JP2005182890A - 光学記録媒体、及びこれを用いた記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】光記録層に対して記録、再生を行うレーザー光と共通のレーザー光を用いて記録可能なレーベル記録層を有する光学記録媒体を提供する。
【解決手段】支持基板11の主面に光記録層12を有し、この光記録層12上に、中間層13を介して、レーベル記録層14が形成されてなり、このレーベル記録層14には、少なくとも、熱により発・消色する可逆性感熱発色性組成物と、光を吸収して発熱する光−熱変換材料とが含有されているものとした光学記録媒体10を提供する。
【選択図】図6
【解決手段】支持基板11の主面に光記録層12を有し、この光記録層12上に、中間層13を介して、レーベル記録層14が形成されてなり、このレーベル記録層14には、少なくとも、熱により発・消色する可逆性感熱発色性組成物と、光を吸収して発熱する光−熱変換材料とが含有されているものとした光学記録媒体10を提供する。
【選択図】図6
Description
本発明は、光記録層とは別途に、画像、タイトル等の各種情報を記録するためのレーベル記録層を具備する光学記録媒体、及びこれを用いた記録方法に関わる。
近年、CD−R、DVD+R、DVD−R等、各種光学メディアの普及により、大容量データのバックアップ、あるいは音楽、映像の記録等、多岐に亘りその用途が拡大しつつある。さらには、CD−RW、DVD−RW、 DVD+RW、 DVD−RAM等、書き換え可能なメディア及びこれらを用いた記録方式が提案され、実用化されている。
ところで、上記CD−RやDVD−Rのように、一度記録した情報を半永久的に保存するタイプの記録媒体においては、例えば、記録情報に対応したタイトル、インデックス、画像等を付すときには、従来においては、ユーザーがレーベル面に直接ペンで書き込んだり、インクジェット方式、熱転写方式等の手法により印刷したり、別途に用意したラベルシールを貼りつけたりしていた。
しかしながら、CD−RW、DVD−RW、DVD+RW、DVD−RW等のような、書き換え可能なメディアの場合には、上述したような方法で、一度画像や文字等を印字してしまうと、それを書き換えることはできないため、上記各種メディアに記録した情報に変更があった場合には、新たに、ラベルシールを貼り替えたり、書き直したりしなければならない。
ラベルシールを貼り替える際には、剥がしたラベルシールの残りが光ディスク表面に付着したり、光記録面を傷付けたりするおそれがあり、また、美観を損なうおそれがある。
ラベルシールを貼り替える際には、剥がしたラベルシールの残りが光ディスク表面に付着したり、光記録面を傷付けたりするおそれがあり、また、美観を損なうおそれがある。
ところで、熱により可逆的に情報の記録や消去を行うことができる、いわゆる感熱記録媒体が、各種プリペイドカード、ポイントカード、クレジットカード、ICカード等の普及に伴い、残額や各種情報等の可視化、可読化の用途や、さらには、複写機やプリンターの用途においても実用化されつつある。
上記のような、いわゆる感熱記録媒体に関しては、ロイコ染料タイプ、すなわち樹脂母材中に電子供与性呈色性化合物であるロイコ染料と、顕・減色剤とが分散された構成を有する記録媒体、及びこれを用い、赤外レーザー光を照射することにより記録を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1〜4参照。)。
また、このような感熱記録媒体に対して、サーマルヘッドを用いて記録を行う方法についての提案もなされている(例えば、特許文献5参照。)。
しかしながら、これらの方法は、書き込み用の装置が大型かつ高価であるため、一般のユーザーレベルにおいては、極めて利便性に欠けるという実用上の問題を有している。
また、このような感熱記録媒体に対して、サーマルヘッドを用いて記録を行う方法についての提案もなされている(例えば、特許文献5参照。)。
しかしながら、これらの方法は、書き込み用の装置が大型かつ高価であるため、一般のユーザーレベルにおいては、極めて利便性に欠けるという実用上の問題を有している。
一方において、レーザー光を照射すると、分解、もしくは変質するレーベル記録層に対して、任意の情報を記録する方式に関しての提案もなされている(例えば、特許文献6参照。)。
しかしながら、この方法は不可逆的な反応を利用しているため、一度情報を記録すると、消去できないという問題を有している。
しかしながら、この方法は不可逆的な反応を利用しているため、一度情報を記録すると、消去できないという問題を有している。
上述したように、所望の画像やタイトル等の文字を繰り返し書き換え可能なレーベル記録層を具備する光学記録媒体への要望は大きくなりつつあるが、一般的なユーザーレベルにおいても気軽に利用可能な、低コスト、かつ実用上の利便性の高い記録媒体、及びこれを用いた記録方法についての開示はなされていない。
そこで、本発明においては、上述したような、従来の問題点に鑑みて、安定な発・消色性を有し、明瞭なコントラストを実現可能で、さらには、一般的ユーザーレベルにおいて簡易に利用可能な、レーベル記録層を有する光学記録媒体、及びこれを用いた記録方法を提供することとした。
本発明においては、支持基板の一主面に光記録層を有し、この光記録層上に、中間層を介して、レーベル記録層が形成されてなり、このレーベル記録層には、少なくとも、熱により、可逆的に発・消色する可逆性感熱発色性組成物と、光を吸収して発熱する光−熱変換材料とが含有されている光学記録媒体を提供する。
本発明の記録方法は、少なくとも、集光系とレーザー光源とを具備する光ピックアップ、記録光学系、記録機構を有する光記録装置を用いて記録を行うものであり、支持基板の主面に光記録層、中間層、レーベル記録層が形成され、レーベル記録層には、少なくとも、熱により可逆的に発・消色する可逆性感熱発色性組成物と、光を吸収して発熱する光−熱変換材料とが含有されている構成の光学記録媒体のレーベル記録層形成面を光ピックアップから出射されるレーザー光の入射側に対向するようにセットし、650nm近傍、あるいは785nm近傍の波長のレーザー光を、レーベル記録層の面に対して相対的に移動させながら照射し、前記レーベル記録層を、発色状態と消色状態の二状態に可逆的に変化させるものである。
本発明によれば、例えばCD記録波長帯(785nm付近)、もしくはDVD記録波長帯(650nm付近)のようなレーベル記録層の光吸収帯に応じた波長を有するレーザー光を照射することにより、任意の画像やタイトル等の文字の繰り返し記録を行うことが可能な光学記録媒体が提供された。
また、本発明によれば、光学記録媒体の光記録層を損傷したり、あるいは美観を損ねたりすることなく、レーベル記録層を発色状態と消色状態の二状態に可逆的に変化させて記録と消去とを繰り返し行うことができるようになり、機能上の情報記録を行い光学記録媒体の利便性を向上させたり、個々の好みにおいて外見上の美観の向上を図ったりすることが可能になった。
また、本発明の記録方法によれば、従来汎用されているCD用の記録再生装置やDVD用の記録再生装置を用いてレーベル記録層に所望の記録を行ったり、またこれを消去して繰り返し記録を行ったりすることが可能となり、別途にレーベル記録層用の記録装置を用意する煩わしさが解消され、極めて簡易かつ低コストでレーベル層に対する記録及び/又は消去を行うことが可能となった。
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図面を参照して説明するが、本発明は、以下の例に限定されるものではない。
本発明の光学記録媒体10は、図1に示すように、支持基板11上に光記録層12を有し、中間層13を介して、可逆性感熱発色性組成物を含有するレーベル記録層14が形成された構成を有している。
以下、各構成要素について詳細に説明する。
以下、各構成要素について詳細に説明する。
支持基板11は、耐熱性に優れ、照射レーザー光に対する透明性が高く、かつ平面方向の寸法安定性の高い材料により形成されているものとし、従来公知の各種光ディスク用の基板材料であるポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂等を適用することができ、例えば射出成形によって作製することができる。
光記録層12は、従来公知のROM型の記録層や、その他色素系記録層、光磁気記録層、相変化記録層等の各種記録層をいずれも適用でき、実用化されているCD−R、DVD+R、DVD−R等のライト・ワンス型のメディアや、CD−RW、DVD−RW、DVD+RW、DVD−RAM等の繰り返し書き換え可能なメディアのように、所定の波長のレーザー光を照射することにより、信号の記録、再生を行う機能を有しているものとする。
具体的に、ROM型の記録媒体においては、微細凹凸上に金属反射層が形成された構成を有し、CD−R、DVD+R、DVD−R等に適用されている色素系記録層においては、微細な案内溝が形成された支持基板11上に、記録用の色素層と金属反射層が積層形成された構成を有し、また、CD−RW、DVD+RW、DVD−RW、DVD−RAM等に適用されている相変化型記録層においては、微細な案内溝が形成された支持基板11上に、誘電体層、記録用相変化材料層、誘電体層、及び金属反射層が積層形成された構成を有している。
具体的に、ROM型の記録媒体においては、微細凹凸上に金属反射層が形成された構成を有し、CD−R、DVD+R、DVD−R等に適用されている色素系記録層においては、微細な案内溝が形成された支持基板11上に、記録用の色素層と金属反射層が積層形成された構成を有し、また、CD−RW、DVD+RW、DVD−RW、DVD−RAM等に適用されている相変化型記録層においては、微細な案内溝が形成された支持基板11上に、誘電体層、記録用相変化材料層、誘電体層、及び金属反射層が積層形成された構成を有している。
中間層13は、最終的に目的とする光学記録媒体10の態様に応じて、各種形態に形成する。
例えば、光記録層12と、後述するレーベル記録層14との間の密着性を向上させる接着層としたり、光記録層12の保護層としたりする場合には、例えばアクリル系やメタクリル系モノマーを中心とした紫外線硬化樹脂を用いて形成することができる。
また、DVDのような貼り合せ型の光学記録媒体とするときには、図2に示すように、中間層13は、膜厚を適切に制御した支持基板11と同様の材料よりなる薄型の第2の支持基板15であるものとする。
例えば、光記録層12と、後述するレーベル記録層14との間の密着性を向上させる接着層としたり、光記録層12の保護層としたりする場合には、例えばアクリル系やメタクリル系モノマーを中心とした紫外線硬化樹脂を用いて形成することができる。
また、DVDのような貼り合せ型の光学記録媒体とするときには、図2に示すように、中間層13は、膜厚を適切に制御した支持基板11と同様の材料よりなる薄型の第2の支持基板15であるものとする。
レーベル記録層14には、少なくとも、熱により可逆的に安定して発色状態と消色状態とを制御し得る可逆性感熱発色性組成物、光を吸収して発熱する光−熱変換材料、及び樹脂バインダーが含有されているものとする。
可逆性感熱発色性組成物は、少なくとも、電子供与性を有する呈色性化合物と、電子受容性を有する顕・減色剤とにより構成されている。
電子供与性を有する呈色性化合物としては、例えば、ロイコ染料を適用でき、具体的には既存の感熱紙用染料を用いることができる。
色相は自由に選択可能であり、黒、青、赤等の色相として視認性を高めたり、緑、桃、紫色等を選択することによりデザイン性を高めたりすることができる。
電子受容性を有する顕・減色剤としては、公知の長鎖アルキル基を有する有機酸(特開平5−124360号公報、特開平7−108761号公報、特開平7−188294号公報、特開2001−105733号公報、特開2001−113829号公報等に記載)等を適用することができる。
なお、記録感度を高めるためには、顕・減色剤の融点は低い方が好ましい。
また、顕・減色剤の分子構造における、例えば長鎖アルキル基、酸性度、官能基数等を制御することにより、発色状態を維持せしめ、レーベル記録層14が不可逆な発色を行うように設計することができる。この場合、例えばCD−RやDVD−Rのような、書き換え不可のメディアに好適である。
電子供与性を有する呈色性化合物としては、例えば、ロイコ染料を適用でき、具体的には既存の感熱紙用染料を用いることができる。
色相は自由に選択可能であり、黒、青、赤等の色相として視認性を高めたり、緑、桃、紫色等を選択することによりデザイン性を高めたりすることができる。
電子受容性を有する顕・減色剤としては、公知の長鎖アルキル基を有する有機酸(特開平5−124360号公報、特開平7−108761号公報、特開平7−188294号公報、特開2001−105733号公報、特開2001−113829号公報等に記載)等を適用することができる。
なお、記録感度を高めるためには、顕・減色剤の融点は低い方が好ましい。
また、顕・減色剤の分子構造における、例えば長鎖アルキル基、酸性度、官能基数等を制御することにより、発色状態を維持せしめ、レーベル記録層14が不可逆な発色を行うように設計することができる。この場合、例えばCD−RやDVD−Rのような、書き換え不可のメディアに好適である。
光−熱変換材料としては、CDの記録波長帯である785nm近傍の光、あるいはDVDの記録波長帯である650nm近傍の光に吸収を有する色素を用いることができる。
なお、良好な視認性を得るために、650nm近傍、あるいは785nm近傍の波長の光に対する吸収に比して、可視域の光に対する吸収が小さく、モル吸光係数の大きい材料が好ましく、具体的には、シアニン系色素、フタロシアニン系色素、有機金属錯体系色素、ジイモニウム塩系色素、アミニウム塩系色素、イミニウム塩系色素、金属薄膜、水酸化アルミニウム、リン酸銅等が挙げられる。
なお、良好な視認性を得るために、650nm近傍、あるいは785nm近傍の波長の光に対する吸収に比して、可視域の光に対する吸収が小さく、モル吸光係数の大きい材料が好ましく、具体的には、シアニン系色素、フタロシアニン系色素、有機金属錯体系色素、ジイモニウム塩系色素、アミニウム塩系色素、イミニウム塩系色素、金属薄膜、水酸化アルミニウム、リン酸銅等が挙げられる。
なお、レーベル記録層14に、必要に応じて増感剤を加えてもよい。増感剤としては、例えばステアリン酸アマイド、p−ベンジルビフェニル、p−アセトトルイジド、2−ベンジルオキシナフタレン、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、パラフィンワックス、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等が挙げられる。
また、レーベル記録層14には、必要に応じて、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定化剤、防腐剤等の各種添加剤を加えてもよい。
また、レーベル記録層14には、必要に応じて、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定化剤、防腐剤等の各種添加剤を加えてもよい。
レーベル記録層14形成用の樹脂バインダーとしては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチルセルロース、ポリスチレン、スチレン系共重合体、フェノキシ樹脂、ポリエステル、芳香族ポリエステル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、アクリル酸系共重合体、マレイン酸系重合体、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デンプン等が挙げられる。
次に、レーベル記録層14の構成態様について説明する。
第1の構成態様としては、図3に示すように、レーベル記録層14中に、呈色性化合物20、顕・減色剤21よりなる可逆性感熱発色性組成物30と、光−熱変換材料22とが混合された状態となされているものとする。
図3に示したような態様の場合、レーベル記録層14は、上述した呈色性化合物20、顕・減色剤21等よりなる可逆性感熱発色性組成物30、シアニン色素等よりなる光−熱変換材料22、及び各種添加剤を、樹脂バインダー、有機溶媒、あるいは水等を用いて混合、溶解して作製した塗料を、塗布することにより形成することができる。
第1の構成態様としては、図3に示すように、レーベル記録層14中に、呈色性化合物20、顕・減色剤21よりなる可逆性感熱発色性組成物30と、光−熱変換材料22とが混合された状態となされているものとする。
図3に示したような態様の場合、レーベル記録層14は、上述した呈色性化合物20、顕・減色剤21等よりなる可逆性感熱発色性組成物30、シアニン色素等よりなる光−熱変換材料22、及び各種添加剤を、樹脂バインダー、有機溶媒、あるいは水等を用いて混合、溶解して作製した塗料を、塗布することにより形成することができる。
第2の構成態様としては、図4、図5に示すように、一のレーベル記録層14において、光−熱変換材料22が、可逆性感熱発色性組成物30と、分離・独立した状態となされているものとする。
例えば、図4においては、可逆性感熱発色性組成物30を含有する発色層24と、光−熱変換材料、樹脂バインダー、各種添加剤よりなる光−熱変換組成物23を含有する光−熱変換層25とが、分離・独立して積層された構成を有しているものとする。
この場合、可逆性感熱発色性組成物30等を樹脂バインダーに含有させた塗料、及び光
−熱変換材料22等を樹脂バインダーに含有させた光−熱変換組成物23よりなる塗料をそれぞれ所定の溶媒を用いて調整し、これらを所望の位置に塗布することにより、積層構造のレーベル記録層14を成膜する。
また、光−熱変換層25は、樹脂バインダーを用いず、所定の溶媒に光−熱変換材料22を溶解、あるいは分散させたものを所望の位置に塗布し、溶媒を揮発させることにより形成することもできる。
また、図5に示すように、可逆性感熱発色性組成物30、光−熱変換組成物23の、いずれか一方をマイクロカプセルに封入したり、あるいは互いに相溶性を有さない樹脂バインダーを用いたりすることにより、一のレーベル記録層中において互いの境界27を形成して、双方が分離・独立した状態となるようにしてもよい。
例えば、図4においては、可逆性感熱発色性組成物30を含有する発色層24と、光−熱変換材料、樹脂バインダー、各種添加剤よりなる光−熱変換組成物23を含有する光−熱変換層25とが、分離・独立して積層された構成を有しているものとする。
この場合、可逆性感熱発色性組成物30等を樹脂バインダーに含有させた塗料、及び光
−熱変換材料22等を樹脂バインダーに含有させた光−熱変換組成物23よりなる塗料をそれぞれ所定の溶媒を用いて調整し、これらを所望の位置に塗布することにより、積層構造のレーベル記録層14を成膜する。
また、光−熱変換層25は、樹脂バインダーを用いず、所定の溶媒に光−熱変換材料22を溶解、あるいは分散させたものを所望の位置に塗布し、溶媒を揮発させることにより形成することもできる。
また、図5に示すように、可逆性感熱発色性組成物30、光−熱変換組成物23の、いずれか一方をマイクロカプセルに封入したり、あるいは互いに相溶性を有さない樹脂バインダーを用いたりすることにより、一のレーベル記録層中において互いの境界27を形成して、双方が分離・独立した状態となるようにしてもよい。
レーベル記録層14の膜厚は、1〜20μmが好ましく、特に2〜10μmがより好ましい。膜厚が薄すぎると充分な濃度の発色が得られず、厚すぎると熱容量が大きくなり、発・消色性が低下したり、レーベル記録層14の透明性が低下して視認性を著しく劣化したりするためである。
なお、レーベル記録層14上には、必要に応じて、各種機能層や、保護層(図示せず)を形成してもよい。
保護層は、従来公知の紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂を用いて形成することができ、膜厚は0.1〜20μm、さらに好ましくは0.5〜5μm程度とすることが望ましい。膜厚が薄すぎると充分な保護効果が得られず、厚すぎると伝熱しにくくなるという不都合が生じるためである。
保護層は、従来公知の紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂を用いて形成することができ、膜厚は0.1〜20μm、さらに好ましくは0.5〜5μm程度とすることが望ましい。膜厚が薄すぎると充分な保護効果が得られず、厚すぎると伝熱しにくくなるという不都合が生じるためである。
次に、本発明の光学記録媒体10のレーベル記録層14に対する記録方法について説明する。
なお、光学記録媒体10は、ディスク状形状を有しているものとする。
この例においては、集光系とレーザー光源とを具備する光ピックアップ、記録光学系、記録機構を有し、光学記録媒体10の光記録層12に対して記録、再生を行う記録再生装置を用いるものとする。
この記録再生装置の光ディスク配置部に、図6に示すように、光学記録媒体10のレーベル記録層14面側を光ピックアップから出射されるレーザー光の入射側に対向するように設置する。すなわち、光記録層12に対して記録又は再生操作を行っていたときと、光学記録媒体10の面を反転させた状態とする。
そして、レーザー光源、光学系、記録機構を利用して、光学記録媒体10のレーベル記録層にレーザー光Lを照射する。なお、レーベル記録層14に含有されている光−熱変換材料22の吸収特性に応じて、CD記録波長帯(785nm近傍)、もしくはDVD記録波長帯(650nm近傍)のレーザー光を選定する。
例えば、CD記録波長帯に吸収を持つ光−熱変換材料を用いたレーベル層14を記録する場合には、波長785nm近傍のレーザー光を、可逆性感熱発色性組成物が発色温度に達する程度のエネルギーで照射し、光−熱変換材料を発熱させて、呈色化合物と顕・減色剤との間の発色反応を起こさせ、発色させる。
光学記録媒体10を回転させながら、光ピックアップを、光学記録媒体10の半径方向に相対的に移動させることにより、光学記録媒体10の任意の位置にレーザー光Lを照射する。このとき、記録する画像に応じて、レーザー光Lの強度を変調することによって、任意の画像を記録することが可能となる。
また、光記録層12に記録を行う際に光学記録媒体10の変位に合わせて焦点位置を制御する機構を同様に用いて、レーベル記録層14の位置にレーザー光の焦点を合わせることができ、面内で均一な記録を再現できる。
なお、光学記録媒体10は、ディスク状形状を有しているものとする。
この例においては、集光系とレーザー光源とを具備する光ピックアップ、記録光学系、記録機構を有し、光学記録媒体10の光記録層12に対して記録、再生を行う記録再生装置を用いるものとする。
この記録再生装置の光ディスク配置部に、図6に示すように、光学記録媒体10のレーベル記録層14面側を光ピックアップから出射されるレーザー光の入射側に対向するように設置する。すなわち、光記録層12に対して記録又は再生操作を行っていたときと、光学記録媒体10の面を反転させた状態とする。
そして、レーザー光源、光学系、記録機構を利用して、光学記録媒体10のレーベル記録層にレーザー光Lを照射する。なお、レーベル記録層14に含有されている光−熱変換材料22の吸収特性に応じて、CD記録波長帯(785nm近傍)、もしくはDVD記録波長帯(650nm近傍)のレーザー光を選定する。
例えば、CD記録波長帯に吸収を持つ光−熱変換材料を用いたレーベル層14を記録する場合には、波長785nm近傍のレーザー光を、可逆性感熱発色性組成物が発色温度に達する程度のエネルギーで照射し、光−熱変換材料を発熱させて、呈色化合物と顕・減色剤との間の発色反応を起こさせ、発色させる。
光学記録媒体10を回転させながら、光ピックアップを、光学記録媒体10の半径方向に相対的に移動させることにより、光学記録媒体10の任意の位置にレーザー光Lを照射する。このとき、記録する画像に応じて、レーザー光Lの強度を変調することによって、任意の画像を記録することが可能となる。
また、光記録層12に記録を行う際に光学記録媒体10の変位に合わせて焦点位置を制御する機構を同様に用いて、レーベル記録層14の位置にレーザー光の焦点を合わせることができ、面内で均一な記録を再現できる。
本発明の光学記録媒体10の要部であるレーベル記録層14について具体的な実施例を挙げて説明するが、本発明は以下に示す例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
この例において、光学記録媒体10のレーベル記録層14は、図3に示すように、呈色性化合物(ロイコ染料)、顕・減色剤、及び光−熱変換材料が混合された状態で樹脂中に含有されてなる構成を有しているものとする。
支持基板11としては、厚さ1.2mmのポリカーボネート基板を用いた。
続いて、下記材料をワイヤーバーで塗布し、110℃にて5分間加熱乾燥処理を施し、レーベル記録層14を膜厚4μmに形成した。
この例において、光学記録媒体10のレーベル記録層14は、図3に示すように、呈色性化合物(ロイコ染料)、顕・減色剤、及び光−熱変換材料が混合された状態で樹脂中に含有されてなる構成を有しているものとする。
支持基板11としては、厚さ1.2mmのポリカーボネート基板を用いた。
続いて、下記材料をワイヤーバーで塗布し、110℃にて5分間加熱乾燥処理を施し、レーベル記録層14を膜厚4μmに形成した。
(可逆性感熱発色性組成物)
ロイコ染料(下記化学式(1)に示す物質):2重量部
ロイコ染料(下記化学式(1)に示す物質):2重量部
顕・減色剤(下記化学式(2)に示す物質):4重量部
塩化ビニル酢酸ビニル共重合体:5重量部
(塩化ビニル90%、酢酸ビニル10%、平均分子量(M.W.)115000)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
(光−熱変換材料)
シアニン系赤外吸収色素:0.2重量部
(American Source Inc社製、ADS775MP、記録層中での吸収波長ピーク:785nm)
(塩化ビニル90%、酢酸ビニル10%、平均分子量(M.W.)115000)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
(光−熱変換材料)
シアニン系赤外吸収色素:0.2重量部
(American Source Inc社製、ADS775MP、記録層中での吸収波長ピーク:785nm)
上記のようにして成膜したレーベル記録層上に、紫外線硬化性樹脂を用いて膜厚約2μmの保護層を形成した。
〔実施例2〕
この例において、レーベル記録層14は、図5に示すように、光−熱変換材料22を、可逆性感熱発色性組成物30を構成する樹脂と相溶しない樹脂に含有させ、光−熱変換組成物23として、分離・独立させた構成とした。
支持基板11としては、厚さ1.2mmのポリカーボネート基板を用いた。
続いて、支持基板上に、下記可逆性感熱発色性組成物30、及び光−熱変換組成物23を含有する塗料をワイヤーバーで塗布し、110℃にて5分間加熱乾燥処理を施し、レーベル記録層14を膜厚4μmに成膜した。
この例において、レーベル記録層14は、図5に示すように、光−熱変換材料22を、可逆性感熱発色性組成物30を構成する樹脂と相溶しない樹脂に含有させ、光−熱変換組成物23として、分離・独立させた構成とした。
支持基板11としては、厚さ1.2mmのポリカーボネート基板を用いた。
続いて、支持基板上に、下記可逆性感熱発色性組成物30、及び光−熱変換組成物23を含有する塗料をワイヤーバーで塗布し、110℃にて5分間加熱乾燥処理を施し、レーベル記録層14を膜厚4μmに成膜した。
(可逆性感熱発色性組成物)
ロイコ染料(下記化学式(1)に示す物質):2重量部
ロイコ染料(下記化学式(1)に示す物質):2重量部
顕・減色剤(下記化学式(2)に示す物質):4重量部
塩化ビニル酢酸ビニル共重合体:5重量部
(塩化ビニル90%、酢酸ビニル10%、平均分子量(M.W.)115000)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
(塩化ビニル90%、酢酸ビニル10%、平均分子量(M.W.)115000)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
(光−熱変換組成物)
シアニン系赤外吸収色素:0.2重量部
(American Source Inc社製、ADS775MP、記録層中での吸収波長ピーク:785nm)
塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体:5重量部
(塩化ビニル91%、酢酸ビニル3%、ビニルアルコール6%)
イソシアネート化号物:1重量部
(日本ポリウレタン社製、コロネートL)
テトロヒドラフラン(THF):91重量部
上記材料を混合し、48時間、80℃のオーブンに保存し、充分に熱硬化させ、ボールミルにより平均粒径1μmに粉砕したものを用いた。
シアニン系赤外吸収色素:0.2重量部
(American Source Inc社製、ADS775MP、記録層中での吸収波長ピーク:785nm)
塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体:5重量部
(塩化ビニル91%、酢酸ビニル3%、ビニルアルコール6%)
イソシアネート化号物:1重量部
(日本ポリウレタン社製、コロネートL)
テトロヒドラフラン(THF):91重量部
上記材料を混合し、48時間、80℃のオーブンに保存し、充分に熱硬化させ、ボールミルにより平均粒径1μmに粉砕したものを用いた。
上記のようにして成膜したレーベル記録層上に、紫外線硬化性樹脂を用いて膜厚約2μmの保護層を形成した。
〔実施例3〕
この例において、レーベル記録層14は、図4に示すように、光−熱変換材料22を含有する光−熱変換層25と、ロイコ染料及び顕・減色剤を含有する発色層24とが積層された構成を有するものとした。
支持基板11としては、厚さ1.2mmのポリカーボネート基板を用いた。
光−熱変換層25は、支持基板11上に下記に示す光−熱変換組成物よりなる塗料をスピンコートし厚さ2μmに形成し、発色層24は、光−熱変換層25上に下記に示す可逆性感熱発色性組成物よりなる塗料をワイヤーバーで塗布して膜厚4μmに形成し、
110℃にて5分間加熱乾燥処理を施すことによりレーベル記録層14とした。
この例において、レーベル記録層14は、図4に示すように、光−熱変換材料22を含有する光−熱変換層25と、ロイコ染料及び顕・減色剤を含有する発色層24とが積層された構成を有するものとした。
支持基板11としては、厚さ1.2mmのポリカーボネート基板を用いた。
光−熱変換層25は、支持基板11上に下記に示す光−熱変換組成物よりなる塗料をスピンコートし厚さ2μmに形成し、発色層24は、光−熱変換層25上に下記に示す可逆性感熱発色性組成物よりなる塗料をワイヤーバーで塗布して膜厚4μmに形成し、
110℃にて5分間加熱乾燥処理を施すことによりレーベル記録層14とした。
(可逆性感熱発色性組成物)
ロイコ染料(下記化学式(1)に示す物質):2重量部
ロイコ染料(下記化学式(1)に示す物質):2重量部
顕・減色剤(下記化学式(2)に示す物質):4重量部
塩化ビニル酢酸ビニル共重合体:5重量部
(塩化ビニル90%、酢酸ビニル10%、平均分子量(M.W.)115000)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
(塩化ビニル90%、酢酸ビニル10%、平均分子量(M.W.)115000)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
(光−熱変換組成物)
フタロシアニン系赤外吸収色素:0.8重量部
(山本化成社製、D99−038、記録層中での吸収波長ピーク:770nm)
フタロシアニン系赤外吸収色素:0.8重量部
(山本化成社製、D99−038、記録層中での吸収波長ピーク:770nm)
上記のようにして成膜したレーベル記録層上に、紫外線硬化性樹脂を用いて膜厚約2μmの保護層を形成した。
〔実施例4〕
実施例1において用いたロイコ染料を、下記化学式(3)に示す化合物に変更した。
その他の条件は実施例1と同様とし、サンプルを作製した。
実施例1において用いたロイコ染料を、下記化学式(3)に示す化合物に変更した。
その他の条件は実施例1と同様とし、サンプルを作製した。
〔実施例5〕
実施例1において用いたシアニン系赤外吸収色素を、下記化学式(4)に示す化合物に変更した。
その他の条件は実施例1と同様とし、サンプルを作製した。
実施例1において用いたシアニン系赤外吸収色素を、下記化学式(4)に示す化合物に変更した。
その他の条件は実施例1と同様とし、サンプルを作製した。
〔実施例6〕
実施例1において用いたシアニン系赤外吸収色素を、下記化学式(5)に示す化合物に変更した。
その他の条件は実施例1と同様とし、サンプルを作製した。
実施例1において用いたシアニン系赤外吸収色素を、下記化学式(5)に示す化合物に変更した。
その他の条件は実施例1と同様とし、サンプルを作製した。
〔実施例7〕
実施例1において用いたシアニン系赤外吸収色素を、山陽色素社製 Fe−Phthalocyanineに変更した。
その他の条件は実施例1と同様とし、サンプルを作製した。
実施例1において用いたシアニン系赤外吸収色素を、山陽色素社製 Fe−Phthalocyanineに変更した。
その他の条件は実施例1と同様とし、サンプルを作製した。
〔実施例8〕
支持基板11として、厚さ0.6mmのポリカーボネート基板を二枚用い、図2に示すような構成の貼り合わせ型の光学記録媒体を作製した。
その他の条件は実施例1と同様とし、サンプルを作製した。すなわち、図2に示すように第2の支持基板15上に、レーベル記録層14が形成された構成とする。
支持基板11として、厚さ0.6mmのポリカーボネート基板を二枚用い、図2に示すような構成の貼り合わせ型の光学記録媒体を作製した。
その他の条件は実施例1と同様とし、サンプルを作製した。すなわち、図2に示すように第2の支持基板15上に、レーベル記録層14が形成された構成とする。
上述のようにして作製した実施例1〜8のサンプル光学記録媒体について、下記に示すように反射濃度、消去特性、及び繰り返し特性についての評価を行った。
(反射濃度評価)
実施例1〜8の光学記録媒体を600rpmで回転させながら、レーベル記録層面の半径55mmの位置に、光ディスク用の記録再生装置を用いて、実施例1〜7については波長785nm、パワー20mWのレーザー光を、実施例8については650nm、20mWのレーザー光を、それぞれ半径方向に40μm/sの速度で移動させながら照射し、記録を行った。
このときのレーベル記録層面でのレーザースポットサイズは約3μmであった。
このようにして記録した画像の、反射濃度(O.D.)をマクベス濃度計によって測定した。
実施例1〜8の光学記録媒体を600rpmで回転させながら、レーベル記録層面の半径55mmの位置に、光ディスク用の記録再生装置を用いて、実施例1〜7については波長785nm、パワー20mWのレーザー光を、実施例8については650nm、20mWのレーザー光を、それぞれ半径方向に40μm/sの速度で移動させながら照射し、記録を行った。
このときのレーベル記録層面でのレーザースポットサイズは約3μmであった。
このようにして記録した画像の、反射濃度(O.D.)をマクベス濃度計によって測定した。
(消去特性評価)
実施例1〜8の光学記録媒体を600rpmで回転させながら、レーベル記録層面の半径55mmの位置に、光ディスク用の記録再生装置を用いて、実施例1〜7については波長785nm、パワー20mWのレーザー光を、実施例8については650nm、20mWのレーザー光を、半径方向に速度40μm/sの速度で移動させながら照射し、記録を行った。
その後、各サンプルに、120℃のホットスタンプを1秒押し当てて記録を消去し、マクベス濃度計により測定した。
実施例1〜8の光学記録媒体を600rpmで回転させながら、レーベル記録層面の半径55mmの位置に、光ディスク用の記録再生装置を用いて、実施例1〜7については波長785nm、パワー20mWのレーザー光を、実施例8については650nm、20mWのレーザー光を、半径方向に速度40μm/sの速度で移動させながら照射し、記録を行った。
その後、各サンプルに、120℃のホットスタンプを1秒押し当てて記録を消去し、マクベス濃度計により測定した。
(繰り返し特性評価)
実施例1〜8の光学記録媒体を600rpmで回転させながら、レーベル記録層面の半径55mmの位置に、光ディスク用の記録再生装置を用いて、実施例1〜7については波長785nm、パワー20mWのレーザー光を、実施例8については650nm、20mWのレーザー光を、それぞれ半径方向に40μm/sの速度で移動させながら照射し、記録を行った。その後、各サンプルに、120℃のホットスタンプを1秒押し当てて記録を消去した。
上記記録と消去とを、同じ位置で100回繰り返して行い、その後、記録した画像をマクベス濃度計により測定した。
実施例1〜8の光学記録媒体を600rpmで回転させながら、レーベル記録層面の半径55mmの位置に、光ディスク用の記録再生装置を用いて、実施例1〜7については波長785nm、パワー20mWのレーザー光を、実施例8については650nm、20mWのレーザー光を、それぞれ半径方向に40μm/sの速度で移動させながら照射し、記録を行った。その後、各サンプルに、120℃のホットスタンプを1秒押し当てて記録を消去した。
上記記録と消去とを、同じ位置で100回繰り返して行い、その後、記録した画像をマクベス濃度計により測定した。
〔評価結果〕
上記実施例1〜8の光学記録媒体について、各評価を行った結果を下記表1に示す。
上記実施例1〜8の光学記録媒体について、各評価を行った結果を下記表1に示す。
表1に示すように、実施例1〜8のいずれにおいても、記録画像は、充分に高い反射濃度が得られ、照射レーザー光を効率良く熱に変換し、発色させていることが分かった。
また、消去後の反射濃度は低く、レーベル記録層は極めて優れた消去特性を有していることがわかった。
また、表1に示すように、実施例1〜8のいずれにおいても、記録と消去とを100回繰り返して行った後に、各レーベル記録層の顕著な劣化は見られず、各レーベル記録層が実用上充分な耐久性、記録安定性を有していることが確認された。
また、消去後の反射濃度は低く、レーベル記録層は極めて優れた消去特性を有していることがわかった。
また、表1に示すように、実施例1〜8のいずれにおいても、記録と消去とを100回繰り返して行った後に、各レーベル記録層の顕著な劣化は見られず、各レーベル記録層が実用上充分な耐久性、記録安定性を有していることが確認された。
上述したことから明らかなように、本発明の光学記録媒体を構成するレーベル記録層は、安定な発消色、高精細さ、コントラストを有し、かつ日常生活においても実用上問題のない画像安定性を発揮できることが分かった。
また、CD記録波長帯、あるいはDVD記録波長帯のレーザー光を照射することにより、レーベル記録層に視認情報が記録可能なため、CDあるいはDVDへのデータ記録と共通の記録再生装置を用い、同様のプロセスにより、簡便に任意画像、タイトル等の記録が可能であることが確認された。
また、CD記録波長帯、あるいはDVD記録波長帯のレーザー光を照射することにより、レーベル記録層に視認情報が記録可能なため、CDあるいはDVDへのデータ記録と共通の記録再生装置を用い、同様のプロセスにより、簡便に任意画像、タイトル等の記録が可能であることが確認された。
10……光学記録媒体、11……支持基板、12……光記録層、13……中間層、14……レーベル記録層、15……第2の支持基板、20……呈色性化合物、21……顕・減色剤、22……光−熱変換材料、23……光−熱変換組成物、24……発色層、25……光−熱変換層、27……マイクロカプセルまたは異樹脂間の境界、30……可逆性感熱発色性組成物
Claims (11)
- 支持基板の一主面に光記録層を有する光学記録媒体であって、
前記光記録層上に、中間層を介して、レーベル記録層が形成されてなり、
前記レーベル記録層には、少なくとも、熱により、可逆的に発・消色する可逆性感熱発色性組成物と、光を吸収して発熱する光−熱変換材料とが含有されてなることを特徴とする光学記録媒体。 - 前記可逆性感熱発色性組成物には、少なくとも、電子供与性を有する呈色性化合物と、電子受容性を有する顕・減色剤とが含有されてなり、
前記電子供与性を有する呈色性化合物と、前記電子受容性を有する顕色剤との間の可逆的反応により、
前記レーベル記録層を、発色状態と消色状態の二状態に可逆的に変化するようになされていることを特徴とする請求項1に記載の光学記録媒体。 - 前記レーベル記録層中において、
前記可逆性感熱発色性組成物と、前記光−熱変換材料とが混合された状態となされていることを特徴とする請求項1に記載の光学記録媒体。 - 前記レーベル記録層中において、
少なくとも前記光−熱変換材料が樹脂バインダーに含有されてなる光−熱変換組成物が、前記可逆性感熱発色性組成物と、分離・独立した状態となされていることを特徴とする請求項1に記載の光学記録媒体。 - 前記光−熱変換組成物を構成する樹脂バインダーが、その周囲に存するレーベル記録層中の樹脂バインダーと相溶せず、前記光−熱変換組成物が、前記可逆性感熱発色性組成物と、分離・独立した状態となされていることを特徴とする請求項4に記載の光学記録媒体。
- 前記レーベル記録層は、
少なくとも前記可逆性感熱発色性組成物を含有する発色層と、
少なくとも前記光−熱変換材料を含有する光−熱変換層とが、
分離・独立して積層されてなる構成を有していることを特徴とする請求項1に記載の光学記録媒体。 - 前記レーベル記録層が、前記光−熱変換材料によって、785nm近傍の波長帯の光に吸収を持つようになされていることを特徴とする請求項1に記載の光学記録媒体。
- 前記レーベル記録層が、前記光−熱変換材料によって、650nm近傍の波長帯の光に吸収を持つようになされていることを特徴とする請求項1に記載の光学記録媒体。
- 支持基板の主面に光記録層を有し、当該光記録層上に、中間層を介して、レーベル記録層が形成されてなり、前記レーベル記録層には、少なくとも、熱により可逆的に発・消色する可逆性感熱発色性組成物と、785nm近傍の波長帯の光に吸収を持つ光−熱変換材料とが含有されている光学記録媒体を用いて、
785nm近傍の波長のレーザー光を照射することにより、前記レーベル記録層を、発色状態と消色状態の二状態に可逆的に変化させることを特徴とする記録方法。 - 支持基板の主面に光記録層を有し、前記光記録層上に、中間層を介して、レーベル記録層が形成されてなり、前記レーベル記録層には、少なくとも、熱により可逆的に発・消色する可逆性感熱発色性組成物と、650nm近傍の波長帯の光に吸収を持つ光−熱変換材料とが含有されている光学記録媒体を用いて、
650nm近傍の波長のレーザー光を照射することにより、前記レーベル記録層を、発色状態と消色状態の二状態に可逆的に変化させることを特徴とする記録方法。 - 少なくとも、集光系とレーザー光源とを具備する光ピックアップ、記録光学系、記録機構よりなる光記録装置を用いて、
支持基板の主面に光記録層を有し、当該光記録層上に、中間層を介して、レーベル記録層が形成されてなり、前記レーベル記録層には、少なくとも、熱により可逆的に発・消色する可逆性感熱発色性組成物と、光−熱変換材料とが含有されている光学記録媒体の、前記光学記録媒体のレーベル記録層形成面を、前記光ピックアップから出射されるレーザー光の入射側に対向するようにセットし、
前記レーザー光を、前記光学記録媒体に対して相対的に移動させながら、記録を行う画像に対応した強度で照射し、前記レーベル記録層に記録を行うことを特徴とする記録方法。
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|---|---|---|---|
| JP2003420581A JP2005182890A (ja) | 2003-12-18 | 2003-12-18 | 光学記録媒体、及びこれを用いた記録方法 |
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|---|---|---|---|
| JP2003420581A JP2005182890A (ja) | 2003-12-18 | 2003-12-18 | 光学記録媒体、及びこれを用いた記録方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005182890A true JP2005182890A (ja) | 2005-07-07 |
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|---|---|
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR100789862B1 (ko) * | 2006-02-08 | 2007-12-28 | 도시바삼성스토리지테크놀러지코리아 주식회사 | 광디스크와 광디스크용 라벨 인쇄 장치 및 광디스크의 라벨인쇄 방법 |
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-
2003
- 2003-12-18 JP JP2003420581A patent/JP2005182890A/ja active Pending
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