JP2005290025A - プレコートメタル用塗料組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 耐薬品性、耐屈曲性、密着性等に優れた塗膜を形成するプレコートメタル用塗料組成物を提供する。
【解決手段】 主剤と潜在性硬化剤からなるプレコートメタル用塗料組成物において、前記潜在性硬化剤が、TDI(イ)とMn=500〜5,000のポリエステルポリオール(ロ)を反応させて得られるNCO基末端プレポリマー(a)、及びTDI(イ)とMn=500未満の低分子ポリオール(ハ)を反応させて得られるNCO基末端プレポリマー(b)からなり、かつ、(a)/(b)=50/50〜95/5(質量比)のポリイソシアネート混合物(A)のNCO基をブロック剤(B)で封止して得られるブロックイソシアネートであることを特徴とするプレコートメタル用塗料組成物により解決する。
【選択図】 なし
【解決手段】 主剤と潜在性硬化剤からなるプレコートメタル用塗料組成物において、前記潜在性硬化剤が、TDI(イ)とMn=500〜5,000のポリエステルポリオール(ロ)を反応させて得られるNCO基末端プレポリマー(a)、及びTDI(イ)とMn=500未満の低分子ポリオール(ハ)を反応させて得られるNCO基末端プレポリマー(b)からなり、かつ、(a)/(b)=50/50〜95/5(質量比)のポリイソシアネート混合物(A)のNCO基をブロック剤(B)で封止して得られるブロックイソシアネートであることを特徴とするプレコートメタル用塗料組成物により解決する。
【選択図】 なし
Description
本発明は、プレコートメタル用塗料組成物に関する。更に詳細には、耐薬品性、耐屈曲性、密着性等に優れた塗膜を形成する、プレコートメタル用塗料組成物に関する。
一般に、プレコートメタルは、亜鉛鉄板その他の金属板にあらかじめ塗装した後、任意の形状に成型加工して最終の用途に供するものであり、例えば冷蔵庫、洗濯機、電気ストーブ等の家電製品、自動販売機、事務機器、食品陳列ケース等を含む什器類等の金属製品に用いられている。このようなプレコート方式は、金属板を先に成型加工して複雑な形状物とした後に塗装を加えるポストコート方式に比べて塗装工程が合理化されること、品質が均一になること、塗料の消費量が節約されること、等の利点があることから今後ともその用途は拡大するものと考えられる。
プレコートメタルに塗装される塗料は、塗膜形成後に上記用途に応じた形状に成型加工されるため、その塗膜が折り曲げ、ロール成型、エンボスプレス、絞り加工等の成型加工に耐えるに十分な耐屈曲性と金属面に対する接着力を保持することが要求される。一方、成型後の製品は、それぞれの最終用途に適合した性能、例えば建築外装材の場合は高度の耐候性や加工した部分を含めた耐薬品性が要求され、また、冷蔵庫等の家電製品では耐擦傷性や耐汚染性が要求される。これらの性能の他に光沢、耐水性、耐薬品性、耐湿性等の耐久性が用途に応じて更に要求される。前述の家電製品のような用途では、従来、アミノアルキッド樹脂、メラミン硬化アクリルポリオールあるいはエポキシ樹脂が用いられていた。ところがこれらの樹脂では塗膜の折り曲げ加工性が悪く、90°以上の角度に折り曲げた場合に塗膜に亀裂を生じる欠点がある。
例えば、特許文献1に記載されている発明のような、ビス(イソシアナートメチル)シクロヘキサン又はその付加体のブロック化物とポリオール樹脂とを含有してなる組成物を金属板に塗布し、加熱硬化してプレコートメタルを製造する方法も知られているが、この方法により得られるプレコートメタルはかならずしも前記のような物性の全てを満足するものではなかった。また、特許文献2には、エチレンイミンでブロックしたブロックイソシアネート化合物とポリオール樹脂とを含有してなる組成物を金属板に塗布し、加熱硬化してプレコートメタルを製造する方法も知られているが、この方法により得られるプレコートメタルもまた前記のような物性の全てを満足するものではなかった。
特開昭57−10375号公報
本発明のプレコートメタル用塗料組成物を硬化して得られる塗膜は、耐薬品性、耐屈曲性、密着性に優れるものである。このため、本発明のプレコートメタル用塗料組成物は、冷蔵庫、洗濯機、電気ストーブ等の家電製品、自動販売機、事務機器、食品陳列ケース等を含む什器類、自動車の外板等用いることができる。
本発明は、耐薬品性、耐屈曲性、密着性等に優れた塗膜を形成するプレコートメタル用塗料組成物を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、以下の(1)〜(5)に示されるものである。
(1)主剤と潜在性硬化剤からなるプレコートメタル用塗料組成物において、前記潜在性硬化剤が、トルエンジイソシアネート(イ)と数平均分子量500〜5,000のポリエステルポリオール(ロ)を反応させて得られるイソシアネート基末端プレポリマー(a)、及びトルエンジイソシアネート(イ)と数平均分子量500未満の低分子ポリオール(ハ)を反応させて得られるイソシアネート基末端プレポリマー(b)からなる(a)/(b)=50/50〜95/5(質量比)のポリイソシアネート混合物(A)のイソシアネート基をブロック剤(B)で封止して得られるブロックイソシアネートであることを特徴とするプレコートメタル用塗料組成物。
(2)ポリエステルポリオール(ロ)の酸成分が、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジカルボン酸の混合ジカルボン酸であることを特徴とする、前記(1)のプレコートメタル用塗料組成物。
(3)ポリエステルポリオール(ロ)が、酸成分が芳香族ジカルボン酸であるポリエステルポリオールと、酸成分が脂肪族ジカルボン酸であるポリエステルポリオールとの混合ポリエステルポリオールであることを特徴とする、前記(1)のプレコートメタル用塗料組成物。
(4)ポリエステルポリオール(ロ)中の芳香族ジカルボン酸構造と脂肪族ジカルボン酸構造のモル比が芳香族ジカルボン酸構造/脂肪族ジカルボン酸構造=20/80〜80/20であることを特徴とする、前記(1)〜(3)のいずれかのプレコートメタル用塗料組成物。
(5)主剤が水酸基含有エポキシ樹脂であることを特徴とする、前記(1)〜(4)のいずれかのプレコートメタル用塗料組成物。
本発明のプレコートメタル用塗料組成物は、主剤と潜在性硬化剤からなるものである。硬化剤はブロックイソシアネートを用いるため潜在性を有し、常態では硬化性能を発現することがなく、塗装者にとっては一液の状態で供給を受けることができる。
主剤としては水酸基を含有する樹脂が挙げられ、具体的にはポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、飽和又は不飽和ポリエステル樹脂、飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸で変性したアルキッド樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、セルロース樹脂等が挙げられる。但し、プレコートメタルでは、被塗装物が金属板であり耐熱性があること、塗装作業の効率化等の観点から、焼き付け塗装によるのが一般的である。更に塗膜に耐久性があることが肝要である。これらのことから、主剤には水酸基含有のエポキシ樹脂が好ましい。
このような具体的な水酸基含有のエポキシ樹脂としては、ジャパンエポキシレジンの「エピコート」シリーズ、旭電化工業の「アデカレジン」シリーズ、大日本インキ化学工業の「エピクロン」シリーズ等が挙げられる。エポキシ樹脂の好ましい水酸基価は、固形分換算で5〜40mgKOH/gである。また、好ましいエポキシ当量は、50〜250g/eqである。水酸基価が高すぎる場合やエポキシ当量が小さすぎる場合は、架橋密度が高くなりすぎて塗膜の耐屈曲性が低下しやすい。水酸基価が低すぎる場合やエポキシ当量が大きすぎる場合は、架橋密度が小さすぎて塗膜の耐薬品性等が低下しやすい。
本発明に用いられる潜在性硬化剤は、トルエンジイソシアネート(イ)と数平均分子量500〜5,000のポリエステルポリオール(ロ)を反応させて得られるイソシアネート基末端プレポリマー(a)、及びトルエンジイソシアネート(イ)と数平均分子量500未満の低分子ポリオール(ハ)を反応させて得られるイソシアネート基末端プレポリマー(b)からなる(a)/(b)=50/50〜95/5(質量比)のポリイソシアネート混合物(A)のイソシアネート基をブロック剤(B)で封止して得られるブロックイソシアネートである。(b)が少なすぎる場合は塗膜の強度や耐久性が不十分となりやすく、多すぎる場合は塗膜の耐屈曲性が不十分となりやすい。ここで、(a)と(b)の両方又は片方をヘキサメチレンジイソシアネート系のポリイソシアネートを用いると、塗膜強度や耐久性が不十分となりやすい。
前記イソシアネート基末端プレポリマー(a)とイソシアネート基末端プレポリマー(b)の両方に用いられるトルエンジイソシアネート(イ)には、2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート等の異性体があるが、本発明では任意比率の異性体混合物を用いることができる。反応性等を考慮すると2,4−トルエンジイソシアネートの含有量が65質量%以上のものが好ましく、80質量%以上のものが特に好ましい。
イソシアネート基末端プレポリマー(a)に用いられるポリエステルポリオール(ロ)は、数平均分子量が500〜5,000であり、好ましくは1,000〜3,000である。数平均分子量が小さすぎる場合は、塗膜が硬くなりすぎて耐屈曲性が悪くなる。大きすぎる場合は、塗膜硬度や耐薬品性が悪くなる。
このポリエステルポリオール(ロ)は、ジカルボン酸(又はその誘導体)と数平均分子量500未満の低分子ポリオールとからの縮合により得られる。ここで、ジカルボン酸としては、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、酒石酸、シュウ酸、マロン酸、グルタル酸、ピメリン酸、スベリン酸、クルタコン酸、アゼライン酸、セバシン酸、コハク酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸等の脂肪族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキシルジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸が挙げられる。低分子ポリオールとしては、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−メチル−1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、デカメチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2−n−ヘキサデカン−1,2−エチレングリコール、2−n−エイコサン−1,2−エチレングリコール、2−n−オクタコサン−1,2−エチレングリコール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオネート、ダイマー酸ジオール、水素添加ビスフェノールA、ビスフェノールAのエチレンオキサイド又はプロピレンオキサイド付加物、水素添加ビスフェノールAのエチレンオキサイド又はプロピレンオキサイド付加物、トリメチロールプロパン、グリセリン、ヘキサントリオール、クオドロール、ペンタエリスリトール、ソルビトール等が挙げられる。更に、前述の低分子ポリオールを開始剤として、ε−カプロラクトン、アルキル置換ε−カプロラクトン、δ−バレロラクトン、アルキル置換δ−バレロラクトン等の環状エステル(いわゆるラクトン)モノマーを開環重合させて得られるラクトン系ポリエステルポリオール等が挙げられる。また更に、低分子ポリオールの一部に替えてヘキサメチレンジアミン、イソホロンジアミン、モノエタノールアミン等の低分子ポリアミンや低分子アミノアルコールを用いて得られるポリアミドエステルポリオールが挙げられる。
ポリエステルポリオール(ロ)は、金属への密着性や塗膜の屈曲性等を考慮すると、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジカルボン酸を併用することが好ましい。芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジカルボン酸の併用の形態として、(1)酸成分が、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジカルボン酸の混合ジカルボン酸であること、(2)酸成分が芳香族ジカルボン酸であるポリエステルポリオールと、酸成分が脂肪族ジカルボン酸であるポリエステルポリオールとの混合ポリエステルポリオールであること、の二形態が好ましい。いずれの場合においても、ポリエステルポリオール(ロ)中の芳香族ジカルボン酸構造と脂肪族ジカルボン酸構造のモル比が芳香族ジカルボン酸構造/脂肪族ジカルボン酸構造=20/80〜80/20であることが好ましい。芳香環含有量が多すぎる場合は塗膜の耐屈曲性が不十分となりやすく、少なすぎる場合は塗膜強度や耐久性が不十分となりやすくなる。
ポリエステルポリオール(ロ)を構成する好ましい芳香族ジカルボン酸は、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸であり、特にイソフタル酸が好ましい。フタル酸では、分子骨格的に剛直さが不十分であり、塗膜の耐薬品性や耐熱性が不十分となる場合がある。テレフタル酸は逆に剛直すぎて、塗膜の耐屈曲性が不十分となる場合がある。一方、好ましい脂肪族ジカルボン酸は、炭素数4〜20の脂肪族ジカルボン酸であり、特にアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸が特に好ましい。炭素数が少なすぎる脂肪族ジカルボン酸は熱分解しやすいため、目的とするポリエステルポリオールそのものが得られない場合がある。また、炭素数が多すぎるものは、塗膜にタックを生じる場合がある。
ポリエステルポリオール(ロ)を構成する低分子ポリオールは、炭素数2〜10の脂肪族グリコールが好ましく、特に、2−メチル−1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、2−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールから選ばれる側鎖含有脂肪族グリコールを40モル%以上含有する低分子ポリオールが、主剤との相溶性、鋼板への密着性等が向上するので好ましい。なお、ネオペンチルグリコールのように昇華しやすい低分子グリコールを用いる場合、エチレングリコールのような沸点の比較的低い低分子グリコールを用いると、ポリエステルポリオールを製造する際、反応器の内壁面に付着した低分子ポリオールを蒸気洗浄して反応系内に戻すので効率的になる。
イソシアネート基末端プレポリマー(b)に用いられる低分子ポリオール(ハ)は、数平均分子量が500未満のものである。数平均分子量が大きすぎる場合は、塗膜の強度や耐久性が不十分となりやすい。
低分子ポリオール(ハ)は、具体的には前述のポリエステルポリオール(ロ)を構成する低分子ポリオールが挙げられる。本発明においては、塗膜の機械的物性や耐久性、塗装後の鋼板の折り曲げ加工に必要な塗膜の追随性等を考慮すると、グリコールとトリオールの併用が好ましく、特にエチレングリコール、プロピレングリコール(異性体の種類を問わない)、ブタンジオール(異性体の種類を問わない)、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコールから選択されるグリコールと、グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール(異性体の種類を問わない)から選択されるトリオールの併用が好ましい。
イソシアネート基末端プレポリマー(a)及び(b)は、一般にはイソシアネート基が水酸基より過剰の雰囲気、好ましくはイソシアネート基/水酸基との当量比が1.5〜50で、通常40〜140℃、好ましくは70〜100℃でウレタン化反応を行った後、必要に応じて未反応のトリレンジイソシアネートを薄膜蒸留法又は抽出法等により除去することで得ることができる。このウレタン化反応の際には、アミン系触媒や、錫系、鉛系、亜鉛系、鉄系等の有機金属触媒を用いてもよい。
反応の際、有機溶剤を用いることができる。この有機溶剤は、ウレタン工業において用いられる活性水素基を持たない溶剤(例:ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤、ソルベッソ−100、ソルベッソ−200等の石油系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤等)が挙げられる。
イソシアネート基末端プレポリマー(a)及び(b)の混合比は、質量比で(a)/(b)=50/50〜95/5、好ましくは(a)/(b)=50/50〜90/10である。(b)が多すぎる場合は、塗膜の柔軟性や追随性が不十分となりやすく、少なすぎる場合は塗膜強度や耐久性が不十分となる。
本発明でイソシアネート基末端プレポリマー(a)の好ましいイソシアネート含量(固形分換算)は5〜10質量%であり、イソシアネート基末端プレポリマー(b)の好ましいイソシアネート含量(固形分換算)は10〜20質量%である。またポリイソシアネート混合物(A)の好ましいイソシアネート含量(固形分換算)は5〜15質量%である。
以上のようにして得られたポリイソシアネート混合物(A)のイソシアネート基をブロック剤(B)で封止することで、本発明に用いられる潜在性硬化剤としてのブロックイソシアネートが得られる。
このブロック剤(B)としては、フェノール系、ラクタム系、活性メチレン系、アルコール系、メルカプタン系、酸アミド系、イミド系、アミン系、イミダゾール系、尿素系、カルバミン酸塩系、イミン系、オキシム系、亜硫酸塩系等が挙げられる。とりわけフェノール系、オキシム系、ラクタム系、イミン系が有利に使用される。ブロック剤(B)の具体例としては、フェノール、クレゾール、キシレノール、ニトロフェノール、クロロフェノール、エチルフェノール、p−ヒドロキシジフェニル、t−ブチルフェノール、o−イソプロピルフェノール、o−sec−ブチルフェノール、p−ノニルフェノール、p−t−オクチルフェノール、ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシ安息香酸エステル等のフェノール系ブロック剤、ε−カプロラクタム、δ−バレロラクタム、γ−ブチロラクタム、β−プロピオラクタム等のラクタム系ブロック剤、マロン酸ジエチル、マロン酸ジメチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸メチル、アセチルアセトン等の活性メチレン系ブロック剤、メタノール、エタノール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール、n−アミルアルコール、t−アミルアルコール、ラウリルアルコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ベンジルアルコール、メトキシメタノール、グリコール酸、グリコール酸メチル、グリコール酸エチル、グリコール酸ブチル等のグリコール酸エステル、乳酸、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル等の乳酸エステル、メチロール尿素、メチロールメラミン、ジアセトンアルコール、エチレンクロルヒドリン、エチレンブロムヒドリン、1,3−ジクロロ−2−プロパノール、ω−ハイドロパーフルオロアルコール、アセトシアンヒドリン等のアルコール系ブロック剤、ブチルメルカプタン、ヘキシルメルカプタン、t−ブチルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、2−メルカプトベンゾチアゾール、チオフェノール、メチルチオフェノール、エチルチオフェノール等のメルカプタン系ブロック剤、アセトアニリド、アセトアニシジド、アセトトルイド、アクリルアミド、メタクリルアミド、酢酸アミド、ステアリン酸アミド、ベンズアミド等の酸アミド系ブロック剤、コハク酸イミド、フタル酸イミド、マレイン酸イミド等のイミド系ブロック剤、ジフェニルアミン、フェニルナフチルアミン、キシリジン、N−フェニルキシリジン、カルバゾール、アニリン、ナフチルアミン、ブチルアミン、ジブチルアミン、ブチルフェニルアミン等のアミン系ブロック剤、イミダゾール、2−エチルイミダゾール等のイミダゾール系ブロック剤、尿素、チオ尿素、エチレン尿素、エチレンチオ尿素、1,3−ジフェニル尿素等の尿素系ブロック剤、N−フェニルカルバミン酸フェニル、2−オキサゾリドン等のカルバミン酸塩系ブロック剤、エチレンイミン、プロピレンイミン等のイミン系ブロック剤、ホルムアミドキシム、アセトアルドキシム、アセトキシム、メチルエチルケトキシム、ジアセチルモノオキシム、ベンゾフェノンオキシム、シクロヘキサノンオキシム等のオキシム系ブロック剤、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸カリウム等の亜硫酸塩系ブロック剤等が挙げられる。
ブロック化の反応条件は、イソシアネート基とブロック剤中の仕込み当量比は、イソシアネート基/活性水素基=0.8〜1.2、好ましくは0.95〜1.05であり、反応温度は40〜140℃であり、好ましくは70〜100℃である。
その後、必要に応じて添加剤を用いることができる。この添加剤としては、触媒、顔料、染料、紫外線吸収剤、酸化防止剤、充填剤、難燃剤、可塑剤、抗菌剤・抗カビ剤、分散剤等が挙げられる。このようにして得られる硬化剤は、潜在的な反応性を有し、常温では反応しないが、加熱することに封止されたイソシアネート基からブロック剤が解離してイソシアネート基を再生し、この再生イソシアネート基が主剤中の水酸基やエポキシ基と反応して硬化した塗膜を与える。
本発明のプレコートメタル用塗料組成物を塗布したプレコートメタルにおいて、用いられる金属板は、通常、プレコートメタル用金属として用いられるものであれば特に制限はなく、例えば冷延鋼板、亜鉛めっき鋼板、合金化亜鉛めっき鋼板、スズめっき鋼板、クロムめっき鋼板、アルミニウムめっき鋼板、鉛めっき鋼板、ニッケルめっき鋼板、アルミニウム板、チタン板、ステンレス板等が挙げられる。金属板の形状としては、例えば平板状、筒状等、いずれでもよい。
本発明のプレコートメタル用塗料組成物を用いた塗装方法としては、前述の金属板に直接又は前処理を施した後塗布し、加熱硬化させる。塗布量は限定されるものではなく、自由に決めることができるが、乾燥膜厚10〜30μmとなるような量が好ましい。塗布する手段としては、例えばスプレーガン、ロールコーター、フローコーター等が挙げられる。加熱温度はブロック剤の種類等によって異なるが、約150〜350℃で、その時間は約20〜120秒程度が好ましい。この加熱操作によってブロックイソシアネートに含まれるブロック剤が解離してイソシアネート基を再生し、この再生イソシアネート基が主剤中の水酸基やエポキシ基と反応して架橋がおこり、強靭な塗膜が得られることになる。なお、金属板の前処理としては、プライマー塗布、クロメート化成処理やリン酸塩化成処理、複合酸化皮膜処理等がある。プライマーはエポキシ樹脂系、高分子ポリエステル系等通常用いられているものが使用できる。クロメート化成処理には電解クロメート、塗布型クロメート、反応型クロメート処理が、リン酸塩化成処理にはリン酸亜鉛処理、リン酸鉄処理が、複合酸化皮膜処理にはニッケルとコバルトを含有する処理がある。
以下、本発明を実施例により更に詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例及び比較例中において、特に断りのない限り、比率は質量比であり、「%」は「質量%」である。
〔ポリエステルポリオールの製造〕
合成例1
攪拌機、温度計、窒素シール管、冷却器のついた容量:3Lの反応器に、エチレングリコール60.8g、ネオペンチルグリコール917.8g、イソフタル酸438.5g、アジピン酸899.9g仕込み、常圧下、200℃にて反応後させた。縮合水の留出が止まったところで、テトラブチルチタネートを0.02g仕込み、内温を220℃に上昇させ、また同時に内圧を徐々に0.7kPaまで減圧して更に反応を進行させてポリエステルポリオールPES−1を得た。PES−1の水酸基価は55.6mgKOH/g、酸価は0.5mgKOH/gであった。
合成例1
攪拌機、温度計、窒素シール管、冷却器のついた容量:3Lの反応器に、エチレングリコール60.8g、ネオペンチルグリコール917.8g、イソフタル酸438.5g、アジピン酸899.9g仕込み、常圧下、200℃にて反応後させた。縮合水の留出が止まったところで、テトラブチルチタネートを0.02g仕込み、内温を220℃に上昇させ、また同時に内圧を徐々に0.7kPaまで減圧して更に反応を進行させてポリエステルポリオールPES−1を得た。PES−1の水酸基価は55.6mgKOH/g、酸価は0.5mgKOH/gであった。
合成例2〜5、7
合成例1と同様な反応器に表1に示す原料を仕込み、合成例1と同様な手順でPES−2〜5、7を得た。
合成例1と同様な反応器に表1に示す原料を仕込み、合成例1と同様な手順でPES−2〜5、7を得た。
合成例6
合成例1と同様な反応器に、エチレングリコール62.4g、ネオペンチルグリコール941.4g、アジピン酸1322.4g仕込み、常圧下、180℃にて反応後させた。縮合水の留出が止まったところで、テトラブチルチタネートを0.02g仕込み、内温を200℃に上昇させ、また同時に内圧を徐々に1.0kPaまで減圧して更に反応を進行させてポリエステルポリオールPES−6を得た。PES−6の水酸基価は55.8mgKOH/g、酸価は0.3mgKOH/gであった。
合成例1と同様な反応器に、エチレングリコール62.4g、ネオペンチルグリコール941.4g、アジピン酸1322.4g仕込み、常圧下、180℃にて反応後させた。縮合水の留出が止まったところで、テトラブチルチタネートを0.02g仕込み、内温を200℃に上昇させ、また同時に内圧を徐々に1.0kPaまで減圧して更に反応を進行させてポリエステルポリオールPES−6を得た。PES−6の水酸基価は55.8mgKOH/g、酸価は0.3mgKOH/gであった。
表1において
EG :エチレングリコール
NPG:ネオペンチルグリコール
HD :1,6−ヘキサンジオール
iPA:イソフタル酸
AA :アジピン酸
TBT:テトラブチルチタネート
EG :エチレングリコール
NPG:ネオペンチルグリコール
HD :1,6−ヘキサンジオール
iPA:イソフタル酸
AA :アジピン酸
TBT:テトラブチルチタネート
〔低分子ポリオール変性プレポリマーの製造〕
合成例8
攪拌機、温度計、窒素シール管、冷却器のついた容量:2Lの反応器に、TDI−1(2,4−トリレンジイソシアネート/2,6−トリレンジイソシアネート=80/20(質量比)の混合物)を900g、トリメチロールプロパン45g、グリセリン16g、1,3−ブタンジオール10g、ジプロピレングリコール29g仕込み、70℃で3時間反応させた。その後、140℃・1Paの条件で薄膜蒸留して、未反応の原料ジイソシアネートを除去し、その後酢酸エチルで固形分を75%に希釈して低分子ポリオール変性ポリイソシアネートNCO−1を得た。NCO−1のイソシアネート含量は13.5%であった。
合成例8
攪拌機、温度計、窒素シール管、冷却器のついた容量:2Lの反応器に、TDI−1(2,4−トリレンジイソシアネート/2,6−トリレンジイソシアネート=80/20(質量比)の混合物)を900g、トリメチロールプロパン45g、グリセリン16g、1,3−ブタンジオール10g、ジプロピレングリコール29g仕込み、70℃で3時間反応させた。その後、140℃・1Paの条件で薄膜蒸留して、未反応の原料ジイソシアネートを除去し、その後酢酸エチルで固形分を75%に希釈して低分子ポリオール変性ポリイソシアネートNCO−1を得た。NCO−1のイソシアネート含量は13.5%であった。
合成例9
攪拌機、温度計、窒素シール管、冷却器のついた容量:2Lの反応器に、HDIを900g、1,3−ブタンジオールを8.5g仕込み80℃で2時間反応させた。その後、カプリン酸カリウム0.2g、助触媒としてフェノ−ル1g仕込み、60℃で6時間イソシアヌレート化反応を行った後、リン酸を0.13g仕込み、反応温度で1時間攪拌してイソシアヌレート化反応を停止した。その後、120℃・1Paの条件で薄膜蒸留して、未反応の原料ジイソシアネートを除去して低分子ポリオール変性ポリイソシアネートNCO−2を得た。NCO−2のイソシアネート含量は21.2%であった。
攪拌機、温度計、窒素シール管、冷却器のついた容量:2Lの反応器に、HDIを900g、1,3−ブタンジオールを8.5g仕込み80℃で2時間反応させた。その後、カプリン酸カリウム0.2g、助触媒としてフェノ−ル1g仕込み、60℃で6時間イソシアヌレート化反応を行った後、リン酸を0.13g仕込み、反応温度で1時間攪拌してイソシアヌレート化反応を停止した。その後、120℃・1Paの条件で薄膜蒸留して、未反応の原料ジイソシアネートを除去して低分子ポリオール変性ポリイソシアネートNCO−2を得た。NCO−2のイソシアネート含量は21.2%であった。
〔ブロックイソシアネートの製造〕
実施例1
攪拌機、温度計、窒素シール管、冷却器のついた容量:2Lの反応器に、TDI−1を89.3g仕込み、50℃に調整してからPES−1を293.4g仕込み、80℃にて3時間反応させて、ポリエステル変性プレポリマーPR−1を得た。PR−1のイソシアネート含量は8.0%であった。次いで、NCO−1を340.2g仕込み、均一に撹拌した。この混合ポリイソシアネートのイソシアネート含量は10.6%であった。次いで、キシレンを75g仕込み、内温を70℃に調整してから、メチルエチルケトオキシムを162.1g、急激な発熱が起きないように徐々に反応器内に滴下した。滴下終了後、更に60℃で1時間反応させた後、シクロヘキサノンを40g仕込み、均一に撹拌してブロックイソシアネートBI−1を得た。BI−1の固形分は80.0%、有効イソシアネート含量は7.7%であった。
実施例1
攪拌機、温度計、窒素シール管、冷却器のついた容量:2Lの反応器に、TDI−1を89.3g仕込み、50℃に調整してからPES−1を293.4g仕込み、80℃にて3時間反応させて、ポリエステル変性プレポリマーPR−1を得た。PR−1のイソシアネート含量は8.0%であった。次いで、NCO−1を340.2g仕込み、均一に撹拌した。この混合ポリイソシアネートのイソシアネート含量は10.6%であった。次いで、キシレンを75g仕込み、内温を70℃に調整してから、メチルエチルケトオキシムを162.1g、急激な発熱が起きないように徐々に反応器内に滴下した。滴下終了後、更に60℃で1時間反応させた後、シクロヘキサノンを40g仕込み、均一に撹拌してブロックイソシアネートBI−1を得た。BI−1の固形分は80.0%、有効イソシアネート含量は7.7%であった。
実施例2〜12、比較例1〜5
実施例1と同様な反応器に表2〜4に示す原料を仕込み、実施例1と同様な手順でBI−2〜17を得た。
実施例1と同様な反応器に表2〜4に示す原料を仕込み、実施例1と同様な手順でBI−2〜17を得た。
実施例1〜12、比較例1〜5、表2〜4において
PES−1〜7:
前述の合成例1〜7参照
TDI−1:
2,4−トリレンジイソシアネート/2,6−トリレンジイソシアネート=80/20(質量比)の混合物
TDI−2:
2,4−トリレンジイソシアネート/2,6−トリレンジイソシアネート=99/1(質量比)の混合物
HDI:
ヘキサメチレンジイソシアネート
TMP:
トリメチロールプロパン
NCO−1〜2:
前述の合成例8〜9参照
MEKO:
メチルエチルケトオキシム
低温貯蔵安定性:
製造したブロックイソシアネートを100mlのガラス瓶に入れ、密栓して0℃の雰囲気下で1週間置き、その後の外観にて評価する。
○:外観変化なし
△:濁りが認められる
×:結晶や浮遊物が認められる
PES−1〜7:
前述の合成例1〜7参照
TDI−1:
2,4−トリレンジイソシアネート/2,6−トリレンジイソシアネート=80/20(質量比)の混合物
TDI−2:
2,4−トリレンジイソシアネート/2,6−トリレンジイソシアネート=99/1(質量比)の混合物
HDI:
ヘキサメチレンジイソシアネート
TMP:
トリメチロールプロパン
NCO−1〜2:
前述の合成例8〜9参照
MEKO:
メチルエチルケトオキシム
低温貯蔵安定性:
製造したブロックイソシアネートを100mlのガラス瓶に入れ、密栓して0℃の雰囲気下で1週間置き、その後の外観にて評価する。
○:外観変化なし
△:濁りが認められる
×:結晶や浮遊物が認められる
実施例1〜12、比較例1〜5、表2〜4から、実施例のブロックイソシアネートの低温貯蔵安定性は良好であったが、比較例においては比較例2以外のものはあまりよくなかった。ポリエステル系プレポリマー(a)と低分子ポリオール系プレポリマーの混合比がが適性範囲外場合は低温貯蔵安定性が悪化することが分かった。
〔塗膜評価〕
実施例13〜24、比較例5〜10
以下に示す配合にて焼き付け塗料を調製した。この塗料を鋼板(パルテック製、SPCC−SB、PF−1077処理)に塗装厚50μm(ウェット)で塗布し、200℃にて15分間焼き付けて塗装サンプルとした。結果を表5〜6に示す。
焼き付け塗料配合
主剤用樹脂:
エピクロンP−439(大日本インキ化学工業製エポキシ樹脂)
固形分=40%
水酸基価=8.7mgKOH/g(出願人分析値)
顔料:
チタンホワイト
希釈剤:
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PMA)
主剤/硬化剤配合:
主剤用樹脂中の水酸基と硬化剤中のイソシアネート基が当量となるように配合
塗料組成:
樹脂(主剤+硬化剤、固形分)/顔料/溶剤(追加分+主剤用樹脂分+硬化剤分)
=24/16/60(質量比)
実施例13〜24、比較例5〜10
以下に示す配合にて焼き付け塗料を調製した。この塗料を鋼板(パルテック製、SPCC−SB、PF−1077処理)に塗装厚50μm(ウェット)で塗布し、200℃にて15分間焼き付けて塗装サンプルとした。結果を表5〜6に示す。
焼き付け塗料配合
主剤用樹脂:
エピクロンP−439(大日本インキ化学工業製エポキシ樹脂)
固形分=40%
水酸基価=8.7mgKOH/g(出願人分析値)
顔料:
チタンホワイト
希釈剤:
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PMA)
主剤/硬化剤配合:
主剤用樹脂中の水酸基と硬化剤中のイソシアネート基が当量となるように配合
塗料組成:
樹脂(主剤+硬化剤、固形分)/顔料/溶剤(追加分+主剤用樹脂分+硬化剤分)
=24/16/60(質量比)
表5〜6において
耐酸性:
塗装面に10%塩酸を1滴たらし、その後カバーグラスを被せる。この状態で、室温雰囲気下、24時間放置した後の塗装面を観察して評価した。
○:外観変化なし
△:塗装面に「荒れ」が認められる
×:素地が確認できる
耐屈曲性:
塗装面を表にして、塗装板を180度谷折りして、折り曲げ部を万力にて締め付ける。その後、塗装板を伸ばして(折り曲げ部を開く)、屈曲部を観察して評価した。
○:外観変化なし
×:塗膜の「割れ」が確認できる
耐酸性:
塗装面に10%塩酸を1滴たらし、その後カバーグラスを被せる。この状態で、室温雰囲気下、24時間放置した後の塗装面を観察して評価した。
○:外観変化なし
△:塗装面に「荒れ」が認められる
×:素地が確認できる
耐屈曲性:
塗装面を表にして、塗装板を180度谷折りして、折り曲げ部を万力にて締め付ける。その後、塗装板を伸ばして(折り曲げ部を開く)、屈曲部を観察して評価した。
○:外観変化なし
×:塗膜の「割れ」が確認できる
表6から、低分子ポリオール変性プレポリマー(b)の多いものは、耐屈曲性が悪く、(b)を用いないもの、(a)又は(b)にHDIを用いたものは耐酸性が不十分であることが分かる。
Claims (5)
- 主剤と潜在性硬化剤からなるプレコートメタル用塗料組成物において、前記潜在性硬化剤が、トルエンジイソシアネート(イ)と数平均分子量500〜5,000のポリエステルポリオール(ロ)を反応させて得られるイソシアネート基末端プレポリマー(a)、及びトルエンジイソシアネート(イ)と数平均分子量500未満の低分子ポリオール(ハ)を反応させて得られるイソシアネート基末端プレポリマー(b)からなる(a)/(b)=50/50〜95/5(質量比)のポリイソシアネート混合物(A)のイソシアネート基をブロック剤(B)で封止して得られるブロックイソシアネートであることを特徴とするプレコートメタル用塗料組成物。
- ポリエステルポリオール(ロ)の酸成分が、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジカルボン酸の混合ジカルボン酸であることを特徴とする、請求項1記載のプレコートメタル用塗料組成物。
- ポリエステルポリオール(ロ)が、酸成分が芳香族ジカルボン酸であるポリエステルポリオールと、酸成分が脂肪族ジカルボン酸であるポリエステルポリオールとの混合ポリエステルポリオールであることを特徴とする、請求項1に記載のプレコートメタル用塗料組成物。
- ポリエステルポリオール(ロ)中の芳香族ジカルボン酸構造と脂肪族ジカルボン酸構造のモル比が芳香族ジカルボン酸構造/脂肪族ジカルボン酸構造=20/80〜80/20であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のプレコートメタル用塗料組成物。
- 主剤が水酸基含有エポキシ樹脂であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のプレコートメタル用塗料組成物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004102560A JP2005290025A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | プレコートメタル用塗料組成物 |
| PCT/JP2005/001386 WO2005100493A1 (ja) | 2004-03-31 | 2005-02-01 | プレコートメタル用塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004102560A JP2005290025A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | プレコートメタル用塗料組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005290025A true JP2005290025A (ja) | 2005-10-20 |
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ID=35149983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004102560A Pending JP2005290025A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | プレコートメタル用塗料組成物 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005290025A (ja) |
| WO (1) | WO2005100493A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020184792A1 (ko) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | 삼화페인트공업주식회사 | Pcm 칼라강판용 불연성 도료 조성물 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02276878A (ja) * | 1989-04-19 | 1990-11-13 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 一液型ポリウレタン熱硬化性被覆用組成物 |
| JPH03237173A (ja) * | 1990-02-14 | 1991-10-23 | Takeda Chem Ind Ltd | プレコートメタル用一液性熱硬化型樹脂組成物及びプレコートメタル |
| JPH06172702A (ja) * | 1992-12-04 | 1994-06-21 | Ito Seiyu Kk | 耐チッピング性一液型ウレタン塗料用樹脂組成物 |
| JPH0873806A (ja) * | 1994-09-06 | 1996-03-19 | Dainippon Ink & Chem Inc | プライマー被覆組成物および塗装方法 |
| JPH10168157A (ja) * | 1996-10-08 | 1998-06-23 | Nippon Polyurethane Ind Co Ltd | 水分散性ブロックイソシアネート組成物、並びにこれを用いた水性塗料組成物及び水性接着剤組成物 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4178370B2 (ja) * | 2002-06-25 | 2008-11-12 | 日本ポリウレタン工業株式会社 | 二液硬化型ポリイソシアネート硬化剤、並びにそれを用いた接着剤及び塗料 |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004102560A patent/JP2005290025A/ja active Pending
-
2005
- 2005-02-01 WO PCT/JP2005/001386 patent/WO2005100493A1/ja not_active Ceased
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02276878A (ja) * | 1989-04-19 | 1990-11-13 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 一液型ポリウレタン熱硬化性被覆用組成物 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020184792A1 (ko) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | 삼화페인트공업주식회사 | Pcm 칼라강판용 불연성 도료 조성물 |
| KR20200109708A (ko) * | 2019-03-14 | 2020-09-23 | 삼화페인트공업주식회사 | Pcm 칼라강판용 불연성 도료 조성물 |
| KR102343917B1 (ko) * | 2019-03-14 | 2021-12-29 | 삼화페인트공업주식회사 | Pcm 칼라강판용 불연성 도료 조성물 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| WO2005100493A1 (ja) | 2005-10-27 |
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