JP2005179311A - ゼリー状睡眠薬製剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】 水なしで容易に内服可能で、かつ、内服時の、ジフェンヒドラミン(塩)などの睡眠薬による舌への刺激感が抑制された、服用性のよい睡眠薬組成物を提供すること。
【解決手段】 ジフェンヒドラミン及び/又はその塩0.1〜5質量%と、ゲル化剤とを含有することを特徴とするゼリー状睡眠薬製剤。
【選択図】 なし
【解決手段】 ジフェンヒドラミン及び/又はその塩0.1〜5質量%と、ゲル化剤とを含有することを特徴とするゼリー状睡眠薬製剤。
【選択図】 なし
Description
本発明は、ゼリー状睡眠薬製剤に関するものである。
従来、睡眠薬の剤形としては錠剤タイプのものが主流である。例えば、特許文献1には、ジフェンヒドラミンを含有する固形剤を遮光性物質と水溶性高分子を含有する皮膜で被覆した被覆固形催眠製剤が提案されている。特許文献2には、カノコソウとジフェンヒドラミンを含有する錠剤タイプの催眠剤組成物が記載されている。
また、非経口で投与するタイプの睡眠薬も提案されている(例えば、特許文献3,4参照)。
また、非経口で投与するタイプの睡眠薬も提案されている(例えば、特許文献3,4参照)。
一方、近年、経口薬の一形態として、ゼリー状製剤が提案されている(例えば、特許文献5〜7参照)。
特開2003−300872号公報
特開平10−17482号公報
特開2000−355545号公報
特開平11−246397号公報
特開平9−194346号公報
特開平9−187233号公報
特開平10−236983号公報
しかし、錠剤などの固形製剤は、服用のために水が必要となる。また、睡眠薬、特にジフェンヒドラミンやその塩により、服用時に舌に不快な刺激を感じるという問題がある。さらに、就寝姿勢で服用することが困難であり、一度起きあがって服用しなければならないという不便さもある。
水なしで服用できる剤形として、チュアブル錠や口腔内崩壊錠、あるいは液剤が考えられる。しかし、チュアブル錠や口腔内崩壊錠は、就寝姿勢で錠剤を口に入れると、誤って飲み込んでしまい、喉に不快な異物感を感じたり、錠剤の大きさによっては窒息などの恐れもある。また、液剤にした場合も、就寝姿勢で服用すると、口からこぼれやすいなどの不都合がある。また、睡眠薬等による舌への不快な刺激も大きい。
また、非経口で投与するタイプの睡眠薬は、有効性の発現に未だ課題がある。
また、これまで、塩酸ジフェンヒドラミンなどの睡眠薬を配合したゼリー状製剤は開示されていない。
水なしで服用できる剤形として、チュアブル錠や口腔内崩壊錠、あるいは液剤が考えられる。しかし、チュアブル錠や口腔内崩壊錠は、就寝姿勢で錠剤を口に入れると、誤って飲み込んでしまい、喉に不快な異物感を感じたり、錠剤の大きさによっては窒息などの恐れもある。また、液剤にした場合も、就寝姿勢で服用すると、口からこぼれやすいなどの不都合がある。また、睡眠薬等による舌への不快な刺激も大きい。
また、非経口で投与するタイプの睡眠薬は、有効性の発現に未だ課題がある。
また、これまで、塩酸ジフェンヒドラミンなどの睡眠薬を配合したゼリー状製剤は開示されていない。
したがって、本発明は、水なしで容易に内服可能で、かつ、内服時の、ジフェンヒドラミン等の睡眠薬による舌への刺激感が抑制された、服用性のよい睡眠薬製剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、特定量のジフェンヒドラミン及び/又はその塩(以下、ジフェンヒドラミン(塩)ということがある)を、ゲル化剤ともに含有させたゼリー状睡眠薬製剤が、水なしでも服用しやすく、服用時の舌に対する刺激感を抑制することができる、服用性のよい睡眠薬製剤であることを見出した。
すなわち、本発明の第1の発明は、ジフェンヒドラミン及び/又はその塩0.1〜5質量%と、ゲル化剤とを含有することを特徴とするゼリー状睡眠薬製剤である。
前記本発明のゼリー状睡眠薬製剤においては、さらに、多価金属塩を含有することが好ましい。
前記本発明のゼリー状睡眠薬製剤においては、さらに、多価アルコールを含有することが好ましい。
前記本発明のゼリー状睡眠薬製剤においては、さらに、有機酸及び/又はその塩と、甘味剤とを含有することが好ましい。
前記本発明のゼリー状睡眠薬製剤においては、pHが4〜6であることが好ましい。
前記本発明のゼリー状睡眠薬製剤においては、ゼリー強度が100〜2000gであることが好ましい。
すなわち、本発明の第1の発明は、ジフェンヒドラミン及び/又はその塩0.1〜5質量%と、ゲル化剤とを含有することを特徴とするゼリー状睡眠薬製剤である。
前記本発明のゼリー状睡眠薬製剤においては、さらに、多価金属塩を含有することが好ましい。
前記本発明のゼリー状睡眠薬製剤においては、さらに、多価アルコールを含有することが好ましい。
前記本発明のゼリー状睡眠薬製剤においては、さらに、有機酸及び/又はその塩と、甘味剤とを含有することが好ましい。
前記本発明のゼリー状睡眠薬製剤においては、pHが4〜6であることが好ましい。
前記本発明のゼリー状睡眠薬製剤においては、ゼリー強度が100〜2000gであることが好ましい。
さらに、本発明者らは、睡眠薬を、ゲル化剤、多価金属塩及び多価アルコールとともに含有させたゼリー状睡眠薬製剤が、睡眠薬による舌への刺激感が抑制され、喉越し感、飲み込みやすさ等に優れており、水なしで容易に内服可能な、服用性のよい睡眠薬製剤であることを見出した。
すなわち、本発明の第2の発明は、睡眠薬と、ゲル化剤と、多価金属塩と、多価アルコールとを含有することを特徴とするゼリー状睡眠薬製剤である。
すなわち、本発明の第2の発明は、睡眠薬と、ゲル化剤と、多価金属塩と、多価アルコールとを含有することを特徴とするゼリー状睡眠薬製剤である。
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、水なしで容易に内服可能で、かつ、内服時の、ジフェンヒドラミン(塩)などの睡眠薬による舌への刺激感が抑制された、服用性のよいものである。また、味、刺激感、飲みこみやすさ、喉越し等についても良好である。
また、本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、錠剤などと比較して服用性が良好であるため、就寝姿勢でも水なしで容易に服用でき、かつその状態でも気管に入りにくい、就寝姿勢のまま服用可能なものである。
また、本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、錠剤などと比較して服用性が良好であるため、就寝姿勢でも水なしで容易に服用でき、かつその状態でも気管に入りにくい、就寝姿勢のまま服用可能なものである。
以下に、本発明のゼリー状睡眠薬製剤をより詳細に説明する。
≪第1の発明のゼリー状睡眠薬製剤≫
<薬効成分>
第1の発明のゼリー状睡眠薬製剤は、薬効成分として、ジフェンヒドラミン(塩)0.1〜5質量%を含有する。
≪第1の発明のゼリー状睡眠薬製剤≫
<薬効成分>
第1の発明のゼリー状睡眠薬製剤は、薬効成分として、ジフェンヒドラミン(塩)0.1〜5質量%を含有する。
ジフェンヒドラミン(塩)としては、ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、サリチル酸ジフェンヒドラミン、タンニン酸ジフェンヒドラミン、ラウリル硫酸ジフェンヒドラミン等が挙げられる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
これらのジフェンヒドラミン(塩)、特にジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、サリチル酸ジフェンヒドラミンは、舌への刺激や苦味が強く、服用時の不快感が強いものである。
本発明においては、これらのジフェンヒドラミン(塩)をゲル化剤とともに含有させ、ゼリー状とすることにより、ジフェンヒドラミン(塩)の刺激感を抑制することができる。これは、ゲルマトリックスによる包接効果と、速やかに塊として飲みこめることによる口腔内滞留時間の短縮効果によると考えられる。
本発明においては、これらのジフェンヒドラミン(塩)をゲル化剤とともに含有させ、ゼリー状とすることにより、ジフェンヒドラミン(塩)の刺激感を抑制することができる。これは、ゲルマトリックスによる包接効果と、速やかに塊として飲みこめることによる口腔内滞留時間の短縮効果によると考えられる。
ゼリー状睡眠薬製剤中、ジフェンヒドラミン(塩)の含有量は、ゼリー状睡眠薬製剤の総質量に対し、0.1〜5質量%である必要があり、0.2〜3質量%が好ましく、0.5〜2質量%がより好ましい。含有量が0.1質量%以上であることにより、薬効を発揮するために摂取する量が適度なものとなり、5質量%以下であることにより、舌への刺激感が充分に抑制される。
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、薬効成分として、ジフェンヒドラミン(塩)以外の睡眠薬を含有してもよい。
ジフェンヒドラミン(塩)以外の睡眠薬としては、アモバルビタール、アルプラゾラム、エスタゾラム、塩酸フルラゼパム、塩酸リルマザホン、オキサゾラム、ガンマーオリザノール、クアゼパム、クエン酸タンドスピロン、クロキサゾラム、クロラゼプ酸ニカリウム、クロルジアゼポキシド、ジアゼパム、トフィパム、トリアゾラム、ニトラゼパム、ブロチゾラム、ロフラゼプ酸エチル、ホップ、カノコソウ、チョウトウコウ、アリルイソプロピルアセチル尿素、ブロムワレリル尿素等が挙げられる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
ジフェンヒドラミン(塩)以外の睡眠薬としては、アモバルビタール、アルプラゾラム、エスタゾラム、塩酸フルラゼパム、塩酸リルマザホン、オキサゾラム、ガンマーオリザノール、クアゼパム、クエン酸タンドスピロン、クロキサゾラム、クロラゼプ酸ニカリウム、クロルジアゼポキシド、ジアゼパム、トフィパム、トリアゾラム、ニトラゼパム、ブロチゾラム、ロフラゼプ酸エチル、ホップ、カノコソウ、チョウトウコウ、アリルイソプロピルアセチル尿素、ブロムワレリル尿素等が挙げられる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
ジフェンヒドラミン(塩)以外の睡眠薬の含有量としては、ジフェンヒドラミン(塩)との合計量が、ゼリー状睡眠薬製剤の総質量に対し、10.0質量%以下となる量が望ましい。すなわち、ゼリー状睡眠薬製剤中の、ジフェンヒドラミン(塩)を含めた睡眠薬の総量が0.1〜10.0質量%となる量が望ましい。より好ましくは0.5〜5.0質量%、さらに好ましくは0.8〜3.0質量%が望ましい。含有量が10質量%以下であることにより、舌への刺激感が充分に抑制される。また、不快な味もマスキングできる。
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、任意の薬効成分として、ビタミン剤等の他の薬剤を含有してもよい。
ビタミン剤としてはビタミンA群、ビタミンB1群、ビタミンB2群、ビタミンB6群、ビタミンB12群、ビタミンC群、ビタミンD群、ビタミンE群、及びニコチン酸アミド等が挙げられる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
ビタミン剤としてはビタミンA群、ビタミンB1群、ビタミンB2群、ビタミンB6群、ビタミンB12群、ビタミンC群、ビタミンD群、ビタミンE群、及びニコチン酸アミド等が挙げられる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
<ゲル化剤>
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、ジフェンヒドラミン(塩)とともに、ゲル化剤を含有する。これにより、水なしで容易に内服可能で、かつ、内服時の、ジフェンヒドラミン(塩)等による舌への刺激感が抑制された、服用性のよいものとなる。
ゲル化剤としては、特に制限はなく、一般的に食品等に使用されているものが使用できる。より具体的には、例えば天然高分子、セルロース類、ポリアクリル酸類等が挙げられる。
天然高分子としては、キサンタンガム、ローカストビーンガム、グアーガム、カラギーナン、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、ジェランガムなどが挙げられる。
セルロース類としては、カルボキシメチルセルロース、カルメロース、カルメロースカリウム、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、結晶セルロース、結晶セルロース・カルメロースナトリウムなどが挙げられる。
ポリアクリル酸類としては、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸部分中和物、ポリアクリル酸ナトリウムなどが挙げられる。
これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、ジフェンヒドラミン(塩)とともに、ゲル化剤を含有する。これにより、水なしで容易に内服可能で、かつ、内服時の、ジフェンヒドラミン(塩)等による舌への刺激感が抑制された、服用性のよいものとなる。
ゲル化剤としては、特に制限はなく、一般的に食品等に使用されているものが使用できる。より具体的には、例えば天然高分子、セルロース類、ポリアクリル酸類等が挙げられる。
天然高分子としては、キサンタンガム、ローカストビーンガム、グアーガム、カラギーナン、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、ジェランガムなどが挙げられる。
セルロース類としては、カルボキシメチルセルロース、カルメロース、カルメロースカリウム、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、結晶セルロース、結晶セルロース・カルメロースナトリウムなどが挙げられる。
ポリアクリル酸類としては、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸部分中和物、ポリアクリル酸ナトリウムなどが挙げられる。
これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
ゼリー状睡眠薬製剤中、ゲル化剤の含有量としては、0.005〜10.0質量%とすることが望ましく、0.01〜5.0質量%がより好ましく、0.1〜3.0質量%がさらに好ましい。0.005質量%よりも少ないと、ゼリー状製剤としての保型性が得られにくく、10.0質量%よりも多いと離水してしまうおそれがある。
<多価金属塩>
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、さらに、多価金属塩を含有することが好ましい。これにより、さらに舌への刺激が低減される。その理由としては、多価金属塩がゲル化促進剤として作用することが考えられ、これを配合することにより薬物のゲルマトリックスへの包接状態が良好となるため、ジフェンヒドラミン(塩)の舌への刺激、苦味が効果的に抑制される。また、弾力性が良好であるため弾力性があり、嚥下しやすく、服用しやすい製剤となる。
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、さらに、多価金属塩を含有することが好ましい。これにより、さらに舌への刺激が低減される。その理由としては、多価金属塩がゲル化促進剤として作用することが考えられ、これを配合することにより薬物のゲルマトリックスへの包接状態が良好となるため、ジフェンヒドラミン(塩)の舌への刺激、苦味が効果的に抑制される。また、弾力性が良好であるため弾力性があり、嚥下しやすく、服用しやすい製剤となる。
多価金属塩としては、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム等の塩、これらの塩が2種以上結合した複塩等が挙げられる。
より具体的には、合成ヒドロタルサイト等のヒドロタルサイト類;水酸化アルミニウム、乳酸アルミニウム、乾燥水酸化アルニミウムゲル、合成珪酸アルミニウム、塩化アルニミウム等のアルミニウム塩;乳酸カルシウム、炭酸カルシウム、珪酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、無水リン酸水素カルシウム、塩化カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸ニ水素カルシウム等のカルシウム塩;乳酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、珪酸アルミン酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミナマグネシウム、水酸化マグネシウム、L−アスパラギン酸マグネシウム、珪酸ナトリウムマグネシウム、合成珪酸ナトリウムマグネシウム等のマグネシウム塩などが挙げられる。
これらのなかでも、アルミニウムを含有する多価金属塩が、架橋による、舌への刺激、苦味等の抑制効果が高いため好ましい。
これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
ゼリー状睡眠薬製剤中、多価金属塩の含有量としては、0.001〜5質量%が好ましく、0.01〜2質量%がより好ましい。含有量がこの範囲内であると、特に良好な硬さのゲルが得られ、服用感に優れている。
より具体的には、合成ヒドロタルサイト等のヒドロタルサイト類;水酸化アルミニウム、乳酸アルミニウム、乾燥水酸化アルニミウムゲル、合成珪酸アルミニウム、塩化アルニミウム等のアルミニウム塩;乳酸カルシウム、炭酸カルシウム、珪酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、無水リン酸水素カルシウム、塩化カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸ニ水素カルシウム等のカルシウム塩;乳酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、珪酸アルミン酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミナマグネシウム、水酸化マグネシウム、L−アスパラギン酸マグネシウム、珪酸ナトリウムマグネシウム、合成珪酸ナトリウムマグネシウム等のマグネシウム塩などが挙げられる。
これらのなかでも、アルミニウムを含有する多価金属塩が、架橋による、舌への刺激、苦味等の抑制効果が高いため好ましい。
これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
ゼリー状睡眠薬製剤中、多価金属塩の含有量としては、0.001〜5質量%が好ましく、0.01〜2質量%がより好ましい。含有量がこの範囲内であると、特に良好な硬さのゲルが得られ、服用感に優れている。
<多価アルコール>
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、さらに、多価アルコールを含有することが好ましい。これにより、非常に喉越しがよい製剤となる。そのため、嚥下しやすく、例えば就寝姿勢での服用がさらに容易になる。特に、上記多価金属塩を配合した場合に多価アルコールを併用すると、睡眠薬による舌への刺激が効果的に抑制され、かつ非常に嚥下しやすくなり、服用性に優れた製剤となる。
多価アルコールとしては、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール等が挙げられる。これらの中でも、味、風味が改善される点で、グリセリン及びプロピレングリコール等がより好ましく、グリセリンが特に好ましい。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
ゼリー状睡眠薬製剤中、多価アルコールの含有量としては、0.5〜15質量%が好ましく、1.0〜10質量%がより好ましい。含有量が0.5質量%以上であると喉越しが良く、15質量%以下であるとべたつきがない。
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、さらに、多価アルコールを含有することが好ましい。これにより、非常に喉越しがよい製剤となる。そのため、嚥下しやすく、例えば就寝姿勢での服用がさらに容易になる。特に、上記多価金属塩を配合した場合に多価アルコールを併用すると、睡眠薬による舌への刺激が効果的に抑制され、かつ非常に嚥下しやすくなり、服用性に優れた製剤となる。
多価アルコールとしては、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール等が挙げられる。これらの中でも、味、風味が改善される点で、グリセリン及びプロピレングリコール等がより好ましく、グリセリンが特に好ましい。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
ゼリー状睡眠薬製剤中、多価アルコールの含有量としては、0.5〜15質量%が好ましく、1.0〜10質量%がより好ましい。含有量が0.5質量%以上であると喉越しが良く、15質量%以下であるとべたつきがない。
<有機酸(塩)及び甘味剤>
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、さらに、有機酸及び/又はその塩(有機酸(塩))と甘味剤とを含有することが好ましい。これにより、ゲル化剤などの基剤に由来する風味や、ジフェンヒドラミン(塩)等の睡眠薬やその他の薬効成分による苦味、刺激感をより良好にマスキングすることができる。これにより、薬効成分の刺激感がより良好にマスキングでされ、苦味も低減される。
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、さらに、有機酸及び/又はその塩(有機酸(塩))と甘味剤とを含有することが好ましい。これにより、ゲル化剤などの基剤に由来する風味や、ジフェンヒドラミン(塩)等の睡眠薬やその他の薬効成分による苦味、刺激感をより良好にマスキングすることができる。これにより、薬効成分の刺激感がより良好にマスキングでされ、苦味も低減される。
有機酸としては、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、アスコルビン酸、コハク酸などが挙げられる。それらの塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩などのアルカリ土類金属塩などが挙げられる。前記のなかではアルカリ金属塩が好ましい。これらの中でも、特にクエン酸とクエン酸ナトリウムを用いることが好ましい。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
ゼリー状睡眠薬製剤中、有機酸(塩)の配合量は、上記マスキング効果のためには0.01質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましい。また、配合量の上限は、5質量%以下が好ましく、2質量%以下がより好ましい。さらに、ゼリー状睡眠薬製剤のpHが4を下回らないよう、有機酸と有機酸塩とを組み合わせて配合することが好ましい。
ゼリー状睡眠薬製剤中、有機酸(塩)の配合量は、上記マスキング効果のためには0.01質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましい。また、配合量の上限は、5質量%以下が好ましく、2質量%以下がより好ましい。さらに、ゼリー状睡眠薬製剤のpHが4を下回らないよう、有機酸と有機酸塩とを組み合わせて配合することが好ましい。
甘味剤としては、精製白糖、アスパルテーム、果糖、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、ブドウ糖、マンニトール、マルトース、トレハロース、パラチノース、粉末還元麦芽糖水飴、オリゴ糖などの糖や糖アルコール;ステビオシド、サッカリンナトリウム、アスセルファムカリウムなどの高甘味度甘味剤などが挙げられる。
これらの中で、高甘味度甘味剤は、少量で高い効果が得られるため好ましい。
また、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、マンニトール、トレハロース等の糖アルコール、特にキシリトール、エリスリトール、マンニトールは、その甘みに冷涼感を伴っており、マスキング効果が高く、好ましい。
これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
ゼリー状睡眠薬製剤中、甘味剤の配合量は5〜50質量%が好ましく、10〜30質量%がより好ましい。
これらの中で、高甘味度甘味剤は、少量で高い効果が得られるため好ましい。
また、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、マンニトール、トレハロース等の糖アルコール、特にキシリトール、エリスリトール、マンニトールは、その甘みに冷涼感を伴っており、マスキング効果が高く、好ましい。
これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
ゼリー状睡眠薬製剤中、甘味剤の配合量は5〜50質量%が好ましく、10〜30質量%がより好ましい。
ゼリー状睡眠薬製剤中、有機酸(塩)と甘味剤との配合比(質量比)は、甘味剤が糖、糖アルコールの場合は、有機酸(塩):甘味剤=1:10〜1:100が好ましく、1:20〜1:50がより好ましい。甘味剤が高甘味度甘味剤の場合は、有機酸(塩):甘味剤=1:0.1〜1:20が好ましく、1:0.5〜1:10がより好ましい。
<他の任意成分>
本発明のゼリー状睡眠薬製剤には、上記の他に、必要に応じて他の任意成分を、本発明の効果を損なわない範囲において適宜配合することができる。
他の任意成分としては、香料、安定剤、防腐剤、抗酸化剤、界面活性剤(ノニオン界面活性剤が好ましい)、色素等を挙げることができる。
香料としては、ストロベリー、ピーチ、アプリコット、アップル、グレープ、パイナップル、スターフルーツなどのフルーツ系香料が好ましい。その他、リモネン、メントールなどのモノテルペン化合物を使用すると、刺激感を緩和させる効果があるので好ましい。
安定剤としては、エデト酸(ゲル化調整剤、薬物安定剤)等が挙げられる。
防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル等が挙げられる。
抗酸化剤としては、BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、アスコルビン酸等が挙げられる。
界面活性剤としては、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ひまし油等が挙げられる。
色素としては、法定色素、天然色素(カロチンなど)が使用できる。
これらの任意成分は、それぞれ、単独又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
本発明のゼリー状睡眠薬製剤には、上記の他に、必要に応じて他の任意成分を、本発明の効果を損なわない範囲において適宜配合することができる。
他の任意成分としては、香料、安定剤、防腐剤、抗酸化剤、界面活性剤(ノニオン界面活性剤が好ましい)、色素等を挙げることができる。
香料としては、ストロベリー、ピーチ、アプリコット、アップル、グレープ、パイナップル、スターフルーツなどのフルーツ系香料が好ましい。その他、リモネン、メントールなどのモノテルペン化合物を使用すると、刺激感を緩和させる効果があるので好ましい。
安定剤としては、エデト酸(ゲル化調整剤、薬物安定剤)等が挙げられる。
防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル等が挙げられる。
抗酸化剤としては、BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、アスコルビン酸等が挙げられる。
界面活性剤としては、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ひまし油等が挙げられる。
色素としては、法定色素、天然色素(カロチンなど)が使用できる。
これらの任意成分は、それぞれ、単独又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
<ゼリー物性>
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、以下の物性を有することが好ましい。
[pH]
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、pHが3.5〜6.5の範囲内であることが好ましく、4〜6であることがより好ましい。pHがこの範囲であると、薬物の刺激感がより良好にマスキングでされ、苦味も低減される。そのため、特に良好な風味、喉越し感の製剤が得られる。また、ジフェンヒドラミン(塩)の安定性も良好である。
pHの調整は、医薬品、食品等の分野において一般的に用いられている方法により行うことができ、例えば、公知のpH調整剤の配合や、上記有機酸と有機酸塩との配合比を調節することにより行うことができる。 なお、ゼリー状睡眠薬製剤のpHは、例えば、接触型のpH測定機で測定することができる。
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、以下の物性を有することが好ましい。
[pH]
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、pHが3.5〜6.5の範囲内であることが好ましく、4〜6であることがより好ましい。pHがこの範囲であると、薬物の刺激感がより良好にマスキングでされ、苦味も低減される。そのため、特に良好な風味、喉越し感の製剤が得られる。また、ジフェンヒドラミン(塩)の安定性も良好である。
pHの調整は、医薬品、食品等の分野において一般的に用いられている方法により行うことができ、例えば、公知のpH調整剤の配合や、上記有機酸と有機酸塩との配合比を調節することにより行うことができる。 なお、ゼリー状睡眠薬製剤のpHは、例えば、接触型のpH測定機で測定することができる。
[ゼリー強度]
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、ゼリー強度が100g〜2000gであることが望ましい。より好ましくは150g〜1500g、さらに好ましくは200g〜1000gが望ましい。100gより小さいと、速やかに塊として飲みこめることが困難になり、薬物の刺激感を抑制することが困難になる。2000gより大きいと、飲みこむ際に、のどに詰まる危険性がある。
なお、本発明において、ゼリー強度とは、JIS K6503に準じて、2分の1インチ(12.7mm)径のプランジャーで、ゼリーに荷重をかけ、ゼリー表面が4mm押し下げられた時の重さ(単位はg)を意味する。
ゼリー強度は、ゲル化剤の量を調節することにより調整することができる。また、ゲル化剤とともに多価金属塩を配合することによって、その強度を高めることができる。
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、ゼリー強度が100g〜2000gであることが望ましい。より好ましくは150g〜1500g、さらに好ましくは200g〜1000gが望ましい。100gより小さいと、速やかに塊として飲みこめることが困難になり、薬物の刺激感を抑制することが困難になる。2000gより大きいと、飲みこむ際に、のどに詰まる危険性がある。
なお、本発明において、ゼリー強度とは、JIS K6503に準じて、2分の1インチ(12.7mm)径のプランジャーで、ゼリーに荷重をかけ、ゼリー表面が4mm押し下げられた時の重さ(単位はg)を意味する。
ゼリー強度は、ゲル化剤の量を調節することにより調整することができる。また、ゲル化剤とともに多価金属塩を配合することによって、その強度を高めることができる。
<ゼリー状睡眠薬製剤の製造方法>
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、従来、食品等の分野において公知のゼリー組成物の調製法と同様の方法に従って調製すればよい。例えば、ゲル化剤をゲル化温度以上の温度の水に溶解させ、必要に応じて他の成分を添加し、その後冷却して製造することができる。
このとき、ゲル化剤は、ゲル化剤の溶解時間を短縮するために、グリセリンや糖類などに予め分散し、これをジフェンヒドラミン(塩)等の水溶液に添加、撹拌するのが一般的である。なお、この操作は、ゲル化する際に製剤内に気泡がからまないように、真空状態で行うことが好ましい。また、撹拌は、市販の撹拌機や真空撹拌機を用いて行うことができるが、加温可能な機種であることが好ましい。具体的には、万能混合撹拌機5DMV−01−r(ダルトン社性)等が上げられる。
本発明のゼリー状睡眠薬製剤は、従来、食品等の分野において公知のゼリー組成物の調製法と同様の方法に従って調製すればよい。例えば、ゲル化剤をゲル化温度以上の温度の水に溶解させ、必要に応じて他の成分を添加し、その後冷却して製造することができる。
このとき、ゲル化剤は、ゲル化剤の溶解時間を短縮するために、グリセリンや糖類などに予め分散し、これをジフェンヒドラミン(塩)等の水溶液に添加、撹拌するのが一般的である。なお、この操作は、ゲル化する際に製剤内に気泡がからまないように、真空状態で行うことが好ましい。また、撹拌は、市販の撹拌機や真空撹拌機を用いて行うことができるが、加温可能な機種であることが好ましい。具体的には、万能混合撹拌機5DMV−01−r(ダルトン社性)等が上げられる。
<ゼリー状睡眠薬製剤の用法、用量>
本発明のゼリー状睡眠薬製剤の用法、用量としては、公知の用法、用量が適用できる。一般的には、ジフェンヒドラミン(塩)を睡眠薬の有効成分とする場合、ジフェンヒドラミン(塩)の一回当たりの摂取量は25〜70mgの範囲内であり、好ましくは30〜50mgである。
本発明のゼリー状睡眠薬製剤の用法、用量としては、公知の用法、用量が適用できる。一般的には、ジフェンヒドラミン(塩)を睡眠薬の有効成分とする場合、ジフェンヒドラミン(塩)の一回当たりの摂取量は25〜70mgの範囲内であり、好ましくは30〜50mgである。
≪第2の発明のゼリー状睡眠薬製剤≫
第2の発明のゼリー状睡眠薬製剤は、薬効成分として睡眠薬を含有し、該睡眠薬と共に、ゲル化剤と、多価金属塩と、多価アルコールとを含有するものである。
本発明において、睡眠薬としては、ジフェンヒドラミン(塩)に限定されず、第1の発明において示した任意の睡眠薬(ジフェンヒドラミン(塩)を含む)が使用できる。
本発明は、特に、舌への刺激感を有する睡眠薬に有効であり、そのような睡眠薬としては、ジフェンヒドラミン(塩)のほか、アモバビタール、アルブラゾラム、エスタゾラム、塩酸フルラゼパム、塩酸リルマザホン、オキサゾラム、ガンマ−オリザノール、クアゼパム、クロキサゾラム、ジアゼパム、ゾピクロン、トフィソパム、トリアゾラム、ニトラゼパム、ニメパゼタム、ハロキサゾラム、フェノバルイタール、プラゼパム、フルジアゼパム、フルゼラパム、ブロチゾラム、ブロマゼパム、ミダゾラム、メダゼパム、ロラゼパム、ロルメタゼパム等が同様に苦味と舌へ刺激がある。
また、ゲル化剤、多価金属塩、多価アルコールの種類や配合量、その他の任意成分や、pH、ゼリー強度等のゼリー物性、製造方法についても第1の発明と同様であり、用法、用量については、使用する睡眠薬の種類に応じて適宜設定すればよい。
第2の発明のゼリー状睡眠薬製剤は、薬効成分として睡眠薬を含有し、該睡眠薬と共に、ゲル化剤と、多価金属塩と、多価アルコールとを含有するものである。
本発明において、睡眠薬としては、ジフェンヒドラミン(塩)に限定されず、第1の発明において示した任意の睡眠薬(ジフェンヒドラミン(塩)を含む)が使用できる。
本発明は、特に、舌への刺激感を有する睡眠薬に有効であり、そのような睡眠薬としては、ジフェンヒドラミン(塩)のほか、アモバビタール、アルブラゾラム、エスタゾラム、塩酸フルラゼパム、塩酸リルマザホン、オキサゾラム、ガンマ−オリザノール、クアゼパム、クロキサゾラム、ジアゼパム、ゾピクロン、トフィソパム、トリアゾラム、ニトラゼパム、ニメパゼタム、ハロキサゾラム、フェノバルイタール、プラゼパム、フルジアゼパム、フルゼラパム、ブロチゾラム、ブロマゼパム、ミダゾラム、メダゼパム、ロラゼパム、ロルメタゼパム等が同様に苦味と舌へ刺激がある。
また、ゲル化剤、多価金属塩、多価アルコールの種類や配合量、その他の任意成分や、pH、ゼリー強度等のゼリー物性、製造方法についても第1の発明と同様であり、用法、用量については、使用する睡眠薬の種類に応じて適宜設定すればよい。
以下、実施例を示して本発明をより詳細に説明する。
実施例1
以下の手順で、表1に示す組成のゼリー状睡眠薬製剤を調製した。
(1)グリセリン2gにキサンタンガム1.0gを分散させ、分散液Aとした。
(2)グリセリン1gにローカストビーンガム0.5gを分散させ、分散液Bとした。
(3)クエン酸0.44g、クエン酸ナトリウム0.56gを、水83.27gに溶解させ、これに分散液A、分散液B、塩酸ジフェンヒドラミン1g、キシリトール10g、アップルフレーバー0.15g、パラオキシ安息香酸メチル0.03g、パラオキシ安息香酸ブチル0.05gを加え、室温で30分間攪拌した後、60℃に加温してC液とした。
(4)C液を、60℃に保ったまま、気泡を抜くため減圧下で20分間撹拌した。これをアルミ容器(1回投与量5g)に注入し、30℃以下に冷却して、ゼリー状睡眠薬製剤を得た。
実施例1
以下の手順で、表1に示す組成のゼリー状睡眠薬製剤を調製した。
(1)グリセリン2gにキサンタンガム1.0gを分散させ、分散液Aとした。
(2)グリセリン1gにローカストビーンガム0.5gを分散させ、分散液Bとした。
(3)クエン酸0.44g、クエン酸ナトリウム0.56gを、水83.27gに溶解させ、これに分散液A、分散液B、塩酸ジフェンヒドラミン1g、キシリトール10g、アップルフレーバー0.15g、パラオキシ安息香酸メチル0.03g、パラオキシ安息香酸ブチル0.05gを加え、室温で30分間攪拌した後、60℃に加温してC液とした。
(4)C液を、60℃に保ったまま、気泡を抜くため減圧下で20分間撹拌した。これをアルミ容器(1回投与量5g)に注入し、30℃以下に冷却して、ゼリー状睡眠薬製剤を得た。
実施例2〜10
実施例1と同様の手順で、表1及び表2に記載の組成のゼリー状睡眠薬製剤を製造した。
なお、多価金属塩は上記(3)の工程で添加した。ペクチン、カラギーナンは上記(1)の工程でに一緒にいれ、カルメロースナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウムは糖アルコールに分散して添加した。
また、多価アルコールの入っていない例では、ゲル化剤は糖アルコールに分散させた。
なお、表1中、精製水のバランス量は、C液の総量が100gとなる量である。
実施例1と同様の手順で、表1及び表2に記載の組成のゼリー状睡眠薬製剤を製造した。
なお、多価金属塩は上記(3)の工程で添加した。ペクチン、カラギーナンは上記(1)の工程でに一緒にいれ、カルメロースナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウムは糖アルコールに分散して添加した。
また、多価アルコールの入っていない例では、ゲル化剤は糖アルコールに分散させた。
なお、表1中、精製水のバランス量は、C液の総量が100gとなる量である。
試験例1
実施例1〜7で得られたゼリー状製剤について、以下の評価を行った。その結果を表1及び表2に併記する。
(塩酸ジフェンヒドラミンの安定性の評価)
実施例1〜7のゼリー状睡眠薬製剤を40℃、75%RHの条件で、6ヶ月保存し、塩酸ジフェンヒドラミンの残存率(%)を測定した。
実施例1〜7で得られたゼリー状製剤について、以下の評価を行った。その結果を表1及び表2に併記する。
(塩酸ジフェンヒドラミンの安定性の評価)
実施例1〜7のゼリー状睡眠薬製剤を40℃、75%RHの条件で、6ヶ月保存し、塩酸ジフェンヒドラミンの残存率(%)を測定した。
(飲みこみやすさの評価)
実施例1〜7のゼリー状睡眠薬製剤を10人のパネラーに服用させ、飲みこみやすさを評価した。判定は以下の判定基準に従って判断した。
<判定規準> ◎:非常に飲みこみやすい
○:飲みこみやすい
△:どちらともえいない
×:飲みこみにくい
実施例1〜7のゼリー状睡眠薬製剤を10人のパネラーに服用させ、飲みこみやすさを評価した。判定は以下の判定基準に従って判断した。
<判定規準> ◎:非常に飲みこみやすい
○:飲みこみやすい
△:どちらともえいない
×:飲みこみにくい
(咽越し感の評価)
実施例1〜7のゼリー状睡眠薬製剤を10人のパネラーに服用させ、咽越し感を評価した。判定は以下の判定基準に従って判断した。
<判定規準> ◎:非常に良い
○:良い
△:どちらともえいない
×:悪い
実施例1〜7のゼリー状睡眠薬製剤を10人のパネラーに服用させ、咽越し感を評価した。判定は以下の判定基準に従って判断した。
<判定規準> ◎:非常に良い
○:良い
△:どちらともえいない
×:悪い
(舌の刺激感の評価)
実施例1〜7のゼリー状睡眠薬製剤を10人のパネラーに服用させ、飲みこんだ後の口中での刺激感を評価した。判定は以下の判定基準に従って判断した。
<判定規準> 1:刺激感を強く感じる
2:刺激感を感じる
3:刺激感をやや感じる
4:刺激感をほとんど感じない
5:刺激感を感じない
実施例1〜7のゼリー状睡眠薬製剤を10人のパネラーに服用させ、飲みこんだ後の口中での刺激感を評価した。判定は以下の判定基準に従って判断した。
<判定規準> 1:刺激感を強く感じる
2:刺激感を感じる
3:刺激感をやや感じる
4:刺激感をほとんど感じない
5:刺激感を感じない
比較例1
表2に記載の組成及び配合量の各成分を、パラオキシ安息香酸メチルとパラオキシ安息香酸ブチルはプロピレングリコールに分散させ、その他は水に溶解させ、これらを40℃で混合することにより液状の睡眠薬製剤を製造した。
表2に記載の組成及び配合量の各成分を、パラオキシ安息香酸メチルとパラオキシ安息香酸ブチルはプロピレングリコールに分散させ、その他は水に溶解させ、これらを40℃で混合することにより液状の睡眠薬製剤を製造した。
得られた液状睡眠薬製剤について、上記試験例1の(塩酸ジフェンヒドラミンの安定性の評価)及び(舌の刺激感の評価)を行った。その結果を表2に併記する。
これらの結果から、以下のことがわかった。
睡眠薬(塩酸ジフェンヒドラミン)とともにゲル化剤を含有する実施例1〜7のゼリー状睡眠薬製剤は、水なしでの服用が可能であると共に、比較例1の液状睡眠薬製剤に比べて舌への刺激感が少なく、服用しやすいものであった。
また、ゼリー物性について、pHが4〜6の範囲内であり、かつゼリー強度が100〜2000gの範囲内である実施例1〜5のゼリー状睡眠薬製剤は、喉越し感、舌への刺激感が非常に良好であり、飲みこみやすさも良好であった。
さらに、睡眠薬とゲル化剤と多価金属塩と多価アルコールを含有する実施例2,4,5のゼリー状睡眠薬製剤は、すべての評価項目で非常に優れていた。
睡眠薬(塩酸ジフェンヒドラミン)とともにゲル化剤を含有する実施例1〜7のゼリー状睡眠薬製剤は、水なしでの服用が可能であると共に、比較例1の液状睡眠薬製剤に比べて舌への刺激感が少なく、服用しやすいものであった。
また、ゼリー物性について、pHが4〜6の範囲内であり、かつゼリー強度が100〜2000gの範囲内である実施例1〜5のゼリー状睡眠薬製剤は、喉越し感、舌への刺激感が非常に良好であり、飲みこみやすさも良好であった。
さらに、睡眠薬とゲル化剤と多価金属塩と多価アルコールを含有する実施例2,4,5のゼリー状睡眠薬製剤は、すべての評価項目で非常に優れていた。
Claims (7)
- ジフェンヒドラミン及び/又はその塩0.1〜5質量%と、ゲル化剤とを含有することを特徴とするゼリー状睡眠薬製剤。
- さらに、多価金属塩を含有する請求項1記載のゼリー状睡眠薬製剤。
- さらに、多価アルコールを含有する請求項1又は2記載のゼリー状睡眠薬製剤。
- さらに、有機酸及び/又はその塩と、甘味剤とを含有する請求項1〜3のいずれか一項に記載のゼリー状睡眠薬製剤。
- pHが4〜6である請求項1〜4のいずれか一項に記載のゼリー状睡眠薬製剤。
- ゼリー強度が100〜2000gである請求項1〜5のいずれか一項に記載のゼリー状睡眠薬製剤。
- 睡眠薬と、ゲル化剤と、多価金属塩と、多価アルコールとを含有することを特徴とするゼリー状睡眠薬製剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003426001A JP2005179311A (ja) | 2003-12-24 | 2003-12-24 | ゼリー状睡眠薬製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003426001A JP2005179311A (ja) | 2003-12-24 | 2003-12-24 | ゼリー状睡眠薬製剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005179311A true JP2005179311A (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=34785649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003426001A Withdrawn JP2005179311A (ja) | 2003-12-24 | 2003-12-24 | ゼリー状睡眠薬製剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005179311A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008174500A (ja) * | 2007-01-19 | 2008-07-31 | Ss Pharmaceut Co Ltd | 速吸収性経口投与製剤 |
| JP2009067790A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-04-02 | Nihon Generic Co Ltd | エカベトナトリウムの不快な味をマスキングしてなるゼリー状製剤 |
| JP2009263298A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-12 | Ss Pharmaceut Co Ltd | 不快な味を隠ぺいした経口組成物 |
-
2003
- 2003-12-24 JP JP2003426001A patent/JP2005179311A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008174500A (ja) * | 2007-01-19 | 2008-07-31 | Ss Pharmaceut Co Ltd | 速吸収性経口投与製剤 |
| JP2009067790A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-04-02 | Nihon Generic Co Ltd | エカベトナトリウムの不快な味をマスキングしてなるゼリー状製剤 |
| JP2009263298A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-12 | Ss Pharmaceut Co Ltd | 不快な味を隠ぺいした経口組成物 |
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|---|---|---|---|
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