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JP2005162045A - 車両用制動制御装置 - Google Patents

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JP2005162045A JP2003404634A JP2003404634A JP2005162045A JP 2005162045 A JP2005162045 A JP 2005162045A JP 2003404634 A JP2003404634 A JP 2003404634A JP 2003404634 A JP2003404634 A JP 2003404634A JP 2005162045 A JP2005162045 A JP 2005162045A
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Yoji Seto
陽治 瀬戸
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】 自動ブレーキを作動させる際、アンチスキッドの作動を適切に制御する。
【解決手段】 自動ブレーキを作動させる際に、自車両が前方物体との接触を操舵回避できないと判断されるときには(ステップS24の判定が“No”)、目標スリップ率S*を通常のS1よりも大きなS2に設定することによって、アンチスキッド制御の作動を制限して自動ブレーキの制動性能を向上させる。一方、前方物体との接触を操舵回避できると判断されるときには(ステップS24の判定が“Yes”)、目標スリップ率S*を通常のS1に設定することによって、通常どおりのアンチスキッド制御を行い車体の安定性や操縦性を向上させる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、車輪がロック傾向にあるときに車輪の制動力を抑制するアンチスキッド制御と、自車両と接触する可能性がある前方物体を検出したときに自動的に制動力を発生させる制動力制御とを行う車両用制動制御装置に関するものである。
ところで、自車両と接触する可能性がある前方物体を検出して自動ブレーキを行う際、アンチスキッド制御によって車輪の制動力が抑制されると、車体の安定性や操縦性は向上するが、制動距離は延びてしまう。そのため、自動ブレーキを作動させる場合には、車体の安定性や操縦性よりも制動性能を重視し、制動距離を延ばすことがないようにアンチスキッド制御の作動を制限するものがあった(特許文献1参照)。
特開平11−263209号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例のように、自動ブレーキを行う際、常にアンチスキッド制御の作動を制限してしまうと、運転者が前方物体との接触を操舵回避できるようなときに、車体の安定性や操縦性を向上させることができないという問題がある。
そこで、本発明は上記の問題に着目してなされたものであり、自動ブレーキを行う際、アンチスキッド制御をより適切に行うことができる車両用制動制御装置を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明に係る車両用制動制御装置は、自車進路に前方物体が存在して自車両に制動力を発生させる場合、自車両が前方物体を操舵回避できないと判断されたときだけ、アンチスキッド制御の作動を制限することを特徴としている。
本発明に係る車両用制動制御装置によれば、自車進路に前方物体が存在して自車両に制動力を発生させる場合、自車両が前方物体を操舵回避できないと判断されたときだけ、アンチスキッド制御の作動を制限することによって、制動性能を向上させて車両を可及的に減速させることがでる。一方、自車両が前方物体を操舵回避できると判断されたら、通常のアンチスキッド制御を作動可能にすることによって、運転者が前方物体を操舵回避しようとするときの車体の安定性や操縦性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
運転者によるブレーキペダル1の操作量を作動液圧に変換するマスターシリンダ2は、自動ブレーキ液圧ユニット3及びアンチスキッド液圧ユニット4を順に介して各ホイールシリンダ5i(i=FL〜RR)に連結されており、これら各ホイールシリンダ5iに供給される制動液圧によって各車輪6iに制動力を発生させる。
自動ブレーキ液圧ユニット3は、図示しないソレノイドバルブやポンプ等を駆動することにより、運転者のブレーキ操作に係らずマスターシリンダ圧を増圧できるように構成されている。また、アンチスキッド液圧ユニット4は、図示しないソレノイドバルブやポンプ等を駆動することにより、各ホイールシリンダ圧を個別に増圧・保持・減圧できるように構成されている。これら自動ブレーキ液圧ユニット3及びアンチスキッド液圧ユニット4は、後述するコントローラ9によって駆動制御される。
そして、車体下部にはスキャニング式のレーザレーダ7が設けられており、所定の角度範囲内で角度を変化させながら赤外レーザ光を前方に発して、この赤外レーザが物体に反射して受光されるまでの時間によって検出点との距離Dと相対速度Vrとを測定し、更に車両前後方向に対するスキャニング角を検出する。具体的には、図2に示すように、前方物体との距離D及び相対速度Vrと、左エッジ及び右エッジのスキャニング角θL及びθRとを出力するように構成されている。なお、レーザレーダ7に限らず、ドップラ効果を利用して周波数差から車間距離Dや相対速度Vrを検出するミリ波レーダを使用してもよい。
また車両には、各車輪6iの車輪速度Vwiを検出する車輪回転センサ8iが設けられている。
これらレーザレーダ7と車輪回転センサ8iからの各種信号が、例えばマイクロコンピュータで構成されたコントローラ9に入力され、このコントローラ9で、図3の自動ブレーキ制御処理と、図7のアンチスキッド制御処理とを実行して、自動ブレーキ液圧ユニット3とアンチスキッド液圧ユニット4とを駆動制御する。
自動ブレーキ制御処理は、所定時間(例えば10msec)毎のタイマ割込み処理として実行され、図3に示すように、先ずステップS1で各種データを読込む。具体的には、前方物体との距離D及び相対速度Vrと、左右エッジのスキャニング角θL及びθRと、後述するアンチスキッド制御処理で算出される車体速度Vとを読込む。
続くステップS2では、下記(1)式に従って、自車両が前方物体と接触する可能性があるか否かを判断する。ここで、Tは運転者がブレーキペダルを踏込んでから減速度が発生するまでの無駄時間(例えば、0.2s)であり、aは運転者のブレーキ操作によって発生する減速度(例えば、8.0m/s2)である。なお、相対速度Vrは自車両が前方物体に接近する場合を正値とする。
D<Vr×T+Vr2/2a ………(1)
そして、距離Dと相対速度Vrとの関係が、上記(1)式を満たしているときには、自車両が前方物体と接触する可能性はないと判断してステップS3に移行する。ステップS3では、自動ブレーキ液圧ユニット3を非駆動状態にすることで自動ブレーキを非作動状態にし、続くステップS4では、アンチスキッド制御を通常どおり作動させるために、制限フラグFを“0”にリセットしてから所定のメインプログラムに復帰する。
一方、距離Dと相対速度Vrとの関係が、上記(1)式を満たしているときには、自車両が前方物体と接触する可能性があると判断してステップS5に移行する。ステップS5では、所定の大きさの制動力が発生するように自動ブレーキ液圧ユニット3を駆動制御することで自動ブレーキを作動させ、続くステップS6では、アンチスキッド制御の作動を制限するか否かを判断する図4の制限判断処理を実行してから所定のメインプログラムに復帰する。
ここで、図4の制限判断処理では、先ずステップS10で、自車両が前方物体との接触を回避するのに必要な横移動量YNを算出する。先ず、図2に示すように、自車の幅をWb、レーザレーダ7が取付けられた車幅中心からのオフセット量をWsとし、図5に示すように、自車両が前方物体との接触を回避するのに必要な左側への横移動量YLと右側への横移動量YRとを下記(2)に従って算出する。
L=D×tanθL+Wb/2+Ws
R=D×tanθR+Wb/2+Ws ………(2)
そして、下記(3)式に示すように、左側への横移動量YLと右側への横移動量YRのうち小さい方を横移動量YNとして選択する。
N=min[YL,YR] ………(3)
続くステップS11では、図6の制御マップを参照し、車体速度Vと横移動量YNとに応じて、自車がYNだけ横移動するのにかかる所要時間Tyを算出する。ここで、図6の制御マップは、横軸を横移動量YN、縦軸を横移動所要時間Tyとし、横移動量YNが0から増加するときに横移動所要時間Tyが0から増加し、さらに車体速度Vが低いほど横移動所要時間Tyの増加率が大きくなるように設定されている。
続くステップS12では、前方物体との接触を操舵により回避できる可能性を判断する。具体的には、前方物体に接触するまでの時間(=D/Vr)が横移動所要時間Tyよりも大きいか否かを判断する。この判定結果がD/Vr>Tyであるときには、前方物体との接触を操舵回避できると判断してステップS13に移行し、アンチスキッド制御を通常どおり作動させるために、制限フラグFを“0”にリセットしてから制限判断処理を終了する。一方、判定結果がD/Vr≦Tyであるときには、前方物体との接触を操舵により回避できないと判断してステップS14に移行し、アンチスキッド制御を制限するために制限フラグFを“1”にセットしてから制限判断処理を終了する。
次に、アンチスキッド制御処理は、所定時間(例えば10msec)毎のタイマ割込み処理として実行され、図7に示すように、先ずステップS20で制限フラグFの設定状態と、各車輪速Vwiとを読込む。
続くステップS21では、各車輪速Vwiに基づいて車体速度Vを推定してから、下記(4)式に従って、各車輪6FL〜6RRのスリップ率Siを算出する。
Si=(Vwi−V)/V ………(4)
続くステップS22では、各スリップ率Siが所定値Saよりも小さいか否かを判断する。この判定結果がSi<Saであるときには、車輪はロック傾向にないと判断してステップS23に移行し、アンチスキッド液圧ユニット4を非駆動状態にすることでアンチスキッドを非作動状態にしてから所定のメインプログラムに復帰する。一方、判定結果がSi≧Saであるときには、車輪がロック傾向にあると判断してステップS24に移行する。
ステップS24では、制限フラグFが“0”にリセットされているか否かを判定する。この判定結果がF=0であるときには、ステップS25で車輪の目標スリップ率S*を通常のS1(例えば、S1=10%)に設定してからステップS26に移行する。一方、判定結果がF=1であるときには、アンチスキッド制御の作動を制限するためにステップS27で車輪の目標スリップ率S*を前述した通常のS1よりも大きなS2(例えば、S2=20%)に設定してからステップS26に移行する。
ステップS26では、実際のスリップ率Siと目標スリップ率S*との差分に応じて各ホイールシリンダ圧の目標値を算出し、この目標値に基づいてアンチスキッド液圧ユニット4を駆動制御することによって車輪の制動力を抑制してから所定のメインプログラムに復帰する。
以上、ステップS1〜S5の処理と自動ブレーキ液圧ユニット3とが制動力制御手段に対応し、ステップS10〜S14の処理が操舵回避判断手段に対応し、ステップS20〜S23、S25、S26の処理とアンチスキッド液圧ユニット4とがアンチスキッド制御手段に対応し、ステップS24、S27の処理が制限手段に対応している。
次に、上記第1実施形態の動作や作用効果について説明する。
今、自車両が前方物体と接触する可能性があるか否かを判断しているとする。この前方物体との距離Dと相対速度Vrとの関係が、前記(1)式を満たしていないときには(ステップS2の判定が“No”)、自車両が前方物体と接触する可能性はないので、自動ブレーキを非作動状態にする(ステップS3)。
このとき、制限フラグFは“0”にリセットされるので、アンチスキッド制御が通常どおり作動する。つまり、運転者によって急ブレーキがなされたり、或いは降雨路・雪路・凍結路のように路面の摩擦係数が低かったりして、各車輪のスリップ率Siが所定値Sa以上となったときに(ステップS22の判定が“Yes”)、目標スリップ率S*を通常のS1に設定し(ステップS25)、この目標スリップ率S*と実際のスリップ率Siとの差分に応じて車輪の制動力を抑制する(ステップS26)。これによって、車輪のロックを防止することができるので、車体の安定性が向上すると共に、ステアリング操作による障害物の回避がし易くなる。
一方、前方物体との距離Dと相対速度Vrとの関係が、前記(1)式を満たしたときには(ステップS2の判定が“Yes”)、自車両が前方物体と接触する可能性があるので、自動ブレーキを作動させる(ステップS5)。
このとき、自車両が前方物体との接触を操舵回避できないと判断されて(ステップS12の判定が“No”)、制限フラグFが“1”にセットされると、自動ブレーキによって車輪のスリップ率Siが所定値Sa以上となった場合に、目標スリップ率S*をS1よりも大きなS2に変更する(ステップS27)。これにより、実際のスリップ率Siと目標スリップ率S*との差分が小さくなって制動力の抑制量つまり減圧量が小さくなるので、アンチスキッド制御の作動が制限される。その結果、自動ブレーキによる制動性能が向上して車両を可及的に減速させることができる。
一方、自車両が前方物体との接触を操舵回避できる余地が残されており、運転者がステアリング操作で前方物体との接触を回避しようとするときには、自動ブレーキによる制動性能よりも車体の安定性や操縦性を優先的に向上させることが望ましい。
そこで、本実施形態では、前方物体との接触を操舵回避できると判定されて(ステップS12の判定が“Yes”)、制限フラグFが“0”にリセットされると、自動ブレーキによって車輪のスリップ率Siが所定値Sa以上となった場合に、目標スリップ率S*を通常のS1に設定する(ステップS25)。これにより、アンチスキッド制御の制限が中止され、通常どおりのアンチスキッド制御が行われるので、運転者が前方物体との接触を操舵回避しようとするときに、車体の安定性や操縦性を向上させることができる。
なお、上記の第1実施形態では、目標スリップ率S*を変更することで、アンチスキッド制御による制動力の抑制量を小さくしているが、これに限定されるものではない。要は、アンチスキッド制御による制動力の抑制量を小さくできればよいので、各ホイールシリンダ圧の目標値を算出してから、この目標値を小さい値に補正してもよい。
また、上記の第1実施形態では、自車両が前方物体との接触する可能性はないと判断されたときに、単に自動ブレーキを非作動状態となるようにしているが、自動ブレーキが作動している状態から急に制動力が抜けると運手者に違和感を与える可能性がある。そこで、前方物体との接触の可能性があると判断されている状態から、接触の可能性がなくなったと判断されたときには、自動ブレーキによる制動力が徐々に減少するように自動ブレーキ液圧ユニット3を駆動制御してもよい。
次に、本発明の第2実施形態を図8に基づいて説明する。
この第2実施形態は、車輪のスリップ速度ΔViに応じてアンチスキッド制御を行うものである。
そこで、第2実施形態では、前述した図7のアンチスキッド制御処理を、図8のアンチスキッド制御処理に変更したことを除いては第1実施形態と同様であるため、同一部分の詳細説明は省略する。
図8のアンチスキッド制御処理では、先ずステップS30で、制限フラグFの設定状態と各車輪速Vwiとを読込む。
続くステップS31では、各車輪速Vwiに基づいて車体速度Vを推定してから、下記(5)式に従って、各車輪6FL〜6RRのスリップ速度ΔViを算出する。
ΔVi=Vwi−V ………(5)
続くステップS32では、各スリップ速度ΔViが所定値ΔVaよりも小さいか否かを判断する。この判定結果がΔVi<ΔVaであるときには、車輪はロック傾向にないと判断してステップS33に移行し、アンチスキッド液圧ユニット4を非駆動状態にすることでアンチスキッドを非作動状態にしてから所定のメインプログラムに復帰する。一方、判定結果がΔVi≧ΔVaであるときには、車輪がロック傾向にあると判断してステップS34に移行する。
ステップS34では、フローチャート内に示したような制御マップを参照し、車体速度Vと制限フラグFとに応じて、目標スリップ速度ΔV*を算出する。この制御マップは、横軸を車体速度V、縦軸を目標スリップ速度ΔV*とし、車体速度Vの増加に応じて目標スリップ速度ΔV*が増加し、制限フラグFがF=1であるときにはF=0であるときよりも目標スリップ速度ΔV*の増加率が大きくなるように設定されている。
続くステップS35では、実際のスリップ速度ΔViと目標スリップ速度ΔV*との差分に応じて各ホイールシリンダ圧の目標値を算出し、この目標値に基づいてアンチスキッド液圧ユニット4を駆動制御することによって車輪の制動力を抑制してから所定のメインプログラムに復帰する。
以上、制限フラグがF=1のときにステップS34で参照する制御マップが制限手段に対応し、それ以外のステップS30〜S35の処理とアンチスキッド液圧ユニット4とがアンチスキッド制御手段に対応している。
このように、上記の第2実施形態によれば、自動ブレーキによって車輪のスリップ速度ΔViが所定値ΔVa以上となった場合、前方物体との接触を操舵回避できないと判断されたときには操舵回避できると判断されるときよりも目標スリップ速度ΔV*を大きくする(ステップS34)。これにより、実際のスリップ速度ΔViと目標スリップ速度ΔV*との差分が小さくなって制動力の抑制量が小さくなるので、アンチスキッド制御の作動が制限される。その結果、自動ブレーキによる制動性能が向上して車両を可及的に減速させることができる。
一方、操舵回避できると判断されたときには、車体速度Vに応じた通常の目標スリップ速度ΔV*に設定されて、通常のアンチスキッド制御が行われるので、運転者が前方物体との接触を操舵回避しようとするときに、車体の安定性や操縦性を向上させることができる。
その他の作用効果は、前述した第1実施形態と同様である。
次に、本発明の第3実施形態を図9及び図10に基づいて説明する。
この第3実施形態は、アンチスキッド制御で制動力の抑制を開始するスリップ状態の閾値を変更することによって、アンチスキッド制御の作動を制限するものである。
そこで、第3実施形態では、前述した図7のアンチスキッド制御処理を、図9のアンチスキッド制御処理に変更したことを除いては第1実施形態と同様であるため、同一部分の詳細説明は省略する。
図9のアンチスキッド制御処理では、先ずステップS40で、制限フラグFの設定状態と各車輪速Vwiとを読込む。
続くステップS41では、車輪速Vwiのサンプリング周期とサンプリング毎のデータに基づいて、各車輪の車輪加速度αwiを算出する。
続くステップS42では、各車輪速Vwiに基づいて車体速度Vを推定してから、前述した(4)式に従って、各車輪6FL〜6RRのスリップ率Siを算出する。
続くステップS43では、制限フラグFが“0”にリセットされているか否かを判定する。この判定結果がF=0であるときには、ステップS44に移行して通常のアンチスキッド制御を行ってから所定のメインプログラムに復帰する。このステップS44では、図10(a)に示すような制御マップを参照し、車輪加速度αwiと各スリップ率Siとに基づいて、制動力の増圧指令、保持指令、及び減圧指令の何れかをアンチスキッド液圧ユニット3に出力する。
ここで、図10(a)の制御マップは、車輪加速度αwiが加速度領域の所定値αw1より大きいときに保持指令を出力し、車輪加速度αwiが所定値αw1より小さく且つスリップ率Siが所定値S3より大きいときに減圧指令を出力し、車輪加速度αwiが減速度領域の所定値αw2より小さく且つスリップ率Siが所定値S3より小さいときに保持指令を出力し、車輪加速度αwiが所定値αw2からαw1の範囲にあり且つスリップ率Siが所定値S3より小さいときに増圧指令を出力するように設定されている。
一方、上記ステップS43の判定結果が、F=1であるときには、アンチスキッド制御の作動を制限するために、図10(b)に示すような制御マップを参照し、車輪加速度αwiと各スリップ率Siとに基づいて、制動力の増圧指令、保持指令、及び減圧指令の何れかをアンチスキッド液圧ユニット3に出力する。ここで、図10(b)の制御マップは、減圧指令の出力を開始するスリップ率Siの閾値を、前述した所定値S3よりも大きな所定値S4に変更したものである。
以上、ステップS40〜S42、S44の処理とアンチスキッド液圧ユニット4とがアンチスキッド制御手段に対応し、ステップS43、S45の処理が制限手段に対応している。
次に、上記第3実施形態の動作や作用効果について説明する。
今、自動ブレーキが作動した際に、自車両が前方物体との接触を操舵回避できないと判断されて制限フラグFが“1”にリセットされているとする。このときは、減圧指令の出力が開始され難くなるように、減圧指令の出力を開始するスリップ率の閾値を通常のS3からS4に変更して、アンチスキッド制御の作動を制限する(ステップS45)。これにより、自動ブレーキによって車輪のスリップ率Siが増加するときに、減圧指令の出力が開始され難くなる、すなわち制動力の抑制が開始され難くなるので、自動ブレーキによる制動性能が向上して車両を可及的に減速させることができる。
一方、自車両が前方物体との接触を操舵回避できると判断されて制限フラグFが“0”にリセットされていれば、減圧指令の出力を開始するスリップ率の閾値を通常のS3に設定する(ステップS44)。これにより、アンチスキッド制御の制限が中止され、通常どおりのアンチスキッド制御が行われるので、運転者が前方物体との接触を操舵回避しようとするときに、車体の安定性や操縦性を向上させることができる。
なお、上記第3実施形態では、車輪のスリップ率Sに応じて制動力の減圧を開始しているが、これに限定されるものではなく、車輪のスリップ速度ΔVに応じて制動力の減圧を開始したり、或いはスリップ率Sとスリップ速度ΔVの双方に応じて制動力の減圧を開始したりしてもよい。
また、上記第3実施形態では、アンチスキッド制御の作動を制限するために、減圧指令の出力を開始する閾値だけを変更したが、これに限定されるものではない。すなわち、減圧指令の出力を開始する閾値を変更すると共に、前述した第1実施形態や第2実施形態のようにアンチスキッド制御による制動力の抑制量を小さくすることで、アンチスキッド制御の作動を制限してもよい。
その他の作用効果は、前述した第1実施形態と同様である。
次に、本発明の第4実施形態を図11、図12に基づいて説明する。
この第4実施形態は、自動ブレーキを作動させる際に、少なくとも車体前面と前方物体との接触を操舵回避できるか否かを判断するものである。
そこで、第4実施形態の制限判断処理では、図11に示すように、図4の前記ステップS11、S12を新たなステップS50、S51の処理の変更したことを除いては第1実施形態と同様であるため、同一部分の詳細説明は省略する。
先ずステップS50では、車体前面が前方物体に接触するまでに進む直進方向の距離xを推定してから、図12に示すような走行軌跡マップを参照し、車体前面が直進方向に距離xだけ進んだときに車体前面が横移動できる横移動量YPを、車体速度Vに応じて算出する。
続くステップS51では、横移動量YPが操舵回避に必要な横移動量YN以上であるか否かを判断する。この判定結果がYP≧YNであるときには、少なくとも車体前面が前方物体との接触を操舵回避できると判断して前記ステップS13に移行する。一方、判定結果がYP<YNであるときには、車体前面が前方物体との接触を操舵回避できないと判断して前記ステップS14に移行する。
ここで、ステップS10、S50、S51、S13、S14の処理が操舵回避判断手段に対応している。
このように、上記の第4実施形態によれば、自動ブレーキを作動させる際に、車体前面が前方物体との接触を操舵回避できないと判断されたときには、制限フラグFを“1”にセットしてアンチスキッド制御の作動を制限する。一方、少なくとも車体前面が前方物体との接触を操舵回避できると判断されたときには、制限フラグFを“0”にリセットしてアンチスキッド制御の制限を中止する。
これにより、仮に車体側面や車体後方部が前方物体と接触するとしても、少なくとも車体前面と前方物体との接触を操舵回避できるようなシーンで、アンチスキッド制御の作動によって車体の安定性や操縦性を向上させることができる。
その他の作用効果は、前述した第1実施形態と同様である。
本発明の概略構成図である。 レーザレーダが前方物体を検出する様子を示した図である。 自動ブレーキ制御処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の制限判断処理を示すフローチャートである。 操舵回避に必要な横移動量を示した図である。 横移動所要時間Tyの算出に用いる制御マップである。 第1実施形態のアンチスキッド制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態のアンチスキッド制御処理を示すフローチャートである。 第3実施形態のアンチスキッド制御処理を示すフローチャートである。 増圧指令・保持指令・減圧指令の出力を決定する制御マップである。 第4実施形態の制限判断処理を示すフローチャートである。 走行軌跡マップである。
符号の説明
1 ブレーキペダル
2 マスターシリンダ
3 自動ブレーキ液圧ユニット
4 アンチスキッド液圧ユニット
5FL〜5RR ホイールシリンダ
7 レーザレーダ
8FL〜8RR 車輪回転センサ
9 コントローラ

Claims (4)

  1. 車輪のスリップ状態が閾値を超えたときに車輪の制動力を抑制するアンチスキッド制御手段と、自車両と接触する可能性がある前方物体を検出したときに自車両に制動力を発生させる制動力制御手段と、を備えた車両用制動制御装置において、
    自車両が前記前方物体との接触を操舵回避できるか否かを判断する操舵回避判断手段と、前記制動力制御手段が自車両に制動力を発生させる場合、前記操舵回避判断手段で自車両が前記前方物体との接触を操舵回避できないと判断されたときだけ、前記アンチスキッド制御手段の作動を制限する制限手段と、を備えることを特徴とする車両用制動制御装置。
  2. 前記操舵回避判断手段は、少なくとも車体前面が前方物体との接触を操舵回避できるか否かを判断するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用制動制御装置。
  3. 前記制限手段は、前記操舵回避判断手段で自車両が前記前方物体との接触を操舵回避できないと判断されたら、操舵回避できると判断されているときよりも、前記アンチスキッド制御手段による制動力の抑制量を小さくすることで、当該アンチスキッド制御手段の作動を制限するように構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用制動制御装置。
  4. 前記制限手段は、前記操舵回避判断手段で自車両が前記前方物体との接触を操舵回避できないと判断されたら、操舵回避できると判断されているときよりも、前記アンチスキッド制御手段で制動力の抑制が開始され難くなるように前記閾値を大きい値に変更することで、当該アンチスキッド制御手段の作動を制限するように構成されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用制動制御装置。
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