JP2005265340A - プラント建屋内空調システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 信頼性が高く常に適切な温度管理が得られるようにしたプラント建屋空調システムを提供すること。
【解決手段】 A階とB階、それにC階の3階建の屋根裏に空間Hを備えた火力発電所の建屋100において、A、B、Cの各階に電動式のダンパを備えた換気口1〜6を設け、且つ、空間Hには暖房用のエアハンドリングユニット18、19と排気ファン22を設ける。そして、夏季運転モードでは、エアハンドリングユニット18、19は停止したままにして換気口1〜6を開にし、室温に応じて排気ファン22を運転停止させ、強制通風と自然換気により室温が維持されるようにし、冬季運転モードでは換気口1〜6を閉じ、エアハンドリングユニット18、19を働かせて暖房を効かして室温が維持されるようにしたもの。
【選択図】 図1
【解決手段】 A階とB階、それにC階の3階建の屋根裏に空間Hを備えた火力発電所の建屋100において、A、B、Cの各階に電動式のダンパを備えた換気口1〜6を設け、且つ、空間Hには暖房用のエアハンドリングユニット18、19と排気ファン22を設ける。そして、夏季運転モードでは、エアハンドリングユニット18、19は停止したままにして換気口1〜6を開にし、室温に応じて排気ファン22を運転停止させ、強制通風と自然換気により室温が維持されるようにし、冬季運転モードでは換気口1〜6を閉じ、エアハンドリングユニット18、19を働かせて暖房を効かして室温が維持されるようにしたもの。
【選択図】 図1
Description
本発明は、プラント建屋の暖房と換気のための空調システムに係り、 特に寒冷地における工業用プラントに好適なプラント建屋内空調システムに関するものである。
例えば、火力発電所などの工業用プラントでは、その建屋内にタービン、制御盤、ポンプ、配管など、発熱を伴う各種の機器が存在し、放置しておくと、夏季に建屋内の温度が上昇してしまう。
そこで、このような場合、従来から、建屋を換気して除熱を行ない、建屋内を設計温度範囲内に保ち、当該建屋内にある機器の中で高温に弱い機器、例えば電気機器を高温から守るようにしている。
このとき、暖房が不要な地域においては、一般に換気口と排気ファンを用いた換気システムが採用され、換気と除熱が通年、実行されるようになっている。
これに対して、寒冷地においては、冬季の冷気流入により配管などが凍結する虞があり、このため、一般に換気口は設置せず、熱交換器と給気ファンを備えたエアハンドリングユニットに排気ファンを併用した暖房換気システムが採用されている。
しかし、この寒冷地の場合、夏季は給気ファンと換気ファンによる換気と除熱を行ない、冬季は給気ファンと排気ファンによる暖房と換気を行なうことになり、このため、夏季の運転動力(電力)は、暖房が不要な地域の場合に比較して大きくなる。
そこで、熱溜り空間内の温度が設定温度以上になると動作する自力式換気ダンパ装置を用い、高温時にのみ建屋の熱溜り空間内の換気を行うようにした換気システムが従来から知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この従来の換気システムでは、夏季など、高温時には自力式換気ダンパ装置が自動的に開き、冬季などで設定温度以下のときは、自力式換気ダンパ装置が閉じた状態を維持する。
従って、上記の換気システムによれば、夏季など高温時には、熱溜り空間内の換気が自動的与えられ、冬季など低温時には、外気から冷気が呼び込まれるのが自動的に防止されることになり、この結果、建屋内居住空間の快適性向上と運転動力の軽滅が実現できるのである。
特開平7−12379号公報
上記従来技術は、熱溜り空間内の温度に応じて開閉可能な換気口を用いているので、夏季の運転動力の抑制と、冬季の冷気流入防止は得られるが、自力式ダンパ装置は建屋の偶々の状態が監視できないため、ダンパ故障時に対応が遅れてしまう虞れがある。
また、上記従来技術では、室温による換気口開閉制御で近傍の雰囲気状態で作動するだけであり、このため発熱体となる機器が多い工業用プラント建屋においては、ダンパが自力で局所的に開閉動作してしまう可能性があり、冬季の冷気流入が適切に防止できなくなってしまう虞がある。
本発明の目的は、信頼性が高く常に適切な温度管理が得られるようにしたプラント建屋空調システムを提供することにある。
上記目的は、排気ファンによる通風とエアハンドリングユニットによる暖房により建屋内の温度を維持するようにしたプラント建屋内空調システムにおいて、前記建屋内を外気に連通させる換気口に電動操作により開閉動作する可動ダンパを装備させ、前記排気ファンと前記エアハンドリングユニット及び前記可動ダンパを夏季運転モードと冬季運転モードの各々により制御する中央制御手段を設け、前記夏季運転モードでは、前記排気ファンの運転制御と前記可動ダンパによる前記換気口の開閉制御により、前記建屋内の温度を制御し、前記冬季運転モードでは、前記可動ダンパにより前記換気口を閉じ、前記エアハンドリングユニットの運転制御により前記建屋内の温度が制御されるようにして達成される。
このとき、前記中央制御手段による前記夏季運転モードと前記冬季運転モードの切換えが外気温に応じて実行され、外気温が予め設定してあるモード切換温度以上のとき夏季運転モードになり、外気温が前記モード切換温度未満の場合は冬季運転モードになるようにしても、上記目的を達成することができる。
同じく、このとき、前記夏季運転モードにおける前記建屋内の温度制御が、前記可動ダンパによる前記換気口の開制御と、前記排気ファンの運転停止による自然換気により与えられるようにしても、上記目的を達成することができる。
更に、このとき、前記排気ファンの起動許可条件に、夏季運転モードで前記可動ダンパによる前記換気口の開閉制御が開になっていることと、冬季運転モードで前記エアハンドリングユニットが運転していることの少なくとも一方がインタロックとして与えられるようにしても、上記目的を達成することができる。
上記手段によれば、暖房・換気に必要となる機器を集約的に監視し制御できる。そして、これにより外気温に応じて換気ロを開閉させ、外気温が設定温度以上のときは換気ロを開き、自然換気状態にすることにより運転動力を低減させ、設定温度以下のとき換気ロを閉じ暖房を確保することにより冷気流入による配管等の凍結を防止することができる。
このため、上記手段では、例えば中央制御装置、開閉制御可能な換気ロ、熱交換器と給気ファンを備えたエアハンドリングユニット、排気ファン、室内温度検出器、及び外気温度検出器から構成される。そして、中央制御装置は前述の機器及び温度検出器を監視し制御するが、このとき中央制御装置で組まれたプログラムにより運転し、以下に述べるような制御を実行することができる。
中央制御装置では、夏季運転モード・冬季運転モードを切り換える為のモード切換温度、及び前記排気ファンを起動する為の排気設定温度を設定することができる。
夏季運転モードと冬季運転モードは、前記モード切換温度に基づいて自動的に切換えられ、外気温(外気温度検出器の計測値)が該モード切換温度以上の場合は夏季運転モード、該モード切換温度未満の場合は冬季運転モードとなる。
まず、夏季運転モードにおいては、換気口は開かれ、エアハンドリングユニットは停止される。一方、冬季運転モードにおいては、換気ロは閉じられ、エアハンドリングユニットは運転される。
このとき、中央制御装置は、運転モード、外気温、室温(室内温度検出器の計測値)、各機器の運転状態及び故障警報を表示する。
また、排気ファンは、排気設定温度に基づき自動で起動・停止され、停止状態で前記室温が排気設定温度以上に上がった場合に起動し、運転状態で室温が該排気設定温度未満に下がった場合に停止する。
中央制御装置のインタロックにより、夏季運転モードでは換気ロが開いていることを、冬季運転モードではエアハンドリングユニットが運転していることを排気ファンの起動許可条件として設定し、建屋内の負圧を防止する。
本発明によれば、信頼性が高く常に適切な温度管理が得られるようにしたプラント建屋空調システムを提供することができる。
以下、本発明によるプラント建屋内空調システムについて、図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1及び図2は、プラント建屋として、A階とB階、それにC階の3階建で、屋根裏に空調機器設置スペースとなる空間Hを持った、例えば火力発電所の建屋100に本発明を適用した場合の一実施形態であり、従って、この建屋100には、図示してないが、例えばA階には主機であるタービン発電機が設置され、B階とC階には復水器やポンプなどの各種補機が設置されることになる。
ここで、まず図1は夏季運転モードのときの各機器の状態を表わし、次に図2は冬季運転モードにおける各機器の状態を表わしたもので、このとき、図示してないが、C階はB階に、B階はA階に、それにA階は空間Hに各々連通されている。なお、これらの図において、矢印は空気の流れを表わしている。
そして、まず、A階には換気口1、2と室温(室内温度)検出器7、8が設けられ、B階には換気口3、4と室温検出器9、10が設けられ、そしてC階には換気口5、6と室温検出器11、12が設けられている。
また、空間Hには、外気取入口14、15と内気(室内空気)取入口16、17を有するエアハンドリングユニット18、19が設けてあり、このとき、各エアハンドリングユニット18、19からはダクト20、21がC階床に通じて設けられている。
更に、建屋100の屋根裏には、空間Hから外気に連通した排気ファン22が2台、設置してあり、建屋1の外部には外気温度検出器23、24が設置してある。
ここで、更に、A階には、中央制御装置25が設置してあり、これに所定のプログラムが格納されたマイコン(コンピュータ)が備えられている。そして、このマイコンに上記した各種の温度検出器で検出した温度が取り込まれ、上記したプログラムにより処理された結果に基づいて、上記した各種の換気口1〜6の開閉と、エアハンドリングユニット18、19、それに排気ファン22の運転が制御されるようになっている。
このため、各換気口1〜6と各取入口14〜17は、何れも電動操作により開閉動作する回動ベーン型の可動ダンパを備え、中央制御装置25から開閉制御されるようになっている。ここで、換気口1〜6については、図1では開いた状態として描かれ、図2では閉じた状態として描かれている。
次に、エアハンドリングユニット18、19について説明すると、これは、各々、図3に示すように、ミキシングチャンバ30とファンチャンバ31に分かれた筐体によりユニット化されている。このとき、これらミキシングチャンバ30とファンチャンバ31は、エアフィルタ32を挟んで隣接して配置され、このエアフィルタ32を介して連通されている。
そして、まず、ミキシングチャンバ30には外気取入口14、15と内気取入口16、17が配置され、これにより、外気取入口14、15を介して外気に連通できるようにされ、内気取入口16、17を介してA階に連通できるように構成してある。
次に、ファンチャンバ31は、熱交換器33と給気ファン34が設けられている。そして、この給気ファン34の送風口に各ダクト20、21が連通され、これにより、ミキシングチャンバ30からエアフィルタ32を介して取り込まれ、熱交換器33を通過したた空気が、給気ファン34から各ダクト20、21に供給されるようになっている。
このとき、ミキシングチャンバ30には、PLC(プログラマブルコントローラ)を備えたローカル制御盤35が設置してあり、これにより給気設定温度と外気取入口14、15のダンパ最低開度、つまり換気用の最低外気取入量を確保するのに必要な開度が設定できるようにしてある。
次に、図4は、中央制御装置25に備えてある操作表示盤の一例で、図において、エアハンドリングユニット#1、#2がエアハンドリングユニット18、19の操作ボタンで、排気ファン#1、#2が2台の排気ファン22の操作ボタンであり、換気口#1〜#6は各々換気口1〜6の操作ボタンである。
この操作表示盤には、まず、図4の左側に示されているように、外気温度検出器23、24の計測値で与えられる外気温の表示部(a)と、室温(室温検出器7〜12の計測値)の表示部(b)、自動・手動の操作切換スイッチの設置部(c)、非常停止ボタンの設置部(d)、エアハンドリングユニット18、19の運転・停止スイッチと各々の故障警報表示ランプの設置部(e)、それに排気ファン22の運転・停止スイッチと各々の故障警報表示ランプの設置部(f)が設けられている。
また、同じく右側には、夏季運転モードと冬季運転モードの各々の運転モードについての表示部(g)と、換気ロ1〜6の開・閉スイッチと各々の故障警報表示ランプの設置部(h)が設けられている。
このとき、設置部(c)の操作切換スイッチ、設置部(d)の非常停止ボタン、設置部(e)のエアハンドリングユニット18、19、設置部(f)の運転・停止スイッチ、それに設置部(h)の開・閉スイッチは、各々の状態表示も兼ねていて、「運転」と「開」については緑色、「停止」と「閉」については赤色に点灯するようになっている。
次に、この実施形態の動作について説明する。ここで、この実施形態によるシステムでは、運用開始にに際して、まず、運転モードを夏季運転モードと冬季運転モードに切換えるための温度(モード切換温度)と、排気ファン22を起動するための温度(設定排気温度)を中央制御装置25のマイコンに設定しておく必要がある。
このため、中央制御装置25には、図示してないが、例えば定数設定用のテンキーや数字表示部を備えたパネルが設けてあり、ユーザは、システムの運用開始時、或いは任意の時点で、上記した温度など、必要な事項がマイコンに入力できるようになっている。
そして、このとき設定すべき温度のうち、まず、モード切換温度は、このシステムが適用対象としたプラントの設計条件により異なるが、ダンパの凍結や配管の局所的な凍結の防止の見地から、10℃〜15℃の温度に設定するのが望ましい。
このとき、短時間に運転モードが頻繁に切り換わったのでは、機器の運転上好ましくないので、タイマー機能などにより、切換えられた夏季及び冬季のいずれかの運転モードが一定時間は維持されるようにした制御が適用されている。
次に、排気設定温度は、これも同様に、プラントの設計条件などにより異なるが、−時的な異常高温の防止の見地から、当該プラントの許容最高設計条件で決まる温度よりも5℃前後低く設定するのが望ましく、従って、そのような温度に設定する。
このときも同じく、短時間で排気ファン22が頻繁に起動・停止を繰り返すのはファンの運転上好ましくないので、同じくタイマー機能などにより一定時間は運転及び停止のいずれかの状態を保つ、といった制御が適用されている。
このとき、室内温度検出器7〜12は当該階床の室内で発熱が多いエリアに適宜配置し、中央制御装置25では、それらの中で最高値を室温として設定表示し、その最高値を排気ファン22の起動・停止制御に使用する。
また、外気温度検出器23、24は建屋100の周辺の各方位に適宜配置し、中央制御装置25では、それらのなかで最低温を外気温として設定表示し、その最低値を運転モードの切換制御に使用する。
こうしてモード切換温度と排気設定温度の設定を終われば、システムの運用準備は一応終わるので、ここで、運転を開始するのであるが、このとき、通常は、操作部(c)の『自動』ボタンを押して自動運転を選択する。そして、このときは『自動』ボタンが緑色に点灯し、自動運転であることが表示される。
そうすると、このときは、夏季運転モードと冬季運転モードの切換えが自動的に行われ、外気温がモード切換温度以上のときは夏季運転モードで動作し、外気温がモード切換温度未満のときは冬季運転モードで動作することになる。
そして、エアハンドリングユニット18、19の運転・停止と排気ファン220起動・停止、それに換気口1〜6の開・閉も自動運転され、このとき、操作部(e)のエアハンドリングユニットの運転・停止スイッチ及び操作部(f)の排気ファンの運転・停止スイッチの操作は無効になり、操作部(h)の換気口の開・閉スイッチの操作も無効になって、いずれも『運転』と『開』のスイッチが緑色に点灯する。
そこで、以下、各運転モード毎に分けて説明する。
・夏季運転モード・
外気温がモード切換温度以上の場合、システムは夏季運転モードに自動的に切換えられる。そして、このとき、エアハンドリングユニット17、18は2台とも停止され、従って、このとき各々の『停止』ボタンは赤色に点灯する。
外気温がモード切換温度以上の場合、システムは夏季運転モードに自動的に切換えられる。そして、このとき、エアハンドリングユニット17、18は2台とも停止され、従って、このとき各々の『停止』ボタンは赤色に点灯する。
そして、換気ロ1〜6は全て開き、従って、このとき、各々の『開』表示が緑色に点灯するが、ここで、この切換に際しては、先ずエアハンドリングユニット22を停止させ、停止後に換気口1〜6を開くというインタロック制御が適用されていて、これにより暖房負荷の一時的な変動が防止されるようになっている。
このとき、排気ファン22は、排気設定温度に基づいて自動的に起動・停止され、停止状態で室温が排気設定温度以上に上がった場合に起動し、換気ロ1〜6が全て開になっている状態で、強制的に換気ロ1〜6から外気を導入させ、空間Hから外気に排出させるという強制通風により、室温が排気設定温度を保持するようにされる。
そして、室温が排気設定温度未満に下がった場合は、排気ファン22を停止させ、全て開になっている換気ロ1〜6から外気が自然に導入され、空間Hから外気に排出されることにより、室温が排気設定温度未満を維持する自然換気が働く状態にする。
このとき、更に換気ロ1〜6の開閉を個別に制御して、自然換気による温度維持の制御が得られるようにしてもよい。
そして、室温が排気設定温度未満に下がっているとき、この排気ファン22の運転による強制通風動作と排気ファン22を停止させた自然通風動作を室温に応じて適宜択させ、室温が排気設定温度を維持するように制御するのである。
・冬季運転モード・
外気温がモード切換温度未満の場合、システムは冬季運転モードに自動的に切換えられる。そして、このとき、換気ロ1〜6は6箇所全て閉じられるが、エアハンドリングユニット22は、1台だけが運転される場合と、2台とも全部運転される場合が室温に応じて選択される。従って、各々の『運転』ボタンは、各々の運転状態に応じて緑色が点灯されることになる。
外気温がモード切換温度未満の場合、システムは冬季運転モードに自動的に切換えられる。そして、このとき、換気ロ1〜6は6箇所全て閉じられるが、エアハンドリングユニット22は、1台だけが運転される場合と、2台とも全部運転される場合が室温に応じて選択される。従って、各々の『運転』ボタンは、各々の運転状態に応じて緑色が点灯されることになる。
ここで、換気ロ1〜6は、上記したように、6箇所全て閉じられ、従って、このとき各々の『閉』ボタンが赤色に点灯するが、このときも、まず、先に換気口1〜6を閉じ、その後、エアハンドリングユニット22を起動させるというインタロック制御が適用され、これにより暖房負荷が一時的に変動するのが防止できるようになっている。
ここで、夏季運転モードと冬季運転モードの何れの場合においても、室温が排気設定温度以上になったときは、排気ファン22を2台全て起動させ(このとき、各々のボタンに緑色の『運転』表示が点灯する)、排気設定温度未満に下がったときは、2台全てを停止させる(このとき各々のボタンに赤色の『停止』表示が点灯する)。
以上は自動運転の場合で、通常は、この自動運転が選択されるが、ここで、例えばシステムの試運転や故障などに際しては『手動』ボタンを押して手動操作が選択される。このとき、『手動』ボタンに緑色が点灯し、手動操作が選択されていることが表示される。
そして、この『手動』操作のときは、換気ロ1〜6の開・閉スイッチ操作、エアハンドリングユニット18、19と排気ファン22の運転・停止スイッチが手動で個別に操作することができるようになる。
具体的には、オペレータが、表示部(a)の外気温と表示部(b)の室温をモニタし、換気ロ1〜6の開閉と、エアハンドリングユニット18、19と排気ファン22の運転と停止を各々個別に制御し、表示部(a)の外気温に対して、表示部(b)の室温が所望の温度範囲に収まるように操作することになる。
このとき、この実施形態では、夏季運転モードにおける排気ファン22の起動に、換気口1〜6が開いていることが許可条件になるようにインタロックが組み込まれており、これにより建屋100内が負圧になるのが防止されるようにしてある。
また、このとき、6箇所の換気口と2第の排気ファンでバランスがとれるようにしてあるので、複数箇所にある換気ロ1〜6の故障時などのバランスを考慮し、換気口1〜6が6箇所全て正常に開いている場合だけ排気ファン22が2台全て起動できるようにしておく。
そして、このとき、換気口1〜6の中でダンパに故障が発生したものについては、直ちに修理する必要があるのはいうまでもないが、正常に開いている換気ロの数が3箇所以上の場合は1台の排気ファン22のみ起動可能にするが、1箇所以下のときは1台も起動しないというインタロックを組むのが望ましい。
次に、この実施形態では、冬季運転モードにおける排気ファン22の起動許可には、エアハンドリングユニット18、19が運転していることが条件になるようにする。
そして、このときも、夏季運転モードの場合と同様、故障が発生したエアハンドリングユニットには直ちに修理の必要があるが、エアハンドリングユニット18、19が正常に運転していなければ排気ファン22も起動させないというインタロックを組むのが望ましい。
ところで、上記実施形態の場合、エアハンドリングユニットが2台で排気ファンも2台、それに換気口は6箇所の場合であり、従って、上記した故障に際してのインタロックの組合わせがあまり多く得られないが、しかし、対象とするプラントの建屋が大きくて、例えば図5に示すように、エアハンドリングユニットが#1〜#4まで4台あり、排気ファンも#1〜#4まで4台、それに換気口は#1〜#12まで12箇所もある場合は、以下に説明するように、かなり自由で細かな組合わせが可能である。
すなわち、換気口が#1〜#12まで12箇所、全て正常に開いている場合だけ排気ファンは#1〜#4まで4台全て起動でき、このとき、故障が発生した換気孔は即時、修理する必要があるが、正常に開いている換気ロの員数が9箇所以上11箇所までの場合は、起動できる排気ファンの台数は3台のみ、6箇所以上8箇所以下の場合は2台のみ、3箇所以上5箇所以下の場合は1台のみとし、3箇所未満の場合は1台も起動しないというインタロックを組むことができる。
同様に、冬季運転モードにおける排気ファンの起動許可条件については、エアハンドリングユニットが運転していることとするが、このときエアハンドリングユニット#1〜#4の内で、#1〜#4の排気ファンと同数台が正常に運転していなければ排気ファンも起動しないというインタロックを組むことができる。但し、このときは、夏季運転モードの場合と同様、故障が発生したエアハンドリングユニットには即時、修理が必要であるのはいうまでもない。
ここで、前述の起動許可条件は、自動運転に限らず、手動運転の場合も有効とし、この場合には、前述の夏季運転モードと冬季運転モードの何れかの起動許可条件が満たされていれば起動できるものとする。
ところで、図1と図2の実施形態では、外気温が前記モード切換温度より低い場合(自動操作時の冬季運転モードに相当)、たとえ操作切換スイッチを『手動』にしても、換気口1〜6を『開』にすることはできないように制御し、これにより、いかなるときも、配管などに凍結が発生しないようにすることができる。
そして、この実施形態では、不測の事態が発生した場合、図4の操作部(d)にある非常停止ボタンを押すことにより、換気ロ1〜6の全てが閉に、そして、2台のエアハンドリングユニット18、19と同じく2台排気ファン22が停止に、それぞれ一斉に制御される。
ところで、この実施形態の場合、冬季運転モードにおいては、外気取入ロ14、15から取り入れられた外気と内気取入ロ16、17から取り入れられた室内の空気はミキシングチャンバ30の中で混合され、エアフィルタ32を通過した後、熱交換器33により暖められ、給気ファン34によりダクト20、21を通って各階の室内に供給されるようになっている。
このとき熱交換器33による暖気温度の調節は、前記した給気設定温度と、混合空気検出器36の計測値として与えられるミキシングチャンバ30内の温度、及び給気温度検出器37の計測値として与えられる給気ファン34の出口温度を用い、前記したPLCが必要熱量を計算して制御されるようになっている。
ここで、この熱交換器33による温度調節においては、前記したように、既にPLCが外気と室内循環空気の混合割合を計算して、ミキシングチャンバ30の温度が給気設定温度に近づくよう、外気取入ロ14、15と内気取入口16、17のダンパ開度が調整されており、従って、ここでのエアハンドリングユニット18、19に必要な暖房負荷が低減されることになる。
なお、前述した通り、熱交換器33で温度調節が与えられるので、外気温が前記モード切換温度以上の場合(自動操作時の夏季運転モードに相当)でも、必要であればエアハンドリングユニット18、19を手動操作により運転しても問題ない。
従って、以上の実施形態によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
まず、中央制御装置から各機器の状態と温度状態を監視して制御することができるので、故障にも迅速に対応することができる。
また、外気温に基づいて換気ロを開閉させ、冬季は換気ロが開けられないように制御できるので、冬季の冷気流入による配管凍結の虞れがなくなり、夏季の運用においては、通常、自然換気で対応できるので、夏季の運転動力を低減することができる。
更に、建屋内で発熱が多いエリアの室温に基づいて排気ファンの起動と停止ができるので、建屋内の局所的な異常高温発生を抑えることができる。
しかも、排気ファンの起動時、夏季では換気ロが開いていることを、冬季はエアハンドリングユニットが運転されていることを、各々起動許可条件として設定することができ、この場合は建屋内が負圧になるのを防止できる。
1〜6:換気ロ
7〜12:室内温度検出器
14、15:外気取入口
16、17:内気取入口
18、19:エアハンドリングユニット
20、21:ダクト
22:排気ファン
23、24:外気温度検出器
25:中央制御装置
30:ミキシングチャンバ
31:ファンチャンバ
32:エアフィルタ
33:熱交換器
34:給気ファン
35:ローカル制御盤
36:混合空気検出器
37:給気温度検出器
7〜12:室内温度検出器
14、15:外気取入口
16、17:内気取入口
18、19:エアハンドリングユニット
20、21:ダクト
22:排気ファン
23、24:外気温度検出器
25:中央制御装置
30:ミキシングチャンバ
31:ファンチャンバ
32:エアフィルタ
33:熱交換器
34:給気ファン
35:ローカル制御盤
36:混合空気検出器
37:給気温度検出器
Claims (4)
- 排気ファンによる通風とエアハンドリングユニットによる暖房により建屋内の温度を維持するようにしたプラント建屋内空調システムにおいて、
前記建屋内を外気に連通させる換気口に電動操作により開閉動作する可動ダンパを装備させ、
前記排気ファンと前記エアハンドリングユニット及び前記可動ダンパを夏季運転モードと冬季運転モードの各々により制御する中央制御手段を設け、
前記夏季運転モードでは、前記排気ファンの運転制御と前記可動ダンパによる前記換気口の開閉制御により、前記建屋内の温度を制御し、
前記冬季運転モードでは、前記可動ダンパにより前記換気口を閉じ、前記エアハンドリングユニットの運転制御により前記建屋内の温度が制御されるように構成したことを特徴とするプラント建屋内空調システム。 - 請求項1に記載のプラント建屋内空調システムにおいて、
前記中央制御手段による前記夏季運転モードと前記冬季運転モードの切換えが外気温に応じて実行され、
外気温が予め設定してあるモード切換温度以上のとき夏季運転モードになり、
外気温が前記モード切換温度未満の場合は冬季運転モードになることを特徴とするプラント建屋内空調システム。 - 請求項1に記載のプラント建屋内空調システムにおいて、
前記夏季運転モードにおける前記建屋内の温度制御が、前記可動ダンパによる前記換気口の開制御と、前記排気ファンの運転停止による自然換気により与えられることを特徴とするプラント建屋内空調システム。 - 請求項1に記載のプラント建屋内空調システムにおいて、
前記排気ファンの起動許可条件に、夏季運転モードで前記可動ダンパによる前記換気口の開閉制御が開になっていることと、冬季運転モードで前記エアハンドリングユニットが運転していることの少なくとも一方がインタロックとして与えられていることを特徴とするプラント建屋内空調システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004080468A JP2005265340A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | プラント建屋内空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004080468A JP2005265340A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | プラント建屋内空調システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005265340A true JP2005265340A (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=35090084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004080468A Pending JP2005265340A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | プラント建屋内空調システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005265340A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010060200A (ja) * | 2008-09-03 | 2010-03-18 | Nec Corp | 空調システム、及び空調方法 |
| JP2017096531A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | 三菱重工業株式会社 | 空気調和システム、及びその制御方法並びにプログラム |
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2004
- 2004-03-19 JP JP2004080468A patent/JP2005265340A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
| JP2010060200A (ja) * | 2008-09-03 | 2010-03-18 | Nec Corp | 空調システム、及び空調方法 |
| JP2017096531A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | 三菱重工業株式会社 | 空気調和システム、及びその制御方法並びにプログラム |
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