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JP2005265840A - 分析装置 - Google Patents

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JP2005265840A
JP2005265840A JP2005035378A JP2005035378A JP2005265840A JP 2005265840 A JP2005265840 A JP 2005265840A JP 2005035378 A JP2005035378 A JP 2005035378A JP 2005035378 A JP2005035378 A JP 2005035378A JP 2005265840 A JP2005265840 A JP 2005265840A
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精一 林
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Abstract

【課題】 X線等の電磁波の照射により物体から派生するX線等の電磁波によるコントラストの極めてよい暗視野拡大像を、シンプルな構成で得ること。
【解決手段】室内レベルのX線により単色平行化光学系の構成に入る前に物体に照射することにより、光学的に拡大することを特色とする。予め結晶分析体において前方透過方向の回折線および回折方向の回折線のいずれか一方の出力強度がいずれか他方の出力強度に比較して小さくなるように設定する。物体にともなって得られる(派生する)X線Sと使用されているX線とが単色平行化光学系の前置結晶体に入射し更に結晶分析体に入射させて、前方透過方向または回折方向に出力し、物体にともなって得られるX線Sによって物体の構造の高解像能力用としての拡大画像、且つ使用されているX線が重畳されないコントラストの極めてよい暗視野画像として得る。
【選択図】 図3

Description

この出願の発明は電磁波(特にはX線)を分析する物体に入力し、物体の構造を分析する装置に関するものである。
従来の透過X線においては、物体の構造を、物体の物質によるX線の吸収の大小によって、X線画像のコントラストを得ている。即ち、吸収が大きい物質の元素、構造、密度に依存した領域があるとその部分のX線透過率が小さくなり暗い影として像中に捉えることができる。この場合に得られた画像を透視画像と呼称する。
一方、X線の吸収ではなく、物体の構造を、物体の物質の元素、構造、密度等に依存し発生するX線(物体にともなって派生するX線と呼称する)にもとづく回折、位相シフト、屈折、干渉等の現象がある。X線は電磁波であるために光同様の性質を有する。即ち、得られるX線にもとづく回折、位相シフト、屈折や干渉等が生ずる。X線の波面が物体による位相シフトのために変化するとする。位相シフトは波面形状の変化量に相当するので、位相シフトを検出するということは、波面形状を検出するということに対応する。X線の波面が曲がると言うことは、X線が散乱・屈折されて伝播方向を変えたと理解されている。波面の勾配に応じてそれぞれ微妙に伝播方向が違う。
さらには物体にともなって派生するX線には小角散乱X線、2次的X線、その他の散乱X線の発生がある。
最近、この物体にともなって派生するX線にもとづく情報を撮像し、検出する方法が知られている。この場合、物体にともなって派生するX線にもとづいて得られた画像として回折画像、位相シフト画像、位相コントラスト画像、屈折画像、干渉画像、散乱画像等と呼称されているが、ここでは散乱波画像と総称する。
例えば、透過・吸収画像の輪郭・エッジ部分が、位相シフトによって、シャープに写されることが見出された。X線の回折、干渉を利用してエッジ強調された位相シフトのX線画像情報を得る方法については微小焦点サイズの特殊なX線管を用いた方法として、ウイルキンス等によってWO96/31098特許公報に開示されている。20ミクロン以下の微小焦点サイズであって、X線の発散角を小さくした場合には、より繊細なエッジ部の画像が得られている。上記の特許技術は、X線の作用によって物体にともなって派生するX線が、使用されているX線に付随し重畳している明視野画像であった。
ここで、明視野画像とは背景照明(この場合では使用されている電磁波としてのX線のこと)の有る状態であって、物体に入射し、その電磁波(特にはX線)の作用によって、物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)にもとづく画像(情報)が、使用される電磁波(特にはX線)に付随し重畳して形成さる画像をいう。
これに対して、暗視野画像とは背景照明(この場合では使用されている電磁波としてのX線のこと)の少ない、または無い状態であって、物体に入射し、使用されている電磁波(特にはX線)が減衰、または削除されている状態で、電磁波(特にはX線)の作用によって、物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)にもとづく画像(情報)を主体として形成される画像をいう。
他の具体的な例として、前置結晶体(モノクロメーター等からなる)により単色平行X線を得て、結晶分析体(結晶分析板、結晶分析器等とも称する)とを組み合わせて使う方法がある。特に、単色平行X線を物体に照射しているのでより優れた画像が得られている。しかし、放射光から得られたX線を、前置結晶体により単色平行X線を得た後、単色平行X線を使用して物体に照射している。単色平行X線が作用して、物体にともなって派生するX線が結晶分析体に入射し、出力するため、使用されている単色X線が付随・重畳して、物体にともなって派生するX線の画像情報の解像能力は1:1のそのままにおいて画像として得られていた。
またこの場合、上記特許を具体化する場合は、その多くは非常に高エネルギーで且つ大形の光線束が得られる放射光から得られたX線を利用して物体の構造を分析していた。
結晶分析体を使う第一の種類の具体的特許に、インガル等による米国特許第5319694号、米国特許第5579363号、および日本国特許2694049号がある。透過型結晶分析体(Laueケースにもとづく)が角度分析能力を持つことを利用している。上記特許は、前置結晶体により単色平行X線を得た後、物体を透過する単色平行X線の作用によって、物体にともなって派生するX線が単色平行X線に付随し重畳して、透過ビームおよび回折ビームとして得られることが記載されている。この場合、透過型結晶分析体を特定の厚さにすることを考慮していない明視野画像となっていた。しかも、上記特許も、物体にともなって派生するX線の散乱波画像情報の解像能力は1:1の画像として得られていた。なお、透過ビームと回折ビームのコントラストの異なる類似の像(反対符号を有する反転像、すなわち一方は白黒そして他方が黒白)の対となっている。
結晶分析体を使う第二の種類の具体的特許として、ウイルキンス等による米国特許第5850425号は、前置結晶体により単色平行X線を得た後、物体を透過する単色平行X線と、単色平行X線の作用によって、物体にともなって派生するX線が、単色平行X線に付随し重畳して、反射型結晶分析体(Braggケースにもとづく)において平行に入射し反射されている。従ってこの場合も同様に明視野画像となっていた。しかも、上記特許も、物体にともなって派生するX線の散乱波画像情報の解像能力は1:1の画像として得られていた。一方、X線画像情報を拡大するための対策に、更に後方に、特別には、大形の単色平行X線拡大系を別途設置して対策が行われていた。
最近、結晶分析体を使う第三の種類の具体的特許として、安藤による特許第WO03/008952、および日本国特開2003−329617号がある。この特許は、前置結晶体により単色平行X線を得た後、単色平行X線を物体に照射し、物体を透過する単色平行X線と、単色平行X線の作用によって物体にともなって派生するX線の散乱波が、単色平行X線に付随し重畳して、透過型結晶分析体に入射させ、透過型結晶分析体から発せられるX線によって物体内の画像情報を得る分析方法である。この場合、予め、透過型結晶分析体の厚さを、物体がないときに、単色平行X線に対して、透過型結晶分析体によって得られる前方方向回折X線および回折方向回折X線のいずれか一方の強度が、いずれか他方の強度に比較して、略ゼロとなるような厚さとしておき、物体にともなって派生するX線をこの透過型結晶分析体に入射させて、暗視野画像または明視野画像のいずれか一方に、または両方を一度に得られている。
また、単色平行X線を物体に照射し、物体を透過する単色平行X線と、単色平行X線の作用によって、物体にともなって派生するX線が、単色平行X線に付随し重畳して、反射型結晶分析体に入射させ、反射型結晶分析体から得られるX線によって物体内の画像情報を得る。この場合、反射型結晶分析体の厚さを薄くして使用される単色平行X線が入射したとき反射型結晶分析体によってBragg反射させて、透過方向に暗視野画像が得られている。上記特許も、物体にともなって派生するX線の散乱波画像情報の解像能力は1:1の画像として得られていた。一方、X線画像情報を拡大するための対策に、更に後方に、特別には、大形の単色平行X線拡大系を別途設置して対策が行われていた。
なお、最近、X線発生装置として、佐藤による特許公開2003−151795号において面焦点X線式によるX線発生装置がある。この装置は、薄膜ターゲット方式でX線を発生している。また、佐藤による特許公開2002−313267号においてプラズマ方式によるX線発生装置がある。この装置は、パルス方式で必要時極短時間のみ高エネルギーを発生している。
なお、また、使用されている単色X線が付随・重畳した画像を画像処理する特許として、百生によるEP0784202-A2号、日本国特開平9−187455号がる。この特許はインガルの方式の特許において単に立体断層画像化処理をした内容である。
以上述べた特許技術として列記する。
特許WO96/31098号 公報 ウイルキンス 米国特許5319694号 公報:インガル 米国特許5579363号 公報:インガル 日本国特許2694049号 公報:インガル 米国特許5850425号 公報:ウイルキンス 特許WO03/008952号 公報:安藤 日本国特開2003−329617号 公報:安藤 日本国特開2002−313267号 公報:佐藤 日本国特開2003−151795号 公報:佐藤 EP0784202号 公報:百生 日本国特開平9−187455号 公報:百生
解決しようとする課題として、ウイルキンスの特許WO96/31098号の場合は、特にエッジでない物体の中身の肝心な重要な部分は強度的に弱い場合はX線が吸収され、または強度的に強い透過するX線の影響をうけた透視画像となり、エッジのみの主体の画像となり、全般的に物体の内部構造を一様に必要である肝心の散乱波画像を得ることは不可能となる大きな問題があった。また、使用されているX線が付随し重畳されている明視野画像のために、コントラストが悪く、折角の繊細・緻密な画像も十分に良く判別出来ない問題があった。
また、単色平行X線による前置結晶体、結晶分析体等を組み合わせて配置し用いている場合の特許技術:インガルの米国特許5319694号、米国特許5579363号、安藤の特許WO03/008952号等の特許技術を具体化する場合は、いずれも非常に高エネルギーの放射光から得られたX線を利用して、大形のX線束から単色平行X線を得て、直接物体に照射して、物体の構造を分析している。このために、この方法は実験室レベルでは広く一般に実用化、商用化が困難であった。
また、上記特許を具体化する場合は、いずれもこの特許技術は、前置結晶体により単色平行X線を得て、単色平行X線を物体に照射し、物体を透過する単色平行X線と、単色平行X線の作用によって、物体にともなって派生するX線が、単色平行X線に付随し重畳して、結晶分析体に入射し、結晶体または結晶分析体から出力(透過、または反射)するため、物体にともなって派生するX線の散乱波画像情報の解像能力は1:1のそのままにおいてX線画像として得られていた。したがって、物体の解像能力を得る上で非常に困難な欠点があった。
また、これらの特許技術は、物体にともなって派生するX線の散乱波画像情報の解像能力は1:1のそのままにおいてX線画像を検出器に入力される。一方検出器の解像能力(特に数ミクロンレベル、更にはミクロンレベル以下)を上げることは極めて困難であり、画像情報を検出器により検出し、画像処理装置に入力し高度で的確な画像処理を得て分析する上で制約をうけ大きな問題であった。
この問題を避けるために、ウイルキンスの米国特許5850425号、安藤の特許WO03/008952号等は、更に別途、後方・下流に、結晶体を使用し、単色平行X線において、単色平行X線とともに物体にともなって派生するX線の散乱波画像(情報)を拡大するために、単色平行X線の光学拡大系を設けていた。しかし、後方に配置するほど、比例して、前置結晶体、結晶分析体に、更に結晶体による組み合わせた単色平行X線の経路による構造上の拡大スペースは非常に巨大化し大きくなり、スペース・配置の制約、使用される結晶体間の結晶体格子面の配置精度、X線画像の減衰、振動による画像の歪・ボケ等の発生等の欠点を有していた。または、その対策の規模が大きくなり、高価格となる欠点を有していた。
また、インガルの米国特許5319694号、米国特許5579363号、ウイルキンスの米国特許5850425号は全て明視野画像であった。すなわち、X線を物体に照射し、物体を透過するX線と、X線の作用によって、物体にともなって派生するX線の散乱波が、単色平行X線に付随し重畳している明視野画像である。この構成ではコントラストが悪く判別のし難い画像であった。なお、またインガルの米国特許5319694号、米国特許5579363号等の特許技術は、透過型結晶分析体の角度分析能力を利用した場合、欲しい物体の画像を一度に得らないので、透過型結晶分析体を漸次回転しつつ白黒像さらには黒白像を蓄積し、計算機にかけてコントラストのある像を形成するといった煩雑な操作を必要とするといった特別の問題もあった。
また、最近の面焦点X線式によるX線発生装置、およびプラズマ方式のX線発生装置では、物体の解像能力も数十ミクロンのレベルであり、しかも、透視画像のためにコントラストが悪い明視野画像であった。
本発明は、上述の問題点を解決し、使用されているX線等の電磁波による付随し重畳の少ない、物体にともなって派生するX線等の電磁波によるコントラストの極めてよい暗視野拡大画像とし、且つ、分析対象の物体の分析する凡そ位置と、詳細な分析の両機能を同時に得ることを目的とする。しかも発生源と検出器の間に設置される構成・構造をシンプルにして、スペース、配置精度、画像情報の減衰、画像情報の歪、対振動によるボケ等を解決している。物質の内部構造を全般的に、より性能の良い、実用的な分析装置を提供することを目的とするものである。
この発明は上記の目的を達成する為に課題の解決手段を順に追って説明する。
第1には、電磁波(特にはX線)、前置結晶体、および結晶分析体をもちいて物体の構造を分析する装置において、分析すべき物体の後方に、第一の前記前置結晶体により前記電磁波(特にはX線)を単色平行電磁波(特にはX線)とするように配置し、次に第二の前記結晶分析体を配置し、
電磁波源(特にはX線源)から得られる前記電磁波(特にはX線)を前記物体に照射し、前記電磁波(特にはX線)の作用によって前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が使用されている前記電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態となり、第一の前記前置結晶体において前記電磁波(特にはX線)を単色平行電磁波(特にはX線)としたのち、第二の前記結晶分析体に、前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が前記単色平行電磁波(特にはX線)に付随し重畳して入射させ、第二の前記結晶分析体において、結晶分析体を透過型結晶分析体としては前方透過方向の回折線または回折方向の回折線に分離させて出力し、または、結晶分析体を反射型結晶分析体としては前方透過方向の回折線または反射方向の回折線に分離させて出力し、前記回折線による前記物体の構造の拡大画像情報が得られることを特徴とする。
第2には、上述において、上述の第二の前記結晶分析体を透過型結晶分析体として配置し、
予め、前記単色平行電磁波(特にはX線)の波長を調整して特定の波長として設定しておき、また、第二の前記結晶分析体の厚さを変え調整して特定の厚さとして設定しておき、第二の前記結晶分析体に対して、前記単色平行電磁波(特にはX線)の入射角度を調整し設定し、前方透過方向の回折線、および回折方向の回折線のいずれか一方の出力強度が、いずれか他方の出力強度に比較して相対的に小さくなるように調整し設定しておき、
電磁波源(特にはX線源)から得られる前記電磁波(特にはX線)を前記物体に照射し、前記電磁波(特にはX線)の作用によって前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が使用されている前記電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態となり、第一の前記前置結晶体において前記電磁波(特にはX線)を単色平行電磁波(特にはX線)としたのち、第二の前記結晶分析体に、前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が前記単色平行電磁波(特にはX線)に付随し重畳して入射させ、第二の前記結晶分析体において、前方透過方向の回折線または回折方向の回折線に分離させて出力し、前記回折線のいずれかより、前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)による前記物体の構造の暗視野・拡大画像情報が、または前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)と前記単色平行電磁波(特にはX線)とによる前記物体の構造の明視野・拡大画像情報が、得られることを特徴とする。
第3には、第1において、第二の前記結晶分析体を反射型結晶分析体として配置し、
予め、前記単色平行電磁波(特にはX線)の波長を調整し設定しておき、また、第二の前記結晶分析体の厚さを調整し設定しておき、第二の前記結晶分析体に対して、前記単色平行電磁波(特にはX線)の入射角度を調整し設定しておき、前記単色平行電磁波(特にはX線)の反射方向の回折線の出力強度に比較して、前方透過方向の回折線の出力強度が相対的に小さくなるように調整し設定しておき、
電磁波源(特にはX線源)から得られる前記電磁波(特にはX線)を前記物体に照射し、前記電磁波(特にはX線)の作用によって前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が使用されている前記電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態となり、第一の前記前置結晶体において前記電磁波(特にはX線)を単色平行電磁波(特にはX線)としたのち、第二の前記結晶分析体に、前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が前記単色平行電磁波(特にはX線)に付随し重畳して入射させて、第二の前記結晶分析体の透過方向に出力し前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)による前記物体の構造の暗視野・拡大画像情報が、または、第二の前記結晶分析体の反射方向に出力し前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)と前記単色平行電磁波(特にはX線)とによる、前記物体の構造の明視野・拡大画像情報が、得られることを特徴とする。
第4には、上述において、電磁波を、特性X線、準単色X線、単色X線、単色レーザー、単色光線のいずれかとし、物体の構造の画像情報が得られることを特徴とする。
第5には、上述において、第一の前置結晶体の結晶体格子面と第二の結晶分析体の結晶体格子面とを平行に設置して、物体の構造の画像情報を得ることを特徴とする。
第6には、上述において、第二の結晶分析体を回転走査して、物体の構造の画像情報を得ることを特徴とする。
第7には、上述において、分析される物体の前方・上流である電磁波源(特にはX線源)側の位置に、分析される物体の後方・下流の位置に、必要に応じて電磁波(特にはX線)の光学拡大系を各々設けるとともに、前記光学拡大系を必要に応じて平行光学系としたことを特徴とする。
第8には、上述において、前記物体の構造の画像情報を検出する電磁波(特にはX線)の検出器を備え、更には、前記画像情報を用いて、画像データを生成、構築し、断層画像情報あるいは立体断層画像情報のいずれかを生成、構築可能とする画像処理装置を備えたことを特徴とする。
第9には、電磁波(特にはX線)をもちいて物体の構造を分析する装置において、
電磁波源(特にはX線源)からの前記電磁波(特にはX線)を、前記物体に照射し、前記電磁波(特にはX線)の作用によって前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が、使用されている前記電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態となり、前置結晶体において、前記電磁波(特にはX線)を単色電磁波(特にはX線)とし、前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が前記単色電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態において検出器に入射し、
または、電磁波源(特にはX線源)からの前記電磁波(特にはX線)を単色電磁波(特にはX線)として、前記物体に照射し、前記単色電磁波(特にはX線)の作用によって前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が前記単色電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態において検出器に入射し、
更に、画像処理装置において、前記検出器から得られる物体からの画像情報をもちいて前記単色電磁波(特にはX線)を低減または削除して、前記物体の構造の暗視野・拡大画像情報が得られることを特徴とする。
第10には、上述において、発生源に、パルス発生式の発生源を用いることにより、物体の構造の拡大画像情報が得られることを特徴とする。
第11には、上述における、電磁波源(特にはX線源)の後方・下流であって、第一の前置結晶体と第二の結晶体分析体からなる単色平行化系の前方・上流に、分析対象の物体を設置し、物体の構造の拡大画像を得る場合の構成と、
前記第一の前置結晶体と前記第二の結晶体分析体からなり単色平行化による構成の中に分析対象の物体を設置し物体の構造の画像を得る構成とを、兼ね備えたことを特徴とする。
上述したように本発明の分析装置における効果を以下詳細に説明する。
物体の構造は、使用されている電磁波の作用よって、物体の物質の元素、構造、密度等に依存して、物体にともなって派生する電磁波(回折電磁波、位相シフト電磁波、屈折電磁波、小角散乱電磁波、2次的電磁波、その他の散乱電磁波、:ここでは物体にともなって派生する電磁波と呼称する)が発生する。
ここで特にX線であれば、物体にともなって派生するX線(回折X線、位相シフトX線、屈折X線、小角散乱X線、2次的X線、その他の散乱X線、:ここでは物体にともなって派生するX線と呼称する)が発生する。
電磁波にはX線以外に、光、レーザー光、ガンマ線等を含む。
本発明の構成は、室内商業用として普及可能な装置として実現可能である。室内レベルの発生源から電磁波(特にはX線)が発生されると、発生した電磁波(特にはX線)の多くは放射状に発散状態にあり、光学的に拡大系となっている性質を利用している。この室内レベルの電磁波(特にはX線)を、単色平行化系の構成に入る前に、物体に照射することにより、逆に効率よく光学的に拡大することを大きな特色とする。高解像能力用としての拡大画像情報、且つ、使用されているX線が重畳されないコントラストの極めてよい一様に暗視野画像情報、即ち暗視野・拡大画像情報として一度に同時に得られる効果がある。
先ず本発明は、放射光のような光線束の大きい電磁波(特にはX線)を単色平行化の後に物体に照射するのではない。しかも、物体の構造を分析する場合約数十倍から数百倍の拡大により容易に画像解析・構造分析を可能とする効果がある。数ミクロンから数百ナノメートル以下の分析を可能とする効果がある。単色平行化系・兼単色平行化拡大化系を構成する前置結晶体に対して物体の置く前後の位置により、物体の凡その分析位置とその部分の詳細な分析を特色としている。
本発明の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11、おいて、最初の効果を説明する。
本発明では、先ず、電磁波(特にはX線)の発生源として電磁波源(特にはX線線源)が設けられる。次に、単色平行化系に入る前に、分析対象の物体を配置する。その次に、単色平行化系(兼、単色平行光学拡大化系)の構成、即ち、電磁波(特にはX線)の単色平行化の手段と単色平行光学拡大の手段を兼ねた第一の前置結晶体と第二の結晶分析体とが配置されている。更にその次に、検出器が配置される。更に、発生源と物体の間(前方・上流)、または物体と単色平行化系の間(後方、下流)に光学拡大系を設けても良い。 かかる構成において、室内レベルの発生源から電磁波(特にはX線)が発生されると、発生した電磁波(特にはX線)の多くは放射状に発散状態、光学的拡大系となっている。次に、物体に照射し、使用されている電磁波(特にはX線)の作用よって、物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)を発生させている。
その次に、単色平行化系(兼、単色平行光学拡大化系)を構成する前置結晶体と結晶分析体を経て、更にその次に画像を検出器にて検出される。
この場合、物体にともなって派生する画像情報は1:N倍に拡大されている。
Nの要素としては、発生源と物体間の距離と、発生源と単色平行化系の位置間との距離の相対的拡大比N1倍と、最初の単色平行化系(兼、単色平行光学拡大系)とによる拡大比N2倍、従って、物体の分析解像能力は、N=N1・N2倍に拡大されて解像能力の高い分析が可能となっている。
具体的には、約数十倍から数百倍以上の拡大により容易に物体の構造分析を可能とする効果がある。この場合には、約数ミクロンから数百ナノメートル以下を数十ミクロン以上に拡大し分析を可能とする。
かかる本発明よって、普及可能な室内用装置による発生源を用いて、分析対象の物体の位置による光学拡大と、単色平行化と光学拡大化の兼用の機能による単色平行化系・兼単色平行光学拡大化系の構成とによって、高解像能力用の拡大画像の分析装置として提供される特色、効果がある。
物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)による画像と高解像能力用の拡大画像情報とが一度に同時に得られる。この相乗効果は極めて多きい効果がある。また、発生源から検出器までの分析装置全体の間に設置される構造を極力シンプルにして、省スペースで、配置精度、外乱・振動による画像情報の歪・ボケ、画像情報の減衰等の問題が少なく、物質の内部構造を全般的に、より性能の良い、実用的な分析装置が提供される効果がある。また、分析装置として容易に商用化、実用化できる特色、効果がある。
ここで、本発明の第7において、分析される物体の前方・上流の位置に光学拡大系OA、分析される物体の後方・下流の位置に光学拡大系OB等による光学拡大系を設けている。この場合の光学拡大系としては、例えば、モノクロメーター、放物線状反射ミラー、多層膜反射鏡、あるいはキャピラリー等を用いて構成し、組み合わせることによって集光し拡大することは容易に実現される。
なお、光学拡大系OAは電磁波(特には)により物体への照射面積を拡大する効果がある。また物体への照射するときの電磁波(特には)が平行電磁波(特には)として入射する場合には平行度が高いほど高分解能・高解像度が得られる。
また、上述のごとく単色平行光学拡大系、および光学拡大系OBは物体の構造を拡大した画像とする効果が得られているが、単色平行光学拡大系、光学拡大系OBは対称系の光学系の場合はそのまま2次元的に拡大される。一方非対称の光学系の場合は文字通り非対称に1次伝元的に拡大される。対象系、非対称の光学系の使い分けは、物体と画像の走査の方法とともに組み合わせて効果的に使用される。
なおまた、物体からの電磁波(特には)が平行電磁波(特には)として光学拡大糸する場合にも平行度が高いほど高分解能・高解像度が得られる。
また、本発明の第8において、物体にともなって派生する画像情報の解像能力はN倍とし、高解像能力用画像情報を検出器に入力される。このためにN倍の拡大によれば検出器の解像能力を特に高める必要がない。得られた拡大画像情報を検出器により検出し、画像処理装置に入力し高度で的確な画像処理を得て分析を可能とする効果がある。
本発明では、物体のミクロン以下のレベルの構造分析でも、容易に画像を拡大し撮像を可能とし、普及している数十ミクロンレベルの撮像の検査器でも、高解像能力用の画像の分析装置として提供される特色、効果がある。
更に、当然のこととして、画像処理装置を用いて、画像データを生成し、構築し、断層画像情報あるいは立体断層画像情報を得ることは容易な効果である。
なお、本発明の第11において、本発明は、更には物体の位置として、前置結晶体と結晶分析体との間に物体の位置で、物体の画像情報を1:1の解像能力にて画像情報が得られ、凡その分析位置を決める。
詳細に分析する場合は、上述の本発明の物体の位置により、高解像能力として光学的に拡大されて、高コントラストの暗視野拡大画像情報が得られ、分析可能となる効果・特色がある。即ち、両方の機能を併用する効果がある。
更にまた、別途、結晶分析体の後方の位置に、単色平行電磁波(特にはX線)の後方光学拡大系を設けても良い。本発明では、別途後方に光学拡大系を設けた場合は、単にN3倍のみではなく、N1・N2・N3倍に大きく拡大される効果がある。
しかし従来のように後方単色平行光学拡大系のみの場合は、結晶体による組み合わせた二重の配置による単色平行X線の経路による構造上の巨大なスペースを必要とし、使用される結晶体間の結晶体格子面の配置精度、X線画像の減衰、振動による画像の歪・ボケ等の発生等がある。その対策規模も大きくなる。この問題が避けられる効果がある。
その上、本発明の第2、第3、第4、第5、第6、第8、第9、第10、第11において、次の効果を説明する。
本発明では、使用されている電磁波(特にはX線)または単色平行電磁波(特にはX線)が殆んど付随・重畳せず分離されて含まれていない(多少残っても良い)の画像情報は、物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)を主体とした高解像能力用、高コントラストの暗視野・拡大画像情報となる効果がある。たとえ物体の構造をしめす微弱な信号のみでも画像化できる点に特色がある。
また、本発明では、特に電磁波(特にはX線)の発生源から電磁波(特にはX線)の発散角度が小さいほど、または平行度が良いほど、物体の内部全体に亘って、構造の物質にともなって、回折、位相シフト等、屈折、散乱状態等を示した繊細・緻密で高コントラストの暗視野・拡大画像情報となる効果がある。
本発明では、先ず、電磁波(特にはX線)の発生源から電磁波(特にはX線)を発生させる。発生し得られたこの電磁波(特にはX線)を分析の対象とする物体に照射し入力する。これらの使用されている電磁波(特にはX線)の作用よって、物体の物質の元素、構造、密度等に依存して、物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が発生し、使用されている電磁波(特にはX線)と共に付随し重畳する状態となっている。
その上で、本発明の第2においては、 第一の前置結晶体において使用されている電磁波(特にはX線)を単色平行電磁波(特にはX線)となるように配置し設定する。次に第二の結晶分析体は透過型結晶分析体(技術的にはLaueケースと称される場合にもとづく動力学的回折作用を活用)として配置し使用する。動力学的回折作用とは、電磁波(特にはX線)が完全に近い結晶分析体の結晶中で多重散乱することによる効果であり、これによって電磁波(特にはX線)は、結晶中の多数の結晶格子面で前方透過方向の波(O波と呼ぶ)と回折方向の波(G波と呼ぶ)が多数回繰り返し反射を受けて、O波とG波とに分光されて出てくることを意味する。ここではこの結晶分析体の動力学的回折作用による角度分析能力を利用する。
ここで、予め、第二の前記結晶分析体の厚さを固定し前記単色平行電磁波(特にはX線)の波長を変えて調整して特定の波長として設定してき、または、前記単色平行電磁波(特にはX線)の波長を固定し第二の前記結晶分析体の厚さを変えて調整して特定の厚さとして設定しておき、且つ、第二の前記結晶分析体に対して、前記単色平行電磁波(特にはX線)の入射角度を調整し設定し、前方透過方向の回折線(O波と呼称する)および回折方向の回折線(G波と呼称する)のいずれか一方の出力強度が、いずれか他方の出力強度に比較して相対的に小さくなるように調整し設定しておく。{この場合強度0から〜約25%の強度の範囲を対象とする:相対的にある程度の暗視野画像が得られれば良い場合も含む。なお、使用される単色波長を変える方法と第二の前記結晶分析体の厚さを変える方法とによって、求める物体の構造の暗視野・拡大画像情報が得られることは同じ作用効果がある。なおまた、前方透過方向の回折線(O波)の強度、および回折方向の回折線(G波)の強度の変化が、第二の前記結晶分析体の厚さの変化または単色平行電磁波(特にはX線)の波長の変化に対してある周期で現れる。}
電磁波源(特にはX線源)から得られる前記電磁波(特にはX線)を前記物体に照射し、前記電磁波(特にはX線)の作用によって前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が使用されている前記電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態となり、第一の前記前置結晶体において前記電磁波(特にはX線)を単色平行電磁波(特にはX線)としたのち、第二の前記結晶分析体に、前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が前記単色平行電磁波(特にはX線)に付随し重畳して入射させ、第二の前記結晶分析体において、前方透過方向の回折線O波または回折方向の回折線G波に分離させて出力し、前記回折線のいずれかより、少なくとも、物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)による物体の構造のほぼ暗視野・拡大画像情報が得られる効果がある。
即ち、(A)一方の前方透過方向の回折線O波において単色平行電磁波(特にはX線)の強度はほぼゼロであり、かつ物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が観測され、他方の回折方向の回折線G波において単色平行電磁波(特にはX線)および物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が重畳して観測される場合と、(B)一方の前方透過方向の回折線O波において単色平行電磁波(特にはX線)および物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が重畳して観測され、他方の回折方向の回折線G波において単色平行電磁波(特にはX線)の強度はほぼゼロであり、かつ物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が観測される場合である。 依って、
(A)前方透過方向に暗視野・拡大画像情報が得られ、回折方向には明視野・拡大画像情報が得られるか、または(B)前方透過方向に明視野・拡大・画像情報が得られ、回折方向には暗視野・拡大画像情報が得られる効果がある。
また、本発明の第3においては、第一の前置結晶体において使用されている電磁波(特にはX線)を単色平行電磁波(特にはX線)となるように設定する。次に第二の結晶分析体は反射型結晶分析体(技術的にはBraggケースと称される場合にもとづく動力学的回折作用を活用)として配置し使用する。
予め、前記単色平行電磁波(特にはX線)の波長を変えて調整し設定し、第二の前記結晶分析体の厚さを調整し設定し、第二の前記結晶分析体に対して、前記単色平行電磁波(特にはX線)の入射角度を調整し設定し、使用されている電磁波(特にはX線)の反射方向の回折線の出力強度に比較して、前方透過方向の回折線の出力強度が相対的に小さくなるように調整し設定し(完全な強度0〜約25%の強度の範囲を対象とする:相対的にある程度の暗視野画像が得られれば良い場合も含む)、第二の前記結晶分析体に、物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)と前記単色平行電磁波(特にはX線)と共に付随し重畳して入射する。
電磁波源(特にはX線源)から得られる前記電磁波(特にはX線)を前記物体に照射し、前記電磁波(特にはX線)の作用によって前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が使用されている前記電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態となり、第一の前記前置結晶体において前記電磁波(特にはX線)を単色平行電磁波(特にはX線)としたのち、第二の前記結晶分析体において、(A)一方の透過方向の回折線において単色平行電磁波(特にはX線)による強度はほぼゼロであり、かつ物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が観測され、(B)他方の反射方向の回折線において単色平行電磁波(特にはX線)、および物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が重畳して観測される。 依って、(A)前方透過方向に出力し、検出器により、前記物体の構造の暗視野・拡大画像情報が得えられる効果がある。また、(B)反射方向に出力し、検出器により、前記物体の構造の明視野・拡大画像情報が得えられる。
この場合、単色平行電磁波(特にはX線)と反射型結晶分析体の結晶の格子面との角度を浅く入射させ、完全に近い結晶中で多重散乱し回折し屈折することによる作用によって、結晶中の多数の結晶格子面で多数回繰り返し各反射を受けて、単色平行電磁波(特にはX線)はブラッグ反射の原理により一様に角度方向に全反射される。一方、反射型結晶分析体の厚さを薄く設定し、物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)は透過し、コントラストの良い暗視野・拡大画像を得られる効果がある。
第4において、使用される電磁波を電磁波発生源から、例えば特性X線、準単色X線、単色X線、単色レーザー、単色光線等とすれば、電磁波のエネルギーとしての利用効率が極めて良い。
第5において、単色平行化手段としての第一の前置結晶体の結晶体格子面(原子面)と、第二の結晶分析体(透過型結晶分析体または反射型結晶分析体)の結晶体格子面(原子面)をほぼ平行に(完全な平行を含む)配置することのもとに、結晶分析体の角度分析能力を利用している。色消し条件{単色電磁波(特にはX線)がもっている波長λに付随する波長分布Δλを含む全波長に対してほぼ同時に回折する条件}を満たしているものとする。得られる回折線の角度広がりが限りなく小さくなるために角度感度{単色電磁波(特にはX線)の角度広がりの大きさ分に対して、物体からの電磁波(特にはX線)により得られる角度の広がりの大きさ分との差分のこと}がより高くなることを条件としている。一方、物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)は角度の分散を生じている。物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)により得られる角度の広がりの分と、単色電磁波(特にはX線)の角度広がりの分(実際的には単色X線の波長λに付随され分布されるΔλとして、Δλ/λの比率として約1万分の1のレベルの広がりを持ったX線を単色X線と呼称して使われている)との差分として、暗視野画像情報が得られる。
即ち、ここでは、使用される単色平行電磁波(特にはX線)の角度広がりの大きさ分に対して、物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)の角度の分散により得られるより大きな角度の広がりの大きさ分との差分として、暗視野拡大画像情報が得られる効果がある。
また、ここで、本発明の第5においては、単色平行化手段としての第一の前置結晶体と第二の透過型結晶分析体5を一体化したユニットを構成することは容易となり、各結晶体格子面(原子面)を平行に加工しやすい効果がある。
なお、本発明の第6において記述のように、単色平行化手段としての第一の前置結晶体の結晶体格子面(原子面)と、第二の結晶分析体(透過型結晶分析体または反射型結晶分析体)の結晶体格子面(原子面)とを平行にしても、完全に平行に出来ない場合もある。色消し条件を完全に満足できない場合もある。従って、角度感度が高くない場合もある。この場合には、物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)により得られる角度の広がりの分と、使用される単色平行電磁波(特にはX線)の角度広がりの分との差分としての暗視野・拡大画像情報を確実に得るために、第二の結晶分析体を回転移動走査して、画像情報を蓄積し画像処理によって得ることも可能とする特色がある。
また、第二の結晶分析体の厚さ、またはX線の波長が変わり、色消し条件を十分満足できない場合、および角度感度が高くない場合もある。この場合には、第二の結晶分析体を回転移動走査して、画像情報を蓄積し画像処理によって拡大画像情報として得ることも可能とする効果・特色がある。
なお、本発明の第9における画像処理による暗視野・拡大画像情報を得る装置として、電磁波源(特にはX線源)から得られる電磁波(特にはX線)を、分析対象の物体に照射し、電磁波(特にはX線)の作用によって物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が、使用されている前記電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態となり、前置結晶体において、前記電磁波(特にはX線)を単色電磁波(特にはX線)とし、物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が単色電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態において検出器に入射させる。
または、電磁波源(特にはX線源)から得られる電磁波(特にはX線)を単色電磁波(特にはX線)として、物体に照射し、単色電磁波(特にはX線)の作用によって、物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が単色電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態において検出器に入射させる。
ここで、画像処理装置おいて、検出器から得られる物体からの画像情報をもちいて、走査された画像における単色電磁波(特にはX線)の搬送的な波長・周波数をもとに復調して単色電磁波(特にはX線)の周波数を削除して、物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)を主体の画像にした画像に再生する。
または走査された画像において、波長・周波数―スペクトラム変換し、単色電磁波(特にはX線)のスペクトラムを低減または削除して、散乱波画像のスペクトラムから画像に戻し、物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)を主体の画像として取り出す。
かかる方法によって、物体の構造の暗視野・拡大画像情報が得られる効果、特色がある。
なお、本発明の第1、第2、第3、第5、第6、第7、第9、第11の前置結晶体において、前置結晶体は対称モノクロメーター、非対称モノクロメーター、コリメーター、または多層膜等の結晶体等のいずれかを組み合わせて、単独、複合化、またはユニット化して用いて、単色平行化の手段とし構成し、実現することは容易に可能である。
また、本発明の第8における検査器および画像処理装置として、まず、上述の電磁波(特にはX線)の検出器は、物体の構造の画像情報がミクロンレベル以下を数百倍以上に拡大して、暗視野・拡大画像情報として検出器に入力され得られているので、数十ミクロンのレベルの解像能力でも十分である特色がある。
具体的な検出器としては、例えば、撮像管方式、蛍光増倍管方式、イメージインテンシファイア方式、CCDセンサー方式、非晶質体センサー方式、高感度化合物結晶体センサー方式、イメージングプレート方式、フィルム方式、原子核乾板方式等にもとづく。検査器にはフラット型パネル、または円柱形パネルなど、あるいはラインセンサー1次元検出器を用いることができる。いずれの検出器を用いるかは、分析対象となる物体の種類や状態等によって任意に選択すればよい。
また、例えば、物体の移動、回転、傾斜等の走査とラインセンサー1次元検出器または2次元検出器とによる組合せによる画像の走査は、画像処理装置による断層画像および立体画像の生成に有用であり、たとえばCT(コンピュータトモグラフィ)技術を導入することで新たな分析画像情報を得ることが可能になる。
また、画像処理装置としては、上記検出器による検出データに基づき、高解像能力である暗視野・拡大画像情報および明視野・拡大画像情報のいずれか一方または両方として、散乱波画像を生成できるものであり、画像合成処理等により高解像能度、高コントラスト用としての暗視野・明視野の拡大断層画像や拡大立体画像を生成可能である。
また、本発明の第1、第2、第3、第4、第9、第10、第11の発生源において、対象の電磁波としては、主としてX線(約10−3nm〜10nm)、ガンマ線(約10−2nm以下)、紫外線(約1nm〜400nm)を挙げることができ、上記分析が可能である。分析対象の物体によって任意に選択すればよい。
本発明に必要な散乱波画像として実用性のある室内レベルの発生源として、具体例に、
その一に、微小焦点のターゲットによるX線発生源として、ミクロン以下のターゲットを用いれば、発散角度が小さいほど、高分解能の繊細・緻密な散乱波画像情報がえられているので、本発明の技術は、物体の構造全体を一様に高解像能力・高コントラスト用としての暗視野・拡大画像情報としての相乗効果により極めて実用性が高い特色がある。
また、その二に、面焦点X線式によるX線発生源を用い、モノクロメーター、ミラー、キャピラリー等と組み合わせて、約30mm径の特性平行X線(準単色平行X線)が得られているので、物体の構造の詳細を観察する上では便利であり、本発明の技術は、良い平行度が得られるほど高分解能・高解像能力・高コントラスト用としての暗視野・拡大画像情報としての相乗効果により極めて実用性が高い特色がある。
また、その三に、プラズマ発生方式によるパルス方式によるX線発生源を用いれば、準単色X線として、高エネルギーを、ミリ秒以下のレベルのパルスを用いることにより、極めて短時間の照射は極めて小さい照射エネルギーとなり超省エネルギーとなっている。従来の室内用のX線発生源の電力に対して、約百分の一の電力で実現可能となる。小規模の発生源でも十分使用対象になりえる大きな特色がある。また、超短時間の動画像が得られている。物体を高速写真の画像が得られている。医療用にも照射エネルギーが少なくてすむ効果がある。従って、本発明の技術は高速度式・超省エネルギー・高解像能力・高コントラスト用としての暗視野・拡大画像情報が得られる効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図1、図2、図3、図4、図5、図6に基づいて説明する。具体的な実施例の説明においては、電磁波のうちの特にX線により説明する。
本発明の図1は透過型結晶分析体により、暗視野・拡大画像情報を得る場合における説明図である。X線発生源1、使用されるX線2、分析対象の物体3、前置結晶体4、前置結晶体4の結晶体格子面4P、透過型結晶分析体5、透過型結晶分析体5の結晶体格子面5P、単色平行X線6、暗視野(または明視野)・拡大画像情報7、明視野(または暗視野)・拡大画像情報8、検出器A9、検出器B10、なお、単色平行化手段である第一の前置結晶体4の結晶体格子面4Pと、第二の結晶分析体5(ここでは透過型結晶分析体5)の結晶体格子面5Pをほぼ平行に(完全な平行を含む)配置する。ここでは、第一の前置結晶体4と第二の透過型結晶分析体5を一体化したユニットU1から構成されている。
前置結晶体4、結晶分析体5等の結晶体の例としては、ダイヤモンド型結晶のシリコン4,4,0反射を用いている。
最初に、X線発生源1から使用されるX線2を発生させる。発生し得られたこのX線2を分析の対象とする物体3に照射し入力する。この使用されているX線2の作用よって、物体3にともなって派生するX線Sが発生し、使用されるX線2に物体3にともなって派生するX線Sが付随し重畳したX線となっている。第一の前置結晶体4において使用されているX線2を単色平行X線6となるように配置し設定する。次に第二の結晶分析体5、即ちここでは透過型結晶分析体5として配置し使用する。
先ず、この構成であれば、X線発生源1と物体3との距離L1、X線発生源1と第一の前置結晶体4に入射するまでの距離L2とすれば、物体3の光学拡大N1=L2/L1倍となる。N1は数十倍以上にある。次に、第一の前置結晶体4と第二の結晶分析体5により構成、即ち単色平行化系・兼単色平行化拡大化系の構成としては、単色平行X線6において、入射されるX線幅K1とし単色平行X線6の幅K2とすれば、N2=K2/K1倍に拡大される。即ち、物体3の構造を分析する上でN=N1・N2倍に拡大される。約数十倍から数百倍以上に拡大される。
次に予め、第二の前記結晶分析体5の厚さを固定し前記単色平行X線6の波長を変えて調整して特定の波長として設定してき、また、前記単色平行X線6の波長を固定し第二の前記結晶分析体5の厚さを変えて調整して特定の厚さとして設定しておき、
第二の前記結晶分析体5に対して、前記単色平行X線6の入射角度を調整し設定し、前方透過方向の回折線O波および回折方向の回折線G波のいずれか一方の出力強度が、いずれか他方の出力強度に比較して相対的に小さく(この場合、強度0から〜約25%の強度の範囲を対象とする)なるように調整し設定しておく。
第二の前記透過型結晶分析体5に、物体3にともなって派生するX線Sと前記単色平行X線6と共に付随し重畳して入射させて、前記透過型結晶分析体5において前方透過方向の回折線、または回折方向の回折線に分離させて出力し、前記回折線のいずれかより、検査器A9、検査器B10により、少なくとも物体3にともなって派生するX線Sによる物体3の構造の暗視野・拡大画像情報7または8に得られる。即ち、(A)一方の前方透過方向の回折線O波において単色平行X線6の強度はほぼゼロであり、かつ物体3にともなって派生するX線Sが観測され、他方の回折方向の回折線G波において単色平行X線6および物体3にともなって派生するX線Sが重畳して観測される場合と、(B)一方の前方透過方向の回折線O波において単色平行X線6および物体にともなって派生するX線Sが重畳して観測され、他方の回折方向の回折線G波において単色平行X6の強度はほぼゼロであり、かつ物体にともなって派生するX線Sが観測される場合である。よって、(A)前方透過方向に暗視野・拡大画像情報8が得られ、回折方向には明視野・拡大画像情報7が得られるか、または(B)前方透過方向に明視野・拡大・画像情報7が得られ、回折方向には暗視野・拡大画像情報8が得られることになる。
なお、単色平行化手段としての第一の前置結晶体4の結晶体格子面4Pと、第二の結晶分析5(透過型結晶分析体5)の結晶体格子面5Pをほぼ平行に(完全な平行を含む)配置することのもとに、結晶分析体5の角度分析能力を利用している。
なおまた、図1において、単色平行化手段である第一の前置結晶体4の結晶体格子面4Pと、第二の結晶分析体5(透過型結晶分析体5)の結晶体格子面5Pとを平行にしても、完全に平行に出来ない場合もある。また、色消し条件を十分満足できない場合もある。角度感度が高くない場合もある。この場合には、物体3にともなって派生するX線Sにより得られる角度の広がりの分と、単色平行X線7の角度広がりの分との差分としての暗視野・拡大画像情報8、さらには明視野・拡大画像情報7を確実に得るために、第二の結晶分析体5を回転移動走査して、画像情報を蓄積し画像処理によって得ることも可能である。
なおまた、図1において、結晶分析体5の厚さ、または単色X線6の波長が変わり、色消し条件を殆んど満足できない場合もある。角度感度が高くない場合もある。この場合には、第二の結晶分析体5を回転移動走査の構成として、画像情報を蓄積し画像処理によって拡大画像情報として得ることも可能である。
なお、図2に示すように第一の前置結晶体の前に、更に結晶体4’を入れて、単色平行化拡大系の構成においてN2’=K2/K1・K2‘/K1’倍としても良い。依って、物体3の構造を分析する上でN=N1・N2’倍に拡大され解像能力を上げている。
また次に、本発明の図3は、透過型結晶分析体5による暗視野・拡大画像情報をえる場合における別の説明図である。
X線発生源1、使用されるX線2、光学拡大系OA21、分析対象の物体3、光学拡大系OB32、第一の前置結晶体4、前置結晶体4の結晶体格子面4P、第二の透過型結晶分析体5、透過型結晶分析体5の結晶体格子面5P、単色平行X線6、暗視野(または明視野)・拡大画像情報7、明視野(または暗視野)・拡大画像情報8、検出器A9、検出器B10から構成されている。本発明の図3は、図1において、更に、分析される物体3の前方・上流であるX線発生源1側の位置に光学拡大系OA21、または分析される物体3の後方・下流の位置に、配置するX線の光学拡大系OB32を設けている。 この場合の光学拡大系としては、例えば、対称モノクロメーター、非対称モノクロメーター、放物線状反射ミラー、多層膜反射鏡、あるいはキャピラリーのいずれかを用いて構成し、組み合わせることによって集光し拡大することは容易に実現される。この構成により光学拡大系OA21から拡大比NO1倍、光学拡大系OB32から拡大比NO2倍が得られる。
この場合、物体3の前後における光学拡大比は、光学拡大系OAと物体3との距離L3と、物体3と光学拡大系OBとの距離L4、および光学拡大系OB32と単色平行化手段である第一の前置結晶体4との間の距離による拡大比により、N1’=L4/L3・K1/K3倍が得られ、従ってこの場合にはN=N1’・NO2・N2倍に拡大される。
更に、図2、図3の手段を組み合わせた場合は、N=N1’・NO2・N2’倍の拡大画像情報が得られ、高解像能力画像の分析装置として提供される。数百倍以上に拡大される。
なお、分析される物体3の前方・上流であるX線発生源1側の位置に光学拡大系OA21を平行光学系とすれば平行度が良いほど物体の構造の分解・解像度を良くする。
同様にまた、物体3の後方・下流の位置に、配置するX線の光学拡大系OB32、および図1、図2に示す平行拡大光学系(平行光学系も含む)も平行度が良いほど物体の構造の分解・解像度を良くする。
次に、本発明の図4は、反射型結晶分析体により暗視野・拡大画像情報を得る場合における説明図である。X線発生源1、使用されるX線2、分析対象の物体3、第一の前置結晶体4R、前置結晶体の結晶体格子面4RP、第二の反射型結晶分析体5R、反射型結晶分析体の結晶体格子面5RP、単色平行X線6、明視野・拡大画像情報7、暗視野・拡大画像情報8、検出器C9R、検出器D10R、
なお、単色平行化手段である第一の前置結晶体4Rの結晶体格子面4RPと、第二の結晶分析体5R(ここでは反射型結晶分析体5R)の結晶体格子面5RPをほぼ平行に(完全な平行を含む)配置する。ここでは、第一の前置結晶体4と第二の反射型結晶分析体の一体化ユニットUR1から構成されている。
最初に、X線発生源1から使用されるX線2が発生させる。発生し得られたこのX線2を分析の対象とする物体3に照射し入力する。物体3にともなって派生するX線Sが発生し、使用されるX線2に物体3にともなって派生するX線Sが付随し重畳している。
第一の前置結晶体5Rにおいて使用されているX線2を単色平行X線6となるように配置し設定する。次に第二の結晶分析体5R、即ちここでは前記反射型結晶分析体5Rとして配置し使用する。この構成であれば、図1に示したように、基本的には、物体3の構造を分析する上で、N=N1・N2=LR2/LR1・KR2/KR1倍に拡大され解像能力を上げている。約数十倍から数百倍以上に拡大される。
次に予め、前記単色平行X線6の波長を調整し設定し、第二の前記反射型結晶分析体5Rの厚さを調整し設定し、第二の前記反射型結晶分析体5Rに対して、前記単色平行X線6の入射角度を調整し設定し、使用されているX線2の反射方向の出力強度に比較して、前方透過方向の回折線の出力強度が相対的に小さく(完全な強度0〜約25%の強度の範囲を対象とする)なるように調整し設定しておく。
第二の前記反射型結晶分析体5Rに、物体3にともなって派生するX線Sと前記単色平行X線6と共に付随し重畳して入射させて、第二の前記反射型結晶分析体5Rにおいて、(A)一方の前方透過方向の回折線において単色平行X線6による強度はほぼゼロであり、かつ物体3にともなって派生するX線Sが観測され、(B)他方の反射方向の回折線に単色平行X線6、および物体3にともなって派生するX線Sが重畳して観測される。よって、(A)前方透過方向に出力し、検出器C10Rにより、前記物体の構造の暗視野・拡大画像情報8が得えられる(相対的にある程度の暗視野画像が得られれば良い場合も含む)。また、(B)反射方向に出力し、検出器D9Rにより、前記物体の構造の明視野・拡大画像情報7が得えられる。
次に、本発明は、図1、図2、図3、図4において、物体3を上述の本発明による配置とし、且つ、第一の前置結晶体4、または4Rと第二の結晶分析体5、または5Rとの間の位置に分析対象の物体31配置した場合の実施例である。
物体31の位置により、物体31全体の凡その解像能力で分析位置を決めることが出来る。その後に、詳細に分析する上で、物体3の位置により、高解像能力用として光学的に非常に拡大されて、高コントラストの暗視野・拡大画像情報が得られ、分析可能となる。即ち、本発明は、両方の機能を併用する。
更に、本発明の図5は、結晶分析体5、5Rの後方・下流に、後方単色平行光学拡大系11、検出器E12から構成されている。後方単色平行光学拡大系11は結晶体13と結晶体14により一体化ユニットU2として構成してもよい。もし、分析対象の物体31の配置のみで、物体31の解像能力を得るために光学的に拡大する場合には、巨大な光学拡大系が必要なことが判る。この場合にはN3=K5/K4倍に拡大されている。
本発明の図6は、画像処理により、暗視野・拡大画像情報を得る場合における説明図である。
(a)X線発生源1、使用されるX線2、物体3、前置結晶体4T、前置結晶体4Tから得られる単色X線6T、検出器T15。 または、(b)X線発生源1、単色X線T、物体3、検出器T16。および、画像処理装置17、表示装置18からなる。
先ず、(a)X線発生源1から使用されるX線2を発生させる。使用されるX線2を、分析対象の物体3に照射し、使用されるX線2の作用によって物体3にともなって派生するX線Sが、使用されているX線2に付随し重畳する状態となり、前置結晶体4Tにおいて、使用されているX線2を単色X線6Tとし、物体3にともなって派生するX線Sが、単色X線6Tに付随し重畳する状態において単色X線6Tと物体3にともなって派生するX線Sと重畳して検出器T15に入射する。
または、(b)X線発生源1から単色X線Tを発生させる。単色X線Tを物体3に照射し、単色X線Tの作用によって、物体3にともなって派生するX線Sが、単色X線Tに付随し重畳する状態において検出器T16に入射する。
さらに、画像処理装置17入力させる。画像処理装置17おいて、画像を生成し、走査した画像において、X線波長・周波数―スペクトラム変換し、スペクトラム分析して単色X線T、または単色X線6Tのスペクトラムを低減または削除を行い、散乱波画像情報のスペクトラムを得る。必要に応じて多重処理を重ねて、断層画像、立体画像等に編集して、画像に戻し、物体3にともなって得られるX線を主体の画像として表示装置18に出力する。かかる方法によって、物体の構造の暗視野・拡大画像情報が得られる。
また、本発明は、図1、図2、図3、図4、図5、図6のX線発生源1において、
X線発生源1に、面焦点X線式とする場合には、光学拡大系OA21としてのキャピラリーと組み合わせて、約30mm径の特性平行X線、即ち準単色平行X線として得られるので、単色平行化系(兼、単色平行光学拡大系)を経て、高解像能力・高コントラスト用としての暗視野・拡大画像情報が得られ実用的である。
また、X線発生源1に、プラズマ発生方式によるパルス駆動方式とした場合には、準単色X線として、超高エネルギーを、ミリ秒以下のレベルのパルスを用いることにより、極めて短時間の照射は極めて小さい照射エネルギーとなり超省エネルギーとなっている。数百ワットの電力で実現可能となる。また、超短時間の動画像が得られ、高速写真の画像が得られる。高速度式・超省エネルギー・高解像能力・高コントラスト用としての暗視野・拡大画像情報が得られる。
本願の発明は、室内用として、高コントラストの散乱波画像として暗視野・拡大画像を得ることであって、透過画像では不可能であった軟質体を分析可能とし、高解像能力用としての拡大画像が得られ、少なくとも数ミクロンメートルレベル以下で分析することが容易に可能とり、更には、超省エネルギーであり、且つ、高速度撮像を可能としている。特に、暗視野・拡大画像によるX線の画像は、従来のX線画像に比較し、分析対象である物体の構造を、簡単な構成で、非常に高いコントラストで、高解像能力、高精度に、極めて見やすく、瞬時に、一度に、容易に分析できることに大きな特徴を有している。またこの出願の発明の分析装置を用いて非破壊分析することにより様々な分野において有用な作用効果等のある物体を特定し、それを新たな生産物、生成物等として提供可能にもなる。例えば、従来技術では解明し確認できなかった小動物等における薬品投与や再生細胞移植とその経過を解剖せずに、内臓における生理状態を観察し、成長過程や形態変化の状態と薬品投与や再生細胞移植との因果関係の解明によって、効果のある処置を特定し提供可能となる。 医療診断対象物、食品、有機物等のあらゆる物体に対して、その構造および機能を非破壊で分析を可能とする。医療診断システム、検査・加工システム、状態・形態変化の観察システム等の新しい総合的システムをも提供することができる。特に、技術革新の著しい進歩が見られる微細技術分野においては、この出願の発明の実施により高い相乗効果を上げることが実現可能となる。
透過型結晶分析体を用いた場合の本発明の一実施形態を例示した図。 透過型結晶分析体における拡大画像の別本発明の一実施形態を例示した図。 透過型結晶分析体における拡大画像の別本発明の一実施形態を例示した図。 反射型結晶分析体を用いた場合の本発明の一実施形態を例示した図。 前置結晶体と結晶分析体との間にも分析対象の物体を設置した場合の本発明の一実施形態を例示した図。 画像処理により、暗視野・拡大画像情報を得る場合の本発明の一実施形態を例示した図。
符号の説明
なお、図中の符号は以下のものを示す。
1. X線発生源
2. 使用されるX線
21.光学拡大系OA
3. 物体
32.光学拡大系O2
S. 物体にともなって派生するX線
4. 前置結晶体
4P.前置結晶体の結晶体格子面
5. 透過型結晶分析体
5P.透過型結晶分析体の結晶体格子面
6. 単色平行X線
T. 単色X線
7. 暗視野・拡大画像情報
8. 明視野・拡大画像情報
9. 検出器A
10. 検出器B
17. 画像処理装置
18. 表示装置

Claims (11)

  1. 電磁波(特にはX線)、前置結晶体、および結晶分析体をもちいて物体の構造を分析する装置において、分析すべき物体の後方に、第一の前記前置結晶体により前記電磁波(特にはX線)を単色平行電磁波(特にはX線)とするように配置し、次に第二の前記結晶分析体を配置し、
    電磁波源(特にはX線源)から得られる前記電磁波(特にはX線)を前記物体に照射し、前記電磁波(特にはX線)の作用によって前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が使用されている前記電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態となり、第一の前記前置結晶体において前記電磁波(特にはX線)を単色平行電磁波(特にはX線)としたのち、第二の前記結晶分析体に、前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が前記単色平行電磁波(特にはX線)に付随し重畳して入射させ、第二の前記結晶分析体において、結晶分析体を透過型結晶分析体としては前方透過方向の回折線または回折方向の回折線に分離させて出力し、または、結晶分析体を反射型結晶分析体としては前方透過方向の回折線または反射方向の回折線に分離させて出力し、前記回折線による前記物体の構造の拡大画像情報が得られることを特徴とする分析装置。
  2. 請求項1において、第二の前記結晶分析体を透過型結晶分析体として配置し、
    予め、前記単色平行電磁波(特にはX線)の波長を調整して特定の波長として設定しておき、また、第二の前記結晶分析体の厚さを変え調整して特定の厚さとして設定しておき、第二の前記結晶分析体に対して、前記単色平行電磁波(特にはX線)の入射角度を調整し設定し、前方透過方向の回折線、および回折方向の回折線のいずれか一方の出力強度が、いずれか他方の出力強度に比較して相対的に小さくなるように調整し設定しておき、
    電磁波源(特にはX線源)から得られる前記電磁波(特にはX線)を前記物体に照射し、前記電磁波(特にはX線)の作用によって前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が使用されている前記電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態となり、第一の前記前置結晶体において前記電磁波(特にはX線)を単色平行電磁波(特にはX線)としたのち、第二の前記結晶分析体に、前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が前記単色平行電磁波(特にはX線)に付随し重畳して入射させ、第二の前記結晶分析体において、前方透過方向の回折線または回折方向の回折線に分離させて出力し、前記回折線のいずれかより、前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)による前記物体の構造の暗視野・拡大画像情報が、または前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)と前記単色平行電磁波(特にはX線)とによる前記物体の構造の明視野・拡大画像情報が、得られることを特徴とする分析装置。
  3. 請求項1において、第二の前記結晶分析体を反射型結晶分析体として配置し、
    予め、前記単色平行電磁波(特にはX線)の波長を調整し設定しておき、また、第二の前記結晶分析体の厚さを調整し設定しておき、第二の前記結晶分析体に対して、前記単色平行電磁波(特にはX線)の入射角度を調整し設定しておき、前記単色平行電磁波(特にはX線)の反射方向の回折線の出力強度に比較して、前方透過方向の回折線の出力強度が相対的に小さくなるように調整し設定しておき、
    電磁波源(特にはX線源)から得られる前記電磁波(特にはX線)を前記物体に照射し、前記電磁波(特にはX線)の作用によって前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が使用されている前記電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態となり、第一の前記前置結晶体において前記電磁波(特にはX線)を単色平行電磁波(特にはX線)としたのち、第二の前記結晶分析体に、前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が前記単色平行電磁波(特にはX線)に付随し重畳して入射させて、第二の前記結晶分析体の透過方向に出力し前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)による前記物体の構造の暗視野・拡大画像情報が、または、第二の前記結晶分析体の反射方向に出力し前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)と前記単色平行電磁波(特にはX線)とによる前記物体の構造の明視野・拡大画像情報が、得られることを特徴とする分析装置。
  4. 電磁波を、特性X線、準単色X線、単色X線、単色レーザー、単色光線のいずれかとし、物体の構造の画像情報が得られることを特徴とする請求項1、2、および3のいずれか分析装置。
  5. 第一の前置結晶体の結晶体格子面と第二の前記結晶分析体の結晶体格子面とを平行に設置して、前記物体の構造の画像情報を得ることを特徴とする請求項1、2、および3のいずれかの分析装置。
  6. 第二の前記結晶分析体を回転走査して、前記物体の構造の画像情報を得ることを特徴とする請求項1、2、および3のいずれかの分析装置。
  7. 分析される物体の前方・上流である電磁波源(特にはX線源)側の位置に、分析される物体の後方・下流の位置に、それぞれ必要に応じて電磁波(特にはX線)の光学拡大系を各々設けるとともに、前記光学拡大系を必要に応じて平行光学系としたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、および6のいずれかの分析装置。
  8. 前記物体の構造の画像情報を検出する電磁波(特にはX線)の検出器を備え、更には、前記画像情報を用いて、画像データを生成、構築し、断層画像情報あるいは立体断層画像情報のいずれかを生成、構築可能とする画像処理装置を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、および7のいずれかの分析装置。
  9. 電磁波(特にはX線)をもちいて物体の構造を分析する装置において、
    電磁波源(特にはX線源)からの前記電磁波(特にはX線)を、前記物体に照射し、前記電磁波(特にはX線)の作用によって前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が、使用されている前記電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態となり、前置結晶体において、前記電磁波(特にはX線)を単色電磁波(特にはX線)とし、前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が前記単色電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態において検出器に入射し、
    または、電磁波源(特にはX線源)からの前記電磁波(特にはX線)を単色電磁波(特にはX線)として、前記物体に照射し、前記単色電磁波(特にはX線)の作用によって前記物体にともなって派生する電磁波(特にはX線)が前記単色電磁波(特にはX線)に付随し重畳する状態において検出器に入射し、
    更に、画像処理装置において、前記検出器から得られる物体からの画像情報をもちいて前記単色電磁波(特にはX線)を低減または削除して、前記物体の構造の暗視野・拡大画像情報が得られることを特徴とする分析装置。
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、および9のいずれかにおいて、発生源に、パルス発生式の発生源を用いることにより、物体の構造の拡大画像情報が得られることを特徴とする分析装置。
  11. 電磁波源(特にはX線源)の後方・下流であって、第一の前置結晶体と第二の結晶体分析体からなる単色平行化系の前方・上流に、分析対象の物体を設置し、物体の構造の拡大画像を得る場合の、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、および10のいずれかの構成と、前記第一の前置結晶体と前記第二の結晶体分析体からなり単色平行化による構成の中に分析対象の物体を設置し物体の構造の画像を得る構成とを、兼ね備えたことを特徴とする分析装置。
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JP2006317305A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Hitachi Ltd X線撮像装置
JP2008078132A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Bruker Axs Inc 回転アノードx線源のx線束と輝度を増加させるための方法及び装置
JP2013108800A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム材料のシミュレーション方法

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