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JP2005268003A - 燃料電池のガス供給系 - Google Patents

燃料電池のガス供給系 Download PDF

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Abstract

【課題】 流れの圧損増大を招かずにガス中の異物を除去または捕捉できる燃料電池のガス供給系の提供。
【解決手段】(1)燃料電池のガス供給通路1のガス流れが当たる部位2の通路壁に、該通路壁部位のガス供給通路の通路断面積を狭めないように、不純物除去装置3を設けた燃料電池のガス供給系。(2)ガス流れが当たる部位2の通路壁が、ガス供給通路の直角折り曲がり部の流れ対向壁である。(3)ガス流れが当たる部位2の通路壁が、ガス供給通路の曲がり部の曲がりの外側壁である。(4)ガス流れが当たる部位2の通路壁が、2スタックへの分流部の流れ対向壁である。(5)ガス流れが当たる部位2の通路壁が、スタックの入り側ガスマニホールドの端部の流れ対向壁である。(6)不純物除去装置の設置部位に異物の流出を抑制する傾斜壁5を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は燃料電池のガス供給系(装置)に関する。
燃料電池、とくに固体高分子電解質型燃料電池は、膜−電極アッセンブリ(MEA:Membrane-Electrode Assembly )とセパレータとの積層体(ただし、積層方向は任意でよい)からなる。膜−電極アッセンブリは、イオン交換膜からなる電解質膜とこの電解質膜の一面に配置された触媒層からなる電極(アノード、燃料極)および電解質膜の他面に配置された触媒層からなる電極(カソード、空気極)とからなる。膜−電極アッセンブリとセパレータとの間には、アノード側、カソード側にそれぞれ拡散層が設けられる。セパレータには、アノードに燃料ガス(水素)を供給するための燃料ガス流路が形成され、カソードに酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給するための酸化ガス流路が形成されている。膜−電極アッセンブリとセパレータを重ねてセルを構成し、少なくとも1つのセルからモジュールを構成し、モジュールを積層してセル積層体とし、セル積層体のセル積層方向両端に、ターミナル、インシュレータ、エンドプレートを配置し、セル積層体をセル積層方向に締め付け、セル積層方向に延びる締結部材(たとえば、テンションプレート)、ボルト・ナットにて固定して、スタックを構成する。
各セルの、アノード側では、水素を水素イオン(プロトン)と電子にする電離反応が行われ、水素イオンは電解質膜中をカソード側に移動し、カソード側では酸素と水素イオンおよび電子(隣りのMEAのアノードで生成した電子がセパレータを通してくる、またはセル積層方向一端のセルのアノードで生成した電子が外部回路を通して他端のセルのカソードにくる)から水を生成するつぎの反応が行われ、かくして発電が行われる。
アノード側:H2 →2H+ +2e-
カソード側:2H+ +2e- +(1/2)O2 →H2
燃料電池に供給される燃料ガス、酸化ガスに異物が混入すると、異物がセルのガス流路を閉塞して発電に支障をきたしたり、電解質膜を損傷して燃料ガスと酸化ガスとの混合を招いたりするおそれがある。
それを防止するために、特開平9−45358号公報は、スタックのガスマニホールド内に流れに対向させて異物捕捉部材を配置したガス供給系を開示している。また、従来、ガス流れ中にフィルタを配置し、ガスをフィルタを通して流すことにより、ガス中の異物を捕捉する方法もある。
しかし、ガスマニホールド内に異物捕捉部材を配置すると流路断面積が減少し、流路抵抗が増えて圧損増大を招き、その分がコンプレッサーの使用電力の上昇を招き、燃料電池で発電した電力の一部を消費してしまう。また、ガスをフィルタを通して流してガス中の異物を捕捉する方法でも、フィルタが圧損増大を招き、コンプレッサーの使用電力を上昇させ、燃料電池で発電した発電の一部を消費してしまう。
特開平9−45358号公報
本発明が解決しようとする問題点は、従来の異物捕捉部材が何れも圧損増大を招いて燃料電池の発電電力を一部消費してしまうという問題である。
本発明の目的は、流れの圧損増大を招かずにガス中の異物を除去または捕捉できる燃料電池のガス供給系(装置)を提供することにある。
上記課題を解決する、そして上記目的を達成する、本発明はつぎの通りである。
(1) 燃料電池のガス供給通路のガス流れが当たる部位の通路壁に、該通路壁部位のガス供給通路の通路断面積を狭めないように、不純物除去装置を設けた燃料電池のガス供給系。
(2) 前記ガス流れが当たる部位の通路壁が、ガス供給通路の直角折り曲がり部の流れ対向壁である(1)記載の燃料電池のガス供給系。
(3) 前記ガス流れが当たる部位の通路壁が、ガス供給通路の曲がり部の曲がりの外側壁である(1)記載の燃料電池のガス供給系。
(4) 前記ガス流れが当たる部位の通路壁が、2スタックへの分流部の流れ対向壁である(1)記載の燃料電池のガス供給系。
(5) 前記ガス流れが当たる部位の通路壁が、スタックの入り側ガスマニホールドの端部の流れ対向壁である(1)記載の燃料電池のガス供給系。
(6) 前記不純物除去装置が多孔質材料からなる異物除去フィルタからなる(1)記載の燃料電池のガス供給系。
(7) 前記不純物除去装置がガス中の不純物を捕捉する液面を有する装置からなる(1)記載の燃料電池のガス供給系。
(8) 前記不純物除去装置が磁石からなる(1)記載の燃料電池のガス供給系。
(9) 前記不純物除去装置がイオン交換樹脂からなる(1)記載の燃料電池のガス供給系。
(10) 前記不純物除去装置の設置部位に異物の流出を抑制する傾斜壁を設けた(1)記載の燃料電池のガス供給系。
上記(1)の燃料電池のガス供給系によれば、不純物除去装置がガス供給通路の通路断面積を狭めない(たとえば、ガス供給通路内に突出したり、ガス供給通路内に配置されたりしない)ので、流れの圧損増大を招かずに、ガス(燃料ガスでも酸化ガスでもよい)中の異物を除去または捕捉できる。
上記(2)〜(5)の燃料電池のガス供給系は、「ガス流れが当たる部位の通路壁」の例を挙げている。(2)〜(5)の何れの通路壁も、ガスの流れがよく当たり、ガス中の異物を除去するのに適している。
上記(6)〜(9)の燃料電池のガス供給系は、「不純物除去装置」の例を挙げている。(6)〜(9)の何れの不純物除去装置は、それぞれの特性に応じて効果的にガス中の異物、不純物を除去することができる。
上記(10)の燃料電池のガス供給系によれば、不純物除去装置の設置部位に異物の流出を抑制する傾斜壁を設けたので、不純物除去装置に捕捉された不純物の不純物除去装置からガス供給通路側への戻り(逆流)を抑制することができる。
以下に、本発明の燃料電池のガス供給系を図1〜図10を参照して説明する。ただし、図10は比較例で、本発明に含まれない。
本発明のガス供給系が適用される燃料電池は、たとえば固体高分子電解質型燃料電池10である。該燃料電池10は、たとえば燃料電池自動車に搭載される。ただし、自動車以外に用いられてもよい。
図7、図8に示すように、固体高分子電解質型燃料電池10は、膜−電極アッセンブリ(MEA:Membrane-Electrode Assembly )とセパレータ18との積層体からなる。積層方向は任意である。膜−電極アッセンブリは、イオン交換膜からなる電解質膜11と、この電解質膜の一面に配置された触媒層12を有する電極(アノード、燃料極)14および電解質膜11の他面に配置された触媒層15を有する電極(カソード、空気極)17とからなる。膜−電極アッセンブリとセパレータ18との間には、アノード側、カソード側に、それぞれ、ガスを拡散する拡散層13、16が設けられる。
膜−電極アッセンブリとセパレータ18を重ねてセル19を構成し、少なくとも1つのセルからモジュールを構成し、モジュールを積層してセル積層体とし、セル積層体のセル積層方向両端に、ターミナル20、インシュレータ21、エンドプレート22を配置し、セル積層体をセル積層方向に締め付け、セル積層体の外側でセル積層方向に延びる締結部材(たとえば、テンションプレート24)、ボルト・ナット25にて固定して、スタック23を構成する。
セパレータ18には、アノード14に燃料ガス(水素)を供給するための燃料ガス流路27が形成され、カソード17に酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給するための酸化ガス流路28が形成されている。また、セパレータ18のガス流路27、28と反対側の面には冷媒(通常、冷却水)を流すための冷媒流路26が形成される。
スタック23には、セル積層方向に延びる、入側の燃料ガスマニホールド30、出側の燃料ガスマニホールド33、入側の酸化ガスマニホールド31、出側の酸化ガスマニホールド34、入側の冷媒マニホールド29、出側の冷媒マニホールド32が形成される。
燃料ガスは入側の燃料ガスマニホールド30からセルの燃料ガス流路27に流れて一部消費され、消費されなかった燃料ガスは燃料ガス流路27から出側の燃料ガスマニホールド33へと流れる。
酸化ガスは入側の酸化ガスマニホールド31からセルの酸化ガス流路28に流れて一部消費され、消費されなかった酸化ガスは酸化ガス流路28から出側の酸化ガスマニホールド34へと流れる。
冷媒(冷却水)は入側の冷媒マニホールド29からセルの冷媒流路26に流れ、冷媒流路26から出側の冷媒マニホールド32へと流れる。
図9は燃料電池のガス系(ガス供給系、ガス排出系、ガス循環系を含む)の概略を示す。図9に示すように、燃料ガスは、燃料ガス源42(たとえば、高圧水素タンク、水素吸蔵合金タンク、等)から入側の燃料ガス配管36を通して入側の燃料ガスマニホールド30に供給され、出側の燃料ガスマニホールド33から出側の燃料ガス配管39に流れ、大部分が燃料ガス循環配管41、循環ポンプ43を介して入側の燃料ガス配管36に循環され、残りは出側の燃料ガス配管39からコンバスタ47を通して大気に排出される。
酸化ガスは、コンプレッサ44により大気から取り入れられ、エアクリーナ45、加湿器46等が設けられた、入側の酸化ガス配管37を通して入側の燃料ガスマニホールド31に供給され、出側の燃料ガスマニホールド34から出側の酸化ガス配管40に流れ、大気に排出される。燃料ガスの一部がコンバスタ47を通して流れる時には酸化ガスの一部はコンバスタ47を通して流れ、大気に排出される。
入側の燃料ガス配管36、燃料ガス循環配管43、入側の酸化ガス配管37、入側の燃料ガスマニホールド30、入側の酸化ガスマニホールド31は、燃料電池のセル19への反応ガス(燃料ガスまたは酸化ガス)の供給通路である、ガス供給通路1を構成する。
セル19に供給される反応ガスは、セル19のガス流路27、28を閉塞しないように、また、ガス流路27、28から電解質膜11に侵入して電解質膜11を損傷しないように、異物(不純物)が含まれている場合にはそれを除去される必要がある。
異物には、反応ガスがガス供給通路1を通過する間に配管からガスに混入した異物や、大気中に含まれていて大気から取り入れられた時に反応ガス中に混入している異物や、加湿器を通る時に生じた水滴、等を含む。また、異物には、質量をもつ、固体または液体の、粒子状の異物や、磁性体異物や、水溶性異物、イオン交換可能な成分を含む異物、これらの混合物、等を含む。
ガス中の異物を除去するのに、図10の比較例に示すように、ガス通路101内にフィルタ100を配置し、フィルタ100を通すことにより、ガス中の異物を除去するようにすると、圧損が大となり、ポンプの消費電力が増大する。
これを避けるために、本発明では、燃料電池のガス供給通路1(図9の系統で太線の実戦で示した通路部分、ガスラインは燃料ガスラインでも、酸化ガスラインでもよい)のガス流れが当たる部位2の通路壁に、該通路壁部位のガス供給通路1の通路断面積を狭めないように、不純物除去装置3を設ける。
ガス供給通路1の通路断面積を狭めないように設ける態様には、たとえば、不純物除去装置3がガス供給通路1内に突出しない配置態様や、不純物除去装置3がガス供給通路1内に配置されない配置態様を含む。したがって、不純物除去装置3は、ガス供給通路1の壁位置かあるいはそれより外側位置に設けられる。
ガス流れが当たる部位2の通路壁は、たとえば、図1、図2、図3、図4の何れかに示した部位の壁である。
図1の例(実施例1)では、ガス流れが当たる部位2の通路壁は、ガス供給通路1の直角折り曲がり部の、上流からの流れに対向する流れ対向壁である。異物4が質量をもつ粒子状物である場合には、直角折れ曲がり部の上流から流れてきた流れの中の異物4は直角折れ曲がり部を通る時に慣性力により直進しようとして直角折れ曲がり部の、上流からの流れに対向する流れ対向壁に当たる。異物4がガス分子と同等程度の分子量しかもたない、分子またはイオンの場合は、慣性力は期待できないが、流れにのって、流れ対向壁に接触する。「接触」は「当たる」に含む(以下、同じ)。
図2の例(実施例2)では、ガス流れが当たる部位2の通路壁は、ガス供給通路1の湾曲曲がり部の曲がりの外側壁(曲がりの半径の大きい方の壁)の通路壁である。異物4が質量をもつ粒子状物である場合には、曲がり部の上流から流れてきた流れの中の異物4は曲がり部を通る時に慣性力により直進しようとして曲がり部の曲がりの外側壁に当たる。異物4がガス分子と同等程度の分子量しかもたない、分子またはイオンの場合は、慣性力は期待できないが、流れにのって、曲がりの外側壁に接触する。
図3の例(実施例3)では、ガス流れが当たる部位2の通路壁は、2スタックへの分流部の流れ対向壁である。1セルの電圧は約1ボルトであるから、400ボルトを得るために、1スタックが200セルのスタックを2スタック並列に配置して電気的に直列接続した場合、燃料ガス供給配管も、酸化ガス供給配管も、2スタックへの分流部をもつことになる。その場合には、ガス流れが当たる部位2の通路壁は、2スタックへの分流部の、上流からの流れに対向する流れ対向壁となる。異物4が質量をもつ粒子状物である場合には、分流部に上流から流れてきた流れの中の異物4は、慣性力によって直進しようとして、流れ対向壁に当たる。異物4がガス分子と同等程度の分子量しかもたない、分子またはイオンの場合は、慣性力は期待できないが、流れにのって、流れ対向壁に接触する。
図4の例(実施例4)では、ガス流れが当たる部位2の通路壁は、スタック23内の入り側ガスマニホールド30(または31)の下流側の端部の流れ対向壁である。異物4が質量をもつ粒子状物である場合には、入り側ガスマニホールド30内を流れてきた流れの中の異物4は慣性力により直進しようとして下流側の端部の流れ対向壁に当たる。異物4がガス分子と同等程度の分子量しかもたない、分子またはイオンの場合は、慣性力は期待できないが、流れにのって、流れ対向壁に接触する可能性が大である。
つぎに、本発明で用いることができる各種の不純物除去装置3を説明する。
不純物除去装置3は、多孔質材料(スポンジ状のもの、網状物、焼結合金、等)からなる異物除去フィルタからなるものであってもよい。異物4が固体または液体の粒子状物(水滴を含む)である場合には、多孔質材料のフィルタからなる不純物除去装置3によって、効果的に捕捉され、除去される。ガスの一部が多孔質材料のフィルタに入りそこで異物が捕捉され、クリーンとなったガスがガスの流れに戻る。ガス流路が狭められていないので圧損は増大しない。図10の比較例のフィルタと異なる点は、図10ではフィルタがガス通路中にあって圧損を増大させるが、本発明のフィルタは流路を狭めないので、圧損を増大させないことである。
不純物除去装置3は、ガス中の不純物を捕捉する液面を有する装置からなるものであってもよい。たとえば、容器に液体を入れておき、液面の上に、ガス配管の通路断面積より大きな通路断面積のスペースを設けておき、該スペースでガス配管の途中部分を構成するといった具合である。異物4が液溶性のもの(たとえば、潮風に含まれるNaCl分子)等の場合は、ガスが液面に接触して流れている間に、ガス中の異物4が効果的に液に溶け込み、ガスから除去される。異物4が亜硫酸ガスのような酸性物質の場合は、液をアルカリ性(たとえば、NaOH水溶液を混合しておく)としておけば酸・塩基の中和反応を伴って効果的に異物が除去される。これは網状フィルタによる捕捉という概念ではなく、液への溶け込みや化学反応を伴う吸収による除去である。
不純物除去装置3は、磁石を含む装置であってもよい。異物4が、磁性体である場合、ガスが磁石に接触して流れている間に、ガス中の異物4は不純物除去装置3の磁石に吸着され、効果的にガスから除去される。これは網状フィルタによる捕捉という概念ではなく、磁石での吸着による除去である。
不純物除去装置3は、イオン交換樹脂を含む装置であってもよい。たとえば、容器にイオン交換樹脂(通常、寒天状の物質)を入れておき、イオン交換樹脂と容器との間に、ガス配管の通路断面積より大きな通路断面積のスペースを設けておき、該スペースでガス配管の途中部分を構成するといった具合である。ガス中の異物4が、イオン交換樹脂でイオン交換される成分を含むものである場合、ガスが不純物除去装置3のイオン交換樹脂に接触して流れている間に、ガス中の異物4のイオン交換可能成分がイオン交換されて除去される。たとえば、異物がNaOHを含む物質である場合、Naイオンがイオン交換樹脂によってHイオンに交換されてガス中の異物であるNaOHがH2 Oになり、Naイオンを取得したイオン交換樹脂は次第に劣化して膨張していくといった具合である。劣化したイオン交換樹脂は、取り替えられる。これは網状フィルタによる捕捉という概念ではなく、イオン交換によるガス中の異物の他物質への転換(による除去)である。
図5(実施例5)または図6(実施例6)に示すように、不純物除去装置3は、異物4を取り込んだ後異物4の流出を阻止する傾斜壁5を有していてもよい。不純物除去装置3が流れと対向する部分に設けられる場合(図1、図3、図4のような場合)、不純物除去装置3は、異物4の流出を阻止する傾斜壁5を有することが望ましい。傾斜壁5は複数枚設けられていてもよい。傾斜壁5の傾斜の方向は、流れと直交する方向よりも、流れの下流側に傾く傾斜である。流れは傾斜壁5に沿って下流側へと流れるが、逆流することは傾斜壁5によって阻止される。これによって、不純物除去装置3によって捕捉され、または吸収された異物4は、不純物除去装置3から流れの本流に流出することが抑制される。
つぎに、本発明の作用・効果を説明する。
本発明の燃料電池のガス供給系によれば、不純物除去装置3がガス供給通路1の通路断面積を狭めない(すなわち、不純物除去装置3がガス供給通路1内に突出したり、ガス供給通路1内に配置されたりしない、ガス供給通路2は不純物除去装置3を設けない時の通路断面積かそれより大の通路断面積となる)ので、ガス流れの圧損増大を招かずに、ガス(燃料ガスでも酸化ガスでもよい)中の異物4を除去または捕捉できる。
不純物除去装置3がガス供給通路1の「ガス流れが当たる部位2の通路壁」に設けられているので、異物4のガスの流れの中央部分に乗って流れて不純物除去装置3に当たらずに不純物除去装置3部位を通過してしまうという状態が起こりにくく、ガス中の異物4が不純物除去装置3に当たり(「接触」も「当たり」に含む)、ガス中の異物4が不純物除去装置3によって、効果的に除去される。
また、不純物除去装置3がガス供給通路1に設けられて、セル19の上流側で異物4が除去されるので、セル19内のガス流路27、28の閉塞や電解質膜11の損傷が防止される。
不純物除去装置3の設置部位に異物の流出を抑制する傾斜壁5を設けた場合は、不純物除去装置3に捕捉された不純物の不純物除去装置3からガス供給通路1側への戻り(逆流)を抑制することができるので、不純物除去装置3が劣化したり、異物で飽和してきても、不純物除去装置3の除去物体または物質(網状物や液体やイオン交換樹脂)を比較的長期間取り替えずに使用することができ、経済的である。
本発明の燃料電池のガス供給系の、実施例1に係る、不純物除去装置近傍のガス供給通路の断面図である。 本発明の燃料電池のガス供給系の、実施例2に係る、不純物除去装置近傍のガス供給通路の断面図である。 本発明の燃料電池のガス供給系の、実施例3に係る、不純物除去装置近傍のガス供給通路の断面図である。 本発明の燃料電池のガス供給系の、実施例4に係る、不純物除去装置近傍のガス供給通路の断面図である。 本発明の燃料電池のガス供給系の、実施例5に係る、不純物除去装置近傍の断面図である。 本発明の燃料電池のガス供給系の、実施例6に係る、不純物除去装置近傍の断面図である。 本発明の燃料電池の全体側面図である。 図7の燃料電池の単セルの一部の断面図である。 本発明の燃料電池のガス系の系統図である。 比較例の燃料電池のガス供給系の不純物除去装置とその近傍の断面図である。
符号の説明
1 燃料電池のガス供給通路
2 ガス流れが当たる部位
3 不純物除去装置
4 異物
5 傾斜壁
10 (固体高分子電解質型)燃料電池
11 電解質膜
13、16 拡散層
14 電極(アノード、燃料極)
17 電極(カソード、空気極)
18 セパレータ
19 セル
20 ターミナル
21 インシュレータ
22 エンドプレート
23 スタック
24 締結部材(テンションプレート)
25 ボルト
26 冷媒流路
27 燃料ガス流路
28 酸化ガス流路
29 入側の冷媒マニホールド
30 入側の燃料ガスマニホールド
31 入側の酸化ガスマニホールド
32 出側の冷媒マニホールド
33 出側の燃料ガスマニホールド
34 出側の酸化ガスマニホールド
35 入側の冷媒配管
36 入側の燃料ガス配管
37 入側の酸化ガス配管
38 出側の冷媒配管
39 出側の燃料ガス配管
40 出側の酸化ガス配管
41 燃料ガスの循環配管
42 燃料ガスの供給源
43 燃料ガスの循環ポンプ
44 酸化ガス(エア)コンプレッサ 45 エアクリーナ
46 加湿器
47 コンバスタ

Claims (10)

  1. 燃料電池のガス供給通路のガス流れが当たる部位の通路壁に、該通路壁部位のガス供給通路の通路断面積を狭めないように、不純物除去装置を設けた燃料電池のガス供給系。
  2. 前記ガス流れが当たる部位の通路壁が、ガス供給通路の直角折り曲がり部の流れ対向壁である請求項1記載の燃料電池のガス供給系。
  3. 前記ガス流れが当たる部位の通路壁が、ガス供給通路の曲がり部の曲がりの外側壁である請求項1記載の燃料電池のガス供給系。
  4. 前記ガス流れが当たる部位の通路壁が、2スタックへの分流部の流れ対向壁である請求項1記載の燃料電池のガス供給系。
  5. 前記ガス流れが当たる部位の通路壁が、スタックの入り側ガスマニホールドの端部の流れ対向壁である請求項1記載の燃料電池のガス供給系。
  6. 前記不純物除去装置が多孔質材料からなる異物除去フィルタからなる請求項1記載の燃料電池のガス供給系。
  7. 前記不純物除去装置がガス中の不純物を捕捉する液面を有する装置からなる請求項1記載の燃料電池のガス供給系。
  8. 前記不純物除去装置が磁石からなる請求項1記載の燃料電池のガス供給系。
  9. 前記不純物除去装置がイオン交換樹脂からなる請求項1記載の燃料電池のガス供給系。
  10. 前記不純物除去装置の設置部位に異物の流出を抑制する傾斜壁を設けた請求項1記載の燃料電池のガス供給系。
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