JP2005234000A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 記録媒体P上のトナー像Tを加熱して記録媒体Pに定着させる定着部材22と、定着部材22に対向するように幅方向に延設されたコイル部25と、コイル部25に対向するコア部26、28と、を備える。そして、コア部26、28を、電磁鋼板にて形成する。さらに、コア部28の周面に幅方向の開口長さが異なる開口部を設けて、記録媒体Pの幅に応じて定着ベルト22の幅方向の加熱範囲を可変させる。
【選択図】 図2
Description
このような電磁誘導加熱方式を用いた定着装置は、定着ベルトの表面温度(定着温度)を所望の温度まで昇温するのに、少ないエネルギー消費で短い立ち上げ時間でおこなうことができるものとして知られている。
具体的に、加熱ローラの内部に設置されたローラ形状の内部コアの場合、製造上の制約によって、中空構造にすることが難しく、重量が大きな中実構造になっていた。
図1〜図5にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのレーザープリンタの装置本体、3は画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム18上に照射する露光部、4は装置本体1に着脱自在に設置される作像部としてのプロセスカートリッジ、7は感光体ドラム18上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写部、10は出力画像が載置される排紙トレイ、11、12は転写紙等の記録媒体Pが収納された給紙部、13は記録媒体Pを転写部7に搬送するレジストローラ、15は主として給紙部11、12の記録媒体Pとは異なるサイズの記録媒体Pを搬送する際に用いる手差し給紙部、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置を示す。
まず、露光部3(書込部)から、画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、プロセスカートリッジ4の感光体ドラム18上に向けて発せられる。感光体ドラム18は図中の反時計方向に回転しており、所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム18上に画像情報に対応したトナー像が形成される。
その後、感光体ドラム18上に形成されたトナー像は、転写部7で、レジストローラ13により搬送された記録媒体P上に転写される。
まず、画像形成装置本体1の複数の給紙部11、12のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される(例えば、最上段の給紙部11が選択されたものとする。)。なお、複数の給紙部11、12には、それぞれ、異なるサイズの記録媒体Pや、搬送方向の異なる同一サイズの記録媒体Pが、収納されている。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
図2に示すように、定着装置20は、主として、定着ローラ21、定着ベルト22、加熱ローラ23、誘導加熱部24、加圧ローラ30、サーモスタット37、オイル塗布ローラ34、ガイド板35、分離板36等で構成される。
加熱ローラ23は、SUS430等の磁性・導電性材料からなる円筒部材であって、図の反時計方向に回転する。加熱ローラ23の内部には、電磁鋼板からなる内部コア28(コア部)が設置されている。コア部としての内部コア28は、定着ベルト22を介してコイル部25に対向している。内部コア28の回転は、加熱ローラ23(円筒部材)の回転とは別々におこなわれる。加熱ローラ23の構成・動作については、図3にて詳しく説明する。
ここで、コイル部25は、加熱ローラ23に巻装された定着ベルト22の一部を覆うように、細線を束ねたリッツ線を幅方向(図2の紙面垂直方向である。)に延設したものである。コイルガイド27は、耐熱性の高い樹脂材料等からなり、コイル部25を保持する。コア26は、電磁鋼板からなり、センターコア26aやサイドコア26が設けられている。コア26は、幅方向に延設されたコイル部25に対向するように設置されている。
本実施の形態1では、誘導加熱部24のコア26と、加熱ローラ23に内設された内部コア28と、を、電磁鋼板にて形成しているために、定着装置20を低廉化し、軽量化することができる。
定着ベルト22と加圧ローラ30との当接部の出口側には、記録媒体Pの搬送を案内するとともに記録媒体Pが定着ベルト22から分離するのを促進する分離板36が配設されている。
なお、図示は省略するが、定着ベルト22の外周面にはサーミスタが当接されている。そして、サーミスタによって、定着ベルト22上の表面温度(定着温度)が検知されて、誘導加熱部24による加熱量が調整される。
定着ローラ21の回転駆動によって、定着ベルト22は図2中の矢印方向に周回するとともに、加熱ローラ23の円筒部材も反時計方向に回転して、加圧ローラ30も矢印方向に回転する。定着ベルト22は、誘導加熱部24との対向位置で加熱される。詳しくは、コイル部25に高周波の交番電流を流すことで、コア26と内部コア28との間に磁力線が双方向に交互に切り替わるように形成される。このとき、加熱ローラ23表面に渦電流が生じて、加熱ローラ23自身の電気抵抗によってジュール熱が発生する。このジュール熱によって、加熱ローラ23に巻装された定着ベルト22が加熱される。
詳しくは、先に説明した作像プロセスを経てトナー像Tを担持した記録媒体Pが、ガイド板35に案内されながら定着ベルト22と加圧ローラ30との間に送入される(矢印Y10の搬送方向の移動である。)。そして、定着ベルト22から受ける熱と加圧ローラ30から受ける圧力とによってトナー像Tが記録媒体Pに定着されて、記録媒体Pは定着ベルト22と加圧ローラ30との間から送出される。
図3は、図2の定着装置20に設置された加熱ローラ23を、誘導加熱部24側から幅方向にみた正面図である。図4は、加熱ローラ23内に設置された内部コア28を示した斜視図である。
詳しくは、図4を参照して、コア部としての内部コア28は、板厚が1mm程度の矩形の電磁鋼板を曲げ加工した後に、その両端を溶接して円筒体にしたものである(図4中の28bが溶接部である。)。ここで、電磁鋼板とは、磁力線を通しやすい物質(強磁性体)のなかで低廉な鉄に、ケイ素(シリコーン)を加えたり、結晶方位のそろい方や磁区の幅を制御したりすることにより、磁気特性を改良したものである。
なお、複数の開口部28aは、電磁鋼板を円筒体に仕上げる曲げ加工前の板状の段階で、打ち抜き加工によって形成される。その後、図4に示すように円筒体に仕上げられた内部コア28の幅方向両端には、軸部を有するフランジが圧入される。そして、フランジを有する円筒体の内部コア28は、加熱ローラ23内に回転自在に設置される(図3の状態である。)。
この状態は、幅L2の記録媒体Pを連続的に定着する場合に適している。具体的に、画像形成装置で扱う最小幅(例えば、148mm)の記録媒体Pを定着する場合には、内部コア28のコイル部25に対向する姿勢を上述の状態に固定して、図2で説明した定着工程をおこなう。
本実施の形態1の画像形成装置は、幅の異なる数種類の記録媒体Pに対して、画像形成ができるように構成されている。ここで、幅の異なる記録媒体Pとは、JIS寸法のA列やB列における種々の定形サイズの記録媒体の他に、不定形サイズの記録媒体も含まれる。また、同一サイズ(例えば、A4サイズである。)の記録媒体Pであっても、長手方向を搬送方向にした場合と、短手方向(長手方向に直交する方向である。)を搬送方向にした場合とでは、幅の異なる記録媒体を扱っていることになる。
この状態は、幅L1の記録媒体Pを連続的に定着する場合に適している。具体的に、画像形成装置で扱う最大幅(例えば、297mm)の記録媒体Pを定着する場合には、内部コア28のコイル部25に対向する姿勢を上述の状態に固定して、図2で説明した定着工程をおこなう。
また、内部コア28に開口幅の異なる複数の開口部28aを設けて、定着ベルト22の幅方向の加熱範囲を可変している。これにより、幅の短い記録媒体Pを連続的に定着した場合であっても定着ベルト22の幅方向両端部における温度上昇を抑止することができる。
図6及び図7にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図6は、実施の形態2の定着装置20に設置された加熱ローラ23を、誘導加熱部24側から幅方向にみた正面図であって、前記実施の形態1の図3に相当する図である。図7は、図6の加熱ローラ23内に設置された内部コア28を示した斜視図であって、前記実施の形態1の図4に相当する図である。
本実施の形態2は、加熱ローラ23の内部に設置される内部コア28の形状が、前記実施の形態1のものとは相違する。
詳しくは、図7を参照して、コア部としての内部コア28は、矩形の電磁鋼板の両端を溶接して円筒体にしたものである(図7中の28bが溶接部である。)。
ここで、内部コア28に設けられた開口部28aは、前記実施の形態1と同様に、誘導加熱部24によって加熱される定着ベルト22の幅方向の加熱範囲を可変するために設けられたものである。
また、内部コア28に開口幅が漸増する開口部28aを設けて、定着ベルト22の幅方向の加熱範囲を可変している。これにより、幅の短い記録媒体Pを連続的に定着した場合であっても定着ベルト22の幅方向両端部における温度上昇を抑止することができる。
7 転写部、 10 排紙トレイ、 11、12 給紙部、
20 定着装置、 21 定着ローラ、 22 定着ベルト(定着部材)、
23 加熱ローラ、 24 誘導加熱部、 25 コイル部、
26 コア、 26a センターコア、 26b サイドコア、
28 内部コア(コア部)、 28a 開口部、 28b 溶接部、
30 加圧ローラ、 33 クリーニングローラ、 34 オイル塗布ローラ、
35 ガイド板、 36 分離板、 37 サーモスタット、 P 記録媒体。
Claims (9)
- 記録媒体上のトナー像を加熱して当該トナー像を当該記録媒体に定着させる定着部材と、
前記定着部材に対向するように幅方向に延設されたコイル部と、
前記コイル部に対向するコア部と、を備え、
前記コア部は、電磁鋼板からなることを特徴とする定着装置。 - 前記定着部材は、加熱ローラと定着ローラとに張架された定着ベルトであって、
前記加熱ローラは、前記定着ベルトの外周面に対向する前記コイル部に当該定着ベルトを介して対向する位置に配設され、
前記定着ローラは、搬送される記録媒体を加圧する加圧ローラに前記定着ベルトを介して対向する位置に配設され、
前記コア部は、前記コイル部に前記定着ベルトを介して対向する位置であって前記加熱ローラの内部に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 - 前記コア部は、前記コイル部に対向する姿勢を可変できるように構成され、
前記コア部の前記姿勢を可変して前記コイル部に電流を流したときに電磁誘導により加熱される前記定着部材の幅方向の加熱範囲を可変することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。 - 前記コア部は、回転自在に構成された円筒体であって、
前記円筒体は、その外周面に開口する長さが幅方向に段階的に減少又は増加する複数の開口部を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。 - 前記コア部は、回転自在に構成された円筒体であって、
前記円筒体は、その外周面に開口する長さが幅方向に漸減又は漸増する開口部を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の定着装置。 - 前記コア部は、回転自在に構成された円筒体であって、
前記円筒体は、その外周面に磁束を遮断する長さが幅方向に段階的に減少又は増加する遮断部材を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の定着装置。 - 前記コア部は、回転自在に構成された円筒体であって、
前記円筒体は、その外周面に磁束を遮断する長さが幅方向に漸減又は漸増する遮断部材を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の定着装置。 - 前記円筒体は、電磁鋼板の両端を溶接して形成され、
前記円筒体の溶接部は、前記コイル部に電流を流したときに当該コイル部に対向しない位置にあることを特徴とする請求項4〜請求項7のいずれかに記載の定着装置。 - 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2004
- 2004-02-17 JP JP2004039533A patent/JP2005234000A/ja active Pending
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