に制限されるものではなく、窒素酸化物の量及び、触媒の浄化性能等、特性に応じた量を注入することが好ましい。このように脱硝還元剤の量を調節して添加することにより、窒素酸化物を高い効率で浄化することができるようになる。
また、本発明に係る窒素酸化物浄化方法又は窒素酸化物浄化装置において、還元脱硝する際の反応温度としては、150℃〜500℃の範囲内であることが好ましく、アンモニア還元触媒がアンモニアを効率よく吸着させる点で185℃〜500℃の範囲内であることが特に好ましく、窒素酸化物を効率よく浄化することができる点で220℃〜500℃の範囲内であることが最も好ましい。なお、尿素を添加してアンモニアを生成させる場合には、還元脱硝する際の反応温度はアンモニアを効率よく生成できる点で170℃〜250℃の範囲内であることが好ましい。
さらに、本発明に係る窒素酸化物浄化方法又は窒素酸化物浄化装置において、窒素酸化物浄化装置に導入する窒素酸化物の空間速度は、5,000/h〜200,000/hの範囲内であることが好ましく、10,000/h〜50,000/hの範囲内であることが特に好ましい。
以下に本発明を実施例によって具体的に説明する。なお、これらの実施例は本発明を説明するためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
[実施例1]
<Ce-Ti-SO4-Zr系触媒の製造>
100gのZrの塩(硫酸ジルコニウム)、50gのTiの塩(塩化チタン)、及び50gのCeの塩(硝酸セリウム)を1Lの水に溶解した混合水溶液を調製後、アルカリ溶液(アンモニア水)を加え中和し濾取した。その後、400℃以上で焼成し粉砕することにより、粉末を得た。その後、この粉末がCe-Ti-SO4-Zr系触媒であるかどうかを確認した(図1参照)。
[実施例2]
<Fe-Si-Al系触媒の製造>
シリカ−アルミナからなる多孔質酸化物(モル組成比=40/1)1000gに、硝酸鉄水溶液(500Lの水に1000gの硝酸鉄を溶解)を攪拌しながら徐々に滴下した。得られたパウダーを120℃で乾燥後、450℃で2時間焼成し、粉末を得た。その後、この粉末がFe-Si-Al系触媒であるかどうかを確認した(図2参照)。
[実施例3]
<Ce-W-Zr系触媒の製造>
100gのZrの塩(硫酸ジルコニウム)、及び50gのCeの塩(硝酸セリウム)を1Lの水に溶解した混合水溶液を調製し、アルカリ溶液(アンモニア水)を加え中和し濾取した。その後、15gのタングステン酸アンモニウムを含浸し、400℃以上で焼成し粉砕することにより、粉末を得た。その後、この粉末がCe-Ti-SO4-Zr系触媒であるかどうかを確認した(図3参照)。
[実施例4]
<尿素の熱分解反応テスト>
従来のV2O5−TiO2系触媒雰囲気下で尿素(還元脱硝剤)を熱分解(加水分解)させると、アンモニア以外に副生成物を生成することが知られている。そこで、尿素の熱分解において本発明に係る窒素酸化物浄化触媒を用いると副生成物が生成されるかどうかを調べてみた。
実施例1により得られたCe-Ti-SO4-Zr系触媒粉末0.1gを尿素水溶液(2.5Wt%)0.2mlに含浸後、乾燥したものを用意し、TPD(昇温脱離法:Temperature Programmed Desorption)−Massにより、昇温時に熱分解で生じるガス成分を測定した。なお、昇温条件は+10℃/分とした。また、TPD−Mass分析は大気条件下で100℃〜300℃の範囲で行った。
その結果を図4に示す。図4に示すように、従来のV2O5−TiO2系触媒は、150℃〜250℃の反応温度条件下において、尿素を熱分解させてアンモニア(△)を生成させるとともに、副生成物(▲)を生成した。しかしながら、Ce-Ti-SO4-Zr系触媒は、どの反応温度条件下においても、副生成物(●)を生成すること無しにアンモニア(○)のみを生成することがわかった。このことから、アンモニア還元触媒は、触媒活性性能の向上に有用であることが明らかとなった。
[実施例5]
<脱硝反応テスト1>
実施例1により得られたCe-Ti-SO4-Zr系触媒について、脱硝反応テストを以下の条件により行った。直径25mmφ、長さ50mmのハニカム担体に触媒担持し、反応ガスとして、Oが10%、NOとNOはそれぞれ150ppm、HOは5%、残りは窒素からなるガスを用い、空間速度(SV)が50000/hの条件で導入した。触媒入口温度は、150℃〜400℃の範囲で行った。また、比較対照として、V2O5−TiO2系触媒を用いて同様の実験を行った。それらの結果を図5に示す。図5に示すように、Ce-Ti-SO4-Zr系触媒(○)は、V2O5−TiO2系触媒(●)に比べて高い効率で窒素酸化物を浄化できることがわかった。
[実施例6]
<脱硝反応テスト2>
SCR入口温度に対する窒素酸化物の浄化率を調べるために、φ7.5”×7”(5L)のSCR触媒サイズのCe-Ti-SO4-Zr系触媒を5L−NAエンジンの排気マフラーに装着し、SCR触媒前段部にPt系酸化触媒(Pt−アルミナ触媒;東京濾器株式会社製)を装着して実機定常評価試験を行った。その結果を図6に示す。図6に示すように、Ce-Ti-SO4-Zr系触媒はSCR入口温度がおよそ220℃以上において80%以上の窒素酸化物を浄化できることがわかった。
[実施例7]
<脱硝反応テスト5>
実施例3により得られたCe-W-Zr系触媒について、実施例5に記載の方法と同様に脱硝反応テストを行った。なお、触媒入口温度は150℃〜400℃の範囲で触媒評価をした。それらの結果を図7に示す。図7に示すように、Ce-W-Zr系触媒(○)は、250℃〜400℃の反応温度でV2O5−TiO2系触媒(●)より高い効率で窒素酸化物を浄化できることがわかった。
[実施例8]
<アンモニア吸着テスト>
実施例2により得られたFe-Si-Al系触媒及び比較品(V2O5−TiO2系触媒)を用いたTPD−Mass分析により、アンモニア昇温脱離スペクトルを測定した。なお、昇温速度は+10℃/分とした。また、TPD−Mass分析はヘリウム雰囲気下で100℃〜500℃の範囲で行った。その結果を図8に示す。図8に示すように、Fe-Si-Al系触媒(○)は、比較品(●)に比べ、低温から高温においてアンモニアを保持できることがわかった。このことから、Fe-Si-Al系触媒は触媒活性性能向上に寄与するものと考えられる。
[実施例9]
<脱硝反応テスト3>
実施例2により得られたFe-Si-Al系触媒について、実施例5に記載の方法と同様に脱硝反応テストを行った。なお、触媒入口温度は150℃〜400℃の範囲で触媒評価をした。それらの結果を図9に示す。図9に示すように、Fe-Si-Al系触媒(○)は、V2O5−TiO2系触媒(●)に比べ窒素酸化物を高い効率で浄化できることがわかった。
また、実施例8及び実施例9の結果から、アンモニアの吸着性が高い触媒は、脱硝反応を促進し、窒素酸化物の浄化効率を高めているものと考えられる。従って、窒素酸化物の浄化効率が高いCe-Ti-SO4-Zr系触媒はアンモニアの吸着性が優れているものと考えられる。
[実施例10]
<脱硝反応テスト6>
次に、Ce-Ti-SO4-Zr系触媒とFe-Si-Al系触媒との混合触媒が、窒素酸化物の浄化効率に与える影響を調べるため、φ7.5”×7”(5L)のSCR触媒サイズのCe-Ti-SO4-Zr系触媒及びFe-Si-Al系触媒の混合触媒(材料担持比率(Ce-Ti-SO4-Zr系触媒/Fe-Si-Al系触媒)は1/2)を用いて実施例6に記載の方法に準じて実機定常評価試験を行った。その結果を図10に示す。図10に示すように、SCR温度が250℃以上において混合触媒(△)は、Ce-Ti-SO4-Zr系触媒(◆)やFe-Si-Al系触媒(■)を単品で用いた場合に比べて、窒素酸化物をより効率よく浄化できることがわかった。また、以上のことから、Fe-Si-Al系触媒の上にCe-Ti-SO4-Zr系触媒を担持することにより、シリカ−アルミナ材の高温排ガスアタックを抑制することができ、耐熱性が改善できるものと考えられる。
実施例1により製造されたCe-Ti-SO4-Zr系触媒のX線回析結果を示す図である。 実施例2により製造されたFe-Si-Al系触媒のX線回析結果を示す図である。 実施例3により製造されたCe-W-Zr系触媒のX線回析結果を示す図である。 実施例1により製造されたCe-Ti-SO4-Zr系触媒が尿素の熱分解に与える影響を調べた結果を示す図である。 実施例1により得られたCe-Ti-SO4-Zr系触媒(○)についてNOx浄化特性をV2O5−TiO2系触媒(●)と比較した結果を示す図である。 実施例1により得られたCe-Ti-SO4-Zr系触媒を用いた実機定常評価試験により、NOx浄化特性を調べた結果を示す図である。 実施例3により得られたCe-W-Zr系触媒(○)についてNOx浄化特性をV2O5−TiO2系触媒(●)と比較した結果を示す図である。 実施例2により得られたFe-Si-Al系触媒(○)についてアンモニア吸着特性をV2O5−TiO2系触媒(●)と比較した結果を示す図である。 実施例2により得られたFe-Si-Al系触媒(○)についてNOx浄化特性をV2O5−TiO2系触媒(●)と比較した結果を示す図である。 Ce-Ti-SO4-Zr系触媒とFe-Si-Al系触媒との混合触媒を用いた実機定常評価試験により、NOx浄化特性を調べた結果を示す図である。

Claims (11)

  1. 少なくとも、チタニア−ジルコニア型複合酸化物と、希土類金属、又は、チタン、鉄、ジルコニウム、ニオブ、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、ハフニウム、タンタル、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び金から選ばれるいずれかの金属と、を有効成分として含有することを特徴とする窒素酸化物浄化触媒。
  2. 少なくとも、酸化タングステン−ジルコニア型複合酸化物と、希土類金属、又は、鉄、ジルコニウム、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び金から選ばれるいずれかの金属と、を有効成分として含有することを特徴とする窒素酸化物浄化触媒。
  3. さらに硫黄又はリンを含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の窒素酸化物浄化触媒。
  4. 少なくとも、チタニア−ジルコニア型複合酸化物と、希土類金属、又は、チタン、鉄、ジルコニウム、ニオブ、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、ハフニウム、タンタル、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び金から選ばれるいずれかの金属と、を有効成分として含有する第一の複合体と、
    シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、及び酸化タングステンから選ばれる1又は2以上の酸化物と、希土類金属又は遷移金属と、を有効成分として含有する第二の複合体と、
    を有し、前記第一の複合体と前記第二の複合体とは組成が異なることを特徴とする窒素酸化物浄化触媒。
  5. 少なくとも、チタニア−ジルコニア型複合酸化物と、希土類金属、又は、チタン、鉄、ジルコニウム、ニオブ、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、ハフニウム、タンタル、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び金から選ばれるいずれかの金属と、を有効成分として含有する第一の複合体と、
    シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、及び酸化タングステンから選ばれる1又は2以上の酸化物と、希土類金属又は遷移金属と、を有効成分として含有する第二の複合体と、
    を有し、前記第一の複合体と前記第二の複合体とは活性種成分が異なることを特徴とする窒素酸化物浄化触媒。
  6. 少なくとも、酸化タングステン−ジルコニア型複合酸化物と、希土類金属、又は、鉄、ジルコニウム、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び金から選ばれるいずれかの金属と、を有効成分として含有する第一の複合体と、
    シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、及び酸化タングステンから選ばれる1又は2以上の酸化物と、希土類金属又は遷移金属と、を有効成分として含有する第二の複合体と、
    を有し、前記第一の複合体と前記第二の複合体とは組成が異なることを特徴とする窒素酸化物浄化触媒。
  7. 少なくとも、酸化タングステン−ジルコニア型複合酸化物と、希土類金属、又は、鉄、ジルコニウム、テクネチウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウム、オスミウム、イリジウム、白金、及び金から選ばれるいずれかの金属と、を有効成分として含有する第一の複合体と、
    シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、及び酸化タングステンから選ばれる1又は2以上の酸化物と、希土類金属又は遷移金属と、を有効成分として含有する第二の複合体と、
    を有し、前記第一の複合体と前記第二の複合体とは活性種成分が異なることを特徴とする窒素酸化物浄化触媒。
  8. 前記第二の複合体における複合酸化物が、シリカ−アルミナ型複合酸化物であることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の窒素酸化物浄化触媒。
  9. 前記第二の複合体は担体基材に担持されており、
    前記第一の複合体は前記第二の複合体に担持されていることを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載の窒素酸化物浄化触媒。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の窒素酸化物浄化触媒に窒素酸化物とアンモニアとを接触させて、還元脱硝することを特徴とする窒素酸化物の浄化方法。
  11. 請求項1〜9のいずれかに記載の窒素酸化物浄化触媒を備えることを特徴とする窒素酸化物浄化装置。

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