[go: up one dir, main page]

JP2005278441A - 有機系廃棄物処理用微生物製剤及びその製造方法 - Google Patents

有機系廃棄物処理用微生物製剤及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005278441A
JP2005278441A JP2004094679A JP2004094679A JP2005278441A JP 2005278441 A JP2005278441 A JP 2005278441A JP 2004094679 A JP2004094679 A JP 2004094679A JP 2004094679 A JP2004094679 A JP 2004094679A JP 2005278441 A JP2005278441 A JP 2005278441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
preparation
microorganism
organic waste
liquid medium
microbial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004094679A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Kitamura
卓也 北村
Satoru Kurozumi
悟 黒住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Asahi Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Sangyo Co Ltd filed Critical Asahi Sangyo Co Ltd
Priority to JP2004094679A priority Critical patent/JP2005278441A/ja
Publication of JP2005278441A publication Critical patent/JP2005278441A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

【課題】 低コストで製造することができるとともに、製剤調製直後と同様の微生物活性を長期間にわたって維持することができ、しかも、有機系廃棄物に添加した直後から高い微生物活性を発揮して有機系廃棄物を分解処理することができる有機系廃棄物処理用微生物製剤及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】 有機系窒素源及び炭素源を含む液体培地と微生物とを含有するとともに、凍結されていることを特徴とする有機系廃棄物処理用微生物製剤とする。また微生物を、有機系窒素源及び炭素源を含む液体培地で培養した後に、該液体培地を凍結処理することを特徴とする有機系廃棄物処理用微生物製剤の製造方法とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は有機系廃棄物処理用微生物製剤及びその製造方法に関する。その目的は、低コストで製造することができるとともに、製剤調製直後と同様の微生物活性を長期間にわたって維持することができ、しかも、有機系廃棄物に添加した直後から高い微生物活性を発揮して有機系廃棄物を分解処理することができる有機系廃棄物処理用微生物製剤及びその製造方法を提供することにある。
微生物の保存方法としては、凍結、凍結乾燥、継代培養などが知られている。また微生物に各種添加剤を加えることで、微生物を安定化して保存する技術の開発も行われている。
例えば、水分散性で可容性の非架橋型ポリサッカライドを含有する微生物製剤の製造方法が提案されている(特許文献1参照)。この製造方法によれば、微生物の細胞表面がポリサッカライドによって保護されることにより、細胞から必要以上の水分が奪われることを防止することができ、微生物の保存安定性を高めることができる。
また活性汚泥を破砕し、これに培養した微生物を混合して乾燥する微生物製剤の製造方法が提案されている(特許文献2参照)。この製造方法によれば、活性汚泥中に含まれるタンパク質、脂質、多糖類等によって、微生物の安定保存性に貢献するとともに、活性汚泥のエキスが微生物細胞の表面をコーティングすることで、微生物細胞内の水分が必要以上に奪われることを防止することができ、微生物の保存安定性を高めることができる。
特開平2−76573号公報 特開平5−260953号公報
上記特許文献1及び2に記載される微生物製剤は、乾燥条件下でも、微生物の活性が低下しないような作用を有する保存剤(可容性の非架橋型ポリサッカライドや活性汚泥)を加えて、乾燥粉末化して製造した微生物製剤に関する技術である。これら微生物製剤は粉末状の微生物製剤であるから、取扱性に優れるものであった。
しかしながら、乾燥粉末化した微生物製剤では、ある程度の期間保存することはできるものの、長期間保存すると微生物活性が徐々に低下するといった問題が存在した。このために、調製から時間が経過した微生物製剤を排水や生ゴミ処理などの有機系廃棄物の分解処理に使用すると、微生物活性が低下しているために排水や生ゴミ等に含まれる有機物を十分に分解処理することができないといった問題が存在した。
また従来の微生物製剤は有機系廃棄物に微生物製剤を加えてから分解処理を開始するまでに長時間を要し、添加直後から高い微生物活性を発揮して有機系廃棄物を分解処理することができなかった。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、微生物を液体培地で培養した後に、この液体培地ごと凍結処理することによって有機系廃棄物処理用微生物製剤を調製することにより、有機系廃棄物処理用微生物製剤の調製コストを低減することができるとともに、調製した有機系廃棄物処理用微生物製剤を長期間保存しても微生物活性が低下することなく、それどころか、従来の方法で培養した同種の微生物を含む有機系廃棄物処理用微生物製剤に比べて微生物活性が向上し、しかも有機系廃棄物に添加した直後から高い微生物活性を発揮することができる有機系廃棄物処理用微生物製剤が得られることを見出し、本発明の完成に至った。
即ち、請求項1に係る発明は、有機系窒素源及び炭素源を含む液体培地と微生物とを含有するとともに、凍結されていることを特徴とする有機系廃棄物処理用微生物製剤に関する。
請求項2に係る発明は、前記有機系窒素源がコーンスティープリカーであることを特徴とする請求項1に記載の有機系廃棄物処理用微生物製剤に関する。
請求項3に係る発明は、前記炭素源が多価アルコールであることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機系廃棄物処理用微生物製剤に関する。
請求項4に係る発明は、前記微生物が前記液体培地中で培養されたものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の有機系廃棄物処理用微生物製剤に関する。
請求項5に係る発明は、前記微生物がバークホルデリア属(Burkholderia)に属する微生物であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の有機系廃棄物処理用微生物製剤に関する。
請求項6に係る発明は、微生物を、有機系窒素源及び炭素源を含む液体培地で培養した後に、該液体培地を凍結処理することを特徴とする有機系廃棄物処理用微生物製剤の製造方法に関する。
請求項7に係る発明は、前記有機系窒素源がコーンスティープリカーであることを特徴とする請求項6に記載の有機系廃棄物処理用微生物製剤の製造方法に関する。
請求項8に係る発明は、前記炭素源が多価アルコールであることを特徴とする請求項6又は7に記載の有機系廃棄物処理用微生物製剤の製造方法に関する。
請求項9に係る発明は、前記微生物がバークホルデリア属(Burkholderia)に属する微生物であることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の有機系廃棄物処理用微生物製剤の製造方法に関する。
本発明に係る有機系廃棄物処理用微生物製剤及びその製造方法は、微生物の培養時間を短縮することができるので、有機系廃棄物処理用微生物製剤の調製コストを低減することができる。また、製剤調製直後と略同様の微生物活性を長期間にわたって維持することができるとともに、有機系廃棄物に添加した直後から高い微生物活性を発揮することができる有機系廃棄物処理用微生物製剤を得ることができる。
以下、本発明に係る有機系廃棄物処理用微生物製剤及びその製造方法について詳述する。
本発明に係る有機系廃棄物処理用微生物製剤を製造するには、まず、液体培地で微生物を培養する。
この液体培地には、培養する微生物の分裂増殖に必要な栄養成分が含まれる。微生物の分裂増殖に必要な栄養成分としては、有機系窒素源、炭素源等を例示することができる。
有機系窒素源としては、コーンスティープリカー、アンモニア、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、硝酸ナトリウムなどの無機窒素化合物、或いは酵母エキス、麦芽エキス、肉エキス、ペプトン、グルテン粉、綿実粉、大豆粉、乾燥酵母、尿素、アミノ酸等の有機窒素化合物を例示することができる。
特に本発明では、有機系窒素源として、コーンスティープリカーを用いることが好ましい。コーンスティープリカーは主として有機系窒素源を液体培地に供給するために添加される。かつ、ビタミン、ミネラルを液体培地に供給するために添加される。コーンスティープリカーはトウモロコシ澱粉生産時の副産物であり、トウモロコシ澱粉湿式製粉法の工程で生成される浸漬液を濃縮して生成するトウモロコシ濃縮浸漬液である。コーンスティープリカーには、窒素源であるタンパク質、ペプチド、アミノ酸の他、乳酸、亜硫酸、糖分、ミネラル、ビタミン等が含まれている。
コーンスティープリカーを配合する場合、その含有量は特に限定されないが、液体培地全量中、0.1〜20重量%、好ましくは1〜15重量%、より好ましくは3〜10重量%となるように配合される。コーンスティープリカーの含有量が0.1重量%未満の場合、微生物の増殖速度が遅く、実用的でなく、一方、20重量%を超えて添加すると、それ以上の効果が得られないばかりか、逆に微生物の増殖速度を遅らせる場合があるために、いずれの場合も好ましくない。
炭素源としては、従来から培地成分として用いられている多価アルコールを例示することができ、具体的には、グリセリン、或いはグルコース、スクロース、フルクトース、澱粉、ラクトース、アラビノース、キシロース、デキストリン、糖蜜、液糖などの糖を例示することができる。これらの炭素源のうちの一種又は二種以上を使用することができる。
特に本発明では、前述の多価アルコールのうち、グリセリンを使用することが好ましい。グリセリンを使用することによって、他の種類の多価アルコールを使用した場合に比べて、微生物全活性を高めることができる。
炭素源は主に培地に炭素を供給するために配合される。炭素源としての多価アルコールの含有量は特に限定されないが、液体培地全量中、0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量%、より好ましくは0.1〜3重量%となるように添加される。多価アルコールの含有量が0.01重量%未満の場合、微生物の増殖速度が遅く、実用的でなく、一方、10重量%を超えて添加すると、それ以上の効果が得られないばかりか、微生物の正常な増殖を妨げる恐れがあるために、いずれの場合も好ましくない。
特に本発明では、少なくとも、有機系窒素源であるコーンスティープリカーと、炭素源である多価アルコールとを含有する液体培地で微生物を培養することが好ましい。
コーンスティープリカーと多価アルコールの配合比は特に限定されず、コーンスティープリカー及び多価アルコールを前述の添加量の範囲内で添加することが好ましい。より好ましくは、コーンスティープリカーと多価アルコールを前述の添加量の範囲内で添加するとともに、重量比でコーンスティープリカー:多価アルコール=1:0.0001〜5.0、好ましくは1:0.01〜1.5、より好ましくは1:0.1〜0.5となるように添加する。
有機系窒素源と炭素源とをそれぞれ添加して調製した液体培地を使用して微生物を培養することにより、好ましくは有機系窒素源であるコーンスティープリカーと主たる炭素源である多価アルコールとをそれぞれ添加して調製した液体培地を使用して微生物を培養することにより、より好ましくは前述した配合比でコーンスティープリカーと多価アルコールをそれぞれ添加して調製した液体培地を使用して微生物を培養することにより、長期間保存した場合でも製剤調製直後と略同様の微生物活性を維持することが可能であるとともに、有機系廃棄物に添加した直後から高い微生物活性を発揮することができる、有機系廃棄物処理用微生物製剤を得ることができる。
また、この液体培地は微生物の増殖性を高めることができるので、微生物の培養期間を大幅に短縮することができ、低コストで有機系廃棄物処理用微生物製剤を製造することができる。
さらに、コーンスティープリカーと多価アルコールとを含有する液体培地で培養した微生物は、従来の液体培地で培養した同種の微生物に比べて、高い微生物活性を有する。従って、この液体培地で培養した微生物を使用して有機系廃棄物処理用微生物製剤を調製することで、高い微生物活性を有する有機系廃棄物処理用微生物製剤を得ることができる。
さらに、上述した液体培地には、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸カルシウム、リン酸ナトリウム等のリン酸塩、硫酸マンガン、硫酸マグネシウム、硫酸第一鉄等の硫酸塩、或いは、塩化ナトリウム、塩化カリウム、炭酸カルシウムなどの無機塩類を適宜任意に添加することができる。
無機塩類を添加する場合、その添加量は特に限定されないが、液体培地全量中、0.001〜1重量%、好ましくは0.01〜0.5重量%となるように添加される。
尚、微生物を培養した際に液体培地が発泡する場合は、液体パラフィン、高級アルコール、植物油、ミネラル油、シリコン、界面活性剤等の消泡剤を配合することができる。
上記した各成分を水に溶解して液体培地が調製される。各成分を溶解混合する水としては、水道水、イオン交換水、工業用水、精製水等を例示することができるが特に限定されない。
液体培地のpHは、培養される微生物に適したpHに調整すればよいが、例えば、pH2.0〜12.0、好ましくは5.0〜8.0、より好ましくは6.0〜8.0に調整される。
上述した液体培地で培養される微生物は、特に限定されずあらゆる種類の微生物を培養することができ、例えば、バークホルデリア セパシア(Burkholderia cepacia)等のBurkholderia属、Acinetobacter属、Rhodococcus属などに属する微生物を例示することができる。
上述した液体培地を用いて有機系廃棄物処理用微生物製剤を調製するには、まず、上記の液体培地をオートクレープ等の公知の滅菌方法で滅菌した後に、微生物を所要量添加する。次いで、微生物を添加した液体培地を、所定の培養温度、培養時間で培養すればよい。
培養温度は特に限定されず、培養する微生物に適した温度で培養すればよい。例えば、バークホルデリア属に属する微生物を培養する場合、15〜45℃、好ましくは20〜40℃とされる。
培養時間は特に限定されず、培養する微生物に適した時間培養すればよい。例えば、バークホルデリア属に属する微生物を培養する場合、12時間以上、好ましくは12〜24時間とされる。
さらに、培地内を好気的条件に維持するために、培地を振盪又は攪拌或いはポンプ装置等を使用して培地に空気を供給することができる。攪拌はプロペラ又はこれに準じる機械的攪拌装置を使用することにより行われる。またポンプ装置には滅菌エアーが通過させる。
培地を攪拌する場合、攪拌速度は特に限定されないが、0〜500rpm、好ましくは50〜400rpm、より好ましくは100〜300rpmとされる。また培地内に滅菌エアーを通気させる場合、通気量は特に限定されないが、0〜1.0vvm、好ましくは0.1〜0.8vvmとされる。
微生物の培養が終了した後に、培地に炭素源を添加する。用いられる炭素源は上述したような炭素源であれば、いずれも使用することができるが、好ましくは多価アルコールが用いられる。
炭素源の添加量は特に限定されないが、0.001〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%とされる。
次いで、炭素源を添加した液体培地を規定量、例えば10〜500mLに分注する。分注した液体培地を凍結することにより、本発明に係る有機系廃棄物処理用微生物製剤を得ることができる。
凍結温度は特に限定されないが、0℃以下、好ましくは−18℃以下、より好ましくは−80℃以下である。−80℃以下の温度で凍結した製剤は、微生物活性を凍結以前の状態と略同じ状態で半永久的に保存することが可能である。
本発明に係る有機系廃棄物処理用微生物製剤は、一般家庭、飲食店、食品工場などから排出される生ゴミや排水などの有機系廃棄物の微生物分解処理に使用することができる。
一般家庭や飲食店などから排出される生ゴミを微生物によって分解処理することができる生ゴミ処理装置が存在している。また飲食店や食品工場などから排出される排水を微生物によって分解処理することにより、排水基準を満たすことができる排水にまで清浄化することを目的とした排水処理装置が存在している。
このような装置では、微生物を利用して生ごみや排水の処理が行われているが、徐々に微生物活性が低下する。従って、一定期間毎、例えば3ヶ月〜6ヶ月毎に微生物製剤を添加して、微生物活性を元の状態に高めることが行われている。この微生物製剤は、一般家庭、飲食店、食品工場毎に保存されている。本発明に係る微生物製剤は、このような生ゴミ処理装置や排水処理装置に添加される微生物製剤として使用することができる。
本発明に係る有機系廃棄物処理用微生物製剤は、凍結処理されているので、何処にでもある冷凍庫を使用して保存することができる。しかも、解凍して使用した直後から高い微生物活性を発揮することができるので、有機系廃棄物の処理能力が低下するといった問題も生じない。
以下、本発明を実施例に基づき説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。尚、配合量は重量%である。
(液体培地の調製)
以下に示される組成の液体培地を調製し、それぞれ実施例及び比較例の液体培地とした。
尚、コーンスティープリカーとしては、オリエンタル酵母工業社製のコーンスティープリカーAST(商品名)を使用した。消泡剤としては、ダウコーニング社製のFSアンチフォーム028(商品名)を使用した。ペプトンとしては、DIFCO社製のTryptone Peptone(商品名)を使用した。酵母エキスとしては、DIFCO社製のYeast Extract(商品名)を使用した。
<液体培地1の組成>
コーンスティープリカー 30g
グリセリン 10g
リン酸塩 1.8g
硫酸塩 1.22g
無機塩 0.10g
水 1000mL
<液体培地2の組成>
ペプトン 10g
酵母エキス 5g
NaCl 5g
消泡剤 50mg
水 1000mL
(実施例及び比較例1の有機系廃棄物処理用微生物製剤の調製)
上記調製した液体培地1をオートクレープで滅菌処理した後、この液体培地に0.5%のバークホルデリア セパシア(Burkholderia cepacia)AIK菌株(FERM BP-7308)の前培養液を接種し、振盪培養機(攪拌速度:150rpm)により、培地中の菌体密度が最大値に達するまで(55時間)30℃で培養した。培養中、2回、5N水酸化ナトリウム水溶液でpH調整を行なった。
尚、培養が終了した所定量の培養液を抜き取り、適当に希釈して660nmにおける吸光度を、分光光度計を用いて測定した。培養前の液体培地1の吸光度も同じく測定して、培養液と液体培地1の吸光度の差を菌体の増殖量とした。その結果、吸光度の差は26.25であった。
また、大腸菌生育用の一般栄養培地に寒天等を加えて固形培地とし、培養液を適当に希釈後、固形培地上に塗布して30℃にて静置培養を行った。1〜2日間の培養後、形成されたコロニー数をカウントし、コロニー数と希釈倍率から生菌数を測定した。その結果、菌数は3.0×1010個/mLであった。
次に、培養が終了した培養液を二等分して、一方にグリセリンを3%(W/V)添加して均一になるまで攪拌した。これを、1.5mLのエッペンドルフチューブに分注した後に、−20℃で凍結することにより実施例の有機系廃棄物処理用微生物製剤を調製した。
グリセリンを添加しなかったもう一方の培養液を、1.5mLのエッペンドルフチューブに分注した後に、−20℃で凍結することにより比較例1の有機系廃棄物処理用微生物製剤を調製した。
(比較例2及び比較例3の有機系廃棄物処理用微生物製剤の調製)
上記調製した液体培地2をオートクレープで滅菌処理した後、この液体培地に0.5%のバークホルデリア セパシア(Burkholderia cepacia)AIK菌株(FERM BP-7308)の前培養液を接種し、振盪培養機(攪拌速度:150rpm)により、培地中の菌体密度が最大値に達するまで(23時間)30℃で培養した。培養中、2回、5N水酸化ナトリウム水溶液でpH調整を行なった。
尚、培養が終了した所定量の培養液を抜き取り、適当に希釈して、660nmにおける吸光度を、分光光度計を用いて測定した。培養前の液体培地2の吸光度も同じく測定して、培養液と液体培地2の吸光度の差を菌体の増殖量とした。その結果、吸光度の差は9.94であった。
また、大腸菌生育用の一般栄養培地に寒天等を加えて固形培地とし、培養液を適当に希釈後、固形培地上に塗布して30℃にて静置培養を行った。1〜2日間の培養後、形成されたコロニー数をカウントし、コロニー数と希釈倍率から生菌数を測定した。その結果、菌数は1.0×1010個/mLであった。
次に、培養が終了した培養液を二等分して、一方にグリセリンを3%(W/V)添加して均一になるまで攪拌した。これを、1.5mLのエッペンドルフチューブに分注した後に、−20℃で凍結することにより比較例2の有機系廃棄物処理用微生物製剤を調製した。
グリセリンを添加しなかったもう一方の培養液を、1.5mLのエッペンドルフチューブに分注した後に、−20℃で凍結することにより比較例3の有機系廃棄物処理用微生物製剤を調製した。
(微生物保存性試験)
上記調製した実施例及び比較例1〜3の各有機系廃棄物処理用微生物製剤の生菌数、油脂分解活性を試料調製1日、5日、14日、32日、62日経過後に測定した。
有機系廃棄物処理用微生物製剤の生菌数は、上記の生菌数の測定方法と同様の方法で測定した。
油脂分解活性は、サラダ油1000ppm、中性洗剤10ppm、酵母抽出物50ppmを含有する合成排水に、接種菌体量が等量になるように、実施例及び比較例1の有機系廃棄物処理用微生物製剤は333μl、比較例2及び3の有機系廃棄物処理用微生物製剤は1000μlを加えて、30℃の温度条件下、150rpmで攪拌しながら13時間培養した。培養後の合成排水に含まれる油脂濃度を測定することで油脂分解活性を測定した。
実施例及び比較例1〜3の各有機系廃棄物処理用微生物製剤の生菌数の測定結果を図1に、油脂分解活性の結果を図2に、それぞれ記載する。
図1に示されるように、実施例の有機系廃棄物処理用微生物製剤は比較例1〜3の有機系廃棄物処理用微生物製剤に比べて、長期間微生物の生菌数がほとんど低下せず、10×1010cfu/mL以上の生菌数を長期間にわたって維持できることが分かる。
図2の結果に示されるように、実施例の有機系廃棄物処理用微生物製剤は、比較例1や2の有機系廃棄物処理用微生物製剤に比べて、長期間安定した油脂分解活性を示すことが分かる。
従って、実施例の試料は、長期間保存しても生菌数の低下や微生物活性の低下が見られず、長期間保存安定性に優れることが分かる。
本発明によれば、有機系廃棄物処理用微生物製剤を低コストで製造することができるとともに、製剤調製直後と同様の微生物活性を長期間にわたって維持することができる有機系廃棄物処理用微生物製剤及びその製造方法を提供することができる。
本発明に係る有機系廃棄物処理用微生物製剤は、家庭、飲食店或いは工場から排出される汚水の微生物処理等に利用することができる。
実施例及び比較例1〜3の各有機系廃棄物処理用微生物製剤の生菌数の測定結果を示すグラフである。 実施例及び比較例1〜3の各有機系廃棄物処理用微生物製剤の油脂分解活性の測定結果を示すグラフである。

Claims (9)

  1. 有機系窒素源及び炭素源を含む液体培地と微生物とを含有するとともに、凍結されていることを特徴とする有機系廃棄物処理用微生物製剤。
  2. 前記有機系窒素源がコーンスティープリカーであることを特徴とする請求項1に記載の有機系廃棄物処理用微生物製剤。
  3. 前記炭素源が多価アルコールであることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機系廃棄物処理用微生物製剤。
  4. 前記微生物が前記液体培地中で培養されたものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の有機系廃棄物処理用微生物製剤。
  5. 前記微生物がバークホルデリア属(Burkholderia)に属する微生物であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の有機系廃棄物処理用微生物製剤。
  6. 微生物を、有機系窒素源及び炭素源を含む液体培地で培養した後に、該液体培地を凍結処理することを特徴とする有機系廃棄物処理用微生物製剤の製造方法。
  7. 前記有機系窒素源がコーンスティープリカーであることを特徴とする請求項6に記載の有機系廃棄物処理用微生物製剤の製造方法。
  8. 前記炭素源が多価アルコールであることを特徴とする請求項6又は7に記載の有機系廃棄物処理用微生物製剤の製造方法。
  9. 前記微生物がバークホルデリア属(Burkholderia)に属する微生物であることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の有機系廃棄物処理用微生物製剤の製造方法。
JP2004094679A 2004-03-29 2004-03-29 有機系廃棄物処理用微生物製剤及びその製造方法 Pending JP2005278441A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004094679A JP2005278441A (ja) 2004-03-29 2004-03-29 有機系廃棄物処理用微生物製剤及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004094679A JP2005278441A (ja) 2004-03-29 2004-03-29 有機系廃棄物処理用微生物製剤及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005278441A true JP2005278441A (ja) 2005-10-13

Family

ID=35177500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004094679A Pending JP2005278441A (ja) 2004-03-29 2004-03-29 有機系廃棄物処理用微生物製剤及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005278441A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008228623A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Ritsumeikan 微生物培養用培地及び微生物製剤
JP2009090183A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Japan Organo Co Ltd 土壌、地下水の浄化方法、微生物の培養方法及び栄養剤
JP2010227849A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Nagoya Institute Of Technology リパーゼまたはその分泌微生物と加水分解生成物分解微生物との複合効果による油脂含有排水の処理方法とグリーストラップ浄化方法及び油脂分解剤
JP2010227858A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Nagoya Institute Of Technology 弱酸性条件で増殖・油脂分解可能なリパーゼ分泌微生物による油脂含有排水の処理方法とグリーストラップ浄化方法及び油脂分解剤
WO2015145866A1 (ja) * 2014-03-27 2015-10-01 三菱重工業株式会社 洗濯排水生物処理製剤、それを用いた洗濯排水処理装置及び方法
WO2016092990A1 (ja) * 2014-12-11 2016-06-16 三菱重工業株式会社 凍結乾燥汚泥の製造方法
JP2018069127A (ja) * 2016-10-26 2018-05-10 ドリコ株式会社 油脂含有排水の処理方法及び油脂分解微生物製剤
CN109321482A (zh) * 2017-07-31 2019-02-12 广东中微环保生物科技有限公司 一种环保用复合微生物菌剂固体颗粒产品及其制备方法
CN112390379A (zh) * 2020-11-16 2021-02-23 神美科技有限公司 一种污水处理用脱氮碳源及其制备方法
CN113998789A (zh) * 2021-10-29 2022-02-01 中原环保股份有限公司 一种用于生活污水处理的CODCr去除生物促进剂及其制备方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0985283A (ja) * 1995-09-25 1997-03-31 Yasunori Matsuba 油脂資化性細菌およびそれを使用した油脂の処理方法
JPH1147789A (ja) * 1997-08-06 1999-02-23 Nippon Soda Co Ltd 油脂含有廃水の処理方法
JP2002125659A (ja) * 2000-10-26 2002-05-08 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 新規微生物及び排水の処理方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0985283A (ja) * 1995-09-25 1997-03-31 Yasunori Matsuba 油脂資化性細菌およびそれを使用した油脂の処理方法
JPH1147789A (ja) * 1997-08-06 1999-02-23 Nippon Soda Co Ltd 油脂含有廃水の処理方法
JP2002125659A (ja) * 2000-10-26 2002-05-08 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 新規微生物及び排水の処理方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008228623A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Ritsumeikan 微生物培養用培地及び微生物製剤
JP2009090183A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Japan Organo Co Ltd 土壌、地下水の浄化方法、微生物の培養方法及び栄養剤
JP2010227849A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Nagoya Institute Of Technology リパーゼまたはその分泌微生物と加水分解生成物分解微生物との複合効果による油脂含有排水の処理方法とグリーストラップ浄化方法及び油脂分解剤
JP2010227858A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Nagoya Institute Of Technology 弱酸性条件で増殖・油脂分解可能なリパーゼ分泌微生物による油脂含有排水の処理方法とグリーストラップ浄化方法及び油脂分解剤
US10259733B2 (en) 2014-03-27 2019-04-16 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Laundry wastewater biological treatment preparation, and device and method for treating laundry wastewater by using same
WO2015145866A1 (ja) * 2014-03-27 2015-10-01 三菱重工業株式会社 洗濯排水生物処理製剤、それを用いた洗濯排水処理装置及び方法
JP2015188815A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 三菱重工業株式会社 洗濯排水生物処理製剤、それを用いた洗濯排水処理装置及び方法
WO2016092990A1 (ja) * 2014-12-11 2016-06-16 三菱重工業株式会社 凍結乾燥汚泥の製造方法
JP2016112481A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 三菱重工業株式会社 凍結乾燥汚泥の製造方法
JP2018069127A (ja) * 2016-10-26 2018-05-10 ドリコ株式会社 油脂含有排水の処理方法及び油脂分解微生物製剤
CN109321482A (zh) * 2017-07-31 2019-02-12 广东中微环保生物科技有限公司 一种环保用复合微生物菌剂固体颗粒产品及其制备方法
CN109321482B (zh) * 2017-07-31 2020-12-11 广东中微环保生物科技有限公司 一种环保用复合微生物菌剂固体颗粒产品及其制备方法
CN112390379A (zh) * 2020-11-16 2021-02-23 神美科技有限公司 一种污水处理用脱氮碳源及其制备方法
CN112390379B (zh) * 2020-11-16 2022-07-22 神美科技有限公司 一种污水处理用脱氮碳源及其制备方法
CN113998789A (zh) * 2021-10-29 2022-02-01 中原环保股份有限公司 一种用于生活污水处理的CODCr去除生物促进剂及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Talebi Atouei et al. Alleviation of salinity stress on some growth parameters of wheat by exopolysaccharide-producing bacteria
CN107873017B (zh) 用于在高溶解氧水平下脱氮的微生物组合物和方法
CN105132300A (zh) 一种自然水体生态净化菌剂的制备方法
CN113993822A (zh) 食品生产和加工的污水以及废弃物的修复
JP2005278441A (ja) 有機系廃棄物処理用微生物製剤及びその製造方法
Chou et al. Poly (hydroxybutyrate-co-hydroxy-valerate) from swine waste liquor by Azotobacter vinelandii UWD
HK1255044A1 (zh) 食物垃圾处理用酶组合物及利用其的食物垃圾处理装置
EP2782991B1 (en) Cleaning fluid
WO1999018037A1 (en) A method of preparing a microbial culture for wastewater treatment
RU2107722C1 (ru) Консорциум штаммов бактерий acinetobacter calcoaceticus, pseudomonas fluorescens, alcaligenes faecalis для деструкции нефти и нефтепродуктов
JP5445822B2 (ja) 有機廃棄物分解作用を示す微生物、微生物組成物、有機廃棄物の分解方法および堆肥の製造方法
KR20140077645A (ko) 수질 및 저질 개선용 미생물제제 제형
CN110040856A (zh) 具有净化水体功能的水质调节液及其制备工艺
CN118530897B (zh) 一株耐盐耐药施氏假单胞好氧反硝化菌ras-l11、微生物菌剂及其应用
JP2013116067A (ja) 油脂分解酵母およびそれを用いた処理方法
JP5445821B2 (ja) 有機廃棄物分解作用を示す微生物、微生物組成物、有機廃棄物の分解方法および堆肥の製造方法
JP2004329157A (ja) 微生物用培地及び微生物培養方法
KR102502837B1 (ko) 소멸 방식에 의한 음식물 쓰레기 처리용 미생물 제제의 제조 방법
CN113481131A (zh) 一种复合聚磷菌剂及其制备方法和应用
Song et al. Effects of glucose and glycine on the biodegradation of poly (3-hydroxybutyrate-co-3-hydroxyvalerate)(PHB/V) and the proliferation of PHB/V-degrading microorganisms in soil suspension
JP3846379B2 (ja) 生ゴミ処理装置の酸敗状態からの復帰方法
JP2004059850A (ja) 融雪剤及びその製造方法、並びに食品廃棄物の分解方法
CN106434423A (zh) 污海水脱氮弧菌菌剂的制备方法及其菌剂的用途
JP4452869B2 (ja) 微生物叢の増殖促進方法
JP2004248542A (ja) 有用微生物群を培養するための低粘度化糖蜜

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100317