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JP2005129009A - 紙葉類鑑別装置及び紙葉類鑑別方法 - Google Patents

紙葉類鑑別装置及び紙葉類鑑別方法 Download PDF

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JP2005129009A JP2004215083A JP2004215083A JP2005129009A JP 2005129009 A JP2005129009 A JP 2005129009A JP 2004215083 A JP2004215083 A JP 2004215083A JP 2004215083 A JP2004215083 A JP 2004215083A JP 2005129009 A JP2005129009 A JP 2005129009A
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JP2004215083A
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Yoshiyuki Suzuki
芳幸 鈴木
Takamasa Asano
貴正 浅野
Hideo Shimizu
秀雄 清水
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Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
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Abstract

【課題】 磁性体の濃度調整による偽造を判別することのできる紙葉類鑑別装置を提供する。
【解決手段】 磁気印刷部20aを持つ紙幣20が搬送方向Z1に沿って搬送されると、第1の永久磁石2が作る磁界によって、磁気印刷部20aに含まれる磁性体が磁化される。そして第2の永久磁石3が作る磁界によって、磁気印刷部20aの磁性体の磁化特性に応じて磁化が変化し、この磁化の変化量に応じた磁界の変化が、第1の磁気インピーダンス素子4に伝わり、電圧変化として誘起される。第2の磁気インピーダンス素子5では、磁気印刷部20aの磁性体の残留磁化に応じた電圧変化が誘起される。真贋判定部10は、第1の磁気インピーダンス素子4と第2の磁気インピーダンス素子5とに生じた電圧変化を検出信号としてそれぞれ受け取り、両検出信号に基づく比率と本物の紙幣の検出信号に基づく比率とを比較して真贋を判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は紙葉類の真贋判定を行う紙葉類鑑別装置及び紙葉類鑑別方法に関し、特に、磁性体を含むインクによって印刷された部分を含む紙葉類の真贋判定を行う紙葉類鑑別装置及び紙葉類鑑別方法に関する。
紙幣や有価証券や商品券などの紙葉類(以下、これらを総称して紙葉類と称す)の真贋を判定する際、磁性体を含むインクによって紙葉類に印刷された文字や図形や記号(以下、これらを単に磁気印刷部と称す)を磁気的に検出した信号と、本物の紙葉類から検出した検出信号とを比較して真贋判定を行っている。
図23は、従来の紙葉類鑑別装置の一例を示す構造図である。
紙葉類鑑別装置100は、磁気ヘッド110と判定部120とによって構成される。
磁気ヘッド110は、ギャップ部分111を有するコア112と、コア112に巻かれたバイアス用コイル113及び検出用コイル114とによって構成される。なお、バイアス用コイル113に直流または交流のバイアス電流を流すことで、予めギャップ部分111にバイアス磁界を形成しておく。
このような紙葉類鑑別装置100に、磁性体を含む磁気印刷部200aを持つ紙葉類200を搬送方向Z2に沿って搬送すると、磁気印刷部200aがギャップ部分111を通過する際に、その磁化特性に応じてギャップ部分111の磁界が変化する。すると、コア112を介して検出用コイル114に磁界の変化が伝わり、それに応じた電圧変化が検出用コイル114に誘起される。この電圧変化は、磁気印刷部200aを磁気的に検出した検出信号として判定部120に入力される。判定部120では、磁気印刷部200aの検出信号と予め記憶されている本物の紙葉類の検出信号とを比較し、紙葉類200の真贋判定を行う。
従来、2つの検出部を1つの磁気ヘッドに組み込み、特性の異なる磁性体を1つの磁気ヘッドで検出できるような構成とした磁性体検出装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−202353号公報(段落番号〔0020〕〜〔0038〕、図4)
しかし、上記特許文献1に開示された磁性体検出装置では、磁界変化は磁性体の濃度に比例するため、プリンタやコピー機で使用される磁気トナーの濃度調整を行うことにより、本物の紙葉類と同様の磁界変化を起こさせるように磁気印刷部を模造することは容易であり、プリンタやコピー機による偽造を検出できないという問題がある。
また、磁気ヘッドは接触式であるため、印刷部分の厚みなどの形状により、信号レベルが変化するため、検出結果が安定しないという問題もある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、磁性体の濃度調整による偽造を判別することができる紙葉類鑑別装置を提供することを目的とする。また本発明の他の目的は、磁性体の濃度調整による偽造を判別することができる紙葉類鑑別方法を提供することである。
本発明では上記問題を解決するために、磁性体を含むインクによって印刷された部分を含む紙葉類の真贋判定を行う紙葉類鑑別装置において、前記紙葉類を搬送する搬送方向に沿って設置され、前記紙葉類に対して磁界を印加する第1の磁界印加手段及び第2の磁界印加手段と、前記第2の磁界印加手段と対向して設置され、前記磁性体の磁化特性に応じた磁界の変化を検出する第1の磁界検出手段と、前記第1の磁界検出手段に対して前記搬送方向に沿って設置され、前記磁性体の残留磁化に応じた磁界の変化を検出する第2の磁界検出手段と、前記第1の磁界検出手段及び前記第2の磁界検出手段により検出された検出信号の比率に基づいて真贋判定を行う真贋判定部と、を有することを特徴とする紙葉類鑑別装置が提供される。
このような紙葉類鑑別装置では、まず、第1の磁界印加手段が作る磁界によって紙葉類に含まれる磁性体が磁化される。そして、第2の磁界印加手段が作る磁界によって、磁性体の磁化特性に応じて磁性体の磁化が変化する。この磁化の変化量に応じた磁界の変化が、第1の磁界検出手段に伝わり、電圧変化として誘起される。その後、第2の磁界検出手段では、磁性体の残留磁化に応じた電圧変化が誘起される。真贋判定部は、第1の磁界検出手段及び第2の磁界検出手段に生じた電圧変化を検出信号としてそれぞれ受け取り、両検出信号に基づく比率と本物の紙葉類の検出信号に基づく比率とを比較して紙葉類の真贋を判定する。
本発明の紙葉類鑑別装置によれば、磁性体の残留磁化に加えて磁気特性を検出し、それぞれの検出信号の比率を取って紙葉類の真贋判定を行うことで、磁性体の濃度調整による偽造を判別することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置の構成図である。
紙葉類鑑別装置1は、磁界を印加する第1の永久磁石2及び第2の永久磁石3と、磁界の変化を検出する第1の磁気インピーダンス素子4及び第2の磁気インピーダンス素子5と、上記第1の磁気インピーダンス素子4及び上記第2の磁気インピーダンス素子5からの検出信号に基づいて、紙葉類の真贋判定を行う真贋判定部10とによって構成される。
第1の永久磁石2及び第2の永久磁石3は、紙葉類を搬送する搬送方向Z1に対して直角方向に磁界を印加するように、搬送方向Z1に沿ってそれぞれ設置される。
第1の磁気インピーダンス素子4は、第2の永久磁石3と対向するように設置される。これより、第1の磁気インピーダンス素子4には、予め第2の永久磁石3が作る磁界が印加されることになる。また第2の磁気インピーダンス素子5は、第1の磁気インピーダンス素子4に対して、搬送方向Z1に沿って所定の間隔を置いて設置される。第1の磁気インピーダンス素子4及び第2の磁気インピーダンス素子5は、上記のように設置されることで、搬送方向Z1と直角方向の磁界の変化を検出する。
真贋判定部10は、接続線6を介して第1の磁気インピーダンス素子4での検出信号を受け取り、また接続線7を介して第2の磁気インピーダンス素子5での検出信号を受け取る。そして両検出信号に基づいて比率を取り、本物の紙葉類の検出信号に基づく比率との比較を行って紙葉類の真贋を判定する。
このように構成される紙葉類鑑別装置1に対して、磁性体を含む磁気印刷部20aを持つ紙幣20が搬送方向Z1に沿って搬送される。磁気印刷部20aには、文字「A」が印刷されているものとする。なお実際には、紙幣を始め有価証券や商品券などの紙葉類が紙葉類鑑別装置1に搬送される。また、搬送される紙葉類の磁気印刷部には、文字を始め図形や記号などが印刷されており、紙葉類鑑別装置1はこれらの種類に拘わらず検出を行う。
まず、磁気印刷部20aが第1の永久磁石2を通過する際、磁気印刷部20aに含まれる磁性体は、第1の永久磁石2が作る磁界により磁化される。そして第1の永久磁石2の通過後、磁気印刷部20aの磁性体は残留磁化を帯びる。
そして、磁気印刷部20aが第2の永久磁石3を通過する際、磁気印刷部20aには第2の永久磁石3が作る磁界が加わるため、磁化特性に応じて磁気印刷部20aの磁性体の磁化が変化する。この磁化の変化量に応じた磁界の変化が第1の磁気インピーダンス素子4に伝わり、それに応じた電圧変化が第1の磁気インピーダンス素子4に誘起される。
その後、磁気印刷部20aが第2の磁気インピーダンス素子5の下を通過する際、磁気印刷部20aの磁性体の残留磁化に応じた磁界の変化が第2の磁気インピーダンス素子5に伝わり、この磁界の変化に応じた電圧変化が第2の磁気インピーダンス素子5に誘起される。真贋判定部10は、第1の磁気インピーダンス素子4及び第2の磁気インピーダンス素子5に生じた電圧変化を検出信号としてそれぞれ受け取り、両検出信号に基づく比率と本物の紙幣の検出信号に基づく比率とを比較して、紙幣20の真贋を判定する。
ここで、上記磁化特性に応じた磁化の変化量及び上記残留磁化は、磁気印刷部20aに含まれる磁性体の種類と濃度に影響を受ける。すなわち、磁性体の種類に対してはそれぞれ独立に変化するが、濃度に対してはそれぞれ比例する。
従って、磁化特性に応じた検出信号と残留磁化に応じた検出信号との比率を取ることで、磁性体の濃度によらず磁性体の種類を特定し、真贋を判別することができる。
次に、紙葉類鑑別装置1による磁気印刷部20aの検出過程について、磁性体の磁化−磁界曲線を用いて説明する。図2は、紙葉類の磁気印刷部に含まれる磁性体の一般的な磁化−磁界曲線を示す図である。
図に示すように、紙葉類の磁気印刷部に含まれる磁性体は、一般に外部から磁界を印加すると、まず原点Oから初磁化曲線50に従って磁化していく。十分大きな磁界を加えると、磁化は飽和磁化M3に達し、以後ヒステリシス曲線60に沿って磁化が変化する。
一方、飽和磁化M3まで達しない位置、例えば点Pで外部からの磁界が取り除かれると、マイナーループ40に沿って磁化が減少し、磁性体は点Qに示す残留磁化M1を帯びる。そして再び外部から磁界を加えると、マイナーループ40に沿って磁化が増加し、磁性体は例えば点Rに示す磁化M2を帯びる。そこからさらに磁界を加えると、磁化は初磁化曲線50に沿って再び飽和磁化M3に向かっていく。磁化特性は、外部からの磁界に対する磁性体の磁化の変化の仕方を示すものであり、上記のような各曲線で表される。
ここで、磁化特性上の磁化と磁性体の残留磁化とは、一般に磁性体の種類に対してはそれぞれ独立に変化するが、磁性体の濃度に対してはそれぞれ比例する。従って、磁化特性に応じた磁化の変化量と残留磁化も、同様に磁性体の濃度に対して比例することになる。例えば、磁化特性上の点Qから点Rに対する磁化の変化量と残留磁化M1とは、磁性体の濃度に対してそれぞれ比例関係が成立し、磁性体の濃度が濃くなるに従ってそれぞれ増加する。
このような性質を用いることで、紙葉類鑑別装置1は、本実施の形態の紙幣20が持つ磁気印刷部20aに含まれる磁性体の検出を以下のようにして行う。磁気印刷部20aに含まれる磁性体は、図2に示した磁化特性と同様の磁化特性を持つものとし、説明に際しては図2の各曲線や磁化M1,M2,M3を用いる。
まず、第1の永久磁石2による磁化について説明する。図3は、図1のA1−A1方向断面図である。この図は、紙幣20の磁気印刷部20aが第1の永久磁石2の上に来たときの状態を示している。
図に示すように、磁気印刷部20aが第1の永久磁石2の上に来ると、磁気印刷部20aには、第1の永久磁石2のN極からS極に向かう磁界H1が印加される。これにより図2に示す曲線上で、磁気印刷部20aに含まれる磁性体の磁化を示す点(以後、磁化を示す点と略す)は、点Oから初磁化曲線50に沿って点Pまで移動する。
そして、磁気印刷部20aが第1の永久磁石2を通過して磁界H1が取り除かれると、磁気印刷部20aの磁性体の磁化が飽和磁化M3までは達していないため、磁化を示す点は点Pからマイナーループ40に沿って点Qまで移動する。このように、第1の永久磁石2の通過後、磁気印刷部20aの磁性体は点Qに示す残留磁化M1を帯びる。
次に、第2の永久磁石3による磁化と第1の磁気インピーダンス素子4による検出について説明する。図4は、図1のA2−A2方向断面図である。この図は、紙幣20の磁気印刷部20aが第2の永久磁石3の上に来たときの状態を示している。
図に示すように、磁気印刷部20aが第2の永久磁石3の上に来ると、磁気印刷部20aには、第2の永久磁石3のN極からS極に向かう磁界H2が印加される。これにより磁化を示す点は、図2に示すマイナーループ40上を点Qから点Rまで移動し、磁気印刷部20aの磁性体の磁化は、残留磁化M1から点Rに示す磁化M2に増加する。
ところで、第1の磁気インピーダンス素子4に加わる磁界は、第2の永久磁石3が作る磁界H2と磁気印刷部20aの磁性体の磁化による磁界(以後、磁気印刷部20aの磁界と略す)との和である。
上記のように磁気印刷部20aの磁性体の磁化が残留磁化M1から磁化M2に増加すると、これに伴って磁気印刷部20aの磁界も増加するため、この増加に応じて第1の磁気インピーダンス素子4に加わる磁気印刷部20aの磁界も増加する。ただし、磁界H2と磁気印刷部20aの磁界とは互いに逆向きなので、第1の磁気インピーダンス素子4に加わる磁気印刷部20aの磁界の増加は、磁界H2からの減少として作用することになる。第1の磁気インピーダンス素子4は、この磁界の減少に応じて誘起される電圧変化を、検出信号として真贋判定部10に出力する。
すなわち、第1の磁気インピーダンス素子4では、磁気印刷部20aの磁性体の残留磁化M1から第2の永久磁石3による磁化M2までの変化量を磁界の変化として検出する。上記変化量は、磁気印刷部20aの磁性体の磁化特性に応じた変化量であるため、磁性体の濃度に対して比例する。従って第1の磁気インピーダンス素子4から出力される検出信号も、磁性体の濃度に対して比例する。
次に、第2の磁気インピーダンス素子5による検出について説明する。図5は、図1のA3−A3方向断面図である。この図は、紙幣20の磁気印刷部20aが第2の磁気インピーダンス素子5の下に来たときの状態を示している。
磁気印刷部20aが第2の永久磁石3を通過すると、磁化を示す点は、図2に示すマイナーループ40上を点Rから点Qまで移動する。その後は磁気印刷部20aに対して磁界は印加されないため、磁気印刷部20aが第2の磁気インピーダンス素子5の下に来たとき、磁気印刷部20aの磁性体は残留磁化M1を帯びた状態である。
従って、第2の磁気インピーダンス素子5には、この残留磁化M1による磁界H3が印加される。第2の磁気インピーダンス素子5は、磁界H3の印加による磁界の変化に応じて誘起される電圧変化を、検出信号として真贋判定部10に出力する。残留磁化M1は磁性体の濃度に対して比例するため、第2の磁気インピーダンス素子5から出力される検出信号も磁性体の濃度に対して比例する。
次に、真贋判定部10の内部について説明する。図6は、真贋判定部の内部構成を示すブロック図である。
真贋判定部10は、増幅部11、増幅部12、遅延部13、比率演算部14、メモリ15及び判定部16によって構成される。
真贋判定部10では、まず、第1の磁気インピーダンス素子4から出力された検出信号を増幅部11で増幅し、第2の磁気インピーダンス素子5から出力された検出信号を増幅部12で増幅する。そして真贋判定部10は、増幅部11の出力を遅延部13に通して、増幅部12の出力とのタイミングを合わせる。比率演算部14は、遅延部13の出力信号と増幅部12の出力信号との比率を取り、その演算結果を判定部16に渡す。判定部16は、予めメモリ15に記憶されている本物の紙幣の判定値と比率演算部14から受け取った演算結果とを比較する。第1の磁気インピーダンス素子4及び第2の磁気インピーダンス素子5からの検出信号は、それぞれ磁性体の濃度に比例しているため、例え磁性体の濃度が変わっても、両検出信号に基づく比率は一定となる。判定部16は、上記演算結果が判定値に対して所定の範囲内に収まっていれば真、所定範囲外であれば偽と判定し、紙幣20の真贋判定結果として出力する。
以上のように、第1の磁気インピーダンス素子4で磁気印刷部20aに含まれる磁性体の磁化特性に応じた磁化の変化量を磁界の変化として検出し、第2の磁気インピーダンス素子5で磁気印刷部20aに含まれる磁性体の残留磁化を磁界の変化として検出し、両者からの検出信号の比率に基づいて真贋を判定することで、従来コピー機などで偽造可能な磁性体の濃度のみの検出に比して、コピー機などでは偽造が困難な磁化特性を利用して磁気印刷部20aを検出することが可能となり、偽造された紙葉類の真偽判別性能を向上することができる。
また、第1の永久磁石2及び第2の永久磁石3を用いて磁界を印加することで、電流を流すことなく磁界を印加することが可能となり、紙葉類鑑別装置1の消費電力を低くすることができる。また、第1の磁気インピーダンス素子4及び第2の磁気インピーダンス素子5を用いて磁界の変化を検出することで、検出感度を高めることができる。
なお、磁界を印加する第1の永久磁石2及び第2の永久磁石3は、コイルを用いて磁界を印加するようにしてもよい。このようにすることで、経時変化や取り付け位置の誤差に伴う磁界の変化を電流の変化で補正することが可能となり、紙葉類鑑別装置1の信頼性を高めることができる。また、永久磁石とコイルとを組み合わせて磁界を印加するようにしてもよい。また、上記の説明では第1の永久磁石2と第2の永久磁石3とは違う永久磁石としたが、それぞれ同じ永久磁石としてもよい。また、第1の永久磁石2のN極とS極の向きと第2の永久磁石3のN極とS極の向きとを、それぞれ同じ向きではなく違う向きにしてもよい。
図7は、第2の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置の構成図である。なお、図7において、図1に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してある。
この第2の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置1aは、紙幣20の搬送方向Z1に沿って順次配置された磁界を印加する第1の永久磁石2、磁界の変化を検出する第1の磁気インピーダンス素子4、磁界を印加する第2の永久磁石3及び磁界の変化を検出する第2の磁気インピーダンス素子5と、第1の磁気インピーダンス素子4及び第2の磁気インピーダンス素子5からの検出信号に基づいて紙葉類の真贋判定を行う真贋判定部10とによって構成される。
真贋判定部10は、接続線6を介して第1の磁気インピーダンス素子4での検出信号を受け取り、また接続線7を介して第2の磁気インピーダンス素子5での検出信号を受け取るように構成されている。ここで、この真贋判定部10は、第1の磁気インピーダンス素子4及び第2の磁気インピーダンス素子5の検出信号に基づいて比率を取り、本物の紙幣20の検出信号に基づく比率との比較を行って紙葉類の真贋を判定する。
第1の永久磁石2、第2の永久磁石3、第1の磁気インピーダンス素子4及び第2の磁気インピーダンス素子5は、紙幣20に対して同側、図7では紙幣20の下側に設置されている。また、第2の永久磁石3は、第1の磁気インピーダンス素子4の方向に傾斜して配置され、第1の磁気インピーダンス素子4と磁気印刷部20aとに同時に磁界を印加することができるようにしている。
このように、第1の永久磁石2、第2の永久磁石3、第1の磁気インピーダンス素子4及び第2の磁気インピーダンス素子5を紙幣20に対して同側に設置することによって、これらを同一基盤上に設置することを可能にしている。従って、この第2の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置1aは、第1の永久磁石2及び第2の永久磁石3と第1の磁気インピーダンス素子4及び第2の磁気インピーダンス素子5とが対向する構造となっていて組立て時の厳密な調整が必要な第1の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置1と比較して、組立て時の調整を容易にしている。
このように構成される紙葉類鑑別装置1aは、その動作、真贋判定部10の構成及び真贋判定の方法について、第1の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置1のものと同じであるので、ここではその詳細な説明は省略する。
図8は、第3の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置の構成図、図9は、磁気印刷部の着磁過程を示す図、図10は、コイルの通電過程を示す図、図11は、コイルの非通電過程を示す図である。なお、図8ないし図11において、図1、図3ないし図5に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してある。
この第3の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置1bは、磁気印刷部20aを保持している紙幣20の搬送方向Z1に対して、直角方向に磁界を印加するように配置された永久磁石31及びコイル32と、このコイル32と対向するように配置されてそのコイル32によって作られる磁界の変化を検出する磁気インピーダンス素子33と、磁気インピーダンス素子33からの検出信号に基づいて紙葉類の真贋判定を行う真贋判定部10aとによって構成される。真贋判定部10aは、接続線6を介して磁気インピーダンス素子33での検出信号を受け取り、また接続線34を介してコイル32にパルス状の駆動信号を与えるように構成されている。
ここで、紙幣20が搬送方向Z1にそって搬送され、磁気印刷部20aが永久磁石31の上に来ると、磁気印刷部20aには、図9に示すように、永久磁石31によって作られた磁界H1が印加される。これにより、磁気印刷部20aは着磁される。このとき、コイル32は、真贋判定部10aによって搬送速度よりも十分に短い周期で通電状態と非通電状態とになるように駆動されている。
次に、磁気印刷部20aがコイル32と磁気インピーダンス素子33との間を通過するときにおいて、まず、コイル32が通電した状態では、図10に示すように、コイル32によって磁界H2が発生される。着磁された磁気印刷部20aは、この磁界H2を通過する際に、磁界H2を変化させるため、その変化量は磁気インピーダンス素子33によって検出され、検出量35として磁気インピーダンス素子33から出力される。この検出量35は、磁気印刷部20aの磁化特性により変化する。
また、コイル32に通電しない状態では、図11に示すように、磁気印刷部20aの発生する磁界H3が磁気インピーダンス素子33により検出される。この場合の検出量36は、磁気印刷部20aの着磁量により変化する。
ここで、磁化特性と着磁量とは、磁気印刷部20aの磁性体の種類と濃度とによって影響を受け、磁性体の種類に対しては、おのおの独立に変化するが、濃度に対してはおのおの比例し、濃度が濃くなるに従って増加するという特性を有する。従って、磁化特性と着磁量との比率は、磁性体の種類が一定であれば、磁性体の濃度に影響されずに一定となるため、磁性体の種類を特定することができる。
図12は、真贋判定部の内部構成を示すブロック図、図13は、コイル電流と検出出力との関係を示す図であって、(a)は磁気インピーダンス素子の出力の時間変化を示し、(b)はコイル電流の時間変化を示している。
真贋判定部10aは、図12に示すように、磁気インピーダンス素子33の検出信号である検出量35,36を増幅する増幅部41と、検出量35,36を分離してそれぞれホールドするサンプルホールド回路42,43と、これらサンプルホールド回路42,43の出力を入力して変化の比率を演算する比率演算部44と、本物の紙幣のデータを記憶しているメモリ45と、比率演算部44の比率演算結果とメモリ45の判定値とから真贋判定を行う判定部46と、クロック回路47と、一方のサンプルホールド回路42に供給するクロックを反転したクロックをサンプルホールド回路42に供給するための反転回路48と、クロックに同期したコイル電流をコイル32に供給するコイル駆動回路49とを備えている。
以上の構成の真贋判定部10aにおいて、クロック回路47の出力は、コイル駆動回路49に直接入力され、これによって、コイル32には、図13の(b)に示すようなパルス状のコイル電流が印加される。コイル32にパルス状のコイル電流が印加されることにより、磁気インピーダンス素子33は、コイル32の通電状態/非通電状態に応じて、図13の(a)に示すような検出信号を出力する。すなわち、磁気インピーダンス素子33は、コイル32に通電された状態では、磁化特性による検出量35を検出し、通電されていない状態では、着磁量による検出量36を検出する。
磁気インピーダンス素子33によって交互に検出されたこれらの検出量35,36は、増幅部41で増幅され、サンプルホールド回路42,43によってクロック回路47によるクロックに同期してサンプルホールドすることで検出量35,36に分離され、比率演算部44に入力される。判定部46は、比率演算部44からの信号とメモリ45内に格納された本物の紙幣のデータとを比較して、所定の値の範囲であれば、磁気印刷部20aは真であると判定し、所定範囲外であれば、偽と判定する真贋判定を行い、真贋判定結果を出力する。
このように、第3の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置によれば、コイル32が発生する磁界の有無により、異なった磁気特性を検出するようにしたことで、従来、コピー機等で偽造可能な磁性体の濃度のみの検出に比して、コピー機等では偽造が困難な磁気特性をもつ磁気印刷部を検出することが可能となり、偽造された紙葉類の真偽判別性能を向上することが可能となる。
また、永久磁石31及び磁気インピーダンス素子33は、紙幣20と非接触とすることができるため、信号レベルを安定化することが可能であり、安定した真贋判定を行うことができる。
なお、第3の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置では、磁界印加手段として永久磁石31を用いたが、コイルを使用しても良いことはもちろんである。
図14は、第4の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置の構成図、図15は、印加磁界電流と検出出力との関係を示す図であって、(a)は磁気インピーダンス素子の出力の時間変化を示し、(b)は印加磁界の時間変化を示している。図16は、コイルの第1の通電過程を示す図、図17は、コイルの第2の通電過程を示す図、図18は、コイルの非通電過程を示す図である。なお、図14において、図8に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してある。
この第4の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置1cは、第3の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置1bに比較して、コイル32及び磁気インピーダンス素子33の搬送方向上流側に紙幣20の磁気印刷部20aに対して磁界を印加する手段がなく、ここでは、その機能をコイル32が果たすようにしている。
この紙葉類鑑別装置1cでは、紙幣20の搬送通路を挟んでコイル32及び磁気インピーダンス素子33が配置されている。コイル32は、磁気印刷部20aを保持している紙幣20に対して平行な磁界を印加し、磁気インピーダンス素子33は、紙幣20に平行な磁界変化を検出する。これらコイル32及び磁気インピーダンス素子33は、真贋判定部10bに接続されている。
真贋判定部10bは、第3の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置1bの真贋判定部10aと同じ構成を有しているので、その詳細な説明は省略する。ただし、この真贋判定部10bのコイル駆動回路49は、図15に示したように、磁気印刷部20aへの着磁と磁気印刷部20aの磁界中における磁気的変化の検出とを行うことができるようにコイル32を駆動する構成にしている。すなわち、コイル32は、コイル駆動回路49によって、紙幣20に印刷された磁性体の磁気印刷部20aを着磁するのに十分な大きさの磁界H1を発生する状態と、磁性体の磁界中での磁気的変化を検出するための磁界H2を発生する状態と、磁性体の残留磁化を検出するために磁界を発生しない状態とを有し、これら3つの状態が繰り返されるようになっている。
コイル32が図15の(b)に示すように、周期的に大きさの異なる磁界を印加しているところへ、紙幣20が搬送されると、磁気印刷部20aは、まず、図16に示すように、コイル32の発生する磁界H1により着磁される。次の瞬間、コイル32に流れる電流が変化し、図17に示すように、磁界H2が印加されるが、着磁された磁気印刷部20aの磁化特性により、磁界H2の大きさは変化し、磁界検出手段である磁気インピーダンス素子33では、磁気印刷部20aの磁気特性に応じた磁界を検出し、検出量35を出力する。また、コイル32に通電しない状態では、図18に示すように、磁気印刷部20aの残留磁化により発生する磁界H3が磁気インピーダンス素子33により検出され、検出量36が出力される。
ここで、磁化特性と残留磁化とは、磁気印刷部20aの磁性体の種類と濃度とによって影響を受け、磁性体の種類に対しては、おのおの独立に変化するが、濃度に対してはおのおの比例し、濃度が濃くなるに従って増加する。従って、磁化特性と残留磁化との比率は、磁性体の種類が一定であれば、磁性体の濃度に影響されずに一定となるため、磁性体の種類を特定することができる。
このようにして、コイル32に図15の(b)に示すようなステップ状の電流が印加されると、磁気インピーダンス素子33は、コイル32の3段階の電流状態に応じて、図15の(a)に示すような検出量35,36の検出信号が出力される。
すなわち、コイル32が磁界H2を発生している状態では、磁化特性による検出量35を検出し、通電されていない状態では、着磁量による検出量36を検出する。磁気インピーダンス素子33からのこれらの検出量35,36は、増幅部41で増幅され、クロック回路47に同期してサンプルホールドするサンプルホールド回路42,43により検出量35,36に分離され、比率演算部44に入力される。判定部46は、比率演算部44からの信号とメモリ45内に格納された本物の紙葉類のデータとを比較して、所定の値の範囲であれば、磁気印刷部20aは真であると判定し、所定範囲外であれば、偽と判定する真贋判定を行い、真贋判定結果を出力する。
この第4の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置1cによれば、コイル32が発生する磁界の大きさを変えて異なった磁気特性を検出するようにしたことにより、従来、コピー機等で偽造可能な磁性体の濃度のみの検出に比して、コピー機等では偽造が困難な磁気特性を持つ磁気印刷部20aを検出することが可能となり、偽造された紙葉類の真偽判別性能を向上することが可能となる。また、磁気インピーダンス素子33は、非接触とすることができるため、接触による振動などによるノイズや磨耗による特性変動などの影響を排除することができ、信号レベルを安定化することが可能となり、安定した真贋判定を行うことができる。
図19は、第5の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置の構成図、図20は、磁性体への着磁過程の説明図であって、(a)はその構成図、(b)は磁化−磁界曲線を示す図、図21は、磁気的変化の検出過程の説明図であって、(a)はその構成図、(b)は磁化−磁界曲線を示す図、図22は、残留磁化検出過程の説明図であって、(a)はその構成図、(b)は磁化−磁界曲線を示す図である。なお、図19において、図14に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してある。
この第5の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置1dは、第4の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置1cと比較して、磁界印加手段の構成を変更し、紙葉類、コイル32及び磁気インピーダンス素子33の相対位置の変化に影響を受け難い検出方法にした点で異なる。
すなわち、この第5の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置1dは、磁界印加手段をコイル32及び継鉄37で構成し、磁界検出手段を磁気インピーダンス素子33で構成し、コイル32は接続線34により、磁気インピーダンス素子33は接続線6によってそれぞれ真贋判定部10bに接続されている。
継鉄37は、略U字形状を有していて、2本のアームが紙幣20の搬送路を挟むように平行に配置され、屈曲部にはコイル32が巻回されている。これにより、コイル32及び継鉄37は、紙幣20の面に垂直方向に一様な磁界を印加することができる。磁気インピーダンス素子33は、コイル32及び継鉄37によって一様の磁界が印加される場所で、且つ紙幣20に近接して配置され、紙幣20の面に垂直な方向の磁界を検出することができる。
真贋判定部10bは、第4の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置1cの真贋判定部10bと同じ構成のものである。従って、真贋判定部10bのコイル駆動回路49は、図15の(b)に示した印加視界を発生するように制御し、それに応答して、その磁界を磁気印刷部20aが通過したときに磁気インピーダンス素子33が出力する検出信号は、図15の(a)に示したような変化を示す。すなわち、コイル32は、コイル駆動回路49により、まず、紙幣20の磁気印刷部20aの磁性体を着磁するのに十分な大きさの磁界H1を発生し、次の状態では磁性体の磁界中での磁気的変化を検出するため、磁界H2を発生し、また、次の状態では磁性体の残留磁化を検出するために磁界を発生しない3つの磁界状態を繰り返す。
上記のようにコイル32が周期的に大きさの異なる磁界を印加しているところへ、紙幣20が搬送されると、図20に示すように、まず、紙幣20の磁気印刷部20aは、コイル32の発生する磁界H1により着磁される。次の瞬間、図21に示すように、コイル32に流れる電流が変化し、磁界H2が印加されるが、着磁された磁気印刷部20aの磁化特性によりその磁化は磁化M2に変化し、それに伴って磁界H2の大きさが変化し、磁界検出手段である磁気インピーダンス素子33では磁気印刷部20aの磁気特性に応じた磁界を検出する。また、コイル32に通電しない状態では、図22に示すように、磁気印刷部20aの残留磁化M1により発生する磁界が磁気インピーダンス素子33により検出される。
ここで、磁化特性と残留磁化とは、磁気印刷部20aの磁性体の種類と濃度とによって影響を受け、磁性体の種類に対しては、おのおの独立に変化するが、濃度に対してはおのおの比例し、濃度が濃くなるに従って増加する。従って、磁化特性と残留磁化との比率は、磁性体の種類が一定であれば、磁性体の濃度に影響されずに一定となるため、磁性体の種類を特定することができる。
以上、発明を実施するための最良の形態について説明したが、これらの実施の形態で例示した構成要素はそれらに限定されるものではない。例えば、上記の実施の形態では、磁界検出手段として磁気インピーダンス素子を用いていたが、磁気ヘッドや磁気抵抗効果素子などを磁界検出手段として用いてもよい。あるいは、磁気インピーダンス素子と磁気ヘッドや磁気抵抗効果素子とを適宜組み合わせて使用するようにしてもよい。
第1の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置の構成図である。 紙葉類の磁気印刷部に含まれる磁性体の一般的な磁化−磁界曲線を示す図である。 図1のA1−A1方向断面図である。 図1のA2−A2方向断面図である。 図1のA3−A3方向断面図である。 真贋判定部の内部構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置の構成図である。 第3の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置の構成図である。 磁気印刷部の着磁過程を示す図である。 コイルの通電過程を示す図である。 コイルの非通電過程を示す図である。 真贋判定部の内部構成を示すブロック図である。 コイル電流と検出出力との関係を示す図であって、(a)は磁気インピーダンス素子の出力の時間変化を示し、(b)はコイル電流の時間変化を示している。 第4の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置の構成図である。 印加磁界電流と検出出力との関係を示す図であって、(a)は磁気インピーダンス素子の出力の時間変化を示し、(b)は印加磁界の時間変化を示している。 コイルの第1の通電過程を示す図である。 コイルの第2の通電過程を示す図である。 コイルの非通電過程を示す図である。 第5の実施の形態に係る紙葉類鑑別装置の構成図である。 磁性体への着磁過程の説明図であって、(a)はその構成図、(b)は磁化−磁界曲線を示す図である。 磁気的変化の検出過程の説明図であって、(a)はその構成図、(b)は磁化−磁界曲線を示す図である。 残留磁化検出過程の説明図であって、(a)はその構成図、(b)は磁化−磁界曲線を示す図である。 従来の紙葉類鑑別装置の一例を示す構造図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d 紙葉類鑑別装置
2 第1の永久磁石
3 第2の永久磁石
4 第1の磁気インピーダンス素子
5 第2の磁気インピーダンス素子
10,10a,10b 真贋判定部
20 紙幣
20a 磁気印刷部
31 永久磁石
32 コイル
33 磁気インピーダンス素子
37 継鉄
Z1 搬送方向

Claims (24)

  1. 磁性体を含むインクによって印刷された部分を含む紙葉類の真贋判定を行う紙葉類鑑別装置において、
    前記紙葉類を搬送する搬送方向に沿って設置され、前記紙葉類に対して磁界を印加する第1の磁界印加手段及び第2の磁界印加手段と、
    前記第2の磁界印加手段と対向して設置され、前記磁性体の磁化特性に応じた磁界の変化を検出する第1の磁界検出手段と、
    前記第1の磁界検出手段に対して前記搬送方向に沿って設置され、前記磁性体の残留磁化に応じた磁界の変化を検出する第2の磁界検出手段と、
    前記第1の磁界検出手段及び前記第2の磁界検出手段により検出された検出信号の比率に基づいて真贋判定を行う真贋判定部と、
    を有することを特徴とする紙葉類鑑別装置。
  2. 前記第1の磁界印加手段及び前記第2の磁界印加手段のうち、いずれか一方あるいは両方が永久磁石であることを特徴とする請求項1記載の紙葉類鑑別装置。
  3. 前記第1の磁界印加手段及び前記第2の磁界印加手段のうち、いずれか一方あるいは両方がコイルであることを特徴とする請求項1記載の紙葉類鑑別装置。
  4. 前記第1の磁界検出手段及び前記第2の磁界検出手段のうち、いずれか一方あるいは両方が磁気インピーダンス素子であることを特徴とする請求項1記載の紙葉類鑑別装置。
  5. 磁性体を含むインクによって印刷された部分を含む紙葉類の真贋判定を行う紙葉類鑑別装置において、
    前記紙葉類を搬送する搬送方向に沿って設置され、前記紙葉類に対して磁界を印加する第1の磁界印加手段及び第2の磁界印加手段と、
    前記磁性体の磁化特性に応じた磁界の変化を検出する第1の磁界検出手段及び第2の磁界検出手段と、
    前記第1の磁界検出手段及び前記第2の磁界検出手段により検出された検出信号に基づいて真贋判定を行う真贋判定部と、
    を有し、前記第1の磁界印加手段、前記第2の磁界印加手段、前記第1の磁界検出手段及び前記第2の磁界検出手段が前記紙葉類を搬送する搬送方向に沿って同側に設置されていることを特徴とする紙葉類鑑別装置。
  6. 前記第1の磁界印加手段及び前記第2の磁界印加手段のうち、いずれか一方あるいは両方が永久磁石であることを特徴とする請求項5記載の紙葉類鑑別装置。
  7. 前記第1の磁界印加手段及び前記第2の磁界印加手段のうち、いずれか一方あるいは両方がコイルであることを特徴とする請求項5記載の紙葉類鑑別装置。
  8. 前記第1の磁界検出手段及び前記第2の磁界検出手段のうち、いずれか一方あるいは両方が磁気インピーダンス素子であることを特徴とする請求項5記載の紙葉類鑑別装置。
  9. 磁性体を含むインクによって印刷された部分を含む紙葉類の真贋判定を行う紙葉類鑑別装置において、
    前記紙葉類を搬送する搬送方向に沿って設置され、前記紙葉類に対して磁界を印加する第1の磁界印加手段と、
    周期的に通電された状態と通電されない状態とが繰り返されて前記紙葉類に対して磁界を周期的に印加するようにした第2の磁界印加手段と、
    前記第2の磁界印加手段に対向して設置され、前記第2の磁界印加手段が磁界を印加したときの磁界の変化及び磁界を印加しないときの磁界の変化をそれぞれ検出する磁界検出手段と、
    前記第2の磁界印加手段が磁界を印加した状態で前記磁界検出手段により検出された第1の検出信号と前記第2の磁界印加手段が磁界を印加しない状態で前記磁界検出手段により検出された第2の検出信号とに基づいて真贋判定を行う真贋判定部と、
    を有することを特徴とする紙葉類鑑別装置。
  10. 前記第1の磁界印加手段は、永久磁石又はコイルであることを特徴とする請求項9記載の紙葉類鑑別装置。
  11. 前記第2の磁界印加手段は、コイルであることを特徴とする請求項9記載の紙葉類鑑別装置。
  12. 前記磁界検出手段は、磁気インピーダンス素子であることを特徴とする請求項9記載の紙葉類鑑別装置。
  13. 前記真贋判定部は、前記第1の検出信号と前記第2の検出信号との比率に基づいて真贋判定を行うことを特徴とする請求項9記載の紙葉類鑑別装置。
  14. 磁性体を含むインクによって印刷された部分を含む紙葉類の真贋判定を行う紙葉類鑑別装置において、
    前記紙葉類に対して前記紙葉類の面内に並行な大きさの異なる磁界を周期的に印加する磁界印加手段と、
    前記紙葉類の搬送通路を挟んで前記磁界印加手段に対向して設置された磁界検出手段と、
    前記磁界印加手段の周期的な磁界印加に同期し、前記磁界検出手段により検出された検出信号に基づいて前記紙葉類の真贋判定を行う真贋判定部と、
    を有することを特徴とする紙葉類鑑別装置。
  15. 前記磁界印加手段は、コイルであることを特徴とする請求項14記載の紙葉類鑑別装置。
  16. 前記磁界印加手段は、磁界を発生しない状態を含めて大きさの異なる3つの磁界を周期的に発生させるようにしたことを特徴とする請求項14記載の紙葉類鑑別装置。
  17. 前記磁界検出手段は、磁気インピーダンス素子であることを特徴とする請求項14記載の紙葉類鑑別装置。
  18. 前記真贋判定部は、前記磁界検出手段が第1の印加磁界によって着磁された前記磁性体の第2の印加磁界中での磁気的変化を検出した第1の検出信号と、前記磁界検出手段が磁界を発生しない状態で前記磁性体の残留磁化を検出した第2の検出信号との比率に基づいて真贋判定を行うことを特徴とする請求項14記載の紙葉類鑑別装置。
  19. 磁性体を含むインクによって印刷された部分を含む紙葉類の真贋判定を行う紙葉類鑑別装置において、
    前記紙葉類に対して前記紙葉類の面に垂直な大きさの異なる磁界を周期的に印加する磁界印加手段と、
    前記紙葉類の面に垂直方向の磁界を検出するよう配置された磁界検出手段と、
    前記磁界印加手段の周期的な磁界印加に同期し、前記磁界検出手段により検出された検出信号に基づいて前記紙葉類の真贋判定を行う真贋判定部と、
    を有することを特徴とする紙葉類鑑別装置。
  20. 前記磁界印加手段は、前記紙葉類の搬送路を挟むように平行に配置されたアームを有する継鉄と前記アームの間に前記紙葉類の面に垂直な磁界を発生させるコイルとを有することを特徴とする請求項19記載の紙葉類鑑別装置。
  21. 前記磁界印加手段は、磁界を発生しない状態を含めて大きさの異なる3つの磁界を周期的に発生させるようにしたことを特徴とする請求項19記載の紙葉類鑑別装置。
  22. 前記磁界検出手段は、磁気インピーダンス素子であることを特徴とする請求項19記載の紙葉類鑑別装置。
  23. 前記真贋判定部は、前記磁界検出手段が第1の印加磁界によって着磁された前記磁性体の第2の印加磁界中での磁気的変化を検出した第1の検出信号と、前記磁界検出手段が磁界を発生しない状態で前記磁性体の残留磁化を検出した第2の検出信号との比率に基づいて真贋判定を行うことを特徴とする請求項14記載の紙葉類鑑別装置。
  24. 磁性体を含むインクによって印刷された部分を含む紙葉類の真贋判定を行う紙葉類鑑別方法において、
    搬送される前記紙葉類に第1の磁界を印加して前記磁性体を着磁させ、
    搬送される前記紙葉類に第2の磁界を印加して前記磁性体の磁化特性に応じた磁界の変化を検出し、
    前記第2の磁界の印加を止めたときの前記磁性体の残留磁化に応じた磁界の変化を検出し、
    前記磁化特性に応じた磁界の変化を検出した第1の検出信号と前記残留磁化に応じた磁界の変化を検出した第2の検出信号との比率を演算し、
    前記比率と予め本物の紙葉類に基づいて求めた比率とを比較して真贋判定を行う、
    ことを特徴とする紙葉類鑑別方法。
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