JP2005241869A - 帯電ローラ、帯電装置、画像形成装置、帯電ローラの製造方法、帯電方法、及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 帯電面と非帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させた帯電ローラ及び帯電ローラの製造方法、帯電ローラを含む帯電装置及び帯電装置を用いる帯電方法、並びに帯電装置を有する画像形成装置及び画像形成装置を用いる画像形成方法を提供する。
【解決手段】 帯電ローラは、回転軸まわりに略回転対称であり被帯電体を帯電させる帯電面を有する。帯電面の両端の間における帯電面と回転軸に垂直な面との交線の径は、帯電面の両端における帯電面と回転軸に垂直な面との交線の径よりも小さい。回転軸まわりに略回転対称であり被帯電体を帯電させる帯電面を含む表面部材を有する帯電ローラの製造方法は、帯電面の両端の間における帯電面と回転軸に垂直な面との交線の径が、帯電面の両端における帯電面と回転軸に垂直な面との交線の径よりも小さくなるように、表面部材の材料を研削して帯電面を形成する段階を含む。
【選択図】 図2
【解決手段】 帯電ローラは、回転軸まわりに略回転対称であり被帯電体を帯電させる帯電面を有する。帯電面の両端の間における帯電面と回転軸に垂直な面との交線の径は、帯電面の両端における帯電面と回転軸に垂直な面との交線の径よりも小さい。回転軸まわりに略回転対称であり被帯電体を帯電させる帯電面を含む表面部材を有する帯電ローラの製造方法は、帯電面の両端の間における帯電面と回転軸に垂直な面との交線の径が、帯電面の両端における帯電面と回転軸に垂直な面との交線の径よりも小さくなるように、表面部材の材料を研削して帯電面を形成する段階を含む。
【選択図】 図2
Description
本発明は、帯電ローラ、帯電装置、画像形成装置、帯電ローラの製造方法、帯電方法、及び画像形成方法に関する。
複写機やレーザープリンターなどの画像形成装置に使用される帯電器として、接触式帯電ローラ及び非接触式帯電ローラが挙げられるが、現在までは、接触式帯電ローラが多く使用されている。感光体用の帯電器としての接触式帯電ローラは、感光体の表面を帯電させる帯電面を感光体の表面に接触させて、感光体の表面を帯電させる。接触式帯電ローラは、低電圧で感光体の表面を帯電させることができるため、オゾン及び窒素酸化物の生成を抑制することができると共に電源のコストを低減することができる。また、接触式帯電ローラの外径を小型化することができるため、画像形成装置全体も小型化することできる。しかしながら、接触式帯電ローラの帯電面は、記録紙の紙紛や感光体の表面に残留するトナーにより汚れ易く、帯電ムラを生じるため、帯電ローラの寿命に問題がある。
一方、非接触式帯電ローラは、感光体の表面における両端部に当接し、感光体の表面を帯電させる帯電面を感光体の表面に接触させずに、帯電面と感光体の表面との間に間隔(帯電ギャップ)が形成される。このように非接触式帯電ローラは、帯電面と感光体の表面との間に帯電ギャップを形成して感光体の表面を帯電させるため、帯電ローラの帯電面が、記録紙の紙紛や感光体の表面に残留するトナーにより汚されることが少ない。よって、帯電ローラの耐久性が低下することが防止されるため、帯電ローラの交換頻度も減少させることができる。
しかしながら、画像形成装置を小型化するために、小型の非接触式帯電ローラを用いると、帯電ローラの回転軸方向に沿った帯電ローラの中央部で帯電ギャップが小さくなる傾向がある。帯電ギャップが小さくなる原因の一つは、感光体及び帯電ローラの両方を小型化するために、感光体及び帯電ローラのそれぞれの回転軸方向に沿った方向の機械的な寸法の精度が低下したためである。すなわち、感光体の回転軸方向に沿った感光体の中央部の外径が、感光体の周辺部より例えば5μm〜10μmだけ大きく、感光体が樽型に形成され、また、帯電ローラの回転軸方向に沿った帯電ローラの中央部の外径も、帯電ローラの周辺部より例えば10μm〜20μmだけ大きく、帯電ローラが樽型に形成される。
また、画像形成装置に使われる搬送用のローラ、定着用ローラ、感光体ベルトを駆動させるローラは、通常、ローラの軸方向に沿って、ローラの中央部の直径をローラの周辺部の直径よりも増減させて形成されている(例えば、特許文献1参照)が、帯電ローラについては、接触式帯電ローラを感光体の表面に当接して感光体の表面を帯電する際に発生する帯電音を防止する目的で、帯電ローラの形状を樽型にする場合もある(例えば、特許文献2参照)。樽型の帯電ローラ及び樽型の感光体を対向させると、帯電ローラの回転軸方向に沿った帯電ローラの中央部で帯電ギャップが小さくなってしまう。
図1は、従来の樽型の非接触式帯電ローラ及び樽型の感光体を説明する図であり、(a)は、帯電ローラ及び感光体の配置を説明する図であり、(b)は、帯電ローラ及び感光体の拡大図である。図1(a)に示すように、非接触式帯電ローラ101は、その帯電ローラ101の両端に設けられたギャップ形成部材で感光体102と当接し、帯電ローラ101の帯電面と感光体102の表面との間に間隔(帯電ギャップ)を形成している。帯電ローラ101の帯電面は、感光体の帯電される表面の範囲104内に形成されている。ここで、帯電ローラ101及び感光体102は、樽型であるため、帯電ローラ101及び感光体102の中央部分における帯電ギャップの大きさ103’は、周辺部分における帯電ギャップ103の大きさよりも小さくなる傾向がある。より詳しくは、図1(b)に示すように、帯電ローラ101及び感光体102の中央部分における帯電ギャップは、本来aに示す大きさに設定されている。帯電ローラ101が、樽型に形成されてしまうために、帯電ローラの帯電面の中央部分における半径は、帯電ローラの帯電面の周辺部分における半径よりもcに示す大きさだけ大きくなる。また、感光体102も樽型に形成されてしまうために、感光体の中央部分における半径も、感光体の周辺部分における半径よりもdに示す大きさだけ大きくなる。その結果、帯電ローラ101及び感光体102の中央部分における帯電ギャップは、b(=a−c−d)に示す大きさに減少してしまう。
このように、非接触式帯電ローラに関しては、帯電ギャップの大きさが、帯電ローラ及び感光体の機械的な寸法の誤差によって設計値から容易に変動する。
また、非接触式帯電ローラは、感光体の表面に支持されないため、帯電ローラの帯電面と感光体の表面との間の帯電ギャップは、帯電ローラの回転軸の機械的な精度にも影響される。すなわち、帯電ローラの回転軸の機械的な精度が低下すると、帯電ギャップの大きさは、帯電ローラの回転に伴って変動することになる。
さらに、帯電ローラの帯電面と感光体の表面との間の帯電ギャップの大きさは、帯電ローラが設置される環境の条件の変動に応じて容易に変動してしまう。非接触式帯電ローラの帯電面を含む表面部材の材質は、一般に、導電性物質を含有する合成ゴム又は合成樹脂である(例えば、特許文献3参照)ため、温度の変動に対する膨張率及び湿度の変動に対する膨潤率が大きい。よって、帯電ローラが設置される環境が、高温及び/又は高湿度である場合には、帯電ローラの表面部材が膨張して、帯電ローラの帯電面が感光体の表面に接近し、帯電ギャップの大きさは小さくなる。
このようにして、帯電ローラの帯電面と感光体の表面との間の帯電ギャップが小さくなると、帯電ローラの帯電面と感光体の表面との間に形成される電界の強度が、例えば5V/μm〜10V/μmのように増加する。帯電ローラの帯電面と感光体の表面との間の帯電ギャップの大きさが変動すると、感光体の表面における電位の変動が引き起こされ、感光体の表面に帯電ムラが発生する場合がある。そして、これらの帯電ローラ及び感光体を用いて画像を形成すると、画像ムラを生じることがある。
また、帯電ローラの帯電面と感光体の表面との間の帯電ギャップが小さくなると、感光体の表面にトナーが残留している場合、帯電ローラの帯電面にトナーが付着する可能性が高くなる。その結果、帯電ローラの帯電面が感光体に残留するトナーによって汚されてしまい、帯電ローラの寿命が短縮されることもある。
従って、帯電ローラの帯電面と感光体の表面との間の帯電ギャップが小さくなりすぎることを防止するために、帯電ローラ及び感光体の機械的な寸法の精度、特にそれぞれの回転軸の方向における回転軸の直線性を向上させることが考えられる。また、接触式帯電ローラと同程度の低い電圧で感光体の表面を十分に帯電するために、帯電ローラの帯電面と感光体の表面との間の帯電ギャップを、例えば50μm程度まで小さくする必要がある。しかしながら、小さい帯電ギャップの大きさを維持するために帯電ローラ及び感光体の機械的な寸法の精度を維持することは容易ではない。
実際、帯電ローラの回転軸に沿った方向における帯電ローラの機械的な寸法の誤差を補正せずに、温度及び湿度の変動に対して帯電ギャップの大きさを一定に維持する方法として、帯電ローラの両端部にスプリングを取り付け、スプリングの付勢力を調整する方法が開示されている(例えば、特許文献4参照)が、帯電ローラの回転軸の直線性に誤差がある場合や帯電ローラの形状が樽型である場合には、帯電ギャップの大きさを一定に維持することはできない。
そこで、画像ムラを防止する目的で、帯電ローラによる感光体の表面における帯電ムラを防止するために、帯電ローラの回転軸に沿った方向における帯電ローラの機械的な寸法の誤差を補正せずに、一定に制御されたDCバイアス電圧に重畳する一定に制御されたACバイアス電圧を帯電ローラに印加する方法がある(例えば、特許文献5及び6参照)。
ここで帯電ローラが接触式帯電ローラーである場合には、帯電ローラの表面部材が、感光体の表面に密着して接触するため、帯電ローラの表面部材及び回転軸における機械的な寸法の誤差は、合成ゴム又は合成樹脂を主成分とする表面部材によって調整される。そのため、帯電ローラにおける機械的な寸法の誤差による感光体の表面における電位の変動は、表面部材に含有される導電性物質のムラの程度であり、比較的小さい。その結果、感光体の表面における帯電ムラを補正するためにDCバイアス電圧に重畳するACバイアス電圧は、500V〜1000V程度である。
これに対して、帯電ローラが非接触式帯電ローラーである場合には、帯電ローラの帯電面と感光体の表面との間に帯電ギャップが存在し、この帯電ギャップの大きさが、帯電ローラの機械的な寸法の誤差などによって変動するため、感光体の表面に発生する帯電ムラが比較的大きくなる。非接触式帯電ローラーによる感光体の表面における帯電ムラを補正するためのDCバイアス電圧に重畳するACバイアス電圧は、2000V〜2500V程度となる。その結果、非接触式帯電ローラーの帯電面は、高電圧になり、帯電ローラの帯電面と感光体の表面との間の帯電ギャップで放電が起こる。そして、帯電ギャップにおける放電によって生じるイオン及び電子が、感光体の表面に衝突して、感光体を損傷させ、感光体の寿命を短縮する。また帯電ギャップにおける空気の放電によって多くのオゾン及び/又は窒素酸化物が発生し、画像形成装置を設置する室内環境の汚染及び画像流れと称する画像ムラを引き起こす。
以上のように、帯電ローラの機械的な寸法の誤差、すなわち、帯電ローラの樽型の形状及び帯電ローラの回転軸に関する精度の低下によって、並びに温度及び湿度などの帯電ローラが設置される環境の条件の変動によって、帯電ローラの帯電面と感光体の表面との間の帯電ギャップの大きさは、変動してしまう。特に、帯電ギャップの大きさが減少する場合には、感光体の表面において帯電ムラが発生して、画像に画像ムラが生じる。また、感光体の表面における帯電ムラを防止するようにDCバイアス電圧に重畳するACバイアス電圧を帯電ローラに印加すると、感光体の寿命が短縮され、オゾン及び/又は窒素酸化物によって室内が汚染される。
従って、上記問題を解決するためには、帯電ローラの帯電面と感光体の表面との間の帯電ギャップの大きさが減少することを低減させることが要求される。
特開2001−175052号公報
特開2000−206762号公報
特開昭58−76851号公報
特開2002−139893号公報
特開昭63−149669号公報
特開2002−229307号公報
本発明は、帯電面と被帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させた帯電ローラ及び該帯電ローラの製造方法、前記帯電ローラを含む帯電装置及び該帯電装置を用いる帯電方法、並びに前記帯電装置を有する画像形成装置及び該画像形成装置を用いる画像形成方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、回転軸まわりに略回転対称であり被帯電体を帯電させる帯電面を有する帯電ローラにおいて、前記帯電面の両端の間における前記帯電面と前記回転軸に垂直な面との交線の径は、前記帯電面の両端における前記帯電面と前記回転軸に垂直な面との交線の径よりも小さいことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、前記帯電面の両端の間における前記帯電面と前記回転軸に垂直な面との交線の径は、前記帯電面の両端における前記帯電面と前記回転軸に垂直な面との交線の径よりも小さいので、帯電面と被帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させた帯電ローラを提供することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の帯電ローラにおいて、前記帯電面は、前記回転軸を中心軸とする略鼓型の形状を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、前記帯電面は、前記回転軸を中心軸とする略鼓型の形状を有するので、帯電面と被帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させた帯電ローラを容易に製造することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の帯電ローラにおいて、前記回転軸まわりに略回転対称であり、前記回転軸に垂直な面との交線の径が、前記帯電面の両端における前記帯電面と前記回転軸に垂直な面との交線の径よりも大きい部材をさらに有することを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、前記回転軸まわりに略回転対称であり、前記回転軸に垂直な面との交線の径が、前記帯電面の両端における前記帯電面と前記回転軸に垂直な面との交線の径よりも大きい部材をさらに有するので、帯電面と被帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させた帯電ローラの帯電面と被帯電体の表面との間に容易に間隙を形成することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3いずれか1項記載の帯電ローラにおいて、前記回転軸を中心軸として有する略回転対称な軸部材及び前記帯電面を有する表面部材を有し、前記軸部材は、金属からなり、前記表面部材は、合成ゴム又は合成樹脂及び導電性物質を含有することを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、前記回転軸を中心軸として有する略回転対称な軸部材及び前記帯電面を有する表面部材を有し、前記軸部材は、金属からなり、前記表面部材は、合成ゴム又は合成樹脂及び導電性物質を含有するので、帯電ローラの帯電面を容易且つほぼ均一に帯電させることができる。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4いずれか1項記載の帯電ローラにおいて、前記帯電面の少なくとも一部を被覆する帯電面被覆層をさらに有し、前記帯電面被覆層は、フッ素樹脂を含むことを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、前記帯電面の少なくとも一部を被覆する帯電面被覆層をさらに有し、前記帯電面被覆層は、フッ素樹脂を含むので、帯電ローラの帯電面における帯電性をより永く維持することができる。
請求項6記載の発明は、請求項4又は5記載の帯電ローラにおいて、前記金属は、ステンレス鋼であり、前記軸部材は、略円筒形の形状を有し、前記円筒の直径及び長さは、(円筒の長さ)3/(円筒の直径)4≦4000μm−1の関係を満たすことを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、前記金属は、ステンレス鋼であり、前記軸部材は、略円筒形の形状を有し、前記円筒の直径及び長さは、(円筒の長さ)3/(円筒の直径)4≦4000μm−1の関係を満たすので、帯電面と被帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させた帯電ローラを所望の形状に容易に製造することができる。
請求項7記載の発明は、帯電装置において、請求項1乃至6いずれか1項記載の帯電ローラを含み、前記被帯電体は、感光体であることを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、請求項1乃至6いずれか1項記載の帯電ローラを含み、前記被帯電体は、感光体であるので、帯電面と被帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させた帯電ローラを含む帯電装置を提供することができる。
請求項8記載の発明は、画像形成装置において、請求項7記載の帯電装置を有することを特徴とする。
請求項8記載の発明によれば、請求項7記載の帯電装置を有するので、帯電面と被帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させた帯電ローラを含む帯電装置を有する画像形成装置を提供することができる。
請求項9記載の発明は、回転軸まわりに略回転対称であり被帯電体を帯電させる帯電面を含む表面部材を有する帯電ローラの製造方法において、前記帯電面の両端の間における前記帯電面と前記回転軸に垂直な面との交線の径が、前記帯電面の両端における前記帯電面と前記回転軸に垂直な面との交線の径よりも小さくなるように、前記表面部材の材料を研削して前記帯電面を形成する段階を含むことを特徴とする。
請求項9記載の発明によれば、前記帯電面の両端の間における前記帯電面と前記回転軸に垂直な面との交線の径が、前記帯電面の両端における前記帯電面と前記回転軸に垂直な面との交線の径よりも小さくなるように、前記表面部材の材料を研削して前記帯電面を形成する段階を含むので、帯電面と被帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させた帯電ローラの製造方法を提供することができる。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の帯電ローラの製造方法において、前記帯電面を形成する段階は、前記表面部材の材料に研削砥石及び前記研削砥石と対向して押圧ローラを当てることを含むことを特徴とする。
請求項10記載の発明によれば、前記帯電面を形成する段階は、前記表面部材の材料に研削砥石及び前記研削砥石と対向して押圧ローラを当てることを含むので、表面部材の材料を所望の形状に高い精度で研削することができる。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の帯電ローラの製造方法において、前記押圧ローラの数は、複数であることを特徴とする。
請求項11記載の発明によれば、前記押圧ローラの数は、複数であるので、表面部材の材料を所望の形状により高い精度で研削することができる。
請求項12記載の発明は、請求項9乃至11いずれか1項記載の帯電ローラの製造方法において、前記帯電ローラは、前記回転軸を中心軸として有する略回転対称な軸部材を有し、前記帯電面を形成する段階は、前記軸部材をチャックすることによって前記帯電ローラを保持することを含むことを特徴とする。
請求項12記載の発明によれば、前記帯電ローラは、前記回転軸を中心軸として有する略回転対称な軸部材を有し、前記帯電面を形成する段階は、前記軸部材をチャックすることによって前記帯電ローラを保持することを含むので、表面部材の材料を所望の形状にさらに高い精度で研削することができる。
請求項13記載の発明は、請求項12記載の帯電ローラの製造方法において、前記チャックは、エアーバルーンチャックであることを特徴とする。
請求項13記載の発明によれば、前記チャックは、エアーバルーンチャックであるので、帯電ローラの表面部材の材料を安定して研削することができる。
請求項14記載の発明は、帯電方法において、請求項7記載の帯電装置を用いて前記感光体の表面を帯電させることを特徴とする。
請求項14記載の発明によれば、請求項7記載の帯電装置を用いて前記感光体の表面を帯電させるので、帯電面と被帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させた帯電ローラを含む帯電装置を用いる帯電方法を提供することができる。
請求項15記載の発明は、画像形成方法において、請求項8記載の画像形成装置を用いて画像を形成することを特徴とする。
請求項15記載の発明によれば、請求項8記載の画像形成装置を用いて画像を形成するので、帯電面と被帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させた帯電ローラを含む帯電装置を有する画像形成装置を用いる画像形成方法を提供することができる。
本発明によれば、帯電面と非帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させた帯電ローラ及び該帯電ローラの製造方法、前記帯電ローラを含む帯電装置及び該帯電装置を用いる帯電方法、並びに前記帯電装置を有する画像形成装置及び該画像形成装置を用いる画像形成方法を提供することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
まず、本発明による帯電ローラの概略を説明する。本発明による帯電ローラは、回転軸まわりに略回転対称であり被帯電体を帯電させる帯電面を有する。ここで、帯電ローラが回転軸まわりに略対称であるとは、帯電ローラが、その回転軸まわりに完全に対称である場合に加えて、帯電ローラが、機械的な寸法の誤差の範囲内で帯電ローラの回転軸まわりに実質的に対称であるとみなせる場合を含む。本発明による帯電ローラの帯電面によって帯電させられる被帯電体は、特に限定されないが、例えば、感光体ドラム又は感光体ベルトに形成された感光体のような、各種の感光体が挙げられる。以下では、被帯電体を感光体として説明することにする。
本発明による感光体において、帯電面の両端の間における帯電面と回転軸に垂直な面との交線の径は、帯電面の両端における帯電面と回転軸に垂直な面との交線の径よりも小さい。すなわち、帯電面の両端の間における感光体と回転軸に垂直な面との断面の直径(半径)は、帯電面の両端における感光体と回転軸に垂直な面との断面の直径(半径)よりも小さい。よって、本発明による帯電ローラは、非接触式帯電ローラである。
このような本発明の帯電ローラによれば、帯電面の両端の間における帯電ローラの帯電面と感光体の表面との間の間隔(帯電ギャップ)は、帯電面の形状が樽型又は円柱型である帯電ローラを用いた場合と比較して大きくなる傾向がある。よって、帯電ローラの帯電面と被帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させることができる。その結果、帯電ローラの機械的な寸法の誤差、すなわち、帯電ローラの形状及び帯電ローラの回転軸に関する精度の低下によって、並びに温度及び湿度などの帯電ローラが設置される環境の条件の変動によって、帯電ローラの帯電面と感光体の表面との間の帯電ギャップの大きさが変動したとしても、帯電ローラの帯電面と感光体の表面との間の帯電ギャップが著しく小さくなることを防止することができる。このため、感光体の表面における帯電ムラの発生を抑制して、画像に生じる画像ムラも低減させることができる。また、帯電ローラに印加する、DCバイアス電圧に重畳するACバイアス電圧を、従来の非接触式帯電ローラと比較して低下させることができるため、帯電ギャップで発生するイオン及び電子の量を低減させ、感光体の寿命が短縮されることを防止し、オゾン及び/又は窒素酸化物の発生による画像流れ及び室内環境の汚染も低減させることができる。さらに、帯電ローラの帯電面が、感光体の表面に残留するトナーと接触することを防止又は低減することができるため、帯電ローラの寿命が短縮することを低減することができる。
本発明による帯電ローラの帯電面の形状は、帯電ローラ及び感光体などの被帯電体の回転軸に沿った方向において、帯電ローラの帯電面と被帯電体の表面との間の間隔(帯電ギャップ)の大きさが略一定となるように、被帯電体の表面の形状に適合させて形成することが好ましい。ここで、帯電ギャップの大きさが略一定であるとは、帯電ローラ及び被帯電体の回転軸に沿った方向において、帯電ギャップの大きさが完全に一定である場合及び帯電ギャップの大きさが帯電ギャップの大きさの精度内で一定であるとみなせる場合の両方を含む。
本発明による帯電ローラの帯電面は、好ましくは、帯電ローラの回転軸を中心軸とする略鼓型の形状を有する。ここで、帯電面が略鼓型の形状を有するとは、帯電面が完全に鼓型の形状を有する場合に加えて、帯電面が機械的な寸法の誤差の範囲内で実質的に鼓型の形状を有する場合を含む。また、鼓型の形状とは、回転軸に対して回転対称な曲面を有し、回転軸からその曲面と回転軸を含む平面との交線までの距離が、回転軸の方向に沿ったその曲面の両端で極大又は最大であり、回転軸の方向に沿ったその曲面の中央で最小であり、回転軸の方向に沿ったその曲面の両端とその曲面の中央の間で単調である(極大及び極小を持たない)ような形状である。このような構成を有する帯電ローラは、鼓型の形状の曲面が単調であるため、製造することが比較的容易であり、帯電面と被帯電体の表面との間の帯電ギャップが減少することを低減させた帯電ローラを容易に製造することができる。
また、本発明による帯電ローラは、好ましくは、帯電ローラの回転軸まわりに略回転対称であり、回転軸に垂直な面との交線の径が、帯電面の両端における帯電面と回転軸に垂直な面との交線の径よりも大きい部材(ギャップ形成部材)をさらに有する。ここで、ギャップ形成部材が回転軸まわりに略対称であるとは、ギャップ形成部材が、その回転軸まわりに完全に対称である場合に加えて、ギャップ形成部材が、機械的な寸法の誤差の範囲内でギャップ形成部材の回転軸まわりに実質的に対称であるとみなせる場合を含む。このような構成を有する帯電ローラは、ギャップ形成部材を有するので、帯電ローラの両端部にギャップ形成部材を設けることができる。その結果、ギャップ形成部材を感光体の両端部に当接させるだけで、帯電面と被帯電体の表面との間に帯電ギャップを容易に形成すると共に帯電ギャップが減少することを低減させることができる。
本発明による帯電ローラは、好ましくは、回転軸を中心軸として有する略回転対称な軸部材及び帯電面を有する表面部材を有し、軸部材は、金属からなり、表面部材は、合成ゴム又は合成樹脂及び導電性物質を含有する。ここで、軸部材が回転軸まわりに略対称であるとは、軸部材が、その回転軸まわりに完全に対称である場合に加えて、軸部材が、機械的な寸法の誤差の範囲内で軸部材の回転軸まわりに実質的に対称であるとみなせる場合を含む。このような構成を有する帯電ローラは、金属からなる軸部材を有するので、軸部材に電位を与えることで、帯電ローラの帯電面を容易に帯電させることができ、表面部材が、合成ゴム又は合成樹脂及び導電性物質を含有するので、帯電ローラの帯電面をほぼ均一に帯電させることができる。
本発明による帯電ローラは、好ましくは、帯電面の少なくとも一部を被覆する帯電面被覆層をさらに有し、帯電面被覆層は、フッ素樹脂を含むことを特徴とする。このような構成を有する帯電ローラにおいては、フッ素樹脂を含む帯電面被覆層が、表面部材の帯電面の少なくとも一部を被覆するので、帯電面における吸湿及び/又は帯電面の汚れを防止することができる。よって、帯電ローラの表面部材の劣化及び帯電ローラの帯電面における帯電性の低下を防止して、帯電ローラの帯電面における帯電性をより永く維持することができる。その結果、本発明による帯電ローラの寿命が短縮されることを防止することができる。また、本発明による帯電ローラを使用して形成される画像の品質をより永く維持することができる。
次に、本発明による帯電ローラの具体例を図2と共に説明する。図2は、本発明による帯電ローラを説明する図であり、(a)は、帯電ローラの軸部材及び表面部材を説明する図であり、(b)は、帯電ローラのギャップ形成部材を説明する図であり、(c)は、帯電ローラ及び感光体の配置を説明する図であり、(d)は、帯電ローラと感光体の拡大図である。本発明による帯電ローラは、非接触式(近接式)帯電ローラである。帯電ローラは、小型の帯電ローラであり、帯電ローラの帯電面の外径は、約10mm〜13mmである。
また、本発明による帯電ローラは、軸部材及び表面部材を有する。軸部材は、帯電ローラの帯電面を帯電させる帯電電圧を印加するための導電性部材であり、ステンレス鋼などの金属で形成される。軸部材は、より詳しくは、図2(a)に示すように、軸受け部11及び電圧印加用軸受け部12を有する。軸受け部11、12を有する軸部材の表面には、表面部材が設けられ、表面部材は、外径8mm〜12mmの軸部材被覆部13及び弾性部材14を有する。すなわち、軸受け部11及び電圧印加用軸受け部12の表面に軸部材被覆部13が設けられ、軸部材被覆部13の表面上には、導電性物質を含有する合成ゴム又は合成樹脂で形成された弾性部材14が設けられている。ここで、弾性部材14の主成分としての合成ゴム及び軸部材被覆部13の材料には、スチレンブタジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、ポリクロロプレン、ポリイソプレンなどが挙げられる。同様に、弾性部材14の主成分としての合成樹脂及び軸部材被覆部13の材料には、ポリフェニルアセチレン、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、シリコーン、テフロン(登録商標)、アクリル、ナイロン、ポリエステルなどが挙げられる。弾性部材14中に分散して混入される導電性物質には、カーボンブラック、銀粉及びアルミ粉のような金属粉、並びにヨウ素イオン及び第四級アミンのようなイオン性物質などが挙げられる。弾性部材14は、加硫成形されてあってもよい。導電性物質は、帯電ローラの帯電面における帯電ムラを防止するために、弾性部材14の抵抗率が108Ωcm〜109Ωcmであるように、弾性部材14の合成ゴム又は合成樹脂に混合される。なお、弾性部材14の厚さは、通常、約1mm〜2mmである。また、本発明による帯電ローラにおいて、帯電ローラの帯電面は、弾性部材14に形成される。さらに、本発明による帯電ローラは、弾性部材14の帯電面を被覆する帯電面被覆層を有する。
本発明による帯電ローラは、図2(b)に示すように、感光体の両端に当接するギャップ形成部材15を有する。ギャップ形成部材15は、弾性部材14の両端における帯電面被覆層の表面上に形成される。ギャップ形成部材15の材料としては、熱収縮性のテフロン(登録商標)(登録商標)チユーブ等が挙げられる。このように軸部材、表面部材及びギャップ形成部材などを有する本発明による帯電ローラは、図2(c)に示すように、感光体16とギャップ形成部材15を介して当接する。これにより、帯電ローラの帯電面と感光体の表面との間に間隔(帯電ギャップ)が形成される。本発明による帯電ローラが鼓型の形状を有する場合には、感光体の表面が平坦であるとすれば、帯電ローラの中央部分における帯電ギャップの大きさ17は、帯電ローラの周辺部分における帯電ギャップの大きさ18よりも大きくなる。なお、ギャップ形成部材15は、感光体16の中心軸に沿った方向における感光体16の帯電される表面の範囲19の外側に当接する。感光体16の帯電される表面の範囲19は、帯電ローラの回転軸に沿った方向における帯電ローラの帯電面の範囲に対応する。また、ギャップ形成部材15の厚さは、ギャップ形成部材15が設けられる弾性部材14の圧縮率、弾性部材14に加えられる荷重、弾性部材14に接触する面積、並びに帯電ローラが使用される環境の温度及び湿度に依存し、所望の大きさの帯電ギャップを形成すると共に維持することができるように決定される。通常、オゾン及び窒素酸化物の発生を抑制するために帯電ローラに印加する電圧を低下させると、帯電ギャップの大きさ17及び18は、30μm〜40μmであるため、ギャップ形成部材15の厚さは、60μm程度である。
図2(d)は、帯電ローラの回転軸に沿った帯電ローラの帯電面の範囲における帯電ローラ及び感光体の拡大図である。図2(d)に示す帯電ローラは、帯電ローラの回転軸を中心軸とする鼓型の形状を有する。鼓型の形状を有する帯電ローラは、軸部材20の表面に設けられた表面部材を有し、表面部材は、軸部材を被覆する軸部材被覆部及び表面部材のほとんどを構成する弾性部材14を有し、弾性部材14の帯電面24は、帯電面被覆層21で被覆されている。弾性部材14は、回転軸を中心軸とする鼓型の形状を有する。ここで、弾性部材14の厚さは、1mm〜2mmであるが、弾性部材14の中央における厚さは、弾性部材14の周辺部分における厚さよりも5μm〜20μmだけ小さい。また、帯電面被覆層21の厚さは、1μm〜10μm程度である。このような構成を有する本発明による帯電ローラを、厚さ60μmのギャップ形成部材15を介して、感光体16に当接させる。ギャップ形成部材15は、ギャップ形成部材15に取付けられた図示していない加圧バネによって、4N〜5Nの力で付勢される。感光体16は、外径30mmの機能分離型有機系感光体であり、帯電ローラの帯電面24が形成される範囲の縁において、感光体16の表面22と感光体16側に面する帯電面被覆層21の表面との間の帯電ギャップの大きさiは、40μm〜55μmの範囲にある。また、感光体16は、通常、感光体16の回転軸に沿った方向に樽型の形状を有し、感光体16の中央における半径は、感光体16の帯電される表面の範囲19の縁における半径よりも図2(d)にjで示すように5μm程度だけ大きくなる。しかしながら、図2(d)に示す本発明による帯電ローラは、帯電ローラの回転軸に沿った方向に鼓型の形状を有し、帯電ローラの帯電面24が形成される範囲の中央における半径は、帯電ローラの帯電面24が形成される範囲の縁における半径よりも5μm〜20μmだけ小さい。よって、感光体16の中央部分における半径の増加は、帯電ローラの中央部分における半径の減少によって相殺され、帯電ローラの中央部分における帯電面24と感光体16の中央部分における表面との間の帯電ギャップの大きさは、帯電ローラの周辺部分における帯電面24と感光体16の周辺部分における表面との間の帯電ギャップの大きさよりも小さくなることを防止することができる。さらに、帯電ローラの帯電面24が形成される範囲の中央における半径の誤差の範囲kが10μm以下であるように、帯電ローラを形成すれば、帯電ローラの帯電面24が形成される範囲の中央における半径(直径)は、帯電ローラの帯電面24が形成される範囲の縁における半径(直径)以下である。
図2に示すような回転軸の方向に沿って鼓型の形状を有する帯電ローラによれば、合成ゴム又は合成樹脂を主成分とする弾性部材14が、帯電ローラが使用される環境の温度及び/又は湿度の変動によって、膨張又は膨潤したとしても、帯電ローラの帯電面24と感光体の表面との間の帯電ギャップが大幅に減少することを防止することができる。
その結果、感光体16の表面にトナー23が残留していたとしても、帯電ローラの帯電面24が、感光体の16の表面に残留するトナー23に接触する可能性を低減することができる。よって、感光体16の表面に残留するトナー23によって帯電ローラの帯電面24が汚れる可能性も低減することができ、帯電面24の汚れによって帯電ローラの寿命が短縮することを防止することができる。
また、図2に示すような帯電ローラによれば、感光体16の表面22における帯電ムラを補正するために帯電ローラに印加するDCバイアス電圧に重畳するACバイアス電圧(Vp−p)が、−1500V〜−1800Vの範囲にあり、回転軸の方向に沿って円筒型の形状を有する従来の帯電ローラにおける−2000V〜−2200Vと比較して、−200V〜−500V低下させることができる。すなわち、図2に示すような帯電ローラによれば、帯電ローラに印加するDCバイアス電圧に重畳するACバイアス電圧を低減することができる。帯電ローラに印加するDCバイアス電圧に重畳するACバイアス電圧を低減することによって、帯電ローラの帯電面24と感光体16の表面22との間の帯電ギャップにおける放電によって生成するイオン及び電子が減少させることができる。これにより、感光体16の表面22に損傷を与える可能性を低減し、感光体16の表面22における損傷に起因する画像流れを抑制することができる。また、帯電ローラの帯電面24と感光体16の表面22との間の帯電ギャップに発生するオゾン及び窒素酸化物の量も低減することができる。例えば、図2に示すような帯電ローラを用いた場合における帯電ギャップに発生するオゾンの量は、従来の帯電ローラを用いた場合における帯電ギャップに発生するオゾンの量(0.08ppm/分〜0.09ppm/分)と比較して、0.01ppm/分〜0.03ppm/分程度低下させることができる。よって、感光体16の表面22を帯電させる際に帯電ギャップに発生するオゾン及び窒素酸化物による感光体16の表面22の劣化を抑制することができると共に帯電ローラを有する帯電装置が設置される室内の環境汚染の程度も低減することができる。
なお、帯電ローラに印加するDCバイアス電圧に重畳するACバイアス電圧が、−1500Vより(負に)低い電圧であると、感光体の表面における帯電ムラを十分に補正することができずに、感光体の表面における帯電ムラに起因する画像ムラが生じる場合がある。一方、帯電ローラに印加するDCバイアス電圧に重畳するACバイアス電圧が、−1800Vより(負に)高い電圧であると、帯電ギャップに発生するイオン及び電子が増加して感光体を損傷させ、画像流れが起こる可能性が高くなる。
本発明による帯電ローラにおいては、好ましくは、軸部材の金属は、ステンレス鋼であり、軸部材は、略円筒形の形状を有し、円筒の直径及び長さは、(円筒の長さ)3/(円筒の直径)4≦4000μm−1の関係を満たす。ここで、軸部材が略円筒形の形状を有するとは、軸部材が完全な円筒形の形状を有する場合に加えて、軸部材が寸法の誤差範囲内で円筒形であるとみなせる場合を含む。このような構成を有する帯電ローラにおいては、軸部材の金属は、ステンレス鋼であり、軸部材は、略円筒形の形状を有し、円筒の直径及び長さは、(円筒の長さ)3/(円筒の直径)4≦4000μm−1の関係を満たすので、軸部材の可撓性が低く、帯電ローラの製造を通じて軸部材の機械的強度が維持されるため、帯電ローラを、所望の形状に容易に加工することができる。例えば、上記のように、帯電ローラを、回転軸を中心軸とする略鼓型の形状に加工することができる。
ここで、本発明による帯電ローラの軸部材の金属材料を図3と共により詳細に説明する。図3は、帯電ローラの軸部材の材料としての様々なステンレス鋼に対する、軸部材の中央に与える荷重(N)と軸部材の中央における撓み量(μm)との関係を示す図である。具体的には、図3においては、長さが340mmで直径が8mm、9mm、10mm、11mm、及び12mmの五種類のステンレス鋼(SUS;Steel Use Stainless)の材料で形成された軸部材に荷重を加えて測定した軸部材の中央における撓み量を示す。これらの異なる直径(8mm〜12mm)を有する軸部材の中央部に1N〜5Nの荷重を与えると、10μm〜120μmの撓みが発生する。図3に示すように、長さ340mmの軸部材に関して、直径10mmの軸部材、直径11mmの軸部材、及び直径12mmの軸部材の撓み量は、直径8mmの軸部材及び直径9mmの軸部材の撓み量と比較して小さい。すなわち、長さ340mmの軸部材に関しては、軸部材の可撓性を小さくするために、軸部材の直径は、約10mm以上であることが好ましい。ここで、軸部材の形状が円筒形である場合に、軸部材の中央に与えた荷重に対する軸部材の中央における撓み量は、理想的には、(軸部材の円筒の長さ)3/(軸部材の円筒の直径)4に比例することが知られている。本発明における帯電ローラの軸部材においては、軸部材の撓みを小さくするために、長さ340mm及び直径10mmの円筒形の軸部材を参照して、(軸部材の円筒の長さ)3/(軸部材の円筒の直径)4が4000μm−1以下であることが望ましい。この場合には、軸部材の撓みが小さく、機械的強度が高くなるため、軸部材に設けられる表面部材の形状が樽型に加工されることを低減することができる。そして、軸部材に設けられる表面部材を、鼓型の形状に容易に加工することができる。すなわち、帯電ローラの機械的な寸法の精度を向上させて、帯電ローラの生産性も向上させることができる。
実際に、直径10mm〜12mm及び長さ340mmのSUS製軸部材を用いて帯電ローラを形成すると、帯電ローラの表面部材の形状を鼓型に形成することができ、帯電ローラの中央部における半径の誤差も小さくすることができた。その結果、帯電ギャップの大きさを十分に維持することができ、感光体の表面の帯電ムラに起因する画像ムラを抑制し、感光体に残留するトナーが帯電ローラに付着することを低減させ、放電によって発生するイオン及び電子による感光体の表面の劣化なども減少させることができた。
次に、本発明による帯電ローラの製造方法の概略について説明する。
本発明による帯電ローラの製造方法は、回転軸まわりに略回転対称であり被帯電体を帯電させる帯電面を含む表面部材を有する帯電ローラの製造方法である。表面部材が回転軸まわりに略回転対称であるとは、表面部材の形状が、回転軸まわりに完全に回転対称である場合に加えて、表面部材の形状が、表面部材の寸法の誤差範囲内で回転軸まわりに回転対称とみなせる場合を含む。本発明による帯電ローラの製造方法は、帯電面の両端の間における帯電面と回転軸に垂直な面との交線の径が、帯電面の両端における帯電面と回転軸に垂直な面との交線の径よりも小さくなるように、表面部材の材料を研削して帯電面を形成する段階を含む。本発明によれば、上記の本発明による帯電ローラの製造方法、すなわち、帯電面と被帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させた帯電ローラの製造方法を提供することができる。
本発明による帯電ローラの製造方法においては、上記の帯電面を形成する段階は、好ましくは、表面部材の材料に研削砥石及び研削砥石と対向して押圧ローラを当てることを含む。このような本発明による帯電ローラの製造方法によれば、研削砥石及び研削砥石と対向して押圧ローラを表面部材の材料に当てて表面部材の材料を研削するので、表面部材の材料に加える研削砥石及び押圧ローラの圧力を調整して、表面部材の材料の研削される量を制御することができる。これにより、表面部材の材料の形状を微調整することができ、表面部材の材料を所望の形状に高い精度で研削することができる。すなわち、所望の表面部材の形状からの表面部材の材料の形状の誤差を小さくすることができる。
本発明による帯電ローラの製造方法においては、さらに好ましくは、研削砥石と対向して表面部材に当てられる押圧ローラの数は、複数である。このような本発明による帯電ローラの製造方法によれば、複数の押圧ローラを用いることで、複数の押圧ローラ間における個々の押圧ローラの加工精度にばらつきがある場合でも、表面部材の材料を複数の押圧ローラで研削することで、個々の押圧ローラによる加工精度のばらつきを平均化することができ、研削砥石及び研削砥石と対向して単数の押圧ローラで表面部材の材料を研削する場合よりも高い精度で帯電ローラの表面部材を研削することができる。
本発明による帯電ローラの製造方法においては、好ましくは、帯電ローラは、回転軸を中心軸として有する略回転対称な軸部材を有し、帯電面を形成する段階は、軸部材をチャックすることによって、軸部材の両端を支持し、帯電ローラを保持することを含む。軸部材が回転軸まわりに略回転対称であるとは、軸部材の形状が、回転軸まわりに完全に回転対称である場合に加えて、軸部材の形状が、軸部材の寸法の誤差範囲内で回転軸まわりに回転対称とみなせる場合を含む。このような本発明による帯電ローラの製造方法によれば、帯電ローラの軸部材をチャックすることによって帯電ローラの軸部材及び表面部材の材料を保持するので、帯電ローラの軸部材に高い圧力を加えることなく、帯電ローラの軸部材及び表面部材の材料を保持することができる。このように帯電ローラの軸部材をチャックすることで、帯電ローラの軸部材及び表面部材の材料を低い圧力で保持するため、研削砥石の圧力によって表面部材の材料に撓みが形成されたとしても、表面部材の材料に加わる圧力による表面部材の材料の撓みにおける増加は、帯電ローラの軸部材に直接圧力を加えて帯電ローラの軸部材及び表面部材の材料を保持する場合よりも小さくすることができる。よって、帯電ローラの軸部材をチャックすることで、所望の形状を有する表面部材の材料をさらに高い精度で形成することができる。
本発明による帯電ローラの製造方法においては、好ましくは、軸部材のチャックは、エアーバルーンチャックである。このような本発明による帯電ローラの製造方法によれば、無摺動式チャックであるエアーバルーンチャックを用いることで、表面部材を研削する際に、研削装置における軸部材を保持する部分に微細な研削屑が侵入することを防止することができる。よって、研削装置において軸部材を安定して保持することができ、帯電ローラの表面部材の材料を安定して研削することができる。
ここで、本発明による帯電ローラの製造方法の具体例を図4と共に説明する。
図4は、本発明による帯電ローラの製造方法を説明する図であり、(a)は、通常の研削砥石を用いた帯電ローラの製造方法を説明する図であり、(b)は、(a)における一点鎖線に沿った断面図であり、(c)は、複数の押圧ローラを用いた帯電ローラの製造方法を説明する図であり、(d)は、(c)における一点鎖線に沿った断面図であり、(e)は、軸部材をチャックする研削装置を用いた帯電ローラの製造方法を説明する図である。
図4(a)及び(b)に示す通常の研削砥石を用いた本発明による帯電ローラの製造方法においては、例えば、帯電ローラの表面部材の帯電面が、表面部材の回転軸を中心軸とする鼓型の形状を有するように、帯電ローラの表面部材の材料を研削砥石で研削する。本発明による帯電ローラにおいては、帯電面を有する表面部材が、合成ゴム又は合成樹脂を主成分として含有する表面部材の材料から形成されるため、表面部材の帯電面は、帯電面に帯電ムラが形成されないように、真直度、真円度、及び表面粗さなどに関して高い精度で形成される必要がある。このため、本発明による帯電ローラの製造方法においては、表面部材の材料を加工する方法として研削加工が用いられる。具体的には、研削装置の主軸コレットチャック33によって帯電ローラーの電圧印加用軸受け部12の表面を回転駆動伝達部として保持(クランプ)し、軸受け部11のセンター穴に芯押し軸センター25を200N〜300Nの押圧力で押付けて、軸部材11、12の中心軸の方向に沿って軸部材11、12を固定して、軸部材11、12に回転駆動を与える。そして、250mm〜300mmの外径及び30mm〜50mmの幅を有する研削砥石26を2500rpm〜3000rpm(回転/分)の回転速度で回転させ、厚さ1mm〜2mmの表面部材の材料における表面を研削砥石26で荒引き研削し、次に表面部材の材料の表面を研削砥石26で仕上げ研削することで、所定の精度で所望の形状を有する帯電面27を形成する。図4(a)に示すような通常の研削砥石を用いた研削方法によっても、本発明による帯電ローラを製造することができるが、図4(b)に示すように、図4(a)に示すような通常の研削砥石を用いた研削方法においては、表面部材の材料に接する研削砥石26の接線方向に働く接線分力28によって、研削砥石26の半径方向に働く垂直分力29が、表面部材の材料に切削加工を施す場合と比較して、やや大きい値を示す。その結果、帯電ローラの軸部材にやや大きい垂直分力29が加わり、帯電ローラの軸部材及び表面部材の材料の撓みが発生する場合もある。表面部材の材料を研削装置で加工している間に、表面部材の材料が撓むと、帯電ローラの帯電面が、表面部材の回転軸を中心軸とする樽型の形状を有する傾向がある。また、研削砥石26の幅(帯電ローラの中心軸に沿った方向の長さ)を大きくすると、研削砥石26と表面部材の材料との摩擦力が増加し、接線分力28が大きくなると共に垂直分力29も大きくなって、表面部材の撓みが増加し、帯電ローラの帯電面が、表面部材の回転軸を中心軸とする樽型の形状に形成される場合もある。さらに、表面部材の材料の表面を研削砥石26で荒引き研削する際に、表面部材の形状に関して所望の形状からの誤差があると、表面部材の材料の表面を研削砥石26で仕上げ研削する際に、帯電ローラの帯電面が、表面部材の回転軸を中心軸とする樽型の形状に形成される場合もある。
図4(c)及び(d)に示す押圧ローラを用いた本発明による帯電ローラの製造方法においては、まず、図4(a)に示す通常の研削砥石を用いた研削方法で使用したのと同様の装置を用いて、例えば、帯電ローラの表面部材の帯電面が、表面部材の回転軸を中心軸とする鼓型の形状を有するように、帯電ローラの表面部材の材料30を研削砥石で荒引き研削する。その後、表面部材の材料30に研削砥石を当てると同時に、研削砥石と対向する側から表面部材の材料30に押圧ローラ31を当てて、押圧ローラ31と研削砥石の両方で荒引き研削した表面部材の材料を挟み込んで研削する。このようにして、押圧ローラ31と研削砥石の両方で表面部材の材料を挟み込むことによって表面部材の材料の撓みを減少させて、表面部材の材料に押圧ローラ31が接触する範囲に仕上がり寸法面32を形成する。よって、表面部材の仕上がり寸法面32の外径における誤差を、表面部材の材料31に当てる押圧ローラ31と研削砥石の圧力を調整することで小さくする、例えば5μm以内にすることができる。このように、表面部材の材料30に押圧ローラ31と研削砥石の両方を当てて、表面部材の材料30を研削することで表面部材の回転軸を中心軸とする鼓型の形状を有する帯電面を表面部材に高い精度で形成することができる。なお、研削砥石によって表面部材の材料30に加えられる接線分力及び垂直分力を低減させて、表面部材の形状の誤差を小さくするためには、研削砥石の幅を小さくすることが好ましく、例えば、研削砥石の幅は、5mm〜10mmである。
図4(d)に示すように、押圧ローラ31は、帯電ローラーの中心を通る直線33の両側に40度〜50度の角度g及びhにそれぞれ配置された複数の手前側押圧ローラー34及び複数の奥側押圧ローラー35である。これら複数の手前側押圧ローラー34及び複数の奥側押圧ローラー35の位置は、精密自動ステージ上で調整することができる。そして、複数の手前側押圧ローラー34及び複数の奥側押圧ローラー35の両方が表面部材の材料30に接触することが可能となるように、精密自動ステージのY軸方向に沿った移動手段36で複数の手前側押圧ローラー34及び複数の奥側押圧ローラー35を帯電ローラの中心軸と垂直方向に移動させることができる。次に、精密自動ステージのZ軸方向に沿った移動手段によって、複数の手前側押圧ローラー34及び複数の奥側押圧ローラー35を表面部材の材料に、例えば1N〜5Nの所望の押圧力で押圧させて、表面部材の帯電面が表面部材の回転軸を中心軸とする鼓型の形状を有する仕上がり寸法面32を形成するように、表面部材の材料30を研削することができる。さらに、表面部材の帯電面の全体にわたって表面部材の材料30を研削する場合には、精密自動ステージのX軸方向に沿った移動手段37を用いて、複数の手前側押圧ローラー34及び複数の奥側押圧ローラー35を帯電ローラの中心軸に沿った方向に移動させて、表面部材の材料30の研削を続ける。なお、表面部材の材料30の荒引き研削においても押圧ローラ31を用いてもよい。
ここで、手前側押圧ローラー34及び奥側押圧ローラー35の各々によって表面部材の材料を研削する場合には、表面部材の材料における研削の誤差は、約1μm〜3μmである。しかしながら、複数の手前側押圧ローラー34及び複数の奥側押圧ローラー35のように、複数の押圧ローラを用いることで、個々の押圧ローラによる研削の精度を平均化して、個々の押圧ローラによる研削の誤差を減少させることができる。このようにして、複数の押圧ローラを用いて表面部材の材料30を研削することで、表面部材の材料を所望の形状により高い精度で形成することができる。例えば、表面部材の帯電面の半径における誤差を10μm以内とすることができる。
しかしながら、図4(a)に示す通常の研削砥石を用いた研削方法及び図4(c)に示す押圧ローラを用いた研削方法においては、芯押し軸センター25を200N〜300Nの高い押圧力で押付けるため、研削砥石の垂直分力の押圧力によって表面部材の材料に撓みが形成されると、芯押し軸センター34の押圧力によって表面部材の材料30の撓みが増加し、表面部材の材料30の研削に関する精度が、低下する場合がある。
図4(e)に示す押圧ローラを用いた本発明による帯電ローラの製造方法においては、芯押し軸センター34を用いることなく、帯電ローラの軸受け部11の表面及び電圧印加用軸受け部12の表面をチャックしている。帯電ローラの軸受け部11及び電圧印加用軸受け部12をチャックすることで、帯電ローラの軸受け部11に高い押圧力を加えることなく、帯電ローラの軸部材及び表面部材を保持することができる。例えば、30N〜50Nの把持力及び50N以内の低い押圧力で帯電ローラの軸部材及び表面部材を保持することができる。そして、好ましくは図4(c)に示すような押圧ローラ31を用いる研削方法で、表面部材の帯電面が、帯電ローラの回転軸を中心軸とする鼓型の形状のような所望の形状を有するように、研削砥石及び押圧ローラを用いて表面部材の材料を研削する。帯電ローラの軸受け部11及び電圧印加用軸受け部12をチャックすることで、帯電ローラの軸部材及び表面部材を低い押圧力で保持することができるため、研削砥石の垂直分力の押圧力によって表面部材の材料に撓みが形成されたとしても、表面部材の材料の撓みにおける増加は小さい。よって、帯電ローラの軸受け部11及び電圧印加用軸受け部12をチャックすることで、所望の形状を有する表面部材の帯電面をさらに高い精度で形成することができる。例えば、表面部材の帯電面の半径における誤差を10μm以内とすることができる。
帯電ローラの軸受け部11及び電圧印加用軸受け部12をチャックする装置としては、エアーバルーンチャック38(藤井精密工業製)又はコレットチャックを用いることができる。特に、エアーバルーンチャック38は、無摺動式チャックであるため、表面部材を研削する際に、研削装置における軸部材を保持する(クランプする)部分に微細な研削屑が侵入することを防止することができる。このように、研削装置における軸部材を保持する部分に微細な研削屑が侵入することによって軸部材の保持の精度が低下することを防止することができる。よって、研削装置において軸部材を安定して保持することができ、帯電ローラの表面部材の材料を安定して研削することができる。
上記のような表面部材の材料の研削方法によって、表面部材の材料を研削して、所定の精度で表面部材に所望の形状の帯電面を形成した後、帯電面における吸湿の防止及び汚れの防止などの目的で表面部材の帯電面上にフッ素系樹脂などを塗布して帯電面被覆層を形成する。その後、帯電ギャップ形成部材を、帯電ローラの帯電面被覆層の両端部に形成する。
次に、本発明による帯電装置及び帯電方法について簡単に説明する。本発明による帯電装置は、被帯電体が感光体であると同時に上記の本発明による帯電ローラを含む。また、本発明による帯電方法は、本発明による帯電ローラを含む上記の帯電装置を用いて感光体の表面を帯電させることを含む。このような本発明による帯電装置及び帯電方法によれば、帯電面と被帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させた帯電ローラを含む帯電装置及びそのような帯電装置を用いる帯電方法が提供される。帯電装置は、白黒及び/又はカラーの画像を形成する画像形成装置に用いられ、画像形成装置における各々の色彩ごとに設けられた機能分離型有機系感光体のような感光体が本発明による帯電ローラで帯電される。
本発明の帯電装置及び帯電方法においては、回転軸まわりに略回転対称であり感光体を帯電させる帯電面を有し、帯電面の両端の間における帯電面と回転軸に垂直な面との交線の径が、帯電面の両端における帯電面と回転軸に垂直な面との交線の径よりも小さい非接触式帯電ローラを使用するので、帯電面と感光体の表面との間の間隔(帯電ギャップ)が減少することを低減させることができる。よって、本発明による帯電装置及び帯電方法においては、帯電装置の周囲の環境における温度及び/又は湿度の変動に応じた、帯電した感光体の表面の電位における変動を低減すると共に、感光体の表面を所望の電位に帯電させるDCバイアス電圧に重畳する、帯電ムラを防止するためのACバイアス電圧(Vp−p)を低下させることができる。その結果、帯電ギャップで発生するイオン及び電子を減少させて、有機系感光体の膜割れのような感光体の表面の劣化及び損傷を低減し、帯電ギャップで発生するオゾン及び窒素酸化物を減少させて帯電装置を設置する室内環境の汚染も低減することができる。また、帯電ギャップに発生するオゾンの量を減少させることができるため、帯電装置に設けられたオゾンフィルターの寿命を延長することができる。さらに、本発明による帯電装置は、本発明による小型の非接触式帯電ローラを含むので、帯電装置を小型化することができる。
次に、本発明による画像形成装置及び画像形成方法を図5と共に説明する。本発明による画像形成装置は、本発明による帯電ローラを含む単数又は複数の上記の本発明による帯電装置を含む。本発明による画像形成装置は、紙及びプラスチックフィルムなどのような受容体に白黒又はカラーの画像を形成する。画像形成装置としては、例えば、複写機及びレーザープリンターなどが挙げられる。また、本発明による画像形成方法は、本発明による帯電ローラを含む上記の帯電装置を有する画像形成装置を用いて、紙及びプラスチックフィルムなどのような受容体に画像を形成することを含む。
本発明による画像形成装置及び画像形成方法においては、本発明による帯電装置を用いるため、帯電面と被帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させた帯電ローラを含む帯電装置を有する画像形成装置及びそのような画像形成装置を用いる画像形成方法を提供することができる。よって、本発明による画像形成装置及び画像形成方法においては、画像形成装置の周囲の環境における温度及び/又は湿度の変動に応じた、帯電した感光体の表面の電位における変動を低減すると共に、感光体の表面を所望の電位に帯電させるDCバイアス電圧に重畳する、帯電ムラを防止するためのACバイアス電圧(Vp−p)を低下させることができる。その結果、帯電ギャップで発生するイオン及び電子を減少させて、画像形成装置における感光体の表面の劣化及び損傷を低減し、画像形成装置における感光体の寿命を延長することができる。また、帯電ギャップで発生するオゾン及び窒素酸化物を減少させて画像形成装置を設置する室内環境の汚染も低減することができる。さらに、帯電ギャップに発生するオゾンの量を減少させることができるため、画像形成装置に設けられたオゾンフィルターの寿命を延長することができる。加えて、本発明による画像形成装置においては、本発明による小型の非接触式帯電ローラを含む小型の帯電装置を有するので、画像形成装置も小型化することができる。特に、カラーの画像を形成するカラー画像形成装置においては、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、除電装置、クリーニング装置を有するシアン、マゼンタ、イエロー、及びブラック用の画像形成ユニットを含むため、本発明による帯電装置を用いれば、感光体の表面の劣化及び損傷並びにオゾン及び窒素酸化物による室内環境の汚染を有効に低減することができ、カラー画像形成装置の品質を向上させることができる。
図5は、本発明による画像形成装置の具体例を説明する図である。図5に示す本発明による画像形成装置は、カールソンプロセスを使用して白黒及びカラーの画像を形成するための機能分離型有機系感光体を有する画像形成装置であり、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色用のトナー画像形成ユニット39が順次配置されている。トナー画像形成ユニット39は、各色のトナー毎に、外径25mm〜30mmの小径の円筒状機能分離型有機系感光体40を有し、円筒状機能分離型有機系感光体40の外周に、上記の本発明による帯電装置に対応する帯電ユニット41、光書き込みユニット42、現像ユニット43、及びクリーニングユニット44が配置されている。そして、各色毎のトナー画像形成ユニット39が、転写ユニット45の転写ベルト46上に配置される。円筒状機能分離型有機系感光体40の表面は、帯電ユニット41内に設けられた本発明による帯電ローラ47によって600V〜800Vの正又は負の電位に帯電され、光書き込みユニットから画像の情報に応じて照射されるレーザー光48を用いて感光体40の帯電された表面に所望の潜像を形成し、現像部材49にからトナーを感光体40の表面に静電付着させて可視のトナー像を形成する。次に、感光体40の表面に形成されたトナー像が、転写部材51によって、転写ベルト46によって搬送される記録紙50上に静電転写される。その後、トナー像として画像が形成された記録紙50は、定着ユニット52に搬送され、160℃〜200℃の温度でトナー像が形成された記録紙50を加熱及び加圧して、画像を記録紙50に定着させる。このようにして、本発明による帯電ローラ47を含む帯電装置を用いて記録紙50に所望の画像を形成することができる。
本発明による非接触式帯電ローラの四つの実施例1〜4及び従来の帯電ローラの比較例を表1に示す。
金属性の軸部材、弾性部材、及び弾性部材の帯電面を被覆する帯電面被覆層を有する非接触式帯電ローラにおいて、弾性部材の材料を合成ゴムとし、厚さ1mm〜2mmの弾性部材を、帯電ローラの回転軸に沿った方向に鼓型の形状に形成した。帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径は、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の縁における半径よりも10μmだけ小さくした(表1における中央部減径量)。また、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径の誤差の範囲を10μmとした(表1における中央部減径量の誤差)。なお、表1に記載した中央部減径量及び中央部減径量の誤差の測定には、レーザー外径測定器によって測定された。帯電ローラに設けたギャップ形成部材の厚さを60μm〜65μm程度とし、ギャップ形成部材に取付けたバネによってギャップ形成部材に4N〜5Nの荷重を加え、帯電ローラのギャップ形成部材を感光体に当接させた。帯電ローラの表面と感光体の表面との間における帯電ギャップの大きさは、40μmであり、帯電ギャップの誤差は、5μm〜10μmであった。なお、帯電ギャップ及び帯電ギャップの誤差の測定には、1μm/350mmの測定精度を有するφ30鋼製研削円筒冶具を使用した。実施例1で製作した帯電ローラに−800VのDCバイアス電圧を印加したとき、DCバイアス電圧に重畳する2kHzの周波数のACバイアス電圧(Vp−p)は、形成された画像に画像ムラが発生しない範囲で、−1600V〜−1800Vであった。
{実施例2}
金属性の軸部材、弾性部材、及び弾性部材の帯電面を被覆する帯電面被覆層を有する非接触式帯電ローラにおいて、弾性部材の材料を合成ゴムとし、厚さ1mm〜2mmの弾性部材を、帯電ローラの回転軸に沿った方向に鼓型の形状に形成した。帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径は、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の縁における半径よりも20μmだけ小さくした(表1における中央部減径量)。また、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径の誤差の範囲を8μmとした(表1における中央部減径量の誤差)。なお、表1に記載した中央部減径量及び中央部減径量の誤差の測定には、レーザー外径測定器によって測定された。帯電ローラに設けたギャップ形成部材の厚さを60μm〜65μm程度とし、ギャップ形成部材に取付けたバネによってギャップ形成部材に4N〜5Nの荷重を加え、帯電ローラのギャップ形成部材を感光体に当接させた。帯電ローラの表面と感光体の表面との間における帯電ギャップの大きさは、40μmであり、帯電ギャップの誤差は、5μm〜10μmであった。なお、帯電ギャップ及び帯電ギャップの誤差の測定には、1μm/350mmの測定精度を有するφ30鋼製研削円筒冶具を使用した。実施例2で製作した帯電ローラに−800VのDCバイアス電圧を印加したとき、DCバイアス電圧に重畳する2kHzの周波数のACバイアス電圧(Vp−p)は、形成された画像に画像ムラが発生しない範囲で、−1600V〜−1800Vであった。
金属性の軸部材、弾性部材、及び弾性部材の帯電面を被覆する帯電面被覆層を有する非接触式帯電ローラにおいて、弾性部材の材料を合成ゴムとし、厚さ1mm〜2mmの弾性部材を、帯電ローラの回転軸に沿った方向に鼓型の形状に形成した。帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径は、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の縁における半径よりも20μmだけ小さくした(表1における中央部減径量)。また、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径の誤差の範囲を8μmとした(表1における中央部減径量の誤差)。なお、表1に記載した中央部減径量及び中央部減径量の誤差の測定には、レーザー外径測定器によって測定された。帯電ローラに設けたギャップ形成部材の厚さを60μm〜65μm程度とし、ギャップ形成部材に取付けたバネによってギャップ形成部材に4N〜5Nの荷重を加え、帯電ローラのギャップ形成部材を感光体に当接させた。帯電ローラの表面と感光体の表面との間における帯電ギャップの大きさは、40μmであり、帯電ギャップの誤差は、5μm〜10μmであった。なお、帯電ギャップ及び帯電ギャップの誤差の測定には、1μm/350mmの測定精度を有するφ30鋼製研削円筒冶具を使用した。実施例2で製作した帯電ローラに−800VのDCバイアス電圧を印加したとき、DCバイアス電圧に重畳する2kHzの周波数のACバイアス電圧(Vp−p)は、形成された画像に画像ムラが発生しない範囲で、−1600V〜−1800Vであった。
{実施例3}
金属性の軸部材、弾性部材、及び弾性部材の帯電面を被覆する帯電面被覆層を有する非接触式帯電ローラにおいて、弾性部材の材料を合成樹脂とし、厚さ1mm〜2mmの弾性部材を、帯電ローラの回転軸に沿った方向に鼓型の形状に形成した。帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径は、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の縁における半径よりも5μmだけ小さくした(表1における中央部減径量)。また、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径の誤差の範囲を3μmとした(表1における中央部減径量の誤差)。なお、表1に記載した中央部減径量及び中央部減径量の誤差の測定には、レーザー外径測定器によって測定された。帯電ローラに設けたギャップ形成部材の厚さを60μm〜65μm程度とし、ギャップ形成部材に取付けたバネによってギャップ形成部材に4N〜5Nの荷重を加え、帯電ローラのギャップ形成部材を感光体に当接させた。帯電ローラの表面と感光体の表面との間における帯電ギャップの大きさは、55μmであり、帯電ギャップの誤差は、5μm以内であった。なお、帯電ギャップ及び帯電ギャップの誤差の測定には、1μm/350mmの測定精度を有するφ30鋼製研削円筒冶具を使用した。実施例3で製作した帯電ローラに−800VのDCバイアス電圧を印加したとき、DCバイアス電圧に重畳する2kHzの周波数のACバイアス電圧(Vp−p)は、形成された画像に画像ムラが発生しない範囲で、−1500V〜−1700Vであった。
金属性の軸部材、弾性部材、及び弾性部材の帯電面を被覆する帯電面被覆層を有する非接触式帯電ローラにおいて、弾性部材の材料を合成樹脂とし、厚さ1mm〜2mmの弾性部材を、帯電ローラの回転軸に沿った方向に鼓型の形状に形成した。帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径は、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の縁における半径よりも5μmだけ小さくした(表1における中央部減径量)。また、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径の誤差の範囲を3μmとした(表1における中央部減径量の誤差)。なお、表1に記載した中央部減径量及び中央部減径量の誤差の測定には、レーザー外径測定器によって測定された。帯電ローラに設けたギャップ形成部材の厚さを60μm〜65μm程度とし、ギャップ形成部材に取付けたバネによってギャップ形成部材に4N〜5Nの荷重を加え、帯電ローラのギャップ形成部材を感光体に当接させた。帯電ローラの表面と感光体の表面との間における帯電ギャップの大きさは、55μmであり、帯電ギャップの誤差は、5μm以内であった。なお、帯電ギャップ及び帯電ギャップの誤差の測定には、1μm/350mmの測定精度を有するφ30鋼製研削円筒冶具を使用した。実施例3で製作した帯電ローラに−800VのDCバイアス電圧を印加したとき、DCバイアス電圧に重畳する2kHzの周波数のACバイアス電圧(Vp−p)は、形成された画像に画像ムラが発生しない範囲で、−1500V〜−1700Vであった。
{実施例4}
金属性の軸部材、弾性部材、及び弾性部材の帯電面を被覆する帯電面被覆層を有する非接触式帯電ローラにおいて、弾性部材の材料を合成樹脂とし、厚さ1mm〜2mmの弾性部材を、帯電ローラの回転軸に沿った方向に鼓型の形状に形成した。帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径は、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の縁における半径よりも10μmだけ小さくした(表1における中央部減径量)。また、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径の誤差の範囲を5μmとした(表1における中央部減径量の誤差)。なお、表1に記載した中央部減径量及び中央部減径量の誤差の測定には、レーザー外径測定器によって測定された。帯電ローラに設けたギャップ形成部材の厚さを60μm〜65μm程度とし、ギャップ形成部材に取付けたバネによってギャップ形成部材に4N〜5Nの荷重を加え、帯電ローラのギャップ形成部材を感光体に当接させた。帯電ローラの表面と感光体の表面との間における帯電ギャップの大きさは、55μmであり、帯電ギャップの誤差は、5μm以内であった。なお、帯電ギャップ及び帯電ギャップの誤差の測定には、1μm/350mmの測定精度を有するφ30鋼製研削円筒冶具を使用した。実施例4で製作した帯電ローラに−800VのDCバイアス電圧を印加したとき、DCバイアス電圧に重畳する2kHzの周波数のACバイアス電圧(Vp−p)は、形成された画像に画像ムラが発生しない範囲で、−1500V〜−1700Vであった。
金属性の軸部材、弾性部材、及び弾性部材の帯電面を被覆する帯電面被覆層を有する非接触式帯電ローラにおいて、弾性部材の材料を合成樹脂とし、厚さ1mm〜2mmの弾性部材を、帯電ローラの回転軸に沿った方向に鼓型の形状に形成した。帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径は、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の縁における半径よりも10μmだけ小さくした(表1における中央部減径量)。また、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径の誤差の範囲を5μmとした(表1における中央部減径量の誤差)。なお、表1に記載した中央部減径量及び中央部減径量の誤差の測定には、レーザー外径測定器によって測定された。帯電ローラに設けたギャップ形成部材の厚さを60μm〜65μm程度とし、ギャップ形成部材に取付けたバネによってギャップ形成部材に4N〜5Nの荷重を加え、帯電ローラのギャップ形成部材を感光体に当接させた。帯電ローラの表面と感光体の表面との間における帯電ギャップの大きさは、55μmであり、帯電ギャップの誤差は、5μm以内であった。なお、帯電ギャップ及び帯電ギャップの誤差の測定には、1μm/350mmの測定精度を有するφ30鋼製研削円筒冶具を使用した。実施例4で製作した帯電ローラに−800VのDCバイアス電圧を印加したとき、DCバイアス電圧に重畳する2kHzの周波数のACバイアス電圧(Vp−p)は、形成された画像に画像ムラが発生しない範囲で、−1500V〜−1700Vであった。
{比較例1}
金属性の軸部材、弾性部材、及び弾性部材の帯電面を被覆する帯電面被覆層を有する非接触式帯電ローラにおいて、弾性部材の材料を合成ゴムとし、厚さ1mm〜2mmの弾性部材を、帯電ローラの回転軸に沿った方向に円筒型の形状に形成した。帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径は、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の縁における半径よりも10μmだけ大きくした(表1における中央部減径量で、括弧は周辺部に対する中央部の半径の増加を示す)。また、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径の誤差の範囲を20μmとした(表1における中央部減径量の誤差)。なお、表1に記載した中央部減径量及び中央部減径量の誤差の測定には、レーザー外径測定器によって測定された。帯電ローラに設けたギャップ形成部材の厚さを60μm〜65μm程度とし、ギャップ形成部材に取付けたバネによってギャップ形成部材に4N〜5Nの荷重を加え、帯電ローラのギャップ形成部材を感光体に当接させた。帯電ローラの表面と感光体の表面との間における帯電ギャップの大きさは、25μmであり、帯電ギャップの誤差は、15μm〜20μmであった。なお、帯電ギャップ及び帯電ギャップの誤差の測定には、1μm/350mmの測定精度を有するφ30鋼製研削円筒冶具を使用した。実施例4で製作した帯電ローラに−800VのDCバイアス電圧を印加したとき、DCバイアス電圧に重畳する2kHzの周波数のACバイアス電圧(Vp−p)は、形成された画像に画像ムラが発生しない範囲で、−2000V〜−2200Vであった。
金属性の軸部材、弾性部材、及び弾性部材の帯電面を被覆する帯電面被覆層を有する非接触式帯電ローラにおいて、弾性部材の材料を合成ゴムとし、厚さ1mm〜2mmの弾性部材を、帯電ローラの回転軸に沿った方向に円筒型の形状に形成した。帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径は、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の縁における半径よりも10μmだけ大きくした(表1における中央部減径量で、括弧は周辺部に対する中央部の半径の増加を示す)。また、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径の誤差の範囲を20μmとした(表1における中央部減径量の誤差)。なお、表1に記載した中央部減径量及び中央部減径量の誤差の測定には、レーザー外径測定器によって測定された。帯電ローラに設けたギャップ形成部材の厚さを60μm〜65μm程度とし、ギャップ形成部材に取付けたバネによってギャップ形成部材に4N〜5Nの荷重を加え、帯電ローラのギャップ形成部材を感光体に当接させた。帯電ローラの表面と感光体の表面との間における帯電ギャップの大きさは、25μmであり、帯電ギャップの誤差は、15μm〜20μmであった。なお、帯電ギャップ及び帯電ギャップの誤差の測定には、1μm/350mmの測定精度を有するφ30鋼製研削円筒冶具を使用した。実施例4で製作した帯電ローラに−800VのDCバイアス電圧を印加したとき、DCバイアス電圧に重畳する2kHzの周波数のACバイアス電圧(Vp−p)は、形成された画像に画像ムラが発生しない範囲で、−2000V〜−2200Vであった。
上記実施例1及び2に示すように、回転軸に沿った方向に厚さ1mm〜2mmの鼓型の形状を有する帯電ローラにおいて、帯電ローラの弾性部材が、導電性物質を含有する合成ゴムである場合には、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径を、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の縁における半径よりも10μm〜20μmだけ小さくし、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径の誤差の範囲を10μmとすることで、帯電ローラに印加するDCバイアス電圧に重畳するACバイアス電圧Vp−pは、1500V〜1800Vであり、従来の帯電ローラにおけるACバイアス電圧よりも200V〜400V低下させることができた。
また、上記実施例3及4に示すように、回転軸に沿った方向に厚さ1mm〜2mmの鼓型の形状を有する帯電ローラにおいて、帯電ローラの弾性部材が、導電性物質を含有する合成樹脂である場合には、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径を、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の縁における半径よりも5μm〜10μmだけ小さくし、帯電ローラの帯電面が形成される範囲の中央における半径の誤差の範囲を10μmとすることで、帯電ローラに印加するDCバイアス電圧に重畳するACバイアス電圧Vp−pは、1500V〜1700Vであり、従来の帯電ローラにおけるACバイアス電圧よりも300V〜500V低下させることができた。
以上、本発明の実施の形態及び実施例を具体的に説明してきたが、本発明は、これらの実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、これら本発明の実施の形態及び実施例を、本発明の主旨及び範囲を逸脱することなく、変更又は変形することができる。
本発明は、帯電面と非帯電体の表面との間の間隔が減少することを低減させた帯電ローラ及び該帯電ローラの製造方法、前記帯電ローラを含む帯電装置及び該帯電装置を用いる帯電方法、並びに前記帯電装置を有する画像形成装置及び該画像形成装置を用いる画像形成方法に適用することができる。
11 軸受け部
12 電圧印加用軸受け部
13 軸部材被覆部
14 弾性部材
15 ギャップ形成部材
16、40、102 感光体
17、18、103、103’ 帯電ギャップの大きさ
19、104 帯電される表面の範囲
20 軸部材
21 帯電面被覆層
22 感光体の表面
23 トナー
24、27 帯電面
25 芯押し軸センター
26 研削砥石
28 接線分力
29 垂直分力
30 表面部材の材料
31 押圧ローラ
32 仕上がり寸法面
33 帯電ローラーの中心を通る直線
34 手前側押圧ローラー
35 奥側押圧ローラー
36 Y軸方向に沿った移動手段
37 X軸方向に沿った移動手段
38 エアーバルーンチャック
39 トナー画像形成ユニット
41 帯電ユニット
42 光書き込みユニット
43 現像ユニット
44 クリーニングユニット
45 転写ユニット
46 転写ベルト
47、101 帯電ローラ
48 レーザー光
49 現像部材
50 記録紙
51 転写部材
52 定着ユニット
12 電圧印加用軸受け部
13 軸部材被覆部
14 弾性部材
15 ギャップ形成部材
16、40、102 感光体
17、18、103、103’ 帯電ギャップの大きさ
19、104 帯電される表面の範囲
20 軸部材
21 帯電面被覆層
22 感光体の表面
23 トナー
24、27 帯電面
25 芯押し軸センター
26 研削砥石
28 接線分力
29 垂直分力
30 表面部材の材料
31 押圧ローラ
32 仕上がり寸法面
33 帯電ローラーの中心を通る直線
34 手前側押圧ローラー
35 奥側押圧ローラー
36 Y軸方向に沿った移動手段
37 X軸方向に沿った移動手段
38 エアーバルーンチャック
39 トナー画像形成ユニット
41 帯電ユニット
42 光書き込みユニット
43 現像ユニット
44 クリーニングユニット
45 転写ユニット
46 転写ベルト
47、101 帯電ローラ
48 レーザー光
49 現像部材
50 記録紙
51 転写部材
52 定着ユニット
Claims (15)
- 回転軸まわりに略回転対称であり被帯電体を帯電させる帯電面を有する帯電ローラにおいて、
前記帯電面の両端の間における前記帯電面と前記回転軸に垂直な面との交線の径は、前記帯電面の両端における前記帯電面と前記回転軸に垂直な面との交線の径よりも小さいことを特徴とする帯電ローラ。 - 前記帯電面は、前記回転軸を中心軸とする略鼓型の形状を有することを特徴とする請求項1記載の帯電ローラ。
- 前記回転軸まわりに略回転対称であり、前記回転軸に垂直な面との交線の径が、前記帯電面の両端における前記帯電面と前記回転軸に垂直な面との交線の径よりも大きい部材をさらに有することを特徴とする請求項1又は2記載の帯電ローラ。
- 前記回転軸を中心軸として有する略回転対称な軸部材及び前記帯電面を有する表面部材を有し、
前記軸部材は、金属からなり、
前記表面部材は、合成ゴム又は合成樹脂及び導電性物質を含有することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の帯電ローラ。 - 前記帯電面の少なくとも一部を被覆する帯電面被覆層をさらに有し、
前記帯電面被覆層は、フッ素樹脂を含むことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の帯電ローラ。 - 前記金属は、ステンレス鋼であり、
前記軸部材は、略円筒形の形状を有し、
前記円筒の直径及び長さは、
(円筒の長さ)3/(円筒の直径)4≦4000μm−1
の関係を満たすことを特徴とする請求項4又は5記載の帯電ローラ。 - 請求項1乃至6いずれか1項記載の帯電ローラを含み、
前記被帯電体は、感光体であることを特徴とする帯電装置。 - 請求項7記載の帯電装置を有することを特徴とする画像形成装置。
- 回転軸まわりに略回転対称であり被帯電体を帯電させる帯電面を含む表面部材を有する帯電ローラの製造方法において、
前記帯電面の両端の間における前記帯電面と前記回転軸に垂直な面との交線の径が、前記帯電面の両端における前記帯電面と前記回転軸に垂直な面との交線の径よりも小さくなるように、前記表面部材の材料を研削して前記帯電面を形成する段階を含むことを特徴とする帯電ローラの製造方法。 - 前記帯電面を形成する段階は、前記表面部材の材料に研削砥石及び前記研削砥石と対向して押圧ローラを当てることを含むことを特徴とする請求項9記載の帯電ローラの製造方法。
- 前記押圧ローラの数は、複数であることを特徴とする請求項10記載の帯電ローラの製造方法。
- 前記帯電ローラは、前記回転軸を中心軸として有する略回転対称な軸部材を有し、
前記帯電面を形成する段階は、前記軸部材をチャックすることによって前記帯電ローラを保持することを含むことを特徴とする請求項9乃至11いずれか1項記載の帯電ローラの製造方法。 - 前記チャックは、エアーバルーンチャックであることを特徴とする請求項12記載の帯電ローラの製造方法。
- 請求項7記載の帯電装置を用いて前記感光体の表面を帯電させることを特徴とする帯電方法。
- 請求項8記載の画像形成装置を用いて画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
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| JP2004050206A JP2005241869A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | 帯電ローラ、帯電装置、画像形成装置、帯電ローラの製造方法、帯電方法、及び画像形成方法 |
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| JP2004050206A JP2005241869A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | 帯電ローラ、帯電装置、画像形成装置、帯電ローラの製造方法、帯電方法、及び画像形成方法 |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7828466B2 (en) | 2007-07-27 | 2010-11-09 | Tamura Corporation | Light-emitting device |
-
2004
- 2004-02-25 JP JP2004050206A patent/JP2005241869A/ja active Pending
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