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JP2005268662A - 3次元デバイスの製造方法 - Google Patents

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寛明 次六
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Abstract

【課題】製造工程が少なく、薄膜半導体装置を複雑に配置することができる3次元デバイスの製造方法を提供する。
【解決手段】基板101上に分離層102を形成し、中間層103を形成し、基板全面において同一導電型の薄膜半導体装置を形成する。次に基板201上に中間層202を形成し、基板全面において同一導電型の薄膜半導体装置を形成する。これら二つのデバイス層を張り合わせ、基板101側からXeClエキシマレーザー光を照射して基板101を剥離する。
【選択図】図8

Description

本発明は、3次元デバイスの製造方法に関するものである。
近年、半導体デバイスの高集積化・高密度化の実現や、信号遅延等の配線に関わる問題や消費電力増大といった問題を解決することを目的として、複数のデバイスを3次元的に集積した3次元デバイスの開発が進められている。
従来、3次元IC等の3次元デバイスを製造する場合には、まず、Si基板上に、電界効果トランジスタ(FET)等を含む第1層を多数工程を経て形成する。次いで、この第1層上に、同様の第2層を形成する。以下、同様にして、第3層以降を形成する。
しかしながら、従来の3次元デバイスの製造方法では、同一基板上に各層を順次重ねていくようにして形成するので、上層の形成は下層に悪影響を与えないようにしなければならず、種々の制約(例えば、下層が変質しないような温度の上限等)を受ける。
また、異なる層を積層する場合、各層を適したデバイスパラメータ(例えば、ゲート線幅、ゲート絶縁膜厚、デザインルール、温度等の製造条件)で形成するのは非常に難しい。
また、従来の3次元デバイスの製造方法では、デバイスを構成する基板上に各層を形成するので、用いる基板はデバイスの基板としての適合性と各層を形成するときの基板としての適合性とを兼ね備えていなければならず、特定の基板しか使用することができなかった。
更には、デバイスを構成する基板上に各層を順に形成していくので、製造時間が非常に長くなるという問題があった。
上記のような問題を解決する為に、特開平5−41478や特開2001−250913に示されているような薄膜デバイス層を張り合わせる技術が検討されている。これらの技術は単結晶シリコン基板上に半導体素子を形成し、基板裏面を研磨して基板を薄膜化して、その薄膜デバイスを3次元的に積層するという技術である。
しかし、特開平5−41478や特開2001−250913にも課題がある。これらの技術では、基板を薄膜化する為に基板裏面を研磨する。単結晶シリコン基板は、製造に莫大なエネルギーを要し、その価格も高価である。よって、上記の基板裏面研磨工程は、エネルギー的にもコスト的にも非常に大きな無駄を生んでいるのである。
上記の課題は特開平11−251517に示されている製造方法によって解決されている。この技術は、基板上に分離層を介して薄膜デバイス層を形成し、前記分離層に光を照射して分離層を剥離し、薄膜デバイス層を他の基板に転写するという技術である。安価なガラス基板を用いることができるため、エネルギー的にもコスト的にも有利である。また、基板研磨工程も不要である。
特開平5−41478号公報 特開2001−250913号公報 特開平11−251517号公報
こうした従来の製造方法で製造された3次元デバイスにおいては、製造工程が多いという課題があった。3次元デバイスの製造方法において、各薄膜デバイス層の製造方法は通常通りである。よって、薄膜デバイス層に薄膜半導体装置で構成されたCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)回路を含む場合、薄膜デバイス層には電子をキャリアとするN型の薄膜半導体装置と、正孔をキャリアとするP型の薄膜半導体装置を形成する必要がある。N型の薄膜半導体装置を形成する領域に不純物を注入する場合には、P型の薄膜半導体装置を形成する領域にはフォト・リソグラフィー法によってマスクを形成して不純物が注入されないようにする必要があり、逆にP型の薄膜半導体装置を形成する領域に不純物を注入する場合には、N型の薄膜半導体装置を形成する領域にはフォト・リソグラフィー法によってマスクを形成して不純物が注入されないようにする必要がある。このように、CMOS回路を2次元的に構成しようとすると、フォト・リソグラフィー工程が多くなり、製造コストの上昇や製造に要する時間が長くなるという問題があった。
また、従来の製造方法で製造された3次元デバイスにおいては、薄膜半導体装置の複雑な配置が困難であるという課題があった。N型とP型の薄膜半導体装置を2次元的に配置する場合、N型(P型)の薄膜半導体装置を形成する領域に注入すべき不純物がP型(N型)の薄膜半導体装置を形成する領域に注入されないように、N型とP型の薄膜半導体装置はある程度の距離をおいて形成する必要がある。このようにN型とP型の薄膜半導体装置をある程度の距離をおいて形成すると、N型とP型の薄膜半導体装置が互いに入り組んだような複雑な配置を実現することが困難になる。そのような配置を実現しようとすると、回路面積が非常に大きくなり、所望の領域に回路を構成できなくなってしまうという問題があった。
本明細書で開示する発明は、上記の問題を解決する手段を提供するものである。具体的には、製造工程が少なく、薄膜半導体装置を複雑に配置することができる3次元デバイスの製造方法を提供することをその目的とする。
上記課題を解決するために本発明の3次元デバイスの製造方法は、2次元方向の所定の領域内に配置される薄膜デバイス層がその厚さ方向に複数積層された3次元デバイスの製造方法において、前記各薄膜デバイス層のうちの少なくとも一つには薄膜半導体装置を複数含み、前記薄膜半導体装置の導電に寄与するキャリアは前記薄膜デバイス層内においては同一であり、前記各薄膜デバイス層のうちの少なくとも一つを他の基板から剥離及び転写することによって積層する転写工程を含むことを特徴とする。
上記の3次元デバイスの製造方法によれば、ある一つの薄膜デバイス層内における薄膜半導体装置の導電型は全て同一となる。すなわち異なる導電型の薄膜半導体装置が2次元的に隣り合うことは無い。よって、薄膜半導体装置の導電型に起因する隣り合う薄膜半導体装置の距離に関する制限が無くなるので、薄膜半導体装置を互いに近づけて配置することができる。また、ある一つの薄膜デバイス層内には単一の導電型を持つ薄膜半導体装置を形成すればよいので、製造工程を少なくすることができるという効果を有する。
また、本発明の3次元デバイスの製造方法は、薄膜デバイス層内に存在する薄膜半導体装置の製造方法において、薄膜半導体装置の半導体層には全面同一の不純物を注入することを特徴とする。
上記の3次元デバイスの製造方法によれば、製造工程を少なくすることができるという効果を有する。薄膜半導体装置を用いて何らかの回路を構成する時、CMOS回路が使われることが多い。CMOS回路を構成しようとすると、N型とP型の薄膜半導体装置を同一薄膜デバイス層内に2次元的に配置しなければならない。一方の導電型を有する薄膜半導体装置を形成する領域に不純物を注入する時には、もう一方の導電型を有する薄膜半導体装置を形成する領域にはフォト・リソグラフィー法によってマスクを形成して不純物が注入されないようにする必要がある。このように、CMOS回路を2次元的に構成しようとすると、フォト・リソグラフィー工程が多くなり、製造コストの上昇や製造に要する時間が長くなるという問題があった。しかし、本発明の製造方法では、CMOS回路を2次元的に構成することはせず、一つの薄膜デバイス層内に存在する薄膜半導体装置の半導体層には全面同一の不純物を注入するので、フォト・リソグラフィー工程が少なく、製造工程が少なくなるのである。
また、本発明の3次元デバイスの製造方法は、互いに隣り合う前記薄膜デバイス層に存在する薄膜半導体装置の導電に寄与するキャリアがそれぞれ異なることを特徴とする。また、本発明の3次元デバイスの製造方法は、互いに隣り合う薄膜デバイス層に存在する薄膜半導体装置がCMOS回路を形成することを特徴とする。
上記の3次元デバイスの製造方法によれば、互いに隣り合う薄膜デバイス層に存在する薄膜半導体装置によって、3次元的にCMOS回路を形成することができる。薄膜デバイス層内に2次元的にCMOS回路を形成する場合、N型領域とP型領域をある程度の距離をおいて形成しなければならないので、N型領域とP型領域が複雑に入り組んだような構成を実現するのは困難であった。また、不純物注入工程におけるフォト・リソグラフィー工程数が多いのも問題であった。本発明によれば、3次元的にCMOS回路を形成することができるので、N型領域とP型領域の2次元的な距離の制約は全く無く、複雑な構成のCMOS回路を形成することができるのである。また、2次元的には同一導電型の薄膜半導体装置を形成すれば良いので、不純物注入工程に伴うフォト・リソグラフィー工程が少なく、製造工程が少なくなるのである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明は、各薄膜デバイス層のうちの少なくとも一つを他の基板から剥離及び転写することによって積層する転写工程が含まれることを特徴としている。この転写工程は、特開平11−251517の〔発明の実施の形態〕の中の〔0032〕から〔0120〕に詳細に説明されている「薄膜構造の転写方法」を用いて行われる。以下、図1から図3に示す断面図を参照しながら転写工程を簡単に説明する。まず図1に示す様に基板1上に分離層2を形成する。基板1の具体例としては、石英基板やガラス基板が挙げられる。分離層2の具体例としては、非晶質珪素膜が挙げられる。分離層2の上にSiO2等の酸化珪素膜を用いて中間層3を形成する。中間層3の上にデバイス層等の被転写層4を形成する。図2に示す様に接着層5を介して被転写層4を別基板等の転写体6に接合する。基板1の裏面側からエキシマレーザー光等の光7を照射すると、分離層2に層内剥離及び/または界面剥離が生じ、結合力が減少または消滅するので、基板1と転写体6とを離間させると、被転写層4が基板1から離脱して、図3に示す様に転写体6へ転写される。
図4から図10は、本発明の第1の実施例による3次元デバイスの製造方法を示す断面工程図である。以下、この図を参照しつつ本発明の第1の実施例による3次元デバイスの製造方法を説明する。
図4に示す様に、基板101上に分離層102を形成し、分離層102の上にSiO2等の酸化珪素膜を用いて中間層103を形成する。中間層103の上に、薄膜半導体装置を形成する。まず、中間層103上に半導体膜としての多結晶珪素膜104を形成する。多結晶珪素膜104の形成方法は、化学気相堆積(CVD)法等によって直接形成しても良いが、CVD法によって非晶質珪素膜を形成した後に非晶質珪素膜を結晶化して形成する方が珪素膜の結晶性が優れるので好ましい。結晶化の方法は500℃から700℃程度の不活性雰囲気内で数時間の熱処理を行う固相成長法や、エキシマレーザー等の強光を照射して非晶質珪素膜を溶融・固化させるレーザーアニール法等が挙げられる。固相成長法は結晶粒径のばらつきが少なく、非晶質珪素膜の形成条件によっては大きい結晶粒が得られることがあるが、結晶粒内には多くの欠陥が存在する。一方、レーザーアニール法は珪素膜を一度溶融させるので、結晶粒内の欠陥は非常に少なく、高品質な多結晶珪素膜が得られる。多結晶珪素膜104を形成した後、フォト・リソグラフィー法を用いて多結晶珪素膜104を所望の形状に加工する。その後、ゲート絶縁膜としてSiO2等の酸化珪素膜105を形成し、ゲート絶縁膜105上に金属を形成または不純物が注入された多結晶珪素膜を形成し、フォト・リソグラフィー法によって所望の形状に加工してゲート電極106を形成する。その後、不純物107を多結晶珪素膜104に注入し、薄膜半導体装置のソース・ドレイン領域104aを形成する。注入する不純物の例としては、N型薄膜半導体装置を形成する場合にはリン(P)、P型薄膜半導体装置を形成する場合にはボロン(B)等が挙げられるが、各導電型が形成される不純物であれば何でも良い。従来は2次元的にCMOS回路を形成する為に、同一デバイス層にN型とP型の薄膜半導体装置を形成する必要があったので、N型とP型の不純物を打ち分ける為のマスクが必要であったが、本発明においては、デバイス層内全面に同一導電型の薄膜半導体装置を形成するので、N型とP型の不純物を打ち分ける為のマスクは不要となり、工程を簡略化することができる。
図5に示す様に、層間絶縁膜としての酸化珪素膜108を形成する。その後、必要に応じて表面の平坦化を行っても良い。平坦化の方法としては、機械的研磨や液体材料の回転塗布等が挙げられる。層間絶縁膜108にコンタクトホールを開口し、薄膜半導体装置のソース・ドレイン領域に繋がる接続電極109を形成する。接続電極は金属や不純物が注入された多結晶珪素膜等の導電性物質で形成される。単一の物質で形成しても良いし、複数の物質で形成しても良い。単一の物質で形成すれば、工程が少なくて済む。また、複数の物質で形成すれば、必要に応じた接続電極が形成できる。例えば、コンタクトホールを埋める物質と層間絶縁膜上の物質を変え、層間絶縁膜上には低融点金属を用いれば、接続電極間の接合が容易になる。ここで、接続電極109は薄膜半導体装置のソース・ドレイン領域に電気的に繋がっている。
次に、図4、図5と同様にして、別の基板に薄膜半導体装置を形成する。図6に示す様に、基板201上にSiO2等の酸化珪素膜を用いて中間層202を形成する。中間層202の上に、薄膜半導体装置を形成する。中間層202上に半導体膜としての多結晶珪素膜203を形成する。多結晶珪素膜203を形成した後、フォト・リソグラフィー法を用いて多結晶珪素膜203を所望の形状に加工する。その後、ゲート絶縁膜としてSiO2等の酸化珪素膜204を形成し、ゲート絶縁膜204上に金属を形成または不純物が注入された多結晶珪素膜を形成し、フォト・リソグラフィー法によって所望の形状に加工してゲート電極205を形成する。その後、不純物206を多結晶珪素膜203に注入し、薄膜半導体装置のソース・ドレイン領域203aを形成する。不純物206は図4に示す不純物107とは異なるものとし、ソース・ドレイン領域203aの導電型は図4に示すソース・ドレイン領域104aの導電型とは異なるものとする。すなわち、不純物107がリンの場合には不純物206はボロン、不純物107がボロンの場合には不純物206はリンとなる。
図7に示す様に、層間絶縁膜としての酸化珪素膜207を形成する。その後、必要に応じて表面の平坦化を行っても良い。層間絶縁膜207にコンタクトホールを開口し、薄膜半導体装置のソース・ドレイン領域に繋がる接続電極208を形成する。ここで、接続電極208は薄膜半導体装置のソース・ドレイン領域に電気的に繋がっている。
図8に示す様に、接続電極109と接続電極208を接合して薄膜半導体装置同士を電気的に接続し、接着剤11によってデバイス層同士を機械的に接合する。この接合工程はデバイス層同士を電気的及び機械的に接合できればどんな方法でも良い。例えば、電気的接続には、接続電極同士を固相接合したり、はんだ等の低融点金属を介して接続電極同士を接合したりする方法がある。また、異方性導電膜を介して電気的及び機械的な接合を行う方法もある。接合方法はどんな方法でも良いので、接着剤11は必ずしも必要ではない。
薄膜構造の転写方法を用いて、基板101を剥離する。具体的には、図8において、基板101側から例えばXeClエキシマレーザー光(波長308nm)を照射する。すると、光は分離層102に吸収され、分離層102に層内剥離及び/または界面剥離が生じ、結合力が減少または消滅するので、基板101を中間層103以降の薄膜半導体装置から剥離することができる。中間層103の表面に分離層102の一部が残留している場合は、エッチング法等によって分離層102の残留物を除去する。こうして図9に示す様に、基板101に形成した薄膜半導体装置が基板201に転写される。図9は薄膜半導体装置が3次元的に積層された3次元デバイスである。この3次元デバイスは、同一層内に存在する薄膜半導体装置の導電に寄与するキャリアは同じで、同一の導電型を示す。よって、薄膜半導体装置の導電型に起因する薄膜半導体装置間距離の制約が無くなり、複雑な回路構成が実現できる。また、この3次元デバイスは、隣り合うデバイス層では導電に寄与するキャリアは異なる。よって、CMOS回路を3次元的に構成することができる。
デバイス層を3層以上積層する為には、これまでの工程を繰り返すことになる。具体的には、図10に示す様に、中間層103にコンタクトホールを開口し、接続電極110を形成する。そして、接続電極110に図8の工程と同様にしてデバイス層を積層すれば良い。
このようにして、デバイス層を所望の層数だけ積層し、3次元デバイスを作成することができる。
以上説明したように、本第1の実施例によれば、製造工程が少なく、薄膜半導体装置を複雑に配置することができる3次元デバイスを製造することができる。
図11から図13は、本発明の第2の実施例による3次元デバイスの製造方法を示す断面工程図である。以下、この図を参照しつつ本発明の第2の実施例による3次元デバイスの製造方法を説明する。
本発明の第2の実施例は、接続電極が異なること以外は第1の実施例と同様である。
図4、図5と同様にして、基板に薄膜半導体装置を形成する。図11に示す様に、基板301上に分離層302を形成し、分離層302の上にSiO2等の酸化珪素膜を用いて中間層303を形成する。中間層303の上に、薄膜半導体装置を形成する。まず、中間層303上に半導体膜としての多結晶珪素膜304を形成し、フォト・リソグラフィー法を用いて多結晶珪素膜304を所望の形状に加工する。その後、ゲート絶縁膜としてSiO2等の酸化珪素膜305を形成し、ゲート絶縁膜305上に金属を形成または不純物が注入された多結晶珪素膜を形成し、フォト・リソグラフィー法によって所望の形状に加工してゲート電極306を形成する。その後、不純物を多結晶珪素膜304に注入し、薄膜半導体装置のソース・ドレイン領域304aを形成する。次に層間絶縁膜としての酸化珪素膜308を形成する。その後、必要に応じて表面の平坦化を行っても良い。層間絶縁膜308にコンタクトホールを開口し、薄膜半導体装置のソース・ドレイン領域に繋がる接続電極309を形成する。実施例1では接続電極は薄膜半導体装置のソース・ドレイン領域に電気的に繋がっていたが、ここでは接続電極309は薄膜半導体装置のゲート電極及びソース・ドレイン領域に電気的に繋がっている。
次に、図4、図5と同様にして、別の基板に薄膜半導体装置を形成する。図12に示す様に、基板401上にSiO2等の酸化珪素膜を用いて中間層402を形成する。中間層402の上に、薄膜半導体装置を形成する。中間層402上に半導体膜としての多結晶珪素膜403を形成する。多結晶珪素膜403を形成した後、フォト・リソグラフィー法を用いて多結晶珪素膜403を所望の形状に加工する。その後、ゲート絶縁膜としてSiO2等の酸化珪素膜404を形成し、ゲート絶縁膜404上に金属を形成または不純物が注入された多結晶珪素膜を形成し、フォト・リソグラフィー法によって所望の形状に加工してゲート電極405を形成する。その後、不純物を多結晶珪素膜403に注入し、薄膜半導体装置のソース・ドレイン領域403aを形成する。注入する不純物は図11のソース・ドレイン領域304aに注入した不純物とは異なるものとし、ソース・ドレイン領域403aの導電型は図11に示すソース・ドレイン領域304aの導電型とは異なるものとする。層間絶縁膜としての酸化珪素膜407を形成する。その後、必要に応じて表面の平坦化を行っても良い。層間絶縁膜407にコンタクトホールを開口し、薄膜半導体装置のソース・ドレイン領域に繋がる接続電極408を形成する。実施例1では接続電極は薄膜半導体装置のソース・ドレイン領域に電気的に繋がっていたが、ここでは接続電極408は薄膜半導体装置のゲート電極に電気的に繋がっている。
図13に示す様に、接続電極309と接続電極408を接合して薄膜半導体装置同士を電気的に接続し、接着剤21によってデバイス層同士を機械的に接合する。この接合工程はデバイス層同士を電気的及び機械的に接合できればどんな方法でも良い。
そして、実施例1と同様に、薄膜構造の転写方法を用いて、基板301を剥離する。こうして、基板301に形成した薄膜半導体装置が基板401に転写される。
以上説明したように、本第2の実施例によれば、薄膜半導体装置のゲート電極同士を電気的に接続したり、ゲート電極とソース・ドレイン領域を電気的に接続したりすることができる。実施例1では薄膜半導体装置のソース・ドレイン領域同士を電気的に接続していたが、本発明によれば、本第2の実施例の様に、薄膜デバイス層間の電気的接続を自由に行うことができる。また、実施例では二つの接続電極を繋げているが、当然それ以上の複数個の接続電極を繋げることも可能である。
以上の様に、本発明の3次元デバイスの製造方法によると、製造工程が少なく、薄膜半導体装置を複雑に配置することができる3次元デバイスを製造することができる。従って、本発明によれば、製造コストの低い3次元デバイスを製造することができ、また半導体デバイスの高集積化・高密度化を実現した3次元デバイスを製造することができる。
本発明における薄膜構造の転写方法の実施例の工程を模式的に示す断面図である。 本発明における薄膜構造の転写方法の実施例の工程を模式的に示す断面図である。 本発明における薄膜構造の転写方法の実施例の工程を模式的に示す断面図である。 本発明の3次元デバイスの製造方法の実施例1の工程を模式的に示す断面図である。 本発明の3次元デバイスの製造方法の実施例1の工程を模式的に示す断面図である。 本発明の3次元デバイスの製造方法の実施例1の工程を模式的に示す断面図である。 本発明の3次元デバイスの製造方法の実施例1の工程を模式的に示す断面図である。 本発明の3次元デバイスの製造方法の実施例1の工程を模式的に示す断面図である。 本発明の3次元デバイスの製造方法の実施例1の工程を模式的に示す断面図である。 本発明の3次元デバイスの製造方法の実施例1の工程を模式的に示す断面図である。 本発明の3次元デバイスの製造方法の実施例2の工程を模式的に示す断面図である。 本発明の3次元デバイスの製造方法の実施例2の工程を模式的に示す断面図である。 本発明の3次元デバイスの製造方法の実施例2の工程を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1、101、201、301、401・・・基板
2、102、302・・・分離層
3、103、202、303、402・・・中間層
4・・・被転写層
5・・・接着層
6・・・転写体
7・・・光
11、21・・・接着剤
104、203、304、403・・・半導体膜
104a、203a、304a、403a・・・ソース・ドレイン領域
105、204、305、404・・・ゲート絶縁膜
106、205、306、405・・・ゲート電極
107、206・・・不純物
108、207、308、407・・・層間絶縁膜
109、110、208、309、408・・・接続電極

Claims (4)

  1. 2次元方向の所定の領域内に配置される薄膜デバイス層がその厚さ方向に複数積層された3次元デバイスの製造方法において、前記各薄膜デバイス層のうちの少なくとも一つには薄膜半導体装置を複数含み、前記薄膜半導体装置の導電に寄与するキャリアは前記薄膜デバイス層内においては同一であり、前記各薄膜デバイス層のうちの少なくとも一つを他の基板から剥離及び転写することによって積層する転写工程を含むことを特徴とする3次元デバイスの製造方法。
  2. 前記薄膜デバイス層内に存在する薄膜半導体装置の製造方法において、前記薄膜半導体装置の半導体層には全面同一の不純物を注入することを特徴とする請求項1に記載の3次元デバイスの製造方法。
  3. 互いに隣り合う前記薄膜デバイス層に存在する薄膜半導体装置の導電に寄与するキャリアがそれぞれ異なることを特徴とする請求項1乃至2に記載の3次元デバイスの製造方法。
  4. 前記互いに隣り合う薄膜デバイス層に存在する薄膜半導体装置がCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)回路を形成することを特徴とする請求項3に記載の3次元デバイスの製造方法。
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