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JP2005139146A - 害虫防除エアゾール用組成物 - Google Patents

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JP2005139146A JP2003379598A JP2003379598A JP2005139146A JP 2005139146 A JP2005139146 A JP 2005139146A JP 2003379598 A JP2003379598 A JP 2003379598A JP 2003379598 A JP2003379598 A JP 2003379598A JP 2005139146 A JP2005139146 A JP 2005139146A
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Yasuyori Tanaka
康順 田中
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】
1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンの害虫防除効力が十分に発揮できる害虫防除エアゾール用組成物を提供すること。
【解決手段】
(a)1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジン(以下、本化合物と記す。)、(b)水、(c)飽和炭化水素、(d)非イオン性界面活性剤、(e)液化石油ガス、を含有する害虫防除エアゾール用組成物であって、(b)水と(c)飽和炭化水素との重量比が6.5:1〜1:5である害虫防除エアゾール用組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、害虫防除エアゾール用組成物に関する。
式(1)
Figure 2005139146
で示される1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンは、害虫防除剤の有効成分として知られた化合物である(例えば、特許文献1参照)。
そして、1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンを含有する害虫防除エアゾールが、例えば特許文献2に記載されている。
特開平7−179448号公報(実施例12) 特開平8−217606号公報(実施例8)
しかしながら、特許文献2に記載された1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンを含有する害虫防除エアゾールを、害虫防除用途に用いた場合、有効成分である1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンの害虫防除効力が十分に発揮されないという問題があった。
本発明は、1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンの害虫防除効力が十分に発揮できる害虫防除エアゾール用組成物を提供することを課題とする。
本発明者は、かかる状況下に鋭意検討を重ねた結果、(a)1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジン、(b)水、(c)飽和炭化水素、(d)非イオン性界面活性剤、及び(e)液化石油ガスを含有し、(b)水と(c)飽和炭化水素との重量比が特定の範囲内である害虫防除エアゾール用組成物を含有するエアゾールが優れた害虫駆除効力を示すことを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は以下のものである。
1. (a)1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジン(以下、本化合物と記す。)、(b)水、(c)飽和炭化水素、(d)非イオン性界面活性剤、(e)液化石油ガス、を含有する害虫防除エアゾール用組成物であって、(b)水と(c)飽和炭化水素との重量比が6.5:1〜1:5である害虫防除エアゾール用組成物(以下、本発明組成物と記す)。
2. (a)1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンが0.01〜3重量%の割合で、(d)非イオン性界面活性剤が0.3〜3重量%の割合で含有されてなる1.記載の害虫防除エアゾール用組成物。
3. (e)液化石油ガスが20〜80重量%の割合で含有されてなる1.又は2.記載の害虫防除エアゾール用組成物。
4. (b)水と(c)飽和炭化水素との重量比が6:1〜1:4である1.〜3.いずれか1項記載の害虫防除エアゾール用組成物。
5. (d)非イオン性界面活性剤が、ソルビタンの高級脂肪酸エステルである1.〜4.いずれか1項記載の害虫防除エアゾール用組成物。
本発明組成物を含有するエアゾールを害虫防除用途に使用することにより、本化合物の害虫防除効力が十分に発揮され、優れた害虫防除効果が得られる。
本発明組成物中の(a)本化合物は、前記式(1)で示される化合物(一般名:ジノテフラン)であり、例えば特許文献1に記載された方法で製造することができる。
本発明組成物中の(c)飽和炭化水素としては、例えば炭素数が10〜18の直鎖又は分岐の鎖式飽和炭化水素、及び脂環式飽和炭化水素が挙げられる。炭素数が10−18鎖式飽和炭化水素としては、例えばデカン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、テトラデカン、ペンタデカン及び2−メチルデカンが挙げられ、炭素数が10〜18の脂環式炭化水素としては、例えばシクロデカン及びデカリンが挙げられる。
本発明組成物には(c)飽和炭化水素として、市販の飽和炭化水素系溶剤を用いることができ、かかる市販の飽和炭化水素系溶剤としては具体的には例えば、直鎖式飽和炭化水素系溶剤としてネオチオゾール(商品名、中央化成株式会社)、ノルパー12(商品名、エクソンモービル化学有限会社)、ノルパー13(商品名、エクソンモービル化学有限会社)、ノルパー15(商品名、エクソンモービル化学有限会社);分岐鎖式飽和炭化水素系溶剤としてアイソパーE(商品名、エクソンモービル化学有限会社)、アイソパーG(商品名、エクソンモービル化学有限会社)、アイソパーH(商品名、エクソンモービル化学有限会社)、アイソパーM(商品名、エクソンモービル化学有限会社)、アイソパーV(商品名、エクソンモービル化学有限会社)、IP−2028(商品名、出光石油化学株式会社);及び、脂環式飽和炭化水素系溶剤としてエクソールD40(商品名、エクソンモービル化学有限会社)、エクソールD80(商品名、エクソンモービル化学有限会社)、エクソールD110(商品名、エクソンモービル化学有限会社)、エクソールD130(商品名、エクソンモービル化学有限会社)が挙げられる。
本発明組成物中の(d)非イオン性界面活性剤としては、例えばソルビタンの高級脂肪酸エステルが挙げられ、中でもソルビタンのC12−C18脂肪酸モノエステル、及びソルビタンのC12−C18脂肪酸ジエステル(例えば、モノオレイン酸ソルビタン、ジオレイン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、ジステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン)が挙げられる。
本発明組成物中の(e)液化石油ガスは、本発明組成物中で噴射剤として作用する成分であり、通常プロパン、プロピレン、ノルマルブタン、イソブタン等のC3−C4炭化水素の混合物である。本発明組成物は、噴射剤として(e)液化石油ガスのみが含有されるものであってもよい。
本発明組成物において、(b)水と(c)飽和炭化水素との重量比は6.5:1〜1:5、害虫防除効力の点から好ましくは6:1〜1:4である。
さらに、本発明組成物において、(a)本化合物の含有量は本発明組成物全量に対して通常0.01〜3重量%であり、(d)非イオン性界面活性剤の含有量は本発明組成物全量に対して0.3〜3重量%である。
また、本発明組成物において、(e)液化石油ガスが、好ましくは20〜80重量%の割合で含有される。(e)液化石油ガスは本発明組成物中で噴射剤として作用する成分であり、20重量%より少ないと、本発明組成物をエアゾールとして使用した場合に、噴射剤として少なすぎて、有効成分を含有する溶液を最後まで十分に噴射できない。一方、80重量%より多いと、本発明組成物を含有するエアゾールの害虫防除効力が低下する。
本発明組成物において、(a)本化合物は通常(b)水に溶解された状態で存在する。したがって、本発明組成物において(b)水は、(a)本化合物を溶解するために十分な量が配合されており、(b)水は(a)本化合物の通常40〜1000重量倍の割合である。
本発明組成物を含有するエアゾールは例えば、以下のように製造することができる。
本化合物を室温または加温しながら水に溶解した後、該水溶液をエアゾール容器に充填する。一方、非イオン性界面活性剤を飽和炭化水素に溶解し、該溶液を前記エアゾール容器に充填する。エアゾールバルブを装着し、液化石油ガスをステムを通して充填し、振とうした後、アクチュエーターを装着する。
本発明組成物は、さらに他の殺虫活性化合物、忌避剤及び/又は共力剤等が含有されていてもよい。
他の殺虫活性化合物としては、例えば、アレスリン、テトラメスリン、プラレトリン、フェノトリン、レスメトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、トラロメトリン、シフルトリン、フラメトリン、フタルスリン、イミプロトリン、プロフルトリン、メトフルトリン、ジメフルトリン、エトフェンプロックス、フェンバレレート、フェンプロパスリン、シラフルオフェン、トランスフルスリン、2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピニル)−シクロペント−2−エニル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート等のピレスロイド化合物;プロポキサー、カルバリル、メトキサジアゾン、フェノブカルブ等のカーバメート系化合物;ルフェヌロン、クロルフルアズロン、ヘキサフルムロン、ジフルベンズロン、シロマジン、1−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3−[2−フルオロ−4−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]ウレア等のキチン形成阻害活性化合物;及び、ピリプロキシフェン、メトプレン、ハイドロプレン、フェノキシカルブ等の幼若ホルモン様活性化合物が挙げられる。
忌避剤としては、例えばN,N−ジエチル−m−トルアミド(一般名:ディート)、リモネン、リナロール、シトロネラール、メントール、メントン、ヒノキチオール、ゲラニオール、ユーカリプトール、及びカラン−3,4−ジオールが挙げられる。
共力剤としては、例えば、PBO、MGK264、S421、IBTA、及びサイネピリン500が挙げられる。
また、本発明組成物には、本発明の目的を達する範囲内で、必要に応じて、緩衝剤、香料、防錆剤、防黴剤、pH調整剤等を加えることができる。
本発明組成物を含有するエアゾールは、例えば害虫、害虫の通り道、及び/又は害虫の生息場所で本発明組成物の害虫防除有効量を噴霧することにより施用される。その際の施用量は、面上に処理する場合は、処理面積1m2当たり本化合物量として通常0.1〜500mg、空間に処理する場合は、適用空間1m3当り本化合物量として通常1〜1000mgである。
本発明組成物は、例えば以下の昆虫やダニ等の害虫の防除に有効である。
チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ワモンゴキブリ等のゴキブリ類;イエバエ、オオイエバエ等のハエ類;アカイエカ、コガタアカイエカ、ネッタイイエカ、ヒトスジシマカ等のカ類;ケナガコナダニ、コナヒョウヒダニ、クワガタツメダニ、ミナミツメダニ、フタトゲチマダニ、ヤマトマダニ、オウシマダニ等のダニ類;コロモジラミ、ウシジラミ等のシラミ類;ヤマトシロアリ、イエシロアリ等のシロアリ類;キクイムシ類;ユスリカ類;チョウバエ類;アリ類;ハチ類;ネコノミ、イヌノミ、ヒトノミ、ケオプスネズミノミ等のノミ類。
以下、本発明を具体的な例を挙げてさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。なお、部は重量部を表す。
例1
本化合物0.1部を脱イオン水60部に溶解して得た水溶液をエアゾール容器に充填した。モノオレイン酸ソルビタン(商品名:レオドールSP−O10、花王株式会社)1部をネオチオゾール(飽和炭化水素系溶剤、中央化成株式会社)18.9部に溶解して得た溶液を、前記エアゾール容器に加え、エアゾールバルブを装着した。次いでこのエアゾール容器に液化石油ガス20部を充填し、振とうした後、アクチュエーターを装着することにより本発明組成物を含有するエアゾールを得た。
例2
本化合物0.1部、脱イオン水30部、モノオレイン酸ソルビタン1部、ネオチオゾール(飽和炭化水素系溶剤)28.9部、及び液化石油ガス40部を用い、例1と同様にして本発明組成物を含有するエアゾールを得た。
例3
本化合物0.1部、脱イオン水30部、モノラウリン酸ソルビタン(商品名:レオドールSP−L10、花王株式会社)0.5部、ネオチオゾール(飽和炭化水素系溶剤)9.4部、及び液化石油ガス60部を用い、例1と同様にして本発明組成物を含有するエアゾールを得た。
例4
本化合物0.1部、脱イオン水10部、モノオレイン酸ソルビタン1部、ネオチオゾール(飽和炭化水素系溶剤)8.9部、及び液化石油ガス80部を用い、例1と同様にして本発明組成物を含有するエアゾールを得た。
例5
本化合物0.1部、脱イオン水40部、モノオレイン酸ソルビタン1部、デカン(飽和炭化水素系溶剤)38.9部、及び液化石油ガス20部を用い、例1と同様にして本発明組成物を含有するエアゾールを得た。
例6
本化合物0.1部、脱イオン水12部、モノオレイン酸ソルビタン0.5部、ネオチオゾール(飽和炭化水素系溶剤)47.4部、及び液化石油ガス40部を用い、例1と同様にして本発明組成物を含有するエアゾールを得た。
例7
本化合物0.1部、脱イオン水66.9部、モノオレイン酸ソルビタン1部、ネオチオゾール(飽和炭化水素系溶剤)12部、及び液化石油ガス20部を用い、例1と同様にして本発明組成物を含有するエアゾールを得た。
例8
本化合物0.1部、脱イオン水42部、モノオレイン酸ソルビタン1部、ネオチオゾール(飽和炭化水素系溶剤)6.9部、及び液化石油ガス50部を用い、例1と同様にして本発明組成物を含有するエアゾールを得た。
例9
本化合物0.1部を脱イオン水4部に溶解して得た水溶液をエアゾール容器に充填した。モノオレイン酸ソルビタン(商品名:レオドールSP−O10、花王株式会社)0.5部をネオチオゾール(飽和炭化水素系溶剤、中央化成株式会社)20.4部に溶解して得た溶液を、前記エアゾール容器に加え、エアゾールバルブを装着した。次いでこのエアゾール容器に液化石油ガス75部を充填し、振とうした後、アクチュエーターを装着することによりエアゾールを得た。
例10
本化合物0.1部を脱イオン水7.5部に溶解して得た水溶液をエアゾール容器に充填した。モノラウリン酸ソルビタン(商品名:レオドールSP−L10、花王株式会社)1部をネオチオゾール(飽和炭化水素系溶剤、中央化成株式会社)6.4部に溶解して得た溶液を、前記エアゾール容器に加え、エアゾールバルブを装着した。次いでこのエアゾール容器に液化石油ガス85部を充填し、振とうした後、アクチュエーターを装着することによりエアゾールを得た。
例11
本化合物0.2部を脱イオン水12.5部に溶解して得た水溶液をエアゾール容器に充填した。フェノトリン0.2部及びモノオレイン酸ソルビタン(商品名:レオドールSP−O10、花王株式会社)0.5部をネオチオゾール(飽和炭化水素系溶剤、中央化成株式会社)6.6部に溶解して得た溶液を、前記エアゾール容器に加え、エアゾールバルブを装着した。次いでこのエアゾール容器に液化石油ガス80部を充填し、振とうした後、全量噴射型アクチュエーターを装着することにより本発明組成物を含有するエアゾールを得た。
例12
本化合物0.3部を脱イオン水40部に溶解して得た水溶液をエアゾール容器に充填した。ペルメトリン0.1部及びモノラウリン酸ソルビタン(商品名:レオドールSP−L10、花王株式会社)1部をネオチオゾール(飽和炭化水素系溶剤、中央化成株式会社)8.6部に溶解して得た溶液を、前記エアゾール容器に加え、エアゾールバルブを装着した。次いでこのエアゾール容器に液化石油ガス50部を充填し、振とうした後、アクチュエーターを装着することにより本発明組成物を含有するエアゾールを得る。
例13
本化合物0.3部を脱イオン水50部に溶解して得た水溶液をエアゾール容器に充填した。シフェノリン0.1部及びモノオレイン酸ソルビタンとジオレイン酸ソルビタンの混合物(商品名:レオドールAO−15V、花王株式会社)1部をアイソパーM(飽和炭化水素系溶剤、エクソンモービル化学有限会社)23.6部に溶解して得た溶液を、前記エアゾール容器に加え、エアゾールバルブを装着した。次いでこのエアゾール容器に液化石油ガス25部を充填し、振とうした後、アクチュエーターを装着することにより本発明組成物を含有するエアゾールを得る。
例14
本化合物0.4部を脱イオン水16部に溶解して得た水溶液をエアゾール容器に充填した。d−T80−フタルスリン0.3部及びモノオレイン酸ソルビタン(商品名:レオドールSP−O10、花王株式会社)1.5部をネオチオゾール(飽和炭化水素系溶剤、中央化成株式会社)41.8部に溶解して得た溶液を、前記エアゾール容器に加え、エアゾールバルブを装着した。次いでこのエアゾール容器に液化石油ガス40部を充填し、振とうした後、アクチュエーターを装着することにより本発明組成物を含有するエアゾールを得る。
比較例1
本化合物0.1部、N−(2−エチル)へキシル−5,6ノルボルネンジカルボキシイミド0.4部、キシロール7部、飽和炭化水素系溶剤(ネオチオゾール)7.5部を攪拌混合した。該混合物をエアゾール容器に入れ、エアゾールバルブを装着した後、85部の液化石油ガスを充填し、振とうを加えた後、アクチュエーターを装着することによりエアゾールを得た。
比較例2
本化合物0.1部を脱イオン水34部に溶解して得た水溶液をエアゾール容器に充填した。モノオレイン酸ソルビタン(商品名:レオドールSP−O10、花王株式会社)1部をネオチオゾール(飽和炭化水素系溶剤、中央化成株式会社)4.9部に溶解して得た溶液を、前記エアゾール容器に加え、エアゾールバルブを装着した。次いでこのエアゾール容器に液化石油ガス60部を充填し、振とうした後、アクチュエーターを装着することにより本発明組成物を含有するエアゾールを得た。
試験例
チャバネゴキブリ雌雄各5頭を入れた内径12.5cm、高さ7cmの円形容器に、直径20cm、高さ60cmのガラス製円筒を被せ、該ガラス製円筒の上方から試験用エアゾールをエアゾール用組成物量が1.0gとなるように噴射した。噴射直後に該ガラス製円筒に上蓋を被せ、30秒後に上蓋をとって、ガラス製円筒の中から前記円形容器を取り出した。その後、前記円形容器内の供試虫を観察し、供試虫がノックダウンするまでの時間を測定した。この結果からKT50およびKT90値(供試虫の50%および90%がノックダウンするのに要する時間)を求めた。さらに供試したチャバネゴキブリを水と餌とを与えながら3日間飼育した。その後、供試虫の生死を観察し死虫率を求めた。
結果を表1に示す。(各試験は2〜3反復で行い、結果はその平均値で示す。)
Figure 2005139146
本発明組成物を含有するエアゾールは、本化合物の害虫防除効力を十分に発揮させることができる。

Claims (5)

  1. (a)1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジン、
    (b)水、
    (c)飽和炭化水素、
    (d)非イオン性界面活性剤、
    (e)液化石油ガス、
    を含有する殺虫エアゾール用組成物であって、(b)水と(c)飽和炭化水素との重量比が6.5:1〜1:5である害虫防除エアゾール用組成物。
  2. (a)1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンが0.01〜3重量%の割合で、(d)非イオン性界面活性剤が0.3〜3重量%の割合で含有されてなる請求項1記載の害虫防除エアゾール用組成物。
  3. (e)液化石油ガスが20〜80重量%の割合で含有されてなる請求項1又は請求項2記載の害虫防除エアゾール用組成物。
  4. (b)水と(c)飽和炭化水素との重量比が6:1〜1:4である請求項1〜3いずれか1項記載の害虫防除エアゾール用組成物。
  5. (d)非イオン性界面活性剤が、ソルビタンの高級脂肪酸エステルである請求項1〜4いずれか1項記載の害虫防除エアゾール用組成物。

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