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JP2005271648A - 船舶のバラスト水の処理装置 - Google Patents

船舶のバラスト水の処理装置 Download PDF

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JP2005271648A JP2004084903A JP2004084903A JP2005271648A JP 2005271648 A JP2005271648 A JP 2005271648A JP 2004084903 A JP2004084903 A JP 2004084903A JP 2004084903 A JP2004084903 A JP 2004084903A JP 2005271648 A JP2005271648 A JP 2005271648A
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Yoshikazu Kobayashi
由和 小林
Hidemasa Kobayashi
秀匡 小林
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Abstract

【課題】簡単な構成で、少エネルギでバラスト水中の微生物などを高速水流が起こす衝撃や剪断の作用で微粉砕処理する。
【解決手段】船のバラスト水の処理装置1は、バラストタンク2に一方の港の海からバラスト水を供給するポンプPの上流側と下流側に各々供給弁V1U、V1Dを備えた供給管路や、他の港でタンク2からバラスト水をポンプPで海に排出するようにポンプ上流側と下流側に各々排出弁V2U、V2Dを備えた排出管路や、タンク2からバラスト水をポンプPで吸引後にタンク2に戻すように上流側排出弁と下流側供給弁を備えた循環管路で、ポンプPの下流側部分管路の隣接したバラスト水処理部40によって、その円筒壁で限定された環状流路内にポンプPでバラスト水を8m/秒以上の高速度で供給し、流れ方向変更部での衝撃力や円筒壁部での剪断力や気泡破裂によるキャビテーション作用によってバラスト水の微生物や細菌を微粉砕して死滅させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、船舶のバラスト水の処理装置、特に船舶のバラスト水に含まれる微生物や細菌などを衝撃力などで微粉砕して死滅させるようにした船舶のバラスト水の処理装置に関する。
ばら積み貨物船やタンカーなどの船舶において、荷降ろし後に船舶のバランスを取るために積み込んだバラスト水が寄港先で荷積み時に捨てられる。この際にバラスト水に含まれていた微生物や細菌などが一緒に放出され、生態系への悪影響や病原体の拡散などが憂慮されていた。これに対処するために、国際海事機関(IMO)の委員会は新たな国際条約を採択し、バラスト水とバラストタンクの底の泥の中の生物を一定以下に抑えることを義務付けることになった。
このような国際的なバラスト水に対する条約採択に対応できるバラスト水の処理方式として、バラスト水の供給管路に高電圧パルスを印加してバラスト水中の微生物や細菌などを損傷・無害化する処理装置を設けたもの(例えば、特許文献1参照)や、バラストタンクの気相部において酸素濃度が2%以下になるように窒素ガスを供給してタンクの防食を兼ねてバラストタンク内の微生物や細菌などを死滅させるもの(例えば、特許文献2参照)がある。
特開2002−192161号公報の明細書。 特開2002−234487号公報の明細書。
上述の前者のバラスト水処理方式は、処理水中に臨む電極間でアーク放電を発生させるために先ず被処理バラスト水を100℃に加熱し、1000ナノ秒以下のアーク放電で水蒸気にして体積膨張率を1244とし、引き続きアーク放電で100℃の水蒸気を8000℃前後に加熱して体積膨張率を36とするものであり、これらの大きな体積膨張によって強力な衝撃波を発生するようにしている。従って、流れている大量のバラスト水を処理するには大きなエネルギが必要になると言う短所があった。後者のバラスト水処理方式は、バラスト水の供給排出管路とは別に液体窒素製造装置と液体窒素タンクと蒸発器と窒素ガス供給管路とバラストタンク内圧制御システムなどを必要とし、付帯設備として大がかりな窒素ガス供給設備を必要とすると言う短所があった。
本願発明の目的は、バラスト水の供給及び排出の管路に組み込むことができ、バラスト水ポンプも利用し得てエネルギ消費が少なく、また付帯設備も少なく、構造が極めて簡単で保守の容易な船舶のバラスト水の処理装置を提供するものである。
本願発明の船舶のバラスト水の処理装置は、
船舶のバラストタンクと、
該バラストタンクへ船舶外の一方の水源からバラスト水を供給するポンプと該ポンプの上流側と下流側とに各々供給弁を備えた供給管路と、
上記バラストタンクからバラスト水をポンプによって船舶外の他方の水源に排出するように該ポンプの上流側と下流側とに各々排出弁を備えた排出管路と、
上記供給用ポンプの下流側の部分管路に該ポンプに隣接して配置されたバラスト水処理部と、を有しており、
そこで、上記バラスト水処理部は、円筒壁で限定された環状流路内にポンプによってバラスト水を少なくとも8m/秒の高速度で環状流路に供給し、例えば流れ方向変更部での衝撃力、円筒壁部での剪断力及び/又は気泡破裂によるキャビテーション作用によってバラスト水に含まれている微生物や細菌を微粉砕して死滅させることを特徴としている。
船舶のバラスト水の処理装置は、更に上記バラストタンクから上記上流側排出弁を備えた部分排出管路を経てバラスト水を上記供給用ポンプによって吸引し、上記下流側供給弁を備えた部分供給管路を経てバラストタンクに戻すように循環管路を形成できる。
好ましくは、上記供給用ポンプと上記排出用ポンプと上記循環用ポンプとは、同一ポンプで構成されて、また上記バラスト水処理部のポンプは、上記供給用ポンプと上記排出用ポンプと上記循環用ポンプを構成する同一ポンプで構成される。
上記バラスト水処理部は、その上記ポンプを上記供給用ポンプと並列に設けられた高圧ポンプから構成すると共に、上記供給用ポンプによって供給されるバラスト水を処理後に下流側に吐出するように構成される。
上記バラスト水処理部は、そのポンプを成す上記供給用ポンプによって三層の円筒壁によって三つに区画された環状流路の内の第二環状流路にバラスト水を高速度で供給し、内円筒壁のスロットを経て又は内円筒壁の上端からの溢流で流入する内側の第三環状流路から別のポンプによって中間バラスト水を吸入して出口部のある外側の第一環状流路に高速度で供給するように構成される。
上記バラスト水処理部は、略同心状に2層以上の円筒壁を有し、隣り合う円筒壁間に環状流路を設けた竪形の円筒状容器と、環状流路に接線方向に加圧流体を注入して円周方向の高速流れをつくって円筒壁近傍の流体に対して剪断作用を発生させる噴出部と、上記隣り合ういずれかの円筒壁に配置してバラスト水を上記高速流れ中に供給するスロットと、高速流れへのスロットでの衝撃作用や剪断作用で微生物や細菌などがミクロンレベルまで微粉砕された処理済みバラスト水の出口部とを有した構成とできる。
上記バラスト水処理部は、開閉弁を備えたバイパス管路によってバイパスされる。
更に、上記バラストタンクは、バラスト水処理部によって処理されたバラスト水に対して発酵菌が添加される。
また上記ポンプは、下流側にフィルター部を有することができる。
本発明の効果として、本発明の船舶のバラスト水の処理装置では、一方の荷降しの寄港地でバラストタンクへ船舶外の水源からバラスト水を供給するポンプと該ポンプの上流側と下流側とに各々供給弁を備えた供給管路において供給用ポンプの下流側の部分管路にポンプに隣接してバラスト水処理部を配置しているために、荷降し港でのバラスト水の積み込み過程でバラスト水を処理することができ、また荷積み港で各弁の開閉操作によって供給用ポンプ等のポンプを利用してバラスト水を排出管路から排出する排出過程でも処理することができる。また、バラスト水処理部は、供給用ポンプの下流側の部分管路に該ポンプに隣接して配置されているために8m/秒以上の高速度流を該ポンプを利用して発生させることができ、ポンプの共用が可能で設置数を減らすことができる。バラスト水処理部では、円筒壁で限定された環状流路内にポンプによってバラスト水が少なくとも8m/秒の高速度で環状流路に供給され、例えば、滝壷効果と称されている流れ方向変更部での衝撃力による作用や、円筒壁部近傍での層流間の剪断作用や、それら衝撃力と剪断力によるバラスト水中の空気から生じる気泡の破裂によるキャビテーション作用によってバラスト水に含まれている微生物や細菌などを微粉砕して死滅させることができる。かくして処理部にもバラスト水供給ポンプも利用し得てエネルギ消費を節減でき、また付帯設備も複数の円筒壁によって環状流路を形成した簡単な構成の処理部だけであり、構造が極めて簡単で保守の容易な船舶のバラスト水の処理装置を提供できる。
船舶のバラスト水の処理装置が、更に上記バラストタンクから上記上流側排出弁を備えた部分排出管路を経てバラスト水を上記供給用ポンプによって吸引し、上記下流側供給弁を備えた部分供給管路を経てバラストタンクに戻すように循環管路を形成すると、各弁の開閉操作によって供給用ポンプを利用してバラストタンクからのバラスト水を循環管路を利用して処理することで時間的に余裕のある航海中に処理することもでき、バラスト水処理形態の選択の幅を広げることができる。
上記供給用ポンプと上記排出用ポンプと上記循環用ポンプとを同一ポンプで構成すると弁の設置数は増えるがポンプが一つでよく、また管路の配管構成を簡略化できる。また上記バラスト水処理部のポンプは、上記供給用ポンプと上記排出用ポンプと上記循環用ポンプを構成する同一ポンプで構成される。
上記バラスト水処理部は、その上記ポンプを上記供給用ポンプと並列に設けられた高圧ポンプから構成し、上記供給用ポンプによって供給されるバラスト水を処理後に下流側に吐出するように構成すると、高圧ポンプによって発生されたバラスト水の環状高速度流内に供給用ポンプからバラスト水を被処理物として供給でき、バラスト水処理部におけるバラスト水流量を増やすことができる。
上記バラスト水処理部は、そのポンプを成す上記供給用ポンプによって三層の円筒壁によって三つに区画された環状流路の内の第二環状流路にバラスト水を高速度で供給し、内円筒壁のスロットを経て又は内円筒壁の上端からの溢流で流入する内側の第三環状流路から別のポンプによって中間バラスト水を吸入して出口部のある外側の第一環状流路に高速度で供給する構成をとると、バラスト水に対する処理経路を長く取ることができ、微生物や細菌など対して衝撃作用や剪断作用を繰り返し加えることができる。
上記バラスト水処理部は、略同心状に2層以上の円筒壁を有し、隣り合う円筒壁間に環状流路を設けた竪形の円筒状容器と、環状流路に接線方向に加圧流体を注入して円周方向の高速流れをつくって円筒壁近傍の流体に対して剪断作用を発生させる噴出部と、上記隣り合ういずれかの円筒壁に配置してバラスト水を上記高速流れ中に供給するスロットと、高速流れへのスロットでの衝撃作用や剪断作用で微生物や細菌などがミクロンレベルまで微粉砕された処理済みバラスト水の出口部とを有した構成とでき、処理部を高速流の形成し易い、大きな衝撃力や剪断力を発生できるコンパクトな構造に構成できる。
上記バラスト水処理部は、開閉弁を備えたバイパス管路によってバイパスされ、保守点検を適時行うことが可能になる。
更に、上記バラストタンクは、バラスト水処理部によって処理されたバラスト水に対して発酵菌が添加されると、衝撃作用や剪断作用によって微粉砕された微生物や細菌などの有機物は大幅に単位表面積が大きくなり、極めて多数の発酵菌が付着して棲息すると共に摂取して増殖し、その発酵過程で大量の有機物粒子を炭酸ガスと熱等に効率的に分解消費する。バラスト水に重金属やヒ素類が含まれていても、微粉砕によって極めて大量の発酵菌の増殖の過程で微量栄養源として発酵菌内に摂取され易くなり、人畜には無害な状態になる。
またポンプは、下流側にフィルター部を有すると、ポンプが高速水流を発生してバラスト水処理部に供給する場合に砂などによる流路部材の損耗を防止することができる。
次に、本発明の代表的な実施形態に係る船舶のバラスト水の処理装置を図面によって説明する。
図1において、本発明の代表的な実施形態の船舶のバラスト水の処理装置10は、荷降ろしを終えて空荷状態でスクリューを水中に沈めたり船体のバランスを取るために船舶1の外周部や船底に設けられたバラストタンク2と、該バラストタンク2へ一方の停泊港での荷降ろし中に海から吸入口3を経てバラスト水を供給するポンプPと、該ポンプPの上流側と下流側とに各々供給弁V1U、V1Dを備えた供給管路11(矢印F1で示す)と、別の遠隔の停泊港で荷積みのためにバラストタンク2からバラスト水をポンプPによって船舶外の海に排出するように該ポンプPの上流側と下流側とに各々排出弁V2U、V2Dを備えた排出管路21(矢印F2で示す)と、バラストタンク2からバラスト水をポンプPによって吸引後に該バラストタンク2に戻すように該ポンプPの上流側と下流側とに上記上流側排出弁V2Uと上記下流側供給弁V1Dを備えた循環管路31(矢印F3で示す)と、ポンプPの下流側で直近の部分中間管路部12に配置されたバラスト水処理部40とを有しており、そこで、バラスト水処理部40は、円筒内壁で限定された環状流路内にポンプPによってバラスト水を少なくとも8m/秒の高速度で供給して、例えば、円筒内壁部のスロットやスリットなどの流れ方向変更部での衝撃力や、円筒内壁部での剪断力やバラスト水中の空気の気泡破裂によるキャビテーション作用によってバラスト水に含まれている微生物や細菌を微粉砕して死滅させるようにしている。
ポンプPは、供給用ポンプと排出用ポンプと循環用ポンプとを兼ねており、またインバータ電動モータで駆動する方式を取ることでバラスト水処理部40への高速水流の供給にも使用される。高速流による部材の損耗を防止するために、ポンプPの下流側において吸入口3と上流側供給弁V1Uとの間に砂などを捕捉するフィルター(図示省略)が適宜設けられる。更に、バラスト水処理部40の点検や修理のために、図4に示すようにバラスト水処理部40をバイパスするバイパス管路19と、バイパス管路19の開閉弁VBと、バラスト水処理部40の前後の開閉弁VBU、VBDが設けられる。
バラスト水供給(吸入)過程での処理運転:
吸入口3からポンプPまで延びて上流側の供給弁V1Uを備えた吸入管路部11Aと、ポンプPとバラスト水処理部40まで延びてそれらを備えた中間管路部12と、バラスト水処理部40からバラストタンク2まで延びて下流側の供給弁V1Dを備えた吐出管路部13とから構成された供給管路11において、バラストタンク2にバラスト水を供給する過程でポンプPを運転し、上記供給弁V1U、V1Dを開放すると共に排出弁V2U、V2Dを閉鎖してバラスト水の処理運転を行う。この処理運転は、航海が短い場合に実施され、航海が長い場合は省くこともできる。
バラスト水排出過程での処理運転:
バラストタンク2から延びていて上流側排出弁V2Uを備えて吸入管路部11Aに上流側供給弁V1UとポンプPとの間で接続された排出上流側管路部22と、共有の中間管路部12と、吐出管路部13から船外まで延びた排出下流側管路部23とから構成された排出管路21において、バラストタンク2から船舶外にバラスト水を排出する過程でポンプPを運転し、上記排出弁V2U、V2Dを開放すると共に供給弁V1U、V1Dを閉鎖してバラスト水の処理運転を行う。比較的短い航海で、荷積み港のバラスト水の規制が厳しい場合に効果を発揮する。
航海中でのバラスト水循環過程での処理運転:
上記排出上流側管路部22と上記中間管路部12と上記吐出管路部13とから構成された循環管路31において、バラストタンク2の底部から引き出して上部へ戻す循環過程でポンプPを運転し、上流側の排出弁V2Uと下流側の供給弁V1Dを開放すると共に上流側の供給弁V1Uと下流側の排出弁V2Dを閉鎖してバラスト水の処理運転を行う。この処理運転は、比較的長い航海中において適宜顕微鏡等でバラスト水中の生息微生物や細菌をチェックして効果的に行われる。
バラスト水処理部40の第一構成41では、図2に概略示すように、その高速水流発生用の高圧ポンプP1をバラスト水供給用のポンプPと並列に設け、バラスト水処理部41において供給用ポンプPから供給されるバラスト水を処理後に下流側の吐出管路部13に吐出するようにしている。第一構成のバラスト水処理部41は、図5(A)(B)に示すように、中空円筒容器42を天板42aと底板42bと外円筒壁42cとから形成し、内部に円筒壁43cを同心状に設けて外側の環状流路43と内腔室44とを形成している。外円筒壁42cの底板42bの近くに噴出管41aの吐出口部41bを接線方向から内部に向けて取り付け、高圧ポンプP1から供給される流れによって環状流路43内で循環する、例えば約8m/秒以上の高速流H1を発生させる。供給用ポンプPからバラスト水を高速流H1に略直角に衝突させるために、内円筒壁43cに縦長のスロット43dを複数形成すると共にバラスト水の給管を内腔室44に開口するように天板42aに取り付けて、バラスト水を内腔室44を経て縦長のスロット43dから環状流路43へ供給するようにしている。スロット43dから出た処の混合領域Mでバラスト水を衝撃による圧縮と、高速水流H1による剪断とキャビテーションとによって、また高速水流H1と円筒内壁43cの外面や周囲壁42cの内面に沿った付着水との大きな速度差による剪断とによってバラスト水中の微生物や細菌などをミクロンレベルまで微粉砕する。水噴出管41aからの水流に気泡を混入する気泡発生器を水噴出管41aに付設してもよい。クラスタが微細化されたバラスト水や微粉砕された微生物や細菌などは下流側の吐出管路部13へと排出される。
バラスト水処理部40の第二構成45では、図3に概略示すように、その高速水流発生ポンプをバラスト水供給用のポンプPで構成しており、第二構成のバラスト水処理部45において天板45aと底板45bとによって上下が塞がれた三層の円筒壁46a、46b、46c(第三円筒壁46cのみ天板45aに対して隙間を取っている)によって三つに区画された環状流路の内の中間の第二環状流路47bにバラスト水を上記ポンプPによって高速流H1で供給し、第三円筒内壁46cの上端からの溢流で強烈に落下して流入する(流れ方向変更部を構成)内側中央の第三環状流路47cの底から別のポンプP2によって中間処理バラスト水を吸入して吐出口部のある外側の第一環状流路47aに高速流H1’で供給するようにしており、衝撃作用と剪断作用とが繰り返し加えられる。第二と第三の円筒壁46b、46cに第一構成41のスロット43dやスリットを形成することもできる。
バラストタンク2では、上記バラスト水処理部40によって処理されたバラスト水に対して発酵菌が添加される設備が設けられる。発酵菌を添加する設備として、ラクトバチルス菌などの発酵菌種を収容した種菌槽と、糖蜜を含む栄養物を収容した糖蜜栄養槽と、水槽から水が供給されると共に種菌槽から発酵菌種を、糖蜜栄養槽から糖蜜栄養分をそれぞれ供給されて発酵菌を大量に培養する培養槽と、水槽に隣接されて水の供給を受けると共に培養槽から培養された発酵菌の供給を受けて水増した発酵菌を一時保管しておき、水中ポンプによってバラストタンク2に送り出す発酵菌供給槽とを備えた発酵菌培養部が用意される。水としては上記バラスト水処理部40と同じ原理で水のクラスタを微粉砕した処理水を利用できる。
発酵菌としては、ラクトバチルス菌の他に乳酸菌や酵母菌や酪酸菌や納豆菌が一般的に知られているが、国によって、また港によって規制に抵触しないことを確認後に採用されることは言うまでもない。また培養槽と発酵菌供給槽とには、共生関係を取る光合成菌が添加されると、互いに必要とする物質を供給しあって培養を早めてくれるほか、光合成菌は腐敗菌が発生させる悪臭物質を栄養源として摂取してくれ、次に説明するように発酵菌が増殖力を高める。即ち、光合成菌は、アミノ酸やミネラルやビタミン等の優れた栄養分に富んでいて菌体自身が有機肥料としても有用であるが、腐敗汚泥に会うと硫酸還元菌が発生させる硫化水素を栄養源として積極的に摂取するばかりでなく、有毒アミンであるプトレシンやカタベリン、また発癌催奇性のジメチルニトロサミンも好んで基質として摂取して分解除去する。微粉砕された微生物などの有機物の場合は、例えば半径が1mmの球状有機物の比表面積が0.00120m2 /gにすぎなかったものが、半径が0.0001mmの球状に微細化されると、比表面積は12.0m2 /gと1万倍にも成り、従って1万倍の数の発酵菌が表面に付着することができて、発酵槽や発酵促進槽において発酵菌を効率的に大量に培養することができる。
類似テスト:試料液体中の原生動物に対するバラスト水処理部と発酵菌の効果を観察した。
バラスト水とは異なるが、富山食肉センターの汚泥槽から採取した微生物や細菌などが生息した試料液体に対して処理部40と発酵菌の効果を確認した(2004年2月9日)。汚泥槽から採取した1m3 の汚泥を水に解き、処理部45によって7時間に渡って微粉砕してから濃度20%の発酵菌液をいれて撹拌して15℃で昼夜発酵させた。
Figure 2005271648
テスト結果:試料液体中の原生動物に対するバラスト水処理部と発酵菌の殺傷効果が確
かめられた。
本発明の代表的な実施形態の船舶のバラスト水の処理装置の説明図。 同装置のポンプとバラスト水処理部の別の構成を示す部分説明図。 同装置のポンプとバラスト水処理部の更に別の構成を示す部分説明図。 同装置のバラスト水処理部のバイパス構成を示す部分説明図。 同装置のバラスト水処理部の更に別の構成を示しており、(A)は一部切り欠き平面図、(B)は一部切り欠き立面図。 同装置のバラスト水処理部の別の構成を示す一部切り欠き立面図。
符号の説明
1 :船舶
2 :バラストタンク
10:船舶のバラスト水の処理装置
11:供給管路
11A:上流側供給管路部
12:部分管路
19:バイパス管路
21:排出管路
22:上流側排出管路部
31:循環管路
40:バラスト水処理部
41:第一構成のバラスト水処理部
42:竪形の円筒状容器
42c:円筒壁
43c:円筒壁
43d:スロット
45:第二構成のバラスト水処理部
46a、b、c:円筒壁
47a:第一環状流路
47b:第二環状流路
47c:第三環状流路
H1:高速流れ
P:ポンプ(供給用ポンプ、排出用ポンプ、循環用ポンプ、バラスト水処理部用ポンプ)
P1:高圧度ポンプ
P2:別のポンプV1U:上流側供給弁
V1D:下流側供給弁
V2U:上流側排出弁
V2D:下流側排出弁
VB:開閉弁

Claims (10)

  1. 船舶のバラストタンクと、
    該バラストタンクへ船舶外の一方の水源からバラスト水を供給するポンプと該ポンプの上流側と下流側とに各々供給弁を備えた供給管路と、
    上記バラストタンクからバラスト水をポンプによって船舶外の他方の水源に排出するように該ポンプの上流側と下流側とに各々排出弁を備えた排出管路と、
    上記供給用ポンプの下流側の部分管路に該ポンプに隣接して配置されたバラスト水処理部と、を有しており、
    そこで、上記バラスト水処理部は、円筒壁で限定された環状流路内にポンプによってバラスト水を少なくとも8m/秒の高速度で環状流路に供給して、バラスト水に含まれている微生物や細菌を微粉砕して死滅させることを特徴とする船舶のバラスト水の処理装置。
  2. 船舶のバラスト水の処理装置は、更に上記バラストタンクから上記上流側排出弁を備えた部分排出管路を経てバラスト水を上記供給用ポンプによって吸引し、上記下流側供給弁を備えた部分供給管路を経てバラストタンクに戻すように循環管路を形成している請求項1記載の装置。
  3. 上記供給用ポンプと上記排出用ポンプと上記循環用ポンプとは、同一ポンプで構成されている請求項1記載の装置。
  4. 上記バラスト水処理部のポンプは、上記供給用ポンプと上記排出用ポンプと上記循環用ポンプを構成する同一ポンプで構成されている請求項1記載の装置。
  5. 上記バラスト水処理部は、その上記ポンプを上記供給用ポンプと並列に設けられた高圧ポンプから構成すると共に、上記供給用ポンプによって供給されるバラスト水を処理後に下流側に吐出するようにしている請求項1記載の装置。
  6. 上記バラスト水処理部は、そのポンプを成す上記供給用ポンプによって三層の円筒壁によって三つに区画された環状流路の内の第二環状流路にバラスト水を高速度で供給し、内円筒壁のスロットを経て又は内円筒壁の上端からの溢流で流入する内側の第三環状流路から別のポンプによって中間バラスト水を吸入して出口部のある外側の第一環状流路に高速度で供給するようにしている請求項1記載の装置。
  7. 上記バラスト水処理部は、略同心状に2層以上の円筒壁を有し、隣り合う円筒壁間に環状流路を設けた竪形の円筒状容器と、環状流路に接線方向に加圧流体を注入して円周方向の高速流れをつくって円筒壁近傍の流体に対して剪断作用を発生させる噴出部と、上記隣り合ういずれかの円筒壁に配置してバラスト水を上記高速流れ中に供給するスロットと、高速流れへのスロットでの衝撃作用や剪断作用で微生物や細菌などがミクロンレベルまで微粉砕された処理済みバラスト水の出口部とを有している請求項1記載の装置。
  8. 上記バラスト水処理部は、開閉弁を備えたバイパス管路によってバイパスされている請求項1記載の装置。
  9. 上記バラストタンクは、上記バラスト水処理部によって処理されたバラスト水に対して発酵菌が添加される請求項1記載の装置。
  10. 上記ポンプは、下流側にフィルター部を有している請求項1記載の装置。
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