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JP2005280205A - 記録装置および液体噴射装置 - Google Patents

記録装置および液体噴射装置 Download PDF

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JP2005280205A
JP2005280205A JP2004100325A JP2004100325A JP2005280205A JP 2005280205 A JP2005280205 A JP 2005280205A JP 2004100325 A JP2004100325 A JP 2004100325A JP 2004100325 A JP2004100325 A JP 2004100325A JP 2005280205 A JP2005280205 A JP 2005280205A
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JP2004100325A
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Etsuro Tsuji
悦郎 辻
Shinichiro Yoshikawa
真一朗 吉川
Kazuyuki Kagami
和行 各務
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】 プラテンをサイドフレームに取り付けた際に、主走査方向に渡って記録ヘッドとの距離が不均一となる様なプラテンの変形を防止する。
【解決手段】 印刷用紙と記録ヘッドとの距離を規定するプラテンの端部は、サイドフレーム左65に取り付けられる。プラテンのサイドフレーム左65への取付手段は、プラテン65において窓穴65fに形成された舌片部65gと、プラテン65を支持して記録ヘッド100との距離を規定する位置決め部68b、68dと、位置決め部68b、68dがプラテン65を支持した状態でプラテン65と所定の間隔を有するとともに舌片部65gと接合されるサイドフレーム側固定部68aとを備えて構成されている。舌片部65gの基端65hは、プラテン65における記録領域外側ではなく、記録領域内側即ち剛性の高い側に配置され、プラテン65の変形量が最小限に抑えられる。
【選択図】図6

Description

本発明は、FAX、プリンタ等に代表される記録装置に関するものであり、その中でも特に、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドと対向する面を有するとともに主走査方向に延びる形状を成し、被記録媒体を支持することにより前記記録ヘッドと被記録媒体との距離を規定するプラテンと、前記プラテンの長手方向両側に配置され、前記プラテンを支持するサイドフレームと、を備えた記録装置に関する。また、本発明は、液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
以下、記録装置及び液体噴射装置の一例としてのインクジェットプリンタを一例として説明する。インクジェットプリンタは、被記録媒体の一例としての印刷用紙にインク滴を吐出する記録ヘッドを、主走査方向に往復駆動されるキャリッジに備えている。また、印刷用紙は、記録ヘッドと対向して設けられるプラテンによって支持され、前記プラテンによって記録ヘッドとの間隔(ペーパーギャップ:以下「PG」と言う)が規定される様になっている。そして、このプラテンは、例えば特許文献1に記載されたシート案内フレームの様に、装置の基体を構成するサイドフレームに取り付けられる。
特開2001−180061号公報
ところで、プラテンは印刷用紙と記録ヘッドとの距離を規定するものであるから、サイドフレームに取り付けられた際に、主走査方向に渡って記録ヘッドとの距離が均一であることが求められる。
しかし、例えばプラテンをサイドフレームにねじ固定によって取り付けた際には、プラテンに変形を来す様な応力が掛かった状態となり易く、その結果、プラテンに変形が発生してPGを主走査方向に渡って均一にすることができなくなる虞がある。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その課題は、プラテンをサイドフレームに取り付けた際に、主走査方向に渡って記録ヘッドとの距離が不均一となる様なプラテンの変形を防止することにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドと対向する面を有するとともに主走査方向に延びる形状を成し、被記録媒体を支持することにより前記記録ヘッドと被記録媒体との距離を規定するプラテンと、前記プラテンの長手方向両側に配置され、前記プラテンを支持するサイドフレームと、を備えた記録装置であって、前記プラテンの前記サイドフレームへの取付手段が、前記プラテンの長手方向端部近傍において前記記録ヘッドと対向する面に形成された窓穴の内部に基端及び自由端を有するとともに、前記窓穴において前記基端が前記記録ヘッドによる記録領域の内側にあり且つ前記自由端が前記記録領域の外側にある様に形成された舌片部と、前記プラテンにおける前記窓穴の近傍を支持することにより前記プラテンと前記記録ヘッドとの距離を規定する、前記サイドフレームに形成された位置決め部と、主走査方向では前記位置決め部に対して前記記録領域の外側にあり、前記プラテンにおける前記記録ヘッドと対向する面に対して交差する方向では、前記位置決め部が前記プラテンを支持した状態において前記プラテンと所定の間隔を有する様に前記サイドフレームに形成されるとともに、前記舌片部と接合手段によって接合されるサイドフレーム側固定部と、を備えて構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、被記録媒体と記録ヘッドとの距離を規定するプラテンに窓穴が形成されるとともに当該窓穴内に舌片が形成され、一方でプラテンを支持するサイドフレームには、プラテンと記録ヘッドとの距離を規定する位置決め部と、前記舌片部と接合されるサイドフレーム側固定部とが形成されて、前記舌片部と前記サイドフレーム側固定部とが接合手段によって接合されることにより、プラテンがサイドフレームに取り付けられるようになっている。ここで、プラテンをサイドフレームに取り付けた際に、プラテンを支持する位置決め部からのプラテンの浮き上がりを防止して記録ヘッドとプラテンとの距離を適切に規定する為に、前記サイドフレーム側固定部は、前記位置決め部がプラテンを支持した状態において、プラテンと所定の間隔を有する様に形成されている。即ち、前記舌片部と前記サイドフレーム側固定部とが接合されると、前記位置決め部と前記プラテンとが圧接状態となる様になっている。
一方、前記舌片部は前記窓穴に基端と自由端とを有する様に形成されているので、前記サイドフレーム側固定部と接合した際には、前記基端が変形し、これに伴って前記プラテンには応力が発生することになる。ここで、前記基端が前記窓穴において記録領域の外側に配置されていると、前記プラテンの長手方向最端部に応力が発生し、即ち拘束状態が弱く変形を招きやすい部分に大きな応力が発生するので、前記プラテンの変形が大きくなり、PGのばらつきが大きくなってしまう。しかし、上記態様によれば、前記舌片部の基端が、前記窓穴において記録領域内側に配置されていることから、前記プラテンの剛性が高い側(拘束状態が強い側)に応力を生じさせることで、前記プラテンの変形即ちPGのばらつきを最小限に抑えることができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記プラテンにおける前記舌片部の基端近傍に第2の窓穴が形成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記舌片部の基端近傍に第2の窓穴が形成されていることから、前記基端の変形を吸収することができ、従って前記プラテンの変形を効果的に低減させることができる。
本発明の第3の態様は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドと対向する面を有するとともに主走査方向に延びる形状を成し、被記録媒体を支持することにより前記記録ヘッドと被記録媒体との距離を規定するプラテンと、前記プラテンの長手方向両側に配置され、前記プラテンを支持するサイドフレームと、を備えた記録装置であって、前記プラテンの前記サイドフレームへの取付手段が、前記プラテンの長手方向端部近傍において前記記録ヘッドと対向する面に形成された窓穴の内部に形成された舌片部と、前記プラテンにおける前記窓穴の近傍を支持することにより前記プラテンと前記記録ヘッドとの距離を規定する、前記サイドフレームに形成された位置決め部と、前記位置決め部が前記プラテンを支持した状態において、前記プラテンにおける前記記録ヘッドと対向する面に対して交差する方向に前記プラテンと所定の間隔を有する様に前記サイドフレームに形成されるとともに、前記舌片部と接合手段によって接合されるサイドフレーム側固定部と、を備えて構成され、且つ、前記プラテン側固定部と前記舌片部とが前記接合手段によって接合された際に、前記プラテンに生じる最大曲げ応力が、前記プラテンを副走査方向に湾曲させる応力となる様に構成されていることを特徴とする。
前記プラテンは主走査方向に長く、主走査方向に曲げ応力が発生した場合には、主走査方向の変形量、即ち、記録ヘッドと被記録媒体とのPGのばらつきが大きくなってしまう。しかし、上記態様によれば、プラテンをサイドフレームに取り付ける取付手段が、前記舌片部と前記サイドフレーム側固定部とが接合手段によって接合された際に、前記プラテンに生じる最大曲げ応力が、前記プラテンを副走査方向に湾曲させる応力となる様に構成されていることから、PGのばらつきを最小限に抑えることができ、従って記録品質の低下を効果的に防止することができる。
本発明の第4の態様は、上記第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記プラテンにおいて前記記録ヘッドと対向する面に、副走査方向に延びるリブを主走査方向に所定の間隔を置いて備えていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記プラテンにおいて前記記録ヘッドと対向する面に副走査方向に延びるリブを主走査方向に所定の間隔を置いて備えているので、前記プラテンの変形を極力抑える為に前記リブに副走査方向に最大応力が加わる様に構成した場合でも、前記リブによって当該応力に対抗することができ、前記プラテンの変形をより一層抑えることができる。
本発明の第5の態様は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドと対向する面を有するとともに主走査方向に延びる形状を成し、被噴射媒体を支持することにより前記液体噴射ヘッドと被噴射媒体との距離を規定するプラテンと、前記プラテンの長手方向両側に配置され、前記プラテンを支持するサイドフレームと、を備えた液体噴射装置であって、前記プラテンの前記サイドフレームへの取付手段が、前記プラテンの長手方向端部近傍において前記液体噴射ヘッドと対向する面に形成された窓穴の内部に基端及び自由端を有するとともに、前記窓穴において前記基端が前記液体噴射ヘッドによる液体噴射領域の内側にあり且つ前記自由端が前記液体噴射領域の外側にある様に形成された舌片部と、前記プラテンにおける前記窓穴の近傍を支持することにより前記プラテンと前記液体噴射ヘッドとの距離を規定する、前記サイドフレームに形成された位置決め部と、主走査方向では前記位置決め部に対して前記液体噴射領域の外側にあり、前記プラテンにおける前記液体噴射ヘッドと対向する面に対して交差する方向では、前記位置決め部が前記プラテンを支持した状態において前記プラテンと所定の間隔を有する様に前記サイドフレームに形成されるとともに、前記舌片部と接合手段によって接合されるサイドフレーム側固定部とを備えて構成されていることを特徴とする。
以下、本発明の一実施形態について、
1.インクジェットプリンタの概略構成
2.プラテンの取付構造
の順に図面を参照しながら説明する。
<1.インクジェットプリンタの概略構成>
以下では、本発明に係る「記録装置」、「液体噴射装置」の一実施形態としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の概略構成について図1乃至図3を参照しながら説明する。ここで、図1はプリンタ1の外観斜視図、図2はプリンタ1の側断面概略図、図3はプリンタ1の要部平面図である。
図1において、「被記録媒体」「被噴射媒体」の一例としての印刷用紙(主として単票紙:以下「用紙P」と言う。)に、「液体」の一例としてのインク滴を吐出して記録を行うプリンタ1は、装置本体1aと、該装置本体1aの下に、オプション給紙ユニット(以下「OPTユニット」と言う)3とを連結可能な様に構成されている。装置本体1aは給紙部、記録部、排紙部等(詳細は後述)を有し、一方でOPTユニット3は、上部の装置本体1aに向けて、セットされた用紙Pを1枚ずつ給紙する給紙部(図示せず)を備えている。
このプリンタ1は、装置本体1aに給紙トレイ200を、OPTユニット3に給紙トレイ300を有し、双方の給紙トレイに、多数枚(本実施形態では、それぞれ500枚)の用紙Pを積層状態でセット可能となっている。そして、装置本体1aの側においては、給紙トレイ200の上部に、任意のサイズの用紙Pを手差し給紙可能な手差し給紙口202を備えている。更に、OPTユニット3の側においては、給紙トレイ300がOPTユニット3に対して着脱可能に設けられ、OPTユニット3から取り外した状態で用紙Pのセットが可能となっている。
次に、プリンタ1は、装置本体1aの上部に、記録の行われた用紙Pを装置前方側に向けて排出するフェイスダウン(以下「Fd」と略称する)用紙排出口500と、これとは逆に装置後方側に向けて排出するフェイスアップ(以下「Fu」と略称する)用紙排出口600と、を有している。Fd用紙排出口500の側においては、装置手前側に設けられた回動軸を中心にして回動することにより、装置手前側に向けて開くことのできるカバー150が設けられている。
図1は、カバー150を開いた状態を示すものであり、当該開いた状態においては、カバー150は、Fd用紙排出口500から排出される用紙Pをスタックする排紙スタッカとしての機能を果たす。また、閉じた状態においては、装置上部の外観を構成するとともに装置内部への塵埃等の進入を防止する機能を果たす。更に、Fu用紙排出口600の側においては、排紙スタッカ601が傾斜姿勢で設けられていて、Fu用紙排出口600から排出された用紙Pは、排紙スタッカ601上に傾斜姿勢で順次積層される。
次に、図2を参照しながらプリンタ1の用紙搬送経路について概説する。プリンタ1は、装置下部前方側から装置上部後方側に向けて斜めに用紙Pを搬送し、傾斜した搬送経路上において用紙Pにインクジェット記録を行い、記録の行われた用紙Pを斜め上方(前方側(Fd用紙排出口500))又は後方側(Fu用紙排出口600))に向けて排出する構成を有している。また、プリンタ1は、用紙Pの表面と裏面の両面にインクジェット記録を行うべく、表面にインクジェット記録の行われた用紙Pを反転させ、そして裏面を上にした状態で記録部へと搬送する為の反転経路を有している。
より詳しくは、プリンタ1の用紙搬送経路は、給紙部2と、記録部11と、フェイスダウン(Fd)排出部5と、フェイスアップ(Fu)排出部6と、用紙反転部4と、から大略構成される。尚、図2では図示を省略するが、給紙部2の下には上述したOPTユニット3が装着されることにより、記録部11へと用紙を給紙する給紙部が更に追加される。図2におけるローラ61及びローラ62は、OPTユニット3から装置本体1aへ用紙Pを給送する為のものである。
以下、上記用紙搬送経路の各構成毎に説明する。尚、以下では用紙搬送経路の上流側を単に「上流側」と言い、用紙搬送経路の下流側を単に「下流側」と言うこととする。
[給紙部2]
給紙部2は、ホッパ203と、手差しトレイ201と、ピックアップローラ25と、給紙ローラ21と、リバースローラ23とを有している。ホッパ203は給紙トレイ200(図1)にセットされる複数枚の用紙Pを積層状態で支持し、且つ、回動軸203aを中心にして揺動することにより、用紙Pをピックアップローラ25に圧接させる。ピックアップローラ25は外周面が高摩擦材(例えば、ゴム材)によって構成され、用紙Pと圧接し且つ回転することにより最上位の用紙Pを下流側の給紙ローラ21及びリバースローラ23へと送り出す。尚、ホッパ203の上方はエッジガイド201aを備えた手差しトレイ201が設けられ、手差しトレイ201にセットされた用紙Pも同様にピックアップローラ25によって下流側に送られる。
給紙ローラ21及びリバースローラ23は外周面が高摩擦材によって構成されるとともに、給紙ローラ21は用紙Pを下流側に給送する回転方向(図2の反時計方向)に回転駆動され、一方でリバースローラ23は、用紙Pを上流側に戻す様な回転方向(図2の反時計方向)に回転駆動される。ピックアップローラ25によってホッパ203上から送出された最上位の用紙Pは、給紙ローラ21とリバースローラ23とにニップされた状態で、給紙ローラ21が回転することにより、下流側の第1駆動ローラ28へと給送される。尚、リバースローラ23は、給紙ローラ21に圧接する状態(図2の状態)と離間する状態(図示せず)とを切り換え可能に設けられ、給紙ローラ21に圧接した状態において、給送されるべきホッパ203上の最上位の用紙Pと、これにつられて重送されようとする次位以降の用紙Pとを分離する機能を果たす。このとき、リバースローラ23は、用紙Pを上流側に戻す方向に回転することにより、重送されようとする次位以降の用紙Pを給紙ローラ21とリバースローラ23とのニップ点で確実に止める。一方で、用紙P先端が第1駆動ローラ28と第1従動ローラ29とにニップされた後は、第1駆動ローラ28による用紙Pの搬送動作を阻害しない様に、つまり、搬送負荷(バックテンション)を与えない様に、給紙ローラ21から離間する。
尚、以下では、用紙Pに搬送力を与えるローラ対に対し、当該ローラ対の上流側で用紙Pに与えられる搬送負荷(主に、用紙Pを引っ張ろうとする様な力)を「バックテンション」と言い、逆に下流側で用紙Pに与えられる搬送負荷(主に、用紙Pを下流側から上流側へ押し戻そうとする様な力)を「フロントテンション」と言うこととする。
[記録部11]
給紙部2の下流側に設けられた記録部11は、第1駆動ローラ28及び第1従動ローラ29(以下必要に応じてこのローラ対を「第1ローラ対」と言う)と、「液体噴射ヘッド」の一例としてのインクジェット記録ヘッド(以下「記録ヘッド」と言う)100と、プラテン65と、第2駆動ローラ32及び第2従動ローラ33(以下必要に応じてこのローラ対を「第2ローラ対」と言う)と、補助ローラ35と、第3駆動ローラ36及び第3従動ローラ37(以下必要に応じてこのローラ対を「第3ローラ対」と言う)と、を有している。
第1駆動ローラ28は図示しない駆動モータによって回転駆動され、第1従動ローラ29は、第1駆動ローラ28に接して従動回転する。第1従動ローラ29は、本実施形態では図3に示す様に従動ローラホルダ26の下流側(図3の上側)に2つ軸支され、また、従動ローラホルダ26は、主走査方向(図3の左右方向)に4つ並設されている。ここで、第1従動ローラ29の回転中心は、第1駆動ローラ28の回転中心に対して搬送方向下流側に配置されることにより、両ローラのニップ点における接線がプラテン65に向かう様に構成されている。従ってこれにより、第1ローラ対を通過した用紙Pはプラテン65に押し付けられ、プラテン65からの浮き上がりが防止される様になっている。また、1つの従動ローラホルダ26において第1従動ローラ29の下流側近傍には、用紙Pをプラテン65に向けて押圧する押圧部材82が設けられている。この押圧部材82は、用紙Pのプラテン65からの浮き上がりを防止する機能を果たすものであるが、これについては後に説明する。
次に、第1ローラ対の下流側には、用紙搬送経路の上側に記録ヘッド100が、用紙搬送経路の下側に、記録ヘッド100と対向する様にプラテン65が、それぞれ設けられている。ここで、記録部11における用紙搬送経路は図示する様に傾斜角を有し、本実施形態においては、水平面に対して約60°の傾斜角を有する様に、用紙搬送経路が構成されている。従って、プラテン65と記録ヘッド100とは、図示する様に傾斜姿勢で設けられている。記録ヘッド100はキャリッジ101の下部に設けられ、キャリッジ101は、主走査方向(図2の紙面表裏方向)に延びるキャリッジガイド軸103を挿通する様に設けられ、キャリッジガイド軸103によってガイドされながら、図示しない駆動手段の動力を受けて主走査方向に往復動する。尚、プラテン65の取付構造については、後に詳説する。
プラテン65においてプラテン面(プラテン65において記録ヘッド100と対向する面)65cには、記録ヘッド100に向けて突出するとともに図3に示す様に副走査方向(図3の上下方向)に延びる第1リブ65a及び第2リブ65b(以下適宜これらをまとめて「リブ」と言う)が、主走査方向に所定の間隔を置いて形成されていて、用紙Pは、リブによって記録ヘッド100との距離を規制される。また、プラテン65には、主走査方向に延びる長穴65eが形成されている。この長穴65eは、用紙Pのサイズ(幅寸法)をより適切に検出する為に設けられている。即ち、キャリッジ101においてプラテン65と対向する面には、プラテン65へ向けて放射する光の反射成分を検出する光学センサ(図示せず)が設けられていて、用紙Pとプラテン65との反射率差を利用して、用紙Pの幅寸法を検出することができる様に構成されている。しかし、用紙Pとプラテン65とが同色である場合には、用紙Pの幅寸法を適切に検出することができない。そこで、本実施形態においては、前記放射光を、長穴65eに向けて放射する様に構成し、これによって用紙Pの幅寸法をより一層正確に検出可能としている。
尚、長穴65eによってリブが上流側と下流側とに分断されたことにより、第1駆動ローラ28の下流側近傍に位置する第1リブ65aと、当該第1リブ65aの下流側に位置する第2リブ65bとによって用紙Pを支持するリブが構成されている。
また、隣り合う二つのリブ65b、65bの間には、プラテン面65cからの突出高さがリブ65bよりも低い、副走査方向に延びる補助リブ66が設けられている。従ってこれにより、隣り合う2つのリブ65b、65bの間において、用紙Pに形成された波打ち状態(コックリング)の谷部が補助リブ66によって支持されることとなり、谷部の落ち込みの程度が小さくなってPGが均一化され、記録品質の低下を防止することができるとともに、インクミストの飛散によって汚損されたプラテン面65cに前記谷部が接触せず、従って記録面とは反対側の面の汚損を防止することができる。
ここで、記録部11において用紙Pのプラテン65からの浮き上がりが発生すると、用紙Pが記録ヘッド100と擦れたり、記録ヘッド100との距離(ペーパーギャップ:PG)が変化することによって記録品質が低下する。特に、本実施形態では用紙反転部4によって第1面に記録の行われた用紙Pを湾曲反転させて、第2面に記録を可能に構成されているが、用紙の種類によっては、第1面に記録の行われた用紙Pが第1面を上にして凸となる様に椀状に反り返る傾向が発生する場合がある。この場合、第2面と記録ヘッド100とが対向すると、第2面の側端や先端がプラテン65から浮き上がってしまい、ヘッド擦れやPG変化を招来する可能性がある。そこで、この様なプラテン65からの用紙Pの浮き上がりを防止する為に、押圧部材82を設けている。押圧部材82は、用紙搬送経路を側視して揺動可能に設けられるとともに、図示しない付勢手段によって用紙Pをプラテン65に向けて押圧する様に構成されている。従って、これにより、押圧部材82と第1リブ65aとによって主走査方向に波打つ形状が形成されるとともに、特に側端部分ではプラテン面65cに向けて湾曲(カール)した様な状態となるので、これによって用紙Pの見かけ上の剛性が向上し、ヘッド擦れやPG変化を防止でき、記録品質の低下を防止する様になっている。
次に、キャリッジ101は、本実施形態においてはインク・カートリッジを搭載せず、インク・カートリッジ取付フレーム110に装着されたインク・カートリッジ105から、図2では図示を省略するインクチューブを介して記録ヘッド100へとインクが供給される様に構成されている。また、各色のインク・カートリッジ105には、各インク・カートリッジに関する情報を保持したICチップ107がそれぞれ装着されている。このICチップ107には、インクの色などの固定情報の他、インク残量などの変動情報を記憶する記憶装置が内蔵されている。各ICチップ107には、受信アンテナ(図示せず)がそれぞれ接続されており、一方で主走査方向に往復動するキャリッジ101には、前記受信アンテナへ無線信号を送信する送信アンテナ(図示せず)を備えたアンテナ基板109が略垂直に立設されている。
そして、アンテナ基板109は、キャリッジ101が主走査方向に移動することにより、主走査方向に並んで複数配設されたインク・カートリッジ105のうちの、1つのインク・カートリッジ105のICチップ107と対向する。そして、ICチップ107と通信することにより、ICチップ107に記憶された各種情報を、図示しないプリンタ1の制御部へと送信することができる様になっている。
次に、記録ヘッド100の下流側には第2ローラ対が設けられ、記録ヘッド100によって記録の行われた用紙Pは、第2ローラ対の回転によって下流側へ搬送される。また、第2ローラ対の上流側には、補助ローラ35が設けられていて、これにより、用紙Pのプラテン65からの浮き上がりがより一層防止されている。尚、第2従動ローラ33と、補助ローラ35は、インク滴が吐出された用紙Pの記録面と接することから、インクの転着や白ヌケを防止する為に記録面と点接触する歯付きローラによって構成されている。
ここで、第2ローラ対は、図3に示す様に主走査方向の配置位置が、リブの形成位置と一致する様に成されている。加えて、複数配置された補助ローラ35の中で、符号35cで示す補助ローラの配置位置は、隣り合う2つのリブのほぼ中間となる様に成され、且つ、用紙Pの記録面と接触する接触点が、リブの頂部よりもやや下に位置する(即ち用紙搬送経路を側視してリブとオーバーラップする)様に設けられている。従ってこれにより、用紙Pがインク滴を吸収することにより膨潤した際に、その伸び分が隣り合う2つのリブの間に逃げ、結果として用紙Pには規則的な波打ち状態(コックリング)が形成される。即ち、リブの位置で山となり、補助ローラ35cの位置で谷となるコックリングが形成され、これによって用紙Pと記録ヘッド100との距離が著しく不均一となったり、或いはリブとリブとの間で用紙Pが浮き上がって記録ヘッド100と擦れたりするといった不具合を防止している。加えて、コックリングが形成されることによって搬送方向の見かけ上の剛性が増し、フロントテンションが発生しても、記録ヘッド100において用紙Pが浮き上がり難い(撓み難い)という作用効果も奏することができる。
次に、第2ローラ対の下流には、第3駆動ローラ36及び第3従動ローラ37を備えて構成された第3ローラ対が設けられている。この第3ローラ対は、上流側の第2ローラ対が発揮する用紙搬送力を補助して記録済みの用紙Pを確実に下流側に搬送する機能を果たす他、第2ローラ対との間で用紙Pに湾曲姿勢を形成することで、用紙Pを円滑に湾曲反転させる機能を果たす。
[フェイスダウン(Fd)排出部5]
次に、記録部11の下流側に設けられたFd排出部5は、屈曲ローラ37と、Fd排出駆動ローラ41と、Fd排出従動ローラ43と、を備え、記録の行われた用紙Pの記録面を内側にして湾曲反転させることにより、用紙Pを記録面を下にした状態で排出する。
より詳しくは、第3ローラ対の下流側には、第3ローラ対によって記録部11から搬送された用紙Pを、フェイスダウン(Fd)排出経路またはフェイスアップ(Fu)排出経路のいずれかに切り替えるFd/Fu切替部材503が設けられている。Fd排出経路は用紙PをFd用紙排出口500(図1)から排出する為の用紙排出経路、Fu排出経路はFu用紙排出口600(図1)から排出する為の用紙排出経路である。
Fd/Fu切替部材503は、揺動軸503aを中心にして、揺動することにより、記録部11から下流側に送られる用紙Pの進行方向を切り替える。また、Fd/Fu切替部材503は、Fd排出経路における湾曲反転経路の外側に設けられ、湾曲面503bによって用紙Pを湾曲反転させる。
図2は、Fd/Fu切替部材503が、記録部11から下流側に送られた用紙Pの進行方向をFd排出経路に切り替える状態を示している。記録部11から下流側に送られた用紙P先端は、Fd/Fu切替部材503に形成された滑らかな湾曲面503bに当接する。用紙P先端は、湾曲面503bと、湾曲面503bの下流側に設けられたガイド部材505に接しながら進み、やがてFd排出駆動ローラ41とFd排出従動ローラ43とによってニップされて、これらローラ対の回転によって、Fd用紙排出口500(図1)から装置前方(矢印「Fd」で示す方向)に向けて排出される。
尚、用紙排出口500にはスタックレバー509が用紙Pの側端位置近傍(本実施形態では、A4サイズ及びB5サイズの側端位置)に配置されている。スタックレバー509は、Fd排出駆動ローラ41の回転軸41aを中心にして揺動可能に取り付けられ、Fd用紙排出口500から排出される用紙Pを上方から押さえる機能を果たす。
用紙Pが上記Fd排出経路を進行して排出される場合には、用紙Pは記録面を内側にして略U字形の形状に湾曲させられて排出される。従って、Fd排出経路を進行して排出される場合には、排紙スタッカ150(図1)に積重される用紙Pは、ページ順に順序良く積重されることになり、ユーザの利便性が向上する。
[フェイスアップ(Fu)排出部6]
記録部11の下流側であって装置本体1aの後部(図2の右側)に設けられたFu排出部6は、Fu排出駆動ローラ45と、Fu排出従動ローラ47と、Fu補助ローラ49とを備えている。用紙PがFu排出経路を進行して排出される場合には、Fd/Fu切替部材503は、図2に示す状態から時計方向に揺動する(図示せず)。そしてこれにより、記録部11から下流側に送られる用紙Pが斜め上方に真っ直ぐに進む用紙搬送経路が形成され、記録部11から下流側に送られた用紙Pは、Fu排出駆動ローラ45とFu排出従動ローラ47とによってニップされ且つFu排出駆動ローラ45の回転により、Fu用紙排出口600(図1参照)から装置後方(矢印「Fu」で示す方向)に向けて排出される。
用紙Pが上記Fu排出経路を進行して排出される場合には、用紙Pには湾曲状態は形成されず、記録面を上にして記録部11から下流側がほぼ真っ直ぐに排出される。従って、上記Fu排出経路を利用することにより、厚手の用紙や腰の強い用紙でも、無理なく記録を行い、且つ適切に排出することが可能となる。
[用紙反転部4]
プリンタ1の後部(図2の右側)に設けられた用紙反転部4は、上述したFu排出駆動ローラ45と、Fu排出従動ローラ47等のFu排出部6を構成するローラ群を含み、更にガイド駆動ローラ51と、可動ガイド従動ローラ52と、ガイド駆動ローラ53と、ガイド従動ローラ54と、反転駆動ローラ55と、反転従動ローラ57と、ガイドローラ59と、を備えている。
用紙反転部4は、上記Fu排出経路を進んできた用紙Pの後端部分を略垂直方向に沿う様に押さえ付け、且つ、Fu排出駆動ローラ45及びガイド駆動ローラ51を図の反時計方向に回転駆動することにより、用紙PをFu用紙排出口600(図1)から排出せずに、用紙反転部4内へと引き込む。そして、当該用紙後端部分をガイド駆動ローラ51と可動ガイド従動ローラ52とでニップし、Fu排出駆動ローラ45を逆転駆動(図2の反時計回り方向)するとともにガイド駆動ローラ51を正転駆動(図2の反時計回り方向)して、用紙P後端を先頭にして鉛直下方向(符号Rで示す方向)へ搬送する。尚、用紙反転部4を進む用紙Pは、最初の記録面(第1面:おもて面)の記録時とは進行方向が逆になる。即ち、最初の記録時には先端であった側が後端側となり、後端であった側が先端側となるので、以下では用紙反転部4を進む際に先端となる側を「用紙P先端(R)」、後端となる側を「用紙P後端(R)」と表記することとする。
ガイド駆動ローラ51の下流側には、回転駆動されるガイド駆動ローラ53と、これに接して従動回転する、歯付きローラからなるガイド従動ローラ54とが設けられていて、用紙P先端(R)が当該ローラ対にニップされることにより、更に下流側に搬送される。ガイド駆動ローラ53の下流側には、大径のガイドローラ59が設けられるとともに、該ガイドローラ59を中心にした略U字形の形状をなす湾曲反転経路が形成されている。ガイドローラ59と対向する側には、回転駆動される反転駆動ローラ55が設けられ、該反転駆動ローラ55と、該反転駆動ローラ55に接して従動回転する反転従動ローラ57とよって用紙P先端(R)がニップされることにより、用紙Pは前記湾曲反転経路を更に進む。
ガイドローラ59によって形成された湾曲反転経路を通過し、用紙P先端(R)が第1駆動ローラ28と第1従動ローラ29とにニップされると、用紙Pは第2面(うら面)を上にした状態で記録ヘッド100へと再び搬送され、当該第2面への記録が実行される。
以上が、プリンタ1の全体構成についての概略である。
<2.プラテンの取付構造>
以下、図4乃至図8を参照しながら、プラテン65の取付構造について説明する。ここで、図4はプラテン65の取付状態を示す斜視図、図5(A)はサイドフレーム左68の部分拡大斜視図、図5(B)はプラテン65の部分拡大斜視図、図6はプラテン65の取付手段の斜視図、図7はプラテン65の取付手段の側面図、図8はプラテン65の部分拡大斜視図であり、プラテン65の変形量を示す図である。
図4に示す様に、主走査方向に延びる形状を成し、用紙Pを支持することにより記録ヘッド100と用紙Pとの距離を規定するプラテン65は、プラテン65の主走査方向両側に配置されたサイドフレーム右67及びサイドフレーム左68によって支持される。
本実施形態においては、サイドフレーム左68の側において、プラテン65の変形を最小限に抑える様な取付手段が設けられている。以下、当該取付手段について説明する。
図5及び図6に示す様に、上記取付手段は、プラテン65の長手方向端部近傍において記録ヘッド100と対向する面(プラテン面65c)に形成された窓穴65fの内部に基端65h及び自由端65kを有するとともに、窓穴65fにおいて基端65hが記録ヘッド100による記録領域の内側(図5及び図6では右側)にあり且つ自由端65kが前記記録領域の外側(図5及び図6では左側)にある様に形成された舌片部65gと、プラテン65における窓穴65fの近傍を支持することによりプラテン65と記録ヘッド100との距離を規定する、サイドフレーム左65に形成された位置決め部68b、68dと、主走査方向では位置決め部68b、68dに対して記録領域の外側にあり、プラテン面65cに対して交差する方向では、位置決め部68b、68dが65プラテンを支持した状態においてプラテン65と所定の間隔a(図7参照)を有する様にサイドフレーム左68に形成されるとともに、舌片部65gと接合手段(本実施形態では、ビス)によって接合されるサイドフレーム側固定部68aと、を備えて構成されている。
より詳しくは、図5(A)に示す様に、金属板材によって形成されたサイドフレーム左68に、フレーム面と略直交する方向であって主走査方向では記録領域の外側方向に折り曲げられ、これによって舌片を形成する様にサイドフレーム側固定部68aが形成されている。また、当該サイドフレーム側固定部68aには、図4に示したビス70を挿通させるビス穴68eが形成されている。副走査方向においてサイドフレーム側固定部68aの両側には、その金属板材の端面によってプラテン65の窓穴65f近傍を支持する位置決め部68b、68dが形成されていて、当該位置決め部68b、68dが、プラテン65の裏面と接してプラテン65を支持することで、プラテン65と記録ヘッド100とのギャップを規定する。
ここで、サイドフレーム側固定部68aは、図7に示す様に、位置決め部68b、68dがプラテン65を支持した状態においてプラテン65と所定の間隔aを有する様に位置している(尚、図7は、サイドフレーム側固定部68aと舌片部65gとがビス70によって接合されておらず、単に位置決め部68b、68dがプラテン65を支持した状態を示している。)。これは、プラテン65をサイドフレーム左68に取り付けた際に、位置決め部68b、68dからプラテン65が浮き上がったりすると、プラテン65と記録ヘッド100との距離(PG)が正確に規定できなくなるからであり、従って後に詳しく述べる様にサイドフレーム側固定部68aと舌片部65gとがビス70によって接合される際には、舌片部65gの基端65h及びその近傍が弾性変形することで、舌片部65gがサイドフレーム側固定部68aに近接し、接合されることになる。またこれにより、プラテン65と、位置決め部65b、68dとが圧接することになる。
尚、サイドフレーム側固定部68aと位置決め部68bとの間に形成された突出部68cは、プラテン65に形成された穴65mに嵌入することで、プラテン65のサイドフレーム左68に対する位置をより確実に規定する機能を果たす。
次に、図5及び図6に戻ってプラテン65においては、長手方向端部に窓穴65fが形成されていて、更にその中には、ビス穴65jを有する舌片部65gが形成されている。舌片部65gは、窓穴65fにおいてその基端65hを記録領域内側に有し、且つ自由端65kを記録領域外側に有している。そして、基端65h及びその近傍が下側に弾性変形することで、サイドフレーム側固定部68aと接合する。また、基端65hの近傍、より具体的には基端65hと第2リブ65bとの間には、副走査方向に延びる第2の窓穴65dが形成されている。
以上の様な取付手段によってプラテン65がサイドフレーム左68に取り付けられると、上述した様に基端65hとその近傍が弾性変形するが、この弾性変形即ちプラテン65に変形を来す様な応力の発生状態によっては、例えばプラテン65が主走査方向に渡って湾曲し、これによって用紙Pと記録ヘッドとの距離(PG)にばらつきが生じ、記録品質が低下することになる。しかし、上記構成にあっては、この様にPGを著しく不均一とする様なプラテン65の変形を最大限防止できる様に構成されている。
以下詳しく説明すると、図8(A)は本実施形態とは異なり、舌片部65gの基端65hが窓穴65fにおいて記録領域外側に配置された状態を示す図である。この様に基端部65gが窓穴65aの記録領域外側に配置されると、図示する様にプラテン65の端部が下方に沈み、これによってプラテン65が主走査方向に湾曲する様な応力が発生して、特に第1リブ65a近傍部分が浮き上がり、これによって著しいPGのばらつきが発生してしまうことになる。これは、プラテン65の端部は拘束状態が弱い為に変形を招き易く、この様な変形を招き易い側に最大応力が発生すると、プラテン65の変形が大きくなるからである。
これに対し、本実施形態の様に舌片部65gの基端65hが窓穴65fにおける記録領域内側に配置されていると、剛性が高い側(拘束状態が強い側)に最大応力を生じさせることで、プラテン65の変形を最小限に抑えることができ、即ちPGのばらつきを最小限に抑えることができる。
尚、本実施形態では図6に示す様に、位置決め部68b、68dと基端65hとの主走査方向位置が近く、且つ、副走査方向では基端65hの両側に位置決め部68b、68dが位置していることから、図8(B)に示す様にプラテン65に生じる最大曲げ応力は、プラテン65を副走査方向に湾曲させる様な応力となる。従ってこれにより、プラテン65が主走査方向に大きく湾曲する様なことがなく、主走査方向におけるPGのばらつきを最小限に抑えることができる。また、この様な応力発生状態において、プラテン面65cに、副走査方向に延びるリブ65bが形成されているので、プラテン65を副走査方向に湾曲させる様な応力に対抗することができ、プラテン65の変形をより一層防止することができる。
加えて、図8(B)に示す様に、第2の窓穴65dが形成されていることで、上述したプラテン65を副走査方向に湾曲させる様な応力を緩和することができ、より一層プラテン65の変形を防止することができる様になっている。
尚、以上説明した構成は一例であり、プラテン65に生じる最大曲げ応力が、プラテン65を副走査方向に湾曲させる様な応力となる構成であれば、どの様なものであっても構わない。即ち、インクジェット記録を行う際に、記録品質を維持する上で極めて重要な記録ヘッド100と用紙Pとの距離(PG)を大きく変化させてしまう主走査方向の湾曲を生じさせる様な応力の発生を防止できる構成であれば、どの様なものであっても構わない。
本発明に係るプリンタの外観斜視図。 本発明に係るプリンタの側断面概略図。 本発明に係るプリンタの要部平面図。 プラテンの取付状態を示す斜視図。 サイドフレーム及びプラテンの部分拡大斜視図。 プラテンの取付手段の斜視図。 プラテンの取付手段の側面図。 プラテンの部分拡大斜視図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、1a 装置本体、2 給紙部、3 オプション給紙ユニット、4 反転部、5 フェイスダウン(Fd)排出部、6 フェイスアップ(Fu)排出部、11 記録部、28 第1駆動ローラ、29 第1従動ローラ、32 第2駆動ローラ、33 第2従動ローラ、35 補助ローラ、36 第3駆動ローラ、37 第3従動ローラ、65 プラテン、65a 第1リブ、65b 第2リブ、65c プラテン面、65d 第2の窓穴、65e 長穴、65f 窓穴、65g 舌片部、65h 基端、65j ビス穴、65k 自由端、68 サイドフレーム左、68a サイドフレーム側固定部、68b 位置決め部、68c 突出部、68d 位置決め部、68e ビス穴、69 サイドフレーム右、70 ビス、82 押圧部材、82a 押圧部、82b 回動軸、83 接触ローラ、100 インクジェット記録ヘッド、500 Fd排出口、600 Fu排出口、P 印刷用紙

Claims (5)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドと対向する面を有するとともに主走査方向に延びる形状を成し、被記録媒体を支持することにより前記記録ヘッドと被記録媒体との距離を規定するプラテンと、
    前記プラテンの長手方向両側に配置され、前記プラテンを支持するサイドフレームと、を備えた記録装置であって、
    前記プラテンの前記サイドフレームへの取付手段が、前記プラテンの長手方向端部近傍において前記記録ヘッドと対向する面に形成された窓穴の内部に基端及び自由端を有するとともに、前記窓穴において前記基端が前記記録ヘッドによる記録領域の内側にあり且つ前記自由端が前記記録領域の外側にある様に形成された舌片部と、
    前記プラテンにおける前記窓穴の近傍を支持することにより前記プラテンと前記記録ヘッドとの距離を規定する、前記サイドフレームに形成された位置決め部と、
    主走査方向では前記位置決め部に対して前記記録領域の外側にあり、前記プラテンにおける前記記録ヘッドと対向する面に対して交差する方向では、前記位置決め部が前記プラテンを支持した状態において前記プラテンと所定の間隔を有する様に前記サイドフレームに形成されるとともに、前記舌片部と接合手段によって接合されるサイドフレーム側固定部と、を備えて構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1において、前記プラテンにおける前記舌片部の基端近傍に第2の窓穴が形成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドと対向する面を有するとともに主走査方向に延びる形状を成し、被記録媒体を支持することにより前記記録ヘッドと被記録媒体との距離を規定するプラテンと、
    前記プラテンの長手方向両側に配置され、前記プラテンを支持するサイドフレームと、を備えた記録装置であって、
    前記プラテンの前記サイドフレームへの取付手段が、前記プラテンの長手方向端部近傍において前記記録ヘッドと対向する面に形成された窓穴の内部に形成された舌片部と、
    前記プラテンにおける前記窓穴の近傍を支持することにより前記プラテンと前記記録ヘッドとの距離を規定する、前記サイドフレームに形成された位置決め部と、
    前記位置決め部が前記プラテンを支持した状態において、前記プラテンにおける前記記録ヘッドと対向する面に対して交差する方向に前記プラテンと所定の間隔を有する様に前記サイドフレームに形成されるとともに、前記舌片部と接合手段によって接合されるサイドフレーム側固定部と、を備えて構成され、且つ、
    前記プラテン側固定部と前記舌片部とが前記接合手段によって接合された際に、前記プラテンに生じる最大曲げ応力が、前記プラテンを副走査方向に湾曲させる応力となる様に構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項において、前記プラテンにおいて前記記録ヘッドと対向する面に、副走査方向に延びるリブを主走査方向に所定の間隔を置いて備えている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドと対向する面を有するとともに主走査方向に延びる形状を成し、被噴射媒体を支持することにより前記液体噴射ヘッドと被噴射媒体との距離を規定するプラテンと、
    前記プラテンの長手方向両側に配置され、前記プラテンを支持するサイドフレームと、を備えた液体噴射装置であって、
    前記プラテンの前記サイドフレームへの取付手段が、前記プラテンの長手方向端部近傍において前記液体噴射ヘッドと対向する面に形成された窓穴の内部に基端及び自由端を有するとともに、前記窓穴において前記基端が前記液体噴射ヘッドによる液体噴射領域の内側にあり且つ前記自由端が前記液体噴射領域の外側にある様に形成された舌片部と、
    前記プラテンにおける前記窓穴の近傍を支持することにより前記プラテンと前記液体噴射ヘッドとの距離を規定する、前記サイドフレームに形成された位置決め部と、
    主走査方向では前記位置決め部に対して前記液体噴射領域の外側にあり、前記プラテンにおける前記液体噴射ヘッドと対向する面に対して交差する方向では、前記位置決め部が前記プラテンを支持した状態において前記プラテンと所定の間隔を有する様に前記サイドフレームに形成されるとともに、前記舌片部と接合手段によって接合されるサイドフレーム側固定部と、を備えて構成されている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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JP2018199554A (ja) * 2017-05-26 2018-12-20 セイコーエプソン株式会社 搬送装置、印刷装置
JP2021102291A (ja) * 2019-12-25 2021-07-15 セイコーエプソン株式会社 記録装置

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