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JP2005108271A - 可搬型記憶装置及び再生装置 - Google Patents

可搬型記憶装置及び再生装置 Download PDF

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JP2005108271A JP2003335957A JP2003335957A JP2005108271A JP 2005108271 A JP2005108271 A JP 2005108271A JP 2003335957 A JP2003335957 A JP 2003335957A JP 2003335957 A JP2003335957 A JP 2003335957A JP 2005108271 A JP2005108271 A JP 2005108271A
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哲洋 坂本
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Abstract

【課題】記録媒体に対して、複製するのが困難であり、しかも安価に製造することができる著作権管理を記録媒体に対して行う。
【解決手段】 記録媒体1には、カートリッジ2内に光ディスク3が回転可能に収納されている。カートリッジ2には、例えば一辺が5mm程度のRF-IDチップ8-1,8-2が取り付けられている。光ディスク2には、その内周側の未記録領域に、RF-IDチップ8-3が埋め込まれている。RF-IDチップ8-3には、記録媒体1独自のユニークIDが格納されている。RF-IDチップ8-1,8-2には、上記ユニークIDを照合するための情報が格納されている。記録再生装置は、RF-IDチップ8-1,8-2に格納されている情報により、RF-IDチップ8-3に格納されている情報を照合する。照合がOKであれば、その記録媒体1は正当品と判断される。
【選択図】図1

Description

本発明は、著作権管理がされた可搬型記憶装置及びその再生装置に関するものである。
コンパクトディスクに代表される光ディスクによってデジタルコンテンツを大量に複製できる製造方法が確立されたことにより、安価にデジタルコンテンツを入手することが可能となった。しかしながら、そのデジタルコンテンツの著作物としての価値は保護されるべきであり、大量複製がされたことによるそのデジタルコンテンツの著作者への対価も支払われるべきである。
ところで、コンテンツを提供するための記録媒体が著作権を無視した違法な複製に対して脆弱であると、違法な複製品が安価に大量に出回ってしまい、著作者の著作権料の徴収という機会が損失してしまう。また、今後ますます情報のデジタル化やネットワーク化が進むことにより、デジタルコンテンツを大量に複製したり、配布したりすることが容易になる。
そのため、デジタルコンテンツを提供するための記録媒体には違法複製を防止する機能が必要となる。特に、光ディスクなどの円盤状記録媒体を規格化する際には、上記のような違法な複製に対する技術的な対策が必須である。
違法な複製に対する対策の一つとして、ディスク毎に固有の識別情報(ユニークID)を持たせる方式(ユニークID方式)が提案されている。
また、以上のようなユニークIDをRF-IDチップに書き込み、そのRF-IDチップをディスク内に埋め込んで、ユニークIDを無線電波などで読み出す方式(RF-ID方式)も提案されている(特許文献1参照。)。
特開2000−285656号公報
ところで、著作権保護のための諸所の機能を安価にした記録媒体の場合、通常であれば、不正複製した記録媒体も安価にできてしまう。そのため、高価な機能を用いて著作権保護を実現するのが望ましいが、それでは汎用化が困難となってしまう。
本発明の目的は、正当権利者が製造する場合には著作権保護のための機能を安価に製造することができるが、不正複製しようしとした場合には高価になってしまう可搬型記憶装置及びその再生装置を提供することを目的とする。
本発明の可搬型記憶装置は、記録媒体と、上記記録媒体を収納するカートリッジと、上記記録媒体に設けられ、当該記録媒体に記録されている情報に関する第1の著作権管理情報を無線発信する第1の情報発信手段と、上記カートリッジに設けられ、上記記録媒体に記録されている情報に関する第2の著作権管理情報を無線発信する第2の情報発信手段とを備え、上記記録媒体に記録されている情報は、上記第1の情報及び第2の情報を認証した結果、その認証が正しければ正当な者により生成されたものとして再生制御が行われる。
本発明の再生装置は、記録媒体と、当該記録媒体を収納するカートリッジと、上記記録媒体に設けられ当該記録媒体に記録されている情報に関する第1の著作権管理情報を無線発信する第1の情報発信部と、上記カートリッジに設けられ上記記録媒体に記録されている情報に関する第2の著作権管理情報を無線発信する第2の情報発信部とを備えた可搬型記憶装置が装着される装着手段と、上記装着手段に装着された可搬型記憶装置内の記録媒体から、情報の再生を行う再生手段と、上記第1の情報発信部から無線発信された情報を受信する第1の無線受信手段と、上記第2の情報発信部から無線発信された情報を受信する第2の無線受信手段と、上記可搬型記録装置内の記録媒体に記録されている情報の著作権に応じた再生制御を行う著作権制御手段とを備え、上記著作権制御手段は、上記第1の著作権管理情報及び第2の著作権管理情報に基づき認証を行い、認証結果が正しければ上記記録媒体に記録されている情報が正当な者により生成されたものとして再生制御を行う。
本発明に係る可搬型記憶装置では、著作権保護のための情報を無線発信する手段を記憶媒体及びカートリッジの両者に設け、両者の情報に基づき記録されている情報の正当性が判断される。また、本発明に係る再生装置では、可搬型記憶装置の記憶媒体及びカートリッジの両者から著作権保護のための情報を無線受信し、両者の情報に基づき記録されている情報の正当性を判断する。
従って、本発明に係る可搬型記憶装置及びその再生装置では、カートリッジに設けられた著作権保護のための情報と、記録媒体に設けられた著作権保護のための情報との組み合わせにより、記録媒体に記録されている情報の正当性が判断される。不正複製を行う場合には、コンテンツ等が記録されている記録媒体を複製するのみならず、カートリッジも個々に複製をしなければならなくなるので、不正複製のコストが高くなり、不正複製の抑制を図ることができる。これに対して、正当な製造者は、複雑な暗号等の高コストな不正複製の防止機能を設けなくても、より強固な不正複製の防止を図ることができる。
以下、本発明が適用された記憶媒体及びその記録再生装置について説明をする。
図1に本発明が適用された記憶媒体の斜視図を示し、図2に本発明が適用された記憶媒体1及びその記録再生装置10の斜視図を示す。
記憶媒体1は、内部に光ディスクが収納された持ち運び可能な可搬型情報記憶装置である。内部に収納されている光ディスクは、情報に応じたピットパターンが形成された再生専用の光ディスク、又は、データを光磁気記録方式で記録可能な光磁気ディスクである。光ディスク3に記録される情報としては、例えば、静止画像データ、映像データ、オーディオデータ、ゲームプログラム等のデジタルコンテンツデータである。また、記憶媒体1は、著作権を無視した複製の防止が図られている。
記録再生装置10は、記録媒体1が装着可能な装置であって、記録媒体1からオーディオデータや動画像データ等を再生してそのオーディオデータや動画像等を視聴するための小型携帯機器である。また、記録再生装置10は、記録媒体1に格納されているゲームプログラムを実行して、表示部に表示された映像等を見ながらゲームを楽しむことができるゲーム機器としても機能をする。また、記録再生装置10は、記録媒体1の識別情報を判別し、その識別情報が正しくない場合には再生の禁止等を行うといったような著作権に応じた再生制御を行う。
記憶媒体1についてさらに詳細に説明する。
図1に示すように、記憶媒体1は、上下一対のハーフを結合してなる略矩形のカートリッジ本体2を有している。カートリッジ本体2内には、オーディオデータ等の情報信号が記録された再生専用の光ディスク3又はオーディオデータ等を光磁気方式で記録することができる書換可能な光ディスク3が、回転可能に収納されている。光ディスク3には、中央部にクランピングプレート4が設けられており、記録再生装置10のディスク回転駆動機構を構成するディスクテーブルにクランピングプレート4が磁気吸引されることによって、ディスクテーブルにセンタリングが図られた状態で装着される。
カートリッジ本体2は、略中央部から一側縁2bに亘って一側縁2bの略中央部に記録再生用の開口部5a,5bが設けられている。記録再生用の開口部5a,5bは、光ディスク3の信号記録領域の一部を径方向に亘って外部に臨ませる。上ハーフ側の記録再生用の開口部5aからは、記録再生装置10の記録部となる磁気ヘッドが進入し、また、下ハーフ側の記録再生用の開口部5bからは、光ピックアップが進入する。また、カートリッジ本体2には、下ハーフ側の略中央に、クランピングプレート4を外部に臨ませ、ディスクテーブルを進入可能とする中央開口部6が形成されている。
カートリッジ本体2の一側縁2b側には、記録再生用の開口部5a,5bを開閉するシャッタ部材7が一側縁2bに沿って移動可能に取り付けられている。シャッタ部材7は、記録再生装置10に挿入されるときに限って記録再生用の開口部5a,5bを開放し、その他の未使用時には、記録再生用の開口部5a,5bを閉塞し、カートリッジ本体2内の第1の光ディスク3に塵埃等の異物が付着しないようにしている。
カートリッジ本体には、媒体毎のユニークな識別情報を発信する第1のRF-IDチップ8-1及び第2のRF-IDチップ8-2が設けられている。また、光ディスク3には、内周側の信号記録領域以外の部分に、媒体毎のユニークな識別情報を発信する第3のRF-IDチップ8-3が設けられている。なお、第1,第2及び第3のRF-IDチップ8-1,8-2,8-3は、当該記録媒体1の著作権管理に用いられるが、その詳細については後述する。
以上のように構成される記憶媒体1は、内部の光ディスク3に対して光学的に情報が記録されており、その情報が記録再生装置10により光学的に読み出される。
記録再生装置10についてさらに詳細に説明する。
図2に示すように、記録再生装置10は、全体が略直方体をなす本体部11を有する。本体部11には、記憶媒体1が外部から挿脱され、挿入された記憶媒体1を内部に収納するとともに記録再生が可能なように記録媒体1を内部に装着する装着部12が設けられている。
本体部11の一方の主面11aには、表示部14が設けられている。表示部14は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)で形成されている。表示部14は、記憶媒体1に記録されたオーディオデータを再生するときには再生中のオーディオデータのタイトル等のテキストデータが表示され、更に、静止画像データ、映像データを再生するときには再生中の静止画や映像が表示され、更に、ゲームプログラムを実行しているときには実行中のゲームプログラムの映像が表示される。
本体部11の表示部14の近傍(例えば下側)には、当該記録再生装置10を操作するための操作部15が設けられている。操作部15は、押し釦でなる十字キー15aや複数の釦15bで構成されており、これらのキー15a,15bは、例えば、ゲームソフトを実行しているとき、そのゲームの進行に応じて表示部14に表示されたキャラクターを上下左右に移動させるために用いられる。
本体部11には、本体部11を遠隔操作するための遠隔操作装置16がケーブル17によって電気的に接続されている。遠隔操作装置16には、更に、音声データを可聴音で出力するための電気音響変換素子となるイヤホン18がケーブル19を介して接続されている。
図3に記録再生装置10の内部構成図を示す。
記録再生装置10は、表示部14,操作入力部15,16,イヤホン18等を含めた各構成要素の管理及び制御を行うホストコントローラ20と、記録媒体1に対して情報の記録及び再生を行うドライブ部21とを備えている。
ドライブ部21は、装着部12に記録媒体1が装着されることにより、内部の光ディスク3に対して情報の記録及び再生が可能となる。
ドライブ部21は、光ディスク3を回転する回転駆動機構22と、光ディスク3にレーザ光を照射し光ディスク3で反射された戻りの光を検出する光ピックアップ23と、記録時に光ディスク3に対して磁界を印加する磁気ヘッド24と、光ピックアップ23及び磁気ヘッド24を光ディスク3の径方向(X,X方向)に移動させるスレッド機構25とを備えている。
ディスク回転駆動機構21は、駆動源となるスピンドルモータ、このスピンドルモータのスピンドルに設けられ光ディスク3の中心を支持するディスクテーブル等を有している。光ピックアップ23は、光源となる半導体レーザ、光ディスクの信号記録面に半導体レーザより出射された光ビームを集光する対物レンズ、光ディスクの信号記録面で反射された戻りの光ビームを検出する光検出器等を有している。磁気ヘッド24は、光ディスク3を挟んで光ピックアップ23内の対物レンズと対向するように取り付けられている。磁気ヘッド24は、光ディスク3を挟んで光ピックアップ23の対物レンズと対向する位置に設けられている。磁気ヘッド24は、記録時に、記録データによって変調された磁界を光ディスク3に対して印加する。スレッド機構25は、光ピックアップ23及び磁気ヘッド24を同期させてディスク径方向に移動させる。
また、ドライブ部21は、光ピックアップ23の光検出器で検出された光ビームを光電変換し増幅するRFアンプ27と、磁気ヘッド24を駆動する磁気ヘッドドライバ28と、各種サーボ制御を行うサーボ回路29とを備える。
RFアンプ27には、光ピックアップ23の光検出器が検出した光ディスク3からの反射光に応じた光電流信号が入力される。RFアンプ27は、入力された光電流信号に対して、電流-電圧変換、増幅処理、マトリクス演算処理等を行い、RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、アドレス信号等を生成して、これらの信号を出力する。磁気ヘッドドライバ28は、入力された記録データに応じて磁気ヘッド24を駆動し、磁気ヘッド24に記録データに応じて変調された磁界を光ディスク3に印加させる。サーボ回路29は、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、アドレス信号等に基づき、トラッキングサーボ制御、フォーカスサーボ制御、スレッドサーボ制御、回転速度制御等の各種制御を行う。
また、ドライブ部21は、再生信号処理部30と、記録信号処理部31と、コントローラ32とを備える。
再生信号処理部30は、光ディスク3に記録された情報信号の再生処理をする。具体的に、再生信号処理部30は、光ディスク3の再生時に、RFアンプ27から出力されたRF信号が入力される。再生信号処理部30は、入力されたRF信号に対して、PLL回路等によりクロック再生及び2値化をし、続いて、EFM復調、誤り訂正処理及びデインタリーブ処理等を行い、再生データ列を出力する。再生データ列は、システム制御部20に供給される。
記録信号処理部32は、光ディスク3に対して情報信号を記録するとき、システム制御部20から出力される記録データ列が入力される。記録信号処理部32は、入力された記録信号に対して、インターリーブ処理及び誤り訂正符号を付加し、EFM変調を行い、その変調されたデータ列を磁気ヘッドドライバ28に供給する。
コントローラ28は、ドライブ部21の全体の制御を行う。
さらに、ドライブ部21は、カートリッジ本体2に設けられている第1のRF-IDチップ8-1に記録されている情報を無線通信で検出する第1のRF-IDリーダ35と、第2のRF-IDチップ8-2に記録されている情報を無線通信で検出する第2のRF-IDリーダ36と、光ディスク3に設けられている第3のRF-IDチップ8-3に記録されている情報を無線通信で検出するRF-IDリーダ37と、著作権保護制御を行う著作権管理部38とを備えている。
著作権管理部38は、第1,第2及び第3のRF-IDリーダ35,36及び37の出力値に基づき再生信号処理部30を制御して記録媒体1に記録されているデジタルコンテンツの著作権保護のための再生制御を行う。例えば、著作権管理部38は、光ディスク3に記録された情報信号を他の媒体に複写するとき等に、RFアンプ27で生成されたRF信号の中から著作権保護情報を抽出し、抽出した著作権保護情報に基づいて複製等を許可又は禁止する。著作権管理部38は、記録媒体1に設けられている第1,第2及び第3のRF-IDチップ8-1,8-2及び8-3から読み出した識別情報に基づき、当該光ディスク3が正当なものであるか否かを判断し、その判断結果に基づき再生の禁止処理を行う。
なお、ドライブ部21による著作権保護のための制御方法については詳細を後述する。
以上のように構成された記録再生装置10の全体の動作について説明する。
カートリッジに収納された光ディスク3は、ディスク回転駆動機構22により回転されると、光ピックアップ23より半導体レーザから出射された光ビームが対物レンズによって集光され照射される。光ピックアップ23は、光ディスクの信号記録面で反射された戻りの光ビームを光検出器で検出することによって、光ディスクに記録されているRF信号を再生すると共に、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、アドレス信号等を抽出する。情報信号の再生時は、磁気ヘッド24は光ディスク3から離間しており、光ピックアップ23の光検出器で検出されたRF信号をデコードすることによって、静止画像データ、映像データ、プログラム等の情報信号を再生し表示部に表示すると共に、静止画像データ、映像データ、プログラム等に関連した音声信号、オーディオデータ等を可聴音に変換して出力する。また、情報信号の記録時は、磁気ヘッド24が光ディスクに近接され、光ビームによって加熱された領域に記録する情報信号に応じて磁界が印加され、光ディスク3に信号が書き込まれる。
つぎに、記憶媒体1及び記録再生装置10の著作権管理方法について説明をする。
記録再生装置10では、記録媒体1が不正なコピーがされた媒体であるか否かを、カートリッジ本体2に埋め込まれた第1のRF-IDチップ8-1及び第2のRF-IDチップ8-2並びに光ディスク3に埋め込まれた第3のRF-IDチップ8-3が発信する情報に基づき、判断している。
RF-IDチップ8-1〜8-3とRF-IDリーダ35〜37との間は、電磁波を用いた無線通信方式で情報のやり取りが行われ、さらに、RF-IDチップ8-1〜8-3は、電池等の電源を有さない回路であり、RF-IDリーダ35〜37からの送信電波のエネルギーを直流電力に変換して、自己の動作電力としている。RF-IDチップ8-1〜8-3とRF-IDリーダ35〜37との間では、マイクロ波帯域の放射電磁波を用いて通信が行われる。
第1のRF-IDチップ8-1及び第2のRF-IDチップ8-2は、図4(A)に示すように、カートリッジ本体2の所定の位置に埋め込まれているか、又は、カートリッジ本体2の内側表面に取り付けられている。また、第3のRF-IDチップ8-3は、図4(B)に示すように、光ディスク3の内周側の未記録領域41の基板内に埋め込まれている。RF-IDチップ8-1〜8-3は、光ディスク3の基板の厚さ以下の大きさであり、望ましくは0.5mm角以下程度のICチップが用いられる。例えば、株式会社日立製作所社製の「ミューチップ」等を用いる。光ディスク3の基板内に埋め込む実装方法は、例えば、樹脂基板表面に貼り付ける方法、樹脂基板をインジェクションモールドする際に基板内部に埋没させる方法、貼り合わせ基板の場合に貼り合せ用の樹脂内部に埋没させる方法などがある。
第1のRF-IDリーダ35は、記録再生装置10のドライブ部21内に設けられており、装着部10に記録媒体1が挿入された状態のときに、第1のRF-IDチップ8-1に対応する位置に設けられている。第2のRF-IDリーダ36も、記録再生装置10のドライブ部21内に設けられており、装着部10に記録媒体1が挿入された状態のときに、第2のRF-IDチップ8-2に対応する位置に設けられている。第3のRF-IDリーダ36は、記録再生装置10のドライブ21に設けられており、光ディスク3の内周側の未記録領域41の直下に設けられている。
第1のRF-IDリーダ35〜第3のRF-IDリーダ37は、それぞれ対応するRF-IDチップ8-1〜8-3が、ほぼ直下(若しくは直上)に位置した場合にのみ通信が行えるように、電力及び電波の指向性が調整されている。また、第1のRF-IDリーダ35〜第3のRF-IDリーダ37の検出感度、つまり、通信可能となる物理的な範囲は、例えば、自分と対応しない他のRF-IDチップからの情報が検出できないように、感度が調整されている。すなわち、第1のRF-IDリーダ35は、記録媒体1が装着された状態で第1のRF-IDチップ8-1のみと通信可能であり、第2及び第3のRF-IDチップ8-2,8-3とは通信が行えないように感度が調整されており、第2のRF-IDリーダ36は、記録媒体1が装着された状態で第2のRF-IDチップ8-2のみと通信可能であり、第1及び第3のRF-IDチップ8-1,8-3とは通信が行えないように感度が調整されており、第3のRF-IDリーダ37は、記録媒体1が装着された状態で第3のRF-IDチップ8-3のみと通信可能であり、第1及び第2のRF-IDチップ8-1,8-2とは通信が行えないように感度が調整されている。
また、第3のRF-IDチップ8-3には、製造された記録媒体1を個別に識別するための、他の記録媒体1と異なる値の固有の識別情報(ユニークID)が格納されている。第3のRF-IDチップ8-3に格納されているユニークIDは、例えば、記録媒体1に格納されている情報を復号するための暗号鍵等となっていてもよい。
第1のRF-IDチップ8-1及び第2のRF-IDチップ8-2には、上記ユニークIDを照合するための照合情報が格納されている。例えば、第1のRF-IDチップ8-1に格納されている第1の情報と第2のRF-IDチップ8-2に格納されている第2の情報とを合成して照合情報を生成し、照合情報を用いて上記ユニークIDを照合することにより、当該ユニークIDが正当な情報である、不正な情報であるかを確認することができる。例えば、上記照合情報により、本来の値ではない不正なユニークIDを照合すると、当該ユニークIDが不正な情報であるという結果を得ることができ、また、不正な照合情報によりユニークIDを照合しても、不正な情報であるという結果を得ることができる。
従って、記録媒体1は、第1のRF-IDチップ8-1,第2のRF-IDチップ8-2及び第3のRF-IDチップ8-3の全ての値が正当でなければ、ユニークIDを得ることができないシステムとなっている。
次に、記録再生装置10からユニークIDを取得する手順について図5のフローチャートを参照して説明をする。
記録再生装置10では、記録媒体1が装着されると、以下のステップS1から処理が開始する。
ステップS1において、第1のRF-IDリーダ35により、第1のRF-IDチップ8-1に格納されている第1の情報を読み出す。
続いて、ステップS2において、第2のRF-IDリーダ36により、第2のRF-IDチップ8-2に格納されている第2の情報を読み出す。
続いて、ステップS3において、著作権管理部38により、第1の情報と第2の情報とを合成して照合情報を生成する。
続いて、ステップS4において、第3のRF-IDリーダ37により、第3のRF-IDチップ8-3に格納されているユニークIDを読み出す。
続いて、ステップS5において、著作権管理部38により、照合情報を用いて、読み出したユニークIDを照合する。照合の結果、ユニークIDが照合できない場合(NGの場合)には、当該記録媒体1は不正に複製された疑いありとし、記録媒体1に記録されているコンテンツの再生を禁止したりする。照合の結果、ユニークIDが照合できた場合(OKの場合)には、当該記録媒体1は正当品であると判断し、ユニークIDを出力して記録媒体1に記録されているコンテンツの再生を許可する。
以上のように記録媒体1及び記録再生装置10では、著作権保護のための情報を無線発信するRF-IDチップを光ディスク3とカートリッジ本体2の両者に設け、両者のRF-IDチップに格納されている情報に基づき、光ディスク3に記録されている情報の正当性を判断している。従って、記録媒体1及び記録再生装置10では、カートリッジ本体2に設けられた著作権保護のための情報と、光ディスク3に設けられた著作権保護のための情報との組み合わせにより、光ディスク3に記録されている情報の正当性が判断される。
このことにより、もし不正複製を行う場合には、コンテンツ等が記録されている光ディスク3を複製するのみならず、カートリッジ本体2も個々に複製をしなければならなくなるので、不正複製のコストが高くなり、不正複製の抑制を図ることができる。
以下、つぎに、上述した記録媒体1及び記録再生装置10の変形例について説明をする。
図6に、記録媒体1を変形した記録媒体50の斜視図を示す。
記録媒体50は、記録媒体1に、第4のRF-IDチップ8-4が設けられたものである。また、記録再生装置10は、記録媒体50の変形に対応して、第3のRF-IDリーダ37の構成が変形されている。
第3のRF-IDチップ8-3及び第4のRF-IDチップ8-4は、図7(A)に示すように、光ディスク3の内周側の未記録領域41(以下、RF-ID領域41と呼ぶ。)の基板内に埋め込まれている。
RF-IDリーダ37は、図7(B)に示すように、記録再生装置10のスレッド機構25に設けられており、第3のRF-IDチップ8-3及び第4のRF-IDチップ8-4のほぼ直下に位置した場合にのみ通信が行えるように、電力及び電波の指向性が調整されている。すなわち、第3のRF-IDリーダ37は、スレッド機構25の光ディスク3の径方向(X方向,X方向)の移動制御により、RF-ID領域41上を自在に移動可能となっている。また、第3のRF-IDリーダ37によるRF-IDチップ8の検出感度、つまり、通信可能となる物理的な範囲は、例えば、第3のRF-IDリーダ37と第3のRF-IDチップ8-3及び第4のRF-IDチップ8-4とが半径方向に1mm以上位置ずれをしていれば検出ができない、且つ、第3のRF-IDリーダ37とRF-IDチップ8とが円周方向に10度以上位置ずれをしていれば検出ができない、といったように設定がされている。すなわち、このように設定されている場合には、半径方向に1mmの範囲、円周方向に10度以下が、第3のRF-IDチップ8-3及び第4のRF-IDチップ8-4の感度となる。
ここで、第3のRF-IDチップ8-3及び第4のRF-IDチップ8-4には、図8に示すように、RF-ID領域41内における配置情報が記録されている。配置情報とは、チップ自身が光ディスク3のRF-ID領域41におけるどこに位置しているかを示す情報であり、RF-ID領域41内における半径位置rと、角度θとにより表される。角度θは、RF-ID領域41上における径方向の円周基準線Yからの角度で表される。第3のRF-IDチップ8-3及び第4のRF-IDチップ8-4は、光ディスク3の製造時にRF-ID領域に埋め込まれるが、製造される1つ1つの光ディスク3毎にその位置がユニークとなるように定められる。つまり、第1のRF-IDチップ8-1及び第2のRF-IDチップ82の配置が光ディスク3毎に異なっており、且つ、記録されている配置情報もそれに対応して異なっている。
従って、記録媒体1では、第3のRF-IDチップ8-3及び第4のRF-IDチップ8-4の配置位置が、個体が正当であるか否かを示す識別情報として機能することとなる。
なお、記録媒体1では、配置情報のうち、角度については、2つのRF-IDチップの相対的な位置関係を記録している。つまり、RF-IDチップ8-3とRF-IDチップ8-4との角度差を記録している。もっとも、記録媒体1内における絶対的な角度を配置情報としてもよい。この場合には、1つのRF-IDチップにより配置情報を表すことが可能となる。
続いて、記録再生装置10による、光ディスク3が正当品であるか否かの判断手順について、図9のフローチャートを参照して説明をする。
記録再生装置10では、記録媒体1が装着されると、以下のステップS11から処理が開始する。
記録再生装置10では、スレッド25を光ディスク3の内周側に移動させ、第3のRF-IDリーダ37をRF-ID領域41の最内周位置に移動させる(ステップS21)。
続いて、記録再生装置10では、光ディスク3を低速回転させ、第3のRF-IDリーダ37が無線通信のポーリングを行い、著作権管理部38が第3のRF-IDリーダ37からの検出信号を読み取ってRF-IDチップから返答があるか否かの判断を行う(ステップS12)。任意の回転位置でRF-IDチップから返答があればステップS15に進む。返答がなく1回転してしまった場合には(ステップS13)、1回転した時点で第3のRF-IDリーダ37を1単位距離分外周側に移動させ(ステップS14)、再度光ディスク3を低速回転させながらポーリングを行い(ステップS12)、RF-IDチップが検出されるまでこの処理を続行をする。なお、ここでいう1単位距離とは、第3のRF-IDリーダ37によるRF-IDチップ8の半径方向の検出感度(例えば、1mm)分の距離である。
ステップS12でRF-IDチップから返答があれば、著作権管理部38は、その時の光ディスク3の回転角度θ1及びそのときの第3のRF-IDリーダ37の半径位置r1を記憶し(ステップS15)、それとともにそのRF-IDチップに記録されている情報(配置情報)を読み出す(ステップS16)。
なお、ステップS16においてRF-IDチップから読み出された情報は、上述したステップS1〜5の処理を行い、第1のRF-IDチップ8-1及び第1のRF-IDチップ8-2の情報を用いて照合処理が行われる。照合がOKであれば、続くステップS17に処理が続行する。
続いて、記録再生装置10では、再度、光ディスク3を低速回転させ、第3のRF-IDリーダ37が無線通信のポーリングを行い、著作権管理部38が第3のRF-IDリーダ37からの検出信号を読み取ってRF-IDチップから返答があるか否かの判断を行う(ステップS17)。任意の回転位置でRF-IDチップから返答があればステップS20に進む。返答がなく1回転してしまった場合には(ステップS18)、1回転した時点で第3のRF-IDリーダ37を1単位距離分外周側に移動させ(ステップS19)、再度光ディスク3を低速回転させながらポーリングを行い(ステップS17)、RF-IDチップが検出されるまでこの処理を続行をする。
ステップS17でRF-IDチップ8から返答があれば、著作権管理部38は、その時の光ディスク3の回転角度θ2及びそのときの第3のRF-IDリーダ37の半径位置r2を記憶し(ステップS21)、それとともにRF-IDチップ8に記録されている情報(配置情報)を読み出す(ステップS21)。
なお、ステップS21においてRF-IDチップから読み出された情報は、上述したステップS1〜5の処理を行い、第1のRF-IDチップ8-1及び第1のRF-IDチップ8-2の情報を用いて照合処理が行われる。照合がOKであれば、続くステップS22に処理が続行する。
続いて、著作権管理部38は、2つのRF-IDチップ8の回転角度θ1及びθ2の角度差及び半径位置r1,r2が、RF-IDチップ8内部から読み出した配置情報と一致するか否かを判断する(ステップS22)。そして、判断した結果、一致する場合には、その光ディスク3は正当品であると判断し、通常の再生制御を行うようにする。一方、判断した結果、一致しない場合には、その光ディスク3は正当品ではないと判断し、例えば、再生処理の禁止を行う。
以上のように、記録媒体50では、RF-IDチップを光ディスク3に埋め込み、その埋め込み位置を識別情報とするとともに、その埋め込み位置をRF-IDチップ内に記録しておく。このことにより、RF-IDチップに記録されている配置情報と、実際の埋め込み位置とが一致しているか否かを判断するのみで、その記録媒体1が正当品か否かを判断することができる。従って、記録媒体500では、違法に複製及び製造するのが困難であり、識別情報として複雑性があり且つ安価な著作権管理を行うことが可能となる。
なお、記録媒体1には、光ディスク3の内周側の未記録領域にRF-IDチップを埋め込むこととしているが、その埋め込み位置は限られない。例えば、図10に示すように、光ディスクの外周部分の未記録領域に第5のRF-IDチップ8-5を設けてもよい。
本発明が適用された記憶媒体の斜視図である。 本発明が適用された記録再生装置の斜視図である。 上記記録再生装置のブロック図である。 RF-IDチップの配置位置を説明するための図である。 記録媒体からユニークIDを検出する手順を示すフローチャートである。 図1に示した記録媒体の変形例を示す斜視図である。 図6に示した記録媒体のRF-IDチップの配置位置、及び、このRF-IDチップを検出するためのRF-IDリーダの構成を説明するための図である。 図6に示したRF-IDチップの記録媒体状の位置を説明するための図である。 図6に示した記録媒体が正当品であるか否かの判断手順を示すフローチャートである。 外周側にもRF-IDを設けたディスクを示した図である。
符号の説明
1,50 記録媒体、10 記録再生装置、8(8-1, 8-2, 8-3, 8-4,8-5) RF-IDチップ、35,36,37 RF-IDリーダ

Claims (6)

  1. 記録媒体と、
    上記記録媒体を収納するカートリッジと、
    上記記録媒体に設けられ、当該記録媒体に記録されている情報に関する第1の著作権管理情報を無線発信する第1の情報発信手段と、
    上記カートリッジに設けられ、上記記録媒体に記録されている情報に関する第2の著作権管理情報を無線発信する第2の情報発信手段とを備え、
    上記記録媒体に記録されている情報は、上記第1の情報及び第2の情報を認証した結果、その認証が正しければ正当な者により生成されたものとして再生制御が行われること
    を特徴とする可搬型記憶装置。
  2. 上記第1及び第2の情報発信手段は、受信した電磁波のエネルギーにより動作する複数個の無線発信素子からなること
    を特徴とする請求項1記載の可搬型記憶装置。
  3. 上記記録媒体は、円板状であること
    を特徴とする請求項1記載の可搬型記憶装置。
  4. 記録媒体と、当該記録媒体を収納するカートリッジと、上記記録媒体に設けられ当該記録媒体に記録されている情報に関する第1の著作権管理情報を無線発信する第1の情報発信部と、上記カートリッジに設けられ上記記録媒体に記録されている情報に関する第2の著作権管理情報を無線発信する第2の情報発信部とを備えた可搬型記憶装置が装着される装着手段と、
    上記装着手段に装着された可搬型記憶装置内の記録媒体から、情報の再生を行う再生手段と、
    上記第1の情報発信部から無線発信された情報を受信する第1の無線受信手段と、
    上記第2の情報発信部から無線発信された情報を受信する第2の無線受信手段と、
    上記可搬型記録装置内の記録媒体に記録されている情報の著作権情報に応じた再生制御を行う著作権制御手段とを備え、
    上記著作権制御手段は、上記第1の著作権管理情報及び第2の著作権管理情報に基づき認証を行い、認証結果が正しければ上記記録媒体に記録されている情報が正当な者により生成されたものとして再生制御を行うこと
    を特徴とする再生装置。
  5. 上記情報発信手段は、受信した電磁波のエネルギーにより動作する複数個の無線発信素子からなること
    を特徴とする請求項4記載の再生装置。
  6. 上記記録媒体は、円板状であること
    を特徴とする請求項4記載の再生装置。
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