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JP2005212388A - プリンタ用データ処理装置 - Google Patents

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JP2005212388A
JP2005212388A JP2004024186A JP2004024186A JP2005212388A JP 2005212388 A JP2005212388 A JP 2005212388A JP 2004024186 A JP2004024186 A JP 2004024186A JP 2004024186 A JP2004024186 A JP 2004024186A JP 2005212388 A JP2005212388 A JP 2005212388A
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Yoshiki Takeoka
良樹 竹岡
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】 記録ヘッドを駆動するためのデータ処理を高速に行う。
【解決手段】 データ処理部20はパイプライン処理で、サーマルヘッド8の駆動に並行してデータ処理を施す。データ処理部20には、2段でパイプライン処理を行うために第1処理回路26と第2処理回路28とが設けられ、各処理回路26,28の間には中間バッファ部27が設けられており、ライン周期毎に1ライン分ずつ各処理回路26,28で処理がそれぞれ行われる。各処理の処理時間が短くなり、ライン周期を短くすることができるのでプリント時間が短縮される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プリンタに用いられるプリンタ用データ処理装置に関するものである。
画像データに基づいて記録ヘッドを駆動し、記録紙にカラー画像を記録するプリンタが各種知られている。このようなプリンタでカラー画像を記録する場合には、画像データに対して各種のデータ処理を施して、ヘッドドライバで記録ヘッドを駆動するデータに変換する必要がある。
例えば記録ヘッドとしてのサーマルヘッドでカラー感熱記録紙を加熱することのよりカラー画像を発色記録するカラー感熱プリンタでは、データ処理としては画像データをサーマルヘッドの発熱素子の通電時間(発熱量)に応じたデータに変換する必要がある他、記録方式の特性等に応じた各種のデータ処理が必要であり、色空間変換処理,記録紙等の特性に応じた三次元色変換処理,輪郭強調処理,階調を示すデータをサーマルヘッドの発熱素子が発生すべき熱エネルギーに変換するエネルギー変換処理,熱履歴補正演算処理,駆動データへの変換処理等が行われる。
上記のような一連のデータ処理は、商品性を維持できるプリント速度を得るために、高速なCPU、例えばRISC(Reduced Instruction Set Computer)プロセッサや、DSP(Digital Signal Processor)のような高速な演算器と大容量のワークメモリとを用いて、面単位およびライン単位で順次に処理を行っている。また、通常では実際にサーマルヘッドを駆動する前に、例えば色空間変換処理から三次元色変換処理までの一連の処理を面単位で順次に行ってワークメモリに記憶しておき、残る処理をラインの記録に同期してライン単位で順次に行うことにより、一部の処理をサーマルヘッドを駆動と並行して行うことにより、プリント開始前の準備時間を短くして実質的なプリント時間の短縮を図っている。
また、特許文献1に記載されるように、各種の処理は、面単位およびライン単位にかかわらず、演算器(CPU)とメモリとをバスで接続した構成により、各処理毎にワークメモリから演算器に画像データを読み出して処理を行い、処理結果を再びワークメモリに書き戻すという手順が繰り替し行われていた。
特開2000−172630号
ところで、プリント時間の短縮を図るには、1ラインを記録する1ライン記録期間を短縮すること、あるいはプリント開始前の準備時間を短くすることで可能になる。1ライン記録期間を短縮するには、サーマルヘッドの駆動と並行して行われる処理数を減らすか、より高速な演算を行わなければならない。
しかしながら、前者では、プリント開始前に実行する処理数が増加し、その処理をより高速な演算器を用いて実行し、ライン記録に並行したデータの処理数を減らすことでライン記録期間を短縮しなければないが、近年では画像の高画質化にともない画像データのサイズが大きくなっており、それに見合う高速な演算器を用いることで製造コストの大きな上昇を招いてしまい好ましくない。
一方、後者では、上記のように演算器とメモリとをバスで接続した構成により、各処理毎にワークメモリに対してデータの入出力を行う際にデータ転送によるオーバヘッドが大きいので高速化に限界がある。そして、このために、より高速な演算器や高速なアクセスが可能なメモリを用いることは、やはり製造コストの大きな上昇を招いてしまう。
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、プリントの高速化に適したプリンタ用データ処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、1ラインを記録するライン周期毎に、1ライン分の入力データに対する所定の処理を行って処理済みの1ライン分の出力データを次段の入力データとして出力することにより、パイプライン処理で前記データ処理を行う複数段のデータ処理手段と、各データ処理手段の間にそれぞれ設けられ、ライン周期毎に、次段のデータ処理手段に対して1ライン分の入力データを出力するとともに、前段のデータ処理手段からの1ライン分の出力データが次のライン周期で出力すべきデータとして書き込まれる1個以上の中間バッファとを備えたものである。
請求項2記載の発明では、ライン周期毎に、1ライン分のデータを初段のデータ処理手段の入力データとして出力するとともに、新たな1ライン分の画像データが次のライン周期で出力すべきデータとして書き込まれるラインメモリ手段と、ライン周期毎に、前記データ処理が施された1ライン分のデータを出力するとともに、次のライン周期で出力すべきデータとして最終段のデータ処理手段からの1ライン分の出力データが書き込まれるプリントバッファ手段とを備えたものである。
請求項3記載の発明では、ラインメモリ手段を、2つのラインメモリから構成され、一方のラインメモリからデータを読み出している間に、他方のラインメモリに対してデータの書き込みを行い、1ライン毎に読み出しと書き込みを行うラインメモリが切り換わるダブルバッファ構成としたものである。
請求項4記載の発明では、プリントバッファ部を、2つのバッファメモリから構成され、一方のバッファメモリからデータを読み出している間に、他方のバッファメモリに対してデータの書き込みを行い、1ライン毎に読み出しと書き込みを行うバッファメモリが切り換わるダブルバッファ構成としたものである。
請求項5記載の発明では、中間バッファを、読み出すべきラインのデータの読み出しと、書き込むべきラインのデータの書き込みとを画素単位で交互に行う1ライン分のバッファメモリから構成としたものである。
請求項6記載の発明では、パイプライン処理のタイミングを制御するライン制御手段を備え、このライン制御手段は、プリント時には予め設定されたライン周期数分のパイプライン処理を実行させた後に、パイプライン処理を一時的に停止し、記録紙が定速となることに応答してパイプライン処理を再開させるものである。
請求項7記載の発明では、外部のCPUとの間で通信を行うインタフェースを備え、このインタフェースを介してCPUによってライン周期が設定されるものである。
本発明によれば、1ラインを記録するライン周期毎に、それぞれパイプライン処理でデータ処理を行う複数段のデータ処理手段と、各データ処理手段の間に中間バッファとを設ける構成として、画像データに対して記録ヘッドを駆動するためのデータ処理を行ようにしたから、プリント前の事前処理,1ラインを記録する1ライン記録期間の短縮を図ることができ、プリントを高速に行うことができるようになる。しかも、大容量のワークメモリや高速なプロセッサを用いる必要がないので製造コストを低く抑えることができる。
本発明を実施した感熱記録方式のプリンタの概略を図1に示す。CPU2は、プリンタの各部を制御する。このCPU2は、システムバス3を介して、ROM4,画像メモリ5,プリント制御LSI7の間でデータ及び各種コマンドの授受を行う。ROM4には、プリントシーケンスを実行するためのプログラムや各種パラメータが書き込まれており、CPU2は、このROM4のプログラムにしたがって各部を制御する。画像メモリ5には、記録すべき画像の画像データが書き込まれる。
プリンタ用データ処理装置であるプリント制御LSI7は、サーマルヘッド8を駆動してカラー感熱記録紙に画像を記録するために画像メモリ5から読み出された画像データに所定のデータ処理を施す機能の他、サーマルヘッド8のアップ・ダウンやカラー感熱記録紙の搬送を制御する機能をも有したものたなっている。
メモリカード9は、プリンタに着脱自在とされており、装着時にはCPU2と接続される。このメモリカード9には、例えばデジタルカメラで撮影された画像が圧縮された画像データで記録されている。記録すべき画像の画像データは、CPU2によってメモリカード9から読み出され、このCPU2によって伸長されて画像メモリ5に書き込まれる。画像データとしては、例えば輝度データ,青色色差データ,赤色色差データからなるYCbCr(4:2:2)形式のものが用いられているが、この形式に限らず、JPEG形式やTIFF形式などのような各種形式のものでもよく、また赤色,緑色,青色の画像データやイエロー,マゼンタ,シアンの画像データであってもよい。
記録ヘッドとしてのサーマルヘッド8は、多数、例えば1024個の発熱素子がライン状に配された発熱素子アレイを備えており、この発熱素子アレイをプリントのためにカラー感熱記録紙に圧接した圧接位置と、カラー感熱記録紙から離れた退避位置との間で揺動自在にされている。
カラー感熱記録紙は、周知のように、支持体上にシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層,透明な保護層が順番に層設されている。感熱発色層は、記録する順番に層設されており、イエロー感熱発色層は420nmの紫外線(近紫外線)が、マゼンタ感熱発色層は365nmの紫外線が照射されることによって発色能力が消失する。
各感熱発色層は、深層になるほど発色するために大きな発色熱エネルギーが必要である。このカラー感熱記録紙では、イエロー感熱発色層の発色熱エネルギーが最も低く、シアン感熱発色層の発色熱エネルギーが最も高い。発色熱エネルギーは、感熱発色層が発色する直前のバイアス熱エネルギーと、階調値すなわち記録すべき画素の発色濃度に応じた階調熱エネルギーとからなる。バイアス熱エネルギーは各感熱発色層毎に一定の値であるが、階調熱エネルギーは発色濃度が高いほど大きくなる。
サーマルヘッド8は、搬送路の上流から下流に向けて搬送中のカラー感熱記録紙に加熱を行って1色の画像を1ラインずつ記録する。1色の画像の記録完了後、カラー感熱記録紙が搬送路の下流から上流に向けて戻され、この後に再びカラー感熱記録紙が上流から下流に向けて搬送されている間に次の1色の画像が1ラインずつ記録される。このようにして、サーマルヘッド8は、カラー感熱記録紙の往復動によって3色面順次でカラー画像を記録する。また、イエロー画像,マゼンタ画像のそれぞれの記録後には、図示しない光定着器からカラー感熱記録紙に対して紫外線を照射することにより、次の色の記録時に前の色感熱発色層が発色しないように記録済みの感熱発色層の発色能力を消失させる。
揺動モータ11,搬送モータ12は、プリント制御LSI7によって駆動される。揺動モータ11は、サーマルヘッド8を圧接位置と退避位置との間で移動する。搬送モータ12は、図示しない給紙ローラー,搬送ローラを駆動して、カラー感熱記録紙の給紙と記録時の搬送を行う。サーマルヘッド8を駆動して画像を記録するプリント期間では、所定のライン周期でカラー感熱記録紙を1ライン分ずつ移動するように搬送モータ12が駆動される。
ヘッド位置センサ13aは、サーマルヘッド8が圧接位置,退避位置にセットされたことを検出する。搬送位置センサ13bは、カラー感熱記録紙の先端を検出する。この搬送位置センサ13bは、それでカラー感熱記録紙の先端が検出されたときにサーマルヘッド8を圧接位置に移動すると、カラー感熱記録紙の記録エリアの数ライン手前にサーマルヘッド8が圧接されるように、サーマルヘッド8の下流側の近傍に配されている。
ヘッド温度センサ14aは、サーマルヘッド8に取り付けられており、サーマルヘッド8のヘッド温度を測定する。環境温度センサ14bは、プリンタ内の環境温度を測定する。これらの各温度センサ14a,14bで測定されたヘッド温度,環境温度は、熱履歴補正に用いられる。
プリント制御LSI7は、CPUIF(インターフェース)15,割り込み制御回路16,ライン制御部17,モータ制御部18,センサ入力部19,データ処理部20,ヘッド制御部21から構成されている。CPUIF15,ライン制御部17,モータ制御部18,センサ入力部19,データ処理部20,ヘッド制御部21は、プリント制御LSI7内に設けられた内部バス22に接続されており、その内部バス22を介して相互間でデータ,各種コマンドの授受が可能になっている。また、CPUIF15は、システムバス3を介してCPU2と接続されており、プリント制御LSI7の各部とCPU2との間のデータの授受を制御する。
割り込み制御回路16は、プリント制御LSI7内の各部からの信号に応答してCPU2に割込み信号を送出する。この割り込み制御回路16には、ライン制御部17からのライン周期信号,センサ入力部19からの割り込み要求信号が入力される。CPU2は、ライン周期信号に対応した割り込み信号に応答して画像メモリ5からの画像データの読み出しを行い、またセンサ入力部19からの割り込み要求信号に対応した割り込み信号の入力により、プリント制御用LSI7の処理開始やプリント開始を制御する。
ライン制御部17は、データ処理のタイミング信号となる一定なライン周期のライン周期信号を発生する。ライン周期信号は、割り込み制御回路16,データ処理部20,モータ制御部21にそれぞれ送られる。ライン周期信号から次のライン周期信号が発生するまでが期間が1ラインを記録する1ライン記録期間であり、ライン周期は、サーマルヘッド8が駆動されるプリント期間中にモータ制御部18から搬送モータ12に出力される搬送パルスと同じ周期となっている。
ライン制御部17は、1色の画像の記録時には、CPU2からの処理開始の指示に応答して、後述するデータ処理部のパイプライン処理の段数に応じた個数のライン周期信号の送出してからライン周期信号の送出をいったん停止し、この後にプリント開始信号が入力されると、予め設定されたディレイ数分のライン周期だけ待ってから搬送パルスに同期したタイミングでライン周期信号の送出を再開する。プリント開始信号は、後述するようにカラー感熱記録紙20の搬送速度が一定とる直前にモータ制御部18から入力される。これにより、実際のサーマルヘッド8の駆動に先行してデータ処理回路20による遅延されるライン数分の処理をデータ処理回路20に行わせている。
また、ライン制御部17は、後述するデータ有効信号,ライン有効信号をデータ処理部20,ヘッド制御部21に送り、データ処理部20によるデータ処理,ヘッド制御部20によるサーマルヘッド8の駆動タイミングを制御する。
モータ制御部18は、揺動モータ11,搬送モータ12の駆動をそれぞれ制御する。モータ制御部18は、CPU2から指示により揺動モータ11を駆動し、サーマルヘッド8を圧接位置と退避位置との間で移動させる。また、モータ制御部18は、搬送パルスを送出して搬送モータ12を駆動し、カラー感熱記録紙を搬送する。なお、搬送パルスは、ライン制御部17にも送られ、プリント期間中では搬送パルスとライン周期との同期がとられる。
搬送モータ12の速度、すなわちカラー感熱記録紙の搬送速度は、搬送パルスの周期が短いほど早くなる。モータ制御部18は、記録時では、搬送パルスの周期と発生パルスの個数を規定した加減速テーブルに基づいて搬送パルスが送出される。この加減速テーブルには、カラー感熱記録紙を所定の搬送速度にまで加速する加速期間、所定の搬送速度で搬送を行いサーマルヘッド8で実際に記録を行うプリント期間、搬送を終了する際の減速期間のぞれぞれについての周期とパルス数とが規定されている。
プリント期間の搬送パルスの周期は、カラー感熱記録紙を定速で搬送するために一定にされており、その周期は前述のようにライン周期と同一にされている。また、加速期間では搬送パルスの周期が徐々に短くされてプリント期間の搬送速度にまで搬送速度が加速されるようになっており、減速期間では徐々に搬送速度が減少するように搬送パルスの周期が徐々に長くされている。
各期間の搬送パルス数は、記録するカラー感熱記録紙のサイズなどに応じてCPU2によって設定される。また、この例では記録する色によってライン周期及び搬送パルスの周期が異なるので、ライン周期及び搬送パルスの周期は、各色の記録に先立ち、CPU2によってライン制御部17,モータ制御部18に設定される。
上記モータ制御部18は、加速期間が終了する際、すなわち一定周期の搬送パルスの送出を開始する直前にプリント開始信号を発生して、これをライン制御部17に送る。これにより、前述のように、プリント開始信号から所定のディレイ数分の周期を待ってからライン周期信号の送出が再開される。ディレイ数は、例えば、カラー感熱記録紙のサーマルヘッドが圧接する位置から記録エリアの先端までの長さと加速期間のパルス数に応じて決められている。
センサ入力部19には、各位置センサ13a,13b、各温度センサ14a,14bからの検出信号が入力される。このセンサ部19は、サーマルヘッド8が圧接位置に移動したことをヘッド位置センサ13aから検出信号に基づいて検出したときに、プリントを開始させるために割り込み要求信号を割り込み制御回路16に送る。また、搬送位置センサ13bでカラー感熱記録の先端を検出したたときには、サーマルヘッド8を圧接位置に移動させるために割り込み要求信号を割り込み制御回路16に送る。
さらに、センサ入力部19は、A/D変換器を有しており、ヘッド温度センサ14a,環境温度センサ14bからの検出信号をヘッド温度,及び環境温度のデジタル情報に変換し、これらを内部バス22を介してデータ処理部20に送る。
データ処理部20には、CPU2によって画像メモリ5から1ライン分ずつ読み出された画像データが入力される。このデータ処理部20は、画像データに対して詳細を後述するようにライン単位でパイプライン処理によるデータ処理を施してサーマルヘッド8を駆動して画像を記録するための通電時間データを作成して出力する。
ヘッド制御部21は、データ処理部20からの1ライン分の通電時間データが入力される。このヘッド制御部21は、通電時間データに基づいてサーマルヘッド8の対応する発熱素子を発熱させてカラー感熱記録紙を加熱する。これにより、カラー感熱記録紙に1色の画像を1ラインずつ記録する。
ヘッド制御部21は、1ラインを記録するための1ライン期間中に一定の間隔でカウントアップされるカウンタや、このカウンタのカウント値と各通電時間データとを比較し通電時間データが大きい場合に出力を「Hレベル」とする1ライン分のコンパレータや、ストローブ信号の入力中でコンパレータの出力が「Hレベル」となっているときに対応するサーマルヘッド8の発熱素子を通電して発熱させる回路などから構成されている。
各1ライン記録期間中には、データ処理部20から1ライン分の通電時間データがヘッド制御部21によって読み出されるとともに、その内部で1ライン記録期間中の最大の通電時間と同じ長さのストローブ信号が発生する。ヘッド制御部21内のカウンタは、1ラインの記録開始時にリセットされて所定の単位時間毎にカウントアップする。これにより、サーマルヘッド8の各発熱素子は、対応する通電時間データに表される時間だけ通電されて発熱し、通電時間データの元になった画像データが示す濃度に発色させる熱エネルギーをカラー感熱記録紙に与える。
また、ヘッド制御部21には、サーマルヘッド8の各発熱素子の抵抗値を測定する抵抗値測定ユニット21aが設けられている。抵抗値測定ユニット21aは、例えばプリンタの電源がオンとされた直後に、CPU2に制御されて各発熱素子の抵抗値をそれぞれ測定する。測定された各抵抗値は、CPU2に送られ、その抵抗値に基づいて発熱素子が発生すべき熱エネルギーを補正する補正値を発熱素子毎に算出する。各補正値は、データ処理部20に送られてセットされる。
図2にデータ処理部20の構成を示す。データ処理部20は、ラインメモリ部25,第1処理回路26,中間バッファ部27,第2処理回路28,プリントバッファ部29から構成されている。ラインメモリ部25,中間バッファ部27,プリントバッファ部29は、図示しないコントローラによりデータのリード(読み出し)・ライト(書き込み)が制御される。第1処理回路26,第2処理回路28は、データ処理手段となっており、2段のデータ処理手段でパイプライン処理を行う。
ラインメモリ部25には、ライン周期信号の発生毎、すなわちライン周期毎に画像データが1ライン分ずつCPU2によって入力される。このラインメモリ部25は、第1ラインメモリ25aと第2ラインメモリ25bとから構成されており、一方のラインメモリから画像データが読み出されている間に、他方のラインメモリに画像データの書き込みが可能とされるとともに、1ライン毎に書き込みと読み出しとが切り換えられるダブルバファ構成となっている。これは、1ライン記録期間中で、1ライン分の画像データを読み出して第1処理回路26において処理を行っている間に、次に処理すべき1ライン分の画像データをラインメモリ部25に書き込んでおく必要があるためである。なお、画像データとしては、輝度データ、各色差データがそれぞれ書き込まれ、また読み出される。
このラインメモリ部25は、ライン制御部17からのライン有効信号L0が入力されているときに読み出しが有効となり、データ有効信号D0が入力されている間に読出し動作を行い、画像データとともにデータ有効信号D1を第1処理回路26に送る。
第1処理回路26は、データ有効信号D1とともに入力される1ライン分の画像データを順次に取り込み、第1処理を施して順次に出力する。この第1処理は、4:2:2の比率でサンプリングされて作成された輝度データ、各色差データを1:1:1のデータに変換する同時化処理,この画像データをY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の各色の階調データに変換する色空間変換処理,階調データに対して輪郭を強調する輪郭強調処理とからなる。この第1処理回路26は、第1処理を施して得られる階調データのうち記録すべき色の階調データをデータ有効信号D2とともに順次に中間バッファ部27に出力する。
中間バッファ部27は、ラインメモリ部25と同様にダブルバッファ構成とされており、それぞれ1ライン分の記憶容量を有した第1中間バッファメモリ27a,第2中間バファメモリ27bとから構成されている。データ有効信号D2とともに第1処理回路26からの階調データが入力されると、書き込みに設定されている一方の中間バッファメモリに1ライン分の階調データの書き込みが行われ、ライン制御部17からのライン有効信号L3,データ有効信号D3が入力されることによって読出しに設定されている他方の中間バッファメモリから1ライ分の階調データが読み出される。
上記中間バッファ部27の書込み及び読出しは、ライン周期毎に行われ、1ライン記録期間内では、1周期前(前回の1ライン記録期間中)に書き込まれた1ライン分の階調データの読出しが行われるとともに、新な1ライン分の階調データが書き込みが行われる。中間バッファ部27から読み出された階調データは、データ有効信号D4とともに第2処理回路28に送られる。
第2処理回路28は、データ有効信号D4とともに中間バッファ部27から出力される階調データに対して第2処理を施してデータ有効信号D5とともに順次に出力する。第2処理は、エネルギー変換処理,熱履歴補正,抵抗値正処理,通電時間変換処理からなる。
エネルギー変換処理は、カラー感熱記録紙の発色特性に応じたパラメータで階調データを発熱素子が発生すべき熱エネルギー値に変換する。熱履歴補正では、サーマルヘッド8の蓄熱状態に応じたパラメータで発熱素子に発生させる熱エネルギーを増減する。抵抗値正処理では、抵抗値測定ユニット21aで測定された抵抗値に基づいた補正値をパラメータとして用いて濃度ムラの発生を防止するための補正を行う。エネルギー変換処理,抵抗値正処理で用いられる各パラメータは、記録に先立ってCPU2によって画像記録前に第2処理回路28にセットされる。また、熱履歴補正では、各温度センサ14a,14bで測定されるヘッド温度及び環境温度がパラメータの一部として用いられる。
プリントバッファ部29は、ラインメモリ部25,中間バッファ部27と同様なダブルバッファ構成とされており、第1プリントバッファメモリ29aと、第2プリントバッファメモリ29bとからなる。プリントバッファ部29には、第2処理回路28から1ライン分の通電時間データとデータ有効信号D5が入力される。データ有効信号D5が入力されると、入力中の通電時間データを書き込み側のプリントバッファメモリに順次に取り込んで保持し、次のライン周期にヘッド制御部21によって読み出される。
1ライン分のデータについての、ラインメモリ部25からの読み出しから中間バッファ部27への書き込みまでの一連の処理は1ライン記録期間内に完了する。同様に、中間バッファ部27からの読み出しからプリントバッファ部29への書き込みまでの一連の処理は1ライン記録期間内に完了する。また、ラインメモリ部25からプリントバッファ部29までは、内部バス22とは別に用意されたバスによって各部間で直接にデータ,信号の授受が可能にされている。
次に上記構成の作用について説明する。プリンタの電源をオンとすると、抵抗値測定ユニット21aが自動的に作動され、サーマルヘッド8の各発熱素子の抵抗値がそれぞれ測定される。この測定によって得られる各発熱素子の抵抗値は、内部バス22,CPUIF15,システムバス3を介してCPU2に送られる。そして、測定された各抵抗値に基づき、各発熱素子に対応した補正値がCPU2によって算出され、各補正値がシステムバス3,CPUIF15,内部バス22を介してデータ処理部20に送られ、第2処理回路28に抵抗値補正処理用のパラメータとしてセットされる。
電源をオンとした後に、図示しない操作部を操作してプリント指示を与えると、CPU2によってメモリカード9から記録すべき画像のデータが読み出され、これを伸長して得られる画像データが画像メモリ5に書き込まれる。
また、モータ制御部18には、CPU2からヘッドアップの指示が与えられる。この指示を受けたモータ制御部18により、揺動モータ11が駆動されてサーマルヘッド8が退避位置にセットされる。そして、ヘッド位置センサ13aによってサーマルヘッド8が退避位置にセットされたことが検出されると、割り込み要求信号がセンサ入力部19から割り込み制御回路16に送出されて、CPU2に割り込み信号が送られる。
上記の割り込み信号に応答して、CPU2からはモータ制御部18に対して給送指示が与えられ、搬送モータ12が駆動される。この搬送モータ12の駆動により給送ローラ及び搬送ローラが回転され、給紙カセットからカラー感熱記録紙がサーマルヘッド8に向けて給紙される。
カラー感熱記録紙の給紙が行われ、カラー感熱記録紙の先端が搬送位置センサ13bによって検出されると、割り込み制御回路16に割り込み要求信号がセンサ入力部19から送出され、CPU2に割り込み信号が送られる。この割り込み信号に応答してCPU2からモータ制御部18に搬送モータ12の停止と、サーマルヘッド8のダウンが指示される。
モータ制御部18により、搬送モータ12が停止されてカラー感熱記録紙の搬送が停止される。この搬送の停止後に、揺動モータ11が駆動されてサーマルヘッド8が圧接位置にセットされて、カラー感熱記録紙に圧接される。
上記のようにサーマルヘッド8が圧接位置にセットされたことが、ヘッド位置検出センサ13aによって検出されると、センサ入力部19からの割り込み要求信号が割り込み制御回路16に送られ、CPU2に割り込み信号が入力される。この割り込み信号の入力により、CPU2によって画像メモリ5から第1ラインの画像データの読み出しが行われ、システムバス3,CPUIF15、内部バス22を介してデータ処理部20のラインメモリ部25に送られる。ラインメモリ部25は、初期状態では第1ラインメモリ25aにデータが書き込まれるようにされているため、第1ラインの画像データが第1ラインメモリ25aに書き込まれる。
第1ラインの画像データの書き込が完了すると、図3に示すように、CPU2から処理開始の指示が出力され、これがCPUIF15を介して、ライン制御部17とモータ制御部18と送られる。この処理開始の指示を受けて、モータ制御部18は、加減速テーブルに基づいて搬送モータ12に対して搬送パルスの送出を開始する。これにより、カラー感熱記録紙は、停止状態から加速されて、一定の搬送速度で搬送されるようになる。
一方、ライン制御部17は処理開始の指示を受けると、その直後から割り込み制御回路16,データ処理部20,ヘッド制御部21に対してライン周期信号の送出を開始するとともに、ラインメモリ部25に対してライン有効信号L0の送出を開始する。このライン有効信号L0は、1色の画像についての第1処理が完了するまでの間、継続して出力される。なお、図3中の読出し及び書込みのタイミングを示す波形に付記した数字はラインの番号を示している。
また、このライン周期信号L1の送出開始と同時に、ライン制御部17からは1番目のデータ有効信号D0がラインメモリ部25に送られる。ライン有効信号L0の入力中にデータ有効信号D0が入力されることにより、第1ラインメモリ25aから第1ラインの各画像データが所定の処理レートで順番に読み出される。そして、この第1ラインの画像データが出力されている期間には第1処理回路26に1番目のデータ有効信号D1が送られる。
1番目のデータ有効信号D1を受け、第1処理回路26は、そのデータ有効信号D1の入力中にラインメモリ部25から出力される画像データを順次に取り込み、取り込んだ画像データに第1処理を施して出力する。このときに、第1処理回路26による第1処理は、ラインメモリ部25からの画像データの読み出しに同期して、すなわち所定の処理レートで行われる。
第1処理が施されることにより、画像データ(輝度データ,青色色差データ,赤色色差データ)は、イエロ−,マゼンタ,シアンの各階調データに変換され、輪郭強調処理が施された後に、記録すべき色、すなわちイエロー階調データが所定の処理レートで順次にデータ有効信号D2とともに中間バッファ部27に出力される。
中間バッファ部27は、最初に第1中間バッファメモリ27aにデータ書き込みが行われるようにされているから、データ有効信号D2を受け、それとともに入力される第1ラインのイエロー階調データが第1中間バッファメモリ27aに順次に書き込まれる。
第1ラインのイエロー階調データが第1中間バッファメモリ27aに書き込まれた後に、2番目のライン周期信号が発生する。そして、このライン周期信号に同期して、ライン制御部17からイエロー画像用のライン有効信号L3の送出が開始されるとともに、1番目のデータ有効信号D3が中間バッファ部27に送られる。
ライン有効信号L3とともにデータ有効信号D3が入力されることに応答して、中間バッファ部27の第1中間バッファメモリ27aから第1ラインの各イエロー階調データの読出しが所定の処理レートで順次に行われて、1番目のデータ有効信号D4とともに第2処理回路28に送られる。
中間バファ部27から順次出力されるイエロー階調データは、1番目のデータ有効信号D4が入力されることで第2処理回路28に順次に取り込まれて、所定の処理レートで第2処理が施され、1番目のデータ有効信号D5ともに出力される。これにより、第1ラインのイエロー階調データは、熱履歴補正,抵抗補正処理が施された通電時間データとして出力される。
上記のようにして得られる第1ラインの通電時間データは、1番目のデータ有効信号D5とともに第2信号処理回路28からプリントバッファ部29に送られる。そして、このプリントバッファ部29はデータ有効信号5が入力されることによって、第1ラインの通電時間データを第1プリントバッファメモリ29aに順次に取り込んで保持する。
ところで、第1ラインの画像データのラインメモリ部25への書き込みが完了した後に発生する1番目のライン周期信号が割り込み制御回路16に入力される。すると、CPU2に割り込み信号が送られ、この割り込み信号を受けてCPU2により画像メモリ5から第2ラインの各画像データが読み出されて、これがラインメモリ部25に送られる。
ラインメモリ部25は、第1ラインの画像データの書き込みが完了した時点で、第1ラインメモリ25aが読み出し用に、第2ラインメモリ25bが書き込み用に切り換えられているから、第2ラインの画像データは、第1ラインの画像データの読み出しと競合することなく、第2ラインメモリ25bに順次書き込まれる。
そして、2番目のライン周期信号の発生に同期して、2番目のデータ有効信号D0がライン制御部17からラインメモリ部25に送られることにより、この第2ラインメモリ25bから第2ラインの画像データが読み出され、2番目のデータ有効信号D1とともに第1処理回路26に送られる。この第2ラインの各画像データは、第1処理回路26で第1処理が施されてそれぞれイエロー階調データに変換され、2番目のデータ有効信号D2とともに中間バッファ部27に送られる。このときに中間バッファ部27は、第2中間バッファメモリ27bが書き込み用にされているから、この第2中間バッファメモリ27bに第2ラインのイエロー階調データが書き込まれる。したがって、第1ラインの読み出しとは競合しない。
さらに、上記の2番目のライン周期信号に同期して、画像メモリ5から第3ラインの画像データが読み出されラインメモリ部25に送られる。2番目のライン周期信号が発生した時点では、第1ラインメモリ25aからの第1ラインの画像データの読み出しが完了しており、この第1ラインメモリ25aが書き込み用に切り換えられている。そして、この第1ラインメモリ25aに第3ラインの画像データが書き込まれる。なお、このときに、第2ラインメモリ25bからは、上述のように第2ラインの画像データが読み出されている。
上記のようにして第1ラインの通電時間データがプリントバッファ部29に、第2ラインのイエロー階調データが中間バッファ部27に、第3ラインの画像データがラインメモリ部25に書き込まれた状態となると、ライン周期信号の発生が一時的に停止される。このように第3ラインの画像データをラインメモリ部25に書き込んだ状態まで事前処理を進め、一時的にライン周期信号の発生を停止しプリント開始の待機状態とする。これにより、プリント開始の指示に応答して直ちにサーマルヘッド8を駆動できるようにしている。
ライン周期信号の発生が一時的に停止された状態となってから、加速期間が終了してプリント期間となる。そして、このプリント期間となる直前にプリント開始信号がモータ制御部18からライン制御部17に対して送られる。すると、ライン制御部17は、予め設定されたディレイ数(この例では2周期)分の搬送パルスの入力を待ってから、搬送パルスに同期したタイミングでライン周期信号の送出を再開する。すなわち、カラー感熱記録紙の搬送速度が一定になることに応答してパイプライン処理が再開される。
送出再開直後に発生される3番目のライン周期信号と同時にライン制御部17からヘッド制御部21に対してライン有効信号L6の送出が開始される。このライン有効信号L6は、1色の画像の最終ラインの記録が完了するまで送出される。
ライン有効信号L6が入力されることによりヘッド制御部21は、ライン周期信号の入力毎にプリントバッファ部29から通電時間データを1ライン分ずつ読み出して、それに基づいてサーマルヘッド8の各発熱素子を駆動するようになる。このため、3番目のライン周期信号が発生すると、ヘッド制御部21により第1プリンタバッファメモリ29aから第1ラインの通電時間データが読み出され、これに基づいてサーマルヘッド8の発熱素子が駆動される。これにより、イエロー画像の第1ラインがカラー感熱記録紙に記録される。
他方、3番目のライン周期信号に同期して、上記と同様に、割り込み信号,各データ有効信号の送出が行われ、第2中間バッファメモリ27bの第2ラインのイエロー階調データが第2処理回路28に送られる。そして、このイエロー階調データに第2処理が施されることで得られる通電時間データがプリントバッファ部29に送られ、その第2プリントバッファメモリ29bに書き込まれる。また、第1ラインメモリ25aから第3ラインのイエロー階調データが第1処理回路26に送られ、第1処理が施されて得られるイエロー階調データが第1中間バッファメモリ27aに書き込まれる。さらには、画像メモリ5から読み出された第4ラインの画像データが第2ラインメモリ25bに書き込まれる。
この後に、4番目のライン周期信号が発生すると、上記と同様にして、第2ラインの通電時間データがヘッド制御部21に読み出される。これにより、サーマルヘッド8の各発熱素子が第2ラインの通電時間データに基づいて駆動され、カラー感熱記録紙紙にイエロー画像の第2ラインが記録される。また、第3ラインのイエロー階調データに第2処理を施して得られる通電時間データが第1プリントバッファメモリ29aに書き込まれ、第4ラインのイエロー階調データに第1処理を施したイエロー階調データが第2中間バッファメモリ27bに書き込まれる。さらには、画像メモリ5から読み出された第5ラインの画像データが第1ラインメモリ25aに書き込まれる。以下、同様にして、イエロー画像の第3ライン以降が記録される。
イエロー画像の記録されたカラー感熱記録紙の部分は、図示しない光定着器からの近紫外線が照射されることにより光定着される。イエロー画像の最終ラインの記録が終了し、カラー感熱記録紙の後端までの光定着が完了すると、サーマルヘッド8が退避位置に移動されてからカラー感熱記録紙が戻される。この搬送中に、カラー感熱記録紙の先端が搬送位置センサ13bにに検出されると、搬送が停止されるとともに、サーマルヘッド8がカラー感熱記録紙に圧接される。
サーマルヘッド8をカラー感熱記録紙に圧接した後に、マゼンタに応じたパラメータ,ライン周期等をセットしてから、イエロー画像の場合と同様な手順でパイプライン処理で第1処理、第2処理を行いながら、マゼンタ画像を1ラインずつ記録する。
マゼンタ画像の記録されたカラー感熱記録紙の部分は、光定着器からの紫外線が照射されることにより光定着される。マゼンタ画像の最終ラインの記録が終了し、カラー感熱記録紙の後端までの光定着が完了するとサーマルヘッド8による圧接が解除されてからカラー感熱記録紙が戻される。この搬送中に、カラー感熱記録紙の先端が搬送位置センサ13bに検出されると、搬送が停止されるとともに、サーマルヘッド8がカラー感熱記録紙に圧接される。サーマルヘッド8圧接された後に、シアンプリント工程が開始され、上記と同様な手順でシアン画像が1ラインずつ記録される。
上記のように、ラインの記録に同期させて1ライン分ずつ各段のデータ処理をするようにパイプライン処理を行っているから、ライン周期を短くすることができプリントの高速化を図ることができるのと同時に、データ処理のための大容量のメモリが不要となる。
上記実施形態では 中間バッファ部をダブルバッファ構成としているが、処理レ−トがシステムクロックの4倍以上である場合には、読み出しと書き込みのタイミングをずらした制御を行うことにより、ダブルバッファ構成ではなく1ライン分のラインメモリで構成することができる。
図4は、中間バッファ部を1ライン分のラインメモリで構成した例を示すものである。ドットイネーブルは、1画素の処理タイミングの基準となる信号であり、システムクロックの4倍の周期で繰り返し発生される。すなわち、処理レ−トがシステムクロックの4倍になっている。読み出しと書き込みは、いずれもシステムクロックの4倍の周期で行われ、互いにシステムクロックの2周期分タイミングずらして行う。これにより、中間バッファ部を1ライン分のラインメモリで構成しながら、読出しと書き込みとが競合しないようにできる。
上記各実施形態では、第1処理回路と第2処理回路との間に中間バファ部を設けることにより、ライン周期毎にライン単位で処理を進める構成であるが、中間バッファ部を設けずに第1処理回路で1ライン中の(i+1)番目の画素のデータを処理している間に、第2処理回路で同じラインのi番目の画素のデータを処理するように処理を進めてもよい。
また、上記各実施形態では、1個のサーマルヘッドを用い、カラー感熱記録紙を3往復している間にカラー画像を記録する1ヘッド3パス方式であるが、各色のそれぞれにサーマルヘッドを設け、カラー感熱記録紙を1方向に1回搬送している間にカラー画像を記録する3ヘッド1パス方式のものであってもよい。この場合には、上記と同様に構成されるプリント制御LSIを各サーマルヘッドのそれぞれに対応して設ける。そして、1つのプリント制御LSIで搬送モータを制御するとともに、このプリント制御LSIからのプリント開始信号により、それぞれ各サーマルヘッドの位置に応じたディレイ数でサーマルヘッドの駆動を開始させる構成とすれば、容易に3ヘッド1パス方式のカラー感熱プリンタを構成できる。
上記ではサーマルプリンタについて説明したが、熱溶融型のプリンタやインクジェット方式のプリンタ等に本発明を利用することができる。また、パイプライン処理の段数は、2段に限るものではなく3段以上であってもよい。例えば同時化処理,色空間変換処理,輪郭強調処理,エネルギー変換処理,熱履歴補正,抵抗値正処理,通電時間変換処理のそれぞれを行う処理回路を設け、パイプライン処理を7段としてもよい。
本発明を実施した感熱方式のプリンタの構成の概略を示すブロック図である。 パイプライン処理を行うデータ処理部の構成を示すブロック図である。 プリント制御用LSIの動作タイミングを示すタイミングチャートである。 中間バッファ部を1ライン分のラインメモリで構成した例をタイミングチャートで示すものである。
符号の説明
2 CPU
5 画像メモリ
8 サーマルヘッド
7 プリント制御LSI
17 ライン制御部
20 データ処理部
25 ラインメモリ部
26,28 処理回路
27 中間バッファ部
29 プリントバッファ部

Claims (7)

  1. 記録ヘッドを駆動して1ラインずつ画像を記録するプリンタに用いられ、画像データに対して記録ヘッドを駆動するためのデータ処理を行うプリンタ用データ処理装置において、
    1ラインを記録するライン周期毎に、1ライン分の入力データに対する所定の処理を行って処理済みの1ライン分の出力データを次段の入力データとして出力することにより、パイプライン処理で前記データ処理を行う複数段のデータ処理手段と、各データ処理手段の間にそれぞれ設けられ、ライン周期毎に、次段のデータ処理手段に対して1ライン分の入力データを出力するとともに、前段のデータ処理手段からの1ライン分の出力データが次のライン周期で出力すべきデータとして書き込まれる1個以上の中間バッファとを備えたことを特徴とするプリンタ用データ処理装置。
  2. ライン周期毎に、1ライン分のデータを初段のデータ処理手段の入力データとして出力するとともに、新たな1ライン分の画像データが次のライン周期で出力すべきデータとして書き込まれるラインメモリ手段と、ライン周期毎に、前記データ処理が施された1ライン分のデータを出力するとともに、次のライン周期で出力すべきデータとして最終段のデータ処理手段からの1ライン分の出力データが書き込まれるプリントバッファ手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載のプリンタ用データ処理装置。
  3. 前記ラインメモリ手段は、2つのラインメモリから構成され、一方のラインメモリからデータを読み出している間に、他方のラインメモリに対してデータの書き込みを行い、1ライン毎に読み出しと書き込みを行うラインメモリが切り換わるダブルバッファ構成であることを特徴とする請求項2記載のプリンタ用データ処理装置。
  4. 前記プリントバッファ部は、2つのバッファメモリから構成され、一方のバッファメモリからデータを読み出している間に、他方のバッファメモリに対してデータの書き込みを行い、1ライン毎に読み出しと書き込みを行うバッファメモリが切り換わるダブルバッファ構成であることを特徴とする請求項2記載のプリンタ用データ処理装置。
  5. 前記中間バッファは、読み出すべきラインのデータの読み出しと、書き込むべきラインのデータの書き込みとを画素単位で交互に行う1ライン分のバッファメモリから構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプリンタ用データ処理装置。
  6. パイプライン処理のタイミングを制御するライン制御手段を備え、このライン制御手段は、プリント時には予め設定されたライン周期数分のパイプライン処理を実行させた後に、パイプライン処理を一時的に停止し、記録紙が定速となることに応答してパイプライン処理を再開させることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のプリンタ用データ処理装置。
  7. 外部のCPUとの間で通信を行うインタフェースを備え、このインタフェースを介してCPUによってライン周期が設定されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のプリンタ用データ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014019046A (ja) * 2012-07-18 2014-02-03 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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