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JP2005178144A - 印刷装置、印刷制御装置、印刷方法およびプログラム - Google Patents

印刷装置、印刷制御装置、印刷方法およびプログラム Download PDF

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JP2005178144A
JP2005178144A JP2003421486A JP2003421486A JP2005178144A JP 2005178144 A JP2005178144 A JP 2005178144A JP 2003421486 A JP2003421486 A JP 2003421486A JP 2003421486 A JP2003421486 A JP 2003421486A JP 2005178144 A JP2005178144 A JP 2005178144A
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JP2003421486A
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Akihito Sato
彰人 佐藤
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】 印刷する画像の輪郭の滲み出しを防止して、画像の輪郭を滑らかに形成する。
【解決手段】 媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置において、前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成する。
【選択図】 図15

Description

本発明は、媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷装置、印刷制御装置、印刷方法およびプログラムに関する。
紙や布、フィルムなどの各種媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷装置としては、インクジェットプリンタが知られている。このインクジェットプリンタは、シアン(C)やマゼンダ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)といった各色のインクを媒体に向けて吐出して、吐出したインクにより媒体上にドットを形成して印刷を行う。
このような印刷装置にあっては、印刷した画像の輪郭部にインクを打ち込んだときに、打ち込んだインクが画像の輪郭からはみ出てしまい、輪郭がぼやけてしまうといった不具合が発生することがあった。これは、インクが媒体に付着したときに媒体に滲んだために生じたもので、画像の輪郭部から滲み出てはみ出してしまったのである。このため、特に文字や記号等のテキスト画像を印刷したときに、文字や記号等の輪郭がはっきりせず、読みにくくなったり、見栄えが悪くなるなどといった問題が発生する虞があった。
そこで、従来から、このような問題を解決するために、次のような方法が提案されている。
(1)印刷しようとする画像の輪郭の内側に隣接するドットを間引いて形成する(特許文献1、2等参照)。
(2)印刷しようとする画像の輪郭の内側に隣接するドットをより小さいなサイズのドットに置き換えて形成する(特許文献1、2等参照)。
(3)印刷しようとする画像の輪郭に形成されるドットを間引いて形成する(特許文献2等参照)。
(4)印刷しようとする画像の輪郭に形成されるドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成する(特許文献3等参照)。
特開2002−103595号公報 特開2002−292848号公報 特開2002−211649号公報
しかしながら、これらのエッジ処理方法には、次のような問題点があった。すなわち、(1)印刷しようとする画像の輪郭の内側に隣接するドットを間引いて形成した場合や、(2)印刷しようとする画像の輪郭の内側に隣接するドットをより小さなドットに置き換えて形成した場合には、画像の輪郭に形成されるドット自体は何も処理が施されず、そのままの大きいサイズで形成されるため、画像の輪郭で滲み出しが発生して、画像の輪郭が滑らかに形成することができない場合があった。また、(3)印刷しようとする画像の輪郭に形成されるドットを間引いて形成した場合についても同様で、画像の輪郭に形成されるドットは間引かれるものの、そのサイズが大きいサイズのままであるため、画像の輪郭で滲み出しが発生して、画像の輪郭を滑らかに形成することができない場合があった。
一方、(4)印刷しようとする画像の輪郭に形成されるドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成した場合には、印刷した画像の輪郭に形成されるドットによる滲み出しは防止可能であるものの、その輪郭の内側に隣接して形成されるドットによって発生する滲み出しを吸収することができない場合があり、このような場合、結局、画像の輪郭からインクが滲み出てしまい、画像の輪郭を滑らかに形成することができない場合があった。
本発明は、このような事情に鑑みたものであって、その目的は、印刷される画像の輪郭における滲み出しを防止して、画像の輪郭を滑らかに形成することにある。
前記目的を達成するための主たる発明は、媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置において、
前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成することを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴は、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、印刷される画像の輪郭における滲み出しを防止して、画像の輪郭を滑らかに形成することができる。
===開示の概要===
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置において、
前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成することを特徴とする印刷装置。
このような印刷装置にあっては、印刷する画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成することで、印刷しようとする画像の輪郭を滑らかに形成することができる。さらに、最外郭の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成することで、画像の輪郭における滲み出しを十分に防止することができる。これらのことから、印刷する画像の輪郭を十分に滑らかに形成することができる。
かかる印刷装置にあっては、前記画像の最外郭に形成すべきドットと、前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットとで、置き換え後のドットのサイズが異なっても良い。このようにドットのサイズが異なれば、画像の輪郭における滲み出しをより一層防止することができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記画像の最外郭に形成すべきドットの方が、前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットよりも、置き換え後のドットのサイズが小さくても良い。このようにドットのサイズが小さければ、画像の輪郭における滲み出しをより一層防止することができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記画像の最外郭に形成すべきドットが置き換えられて形成されるドットのサイズは、前記印刷部が形成可能なドットのサイズの中で最小のサイズであっても良い。このように最小のサイズで形成されれば、画像の輪郭における滲み出しをより一層防止することができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記最外郭の内側に沿ってドットが形成される領域の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成しても良い。このようにより小さなサイズのドットに置き換えて形成することで、画像の輪郭における滲み出しをより一層防止することができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記最外郭の内側に沿ってドットが形成される領域の内側に沿って形成すべきドットを前記領域の内側に沿って間引いて形成しても良い。このようにより小さなサイズのドットが形成される領域の内側に沿って形成されるドットを間引いて形成することで、画像の輪郭における滲み出しをより一層防止することができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記印刷部は、前記媒体に対して相対的に移動可能なヘッドに設けられ、前記ヘッドが移動するときに前記媒体に印刷を施し、
前記領域の内側に沿って間引いて形成されるドットのうち、前記ヘッドの移動方向に沿って並んで形成されるドットと、他のドットとで、間引き量が異なっても良い。
このように間引き量が異なることで、画像の輪郭における滲み出しをより一層防止することができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記画像がテキスト画像であっても良い。このようにテキスト画像を印刷するときに、画像の輪郭における滲み出しを好適に防止することができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記印刷部は、媒体に向けてインクを吐出することによりドットを形成して画像を印刷しても良い。このようにインクを吐出してドットを形成するときに、画像の輪郭における滲み出しを好適に防止することができる。
媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置において、
前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
前記最外郭の内側に形成すべきドットを前記最外郭の内側に沿って間引いて形成することを特徴とする印刷装置。
このような印刷装置にあっては、印刷する画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成することで、印刷しようとする画像の輪郭を滑らかに形成することができる。さらに、最外郭の内側に沿って形成すべきドットを間引いて形成することで、画像の輪郭における滲み出しを十分に防止することができる。これらのことから、印刷する画像の輪郭を十分に滑らかに形成することができる。
かかる印刷装置にあっては、前記最外郭に形成すべきドットが置き換えられて形成される前記より小さなサイズのドットのサイズは、前記印刷部が形成可能なドットのサイズの中で最小のサイズであっても良い。このように最小のサイズで形成されれば、画像の輪郭における滲み出しをより一層防止することができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記最外郭の内側に沿って間引いて形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成しても良い。このようにより小さなサイズのドットに置き換えて形成することで、画像の輪郭における滲み出しをより一層防止することができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記印刷部は、前記媒体に対して相対的に移動可能なヘッドに設けられ、前記ヘッドが移動するときに前記媒体に印刷を施し、
前記最外郭の内側に沿って間引いて形成されるドットのうち、前記ヘッドの移動方向に沿って並んで形成されるドットと、他のドットとで、間引き量が異なっても良い。
このように間引き量が異なることで、画像の輪郭における滲み出しをより一層防止することができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記画像がテキスト画像であっても良い。このようにテキスト画像を印刷するときに、画像の輪郭における滲み出しを好適に防止することができる。
また、かかる印刷装置にあっては、前記印刷部は、媒体に向けてインクを吐出することによりドットを形成して画像を印刷しても良い。このようにインクを吐出してドットを形成するときに、画像の輪郭における滲み出しを好適に防止することができる。
媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置において、
前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
前記画像の最外郭に形成すべきドットの方が、前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットよりも、置き換え後のドットのサイズが小さく、
前記画像の最外郭に形成すべきドットが置き換えられて形成されるドットのサイズは、前記印刷部が形成可能なドットのサイズの中で最小のサイズであり、
前記より小さなサイズのドットに置き換えられてドットが形成される領域の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
前記最外郭の内側に沿ってドットが形成される領域の内側に沿って形成すべきドットを前記領域の内側に沿って間引いて形成し、
前記印刷部は、前記媒体に対して相対的に移動可能なヘッドに設けられ、前記ヘッドが移動するときに前記媒体に印刷を施し、
前記領域の内側に沿って間引いて形成されるドットのうち、前記ヘッドの移動方向に沿って並んで形成されるドットの方向が、前記移動方向以外の方向に沿って並んで形成される他のドットよりも、間引き量が大きく、
前記画像がテキスト画像であり、
前記印刷部は、媒体に向けてインクを吐出することによりドットを形成して画像を印刷することを特徴とする印刷装置。
媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置において、
前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
前記最外郭の内側に形成すべきドットを前記最外郭の内側に沿って間引いて形成し、
前記最外郭に形成すべきドットが置き換えられて形成される前記より小さなサイズのドットのサイズは、前記印刷部が形成可能なドットのサイズの中で最小のサイズであり、
前記最外郭の内側に沿って間引いて形成されるドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
前記印刷部は、前記媒体に対して相対的に移動可能なヘッドに設けられ、前記ヘッドが移動するときに前記媒体に印刷を施し、
前記最外郭の内側に沿って間引いて形成されるドットのうち、前記ヘッドの移動方向に沿って並んで形成されるドットの方が、前記移動方向以外の他の方向に沿って並んで形成されるドットよりも、間引き量が大きく、
前記画像がテキスト画像であり、
前記印刷部は、媒体に向けてインクを吐出することによりドットを形成して画像を印刷することを特徴とする印刷装置。
媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置を制御する印刷制御装置において、
前記印刷装置により前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成することを特徴とする印刷制御装置。
媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置を制御する印刷制御装置において、
前記印刷装置により前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
前記最外郭の内側に形成すべきドットを前記最外郭の内側に沿って間引いて形成することを特徴とする印刷制御装置。
2種類以上のサイズの異なるドットを媒体に形成して画像を印刷する印刷方法において、
前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成することを特徴とする印刷方法。
2種類以上のサイズの異なるドットを媒体に形成して画像を印刷する印刷方法において、
前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
前記最外郭の内側に形成すべきドットを前記最外郭の内側に沿って間引いて形成することを特徴とする印刷方法。
媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置において実行されるプログラムであって、
前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成するステップと、
前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成するステップとを実行することを特徴とするプログラム。
媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置において実行されるプログラムであって、
前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成するステップと、
前記最外郭の内側に形成すべきドットを前記最外郭の内側に沿って間引いて形成するステップとを実行することを特徴とするプログラム。
===印刷装置の概要===
本発明にかかる印刷装置の一実施形態として、プリンタ本体1と、コンピュータ装置1100とを備えた印刷システムを例にとり、その概要について説明する。
図1は、その印刷システムの一例の外観構成を示した説明図である。この印刷システム1000は、プリンタ本体1と、コンピュータ装置(本発明の印刷制御装置にも相当)1100とを備えている。コンピュータ装置1100は、表示装置1200と、入力装置1300と、記録再生装置1400とを備えている。また、プリンタ本体1は、ここでは、インクジェットプリンタにより構成され、紙や布、フィルム等の各種媒体に向けてインクを吐出して印刷を施す。
コンピュータ装置1100とプリンタ本体1とは、ケーブル等の有線または無線によりデータ通信可能に接続されている。コンピュータ装置1100は、プリンタ本体1に印刷させようとする画像の印刷データを作成してプリンタ1に出力するようになっている。また、表示装置1200は、ディスプレイ1201を有し、アプリケーションプログラムやプリンタドライバ等のユーザインタフェースを表示する。また、入力装置1300は、例えばキーボード1300Aやマウス1300Bからなり、表示装置1200に表示されたユーザインタフェースに沿って、アプリケーションプログラムの操作やプリンタドライバの設定等に用いられる。記録再生装置1400は、例えばフレキシブルディスクドライブ装置1400AやCD−ROMドライブ装置1400Bにより構成されている。
コンピュータ装置1100には、プリンタドライバ(図示外)がインストールされている。このプリンタドライバは、表示装置1200にユーザインタフェースを表示させる機能を実現させるほか、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換する機能を実現させるためのプログラムである。このプリンタドライバは、フレキシブルディスクFDやCD−ROMなどの各種記憶媒体(コンピュータ読み取り可能な記録媒体等)に記憶されて配布されたり、またはインターネットなど、各種通信手段を通じて配信されたりする。
===プリンタドライバ===
<プリンタドライバについて>
図2は、プリンタドライバが行う基本的な処理の概略的な説明図である。既に説明された構成要素については、同じ符号を付しているので、説明を省略する。
コンピュータ1100では、コンピュータに搭載されたオペレーティングシステムの下、ビデオドライバ1102やアプリケーションプログラム1104やプリンタドライバ1110などのコンピュータプログラムが動作している。ビデオドライバ1102は、アプリケーションプログラム1104やプリンタドライバ1110からの表示命令に従って、例えばユーザインターフェース等を表示装置1200に表示する機能を有する。アプリケーションプログラム1104は、例えば、画像編集などを行う機能を有し、画像に関するデータ(画像データ)を作成する。ユーザは、アプリケーションプログラム1104のユーザインターフェースを介して、アプリケーションプログラム1104により編集した画像を印刷する指示を与えることができる。アプリケーションプログラム1104は、印刷の指示を受けると、プリンタドライバ1110に画像データを出力する。
プリンタドライバ1110は、アプリケーションプログラム1104から画像データを受け取り、この画像データを印刷データに変換し、印刷データをプリンタ1に出力する。ここで、印刷データとは、プリンタ1が解釈できる形式のデータであって、各種のコマンドデータと画素データとを有するデータである。また、コマンドデータとは、プリンタ1に特定の動作の実行を指示するためのデータである。また、画素データとは、印刷される画像(印刷画像)を構成する画素に関するデータであり、例えば、ある画素に対応する媒体S上の位置に形成されるドットに関するデータ(ドットの色や大きさ等のデータ)である。
プリンタドライバ1110は、アプリケーションプログラム1104から出力された画像データを印刷データに変換するために、解像度変換処理部1112と、色変換処理部1114と、ハーフトーン処理部1116と、ラスタライズ処理部1118とを備えている。以下に、プリンタドライバ1110の各処理部1112、1114、1116、1118が行う各種の処理について説明する。
解像度変換処理部1112は、アプリケーションプログラム1104から出力された画像データ(テキストデータ、イメージデータなど)を、媒体Sに印刷する際の解像度に変換する解像度変換処理を行う。解像度変換処理とは、例えば、紙に画像を印刷する際の解像度が720×720dpiに指定されている場合、アプリケーションプログラム1104から受け取った画像データを720×720dpiの解像度の画像データに変換する。なお、解像度変換処理後の画像データは、RGB色空間により表される多階調(例えば256階調)のRGBデータである。以下、画像データを解像度変換処理したRGBデータをRGB画像データと呼ぶ。
色変換処理部1114は、RGBデータをCMYK色空間により表されるCMYKデータに変換する色変換処理を行う。なお、CMYKデータは、プリンタ1が有するインクの色に対応したデータである。この色変換処理は、RGB画像データの階調値とCMYK画像データの階調値とを対応づけたテーブル(色変換ルックアップテーブルLUT)をプリンタドライバ1110が参照することによって行われる。この色変換処理により、各画素についてのRGBデータが、インク色に対応するCMYKデータに変換される。なお、色変換処理後のデータは、CMYK色空間により表される256階調のCMYKデータである。以下、RGB画像データを色変換処理したCMYKデータをCMYK画像データと呼ぶ。
ハーフトーン処理部1116は、高階調数のデータを、プリンタ1が形成可能な階調数のデータに変換するハーフトーン処理を行う。ハーフトーン処理とは、例えば、256階調を示すデータが、2階調を示す1ビットデータや4階調を示す2ビットデータに変換する処理のことである。このハーフトーン処理では、ディザ法・γ補正・誤差拡散法などを利用して、プリンタ1がドットを分散して形成できるように画素データを作成する。ハーフトーン処理部1116は、ハーフトーン処理を行うとき、ディザ法を行う場合にはディザテーブルを参照し、γ補正を行う場合にはガンマテーブルを参照し、誤差拡散法を行う場合は拡散された誤差を記憶するための誤差メモリを参照する。ハーフトーン処理されたデータは、前述のRGBデータと同等の解像度(例えば720×720dpi)を有している。ハーフトーン処理されたデータは、例えば、各画素につき1ビット又は2ビットのデータから構成される。以下、ハーフトーン処理されたデータのうち、1ビットデータのものを2値データと呼び、2ビットデータのものを多値データと呼ぶ。
ラスタライズ処理部1118は、マトリクス状の画像データを、プリンタ1に転送すべきデータ順に変更する処理を行う。これによりラスタライズ処理されたデータは、印刷データに含まれる画素データとして、プリンタ1に出力される。
<プリンタドライバの設定について>
図3は、プリンタドライバ1110のユーザインターフェースの説明図である。このプリンタドライバ1110のユーザインターフェースは、ビデオドライバ1102を介して、表示装置に表示される。ユーザーは、入力装置1300を用いて、プリンタドライバ1110の各種の設定を行うことができる。
ユーザーは、この画面上から、印刷モードを選択することができる。例えば、ユーザーは、印刷モードとして、高速印刷モード又はファイン印刷モードを選択することができる。そして、プリンタドライバ1110は、選択された印刷モードに応じた形式になるように、画像データを印刷データに変換する。
また、ユーザーは、この画面上から、印刷の解像度(印刷するときのドットの間隔)を選択することができる。例えば、ユーザーは、この画面上から、印刷の解像度として720dpiや360dpiを選択することができる。そして、プリンタドライバ1110は、選択された解像度に応じて解像度変換処理を行い、画像データを印刷データに変換する。
また、ユーザーは、この画面上から、印刷に用いられる印刷用紙(媒体)を選択することができる。例えば、ユーザーは、印刷用紙として、普通紙や光沢紙を選択することができる。紙の種類(紙種)が異なれば、インクの滲み方や乾き方も異なるため、印刷に適したインク量も異なる。そのため、プリンタドライバ1110は、選択された紙種に応じて、画像データを印刷データに変換する。
このように、プリンタドライバ1110は、ユーザインターフェースを介して設定された条件に従って、画像データを印刷データに変換する。なお、ユーザーは、この画面上から、プリンタドライバ1110の各種の設定を行うことができるほか、カートリッジ内のインクの残量を知ること等もできる。
===プリンタ本体1の構成===
図4は、本実施形態のプリンタ本体1の全体構成のブロック図である。また、図5は、本実施形態のプリンタ本体1の内部構成を示す斜視図である。また、図6は、本実施形態のプリンタ本体1の内部構成を示す縦断面図である。以下、本実施形態のプリンタ本体1の基本的な構成について説明する。
本実施形態のプリンタ本体1は、図4に示すように、搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40、センサ50、およびコントローラ60を有する。外部装置であるコンピュータ1100から印刷データを受信したプリンタ1は、コントローラ60によって各ユニット(搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40)を制御する。コントローラ60は、コンピュータ1100から受信した印刷データに基づいて、各ユニットを制御し、媒体Sに画像を形成する。プリンタ1内の状況はセンサ50によって監視されており、センサ50は、検出結果をコントローラ60に出力する。センサ50から検出結果を受けたコントローラ60は、その検出結果に基づいて、各ユニット20、30、40を制御する。
搬送ユニット20は、媒体(例えば、紙など)Sを印刷可能な位置に送り込み、印刷時に所定の方向(以下、搬送方向という)に所定の搬送量で媒体Sを搬送させるためのものである。すなわち、搬送ユニット20は、媒体Sを搬送する搬送機構(搬送手段)として機能する。搬送ユニット20は、図6に示すように、給紙ローラ21と、搬送モータ22(PFモータとも言う)と、搬送ローラ23と、プラテン24と、排紙ローラ25とを有する。ただし、搬送ユニット20が搬送機構として機能するためには、必ずしもこれらの構成要素を全て必要とするわけではない。給紙ローラ21は、紙挿入口に挿入された媒体Sをプリンタ1内に自動的に給紙するためのローラである。給紙ローラ21は、D形の断面形状をしており、円周部分の長さは搬送ローラ23までの搬送距離よりも長く設定されているので、この円周部分を用いて媒体Sを搬送ローラ23まで搬送できる。搬送モータ22は、媒体Sを搬送方向に搬送するためのモータであり、DCモータにより構成される。搬送ローラ23は、給紙ローラ21によって給紙された媒体Sを印刷可能な領域まで搬送するローラであり、搬送モータ22によって駆動される。プラテン24は、印刷中の媒体Sを支持する。排紙ローラ25は、印刷が終了した媒体Sをプリンタ1の外部に排出するローラである。この排紙ローラ25は、搬送ローラ23と同期して回転する。
キャリッジユニット30は、ヘッド41を所定の方向(以下、走査方向という)に移動(走査移動)させるためのものである。キャリッジユニット30は、図5に示すように、キャリッジ31と、キャリッジモータ32(CRモータとも言う)とを有する。キャリッジ31は、走査方向に往復移動可能である。(これにより、ヘッドが走査方向に沿って移動する。)また、キャリッジ31は、インクを収容するインクカートリッジ90を着脱可能に保持している。キャリッジモータ32は、キャリッジ31を走査方向に移動させるためのモータであり、DCモータにより構成される。
ヘッドユニット40は、媒体Sにインクを吐出するためのものである。ヘッドユニット40は、ヘッド41を有する。ヘッド41は、本発明の色インク吐出部としてノズルを複数有し、各ノズルから断続的にインクを吐出する。このヘッド41は、キャリッジ31に設けられている。そのため、キャリッジ31が走査方向に移動すると、ヘッド41も走査方向に移動する。そして、ヘッド41が走査方向に移動中にインクを断続的に吐出することによって、走査方向に沿ったドットライン(ラスタライン)が媒体Sに形成される。
センサ50には、リニア式エンコーダ51(図5参照)、ロータリー式エンコーダ52(図6参照)、紙検出センサ53(図6参照)、および紙幅センサ54(図6参照)等が含まれる。リニア式エンコーダ51は、キャリッジ31の走査方向の位置を検出するためのものである。ロータリー式エンコーダ52は、搬送ローラ23の回転量を検出するためのものである。紙検出センサ53は、印刷される媒体Sの先端の位置を検出するためのものである。この紙検出センサ53は、給紙ローラ21が搬送ローラ23に向かって媒体Sを給紙する途中で、媒体Sの先端の位置を検出できる位置に設けられている。なお、紙検出センサ53は、機械的な機構によって媒体Sの先端を検出するメカニカルセンサである。詳しく言うと、紙検出センサ53は紙搬送方向に回転可能なレバーを有し、このレバーは媒体Sの搬送経路内に突出するように配置されている。そのため、媒体Sの先端がレバーに接触し、レバーが回転させられるので、紙検出センサ53は、このレバーの動きを検出することによって、媒体Sの先端の位置を検出する。紙幅センサ54は、キャリッジ31に取付けられている。紙幅センサ54は、光学センサであり、発光部から媒体Sに照射された光の反射光を受光部が検出することにより、媒体Sの有無等を検出する。そして、紙幅センサ54は、キャリッジ41によって移動しながら媒体Sの端部の位置を検出し、媒体Sの幅を検出する。また、紙幅センサ54は、状況に応じて、媒体Sの先端も検出できる。紙幅センサ54は、光学センサなので、紙検出センサ53よりも位置検出の精度が高い。
コントローラ60は、プリンタ1の制御を行うための制御ユニット(制御手段)である。コントローラ60は、インターフェース部61と、CPU62と、メモリ63と、ユニット制御回路64とを有する。インターフェース部61は、外部装置であるコンピュータ1100とプリンタ1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU62は、プリンタ1全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリ63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶手段を有する。CPU62は、メモリ63に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路64を介して各ユニットを制御する。
===ヘッド41===
<ヘッドの構成について>
図7は、ヘッド41の下面におけるノズルの配列を示したものである。ヘッド41の下面には、同図に示すように、複数の色インクのノズル群411Y、411M、411C、411Kが設けられている。本実施形態では、各色の色インク、即ち、イエロ(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)ごとに、それぞれイエロインクノズル群411Y、マゼンダインクノズル群411M、シアンインクノズル群411C、ブラックインクノズル群411Kとが設けられている。各ノズル群411Y、411M、411C、411Kは、各色のインクを吐出するための吐出口であるノズル♯1〜♯180を複数個(本実施形態では180個)備えている。
各ノズル群411Y、411M、411C、411Kの複数のノズル♯1〜♯180は、搬送方向に沿って、一定の間隔(ノズルピッチ:k・D)でそれぞれ整列している。ここで、Dは、搬送方向における最小のドットピッチ(つまり、紙Sに形成されるドットの最高解像度での間隔)である。また、kは、1以上の整数である。例えば、ノズルピッチが180dpi(1/180インチ)であって、搬送方向のドットピッチが720dpi(1/720)である場合、k=4である。
各ノズル群411Y、411M、411C、411Kのノズル♯1〜♯180は、下流側のノズルほど若い番号が付されている(♯1〜♯180)。つまり、ノズル♯1は、ノズル♯180よりも搬送方向に下流側に位置している。また、紙幅センサ54は、紙搬送方向の位置に関して、一番上流側にあるノズル♯180とほぼ同じ位置にある。各ノズル♯1〜♯180には、各ノズル♯1〜♯180を駆動してインクを吐出させるための駆動素子としてピエゾ素子(不図示)が設けられている。
<ヘッドの駆動について>
図8は、ヘッドユニット40の駆動回路の説明図である。この駆動回路は、前述のユニット制御回路64内に設けられており、同図に示すように、原駆動信号発生部64Aと、駆動信号整形部64Bとを備えている。本実施形態では、このようなノズル♯1〜♯180の駆動回路が、各色の色インク及びクリアインクのノズル群、即ち、イエロインクノズル群411Y、マゼンダインクノズル群411M、シアンインクノズル群411C、ブラックインクノズル群411Kごとに各々設けられ、ノズル群411Y、411M、411C、411Kごとに個別にピエゾ素子の駆動が行われるようになっている。図中に各信号名の最後に付されたかっこ内の数字は、その信号が供給されるノズルの番号を示している。
ピエゾ素子は、その両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加すると、電圧の印加時間に応じて伸張し、インクの流路の側壁を変形させる。これによって、インクの流路の体積がピエゾ素子の伸縮に応じて収縮し、この収縮分に相当するインク量が、インクとなって各色の各ノズル♯1〜♯180から吐出される。
原駆動信号発生部64Aは、各ノズル♯1〜♯180に共通して用いられる原信号ODRVを生成する。この原信号ODRVは、一画素分の主走査期間内(キャリッジ31が一画素の間隔を横切る時間内)に複数のパルスを含む信号である。
駆動信号整形部64Bには、原信号発生部64Aから原信号ODRVが入力されるとともに、印刷信号PRT(i)が入力される。駆動信号整形部64Bは、印刷信号PRT(i)のレベルに応じて、原信号ODRVを整形し、駆動信号DRV(i)として各ノズル♯1〜♯180のピエゾ素子に向けて出力する。各ノズル♯1〜♯180のピエゾ素子は、駆動信号整形部64Bからの駆動信号DRVに基づき駆動される。
<ヘッドの駆動信号について>
図9は、各信号の説明のためのタイミングチャートである。すなわち、同図には、原信号ODRVと、印刷信号PRT(i)と、駆動信号DRV(i)の各信号のタイミングチャートが示されている。
原信号ODRVは、原信号発生部64Aからノズル♯1〜♯180に共通に供給される信号である。本実施形態では、原信号ODRVは、一画素分の主走査期間内(キャリッジが一画素の間隔を横切る時間内)において、第1パルスW1と第2パルスW2の2つのパルスを含む。なお、この原信号ODRVは、原信号発生部64Aから駆動信号整形部64Bに出力される。
印刷信号PRTは、一画素に対して割り当てられている画素データに対応した信号である。つまり、印刷信号PRTは、印刷データに含まれる画素データに応じた信号である。本実施形態では、印刷信号PRT(i)は、一画素に対して2ビットの情報を有する信号になる。なお、この印刷信号PRTの信号レベルに応じて、駆動信号整形部64Bは、原信号ODRVを整形し、駆動信号DRVを出力する。
駆動信号DRVは、印刷信号PRTのレベルに応じて原信号ODRVを遮断することによって得られる信号である。すなわち、すなわち、印刷信号PRTが1レベルのとき、駆動信号整形部64Bは、原信号ODRVの対応するパルスをそのまま通過させて駆動信号DRVとする。一方、印刷信号PRTが0レベルのとき、駆動信号整形部64Bは、原信号ODRVのパルスを遮断する。なお、駆動信号整形部64Bは、ノズル毎に設けられているピエゾ素子に駆動信号DRVを出力する。そして、ピエゾ素子は、この駆動信号DRVに応じて駆動される。
印刷信号PRT(i)が2ビットデータ「01」に対応しているとき、第1パルスW1のみが一画素区間の前半で出力される。これにより、ノズルから小さいインク滴(以下では、小インク滴とも言う)が吐出され、紙には小さいドット(小ドット)が形成される。また、印刷信号PRT(i)が2ビットデータ「10」に対応しているとき、第2パルスW2のみが一画素区間の後半で出力される。これにより、ノズルから中サイズのインク滴(以下では、中インク滴とも言う)が吐出され、紙には中サイズのドット(中ドット)が形成される。また、印刷信号PRT(i)が2ビットデータ「11」に対応しているとき、第1パルスW1と第2パルスW2とが一画素区間で出力される。これにより、ノズルから大きいインク滴が吐出され、紙には大きいドット(大ドット)が形成される。また、印刷信号PRT(i)が2ビットデータ「00」に対応しているとき、第1パルスW1および第2パルスW2のいずれも一画素区間で出力されない。これにより、ノズルからは、いずれのサイズのインク滴も吐出されず、紙にはドットが形成されない。
以上説明したとおり、一画素区間における駆動信号DRV(i)は、印刷信号PRT(i)の4つの異なる値に応じて互いに異なる4種類の波形を有するように整形されている。
===印刷処理===
<プリンタドライバの処理>
図10は、本実施形態の印刷方法を説明するためのフロー図である。以下に説明される各種の動作は、プリンタドライバ1110により行われる。
まず、プリンタドライバ1110は、アプリケーションプログラムから印刷命令を受ける(S102)。この印刷命令は、ユーザがアプリケーション上で印刷を指令することにより発せられる。この印刷命令には、例えばアプリケーション上で編集された画像データが含まれている。
次に、プリンタドライバ1110は、印刷命令の中に含まれている画像データを720dpi×720dpiの解像度のRGB画像データに変換する(S104:解像度変換処理)。後述するとおり本実施形態ではプリンタは、360dpi×720dpiの解像度にて印刷を行うが、ここでの解像度変換処理では、プリンタドライバ1110は、アプリケーションプログラムから受け取った画像データの解像度を、紙に印刷する際の解像度よりも高い解像度のRGB画像データに変換している。
次に、プリンタドライバ1110は、RGB画像データをCMYK画像データに変換する(S106:色変換処理)。本実施形態では、RGB画像データが720dpi(横)×720dpi(縦)の解像度なので、色変換処理後のCMYK画像データも720dpi(横)×720dpi(縦)の解像度になる。なお、本実施形態における色変換処理後のCMYK画像データは、256階調のCMYKデータである。
次に、プリンタドライバ1110は、256階調のCMYK画像データを720dpi(横)×720dpi(縦)の解像度の多値データに変換する(S108:ハーフトーン処理)。本実施形態では、ハーフトーン処理されたデータは、各画素につき2ビットのデータが割り当てられた多値データである。すなわち、この多値データでは、各画素には、「00」、「01」、「10」または「11」の多値のデータが割り当てられており、「00」が割り当てられた画素にはドットが形成されず、「01」が割り当てられた画素には小ドットが形成され、「10」が割り当てられた画素には中ドットが形成され、「11」が割り当てられた画素には大ドットが形成される。
生成された2ビットデータ(多値データ)は、次に、ラスタライズ処理部1118へと送られてラスタライズ処理される(ステップS110)。ラスタライズ処理部1118では、生成された多値データについて、プリンタ本体1に転送すべきデータ順に変更する処理(ラスタライズ処理)が行われる。そして、ラスタライズ処理部1118は、作成した印刷データをプリンタ1に出力する(S112)。
<プリンタ本体1の動作>
プリンタ本体1は、コンピュータ装置1100から印刷データが送られてくると、印刷処理を実行する。図11は、このときのプリンタ本体1の処理フローである。以下に説明される各処理は、コントローラ60が、メモリ63内に格納されたプログラムに従って、各ユニットを制御することにより実行される。このプログラムは、各処理を実行するためのコードを有する。
印刷命令受信(S202):コントローラ60は、コンピュータ装置1100からインターフェース部61を介して、印刷命令を受信する。この印刷命令は、コンピュータ1100から送信される印刷データのヘッダに含まれている。そして、コントローラ60は、受信した印刷データに含まれる各種コマンドの内容を解析し、各ユニットを用いて、以下の給紙処理・搬送処理・インク吐出処理等を行う。
給紙処理(S204):まず、コントローラ60は、給紙処理を行う。給紙処理とは、印刷すべき紙をプリンタ1内に供給し、印刷開始位置(頭出し位置とも言う)に紙を位置決めする処理である。コントローラ60は、給紙ローラ21を回転させ、印刷すべき紙を搬送ローラ23まで送る。コントローラ60は、搬送ローラ23を回転させ、給紙ローラ21から送られてきた紙を印刷開始位置に位置決めする。紙が印刷開始位置に位置決めされたとき、ヘッド41の少なくとも一部のノズルは、紙と対向している。
ドット形成処理(S206):次に、コントローラ60は、ドット形成処理を行う。ドット形成処理とは、走査方向に沿って移動するヘッドからインクを断続的に吐出させ、紙上にドットを形成する処理である。コントローラ60は、キャリッジモータ32を駆動し、キャリッジ31を走査方向に移動させる。そして、コントローラ60は、キャリッジ31が移動している間に、印刷データに基づいてヘッドからインクを吐出させる。ヘッドから吐出されたインク滴が紙上に着弾すれば、紙上にドットが形成される。
搬送処理(S208):次に、コントローラ60は、搬送処理を行う。搬送処理とは、紙をヘッドに対して搬送方向に沿って相対的に移動させる処理である。コントローラ60は、搬送モータを駆動し、搬送ローラを回転させて紙を搬送方向に搬送する。この搬送処理により、ヘッド41は、先ほどのドット形成処理によって形成されたドットの位置とは異なる位置に、ドットを形成することが可能になる。
排紙判断(S210):次に、コントローラ60は、印刷中の紙の排紙の判断を行う。印刷中の紙に印刷するためのデータが残っていれば、排紙は行われない。そして、コントローラ60は、印刷するためのデータがなくなるまでドット形成処理と搬送処理とを交互に繰り返し、ドットから構成される画像を徐々に紙に印刷する。印刷中の紙に印刷するためのデータがなくなれば、コントローラ60は、その紙を排紙する。コントローラ60は、排紙ローラを回転させることにより、印刷した紙を外部に排出する。なお、排紙を行うか否かの判断は、印刷データに含まれる排紙コマンドに基づいても良い。
印刷終了判断(S212):次に、コントローラ60は、印刷を続行するか否かの判断を行う。次の紙に印刷を行うのであれば、印刷を続行し、次の紙の給紙処理を開始する。次の紙に印刷を行わないのであれば、印刷動作を終了する。
===本発明のエッジ処理===
<エッジ処理の概要>
本実施形態に係る印刷装置にあっては、印刷しようとする画像の輪郭部に対してエッジ処理を施すことができる。このエッジ処理とは、印刷する画像の輪郭部に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成したり、また輪郭部に形成すべきドットを間引いて形成したりする処理である。
従来のエッジ処理の方法としては、次の(1)〜(4)の手法がある。
(1)印刷しようとする画像の輪郭の内側に隣接するドットを間引いて形成する。
(2)印刷しようとする画像の輪郭の内側に隣接するドットをより小さいなサイズのドットに置き換えて形成する。
(3)印刷しようとする画像の輪郭に形成されるドットを間引いて形成する。
(4)印刷しようとする画像の輪郭に形成されるドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成する。
しかしながら、これら(1)〜(4)のエッジ処理方法では、画像の輪郭におけるインクの滲みを十分に防止することができない場合があった。また、輪郭の内側に形成されたドットからのインクの滲み出しを輪郭で十分に吸収することができない場合があった。
そこで、本発明では、次の2つのエッジ処理方法、即ちタイプ(A)及び(B)の処理方法を提案する。
(A)印刷する画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、最外郭の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成する。
(B)印刷する画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、最外郭の内側に形成すべきドットを前記最外郭の内側に沿って間引いて形成する。
タイプ(A)においては、最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成することで、印刷しようとする画像の輪郭を滑らかに形成することができる。また、最外郭の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成することで、輪郭の内部からのインクの滲み出しを十分に吸収することができる。
また、タイプ(B)においては、最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成することで、印刷しようとする画像の輪郭を滑らかに形成することができる。また、最外郭の内側に形成すべきドットを前記最外郭の内側に沿って間引いて形成することで、輪郭の内部からのインクの滲み出しを十分に吸収することができる。
すなわち、これらタイプ(A)または(B)のエッジ処理方法を採用することによって、印刷しようとする画像の輪郭を滑らかに形成することができるとともに、輪郭の内部からのインクの滲み出しを十分に吸収することができる。これにより、インクの滲み出しが十分に防止され、印刷する画像の輪郭を滑らかに形成することができる。
これらタイプ(A)及びタイプ(B)の各タイプの具体的な処理については、後で詳しく説明する。
<エッジ処理の対象>
本実施形態においてエッジ処理の対象となるのは、テキスト画像のみである。すなわち、テキスト画像を印刷するときに、そのテキスト画像に対してエッジ処理が施される。ここでいうテキスト画像とは、例えば、ASCIIコードをはじめとする、文字や記号などを表す文字コードをはじめとするキャラクタコードや制御コードなどにより構成されたテキストデータに基づき形成された画像などがある。ここで、テキストデータには、「Microsoft Word(商品名)」や「一太郎(商品名)」といった各種ワープロソフトやテキストエディタなどで作成された文書データなども含まれる。このようなテキストデータに基づき印刷を行う場合には、テキストデータに含まれる文字コード等のキャラクタコードを、予め備えたフォント情報等を参照して、文字や記号などとして画像化する処理が行われる。ここでいうテキスト画像とは、このような処理により印刷される画像のことをいう。
本実施形態のテキスト画像としては、このような文字や記号等の他に、例えば、「Vector Works(商品名)」等の各種CAD系アプリケーションソフトやその他アプリケーションソフトにより作成または編集された図形描画データに基づき形成されるグラフィック等の図形を含む。このほかに、テキスト画像には、各種ワードプロセッサや表計算アプリケーションソフトなどの各種図形作成機能やグラフ作成機能などにより作成または編集された図形やグラフなども含まれる。
本実施形態において、エッジ処理の対象とはならない画像としては、例えば、デジタルカメラなどで撮影された写真のデータなどの自然画像や、JEPGやビットマップ等の各種静止画記憶方式により記録された各種画像データがある。
なお、前述した実施の形態では、テキスト画像のみがエッジ処理の対象であったが、本発明にあってはこれに限らず、テキスト画像以外の画像をエッジ処理の対象にしても良い。
また、印刷しようとする画像がテキスト画像か否かを判断する手法については、後で詳しく説明する。
以下に本実施形態に係る印刷装置において実施されるエッジ処理の具体的な実施形態について詳しく説明する。
===エッジ処理例<第1実施形態:タイプ(A)>===
図12は、エッジ処理前の画像のドットの形成状態の一例を示したものである。図13は、本実施形態に係る第1実施形態のエッジ処理が実施された後の画像のドットの形成状態の一例を示したものである。ここでは、「T」という文字を印刷する場合を例にして説明する。
エッジ処理が実施される前は、例えば、図12に示すように、「T」という文字の画像は、大きいサイズのドット(大ドット)のみが集約されて1つの画像をなすように構成される。一方、本実施形態のエッジ処理が実施された後は、図13に示すように、「T」という文字の画像は、大きいサイズのドット(大ドット)が集合して画像をなすように構成されるものの、その画像の輪郭部については、大きいサイズのドット(大ドット)からこれよりも小さなサイズのドット(ここでは、中ドットおよび小ドット)に置き換えられて形成される。本実施形態では、画像の輪郭部のうち、最外郭に形成されるドットが小さいサイズのドット(小ドット)に置き換えて形成され、その最外郭の内側に沿って形成されるドットが中くらいのサイズのドット(中ドット)に置き換えられて形成される。大きいサイズのドットからより小さなサイズのドットへの置き換えは、「T」という文字の画像の輪郭部全体にわたって行われている。なお、小さいサイズのドット(小ドット)は、本実施形態に係る印刷装置が形成可能なドットのうち、最もサイズの小さいドット、即ち最小サイズのドットである。
図14A及び図14Bは、図12に示すエッジ処理が実施される前の画像の輪郭部の様子を拡大して示したものである。図15A及び図15Bは、図13に示すエッジ処理が実施された後の画像の輪郭部の様子を拡大して示したものである。図14A及び図15Aは、その輪郭部におけるドットの形成状態を示し、図14B及び図15Bは、その輪郭部に対応する画像データの一部分を示したものである。
なお、図14B及び図15Bに示す画像データの各画素には、「00」、「01」、「10」又は「11」のいずれか1つの2ビットデータがそれぞれ割り当てられている。各画素に対応するデータ(画素データ)は、その画素の色(階調)を示す情報になる。本実施形態では、画素データが「00」である場合には、その画素に対応する媒体上の位置には、ドットは形成されない。また、画素データが「01」である場合には、その画素に対応する媒体上の位置には、小ドットが形成される。また、画素データが「10」である場合に、その画素に対応する媒体上の位置には、中ドットが形成される。また、画素データが「11」である場合に、その画素に対応する媒体上の位置には、大ドットが形成される。以下の他の実施形態においても同様である。
エッジ処理が実施される前は、図14A及び図14Bに示すように、画像の輪郭部は、なにも処理が施されず、大きいサイズのドット(大ドット「11」)のままとなっている。このため、画像の輪郭部にインクを打ち込んでドットを形成したときに、その打ち込んだインクが滲んで、画像の輪郭部からはみ出して、印刷する画像の輪郭が滑らかに形成されない虞がある。
一方、エッジ処理が実施された場合には、図15A及び図15Bに示すように、画像の最外郭に形成されるドット(図中、領域ED1)が小さいサイズのドット(小ドット;「01」)に置き換えられて形成され、また、その最外郭の内側に形成されるドット(図中、領域ED2)が中くらいのサイズのドット(中ドット;「10」)に置き換えられて形成される。なお、中ドットに置き換えられて形成されたドットのさらに内側に形成されるドットについては、置換処理されておらず、大きいサイズのドット(大ドット;「11」)のままである。
このように画像の最外郭に形成されるドットを小ドットに形成し、またその最外郭の内側に形成されるドットを中ドットに形成することで、画像の輪郭部に打ち込まれるインク量を削減することができる。ここで、インクの打込み量が、小ドットの場合が4.5[ng]、中ドットの場合が7.5[ng]、大ドットの場合が14.5[ng]であるときに、最外郭(領域ED1、小ドット形成)における1画素当たりの平均インク打込み量は4.5[ng]、その内側(領域ED2、中ドット形成)における1画素当たりの平均インク打込み量は7.5[ng]となり、さらにその内側の領域(大ドット形成)の平均インク打込み量、14.5[ng]に比べて大幅に削減されたことになる。
これによって、画像の輪郭部では、打ち込まれるインクの量の削減を図ることができ、インクの滲み出しを抑制することができる。したがって、インクが画像の輪郭からはみ出ることを防止することができ、輪郭を滑らかなにすることができる。
特に、本実施形態では、画像の最外郭に形成されるドットの他に、その最外郭の内側に形成されるドットについても、大ドット(「11」)からより小さなサイズのドット、ここでは中ドット(「10」)に置き換えられて形成されるから、画像の最外郭内側に打ち込まれたインクの滲み出しをも十分に吸収することができ、インクが輪郭からはみ出ることを十分に防止することができる。
===エッジ処理例<第2実施形態:タイプ(A)>===
図16は、本実施形態に係るエッジ処理の第2実施形態が施されたときの画像のドットの形成状態の一例を示したものである。図17A及び図17Bは、図16に示す画像の輪郭部を拡大して示したものである。図17Aは、その輪郭部のドットの形成状態を示し、図17Bは、その輪郭部の画像データの様子を示したものである。ここでも、「T」という文字の画像を例にして説明する。
本実施形態では、図16に示すように、「T」という文字の画像の輪郭部に形成されるドットが、大きいサイズのドットからより小さなサイズのドットに置き換えられて形成される。ここでは、画像の輪郭部のうち、最外郭の内側に形成されるドットが、中くらいのサイズのドットではなく、小さいサイズのドット(小ドット;「01」)に置き換えられて形成される。なお、最外郭に形成されるドットについては、第1実施形態と同様、小さいサイズのドット(小ドット)に置き換えられて形成されている。より小さいサイズのドットへの置き換えは、画像の輪郭部全体にわたって行われている。
詳しくは、図17A及び図17Bに示すように、画像の最外郭に形成されるドット(図中、領域ED1)と、その最外郭の内側に形成されるドット(図中、領域ED2)とが双方共に、小さいサイズのドット(小ドット;「01」)に置き換えて形成される。なお、これらのさらに内側に形成されるドットについては、置換処理されておらず、大きいサイズのドット(大ドット;「11」)のままである。
このように画像の最外郭に形成されるドット(図中、領域ED1)と、その最外郭の内側に形成されるドット(図中、領域ED2)とが双方共に、小さいサイズのドット(小ドット;「01」)に置き換えて形成されることで、第1実施形態に比べて画像の輪郭部に打ち込まれるインク量を削減することができる。ここで、インクの打込み量が、小ドットで4.5[ng]、中ドットで7.5[ng]、大ドットで14.5[ng]である場合に、最外郭(領域ED1、小ドット形成)における1画素当たりの平均インク打込み量は4.5[ng]、その内側(領域ED2、小ドット形成)における1画素当たりの平均インク打込み量も4.5[ng]となり、さらにその内側の領域(大ドット形成)の平均インク打込み量14.5[ng]に比べて大幅に少ないことになる。
以上この実施形態では、画像の最外郭に形成されるドットと、その内側に形成されるドットとが小さいサイズのドット(小ドット)に置き換えられて形成されるため、打ち込まれるインクの量の削減を図ることができ、これにより、インクの滲み出しを抑制して、インクが画像の輪郭からはみ出ることを防止することができる。さらに、この実施形態では、画像の最外郭の内側に形成されるドットが、中くらいのサイズのドット(中ドット;「10」)ではなく、小さいサイズのドット(小ドット;「01」)に置き換えられて形成されることで、画像の内部におけるインクの滲み出しについても十分に吸収することができ、インクが輪郭からはみ出ることを十分に防止することができる。
===エッジ処理例<第3実施形態:タイプ(A)>===
図18は、本実施形態に係るエッジ処理の第2実施形態が施されたときの画像のドットの形成状態の一例を示したものである。図19A及び図19Bは、図18に示す画像の輪郭部を拡大して示したものである。図19Aは、その輪郭部におけるドットの形成状態を示し、図19Bは、その輪郭部の一部における画像データの様子を示したものである。なお、ここでも、「T」という文字の画像を例にして説明する。
ここでは、図18及び図19Aに示すように、第2実施形態(図16参照)と同様に、「T」という文字の画像の最外郭に形成されるドット(図19A中、領域ED1の部分)と、その最外郭の内側に形成されるドット(図19A中、領域ED2の部分)とが、大きいサイズのドットから小さいサイズのドット(小ドット)に置き換えられて形成される他に、さらに、それら小さいサイズのドットに置き換えられて形成されたドットの内側、即ち最外郭の内側に形成されるドットのさらに内側に沿って形成されるドット(図19A中、領域ED3の部分)についても、より小さいサイズのドットに置き換えて形成されている。ここでは、それらのドットが、中くらいのサイズのドット(中ドット)に置き換えられて形成されている。なお、これら小ドットまたは中ドットに置き換えれて形成されたドットのさらに内側に形成されるドットについては、置換処理されておらず、大きいサイズのドット(大ドット;「11」)のままである。
画像の輪郭部における1画素当たりの平均インク打込み量は、小ドットが4.5[ng]、中ドットが7.5[ng]、大ドットが14.5[ng]であるとすると、領域ED1で4.5[ng]、領域ED2で4.5[ng]、領域ED3で7.5[ng]である。
以上この実施形態では、画像の最外郭に形成されるドットと、その内側に形成されるドットとの他に、それらのドットの内側に形成されるドットがより小さいサイズのドットに置き換えて形成されることで、さらにインクの打込み量を削減することができ、これにより、インクの滲み出しをより一層抑制することができる。また、内部からのインクの滲み出しも十分に防止することができる。
===エッジ処理例<第4実施形態:タイプ(A)>===
図20は、本実施形態に係るエッジ処理の第4実施形態が施されたときの画像のドットの形成状態を示したものである。また、図21A及び図21Bは、図20に示す画像の輪郭部を拡大して示したものである。図21Aは、その輪郭部におけるドットの形成状態を示し、図21Bは、その輪郭部における画像データの様子を示したものである。ここでも、「T」という文字の画像を例にして説明する。
ここでは、図20及び図21Aに示すように、第2実施形態(図16参照)と同様に、「T」という文字の画像の輪郭部に形成されるドット(図21A中、領域ED1の部分)と、その最外郭の内側に形成されるドット(図21A中、領域ED2の部分)とが、大きいサイズのドットから小さいサイズのドット(小ドット)に置き換えられて形成される他に、さらに、それらのドットの内側に形成されるドット(図21A中、領域ED3の部分)がその内側に沿って間引いて形成されている。ここでは、輪郭部の内側に形成されるべきドットが、その内側に沿って1列分、1つ置きに間引いて形成されている。間引かれた部分の画素については、図21Bに示すように、大ドットに対応するデータ「11」が、空白を表すデータ「00」に置き換えられる。なお、さらに内側に形成されるドットについては、間引かれて形成されておらず、大きいサイズのドット(大ドット;「11」)のままである。
これら大きいサイズのドット(大ドット)から小さいサイズのドット(小ドット)への置換処理と、輪郭部の内側に形成されるドットをその内側に沿って間引いて形成する処理とは、図20に示すように、「T」という文字の画像の輪郭部全体にわたって行われている。
画像の輪郭部における1画素当たりの平均インク打込み量は、小ドットが4.5[ng]、中ドットが7.5[ng]、大ドットが14.5[ng]であるとすると、領域ED1で4.5[ng]、領域ED2で4.5[ng]、領域ED3で7.25[ng]である。
以上この実施形態では、画像の最外郭に形成されるドットと、その内側に形成されるドットとが小さいサイズのドット(小ドット)に置き換えられて形成されるため、打ち込まれるインクの量の削減を図ることができ、これにより、インクの滲み出しを抑制して、インクが画像の輪郭からはみ出ることを防止することができる。さらに、この実施形態にあっては、これら最外郭に形成されるドットとその内側に形成されるドットよりも、さらに内側に形成されるドットがその内側に沿って間引いて形成されているため、画像の内部におけるインクの滲み出しについてもより一層吸収することができる。これにより、インクが輪郭からはみ出ることを十分に防止することができる。
===エッジ処理例<第5実施形態:タイプ(A)>===
図22は、本実施形態に係るエッジ処理の第5実施形態が施されたときの画像のドットの形成状態の一例を示したものである。また、図23A及び図23Bは、図22に示すエッジ処理が施された画像の輪郭部を拡大して示したものである。図23Aは、その輪郭部におけるドットの形成状態を示し、図23Bは、その輪郭部における画像データの様子を示したものである。なお、ここでも、「T」という文字の画像を例にして説明する。
ここでは、図22に示すように、第2実施形態(図16参照)と同様に、「T」という文字の画像の最外郭に形成されるドット(図23A中、領域ED1の部分)と、その最外郭の内側に形成されるドット(図23A中、領域ED2の部分)とが、大きいサイズのドットから小さいサイズのドット(小ドット)に置き換えられて形成されている。さらに、それら小さいサイズのドットに置き換えられて形成されたドットの内側、即ち最外郭の内側に形成されるドットのさらに内側に形成されるドット(図23A中、領域ED3の部分)が、第4実施形態(図20参照)と同様に、その内側に沿って間引いて形成されている。またさらに、ここでは、その間引かれて形成されるドット(図23A中、領域ED3の部分)のうち、キャリッジ31の移動方向(ここでは、図中横方向)に沿って並んで形成すべきドットについては、すべて省くようになっている。すなわち、ここでは、「T」という文字の画像の上部の横線部分に沿って並んで形成されるべきドットがすべて省かれている。このようにドットを省く理由について以下に詳しく説明する。
<横方向に並ぶドットを省く理由>
図24Aは、理想的なドットを示し、図24B及び図24Cは、実際に形成されるドットを示したものである。理想的に形成されるドットとしては、図24Aに示すように、真円に近い円形状に成形されるドットP0であるのが好ましい。しかしながら、実際には、先に図9を用いて説明したように、大きなサイズのドット(大ドット)は、中くらいのサイズのドット(中ドット)と、小さなサイズのドット(小ドット)とをごく短い時間の間に連続的に形成することにより形成される。このため、図24Bに示すように、中くらいのサイズのドット(中ドット)P1と、小さなサイズのドット(小ドット)P2とが、キャリッジ31の移動方向、即ちここでは横方向に沿ってつながった形状のドットが形成されることになる。さらに、形成された小さなサイズのドットと中くらいのサイズのドット(中ドット)とが重なると、その重なった部分が滲むことになるから、実際には、図24Cに示すように長円形状ないし楕円形状に成形されたドットP3が形成されることになる。
図25A及び図25Bは、このような長円形状ないし楕円形状のドットP3を一列に並べて線を形成したときの様子を示したものである。図25Aは、長円形状ないし楕円形状のドットP3を縦方向に沿って一列に並べて縦線を形成したときのドットP3の様子を示したものである。また、図25Bは、長円形状ないし楕円形状のドットP3を横方向に沿って一列に並べて横線を形成したときのドットP3の様子を示したものである。
縦線を形成した場合には、図25Aに示すように、形成された長円形状ないし楕円形状のドットP3は、縦方向に沿って相互に密着して形成され、隣同士のドットP3の間には、相互に重なり合う部分M1が生じる。ドットP3が重なり合う部分M1では、図中矢印Q1に示す方向、即ちキャリッジ31の移動方向(横方向)に沿って、インクの滲み出しが発生する。ただし、ここで縦方向に沿って並ぶドットP3どうしが重なり合う部分M1の面積は、さほど大きいわけではないため、滲み出し量も少ない。
一方、横線を形成した場合には、図25Bに示すように、形成された長円形状ないし楕円形状のドットP3は、横方向に沿って相互に密着して形成され、隣同士のドットP3の間には、相互に重なり合う部分M2が生じる。ここで、横方向に並ぶドットP3どうしの重なり合う部分M2の面積は非常に大きいことから、インクの滲み出し量も大きい。このため、図中矢印Q2に示す方向、即ちキャリッジ31の移動方向に対して直交する方向(搬送方向、縦方向)に沿って、縦線の場合に比べて多量のインクが滲み出すことになる。したがって、ドットP3を縦方向に沿って並べて形成する場合よりも、横方向に沿って並べて形成する場合の方がインクの滲み出し量は多くなる。つまり、横方向(キャリッジ31の移動方向)に沿って並んで形成されるドットP3については、当該横方向以外の他の方向、例えば縦方向(搬送方向)に沿って並んで形成されるドットP3よりも、間引き量を増やす方が好ましい。
そこで、本実施形態では、このような横方向にドットP3が並んだことによりインクの滲み出しを抑制するために、キャリッジ31の移動方向に沿って並んで形成されるドットP3をすべて省いている。すなわち、本実施形態では、「T」という文字の画像の上部の横線部分に沿って、最外郭の内側に形成されるドットのさらに内側に沿って並んで形成すべきドットを全て形成対象から外している。
なお、本実施形態では、画像の輪郭部における1画素当たりの平均インク打込み量は、小ドットが4.5[ng]、中ドットが7.5[ng]、大ドットが14.5[ng]であると、領域ED1が4.5[ng]、領域ED2が4.5[ng]、領域ED3の横方向が0[ng]、領域ED2の縦方向が7.25[ng]である。
===エッジ処理例<第6実施形態:タイプ(B)>===
図26は、本実施形態に係るエッジ処理の第6実施形態によるドットの形成状態を示したものである。図27A及び図27Bは、図26に示す画像の輪郭部を拡大して示したものである。図27Aは、その輪郭部におけるドットの形成状態を示し、図27Bは、その輪郭部における画像データの様子を示したものである。
ここでは、図26及び図27Aに示すように、「T」という文字の画像の最外郭に形成されるドット(図27A中、領域ED1の部分)が小さいサイズのドット(小ドット;「01」)に置き換えられて形成されるとともに、また、その最外郭の内側に形成されるドット(図27A中、領域ED2の部分)が、その最外郭の内側に沿って間引いて形成される。ここでは、最外郭の内側に沿って形成されるドット(領域ED2の部分)が、最外郭の内側に沿って1列分、1つ置きに間引いて形成されている。間引かれて残ったドットは、大きいサイズのドット(大ドット;「11」)として形成されている。
なお、間引かれた部分に対応する画素については、図27Bに示すように、大きいサイズのドットの形成を表す2ビットデータ「11」が、空白を表す2ビットデータ「00」に置き換えられる。また、さらにその内側に形成されるドットについては、本実施形態では、間引かれて形成されておらず、大きいサイズのドット(大ドット;「11」)のままである。
以上このように、最外郭の内側に形成されるドットが、最外郭の内側に沿って間引いて形成されても、画像の輪郭部におけるインクの打込み量を減らすことができ、インクの滲み出しを抑制することができる。これにより、印刷する画像の輪郭を滑らかに形成することができる。
===エッジ処理例<第7実施形態:タイプ(B)>===
図28は、本実施形態に係るエッジ処理の第7実施形態によるドットの形成状態を示したものである。図29A及び図29Bは、図28に示す画像の輪郭部を拡大して示したものである。図29Aは、その輪郭部におけるドットの形成状態を示し、図29Bは、その輪郭部における画像データの様子を示したものである。
ここでは、図28及び図29Aに示すように、「T」という文字の画像の最外郭に形成されるドット(図29A中、領域ED1の部分)が小さいサイズのドット(小ドット;「01」)に置き換えられて形成されるとともに、その最外郭の内側に沿って形成されるドット(図29A中、領域ED2の部分)が、その最外郭の内側に沿って間引いて形成され、さらにその間引いて形成されるドット(領域ED2の部分)が、中くらいのサイズのドット(中ドット)に置き換えられて形成されている。間引いて形成されるドットは、1つ置きに形成される。
なお、間引かれた部分に対応する画素については、図29Bに示すように、大きいサイズのドットの形成を表す2ビットデータ「11」が、空白を表す2ビットデータ「00」に置き換えられる。また、さらに内側に形成されるドットについては、本実施形態では、間引かれて形成されておらず、大きいサイズのドット(大ドット;「11」)のままである。
以上この実施形態にあっては、最外郭の内側に沿って形成されるドットの他に、さらにそのドットの内側に形成されるドットについても、その内側に沿って間引いて形成することによって、最外郭の内側に打ち込まれたインクをより一層吸収することができ、インクの滲み出しの抑制を図ることができる。
===エッジ処理例<第8実施形態:タイプ(B)>===
図30は、本実施形態に係るエッジ処理の第8実施形態によるドットの形成状態を示したものである。図31A及び図31Bは、図30に示す画像の輪郭部を拡大して示したものである。図31Aは、その輪郭部におけるドットの形成状態を示し、図31Bは、その輪郭部における画像データの様子を示したものである。
ここでは、図30及び図31Aに示すように、「T」という文字の画像の最外郭に形成されるドット(図31A中、領域ED1の部分)が小さいサイズのドット(小ドット;「01」)に置き換えられて形成され、その最外郭の内側に形成されるドット(図31A中、領域ED2の部分)が、その最外郭の内側に沿って間引いて形成され、さらに、その最外郭の内側に間引いて形成されるドットの内側に沿って形成されるドット(図31A中、領域ED3の部分)についても、間引いて形成されている。すなわち、この実施形態では、最外郭の内側に沿って形成されるドットが、最外郭の内側に沿って2列分(領域ED2及びED3の部分)、間引いて形成されている。
間引かれた部分に対応する画素については、図31Bに示すように、大きいサイズのドットの形成を表す2ビットデータ「11」が、空白を表す2ビットデータ「00」に置き換えられる。
以上この実施形態にあっては、最外郭の内側に形成されるドットが中ドットに置き換えられて形成されることで、画像の内側から滲み出たインクをより一層吸収することができ、インクの滲み出しの防止効果が高まる。
===エッジ処理例<第9実施形態:タイプ(B)>===
図32は、本実施形態に係るエッジ処理の第9実施形態によるドットの形成状態を示したものである。図33A及び図33Bは、図32に示す画像の輪郭部を拡大して示したものである。図33Aは、その輪郭部におけるドットの形成状態を示し、図33Bは、その輪郭部における画像データの様子を示したものである。
ここでは、図32及び図33Aに示すように、「T」という文字の画像の最外郭に形成されるドット(図33A中、領域ED1の部分)が小さいサイズのドット(小ドット;「01」)に置き換えられて形成される。また、その最外郭の内側に沿って形成されるドット(図33A中、領域ED2の部分)については、キャリッジ31の移動方向(ここでは、図中横方向)に沿って並んで形成されるべきドットがすべて省かれている一方、キャリッジ31の移動方向以外の方向に沿って並んで形成される他のドットについては、その最外郭の内側に沿って間引いて形成されている。キャリッジの移動方向に沿って並んで形成すべきドットが省かれている理由は、第5実施形態で説明した通りである。すなわち、キャリッジ31の移動方向に沿って並んで形成すべきドットについては、その移動方向に沿って相互に重なり合う部分の面積が非常に大きくなるから、そこで発生するインクの滲み出し量も多くなる。そこで、キャリッジ31の移動方向に沿って並んで形成されるドットについてはすべて省くことによって、インクの滲み出しを大幅に抑制することができ、印刷する画像の輪郭からの滲み出しを防止して、画像の輪郭を滑らかに形成することができる。
なお、最外郭の内側に間引かれて残ったドットは、大きいサイズのドット(大ドット;「11」)として形成されている。また、間引かれた部分に対応する画素については、図33Bに示すように、大きいサイズのドットの形成を表す2ビットデータ「11」が、空白を表す2ビットデータ「00」に置き換えられる。
===各実施形態と請求項との対応関係===
請求項と各実施形態との対応関係は、次の通りである。
(1)請求項1 ⇒ 第1〜第5実施形態
(2)請求項2、3 ⇒ 第1実施形態
(3)請求項4 ⇒ 第1〜第5実施形態
(4)請求項5 ⇒ 第3実施形態
(5)請求項6 ⇒ 第4、第5実施形態
(6)請求項7、8 ⇒ 第5実施形態
(7)請求項11、12 ⇒ 第6〜第9実施形態
(8)請求項13 ⇒ 第7実施形態
(9)請求項14、15 ⇒ 第9実施形態
===エッジ処理の処理手順===
次に、エッジ処理の具体的な処理手順について説明する。ここでは、前述した第3実施形態(図18、図19A及び図19B参照)におけるエッジ処理を例にして説明する。
エッジ処理は、本実施形態の印刷装置のコンピュータに搭載されたプリンタドライバ1110により行われる。プリンタドライバ1110は、アプリケーションプログラムから受け取った画像データを720dpi(横)×720dpi(縦)の解像度のRGB画像データに変換して、得られたRGB画像データをCMYK画像データに変換して、さらにこのCMYK画像を256階調のデータから2値データに変換して、この2値データから低解像度の多値データに変換した後、変換して得られた多値データに対してエッジ処理を実行する。
図34は、プリンタドライバ1110により実行されるエッジ処理の処理手順の一例を示したフローチャートである。プリンタドライバ1110は、360dpi(横)×720dpi(縦)の多値データを変換により取得すると、その取得した多値データから着目画素のデータを取得する(S302)。そして、プリンタドライバ1110は、取得した着目画素のデータが「11」であるか、即ち大きいサイズのドット(大ドット)に対応するデータであるか否かを調べる。ここで、着目画素のデータが「11」である場合には、次のステップS304へと移行する。一方、着目画素のデータが「11」ではない場合には、ステップS322へと進む。
ステップS304では、着目画素の他にその着目画素の周辺の画素についても多値データからデータを取得する。図35は、多値データから取得する着目画素の周辺の画素について説明したものである。多値データが同図に示すようなドットマトリックス状のデータであり、着目画素の座標を(i,j)とすると、データの取得の対象となる着目画素(i,j)の周辺の画素は次の16個の画素である。
すなわち、(i−3,j)、(i−2,j)、(i−1,1)、(i−1,j−1)、(i−1,j+1)、(i,j−3)、(i,j−2)、(i,j−1)、(i,j+1)、(i,j+2)、(i,j+3)、(i+1,j)、(i+1,j−1)、(i+1,j+1)、(i+2,j)及び(i+3,j)である。
次にプリンタドライバ1110は、多値データから取得した着目画素のデータと、その着目画素の周辺の画素から取得したデータとを、Pix_Array[0]〜[16]のデータとしてセットする。
図36A及び図36Bは、データがセットされる着目画素及びその周辺の画素と、そのデータがセットされるPix_Array[0]〜[16]との対応関係を説明する図である。同図中、Pix_Array[0]〜[16]は、「0」から「16」までの番号で示している。ここで、着目画素のデータは、Pix_Array[8]にセットされる。このようにして着目画素のデータとその着目画素の周辺の画素のデータとをPix_Array[0]〜[16]にそれぞれセットする。
次に、プリンタドライバ1110は、Pix_Array[0]〜[16]にセットされたデータに基づき、ラプラシアンフィルタを用いて演算を行う(S308)。ここでは、「7×7のフィルタ」、「5×5のフィルタ」及び「3×3のフィルタ」の3種類のフィルタを用いて演算を行う。
図37A及び図37Bは、本実施形態で用いられる「7×7のフィルタ」を説明するものである。図38A及び図38Bは、本実施形態で用いられる「7×7のフィルタ」を説明するものである。図39A及び図39Bは、本実施形態で用いられる「7×7のフィルタ」を説明するものである。
「7×7のフィルタ」は、図37Aに示すように、横7マス×縦7マスのマトリックス状に構成されたデータであり、着目画素に対応する位置のマスには、データ「−16」がセットされ、またその着目画素の周辺の各画素に対応する位置のマスには、それぞれデータ「1」がセットされている。図37Bに、「7×7のフィルタ」のデータ、即ちLap_Filter1[0]〜[16]にセットされるデータを示す。
また、「5×5のフィルタ」は、図38Aに示すように、縦5マス×縦5マスのマトリックス状に構成されたデータであり、着目画素に対応する位置のマスには、データ「−12」がセットされ、その着目画素の周辺の各画素に対応する位置のマスには、それぞれデータ「1」がセットされている。図38Bに、「5×5のフィルタ」のデータ、即ちLap_Filter2[1]〜[4]、[6]〜[10]、[12]〜[15]にセットされるデータを示す。
また、「3×3のフィルタ」は、図39Aに示すように、横3マス×縦3マスのマトリックス状に構成されたデータであり、着目画素に対応する位置のマスには、データ「−8」がセットされ、その着目画素の周辺の各画素に対応する位置のマスには、それぞれデータ「1」がセットされている。図39Bに、「3×3のフィルタ」のデータ、即ちLap_Filter3[2]〜[4]、[7]〜[9]、[12]〜[14]にセットされるデータを示す。
このような3種類のフィルタを用いて演算を行う。ここでは、これら3種類のフィルタから3つの値を演算値として求める。ここで求められる演算値を、「Value1」、「Value2」および「Value3」とする。
図40〜図42は、これら3種類のフィルタを用いて行われる演算の演算式を示したものである。「7×7のフィルタ」を用いて行われる演算は、図40に示すように、Filter1[0]〜[16]のデータと、Pix_Array[0]〜[16]のデータとをそれぞれ対応させて乗算処理してゆき、この乗算処理により得られた値を順次加算してゆく。これにより、演算値「Value1」を求める。
また、「5×5のフィルタ」を用いて行われる演算においても同様に、図41に示すように、Filter2[1]〜[4]、[6]〜[10]、[12]〜[15]のデータと、Pix_Array[1]〜[4]、[6]〜[10]、[12]〜[15]のデータとをそれぞれ対応させて乗算し、得られた乗算値を順次加算して、演算値「Value2」を求める。
また、「3×3のフィルタ」を用いて行われる演算においても同様に、図42に示すように、Filter3[2]〜[4]、[7]〜[9]、[12]〜[14]のデータと、Pix_Array[2]〜[4]、[7]〜[9]、[12]〜[14]のデータとをそれぞれ対応させて乗算し、得られた乗算値を順次加算して、演算値「Value3」を求める。
ここで、例えば、「7×7のフィルタ」を用いて演算を行った場合に、Pix_Array[0]〜[16]にセットされたデータのうち、どれか1つでも(0,0)のデータ、即ちドットを形成しない、空白を表すデータがあれば、演算により得られる値「Value1」は、負の値になる。つまり、着目画素の周辺の画素にどれか1つでも空白(ドットを形成しない)の画素があれば、演算値「Value1」は、負の値になる。「5×5のフィルタ」または「3×3のフィルタ」を用いて演算を行ったときも同様に、着目画素の周辺の画素にどれか1つでも空白(ドットを形成しない)の画素があれば、演算値「Value2」または「Value3」は、負の値になる。
これらのことから、着目画素が、印刷しようとする画像の最外郭に位置する場合には、「3×3のフィルタ」により、演算値「Value3」が負の値となる。また、着目画素が、印刷しようとする画像の最外郭のすぐ内側に位置する場合には、「5×5のフィルタ」により、演算値「Value2」が負の値となる。また、着目画素が、さらに内側に位置する場合には、「7×7のフィルタ」により、演算値「Value1」が負の値となる。
プリンタドライバ1110は、図34に示すように、ステップS308において、3つのフィルタにより「Value1」、「Value2」および「Value3」の各値を得た後、次に、「Value3」が負の値(ここでは、「−1」〜「−8」の範囲)か否かチェックする(S310)。ここで、「Value3」が負の値であれば、その着目画素が、印刷しようとする画像の最外郭に位置する画素であると判断して、小さいサイズのドット(小ドット)に置き換える処理を行う。具体的には、着目画素のデータを「11」から「01」に書き換える(S320)。その後、ステップS322へと進む。
一方、「Value3」が負の値ではない場合には、次にステップS312へと進み、「Value2」が負の値(ここでは、「−1」〜「−4」)か否かをチェックする。ここで、「Value2」が負の値であれば、その着目画素が、印刷しようとする画像の最外郭の内側に位置する画素であると判断して、小さいサイズのドット(小ドット)に置き換える処理を行う。具体的には、着目画素のデータを「11」から「01」に書き換える(S320)。その後、ステップS322へと進む。
他方、「Value2」が負の値ではない場合には、次にステップS314へと進み、「Value1」が負の値(ここでは、「−1」〜「−4」)か否かをチェックする。ここで、「Value1」が負の値であれば、その着目画素が、印刷しようとする画像の最外郭の内側のさらに内側に位置する画素であると判断して、中くらいのサイズのドット(中ドット)に置き換える処理を行う。具体的には、着目画素のデータを「11」から「10」に書き換える(S320)。その後、ステップS322へと進む。
なお、「Value1」が負の値ではない場合には、着目画素が、印刷しようとする画像の輪郭に近い画素ではないと判断して、当該着目画素についてエッジ処理を行わずに、ステップS322へと進む。
ステップS322では、次に処理すべき着目画素があるか否かを調べ、次に処理すべき着目画素がある場合には、ステップS302へと戻り、その着目画素のデータを取得する(S302)。一方、次に処理すべき着目画素がない場合には、エッジ処理を終了させる。
以上のようにして、多値データに含まれる全ての画素のデータについて順次着目画素として逐次処理を行ってゆく。このような手法により処理を行うことによって、簡単にエッジ処理を実施することができる。
なお、このようなエッジ処理の手順については、前述第3実施形態以外に他の実施形態、即ち第1〜第2実施形態および第4〜第9実施形態の各実施形態に対して適用することが可能である。
また、本発明に係るエッジ処理の手順としては、このような手順に限られるものではない。
===テキスト画像か否かの判断===
印刷しようとする画像がテキスト画像か否かの判断は、プリンタドライバ1110により行う。プリンタドライバ1110は、アプリケーションプログラムから受け取った画像データを720dpi×720dpiの解像度を有するRGB画像データに変換し(図10のS104参照)、このRGBデータを256階調のCMYK画像データに変換した後(図10のS106参照)、生成したCMYK画像データに基づき、印刷しようとする画像がテキスト画像か否か判断する。
具体的には、プリンタドライバ1110は、生成したCMYK画像データから、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)の各色のデータを参照して、ブラック(K)以外の色、即ちシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロ(Y)の各色のデータが、すべて色のない状態、即ち「白」の階調を示すデータにより構成されているかどうかチェックする。そして、ブラック(K)以外の色のデータ、即ちシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロ(Y)の各色のデータが全て「白」の階調を示すデータにより構成されていた場合には、次に、ブラック(K)のデータ中の色のある状態を示すデータが、全て所定の階調を示すデータが否かをチェックする。ここでいう所定の階調を示すデータとは、ブラック(K)で表現される256階調の色のうち、最も濃度の濃い色を示すデータのことである。例えば、「0」や「255」などといったデータである。これは、本実施形態では、テキスト画像の印刷には、文字や記号等をはっきり印刷するために、ブラック(K)の中でも最も濃度が濃い色のみが用いられているからであり、このようにテキスト画像の印刷に濃度が濃い色のみが用いられることから、ブラック(K)のデータに含まれる色のある状態を示すデータが、全て所定の階調を示すデータが否かをチェックすることによって、簡単に印刷しようとする画像がテキスト画像か否かを判別することができる。
図43は、プリンタドライバ1110が行う判断処理の手順の一例を示したものである。プリンタドライバ1110は、まず、RGB画像データから変換して生成したCMYK画像データに基づき、当該CMYK画像データに含まれる各色、即ち、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)の各色のデータから、ブラック(K)以外の色、即ちシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロ(Y)の各色のデータが、すべて色のない状態、即ち「白」の階調を示すデータにより構成されているかどうかチェックする。
本実施形態では、まず、CMYK画像データを取得し(S402)、シアン(C)についてチェックする(S404)。ここで、シアン(C)のデータに、色のある状態、即ち「白」を示すデータ以外のデータが含まれる場合には、印刷しようとする画像がテキスト画像以外の画像であると判断して、処理を終了する(S416)。一方、シアン(C)のデータが、すべて色のない状態、即ち「白」を示すデータであれば、次のステップS406へと進む。
ステップS406では、マゼンダ(M)のデータについてチェックする。ここで、マゼンダ(M)のデータに、「白」を示すデータ以外のデータが含まれる場合には、印刷しようとする画像がテキスト画像以外の画像であると判断して、処理を終了する(S416)。一方、マゼンダ(M)のデータが、すべて色のない状態、即ち「白」を示すデータであれば、次のステップS408へと進み、イエロ(Y)のデータについて調べる。ここで、イエロ(Y)のデータに、「白」を示すデータ以外のデータが含まれる場合には、印刷しようとする画像がテキスト画像以外の画像であると判断して、処理を終了する(S416)。一方、イエロ(Y)のデータが、すべて色のない状態、即ち「白」を示すデータであれば、次のステップS410へと進み、ブラック(K)のデータについて調べる。
ここで、ブラック(K)のデータが、すべて「白」を示すデータであれば、エラーと判断して、ステップS402に戻り、処理をもう一度はじめからやり直す。一方、ブラック(K)のデータに、「白」を示すデータ以外のデータが含まれている場合には、次にステップS412に進んで、ブラック(K)のデータが所定の階調を示すデータのみにより構成されているか否かチェックする。即ち、ブラック(K)のデータが、256階調の中でも最も濃度が濃い色のデータのみにより構成されているか否かをチェックする。ブラック(K)のデータが所定の階調を示すデータのみにより構成されていた場合には、印刷しようとする画像がテキスト画像であると判断する(S414)。他方、ブラック(K)のデータに、所定の階調以外の階調を示すデータ(「白」の階調を示すデータを除く)が含まれていた場合には、印刷しようとする画像がテキスト画像ではないと判断して(S416)、処理を終了する。
なお、ブラック(K)以外の色、即ち、ここでは、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロ(Y)については、前述した順序で調べていったが、必ずしもこのような順序を採る必要はなく、別の順序でチェックしても良い。
また、ブラック(K)が複数の種類ある場合には、それら複数種類のブラック(K)のうちテキスト画像の印刷に用いられるブラック(K)について、所定のデータのみにより構成されているか否か判断すると良い。また、ブラック(K)以外の他の色のインクをテキスト画像の印刷に用いる場合には、その色について所定のデータのみにより構成されているか否か判断すると良い。
また、本実施形態では、RGB画像データから変換して得られた256階調のCMYK画像データに基づきテキスト画像か否か判断していたが、CMYK画像データをプリンタが形成可能な階調数のデータ、例えば、720dpi×720dpiの解像度の2値データなどに変換した後に、その変換して得られたデータに基づき、テキスト画像か否かの判断を行っても良い。
また、本実施形態では、プリンタドライバ1110により、CMYK画像データに基づきブラック(K)以外の他の色のデータに印刷すべきデータがないかどうか調べ、ブラック(K)のデータにのみ印刷すべきデータがある場合に、印刷しようとする画像がテキスト画像であると判断していたが、本発明にあっては必ずしもこのような手法を採用する必要はなく、他の手法により印刷しようとする画像がテキスト画像か否か判断しても良い。===その他の実施の形態===
以上、一実施形態に基づき、本発明に係るプリンタ等の印刷装置について説明したが、上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更または改良され得るとともに、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に係る印刷装置に含まれるものである。
また、本実施形態において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部又は全部をソフトウェアによって置き換えてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアによって置き換えてもよい。
また、印刷装置側にて行っていた処理の一部をホスト側にて行ってよく、また印刷装置とホストの間に専用の処理装置を介設して、この処理装置にて処理の一部を行わせるようにしてもよい。
<印刷装置(印刷部)について>
本発明の印刷装置にあっては、前述したインクジェットプリンタに限らず、バブルジェット方式のプリンタなどの他のインク吐出形式により印刷を行う印刷装置であっても良い。
また、この他に、本発明の印刷装置としては、インクを吐出しないタイプのプリンタ、具体的には、ドットインパクト式プリンタやレーザープリンタなど、媒体にドットを形成して画像を印刷する装置であれば、どのようなタイプの印刷装置であっても構わない。
<ドットについて>
前述した印刷装置では、ドットが媒体に向けて吐出されたインクにより形成されていたが、本発明にあってはこのような場合に限らず、ドットインパクト式プリンタ等においてピンの打込みによりインクを媒体に付着させて形成されるドットであったり、また、レーダービーム式プリンタ等に代表されるトナーを媒体に定着させて形成されたりするドットであったりしても良い。
<ドットのサイズの種類について>
前述した印刷装置では、形成されるドットのサイズの種類が、小ドット、中ドット及び大ドットの3種類であったが、本発明にあってはこのような場合に限らず、サイズの種類が4種類以上であったり、または2種類であったりしても良い。
<エッジ処理について>
本発明に係るエッジ処理方法としては、前述した第1〜第9実施形態の手法に限らない。
また、前述した第1〜第9実施形態のエッジ処理方法については、1つの印刷装置ですべて実施可能であっても良い。またこれら第1〜第9実施形態のエッジ処理方法の中から選ばれた1または2以上のエッジ処理方法が1つの印刷装置で実施可能であっても、第1〜第9実施形態で説明したエッジ処理方法以外の他のエッジ処理方法が印刷装置で実施可能であっても良い。
また、インクの種類、即ち特性や性質(滲み方など)ごとに、異なるエッジ処理を採用するようにしても良い。
<最外郭に形成されるドット>
前述した実施形態では、印刷する画像の最外郭に形成されるドットが、印刷装置が形成可能なドットの中で最も小さいサイズのドット、即ち小ドットに置き換えられて形成されていたが、本発明にあってはこのような最も小さいサイズのドットである必要はなく、より小さいサイズのドットであれば、他のサイズのドットに置き換えられて形成されても良い。
<間引き処理について>
前述した実施形態では、ドットを1つ置きに間引いて形成していたが、本発明にあってはこのような場合に限らず、ドットを2つ置きに形成したり、また3つ以上間を置いてドットを形成したりしても良い。
<間引き量について>
前述した実施の形態(第5実施形態、第9実施形態)では、ヘッド(キャリッジ31)の移動方向に沿って並んで形成すべきドットがすべて省かれていたが、本発明にあってはこのような場合に限らず、ヘッド(キャリッジ)の移動方向に沿って並んで形成されるべきドットと、その移動方向以外の他の方向に沿って並んで形成されるべきドットとの間引き量が異なれば、どのようにドットが省かれていても構わない。
<エッジ処理の対象となる画像について>
前述した実施の形態では、テキスト画像のみをエッジ処理の対象としていたが、本発明にあっては、このような画像に限らず、テキスト画像以外の画像をエッジ処理の対象としても良い。具体的には、例えば、文字の画像を含む画像、例えば、文字などのテキスト画像が組み込まれた写真などの自然画像を含むような画像が置換処理の対象となっても良い。この場合、自然画像に含まれるテキスト画像の部分についてのみ、置換処理を施すようにすると良い。
また、前述した実施の形態では、JPEGやビットマップ形式により記録された写真などの自然画像を含む画像を置換処理の対象から除外していたが、本発明においては、必ずしもこれらの画像を置換処理の対象から除外する必要はなく、これらの画像についても置換処理を施すようにしても良い。
<プリンタドライバについて>
前述の実施形態によれば、コンピュータ装置側のプリンタドライバ1110が置換処理を行っていたが、このような置換処理を行うのは、プリンタドライバ1110に限られるものではなく、例えば、本実施形態の置換処理を行うのに必要な機能を実現するためのプログラムがプリンタのメモリ等の各種記憶部に格納されているのであれば、プリンタが前述の置換処理を行うことが可能である。
<媒体について>
媒体については、前述した用紙として、普通紙やマット紙、カット紙、光沢紙、ロール紙、用紙、写真用紙、ロールタイプ写真用紙等をはじめ、これらの他に、OHPフィルムや光沢フィルム等のフィルム材や布材、金属板材などであっても構わない。すなわち、インクの吐出対象となり得るものであれば、どのような媒体であっても構わない。
印刷装置の一実施形態の全体構成の説明図。 プリンタドライバが行う処理の説明図。 プリンタドライバのユーザインターフェースの説明図。 プリンタ本体の全体構成のブロック図。 プリンタ本体の内部構成を示す斜視図。 プリンタ本体の内部構成を示す縦断面図。 ヘッドのノズルの配列を示す説明図。 ヘッドユニットの駆動回路の説明図。 各信号の説明のためのタイミングチャート。 プリンタドライバの処理手順を示すフローチャート。 印刷時の処理のフロー図。 エッジ処理を実施しなかった場合のドットの形成状態の説明図。 第1実施形態に係るエッジ処理を施したときのドットの形成状態の説明図。 図14Aは、図12の画像の輪郭部の拡大図、図14Bはその画像データの説明図。 図15Aは、図13の画像の輪郭部の拡大図、図15Bはその画像データの説明図。 第2実施形態に係るエッジ処理を施したときのドットの形成状態の説明図。 図17Aは、図16の画像の輪郭部の拡大図、図17Bはその画像データの説明図。 第3実施形態に係るエッジ処理を施したときのドットの形成状態の説明図。 図19Aは、図18の画像の輪郭部の拡大図、図19Bはその画像データの説明図。 第4実施形態に係るエッジ処理を施したときのドットの形成状態の説明図。 図21Aは、図20の画像の輪郭部の拡大図、図21Bはその画像データの説明図。 第5実施形態に係るエッジ処理を施したときのドットの形成状態の説明図。 図23Aは、図22の画像の輪郭部の拡大図、図23Bはその画像データの説明図。 図24Aは、理想的なドットを示し、図24B及び図24Cは、実際に形成されるドットを示したものである。 図25Aは、ドットを縦方向に一列に並べて縦線を形成したときの様子を示し、図25Bは、ドットを横方向に一列に並べて横線を形成したときの様子を示す。 第6実施形態に係るエッジ処理を施したときのドットの形成状態の説明図。 図27Aは、図26の画像の輪郭部の拡大図、図27Bはその画像データの説明図。 第7実施形態に係るエッジ処理を施したときのドットの形成状態の説明図。 図29Aは、図28の画像の輪郭部の拡大図、図29Bはその画像データの説明図。 第8実施形態に係るエッジ処理を施したときのドットの形成状態の説明図。 図31Aは、図30の画像の輪郭部の拡大図、図31Bはその画像データの説明図。 第9実施形態に係るエッジ処理を施したときのドットの形成状態の説明図。 図33Aは、図32の画像の輪郭部の拡大図、図33Bはその画像データの説明図。 本実施形態に係るエッジ処理の処理手順の一例を示すフローチャート。 データを取得する着目画素とその周辺の画素との位置関係の説明図。 図36Aは、そのデータがセットされる着目画素及びその周辺の画素の位置を示し、図36Bは、画素データPix_Array[0]〜[16]との対応関係の説明図。 図37Aは「7×7のフィルター」を示し、図37Bは、そのフィルターの設定データを示す。 図38Aは「5×5のフィルター」を示し、図38Bは、そのフィルターの設定データを示す。 図39Aは「5×5のフィルター」を示し、図39Bは、そのフィルターの設定データを示す。 「7×7のフィルター」による演算方法の説明図。 「5×5のフィルター」による演算方法の説明図。 「3×3のフィルター」による演算方法の説明図。 テキスト画像か否かの判断の処理手順の一例を示すフローチャート。
符号の説明
1 プリンタ本体、
20 搬送ユニット、 21 給紙ローラ、 22 搬送モータ(PFモータ)、
23 搬送ローラ、 24 プラテン、 25 排紙ローラ、
30 キャリッジユニット、 31 キャリッジ、
32 キャリッジモータ(CRモータ)、
40 ヘッドユニット、 41 ヘッド、
411Y イエロインクノズル群、 411M マゼンダインクノズル群、
411C シアンインクノズル群、 411K ブラックインクノズル群、
50 センサ、 51 リニア式エンコーダ、 52 ロータリー式エンコーダ、
53 紙検出センサ、 54 紙幅センサ、
60 コントローラ、 61 インターフェース部、 62 CPU、
63 メモリ、 64 ユニット制御回路、
64A 原駆動信号発生部、 64B 駆動信号整形部、
1100 コンピュータ、1102 ビデオドライバ、
1104 アプリケーションプログラム、1110 プリンタドライバ、
1112 解像度変換処理部、1114 色変換処理部、
1116 ハーフトーン処理部、1118 ラスタライズ処理部、
1200 表示装置、 1201 ディスプレイ、
1300 入力装置、 1300A キーボード、 1300B マウス、
1400 記録再生装置、 1400A フレキシブルディスクドライブ装置、
1400B CD−ROMドライブ装置、
1000 印刷システム

Claims (25)

  1. 媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置において、
    前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
    前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記画像の最外郭に形成すべきドットと、前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットとで、置き換え後のドットのサイズが異なることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記画像の最外郭に形成すべきドットの方が、前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットよりも、置き換え後のドットのサイズが小さいことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記画像の最外郭に形成すべきドットが置き換えられて形成されるドットのサイズは、前記印刷部が形成可能なドットのサイズの中で最小のサイズであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記最外郭の内側に沿ってドットが形成される領域の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記最外郭の内側に沿ってドットが形成される領域の内側に沿って形成すべきドットを前記領域の内側に沿って間引いて形成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記印刷部は、前記媒体に対して相対的に移動可能なヘッドに設けられ、前記ヘッドが移動するときに前記媒体に印刷を施し、
    前記領域の内側に沿って間引いて形成されるドットのうち、前記ヘッドの移動方向に沿って並んで形成されるドットと、前記移動方向以外の他の方向に沿って並んで形成される他のドットとで、間引き量が異なることを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  8. 前記ヘッドの移動方向に沿って並んで形成されるドットの方が、前記移動方向以外の他の方向に沿って並んで形成されるドットよりも、間引き量が大きいことを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
  9. 前記画像がテキスト画像であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の印刷装置。
  10. 前記印刷部は、媒体に向けてインクを吐出することによりドットを形成して画像を印刷することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の印刷装置。
  11. 媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置において、
    前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
    前記最外郭の内側に形成すべきドットを前記最外郭の内側に沿って間引いて形成することを特徴とする印刷装置。
  12. 前記最外郭に形成すべきドットが置き換えられて形成される前記より小さなサイズのドットのサイズは、前記印刷部が形成可能なドットのサイズの中で最小のサイズであることを特徴とする請求項11に記載の印刷装置。
  13. 前記最外郭の内側に沿って間引いて形成されるドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成することを特徴とする請求項11または12に記載の印刷装置。
  14. 前記印刷部は、前記媒体に対して相対的に移動可能なヘッドに設けられ、前記ヘッドが移動するときに前記媒体に印刷を施し、
    前記最外郭の内側に沿って間引いて形成されるドットのうち、前記ヘッドの移動方向に沿って並んで形成されるドットと、前記移動方向以外の他の方向に沿って並んで形成されるドットとで、間引き量が異なることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の印刷装置。
  15. 前記ヘッドの移動方向に沿って並んで形成されるドットの方が、前記移動方向以外の他の方向に沿って並んで形成されるドットよりも、間引き量が大きいことを特徴とする請求項14に記載の印刷装置。
  16. 前記画像がテキスト画像であることを特徴とする請求項11〜15のいずれか1項に記載の印刷装置。
  17. 前記印刷部は、媒体に向けてインクを吐出することによりドットを形成して画像を印刷することを特徴とする請求項11〜16のいずれか1項に記載の印刷装置。
  18. 媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置において、
    前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
    前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
    前記画像の最外郭に形成すべきドットの方が、前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットよりも、置き換え後のドットのサイズが小さく、
    前記画像の最外郭に形成すべきドットが置き換えられて形成されるドットのサイズは、前記印刷部が形成可能なドットのサイズの中で最小のサイズであり、
    前記より小さなサイズのドットに置き換えられてドットが形成される領域の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
    前記最外郭の内側に沿ってドットが形成される領域の内側に沿って形成すべきドットを前記領域の内側に沿って間引いて形成し、
    前記印刷部は、前記媒体に対して相対的に移動可能なヘッドに設けられ、前記ヘッドが移動するときに前記媒体に印刷を施し、
    前記領域の内側に沿って間引いて形成されるドットのうち、前記ヘッドの移動方向に沿って並んで形成されるドットの方向が、前記移動方向以外の方向に沿って並んで形成される他のドットよりも、間引き量が大きく、
    前記画像がテキスト画像であり、
    前記印刷部は、媒体に向けてインクを吐出することによりドットを形成して画像を印刷することを特徴とする印刷装置。
  19. 媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置において、
    前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
    前記最外郭の内側に形成すべきドットを前記最外郭の内側に沿って間引いて形成し、
    前記最外郭に形成すべきドットが置き換えられて形成される前記より小さなサイズのドットのサイズは、前記印刷部が形成可能なドットのサイズの中で最小のサイズであり、
    前記最外郭の内側に沿って間引いて形成されるドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
    前記印刷部は、前記媒体に対して相対的に移動可能なヘッドに設けられ、前記ヘッドが移動するときに前記媒体に印刷を施し、
    前記最外郭の内側に沿って間引いて形成されるドットのうち、前記ヘッドの移動方向に沿って並んで形成されるドットの方が、前記移動方向以外の他の方向に沿って並んで形成されるドットよりも、間引き量が大きく、
    前記画像がテキスト画像であり、
    前記印刷部は、媒体に向けてインクを吐出することによりドットを形成して画像を印刷することを特徴とする印刷装置。
  20. 媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置を制御する印刷制御装置において、
    前記印刷装置により前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
    前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成することを特徴とする印刷制御装置。
  21. 媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置を制御する印刷制御装置において、
    前記印刷装置により前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
    前記最外郭の内側に形成すべきドットを前記最外郭の内側に沿って間引いて形成することを特徴とする印刷制御装置。
  22. 2種類以上のサイズの異なるドットを媒体に形成して画像を印刷する印刷方法において、
    前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
    前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成することを特徴とする印刷方法。
  23. 2種類以上のサイズの異なるドットを媒体に形成して画像を印刷する印刷方法において、
    前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成し、
    前記最外郭の内側に形成すべきドットを前記最外郭の内側に沿って間引いて形成することを特徴とする印刷方法。
  24. 媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置において実行されるプログラムであって、
    前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成するステップと、
    前記最外郭の内側に沿って形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成するステップとを実行することを特徴とするプログラム。
  25. 媒体にドットを形成して画像を印刷する印刷部を備え、前記印刷部が、前記ドットとして、2種類以上のサイズの異なるドットを形成可能な印刷装置において実行されるプログラムであって、
    前記画像を印刷するときに、前記画像の最外郭に形成すべきドットをより小さなサイズのドットに置き換えて形成するステップと、
    前記最外郭の内側に形成すべきドットを前記最外郭の内側に沿って間引いて形成するステップとを実行することを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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