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JP2005294754A - 電子ビーム描画装置、電子ビーム描画方法、電子ビーム描画プログラム及び直接描画方式を用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents

電子ビーム描画装置、電子ビーム描画方法、電子ビーム描画プログラム及び直接描画方式を用いた半導体装置の製造方法 Download PDF

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JP2005294754A JP2004111291A JP2004111291A JP2005294754A JP 2005294754 A JP2005294754 A JP 2005294754A JP 2004111291 A JP2004111291 A JP 2004111291A JP 2004111291 A JP2004111291 A JP 2004111291A JP 2005294754 A JP2005294754 A JP 2005294754A
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哲郎 中杉
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Abstract

【課題】 直接描画方式で複数のロットを効率良く処理可能な電子ビーム描画装置を提供する。
【解決手段】 複数のアパーチャマスクを管理するアパーチャ管理手段91と、対応したアパーチャマスクをそれぞれ用いる複数のロットの処理要求を取得する要求取得手段21と、複数のロットのそれぞれに関する処理手順を格納する処理手順記憶部62と、処理手順に基づいてそれぞれのロットに対応したアパーチャマスクを用いてロットを処理するのに必要な処理時間をそれぞれ算出する処理時間算出手段22と、処理時間に基づいて複数のロットの処理順序を決定する処理順序決定手段23と、処理順序に従いアパーチャマスクを用いて複数のロットをそれぞれ処理する描画手段92とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、直接描画技術に関し、特に、直接描画に用いる電子ビーム(EB)描画装置、EB描画方法、EB描画プログラム及び直接描画方式を用いた半導体装置の製造方法に関する。
これまでの半導体デバイス製造の主流は、DRAMなどの単一製品を大量製造する形式であり、チップを大量生産することで、フォトリソグラフィ工程で用いるマスクのコストを吸収できた。しかし、近年では生産の主流がDRAM等の大量少品種型から、ASIC等の多品種小量ロット型に変わってきているために、マスクを用いた従来のフォトリソグラフィ方式から、EB描画装置による直接描画方式への転換がなされている。
EB描画装置を用いた直接描画方式では、スループットを向上させるために、キャラクタプロジェクション(CP)描画方式が用いられている。CP描画方式は、繰り返し使用される図形パターンが「キャラクタパターン」として作製されたCPアパーチャと呼ばれる穴開きマスクを用いて、複数のキャラクタパターンを一括して半導体ウェーハ上に描画する規則である。CP描画方式によれば、一括して描画することで、ショット数を削減し、スループットを向上させることができる(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、CP描画方式において、多品種小量ロット型の製造を行う場合、現状では製品毎にキャラクタパターンを作製しているため、処理対象となる複数のロット毎にCPアパーチャを頻繁に交換する必要がある。このため、CPアパーチャの交換時間や、CPアパーチャの交換に伴って行われるビーム調整時間が必要となり、EB描画装置の稼働率が低下する場合がある。ハードウェア性能による大幅な処理能力が望めない現状では、複数のロットに対する処理(描画)順序のなるべく無駄のない生産スケジューリングを組むことが求められている。
特開2001−102295号公報
本発明は、直接描画方式で複数のロットを効率良く処理可能なEB描画装置、EB描画方法、EB描画プログラム及び直接描画方式を用いた半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、(イ)複数のアパーチャマスクを管理するアパーチャ管理手段と、(ロ)対応したアパーチャマスクをそれぞれ用いる複数のロットの処理要求を取得する要求取得手段と、(ハ)複数のロットのそれぞれに関する処理手順を格納する処理手順記憶部と、(ニ)処理手順に基づいてそれぞれのロットに対応したアパーチャマスクを用いてロットを処理するのに必要な処理時間をそれぞれ算出する処理時間算出手段と、(ホ)処理時間に基づいて複数のロットの処理順序を決定する処理順序決定手段と、(ヘ)処理順序に従いアパーチャマスクを用いて複数のロットをそれぞれ処理する描画手段とを備える電子ビーム描画装置であることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、(イ)要求取得手段が複数のロットの処理要求を取得する手順と、(ロ)処理時間算出手段が複数のロットのそれぞれに関する処理手順に基づいてそれぞれのロットに対応したアパーチャマスクを用いてロットを処理するのに必要な処理時間をそれぞれ算出する手順と、(ハ)処理順序決定手段が処理時間に基づいて複数のロットの処理順序を決定する手順と、(ニ)描画手段が処理順序に従いアパーチャマスクを用いて複数のロットをそれぞれ処理する手順とを含む電子ビーム描画方法であることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、コンピュータに、(イ)複数のロットの処理要求を要求取得手段により取得する手順と、(ロ)処理手順記憶部に格納された複数のロットのそれぞれに関する処理手順に基づいて、それぞれのロットに対応したアパーチャマスクを用いてロットを処理するのに必要な処理時間を処理時間算出手段によりそれぞれ算出する手順と、(ハ)処理時間に基づいて複数のロットの処理順序を処理順序決定手段により決定する手順と、(ニ)処理順序に従いアパーチャマスクを用いて複数のロットを描画手段によりそれぞれ処理する手順とを実行させる電子ビーム描画プログラムであることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、(イ)複数のロットのそれぞれのデバイスパターンのレイアウトデータを製造工程の各段階に対応した層毎に生成する工程と、(ロ)データ変換手段が複数のロットのそれぞれのレイアウトデータを描画データに変換する工程と、(ハ)要求取得手段がデバイスパターンの各層のパターンが描画される半導体ウェーハの複数のロットの処理要求を取得する工程と、(ニ)処理時間算出手段が複数のロットのそれぞれに関する処理手順に基づいてそれぞれのロットに対応したアパーチャマスクを用いて複数のロットをそれぞれ処理するのに必要な処理時間をそれぞれ算出し、処理順序決定手段が処理時間に基づいて複数のロットの処理順序を決定する工程と、(ホ)処理順序に従い、描画手段が描画データに基づいて対応したアパーチャマスクを用いて複数のロットのそれぞれの半導体ウェーハ上に順に描画することにより、複数のロットのそれぞれについて半導体ウェーハ上にデバイスパターンの各層のパターンを各段階に対応して順に処理する工程とを含む直接描画方式を用いた半導体装置の製造方法であることを要旨とする。
本発明によれば、直接描画方式で複数のロットを効率良く処理可能なEB描画装置、EB描画方法、EB描画プログラム及び直接描画方式を用いた半導体装置の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載において同一或いは類似部分には同一或いは類似な符号を付している。
本発明の実施の形態に係る電子ビーム(EB)描画装置は、図1に示すように、設計データ記憶装置10、アパーチャ情報記憶装置3、データ変換手段4、描画データ記憶装置5、管理用データ記憶装置6、スケジュール管理装置(CPU)2、入力装置7、出力装置8、主記憶装置11、アパーチャ管理手段91、及び描画手段92を備える。
アパーチャ情報記憶装置3は、アパーチャ管理手段91により管理され、描画手段92に搭載するためのCPアパーチャに関する情報(以下、「アパーチャ情報」という。)を格納する。「アパーチャ情報」とは、CPアパーチャに作製されたキャラクタパターンを描画手段92により半導体ウェーハ上に描画する場合の描画時間、及びCPアパーチャの使用頻度等の情報を含む。アパーチャ情報は、CPアパーチャの種類ごとにセル名や固有のIDにより管理される。
アパーチャ管理手段91により管理される複数のCPアパーチャはそれぞれ、描画対象となる半導体ウェーハ上に描画可能な複数のキャラクタパターンが形成されたマスクである。図1に示したEB描画装置において、描画対象となる半導体ウェーハ上に、描画手段92により直接描画方式でCPアパーチャの複数のキャラクタパターンが一括して描画される。CPアパーチャとしては、例えば画像処理用LSI、無線用LSI及び音声処理用LSI等のアプリケーション毎の製品群毎に用意されていても良い。また、CPアパーチャは、例えば各アプリケーション毎に必要な機能ブロックを構成する固有のキャラクタパターン群、及び汎用的に使用される基本的な論理素子及びメモリや入出力(I/O)を構成するキャラクタパターン群を含んでも良い。また、CPアパーチャは、例えば0.18μmルール、0.25μmルール、0.1μmルール等のデバイス・ルール毎に用意しても良い。また、CPアパーチャは、例えばトランジスタの素子領域層、ゲート層、コンタクトホール層、配線層等のデバイスのレイヤー毎に用意しても良い。また、複数のCPアパーチャは、例えば、最大ビームサイズが5μm、2μm、1μm等の、描画条件毎に用意しても良い。
設計データ記憶装置10は、半導体ウェーハ上に形成されるLSIパターンの設計データを格納する。データ変換手段4は、設計データ記憶装置10に格納された設計データを描画データに変換する。データ変換手段4は、更にアパーチャ情報記憶装置3に格納されたアパーチャ情報に含まれる描画時間及びCPアパーチャの使用頻度等に基づいて、描画データのパターンを描画するのに最適な複数のCPアパーチャに関するアパーチャ情報をそれぞれ抽出する。描画データ記憶装置5は、データ変換手段4により生成された描画データ、及び描画データのパターンを描画するのに最適な複数のCPアパーチャに関するアパーチャ情報を格納する。
管理用データ記憶装置6は、要求記憶部61、処理手順記憶部62、スケジュール規則記憶部63、管理用パラメータ記憶部65、及び処理順序記憶部66を備える。要求記憶部61は、CPU2の要求取得手段21により取得されるロットの処理要求を格納する。ロットとは、一定期間内で描画手段92により処理(描画)される半導体ウェーハの集まりを意味する。複数のロットは、互いに処理時間、描画に最適なCPアパーチャ、優先度、処理手順等がそれぞれ異なる。また、要求記憶部61は、ロットをジョブとして登録する待ち行列リスト及び事象リストを含むジョブショップを格納する。
処理手順記憶部62は、ロットの処理手順をロット毎に格納する。処理手順は、ロットの処理に用いるCPアパーチャの種類、ロットの優先度及びロットの描画条件等を含む。描画条件は、描画手段92における主偏向領域サイズ、副偏向領域サイズ、レジストの描画量、多重描画回数、所望の描画精度、ビームサイズ、及びステージ駆動方法等のパラメータを含む。なお、ロットの優先度は、要求取得手段21により取得され、要求記憶部61に格納されるロットの処理要求に含まれていても良い。
スケジュール規則記憶部63は、処理要求された複数のロットの処理順序を決定するためのスケジュール規則を格納する。スケジュール規則は、使用者等により入力装置7を介して任意に設定可能である。ここで、スケジュール規則としては、例えばディスパッチングルールと呼ばれる優先規則が使用可能である。ディスパッチングルールは、その特徴によって、例えば固定的規則と動的規則、段取り時間を考慮する規則(以下、「段取り規則」という。)等に分類できる。固定的規則は、ロットの進捗状況や要求記憶部61内のジョブショップの状況と無関係にロット間の優先順位を定める規則である。更に、固定的規則は、生産指示が早く出されたロットを優先するショップ先着順規則、納期が最も早いロットを優先する最早納期規則、加工が行われるEB描画装置に最も早く到着したロットを優先する先着順規則(FIFO規則)、加工が行われるEB描画装置での作業時間が最小のロットを優先する最小作業時間規則(SPT規則)を含む。また、処理手順記憶部63に格納された処理手順に予め含まれる優先度が高いロットを優先する優先度指定規則も含まれる。
また、動的規則は、ロットの進捗状況やショップの状況に応じてロット間の優先順位を定めるものである。例えば、待ち行列の長いEB描画装置で加工が行われたため進捗が遅れたロットは、順調に進捗しているロットより高い優先順位が与えられることが望ましい。更に、動的規則は、納期までの余裕(スラック)が最小のロットを優先する最小スラック規則、予定された作業のうち今後行わねばならない作業の所要時間が最大のロットを優先する最大残り作業量規則次の規則(MWKR規則)、及び今後行わねばならない作業の所要時間が最小のロットを優先する最小残り作業量規則(LWKR規則)を含む。また、リソグラフィ工程を経て、次層のEB描画処理に再到着する時間を予測し、事前に必要なアパーチャに交換しておく再投入ロット予測規則も含まれる。
段取り規則は、段取り時間がEB描画装置加工時間に比べて大きく、ロットサイズが可変である場合やそのEB描画装置で処理するロットの順序によって段取り時間の長さが変わる場合に用いられる。更に、段取り規則は、段取り時間と作業時間の和が最小のロットを優先する修正最小作業時間規則、及び仕掛品在庫量が基準量に達した場合に現在生産中の品種から仕掛品在庫最小の品種に切り替える最小仕掛品在庫量規則を含む。修正最小作業時間規則は、同一の段取りで作業が行われる場合は段取り時間を0として扱うので、同一の段取りを要するロットの優先される可能性が高くなる。修正最小作業時間規則としては、アパーチャ交換時間を段取り時間として、アパーチャの交換回数が最小となるように処理順序を並び替えるアパーチャ最小交換規則も含まれる。更に、段取り規則には、ビーム調整時間等の予定時間を段取り時間として考慮して、予定時間を予め割り当てて、ロットの処理がビーム調整時間と重複しないようにロットを並べる時間指定規則も含まれる。ここで、「予定時間」は、例えば使用者により任意に指定された時間や、描画手段92に対して行われる定期的なビーム調整の時間を含む。
管理用パラメータ記憶部65は、描画手段92に対して行われた前回のビーム調整からの経過時間、描画手段92のビーム精度、及び予定時間等の管理用パラメータを格納する。定期的なビーム調整は、前回のビーム調整時間からの経過時間に基づいて予定される。
CPU2は、要求取得手段21、処理時間算出手段22、処理順序決定手段23、及び描画制御手段24を備える。要求取得手段21は、使用者から入力装置7を介して入力される、対応したCPアパーチャをそれぞれ用いる複数のロットの処理要求を取得する。複数のロットの処理要求は、図示を省略したホストコンピュータから入力されても良い。
処理時間算出手段22は、要求取得手段21により取得されたロットの処理要求を読み込んで、処理手順記憶部62に格納された処理手順、及び描画データ記憶装置5に格納されている描画データ等に基づいて、それぞれのロットに対応したCPアパーチャを用いて複数のロットをそれぞれ処理するのに必要な処理時間を算出する。ここで、処理時間としては、描画手段92に現在搭載されているCPアパーチャを用いてロットを処理するのに必要な処理時間、CPアパーチャの交換時間、ビーム調整時間、及び交換可能なCPアパーチャを用いてロットを処理するのに必要な処理時間を含む。
処理順序決定手段23は、スケジュール規則記憶部63に格納されたスケジュール規則、要求記憶部61に格納されたロットの処理要求、処理手順記憶部62に格納された処理手順、処理時間算出手段22により算出された処理時間、及び描画データ記憶装置5に格納されたアパーチャ情報に基づいて、シミュレーションを行い、処理要求された複数のロットに対して、CPアパーチャ交換やビーム調整が必要であれば、CPアパーチャ交換時間やビーム調整時間を組み込んで処理順序を決定する。
処理順序決定手段23によるシミュレーションとしては、例えばディスパッチングルールを用いて、装置、機械、作業社の生産要素の前に生じている加工対象の待ち行列のなかからひとつを選び出し、加工を行うという手続きを繰り返してスケジューリングを行う方法が使用可能である。シミュレーションには、現在から未来に向かって計算を行うフォワード・シミュレーションと、未来から過去を逆算するバックワード・シミュレーションがある。実施の形態では、状態変化を引き起こす現象が生じた時刻のみを取り上げてジョブショップの変化が示すイベント駆動型シミュレーションを使用した。また、バックワード・シミュレーションを用いて、すべてのロットを構成する各作業の理想的な開始時刻を求め、その開始時刻によって各作業の優先順位を決める方法であるハイブリッド・シミュレーションを使用する。
処理順序決定手段23は、例えば図2に示すように、初期状態作成部230a、ロット登録部230b、クロックタイム更新部230c、状態変更部230d、規則判断部231及び処理順序決定部230を備える。初期状態作成部230aは、図1に示した要求取得手段21により取得されたロットの処理要求を読み込んで、処理要求されたロットをジョブとして、要求記憶部61のジョブショップに登録することにより、ジョブショップの初期状態を作成する。ジョブショップ中のすべてのロットは、待ち行列中、現在加工中、及び搬送中のいずれかである。待ち行列中のロットは、ジョブショップ中の待ち行列リストに登録される。現在加工中のロットは、ジョブショップ中の事象リストのなかに終了事象のロットとして登録される。搬送中のロットは、到着予想時刻が算出され、やはり事象リストに終了事象のロットとして登録される。
図2に示したロット登録部230bは、図1に示した要求取得手段21により取得された、外部からの到着が予定されるロットをジョブショップに登録する。外部から到着予定のロットは、到着予定時刻が算出され、到着事象のロットとして事象リストに登録される。外部から到着予定のロットは、シミュレーション開始時にすべて予定を決定してまとめて登録する方法、定期的に登録する方法、又はランダムに時刻を選択して登録する方法等が用いられる。
図2に示したクロックタイム更新部230cは、クロックタイムを事象リストの最早発生時刻まで進め、クロックタイムがシミュレーション終了時刻を超えているかどうか判断する。なお、複数の事象が同一時刻に発生することが生じうるが、その場合はクロックタイムを更新せずに処理が繰り返されるため、逐次事象の処理を行っても支障は生じない。
状態変更部230dは、到着したロットのデータを対応するEB描画装置の待ち行列リストに記載する。EB描画装置が遊休状態にある場合は、待ち行列リストにはそのロットのみが記載されることになるから、そのロットはEB描画装置に割り付けられる。更に、クロックタイムにそのロットの作業時間を加算し、終了事象の発生時刻としてロットを事象リストに再び記入する。一方、EB描画装置が遊休状態でない場合には、待ち行列の長さはこの到着によって1つ増加する。
更に、状態変後部230dは、終了した事象がそのロットの最終作業であれば、生産リードタイム、納期遅れなどの統計量を算定する。一方、最終作業でない場合は、クロックタイムに搬送時間を加算し、次作業を行うEB描画装置での到着事象の発生時刻として、データを事象リストに再び記入する。更に、状態変更部230dは、作業の終了したEB描画装置に待ち行列があるかどうかを判定する。
規則判断部231は、EB描画装置に待ち行列がある場合には、スケジュール規則記憶部63に格納されたディスパッチングルール等のスケジュール規則を読み込んで、処理要求された複数のロットに対するスケジュール規則を判断する。ここで判断されるスケジュール規則としては、一つの種類のディスパッチングルールであっても、複数の種類のディスパッチングルールを1次結合(線形結合)したものであっても良い。
処理順序決定部230は、待ち行列中の複数のロットに対して、規則判断部231により判断されたスケジュール規則にしたがってロットの処理順序を決定する。処理順序決定部230は、例えば段取り規則用決定部232、固定的規則用決定部233、及び動的規則決定部239を備える。段取り規則用決定部232は、規則判断部231によりスケジュール規則が段取り規則と判断された場合、段取り時間を考慮してロットの処理順序を決定する。段取り規則用決定部232は、例えば規則判断部231によりスケジュール規則が段取り規則のうち、時間指定規則と判断された場合、管理用パラメータ記憶部65に格納された予定時間を予め割り当て、割り当てた予定時間と重複しないように処理要求されたロットの処理を割り当てる。
段取り規則用決定部232は、時間指定規則にしたがって、例えば管理用パラメータ記憶部65に格納された前回のビーム調整からの経過時間に基づいて、図3(a)に示すように、定期的なビーム調整の時刻T14〜T16を算出し、算出された時刻T14〜T16にステップS106の定期的なビーム調整を割り当てる。段取り規則用決定部232は更に、ステップS106の定期的なビーム調整の開始時刻T14より前の時刻T10〜T11,T11〜T12,T12〜T13にそれぞれステップS101のロットAの処理、ステップS102のCPアパーチャ交換及びビーム調整、ステップS103のロットBの処理を割り当てる。段取り規則用決定部232は更に、ステップS108の定期的なビーム調整の開始時刻T14までに処理が完了しないステップS104のCPアパーチャ交換及びビーム調整時間、ステップS105のロットCの処理がある場合、ステップS104のビーム調整をステップS106の定期ビーム調整と合わせて、図3(b)に示すようにステップS107のCPアパーチャ交換及び定期ビーム調整として、時刻T13〜T15に組み込み、時刻T15〜T17にロットCの処理を割り当てる。
また、段取り規則用決定部232は、図3(a)に示したステップS106の定期的なビーム調整ステップを割り当てた後、S104のビーム調整をステップS106の定期ビーム調整と合わせて図3(c)に示すようにステップS107のCPアパーチャ交換及び定期ビーム調整として時刻T14〜T15に割り当てても良い。段取り規則用決定部232は更に、時刻T13〜14に処理可能なロットDの処理を割り当てても良い。この場合、段取り規則用決定部232は、ステップS105のロットCの処理を時刻T15〜T16に割り当てる。
更に、段取り規則用決定部232は、修正最小作業時間規則にしたがって、段取り時間と作業時間の和が最小のロットを優先しても良い。或いは、段取り規則用決定部232は、最小仕掛品在庫量規則にしたがって、仕掛品在庫量が基準量に達した場合に現在生産中の品種から仕掛品在庫最小の品種に切り替えても良い。更に、段取り規則用決定部232は、修正最小作業時間規則のうちアパーチャ最小交換規則にしたがって、アパーチャ交換時間を段取り時間として、アパーチャの交換回数が最小となるように処理順序を並び替えても良い。
図2に示した固定的規則用決定部233は、固定的規則用決定部233は、規則判断部231によりスケジュール規則が固定的規則と判断された場合、固定的規則の種類にしたがって処理順序を決定する。固定的規則用決定部233は、例えば優先度指定規則にしたがって、図1に示した処理手順記憶部62に格納された処理手順に含まれる優先度に基づいて、優先度の高いロットを抽出し、順に時間軸に割り当てる。固定的規則用決定部233は、例えば優先度を高い順に優先度A,優先度B,優先度C,・・・・・とした場合、図4に示すように、時刻T20〜T21にステップS121の優先度AのロットBの処理、時刻T21〜T22にステップS122のCPアパーチャ交換及びビーム調整、時刻T22〜T23にステップS123の優先度BのロットAの処理、時刻T23〜T24にステップS124のCPアパーチャ交換及びビーム調整、時刻T24〜T25にステップS125の優先度CのロットCの処理を割り当てる。
更に、図2に示した固定的規則用決定部233は、ショップ先着順規則にしたがって、生産指示が早く出されたロットを優先しても良い。或いは、固定的規則用決定部233は、最早納期規則にしたがって、納期が最も早いロットを優先しても良い。或いは、固定的規則用決定部233は、FIFO規則にしたがって、加工が行われるEB描画装置に最も早く到着したロットを優先しても良い。或いは、固定的規則用決定部233は、SPT規則にしたがって、加工が行われるEB描画装置での作業時間が最小のロットを優先しても良い。
動的規則用決定部239は、例えば最小スラック規則にしたがって、納期までの余裕(スラック)が最小のロットを優先する。或いは、動的規則用決定部239は、MWKR規則にしたがって、予定された作業のうち今後行わねばならない作業の所要時間が最大のロットを優先しても良い。或いは、動的規則用決定部239は、LWKR規則にしたがって、今後行わねばならない作業の所要時間が最小のロットを優先しても良い。或いは、動的規則用決定部239は、再投入ロット予測規則にしたがって、リソグラフィ工程を経て、次層のEB描画処理に再到着する時間を予測し、事前に必要なアパーチャに交換しても良い。
図1に示した描画制御手段24は、処理順序決定手段23により決定された処理順序、及び描画データ記憶装置5に格納された描画データに基づいて、アパーチャ管理手段91及び描画手段92に複数のロットの処理を制御する制御信号を出力する。アパーチャ管理手段91は、描画手段92に搭載可能な複数のCPアパーチャを管理し、描画制御手段24から出力される制御信号に基づいて描画手段92のCPアパーチャを交換する。また、描画手段92は、描画制御手段24から出力される制御信号に基づいて、直接描画方式でCPアパーチャの複数のキャラクタパターンを半導体ウェーハ上に一括して描画することにより、複数のロットを順に処理する。
入力装置7からは、複数のロットの処理要求や、決定及び変更されるスケジュール規則等が入力される。入力装置7としては、例えばキーボード、マウス、OCR等の認識装置、イメージスキャナ等の図形入力装置、音声入力装置等の特殊入力装置が使用可能である。出力装置8は、CPU2により決定された処理順序を画面(モニタ)に表示したり、印刷することが可能である。出力装置8としては、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等の表示装置や、インクジェットプリンタ、レーザプリンタ等の印刷装置等を用いることができる。
主記憶装置11には、ROM及びRAMが組み込まれている。ROMは、CPU2において実行されるプログラムを格納しているプログラム記憶装置等として機能する(プログラムの詳細は後述する。)。RAMは、CPU2におけるプログラム実行処理中に利用されるデータ等を一時的に格納したり、作業領域として利用される一時的なデータメモリ等として機能する。主記憶装置11としては、例えば半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクや磁気テープ等が採用可能である。
また、図1に示したEB描画装置は、入力装置7、出力装置8等をCPU2につなぐ図示を省略した入出力制御装置(インターフェース)を備える。また、CPU2は、図示を省略した記憶装置管理手段を備える。記憶装置及び記憶装置との入出力が必要な場合は、この記憶装置管理手段を介して必要なファイルの格納場所を探し、ファイルの読み出し・書き込み処理がなされる。
次に、図5に示した処理順序決定手段23によるイベント駆動型シミュレーションの処理フローを図を参照しながら説明する。
(イ)図5のステップS201において、図2に示した初期作成部203aは、図1に示した要求取得手段21により取得されたロットのデータに基づいて、要求記憶部61に予め格納されたジョブショップの初期状態を作成する。ステップS202において、図2に示したロット登録部203bは、図1に示した要求取得手段21により取得された、外部からの到着が予定されるロットを登録する。
(ロ)ステップS203において、図2に示したクロックタイム更新部203cは、クロックタイムを事象リストの最早発生時刻まで進め、クロックタイムがシミュレーション終了時刻以内か判断する。クロックタイムがシミュレーション時刻を超えている場合には、ロット別に求めた統計量を集計したり、ガントチャートを作成するなどの処理を行ってシミュレーションを終了する。一方、クロックタイムがシミュレーション終了時刻を超えていなければステップS204に進む。
(ハ)ステップS204において、着目した事象が到着事象の場合には、データを主記憶装置11に蓄えた後に事象リストからそのデータを削除してステップS205へ進む。ステップS205において、図2に示した状態変更部230dが、到着したロットを対応するEB描画装置の待ち行列リストに登録する。ここで、EB描画装置が遊休状態にある場合は、待ち行列リストにはそのロットのみが登録されることになるから、そのロットはEB描画装置に割り付けられる。更に、クロックタイムに作業時間が加算され、終了事象の発生時刻として事象リストに再び登録される。一方、EB描画装置が遊休状態でない場合は、待ち行列の長さはこの到着によって1つ増加する。いずれの場合もステップS203へ戻る。
(ニ)一方、ステップS204において、到着事象ではなく、終了事象と判断された場合には、データを主記憶装置11に蓄えた後に事象リストからそのデータを削除してステップS206へ進む。ステップS206において、終了事象がそのロットの最終作業であるか否か判断される。終了事象がそのロットの最終作業であれば、ステップS208において、生産リードタイム、納期遅れなどの統計量を算定する。ステップS206で終了事象がそのロットの最終作業でなければ、ステップS207において、クロックタイムに搬送時間を加算し、次作業を行うEB描画装置での到着事象の発生時刻として事象リストに再び登録する。
(ホ)ステップS209において、作業の終了したEB描画装置に待ち行列があるかどうかを判断し、待ち行列がある場合には、規則判断部231によりスケジュール規則が判断される。更に、処理順序決定部230により、ディスパッチングルールを適用して1つのロットを選び、EB描画装置に割り付ける。待ち行列中に1つのロットしかない場合はそのロットが自動的に割り付けられる。これらの場合には、待ち行列リストから割り付けられたロットのデータを削除する。一方、待ち行列が0の状態にあった場合は、作業の終了したEB描画装置は遊休状態に入る。終了事象の発生に伴う処理が終わればステップS203に戻り、待ち行列中のロットの抽出・割り付けを繰り返すことにより、複数のロットの処理順序を決定することができる。
次に、図1に示したEB描画装置を用いたEB描画方法の一例を図6のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図1に示したCPU2における処理結果はそれぞれ、主記憶装置11に逐次格納される。また、スケジュール規則記憶部63には、一例として、段取り規則のうち時間指定規則が格納され、固定的規則のうち優先度指定規則が格納され、動的規則のうち最小スラック規則が格納されているものとする。
(イ)図6に示したステップS1において、図1に示したデータ変換手段4は、設計データ記憶装置10に格納された設計データを描画データに変換する。更に、データ変換手段4は、アパーチャ情報記憶装置3に格納されたアパーチャ情報のうち、描画データを用いて描画する場合に最適なCPアパーチャに関するアパーチャ情報を描画データ毎に抽出する。描画データは、抽出されたアパーチャ情報を含めて、描画データ記憶装置5に格納される。図1に示した要求取得手段21は、複数のロットの処理要求を入力装置7を介して取得する。ロットは、一定期間内で描画手段92により処理される半導体ウェーハの集まりである。取得されたロットの処理要求は、要求記憶部61に格納される。また、要求取得手段21によりこの時点で取得されたロットについてのみスケジューリングの対象として考慮し、外部からのロットの到着はないものとする。
(ロ)ステップS2において、処理時間算出手段22は、要求記憶部61に格納されたそれぞれのロットの処理要求を読み込んで、描画データ記憶装置5に格納された描画データ、及び処理手順記憶部62に格納された処理手順に基づいて、それぞれのロットに対応したCPアパーチャを用いてそれぞれのロットを処理するのに必要な処理時間をそれぞれ算出する。
(ハ)ステップS31において、図2に示した規則判断部231等は、図1に示したスケジュール規則記憶部63に格納されたスケジュール規則を読み込んで、時間指定規則であるか否か判断する。時間指定規則と判断された場合、ステップS401に進み、時間指定規則でないと判断された場合、ステップS32に進む。ステップS32において、図2に示した規則判断部231は、優先度指定規則であるか否か判断する。優先度指定規則と判断された場合には、ステップS402に進み、優先度指定規則でないと判断された場合には、最小スラック規則であり、ステップS403の手順に進む。
(ニ)ステップS401において、図5に手順を示したイベント駆動型シミュレーションが行われ、図2に示した段取り規則用決定部232は、図1に示した管理用パラメータ記憶部65に格納された予定時間に基づいて、予定時間とそれぞれのロットの処理が重複しないように複数のロットの処理順序を決定する。また、ステップS402において、図5に示したイベント駆動型シミュレーションが行われ、図2に示した固定的規則用決定部233は、図1に示した処理手順記憶部62に格納された処理手順に含まれる優先度に基づいて、優先度順に複数のロットの処理順序を決定する。一方、ステップS403において、図5に示したイベント駆動型シミュレーションが行われ、図2に示した動的規則用決定部239等は、 ロットの情報に含まれる納期に基づいて、納期までの余裕(スラック)が最小のロットを優先して処理順序を決定する。なお、ステップS401〜S403で決定された処理順序は、図1に示した処理順序記憶部66に格納しても良く、出力装置8を用いて画面(モニタ)に表示したり印刷しても良い。
(ホ)ステップS5において、図1に示した描画制御手段24は、ステップS401〜S403において決定された処理順序に従い、図1に示したアパーチャ管理手段91及び描画手段92に制御信号を出力する。アパーチャ管理手段91及び描画手段92は、描画制御手段24から出力された制御信号に基づいて、直接描画方式でCPアパーチャの複数のキャラクタパターンを一括してロットの半導体ウェーハ上にそれぞれ描画することにより、複数のロットを順に処理する。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、処理要求された複数のロットに対して、CPアパーチャ交換時間やビーム調整時間を考慮して処理順序を自動で管理することができる。したがって、処理要求された複数のロットをを効率良く処理することができる。
また、図2に示した段取り規則用決定部232によれば、時間指定規則にしたがって予定時間の開始時刻前に処理可能なロットの処理を割り当てるので、予定時間前に処理するロット数を増加させることができる。また、固定的規則用決定部233によれば、新たなロットの処理要求が突発的に割り込んだ場合にも、処理優先度規則にしたがって高い優先度を付加させれば新たなロットを先に処理することができる。
図6に示した一連の手順、即ち:(イ)複数のロットの処理要求を取得する手順;(ロ)処理手順記憶部に格納された複数のロットのそれぞれに関する処理手順に基づいて、アパーチャ管理手段により管理されたCPアパーチャを用いて複数のロットをそれぞれ処理するのに必要な処理時間をそれぞれ算出する手順;(ハ)処理時間に基づいて複数のロットの処理順序を決定する手順;(ニ)処理順序に従いCPアパーチャを用いて複数のロットを描画手段により順に処理する手順等は、図6と等価なアルゴリズムのプログラムにより、図1に示したCPU2を制御して実行することができる。プログラムは、本発明のEB描画装置を構成するコンピュータシステムの主記憶装置11等に記憶させれば良い。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に保存し、保存した記録媒体を主記憶装置11に読み込ませることにより、本発明の一連の手順を実行することができる。
ここで、「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、例えばコンピュータの外部メモリ装置、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのプログラムを記録することができるような媒体などを意味する。具体的には、フレキシブルディスク、CD−ROM,MOディスク、カセットテープ、オープンリールテープなどが「コンピュータ読取り可能な記録媒体」に含まれる。例えば、情報処理装置の本体は、フレキシブルディスク装置(フレキシブルディスクドライブ)及び光ディスク装置(光ディスクドライブ)を内蔵若しくは外部接続するように構成できる。フレキシブルディスクドライブに対してはフレキシブルディスクを、また光ディスクドライブに対してはCD−ROMを挿入口から挿入し、所定の読み出し操作を行うことにより、これらの記録媒体に格納されたプログラムを情報処理装置を構成するプログラム記憶装置にインストールすることができる。また、所定のドライブ装置を接続することにより、例えばゲームパック等に利用されているメモリ装置としてのROMや、磁気テープ装置としてのカセットテープを用いることもできる。更に、インターネット等の情報処理ネットワークを介して、プログラムをプログラム記憶装置に格納することが可能である。
次に、図7に示すチップ製造工程のバックエンドプロセスの具体的なモデルを用いて、イベント駆動型シミュレーションを実施する一例を説明する。モデル化の対象となるのは、新規に投入されるロット、再到着するロット、EB描画装置、CPアパーチャ、キャラクタパターンである。また、外部として扱うものは、ホール工程及び配線工程である。ステップS61において、ロットが投入される。ステップS62において、ロットのウェーハに対して、図1に示したEB装置の描画手段92を用いてEB描画処理が行われる。ステップS631において、次の工程が配線工程A、ホール工程A、配線工程B及びホール工程Bのうち、いずれであるか判断される。ステップS632〜S635のそれぞれにおいて、EB描画処理を終えたロットに対して、配線工程A、ホール工程A、配線工程B及びホール工程Bがそれぞれ実施される。ステップS64において、配線/ホール工程を終えたロットが再投入され、次の層のEB描画処理が実施される。
図7に示したモデルを、実施の形態のスケジュール手法で実装する。ロットとしては、例えば図8に示すように、10種類の製品(製品名:A〜J)が設定される。ロットの製品名A,B,C,・・・・・,Jと、製品名A,B,C,・・・・・,Jに対応する配線層数8,5,8,・・・・・,7、対応するCP情報3,2,3,・・・・・,2、1ウェーハ当たりのチップ個数200,300,400,・・・・・,300、及び1日当たりの処理が必要なロット数3,2,3,・・・・・,0.2等が含まれる。層の内訳の欄の3桁は、左からローカル配線、セミグローバル配線、及びグローバル配線を示す。各製品は、バックエンドプロセスで4〜8層の構造を有する。各製品は登録されたいずれかのCPアパーチャを使用し、製品によっては同種のCPアパーチャを使うものもある。ロットの納期は例えば7日間である。
また、製品名A〜Jのロットのそれぞれの処理手順としては、例えば図9に示すように、加工層、最適なCPアパーチャの種類・キャラクタパターンの情報、及び1チップ当たりのショット数が記述されている。加工層の欄において、「M1」〜「M8」は配線層を示し、「V1」〜「V7」はビアを示す。ロットについて、配線層(4〜8層)の間に、ホールのためのビア層がある。また、最適なアパーチャの種類・キャラクタパターンの情報の欄において、「A1」〜「A4」はアパーチャの種類を示し、「CP1」〜「CP9」はキャラクタパターンの種類を示す。また、ショット数の欄において、1ショットは例えば500nsである。
また、アパーチャ情報としては、各CPアパーチャの予備数、CPアパーチャの交換処理時間(20分)、メンテナンス頻度(5000枚のウェーハを処理毎に実施)、CPアパーチャメンテナンス時間(1日)が設定される。キャラクタパターンについては、1つのCPアパーチャに搭載されているキャラクタパターン数やキャラクタパターンの種類、及び描画前に実施するビーム調整時間(キャラクタパターン数×5分)が設定される。EB描画装置については、それぞれのEB描画装置の特性(描画精度、描画スピード)、装置メンテナンス頻度(4時間/週)、ウェーハ搬送時間(5分)が設定される。
ディスパッチングルールとしては、例えば、FIFO規則、アパーチャ最小交換規則、再投入ロット予測規則、及びショップ先着順規則を選び、線形結合する。アパーチャ最小交換規則では、同種のアパーチャを使用するロットが優先されるため、発生頻度の少ないロットは後回しにされる。また、再投入ロット予測規則では、2層、3層先の再到着時刻は予測できない。また、ショップ先着順規則では、あるロットが別工程から戻ってきた場合、そのロットは新規ロットよりも優先される。
事象リストとしては、図10に示すように、ロット到着、ビーム調整、EB描画処理、CPアパーチャ交換、CPアパーチャのメンテナンス、及びビーム調整等が設定される。
(イ)ステップS71において、新規にロットが到着し、図1に示した要求取得手段は、ロットのデータを取得する。新規ロットは製品毎にランダムに到着する。処理時間算出手段22は、取得されたロットの処理時間を算出する。ステップS72において、処理順序決定手段23は、スケジュール規則にしたがって、処理順序を決定する。ステップS73において、決定された処理順序に基づいて、EB描画装置にロットが投入される。ステップS74において、EB描画処理の直前に、次に描画すべきロットと装填されているCPアパーチャが一致しているか判断する。CPアパーチャが一致していれば、ステップS77に進む。一方、CPアパーチャが一致していなければ、ステップS75に進みCPアパーチャを交換し、ステップS76に進みCPアパーチャの交換に伴うビーム調整が行われ、ステップS77に進む。ステップS77において、EB描画処理により、CPアパーチャのキャラクタパターンをロットのウェーハに描画する。ロットあたりのウェーハ枚数分だけある層に対するEB描画処理が終わると、ステップS78に進む。
(ロ)ステップS78において、CPアパーチャのメンテナンスが必要か判断する。メンテナンスが不要な場合には、ステップS82に進む。一方、メンテナンスが必要な場合には、ステップS79に進みメンテナンスが行われ、ステップS80に進み次に処理すべきロットに合わせたアパーチャ交換が行われ、ステップS81においてビーム調整が行われ、ステップS82に進む。ステップS82において、EB描画処理が行われたロットは配線工程/ホール工程に進み、配線工程及びホール工程のいずれかが実施される。ステップS83において、最終工程が終了していないロットは、数時間経った後、ステップS71に戻り、EB描画装置に再到着する。一方、ステップS83においてロットが最終工程を終了した場合には、バックエンド工程が完了する。
図1に示したEB描画装置によれば、上述したようなイベント駆動型シミュレーションを行いスケジューリングを組むことができ、ロット処理のスループットを向上することができる。なお、スケジュール規則を線形結合してスケジューリングを行った結果、FIFO規則のみに基づいて処理順序を決定するよりも、平均納期遅れ、平均納期ずれ、納期遅れ発生率、条件つき平均納期遅れ、最大納期遅れ、平均生産リードタイム(平均ショップタイム)、及び総処理時間等の評価指標が改善した。なお、総処理時間は、少なくとも1つのロットの作業が開始されてから、すべてのロットが完了するまでの時間であり、通常は静的スケジューリング問題の評価尺度である。一例として、図11にロット到着率とスループットの関係、及び図12にロット到着率とターンアラウンドタイム(TAT)の関係を示す。投入順に従って処理するFIFO規則のみに比べて、スループットは2倍以上向上され、TATは1/2以下に短縮されていることが分かる。
次に、図1に示したEB描画装置を用いた直接描画方式による半導体装置(LSI)の製造方法の一例を、図13を参照して説明する。
実施の形態に係る直接描画方式による半導体装置の製造方法は、図13に示すように、ステップS100における複数のロットのそれぞれのデバイスパターンのレイアウトデータを製造工程の各段階に対応した層毎に生成する工程(設計工程)、ステップS101における図1に示したデータ変換手段4が複数のロットのそれぞれのレイアウトデータを描画データに変換する工程、ステップS102における要求取得手段21が複数のロットの処理要求を取得する工程、ステップS103における処理時間算出手段22が複数のロットのそれぞれに関する処理手順に基づいてそれぞれのロットに対応したCPアパーチャを用いて複数のロットをそれぞれ処理するのに必要な処理時間をそれぞれ算出する工程、ステップS104における処理順序決定手段23が処理時間に基づいて複数のロットの処理順序を決定する工程、及びステップS300における処理順序に従い、描画手段92が描画データに基づいて対応したCPアパーチャを用いて複数のロットのそれぞれの半導体ウェーハ上に順に描画することにより、複数のロットのそれぞれについて半導体ウェーハ上にデバイスパターンの各層のパターンを各段階に対応して順に処理する工程(チップ製造工程)を含む。以下、各工程の詳細について説明する。
(イ)まず、図13のステップS100において、プロセス・マスクシミュレーションが実施される。プロセス・マスクシミュレーションの結果と各電極に入力される電流や電圧の各値から、デバイスシミュレーションがなされる。デバイスシミュレーションにより得られた電気的特性を用いてLSIの回路シミュレーションが行われ、複数のロットのそれぞれの、製造工程の各段階に対応したデバイスパターンのレイアウトデータ(設計データ)を層毎に生成する。
(ロ)次に、ステップS101において、図1に示したEB描画装置において、データ変換手段4が、ステップS100で生成された複数のロットのそれぞれの、各層に対応するレイアウトデータをそれぞれ変換して描画データを生成する。ステップS102において、要求取得手段21がデバイスパターンの各層のパターンが描画される半導体ウェーハの複数のロットの処理要求を取得する。ステップS103において、処理時間算出手段22が、処理手順記憶部62に格納された、ステップS102で取得した処理要求された複数のロットのそれぞれに関する処理手順に基づいて、それぞれのロットに対応したCPアパー
ーチャを用いて複数のロットをそれぞれ処理するのに必要な処理時間をそれぞれ算出する。ステップS104において、処理順序決定手段23が、ステップS103で算出された処理時間に基づいて、必要であればCPアパーチャ交換やビーム調整を組み込んで、複数のロットの処理順序を決定する。
(ハ)次に、ステップS302におけるフロントエンド工程(基板工程)では、複数のロットのそれぞれに対して、ステップS310における酸化工程、ステップS311におけるレジスト塗布工程、ステップS312における直接描画方式によるフォトリソグラフィ工程、ステップS313におけるイオン注入工程及びステップS314における熱処理工程等が繰り返して実施される。ステップS313においては、半導体ウェーハ上に感光膜(フォトレジスト膜)が塗布される。ステップS312において、ステップS103で算出された処理順序に従い、図1に示した描画手段92がステップS101で生成された描画データに基づいて、直接描画方式で対応したCPアパーチャの複数のキャラクタパターンをロットの半導体ウェーハ上に一括して描画する。更に、キャラクタパターンが描画されたフォトレジスト膜が現像されて加工用マスクが作製される。ステップS313においては、作製された加工用マスクを用いて半導体ウェーハが加工される。・・・・・一連の工程が終了すると、ステップS303へ進む。
(ニ)次に、ステップS303において、複数のロットのそれぞれに対して、基板表面に対して配線処理が施されるバックエンド工程(表面配線工程)が行われる。バックエンド工程では、ステップS315における化学気相成長(CVD)工程、ステップS316におけるレジスト塗布工程、ステップS317における直接描画方式によるフォトリソグラフィ工程、ステップS318におけるエッチング工程、ステップS319における金属堆積工程等が繰り返し実施される。ステップS317においては、ステップS312と同様に、ステップS103で算出された処理順序に従い、図1に示した描画手段92がステップS101で生成された描画データに基づいて、直接描画方式でCPアパーチャの複数のキャラクタパターンを半導体ウェーハ上のフォトレジストに一括して描画する。更に、フォトレジストを現像して、フォトレジストからなるエッチングマスクが形成される。・・・・・一連の工程が終了したら、ステップS304へ進む。
(ホ)多層配線構造が完成し、前工程が完了すれば、ステップS304において、ダイヤモンドブレード等のダイシング装置により、所定のチップサイズに分割される。そして、金属若しくはセラミックス等のパッケージング材料にマウントされ、チップ上の電極パッドとリードフレームのリードを金線で接続された後、樹脂封止などの所要のパッケージ組み立ての工程が実施される。
(ヘ)ステップS400において、半導体装置の性能・機能に関する特性検査、リード形状・寸法状態、信頼性試験などの所定の検査を経て、半導体装置が完成される。ステップS500において、以上の工程をクリアした半導体装置は、水分、静電気などから保護するための包装を施され、出荷される。
実施の形態に係る直接描画方式による半導体装置の製造方法によれば、ステップS312及びS317において、図1に示したEB描画装置を用いて、CPアパーチャ交換時間やビーム調整時間を考慮して、複数のロットの処理順序を管理して直接描画方式で複数のロットの半導体ウェーハを描画することにより、複数のロットを効率良く処理可能となる。
(第1の変形例)
本発明の実施の形態の第1の変形例に係るEB描画装置は、図14に示すように、図1に示した処理順序決定手段23が処理順序決定手段23xに変更されている点が異なる。スケジュール規則記憶部63は、スケジュール規則として、段取り規則、固定的規則、動的規則に加えて、ロットに関係するパラメータに基づいて優先順位を決めるパラメータ指定規則、及びCPアパーチャの交換を避けるために使用する描画データを変更する描画データ変更規則を格納する。パラメータ指定規則は、描画条件指定規則、描画精度指定規則及びアパーチャ指定規則を含む。
処理順序決定手段23xは、図15に示すように、パラメータ指定用決定部234、及び描画データ変更用決定部235を更に備える処理順序決定部230xを備える点が、図2に示した処理順序決定部230を備える処理順序決定手段23と異なる。パラメータ指定用決定部234は、規則判断部231によりスケジュール規則がパラメータ指定規則と判断される場合、図14に示した処理手順記憶部62に格納された処理手順に含まれるパラメータに基づいて処理順序を決定する。パラメータ指定用決定部234は、図16に示すように、描画条件指定部236、描画精度指定部237、及びアパーチャ指定部238を備える。
描画条件指定部236は、規則判断部231によりスケジュール規則が描画条件指定規則と判断される場合、図14に示した処理手順記憶部62に格納された処理手順に含まれる描画条件が互いに同一のロットがあれば、描画条件が同一のロットを連続して処理順序を決定する。描画条件指定部236は、例えば図17に示すように、時刻T30〜T31にステップS131の描画条件AのロットAの処理、時刻T31〜T32にステップS132のCPアパーチャ交換及びビーム調整、時刻T32〜T33にステップS133の同一の描画条件AのロットCの処理を割り当てる。描画条件指定部236は更に、描画条件Aのロットが無ければ、時刻T33〜T34にステップS134のCPアパーチャ交換及びビーム調整、時刻T34〜T35にステップS135の描画条件と異なる描画条件BのロットBの処理を割り当てる。
図16に示した描画精度指定部237は、規則判断部231によりスケジュール規則が描画精度指定規則と判断される場合、図14に示した管理用パラメータ記憶部65に格納された描画手段92の描画精度、及び処理手順記憶部62に格納された処理手順に含まれる対応するロットに必要な描画精度に基づいて、高い描画精度が必要なロットの処理の次に、描画精度低くても良いロットの処理を割り当てる。描画精度指定部237は、例えば描画精度が高い順に描画精度A,描画精度B,描画精度C,・・・・・として、図18に示すように、時刻T40〜T41にステップS141の高い描画精度Aが必要なロットAの処理、時刻T41〜T42にステップS142のビーム調整が不要なロットCの処理を割り当てる。更に、時刻T42〜T43にステップS143のCPアパーチャ交換及びビーム調整、時刻T43〜T44にステップS144の高い描画精度Aが必要なロットBの処理を割り当てる。
図16に示したアパーチャ指定部238は、規則判断部231によりスケジュール規則がアパーチャ指定規則と判断される場合、図1に示した処理手順記憶部62に格納された処理手順に含まれるCPアパーチャの種類に基づいて、互いに同一のCPアパーチャを使用するロットを連続させて割り当てる。アパーチャ指定部238は、例えば図19に示すように、時刻T50〜T51にステップS151のCPアパーチャAを使用するロットAの処理、時刻T51〜T52にステップS152の同一のCPアパーチャAを使用するロットCの処理を割り当てる。更に、CPアパーチャAを用いる他のロットが無ければ、時刻T52〜T53,時刻T53〜T54,T54〜T55にそれぞれ、ステップS153のCPアパーチャ交換及びビーム調整、ステップS154のCPアパーチャAと異なるCPアパーチャBのロットBの処理、及びステップS155のCPアパーチャDのロットDの処理を割り当てる。
図15に示した描画データ変更用決定部235は、スケジュール規則が描画データ変更規則の場合、描画データ記憶装置5に格納された描画データを変更することにより、CPアパーチャ交換を行わずに処理順序を決定する。ロットに最適なCPアパーチャを使用すれば、最短の描画時間で処理を行うことができるが、CPアパーチャ交換及びビーム調整が必要である。
例えば、ロットA,B,Cに対して、ぞれぞれ最適なCPアパーチャA,B,Cを使用した場合の処理時間がそれぞれ1時間、2時間、1時間であり、CPアパーチャ交換及びビーム調整にそれぞれ1時間を必要とするので、全体の処理時間は6時間となる。これに対して、描画データ変更用決定部235は、描画データに含まれる複数のCPアパーチャの候補のうち、前後するロットを含めて、処理時間が最短となる互いに同一のCPアパーチャZを使用するように、描画データを変更する。描画データ変更用決定部235は更に、図20に示すように、時刻T60〜T61,時刻T61〜T62,T62〜T63にそれぞれ、ロットA,B,CにCPアパーチャZを用いる処理を割り当てる。ロットA,B,Cの処理時間がそれぞれ1.25時間、2.25時間、1.25時間であれば、互いに同一のCPアパーチャZを使用するためCP交換及びビーム調整が不要なので、全体の処理時間は4.75時間となる。
なお、図16に示したパラメータ指定用決定部234の描画条件指定部236、描画精度指定部237、及びアパーチャ指定部238等は、ビーム調整時間やアパーチャ交換時間を段取り時間として扱えるので、図15に示した段取り規則決定部232に含まれていても良い。
次に、本発明の第1の変形例に係るEB描画方法を図21を用いて説明する。なお、図14に示したスケジュール規則記憶部63は、段取り規則の時間指定規則、固定的規則の優先度指定規則、動的規則の最小スラック規則と、パラメータ指定規則の描画条件指定規則、描画精度指定規則及びアパーチャ指定規則を格納しているものとする。
(イ)図21のステップS1、S2及びS31〜S32の手順は、図6に示した手順と同様なので、重複した説明を省略する。ステップS33において、図15に示した規則判断部231は、スケジュール規則が最小スラック規則であるか否か判断する。最小スラック規則であると判断された場合にはステップS403の手順に進み、最小スラック規則でないと判断された場合にはステップS34の手順に進む。ステップS33において、規則判断部231は、スケジュール規則が描画データ変更規則であるか否か判断する。描画データ変更規則と判断された場合にはステップS403に進み、描画データ変更規則でないと判断された場合にはステップS34に進む。ステップS34において、規則判断部231は、スケジュール規則が描画精度指定規則であるか否か判断する。描画精度指定規則と判断された場合にはステップS404に進み、描画精度指定規則でないと判断された場合にはステップS35に進む。ステップS35において、規則判断部231は、スケジュール規則が描画条件指定規則であるか否か判断する。描画条件指定規則と判断された場合にはステップS405に進み、描画条件指定規則でないと判断された場合にはアパーチャ指定規則であるので、ステップS406に進む。
(ハ)ステップS401〜S403の手順は、図6に示した手順と同様なので、重複した説明を省略する。ステップS404において、図15に示した描画データ変更用決定部235は、図14に示した描画データ記憶装置5に格納された描画データを変更することにより、CPアパーチャ交換を行わずに処理順序を決定する。ステップS405において、図16に示した描画精度指定部237は、図14に示した管理用パラメータ記憶部65に格納された描画手段92の描画精度、及び処理手順記憶部62に格納された処理手順に含まれる対応するロットに必要な描画精度に基づいて、高い描画精度が必要なロットの処理の次に、描画精度低くても良いロットの処理を割り当てる。ステップS406において、描画条件指定部236は、図14に示した処理手順記憶部62に格納された処理手順に含まれる描画条件が互いに同一のロットがあれば、描画条件が同一のロットを連続して処理順序を決定する。ステップS407において、図16に示したアパーチャ指定部238は、規則判断部231によりスケジュール規則が「アパーチャ指定規則」と判断される場合、図14に示した処理手順記憶部62に格納された処理手順に含まれるCPアパーチャの種類に基づいて、互いに同一のCPアパーチャを使用するロットを連続させて割り当てる。
(ニ)ステップS5において、図14に示した描画制御手段24は、ステップS401〜S407のいずれかにおいて決定された処理順序に従いアパーチャ管理手段91及び描画手段92に制御信号を出力する。アパーチャ管理手段91及び描画手段92は、描画制御手段24から出力された制御信号に基づいて、CPアパーチャを用いてロットを実行する。
以上説明したように、第1の変形例によれば、実施の形態と同様に、処理要求されたロットの処理順序を自動で管理することができ、多品種少量製造の場合でも、EB描画装置を効率良く運用できる。また、図16に示した描画条件指定部236によれば、図14に示した描画手段92に対して設定した描画条件を連続で使用することにより、描画条件の変更によるビーム調整の時間を低減でき、全体の処理時間を短縮可能となる。また、図16に示した描画精度指定部237によれば、高い描画精度が処理要求されるロットの処理後の高い描画精度が不要なロットCの処理のビーム調整が不要となるので、ビーム調整時間を短縮することができる。また、アパーチャ指定部238によれば、連続するロット間でCPアパーチャ交換が不要となり、全体の処理時間を短縮することが可能となる。また、図15に示した描画データ変更用決定部235によれば、CPアパーチャ交換及びビーム調整に要する時間が不要となり、全体の処理時間を短縮可能となる。
(第2の変形例)
本発明の実施の形態の第2の変形例に係るEB描画装置は、図22に示すように、図1に示した管理用データ記憶装置6及び処理順序決定手段23がそれぞれ管理用データ記憶装置6y及び処理順序決定手段23yに変更されている点が異なる。管理用データ記憶装置6yは、遺伝的情報記憶部64を更に備える点が、図1に示した管理用データ記憶装置6と異なる点である。遺伝的情報記憶部64は、増殖率、突然変異率、クロスオーバ率、及び世代数等の遺伝的アルゴリズム処理を行うのに必要な遺伝的情報を格納する(遺伝的アルゴリズム処理の詳細は後述する。)。スケジュール規則記憶部63は、スケジュール規則として、段取り規則、固定的規則、及び動的規則に加えて、遺伝的処理指定規則を格納する。
処理順序決定手段23yは、図23に示すように、処理順序決定部230yを備える点が、図2に示した処理順序決定手段23と異なる。処理順序決定部230yは、遺伝的処理用決定部240を更に備える点が、図2に示した処理順序決定部230と異なる。遺伝的処理用決定部240は、規則判断部231により判断されるスケジュールのスケジュール規則が遺伝的処理規則である場合、処理時間算出手段22により算出された処理時間、及び遺伝的情報記憶部64に格納された遺伝的情報に基づいて処理順序を決定する。遺伝的処理用決定部240は、図24に示すように、候補生成部241、候補評価部242、遺伝的処理部243、及び候補抽出部244を備える。
候補生成部241は、図22に示した要求記憶部61に格納されたロットの処理要求を読み込んで、複数の処理順序の候補を生成させる。候補生成部241は、例えば処理要求されたロットが5個ある場合、図26(a)に示すように、それぞれに番号「K1」,「K2」,「K3」,「K4」,「K5」順に割り付ける。候補生成部241は更に、図26(a)に示した処理順序の候補の順番を、乱数を用いて例えば図26(b)に示すように、「K5」,「K2」,「K1」,「K4」,「K3」に任意に並び換える。
図24に示した候補評価部242は、図22に示した処理時間算出手段22により予測された処理時間に基づいて、図24に示した候補生成部241により生成した複数の処理順序の候補に対してロット順によりCPアパーチャの交換時間やビーム調整時間が必要な場合には割り当てて処理順序を決定し、全体の処理時間を評価値としてそれぞれ算出する。なお、評価値が小さい候補ほど、処理時間が短いので、評価が高い候補である。
遺伝的処理部243は、候補生成部241により生成された処理順序の候補、及び候補評価部242により算出された評価値に基づいて、評価が高くなるような候補を生成する遺伝的アルゴリズム処理を行う。遺伝的処理部243は、図25に示すように、評価順整列部246、増殖処理部247、突然変異処理部248、及びクロスオーバ処理部249を備える。
評価順整列部246は、図24に示した候補生成部241により生成された処理順序の候補を、候補評価部242により算出された評価値が低い順、即ち評価の高い順に並べ換える。評価順整列部246は、例えば50個の処理順序の候補K1〜K50がある場合、図27(a)に示すように、候補K1(評価値75),K2(評価値77),・・・・・,K39(評価値128),K40(評価値129),K41(評価値129),・・・・・K50(評価値270)のように並び換える。
図25に示した増殖処理部247は、図22に示した遺伝的情報記憶部64に格納された増殖率に基づいて、評価順整列部246により並び替えられた処理順序の候補のうち、評価の高い候補を複製して、複製させた分だけ評価の低い候補を削除する処理(増殖処理)を行う。増殖処理部247は、例えば増殖率が20%の場合、図27(a)に示した10個の候補K1〜K10をそれぞれ複製する。更に増殖処理部247は、複製させた分の10個の候補K41〜K50を削除する。この結果、図27(b)に示すように、評価の高い候補K1〜K10がそれぞれ2つずつ生成される。
図25に示した突然変異処理部248は、図22に示した遺伝的情報記憶部64に格納された突然変異率に基づいて、増殖処理部247により増殖処理が行われた候補の任意のセル(ビット)を変換する処理(突然変異処理)を行う。突然変異処理部248は、例えば突然変異率が1%の場合、候補数が50、それぞれの候補のセル数が60であれば3000セルあるので、30セルに対して突然変異処理を行う。なお、突然変異処理が行われるセルは乱数を用いて任意に決定される。即ち、30個体のそれぞれ1セルに対して突然変異処理が行われる場合もあり、1個体の30セルに対して突然変異処理が行われる場合もある。
図25に示したクロスオーバ処理部249は、図22に示した遺伝的情報記憶部64に格納されたクロスオーバ率に基づいて、突然変異処理部248により突然変異処理が行われた候補に対して2つの候補の任意のセルを相互に入れ替える処理(クロスオーバ処理)を行う。クロスオーバ処理部249は、例えばクロスオーバー率が10%の場合、候補数が50個であれば5個の候補に対して、任意のセルを入れ替える。クロスオーバ処理部249は、例えば図28に示すような候補K1のセル「11111」の後部の3セル「111」と、候補K2のセル「12321」の後部の3セル「321」を入れ替える。この結果、図29(a)に示すように候補K1が「11321」、図29(b)に示すように候補K2が「12111」となる。なお、クロスオーバ処理が行われるセルや入れ替え順序は乱数で決定する。なお、クロスオーバ処理では、2つ以上の候補について、同じ位置のセルを入れ替えるので、オーダ順序決定部のセルを含む場合でも、突然変異処理のような制約を考慮しなくても良い。
図24に示した候補抽出部244は、突然変異処理部248により突然変異処理が行われたセルを含む候補のうち、最も評価の高い候補を抽出して、処理順序として決定する。他の構成は、図1に示したEB描画装置と同様の構成であるので、重複した説明を省略する。
次に、本発明の第2の変形例に係るEB描画方法を図30及び図31のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図22に示したスケジュール規則記憶部63は、段取り規則の時間指定規則、固定的規則の優先度指定規則、動的規則の最小スラック規則、及び遺伝的処理規則を格納しているものとする。
(イ)図30のステップS1、ステップS2、ステップS31及びステップS32の手順は同様であるので、重複した説明を省略する。ステップS33において、図23に示した規則判断部231により優先度指定規則でないと判断された場合、遺伝的処理規則であるので、図31に示すステップS411の手順に進む。
(ロ)ステップS411において、図24に示した候補生成部241は、図22に示した要求記憶部61に格納されたロットの処理要求を読み込んで、複数の処理順序の候補を生成させる。ステップS412において、図24に示した候補評価部242は、ステップS411で生成された処理順序の候補に対して総描画時間を評価値としてそれぞれ算出する。ステップS413において、処理順序の候補が所定数より不足していれば、ステップS411及びステップS412の手順を繰り返す。一方、候補が所定数だけ生成していれば、ステップS414の手順に進む。
(ニ)ステップS414において、図25に示した評価順整列部246は、S414で算出された評価値に基づいて、候補を評価の高い順に並べ換える。ステップS415において、図25に示した増殖処理部247は、評価の高い候補を、増殖率に基づいて複製させ、複製させた分だけ評価の低い候補を削除する。ステップS416において、図25に示した突然変異処理部248は、突然変異率に基づいて、候補の任意のセル(ビット)を変換する。ステップS417において、図25に示したクロスオーバ処理部249は、クロスオーバ率に基づいて、2つの候補の任意のセルを入れ替える。
(ホ)ステップS418において、図24に示した候補評価部242は、ステップS417の手順まで処理された候補に対して、ステップS412の手順と同様に評価値を算出する。ステップS419において、所定世代だけ遺伝的アルゴリズム処理が終了していなければ、ステップS414〜S418の手順が繰り返される。一方、所定の世代だけ遺伝的アルゴリズム処理が終了した場合、ステップS420に進む。
(ヘ)ステップS420において、図24に示した候補抽出部244は、ステップS418において評価値が算出された候補のうち、最も評価の高い候補を採用して処理順序を決定する。ステップS5において、図1に示した描画制御手段24は、ステップS420において決定された処理順序に従いアパーチャ管理手段91及び描画手段92に制御信号を出力する。アパーチャ管理手段91及び描画手段92は、描画制御手段24から出力された制御信号に基づいて、CPアパーチャを用いてロットを処理する。
以上説明したように、第2の変形例によれば、実施の形態と同様に、処理要求されたロットを装置へ実際に投入する処理順序と装置へ投入するタイミングのスケジュール設定を自動で管理可能にする。多品種少量製造に対応したEB描画装置を効率良く運用できる。
また、図24に示した遺伝的処理部243により遺伝的アルゴリズム処理を行うことにより、所定の世代分だけ演算を行うので、オーダ数が増えても、階乗で演算が増加しない。したがって、最良に近い評価の候補を比較的短時間で決定することができる。このため、候補の並べ変え順について、総当たり演算方法を用いて全ての膨大な数の候補の組合わせについて評価を求め評価を決定する必要がなくなり、現在の一般的なコンピュータの演算速度では実現可能となる。
(その他の実施の形態)
本発明は、実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。例えば、図32に示すように、図1に示した処理順序決定部230を備える処理順序決定手段23の代わりに、図32に示すような処理順序決定部230zを備える処理順序決定手段23zを備えていても良い。処理順序決定部230zは、段取り規則用決定部232、固定的規則用決定部233、パラメータ指定用決定部234、描画データ変更用決定部235、及び遺伝的処理用決定部240を備える。段取り規則用決定部232、固定的規則用決定部233、パラメータ指定用決定部234、描画データ変更用決定部235、及び遺伝的処理用決定部240はそれぞれ、規則判断部231により判断されたスケジュール規則に基づいて、処理順序を決定すれば良い。
また、遺伝的処理用決定部240は、規則判断部231が時間指定規則、優先度指定規則、パラメータ指定規則、及び描画データ変更規則等と判断した場合でも、段取り規則用決定部232、固定的規則用決定部233、パラメータ指定用決定部234、描画データ変更用決定部235、及び遺伝的処理用決定部240の代わりに処理順序を決定しても良い。例えば、図24に示した候補評価部は、時間指定規則の場合、候補生成部241により生成した候補に対して予定時間とそれぞれのロットの処理が重複しているか判断し、重複していない候補を対象する。また、候補評価部242は、規則判断部231が優先度指定規則、パラメータ指定規則、及び描画データ変更規則等の場合でも、候補生成部241により生成した候補に対して優先度、パラメータ等の条件を満たしているか判断し、満たしている候補を対象とする。
また、図33に示すEB描画装置は、処理時間算出手段22xが図1に示したEB描画装置と異なる。処理時間算出手段22xは、描画データ記憶装置5に格納された描画データに含まれるアパーチャ情報を読み込むのではなく、アパーチャ情報記憶装置3から直接、アパーチャ情報を読み込んで、それぞれのロットに対応したCPアパーチャを用いて複数のロットをそれぞれ処理するのに必要な処理時間を算出する。
また、図34に示すEB描画装置は、複数のアパーチャ管理手段91,91x,91y及び描画手段92,92x,92yを備える点が、図1に示したEB描画装置と異なる。複数のアパーチャ管理手段91,91x,91y及び描画手段92,92x,92yを備える場合では、処理順序決定手段23は、描画手段92,92x,92yに対してそれぞれ投入する複数のロットをそれぞれ判断し、各描画手段92,92x,92y毎に複数のロットの処理順序をそれぞれ決定する。
図1に示したスケジュール管理装置2は、図35に示すように、工場のホスト計算機1に組み込まれていても良い。なお、スケジュール管理装置2には、図1に示したアパーチャ情報記憶装置3、データ変換手段4、描画データ記憶装置5、管理用データ記憶装置6、入力装置7、出力装置8、設計データ記憶装置10、及び主記憶装置11等が図示を省略されて接続されている。スケジュール管理装置2は、複数のEB描画装置90,90xに接続されている。EB描画装置90,90xのそれぞれは、図1に示したアパーチャ管理手段91及び描画手段92を含む。ホスト計算機1は、工場全体のEB描画装置90,90xに対するスケジュールを管理する。ホスト計算機1は、処理すべきロット情報をスケジュール管理装置2に渡す。スケジュール管理装置2は、ホスト計算機1からの要求されたロット情報を自身が管理する待ち行列リストに加え、スケジューリングを開始する。最適なスケジュールが得られたら、EB描画装置90,90xに対し、個別に処理すべきロットの情報を送信し、ロット処理を指示する。EB描画装置90,90xは、スケジュール管理装置2の指示に従って、ロット処理を実施し、終了後にその旨をスケジュール管理装置2に通知する。図27によれば、工場のホスト計算機1がスケジュール管理装置2を実装しているため、スケジュール管理装置2が再投入ロットの到着時間に関連する次工程の終了時間を容易に取得することができる。
また、図1に示したスケジュール管理装置2は、図36に示すように、工場のホスト計算機1と複数のEB描画装置90,90xの間に接続されていても良い。スケジュール管理装置2は、複数のEB描画装置90,90xを管理する。スケジュール管理装置2は、各スケジュール管理装置2自身が管理するEB描画装置90,90xの情報しか有していない点が、図27に示したスケジュール管理装置2と異なる。このため、次工程からの戻り時間は、スケジュール管理装置2から工場のホスト計算機に要求して、取得する必要がある。
また、図1に示したスケジュール管理装置2、及びスケジュール管理装置2と同様の構成のスケジュール管理装置2xが、図37に示すように、工場のホスト計算機1とEB描画装置90,90xの間に接続されていても良い。複数のスケジュール管理装置2,2xは、個々のEB描画装置90,90xを管理する。複数のスケジューリング装置2,2xが、それぞれが担当するEB描画装置90,90xのスケジュールのみを管理する点が、図35及び図36に示したスケジュール管理装置2と異なる。
また、上記実施の形態では、キャラクタプロジェクション(CP)描画方式を用いたEB描画装置を取り上げたが、他の描画方式に適用してもよい。例えば、ウェーハ直上に等倍のアパーチャマスクを置き、このアパーチャマスク上に低エネルギー電子ビームを走査して、ウェーハにパターンを焼き付ける低エネルギー電子ビーム投影方式の装置にも、本発明を適用することが可能である。また、チップサイズの4〜5倍のアパーチャマスクを用い、アパーチャマスクとウェーハを同期して駆動させるとともに、アパーチャマスク上に高エネルギー電子ビームを走査して、ウェーハにパターンを縮小転写する高エネルギー電子ビーム投影方式の装置にも、本発明を適用することが可能である。この場合、アパーチャマスクには、複数の機能ブロックを搭載しておけばよい。製品毎に必要なアパーチャマスクと機能ブロックの情報を、上述の実施の形態に記載したCPアパーチャとキャラクタパターンの情報に置き換えればよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論であり、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施の形態に係るEB描画装置のブロック図である。 本発明の実施の形態に係る処理順序決定手段のブロック図である。 図3(a)〜図3(c)は、本発明の実施の形態に係るスケジュールの一例を示す図(その1)である。 本発明の実施の形態に係るスケジュールの一例を示す図(その2)である。 本発明の実施の形態に係るスケジューリング方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るEB描画方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るイベント駆動型シミュレーションで用いるモデルの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るロットの情報の一例を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係るCPアパーチャ情報の一例を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係るイベント駆動型シミュレーションの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るロット到着率とスループットの関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係るロット到着率とターンアラウンドタイムの関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係るEB描画装置のブロック図である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係る処理順序決定手段のブロック図である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係るパラメータ指定用決定部のブロック図である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係るスケジュールの一例を示す図(その1)である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係るスケジュールの一例を示す図(その2)である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係るスケジュールの一例を示す図(その3)である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係るスケジュールの一例を示す図(その4)である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係るEB描画方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係るEB描画装置のブロック図である。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係る処理順序決定手段のブロック図である。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係る遺伝的処理決定部のブロック図である。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係る遺伝的処理部のブロック図である。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係る遺伝的処理を説明するための図(その1)である。 図27(a)及び図27(b)は、本発明の実施の形態の第2の変形例に係る遺伝的処理を説明するための図(その2)である。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係る遺伝的処理を説明するための図(その3)である。 図29(a)及び図29(b)は、本発明の実施の形態の第2の変形例に係る遺伝的処理を説明するための図(その4)である。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係るEB描画方法を説明するためのフローチャート(その1)である。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係るEB描画方法を説明するためのフローチャート(その2)である。 本発明の実施の形態のその他の実施の形態に係る処理順序決定手段のブロック図である。 本発明のその他の実施の形態に係るEB描画装置の一例を示すブロック図である。 本発明のその他の実施の形態に係るEB描画装置の他の一例を示すブロック図である。 本発明のその他の実施の形態に係るスケジュール管理装置、工場ホスト計算機及びEB描画装置の関係を示すブロック図(その1)である。 本発明のその他の実施の形態に係るスケジュール管理装置、工場ホスト計算機及びEB描画装置の関係を示すブロック図(その2)である。 本発明のその他の実施の形態に係るスケジュール管理装置、工場ホスト計算機及びEB描画装置の関係を示すブロック図(その3)である。
符号の説明
1…ホスト計算機
2,2x…スケジュール管理装置(CPU)
3…アパーチャ情報記憶装置
4…データ変換手段
5…描画データ記憶装置
6,6y…管理用データ記憶装置
7…入力装置
8…出力装置
10…設計データ記憶装置
11…主記憶装置
21…要求取得手段
22,22x…処理時間算出手段
23,23x,23y,23z…処理順序決定手段
24…描画制御手段
61…処理手順記憶部
61…要求記憶部
62…処理手順記憶部
63…スケジュール規則記憶部
64…遺伝的情報記憶部
65…管理用パラメータ記憶部
66…処理順序記憶部
90,90x…EB描画装置
91,91x,91y…アパーチャ管理手段
92,92x,92y…描画手段
230,230x,230y…処理順序決定部
230a…初期状態作成部
230b…ロット登録部
230c…クロックタイム更新部
230d…状態変更部
231…規則判断部
232…段取り規則用決定部
233…固定的規則用決定部
234…パラメータ指定用決定部
235…描画データ変更用決定部
236…描画条件指定部
237…描画精度指定部
238…アパーチャ指定部
239…動的規則用決定部
240…遺伝的処理決定部
241…候補生成部
242…候補評価部
243…遺伝的処理部
244…候補抽出部
246…評価順整列部
247…増殖処理部
248…突然変異処理部
249…クロスオーバ処理部

Claims (5)

  1. 複数のアパーチャマスクを管理するアパーチャ管理手段と、
    対応した前記アパーチャマスクをそれぞれ用いる複数のロットの処理要求を取得する要求取得手段と、
    前記複数のロットのそれぞれに関する処理手順を格納する処理手順記憶部と、
    前記処理手順に基づいてそれぞれの前記ロットに対応した前記アパーチャマスクを用いて前記複数のロットをそれぞれ処理するのに必要な処理時間をそれぞれ算出する処理時間算出手段と、
    前記処理時間に基づいて前記複数のロットの処理順序を決定する処理順序決定手段と、
    前記処理順序に従い前記アパーチャマスクを用いて前記複数のロットを順に処理する描画手段
    とを備えることを特徴とする電子ビーム描画装置。
  2. 前記処理順序決定手段は、
    前記処理順序のスケジュール規則を判断する規則判断部と、
    前記判断されたスケジュール規則に応じて、前記処理時間に基づいて前記複数のロットの処理順序を決定する処理順序決定部
    とを備えることを特徴とする請求項1に記載の電子ビーム描画装置。
  3. 要求取得手段が、複数のロットの処理要求を取得する手順と、
    処理時間算出手段が、前記複数のロットのそれぞれに関する処理手順に基づいて、それぞれの前記ロットに対応したアパーチャマスクを用いて前記複数のロットをそれぞれ処理するのに必要な処理時間をそれぞれ算出する手順と、
    処理順序決定手段が、前記処理時間に基づいて前記複数のロットの処理順序を決定する手順と、
    描画手段が、前記処理順序に従い前記アパーチャマスクを用いて前記複数のロットを順に処理する手順
    とを含むことを特徴とする電子ビーム描画方法。
  4. コンピュータに、
    複数のロットの処理要求を取得する手順と、
    処理手順記憶部に格納された複数のロットのそれぞれに関する処理手順に基づいて、それぞれの前記ロットに対応したアパーチャマスクを用いて前記複数のロットをそれぞれ処理するのに必要な処理時間をそれぞれ算出する手順と、
    前記処理時間に基づいて前記複数のロットの処理順序を決定する手順と、
    前記処理順序に従い前記アパーチャマスクを用いて前記複数のロットを描画手段により順に処理する手順
    とを実行させることを特徴とする電子ビーム描画プログラム。
  5. 複数のロットのそれぞれのデバイスパターンのレイアウトデータを製造工程の各段階に対応した層毎に生成する工程と、
    データ変換手段が、前記複数のロットのそれぞれの前記レイアウトデータを描画データに変換する工程と、
    要求取得手段が前記複数のロットの処理要求を取得する工程と、
    処理時間算出手段が、前記複数のロットのそれぞれに関する処理手順に基づいて、それぞれの前記ロットに対応したアパーチャマスクを用いて前記複数のロットをそれぞれ処理するのに必要な処理時間をそれぞれ算出する工程と、
    処理順序決定手段が前記処理時間に基づいて前記複数のロットの処理順序を決定する工程と、
    該処理順序に従い、描画手段が前記描画データに基づいて対応した前記アパーチャマスクを用いて前記複数のロットのそれぞれの半導体ウェーハ上に順に描画することにより、前記複数のロットのそれぞれについて前記半導体ウェーハ上に前記デバイスパターンの各層のパターンを前記各段階に対応して順に処理する工程
    とを含むことを特徴とする直接描画方式を用いた半導体装置の製造方法。
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