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JP2005222968A - 面発光レーザ、この面発光レーザを用いた波長可変面発光レーザ装置および面発光レーザの発振波長制御方法 - Google Patents

面発光レーザ、この面発光レーザを用いた波長可変面発光レーザ装置および面発光レーザの発振波長制御方法 Download PDF

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JP2005222968A
JP2005222968A JP2004026215A JP2004026215A JP2005222968A JP 2005222968 A JP2005222968 A JP 2005222968A JP 2004026215 A JP2004026215 A JP 2004026215A JP 2004026215 A JP2004026215 A JP 2004026215A JP 2005222968 A JP2005222968 A JP 2005222968A
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JP2004026215A
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Takeshi Inoue
武史 井上
Takaaki Hirata
隆昭 平田
Mamoru Hihara
衛 日原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

【課題】 広い波長範囲にわたって高速に発振波長を変更することができる面発光レーザ、波長可変面発光レーザ装置および面発光レーザの発振波長制御方法を実現することを目的にする。
【解決手段】 本発明は、半導体基板と活性層との間に下部分布反射層をもち、上部分布反射層を活性層の上側にエアギャップを介して設け、上部分布反射層と下部分布反射層とで光共振器を形成し半導体基板と垂直な方向にレーザ光を出射する面発光レーザに改良を加えたものである。本面発光レーザは、光共振器内部に設けられ、屈折率が変化する屈折率制御層を有する屈折率制御部を具備する。そして、上部分布反射層は、半導体微細加工技術によって形成され上下方向に可動であることを特徴とするものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体基板と活性層との間に下部分布反射層をもち、上部分布反射層を活性層の上側にエアギャップを介して設け、上部分布反射層と下部分布反射層とで光共振器を形成し半導体基板と垂直な方向にレーザ光を出射する面発光レーザ、この面発光レーザを用いた波長可変面発光レーザ装置および面発光レーザの発振波長制御方法に関し、詳しくは、広い波長範囲にわたって高速に発振波長を変更することができる波長可変な面発光レーザ、この面発光レーザを用いた波長可変面発光レーザ装置および面発光レーザの発振波長制御方法に関するものである。
面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)は、半導体層を多層膜等で形成された分布反射層で挟み込んだ構造を有するものである。そして、半導体層は、活性層およびこの活性層を挟み込むスペーサ層(クラッド層とも呼ばれる)を含む多層で形成されている。このような面発光レーザは、光通信用光源や光計測用光源として用いられる。そのため、発振波長を変更できる波長可変な面発光レーザの開発が求められている。
図5は、広範囲にわたって波長可変な従来の面発光レーザの一例を示す構成断面図である(例えば、特許文献1参照)。図5において、n型のInP基板10は、半導体基板であり、エッチングによりレーザ光の取り出し口が形成される。下部DBR(Distributed Bragg Reflector:分布ブラッグ反射)層11は、下部分布反射層であり、基板10の上に形成され、例えばn型のInGa(Al)As/InAlAs等の多層構造からなる。高屈折率のInGa(Al)Asは、少量(数%)のAlを入れることによってバンドギャップを広げ、光吸収を防いでいる。下部スペーサ層12は、例えば、n型のInAlAsで、下部DBR層11の上に形成され、下部DBR層11と活性層13との光学距離の調整を行う。
活性層13は、例えばInGaAlAsで、下部スペーサ層12の上に形成され、多重量子井戸(Multi Quantum Well)等が用いられる。上部スペーサ層14は、例えばp型のInAlAsで、活性層13の上に形成される。上部電極15は、レーザ光を取り出すため中央部が取り除かれ上部スペーサ層14の上に形成される。
誘電体多層膜ミラー16は、上部分布反射層であり、例えばSiO2/TiO2からなり、上部スペーサ層14に接しない状態で上部スペーサ層14の上方に形成される。なお、下部DBR層11、誘電体多層膜ミラー16との間で光共振器が形成されている。エアギャップAGは、上部スペーサ層14と誘電体多層膜ミラー16との間の空間である。下部電極17は、基板10の下側(裏面)に形成される。
メンブレン18は、例えばSiで、下側(メンブレン18の基板加工時には表面となるが、貼り合わせ後の図5中の方向で説明する)に誘電体多層膜ミラー16が蒸着される。なお、メンブレン18は、MEMS(micro electro-mecanical system:可動部品と電子回路を半導体微細加工技術によって集積した微小な機械システム)であり、上下方向に可動となっている。
このような面発光レーザの製造方法を説明する。
基板10上に有機金属気相成長法(MOVPE:Metal Organic Vapor Phase Epitaxy)で、下部DBR層11、下部スペーサ層12、活性層13、上部スペーサ層14を順次形成する。そして、上部スペーサ層14の上にフォトリソグラフィー法およびリフトオフ法を用いて、中央が円形状に取り除かれた上部電極15を形成する。また、基板10を、下部DBR層11の下側の面までエッチングして、中央に円形状となる光の取り出し口を形成する。残った基板10の裏面に下部電極17が形成される。
一方、化合物半導体とは別に、図示しないSiの基板にメンブレン18を形成し、下側に誘電体多層膜ミラー16を蒸着する。
そして、上部スペーサ層14の上に設けられた電極15と図示しないSiの基板とを貼り合わせる(例えば、ハンダや接着剤等)。
次に、図5に示す従来例の動作を説明する。
まず、レーザ光を発光させる動作を説明する。
上部電極15と下部電極17との間に電圧が印加されると上部電極15から、上部スペーサ層14、活性層13、下部スペーサ層12、下部DBR層11及び基板10を通り下部電極17まで電流が流れる。
このとき、バンドギャップの最も狭い活性層13において正孔と電子の結合が生じて光が発光し、前述の光共振器で光増幅されて基板10の取り出し口(つまり、基板10の裏面)からレーザ光として出射される。
なお、図5において、注入された電流は上部電極15から下部電極17に向って流れるので、発光領域である活性層13の上下方向から注入されているが、発光領域の横方向から電流を注入しても構わない。
このように、化合物半導体の基板10上に形成された下部DBR層11と、活性層13の上側にエアギャップAGを介して貼り合わせた誘電体多層膜ミラー16とで光共振器を形成し、面発光レーザとして機能させている。
続いて、発振波長を変更させる動作を説明する。
図示しないSiの基板に設けられる電極に電圧を加えると、静電気力が発生する。この静電気力を駆動力としてメンブレン18が上下に移動する。すなわち、誘電体多層膜ミラー16も上下に移動するので、光共振器長(つまり、光共振器の間隔)が変化し、発振波長が変更される。
次に、エアギャップAGを設けずに、発振波長を変更する面発光レーザの従来例を説明する。図6は、従来の面発光レーザのその他の例を示す構成断面図である(例えば、特許文献2参照)。半導体基板20の上に、下部DBR層(下部分布反射層)21、下部スペーサ層22、活性層23、上部スペーサ層24、コンタクト層25、多重量子井戸層26、上部DBR層(上部分布反射層)27が形成される。
ここで、多重量子井戸層26は、屈折率制御層である。また、多重量子井戸層26の吸収端波長は、活性層23の吸収端波長よりも短波長側になる。
さらに、上部DBR層27、多重量子井戸層26は、面発光する中心部を残してコンタクト層25まで周囲がエッチングされている。そして、上部DBR層27、コンタクト層25それぞれの上に、上部電極28a、28bが設けられ、基板の裏面には、下部電極29が設けられる。
このような図6に示す従来例の動作を説明する。
上部電極28bと下部電極29とに、上部電極28bが高電位となるように電圧を印加する。これにより、上部電極28bから下部電極29に電流が流れ、活性層23でレーザ発振し、レーザ光が出射される。
ここで、上部電極28aに上部電極28bよりも低電位となる所定の電圧を印加して、多重量子井戸層26に電界を印加すると、量子閉じ込めシュタルク効果(Quantum-confined Stark Effect)によって多重量子井戸層26の屈折率が変化する。これにより、光共振器の実効的な光路長が変化して、発振波長が変更される。
特開2003−318485号公報(段落番号0025−0067、第1−3図) 特開平6−188518号公報(段落番号0011−0028、第1−3図)
図5に示す構造の面発光レーザは、エアギャップAGがあるので、誘電体多層膜ミラー16を上下に大きく移動させる(つまり、エアギャップAGの間隔を変化させる)ことができる。これにより、エアギャップAGを有しない図6に示す面発光レーザと比較して、広い波長範囲(例えば、数十[nm])にわたって連続的に発振波長を変更でき、波長可変面発光レーザとして動作することができる。
しかしながら、メンブレン18を静電気力で機械的に可動するので、発振波長の変更に数[ms]の時間がかかり、非常に遅いという問題があった。図7を用いて説明する。図7は、図5に示す面発光レーザの発振波長を変更している時の特性を示した図である。図7において、横軸は、時間であり、縦軸は、発振波長である。また、波長λ0は、現在の波長であり、波長λ1は、目標の発振波長であり、目標波長範囲λsは、目標の発振波長λ1の±Δλの波長範囲である。通常、目標波長範囲λsに面発光レーザの発振波長が収まるまでが、変更時間(または切替時間)と呼ばれる。
図7に示すように、高速にメンブレン18を目標の発振波長λ1となる位置に移動させると、大きなハンチングが発生して長い時間に渡って発振波長変動を起こし、目標波長範囲λsに収まるまで時間がかかる。逆に、低速にメンブレン18を移動させると、ハンチングはほとんど発生しないが、やはり目標波長範囲λsに収まるまで時間がかかる。仮にメンブレン18を移動させる速度を最適にしても、発振波長変動が目標波長範囲λsに収まるまでに数[ms]の時間がかかり、発振波長の変更が非常に遅いという問題があった。
一方、図6に示す構造の面発光レーザは、電気的に多重量子井戸層26の屈折率を変化させるので、高速(例えば、数[ns])に発振波長の変更を行うことができる。
しかしながら、屈折率の変化量が限られるため、発振波長を変更できる波長範囲が数[nm]程度と、非常に狭いという問題があった。
そこで本発明の目的は、広い波長範囲にわたって高速に発振波長を変更することができる面発光レーザ、この面発光レーザを用いた波長可変面発光レーザ装置および面発光レーザの発振波長制御方法を実現することにある。
請求項1記載の発明は、
半導体基板と活性層との間に下部分布反射層をもち、上部分布反射層を前記活性層の上側にエアギャップを介して設け、前記上部分布反射層と前記下部分布反射層とで光共振器を形成し前記半導体基板と垂直な方向にレーザ光を出射する面発光レーザであって、
前記光共振器内部に設けられ、屈折率が変化する屈折率制御層を有する屈折率制御部を具備し、
前記上部分布反射層は、半導体微細加工技術によって形成され上下方向に可動であることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
屈折率制御部は、前記エアギャップに接して設けられることを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、
屈折率制御部は、前記活性層と前記下部分布反射層とを少なくとも有する化合物半導体の表面にモノリシックに集積されることを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、
屈折率制御部は、前記活性層と前記下部分布反射層とを少なくとも有する化合物半導体および前記上部分布反射層のそれぞれとは別チップに形成され、前記化合物半導体表面または前記上部分布反射層に貼り合わされることを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、
屈折率制御部の屈折率制御層は、電流注入または電圧印加により屈折率変化する半導体接合層であることを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、
屈折率制御部は、ショットキー電極を有し、
前記屈折率制御部の屈折率制御層は、前記ショットキー電極と接合され、半導体−金属ショットキー接合を構成し、電圧印加により屈折率変化することを特徴とするものである。
請求項7記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、
屈折率制御部は、絶縁体と金属とで構成されたMIS構造の電極を有し、
前記屈折率制御部の屈折率制御層は、前記MIS構造の電極と接合され、電圧印加により屈折率変化することを特徴とするものである。
請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、
屈折率制御部は、前記上部分布反射層の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減することを特徴とするものである。
請求項9記載の発明は、
請求項1〜8のいずれかに記載の面発光レーザと、
この面発光レーザからのレーザ光の波長によって、前記面発光レーザの屈折率制御部の屈折率を制御して前記面発光レーザの発振波長を変更する発振波長微調整回路と、
前記面発光レーザの上部分布反射層の上下方向の位置を制御して前記面発光レーザの発振波長を変更する発振波長粗調整回路と
を有し、前記発振波長微調整回路は、前記上部分布反射層の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減することを特徴とするものである。
請求項10記載の発明は、
請求項1〜8のいずれかに記載の面発光レーザの発振波長制御方法において、
前記面発光レーザの上部分布反射層を上下方向に移動させて光共振器の間隔を変化させ発振波長を変更させると共に、前記面発光レーザの屈折率制御部の屈折率を変化させて光共振器の実効的な光路長を変化させ発振波長を変更させることを特徴とするものである。
請求項11記載の発明は、
請求項1〜8のいずれかに記載の面発光レーザの発振波長制御方法において、
前記面発光レーザの上部分布反射層を上下方向に移動させて光共振器の間隔を変化させ発振波長を変更し、
前記面発光レーザからのレーザ光の波長によって、前記面発光レーザの屈折率制御部の屈折率を変化させて光共振器の実効的な光路長を変化させ、前記上部分布反射層の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減することを特徴とするものである。
本発明によれば、以下のような効果がある。
請求項1〜8によれば、上部分布反射層が上下方向に移動して広い波長範囲わたって発振波長を変更し、屈折率制御部が上部分布反射層とは独立して高速に発振波長を変更する。さらに、上部分布反射層の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減する。これにより、広い波長範囲にわたって高速に発振波長を変更することができる。
また、使用環境の影響(例えば、振動、温度変動、衝撃)によって、上部分布反射層が上下方向に移動しても、屈折率制御部が上部分布反射層とは独立して高速に発振波長を変更する。さらに、屈折率制御部が上部分布反射層の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減するので、波長が安定したレーザ光を出射することができる。
請求項3によれば、屈折率制御部がモノリシックに集積されるので、低コストで作成することができる。
請求項4によれば、屈折率制御部が、化合物半導体表面にモノリシックに集積されず、別チップとして作成され貼り合わされるので、化合物半導体表面との格子整合を考慮する必要がない。これにより、材料の選択の幅がひろがり、最適な材料で屈折率制御部を形成することができる。
請求項9によれば、発振波長粗調整回路が、面発光レーザの上部分布反射層を上下方向に移動させて発振波長を変更する。そして、発振波長微調整回路が、面発光レーザからのレーザ光の波長に基づいて屈折率制御部の屈折率を変化させ、上部分布反射層の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減する。これにより、広い波長範囲にわたって高速に発振波長を変更することができる。
また、使用環境の影響によって、上部分布反射層が上下方向に移動しても、発振波長微調整回路が面発光レーザからのレーザ光の波長に基づいて屈折率制御部の屈折率を変化させる。これにより、上部分布反射層の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減するので、波長が安定したレーザ光を出射することができる。
請求項10によれば、面発光レーザの上部分布反射層を上下方向に移動させると共に、屈折率制御部の屈折率を変化させて発振波長を変更させる。これにより、広い波長範囲にわたって高速に発振波長を変更することができる。
請求項11によれば、面発光レーザの上部分布反射層を上下方向に移動させて発振波長を変更する。また、面発光レーザからのレーザ光の波長に基づいて屈折率制御部の屈折率を変化させ、上部分布反射層の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減する。これにより、広い波長範囲にわたって高速に発振波長を変更することができる。
また、使用環境の影響(例えば、振動、温度変動、衝撃)によって、上部分布反射層が上下方向に移動しても、屈折率制御部の屈折率を変化させて上部分布反射層の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減するので、波長が安定したレーザ光を出射することができる。
以下図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
[第一の実施例]
図1は、本発明の第一の実施例を示す構成断面図である。ここで、図5と同一のものには同一符号を付し説明を省略する。
図1において、分離層19が、下部DBR層11や活性層13等からなる化合物半導体の表面(図1中、化合物半導体のエピ層となる上部スペーサ層14の表面)の上に新たに形成される。また、分離層19は、電気的な絶縁を行うものであり、例えば、pn接合層または高抵抗層である。
屈折率制御部30が、下部DBR層11、誘電体多層膜ミラー16とで形成される光共振器内部のエアギャップAGに接して新たに設けられる。また、屈折率制御部30は、n型のコンタクト層31、多重量子井戸層32、p型のコンタクト層33、屈折率制御用の上部電極34、屈折率制御用の下部電極35を有する。
n型のコンタクト層31は、分離層19の上に形成される。なお、この分離層19によってレーザ光を発光する化合物半導体と屈折率制御部30とが電気的に絶縁されている。多重量子井戸層32は、n型のコンタクト層31の上に形成される。ここで、多重量子井戸層32は、屈折率制御層である。また、多重量子井戸層32の吸収端波長は、活性層13の吸収端波長よりも短波長側になる。つまり、多重量子井戸層32は、活性層13の発振波長に対して、透明になるバンドキャップをもつ。
p型のコンタクト層33は、多重量子井戸層32の上に形成される。屈折率制御用の上部電極34は、レーザ光を取り出すため中央部が取り除かれp型のコンタクト層33の上に形成される。屈折率制御用の下部電極35は、メサ加工されて多重量子井戸層32、p型のコンタクト層33が取り除かれたn型のコンタクト層31の周辺部の上に形成される。
このような面発光レーザの製造方法を説明する。
基板10上に有機金属気相成長法で、下部DBR層11、下部スペーサ層12、活性層13、上部スペーサ層14、分離層19、n型のコンタクト層31、多重量子井戸層32、p型のコンタクト層33を順次エピタキシャル成長させて形成する。その後、光の取り出し口が形成される部分を除き、エッチングでn型のコンタクト層31、多重量子井戸層32、p型のコンタクト層33の周辺部をエッチングしてメサ加工する。なお、n型のコンタクト層31の途中までエッチングする。
そして、中央が円形状に取り除かれた屈折率制御用の上部電極34をp型のコンタクト層33の上に形成する。また、n型のコンタクト層31の周辺部の上に屈折率制御用の下部電極35を形成する。
さらに周辺部のn型のコンタクト層31、分離層19をエッチングした後、上部スペーサ層14の上にフォトリソグラフィー法およびリフトオフ法を用いて、中央が円形状に取り除かれた上部電極(レーザダイオード用)15を形成する。また、基板10を、下部DBR層11の下側の面までエッチングして、中央に円形状となる光の取り出し口を形成する。残った基板10の裏面に下部電極(レーザダイオード用)17が形成される。
一方、化合物半導体とは別に、図示しないSiの基板にメンブレン18を形成し、下側に誘電体多層膜ミラー16を蒸着する。
そして、屈折率制御部30付きの化合物半導体上の電極15と図示しないSiの基板とを貼り合わせ(例えば、ハンダや接着剤等)、エアギャップAGを形成する。
次に、図1に示す面発光レーザの動作を説明する。
レーザ光を発光させる動作は図5に示す面発光レーザと同様なので説明を省略し、発振波長を変更する動作を説明する。また、図2は、図1に示す面発光レーザの発振波長を変更している時の特性を示した図である。ここで、図1と同一のものは同一符号を付し説明を省略する。図2において、横軸は、時間であり、縦軸は、発振波長である。また、波長範囲λ2は、屈折率制御部30が波長可変な波長範囲である。そして、図2(a)はMEMSによってメンブレン18、誘電体多層膜ミラー16を上下に移動させることによる発振波長変化の寄与分、すなわち屈折率制御部30を用いないで発振波長を変更させたときの例を示した図である。図2(b)は屈折率制御部30の多重量子井戸層32の屈折率を変化させることによる発振波長変化の寄与分の例を示した図である。図2(c)は面発光レーザが出射するレーザ光の発振波長の特性例である。
図示しないSiの基板に設けられる電極に電圧を加えると、静電気力が発生する。この静電気力を駆動力としてメンブレン18が上下に移動する。すなわち、誘電体多層膜ミラー16も上下に移動するので、光共振器の間隔が変化し、発振波長が変更される。なお、メンブレン18を目標の発振波長λ1となる位置に移動させる際、図2(a)に示すようにハンチングが波長範囲λ2に最も早く収まる速度で移動させるとよい。
また、メンブレン18が上下に移動すると共に、屈折率制御部30に設けられる屈折率制御用の上部電極34、屈折率制御用の下部電極35に電圧を印加して、多重量子井戸層32に電界を印加すると、量子閉じ込めシュタルク効果によって(例えば、田中俊一編者、他2名、「オプトエレクトロニクス用語辞典」、第1版、株式会社オーム社、平成8年11月、p567参照)、量子井戸構造中に閉じ込められた電子、正孔の波動関数および量子井戸順位が変化する。そのため、印加される電圧の増大とともに、励起子吸収のピークが長波長側に推移し、多重量子井戸層32の屈折率が変化する。これにより、光共振器の実効的な光路長が変化して、発振波長が変更される。この際、図2(b)に示すように誘電体多層膜ミラー16の上下方向への移動によって発生する発振波長変動とは逆の方向に発振波長を変更させる。すなわち、屈折率制御部30による広い波長範囲にわたる発振波長の変更と、誘電体多層膜ミラー16による高速な発振波長の変更とを別々に行う。
従って、MEMSによって誘電体多層膜ミラー16を上下方向に移動させて光共振器の間隔を変化させ発振波長を変更すると共に、屈折率制御部30の屈折率を変化させて光共振器の実効的な光路長を変化させ発振波長を変更する。その結果、図2(c)に示すように、面発光レーザの発振波長は、ハンチングがキャンセルされ、素早く目標波長範囲λs(=λ1±Δλ)に収まる。
このように、誘電体多層膜ミラー16が上下方向に移動して広い波長範囲わたって発振波長を大きく変更する。また、屈折率制御部30が、誘電体多層膜ミラー16による発振波長の変更とは独立して高速に発振波長を変更する。さらに、屈折率制御部30が誘電体多層膜ミラー16の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減する。これにより、広い波長範囲にわたって高速(例えば、数[μs])に発振波長を変更することができる。
また、屈折率制御部30がモノリシックに集積されるので、低コストで作成することができる。
[第二の実施例]
面発光レーザの構造には、図1に示す構成の他にも様々なものがあるが、光共振器内部にエアギャップを有する面発光レーザには、本発明を適用することが可能である。続いて、本発明の第二の実施例を示す。図3は本発明の第二の実施例を示した構成断面図である。ここで、図1と同一のものは同一符号を付し、説明を省略する。図1に示す面発光レーザは、上部スペーサ層14にp型を用いているため、素子抵抗が高く、光吸収も大きい。そこでn型の領域を多くした面発光レーザに本発明を適用した例である。
図3において、p型の上部スペーサ層14と上部電極15との間に下から順に、高濃度のp型のInGaAsPまたはInGaAlAs等のトンネル接合層40、高濃度のn型のInGaAs等のトンネル接合層41、n型のInGaAsP等のスペーサ層42、n型のInGaAsP等のコンタクト層43が設けられる。また、イオン注入領域44は、上部スペーサ層14、トンネル接合層40、41の周辺部に設けられる。
そして、化合物半導体表面(図3中、化合物半導体のエピ層となるコンタクト層43の上面)に上に、分離層19、屈折率制御部30が形成される。
このような面発光レーザの製造方法を説明する。図1と異なる点を主に説明する。
基板10上に有機金属気相成長法で、下部DBR層11、下部スペーサ層12、活性層13、上部スペーサ層14が形成される。そして、この上部スペーサ層14の上に、p型のトンネル接合層40、n型のトンネル接合層41が順次形成され、トンネル接合を形成する。
この状態で、中心部分をマスキングして、その他の領域(周辺部分)に重たい元素(例えば、酸素、フッ素、珪素、鉄、アルミニウム、クロム等、またはこれらを組み合わせたもの)を上部スペーサ層14に達するまでイオン注入して高抵抗化されたイオン注入領域44を形成する。
その後、n型のトンネル接合層41の上にn型のスペーサ層42、コンタクト層43、分離層19、n型のコンタクト層31、多重量子井戸層32、p型のコンタクト層33を順次形成する。そして、メサ加工と屈折率制御用の電極34、35、レーザダイオード用の電極15、17を形成する。もちろん、上部電極15は、コンタクト層43の上に形成される。
続いて、図3に示す面発光レーザの動作を説明する。図1と異なる点を主に説明する。
上部電極15と下部電極17との間に電圧が印加されると上部電極15から、コンタクト層43、スペーサ層42を経て、イオン注入領域44を避けた低抵抗部分の中央部分のトンネル接合層41へ電流(電子)が流れ、トンネル接合層40で正孔に変換され、上部スペーサ層14、活性層13に電流(正孔)が流れる。さらに、活性層13、下部スペーサ層12、下部DBR層11及び基板10を通り下部電極17まで電流(電子)が流れる。
このとき、バンドギャップの最も狭い活性層13において正孔と電子の結合が生じて光が発光し、前述の光共振器で光増幅されて基板10の取り出し口(つまり、基板10の裏面)からレーザ光として出射される。
そして、上部スペーサ層14と下部スペーサ層12の膜厚は、活性層13に定在波の腹が、トンネル接合部分に定在波の節がくるように調整される。また、スペーサ層42、コンタクト層43、屈折率制御部30のコンタクト層31、33の膜厚は、エアギャップAGとの境界面および多重量子井戸層32に定在波の腹がくるように調整される。すなわち、上部スペーサ層14、下部スペーサ層12、スペーサ層42、コンタクト層43、屈折率制御部30のコンタクト層31、33の膜厚でレーザ光の位相調整を行う。
また、誘電体多層膜ミラー16と屈折率制御部30によって発振波長を変更させる動作は図1に示す面発光レーザと同様なので説明を省略する。
このように、誘電体多層膜ミラー16が上下方向に移動して広い波長範囲わたって発振波長を大きく変更する。また、屈折率制御部30が、誘電体多層膜ミラー16による発振波長の変更とは独立して高速に発振波長を変更する。さらに、屈折率制御部30が誘電体多層膜ミラー16の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減する。これにより、広い波長範囲にわたって高速(例えば、数[μs])に発振波長を変更することができる。
また、屈折率制御部30がモノリシックに集積されるので、低コストで作成することができる。
[第三の実施例]
続いて、図1または図3に示す面発光レーザを用いた波長可変面発光レーザ装置を説明する。図4は、本発明の第三の実施例(波長可変面発光レーザ装置)を示した構成図である。ここで、図1〜図3と同一のものは同一符号を付し、説明を省略する。図4において、面発光レーザ100は、図1または図3に示す面発光レーザである。
発振波長微調整回路(以下、微調整回路と略す)50は、受光手段51、屈折率制御部30用の駆動手段52を有し、フィードバック回路を構成している。そして、微調整回路50は、本装置の出力光として面発光レーザ100から出射されるレーザ光の一部を受光し、受光したレーザ光の波長に基づいて、屈折率制御部30の屈折率を制御する。受光手段51は、例えば、分光器であり、面発光レーザ100から出射されるレーザ光の一部を受光してレーザ光の発振波長を測定する。駆動手段52は、受光手段51の測定結果によって、屈折率制御部30の屈折率を制御する。
発振波長粗調整回路(以下、粗調整回路と略す)60は、メモリ61、MEMSを駆動する駆動手段62を有し、メンブレン18、誘電体多層膜ミラー16を上下に移動させる。メモリ61は、発振波長を変更させるために印加する電圧に関するデータが記憶される。駆動手段62は、メモリ61のデータに従って、MEMSに電圧を印加してメンブレン18、誘電体多層膜ミラー16を上下方向に移動させる。
このような装置の動作を説明する。
図示しない設定部から、波長λ0から波長λ1に発振波長の変更が設定される。これにより、駆動手段62がメモリ61から波長λ0から波長λ1へ発振波長を変更するためのデータを読み出す。なお、メモリ61には、メンブレン18、誘電体多層膜ミラー16を上下方向に移動して発振波長を変更する際に発生するハンチングが、波長範囲λ2に最も早く収まる電圧印加の値がデータとして記憶されている。なお、メモリ61のデータは、装置の製造時やメンテナンス時にあらかじめ測定し、メモリ61に格納するとよい。
そして、駆動手段62によって誘電体多層膜ミラー16が上下に移動し、発振波長が変更されるが、受光手段51が面発光レーザ100から出射されるレーザ光の波長を測定する。さらに、駆動手段52が、この測定結果の波長と図示しない設定部で設定された波長λ1との誤差を求め、この誤差に基づいて、屈折率制御部30の電極34、35に電圧を印加し、波長誤差を軽減または0にする。
このように、粗調整回路60が、面発光レーザ100の誘電体多層膜ミラー16を上下方向に移動させて広い波長範囲にわたって発振波長を大きく変更する。また、微調整回路50が、面発光レーザ100からのレーザ光の波長に基づいて屈折率制御部30の屈折率を変化させ、誘電体多層膜ミラー16の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減または0にする。これにより、広い波長範囲にわたって高速に発振波長を変更することができる。
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、以下のようなものでもよい。
図1、図3に示す面発光レーザの屈折率制御部30は、屈折率制御層に多重量子井戸層32を設け、量子閉じ込めシュタルク効果によって光共振器の実効的な光路長を変更させ、発振波長を変更する構成を示したが、屈折率制御部30は、電圧または電流によって、屈折率が変化される屈折率制御層を有するものならどのようなものを用いてもよい。例えば、以下のようにしてもよい。
(1)屈折率制御部30は、屈折率制御層および上下の層でpin構造として、電極34、35に電圧を印加または電流を流すことにより、i領域の電界またはキャリア密度を制御し、屈折率制御層の屈折率を変化させてよい(例えば、特開平5−63301号公報、段落番号0007〜0008)。
(2)屈折率制御部30は、屈折率制御層をp型の半導体層とし、上部電極34をショットキー電極にする。そして、屈折率制御層とショットキー電極とを接合し、半導体−金属ショットキー接合を構成してもよい。そして、ショットキー電極に電圧が印加されると、p型の半導体層側に空乏層が広がる。これにより、キャリア分布が変化して屈折率が変化する(例えば、特開平8−204280号公報、段落番号0021−0023、第1−2図)。
(3)屈折率制御部30は、屈折率制御層をp型の半導体層とする。また、屈折率制御層上に絶縁体の膜(例えば、SiO2膜)と金属(例えば、Au)とで構成されたMIS(Metal Insulator Semiconductor)構造の電極を設ける。そして、MIS構造の電極に電圧が印加されると、p型の半導体層側に空乏層が広がる。これにより、キャリア分布が変化して屈折率が変化する(例えば、特開平8−204280号公報、段落番号0024−0030、第3−4図)。なお、絶縁体の膜は、光吸収の少ない材料を選択するか、光吸収が少なくなるように極力薄くするとよい。
(4)屈折率制御層にピエゾ効果を有する材料を用いる。そして、電極34、35に電圧を印加することにより、光弾性効果によって屈折率制御層の屈折率を変化させてもよい。(例えば、特公平8−8375号公報、第2−3頁、第1−2図)。
また、図1、図3に示す面発光レーザにおいて、屈折率制御用の上部電極34、下部電極35をレーザダイオード用の上部電極15、下部電極17と別に設ける構成を示したが、分離層19を設けず、レーザダイオード用の上部電極15と屈折率制御用の下部電極35とを共通電位にしてもよい。または、分離層19を設けず、電極15、電極35のどちらか片方のみを設け共用としてもよい。
また、図1、図3に示す面発光レーザにおいて、レーザ光が、基板10の取り出し口(つまり、基板10の裏面)から下方向に出射される構成を示したが、メンブレン18に取り出し口を設け、上方向に出射してもよい。この際、基板10、下部電極17は、取り出し口を設ける必要はない。
また、図1、図3に示す面発光レーザにおいて、発振波長を波長λ0から波長λ1に変更する場合を例として説明したが、発振波長を安定化させてもよい。つまり、面発光レーザは、使用環境(例えば、振動、温度変動、衝撃等)によって、機械的に駆動される誘電体多層膜ミラー16が上下に移動し、発振波長が変動してしまう。そこで、使用環境によって誘電体多層膜ミラー16が上下方向に移動した場合、屈折率制御部30が発振波長変動を軽減するとよい。
このように、使用環境の影響によって、誘電体多層膜ミラー16が上下方向に移動しても、屈折率制御部30が誘電体多層膜ミラー16による発振波長の変更とは独立して高速に発振波長を変更し、屈折率制御部30が誘電体多層膜ミラー16の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減するので、波長が安定したレーザ光を出射することができる。
また、図1、図3に示す面発光レーザにおいて、発振波長を波長λ0から波長λ1に変更する場合、誘電体多層膜ミラー16を上下方向に移動させると共に、屈折率制御部30の屈折率を変化させて面発光レーザから出力されるレーザ光の発振波長を変更する構成を示したが、波長λ0と波長λ1との波長差が小さい場合(例えば、波長差が波長範囲λ2以下)は、誘電体多層膜ミラー16を移動させずに屈折率制御部30のみで高速に発振波長を変更してもよい。
また、図1、図3に示す面発光レーザにおいて、メンブレン18は、基板10と平行に設ける構成を示したが、メンブレン18を凸面または凹面としてもよい。すなわち、誘電体多層膜ミラー16の形状が凸面または凹面となる。これにより、レーザ光の横モードの選択を行うことができる。
そして、図1、図3に示す面発光レーザにおいて、屈折率制御部30を分離層19を介して化合物半導体表面(図1なら上部スペーサ層14の上面、図3ならコンタクト層43の上面)にモノリシックに集積する構成を示したが、屈折率制御部30は化合物半導体、MEMSのそれぞれと別チップとして作成し、ハンダや接着剤等で化合物半導体表面や誘電体多層膜ミラー16表面に貼り合わせても良い。貼り合わせの材質によって電気的に絶縁されるならば分離層19を設けなくともよい。さらに、屈折率制御部30は、化合物半導体表面や誘電体多層膜ミラー16に接しないようにエアギャップAGに設けても良い。
このように屈折率制御部30が、化合物半導体表面にモノリシックに集積されず、別チップとして作成され貼り合わされるので、化合物半導体表面との格子整合を考慮する必要がない。これにより、材料の選択の幅がひろがり、最適な材料で屈折率制御部30を形成することができる。
さらに、図4に示す波長可変面発光レーザ装置において、微調整回路50、粗調整回路60によって、面発光レーザ100の発振波長を波長λ0から波長λ1に変更する場合を例として説明したが、面発光レーザ100から出射されるレーザ光の発振波長を安定化させてもよい。つまり、面発光レーザ100は、使用環境によって、機械的に駆動される誘電体多層膜ミラー16が上下に移動し、発振波長が変動してしまう。そこで、使用環境によって誘電体多層膜ミラー16が上下方向に移動した場合、微調整回路50が波長変動による誤差を検出し、屈折率制御部30を制御して発振波長変動を軽減または0にするとよい。
このように、使用環境の影響によって、誘電体多層膜ミラー16が上下方向に移動しても、微調整回路50が面発光レーザからのレーザ光の波長に基づいて屈折率制御部20の屈折率を変化させる。これにより、誘電体多層膜ミラー16の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減するので、波長が安定したレーザ光を出射することができる。
本発明の第一の実施例を示した構成断面図である。 図1に示す面発光レーザの発振波長を変更している時の特性を示した図である。 本発明の第二の実施例を示した構成断面図である。 本発明の第三の実施例を示した構成断面図である。 従来の面発光レーザを一例を示した構成断面図である。 従来の面発光レーザのその他の例を示した構成断面図である。 図5に示す面発光レーザの発振波長を変更している時の特性を示した図である。
符号の説明
10 半導体基板
11 下部DBR層(下部分布反射層)
13 活性層
16 誘電体多層膜ミラー(上部分布反射層)
30 屈折率制御部
32 多重量子井戸層(屈折率制御層)
50 発振波長微調整回路
60 発振波長粗調整回路
100 面発光レーザ
AG エアギャップ

Claims (11)

  1. 半導体基板と活性層との間に下部分布反射層をもち、上部分布反射層を前記活性層の上側にエアギャップを介して設け、前記上部分布反射層と前記下部分布反射層とで光共振器を形成し前記半導体基板と垂直な方向にレーザ光を出射する面発光レーザであって、
    前記光共振器内部に設けられ、屈折率が変化する屈折率制御層を有する屈折率制御部を具備し、
    前記上部分布反射層は、半導体微細加工技術によって形成され上下方向に可動であることを特徴とする面発光レーザ。
  2. 屈折率制御部は、前記エアギャップに接して設けられることを特徴とする請求項1記載の面発光レーザ。
  3. 屈折率制御部は、前記活性層と前記下部分布反射層とを少なくとも有する化合物半導体の表面にモノリシックに集積されることを特徴とする請求項1または2記載の面発光レーザ。
  4. 屈折率制御部は、前記活性層と前記下部分布反射層とを少なくとも有する化合物半導体および前記上部分布反射層のそれぞれとは別チップに形成され、前記化合物半導体表面または前記上部分布反射層に貼り合わされることを特徴とする請求項1または2記載の面発光レーザ。
  5. 屈折率制御部の屈折率制御層は、電流注入または電圧印加により屈折率変化する半導体接合層であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の面発光レーザ。
  6. 屈折率制御部は、ショットキー電極を有し、
    前記屈折率制御部の屈折率制御層は、前記ショットキー電極と接合され、半導体−金属ショットキー接合を構成し、電圧印加により屈折率変化することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の面発光レーザ。
  7. 屈折率制御部は、絶縁体と金属とで構成されたMIS構造の電極を有し、
    前記屈折率制御部の屈折率制御層は、前記MIS構造の電極と接合され、電圧印加により屈折率変化することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の面発光レーザ。
  8. 屈折率制御部は、前記上部分布反射層の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の面発光レーザ。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の面発光レーザと、
    この面発光レーザからのレーザ光の波長によって、前記面発光レーザの屈折率制御部の屈折率を制御して前記面発光レーザの発振波長を変更する発振波長微調整回路と、
    前記面発光レーザの上部分布反射層の上下方向の位置を制御して前記面発光レーザの発振波長を変更する発振波長粗調整回路と
    を有し、前記発振波長微調整回路は、前記上部分布反射層の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減することを特徴とする波長可変面発光レーザ装置。
  10. 請求項1〜8のいずれかに記載の面発光レーザの発振波長制御方法において、
    前記面発光レーザの上部分布反射層を上下方向に移動させて光共振器の間隔を変化させ発振波長を変更させると共に、前記面発光レーザの屈折率制御部の屈折率を変化させて光共振器の実効的な光路長を変化させ発振波長を変更させることを特徴とする面発光レーザの発振波長制御方法。
  11. 請求項1〜8のいずれかに記載の面発光レーザの発振波長制御方法において、
    発振波長粗調整回路が、前記面発光レーザの上部分布反射層を上下方向に移動させて光共振器の間隔を変化させ発振波長を変更し、
    発振波長微調整回路が、前記面発光レーザからのレーザ光の波長によって、前記面発光レーザの屈折率制御部の屈折率を変化させて光共振器の実効的な光路長を変化させ、前記上部分布反射層の上下方向への移動によって発生する発振波長変動を軽減することを特徴とする面発光レーザの発振波長制御方法。
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