JP2005263080A - バッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】鉛バッテリの状況に応じて必要最低限の電装品を確実に作動させることで鉛バッテリの充放電の収支を安定させる。
【解決手段】車載電源分配装置10内に電流検出部51と電圧検出部53と中央制御部17を設け、電流検出部51と電圧検出部53での検出結果に基づいて鉛バッテリ5の状態を検知し、この検知結果に基づいて、鉛バッテリ5の充放電の収支を安定させるよう、不揮発性メモリ13内に予め記憶された優先順位に従ってリレー11a,11b,…を選択的にオンオフ制御する。鉛バッテリ5の状態に応じて、必要最低限の電装品M1,M2,M3,M4,…を確実に作動させることで鉛バッテリ5の充放電の収支を安定させる。
【選択図】図2
【解決手段】車載電源分配装置10内に電流検出部51と電圧検出部53と中央制御部17を設け、電流検出部51と電圧検出部53での検出結果に基づいて鉛バッテリ5の状態を検知し、この検知結果に基づいて、鉛バッテリ5の充放電の収支を安定させるよう、不揮発性メモリ13内に予め記憶された優先順位に従ってリレー11a,11b,…を選択的にオンオフ制御する。鉛バッテリ5の状態に応じて、必要最低限の電装品M1,M2,M3,M4,…を確実に作動させることで鉛バッテリ5の充放電の収支を安定させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両に搭載される鉛バッテリの状態(電池残量又は劣化度)を検知するバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置に関するものである。
一般的な自動車内の電源系統として、鉛バッテリとオルタネータとが併用されたものがある。この場合、自動車の始動等においては、鉛バッテリから各部の電装品に電源の供給を行うが、鉛バッテリの電力消費を継続すると、当該鉛バッテリの残存電力が少なくなってしまい、最終的には自動車の各部に電源供給を行うことができなくなる。そこで、エンジンの回転によって交流発電を行い、ここで発電された電力を鉛バッテリに充電することで、各部の電装品に対して長時間の電源供給を可能にしている。
近年の著しい電子技術の進展により、自動車の分野では、ドライブバイワイヤーやブレーキバイワイヤー等、電線を用いた様々な電子制御の技術が開発されている。これらの技術は、オーディオやエアコン等の自動車の付属的な電装品だけでなく、自動車の走行等に係る主要な機能をも電子制御化しようとするものであり、今後は益々、1台の自動車に多くの電装品が使用されて、電子化及びシステム化が進展する傾向にある。
したがって、多くの電装品が搭載された自動車において、鉛バッテリ及びオルタネータから各種の電装品に対しては、電源供給を効率よく行う必要があり、特にその際に鉛バッテリの状態検知を正確に行って、その状態に応じた電源供給を行うことが必要となる。
ところで、車載された鉛バッテリの状態検知を行う技術としては、従来より種々のものが提案されているが、頻繁に充放電が行われている使用中(走行中等)の鉛バッテリの状態を正確に検知するのは困難である。例えば、従来技術として、鉛バッテリの開放端子電圧を検出して電池残量を検知する技術があるが、走行中等は鉛バッテリに対する充放電が度々行われるため、鉛バッテリの溶液中の濃度勾配等の影響により、開放端子電圧が安定せず、電池残量を正確に検知することができない。
そこで、本発明の解決すべき課題は、走行中であっても正確かつ簡単に鉛バッテリの状態を検知しながら、その鉛バッテリの状態が安定するよう、負荷を選択的にオンオフ制御して鉛バッテリの充放電の収支を調整することが可能なバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置を提供することである。
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、鉛バッテリとオルタネータとに接続されて、各種の電装品への電源分配を行うバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置であって、前記鉛バッテリに対して充電又は放電される電流を検出する電流検出手段と、前記鉛バッテリの端子電圧を検出する電圧検出手段と、前記鉛バッテリ及び前記オルタネータから前記各電装品に対する電源供給を個別にオンオフする開閉手段と、前記電流検出手段及び前記電圧検出手段での検出結果に基づいて前記鉛バッテリの状態を検知し、この検知結果に基づいて、前記鉛バッテリの状態が安定するよう、前記開閉手段を選択的にオンオフ制御して前記鉛バッテリの充放電の収支を調整する制御手段とを備えるものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置であって、前記制御手段が、前記鉛バッテリに対する充電又は放電が開始された際に、前記電流検出手段を介して検出されるその充放電の電流値と、前記電圧検出手段を介して検出されるその充放電の開始の前後における前記端子電圧の変化量とに基づいて、前記鉛バッテリの状態を検知し、この検知結果に基づいて、前記鉛バッテリの状態が安定するよう、前記開閉手段を選択的にオンオフ制御するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置であって、前記制御手段は、前記充放電の電流値と前記端子電圧の変化量とに基づいて、前記鉛バッテリの内部抵抗値を導出し、その内部抵抗値に基づいて前記鉛バッテリの状態を検知するものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置であって、前記制御手段は、前記鉛バッテリに対する充電が行われた際に導出した前記内部抵抗値である充電内部抵抗値と、前記鉛バッテリに対する放電が行われた際に導出した前記内部抵抗値である放電内部抵抗値とに基づいて前記鉛バッテリの状態を検知するものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置であって、前記制御手段は、前記充電内部抵抗値と前記放電内部抵抗値との比に基づいて前記鉛バッテリの状態を検知するものである。
請求項6に記載の発明は、請求項2から請求項5のいずれかに記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置であって、前記制御手段は、前記充放電の電流値と前記端子電圧の変化量とに基づいて、前記鉛バッテリの電池残量及び劣化度のうちの少なくともいずれか一方を検知するものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置であって、前記制御手段が、前記鉛バッテリに対する充電が開始された際に、充電開始に伴う前記鉛バッテリの前記端子電圧の所定時間当たりの上昇量を前記電圧検出手段を介して検出し、その所定時間当たりの上昇量に基づいて前記鉛バッテリの状態を検知し、この検知結果に基づいて、前記鉛バッテリの状態が安定するよう、前記開閉手段を選択的にオンオフ制御するものである。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置であって、前記制御手段が、前記所定時間当たりの上昇量に基づいて、前記鉛バッテリの電池残量及び劣化度のうちの少なくともいずれか一方を検知するものである。
請求項1〜請求項8に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置は、制御手段により、電流検出手段及び電圧検出手段での検出結果に基づいて鉛バッテリの状態を検知し、この検知結果に基づいて、鉛バッテリの充放電の収支を安定させるよう、開閉手段を選択的にオンオフ制御するよう構成しているので、鉛バッテリの状態に応じて優先順位の低い電装品をオフにするなどして、バッテリの充放電の収支を容易に安定させることができる。
請求項2〜請求項6に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置は、鉛バッテリに対する充電又は放電が開始された際に、その充放電の電流値と、その充放電の開始の前後の鉛バッテリの端子電圧の変化量とに基づいて、鉛バッテリの状態を検知するため、走行中であっても、所望の充放電のタイミングに合わせて鉛バッテリの状態を正確かつ簡単に検知することができ、これに基づいてバッテリの充放電の収支を適切に安定させることができる。
請求項3に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置は、放電の電流値と端子電圧の変化量とに基づいて、鉛バッテリの内部抵抗値を導出し、その内部抵抗値に基づいて鉛バッテリの状態を検知するため、鉛バッテリの状態を正確かつ簡単に検知することができ、これに基づいてバッテリの充放電の収支を適切に安定させることができる。
請求項4に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置は、鉛バッテリに対する充電が行われた際に導出した内部抵抗値である充電内部抵抗値と、鉛バッテリに対する放電が行われた際に導出した内部抵抗値である放電内部抵抗値とに基づいて鉛バッテリの状態を検知するため、鉛バッテリの状態を正確かつ簡単に検知することができ、これに基づいてバッテリの充放電の収支を適切に安定させることができる。
請求項5に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置は、充電内部抵抗値と放電内部抵抗値との比に基づいて鉛バッテリの状態を検知するため、鉛バッテリの状態を正確かつ簡単に検知することができ、これに基づいてバッテリの充放電の収支を適切に安定させることができる。
請求項7及び請求項8に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置は、鉛バッテリに対する充電が開始された際に、充電開始に伴う鉛バッテリの端子電圧の所定時間当たりの上昇量を電圧検出手段を介して検出し、その所定時間当たりの上昇量に基づいて鉛バッテリの状態を検知するため、走行中であっても、所望の放電のタイミングに合わせて鉛バッテリの状態を正確かつ簡単に検知することができ、これに基づいてバッテリの充放電の収支を適切に安定させることができる。
{第1の実施の形態}
<構成>
本発明の第1の実施の形態に係るバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置(パワー・ディストリビュート・ユニット)10は、図1の如く、負荷である電装品M1,M2,M3,M4,…のオンオフを行うものであって、特に、鉛バッテリ5の状態(電池残量及び劣化度の少なくともいずれか一方)を精度良く検知し、この検知結果に基づいて、必要な電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…を選択的に動作させることで、鉛バッテリ5の状態を適切に安定させるものである。尚、この明細書において、電池残量とは、鉛バッテリ5の満充電時を基準とした放電可能な電荷量を示し、劣化度とは経年変化による鉛バッテリ5の劣化の度合いを示している。
<構成>
本発明の第1の実施の形態に係るバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置(パワー・ディストリビュート・ユニット)10は、図1の如く、負荷である電装品M1,M2,M3,M4,…のオンオフを行うものであって、特に、鉛バッテリ5の状態(電池残量及び劣化度の少なくともいずれか一方)を精度良く検知し、この検知結果に基づいて、必要な電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…を選択的に動作させることで、鉛バッテリ5の状態を適切に安定させるものである。尚、この明細書において、電池残量とは、鉛バッテリ5の満充電時を基準とした放電可能な電荷量を示し、劣化度とは経年変化による鉛バッテリ5の劣化の度合いを示している。
図2は本発明の第1の実施の形態に係るバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10を示す回路ブロック図である。このバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10は、図1及び図2の如く、オルタネータ1からの発電電圧を調整するレギュレータ3と鉛バッテリ5とに接続されて各種の電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…への電源分配を行うものであって、特に、電流検出部(電流検出手段)51と、電圧検出部(電圧検出手段)53と、CPU等により構成される中央制御部(制御手段)17とを備えて構成される。
オルタネータ1は、図2の如く、例えば三相交流発電機が適用され、例えばVベルト等によって自動車のクランクシャフトの回転動力を受ける回転子としてのロータ21と、このロータ21の周囲に配置されたステータ23と、ロータ21の回転により発生したステータ23の各相における起電力を整流するためのダイオードによって構成される整流回路25とを備えている。
ロータ21は、レギュレータ3からの界磁電流を受けて磁界を発生する電磁コイルが適用される。ロータ21の両端には、レギュレータ3からの与えられる界磁電流の変化を抑制するためのコンデンサ26が介装される。
ステータ23は、例えばU相、V相及びW相のそれぞれのコイル27が一対ずつで合計6個設けられており、これに伴って、整流回路25も、ステータ23の各コイル27に対応したハイ側ダイオード29a及びロー側ダイオード29bを合わせて合計12個のダイオードが使用されてなる。そして、ステータ23のロー側ダイオード29bのカソードから出力される発電電流は、バッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10の複数のヒューズ30を介してリレー11a,11b,…(後述)に接続される。
レギュレータ3は、オルタネータ1での発電電力がエンジンの回転数等によって変動するのを緩和するものであって、オルタネータ1のロータ21の一端に接続された第1のスイッチング素子(トランジスタ)33と、ロータ21の他端に接続された第2のスイッチング素子(トランジスタ)35と、これらの両スイッチング素子33,35をオンオフまたはチョッパ制御してロータ21の界磁電流を調整するIC部37とを備える。そして、このIC部37は、バッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10のレギュレータ制御部15(後述)から与えられたレギュレータ調整電圧指令値D1に基づいて、ロータ21の界磁電流を調整する。尚、IC部37には、スイッチ38を介してバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10内でヒューズ30に与えられる電圧が入力されており、この発電電圧が一定電圧以下になると、LED等が使用されたインストゥルメントパネルの充電警告灯39を点灯するようになっている。
そして、バッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10は、図2の如く、各種の電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…(図1参照)への電源供給をオンオフするリレー(開閉手段)11a,11b,…と、鉛バッテリ5の状態等の自動車の様々な状況に応じて予め決定しておいた優先順位の情報が格納された不揮発性メモリ(記憶手段)13と、レギュレータ3を制御することで当該レギュレータ3を通じてオルタネータ1から供給される電圧を調整するレギュレータ制御部(レギュレータ制御手段)15と、電流検出部(電流検出手段)51と、電圧検出部(電圧検出手段)53と、バッテリ状態や自動車の各部で得られた情報に基づいて、レギュレータ制御部15を制御するとともに、不揮発性メモリ13に格納された優先順位に従ってリレー11a,11b,…のオンオフを制御する上記の中央制御部(制御手段)17とを備える。
リレー11a,11b,…は、例えば、オーディオやエアコン等の自動車にとって付属的な機能を司る付属的機器M1…をそれぞれオンオフする付属的機器用リレー11a…と、アンチロックブレーキ等のブレーキアシストやエアバッグシステムといったアクティブセイフティ機器M3…をそれぞれオンオフするセイフティ用リレー11b…とがあり、各リレー11a,11b,…は、スイッチとなる接点41と、この接点を電磁誘導により開閉する電磁コイル43とを備えた一般的なものがそれぞれ使用される。
不揮発性メモリ13は、フラッシュROMまたはEEPROM等の書き込み可能なデータ記憶媒体が使用され、各リレー11a,11b,…をオンオフ制御する態様と、上述のオルタネータ1のロータ21の界磁電流をレギュレータ3のIC部37で設定するために指示するレギュレータ調整電圧指令値D1を、自動車の状況、例えば鉛バッテリ5の状態(残量状態及び劣化状態等)や、進行方向に障害物があって衝突が予想されるプリクラッシュ状況や、自動車の所定部位の電流、電圧及び温度がそれぞれ異常な値を示しているような何らかの異常状態、あるいはそれ以外の通常運転状態等に対応づけた状態で、例えばデータテーブルといった所定のフォーマットで予め保有している。
ここで、各リレー11a,11b,…をオンオフ制御する態様のデータテーブルの例としては、自動車の安全度に応じて各電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…に優先順位を付与したものが適用される。例えばこのデータテーブルとしては、鉛バッテリ5の状態(残量状態及び劣化状態等)や、自動車が衝突寸前の状況(プリクラッシュ状況)であるような様々な状況を想定し、オーディオやエアコン等の付属的機器M1…に係る付属的機器用リレー11a…をオフにするとともに、アンチロックブレーキ等のブレーキアシストやエアバッグシステムといったアクティブセイフティ機器M3…に係るセイフティ用リレー11b…をオンにする、といった内容のデータテーブルがある。
レギュレータ制御部15は、中央制御部17から指示されたタイミングで、当該中央制御部17から与えられたレギュレータ調整電圧指令値D1を、レギュレータ3のIC部37に出力するようになっている。
電流検出部51は、例えばシャント抵抗等が使用され、図3の如く、鉛バッテリ5のプラス端子に接続される充放電用の通電路54に介挿されており、鉛バッテリ5に対して充電又は放電される電流を検出する。電圧検出部53は、鉛バッテリ5の端子電圧を検出する。
中央制御部(CPU)17は、図示しないRAM等が接続され、上記の不揮発性メモリ13内に予め格納されたソフトウェアプログラムに基づいて動作する機能要素であって、このソフトウェアプログラムによって定義された機能としては、自動車の様々な状況を判断し、当該状況に応じて、トランジスタを通じて各リレー11a,11b,…を個別にオンオフする第1の機能と、不揮発性メモリ13から読み出したレギュレータ調整電圧指令値D1を選択し、この選択したレギュレータ調整電圧指令値D1をレギュレータ制御部15を介してレギュレータ3に出力する第2の機能とがある。
中央制御部17の第1の機能は、図2の如く、鉛バッテリ5と各ヒューズ30との間に設置された電流検出部(電流検出手段)51から入力される電流値Iを認識し、各ヒューズ30を通じて各リレー11a,11b,…に共通に印加される電圧値Vを電圧検出部(電圧検出手段)53での検知に基づいて認識し、鉛バッテリ5の筐体表面等の所定の部位の温度を温度センサー55での検知に基づいて認識するとともに、車内LANの多重通信線57から通信機を通じて得られた自動車の各電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…の駆動状況を認識し、これらの認識結果(電流認識結果、電圧認識結果、温度認識結果及び自動車状況認識結果)に基づいて各リレー11a,11b,…を個別にオンオフ制御する。
ここで、第1の機能において、電流認識結果に基づいて各リレー11a,11b,…をオンオフ制御する場合は、電流検出部51で検知された電流値Iが所定の基準電流値を超えていた場合に、この電流値Iを過電流と判断し、一部または全てのリレー11a,11b,…を一時的に切断したり、チョッパ制御で電流値Iを低減したりする。
また、この第1の機能において、電流認識結果に基づいて各リレー11a,11b,…をオンオフ制御する際、中央制御部17は、鉛バッテリ5に対する充電又は放電が開始された際に、電流検出部51を介して検出されるその充放電の電流値と、電圧検出部53を介して検出されるその充放電の開始の前後における端子電圧の変化量とに基づいて、鉛バッテリ5の電池残量及び劣化度を検知する。鉛バッテリ5に対する充電又は放電の開始の中央制御部17による検知は、例えば電流検出部51による充放電電流の検出に基づいて行われる。
ここで、本実施形態に係る鉛バッテリ5の状態検知の原理について説明する。
図4は、鉛バッテリに対して種々の電流値で充放電が行われた際の端子電圧の変化状況を計測した結果を示すグラフである。図4の試験では、開放端子電圧がその電池残量に対応する値に安定した状態にある鉛バッテリ5に対して、開放端子電圧(電池残量)を種々に異ならせて種々のレベルの充放電を行わせ、その各充放電の開始直後(例えば、充放電の開始から100ms後(充放電は継続中))における端子電圧を計測した。図4のグラフの横軸は開放端子電圧に対応し、縦軸は充放電の開始直後の端子電圧に対応している。そして、図4のグラフG1a〜G1cの各系列は、各開放端子電圧において5A、10A、15Aの充電を行った際の充電開始から微小時間後(例えば、100ms後)の端子電圧の計測結果に対応しており、グラフG2a〜G2cの各系列は、各開放端子電圧において5A、10A、15Aの放電を行った際の充電開始から微小時間後(例えば、100ms後)の端子電圧の計測結果に対応している。また、グラフG3の系列は、充放電を行わないとき(端子電圧の変化がないとき)の状態を参考として表したものである。
図4の試験結果より、開放端子電圧が比較的高い状態(電池残量が大きい状態)(例えば、図4のA1で示す領域)では、開放端子電圧が高いほど(電池残量が大きいほど)充放電(特に、充電)に対する鉛バッテリ5の端子電圧の変化量が大きいことが分かる。これより、充放電時の電流値と端子電圧の変化量とに基づいて、少なくとも鉛バッテリ5の電池残量が推定可能であることが分かる。
また、これらの数量値は、次に述べるように鉛バッテリ5の劣化度にも大きく関係しており、これらの数量値に基づいて鉛バッテリ5の劣化度も推定可能である。図5は、劣化度の異なる2種類の鉛バッテリについて充放電に伴う端子電圧の変化量を比較したグラフである。より詳細には、図5のグラフG11は、電池残量が約80%の新品の鉛バッテリ5に対して電流値を変化させつつ充放電を行わせて、充放電時の端子電圧の変化量を計測した結果を示し、グラフG12は、電池残量が約75%の劣化品の鉛バッテリ5に対して電流値を変化させつつ充放電を行わせて、充放電時の端子電圧の変化量を計測した結果を示している。図5のグラフより、電池残量が同レベルであれば、各レベルの充放電に対する端子電圧の変化量が、新品より劣化品の方が大きくなっていることが分かる。
本実施形態では、鉛バッテリ5の電池残量及び劣化度を推定するためのさらに有利な数量指標を取得するため、中央制御部17に、充放電時の電流値と端子電圧の変化量とに基づいてその時点における鉛バッテリ5の内部抵抗値を導出させるようにしている。内部抵抗値Rinの導出は、例えば充放電時の電流値I及び端子電圧の変化量dVを用いて、オームの法則に基づく、
Rin=dV/I
の関係式により行うことができる。
Rin=dV/I
の関係式により行うことができる。
図6は、鉛バッテリ(新品の鉛バッテリ)に対して所定電流値の充放電が行われた際の開放端子電圧と導出した内部抵抗値との関係を示すグラフであり、グラフの横軸は開放端子電圧に対応し、縦軸は内部抵抗値に対応している。より詳細には、図6のグラフG21は、異なる各開放端子電圧において10Aの充電を行った際の計測結果に基づいて導出された内部抵抗値(充電内部抵抗値)を示しており、グラフG22は、異なる各開放端子電圧において10Aの放電を行った際の計測結果に基づいて導出された内部抵抗値(放電内部抵抗値)を示している。図6のグラフより、特に開放端子電圧の比較的高い状態において、内部抵抗値(特に、充電の際に導出した充電内部抵抗値)と開放端子電圧(電池残量)との相関が強く現れていることが分かる。
また、内部抵抗値は鉛バッテリ5の劣化度を評価するのに非常に有効な数量指標であるため(一般に、劣化が進むにつれて内部抵抗値が増大する)、この導出した内部抵抗値を用いて鉛バッテリ5の劣化度を推定することができる。よって、例えば、その導出した充電内部抵抗値及び放電内部抵抗値のいずれか一方、又は両方に基づいて、中央制御部17に鉛バッテリ5の劣化度を検知させるようにすることができる。この場合、例えば、所定の閾値レベルを設け、充電内部抵抗値又は放電内部抵抗値がその閾値レベルを上回ったことを検知した場合に、中央制御部17に鉛バッテリ5の劣化を報知するための報知信号を出力させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、鉛バッテリ5の状態検知のためのさらに有効な数量指標を得るため、互いに近接したタイミングで取得した充電内部抵抗値と放電内部抵抗値との比を算出して状態検知に用いるようにしている。図7は、異なる開放端子電圧において鉛バッテリ(新品の鉛バッテリ)に所定電流値の充放電を行わせた際に取得した充電内部抵抗値と放電内部抵抗値との比の値を示すグラフである。より詳細には、図7の充電内部抵抗値と放電内部抵抗値との比の値は、異なる複数の開放端子電圧において、近似したタイミングで所定電流値(例えば、10A)の充電と放電とを鉛バッテリ5に対して行い、その充放電の際に上述の手法で充電内部抵抗値と放電内部抵抗値とを取得し、その充電内部抵抗値を放電内部抵抗値で割り算することにより導出している。図7のグラフより、開放端子電圧が比較的高い状態(電池残量が比較的多い状態)では、両内部抵抗値の比と開放端子電圧(電池残量)との間に比例関係に近い顕著な相関関係があり、両内部抵抗値の比より電池残量が推定可能であることが分かる。
そこで、本実施形態では、近接したタイミングで鉛バッテリ5に対する充電と放電とが行われた際に、中央制御部17に、その充放電を電流検出部51を介して検出させ、その充電に基づく充電内部抵抗値と放電に基づく放電内部抵抗値とを取得させる。充電内部抵抗値及び放電内部抵抗値は、上述のように、その充放電時に電流検出部51を介して検出される充放電の電流値と、電圧検出部53を介して検出されるその充放電の開始の前後における端子電圧の変化量(例えば、充放電の開始前の端子電圧と充放電が開始されてから100ms後の端子電圧との差)とに基づいて、オームの関係式等を用いて導出されて取得される。そして、中央制御部17に、その両内部抵抗値の比(例えば、充電内部抵抗値を放電内部抵抗値で割り算した値)を導出させ、その導出した両内部抵抗値の比に基づいてその時点における鉛バッテリ5の状態(特に、電池残量)を検知させるようになっている。
ここで、両内部抵抗値の比に基づく電池残量の検知は、例えば、両内部抵抗値と電池残量との対応関係を試験により予め取得してその対応関係を示すデータ(データテーブル等)を中央制御部17の記憶部に登録しておき、その対応関係データを用いて行うことができる。この場合、中央制御部17に、その検知した電池残量に関する情報を所定の図示しない表示部を介して表示させるようにしてもよい。
そして、第1の機能においては、この鉛バッテリ5の状態に応じて、不揮発性メモリ13内に予め格納されたデータテーブルに基づいて、この鉛バッテリ5の状態を安定させるよう、各リレー11a,11b,…をオンオフ制御して鉛バッテリ5の充放電の収支を調整する。ここで、鉛バッテリ5の状態によって電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…をオフにする場合は、例えば、鉛バッテリ5の残量が少ない場合に、多くの不必要な電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…をオフにして鉛バッテリ5の回生を行ったり、また鉛バッテリ5の劣化が進んでいる場合は、その鉛バッテリ5の劣化状況に応じて、充放電を切り換える電圧を調整する際に適切な電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…の消費電力を決定し、その消費電力に応じた電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…のオンオフ制御を行うようになっている。この場合、例えば、鉛バッテリ5が過充電にならないように、例えば鉛バッテリ5の残量が満充電(100%)に対して98%前後の所定の残量範囲内に維持されるようになっている。尚、鉛バッテリ5が劣化した場合は、満充電状態での電圧も変化するため、例えば、その変化した電圧を基準に、鉛バッテリ5の残量が満充電(100%)に対して所定の残量範囲内に維持されるようになっている。
また、第1の機能において、電圧認識結果のみに基づいても、各リレー11a,11b,…をオンオフ制御する。この場合は、電圧検出部53で検知された電圧値Vが所定の基準最大電圧値を超えていた場合に、一部または全てのリレー11a,11b,…を一時的に切断したり、チョッパ制御で電圧値Vを低減したりする。一方、電圧検出部53で検知された電圧値Vが所定の基準最小電圧値を下回っていた場合に、第2の機能を通じてレギュレータ3からの電圧を増大させる。
さらに、第1の機能において、温度認識結果に基づいて各リレー11a,11b,…をオンオフ制御する場合は、温度センサー55で検知された温度が所定の基準温度値を超えていた場合に、温度センサー55が設置された部位が過熱状態であると判断し、一部または全てのリレー11a,11b,…を一時的に切断したり、チョッパ制御を行ったりして温度を低減する。
さらにまた、第1の機能において、多重通信線57から得られた自動車状況認識結果に基づいて各リレー11a,11b,…をオンオフ制御する場合は、不揮発性メモリ13内に保有しているデータテーブル等を参照し、自動車状況認識結果に応じた各リレー11a,11b,…のオンオフ制御を行う。即ち、このデータテーブル等では、自動車の安全度に応じて各電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…に優先度を付与しておき、これに基づいて自動車の状況に応じて各電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…のオンオフを行う。
例えば、自動車の速度センサーやGPS受信機等から多重通信線57を通じて与えられた信号に基づいて当該自動車の一定速度以上での走行を認識し、且つCCDを用いた車両周辺視認装置またはレーザー等を用いた測距装置等から多重通信線57を通じて与えられた信号に基づいて当該自動車の進行方向に存在する障害物を検出した場合に、自動車が衝突寸前の状況(プリクラッシュ状況)である旨を判断し、この判断結果に基づいて、オーディオやエアコン等の付属的機器M1…に係る付属的機器用リレー11a…をオフ(給電遮断状態)にするとともに、セイフティ用リレー11b…をオンにしてアンチロックブレーキ等のブレーキアシストやエアバッグシステムといったアクティブセイフティ機器M3…をオン(給電可能状態)にし、鉛バッテリ5またはレギュレータ3からの電源をアクティブセイフティ機器M3…に集中して供給する。これにより、自動車の衝突の直前において、安全上重要なアクティブセイフティ機器M3…に集中して電源供給を行うことができ、かかるアクティブセイフティ機器M3…を確実に動作させるのを可能にする。
中央制御部17の第2の機能では、上述のように、不揮発性メモリ13からレギュレータ調整電圧指令値D1を読み出して自動車の状況に応じて選択し、この選択したレギュレータ調整電圧指令値D1をレギュレータ制御部15を介してレギュレータ3に出力するものである。このレギュレータ調整電圧指令値D1としては、原則的に、オルタネータ1で発電された発電電圧の最大値をバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10に与えるよう、ロータ21の界磁電流を予め定められた最大値とするための値が選択される。特に、第1の機能において、電圧検出部53で検知された電圧値Vが所定の基準最小電圧値を下回っていた場合には、レギュレータ3のロータ21の界磁電流を予め定められた最大値とするための値をレギュレータ調整電圧指令値D1として選択する。一方、第1の機能において、電圧検出部53で検知された電圧値Vが所定の基準最大電圧値を超えた場合には、レギュレータ3のロータ21の界磁電流を低減するためのレギュレータ調整電圧指令値D1を選択する。そして、これらの選択されたレギュレータ調整電圧指令値D1を、レギュレータ制御部15を通じてレギュレータ3のIC部37に出力する。
尚、図2中の符号59はスタータ・スイッチ部を示しており、スタータ・モータ61を電磁リレー63でオンオフする構成となっている。
<動作>
上記構成のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10の動作を説明する。このバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10は、図1及び図2の如く、オルタネータ1からの発電電圧を調整するレギュレータ3と鉛バッテリ5とに接続されて各種の電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…への電源分配を行うのに際して、鉛バッテリ5の状態(残量状態及び劣化状態等)やプリクラッシュ等の自動車の様々な状況に応じた優先順位を予め決定しておき、種々の自動車の状況に際して、鉛バッテリ5の状態を安定させるように、その時点で前記優先順位の低い電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…をオフにする等を行うことで、鉛バッテリ5の充放電の収支を調整するとともに、必要な電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…を確実に動作させる。ここで、鉛バッテリ5の状態によって電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…をオフにする場合は、例えば、鉛バッテリ5の残量が少ない場合に、多くの不必要な電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…をオフにして鉛バッテリ5の回生を行ったり、また鉛バッテリ5の劣化が進んでいる場合は、その鉛バッテリ5の劣化状況に応じて、充放電を切り換える電圧を調整する際に適切な電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…の消費電力を決定し、その消費電力に応じた電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…のオンオフ制御を行うことになる。この場合、例えば、鉛バッテリ5が過充電にならないように、例えば鉛バッテリ5の残量が満充電(100%)に対して98%前後の所定の残量範囲内に維持されるようにする。尚、鉛バッテリ5が劣化した場合は、満充電状態での電圧も変化するため、例えば、その変化した電圧を基準に、鉛バッテリ5の残量が満充電(100%)に対して所定の残量範囲内に維持されるようにする。
上記構成のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10の動作を説明する。このバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10は、図1及び図2の如く、オルタネータ1からの発電電圧を調整するレギュレータ3と鉛バッテリ5とに接続されて各種の電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…への電源分配を行うのに際して、鉛バッテリ5の状態(残量状態及び劣化状態等)やプリクラッシュ等の自動車の様々な状況に応じた優先順位を予め決定しておき、種々の自動車の状況に際して、鉛バッテリ5の状態を安定させるように、その時点で前記優先順位の低い電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…をオフにする等を行うことで、鉛バッテリ5の充放電の収支を調整するとともに、必要な電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…を確実に動作させる。ここで、鉛バッテリ5の状態によって電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…をオフにする場合は、例えば、鉛バッテリ5の残量が少ない場合に、多くの不必要な電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…をオフにして鉛バッテリ5の回生を行ったり、また鉛バッテリ5の劣化が進んでいる場合は、その鉛バッテリ5の劣化状況に応じて、充放電を切り換える電圧を調整する際に適切な電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…の消費電力を決定し、その消費電力に応じた電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…のオンオフ制御を行うことになる。この場合、例えば、鉛バッテリ5が過充電にならないように、例えば鉛バッテリ5の残量が満充電(100%)に対して98%前後の所定の残量範囲内に維持されるようにする。尚、鉛バッテリ5が劣化した場合は、満充電状態での電圧も変化するため、例えば、その変化した電圧を基準に、鉛バッテリ5の残量が満充電(100%)に対して所定の残量範囲内に維持されるようにする。
まずバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10の中央制御部17は、不揮発性メモリ13からレギュレータ調整電圧指令値D1を読み出して自動車の状況に応じて選択し、この選択したレギュレータ調整電圧指令値D1をレギュレータ制御部15を介してレギュレータ3に出力しており、原則として、このレギュレータ調整電圧指令値D1を調整することで、オルタネータ1で発電された発電電圧の最大値をバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10に与えるよう制御する。そして、必要な電装品だけでなく、不要な電装品をも短期的にできるだけオンすることで、オルタネータ1で発電される発電電力を増大させる。この場合、レギュレータ3のIC部37は、バッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10から与えられたレギュレータ調整電圧指令値D1に応じて、オルタネータ1のロータ21の界磁電流を予め定められた最大値に設定し、これによりオルタネータ1で発電されてレギュレータ3からバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10に与えられる発電電圧は、原則として常に予め定められた最大値に設定される。
ここで、図2において、鉛バッテリ5と各ヒューズ30との間に介装されたシャント抵抗等の電流検出部51から入力される電流値Iが、所定の基準電流値を超えていた場合には、中央制御部17はこの電流値Iを過電流と判断し、一部または全てのリレー11a,11b,…を一時的に切断したり、チョッパ制御で電流値Iを低減したりする。
そして、中央制御部17は、鉛バッテリ5に対する充電又は放電が開始された際に、その充放電の電流値と、その充放電の開始の前後の鉛バッテリ5の端子電圧の変化量と(図5)に基づいて、鉛バッテリ5の状態を検知する。具体的に、中央制御部17は、充放電の電流値と端子電圧の変化量と(図5)に基づいて、鉛バッテリ5に対する充電が行われた際に導出した内部抵抗値である充電内部抵抗値と、鉛バッテリ5に対する放電が行われた際に導出した内部抵抗値である放電内部抵抗値との比(図7)を求め、この比に基づいて、鉛バッテリ5の状態を検知する。
これにより、走行中であっても、所望の充放電のタイミングに合わせて鉛バッテリ5の状態(残量状態及び劣化状態等)を正確かつ簡単に検知することができる。
そして、中央制御部17は、かかる鉛バッテリ5の状態に基づいて、例えば、鉛バッテリ5の残量が低下していると判断した場合には、一部または全てのリレー11a,11b,…を一時的に切断したり、チョッパ制御で電流値Iを低減したりする。
また、各ヒューズ30を通じて各リレー11a,11b,…に共通に印加される電圧値Vが、所定の基準最大電圧値を超えていた場合には、中央制御部17は、一部または全てのリレー11a,11b,…を一時的に切断したり、チョッパ制御で電圧値Vを低減したりする。また中央制御部17は、レギュレータ調整電圧指令値D1を調整することで、オルタネータ1のロータ21の界磁電流を調整し、レギュレータ3からバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10に与えられる発電電圧を調整する。
逆に、電圧検出部53で検知された電圧値Vが所定の基準最大最小電圧値を下回っていた場合には、中央制御部17は、レギュレータ3のロータ21の界磁電流を予め定められた最大値とするための値をレギュレータ調整電圧指令値D1として選択し、このレギュレータ調整電圧指令値D1を、レギュレータ制御部15を通じてレギュレータ3のIC部37に出力する。このとき、レギュレータ3のIC部37は、バッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10から与えられたレギュレータ調整電圧指令値D1に基づいて、ロータ21の界磁電流を調整することで、オルタネータ1のロータ21の界磁電流を予め定められた最大値に設定し、これによりオルタネータ1で発電されてレギュレータ3からバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置10に与えられる発電電圧を、原則として常に予め定められた最大値に設定する。
また、温度センサー55で検知された温度が、所定の基準温度値を超えていた場合には、中央制御部17において温度センサー55が設置された部位が過熱状態であると判断し、一部または全てのリレー11a,11b,…を一時的に切断したり、チョッパ制御を行ったりして温度を低減する。
さらに、中央制御部17は、多重通信線57から得られた自動車状況認識結果に基づいて各リレー11a,11b,…をオンオフ制御する。
例えば、自動車の速度センサーやGPS受信機等から多重通信線57を通じて与えられた信号に基づいて当該自動車の一定速度以上での走行を認識し、且つCCDを用いた車両周辺視認装置またはレーザー等を用いた測距装置等から多重通信線57を通じて与えられた信号に基づいて当該自動車の進行方向に存在する障害物を検出した場合には、中央制御部17は、自動車が衝突寸前の状況(プリクラッシュ状況)である旨を判断する。そして、この判断結果に基づいて、オーディオやエアコン等の付属的機器M1…に係る付属的機器用リレー11a…をオフにするとともに、セイフティ用リレー11b…をオンにしてアンチロックブレーキ等のブレーキアシストやエアバッグシステムといったアクティブセイフティ機器M3…をオンにし、鉛バッテリ5またはレギュレータ3からの電源をアクティブセイフティ機器M3…に集中して供給する。これにより、自動車の衝突の直前において、安全上重要なアクティブセイフティ機器M3…に集中して電源供給を行うことができ、かかるアクティブセイフティ機器M3…を確実に動作させるのを可能にする。
このように、この実施形態では、鉛バッテリ5に対する充電又は放電が開始された際に、その充放電の電流値と、その充放電の開始の前後の鉛バッテリ5の端子電圧の変化量と(図5)に基づいて、鉛バッテリ5の状態を検知しているので、鉛バッテリ5の状態を中央制御部17で正確かつ簡単に検知することができる。したがって、この正確に検知した鉛バッテリ5の状態に基づいて、鉛バッテリ5の状態を安定させるよう、各リレー11a,11b,…をオンオフ制御して鉛バッテリ5の充放電の収支を調整しながら、必要な電装品を中心にオンすることが可能となり、各電装品に対する電源分配を適切に行うことができる。しかも、電流検出部51、電圧検出部53及び各リレー11a,11b,…をオンオフ制御する中央制御部17が車載電源分配装置10内に内蔵されているので、車載電源分配装置10を設置するだけで、鉛バッテリ5の状態を安定させるように、鉛バッテリ5の充放電の収支を調整するよう制御できるので、自動車への搭載時等においてその取り扱いに便利である。
また、この実施形態では、各種の電装品M1,M2,M3,M4,…について、鉛バッテリ5の状態(残量状態及び劣化状態等)やプリクラッシュ等の自動車の様々な状況に応じた優先順位を予め決定しておき、種々の自動車の状況に際して、その時点で前記優先順位の低い電装品M1,M2,M3,M4,…をオフにする等を行うことで、鉛バッテリ5の充放電の収支を可及的に安定させるとともに、必要な電装品(負荷)M1,M2,M3,M4,…を確実に動作させることができるので、鉛バッテリ5やオルタネータ1として、プリクラッシュ状況等の特殊な状況を考慮した大型且つ重量級の製品を使用しなくても、自動車の状況に応じて必要最低限の電装品M1,M2,M3,M4,…のみを確実に且つ効率よく作動させることが可能である。したがって、多くの電装品が搭載された自動車において、鉛バッテリ5及びオルタネータ1の大型化・重量化を緩和できる。ひいては、高圧電線を必要としなくなるため、これらに接続されるワイヤーハーネスの大型化・重量化をも緩和することができる。
また、アクティブセイフティ機器M3…が作動しない場合に鉛バッテリ5の充放電の収支を安定させるにあたって、必要な電装品だけでなく、不要な電装品をも短期的にできるだけオンすることで、オルタネータ1で発電される発電電力を増大させることで、アクティブセイフティ機器M3…が作動する際には、かかるアクティブセイフティ機器M3…に対して確実に給電を行うことができる。
{第2の実施の形態}
本発明の第2の実施の形態に係るバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置(パワー・ディストリビュート・ユニット)10は、電流検出部(電流検出手段)51と、電圧検出部(電圧検出手段)53と、CPU等により構成される中央制御部17とを備えて構成され、車両に搭載される鉛バッテリ5の状態(電池残量及び劣化度の少なくともいずれか一方)を検知する点で、図1〜図3に示した第1の実施の形態と同様である。
本発明の第2の実施の形態に係るバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置(パワー・ディストリビュート・ユニット)10は、電流検出部(電流検出手段)51と、電圧検出部(電圧検出手段)53と、CPU等により構成される中央制御部17とを備えて構成され、車両に搭載される鉛バッテリ5の状態(電池残量及び劣化度の少なくともいずれか一方)を検知する点で、図1〜図3に示した第1の実施の形態と同様である。
ただし、第1の実施の形態においては、中央制御部17が、鉛バッテリ5に対する充電又は放電が開始された際に、電流検出部51を介して検出されるその充放電の電流値と、電圧検出部53を介して検出されるその充放電の開始の前後における端子電圧の変化量とに基づいて、鉛バッテリ5の電池残量及び劣化度を検知していたのに対し、この第2の実施の形態においては、中央制御部17が、鉛バッテリ5に対する充電が開始された際に、充電開始に伴う鉛バッテリ5の端子電圧の所定時間当たりの上昇量を電圧検出部53を介して検出し、その所定時間当たりの上昇量に基づいて鉛バッテリ5の状態を検知する。この鉛バッテリ5に対する充電開始の中央制御部17による検知は、例えば電流検出部51による充電電流の検出に基づいて行われる。
次に、本実施形態に係る鉛バッテリ5の状態検知の原理について説明する。
図8は、種々の状態の鉛バッテリに対して所定の電流値で充電が行われた際の端子電圧の経時変化を計測した結果を示す波形グラフである。図8の試験では、波形グラフG1で示すように所定電流(例えば、10A)の充電を状態の異なる鉛バッテリ5に行った。そして、図8の各波形グラフG2〜G4は、開放端子電圧(OCV)が13.0V(電池残量がほぼ満充電の状態)の新品の鉛バッテリ5、開放端子電圧が11.7V(電池残量が満充電を基準として約20%の状態)の新品の鉛バッテリ5、及び開放端子電圧が12.5Vの劣化品の鉛バッテリ5に対して波形グラフG1の充電を行った際の端子電圧の経時変化について試験結果をそれぞれ示している。なお、図8の試験は、鉛バッテリ5の開放端子電圧がその電池残量に対応した値に安定した状態で、グラフG1の充電を行ったものである。
図8の試験結果より、鉛バッテリ5の状態(電池残量、劣化度)により同じ電流値の充電を行った場合でも、充電に伴って生じる端子電圧の所定時間当たりの変化量(あるいは、端子電圧の変化速度(傾きM1〜M3))が種々に異なっていることが分かる。これによって、この充電に伴って生じる端子電圧の所定時間当たりの変化量を計測することにより、その時点における鉛バッテリ5の状態を検知可能であることが分かる。
図9は、異なる開放端子電圧において新品の鉛バッテリに所定電流値の充電を行わせた際に取得した端子電圧の上昇速度を示すグラフであり、その横軸は開放端子電圧に対応し、縦軸は端子電圧の上昇速度に対応している。図9の試験では、新品の鉛バッテリ5に対して、開放端子電圧(電池残量)を種々に異ならせて所定電流値(例えば、10A)の充電を行わせ、その各充電の開始に伴う端子電圧の上昇速度を計測した。端子電圧の上昇速度の計測は、例えば、充電開始時(時刻t0)の端子電圧(開始電圧)と、充電開始時から所定時間(例えば、100ms)が経過した時点における端子電圧(上昇電圧)とを計測し、その開始電圧と上昇電圧との差である上昇量を導出し、その上昇量を前記所定時間(例えば、100ms)で割算することにより行われる。
図9の試験結果より、開放端子電圧が比較的高い状態(電池残量が大きい状態)では、開放端子電圧が高いほど(電池残量が大きいほど)端子電圧の上昇速度が大きいことが分かる。これより、少なくとも新品の鉛バッテリ5については、充電開始に伴う端子電圧の上昇速度を計測すれば、その計測結果に基づいて電池残量が推測可能であることが分かる。また、試験の結果、開放端子電圧が同じであれば、劣化が進んだ鉛バッテリ5程、所定電流値の充電開始に伴う端子電圧の上昇速度が大きくなることが分かっている。例えば、開放端子電圧が12.5Vのときの所定電流値の充電開始に伴う端子電圧の上昇速度が、新品の鉛バッテリ5では図9のグラフのように約7(V/s)であるのに対し、劣化品の鉛バッテリ5では約38(V/s)となる。
この試験結果より、例えば、状態(電池残量及び劣化度)の異なる種々の鉛バッテリ5について、鉛バッテリ5の劣化度と、電池残量と、所定電流量の充電開始に伴う端子電圧の上昇速度との関係を試験により導出し、その関係を示すデータを中央制御部17に登録しておくことにより、別の手法により鉛バッテリ5の劣化度が分かっていれば、中央制御部17が、登録されている劣化度と電池残量と端子電圧の上昇速度との関係に基づいて、別の手法により取得した劣化度と、所定電流値の充電開始に伴う端子電圧の上昇速度とから電池残量を推測することが可能である。あるいは、別の手法により鉛バッテリ5の充電残量が分かっていれば、中央制御部17が、登録されている劣化度と電池残量と端子電圧の上昇速度との関係に基づいて、別の手法により取得した充電残量と、所定電流値の充電開始に伴う端子電圧の上昇速度とから劣化度を推測することが可能である。
具体例としては、例えば、満充電時において充電開始に伴う端子電圧の上昇速度に基づいて鉛バッテリ5の劣化度を検知する場合について説明する。まず、準備として、満充電時における鉛バッテリ5の劣化度と、所定電流値の充電開始に伴う端子電圧の上昇速度との関係を試験により取得し、その関係を予め中央制御部17に登録しておく。そして、中央制御部17は、鉛バッテリ5が満充電であることを検知している状態において、所定電流値の充電が鉛バッテリ5に開始されたことを電流検出部51を介して検知した際に、その充電開始に伴う端子電圧の上昇速度を電圧検出部53を介して検出し、その検出した端子電圧の上昇速度から劣化度を、予め登録されている劣化度と端子電圧の上昇速度との関係に基づいて導出する。中央制御部17による鉛バッテリ5が満充電状態であることの検知は、例えば、所定レベルの充電電圧が鉛バッテリ5に印加された際の充電電流の減少度等を電流検出部51を介して検出することにより行うことができる。
また、劣化度の検知の具体的な判定手法として、例えば、劣化度に関する所定の閾値レベルを設けておき、検出した充電開始に伴う端子電圧の上昇速度がその閾値レベルを上回ったことを検知した場合に、中央制御部17に鉛バッテリ5の劣化を報知するための報知信号を出力させるようにしてもよい。
そして、この正確に検知した鉛バッテリ5の状態に基づいて、中央制御部17により、鉛バッテリ5の充放電の収支を安定させるよう、各リレー11a,11b,…をオンオフ制御して必要な電装品を中心にオンする点は、図1〜図3に示した第1の実施の形態と同様である。
かかる本実施形態によっても、各電装品に対する電源分配を適切に行うことができる。しかも、電流検出部51、電圧検出部53及び各リレー11a,11b,…をオンオフ制御する中央制御部17が車載電源分配装置10内に内蔵されているので、車載電源分配装置10を設置するだけで鉛バッテリ5の状態に応じて鉛バッテリ5の充放電の収支を安定させるよう制御できるので、自動車への搭載時等においてその取り扱いに便利な点も、図1〜図3に示した第1の実施の形態と同様である。
なお、本実施形態では、鉛バッテリ5に対する所定電流値の充電が行われるのを検知して、そのタイミングで鉛バッテリ5の状態検知を行うようにしているが、中央制御部7にオルタネータ、レギュレータ等を制御させて鉛バッテリ5の所定電流値の充電を行わせることにより、状態検知に利用可能な鉛バッテリ5に対する充電のタイミングを中央制御部17が積極的に制御するようにしてもよい。
このように、本実施形態によれば、鉛バッテリ5に対する所定電流値の充電が開始された際に、充電開始に伴う鉛バッテリ5の端子電圧の所定時間当たりの上昇量(上昇速度)を電圧検出部53を介して検出し、その上昇速度に基づいて鉛バッテリ5の状態(電池残量及び劣化度の少なくともいずれか一方)を検知するため、走行中であっても所望の放電のタイミングに合わせて鉛バッテリ5の状態を正確かつ簡単に検知することができ、この検知結果に基づいて、鉛バッテリ5の充放電の収支を安定させるよう適切に制御できる。
1 オルタネータ
3 レギュレータ
5 鉛バッテリ
M1,M2,M3,M4,… 電装品
10 バッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置
11a,11b,… リレー
13 不揮発性メモリ
15 レギュレータ制御部
17 中央制御部
21 ロータ
23 ステータ
25 整流回路
30 ヒューズ
33,35 スイッチング素子
37 IC部
51 電流検出部
53 電圧検出部
55 温度センサー
57 多重通信線
3 レギュレータ
5 鉛バッテリ
M1,M2,M3,M4,… 電装品
10 バッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置
11a,11b,… リレー
13 不揮発性メモリ
15 レギュレータ制御部
17 中央制御部
21 ロータ
23 ステータ
25 整流回路
30 ヒューズ
33,35 スイッチング素子
37 IC部
51 電流検出部
53 電圧検出部
55 温度センサー
57 多重通信線
Claims (8)
- 鉛バッテリとオルタネータとに接続されて、各種の電装品への電源分配を行うバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置であって、
前記鉛バッテリに対して充電又は放電される電流を検出する電流検出手段と、
前記鉛バッテリの端子電圧を検出する電圧検出手段と、
前記鉛バッテリ及び前記オルタネータから前記各電装品に対する電源供給を個別にオンオフする開閉手段と、
前記電流検出手段及び前記電圧検出手段での検出結果に基づいて前記鉛バッテリの状態を検知し、この検知結果に基づいて、前記鉛バッテリの状態が安定するよう、前記開閉手段を選択的にオンオフ制御して前記鉛バッテリの充放電の収支を調整する制御手段と
を備えるバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置。 - 請求項1に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置であって、
前記制御手段が、前記鉛バッテリに対する充電又は放電が開始された際に、前記電流検出手段を介して検出されるその充放電の電流値と、前記電圧検出手段を介して検出されるその充放電の開始の前後における前記端子電圧の変化量とに基づいて、前記鉛バッテリの状態を検知し、この検知結果に基づいて、前記鉛バッテリの状態が安定するよう、前記開閉手段を選択的にオンオフ制御することを特徴とするバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置。 - 請求項2に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置であって、
前記制御手段は、前記充放電の電流値と前記端子電圧の変化量とに基づいて、前記鉛バッテリの内部抵抗値を導出し、その内部抵抗値に基づいて前記鉛バッテリの状態を検知することを特徴とするバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置。 - 請求項3に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置であって、
前記制御手段は、前記鉛バッテリに対する充電が行われた際に導出した前記内部抵抗値である充電内部抵抗値と、前記鉛バッテリに対する放電が行われた際に導出した前記内部抵抗値である放電内部抵抗値とに基づいて前記鉛バッテリの状態を検知することを特徴とするバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置。 - 請求項4に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置であって、
前記制御手段は、前記充電内部抵抗値と前記放電内部抵抗値との比に基づいて前記鉛バッテリの状態を検知することを特徴とするバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置。 - 請求項2から請求項5のいずれかに記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置であって、
前記制御手段は、前記充放電の電流値と前記端子電圧の変化量とに基づいて、前記鉛バッテリの電池残量及び劣化度のうちの少なくともいずれか一方を検知することを特徴とするバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置。 - 請求項1に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置であって、
前記制御手段が、前記鉛バッテリに対する充電が開始された際に、充電開始に伴う前記鉛バッテリの前記端子電圧の所定時間当たりの上昇量を前記電圧検出手段を介して検出し、その所定時間当たりの上昇量に基づいて前記鉛バッテリの状態を検知し、この検知結果に基づいて、前記鉛バッテリの状態が安定するよう、前記開閉手段を選択的にオンオフ制御することを特徴とするバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置。 - 請求項7に記載のバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置であって、
前記制御手段が、前記所定時間当たりの上昇量に基づいて、前記鉛バッテリの電池残量及び劣化度のうちの少なくともいずれか一方を検知することを特徴とするバッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004080277A JP2005263080A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | バッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004080277A JP2005263080A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | バッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005263080A true JP2005263080A (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=35088077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004080277A Pending JP2005263080A (ja) | 2004-03-19 | 2004-03-19 | バッテリ状態検知機能付き車載電源分配装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005263080A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
2004
- 2004-03-19 JP JP2004080277A patent/JP2005263080A/ja active Pending
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