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JP2005162550A - カーボンプレートへ親水性を付与する方法 - Google Patents

カーボンプレートへ親水性を付与する方法 Download PDF

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JP2005162550A
JP2005162550A JP2003405308A JP2003405308A JP2005162550A JP 2005162550 A JP2005162550 A JP 2005162550A JP 2003405308 A JP2003405308 A JP 2003405308A JP 2003405308 A JP2003405308 A JP 2003405308A JP 2005162550 A JP2005162550 A JP 2005162550A
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Japan
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carbon plate
hydrophilicity
carbon
thin film
silica thin
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JP2003405308A
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Mamoru Aizawa
守 會澤
Yusuke Goto
裕介 後藤
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Dynax Corp
Original Assignee
Dynax Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】カーボンの導電性を低下させることなく、長期間にわたって持続する親水性を、カーボンプレートに付与する方法を提供すること。
【解決手段】シリコンアルコキシドの重縮合物溶液にカーボンプレートを浸漬した後、熱処理することにより、カーボンプレート表面又はカーボンプレート内部の空孔表面をシリカ薄膜で被覆することによって、カーボンプレートへ親水性を付与する。カーボンプレートの熱処理温度は400〜800℃であること、カーボンプレートの空孔率は60%以下であることが好ましい。本発明により親水性を付与したカーボンプレートは、親水性が長期間にわたって持続し、親水性を付与する前のカーボンプレートと比較して導電性が低下することもない。

Description

本発明は、カーボンプレートへ親水性を付与する方法に関する。
従来より、グラファイト原料のカーボンプレートは、固体高分子型燃料電池やリン酸型燃料電池のセパレータの基材に広く用いられている。
燃料電池のセパレータに必要な性質のひとつに、親水性がある。セパレータの
親水性が低い場合、1/2O2+2H++2e-→H2Oの反応で発生した水の排水が阻害され、発電性能が低下する原因となる。
グラファイトなどのカーボンを原料としたセパレータは、通常グラファイトの
特性を反映して疎水性が強く現れる。そこで、セパレータの親水性を向上させるために、セパレータの基材であるカーボンプレートに親水性を付与する方法が種々提案されてきた。
例えば、カーボン粉末に、酸化ケイ素や酸化アルミニウム等の金属酸化物と、
デンプン・アクリル酸共重合体やポリアクリル酸塩等の親水性樹脂とを混合することにより、カーボンに親水性を付与する方法があり、特許文献1に開示されている。
また、カーボンプレートを酸化雰囲気中400℃〜600℃程度の温度で焼成
処理し、カーボン粒子又はカーボン繊維の表面にカルボキシル基などの親水性官能基を付与することにより、カーボンの親水性を向上させる方法があり、特許文献2に開示されている。
さらに、親水化ガス中でカーボンを低温プラズマ処理、コロナ放電処理又は紫
外線照射処理することにより、カーボンに親水性を付与する方法があり、特許文献3に開示されている。
特開平10−3931号公報 特開2001−283873号公報 再公表特許WO99−40642号公報
しかしながら、特許文献1においては、カーボンプレートに絶縁性の親水性樹
脂等が混合されているため、親水化すると同時にカーボンプレートの導電性が低下するという問題があり、望ましい方法ではない。
特許文献2、3においては、親水性がカーボンプレート表面にのみ限定される
ため、親水性が長期間持続しないという問題がある。また、特許文献3で用いられる低温プラズマ処理及びコロナ放電処理等の装置は高価であり、コスト高となる。
本発明は、上記の点に鑑み、カーボンの導電性を低下させることなく、長期間にわたって持続する親水性を、カーボンプレートに付与する方法を提供する。
本発明は、シリコンアルコキシドの重縮合物溶液にカーボンプレートを浸漬した後、熱処理することにより、カーボンプレート表面又はカーボンプレート内部の空孔表面をシリカ薄膜で被覆することを特徴とする、カーボンプレートへ親水性を付与する方法によって、前記課題を解決した。
前記カーボンプレートの熱処理温度は400〜800℃であることが好適であ
る。
また、前記カーボンプレートの空孔率は60%以下であることが好適である。
本発明により親水性を付与したカーボンプレートは、その親水性が長期間にわ
たって持続し、親水性を付与する前のカーボンプレートと比較して導電性が低下することもないため、燃料電池のセパレータ基材として好適である。
以下、本発明について詳しく説明する。本発明では、シリコンアルコキシド重縮合物の溶液にカーボンプレートを浸漬させた後、引き上げて乾燥させ、熱処理・焼結することによりカーボンプレート表面をシリカ薄膜で被覆する。
カーボンプレートは、グラファイト粉末に、フェノール樹脂等の熱硬化樹脂を
添加混合したのち、加圧モールド成形して熱処理したものを用いる。
グラファイト粉末としては、人造黒鉛、天然黒鉛、膨張黒鉛等が挙げられる。
グラファイト粉末の平均粒径は特に限定されないが、平均粒径10〜60μmが好適である。
また、カーボンプレートは多孔質、緻密質のどちらでもよい。多孔質の場合、
燃料電池のセパレータ基材に用いることを考慮すると、空孔率が60%以下であることが好ましい。空孔率が60%を超えると、強度の弱いプレートになる。
シリコンアルコキシド重縮合物溶液は、シリコンアルコキシドをアルコール溶媒で希釈し、水及び酸触媒を加えて加水分解・脱水重縮合したものを用いる。前記シリコンアルコキシドとしては、テトラエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシラン等を挙げることができるが、好適には、テトラエトキシシランが用いられる。アルコール溶媒としては、エタノール、メタノール、プロパノ−ル等を挙げることができるが、特に、エタノールが好ましい。また、酸触媒としては、塩酸、硝酸、酢酸等を挙げることができるが、特に、塩酸が好ましい。
シリコンアルコキシドをアルコールで希釈するときのシリコンアルコキシドの濃度が1%〜3%の場合でもカーボンに親水性を付与することができるが、5%以上であれば、十分な親水性が得られる。
シリコンアルコキシドのアルコール溶液に酸触媒及び水を添加した後、加熱・還流する。この間に加水分解反応が進み、加水分解したシラノール基が脱水重縮合反応することによりシロキサン結合し、シリコンアルコキシド重縮合物溶液(ポリシロキサン溶液)が形成される。前記シリコンアルコキシド重縮合物の重合度は特に限定されない。なお、前記シリコンアルコキシド重縮合物溶液は、市販のシリコンアルコキシド重合体を利用したものでもよい。
上記のシリコンアルコキシド重縮合物溶液にカーボンプレートを5分程度浸漬させた後、カーボンプレートを引き上げ、大気中、室温で乾燥させる。乾燥後、不活性雰囲気中にて熱処理することにより、シリカ薄膜を得る。このときの熱処理温度は400〜800℃が好適である。400℃未満の場合には、無機化しない。また800℃を超えると、シラノール基の数が減少して親水性を示さない。
以上の工程により、カーボンプレート表面又はカーボンプレート内部の空孔表面を親水性のシリカ薄膜で被覆し、疎水性表面を親水性表面に改質する。
特に、カーボンプレートが多孔質である場合には、空孔表面にフラクタル構造が形成されているため、カーボンプレート内部の空孔表面までシリカ薄膜で覆われる。そのため、カーボンプレートの表面化学性状を若干でも親水性にすることで、超親水性に近い状態が得られ、長期間にわたって親水性を持続させることができる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。但し、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。
(実施例1)
日本黒鉛製のCPN(平均粒径17μm)に対し、30%のフェノール樹脂を
添加混合したのち、加圧モールド成形し、800℃で熱処理してカーボンプレートを作製した。
テトラエトキシシラン(TEOS)83.4gをエタノール142.54gで
希釈したものに、水14.4gと塩酸3.48gを添加混合し、80℃で2時間環流させ、テトラエトキシシラン濃度5%のゾル(TEOSポリマー)を作製した。
TEOSポリマーにカーボンプレートを2.5分浸漬させたあと、カーボンプ
レートを引き上げて表面を軽く拭き取り、室温乾燥させた。その後、不活性雰囲気中約500℃で・・時間熱処理を行い、カーボンプレート表面をシリカ薄膜で被覆した。このカーボンプレートの水滴接触角と体積抵抗を測定した。結果を表1に示す。
(実施例2)
浸漬時間を5分に変え、それ以外は実施例1と同様にして、カーボンプレート
表面をシリカ薄膜で被覆した。このカーボンプレートの水滴接触角と体積抵抗を表1に示す。
(実施例3)
浸漬時間を7.5分に変え、それ以外は実施例1と同様にして、カーボンプレー
ト表面をシリカ薄膜で被覆した。このカーボンプレートの水滴接触角と体積抵抗を表1に示す。
(実施例4)
TEOSの濃度を3%、及び浸漬時間を2.5分に変え、それ以外は実施例1
と同様にして、カーボンプレート表面をシリカ薄膜で被覆した。このカーボンプレートの水滴接触角と体積抵抗を表1に示す。
(実施例5)
実施例4の浸漬時間を5分に変え、それ以外は実施例1と同様にして、カーボ
ンプレート表面をシリカ薄膜で被覆した。このカーボンプレートの水滴接触角と体積抵抗を表1に示す。
(実施例6)
実施例4の浸漬時間を7.5分に変え、それ以外は実施例1と同様にして、カ
ーボンプレート表面をシリカ薄膜で被覆した。このカーボンプレートの水滴接触角と体積抵抗を表1に示す。
(実施例7)
TEOSの濃度を5%、及び浸漬時間を2.5分に変え、それ以外は実施例1
と同様にして、カーボンプレート表面をシリカ薄膜で被覆した。このカーボンプレートの水滴接触角と体積抵抗を表1に示す。
(実施例8)
実施例7の浸漬時間を5分に変え、それ以外は実施例1と同様にして、カーボ
ンプレート表面をシリカ薄膜で被覆した。このカーボンプレートの水滴接触角と体積抵抗を表1に示す。
(実施例9)
実施例7の浸漬時間を7.5分に変え、それ以外は実施例1と同様にして、カ
ーボンプレート表面をシリカ薄膜で被覆した。このカーボンプレートの水滴接触角と体積抵抗を表1に示す。
(実施例10)
TEOSの濃度を10%、及び浸漬時間を5分に変え、それ以外は実施例1と
同様にして、カーボンプレート表面をシリカ薄膜で被覆した。このカーボンプレートの水滴接触角と体積抵抗を表1に示す。
(比較例)
本発明による親水処理を施していない(シリカ薄膜で表面を被覆していない)
カーボンプレートの水滴接触角と体積抵抗を表1に示す。
Figure 2005162550
表1より、本発明によりシリカ薄膜で表面を被覆したカーボンプレートは、シ
リカ薄膜で表面を被覆していないカーボンプレートと比較すると、水滴接触角が小さく、親水性が向上していることが分かる。TEOS濃度が1%及び3%でも親水性は付与されるが、5%以上であれば、十分な親水性を得ることができる。
また、本発明により親水処理したカーボンプレートの体積抵抗は、親水処理を
していないカーボンプレートと比較して差がなく、2.9mΩcm前後の低い抵抗率を維持していることが分かる。
従って、本発明によって製造したカーボンプレートを燃料電池のセパレータ基
材に用いることにより、長期間にわたる親水性と、導電性とを両立させたセパレータを簡便に製造することができる。

Claims (3)

  1. シリコンアルコキシドの重縮合物溶液にカーボンプレートを浸漬した後、熱処理することにより、カーボンプレート表面又はカーボンプレート内部の空孔表面をシリカ薄膜で被覆することを特徴とする、
    カーボンプレートへ親水性を付与する方法。
  2. 前記カーボンプレートの熱処理温度が400〜800℃である、請求項1のカーボンプレートへ親水性を付与する方法。
  3. 前記カーボンプレートの空孔率が60%以下である、請求項1のカーボンプレートへ親水性を付与する方法。

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