JP2005288272A - 遠心式破砕機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 破砕整粒機能と分級機能とを有する遠心式破砕機において、従来に比べて微粒子群を狭い粒径範囲から広い粒径範囲にわたって分級でき、従来に比べて製品サイズの多様化に対応することができる遠心式破砕機を提供すること。
【解決手段】 破砕室2内に設けられ、破砕原料を遠心力によってロータ外周部の放出口5aより放出し、破砕片堆積層3に衝突させて、破砕と整粒を行うための水平回転するロータ5と、破砕室2に連通して上部ハウジング1の下部に連設され、破砕室2で得られた破砕粒子群が導入される下部ハウジング8と、この下部ハウジング内に位置するように設けられ、水平回転して破砕室2からの破砕粒子群に遠心力を付与する分級用送風手段12と、下部ハウジング8に設けられ、異なる粒径範囲の破砕粒子群をそれぞれ破砕機外部に排出するための複数の排出口9,10とを備えたことを特徴とする遠心式破砕機。
【選択図】 図1
【解決手段】 破砕室2内に設けられ、破砕原料を遠心力によってロータ外周部の放出口5aより放出し、破砕片堆積層3に衝突させて、破砕と整粒を行うための水平回転するロータ5と、破砕室2に連通して上部ハウジング1の下部に連設され、破砕室2で得られた破砕粒子群が導入される下部ハウジング8と、この下部ハウジング内に位置するように設けられ、水平回転して破砕室2からの破砕粒子群に遠心力を付与する分級用送風手段12と、下部ハウジング8に設けられ、異なる粒径範囲の破砕粒子群をそれぞれ破砕機外部に排出するための複数の排出口9,10とを備えたことを特徴とする遠心式破砕機。
【選択図】 図1
Description
本発明は、破砕原料の破砕整粒機能とその破砕粒子群の分級機能とを有する遠心式破砕機に関するものである。
遠心式破砕機(衝撃式破砕機)は、岩石、鉱石などの破砕原料を主に製砂のために破砕するのに用いられている。遠心式破砕機は、破砕原料の破砕形式からアンビル方式と、デッドストック方式に大別される。アンビル方式のものは、主に原料のサイズを小さくすることを目的として使用される。一方、デッドストック方式のものは、主に、すでに所望サイズ程度に破砕された原料を自然石のように丸みを帯びたように粒形に整える整粒(角取り)ために使用される。このデッドストック方式の遠心式破砕機は、高速回転するロータ内に投入された破砕原料を遠心力によってロータ外周の放出口よりロータ外部に放出し、破砕室内に堆積される破砕片より形成される破砕片堆積層(デッドストック)に衝突させて破砕し、破砕片堆積層の傾斜面上を転動、滑動などさせて整粒するようにしている。
そして、従来、デッドストック方式の遠心式破砕機として、原料の破砕整粒機能と、破砕室で得られた破砕粒子群から微粒子群(微粉)を吸引して破砕機外部に除去するようにした分級機能とを有するものが提案されている(特開2000−189822号公報)。この従来の遠心式破砕機によると、破砕室で得られた破砕粒子群に含まれる微粒子群の量が例えば砕砂のJIS規格上限を超える場合、前記得られた破砕粒子群から微粒子群を除去するエアセパレータ等の専用の分級装置を設けなくてすむことになる。図9は従来の遠心式破砕機の構成を示す断面図である。
図9に示すように、ハウジング50内の上部に破砕室51が形成され、その中央にロータ60が水平方向に高速回転可能に配置されている。ロータ60の周面には放出口61が開設されている。また、破砕室51の周縁部には、破砕原料の衝突部として、破砕原料が堆積して形成されるデッドべッド(破砕片堆積層:デッドストック)52が設けられている。また、ロータ60の下方であってハウジング50内の下部には、下向きの吸引フード70と、この吸引フード70内に負圧を発生させる吸引管71と、下向きの吸引フード70の下方に設けられ、送気管82を介して供給されるエアを複数のエア吹出口81から吸引フード70に向けて上向きに噴射する環状のエア吹出管80とが設けられている。
そして、ロータ60内の上部中央から供給された破砕原料は、高速回転するロータ60の遠心力によって放出口61から放出され、デッドベッド52に衝突し、破砕される。この破砕室51で得られた破砕粒子群は、ロータ60とデッドベッド52との間の隙間空間からハウジング50内の下部に導入される。このハウジング50内の下部に導入された破砕粒子群のうち微粒子群は、エア吹出管80から上向きに噴射されるエアにより下向きの吸引フード70に寄せ集められ、吸引管71を経て破砕機外部の処理施設に送り込まれる。一方、微粒子群と分級された後の製品サイズの破砕粒子群は、ハウジング50下端の排出口54から排出される。
しかし前述した従来の遠心式破砕機では、ハウジング50内の下部に設けられた下向きの吸引フード70による気流の上方への吸い込みと、エア吹出管80による気流の上方への噴射を行うようにしたものであるから、回転するロータ60によって生じる前記隙間空間から下方へ向かう気流の旋回流と、吸引フード70及びエア吹出管80による上方へ向かう気流とが生じることでハウジング50内の下部における気流が乱れてスムーズでなく複雑となる。このため、分級で得られる微粒子群の粒径範囲が狭く、かつ固定されてしまい、微粒子群を狭い粒径範囲から広い粒径範囲にわたって分級できず、製品サイズの多様化に対応できないという問題があった。
特開2000−189822号公報(第2−3頁、図1)
特開昭57−7264号公報(第1−2頁、第1図、第2図)
そこで、本発明の課題は、破砕整粒機能とその破砕粒子群の分級機能とを有する遠心式破砕機において、破砕室で得られた破砕粒子群から微粒子群を分級する際に、従来に比べて微粒子群を狭い粒径範囲から広い粒径範囲にわたって分級でき、従来に比べて製品サイズの多様化に対応することができる遠心式破砕機を提供することにある。
前記の課題を解決するために、本願発明は次の技術的手段を講じている。
請求項1の発明は、上部ハウジングと、この上部ハウジング内に形成された破砕室と、この破砕室内に設けられ、上方より供給される破砕原料を遠心力によってロータ外周部の放出口より放出し、ロータ周囲に設けられた衝突部に衝突させて、破砕と整粒を行うための水平回転するロータと、前記破砕室に連通して前記上部ハウジングの下部に連設され、前記破砕室で得られた破砕粒子群が前記ロータと前記衝突部との隙間空間から導入される下部ハウジングと、この下部ハウジング内に位置するように設けられ、水平回転して前記破砕室からの破砕粒子群に遠心力を付与する分級用送風手段と、前記下部ハウジングに設けられ、異なる粒径範囲の破砕粒子群をそれぞれ破砕機外部に排出するための複数の排出口とを備えたことを特徴とする遠心式破砕機である。
請求項2の発明は、請求項1記載の遠心式破砕機において、前記下部ハウジングに設けられた前記複数の排出口が、微粒子群を排出するための微粒子排出口と、製品サイズの破砕粒子群を排出するための製品排出口とであることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の遠心式破砕機において、前記分級用送風手段が遠心送風機であることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1又は2記載の遠心式破砕機において、前記分級用送風手段が軸流送風機であることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項3又は4記載の遠心式破砕機において、前記ロータと前記分級用送風機との駆動源が共通に構成されていることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項1又は2記載の遠心式破砕機において、前記分級用送風手段が前記ロータのロータ底板下面に直接的又は間接的に取り付けられて前記ロータと一体に水平回転する分級用送風翼であることを特徴とするものである。
本発明による遠心式破砕機は、破砕室で得られた破砕粒子群が導入される下部ハウジング内に位置するように設けられて、水平回転して破砕室からの破砕粒子群に遠心力を付与する分級用送風手段を備えている。したがって、ロータによる旋回流と分級用送風手段による旋回流とが合流して、下部ハウジング内の破砕粒子排出口よりも上流側に位置する分級空間に下方へ進行する乱れのないスムーズな旋回流を得ることができるとともに、分級空間において分級空間上部から分級空間下部にわたって旋回風速が半径方向にほぼ均一な流れ場を実現することができる。これにより、破砕室で得られた破砕粒子群を複数の粒子径群に、例えば微粒子群と製品サイズの破砕粒子群とに分級する際に、従来に比べて微粒子群を狭い粒径範囲から広い粒径範囲にわたって分級でき、従来に比べて製品サイズの多様化に対応することができる。
また、前記分級用送風手段をロータのロータ底板下面に分級用送風翼を直接的又は間接的に取り付けることによって構成しているものでは、分級用送風手段を簡単な構成で安価に実現でき、破砕整粒機能及び分級機能を有する遠心式破砕機の低コスト化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態による遠心式破砕機の構成を示す断面図である。
図1に示すように、内部に破砕室2を有する上部ハウジング1を備え、円柱状空間をなす破砕室2内の中央部にロータ5が配置されている。破砕室2の内周には、破砕片(破砕粒子)による衝突部として、破砕整粒に供される破砕片堆積層(デッドストック)3が形成されるようになっている。ロータ5は、下部ハウジング8の下部ハウジング上部体8a内に配置されたロータ用回転駆動機構部6の上下方向に延びる垂直回転軸の上端部に取り付けられており、ロータ用回転駆動機構部6内に組み込まれた図示しないモータによって水平回転されるようになっている。
前記ロータ5は、全体として、外周面に複数の放出口5aを有する中空円柱状をなしている。ロータ5は、円板状をなし、かつその中心部に貫通孔を有し、この貫通孔に嵌め込まれた前記垂直回転軸の上端部に固定されたロータ底板5bと、このロータ底板5bの上面中心部に設けられた分配板5dと、円板状をなし、かつその中心部に原料が供給されるフィード管4が配される貫通孔を有し、ロータ底板5bの上方にこれと平行に配置されたロータ天板5cと、ロータ底板5bとロータ天板5cとの間に、ロータ底板5bの外周に沿って、かつ前記放出口5aを形成するための間隔をあけて設けられた図示しない複数のデッドストック形成壁と、これらのデッドストック形成壁に取り付けられた図示しない複数の投射用チップとにより構成されている。なお、前記投射用チップに近接して打撃子が取り付けられているものもある。
前記下部ハウジング8は、円筒状をなす下部ハウジング上部体8aとその下側に連なる逆円錐台形筒状をなす下部ハウジング下部体8bとを有し、ロータ5と破砕片堆積層3との間の円環状隙間空間7によって破砕室2に連通した状態で、その下部ハウジング上部体8aが上部ハウジング1の下側に接続されている。下部ハウジング下部体8bの下端には、製品排出口9が設けられている。また、下部ハウジング下部体8bにおける製品排出口9の上流側には、全周にわたって開口した微粒子排出口10が設けられている。そして、下部ハウジング8内には、排出口9,10よりも上流側に位置する分級空間11が形成されている。
また、下部ハウジング下部体8a内には、ロータ用回転駆動機構部6の下側に遠心送風機のひとつである水平回転する多翼送風機(シロッコファン)12が配置されている。13は多翼送風機12を回転駆動するための送風機用回転駆動機構部である。本実施形態では、ロータ5と多翼送風機12とは、同一の1つのモータを駆動源とし、ギャなどによって異なる回転数で同一回転方向に回転駆動するようになっている。この場合、駆動源を個別にする場合に比較して使用電力の低減を図ることができる。多翼送風機12は、半径方向に短く軸方向が長い矩形形状を持つ複数の翼(羽根)12aを周方向に等間隔ピッチで配列してなる翼車(羽根車)を備えている。多翼送風機12は、下部ハウジング8内に位置するように設けられ、水平回転して破砕室2からの破砕粒子群に遠心力を付与する分級用送風手段を構成している。
このように構成される遠心式破砕機において、フィード管4から高速回転されるロータ5内に投入された破砕原料は、遠心力によってロータ外周の放出口5aよりロータ外部に放出されて、破砕片堆積層3に衝突し、また破砕片堆積層3の傾斜面上を転動、滑動などすることで、破砕と整粒がなされる。そして、この破砕室2で得られた破砕粒子群は、ロータ5の水平回転による水平旋回成分が支配的な気流に伴われて、ロータ5と破砕片堆積層3周縁部との間の円環状隙間空間7を通過し旋回しながら落下し、下部ハウジング8内の分級空間11に導入される。
下部ハウジング8内の分級空間11では、多翼送風機12が回転することにより、ロータ5による旋回流と多翼送風機12による旋回流とが合流して分級空間11に下方へ進行する乱れのないスムーズな旋回流を得ることができる。また、ロータ5のみの場合に比較して分級空間11において旋回風速が増強されることで、分級空間上部から分級空間下部にわたって旋回風速が半径方向にほぼ均一な流れ場を得ることができる。これにより、破砕室2から下部ハウジング8内の分級空間11に導入され破砕粒子群は、各破砕粒子が粒径に応じた下方への飛行軌跡(落下行程)を持つことで、微粒子群と製品サイズの破砕粒子群とに分級されて、微粒子群が微粒子排出口10より排出され、製品サイズの破砕粒子群が製品排出口9より排出される。そして、従来に比べて微粒子群を狭い粒径範囲から広い粒径範囲にわたって分級でき、従来に比べて製品サイズの多様化に対応することができる。
ここで、さらに本実施形態について説明する。破砕室2で得られた破砕粒子群は、ロータ5の水平回転による水平旋回速度成分とともに、重力による垂直落下速度成分を持って円環状隙間空間7を通過し、分級空間11に導入される。このとき、例えば回転数1000rpm程度で回転する直径1mのロータ5の場合、ロータ周速度は約50m/sとなり、円環状隙間空間7での気流速さは10〜30m/sとなる。
分級空間11内を旋回しながら落下する分級すべき各微粒子の行程は、ロータ5と多翼送風機12の各々の回転数、分級空間11の幾何学的形状、破砕粒子群の粒径分布に影響されることが考えられる。ここで、図7は、重力なしと仮定した場合の流れの場(水平方向)において球形粒子に風速と同じ初期速度が与えられたときの、各初期速度での水平方向における球形粒子の停止距離を計算で求めて示したグラフである。図7によると、例えば粒子径0.1mmの球形粒子については、その初期速度が5m/sの場合の停止距離は約0.35m、初期速度が10m/sの場合の停止距離は約0.5mである。逆に、微粒子排出口10より分級すべき微粒子の粒径(直径)が0.1mmのとき、円環状隙間空間7から微粒子排出口10までのその微粒子の行程距離が1mの場合には初期速度は約50m/sであること、あるいは、行程中で加速されることが必要である。
本実施形態による遠心式破砕機では、下部ハウジング8内に破砕室2からの破砕粒子群に遠心力を付与する多翼送風機12を備えることで、分級空間11において分級空間上部から分級空間下部にわたって旋回風速が半径方向にほぼ均一な流れ場を実現でき、その周方向の速度成分は下部ハウジング8軸心線(破砕機軸心線)からの半径方向の距離に比例するために、各破砕粒子が受ける抗力は前記距離の2乗に比例することとなる。したがって、各破砕粒子が受ける気流からの抗力が粒径によって異なり、それによって粒径が異なる破砕粒子の下方への飛行軌跡(行程)が異なることから、破砕室2からの破砕粒子群を微粒子群と製品サイズの破砕粒子群とに分級し、微粒子群を微粒子排出口10より排出することができる。
図2は本発明の第2実施形態による遠心式破砕機の構成を示す断面図である。ここで、多翼送風機12’の翼車(羽根車)の半径寸法が異なること以外は、前記第1実施形態と同一であるので、第1実施形態と同一構成部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる点について説明する。
本発明による遠心式破砕機においては、円環状隙間空間7を通過した破砕粒子群は、下部ハウジング8内の分級空間11に入ると直ちに分級空間11内の気流分布や各粒径、流入速度によって気流から抗力を受けるととともに、重力を受けながら分級空間半径方向に非均一な粒子数密度分布を持つように広がって落下する。そのため、粒径の比較的大きな破砕粒子は、水平旋回成分よりも重力による加速の方が支配的となり、垂直断面視で放物線を描くことなく、ほぼ垂直に落下することとなる。
そこで、第2実施形態による遠心式破砕機では、図2に示すように、翼車(羽根車)の半径寸法が円環状隙間空間7の内径寸法以下程度となされた多翼送風機12’を備えている。これにより、粒径の比較的大きな破砕粒子が、翼(羽根)12a’を持つ翼車と衝突することを防止して、翼車のエロージョン(摩耗、損傷)を防止することができる。
図3は本発明の第3実施形態による遠心式破砕機の構成を示す断面図である。ここで、分級用送風手段として多翼送風機に代えて軸流送風機14を備えていること以外は、前記第1実施形態と同一であるので、第1実施形態と同一構成部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、軸流送風機14は、半径方向に長く軸方向が短い形状を持つ複数の翼(羽根)14aを備えており、多翼送風機に代えて軸流送風機14を用いることも可能である。なお、軸流送風機14よりも多翼送風機の方が好ましい。
なお、前記の第1〜第3の実施形態では、送風機を1台備えるようにしたが、これに限らず、本発明による遠心式破砕機では、破砕機の形状や大きさ、原料処理量及び運転条件(ロータの回転数等)などよっては、上下方向に並べられた複数台の送風機を備えるようにしてもよい。
図4は本発明の第4実施形態による遠心式破砕機の構成を示す断面図、図5は図4における分級用送風翼を説明するための断面図、図6は図4におけるロータ底板に取り付けられた分級用送風翼を示す平面図である。ここで、分級用送風手段として多翼送風機12に代えて分級用送風翼21を備えていること、下部ハウジング22の構造が異なること以外は、前記第1実施形態と同一であるので、第1実施形態と同一構成部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、ロータ5は、下部ハウジング22の下部ハウジング本体22a内に配置されたロータ用回転駆動機構部6’の上下方向に延びる垂直回転軸の上端部に取り付けられており、ロータ用回転駆動機構部6’内に組み込まれた図示しないモータによって水平回転されるようになっている。
前記下部ハウジング22は、円筒状をなす下部ハウジング本体22aと、この下部ハウジング本体22aによってその上部部分が隙間距離D2を有して囲繞される状態で設けられた円筒状をなす下部ハウジング下部体22bとを有している。この下部ハウジング22は、ロータ5と破砕片堆積層3との間の円環状隙間空間7によって破砕室2に連通した状態で、その下部ハウジング本体22aが上部ハウジング1の下側に接続されている。下部ハウジング下部体22bの下端には、製品排出口23が設けられている。また、下部ハウジング本体22aと下部ハウジング下部体22bとの間には、全周にわたって開口した微粒子排出口24が設けられている。そして、下部ハウジング本体22a内には、排出口23,24よりも上流側に位置する分級空間25が形成されている。
また、ロータ5のロータ底板5bの下面上には、ロータ5と一体に水平回転する複数個の鋼製の分級用送風翼21が取り付けられている。図4〜図6に示すように、それぞれの分級用送風翼21は、矩形形状で板状をなし、翼幅W,翼高さH,厚みTを有しており、ロータ底板5bの下面上の外周部に、互いに等間隔ピッチで、かつその翼面と平行をなす翼中心線がロータ底板5bの中心点に向かうように固定されている。
このように構成される遠心式破砕機においては、ロータ5の水平回転による水平旋回成分が支配的な気流と、このロータ5と一体に水平回転する分級用送風翼21による水平旋回成分が支配的な気流とが合流して、分級空間25に下方へ進行する乱れのないスムーズな旋回流を得ることができる。また、ロータ5のみの場合に比較して分級空間25において旋回風速が増強されることで、分級空間上部から分級空間下部にわたって旋回風速が半径方向にほぼ均一な流れ場を得ることができる。これにより、破砕室2から下部ハウジング22内の分級空間25に導入され破砕粒子群は、各破砕粒子が粒径に応じた下方への飛行軌跡(落下行程)を持つことで、微粒子群と製品サイズの破砕粒子群とに分級されて、微粒子群が微粒子排出口24より排出され、製品サイズの破砕粒子群が製品排出口23より排出される。そして、従来に比べて微粒子群を狭い粒径範囲から広い粒径範囲にわたって分級できるので、従来に比べて製品サイズの多様化に対応することができる。
また、この第4実施形態による遠心式破砕機は、下部ハウジング22内に位置するように設けられ、水平回転して破砕室2からの破砕粒子群に遠心力を付与する分級用送風手段を、ロータ4のロータ底板5b下面に分級用送風翼21を取り付けることによって構成している。したがって、分級用送風手段を簡単な構成で安価に実現でき、破砕整粒機能及び分級機能を有する遠心式破砕機の低コスト化を図ることができる。
ここで、分級用送風翼21の大きさについて説明すると、単位時間当たりの破砕原料投入量が定常的に多い状態で運転されるものでは、円環状隙間空間7を通過する破砕粒子群の量が多くなることで、ロータ5の水平回転によってもたらされる気流速度が低下することが懸念される。そこで、分級空間25において目的の分級性能を実現するための水平方向成分を持つ流れの場を実現するために、分級用送風翼21によって得られる静圧上昇を実現するために、分級用送風翼21の翼幅Wを大きくしたものが望ましい。また、例えば分級空間25の半径寸法が大きいもの、あるいは微粒子排出口24の開口寸法D2(図4参照)が製品排出口23の開口寸法D1(図4参照)に比較して小さいものでは、分級空間25に導入された破砕粒子群のうちの微粒子群に与える速度の旋回成分を増強する必要があることから、分級用送風翼21による半径方向の風量を増加させるために、分級用送風翼21の翼高さHを大きくしたものが望ましい。
図7は本発明の遠心式破砕機にかかる別の分級用送風翼であって、ロータ底板に取り付けられた分級用送風翼を示す平面図である。
図7に示すように、この分級用送風翼21’は、翼面が湾曲して流線型をなし、いわゆる前向き翼(前向き羽根)としたものである。このような分級用送風翼21’によると、前記の図4(図6)に示す分級用送風翼21に比べて送風能力(風量、圧力)を高めることができる。なお、この分級用送風翼21’の場合でも、翼の大きさの設定については、前述した分級用送風翼21の場合と基本的に同じである。
なお、分級用送風翼21,21’は、実施形態ではロータ底板5bの下面上に直接的に取り付けられているが、ロータ5と一体となって回転駆動するロータ5と同程度の大きさの部材に取り付けるようにしてもよい。また、分級用送風翼21,21’の個数は、ロータ5の大きさ、その運転条件及び分級空間25に実現する流れ場などよって定めるようにすればよい。
本発明は、前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。また、ロータ周囲に設けられた衝突部としては、実施形態では破砕片堆積層によって構成するものを示したが、これに特に限定されず、破砕室内壁面、あるいは破砕室構造体などによって構成するようにしたものであってもよい。
1…上部ハウジング
2…破砕室
3…破砕片堆積層
4…フィード管
5…ロータ
5a…放出口
5d…分配板
5b…ロータ底板
5c…ロータ天板
6,6’…ロータ用回転駆動機構部
7…円環状隙間空間
8…下部ハウジング
8a…下部ハウジング上部体
8b…下部ハウジング下部体
9…製品排出口
10…微粒子排出口
11…分級空間
12,12’…多翼送風機
12a,12a’…翼
13…送風機用回転駆動機構部
14…軸流送風機
14a…翼
21,21’…分級用送風翼
22…下部ハウジング
22a…下部ハウジング本体
22b…下部ハウジング下部体
23…製品排出口
24…微粒子排出口
25…分級空間
2…破砕室
3…破砕片堆積層
4…フィード管
5…ロータ
5a…放出口
5d…分配板
5b…ロータ底板
5c…ロータ天板
6,6’…ロータ用回転駆動機構部
7…円環状隙間空間
8…下部ハウジング
8a…下部ハウジング上部体
8b…下部ハウジング下部体
9…製品排出口
10…微粒子排出口
11…分級空間
12,12’…多翼送風機
12a,12a’…翼
13…送風機用回転駆動機構部
14…軸流送風機
14a…翼
21,21’…分級用送風翼
22…下部ハウジング
22a…下部ハウジング本体
22b…下部ハウジング下部体
23…製品排出口
24…微粒子排出口
25…分級空間
Claims (6)
- 上部ハウジングと、この上部ハウジング内に形成された破砕室と、この破砕室内に設けられ、上方より供給される破砕原料を遠心力によってロータ外周部の放出口より放出し、ロータ周囲に設けられた衝突部に衝突させて、破砕と整粒を行うための水平回転するロータと、前記破砕室に連通して前記上部ハウジングの下部に連設され、前記破砕室で得られた破砕粒子群が前記ロータと前記衝突部との隙間空間から導入される下部ハウジングと、この下部ハウジング内に位置するように設けられ、水平回転して前記破砕室からの破砕粒子群に遠心力を付与する分級用送風手段と、前記下部ハウジングに設けられ、異なる粒径範囲の破砕粒子群をそれぞれ破砕機外部に排出するための複数の排出口とを備えたことを特徴とする遠心式破砕機。
- 前記下部ハウジングに設けられた前記複数の排出口が、微粒子群を排出するための微粒子排出口と、製品サイズの破砕粒子群を排出するための製品排出口とであることを特徴とする請求項1記載の遠心式破砕機。
- 前記分級用送風手段が遠心送風機であることを特徴とする請求項1又は2記載の遠心式破砕機。
- 前記分級用送風手段が軸流送風機であることを特徴とする請求項1又は2記載の遠心式破砕機。
- 前記ロータと前記分級用送風機との駆動源が共通に構成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の遠心式破砕機。
- 前記分級用送風手段が前記ロータのロータ底板下面に直接的又は間接的に取り付けられて前記ロータと一体に水平回転する分級用送風翼であることを特徴とする請求項1又は2記載の遠心式破砕機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004105315A JP2005288272A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 遠心式破砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004105315A JP2005288272A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 遠心式破砕機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005288272A true JP2005288272A (ja) | 2005-10-20 |
Family
ID=35321829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004105315A Pending JP2005288272A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 遠心式破砕機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005288272A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112827614A (zh) * | 2020-12-08 | 2021-05-25 | 江苏中吴环境工程设计研究有限公司 | 一种多级高效刀式破碎机及其工作方法 |
| CN113522448A (zh) * | 2021-06-03 | 2021-10-22 | 福建南方路面机械股份有限公司 | 一种混合旋转多级破碎设备 |
| KR102452428B1 (ko) * | 2022-03-18 | 2022-10-06 | 배영길 | 미세 분말 형태의 식물성 연료 및 그 제조 시스템 그리고 그 제조 방법 |
| CN119303700A (zh) * | 2024-10-22 | 2025-01-14 | 江苏山宝集团有限公司 | 复合制砂机及整形系统 |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004105315A patent/JP2005288272A/ja active Pending
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