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JP2005166291A - スパークプラグ - Google Patents

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JP2005166291A JP2003399930A JP2003399930A JP2005166291A JP 2005166291 A JP2005166291 A JP 2005166291A JP 2003399930 A JP2003399930 A JP 2003399930A JP 2003399930 A JP2003399930 A JP 2003399930A JP 2005166291 A JP2005166291 A JP 2005166291A
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spark plug
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noble metal
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Keiji Kano
啓二 金生
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Abstract

【課題】 スパークプラグにおいて、端子電極と絶縁碍子との寸法差を小さくして点火コイルのブーツ部の挿入性を向上させる。
【解決手段】 取付金具10と、取付金具10内に固定された絶縁碍子20と、絶縁碍子20の軸孔21内に固定された中心電極30と、中心電極30の一端部30aとの間に火花放電ギャップ50を介して対向する接地電極40と、一端部80aが絶縁碍子20の内部にて中心電極30の他端部30bと導通し他端部80bが絶縁碍子20の他端部20bから突出した状態で絶縁碍子20内に挿入され固定された端子電極80とを備え、絶縁碍子20のうち取付金具10の他端部10bから突出する部位の直径Bmmと、端子電極80のうち絶縁碍子20の他端部20bから突出する部位における最大径部の直径Ammとの絶対値の差が0.6mm以下である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関用のスパークプラグに関し、特に、絶縁碍子に挿入固定され点火コイルと接続される端子電極と、この絶縁碍子との寸法関係に関する。
一般に、スパークプラグは、外周に取付用ネジ部が設けられた取付金具と、一端部が取付金具の一端部から突出するとともに他端部が取付金具の他端部から突出した状態で取付金具内に固定された絶縁碍子と、一端部が絶縁碍子の一端部から突出した状態で絶縁碍子の軸孔内に固定された中心電極と、取付金具に固定されて中心電極の一端部との間に火花放電ギャップを介して対向する接地電極とを備える。
そして、絶縁碍子の軸孔内には、端子電極が挿入され固定されている。この端子電極は、一端部が絶縁碍子の内部にて中心電極の他端部と導通するとともに、他端部が絶縁碍子の他端部から突出した状態となっており、この端子電極の他端部には、点火コイルが接続されるようになっている。
このようなスパークプラグは、エンジンのプラグホール内に挿入され、火花放電部を燃焼室内に露出させた状態で、取付金具の取付用ネジ部を介して当該プラグホールにネジ結合される。
近年のエンジンは、コンパクト化を図り搭載性の向上を進めてきたことから、スパークプラグに接続し高電圧を印加する点火コイルは、プラグホールの中に完全に封入されるタイプが主流となってきている。
そこで、プラグホール内において、スパークプラグの端子電極および取付金具から露出した絶縁碍子(絶縁碍子頭部)に、点火コイルの接続部(いわゆるブーツ部)が挿入されることにより、点火コイルとスパークプラグとが結合状態となる。そして、点火コイルから端子電極を介して中心電極に高電圧が印加されるようになっている。
ここで、点火コイルのブーツ部のスパークプラグへの挿入性は、重要な要件であるが、スパークプラグはプラグホールの奥深くにネジ結合されて装着されており、このプラグホールの奥深くに位置するスパークプラグの端子電極側に対して、ブーツ部を挿入することになる。
しかしながら、プラグホールといった限られたスペースにおいて、点火コイルのブーツ部をスパークプラグに挿入させることに対し、しばしばスムーズにいかないという問題があった。
ここにおいて、スパークプラグの小型化に伴って絶縁碍子頭部径を細径化させたものが提案されており(たとえば、特許文献1参照)、このように絶縁碍子頭部径を細径化することは、ブーツ部の挿入性を高める方向にはあるものの、十分ではない。
実開平5−55489号公報
点火コイルのブーツ部をスパークプラグに挿入するにあたっては、スパークプラグの端子電極と絶縁碍子頭部との寸法差が大きい場合、その段差部が抵抗となり挿入の妨げになっている。
単純には、ブーツ部の内径を大きくすることによってスパークプラグとブーツ部との隙間を大きくとれば、スムーズに挿入がなされるが、スパークプラグとブーツ部とは、密着性が重要であり、両者の密着性が不十分である場合には、火花が絶縁碍子頭部に発生してしまう。
具体的に、この火花の発生は、「フラッシュオーバー」といわれるものであり、取付金具から突出する絶縁碍子において、取付金具と絶縁碍子頭部との間でスパークプラグとブーツ部との隙間を介して火花放電が発生する現象である。
このような問題に対して、本発明者は、スパークプラグにおいて取付金具から突出する絶縁碍子の径とこの絶縁碍子から突出する端子電極の径との寸法差を小さくして、絶縁碍子と端子電極との間に形成される段差部を極力小さくすることで、点火コイルのブーツ部の挿入性を確保することとした。
また、このようにした場合、通常は端子電極よりも絶縁碍子頭部のほうが太く、端子電極は、国際的な規格であるISO規格で定められているため、絶縁碍子頭部径を細径化することになる。
このように取付金具から突出する絶縁碍子部分を細径化することは、この細径化のゆえに、絶縁碍子の温度の上昇が懸念される。
そして、この絶縁碍子の温度上昇は、ブーツ部の劣化を促進させるばかりか、上記したフラッシュオーバーも誘発しやすくなる。つまり、絶縁碍子の温度が上がると、絶縁碍子の絶縁抵抗が下がるため、放電しやすくなる。
そこで、絶縁碍子を細径化した場合には、絶縁碍子の温度が上昇しにくいような対策を採ることも必要になってくる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、第1の目的は、スパークプラグにおいて、端子電極と絶縁碍子との段差部を小さくすべく端子電極と絶縁碍子との寸法差を小さくして、点火コイルのブーツ部の挿入性を向上させることにある。また、第2の目的は、上記第1の目的に加えて、絶縁碍子を細径化した場合であっても絶縁碍子の温度上昇を極力抑制できるようにすることにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、外周に取付用ネジ部(11)が設けられた取付金具(10)と、一端部(20a)が取付金具(10)の一端部(10a)から突出するとともに他端部(20b)が取付金具(10)の他端部(10b)から突出した状態で取付金具(10)内に固定された絶縁碍子(20)と、一端部(30a)が絶縁碍子(20)の一端部(20a)から突出した状態で絶縁碍子(20)の軸孔(21)内に固定された中心電極(30)と、取付金具(10)に固定されて中心電極(30)の一端部(30a)との間に火花放電ギャップ(50)を介して対向する接地電極(40)と、一端部(80a)が絶縁碍子(20)の内部にて中心電極(30)の他端部(30b)と導通するとともに、他端部(80b)が絶縁碍子(20)の他端部(20b)から突出した状態で絶縁碍子(20)の軸孔(21)内に挿入され固定された端子電極(80)と、を備えたスパークプラグにおいて、次のような特徴点を有するものである。
すなわち、本発明では、端子電極(80)のうち絶縁碍子(20)の他端部(20b)から突出する部位における最大径部の直径をAmm、絶縁碍子(20)のうち取付金具(10)の他端部(10b)から突出する部位の直径をBmmとしたとき、
|B−A|≦0.6mmであることを特徴としている。
本発明は、端子電極と絶縁碍子との寸法差を小さくして端子電極と絶縁碍子との段差部をどの程度まで小さくすれば、点火コイルのブーツ部の挿入性を良好に確保できるかという実験を行った結果、得られたものである。
すなわち、本発明のように、絶縁碍子(20)のうち取付金具(10)の他端部(10b)から突出する部位の直径Bと、端子電極(80)のうち絶縁碍子(20)の他端部(20b)から突出する部位における最大径部の直径Aとの差の絶対値が0.6mm以下であれば、点火コイルのブーツ部(K4)の挿入性を良好に確保することができる(図3参照)。
したがって、本発明によれば、スパークプラグにおいて、端子電極(80)と絶縁碍子(20)との段差部を小さくすべく端子電極(80)と絶縁碍子(20)との寸法差を小さくして、点火コイルのブーツ部(K4)の挿入性を向上させることができる。
ここで、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のスパークプラグにおいて、絶縁碍子(20)のうち取付金具(10)の他端部(10b)から突出する部位の直径Bは、端子電極(80)のうち絶縁碍子(20)の他端部(20b)から突出する部位における最大径部の直径Aよりも大きいものであり、(B−A)≦0.6mmであることを特徴としている。
このように、点火コイルへの装着部分における絶縁碍子(20)および端子電極(80)において、絶縁碍子(20)の方が端子電極(80)よりも太い場合には、本発明のような関係を採用することになる。
さらに、望ましくは、請求項3に記載の発明のように、|B−A|≦0.4mmとすることで、さらに挿入性を向上させることができる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3に記載のスパークプラグにおいて、端子電極(80)のうち絶縁碍子(20)内に挿入されている部位の径をCとしたとき、この径Cは3.5mm以下であることを特徴としている。
本発明も、本発明者が行った実験検討の結果、得られたものであり、端子電極(80)のうち絶縁碍子(20)内に挿入されている部位の径Cを3.5mm以下とすれば、上記請求項1に記載の発明の効果に加えて、絶縁碍子(20)を細径化した場合であっても、絶縁碍子(20)の温度上昇を極力抑制することができる(図4参照)。
つまり、本発明によれば、上記した本発明の第2の目的を達成することができる。
さらに、絶縁碍子(20)の温度上昇を抑制できるということは、点火コイルのブーツ部(K4)の熱的耐久性が向上することに加えて、フラッシュオーバーの抑制による放電による電気的劣化も防ぐことになる。
また、絶縁碍子(20)を細径化することは絶縁碍子(20)の強度低下も招くことになるが、絶縁碍子(20)の温度上昇を抑制できるという効果により、当該絶縁碍子(20)の熱による強度低下を防止することになる。
ここで、フラッシュオーバーの抑制によって、絶縁碍子(20)の取付金具(10)からの突出長さを短くしてプラグ軸方向の長さを小型化できるが、当該突出長さについて、どの程度まで短くしても、フラッシュオーバーの発生を確実に抑制できるかという観点から、実験検討を行った。請求項5に記載の発明は、この実験検討の結果、得られたものである。
すなわち、請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4に記載されているスパークプラグにおいて、絶縁碍子(20)のうち取付金具(10)の他端部(10b)から突出している部位の長さをLとしたとき、この長さLは15mm以上であることを特徴としている。
本発明のように、絶縁碍子(20)のうち取付金具(10)の他端部(10b)から突出している部位の長さLを15mm以上とすれば、フラッシュオーバーの発生を確実に抑制することができ、好ましい。
さらに、請求項6に記載の発明では、請求項5に記載のスパークプラグにおいて、前記長さLは30mm以下であることを特徴としている。
絶縁碍子(20)のうち取付金具(10)の他端部(10b)から突出している部位の長さLが長い方が、フラッシュオーバーの防止には有利であるが、これを長くしすぎると、絶縁碍子(20)の強度低下が懸念される。しかし、点火コイルのブーツ部(K4)の挿入性を良好に確保できる構成としているため、当該長さLが30mm以下であれば、実用上問題はない。
また、請求項7に記載の発明では、請求項1〜請求項6に記載のスパークプラグにおいて、中心電極(30)の一端部(30a)には、火花放電部材としての貴金属チップ(35)が設けられており、この中心電極(30)の貴金属チップ(35)の断面積は0.07mm2以上0.40mm2以下であることを特徴としている。
このように、中心電極(30)の火花放電部に細い貴金属チップ(35)を設ければ、着火スペースを十分に確保することができ、着火性向上が図られ、放電電圧(要求電圧)の低減がなされ、好ましい。また、当該貴金属チップ(35)が細すぎると、消耗しやすいので、ある程度の太さは必要である。
そのような観点から、本発明のように、中心電極(30)の貴金属チップ(35)の断面積を規定することが好ましい。
ここにおいて、請求項8に記載の発明では、請求項7に記載のスパークプラグにおいて、中心電極(30)の貴金属チップ(35)は、50重量%以上のIrに少なくとも1種の添加物を含有したものであって融点が2000℃以上のものからなることを特徴としている。
さらに、請求項9に記載の発明では、請求項8に記載のスパークプラグにおいて、中心電極(30)の貴金属チップ(35)に含有される添加物は、Pt、Rh、Ni、W、Pd、Ru、Re、Al、Al23、Y、Y23の中から選択される少なくとも1種からなるものであることを特徴としている。
中心電極(30)の貴金属チップ(35)およびこの貴金属チップ(35)に含有される添加物を、このようなものにすることにより、中心電極(30)の貴金属チップ(35)の寿命を十分に確保することができる。
また、請求項10に記載の発明では、請求項1〜請求項9に記載のスパークプラグにおいて、接地電極(40)のうち中心電極(30)の一端部(30a)と対向する部位には、火花放電部材としての貴金属チップ(45)が設けられており、この接地電極(40)の貴金属チップ(45)の断面積は0.12mm2以上0.80mm2以下であり、接地電極(40)の貴金属チップ(45)の接地電極(40)からの突出量は0.3mm以上1.5mm以下であり、火花放電ギャップ(50)の大きさが0.4mm以上0.8mm以下であることを特徴としている。
本発明のように、火花放電ギャップ(50)の大きさを0.4mm以上0.8mm以下と狭くすることにより、放電電圧(要求電圧)の低減が図られることは経験的にわかっている。
このように火花放電ギャップ(50)を狭くした場合、着火スペースの確保が困難となるが、本発明では、上述した中心電極(30)の貴金属チップ(35)を設けた場合と同様の理由によって、接地電極(40)の火花放電部にも細い貴金属チップ(45)を設けることにより、着火性を確保しつつ、放電電圧の低減を図ることができる。
そして、この場合、接地電極(40)の火花放電部における着火スペースの確保、および、接地電極(40)の貴金属チップ(45)の消耗性の向上との両立を考慮すると、本発明のように、接地電極(40)の貴金属チップ(45)の断面積や突出量をこのような構成とすることが好ましい。
ここにおいて、請求項11に記載の発明では、請求項10に記載のスパークプラグにおいて、接地電極(40)の貴金属チップ(45)は、50重量%以上のPtに少なくとも1種の添加物を含有したものであって融点が1500℃以上のものからなることを特徴としている。
さらに、請求項12に記載の発明では、請求項11に記載のスパークプラグにおいて、接地電極(40)の貴金属チップ(45)に含有される添加物は、Ir、Rh、Ni、W、Pd、Ru、Reの中から選択される少なくとも1種からなるものであることを特徴としている。
接地電極(40)の貴金属チップ(45)およびこの貴金属チップ(45)に含有される添加物を、このようなものにすることにより、接地電極(40)の貴金属チップ(45)の寿命を十分に確保することができる。
また、請求項13に記載の発明では、請求項1〜請求項12に記載のスパークプラグにおいて、端子電極(80)の他端部(80b)には、点火コイルが接続されるようになっていることを特徴としている。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態に係るスパークプラグS1の全体構成を示す半断面図である。また、図2は、本スパークプラグS1における発火部近傍の拡大構成を示す半断面図である。
[スパークプラグの構成]
このスパークプラグS1は、自動車用エンジンの点火栓等に適用されるものであり、図1に示されるように、該エンジンの燃焼室を区画形成するエンジンヘッドK1に設けられたプラグホールK2に挿入されてネジ穴K3にてネジ結合されて固定されるようになっている。
スパークプラグS1は、導電性の鉄鋼材料(例えば低炭素鋼等)等よりなる円筒形状の取付金具10を有しており、この取付金具10の外周面には、上記プラグホールK2のネジ穴K3にネジ結合される取付用ネジ部11が設けられている。この取付用ネジ部11は、たとえばJIS(日本工業規格)でいうM10以下のものである。
取付金具10の内部には、アルミナセラミック(Al23)等からなる円柱状の絶縁碍子20が収納されて固定されている。この絶縁碍子20の一端部20aは、取付金具10の一端部10aから突出しており、絶縁碍子20の他端部20bは、取付金具10の他端部10bから突出した状態となっている。
絶縁体20の軸孔21には中心電極30が固定されており、それによって、中心電極30は取付金具10に対して絶縁保持されている。
中心電極30は、たとえば、内材がCu等の熱伝導性に優れた金属材料により構成され、外材がNi基合金等の耐熱性および耐食性に優れた金属材料により構成された円柱体からなる。
そして、図1に示されるように、中心電極30は、その一端部30aが絶縁碍子20の一端部20aから突出するように設けられている。こうして、中心電極30は、その一端部20aが取付金具10の一端部10aから突出した状態で取付金具10内に絶縁保持されている。
一方、接地電極40は、たとえば、Niを主成分とするNi基合金からなる柱形状をなすものである。本例では、接地電極40は角柱形状をなしている。
具体的には、本例の接地電極40は、一端側が取付金具10の先端部10aに溶接等により固定されており、中間部が略L字に曲げられており、他端側の側面41が中心電極30の一端部30aと火花放電ギャップ50を介して対向している。
また、本例では、中心電極30の一端部30aには、レーザ溶接や抵抗溶接等によって火花放電部材としての貴金属チップ35が接合されている。
また、接地電極40のうち中心電極30の一端部30aと対向する部位すなわち接地電極40の側面41には、火花放電部材としての貴金属チップ45がレーザ溶接や抵抗溶接等により接合されている。
たとえば、これら両貴金属チップ35、45は円柱状であり、そして、火花放電ギャップ50は、両貴金属チップ35、45の先端部間の空隙である。この火花放電ギャップ50の大きさGは、0.4mm以上0.8mm以下とすることが好ましい。
また、中心電極30の貴金属チップ35の断面積すなわち当該貴金属チップ35の軸直交断面積は、0.07mm2以上0.40mm2以下であることが好ましい。
また、この中心電極30の貴金属チップ35は、50重量%以上のIr(イリジウム)に少なくとも1種の添加物を含有したものであって融点が2000℃以上のものからなることが好ましい。
そして、この中心電極30の貴金属チップ35に含有される添加物としては、Pt(白金、プラチナ)、Rh(ロジウム)、Ni(ニッケル)、W(タングステン)、Pd(パラジウム)、Ru(ルテニウム)、Re(レニウム)、Al(アルミニウム)、Al23(三酸化二アルミニウム、アルミナ)、Y(イットリウム)、Y23(三酸化二イットリウム、イットリア)の中から選択される少なくとも1種からなるものとすることが好ましい。
また、接地電極40の貴金属チップ45の断面積すなわち当該貴金属チップ45の軸直交断面積は、0.12mm2以上0.80mm2以下であり、この接地電極40の貴金属チップ45の突出量は、0.3mm以上1.5mm以下であることが好ましい。なお、この突出量は、接地電極40の側面41を起点とした貴金属チップ45の先端面までの長さである。
また、この接地電極40の貴金属チップ45は、50重量%以上のPt(白金)に少なくとも1種の添加物を含有したものであって融点が1500℃以上のものからなることが好ましい。
そして、この接地電極40の貴金属チップ45に含有される添加物としては、Ir、Rh、Ni、W、Pd、Ru、Reの中から選択される少なくとも1種からなるものとすることが好ましい。
ここで、図1に示されるように、絶縁碍子20は取付金具10の内部に挿入されており、絶縁碍子20と取付金具10とは、取付金具10の他端部10bに形成されたかしめ部12において、かしめ固定されている。
また、このかしめ部12においては、取付金具10と絶縁碍子20との間にシール部材60、61が介在されており、それによって当該間がシールされている。ここでは、シール部材は、2つの金属リング60と、これら金属リング60の間に設けられたタルク61とから構成されている。
また、図1に示されるように、絶縁碍子20の軸孔21内においては、中心電極30の他端部30b側は、導電性ガラスシール材70を介して抵抗体75が電気的に接続されている。
さらに、図1に示されるように、この抵抗体75よりも絶縁碍子20の他端部20b側における軸孔21内では、導電性ガラスシール材70を介して抵抗体75と円柱状の端子電極(ステム)80の一端部80aとが電気的に接続されている。
そして、端子電極80の他端部80bは、絶縁碍子20の他端部20bから突出して露出している。この端子電極80の他端部80bには、図1中の破線に示されるように、点火コイルのブーツ部K4が装着されるようになっている。
このように、端子電極80は、一端部80aが絶縁碍子20の内部にて中心電極30の他端部30aと導通するとともに、他端部80bが絶縁碍子20の他端部20bから突出した状態で絶縁碍子20の軸孔21内に挿入され固定されている。
ここで、点火コイルのブーツ部K4は、耐熱性の樹脂等からなるものであり、図1に示されるように、端子電極80の他端部80bおよび絶縁碍子20のうち取付金具10の他端部10bから突出する部位が、ブーツ部K4に形成された穴に挿入されている。
通常、このブーツ部K4の先端部は、絶縁碍子20のうち取付金具10の他端部10bから突出する部位において長さ方向の中間部よりも取付金具10側に位置するように、挿入される。たとえば、絶縁碍子20における取付金具10の他端部10bから約3mmのところあたりに、ブーツ部K4の先端部が位置する。
そして、図示しないが、ブーツ部K4内において端子電極80の他端部80bと点火コイルとは電気的に接続されている。
ここにおいて、本実施形態のスパークプラグS1では、これら端子電極80および絶縁碍子20について、次のような独自の寸法構成を採用している。
すなわち、図1に示されるように、端子電極80のうち絶縁碍子20の他端部20bから突出する部位における最大径部の直径をAmm、絶縁碍子20のうち取付金具10の他端部10bから突出する部位の直径をBmmとしたとき、|B−A|≦0.6mm(好ましくは0.4mm)、という関係となっている。
本例では、絶縁碍子20のうち取付金具10の他端部10bから突出する部位全体の直径Bについて、実質的に、|B−A|≦0.6mm(好ましくは0.4mm)、という関係となっている。
また、好ましい形態として、図1に示されるように、端子電極80のうち絶縁碍子20内に挿入されている部位の径(直径)をCとしたとき、この径Cを3.5mm以下としている。本例では、実質的に、端子電極80のうち絶縁碍子20内に挿入されている部位全体の径(直径)Cを、3.5mm以下としている。
また、好ましい形態として、図1に示されるように、絶縁碍子20のうち取付金具10の他端部10bから突出している部位の長さをLとしたとき、この長さLを15mm以上としている。そして、この絶縁碍子20の突出長さLについては、より好ましくは30mm以下としている。
このようなスパークプラグS1は、プラグホールK2内に挿入されて、取付金具10の取付用ネジ部11とプラグホールK2のネジ穴K3とをネジ結合することにより、エンジンヘッドK1に固定される。
その後、点火コイルをプラグホールK2内に挿入して、ブーツ部K4の穴に、スパークプラグS1の端子電極80の他端部80b側の部位および取付金具10の他端部10bから突出する絶縁碍子20の他端部20b側の部位を挿入する。こうして、点火コイルとスパークプラグS4との電気的な接続がなされる。
そして、エンジンヘッドK1に接地された取付金具10および接地電極40をGND側として、上記点火コイルから端子電極80を介して中心電極30に高電圧が印加されることにより、中心電極30の貴金属チップ35と接地電極40の貴金属チップ45との間にて火花放電が行われ、エンジンの燃焼が行われるようになっている。
[寸法関係設定の根拠等]
本実施形態において、|B−A|≦0.6mm、という関係を採用したこと、上記径Cを3.5mm以下としたこと、上記長さLを15mm以上としたことの根拠について述べる。この寸法関係は、本発明者らが行った実験検討の結果を根拠とするものであり、限定するものではないが、次に、その検討結果の一例について述べる。
まず、端子電極80と絶縁碍子20との寸法差を小さくして端子電極80と絶縁碍子20との段差部をどの程度まで小さくすれば、点火コイルのブーツ部K4の挿入性を良好に確保できるかという実験を行った。
この挿入性に関して、絶縁碍子20のうち取付金具10の他端部10bから突出する部位の直径Bを振って、段差の寸法との関係を検討した。
本検討例では、端子電極80のうち絶縁碍子20の他端部20bから突出する部位における最大径部の直径Aをφ7.0mmとしたのに対し、絶縁碍子の上記直径Bを10.0mm、9.0mm、8.0mm、7.6mm、7.4mm、7.2mm、7.0mmと変えた場合について検討した。
各寸法のスパークプラグについて30本の挿入試験を実施し、点火コイルのブーツ部K4を挿入していくときに、引っかかりなどの不具合が生じた本数を求めた。図3に、その結果が示されている。
図3は、絶縁碍子20の上記直径Bと上記したブーツ部K4の挿入時の不具合が発生した本数との関係を示す図である。図3に示されるように、絶縁碍子20の上記直径Bがφ7.6mm以下で大幅に不具合本数が低減し、φ7.4mm以下の場合に、不具合が発生した本数が0となっている。
すなわち、点火コイルへの装着部分における絶縁碍子20および端子電極80において、絶縁碍子20の方が端子電極80よりも太い場合には、当該寸法差(B−A)が0.6mm以下であれば、点火コイルのブーツ部K4の挿入性を良好に確保することができるといえる。望ましくは、寸法差(B−A)が0.4mm以下であればよい。
また、端子電極80のうち絶縁碍子20の他端部20bから突出する部位における最大径部の直径Aよりも絶縁碍子20の上記直径Bが小さい場合には、挿入性には問題ないものの、ブーツ部K4のスパークプラグS1からの離脱性を考えると、このB<Aの場合も考慮する必要があると考える。
そこで、このB<Aの場合も同程度の段差に抑えるべきと考え、この場合には、寸法差(A−B)≦0.6mm(好ましくは0.4mm)、とする。
そして、このような検討結果から、本実施形態においては、|B−A|≦0.6mm、という関係、すなわち、絶縁碍子20の上記直径Bと、端子電極80のうち絶縁碍子20の他端部20bから突出する部位における最大径部の直径Aとの差の絶対値が0.6mm以下であるという関係を採用した。
ここで、ブーツ部K4がスパークプラグS1に対して挿入しやすい、あるいは、離脱しやすいということは、使用中に外れてしまうのではないかという点があるが、点火コイルはエンジンヘッドK1に対してネジなどで固定されるため、そのような心配はない。あくまでも取扱い上での作業性を考えたものである。
このように、本実施形態では、従来のスパークプラグに対して、絶縁碍子20の頭部の細径化が図られているが、この絶縁碍子20の細径化を行っているがゆえに、懸念点として、絶縁碍子20の温度上昇によるブーツ部K4の熱劣化と絶縁碍子20の強度低下による折損がある。
そこで、絶縁碍子20の温度上昇を抑制するため、鋭意検討した結果、端子電極80のうち絶縁碍子20内に挿入されている部位の径Cを細径化することで効果があることがわかった。これは、端子電極80のうち絶縁碍子20内に挿入されている部位を細くすれば、燃焼室からの熱が端子電極80側に伝わりにくくできると考えたことによる。
本検討例では、絶縁碍子20の上記直径Bが7.4mmのものについて、端子電極80のうち絶縁碍子20内に挿入されている部位の径Cを変えたものを用意して、エンジンで絶縁碍子20の温度を測定した。
ここにおいて、端子電極80の上記径Cを、4mm、3.7mm、3.4mm、3.1mm、2.8mmと変えた。そして、各寸法のスパークプラグについて各々2本ずつ測定を行った。
絶縁碍子20における温度を測定した部位は、取付金具10のかしめ部12先端面すなわち取付金具10の他端部10bから3mmのところとした。そして、この部分に熱電対を設置して、温度測定を行った。ちなみに、上述したように、この部位はブーツ部K4の先端部に相当し、温度が最も高い所である。
エンジンは、2L(リットル)、6気筒、スロットル全開5000rpmの条件とし、この条件にて使用した場合において、上記絶縁碍子20の温度測定を行った。その結果が、図4に示される。
図4は、端子電極80の上記径Cと絶縁碍子20の温度(図4では、碍子頭部温度と図示)との関係を示す図である。
図4に示されるように、端子電極80の上記径Cが小さいほど、絶縁碍子20の温度が下がることがわかった。そして、図4から、端子電極80の上記径Cが3.5mmの付近を境として、それよりも小さい方において絶縁碍子20の温度の大幅な低下が確認されている。
この図4に示されるような結果から、端子電極80の上記径Cを3.5mm以下とすれば、絶縁碍子20を細径化した場合であっても絶縁碍子20の温度上昇を極力抑制することができるといえる。
なお、端子電極80の上記径Cが細ければ温度的に有利であるが、端子電極80の強度、また、中心電極30の径を考慮すると、当該径Cは、2.0mm以上であることが好ましい。
さらに、本実施形態において、絶縁碍子20の温度上昇を抑制できるということは、点火コイルのブーツ部K4の熱的耐久性が向上することに加えて、フラッシュオーバーの抑制による放電による電気的劣化も防ぐことになる。
また、絶縁碍子20を細径化することは絶縁碍子20の強度低下も招くことになるが、本実施形態における絶縁碍子20の温度上昇を抑制できるという効果により、当該絶縁碍子20の熱による強度低下を防止することになる。
ここで、フラッシュオーバーの抑制によって、絶縁碍子20の取付金具10からの突出長さLを短くしてプラグ軸方向の長さを小型化できるが、当該突出長さLについて、どの程度まで短くしても、フラッシュオーバーの発生を確実に抑制できるかという観点から、実験検討を行った。
そこで、絶縁碍子20の取付金具10からの突出長さL(図1参照)を変えて、フラッシュオーバーの発生の有無を検討した。
本検討例では、絶縁碍子20の上記直径Bを7.4mm、端子電極80の上記径Cを3.1mmとしたスパークプラグに対して、絶縁碍子20の突出長さLを10mm、15mm、20mm、25mmとしたものを用意し、各寸法のものについて測定を行った。
エンジンは、2L、6気筒、アイドル1分、スロットル全開5000rpm1分の繰返しを50時間実施することによって、冷熱差を持たせた運転条件とした。この条件は、ブーツ部K4の劣化を促進させ、さらに、スロットル全開時に移行する際、放電電圧(要求電圧)が上昇してフラッシュオーバーしやすい状態とした耐久条件である。
ここで、フラッシュオーバーの発生の有無については、図5に示されるように、フラッシュオーバーすると、絶縁碍子20の表面に焦げた跡として放電跡K5が残ることから、この放電跡K5の有無により、当該測定において良否の判断を行った。その測定結果が、表1に示される。
Figure 2005166291
この表1に示される結果から、絶縁碍子20の突出長さLを15mm以上とすれば、フラッシュオーバーの発生を確実に抑制することができるといえる。
なお、絶縁碍子20の突出長さLが長い方が、フラッシュオーバーの防止には有利であるが、これを長くしすぎると、絶縁碍子20の強度低下が懸念される。
しかし、本実施形態では、点火コイルのブーツ部K4の挿入性を良好に確保できる構成としており、それがゆえに挿入時における絶縁碍子20への作用力も低減できるため、当該長さLが30mm以下であれば、実用上問題はない。
[特徴点等]
以上述べてきたように、本実施形態によれば、端子電極80のうち絶縁碍子20の他端部20bから突出する部位における最大径部の直径をAmm、絶縁碍子20のうち取付金具10の他端部10bから突出する部位の直径をBmmとしたとき、|B−A|≦0.6mm(好ましくは、0.4mm)であることを特徴とするスパークプラグS1が提供される。
本実施形態のように、絶縁碍子20の上記直径Bと、端子電極80のうち絶縁碍子20の他端部20bから突出する部位における最大径部の直径Aとの差の絶対値が0.6mm以下であれば、点火コイルのブーツ部K4の挿入性を良好に確保することができる(図3参照)。
したがって、本実施形態によれば、スパークプラグにおいて、端子電極80と絶縁碍子20との段差部を小さくすべく端子電極80と絶縁碍子20との寸法差を小さくして、点火コイルのブーツ部K4の挿入性を向上させることができる。
さらに、本実施形態によれば、端子電極80のうち絶縁碍子20内に挿入されている部位の径をCとしたとき、この径Cは3.5mm以下であることを特徴とするスパークプラグS1が提供される。
上述したように、端子電極80の上記径Cを3.5mm以下とすれば、上記した本実施形態の効果に加えて、絶縁碍子20を細径化した場合であっても絶縁碍子20の温度上昇を極力抑制することができる(図4参照)。
さらに、本実施形態によれば、絶縁碍子20のうち取付金具10の他端部10bから突出している部位の長さをLとしたとき、この長さLは15mm以上であることを特徴とするスパークプラグS1が提供される。
上述したように、絶縁碍子20の上記突出長さLを15mm以上とすれば、フラッシュオーバーの発生を確実に抑制することができ、好ましい。さらに、この絶縁碍子20の突出長さLを30mm以下とすれば、絶縁碍子20の強度を実用上、確保することができ、好ましい。
また、本実施形態では、中心電極30の一端部30aには、火花放電部材としての貴金属チップ35が設けられており、この中心電極30の貴金属チップ35の断面積は0.07mm2以上0.40mm2以下であることが好ましいとしている。
このように、中心電極30の火花放電部に細い貴金属チップ35を設ければ、着火スペースを十分に確保することができ、着火性向上が図られ、放電電圧(要求電圧)の低減がなされ、好ましい。また、当該貴金属チップ35が細すぎると、消耗しやすいので、ある程度の太さは必要である。
そのような観点から、本実施形態では、中心電極30の貴金属チップ35の断面積を、上述のように規定することが好ましい。
ここで、本実施形態では、中心電極30の貴金属チップ35は、50重量%以上のIrに少なくとも1種の添加物を含有したものであって融点が2000℃以上のものからなることが好ましいとしている。
さらに、中心電極30の貴金属チップ35に含有される添加物は、Pt、Rh、Ni、W、Pd、Ru、Re、Al、Al23、Y、Y23の中から選択される少なくとも1種からなるものが好ましいとしている。
中心電極30の貴金属チップ35およびこの貴金属チップ35に含有される添加物を、このようなものにすることにより、中心電極30の貴金属チップ35の寿命を十分に確保できるためである。
また、本実施形態では、接地電極40のうち中心電極30の一端部30aと対向する部位には、火花放電部材としての貴金属チップ45が設けられており、この接地電極40の貴金属チップ45の断面積は0.12mm2以上0.80mm2以下であり、接地電極40の貴金属チップ45の接地電極40からの突出量は0.3mm以上1.5mm以下であり、火花放電ギャップ50の大きさが0.4mm以上0.8mm以下であることが好ましいとしている。
このように、火花放電ギャップ50の大きさを0.4mm以上0.8mm以下と狭くすることにより、放電電圧(要求電圧)の低減が図られることは、一般的なスパークプラグにおいても経験的にわかっている。
そして、このように火花放電ギャップ50を狭くした場合、着火スペースの確保が困難となるが、本実施形態では、上述した中心電極30の貴金属チップ35を設けた場合と同様の理由によって、接地電極40の火花放電部にも細い貴金属チップ45を設けることにより、着火性を確保しつつ、放電電圧の低減を図ることができる。
そして、この場合、接地電極40の火花放電部における着火スペースの確保、および、接地電極40の貴金属チップ45の消耗性の向上との両立を考慮すると、本実施形態のように、接地電極40の貴金属チップ45の断面積や突出量をこのような構成とすることが好ましい。
ここで、本実施形態では、接地電極40の貴金属チップ45は、50重量%以上のPtに少なくとも1種の添加物を含有したものであって融点が1500℃以上のものからなることが好ましいとしている。
さらに、接地電極40の貴金属チップ45に含有される添加物は、Ir、Rh、Ni、W、Pd、Ru、Reの中から選択される少なくとも1種からなるものであることが好ましいとしている。
接地電極40の貴金属チップ45およびこの貴金属チップ45に含有される添加物を、このようなものにすることにより、接地電極40の貴金属チップ45の寿命を十分に確保できるためである。
(他の実施形態)
また、火花放電ギャップ50を介して対向する中心電極30および接地電極40の部位には、上述したような貴金属チップ35、45が設けられていなくてもよい。つまり、中心電極30の一端部30aと接地電極40の側面41とがそれぞれ火花放電を部分として構成されていてもよい。
また、本発明は、スパークプラグにおいて、上述した寸法関係を設定したことを要部とするものであり、その他の細部については、適宜設計変更してよいことは、もちろんである。
本発明の実施形態に係るスパークプラグの全体構成を示す半断面図である。 図1に示されるスパークプラグにおける発火部近傍の拡大図である。 絶縁碍子の直径Bと点火コイルのブーツ部の挿入時において不具合が発生した本数との関係を示す図である。 端子電極の径Cと絶縁碍子の温度(碍子頭部温度)との関係を示す図である。 フラッシュオーバー発生時における絶縁碍子の表面に残る放電跡を示す図である。
符号の説明
10…取付金具、10a…取付金具の一端部、10b…取付金具の他端部、
11…取付用ネジ部、20…絶縁碍子、20a…絶縁碍子の一端部、
20b…絶縁碍子の他端部、21…絶縁碍子の軸孔、30…中心電極、
30a…中心電極の一端部、30b…中心電極の他端部、
35…中心電極の貴金属チップ、40…接地電極、45…接地電極の貴金属チップ、
50…火花放電ギャップ、80…端子電極、80a…端子電極の一端部、
80b…端子電極の他端部、
A…端子電極のうち絶縁碍子の他端部から突出する部位における最大径部の直径、
B…絶縁碍子のうち取付金具の他端部から突出する部位の直径、
C…端子電極のうち絶縁碍子内に挿入されている部位の径、
L…絶縁碍子のうち取付金具の他端部から突出している部位の長さ。

Claims (13)

  1. 外周に取付用ネジ部(11)が設けられた取付金具(10)と、
    一端部(20a)が前記取付金具(10)の一端部(10a)から突出するとともに他端部(20b)が前記取付金具(10)の他端部(10b)から突出した状態で前記取付金具(10)内に固定された絶縁碍子(20)と、
    一端部(30a)が前記絶縁碍子(20)の一端部(20a)から突出した状態で前記絶縁碍子(20)の軸孔(21)内に固定された中心電極(30)と、
    前記取付金具(10)に固定されて前記中心電極(30)の一端部(30a)との間に火花放電ギャップ(50)を介して対向する接地電極(40)と、
    一端部(80a)が前記絶縁碍子(20)の内部にて前記中心電極(30)の他端部(30b)と導通するとともに、他端部(80b)が前記絶縁碍子(20)の他端部(20b)から突出した状態で前記絶縁碍子(20)の軸孔(21)内に挿入され固定された端子電極(80)と、を備えたスパークプラグにおいて、
    前記端子電極(80)のうち前記絶縁碍子(20)の他端部(20b)から突出する部位における最大径部の直径をAmm、前記絶縁碍子(20)のうち前記取付金具(10)の他端部(10b)から突出する部位の直径をBmmとしたとき、
    |B−A|≦0.6mmであることを特徴とするスパークプラグ。
  2. 前記絶縁碍子(20)のうち前記取付金具(10)の他端部(10b)から突出する部位の直径Bは、前記端子電極(80)のうち前記絶縁碍子(20)の他端部(20b)から突出する部位における最大径部の直径Aよりも大きいものであり、
    (B−A)≦0.6mmであることを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. |B−A|≦0.4mmであることを特徴とする請求項1または2に記載のスパークプラグ。
  4. 前記端子電極(80)のうち前記絶縁碍子(20)内に挿入されている部位の径をCとしたとき、この径Cは3.5mm以下であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のスパークプラグ。
  5. 前記絶縁碍子(20)のうち前記取付金具(10)の他端部(10b)から突出している部位の長さをLとしたとき、この長さLは15mm以上であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のスパークプラグ。
  6. 前記長さLは30mm以下であることを特徴とする請求項5に記載のスパークプラグ。
  7. 前記中心電極(30)の一端部(30a)には、火花放電部材としての貴金属チップ(35)が設けられており、この中心電極(30)の貴金属チップ(35)の断面積は0.07mm2以上0.40mm2以下であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のスパークプラグ。
  8. 前記中心電極(30)の貴金属チップ(35)は、50重量%以上のIrに少なくとも1種の添加物を含有したものであって融点が2000℃以上のものからなることを特徴とする請求項7に記載のスパークプラグ。
  9. 前記中心電極(30)の貴金属チップ(35)に含有される前記添加物は、Pt、Rh、Ni、W、Pd、Ru、Re、Al、Al23、Y、Y23の中から選択される少なくとも1種からなるものであることを特徴とする請求項8に記載のスパークプラグ。
  10. 前記接地電極(40)のうち前記中心電極(30)の一端部(30a)と対向する部位には、火花放電部材としての貴金属チップ(45)が設けられており、
    この接地電極(40)の貴金属チップ(45)の断面積は0.12mm2以上0.80mm2以下であり、
    前記接地電極(40)の貴金属チップ(45)の前記接地電極(40)からの突出量は0.3mm以上1.5mm以下であり、
    前記火花放電ギャップ(50)の大きさが0.4mm以上0.8mm以下であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載のスパークプラグ。
  11. 前記接地電極(40)の貴金属チップ(45)は、50重量%以上のPtに少なくとも1種の添加物を含有したものであって融点が1500℃以上のものからなることを特徴とする請求項10に記載のスパークプラグ。
  12. 前記接地電極(40)の貴金属チップ(45)に含有される前記添加物は、Ir、Rh、Ni、W、Pd、Ru、Reの中から選択される少なくとも1種からなるものであることを特徴とする請求項11に記載のスパークプラグ。
  13. 前記端子電極(80)の他端部(80b)には、点火コイルが接続されるようになっていることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載のスパークプラグ。
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