JP2005117800A - ケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 架空通信用ケーブルなどのケーブルを電柱に架渉する作業に際して、ケーブル繰り出し装置へのドラムの設置を簡易にし、ケーブルの繰り出し作業に伴う専従の作業者を必要とせずにドラムからケーブルを安定的に繰り出すことのできる機構を、比較的簡単な構造によって成し得るようにする。
【解決手段】 円筒101両側にフランジ102を有して形成されたドラム100を回転可能に軸支して、該ドラム100に巻きつけられたケーブルに牽引力を作用させて軸回転させることにより、該ケーブルを該ドラム100から繰り出すための装置であって、回転運動するドラム100の少なくとも一方側のフランジ102の側壁面102aの所定の半径方向位置に、摩擦摺動抵抗により制動力を付与する制動力付与手段50が回転力接続状態で付設されており、この制動力付与手段50によりドラム100の回転に対して常時制動力が付与されている。
【選択図】 図8
【解決手段】 円筒101両側にフランジ102を有して形成されたドラム100を回転可能に軸支して、該ドラム100に巻きつけられたケーブルに牽引力を作用させて軸回転させることにより、該ケーブルを該ドラム100から繰り出すための装置であって、回転運動するドラム100の少なくとも一方側のフランジ102の側壁面102aの所定の半径方向位置に、摩擦摺動抵抗により制動力を付与する制動力付与手段50が回転力接続状態で付設されており、この制動力付与手段50によりドラム100の回転に対して常時制動力が付与されている。
【選択図】 図8
Description
本発明は、ケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置に関する。詳しくは、架空通信用ケーブルなどのようなケーブルを電柱に架渉する作業に際し、ケーブルが巻かれたドラムからケーブルを安定的に繰り出すための回転制動装置に関する。
従来より、各種通信用の架空ケーブル(光ケーブルやメタリックケーブル等)を電柱間に架渉する場合には、予めケーブルが巻かれたケーブルドラム(以下、ドラムとする)を専用の繰り出し装置に取付けてケーブルの繰り出し作業を行うようにしている。詳しくは、図9に良く示されるように、ドラムの回転軸心部にシャフトを通し、その両端近傍を支柱などで回転可能に支持している。そして、ケーブルの架渉作業に際しては、ケーブルの先端側をウィンチカー又は人力で牽引することにより、ドラムがシャフトを軸心として回転するため、この回転作用によってケーブルが次々と繰り出されていく。ところが、ケーブルを牽引しながら必要量繰り出した後に牽引をやめる(牽引力を除荷する)と、ドラムはその運動状態に対する慣性(惰性)の作用によって回転を続けてしまうため、ケーブルが必要以上に繰り出され、弛みを生じてしまうという問題があった。
そこで、このような問題を解決するための策として、例えば、次のような方法が採られていた。
すなわち、ケーブルを架渉する作業者とは別にドラムに専従の作業者を待機させ、ケーブル架渉中に起こる様々な事態に対処できるようにしていた。具体的には、上記したようにドラムが必要以上に回転して必要以上のケーブルを繰り出すことを抑止するため、ドラムに専従する作業者によってドラムに制動力を付与するようにしていた。
すなわち、ケーブルを架渉する作業者とは別にドラムに専従の作業者を待機させ、ケーブル架渉中に起こる様々な事態に対処できるようにしていた。具体的には、上記したようにドラムが必要以上に回転して必要以上のケーブルを繰り出すことを抑止するため、ドラムに専従する作業者によってドラムに制動力を付与するようにしていた。
また、ケーブル繰り出し時のドラムの回転制動を行うものとして、例えば、後記特許文献1に開示されているものがある。この開示では、可変速モータを動力源としてモータ速度の制御回路を構成し、ドラムとシャフトとを相対的な回転ができないように結合するとともに、このシャフトの端部と電動モータとをVベルト及びプーリで連結し、ケーブルの弛み量に応じてドラムの回転駆動速度(シャフトの回転速度)を制御することにより、ケーブルの弛み量を一定に保持しながらドラムから繰り出すようにしている。
その他の例として、後記特許文献2に開示されているものもある。この開示では、ドラムの両側壁面、すなわちケーブルを巻きつけるための円筒の両端に設けられたフランジの周縁に制動力を付与する制動機構を構成し、ケーブルの弛み具合に応じてこの制動機構が作用してフランジの周縁から制動力が付与されるようになっている。
特開平11−069540号公報
特開2001−135166号公報
その他の例として、後記特許文献2に開示されているものもある。この開示では、ドラムの両側壁面、すなわちケーブルを巻きつけるための円筒の両端に設けられたフランジの周縁に制動力を付与する制動機構を構成し、ケーブルの弛み具合に応じてこの制動機構が作用してフランジの周縁から制動力が付与されるようになっている。
しかしながら、上記従来の技術において、ドラムに作業者を専従させる場合には、ケーブル牽引作業が終了するまでの間中、常時ドラムの傍らに作業者を待機させて監視させ、ドラムに制動が必要な場合にはこれに敏速に対応させなければならなかったため、非常に労力を要するものであった。特に、ドラムのような回転する重量物を人力で扱うことは大変な作業であった。
また、電源からの電力の供給を受ける可変モータ等を利用してドラムの回転制御を行うものは、作業者がドラムに専従して補助する作業は不要となるが、そのようなものは構造が複雑であるために、ドラムを装置に設置する作業や装置自体の組立て作業が煩雑となる。そのため、短距離間のケーブルの架渉を行う場合には、面倒な設置作業により却って時間と労力を費やすことになった。更には、ドラムを軸支するシャフトの回転制御によりケーブルの繰り出し量を調整する機構の場合、ケーブルの種類が異なったりケーブル巻き量が減っていくと繰り出し速度が変化するため、装置の回転速度をその都度見直す必要がある。したがって、その機構が更に複雑で且つ大掛かりなものとなり、多大なコストも必要となる。加えて、大抵の作業は屋外で行われるため、車両からの電源供給を受けられない場合には発電機などを別途準備する必要があった。
更に、ドラムの両側壁となるフランジの周縁からドラムに制動力を付与させるようにしたものは、制動力を効果的に作用させることができる一方で、ドラムの大きさの変化に対して、位置調整を頻繁に行わなければならなかった。すなわち、ドラムの大きさが変わるとフランジの径も変わることになるため、フランジの径が少しでも変われば、その都度、制動機構の位置を調節し直して対応(フランジの周縁に当接するように)しなければならず、非常に面倒であった。
また、電源からの電力の供給を受ける可変モータ等を利用してドラムの回転制御を行うものは、作業者がドラムに専従して補助する作業は不要となるが、そのようなものは構造が複雑であるために、ドラムを装置に設置する作業や装置自体の組立て作業が煩雑となる。そのため、短距離間のケーブルの架渉を行う場合には、面倒な設置作業により却って時間と労力を費やすことになった。更には、ドラムを軸支するシャフトの回転制御によりケーブルの繰り出し量を調整する機構の場合、ケーブルの種類が異なったりケーブル巻き量が減っていくと繰り出し速度が変化するため、装置の回転速度をその都度見直す必要がある。したがって、その機構が更に複雑で且つ大掛かりなものとなり、多大なコストも必要となる。加えて、大抵の作業は屋外で行われるため、車両からの電源供給を受けられない場合には発電機などを別途準備する必要があった。
更に、ドラムの両側壁となるフランジの周縁からドラムに制動力を付与させるようにしたものは、制動力を効果的に作用させることができる一方で、ドラムの大きさの変化に対して、位置調整を頻繁に行わなければならなかった。すなわち、ドラムの大きさが変わるとフランジの径も変わることになるため、フランジの径が少しでも変われば、その都度、制動機構の位置を調節し直して対応(フランジの周縁に当接するように)しなければならず、非常に面倒であった。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、架空通信用ケーブルなどのケーブルを電柱に架渉する作業に際して、ケーブル繰り出し装置へのドラムの設置を簡易にし、ケーブルの繰り出し作業に伴う専従の作業者を必要とせずにドラムからケーブルを安定的に繰り出すことのできる機構を、比較的簡単な構造によって成し得るようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明のケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置は次の手段をとる。
先ず、本発明の第1の発明は、円筒両側にフランジを有して形成されたドラムを回転可能に軸支して、該ドラムに巻きつけられたケーブルに牽引力を作用させて軸回転させることにより、該ケーブルを該ドラムから繰り出すための装置であって、回転運動するドラムの少なくとも一方側のフランジの側壁面の所定の半径方向位置に、摩擦摺動抵抗により制動力を付与する制動力付与手段が回転力接続状態で付設されており、この制動力付与手段によりドラムの回転に対して常時制動力が付与されているものである。
先ず、本発明の第1の発明は、円筒両側にフランジを有して形成されたドラムを回転可能に軸支して、該ドラムに巻きつけられたケーブルに牽引力を作用させて軸回転させることにより、該ケーブルを該ドラムから繰り出すための装置であって、回転運動するドラムの少なくとも一方側のフランジの側壁面の所定の半径方向位置に、摩擦摺動抵抗により制動力を付与する制動力付与手段が回転力接続状態で付設されており、この制動力付与手段によりドラムの回転に対して常時制動力が付与されているものである。
ここで、ドラムの形状について詳述すると、ケーブルを巻きつけるための円筒は、その両端において、同軸心となるフランジが接合されている。更に、接合されたフランジの側壁面には、円筒とフランジとの接合状態を強固にするために、両フランジの外側から円筒の円周に沿うようにして、一定間隔にボルト締めが施されてボルト頭部が突出している。
ところで、この円筒の径の大きさは、ドラム形状の大小によってそれほど大きく異なるものではなく、ある程度小型のドラムであっても軸心からボルト頭部の突出部までの離間距離は十分に確保されている。したがって、フランジの側壁面の所定の半径方向位置とは、上記したボルト頭部の突出によって、回転制動する際に支障を来たさない位置、すなわちボルト締めが施された径内にある位置であることが好ましい。
次に、摩擦摺動抵抗により制動力を付与する制動力付与手段が回転力接続状態で付与されている状態について説明する。回転力接続状態とは、回転するドラムのフランジの側壁面に制動力付与手段が付設された状態において、制動力付与手段の一部位がフランジの回転運動による回転力の伝達を受けて従動回転するように接続された状態のことをいう。そして、制動力付与手段は、この回転力を受けた部位に対して、摩擦摺動による抵抗力を作用させることにより、この部位の回転力を減衰させる。すなわち、回転するドラムに制動力を付与するに際しては、摩擦摺動による抵抗が直接フランジの側壁面に作用するのではなく、従動回転によってドラムの回転力を受けた制動力付与手段の部位の回転力を減衰させることで、間接的にドラムに制動力を付与している。
また、制動力付与手段による制動力が常時付与されている状態においては、回転するドラムを制動させる場合は勿論のこと、静止しているドラムに巻かれたケーブルに軽い牽引力を作用させてドラムを回転させ始める場合においても、制動力が付与されることになる。なお、ここでいう制動力の大きさは、回転するドラムに強い制動力を作用させるものではなく、常時一定の適度な制動力を付与することで、ドラムを程々のタイミング(ドラムが1回転する程度)で静止させることができる程度に作用するものをいう。すなわち、ドラムを回転させる際には、ケーブルの牽引に支障を来たさない程度の大きさの制動力が付与される。また、牽引力を解除した場合には、ケーブルの架渉に弛みを生じさせない程度(上記した程々のタイミング)に制動力が付与されるので、架渉作業に支障を来たすことなく、ドラムを制動させるという目的は十分に達せられる。
ところで、この円筒の径の大きさは、ドラム形状の大小によってそれほど大きく異なるものではなく、ある程度小型のドラムであっても軸心からボルト頭部の突出部までの離間距離は十分に確保されている。したがって、フランジの側壁面の所定の半径方向位置とは、上記したボルト頭部の突出によって、回転制動する際に支障を来たさない位置、すなわちボルト締めが施された径内にある位置であることが好ましい。
次に、摩擦摺動抵抗により制動力を付与する制動力付与手段が回転力接続状態で付与されている状態について説明する。回転力接続状態とは、回転するドラムのフランジの側壁面に制動力付与手段が付設された状態において、制動力付与手段の一部位がフランジの回転運動による回転力の伝達を受けて従動回転するように接続された状態のことをいう。そして、制動力付与手段は、この回転力を受けた部位に対して、摩擦摺動による抵抗力を作用させることにより、この部位の回転力を減衰させる。すなわち、回転するドラムに制動力を付与するに際しては、摩擦摺動による抵抗が直接フランジの側壁面に作用するのではなく、従動回転によってドラムの回転力を受けた制動力付与手段の部位の回転力を減衰させることで、間接的にドラムに制動力を付与している。
また、制動力付与手段による制動力が常時付与されている状態においては、回転するドラムを制動させる場合は勿論のこと、静止しているドラムに巻かれたケーブルに軽い牽引力を作用させてドラムを回転させ始める場合においても、制動力が付与されることになる。なお、ここでいう制動力の大きさは、回転するドラムに強い制動力を作用させるものではなく、常時一定の適度な制動力を付与することで、ドラムを程々のタイミング(ドラムが1回転する程度)で静止させることができる程度に作用するものをいう。すなわち、ドラムを回転させる際には、ケーブルの牽引に支障を来たさない程度の大きさの制動力が付与される。また、牽引力を解除した場合には、ケーブルの架渉に弛みを生じさせない程度(上記した程々のタイミング)に制動力が付与されるので、架渉作業に支障を来たすことなく、ドラムを制動させるという目的は十分に達せられる。
この第1の発明によれば、制動力付与手段がドラムのフランジの側壁面の所定の半径方向位置に付設された状態となっている。したがって、例えば、ドラム形状の大小が変わった場合でも、フランジの径が大きく変わるものでなければ、制動力付与手段の付設位置をその都度変更するといったことがなくなる。また、上述したように、制動力付与手段は、直接的には、フランジの側壁面に摩擦摺動抵抗を作用させて制動力を付与するものではなく、フランジの側壁面に回転力接続状態で付設された制動力付与手段に回転力の一部を受け渡し、この回転力を受けた部位に摩擦摺動抵抗を作用させるようにしている。すなわち、フランジ側壁面には間接的に制動力を付与するので、フランジ側壁面にかける負荷が少なく、表面に傷をつけるといったことも少ない。また、作業性からみた場合には、制動力が一定で且つ滑らかに作用するため、操作感を感触的に掴みやすくなる。
また、制動力付与手段は、従来のように複雑な機構が組込まれたものではなく、摩擦摺動抵抗を利用した非常に簡素化された機構によって構成されたものであるため、かかる製造や設置作業等が容易に行える。また、ドラムに常時付与される一定の制動力は、ケーブルを牽引する作業に支障を来たすことがなく、且つ牽引力除荷時にはドラムを程々のタイミングで静止させられる適度な力で作用する。
また、制動力付与手段は、従来のように複雑な機構が組込まれたものではなく、摩擦摺動抵抗を利用した非常に簡素化された機構によって構成されたものであるため、かかる製造や設置作業等が容易に行える。また、ドラムに常時付与される一定の制動力は、ケーブルを牽引する作業に支障を来たすことがなく、且つ牽引力除荷時にはドラムを程々のタイミングで静止させられる適度な力で作用する。
次に、本発明の第2の発明は、上述した第1の発明において、更に、ドラムを軸支する支持高さ位置を調整できる支持高さ調整手段を備え、該支持高さ調整手段のドラムを回転可能に軸支する側の部位に制動力付与手段が一体的に設けられており、ドラムの軸心とフランジの側壁面の所定の半径方向位置に設けられる制動力付与手段との相対的位置関係が常に一定状態にあるものである。
したがって、この第2の発明によれば、支持高さ調整手段によって、ドラムを軸支する支持高さ位置を調整することができるため、種々の大きさを呈するドラムを好適な支持高さ位置に調整して支持することができる。好適な高さ位置とは、例えば小さいドラムを支持する場合に、支持高さ位置を低くして重心を下げて利用するなどである。また、支持高さ調整手段のドラムを軸支する側の部位において制動力付与手段が一体的に設けられており、この制動力付与手段は、支持高さ位置を変化させるとドラムの軸心と制動力付与手段が設けられた側壁面の所定の半径方向位置との相対的位置関係を一定に保持して移動する。よって、例えば、ドラム形状の大小によってその支持高さ位置を変化させた場合であっても、制動力付与手段は、常にドラムの制動に支障を来たさない位置に移動される。
したがって、この第2の発明によれば、支持高さ調整手段によって、ドラムを軸支する支持高さ位置を調整することができるため、種々の大きさを呈するドラムを好適な支持高さ位置に調整して支持することができる。好適な高さ位置とは、例えば小さいドラムを支持する場合に、支持高さ位置を低くして重心を下げて利用するなどである。また、支持高さ調整手段のドラムを軸支する側の部位において制動力付与手段が一体的に設けられており、この制動力付与手段は、支持高さ位置を変化させるとドラムの軸心と制動力付与手段が設けられた側壁面の所定の半径方向位置との相対的位置関係を一定に保持して移動する。よって、例えば、ドラム形状の大小によってその支持高さ位置を変化させた場合であっても、制動力付与手段は、常にドラムの制動に支障を来たさない位置に移動される。
更に、本発明の第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、更に、ドラムの軸方向変位を規制する軸方向規制手段を備えるものである。
この第3の発明によれば、ドラムの軸方向変位を規制しているため、ドラム回転時の軸方向へのバタつきなどで回転に支障をきたすといったことが抑止され、ケーブルを安定して繰り出すことができる。また、ドラムの軸方向変位が規制されることで、ドラムの軸方向位置が常に一定に保持されることになり、この側壁面(フランジの側壁面)に接触して回転制動を行う制動力付与手段との当接状態が一定して、制動力がより安定的に付与される。
この第3の発明によれば、ドラムの軸方向変位を規制しているため、ドラム回転時の軸方向へのバタつきなどで回転に支障をきたすといったことが抑止され、ケーブルを安定して繰り出すことができる。また、ドラムの軸方向変位が規制されることで、ドラムの軸方向位置が常に一定に保持されることになり、この側壁面(フランジの側壁面)に接触して回転制動を行う制動力付与手段との当接状態が一定して、制動力がより安定的に付与される。
更に、本発明の第4の発明は、上述した第1から第3のいずれかの発明において、制動力付与手段には、ドラムに付与する制動力の大きさを調整できる制動力調整機構を有するものである。
ここで、ドラムはその形状の大きさによってドラム自体の重量やケーブルを巻きつける円筒の径が異なり、その差異により運動状態も異なる。例えば、回転状態にあるドラムの運動エネルギーは、ドラムの回転角速度の自乗及びその慣性モーメントに比例する。すなわち、ドラムの重量が大となる場合には、牽引力で一度回転付勢されるとドラムの惰性が大となる。なお、ドラムの惰性が大の場合、一般的にはドラムの円筒の径も大となるため、この状態でケーブルに牽引力を作用させると軸心から作用点までの距離の作用によって大きなトルクが作用するため、軽い牽引力を作用させればドラムは回転を始める。
したがって、この第4の発明によれば、制動力調整手段によって、例えばドラムに付与する制動力を大にしておけば、ドラムの惰性回転による作用が大となる場合にも適度な制動力を作用させることができるので、ドラムを効果的に制動することができる。また、小にしておけば、惰性回転による作用が小である場合に対してケーブルの牽引力を損なうことなく、効率的に制動力を作用させることができる。
ここで、ドラムはその形状の大きさによってドラム自体の重量やケーブルを巻きつける円筒の径が異なり、その差異により運動状態も異なる。例えば、回転状態にあるドラムの運動エネルギーは、ドラムの回転角速度の自乗及びその慣性モーメントに比例する。すなわち、ドラムの重量が大となる場合には、牽引力で一度回転付勢されるとドラムの惰性が大となる。なお、ドラムの惰性が大の場合、一般的にはドラムの円筒の径も大となるため、この状態でケーブルに牽引力を作用させると軸心から作用点までの距離の作用によって大きなトルクが作用するため、軽い牽引力を作用させればドラムは回転を始める。
したがって、この第4の発明によれば、制動力調整手段によって、例えばドラムに付与する制動力を大にしておけば、ドラムの惰性回転による作用が大となる場合にも適度な制動力を作用させることができるので、ドラムを効果的に制動することができる。また、小にしておけば、惰性回転による作用が小である場合に対してケーブルの牽引力を損なうことなく、効率的に制動力を作用させることができる。
また、第5の発明は、上述した第1から第4のいずれかの発明において、制動力付与手段は、弾性体の押圧力を利用して、回転するドラムの側壁面上にローラを押し当てることで発生する転がり抵抗によって制動力を付与する。
この第5の発明によれば、弾性体の押圧力によってドラムの側壁面上にローラが押し当てられ、ローラの転がり抵抗によってドラムに滑らかな制動力が付与される。すなわち、ドラムの形状によって、回転時におけるフランジ側壁面とローラとが離間して空回りしたり衝突したりしようとしても、弾性体によってこれを緩衝し、常に一様な当接状態となるように押圧する。
この第5の発明によれば、弾性体の押圧力によってドラムの側壁面上にローラが押し当てられ、ローラの転がり抵抗によってドラムに滑らかな制動力が付与される。すなわち、ドラムの形状によって、回転時におけるフランジ側壁面とローラとが離間して空回りしたり衝突したりしようとしても、弾性体によってこれを緩衝し、常に一様な当接状態となるように押圧する。
本発明は上述した手段をとることにより、次の効果を得ることができる。
先ず、本発明の第1の発明によれば、制動力を付与するための機構が、摩擦摺動抵抗を利用するのみという非常に簡素化された構成であるため、ドラムを設置する作業や組立て作業などが簡単に行える。そして、このように簡単な構造であるため、製造も容易に行うことができ、かかる製造コストも低廉に抑えることができる。また、ケーブル架渉作業時には、回転するドラムに対して一定の制動力を適度に付与することができるため、作業者にとってもその制動感覚を感触的に掴みやすい。したがって、必要なケーブルの量だけを適宜繰り出すことができ、架渉された金車間にケーブルの過度の弛みを生じさせることもない。また、ドラムの制動のために専従作業者を別途待機させる必要もなく、時間的労力的な無駄を省いて、小人数で効率的な架渉作業を行うことができる。
先ず、本発明の第1の発明によれば、制動力を付与するための機構が、摩擦摺動抵抗を利用するのみという非常に簡素化された構成であるため、ドラムを設置する作業や組立て作業などが簡単に行える。そして、このように簡単な構造であるため、製造も容易に行うことができ、かかる製造コストも低廉に抑えることができる。また、ケーブル架渉作業時には、回転するドラムに対して一定の制動力を適度に付与することができるため、作業者にとってもその制動感覚を感触的に掴みやすい。したがって、必要なケーブルの量だけを適宜繰り出すことができ、架渉された金車間にケーブルの過度の弛みを生じさせることもない。また、ドラムの制動のために専従作業者を別途待機させる必要もなく、時間的労力的な無駄を省いて、小人数で効率的な架渉作業を行うことができる。
次に、本発明の第2の発明によれば、ドラム形状の大きさが異なる場合でも、ドラムを軸支する支持高さ位置を変化させることで、ドラムを好適な状態で支持することができる。また、支持高さ位置を変化させても、ドラムに制動力を付与する位置とドラムの軸心との相対的位置関係が好適な状態で一定に保たれる。すなわち、ドラム形状に合わせてその都度制動位置を変えなくても、支持高さの調整を行うのみで、自動的にドラムの制動に支障を来たさない位置に制動位置を移動させることができる。
更に、本発明の第3の発明によれば、ドラムの軸方向の変位を規制することができるため、制動力の付与を一定させることができる。したがって、上述したドラムの制動を更に安定的に行うことができる。
更に、本発明の第4の発明によれば、制動力の大きさを調整することができるため、ドラム形状による惰性の大きさ等を考慮して制動力の大きさを適度に合わせておくことができる。
また、本発明の第5の発明によれば、ローラによる転がり抵抗を利用して滑らかな制動力の付与を行うことができる。また、このローラを、弾性体による押圧力によってドラムに押圧するようにしているため、ドラム形状による回転時のバタツキなどが起きてもローラとの当接状態が大きく変わることもなく、常に一定の制動力を安定的且つ効率的に作用させることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。
図1〜図8は、ケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置10の一実施例を示すものである。図1は斜視図、図2は支持高さ調整手段30及び制動力付与手段50の部分拡大斜視図、図3は支持高さ調整手段30による位置調整状態を説明するための側面図、図4は背面図、図5は平面図、図6は支持高さ調整手段30及び制動力付与手段50の部分拡大図、図7は支持高さ調整手段30の縦断面図、図8はケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置10にドラム100を設置した状態を示す説明図を示す。
図1〜図8は、ケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置10の一実施例を示すものである。図1は斜視図、図2は支持高さ調整手段30及び制動力付与手段50の部分拡大斜視図、図3は支持高さ調整手段30による位置調整状態を説明するための側面図、図4は背面図、図5は平面図、図6は支持高さ調整手段30及び制動力付与手段50の部分拡大図、図7は支持高さ調整手段30の縦断面図、図8はケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置10にドラム100を設置した状態を示す説明図を示す。
始めに、ケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置10に設置されるドラム100の構造について説明する。図8に良く示されるように、ドラム100は、中心部にケーブルを巻きつけるための円筒101を有しており、その両端に、同軸心となるフランジ102が接合されている。更に、接合されたフランジ102の側壁面102aには、円筒101とフランジ102との接合状態を強固にするために、両フランジ102の外側から円筒101の円周に沿うようにして、一定間隔にボルト締めが施されてボルト頭部103が突出している。
また、この円筒101の径の大きさは、ドラム100の形状の大小によってそれほど大きく変わるものではなく、図3に良く示されるように、ある程度小型のドラムであっても軸心からボルト頭部103までの離間距離は十分に確保されている。
また、この円筒101の径の大きさは、ドラム100の形状の大小によってそれほど大きく変わるものではなく、図3に良く示されるように、ある程度小型のドラムであっても軸心からボルト頭部103までの離間距離は十分に確保されている。
ケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置10は、上記構成のドラム100を回転可能に設置して、ケーブルを電柱に架渉する際にドラム100の回転制動を行うものとして機能するものである。その構成は、図1に良く示されるように、ドラム100を軸支するためのシャフト40と、台車20と、台車20に立設固着された一対の支柱31及び支柱31に係着されシャフト40の両端を受ける一対のシャフト受け金具33を具備する支持高さ調整手段30と、一方側のシャフト受け金具33に一体的となって付設された制動力付与手段50とからなっている。この実施例の場合には、制動力付与手段50は、図1で見て紙面右側の支柱31に係着された支持高さ調整手段30に対して一体的に設けられている。
続いて、各部の更に詳細な構成について説明する。
台車20は、図1、図4、及び図5に良く示されるように、門型フレーム状に形成されたベース枠体21と、ベース枠体21に取付けられる移動操作用ハンドル23と、ベース枠体21の底部四隅に移動可能に取付けられるキャスター部22とからなっている。
より詳しくは、ベース枠体21は、枠体連結部21aによって幅方向に伸縮自在に連結されており、移動操作用ハンドル23は、ベース枠体21に設けられたハンドル固定部21bに嵌着されて取付けられる。ハンドル固定部21bは、ドラム100の形状の大きさ(幅長)に合わせて枠体連結部21aを伸縮操作したときに、移動操作用ハンドル23の幅長と適合するように複数個設けられており、伸縮操作に合わせてハンドル固定部21bが適宜選択されて嵌着される。また、進行方向前側(図1の紙面手前側)の2つのキャスター部22にはストッパー22aが備えられており、ケーブルを架渉作業する際に台車20が移動しないように位置を固定できるようになっている。
台車20は、図1、図4、及び図5に良く示されるように、門型フレーム状に形成されたベース枠体21と、ベース枠体21に取付けられる移動操作用ハンドル23と、ベース枠体21の底部四隅に移動可能に取付けられるキャスター部22とからなっている。
より詳しくは、ベース枠体21は、枠体連結部21aによって幅方向に伸縮自在に連結されており、移動操作用ハンドル23は、ベース枠体21に設けられたハンドル固定部21bに嵌着されて取付けられる。ハンドル固定部21bは、ドラム100の形状の大きさ(幅長)に合わせて枠体連結部21aを伸縮操作したときに、移動操作用ハンドル23の幅長と適合するように複数個設けられており、伸縮操作に合わせてハンドル固定部21bが適宜選択されて嵌着される。また、進行方向前側(図1の紙面手前側)の2つのキャスター部22にはストッパー22aが備えられており、ケーブルを架渉作業する際に台車20が移動しないように位置を固定できるようになっている。
次に、支持高さ調整手段30は、図1〜図3、及び図7に良く示されるように、ベース枠体21に立設固着された一対の支柱31と、支柱31に係着されシャフト40の両端を受けて支持する一対のシャフト受け金具33とからなっている。
ここで、支柱31について更に詳しく説明すると、図7に良く示されるように、支柱31は、その長手方向に亘って上からボルト軸31bが貫通され、支柱31の上端部においてボルト軸31bの頭部(昇降ボルト頭部31a)が突設されている。更に、支柱31の内部には、ボルト軸31bと相対回転不可に螺着された案内子32が設けられており、ボルト軸31bの螺動運動に従動して支柱31の内部を上下に摺動するようになっている。また、案内子32は、ボルト32aによってシャフト受け金具33と一体的に連結されており、更に支柱31の長手方向には、案内子32の上下移動に伴うボルト32aの上下移動をガイドする案内溝31c(図2参照)が設けられている。これにより、昇降ボルト頭部31aの螺動操作によるシャフト受け金具33の上下移動を可能にしている(図3参照)。
なお、支柱31は、図3に良く示されるように、台車20のベース枠体21に対して内側に傾斜した姿勢で立設固着されている。これは、支柱31によって軸支されるドラム100の形状が大きい場合に、その重心位置を台車20の重心位置に近づけるようにすることで、使用時にドラム100等が転倒することを防ぎ、操作性を向上させるためのものである。
そして、シャフト受け金具33は、図6及び図7に良く示されるように、シャフト40の軸部41を受けるシャフト受け部33aと、前述した支柱31の案内子32にボルト締めされて支柱31に係止される支柱係止部33cとから成る。更に、シャフト受け部33aには、シャフト40の軸部41を回転援助する軸受け33bと、シャフト40を支持させた後にシャフト40が抜けることを防止する抜止ピン33d(図2参照)とを備えている。
ここで、支柱31について更に詳しく説明すると、図7に良く示されるように、支柱31は、その長手方向に亘って上からボルト軸31bが貫通され、支柱31の上端部においてボルト軸31bの頭部(昇降ボルト頭部31a)が突設されている。更に、支柱31の内部には、ボルト軸31bと相対回転不可に螺着された案内子32が設けられており、ボルト軸31bの螺動運動に従動して支柱31の内部を上下に摺動するようになっている。また、案内子32は、ボルト32aによってシャフト受け金具33と一体的に連結されており、更に支柱31の長手方向には、案内子32の上下移動に伴うボルト32aの上下移動をガイドする案内溝31c(図2参照)が設けられている。これにより、昇降ボルト頭部31aの螺動操作によるシャフト受け金具33の上下移動を可能にしている(図3参照)。
なお、支柱31は、図3に良く示されるように、台車20のベース枠体21に対して内側に傾斜した姿勢で立設固着されている。これは、支柱31によって軸支されるドラム100の形状が大きい場合に、その重心位置を台車20の重心位置に近づけるようにすることで、使用時にドラム100等が転倒することを防ぎ、操作性を向上させるためのものである。
そして、シャフト受け金具33は、図6及び図7に良く示されるように、シャフト40の軸部41を受けるシャフト受け部33aと、前述した支柱31の案内子32にボルト締めされて支柱31に係止される支柱係止部33cとから成る。更に、シャフト受け部33aには、シャフト40の軸部41を回転援助する軸受け33bと、シャフト40を支持させた後にシャフト40が抜けることを防止する抜止ピン33d(図2参照)とを備えている。
また、ドラム100の軸心に貫通されるシャフト40は、図1及び図5に良く示されるように、軸部41と、軸部41の両端に設けられた一対の吊上げ用端具42a,42bと、軸部41の吊上げ用端具42a,42bより内側に設けられてドラム100のフランジ102の両側壁面102aに当接させて軸方向移動を係止する一対のドラム係止具43a,43bとからなっている。
より詳しくは、吊上げ用端具42a,42b及びドラム係止具43a,43bは、一方側42a,43aが軸部41に固着されており、他方側42b,43bが軸部41に脱着可能になっている。したがって、ドラム100の軸心にシャフト40を通す際には、始めに、シャフト40の一方側の吊上げ用端具42b及びドラム係止具43bを軸部41から取外しておき、その側の軸部41をドラム100の軸心に貫通させる。そして、ドラム係止具43bを再度取付けてフランジ102の両側壁面102aに当接させて係止させた状態にし、吊上げ用端具42bを取付ける。これにより、ドラム100の軸心にシャフト40が取付けられる。なお、一対の吊上げ用端具42a,42bは、ドラム100をケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置10に設置する際に、専用のクレーン車などでドラム100を持上げるためにフックなどの掛部として利用されるものである。
ここで、図5及び図6に良く示されるように、吊上げ用端具42a及びドラム係止具43aとシャフト受け金具33との構成位置関係について述べると、シャフト受け金具33にシャフト40を嵌込むと、吊上げ用端具42aとドラム係止具43aとの間にシャフト受け金具33が略当接した状態となるように形成されている。すなわち、シャフト受け金具33に嵌込まれたシャフト40は、シャフト受け金具33によって軸方向の変位が規制されて、略一定位置に保持される。
より詳しくは、吊上げ用端具42a,42b及びドラム係止具43a,43bは、一方側42a,43aが軸部41に固着されており、他方側42b,43bが軸部41に脱着可能になっている。したがって、ドラム100の軸心にシャフト40を通す際には、始めに、シャフト40の一方側の吊上げ用端具42b及びドラム係止具43bを軸部41から取外しておき、その側の軸部41をドラム100の軸心に貫通させる。そして、ドラム係止具43bを再度取付けてフランジ102の両側壁面102aに当接させて係止させた状態にし、吊上げ用端具42bを取付ける。これにより、ドラム100の軸心にシャフト40が取付けられる。なお、一対の吊上げ用端具42a,42bは、ドラム100をケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置10に設置する際に、専用のクレーン車などでドラム100を持上げるためにフックなどの掛部として利用されるものである。
ここで、図5及び図6に良く示されるように、吊上げ用端具42a及びドラム係止具43aとシャフト受け金具33との構成位置関係について述べると、シャフト受け金具33にシャフト40を嵌込むと、吊上げ用端具42aとドラム係止具43aとの間にシャフト受け金具33が略当接した状態となるように形成されている。すなわち、シャフト受け金具33に嵌込まれたシャフト40は、シャフト受け金具33によって軸方向の変位が規制されて、略一定位置に保持される。
次に、制動力付与手段50は、図2及び図6に良く示されるように、シャフト受け金具33の一方側(42a及び43aのある側)に付設されており、その構成は以下の通りである。すなわち、シャフト受け金具33に一体的に固設された固定板53と、後述する弾力手段56によって固定板53に対して相対的に接近する位置に付勢摺動される可動板54と、固定板53にボルト57bにより接合され断面コの字状に形成されコの字の内面に可動板54の側面を摺動可能に当て交って可動板54の移動を補助する摺動補助具57とを具備している。
ここで、上述した弾力手段56は、図6に良く示されるように、ボルト軸56aの一端側を可動板54の摺動孔54bを貫通させて固定板53に固着し、他端側を可動板54との間位置にバネ56dを介在させるとともに二重ナット56b及びワッシャー56cによってこれを係止するようにした構成となっている。この両端が係止されたバネ56dの弾力作用によって、可動板54は、常に固定板53に対して相対的に接近する方向(図6の紙面上方向)に付勢される。
また、上記構成に挿設されるローラ操作軸52の先端(旋回端部52a)には、ドラム100のフランジ102の側壁面102aに押し当てられてドラム100を制動するためのローラ部51が取付けられている。なお、ローラ操作軸52は、可動板54の連通孔54a部分に固着された送りナット55に螺着されて位置決めされることにより、可動板54との軸方向相対変位が不可となっている。加えて、ローラ操作軸52は、固定板53及び摺動補助具57の摺動孔53a,57aを軸方向に摺動可能となるように貫通している。すなわち、可動板54とローラ操作軸52とが一体的となって、固定板53及び摺動補助具57に対して軸方向相対変位が可能となるように取付けられている。したがって、ローラ操作軸52は、可動板54の付勢を受けることにより、ローラ部51をフランジ102の側壁面102aに押圧するように作用する。また、ローラ操作軸52を螺動操作すると、ローラ部51がフランジ102の側壁面102aに対して送り出される量が調整できるため、押圧力の大きさを変化させることができる。
ここで、上述した弾力手段56は、図6に良く示されるように、ボルト軸56aの一端側を可動板54の摺動孔54bを貫通させて固定板53に固着し、他端側を可動板54との間位置にバネ56dを介在させるとともに二重ナット56b及びワッシャー56cによってこれを係止するようにした構成となっている。この両端が係止されたバネ56dの弾力作用によって、可動板54は、常に固定板53に対して相対的に接近する方向(図6の紙面上方向)に付勢される。
また、上記構成に挿設されるローラ操作軸52の先端(旋回端部52a)には、ドラム100のフランジ102の側壁面102aに押し当てられてドラム100を制動するためのローラ部51が取付けられている。なお、ローラ操作軸52は、可動板54の連通孔54a部分に固着された送りナット55に螺着されて位置決めされることにより、可動板54との軸方向相対変位が不可となっている。加えて、ローラ操作軸52は、固定板53及び摺動補助具57の摺動孔53a,57aを軸方向に摺動可能となるように貫通している。すなわち、可動板54とローラ操作軸52とが一体的となって、固定板53及び摺動補助具57に対して軸方向相対変位が可能となるように取付けられている。したがって、ローラ操作軸52は、可動板54の付勢を受けることにより、ローラ部51をフランジ102の側壁面102aに押圧するように作用する。また、ローラ操作軸52を螺動操作すると、ローラ部51がフランジ102の側壁面102aに対して送り出される量が調整できるため、押圧力の大きさを変化させることができる。
ここで、ローラ部51は、ローラ操作軸52の先端(旋回端部52a)において旋回自在に取付けられており、ローラ操作軸52と軸方向相対変位不可の状態になっている。ここで、ローラ部51の構成について詳述すると、ローラ部51は、ドラム100の側壁面102aに当て交われるローラ51aと、ローラ51aの軸心に貫通孔51fを有して形成されたカラー51eと、ローラ51aの両側を把持するように設けられた把持部位51dと、把持部位51dの外側から貫通孔51fを通過して貫通挿通されローラ51aを軸支する蝶ボルト51b及びナット51cとからなっている。また、カラー51eは、ローラ51aの幅長より外側に突出して一体的に形成されており、蝶ボルト51bを締付けて把持部位51dの幅長を狭めると、把持部位51dとカラー51eとが接触する。したがって、この状態でローラ51aを回転させると、把持部位51dとカラー51eとの間で滑り摩擦(摩擦摺動)が発生し、ローラ51aに制動力が作用するようになる。また、ローラ51aをドラム100の側壁面102aに当て交った状態では、その押圧力に対する作用によって、ローラ51aを軸支する蝶ボルト51bとカラー51eとの間で押圧力が作用する。したがって、この状態でローラ51aを回転させると、蝶ボルト51bとカラー51eとの間においても摩擦摺動が発生し、ローラ51aを制動する。また、ローラ51aが制動されることで、フランジ102の側壁面102aとの間の転がり抵抗が増して、回転するドラム100に制動力が付与される。よって、蝶ボルト51bの締付けにより把持部位51dとカラー51eとの接触状態を変化させたり、弾力手段56によりローラ部51をフランジ102の側壁面102aに押圧させる押圧力の大小を変えることによって、ドラム100に付与する制動力の大きさを調整することができる。
続いて、上記実施例のケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置10の使用方法について、ケーブルが巻きつけられたドラム100からケーブルを繰り出して、電柱120に架渉するという使用例に基づいて図3、図5〜図8、及び図9を用いて説明する。図9は従来技術によるケーブル110の架渉作業を示した説明図である。ケーブル110の架渉作業は、図9に良く示されるように、予め電柱120の吊線130に懸架された金車140にワイヤー等を架渉させておき、そのワイヤーとドラム100に巻きつけられたケーブル110の先端とを結した後に、その他端側からワイヤーを牽引することにより、ドラム100からケーブル110を繰り出すという方法で行われる。本実施例のケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置10は、このケーブル牽引時におけるドラム100の回転を制動するために利用されるものである。
始めに、設置するドラム100の形状の大きさに合わせて、ドラム100を支持するための高さ位置を調整する。詳しくは、図3及び図7に良く示されるように、昇降ボルト頭部31aを螺動操作することにより、シャフト受け金具33の高さ位置を変化させればよい。このとき、シャフト受け金具33に一体的に付設された制動力付与手段50は、シャフト受け金具33の高さ位置調整とともに一体的に移動するため、常にシャフト40との相対的離間距離が一定に保持される。詳しくは、制動力付与手段50は、図8に示されるドラム100の側壁面102aに設けられたボルト頭部103よりも内側に位置しており、回転するドラム100を制動する際に接触するなどして支障を来たさないようになっている。
始めに、設置するドラム100の形状の大きさに合わせて、ドラム100を支持するための高さ位置を調整する。詳しくは、図3及び図7に良く示されるように、昇降ボルト頭部31aを螺動操作することにより、シャフト受け金具33の高さ位置を変化させればよい。このとき、シャフト受け金具33に一体的に付設された制動力付与手段50は、シャフト受け金具33の高さ位置調整とともに一体的に移動するため、常にシャフト40との相対的離間距離が一定に保持される。詳しくは、制動力付与手段50は、図8に示されるドラム100の側壁面102aに設けられたボルト頭部103よりも内側に位置しており、回転するドラム100を制動する際に接触するなどして支障を来たさないようになっている。
次に、ドラム100の軸心にシャフト40を取付けて、これをシャフト受け金具33に嵌込んで設置する。具体的には、シャフト40の両端にある吊上げ用端具42a,42bをクレーン車等のフックに掛着させて吊上げ、シャフト40を一対のシャフト受け部33aに嵌込み、その後に抜止ピン33dを挿込む。このとき、図8に良く示されるように、吊上げ用端具42a及びドラム係止具43aが、制動力付与手段50の付設された側にくるように設置する。
これにより、図5及び図6に良く示されるように、ドラム100の両側壁面102aがドラム係止具43a,43bによって係止され、ドラム100のシャフト40に対する軸方向相対変位が規制される。更に、制動力付与手段50が付設された側では、吊上げ用端具42a及びドラム係止具43aとシャフト受け部33aとの嵌合いによって、シャフト40の軸方向変位が規制される。したがって、シャフト受け金具33に対するドラム100の軸方向位置も決定されることになる。
また、このドラム100の位置決めによって、ローラ部51は、フランジ102の側壁面102aから押圧の作用を受け、ローラ操作軸52及びこれ52と螺着状態にある可動板54とを図6の紙面下方向に押圧する。しかしながら、可動板54がこの押圧力を受けて固定板53から相対的に離間すると、弾力手段56の作用によって固定板53に相対的に接近する方向に付勢される。よって、可動板54は、この付勢力(弾力)により、ローラ操作軸52を介してローラ部51をフランジ102の側壁面102aに押圧するように作用する。そして、力の釣合いにより、ドラム100に押圧力が作用された状態で係止する。
これにより、図5及び図6に良く示されるように、ドラム100の両側壁面102aがドラム係止具43a,43bによって係止され、ドラム100のシャフト40に対する軸方向相対変位が規制される。更に、制動力付与手段50が付設された側では、吊上げ用端具42a及びドラム係止具43aとシャフト受け部33aとの嵌合いによって、シャフト40の軸方向変位が規制される。したがって、シャフト受け金具33に対するドラム100の軸方向位置も決定されることになる。
また、このドラム100の位置決めによって、ローラ部51は、フランジ102の側壁面102aから押圧の作用を受け、ローラ操作軸52及びこれ52と螺着状態にある可動板54とを図6の紙面下方向に押圧する。しかしながら、可動板54がこの押圧力を受けて固定板53から相対的に離間すると、弾力手段56の作用によって固定板53に相対的に接近する方向に付勢される。よって、可動板54は、この付勢力(弾力)により、ローラ操作軸52を介してローラ部51をフランジ102の側壁面102aに押圧するように作用する。そして、力の釣合いにより、ドラム100に押圧力が作用された状態で係止する。
以上の方法により、ドラム100がケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置10に設置される。なお、このようにドラム100が設置された状態において、フランジ102の側壁面102aとローラ部51との当接状態が離間している場合には、ローラ操作軸52を送りナット55に対して螺動操作することにより、ローラ部51がドラム100に対して適度に押圧力を作用するような位置まで送り出すことができる。ローラ部51をドラム100に押圧させておくことにより、回転するドラム100の回転力を受けたローラ51aは、この押圧力によって内部に摩擦摺動による抵抗を発生させ、ドラム100に対して制動力を付与する。詳しくは、ローラ部51がドラム100を押圧した状態では、ローラ部51の蝶ボルト51bがカラー51eに押圧力を作用させており、ドラム100の回転を受けたローラ51aは、この蝶ボルト51bとカラー51eとの間で摩擦摺動して抵抗力を発生させる。なお、この制動力の調整は、蝶ボルト51b及びナット51cの締付けによって把持部位51dとカラー51eの突出部位との間に発生する摩擦摺動による抵抗力の大きさを変えることによっても調整することができる。したがって、ドラム100に適度な制動力、すなわち、ケーブルの牽引作業に支障を来たすことがなくドラム100を程々のタイミング(ドラム100が1回転する程度)で静止させることができる程度の制動力が付与できるように、作業者が適宜調整を行えばよい。
次に、前述した要領でドラム100に巻かれたケーブルの先端に牽引力を作用させて、ドラム100からケーブルを繰り出す作業について説明する。ケーブルに軽く牽引力を作用させると、ドラム100はその作用を受けて回転し始める。このとき、ローラ部51はドラム100の回転力を受けてドラム100に制動力を付与するが、作業者の牽引に支障を来たすことはない。そして、ケーブルが必要量に到達する等で牽引力を除荷すると、制動力付与手段50の作用によりドラム100は程々のタイミングで静止する。
次に、前述した要領でドラム100に巻かれたケーブルの先端に牽引力を作用させて、ドラム100からケーブルを繰り出す作業について説明する。ケーブルに軽く牽引力を作用させると、ドラム100はその作用を受けて回転し始める。このとき、ローラ部51はドラム100の回転力を受けてドラム100に制動力を付与するが、作業者の牽引に支障を来たすことはない。そして、ケーブルが必要量に到達する等で牽引力を除荷すると、制動力付与手段50の作用によりドラム100は程々のタイミングで静止する。
すなわち、本実施例のケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置10は、ドラム100に制動力を付与するための機構が、ローラ部51や弾力手段56等を組合せた比較的簡素な構成になっている。そして、ケーブルを架渉するに際しては、ケーブルの牽引作業に支障を来たさない程度に、且つ牽引力除荷時にはドラム100を程々のタイミングで静止させる程度に制動力を調整できる構成となっている。したがって、このような簡素な構成であって実用上充分な制動作用を得ることができるため、かかる製造コストを低廉に抑えることができるとともに、その実施が簡便に行える。また、単純構造であるから、ドラム100を設置したり組立てたりする作業も容易に行うことができ、短距離の架渉作業であっても設置に時間をかけることなく手軽に利用することができる。そして、ケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置10を用いれば、ケーブルを過度に弛ませることなく架渉が行える。しがたって、ドラム100の回転制動を自動で行えるため、ドラム100の制動のために専従作業者を別途待機させる必要もなく、時間的労力的な無駄を省いて、小人数で効率的な架渉作業を行うことができる。加えて、これによる人件費等の抑制効果もある。
更に、制動力付与手段50は、回転するドラム100を摩擦摺動による抵抗力によって制動するが、この摩擦摺動による抵抗力を直接的にドラム100自体に作用させるのではなく、ドラム100から受けた回転力を、内部(ローラ部51)で摩擦摺動させて抵抗を発生させることで制動するようにしている。したがって、ドラム100には、主としてローラ部51による滑らかな転がり抵抗のみが作用することになり、ローラ部51との接触部位を傷つけることがほとんどない。加えて、このローラ部51は、弾性手段を用いた押圧力により、回転するドラム100の形状(表面の凹凸)などによって受ける負荷を緩衝し、常に略一定の制動力を滑らかに作用させることができるため、制動効率が良い。
また、制動力付与手段50は、シャフト受け金具33に一体的に付設されており、ドラム100の側壁面102aにおける一定の半径方向位置において常に制動力を付与するようになっているため、ドラム100の形状の大きさが変わっても、その都度制動力付与手段50の付設位置を変える必要がない。ドラム100を軸支する支持高さ調整を行うのみで、自動的にドラム100の制動に支障を来たさない位置に移動させることができる。
また、制動力付与手段50は、シャフト受け金具33に一体的に付設されており、ドラム100の側壁面102aにおける一定の半径方向位置において常に制動力を付与するようになっているため、ドラム100の形状の大きさが変わっても、その都度制動力付与手段50の付設位置を変える必要がない。ドラム100を軸支する支持高さ調整を行うのみで、自動的にドラム100の制動に支障を来たさない位置に移動させることができる。
更に、ドラム100の惰性の大きさを考慮して、予め制動力の大きさを調整することができる構成になっているため、ケーブルの牽引作業やドラム100の制動に支障を来たさない程度に、適度に制動力の大きさを調整することができる。したがって、作業条件などに合わせて、作業者が作業し易いように自由に制動力の大きさを設定して利用することができる。
また、シャフト40及びシャフト受け金具33の構成関係により、シャフト40をシャフト受け部33aに嵌込んで設置するのみで、ドラム100の軸方向の変位を規制することができるため、制動力を付与することや、ドラム100からケーブルを繰り出すといったことが一定し、安定的に繰り出し作業が行える。
以上、本発明の実施形態を一実施例について説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。
例えば、上記実施例においては、制動力付与手段50がシャフト受け金具33に一体的固定的に付設されて、シャフト受け金具33との相対的位置関係が常に一定となるものを示したが、例えば固定板をドラム100の半径方向に伸縮できるようにして、その制動位置を可変にできるようにしたものであってもよい。これにより、ドラム100に設けられたボルト頭部103に接触しない範囲において制動位置を自由に変えることで、ドラム100に作用する制動力の大きさを更に細かい段階で調整できるようになり、すなわち、摩擦摺動するローラに過度の負荷を与えなくても大きな制動力を得ることができる。したがって、より好適な態様でドラム100の制動が行える。
また、制動力付与手段50は、吊上げ端具42a及びドラム係止具43aを設置する側に付設するようにしたものを示したが、同一の構成を有する制動力付与手段を、更に他方側(42b,43bのある側)にも付設するようにしてもよい。すなわち、一方側で、ドラム100の軸方向変位が規制されているため、他方側からもローラ部による押圧力を作用させれば、左右対称的に制動力を付与させることができる。したがって、更に安定的で且つ効率的な制動作用が期待できる。
なお、ローラ部51のローラ51aに形成されるカラー51eの素材については特に限定しなかったが、蝶ボルト51bとの摩擦摺動によって劣化し難い、一定の硬さを有した金属性素材等によって形成されたものであれば構わない。
例えば、上記実施例においては、制動力付与手段50がシャフト受け金具33に一体的固定的に付設されて、シャフト受け金具33との相対的位置関係が常に一定となるものを示したが、例えば固定板をドラム100の半径方向に伸縮できるようにして、その制動位置を可変にできるようにしたものであってもよい。これにより、ドラム100に設けられたボルト頭部103に接触しない範囲において制動位置を自由に変えることで、ドラム100に作用する制動力の大きさを更に細かい段階で調整できるようになり、すなわち、摩擦摺動するローラに過度の負荷を与えなくても大きな制動力を得ることができる。したがって、より好適な態様でドラム100の制動が行える。
また、制動力付与手段50は、吊上げ端具42a及びドラム係止具43aを設置する側に付設するようにしたものを示したが、同一の構成を有する制動力付与手段を、更に他方側(42b,43bのある側)にも付設するようにしてもよい。すなわち、一方側で、ドラム100の軸方向変位が規制されているため、他方側からもローラ部による押圧力を作用させれば、左右対称的に制動力を付与させることができる。したがって、更に安定的で且つ効率的な制動作用が期待できる。
なお、ローラ部51のローラ51aに形成されるカラー51eの素材については特に限定しなかったが、蝶ボルト51bとの摩擦摺動によって劣化し難い、一定の硬さを有した金属性素材等によって形成されたものであれば構わない。
10 ケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置
20 台車
21 ベース枠体
21a 枠体連結部
21b ハンドル固定部
22 キャスター部
22a ストッパー
23 移動操作用ハンドル
30 支持高さ調整手段
31 支柱
31a 昇降ボルト頭部
31b ボルト軸
31c 案内溝
32 案内子
32a ボルト
33 シャフト受け金具
33a シャフト受け部
33b 軸受け
33c 支柱係止部
33d 抜止ピン
40 シャフト
41 軸部
42a,42b 吊上げ用端具
43a,43b ドラム係止具
50 制動力付与手段
51 ローラ部
51a ローラ
51b 蝶ボルト
51c ナット
51d 把持部位
51e カラー
51f 貫通孔
52 ローラ操作軸
52a 旋回端部
53 固定板
53a 摺動孔
54 可動板
54a 連通孔
54b 摺動孔
55 送りナット
56 弾力手段
56a ボルト軸
56b 二重ナット
56c ワッシャー
56d バネ
57 摺動補助具
57a 摺動孔
57b ボルト
100 ドラム
101 円筒
102 フランジ
102a 側壁面
103 ボルト頭部
110 ケーブル
120 電柱
130 吊線
140 金車
20 台車
21 ベース枠体
21a 枠体連結部
21b ハンドル固定部
22 キャスター部
22a ストッパー
23 移動操作用ハンドル
30 支持高さ調整手段
31 支柱
31a 昇降ボルト頭部
31b ボルト軸
31c 案内溝
32 案内子
32a ボルト
33 シャフト受け金具
33a シャフト受け部
33b 軸受け
33c 支柱係止部
33d 抜止ピン
40 シャフト
41 軸部
42a,42b 吊上げ用端具
43a,43b ドラム係止具
50 制動力付与手段
51 ローラ部
51a ローラ
51b 蝶ボルト
51c ナット
51d 把持部位
51e カラー
51f 貫通孔
52 ローラ操作軸
52a 旋回端部
53 固定板
53a 摺動孔
54 可動板
54a 連通孔
54b 摺動孔
55 送りナット
56 弾力手段
56a ボルト軸
56b 二重ナット
56c ワッシャー
56d バネ
57 摺動補助具
57a 摺動孔
57b ボルト
100 ドラム
101 円筒
102 フランジ
102a 側壁面
103 ボルト頭部
110 ケーブル
120 電柱
130 吊線
140 金車
Claims (5)
- 円筒両側にフランジを有して形成されたドラムを回転可能に軸支して、該ドラムに巻きつけられたケーブルに牽引力を作用させて軸回転させることにより、該ケーブルを該ドラムから繰り出すための装置であって、
回転運動する前記ドラムの少なくとも一方側の前記フランジの側壁面の所定の半径方向位置に、摩擦摺動抵抗により制動力を付与する制動力付与手段が回転力接続状態で付設されており、この制動力付与手段により前記ドラムの回転に対して常時制動力が付与されていることを特徴とするケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置。 - 請求項1に記載のケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置であって、
更に、前記ドラムを軸支する支持高さ位置を調整できる支持高さ調整手段を備え、該支持高さ調整手段の前記ドラムを回転可能に軸支する側の部位に前記制動力付与手段が一体的に設けられており、前記ドラムの軸心と前記フランジの前記側壁面の所定の半径方向位置に設けられる前記制動力付与手段との相対的位置関係が常に一定状態にあることを特徴とするケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置であって、
更に、前記ドラムの軸方向変位を規制する軸方向規制手段を備えることを特徴とするケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置であって、
前記制動力付与手段には、前記ドラムに付与する制動力の大きさを調整できる制動力調整機構を有することを特徴とするケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置であって、
前記制動力付与手段は、弾性体の押圧力を利用して、回転する前記ドラムの前記側壁面上にローラを押し当てることで発生する転がり抵抗によって制動力を付与することを特徴とするケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003349662A JP2005117800A (ja) | 2003-10-08 | 2003-10-08 | ケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003349662A JP2005117800A (ja) | 2003-10-08 | 2003-10-08 | ケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005117800A true JP2005117800A (ja) | 2005-04-28 |
Family
ID=34541469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003349662A Pending JP2005117800A (ja) | 2003-10-08 | 2003-10-08 | ケーブル繰り出し用ドラム回転制動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005117800A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
2003
- 2003-10-08 JP JP2003349662A patent/JP2005117800A/ja active Pending
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