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JP2005215645A - 定着用部材、定着装置、画像定着方法、及び画像形成装置 - Google Patents

定着用部材、定着装置、画像定着方法、及び画像形成装置 Download PDF

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JP2005215645A
JP2005215645A JP2004025936A JP2004025936A JP2005215645A JP 2005215645 A JP2005215645 A JP 2005215645A JP 2004025936 A JP2004025936 A JP 2004025936A JP 2004025936 A JP2004025936 A JP 2004025936A JP 2005215645 A JP2005215645 A JP 2005215645A
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JP2004025936A
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Yasuo Sakaguchi
泰生 坂口
Fumio Ooshi
文男 大士
Noboru Endo
登 遠藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

【課題】 長期の使用に亘って、表面に、トナーが残留することを防ぐと共にワックスが残留することも防ぎ、また、表面に紙粉等が付着することを抑え、更には、熱履歴による表面の改質も抑えることができ、画像欠陥の発生を防止可能な定着用部材、該定着用部材を用いた定着装置、画像定着方法、及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 ベース層及び該ベース層上に設けられた表面層を含む構成を有すると共に、記録媒体に担持された未定着トナー像に当接し、該未定着トナー像に熱及び圧力を加える定着用部材であって、
前記表面層が、無機粒子を分散したフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層で形成される表面を有し、該表面の25℃におけるジメチルシリコーンオイルに対する接触角が40度以下であることを特徴とする定着用部材、
該定着用部材を用いた定着装置、画像定着方法、及び画像形成装置。
【選択図】 なし

Description

本発明は、定着用部材、該定着用部材を用いて、未定トナー像を記録媒体に定着させる定着装置、画像定着方法、及び画像形成装置に関する。
従来より、電子写真技術による複写機やプリンタ等の画像形成装置が知られている。
この電子写真技術による画像形成装置では、結着樹脂や着色剤等を含有するトナーを用いて画像形成を行う。すなわち、画像を形成するにあたって、まず、入力信号に基づき、像担持体上に静電潜像を形成する。次に、現像器内に収納されたトナーを像担持体に転移させることにより像担持体上の静電潜像を現像して像担持体上にトナー像を形成する。更に、像担持体上に形成されたトナー像を、最終的に、所定の記録媒体上に転写して定着することにより紙等の記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する。
未定着トナー像を所定の記録媒体上に定着する定着方式としては、トナー像が転写された記録媒体に接触し記録媒体上のトナー像に熱を加えると共に圧力も加える接触型加熱加圧方式や、トナー像が転写された記録媒体から離れた位置にオーブンを設けそのオーブンからの熱を利用する非接触型加熱方式等、様々な方式が知られているが、信頼性や安全性の面から、接触型加熱加圧方式が主に使用されている。この接触型加熱加圧方式を採用した定着装置の一つとして、ベルト状の定着部材(以下、定着ベルトと称する)を備え、記録媒体上の未定着トナー像に定着ベルトの表面を接触させることで、未定着トナー像をトナーの融点以上にまで加熱し溶融状態にすると共に加圧し、最終的に定着ベルト表面から記録媒体を剥離する定着装置が挙げられる。
この定着ベルトを備えた定着装置では、定着ベルト表面から記録媒体を剥離する際、その表面とトナー像との離型性が悪いと、記録媒体上での画像が不完全なものとなり、また、定着ベルトに残留したトナーが、以降の画像形成に悪影響を与える原因にもなる。
このため、定着ベルト表面における、トナー像との離型性の向上を図るため、定着ベルトの表面をフルオロカーボンシロキサンゴムで形成したもの(例えば、特許文献1参照。)や、シリコーンゴムで形成したものが知られている。
特許第2903972号公報
ところで、トナーにワックスが含まれている場合には、定着ベルトによってトナーが加熱されると、トナーの結着樹脂より先にそのワックスが溶融し定着ベルト表面に付着することが多く、ワックスが濡れ性よく定着ベルト表面に付着してしまうと、ワックスは定着ベルト表面から剥離され難くなり残留してしまいやすい。また、長年の使用により、定着ベルト表面には紙粉等が付着し、更には、熱履歴による改質が生じる。
定着ベルトを備えた定着装置では、記録媒体上に定着したトナー像の表面性は、定着ベルトからの剥離点での温度と定着ベルトの表面形状に依存する。すなわち、トナーの融点以上で剥離された定着トナー像の表面性はトナーの粘弾性に依存し、トナーの融点以下で剥離された定着トナー像の表面性は、型をとるように、定着ベルトの表面形状を概略写し取ることになり、定着ベルト表面が平滑ならば、定着トナー像は非常に高光沢、すなわち、グロスが高くなるものの、定着ベルト表面に残留ワックスや紙粉が付着していたり、定着ベルト表面が熱履歴により改質されていると、定着トナー像のグロスは低くなる。
定着ベルトからトナーの融点以下で剥離する場合には、前記特許文献1に記載された、表面がフルオロカーボンシロキサンゴムからなる定着ベルトであっても、シリコーンゴムを用いた定着ベルトであっても、長期の使用に亘って、残留トナーの付着は抑えられるものの、残留ワックスや紙粉等の付着、或いは、熱履歴による改質を抑えることはできず、使用を重ねる度に、定着トナー像の画質は低下していく。
また、残留ワックスや紙粉等の付着物による離型性の悪化を防ぐために、定着ベルト表面にシリコーンオイル等の離型剤を塗布する方法が知られているが、フルオロカーボンシロキサンゴムはシリコーンオイルとの親和性が悪いために、離型剤を供給してもはじいてしまい、有効な効果が得られず、初期の数百枚から数千枚の間に、オフセット等の画質欠陥が発生してしまう。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、長期の使用に亘って、表面に、トナーが残留することを防ぐと共にワックスが残留することも防ぎ、また、表面に紙粉等が付着することを抑え、更には、熱履歴による表面の改質も抑えることができ、画像欠陥の発生を防止可能な定着用部材、該定着用部材を用いた定着装置、画像定着方法、及び画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明者らは、上記課題を達成するために、以下の本発明を見出した。
すなわち、本発明は、
<1> ベース層及び該ベース層上に設けられた表面層を含む構成を有すると共に、記録媒体に担持された未定着トナー像に当接し、該未定着トナー像に熱及び圧力を加える定着用部材であって、
前記表面層が、無機粒子を分散したフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層で形成される表面を有し、該表面の25℃におけるジメチルシリコーンオイルに対する接触角が40度以下であることを特徴とする定着用部材である。
<2> 前記無機粒子の質量平均粒子径が0.5μm以上15μm以下であり、前記フルオロカーボンシロキサンゴムからなる層中に、当該無機粒子を1〜30質量%の割合で含有することを特徴とする<1>に記載の定着用部材である。
<3> 前記無機粒子の質量平均粒子径が0.5μm以上10μm以下であり、かつ、15μm以上である粒子径を有する粒子が、粒子全体の25質量%以下であることを特徴とする<2>に記載の定着用部材である。
<4> 前記無機粒子が、前記フルオロカーボンシロキサンゴムからなる層中に5〜25質量%の割合で含有することを特徴とする<2>に記載の定着用部材である。
<5> 前記無機粒子が、BaSO4及びゼオライトからなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする<1>〜<4>のいずれか1項に記載の定着用部材である。
<6> 前記フルオロカーボンシロキサンゴムが、主鎖に、パーフルオロアルキルエーテル基及び/又はパーフルオロアルキル基を有するフルオロカーボンシロキサンゴムであることを特徴とする<1>〜<5>のいずれか1項に記載の定着用部材である。
<7> 前記表面層が、前記無機粒子を分散したフルオロカーボンシロキサンゴムからなる第1のゴム層と、その下層に設けられたシリコーンゴムからなる第2のゴム層と、からなる積層体であることを特徴とする<1>〜<6>のいずれか1項に記載の定着用部材である。
<8> 前記第2のゴム層の厚さが前記第1のゴム層よりも厚いことを特徴とする<7>に記載の定着用部材である。
<9> 前記表面層の厚さが300μm以下であることを特徴とする<1>〜<8>のいずれか1項に記載の定着用部材である。
<10> 前記無機粒子を分散したフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層の、JIS K 6253に基づくJIS A硬度が、5度以上80度以下であることを特徴とする<1>〜<9>のいずれか1項に記載の定着用部材である。
<11> 少なくとも、<1>〜<10>のいずれか1項に記載の定着用部材と、
該定着用部材の表面に離型剤を供給する離型剤供給装置と、
を備えることを特徴とする定着装置である。
<12> 少なくとも、<1>〜<10>のいずれか1項に記載の定着用部材を用いて未定着トナー像を記録媒体に定着させる定着工程と、
前記定着用部材の表面から前記記録媒体を剥離する剥離工程と、
前記定着用部材の表面に離型剤を供給する離型剤供給工程と、
を有することを特徴とする画像定着方法である。
<13> 少なくとも、記録媒体に未定着トナー像を担持させるトナー像形成部と、
<1>〜<10>のいずれか1項に記載の定着用部材と、
該定着用部材の表面に離型剤を供給する離型剤供給装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、長期の使用に亘って、表面に、トナーが残留することを防ぐと共にワックスが残留することも防ぎ、また、表面に紙粉等が付着することを抑え、更には、熱履歴による表面の改質も抑えることができ、画像欠陥の発生を防止可能な定着用部材、該定着用部材を用いた定着装置、画像定着方法、及び画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明を、詳細に説明する。
<定着用部材>
まず、本発明の定着用部材について説明する。
本発明の定着用部材は、ベース層及び該ベース層上に設けられた表面層を含む構成を有すると共に、記録媒体に担持された未定着トナー像に当接し、該未定着トナー像に熱及び圧力を加える定着用部材であって、
前記表面層が、無機粒子を分散したフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層で形成される表面を有し、該表面の25℃におけるジメチルシリコーンオイルに対する接触角が40度以下であることを特徴とする。
上記のように、本発明の定着用部材は、少なくともベース層及び表面層の2つの層を含む構成を有し、かかる表面層が、更に、無機粒子を分散したフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層で形成される表面を有する。
なお、本発明の定着用部材は、上記のような層構成を有し、記録媒体に担持された未定着トナー像に当接し、該未定着トナー像に熱及び圧力を加えることが可能であれば、その形態は限定されるものではなく、例えば、ロール形状であってもよいし、ベルト形状であってもよい。中でも、ベルト形状であることが好ましく、特に無端ベルトであることが好適である。
また、本発明の定着用部材は、ベース層と表面層との間に任意の層が形成されていてもよい。
以下、本発明の定着用部材を構成するベース層及び表面層について説明する。
[ベース層]
本発明におけるベース層は、耐熱性及び機械的強度が要求され、ニッケル、アルミニウム、ステンレス等の金属シートや、PET、PBT、ポリイミド、ポリイミドアミド等の樹脂フィルムを用いることができる。前記樹脂は導電性粉体などを添加分散して、体積抵抗率が制御されていてもよい。具体的には、ベース層は、例えば、カーボンブラックを添加・分散して、体積抵抗率を制御した無端ベルト状のポリイミドベルトを使用することもできる。更に、ベース層は、長尺のポリイミドシートの両端部をパズル上に組合せ、熱圧着部材を用いて熱圧着し、無端ベルト状に仕立てたものを使用することもできる。
ベース層の厚みは、20〜200μmの範囲が好ましく、より好ましくは30〜150μmの範囲、更に好ましくは40〜130μmの範囲が適している。ベース層の厚みが20μmより薄いと、加熱冷却時の寸法安定性や、強度が不足する。また、200μmを越えると、定着用部材の比熱が増大して熱移動量が低下し、転写速度やサイクルタイムの低下につながる。
[表面層]
本発明における表面層は、無機粒子を分散したフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層で形成される表面を有し、該表面の25℃におけるジメチルシリコーンオイルに対する接触角が40度以下であること要する。かかる接触角は、30度以下であることがより好ましい。
このように、表面層の表面接触角が40度以下にすることで、離型剤であるジメチルシリコーンオイルと、定着用部材の表面と、の親和性が向上することとなる。
ここで、表面接触角の測定方法としては、従来公知の方法を用いることができるが、本発明における表面接触角の測定方法については下記に示す。
まず、アルミニウムの平板に表面層材料を30〜200μm形成した評価サンプルを準備する。そして、前記評価サンプルの表面にジメチルシリコーンオイル(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製:SH200(100cst))をマイクロシリンジにより、ほぼ5mlになるように滴下し、これを接触角計(FACE CA−X型:協和界面科学株式会社製)を用いて測定する。なお、本発明においては、測定時の温度は25℃であり、また、接触角は5個所において測定され、その得られた5点の平均値を、評価サンプルとジメチルシリコーンオイルとの示す接触角の値として用いている。
表面層の表面接触角を制御する手段としては、本発明の定着部材の表面を形成する、無機粒子が分散されたフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層の組成を調整することで行うことができる。
具体的には、例えば、フルオロカーボンシロキサンゴムの組成(種類)、無機粒子の種類、粒子径、添加量等を調整することで、表面層の表面接触角を40度以下に制御することができる。
本発明において用いられる無機粒子としては、BaSO4、ゼオライト、酸化スズ、酸化アルミニウム、酸化銅、酸化鉄、酸化ジルコニウム、ITO(錫ドープ酸化インジウム)、二酸化チタン、窒化ホウ素、窒化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、マイカ、タルク、セリサイト及びベントナイトからなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましく、中でも、より好ましくは、BaSO4及びゼオライトからなる群より選ばれる少なくとも1種である。
また、これらの無機粒子は、質量平均粒子径において、10nm以上15μm以下の範囲であれば用いることができるが、0.5μm以上15μm以下の範囲であることが好ましく、より好ましくは、1μm以上10μm以下であり、更に好ましくは、2μm以上8μm以下の範囲である。
中でも、表面に鋭角な突起が形成されることを改善する観点から、質量平均粒子径が0.5μm以上15μm以下であり、かつ、15μm以上の粒子径を有する粒子が、粒子全体の25質量%以下であることが好ましく、質量平均粒子径が1μm以上10μm以下であり、かつ、15μm以上の粒子径を有する粒子が、粒子全体の5質量%以下であることがより好ましく、15μm以上の粒子径を有する粒子が、粒子全体の3質量%以下であることが更に好ましい。
ここで、無機粒子の粒子径の測定方法としては、従来公知の方法を用いることができるが、本発明における無機粒子の粒子径の測定方法については下記に示す。
レーザ回折式粒度分布測定装置LA-500(堀場製作所製)を用い、レーザー光の透過率が65から85%になるように試料(無機粒子)の添加量が設定されて、調製された分散液から、無機粒子の粒子径を測定する。
なお、分散媒としては、イオン交換水、ヘキサメタリン酸ナトリウム水溶液(0.2%)、中性界面活性剤水溶液(0.5%主成分:アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、脂肪酸アルカノールアミド)、エタノール、グリセリン水溶液(50%)等から、測定する無機粒子に応じて選択される。
更に、無機粒子は、フルオロカーボンシロキサンゴムからなる層中に、1〜30質量%の割合で含有されることが好ましく、2〜50質量%の割合で含有されることがより好ましい。無機粒子の含有量が1質量%より少ない場合、表面接触角の調整ができず、ジメチルシリコーンオイル等の離型剤と、定着用部材の表面と、の親和性を向上させる効果が発揮されない。また、含有量が50質量%を超える場合、増粘してしまい、層中への分散が困難となる。
本発明において用いられるフルオロカーボンシロキサンゴムは、主鎖に、パーフルオロアルキルエーテル基及び/又はパーフルオロアルキル基を有するものが好ましい。
本発明において、無機粒子が分散されたフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層は、下記の構成を有する層であることが好ましい態様である。
即ち、無機粒子が分散されたフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層が、
(A)下記一般式(1)のフルオロカーボンシロキサンを主成分とし、脂肪族不飽和基を有するフルオロカーボンポリマー、
(B)1分子中に2個以上の≡SiH基を含有し、上記フルオロカーボンシロキサンゴム組成物中の脂肪族不飽和基量に対して上記≡SiH基の含有量が1〜4倍モル量であるオルガノポリシロキサン及び/又はフルオロカーボンシロキサン、
(C)充填剤、
(D)有効量の触媒、及び、
(E)無機粒子
を含有するフルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物の硬化物で構成されてなることがより好ましい。
この場合、上記(A)成分のフルオロカーボンポリマーは、下記一般式(1)で示される繰り返し単位を有するフルオロカーボンシロキサンを主成分とし、脂肪族不飽和基を有するものである。この脂肪族不飽和基は、一価の脂肪族不飽和炭化水素基であり、好ましくは炭素数2〜3であり、具体的には、ビニル基、アリル基、エチニル基等の炭素数2〜3のアルケニル基が例として挙げられ、特に、ビニル基が好適である。この場合、脂肪族不飽和基は分子鎖末端にあることが好ましく、例えば、ビニルジアルキルシリル基、ジビニルアルキルシリル基、トリビニルシリル基を主鎖に有することが好ましい。なお、これらの基のアルキル基としては炭素数1〜8であるものが好ましく、特に、メチル基が好ましい。
Figure 2005215645
ここで、上記式(1)において、R10は非置換又は置換の好ましくは炭素数1〜8の一価炭化水素基を表し、好ましくは、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数2〜3のアルケニル基であり、特に、メチル基であることが好ましい。a,eは、それぞれ独立に、0又は1を表し、b,dは、それぞれ独立に、1〜4の整数を表し、cは0〜8の整数を表す。また、xは1以上の整数、好ましくは、10〜30の整数を表す。
このような(A)成分の具体例としては、下記式(2)で示すものを挙げることができる。
Figure 2005215645
上記(B)成分は、1分子中に2個以上の≡SiH基を含有し、この≡SiH基がフルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物中の脂肪族不飽和基量の1〜4倍モル量であるオルガノポリシロキサン及び/又はフルオロカーボンである。
ここで、≡SiH基を有するオルガノポリシロキサンとしては、ケイ素原子に結合した水素原子を分子中に少なくとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンを挙げることができる。
また、フルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物においては、(A)成分のフルオロカーボンポリマーが脂肪族不飽和基を有するものであるため、硬化剤として、上述したオルガノハイドロジェンポリシロキサンを使用することができる。即ち、この場合には、フルオロカーボンシロキサン中の脂肪族不飽和基と、オルガノハイドロジェンポリシロキサン中のケイ素原子に結合した水素原子との間で生ずる付加反応によって硬化物が形成されるものである。このようなオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、付加硬化型のシリコーンゴム組成物に使用される種々のオルガノハイドロジェンポリシロキサンを使用することができるが、特に、下記(α)、(β)のものが好適に使用される。
(α)下記式(3)〜(5)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン。
Figure 2005215645
上記式(3)〜(5)中、s及びtは0以上の整数を表し、uは2以上の整数を表す。また、R2は、脂肪族不飽和結合を有しない非置換又は置換の一価炭化水素基を表し、炭素数が1〜12、より望ましくは1〜8のものが好ましく、具体的には、メチル基,エチル基,イソプロピル基,ブチル基等のアルキル基、シクロヘキシル基,シクロペンチル基等のシクロアルキル基、フェニル基,トリル基,キシリル基等のアリール基、ベンジル基,フェニルエチル基等のアラルキル基、クロロメチル基,クロロプロピル基,クロロシクロヘキシル基,3,3,3−トリフルオロプロピル基等のハロゲン化炭化水素基、2−シアノエチル基等のシアノ炭化水素基等が例示される。このうち特に好ましいのは、メチル基、エチル基、フェニル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基である。R4はケイ素原子と含フッ素有機基Rfとの間に介在する二価の基を表し、脂肪族不飽和結合を有しない二価の炭化水素基又は一般式−R5−O−R6−(但し、R5及びR6は脂肪族不飽和結合を有しない二価の炭化水素基である)で表されるエーテル基を有する二価の炭化水素基であり、これらは炭素数1〜8のものが好ましい。具体的には下記に示すものが挙げられる。
Figure 2005215645
なお、R4のうちで特に好適な基は、−CH2CH2−,−CH2CH2CH2−,−CH2CH2CH2−O−CH2−である。Rfはパーフルオロアルキル基又はパーフルオロアルキルエーテル基を表す。パーフルオロアルキル基としては、式Cp2p+1−(但し、pは4〜10の整数である)で表されるものが例示され、特に好適な基はC613−,C817−,C1021−である。パーフルオロアルキルエーテル基としては、特に炭素数が5〜15のものが好ましく、具体的には下記のものが例示される。
Figure 2005215645
(β)下記式(6)で示される(CH32HSiO0.5単位とSiO2単位とからなる共重合体。
Figure 2005215645
なお、これらのオルガノハイドロジェンポリシロキサンの25℃における粘度は、通常、20Pa・s以下であることが好ましい。上述したオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、一般にその≡SiH基の数が、(A)成分のフルオロカーボンシロキサン中の脂肪族不飽和炭化水素基1個に対して、少なくとも1個、特に1〜5個となるような割合で配合することが好適である。
また、≡SiH基を有するフルオロカーボンとしては、上記式(1)の単位又は式(1)においてR10がジアルキルハイドロジェンシロキシ基であり、かつ、末端がジアルキルハイドロジェンシロキシ基又はシリル基等のSiH基であるものが好ましく、具体的には、下記式(7)で示すものを挙げることができる。
Figure 2005215645
上記(C)成分の充填剤としては、一般的なシリコーンゴム組成物に使用されている種々の充填剤を用いることができる。例えば、煙霧質シリカ、沈降性シリカ、カーボン粉末、二酸化チタン、酸化アルミニウム、石英粉末、タルク、セリサイト及びベントナイト等の補強性充填剤、アスベスト、ガラス繊維、有機繊維等の繊維質充填剤などを例示することができる。これらの充填剤は、(A)成分100部(質量部、以下同じ)に対して10〜300部、特に20〜200部の割合で配合されることが好適である。この充填剤の配合量が10部未満の場合には、十分な補強効果を得ることができず、また300部を超える割合で配合された場合には、硬化物の機械的強度が低下するという不都合を生じるおそれがある。
上記(D)成分の触媒としては、付加反応用触媒として公知とされている塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレフィンとの錯体、白金黒又はパラジウムをアルミナ、シリカ、カーボンなどの担体に担持したもの、ロジウムとオレフィンとの錯体、クロロトリス(トリフェニルフォスフィン)ロジウム(ウィルキンソン触媒)、ロジウム(III)アセチルアセトネートなどのような周期律表第VIII族元素又はその化合物が例示されるが、これらの錯体はアルコール系、エーテル系、炭化水素などの溶剤に溶解して用いることが好ましい。
これらの白金族金属系触媒の配合量は、触媒の有効量であればよいが、通常、(A)成分100部に対して、白金族金属換算で1〜500ppm、特に5〜20ppmの割合で使用することが好ましい。
上記(E)成分の無機粒子としては、上述のフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層に分散される無機粒子として記載したものが用いられる。かかる無機粒子の配合量も上記と同様である。
なお、かかる無機粒子は、上記(C)成分として用いられる通常の充填剤よりも大きな粒子径を有している。そのため、無機粒子が分散されたフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層の表面は、かかる無機粒子が露出した状態が形成される、若しくは、使用が開始された初期において、極表面に存在する無機粒子表面を覆うフルオロカーボンシロキサン層が破壊され、かかる無機粒子が露出した状態が形成されると思われる。これにより、表面層の表面と離型剤との親和性を大きく改善することが可能となると推測される。
このようなフルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物においては、耐溶剤性を損ねない範囲で、種々の配合剤を添加することができる。例えば、ジフェニルシランジオール、低重合度の分子鎖末端水酸基封鎖ジメチルポリシロキサン、ヘキサメチルジシラザン等の分散剤、酸化第一鉄、酸化第二鉄、酸化セリウム、オクチル酸鉄等の耐熱性向上剤、顔料等の着色剤等を必要に応じて配合することができる。
表面層の厚さは、300μm以下が好ましく、1〜300μmの範囲がより好ましく、更に好ましくは5〜200μmの範囲、特に好ましくは10〜100μmの範囲が適している。1μmより薄いと、弾性が不足してゴム層を加える効果がなくなり、定着性に問題が生じたり、耐久性が不足したりする場合がある。300μmを越えると、ベルト状定着部材の比熱が増大して熱移動量が低下し、転写速度やサイクルタイムの低下につながる。
また、表面層における無機粒子を分散したフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層の硬度は、JIS A硬度(JIS K 6253「加流ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さ試験方法」に従い、デュロメータータイプA(高分子計器株式会社製:ASKER A型)にて測定した硬度)で表すと、5度以上80度以下の範囲が好ましく、より好ましくは10度以上70度以下の範囲、更に好ましくは20度以上60度以下の範囲が適している。5度未満の硬度では、強度が低下し耐久性に問題がある。また、80度を超える硬度では、表面層の厚さに関わらず剛性が高くなりすぎ、定着用部材と記録媒体との密着性が低下して、冷却部材(後述する図5に示す定着装置では冷却用ヒートシンク26に相当する)による冷却が不完全となり剥離が生じ、画質上の欠陥となって顕れる問題が生ずる。
なお、表面層が、無機粒子を分散したフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層のみから形成されている場合、上記の好ましい硬度の範囲は、表面層の好ましい硬度の範囲となる。
更に、表面層は、無機粒子を分散したフルオロカーボンシロキサンゴムからなる第1のゴム層と、その下層に設けられたシリコーンゴムからなる第2のゴム層と、からなる積層体であることも好ましい態様である。このように、第2のゴム層を有する態様とすることで、表面層全体のゴム硬度を変えることが容易となる。特に、表面層のゴム硬度を低下させる(柔らかくする)ことが容易となるので、表面層には十分な弾性が与えられ、定着性及び耐久性を向上させることが可能となる。
このように表面層が積層体である場合、耐熱性などの観点から、第2のゴム層の厚さが第1のゴム層よりも厚いことが好ましい。すなわち、表面層が2つの層で構成される場合、下層(最表面層に対しベース層側の層、ここでは、第2のゴム層)の膜厚が、上層(最表面層側の層、ここでは、第1のゴム層)の膜厚よりも厚いことが、好ましい。
なお、第1のゴム層と第2のゴム層とを併せた厚さは、耐熱性などの観点から、300μm以下が好ましく、1〜300μmの範囲がより好ましく、更に好ましくは5〜200μmの範囲、特に好ましくは10〜100μmの範囲が適している。
以下、本発明の定着用部材の層構成における各種の実施形態について、図面を用いて、より詳細に説明する。
なお、第1の実施形態〜第4の実施形態にて用いられるベース層及び表面層は、上述したものと同様であるため、詳細は省略する。
[第1の実施形態]
まず、本発明の定着用部材の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の定着用部材の第1の実施形態における層構造を示す要部概略断面図である。
図1に示すように、定着用部材10aは、ベース層12と、第1のゴム層14と、の2層構造を有する。
ここで、第1のゴム層14は、ベース層12の表面に形成されたものであって、この定着用部材10aの表面を形成する層である。図1に示す定着用部材10aにおいては、この第1のゴム層14が、無機粒子が分散されたフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層であり、本発明でいう表面層の一例に相当する。
本発明においては、かかる表面層は、25℃におけるジメチルシリコーンオイルに対する表面接触角が40度以下であることを要する。つまり、第1の実地形態では、無機粒子が分散されたフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層である第1のゴム層14の、25℃におけるジメチルシリコーンオイルに対する表面接触角が40度以下であることを意味する。
本発明の表面層に相当する第1のゴム層14の形成方法としては、ベース層12の表面に、所定の組成で調製した、無機粒子含有フルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物を、塗布、硬化する方法が挙げられる。ここでの塗布方法としては、ブレードコーティング法、ワイヤーバーコーティング法、リングコーティング法、スプレーコーティング法、浸漬コーティング法、フローコーティング法、ビードコーティング法、エアーナイフコーティング法、カーテンコーティング法等の通常の方法を用いることができる。これらの中でも、浸漬コーティング法が、シームレス塗布、量産性、コスト、層の厚さの均一性等の点で有利であり、特に好ましい。
無機粒子含有フルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物に対しては、必要に応じて、m−キシレンヘキサフロライド、パーフロロアルカン、パーフロロ(2−ブチルテトラヒドロフラン)、ベンゾトリフロライド等の溶剤で希釈して適当な粘度の塗布液を調製し、塗布することができる。
また、無機粒子含有フルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物としては、供給形態が、一液型、二液型、重合形態が、付加型、縮合型などを任意に選択しうる。
ここで、塗布される、無機粒子含有フルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物では、無機粒子が分散された状態となっている。かかる無機粒子の分散方法としては、従来公知の分散方法が用いられるが、例えば、ボールミルによる分散方法が用いられる。その他の分散方法としては、アトライター、サンドミル、ダイノーミル、ホモジナイザー等によるものが挙げられる。
更に、希釈溶剤として用いるパーフロロアルカン等に、無機粒子のみをホモジナイザー等の分散方法を用いて懸濁液を生成し、フロロカーボンシロキサンゴム前駆体液と混合攪拌することによって分散液を製造することもできる。
なお、フルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物の粘度と、無機粒子の粒子径や添加量と、の関係を調整することにより、無機粒子含有フルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物中では、無機粒子が沈殿せず、分散している状態を形成することができる。
続いて、図面を参照して、本発明の定着用部材の第2の実施形態〜第4の実施形態についてそれぞれ説明する。
[第2の実施形態]
ここで、図2は、本発明の定着用部材の第2の実施形態における層構造を示す要部概略断面図である。
この図2に示す定着用部材10bは、上述したベース層12と第1のゴム層14との間に第2のゴム層16を有するものである。この第2のゴム層16は、ベース層12の表面に形成された層であり、第2のゴム層16の材料としては、ベース層12との接着性に優れた材料であるシリコーンゴムを用いている。また、第2のゴム層16の表面には第1のゴム層14が形成されるが、第2のゴム層16がシリコーンゴムからなることから、第1のゴム層14と第2のゴム層16との間の接着性も良好である。図2に示す定着用部材10bにおいては、この第1のゴム層14が、無機粒子が分散されたフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層であり、第1のゴム層14と第2のゴム層16を併せたものが本発明にいう表面層の一例に相当すると共に、表面層が積層体である一例にも相当する。
第2のゴム層16に用いるシリコーンゴムとしては、特に制限はないが、例えば、ジメチルシリコーンゴム、メチルビニルシリコーンゴム、メチルフェニルシリコーンゴム、フルオロシリコーンゴム、等が挙げられる。これらのシリコーンゴムは、加熱加硫(HTV)ものであってもよいし、室温硬化(RTV)であってもよい。また、重合形態は付加型、縮合型のどちらであってもよい。
この第2のゴム層16の形成方法としては、第1のゴム層14と同じく塗布方法が用いられる。すなわち、ベース層12の表面に、調製されたシリコーンゴム前駆体組成物を、塗布、硬化することによって得られるが、塗布方法としては、第1のゴム層14の塗布方法と同様、浸漬コーティング法等の通常の方法を用いることができる。
また、シリコーンゴム前駆体組成物に対しては、必要に応じて、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、トルエン、キシレン等の溶剤で希釈して適当な粘度の塗布液を調製し、塗布することができる。
また、シリコーンゴム前駆体組成物としては、供給形態が、一液型、二液型、重合形態が、付加型、縮合型などを任意に選択しうる。
図2に示す第2のゴム層16の厚さは、第1のゴム層14の厚さよりも厚いことが好ましい。すなわち、表面層が複数層で構成される場合、下層(最表面層に対しベース層側の層)の膜厚が、上層(最表面層側の層)の膜厚よりも厚いことが、強度や耐熱性などの観点から好ましい。また、第1のゴム層14と第2のゴム層16とを併せた厚さは、300μm以下が好ましく、1〜300μmの範囲がより好ましく、更に好ましくは5〜200μmの範囲、特に好ましくは10〜100μmの範囲が適している。
第2の実地形態でにおいては、このようにして形成された第2のゴム層16の表面に第1のゴム層14が形成される。この際の第1のゴム層14は、第1の実施形態における第1のゴム層14と同じく、第2のゴム層16の表面に、フルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物を塗布、硬化することで形成される。
[第3の実施形態]
ここで、図3は、本発明の定着用部材の第3の実施形態における層構造を示す要部概略断面図である。
この図3に示す定着用部材10cは、上述したベース層12と第1のゴム層14との間に接着層18を有するものである。この接着層18は、ベース層12の表面に形成された層であり、接着層18の表面には第1のゴム層14が形成されている。この第3の実施形態では、接着層18を設けたため、第1のゴム層14の材料として自己接着性に劣る材料を使用してもよい。図3に示す定着用部材10cにおいては、この第1のゴム層14が、無機粒子が分散されたフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層であり、本発明にいう表面層の一例に相当する。
接着層18としては、シリコーンゴムの接着に通常使用されるプライマー類などを適用できる。プライマー類としては、例えば、アミノシラン系カップリング剤、クロロシラン系カップリング剤、クロロメチルシラン系カップリング剤、シアノシラン系カップリング剤、チタン酸エステル系カップリング剤などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらの中で、アミノシラン系カップリング剤及びチタン酸エステル系カップリング剤が好ましく用いられる。更には、フルオロカーボンシロキサンゴム用に設計されたプライマーも好ましく用いられる。
接着層18の形成方法としては、簡便なものとして、ベース層12の表面にプライマーを含浸したウェスにより塗布するもの、より精度よく、接着層18を形成するものとして、スプレーコーティング、浸漬コーティングなどが挙げられる。
第3の実地形態でにおいては、このようにして形成された接着層18の表面に第1のゴム層14が形成される。この際の第1のゴム層14は、第1の実施形態における第1のゴム層14と同じく、接着層18の表面に、フルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物を塗布、硬化することで形成される。
[第4の実施形態]
ここで、図4は、本発明の定着用部材の第4の実施形態における層構造を示す要部概略断面図である。
この図4に示す定着用部材10dは、第1の実施形態〜第3の実施形態の定着用部材の説明で詳述した、ベース層12、接着層18、第2のゴム層16、及び第1のゴム層14をこの記載順に積層させたものである。図4に示す定着用部材10dにおいては、図2に示す定着用部材10bと同じく、第1のゴム層14が、無機粒子が分散されたフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層であり、第1のゴム層14と第2のゴム層16を併せたものが本発明にいう表面層の一例に相当すると共に、積層体の一例にも相当する。
以上説明した第1の実施形態から第4の実施形態までの定着用部材においては、いずれも表面も、第1のゴム層14、即ち、無機粒子が分散されたフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層で形成されている。また、第1のゴム層14の表面は、25℃におけるジメチルシリコーンオイルに対する表面接触角が40度以下である。このため、フルオロカーボンシロキサンゴムに対する離型剤(例えば、ジメチルシリコーンオイル)の濡れ性が向上し、その結果、本発明の定着用部材と離型剤との親和性が向上する。したがって、記録媒体に担持された未定着トナー像と本発明の定着用部材との間に離型剤を介在させることが有効となり、長期の使用に亘り、定着用部材表面にワックスを残留させることなく綺麗に剥離させて、紙粉、トナーの外添剤などが付着し、定着用部材の表面性の変化させることを防止することが可能となる。また、本発明の定着用部材表面に、ジメチルシリコーンオイル等の離型剤が親和性良く存在することにより、従来の問題であった、ゴム弾性体の表面粘着性によって、ワックス、トナー、紙粉が表面に付着、堆積し、熱履歴により、融解一体化することによって定着部材表面が覆われ、用紙の剥離特性が著しく劣化したり、画像表面のグロスの均一性が失われたりすること、を抑制することが可能になる。
なお、上述のように、本発明の定着用部材の表面は、25℃におけるジメチルシリコーンオイルに対する接触角が40度以下である。このような表面接触角を有する本発明の定着用部材は、ジメチルシリコーンオイル以外の離型剤に対しても、親和性が向上するため、上記の効果が得られる。ジメチルシリコーンオイル以外の離型剤としては、例えば、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、アミン変性シリコーンオイル、メルカプト変性シリコーンオイル、カルボキシ変性シリコーンオイル、スルホン酸変性シリコーンオイル等の従来公知のシリコーンオイルを挙げることができる。中でも、印刷後の用紙(記録媒体)に対するテープの接着性の観点からは、ジメチルシリコーンオイルが好適である。
<定着装置>
次に、上述の本発明の定着用部材を備えた定着装置(本発明の定着装置)について、図面を参照して、説明する。
本発明の定着装置は、少なくとも、上述の本発明の定着用部材と、該定着用部材の表面に離型剤を供給する離型剤供給装置と、を備えることを特徴とする。
ここで、図5は、本発明の定着装置の例示的一態様を示す概略構成図である。
図5に示す定着装置20は、加熱ロール21と、剥離ロール22と、ウォーク制御ロール23と、からなる3つのロールにより回動可能に張架された定着ベルト24、及び、定着ベルト24を介して加熱ロール21に圧接する加圧ロール25を備えている。定着ベルト24は、裏面側の、加熱ロール21と剥離ロール22とが配備された間に、この定着ベルト24を強制的に冷却する冷却用ヒートシンク26を備えている。定着ベルト24の表面は、この冷却用ヒートシンク26によって、剥離ロール22付近で50℃〜80℃の範囲まで冷却される。また、定着装置20には、冷却用ヒートシンク26と加熱ロール21との間に、定着ベルト24に一定のテンションを付与する小径のテンションロール27も配設されている。更に、この定着装置20には、定着ベルト24上の残留トナー等を除去するクリーニングロール28も配備されている。ここで、定着装置20を構成する定着ベルト24が、無端ベルト形状を有する本発明の定着用部材である。
更に、本発明の定着装置は、定着用部材の表面に離型剤を供給する離型剤供給装置(図5には図示せず)を備えている。
加熱ロール21としては、例えば、アルミニウムやステンレス等からなる金属製コアの表面に、JIS K 6253に基づき測定されるJIS A硬度が、好ましくは20度〜60度の範囲であるシリコーンゴム等からなる弾性体層を、好ましくは1mm〜3mmの範囲の厚さで被覆し、更に、弾性体層の表面にPFAチューブ等からなる離型層を被覆して、所定の外径に形成したものが用いられる。この加熱ロール21の内部には、加熱源として、発熱量が、好ましくは300〜350Wの範囲であるハロゲンランプ(不図示)が配設されている。このハロゲンランプにより、加熱ロール21の表面は、所定の温度(好ましくは130〜195℃の範囲)となるように内部から加熱される。
また、加圧ロール25としては、例えば、加熱ロール21と同様に構成したものが用いられ、アルミニウムやステンレス等からなる金属製コアの表面に、JIS K 6253に基づき測定されるJIS A硬度が、好ましくは20度〜60度の範囲であるシリコーンゴム等からなる弾性体層を、厚さが好ましくは1mm〜3mmの範囲で被覆し、更に、弾性体層の表面にPFAチューブ等からなる離型層を被覆して、所定の外径に形成したものが用いられる。加圧ロール25の内部にも、加熱源として、発熱量が、好ましくは、300W〜350Wの範囲であるハロゲンランプが配設されている。このハロゲンランプにより、加圧ロール25の表面は、所定の温度(好ましくは85℃〜155℃の範囲)となるように内部から加熱される。尚、この加圧ロール25においては、加熱源を省略してもよい。
定着ベルト24は、既述の如く、加熱ロール21と、剥離ロール22と、ウォーク制御ロール23と、からなる3つのロールにより周動可能に張架されており、図示しない駆動源により回転駆動される加熱ロール21により、所定の移動速度で図5においては反時計回りに循環する。なお、定着ベルト24に近接する位置には、定着ベルト24の表面に離型剤(ジメチルシリコーンオイル)を供給する離型剤供給装置が設けられている。
加熱ロール21と加圧ロール25とは、定着ベルト24を介して、図示しない加圧手段により、好ましくはニップ圧が100kPa〜200kPaの範囲で互いに圧接するように構成され、ニップ領域Nを形成している。
<画像定着方法>
続いて、上述の本発明の定着用部材を用いた画像定着方法(本発明の画像定着方法)について、図面を参照して、説明する。
本発明の画像定着方法は、少なくとも、上述の本発明の定着用部材を用いて未定着トナー像を記録媒体に定着させる定着工程と、前記定着用部材の表面から前記記録媒体を剥離する剥離工程と、前記定着用部材の表面に離型剤を供給する離型剤供給工程と、を有することを特徴とする。
本発明の画像定着方法について、図5及び図6を参照して、説明する。
ここで、図6は、図5に示す、本発明の定着装置の例示的一態様において実施される画像定着方法の各工程を示すフローチャートである。
図5に示す定着装置20において実施される画像定着方法は、加圧加熱工程S11と、冷却工程S12と、剥離工程S13と、を有し、更に、図6の図示しない、離型剤供給工程を有する。
トナー像Tが転写された用紙(記録媒体)Pは、図5に示すニップ領域Nを図5の左から右方向へ通過する。この時、用紙Pはトナー像Tが加熱ロール21側に位置するように、すなわち、定着ベルト24の表面に接するようにニップ領域Nに導入される。
図6に示す加熱加圧工程S11では、図5に示す未定着トナー像Tを担持した用紙Pに、定着ベルト24の表面を接触させ、未定着トナー像に熱を加えると共に圧力も加える。すなわち、ニップ領域Nに導入された用紙Pは、定着ベルト24の表面と加圧ロール25の表面とで挟まれた状態になり、用紙P上のトナー像は定着ベルト24の表面によって加圧される。また、定着ベルト24の表面は、加熱ロール21によって加熱されており、ニップ領域Nに導入された用紙P上のトナー像は定着ベルト24の表面によって加熱される。更に、図5に示す加圧ロール25の表面も加熱されていることから、用紙P上のトナー像は裏側からも加熱される。このようにして加圧された状態で加熱されたトナー像Tを構成するトナーは、用紙Pがニップ領域Nを通過する間に溶融状態になる。
定着ベルト24には、テンションロール27によって一定のテンションが付与されており、ニップ領域Nを通過した用紙Pは、循環する定着ベルト24によって、その定着ベルト24の表面に密着した状態で搬送される。
加熱加圧工程S11に続いて実施される冷却工程S12では、加圧加熱工程S11を実施することで加熱された未定着トナー像を冷却する。すなわち、循環する定着ベルト24の、冷却用のヒートシンク26が設けられた領域を通過する部分は、そのヒートシンク26によって強制的に冷却されるため、溶融状態のトナーは定着ベルト24の表面によって冷却され固化する。また、この冷却により用紙Pのコシが回復する。定着ベルト24に密着している用紙Pは、そのコシが回復し、用紙P上のトナーが固化したことに加え、更に、剥離ロール22による定着ベルト24の曲率変化の影響から、剥離ロール22により定着ベルト24の表面から剥離されやすい状態になる。
冷却工程S12に続いて実施される剥離工程S13では、定着ベルト24の表面に接していた用紙Pをその表面から剥離する。すなわち、剥離ロール22に到達した用紙Pは、定着ベルト24の表面から剥離される。定着ベルト24の表面から剥離された用紙Pには、トナー像が定着している。一方、用紙Pが剥離された定着ベルト24の表面からは、クリーナロール28によって残留トナー等が除去され、次の定着処理に備える。
ここで、本発明の画像定着方法においては、定着ベルト24の表面に離型剤(ジメチルシリコーンオイル)を供給する離型剤供給装置を用いた離型剤供給工程が必須である。
離型剤供給装置の例としては、金属ロール上にシリコーンゴム層形成した部材にジメチルシリコーンオイル等の離型剤を含浸させ、当該部材を定着ベルト24の表面に直接、若しくは間接的に接触させるもの、また、ジメチルシリコーンオイル等の離型剤を含浸させたウェブを定着ベルト24の表面に直接、若しくは間接的に接触させるものなど、離型剤の供給量の制御が可能ものが優れて使用される。
なお、本発明の定着装置及び画像定着方法において、離型剤供給装置、離型剤供給工程にて用いられる離型剤は、ジメチルシリコーンオイルに加え、更に、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、アミン変性シリコーンオイル、メルカプト変性シリコーンオイル、カルボキシ変性シリコーンオイル、スルホン酸変性シリコーンオイル等の従来公知のシリコーンオイルを挙げることができる。
以上説明したように、本発明の定着装置及び画像定着方法によれば、本発明の定着用部材を用い、更に、上記の離型剤供給装置、離型剤供給工程を有していることから、記録媒体に担持された未定着トナー像は、良好に定着され、その結果、良質な定着トナー画像を形成することができる。
<画像形成装置>
以下、上述の本発明の定着用部材を備えた画像形成装置(本発明の画像形成装置)について、図面を参照して、説明する。
本発明の画像形成装置は、少なくとも、記録媒体に未定着トナー像を担持させるトナー像形成部と、上述の本発明の定着用部材と、該定着用部材の表面に離型剤を供給する離型剤供給装置と、を備えることを特徴とする。
(本発明の画像形成装置の第1の態様)
ここで、図7は、本発明の画像形成装置の第1の態様であるフルカラー画像形成装置を示す概略構成図である。
図7に示す画像形成装置1は、図5に示す本発明の定着装置20を備える他、感光体ドラム110と、中間転写ベルト120と、1次転写ロール130と、現像ロータリー140と、バイアスロール150と、バックアップロール160と、を含み、記録媒体に未定着トナー像を担持させるトナー像形成部100を備えている。
感光体ドラム110は、時計回りに回転するものである。中間転写ベルト120は、複数の支持ロールに張架されて感光体ドラム110の表面に当接されるように配置されている。また、この画像形成装置1では、中間転写ベルト120を挟んで感光体ドラム110と対向する位置に、1次転写ロール130が配設されている。感光体ドラム110と中間転写ベルト120とが接する部分が1次転写位置である。
感光体ドラム1の周囲には、1次転写位置の上流側に現像ロータリー140が配設されている。現像ロータリー140には、ブラック(BK)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各有色トナーを収容した現像器(不図示)が配設されている。また、この現像ロール40の上流側には、図示省略したが帯電器が配設されている。また、感光体ドラム1の周囲には、いずれも図示省略したが帯電器、光書き込みユニット、クリーニング装置、及び除電装置が配設されている。
中間転写ベルト120の周囲には、1次転写位置の下流側に、2次転写部材としてのバイアスロール150が設けられ、更に、中間転写ベルト120を挟んでバイアスロール150と対向する位置には、バックアップロール160が設けられている。この画像形成装置1では、バイアスロール150とバックアップロール160とで挟まれた位置が2次転写位置になり、この2次転写位置には、各サイズの用紙をそれぞれ収容した給紙トレイ群170から供給される用紙、或いは、手差し台180の置かれた用紙やOHPシート等が送り込まれる。
ここで、図7に示す画像形成装置1のトナー像形成部100における、記録媒体に未定着トナー像を担持させる方法について述べる。
図7に示す画像形成装置1には、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色の各画像信号が入力される。これらの画像信号が入力されると、この画像形成装置1では、感光体ドラム110の表面を、帯電器により一様に帯電した後、入力された画像情報のうち、シアンの画像信号に応じたにレーザ光を光書き込みユニットから感光体ドラム110に向けて照射することで感光体ドラム110の表面に静電潜像を形成する。続いて、感光体ドラム110の表面に形成された静電潜像を、現像ロータリー140に備えられたシアントナーを収納した現像器により現像し、感光体ドラム110の表面にシアントナー像を形成する。次いで、1次転写位置において感光体ドラム110上のシアントナー像を中間転写ベルトに1次転写する。シアントナー像が中間転写ベルト120に1次転写された後の感光体ドラム110の表面からは、クリーニング装置によって残存トナーが除去され、除電装置によって残存電荷が除去される。
続いて、今度は、感光体ドラム110の表面に、同様にしてマゼンタトナー像を形成し、1次転写位置において、このマゼンタトナー像を、中間転写ベルト120に先に1次転写されたシアントナー像と重なるように中間転写ベルト120に1次転写する。
以降、シアントナー像及びブラックトナー像を順次形成し、1次転写位置において、中間転写ベルト120に先に1次転写されたトナー像と重なるように順次1次転写する。こうすることにより、中間転写ベルト120には、ベルト表面側からシアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの順で1つに重なり合ったトナー像が形成される。
そして、この1つに重なり合ったトナー像を、バイアスロール150とバックアップロール160とで挟まれた2次転写位置において用紙(記録媒体)に2次転写する。こうして、未定着トナー像が用紙に担持される。
未定着トナー像が担持された用紙は、本発明の定着装置20に送られる。定着装置20では、未定着トナー像を担持した用紙を所定のニップ領域を通過させることでその未定着トナー像に熱を加えると共に圧力も加え、未定着トナー像を用紙に定着させる。トナー像が定着した用紙は、この画像形成装置1に備えられた排出トレイ190に排出される。
(本発明の画像形成装置の第2の態様)
続いて、本発明の画像形成装置の第2の態様について説明する。
ここで、図8は、本発明の画像形成装置の第2の態様を示す概略構成図である。
なお、図8に示すトナー像形成装置(トナー像形成部)200の構成は、図7に示す画像形成装置1におけるトナー像形成部100の構成と若干異なる。以下、この異なる部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
図8の左側に示すトナー像形成装置200にも、図7に示す画像形成装置と同じく、定着ユニット210が組み込まれているが、この図8に示すトナー像形成装置に組み込まれた定着ユニット210は、ロール式のものであり、この図8に示す画像形成装置全体の定着処理からしてみると1次定着を担う。この1次定着を担う定着ユニット210は、互いに接した1対のロール211からなるものであり、1対のロール211間がニップ領域212になる。未定着トナー像を担持した用紙は、まず、このニップ領域212に送り込まれ、その後、図8の右側に示す定着装置300に搬送される。
図8の右側に示す定着装置300には、図5に示す本発明の定着装置20が組み込まれており、この定着装置300は、図8に示す画像形成装置全体の定着処理からしてみると2次定着を担うものである。定着装置300は、トナー像形成装置200から排出される用紙が導入される導入口310を備えており、この導入口310の内部には、用紙の搬送路を切り替える切り替えゲート320が設けられている。トナー像形成装置200から排出される用紙に対して、2次定着処理を施さず、そのまま外部の第1排出トレイ350上に排出する場合には、切り替えゲート320によって搬送路が上方の第1の搬送路330に切り替えられ、排出ロール340によって第1排出トレイ350上に排出される。
一方、トナー像形成装置200から排出される用紙Pに対して、二次定着処理を施す場合には、切り替えゲート320によって搬送路が下方の第2の搬送路360に切り替えられ、搬送ベルト370によって図5にその詳細を示す定着装置20に搬送される。定着装置20に搬送されてきた用紙は、ここでは二次定着処理に相当する図6に示す定着処理が施され、排出ロール380によって第2の排出トレイ390に排出される。
以上説明したように、本発明の画像形成装置は、本発明の定着用部材と離型剤供給装置とを備えた定着装置(本発明の定着装置)を有する。このため、記録媒体に担持された未定着トナー像は、良好に定着され、その結果、良質な定着トナー画像を形成することができる。
以下、本発明を、実施例を挙げて更に具体的に説明する。ただし、これら各実施例は、本発明を制限するものではない。
(実施例1)
下記のようにして、図1に示す層構成を有する定着用部材10aを作製した。
ベース層12として、周長527.8mm×幅420mm×厚さ75μmの大きさであり、カーボンブラックを添加して体積抵抗率をRv=1012Ω・cmに調整したポリイミド製の無端ベルトを用いた。そのベース層12の表面に、フルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物であるSIFEL610(信越化学工業社製):100質量部と、硫酸バリウム(堺化学社製、BMH−60:質量平均粒子径5μm、15μm以上の大粒子が2質量%以下である):20質量部と、フッ素系溶媒(m−キシレンヘキサフロライド、パーフロロアルカン、パーフロロ(2−ブチルテトラヒドロフラン)の混合溶剤):30質量部と、により調製した塗布液を、浸漬塗布により塗布することで塗膜を形成し、その後、120℃:10分の一次加硫、200℃:2時間の二次加硫を行い、表面層として、厚さ40μmの第1のゴム層14を有する定着ベルト(定着用部材10a)を得た。
ここで、第1のゴム層14、すなわち、無機粒子を分散したフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層中の硫酸バリウム(無機粒子)の含有量は、16.7質量%であった。
また、第1のゴム層14のJIS A硬度は、JIS K 6253「加流ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さ試験方法」に従い、デュロメータータイプAにて測定したところ、51度であった。
得られた定着ベルトの表面の離型剤との濡れ性の評価として、ジメチルシリコーンオイル SH−200(100cs:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)に対する25℃における表面接触角を、接触角計(FACE CA−X型:協和界面科学株式会社製)により、5個所の接触角を測定し、得られた5点の平均値は22度を示した。
この定着ベルトを、図7に示す画像形成装置1とほぼ同様な構成の富士ゼロックス社製DocuCenterColor500(DCC500)(但し、定着ユニットを図5に示した定着装置20に改造したもの)(以下、この画像形成装置を‘DCC500改’と称する。)に装着し、DCC500用の4色の現像剤を使用してフルカラー画像の形成し、定着ベルトの表面に対し、A4換算で100kpv(プリントボリューム)となる繰り返し使用を行った。定着ベルトの表面に対し、このような長期使用後の画質の評価を行ったところ、初期と変わらない画像を得ることができた。評価結果を表1に示す。
なお、‘DCC500改’では、離型剤としてジメチルシリコーンオイル SH−200(100cs:東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)を用いた。
(実施例2)
実施例1で用いた硫酸バリウムをゼオライトトヨビルダー(東ソー社製:平均粒子径1.5μm)に変更した以外は実施例1と同様にして定着ベルトを作製した。
得られた定着ベルトにおける第1のゴム層14のJIS A硬度を実施例1と同様に測定したところ、48度であった。また、得られた定着ベルトに対し、実施例1と同様に表面接触角を測定したところ、26度を示した。
更に、得られた定着ベルトを‘DCC500改’に装着し、4色の現像剤を使用してフルカラー画像の形成し、実施例1と同様に長期使用後の画質の評価を行ったところ、初期と変わらない画像を得ることができた。評価結果を表1に示す。
(実施例3)
実施例1で用いた硫酸バリウムを簸性硫酸バリウム(堺化学社製:BA:質量平均粒子径8μm、15μm以上の大粒子が17質量%である)に変更した以外は実施例1と同様にして定着ベルトを作製した。
得られた定着ベルトにおける第1のゴム層14のJIS A硬度を実施例1と同様に測定したところ、55度であった。また、得られた定着ベルトに対し、実施例1と同様に表面接触角を測定したところ、20度を示した。
更に、得られた定着ベルトを‘DCC500改’に装着し、富士ゼロックス社製DocuPrint C1616用の4色の現像剤を使用してフルカラー画像の形成し、実施例1と同様に長期使用後の画質の評価を行ったところ、初期と変わらない画像を得ることができた。評価結果を表1に示す。
(実施例4)
実施例1の定着ベルトにおける第1のゴム層14の形成材料として、フルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物であるSIFEL611(信越化学工業社製)を使用した以外は、実施例1と同様にして定着ベルトを作製した。
得られた定着ベルトにおける第1のゴム層14のJIS A硬度を実施例1と同様に測定したところ、48度であった。また、得られた定着ベルトに対し、実施例1と同様に表面接触角を測定したところ、22度を示した。
更に、得られた定着ベルトを‘DCC500改’に装着し、富士ゼロックス社製DocuPrint C1616用の4色の現像剤を使用してフルカラー画像の形成し、実施例1と同様に長期使用後の画質の評価を行ったところ、初期と変わらない画像を得ることができた。評価結果を表1に示す。
(実施例5)
実施例1の定着ベルトにおける第1のゴム層14の形成材料として、フルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物であるSIFEL650(信越化学工業社製)を使用した以外は、実施例1と同様にして定着ベルトを作製した。
得られた定着ベルトにおける第1のゴム層14のJIS A硬度を実施例1と同様に測定したところ、43度であった。また、得られた定着ベルトに対し、実施例1と同様に表面接触角を測定したところ、21度を示した。
更に、得られた定着ベルトを‘DCC500改’に装着し、富士ゼロックス社製DocuPrint C1616用の4色の現像剤を使用してフルカラー画像の形成し、実施例1と同様に長期使用後の画質の評価を行ったところ、初期と変わらない画像を得ることができた。評価結果を表1に示す。
(実施例6)
下記のようにして、図4に示す層構成を有する定着用部材10dを作製した。
ベース層12として、周長527.8mm×幅420mm×厚さ75μmの大きさであり、カーボンブラックを添加して体積抵抗率をRv=1012Ω・cmに調整したポリイミド製の無端ベルトを用いた。そのベース層12の表面に、シリコーンゴム用プライマーであるDY39−115(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)をウェスに含浸させて、塗布し、その後、30分風乾して、接着層18を形成した。
その後、接着層18の表面に、シリコーンゴム前駆体組成物であるDY35−796AB(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製):100質量部と、n−ヘキサン:30質量部と、により調製した塗布液を、浸漬塗布により塗布することで塗膜を形成し、その後、120℃:10分の一次加硫を行い、厚さ40μmの第2ゴム層を形成した。
そして、この第2ゴム層の表面に、今度は、フルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物であるSIFEL610(信越化学工業社製):100質量部と、硫酸バリウム(堺化学社製:BMH−60:平均粒子径5μm、15μm以上の大粒子が2質量%以下である):20質量部と、フッ素系溶媒(m−キシレンヘキサフロライド、パーフロロアルカン、パーフロロ(2−ブチルテトラヒドロフラン)の混合溶剤):20質量部と、により調製した塗布液を、浸漬塗布により塗布することで塗膜を形成し、その後、120℃:10分の一次加硫、180℃:4時間の二次加硫を行い、厚さ20μmの第1ゴム層を形成し、表面層として第1ゴム層及び第2ゴム層からなる積層体を有する定着ベルト(定着用部材10d)を得た。
ここで、第1のゴム層14、すなわち、無機粒子を分散したフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層中の硫酸バリウム(無機粒子)の含有量は、16.7質量%であった。
得られた定着ベルトにおける第1のゴム層14のJIS A硬度を実施例1と同様に測定したところ、50度であった。また、得られた定着ベルトに対し、実施例1と同様に表面接触角を測定したところ、21度を示した。
更に、得られた定着ベルトを‘DCC500改’に装着し、4色の現像剤を使用してフルカラー画像の形成し、実施例1と同様に長期使用後の画質の評価を行ったところ、初期と変わらない画像を得ることができた。評価結果を表1に示す。
(比較例1)
ベース層として、周長527.8mm×幅420mm×厚さ75μmの大きさであり、カーボンブラックを添加して体積抵抗率をRv=1012Ω・cmに調整したポリイミド製の無端ベルトを用いた。そのベース層12の表面に、フルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物であるSIFEL610(信越化学工業社製):100質量部と、フッ素系溶媒(m−キシレンヘキサフロライド、パーフロロアルカン、パーフロロ(2−ブチルテトラヒドロフラン)の混合溶剤):30質量部と、により調製した塗布液を、浸漬塗布により塗布することで塗膜を形成し、その後、120℃:10分の一次加硫、180℃:4時間の二次加硫を行い、表面層として、厚さ40μmのフルオロカーボンシロキサンゴム層を有する定着ベルトを得た。
得られた定着ベルトに対し、実施例1と同様に表面接触角を測定したところ、45度を示した。
また、得られた定着ベルトを‘DCC500改’に装着し、4色の現像剤を使用してフルカラー画像の形成し、実施例1と同様に長期使用後の画質の評価を行ったところ、初期と比較して、全面の光沢が20°グロスの評価で20%低下した画像が得られた。評価結果を表1に示す。
(比較例2)
実施例1におけるフルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物の代わりに、シリコーンゴム前駆体組成物であるDY35−796AB(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)を使用した以外は実施例1と同様にして定着ベルトの作製を行ったが、硫酸バリウムを良好に分散することができず、表面性を満足できる定着ベルトは得られなかった。
また、得られた定着ベルトを‘DCC500改’に装着し、4色の現像剤を使用してフルカラー画像の形成し、実施例1と同様に長期使用後の画質の評価を行ったところ、均一画像を比較すると、部分的に光沢が異なるところが目視で確認できるようになり、使用に耐えない画像となった。この際の定着ベルトの表面を観察すると、ワックスや現像剤、紙粉を含んだ物質が固着している箇所が見られた。評価結果を表1に示す。
(比較例3)
実施例1におけるフルオロカーボンシロキサンゴム前駆体組成物の代わりに、シリコーンゴム前駆体組成物であるDY35−7002AB(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)を使用した以外は比較例1と同様にして定着ベルトの作製を行ったが、硫酸バリウムを良好に分散することができず、表面性を満足できる定着ベルトは得られなかった。
また、得られた定着ベルトを‘DCC500改’に装着し、4色の現像剤を使用してフルカラー画像の形成し、実施例1と同様に長期使用後の画質の評価を行ったところ、均一画像を比較すると、部分的に光沢が異なるところが目視で確認できるようになり、使用に耐えない画像となった。この際の定着ベルトの表面を観察すると、ワックスや現像剤、紙粉を含んだ物質が固着している箇所が見られた。評価結果を表1に示す。
Figure 2005215645
(結果)
表1に明らかなように、実施例1〜6における定着ベルト(本発明の定着用部材)は、長期使用後の画質の評価を行ったところ、初期と変わらない画像を得ることができ、いずれも良好であった。
これに対し、比較例1では、長期使用後の画質の評価では、初期と比較して全面の光沢が20°グロスの評価で20%低下した画像となった。また、比較例2、3は、長期使用後の画質の評価では、均一画像を比較すると、部分的に光沢が異なるところが目視で確認できるようになり、使用に耐えない画像となった。これは、定着ベルトの表面に、シリコーンゴム表面にワックスや現像剤と紙粉を含んだ物質が固着してしまっていたためである。
このように、第1のゴム層14が、無機粒子を分散したフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層であり、その表面の25℃におけるジメチルシリコーンオイルに対する接触角が40度以下である定着ベルトを用いることで、A4換算で100kpv(プリントボリューム)となる繰り返し使用を行った後であっても、画質の劣化を防止することができることがわかる。すなわち、定着ベルトの表面の、トナーによる汚染を防止し、画像グロスの低下を抑制して画質の劣化を抑制し、長期間の使用に亘って、高画質な定着トナー像を得られることがわかる。
本発明の定着用部材の第1の実施形態における層構造を示す要部概略断面図である。 本発明の定着用部材の第2の実施形態における層構造を示す要部概略断面図である。 本発明の定着用部材の第3の実施形態における層構造を示す要部概略断面図である。 本発明の定着用部材の第4の実施形態における層構造を示す要部概略断面図である。 本発明の定着装置の例示的一態様を示す概略構成図である。 図5に示す、本発明の定着装置の例示的一態様において実施される画像定着方法の各工程を示すフローチャートである。 本発明の画像形成装置の第1の態様であるフルカラー画像形成装置の概略構成図である。 本発明の画像形成装置の第2の態様を示す概略構成図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10a、10b、10c、10d 定着用部材
12 ベース層
14 第1のゴム層
16 第2のゴム層
18 接着層
20 定着装置
24 定着ベルト
100 トナー像形成部
200 トナー像形成装置(トナー像形成部)
300 定着装置

Claims (13)

  1. ベース層及び該ベース層上に設けられた表面層を含む構成を有すると共に、記録媒体に担持された未定着トナー像に当接し、該未定着トナー像に熱及び圧力を加える定着用部材であって、
    前記表面層が、無機粒子を分散したフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層で形成される表面を有し、該表面の25℃におけるジメチルシリコーンオイルに対する接触角が40度以下であることを特徴とする定着用部材。
  2. 前記無機粒子の質量平均粒子径が0.5μm以上15μm以下であり、前記フルオロカーボンシロキサンゴムからなる層中に、当該無機粒子を1〜30質量%の割合で含有することを特徴とする請求項1に記載の定着用部材。
  3. 前記無機粒子の質量平均粒子径が0.5μm以上10μm以下であり、かつ、15μm以上である粒子径を有する粒子が、粒子全体の25質量%以下であることを特徴とする請求項2に記載の定着用部材。
  4. 前記無機粒子が、前記フルオロカーボンシロキサンゴムからなる層中に5〜25質量%の割合で含有することを特徴とする請求項2に記載の定着用部材。
  5. 前記無機粒子が、BaSO4及びゼオライトからなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の定着用部材。
  6. 前記フルオロカーボンシロキサンゴムが、主鎖に、パーフルオロアルキルエーテル基及び/又はパーフルオロアルキル基を有するフルオロカーボンシロキサンゴムであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の定着用部材。
  7. 前記表面層が、前記無機粒子を分散したフルオロカーボンシロキサンゴムからなる第1のゴム層と、その下層に設けられたシリコーンゴムからなる第2のゴム層と、からなる積層体であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の定着用部材。
  8. 前記第2のゴム層の厚さが前記第1のゴム層よりも厚いことを特徴とする請求項7に記載の定着用部材。
  9. 前記表面層の厚さが300μm以下であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の定着用部材。
  10. 前記無機粒子を分散したフルオロカーボンシロキサンゴムからなる層の、JIS K 6253に基づくJIS A硬度が、5度以上80度以下であることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の定着用部材。
  11. 少なくとも、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の定着用部材と、
    該定着用部材の表面に離型剤を供給する離型剤供給装置と、
    を備えることを特徴とする定着装置。
  12. 少なくとも、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の定着用部材を用いて未定着トナー像を記録媒体に定着させる定着工程と、
    前記定着用部材の表面から前記記録媒体を剥離する剥離工程と、
    前記定着用部材の表面に離型剤を供給する離型剤供給工程と、
    を有することを特徴とする画像定着方法。
  13. 少なくとも、記録媒体に未定着トナー像を担持させるトナー像形成部と、
    請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の定着用部材と、
    該定着用部材の表面に離型剤を供給する離型剤供給装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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