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JP2005191264A - 発光素子制御装置、および光情報記録再生装置 - Google Patents

発光素子制御装置、および光情報記録再生装置 Download PDF

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JP2005191264A JP2003430530A JP2003430530A JP2005191264A JP 2005191264 A JP2005191264 A JP 2005191264A JP 2003430530 A JP2003430530 A JP 2003430530A JP 2003430530 A JP2003430530 A JP 2003430530A JP 2005191264 A JP2005191264 A JP 2005191264A
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Abstract

【課題】 所望の光量でレーザ光を出射させることができる発光素子制御装置、および、信頼性の高い安定した記録/再生が可能な光情報記録再生装置を実現する。
【解決手段】 本発明の光情報記録再生装置1は、発光素子制御装置14を備えている。発光素子制御装置14は、パルス信号を生成するパルス生成回路18を備え、該パルス信号を用いて半導体レーザ4に供給する電流をパルス変調させ、半導体レーザ4をパルス発光させるようになっている。上記発光素子制御装置14は、さらに、半導体レーザ4の発光開始電流値である閾値電流を検出するコントローラ17と、該コントローラ17の検出結果に基づいて、パルス信号のパルス幅を調整するデューティ調整回路19とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光磁気ディスク装置等の光情報記録再生装置の光源として用いられる半導体レーザ等の発光素子から出射される光の出射光量を制御する発光素子制御装置および光情報記録再生装置に関し、特に半導体レーザ等の発光素子をパルス発光する際の制御に関するものである。
従来から、大容量の光情報記録再生装置として、MD(Mini Disk)等の光磁気ディスク装置が知られている。このようなポータブル機器の普及に伴い、装置の更なる小型化や低消費電力化への要求は高まる一方である。また、情報の大容量化に伴い、光磁気ディスクの高密度化および高速化が進み、高い信頼性で情報を記録再生することのできる装置が望まれている。
光磁気ディスク装置では、情報の記録再生に用いる発光素子として半導体レーザが使用されている。半導体レーザは、一般に温度ドリフトの影響が大きいため、出射光量を制御する制御装置を用いて、光磁気ディスクに照射されるレーザ光の光量を所定の値に保持するようになっている。
また、光磁気ディスクに記録された情報を再生する場合、半導体レーザから出射されるレーザ光は、一定出力で直流発光される。一方、光磁気ディスク媒体に情報を記録する場合には、光磁気ディスクに高密度に情報を記録するのに適した方法として、レーザパルス発光磁界変調による方法が提案されている。これは、記録する情報データに応じて磁界を変調するとともに、チャネルクロック周波数でレーザ光をパルス発光させるものである(例えば、特許文献1ないし3参照)。
特許文献1では、レーザ制御回路にはデータPPL回路より出力されるデータクロックが供給され、光学ヘッドよりディスクへの光ビームの照射がデータクロックに同期して間欠的に行われている。このように、光ビームの照射を間欠的に行うことで、連続的に光ビームを照射する場合に比して、ビットを形成した周囲の領域の温度変化を低減でき、その分温度変化によるビット形成位置のずれを未然に防止できるという技術が開示されている。
特許文献2では、レーザダイオード駆動回路において、スイッチングトランジスタとレーザダイオードとの間に定電流回路を接続し、スイッチングトランジスタに流れる電流のn倍の大きさの電流をレーザダイオードに流れるようにしたので、消費電力を小さくすることができ、しかも定電流回路の周波数特性に制限されずに、レーザダイオードを高周波でスイッチングしている。すなわち、低消費電力でレーザ光をパルス発光させる技術が開示されている。
特許文献3では、複数の遅延位相を得ることのできるディレー用デバイスにより、データクロックに正確な遅延位相を与えて、パルス発光するレーザ光の発光・消光位置を正確に設定し、また、磁界変調データもレーザ光のパルス発光のタイミングに合わせて別途位相設定を行っている。これにより、光磁気ディスク装置に適したレーザ駆動パルスおよび磁気ヘッド駆動パルスを得ることができる技術が開示されている。
ここで、半導体レーザのレーザ駆動電流とレーザ発光光量との関係について説明する。図6は、一般に、I−P曲線と呼ばれる、半導体レーザの駆動電流(順方向電流)と出射光量との関係を示すグラフである。図6に示すように、半導体レーザが発光を開始する電流である閾値電流Ith以下では、半導体レーザはレーザ光を発光しない。これに対して、閾値電流Ithを超えると半導体レーザはレーザ光を発光し、ほぼ駆動電流に比例して発光光量が増加する。
半導体レーザは、温度ドリフトの影響が大きく、温度によってその閾値電流が大きく変化する。図6では、20℃における閾値電流をIth20とし、50℃における閾値電流をIth50として例示している。閾値電流は、温度に対して線形変化ではないものの、その平均変化率は、0℃から50℃において、大きいものでは1%/℃にも及ぶ。また、閾値電流の値は、半導体レーザの経時変化によっても変化する。
半導体レーザをパルス発光させる場合、駆動電流を所定の光量で発光する電流値までパルス駆動させることになる。図7は、半導体レーザをパルス発光させる場合のパルス波形を示している。図7(a)は、駆動電流のパルス波形を示しており、横軸が時間、縦軸が駆動電流量である。図7(b)は、図7(a)における半導体レーザのパルス波形を示しており、横軸が時間、縦軸が出射光量である。
図7(a)・(b)に示すように、駆動電流が半導体レーザの閾値電流Ith以下である場合、半導体レーザからの出射量はほぼゼロになる。また、非発光時Tdの期間においては、電流の消費を抑えるために、駆動電流はゼロであることが望ましい。
しかしながら、半導体レーザをパルス発光させる際の駆動電流の立上り/立下りにはある程度の時間を要する。パルス発光の周波数は、光磁気ディスクの記録/再生が高速化することに伴い、10MHzを超える(周期100ns以下の)周波数となってきている。これに対して、半導体レーザの駆動電流は、数10mAが必要であり、高速に切り替わるスイッチング回路を用いた場合であっても、駆動電流の立上りTr/立下りTfには数nsの時間を要することがある。
半導体レーザの閾値電流Ithが変化すると、パルス発光のデューティが変化してしまう。すなわち、半導体レーザが発光する時間が変化してしまい、発光時間と消光時間との割合が変化してしまう。具体的には、半導体レーザは、駆動電流が閾値電流を超える時点からパルス発光し、駆動電流が閾値電流より低くなると非発光状態となるため、閾値電流がIth20の場合にはT20の期間発光し、閾値電流がIth50の場合にはT50の期間発光することになる。
このようなパルス発光のデューティ変化は、パルス発光するレーザ光の光量を変化させることとなり、適切な光量で光磁気ディスクにレーザ光を照射することができなくなる。また、磁界変調データとレーザ光のパルス発光とのタイミングにずれを生じさせてしまうこととなる。このため、情報の記録に高い信頼性が要求される光磁気ディスク装置においては、半導体レーザの閾値電流の変化に伴う、パルス発光のデューティ変化は無視できない問題である。
なお、レーザ光をパルス発光させる際に、パルス発光のデューティが変化してしまうという問題を解決する方法はいくつか提案されている(例えば、特許文献4ないし7参照)。
特許文献4には、温度センサを用いて、レーザの動作温度を検出し、検出温度に応じてレーザを駆動するパルス信号のデューティを変化させることにより、光出力のデューティを一定に保持する技術が開示されている。また、特許文献5および6には、光検出器によりパルス発光するレーザ光をモニターし、そのパルス幅(デューティ)を検出して、所定のデューティとなるように制御する技術が開示されている。また、特許文献7には、パルス電流と直流のバイアス電流によってレーザを駆動する駆動回路おいて、パルス電流に対する発光電流(閾値を超える領域の電流)の割合を一定に保つように駆動電流を制御することで、光出力のデューティを一定に保持する技術が開示されている。
特開平5−225638号公報(平成5年(1993)9月3日公開) 特開平6−349097号公報(平成6年(1994)12月22日公開) 特開平7−264023号公報(平成7年(1995)10月13日公開) 特開平3−192784号公報(平成3年(1991)8月22日公開) 特開平3−91277号公報(平成3年(1991)4月16日公開) 特開平5−63272号公報(平成5年(1993)3月12日公開) 特開平6−85362号公報(平成6年(1994)3月25日公開)
しかしながら、上記特許文献4に記載の技術では、レーザの動作温度に応じてパルス発光のデューティを補正しているため、半導体レーザの経時変化に伴う閾値電流の変化に起因するパルス発光のデューティ変化を補正できないという問題点を有する。また、レーザ近傍に温度センサを配置して温度を検出する構成では、装置を小型化することができないという問題点をも有している。
また、特許文献5および6に記載の技術では、光検出器にてパルス発光のデューティを検出しているものの、高速化が進む装置では、パルス発光のデューティを精度よく検出することは困難であるという問題点を有している。
さらに、特許文献7に記載の技術では、パルス電流と直流のバイアス電流とによってレーザを駆動しており、パルス電流に対する発光電流の割合を一定に保つように駆動電流を制御するためには、バイアス電流をゼロにすることができない。このため、特許文献7に記載の技術では、消費電力を抑制することは困難であるという問題点を有している。
また、上記特許文献1ないし3には上記問題点を解決するための具体的な提案はなされていない。すなわち、上記したいずれの特許文献においても、半導体レーザの閾値電流の変化に伴う、パルス発光のデューティ変化を制御することはできない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、閾値電流が変化する場合であっても、パルス発光のデューティを所定の値となるように制御して、常に所望の光量でレーザ光を出射させることができる発光素子制御装置、および、常に信頼性の高い安定した記録/再生が可能な光情報記録再生装置を実現することにある。
本発明に係る発光素子制御装置は、上記課題を解決するために、パルス信号を生成するパルス生成手段を備え、該パルス信号を用いて発光素子に供給する電流をパルス変調させ、発光素子をパルス発光させる発光素子制御装置であって、上記発光素子の発光開始電流値である閾値電流を検出する閾値検出手段と、上記閾値検出手段の検出結果に基づいて、パルス信号のパルス幅を調整するパルス幅調整手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、発光素子制御装置は、パルス生成手段にて生成されたパルス信号を用いて電流をパルス変調し、発光素子をパルス発光するように制御している。また、閾値検出手段が閾値電流を検出し、この検出結果に基づいて、パルス幅調整手段がパルス信号のパルス幅を調整するようになっている。これにより、発光素子の閾値電流が変化した場合であっても、所望のパルス発光をするように発光素子を制御することができるため、発光素子を常に所望の光量にてパルス発光させることができるという効果を奏する。
本発明に係る発光素子制御装置では、上記閾値検出手段は、パルス信号のパルス幅を調整するためのパルス幅調整信号を出力するようになっていることが好ましい。上記閾値検出手段がパルス幅調整信号を出力するようになっていることにより、パルス幅調整手段は、このパルス幅調整信号に基づいてパルス信号のパルス幅を調整することができるため、安定したパルス幅の調整を行うことができるというさらなる効果を奏する。
本発明に係る発光素子制御装置では、上記パルス幅調整手段は、発光素子のパルス発光のデューティが50%となるようにパルス幅を調整するようになっていることが好ましい。上記発光素子のパルス発光のデューティが50%となるようにパルス幅を調整することにより、発光素子の閾値電流が変化した場合であっても、常に一定の光量にてパルス発光させることができるというさらなる効果を奏する。
本発明に係る発光素子制御装置は、上記課題を解決するために、パルス信号を生成するパルス生成手段を備え、該パルス信号を用いて発光素子に供給する電流をパルス変調させ、発光素子をパルス発光させる発光素子制御装置であって、上記発光素子の発光開始電流値である閾値電流を検出するとともに、該検出結果に基づいて、発光素子の最大出射光量を調整する光量調整信号を出力する光量調整手段を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、発光素子制御装置は、パルス生成手段にて生成されたパルス信号を用いて電流をパルス変調し、発光素子をパルス発光するように制御している。また、光量調整手段が閾値電流を検出するとともに、この検出結果に基づいて、発光素子の最大出射光量を調整する光量調整信号を出力するようになっている。これにより、発光素子の閾値電流が変化した場合であっても、発光素子の最大出射光量を所望の値となるように制御することができるため、発光素子を常に所望の光量にてパルス発光させることができるという効果を奏する。
本発明に係る発光素子制御装置では、上記光量調整手段は、発光素子の最大出射光量を一定の値に調整するようになっていることが好ましい。これにより、発光素子は、閾値電流が変化した場合であっても、最大出射光量が一定のパルス発光をすることができるというさらなる効果を奏する。
本発明に係る光情報記録再生装置は、上記課題を解決するために、電流が供給されることにより光を出射する発光素子と、該電流をパルス変調させるパルス信号を生成するパルス生成手段とを備え、該発光素子は、記録媒体に情報を記録する際に、パルス光を出射するようになっている光情報記録再生装置であって、上記発光素子から出射された光の光量を検出する光検出手段と、上記光検出手段の検出結果に基づいて、電流の値を制御する電流制御信号を出力する電流制御手段と、上記電流制御信号に基づいて、発光素子の発光開始電流値である閾値電流を検出する閾値検出手段と、上記閾値検出手段の検出結果に基づいて、パルス信号のパルス幅を調整するパルス幅調整手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、光情報記録再生装置は、記録媒体に情報を記録する際に、パルス信号によって電流がパルス変調され、発光素子がパルス発光するようになっている。また、光検出手段が発光素子から出射された光の光量を検出し、この検出結果に基づいて、電流制御手段が電流制御信号を出力する。さらに、この電流制御信号に基づいて、閾値検出手段が閾値電流を検出する。そして、この検出結果に基づいて、パルス幅調整手段がパルス信号のパルス幅を調整するようになっている。
すなわち、発光素子から出射される光の光量を検出することによって、所望の光量となるように制御されている。また、閾値検出手段によって閾値電流を検出し、この検出結果に基づいてパルス幅を調整しているため、閾値電流が変化する場合であっても発光素子から出射される光の光量を常に所望の光量となるように制御することができる。これにより、記録媒体への情報の記録を高精度で行うことができるという効果を奏する。
本発明に係る光情報記録再生装置では、上記閾値検出手段は、パルス信号のパルス幅を調整するためのパルス幅調整信号を出力するようになっていることが好ましい。上記閾値検出手段がパルス幅調整信号を出力するようになっていることにより、パルス幅調整手段は、このパルス幅調整信号に基づいてパルス信号のパルス幅を調整することができるため、安定したパルス幅の調整を行うことができ、記録媒体への情報の記録をより安定して行うことができるというさらなる効果を奏する。
本発明に係る光情報記録再生装置では、上記パルス幅調整手段は、発光素子のパルス発光のデューティが50%となるようにパルス幅を調整するようになっていることが好ましい。上記発光素子のパルス発光のデューティが50%となるようにパルス幅を調整することにより、発光素子の閾値電流が変化した場合であっても、常に一定の光量にてパルス発光させることができるため、記録媒体への情報の記録をより高精度で行うことができるというさらなる効果を奏する。
本発明に係る光情報記録再生装置では、上記課題を解決するために、電流が供給されることにより光を出射する発光素子と、該電流をパルス変調させるパルス信号を生成するパルス生成手段とを備え、該発光素子は、記録媒体に情報を記録する際に、パルス光を出射するようになっている光情報記録再生装置であって、上記発光素子から出射された光の光量を検出する光検出手段と、上記光検出手段の検出結果に基づいて、電流の値を制御する電流制御信号を出力する電流制御手段と、上記電流制御信号に基づいて、発光素子の発光開始電流値である閾値電流を検出するとともに、該検出結果に基づいて、発光素子の最大出射光量を調整する光量調整信号を出力する光量調整手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、光情報記録再生装置は、記録媒体に情報を記録する際に、パルス信号によって電流がパルス変調され、発光素子がパルス発光するようになっている。また、光検出手段が発光素子から出射された光の光量を検出し、この検出結果に基づいて、電流制御手段が電流制御信号を出力する。さらに、この電流制御信号に基づいて、光量調整手段が閾値電流を検出するとともに、光量調整信号を出力するようになっている。
すなわち、発光素子から出射される光の光量を検出することによって、所望の光量となるように制御されている。また、閾値検出手段によって閾値電流を検出し、この検出結果に基づいて最大出射光量を調整しているため、閾値電流が変化する場合であっても発光素子から出射される最大出射光量を常に所望の光量となるように制御することができる。これにより、記録媒体への情報の記録を高精度で行うことができるという効果を奏する。
本発明に係る光情報記録再生装置では、上記光量調整手段は、発光素子の最大出射光量を一定の値に調整するようになっていることが好ましい。光量調整手段が発光素子の最大出射光量を一定の値に調整することにより、閾値電流が変化する場合であっても、記録媒体に照射する最大出射光量を制御することが可能となり、記録媒体への情報の記録をより高精度で行うことができるというさらなる効果を奏する。
本発明に係る発光素子制御装置は、以上のように、発光素子の発光開始電流値である閾値電流を検出する閾値検出手段と、上記閾値検出手段の検出結果に基づいて、パルス信号のパルス幅を調整するパルス幅調整手段とを備えている。また、本発明に係る発光素子制御装置は、以上のように、発光素子の発光開始電流値である閾値電流を検出するとともに、該検出結果に基づいて、発光素子の最大出射光量を調整する光量調整信号を出力する光量調整手段を備えている。これにより、発光素子を常に所望の光量にてパルス発光させることができるという効果を奏する。
本発明に係る光情報記録再生装置は、以上のように、発光素子から出射された光の光量を検出する光検出手段と、上記光検出手段の検出結果に基づいて、電流の値を制御する電流制御信号を出力する電流制御手段と、上記電流制御信号に基づいて、発光素子の発光開始電流値である閾値電流を検出する閾値検出手段と、上記閾値検出手段の検出結果に基づいて、パルス信号のパルス幅を調整するパルス幅調整手段とを備えている。また、本発明に係る光情報記録再生装置は、以上のように、発光素子から出射された光の光量を検出する光検出手段と、上記光検出手段の検出結果に基づいて、電流の値を制御する電流制御信号を出力する電流制御手段と、上記電流制御信号に基づいて、発光素子の発光開始電流値である閾値電流を検出するとともに、該検出結果に基づいて、発光素子の最大出射光量を調整する光量調整信号を出力する光量調整手段とを備えている。これにより、記録媒体への情報の記録を高精度で行うことができるという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の第1の実施の形態について図1ないし図3に基づいて説明すると以下の通りである。本実施の形態は、発光素子から照射される光の光量を制御するとともに、発光素子制御装置を用いて発光素子から照射される光の光量を制御するものである。これにより、発光素子の閾値電流が変化する場合であっても、発光素子が常に所望の光量の光を出射することが可能となるため、記録媒体の再生精度の低下、および、記録媒体へ情報を記録する記録信号の品質低下を防止することが可能となる。ここで、閾値電流とは、発光素子が発光(発振)を開始する電流値のことである。
なお、本実施の形態においては、光情報記録再生装置として、光磁気ディスク記録再生装置を例に挙げて具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、発光素子を用いてパルス発光させる光情報記録再生装置に適用することができる。
図1は、本実施の形態に係る光ディスク記録再生装置(光情報記録再生装置)の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態に係る光ディスク記録再生装置1は、電流源2、スイッチ回路3、半導体レーザ(発光素子)4、光検出器(光検出手段)5、電流電圧変換回路6、差動増幅器7、再生モード基準電圧源8、記録モード基準電圧源9、切替スイッチ10、ローパスフィルタ11、駆動電流制御回路(電流制御手段)12、アナログ/デジタル変換回路13、発光素子制御装置14、ゲート回路15、およびメモリ16を有している。
電流源2は、本実施の形態における光磁気ディスク記録再生装置1の発光素子を駆動するための電流を出力するものである。電流源2から出力された駆動電流によって、例えば、半導体レーザが駆動されるようになっている。スイッチ回路は、電流源から出力された駆動電流を半導体レーザ4に供給するか否かを切り替えるものである。
半導体レーザ4は、光情報記録媒体である光磁気ディスク(図示せず)への情報の記録、または光磁気ディスクに記録された情報の再生(以下、単に「光磁気ディスクの記録/再生」と記載する)を行うためのレーザ光を出射するものである。半導体レーザ4は、電流源2から供給された駆動電流の値に応じた光量のレーザ光を発光するようになっている。
光検出器5は、半導体レーザ4から出射されたレーザ光の光量を検出するものである。光検出器5は、検出した光量に応じた電流信号S1を出力するようになっている。電流電圧変換回路6は、光検出器5から出力された電流信号S1を入力し、電圧信号S2に変換するものである。電流電圧変換回路6は、電圧信号S2を差動増幅器7へと出力するようになっている。
差動増幅器7は2つの入力端子を有している。一方の入力端子は、電流電圧変換回路6から出力された電圧信号S2を入力する端子であり、他方の入力端子は、後述する切替スイッチ10を介して再生モード基準電圧源8または記録モード基準電圧源9から出力された基準電圧信号S3を入力する端子である。差動増幅器7は、これらの異なる入力端子より入力した各電圧信号S2・S3の差を演算増幅し、その演算増幅した信号をローパスフィルタ11に出力するようになっている。
再生モード基準電圧源8は、光磁気ディスクを再生する際の基準電圧信号S3を出力するものであり、記録モード基準電圧源9は、光磁気ディスクに情報を記録する際の基準電圧信号S3を出力するものである。この基準電圧信号S3は、光磁気ディスクを再生または記録する際の基準となる駆動電流を示す信号であり、半導体レーザ4から出射されるレーザ光の光量が予め設定された値となるようにするための信号である。
切替スイッチ10は、差動増幅器7に接続する基準電圧源を、再生モード基準電圧源8または記録モード基準電圧源9のいずれかに切り替えるものである。切替スイッチ10による切り替えは、後述するコントローラ17から出力されるモード信号S7に応じて行われるようになっている。
ローパスフィルタ11は、差動増幅器7から出力された信号の高周波成分を取り除くものである。これにより、後述するフィードバック制御を安定にするとともに、光磁気ディスク記録再生装置1に備えられたいずれかの回路に発生するサージ等の急激な変動によって半導体レーザ4が劣化することを防止することができる。
駆動電流制御回路12は、ローパスフィルタ11から出力された信号に応じて、駆動電流制御信号S4を出力するものである。駆動電流制御信号S4は、電流源2の出力電流を制御するための信号であり、ローパスフィルタ11から出力された信号に対して、ゲイン調整やオフセット調整等を施すことにより生成され、電流源2およびアナログ/デジタル変換回路13に対して出力される。アナログ/デジタル変換回路13は、駆動電流制御回路12より入力した駆動電流制御信号S4をデジタル信号に変換し、発光素子制御装置14に出力するものである。
発光素子制御装置14は、半導体レーザ4が出射する光の光量を制御するものであり、コントローラ(閾値検出手段)17、パルス生成回路(パルス生成手段)18、デューティ調整回路(パルス幅調整手段)19を備えている。
コントローラ17は、アナログ/デジタル変換回路13から出力された駆動電流制御信号S5を入力し、これに基づいてデューティ調整回路19へデューティ調整信号S6を出力するようになっている。また、コントローラ17は、ゲート回路15および切替スイッチ10に対して、光磁気ディスクに記録された情報を再生する再生モードまたは光磁気ディスクに情報を記録する記録モードに設定するモード信号S7を出力するようになっている。デューティ調整信号S6とは、パルス生成回路18から出力された変調パルス信号S8のパルス幅を調整するための信号である。
パルス生成回路18は、光磁気ディスク上にグルーブの蛇行として記録された信号(ウォブル信号)からPLLを用いてデータクロック信号を生成し出力するものである。パルス生成回路18から出力される変調パルス信号S8の周波数は、記録データのチャネル周波数と同じである。また、磁気ヘッド(図示せず)を駆動する記録データ信号に同期し、特定の位相を持つように調整されたパルス信号である。
デューティ調整回路19は、パルス生成回路18から出力された変調パルス信号S8のパルス幅を調整するものである。デューティ調整回路19にてパルス幅を調整された変調パルス信号S9は、ゲート回路15に対して出力される。デューティとは、作動時間とそれに続く休止時間との和に対する作動時間の比を示すものであり、デューティ調整回路19にて変調パルス信号S8のパルス幅を調整することによって、デューティが調整された変調パルス信号S9となる。
ゲート回路15は2つの端子を有している。一方の端子は、デューティ調整回路19から出力された変調パルス信号S9を入力する端子であり、他方の端子は、コントローラ17から出力されたモード信号S7を入力する端子である。ゲート回路15は、モード信号S7および変調パルス信号S9に基づいて、スイッチ回路3を切り替えるゲート信号を出力するようになっている。
メモリ16は、駆動電流制御信号S5の値に対する、デューティ調整信号S6の値を予め計測した結果を格納するものである。
上記構成を有する光磁気ディスク記録再生装置1を用いて、光磁気ディスクの記録/再生を行う際に、半導体レーザ4から出射されるレーザ光の光量を制御する方法について説明する。
コントローラ17から出力されるモード信号S7には、再生モードと記録モードとがある。本実施の形態においては、モード信号が「H」レベルの場合には記録モードとなり、「L」レベルの場合には再生モードとなる。これらのモード信号S7は、切替スイッチ10およびゲート回路15へ入力される。
切替スイッチ10は、入力したモード信号に基づいてスイッチを切り替え、再生モード基準電圧源8または記録モード基準電圧源9のいずれかと接続する。すなわち、入力したモード信号が「L」レベルの場合には、再生モード基準電圧源8と接続し、「H」レベルの場合には、記録モード基準電圧源9と接続する。
一方、ゲート回路15は、入力したモード信号S7および変調パルス信号S9に基づいてゲート信号を出力する。ゲート回路15は、モード信号S7が「L」レベルの場合には、変調パルス信号S9にかかわらずスイッチ回路3に「L」レベルのゲート信号を出力する。また、モード信号S7が「H」レベルの場合には、ゲート回路15は、変調パルス信号S9に応じて「H」レベルのゲート信号または「L」レベルのゲート信号をスイッチ回路に出力する。
従って、再生モードの場合(モード信号が「L」レベルの場合)には、変調パルス信号S9には関係なく、ゲート回路15から出力されるゲート信号が「L」レベルに固定され、スイッチ回路3は常にオン状態となる。また、切替スイッチ10は再生モード基準電圧源8に接続されており、半導体レーザ4は、基準電圧信号S3に基づいて制御された駆動電流に対応する光量のレーザ光を出射する。すなわち、再生モードでは、半導体レーザ4は直流発光する。
一方、記録モードの場合(モード信号が「H」レベルの場合)には、ゲート回路15から出力されるゲート信号は、変調パルス信号S9に応じて「H」レベルまたは「L」レベルとなる。ゲート回路15の出力が「L」レベルの場合、スイッチ回路3はオン状態となり、電流源1から出力される駆動電流が半導体レーザ4に流れる。ゲート回路15の出力が「H」レベルの場合、スイッチ回路3はオフ状態となり、半導体レーザ4に駆動電流は流れない。すなわち、半導体レーザ4は、変調パルス信号S9に応じてパルス発光する。
上記のように、スイッチ回路3がオン状態の場合に、電流源1から出力された駆動電流はスイッチ回路3を介して半導体レーザ4に入力される。半導体レーザ4は、駆動電流の入力によって駆動し、この入力した駆動電流の値に応じた光量のレーザ光を出射する。
半導体レーザ4から出射されたレーザ光は、光磁気ディスクに照射され、一部のレーザ光は光検出器5に入射する。これにより、光磁気ディスクの記録/再生が行われるとともに、光検出器5にて半導体レーザ4から出射されたレーザ光の光量が検出される。
光検出器5は、検出した光量に応じた電流信号S1を出力し、この電流信号S1は電流電圧変換回路6に入力される。電流電圧変換回路6は、入力した電流信号S1を電圧信号S2に変換し、差動増幅器7へ出力する。出力された電圧信号S2は差動増幅器7の一方の入力端子に入力される。差動増幅器7の他方の入力端子には、モード信号S7が再生モードの場合には、切替スイッチ10を介して再生モード基準電圧源8が接続されており、再生モードに対応する基準電圧信号S3が入力される。また、モード信号S7が記録モードの場合には、差動増幅器7の他方の入力端子には、記録モード基準電圧源9が接続されており、記録モードに対応する基準電圧信号S3が入力される。差動増幅回路7にて、電流電圧変換回路6から出力された電圧信号S2と、モード信号S7に応じた基準電圧信号S3との差が演算増幅され、この演算増幅された信号がローパスフィルタ11に出力される。
ローパスフィルタ11は、入力した信号の高周波成分を取り除いた後に、駆動電流制御回路12へと出力する。駆動電流制御回路12は、入力した信号に対してゲイン調整やオフセット調整等を施し、基準電圧源から出力された基準電圧信号S3の値と、電流電圧変換回路6から出力された電圧信号S2の値とが等しくなるように制御する駆動電流制御信号S4を生成する。そして、駆動電流制御回路12は、駆動電流制御信号S4を電流源1に出力(フィードバック)するとともに、アナログ/デジタル変換回路13に出力する。電流源1は、フィードバックされた駆動電流制御信号S4に応じた駆動電流を出力する。なお、電流源1に駆動電流制御信号S4をフィードバックする一連の制御を、フィードバック制御と称する。
ここで、半導体レーザ4の閾値電流が変化する場合に、半導体レーザ4から出射されるレーザ光の光量を制御する方法について、図2に基づきより具体的に説明する。図2は、半導体レーザ4の出射光量と駆動電流との関係(I−P曲線)を示すグラフである。
図2に示すように、半導体レーザ4の閾値電流をIthaとすると、半導体レーザ4に供給された駆動電流がI1の場合には、半導体レーザ4は出射光量P1で発光する。しかしながら、温度変化等によって閾値電流がIthbに変化した場合には、半導体レーザ4に供給される駆動電流I1によって半導体レーザ4が発光する出射光量はP2に減少してしまう。
この場合、検出した光量に対応する電圧信号S2と基準電圧信号S3との差が大きくなる。このため、これら信号の値を等しくするために駆動電流制御信号S4の値を上昇させる。これにより、駆動電流制御信号S4を入力した電流源1は、出力する駆動電流がI2の値となるように制御される。半導体レーザ4は、駆動電流I2にて駆動されるため、出射光量P1で発光することとなり、出射光量が制御されることとなる。
再生モードにて半導体レーザ4が直流発光する場合、その出射光量が再生モード基準電圧源8にて設定された光量となるように、駆動電流が制御される。なお、再生モード時における半導体レーザ4の出射光量は、数mW程度の比較的低い光量である。
また、図2は、駆動電流が直流駆動されている場合、すなわち再生モードにおけるグラフであるが、記録モードにおいてパルス駆動されている場合であっても、同様にして出射光量を制御することができる。
記録モードにて半導体レーザ4がパルス発光する場合に、変調パルス信号S9の周波数は、数MHzから数十MHzの比較的高い周波数であるため、パルス発光による検出信号は平滑化される。このため、電流電圧変換回路6から出力される電圧信号S2は、パルス発光された光の平均光量を示すものになる。よって、その平均光量が記録モード基準電圧源9で設定された光量となるように駆動電流が制御される。
なお、記録モード時には、レーザ光により光磁気ディスクの記録膜をキューリ温度付近まで上昇させることによって、その保磁力を低下させて情報を記録するようになっている。このため、半導体レーザ4から出射されるレーザ光の光量のピーク値を高くする必要がある。具体的には、数十mWの出射光量であることが好ましい。
以上のようにして、記録モード、再生モードのいずれの場合であっても、半導体レーザ4の出射光量を検出し、この検出結果に基づく電圧信号S2と基準電圧信号S3とを比較して駆動電流制御信号S4を生成し、それを電流源1にフィードバックすることによって半導体レーザ4の出射光量を制御することができる。これにより、半導体レーザ4の閾値電流が変化する場合であっても、半導体レーザ4から出射されるレーザ光の光量を常に所定の値に保持することができる。
なお、本実施の形態においては、上記のように半導体レーザ4の光量を制御することによって出射光量の変化を抑制することに加えて、半導体レーザ4の出射時間を制御している。すなわち、パルス発光のデューティをも制御している。これにより、半導体レーザ4の閾値電流が変化する場合であっても、半導体レーザ4から出射されるレーザ光の光量を制御することができるとともに、レーザ光の光量を制御することができる。
上記制御は、コントローラ17にて閾値電流の変化を検出し、検出結果に基づきデューティ調整回路19にて、パルス生成回路18から出力された変調パルス信号S8のデューティを調整することにより行われる。以下、図2および図3に基づいて具体的に説明する。
図3(a)は、デューティ調整回路19から出力される変調パルス信号S9の波形を示しており、横軸が時間、縦軸が電圧値である。図3(b)は、図3(a)における駆動電流のパルス波形を示しており、横軸が時間、縦軸が駆動電流量である。図3(c)は、図3(a)における半導体レーザ4のパルス発光の波形を示しており、横軸が時間、縦軸が出射光量である。
アナログ/デジタル変換回路13は、駆動電流制御回路12から入力した駆動電流制御信号S4をデジタル信号に変換し、コントローラ17に出力する。コントローラ17は、入力した駆動電流制御信号S5の電圧値の変化によって、半導体レーザ4の閾値電流の変化を検出することができる。
すなわち、図2に示すように、閾値電流の値が変化する場合であっても、光検出器5にて半導体レーザ4から出射されたレーザ光の光量を検出し、検出結果に基づく電圧信号S2の値と基準電圧信号S3の値とを比較することによって生成された駆動電流制御信号S4に基づいて閾値電流の変化を検出することができる。
図2に示すような再生モードの場合のみならず、記録モードにおいてパルス駆動されている場合であっても、駆動電流制御信号S4の電圧値の変化によって、半導体レーザ4の閾値電流の変化を検出することができるのは同様である。
また、コントローラ17は、検出した閾値電流の変化に応じて変調パルス信号S8のパルス幅を調整するためのデューティ調整信号S6をデューティ調整回路19に出力する。半導体レーザ4の閾値電流を示す駆動電流制御信号S5の値と、コントローラ17から送られるべきデューティ調整信号S6の値との関係は、予め計測され、コントローラ17に接続されたメモリ16に格納されている。コントローラ17は、記録モードに先立って、あるいは、記録モード中に、アナログ/デジタル変換回路13から出力された駆動電流制御信号S5を入力し、メモリ16に格納された値と比較することで、パルス発光のデューティを所定の値に保つための制御値を選び、デューティ調整信号S6を生成してデューティ調整回路19に出力する。
デューティ調整回路19は、コントローラ17から出力されたデューティ調整信号S6を入力すると、パルス生成回路18から出力された変調パルス信号S8のパルス幅を調整し、所定のパルス幅を有する変調パルス信号S9を出力する。これにより、半導体レーザ4から出射されるレーザ光の出射時間を調整することができる。すなわち、変調パルス信号S8のデューティが調整され、その結果、半導体レーザ4から出射されるレーザ光のデューティを調整することができる。変調パルス信号S8のデューティ調整は、例えば、半導体レーザ4から出射されるパルス発光のデューティが50%となるように調整される。
具体的には、図3(a)〜(c)に示すように、半導体レーザ4の閾値電流がIthaの場合、実線で示す変調パルス信号S9のパルス幅をWaとすると、半導体レーザ4から出射されるパルス発光のデューティは50%となる。一方、半導体レーザ4の閾値電流がIthbに変化した場合には、破線で示すように、駆動電流制御信号S4の電流源1へのフィードバックによって駆動電流が上昇するとともに、コントローラ17からのデューティ調整信号S6に基づいて、デューティ調整回路19にて変調パルス信号S8のパルス幅がWbに調整される。
この結果、半導体レーザ4から出射されるパルス発光のデューティが50%に保たれることになり、レーザ光の出射光量を所定の値に制御することが可能となり、レーザ光の光量の変動を抑制することができる。
以上のように、半導体レーザ4の閾値電流が変化する場合であっても、半導体レーザ4から出射されるレーザ光の光量を検出し、この検出結果に基づく電圧信号S2と基準電圧信号S3とを比較して駆動電圧制御信号S4を生成することによって、レーザ光から出射されるレーザ光の出射光量を所定の値となるように制御することができる。さらに、駆動電圧制御信号S4に基づいて半導体レーザ4の閾値電流を検出することが可能となり、変調パルス信号S8のパルス幅を調整することで、パルス発光のデューティを所定の値となるように制御することができる。これにより、出射光量のピーク値(最大出射光量)を所定の値に制御することができ、常に所望の光量にてレーザ光を出射することが可能となる。従って、光磁気ディスクの記録/再生を高精度にて行うことができる。
なお、光磁気ディスク装置等の光情報記録再生装置では、一般に、半導体レーザの帰還光によるノイズを抑制するために、駆動電流に数百MHzの高周波電流を重畳するといった、いわゆる高周波重畳が行われている。本実施の形態では説明を簡略化するために高周波重畳については省略しているものの、本発明は、高周波重畳を行う場合においても同様にして適用することができるものである。
さらに、変調パルス信号のデューティ調整とともに、情報データにより記録磁界を変調する磁界変調データと、レーザ光のパルス発光との位相を調整すれば、磁界変調データとレーザ光のパルス発光とのタイミングのずれをも抑制することができる。
なお、本実施の形態においては、光磁気ディスクに記録/再生する光情報記録再生装置について説明したが、本発明は、光磁気ディスクに情報を記録する光情報記録装置にも適用することができる。
〔実施の形態2〕
本発明の第2の実施の形態について図4および図5に基づいて説明する。本実施の形態は、発光素子制御装置を用いて発光素子から出射される光の出射光量のピーク値(最大出射光量)を制御することで、発光素子から出射されるレーザ光が所定の光量となるように制御するものである。これにより、発光素子の閾値電流が変化する場合であっても、記録媒体の再生精度の低下、および記録媒体へ情報を記録する記録信号の品質低下を防止することが可能となる。
なお、本実施の形態においても、光情報記録再生装置として、光磁気ディスク記録再生装置を例に挙げて具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、発光素子を用いてパルス発光させる光情報記録再生装置に適用することができる。
図4は、本実施の形態に係る光ディスク記録再生装置(光情報記録再生装置)20の概略構成を示すブロック図である。図4に示すように、本実施の形態に係る光磁気ディスク記録再生装置20は、図1に示す光磁気ディスク記録再生装置1と比較して、発光素子制御装置の構成が異なるのみで、他の構成については同様である。
本実施の形態における発光素子制御装置21は、パルス生成回路(パルス生成手段)18、コントローラ(光量調整手段)22を備えている。パルス生成回路18は、上記実施の形態1と同様である。コントローラ22は、再生モードまたは記録モードのモード信号S7を出力する他に、記録モード基準電圧源9に対して電圧調整信号S10を出力するようになっている。電圧調整信号S10は、半導体レーザ4の閾値電流の変化に基づいて、記録モード基準電圧源9から出力される基準電圧信号S3を調整するための信号である。
記録モードにおいて、半導体レーザ4から出射される光量を制御する方法について図5に基づいて説明する。図5(a)は、変調パルス信号S8の波形を示しており、横軸が時間、縦軸が電圧値である。図5(b)は、図5(a)における駆動電流のパルス波形を示しており、横軸が時間、縦軸が駆動電流量である。図5(c)は、図5(a)における半導体レーザ4のパルス発光の波形を示しており、横軸が時間、縦軸が出射光量である。
図5(b)に示すように、半導体レーザ4の閾値電流をIthaとすると、実線で示す変調パルス信号S8のパルス幅がWaの場合、半導体レーザ4から出射されるパルス発光のデューティは50%となる。また、半導体レーザ4の出射光量は、その平均値がPaであり、ピーク値がPpである。パルス発光のデューティが50%であるため、ピーク光量Ppは、平均光量Paの2倍となる。
半導体レーザ4の閾値電流がIthbに変化した場合には、破線で示すように、駆動電流制御信号S4の電流源1へのフィードバック(フィードバック制御)によって駆動電流が上昇する。ただし、変調パルス信号S8のパルス幅は調整されないため、半導体レーザ4から出射されるパルス発光のデューティは50%よりも小さくなる。このため、フィードバック制御によって平均出射光量が所定光量Paに制御されると、ピーク光量Ppbは、所定のピーク光量Ppよりも高い値となってしまう。
そこで、コントローラ22から出力される電圧調整信号S10の値を変更して、記録モード基準電圧源9から出力される記録モードに対応する基準電圧信号S3の調整が行われる。調整は、例えば、記録モード基準電圧源9がアナログ/デジタル変換器で構成されている場合、デジタル信号である電圧調整信号S10を入力し、その値に応じて、アナログ電圧信号を出力することによって行われる。この結果、半導体レーザ4から出射されるパルス発光のピーク光量の値が所定の値Ppに保たれることになる。
ここで、半導体レーザ4の閾値電流を示す駆動電流制御信号S5に対する、コントローラ22から送られるべき電圧調整信号S10の値は、予め計測され、コントローラ22に接続されたメモリ16に格納されている。コントローラ22は、記録モードに先立って、あるいは、記録モード中に、アナログ/デジタル変換回路13から出力される駆動電流制御信号S5を入力して閾値電流を検出し、メモリ16に格納された値と比較することにより、パルス発光のピーク光量を所定の値Ppに保つための制御値を選び、電圧調整信号S10を生成して記録モード基準電圧源9に出力する。
なお、本実施の形態における光磁気ディスク記録再生装置20は、変調パルス信号S8のデューティを調整する構成ではないため、半導体レーザ4の閾値電流の変化に伴って、パルス発光のデューティは変化する。しかしながら、パルス発光のピーク光量を所定の値Ppに保つため、記録信号の品質低下を抑制することができる。これは、パルス発光のピーク光量を所定の値Ppに保つために平均光量Paは変化するものの、光磁気ディスクの情報記録品質を決めるのは主にピーク光量であり、平均光量Paの変化による影響は小さいためである。
また、本実施の形態における光磁気ディスク記録再生装置20は、数ns単位で変調パルス信号S8のデューティを制御するデューティ調整回路が不要となるため、光磁気ディスク記録再生装置を構成する回路を大幅に簡略化することが可能となる。
なお、本発明は、上記高周波重畳を行う場合においても同様にして適用することができる。また、本発明は、光磁気ディスクに情報を記録する光情報記録装置にも適用することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
以上のように、本発明にかかる発光素子制御装置を用いることによって、得られる光情報記録再生装置は、信頼性の高い記録および再生を行うことができる。また、本発明にかかる発光素子制御装置は、小型化、高密度化、高速化、低消費電力化された光情報記録再生装置として特に好適に用いることができる。
従って、本発明は、単に、光情報記録再生装置を製造する産業分野のみならず、発光素子を製造する産業分野や、光情報記録再生装置に関する他の各種電子・電気部品を製造する産業分野に好適に用いることができる。
本発明の実施の一形態における光磁気ディスク記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の一形態における、出射光量と駆動電流との関係を示すグラフである。 図3(a)は、デューティ調整回路から出力される変調パルス信号の波形を示す図であり、図3(b)は、駆動電流のパルス波形を示す図であり、図3(c)は、半導体レーザのパルス発光の波形を示す図である。 本発明の他の実施の形態における光磁気ディスク記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施の形態における、出射光量と駆動電流との関係を示すグラフである。 従来の光情報記録再生装置における、出射光量と駆動電流との関係を示すグラフである。 図7(a)は、従来の半導体レーザ駆動電流のパルス波形を示す図であり、図7(b)は、従来の半導体レーザのパルス発光の波形を示す図である。
符号の説明
1 光磁気ディスク記録再生装置(光情報記録再生装置)
4 半導体レーザ(発光素子)
5 光検出器(光検出手段)
12 駆動電流制御回路(電流制御手段)
14 発光素子制御装置
17 コントローラ(閾値検出手段)
18 パルス生成回路(パルス生成手段)
19 デューティ調整回路(パルス幅調整手段)
20 光磁気ディスク記録再生装置(光情報記録再生装置)
21 発光素子制御装置
22 コントローラ(光量調整手段)

Claims (10)

  1. パルス信号を生成するパルス生成手段を備え、該パルス信号を用いて発光素子に供給する電流をパルス変調させ、発光素子をパルス発光させる発光素子制御装置であって、
    上記発光素子の発光開始電流値である閾値電流を検出する閾値検出手段と、
    上記閾値検出手段の検出結果に基づいて、パルス信号のパルス幅を調整するパルス幅調整手段とを備えていることを特徴とする発光素子制御装置。
  2. 上記閾値検出手段は、パルス信号のパルス幅を調整するためのパルス幅調整信号を出力するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の発光素子制御装置。
  3. 上記パルス幅調整手段は、発光素子のパルス発光のデューティが50%となるようにパルス幅を調整するようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の発光素子制御装置。
  4. パルス信号を生成するパルス生成手段を備え、該パルス信号を用いて発光素子に供給する電流をパルス変調させ、発光素子をパルス発光させる発光素子制御装置であって、
    上記発光素子の発光開始電流値である閾値電流を検出するとともに、該検出結果に基づいて、発光素子の最大出射光量を調整する光量調整信号を出力する光量調整手段を備えていることを特徴とする発光素子制御装置。
  5. 上記光量調整手段は、発光素子の最大出射光量を一定の値に調整するようになっていることを特徴とする請求項4に記載の発光素子制御装置。
  6. 電流が供給されることにより光を出射する発光素子と、該電流をパルス変調させるパルス信号を生成するパルス生成手段とを備え、該発光素子は、記録媒体に情報を記録する際に、パルス光を出射するようになっている光情報記録再生装置であって、
    上記発光素子から出射された光の光量を検出する光検出手段と、
    上記光検出手段の検出結果に基づいて、電流の値を制御する電流制御信号を出力する電流制御手段と、
    上記電流制御信号に基づいて、発光素子の発光開始電流値である閾値電流を検出する閾値検出手段と、
    上記閾値検出手段の検出結果に基づいて、パルス信号のパルス幅を調整するパルス幅調整手段とを備えていることを特徴とする光情報記録再生装置。
  7. 上記閾値検出手段は、パルス信号のパルス幅を調整するためのパルス幅調整信号を出力するようになっていることを特徴とする請求項6に記載の光情報記録再生装置。
  8. 上記パルス幅調整手段は、発光素子のパルス発光のデューティが50%となるようにパルス幅を調整するようになっていることを特徴とする請求項6または7に記載の光情報記録再生装置。
  9. 電流が供給されることにより光を出射する発光素子と、該電流をパルス変調させるパルス信号を生成するパルス生成手段とを備え、該発光素子は、記録媒体に情報を記録する際に、パルス光を出射するようになっている光情報記録再生装置であって、
    上記発光素子から出射された光の光量を検出する光検出手段と、
    上記光検出手段の検出結果に基づいて、電流の値を制御する電流制御信号を出力する電流制御手段と、
    上記電流制御信号に基づいて、発光素子の発光開始電流値である閾値電流を検出するとともに、該検出結果に基づいて、発光素子の最大出射光量を調整する光量調整信号を出力する光量調整手段とを備えていることを特徴とする光情報記録再生装置。
  10. 上記光量調整手段は、発光素子の最大出射光量を一定の値に調整するようになっていることを特徴とする請求項9に記載の光情報記録再生装置。
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