JP2005269730A - 回転電機の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ステータの冷却効率を高くすることができる回転電機の製造方法を提供する。
【解決手段】樹脂成形時に、コイル202を巻回した複数の分割ステータコア201を樹脂成形型206によって固定し、隣り合う分割ステータコアの間に形成される空間であって各々のコイル巻回面202aがテーパー面となる空間と同じ形状を有するくさび状の水路パイプ204を可動式に保持した状態で、樹脂203を樹脂成形型に注入して成形することにより、くさび状の水路パイプの受圧面積の違いによって水路パイプを隣り合うコイル間の空間に滑り込ませ、水路パイプとコイルとを密着させる。
【選択図】図4
【解決手段】樹脂成形時に、コイル202を巻回した複数の分割ステータコア201を樹脂成形型206によって固定し、隣り合う分割ステータコアの間に形成される空間であって各々のコイル巻回面202aがテーパー面となる空間と同じ形状を有するくさび状の水路パイプ204を可動式に保持した状態で、樹脂203を樹脂成形型に注入して成形することにより、くさび状の水路パイプの受圧面積の違いによって水路パイプを隣り合うコイル間の空間に滑り込ませ、水路パイプとコイルとを密着させる。
【選択図】図4
Description
本発明は、円筒状のステータの内外に、それぞれ独立に制御可能なアウターロータおよびインナーロータを配置した複軸多層構造を有する回転電機であって、各々にコイルが集中巻きされ、円周状に配置された複数の分割ステータ分割ステータコアと、これら分割ステータ分割ステータコア間に配置された水路パイプから成り、分割ステータ分割ステータコアおよび水路パイプを樹脂でモールドして固定したステータ構造を有する回転電機の製造方法に関するものである。
従来、円筒状のステータを挟み、内外周にアウターロータ及びインナーロータが配置され、ステータに巻回された多相コイルに複合電流を流すことで、アウターロータとインナーロータを独立して回転制御可能な複軸多層構造を有する回転電機が知られている。この回転電機におけるステータの冷却構造の一例として、分割ステータコア間に配置された水路パイプによりステータを冷却する構造が知られている。
一方、複軸多層構造を有する回転電機ではないが、ステータとロータとからなる回転電機において、分割ステータコア間に設けた水路パイプを利用してステータを冷却する構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。この例では、分割ステータコアのティース間にステータ軸方向に水路パイプが設けられ、ステータ軸方向に延びた水路パイプが一方の端部にて連通路によって連結され、水路パイプの位置が決まる。その後、樹脂成形することにより、水路パイプとティースに巻回されたコイルとの間には樹脂が充填される。
また、同じく複軸多層構造を有する回転電機ではないが、ステータとロータとからなる回転電機において、水路パイプ以外の手段でステータを冷却する構造も知られている(例えば、特許文献2参照)。この例では、樹脂成形時の応力および熱のうちの少なくとも一方により変形する絶縁部材を介してコイルと分割ステータコアのティースとが密着しており、コイルの熱を分割ステータコアを通じてハウジングケースへと放熱する。
特開平10−327558号公報
特開2002−51491号公報
上述した特許文献1に記載の従来の冷却構造では、円周状に配置されたコイル間にステータ軸方向に延びた水路パイプが存在し、それらが一方の端部にて連通路によって連結され、水路パイプの位置が規制されているので、複数ある水路パイプをコイルに密着させることが難しかった。すなわち、水路パイプと着るとの間に、樹脂が充填される、または、空気層が生成される、という構成となっていたため、コイルから水路パイプまでの熱抵抗が増大し、冷却効率が悪化するという問題があった。また、上述した特許文献1に記載の従来の冷却構造では、コイルと分割ステータコアとの密着度を高め、コイルの熱を分割ステータコアを通じてハウジングケースへと放熱するという構成になっていたが、抜熱がケースからの放熱のみなので、高出力、高パワー密度のモータを冷却するには冷却能力が十分でないという問題があった。
さらに、複軸多層構造を有する回転電機において分割ステータコア間に配置された水路パイプによりステータを冷却する構造に、他の構造の回転電機の冷却構造(特許文献1、2に記載)を利用しようとしても、内外にロータが存在するため分割ステータコアを使用する必要があり、その結果、樹脂成形の際樹脂が分割ステータコアの外周側および内周側の両側から充填される複軸多層構造を有する回転電機では、それらの冷却方法をそのまま利用できない問題もあった。そのため、複軸多層構造を有する回転電機において、最適なステータ冷却構造の開発に対する要望が高くなってきた。
本発明の目的は上述した問題点を解消して、ステータの冷却効率を高くすることができる回転電機の製造方法を提供しようとするものである。
本発明の回転電機の製造方法は、円筒状のステータの内外に、それぞれ独立に制御可能なアウターロータおよびインナーロータを配置した複軸多層構造を有する回転電機であって、各々にコイルが集中巻きされ、円周状に配置された複数の分割ステータコアと、分割ステータコア間に配置された水路パイプから成り、分割ステータコアおよび水路パイプを樹脂でモールドして固定したステータ構造を有する回転電機の製造方法において、樹脂成形時に、コイルを巻回した複数の分割ステータコアを樹脂成形型によって固定し、隣り合う分割ステータコアの間に形成される空間であって各々のコイル巻回面がテーパー面となる空間と同じ形状を有するくさび状の水路パイプを可動式に保持した状態で、樹脂を樹脂成形型に注入して成形することにより、くさび状の水路パイプの受圧面積の違いによって水路パイプを隣り合うコイル間の空間に滑り込ませ、水路パイプとコイルとを密着させることを特徴とするものである。
本発明の回転電機の製造方法では、分割ステータコアは樹脂成形型によって固定されたまま、樹脂成形時の圧力と水路パイプ内外周の受圧面積の違いによって、水路パイプがステータ内側へと移動し、コイルと水路パイプとが密着することにより、熱抵抗を減らして冷却効率を上げることができる。また、ステータ内側に向かってコイル間の隙間が狭くなるようなコイル巻回面がテーパー面となる構造となっているので、水路パイプが樹脂成形時の圧力によってコイル間に入り込むことにより、くさび効果が発生しステータ周方向の応力によってステータ真円度を保ち、モータの電磁気的性能を向上させることができる。
なお、本発明の回転電機の製造方法の好適例では、水路パイプとコイルとの間に絶縁部材を設け、樹脂成形時に、水路パイプとコイルとを絶縁部材を介して密着させるよう構成することができる。このように構成すれば、上述した効果に加えて、絶縁部材が水路パイプとコイルとの間に介在しているので、水路パイプが移動する際にコイル表面を滑っても、コイルを傷付けることを防止できる。
また、本発明の回転電機の製造方法の好適例では、絶縁部材として、樹脂成形時の圧力および熱のうちの少なくとも一方により変形する絶縁部材を使用するよう構成することができる。このように構成すれば、上述した効果に加えて、水路パイプとコイル間に配置された絶縁部材が樹脂成形時の応力および熱の少なくとも一方で変形し、水路パイプとコイルとの間の隙間を埋め空気層の形成を抑えることができるので、モータの冷却効率を向上させることができる。
さらに、本発明の回転電機の製造方法の好適例では、水路パイプの内周側の端部に、コイル間の隙間より幅が広く、且つ、水路パイプ外周の幅よりも狭いリブを設け、コイル間の空間に水路パイプが位置するよう配置するとともに、分割ステータコアの内周側にリブが位置するよう配置するよう構成することができる。このように構成すれば、上述した効果に加えて、万が一樹脂成形時にステータ内周側から樹脂が充填されたとしても、水路パイプがステータ外周側へと押し出されることを防ぐことができる。
以下に、この発明の実施の形態を、図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の対象となる回転電機の一例としての複軸多層モータが適用されたハイブリッド駆動ユニットの全体図である。なお、以下に説明する複軸多層モータはその基本的な構成を説明するためのものであり、本発明の特徴部分については、後に詳細に説明する。図1において、Eはエンジン、Mは複軸多層モータ、Gはラビニョウ型複合遊星歯車列、Dは駆動出力機構、1はモータカバー、2はモータケース、3はギヤハウジング、4はフロントカバーである。
図1は本発明の対象となる回転電機の一例としての複軸多層モータが適用されたハイブリッド駆動ユニットの全体図である。なお、以下に説明する複軸多層モータはその基本的な構成を説明するためのものであり、本発明の特徴部分については、後に詳細に説明する。図1において、Eはエンジン、Mは複軸多層モータ、Gはラビニョウ型複合遊星歯車列、Dは駆動出力機構、1はモータカバー、2はモータケース、3はギヤハウジング、4はフロントカバーである。
前記エンジンEは、ハイブリッド駆動ユニットの主動力源であり、エンジン出力軸5とラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第2リングギヤR2とは、回転変動吸収ダンパー6及び多板クラッチ7を介して連結されている。
前記複軸多層モータMは、外観的には1つのモータであるが2つのモータジェネレータ機能を有する副動力源である。この複軸多層モータMは、前記モータケース2に固定され、コイルを巻いた固定電機子としてのステータSと、前記ステータSの内側に配置し、永久磁石を埋設したインナーロータIRと、前記ステータSの外側に配置し、永久磁石を埋設したアウターロータORと、を同軸上に三層配置することで構成されている。前記インナーロータIRに固定の第1モータ中空軸8は、ラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第1サンギヤS1に連結され、前記アウターロータORに固定の第2モータ軸9は、ラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第2サンギヤS2に連結されている。
前記ラビニョウ型複合遊星歯車列Gは、二つのモータ回転数を制御することにより無段階に変速比を変える無段変速機能を有する遊星歯車機構である。このラビニョウ型複合遊星歯車列Gは、互いに噛み合う第1ピニオンP1と第2ピニオンP2を支持する共通キャリヤCと、第1ピニオンP1に噛み合う第1サンギヤS1と、第2ピニオンP2に噛み合う第2サンギヤS2と、第1ピニオンP1に噛み合う第1リングギヤR1と、第2ピニオンP2に噛み合う第2リングギヤR2との5つの回転要素を有して構成されている。前記第1リングギヤR1とギヤハウジング3との間には多板ブレーキ10が介装されている。前記共通キャリヤCには、出力ギヤ11が連結されている。
前記駆動出力機構Dは、出力ギヤ11と、第1カウンターギヤ12と、第2カウンターギヤ13と、ドライブギヤ14と、ディファレンシャル15と、ドライブシャフト16,16により構成されている。そして、出力ギヤ11からの出力回転及び出力トルクは、第1カウンターギヤ12→第2カウンターギヤ13→ドライブギヤ14→ディファレンシャル15を経過し、ドライブシャフト16,16から図外の駆動輪へ伝達される。
すなわち、ハイブリッド駆動ユニットは、前記第2リングギヤR2とエンジン出力軸5を連結し、前記第1サンギヤS1と第1モータ中空軸8とを連結し、前記第2サンギヤS2と第2モータ軸9とを連結し、前記共通キャリヤCに出力ギヤ11を連結することにより構成されている。
図2は、ラビニョオ型遊星歯車列と組み合わされて車両用ハイブリッド変速機を構成する、この発明の対象となる複軸多層モータの一例をより詳細に示す図である。この複軸多層モータに、この発明の回転電機の構造を適用することができる。図2に示す構成の複軸多層モータは、一個の円環状のステータ101と、その半径方向内方および外方にそれぞれ互いに同軸の所定回転軸線O上にて回転自在に配置したインナーロータ102およびアウターロータ103とよりなる三重構造とし、これらをハウジング104内に収納して構成する。
ここにおけるインナーロータ102およびアウターロータ103はそれぞれ、電磁鋼板などをプレス成形して造った板材のロータ軸線方向への積層になる積層コア124,125を具え、これら積層コア124,125に、ロータ軸線方向に貫通する永久磁石を円周方向等間隔に配置して設けた構成となす。インナーロータ102とアウターロータ103とでは、配置する磁極数を変えることで、両者の極対数を異ならせている。一例を示すと、磁石の個数自体はインナーロータ102とアウターロータ103で同一であり、12個ずつであるが、インナーロータ102は2個の磁石で1極を成しているため、極対数としては3極対となり、アウターロータ103は1個の磁石で1極を成しているため、極対数としては6極対となる。
そしてハウジング104内へのインナーロータ102およびアウターロータ103の収納に当たっては、アウターロータ103は、積層コア125の外周にトルク伝達シェル105を駆動結合して具え、該トルク伝達シェル105の両端をそれぞれベアリング107,108によりハウジング104に回転自在に支持し、トルク伝達シェル105をベアリング107の側でアウターロータシャフト109に結合する。
インナーロータ102は積層コア124の中心に、内部に上記アウターロータシャフト109を回転自在に貫通した中空のインナーロータシャフト110を貫通して具え、これらインナーロータ102の積層コア124およびインナーロータシャフト110間を駆動結合する。そしてインナーロータシャフト110の中間部をベアリング112により、固定のステータブラケット113内に回転自在に支持し、一端部(図1では左端部)をベアリング114によりトルク伝達シェル105の対応端壁に回転自在に支持する。
ステータ101は、電磁鋼板をプレス成形して造ったI字状のステータ鋼板をステータ軸線方向に積層してなる多数のステータティースを具える。個々のステータティースには、アウターロータ側ヨークおよびインナーロータ側ヨーク間におけるティースの箇所において図2に示す如く電磁コイル117を巻線し、これらコイル巻線済のステータティースを同一円周方向等間隔に、つまり円形に配列してステータコアとなし、このステータコアをステータ軸線方向両側のブラケット113,118間に何らかの手段で挟持すると共に全体的に樹脂120でモールドすることにより一体化してステータ101を構成する。
なお、このモータの駆動に当たっては、回転センサ148および回転センサ147が検出するインナーロータ102およびアウターロータ103の回転位置、つまりこれらに上記のごとく設けられる永久磁石の位置に応じた両ロータ102,103用の位相の異なる駆動電流を複合して得られる複合電流をステータ101の電磁コイル117に供給し、これにより両ロータ102,103用の回転磁界をステータに個別に発生させることで、回転磁界に同期してロータ102,103を個別に回転駆動させることができる。
次に、上述した構成の複軸多層構造の回転電機において、ステータ101の冷却構造として好適に利用できる本発明の回転電機の製造方法について説明する。
図3は本発明の回転電機の製造方法を説明するための図である。図3に示す例では、図2に示す例におけるステータ101の横断面の一部を示している。なお、以下の説明においては、説明を簡単にするために、同じ部材であっても図2に示した符号とは異なる符号を付している。図3に示す例において、通常電磁鋼板をステータ軸線方向に積層してなる複数の分割ステータコア201を、同一円周方向で等間隔に配列して構成されている。各分割ステータコア201には、アウターロータ側ヨークおよびインナーロータ側ヨーク間において電磁コイル202が巻回されている。そして、これら電磁コイル202を巻回した分割ステータコア201をステータ軸線方向両側のブラケット(ここでは図示せず)間に何らかの手段で挟持するとともに、全体的に樹脂203でモールドすることにより一体化して、ステータ101を構成している。
図4(a)、(b)は本発明の回転電機の製造方法の一例を説明するために水路周辺を拡大して示す図である。図4(a)、(b)に示す例において、ステータ101は、コイル202が集中巻きされ円周状に配置された分割ステータコア201と、隣り合う分割ステータコア201の間に配置された、独立した水路パイプ204とから成っている。水路パイプ204の形状は、隣り合う分割ステータコア201の間に形成される空間であって各々のコイル202の巻回面202aがテーパー面となる空間と同じ形状を有するくさび状の形状となっている。水路パイプ204には水を通すための水路205が設けてある。
図4(a)に示すように、樹脂成形時には、分割ステータコア201を樹脂成形型206に固定するとともに、水路パイプ204を隣り合う分割ステータコア201の間の空間に可動式に保持する。この状態で、分割ステータコア201の内側と外側から均等に樹脂203を流し込む。この時、水路パイプ204の横断面はくさび状となっているため、水路パイプ204の外周側と内周側とでは樹脂203の受圧面積が異なる。この受圧面積の違いによって、樹脂203の充填に伴い、水路パイプ204がステータ101の内側へと移動し、コイル202と密着する。この時、水路パイプ204がコイル202の表面となる巻回面202aを滑るように移動するが、水路パイプ204とコイル202との間に、好ましい例として絶縁部材としての絶縁紙207を設けているため、コイル202の巻回面202aの絶縁被膜を傷付けることを防止することができる。
以上のようにして、本発明の回転電機の製造方法に従ってステータ101を製造することで、コイル202と水路パイプ204とをより密着させることが可能となるため、熱抵抗を減らし冷却効率を向上させることができる。また、ステータ101の内側に向かってコイル202間の隙間が狭くなるような構造になっているので、水路パイプ204が樹脂成形時の圧力によってコイル202間に入り込む。そのため、くさび効果が発生し、ステータ101の周方向の応力によってステータ101の真円度を保つことができ、モータの電磁気的性能を向上させることができる。
図5は本発明の回転電機の製造方法の他の例を説明するための図である。図5に示す例では、コイル202と水路パイプ204との間に、絶縁紙207の代わりに、樹脂成形時の応力および熱の少なくとも一方で変形する良熱伝導性絶縁部材208を介在させている。そうすることにより、水路パイプ204がコイル202の巻回面202aを滑る際に、コイル202の被膜の傷付けを防止するとの機能を失うこと無く、コイル202や水路パイプ204の巻回面202aの凹凸により形成される空気層を良熱伝導性絶縁部材208によって埋めることができ、冷却効率をさらに向上させることができる。
ここで、両熱伝導性絶縁部材208としては、シリコーンを母材としたゴムやエラストマーを使用することができる。また、好ましくは熱伝導性向上のため、絶縁性能を損なわない程度に金属フィラーを添加することもできる。
図6は本発明の回転電機の製造方法のさらに他の例を説明するための図である。図6に示す例では、水路パイプ204の内周側に、コイル202の最内周部の隙間202iよりも幅の広い、且つ、水路パイプ204の外周側の幅204oよりも幅の狭いリブ209を設け、水路パイプ204のステータ101の外周側への移動を規制している。こうすることにより、万が一樹脂の充填が不均一だった場合にも、水路パイプ204がステータ101の外周側へと移動することを防止することができる。その後、樹脂が満たされれば受圧面積の違いにより水路パイプ204はステータ101の内周側へと移動し、コイル202に密着する。なお、リブ209の存在にあわせて、ステータ101の内周側のコイル202の側面にも絶縁紙207または良熱伝導性絶縁部材208を設け、この部分でのコイル202の絶縁被膜保護を行うことが好ましい。
上述した例では、樹脂成形型206へ分割ステータコア201の内側と外側から均等に樹脂203を流し込む例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、樹脂成形側206へ1箇所から樹脂203を流し込む場合でも、樹脂203は分割ステータコア201の内側と外側に回り込むため、水路パイプ204の受圧面積の相違を利用する本発明の回転電機の製造方法を好適に適用することができる。
本発明の回転電機の製造方法は、内外にロータを有し、ロータ間にステータを有する3層構造の回転電機において、ステータの冷却効率を高くする用途に好適に使用することができる。
101 ステータ
102 インナーロータ
103 アウターロータ
201 分割ステータコア
202 電磁コイル
202a 巻回面
202i 内周側の隙間
203 樹脂
204 水路パイプ
204o 外周側の幅
205 水路
206 樹脂成形型
207 絶縁紙
208 良熱伝導性絶縁部材
209 リブ
102 インナーロータ
103 アウターロータ
201 分割ステータコア
202 電磁コイル
202a 巻回面
202i 内周側の隙間
203 樹脂
204 水路パイプ
204o 外周側の幅
205 水路
206 樹脂成形型
207 絶縁紙
208 良熱伝導性絶縁部材
209 リブ
Claims (4)
- 円筒状のステータの内外に、それぞれ独立に制御可能なアウターロータおよびインナーロータを配置した複軸多層構造を有する回転電機であって、各々にコイルが集中巻きされ、円周状に配置された複数の分割ステータコアと、分割ステータコア間に配置された水路パイプから成り、分割ステータコアおよび水路パイプを樹脂でモールドして固定したステータ構造を有する回転電機の製造方法において、
樹脂成形時に、コイルを巻回した複数の分割ステータコアを樹脂成形型によって固定し、隣り合う分割ステータコアの間に形成される空間であって各々のコイル巻回面がテーパー面となる空間と同じ形状を有するくさび状の水路パイプを可動式に保持した状態で、樹脂を樹脂成形型に注入して成形することにより、くさび状の水路パイプの受圧面積の違いによって水路パイプを隣り合うコイル間の空間に滑り込ませ、水路パイプとコイルとを密着させることを特徴とする回転電機の製造方法。 - 前記水路パイプとコイルとの間に絶縁部材を設け、樹脂成形時に、水路パイプとコイルとを絶縁部材を介して密着させることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の製造方法。
- 前記絶縁部材として、樹脂成形時の圧力および熱のうちの少なくとも一方により変形する絶縁部材を使用することを特徴とする請求項2に記載の回転電機の製造方法。
- 前記水路パイプの内周側の端部に、コイル間の隙間より幅が広く、且つ、水路パイプ外周の幅よりも狭いリブを設け、コイル間の空間に水路パイプが位置するよう配置するとともに、分割ステータコアの内周側にリブが位置するよう配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機の製造方法。
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-
2004
- 2004-03-17 JP JP2004076300A patent/JP2005269730A/ja active Pending
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