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JP2005160285A - 交流モータとその制御装置 - Google Patents

交流モータとその制御装置 Download PDF

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JP2005160285A JP2004152743A JP2004152743A JP2005160285A JP 2005160285 A JP2005160285 A JP 2005160285A JP 2004152743 A JP2004152743 A JP 2004152743A JP 2004152743 A JP2004152743 A JP 2004152743A JP 2005160285 A JP2005160285 A JP 2005160285A
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Abstract

【課題】 構造が単純で生産性を向上させることができ、小型化、高効率化、低コスト化が可能な交流モータとその制御装置を提供すること。
【解決手段】 ブラシレスモータ100は、周方向に永久磁石12のN極磁極とS極磁極とが交互に配置されたロータ10と、周方向に複数個配置されたステータ磁極19、20、21をそれぞれが有して互いにこれらのステータ磁極の周方向位置および軸方向位置がずらして配置されたN個のステータ磁極群と、複数のステータ磁極群のそれぞれに対して軸方向に沿った隣接位置に配置されて周方向に形成された複数のループ状巻線15、16、17、18とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車やトラック等に搭載される交流モータとその制御装置に関する。
従来から、ステータ磁極に各層のコイルが集中的に巻回されたブラシレスモータが知られている(例えば、特許文献1参照。)。図40および図41はこのような従来のブラシレスモータの概略的な構成を示す縦断面図および横断面図である。これらの図には、4極6スロット型のブラシレスモータが示されており、ステータの巻線構造はいわゆる集中巻きであって、各ステータ磁極には各相のコイルが集中的に巻回されている。また、図42にはステータを円周方向に1周展開した状態で、U、V、W等の巻線の配置関係が示されている。横軸は電気角で表現されており、1周で720°となっている。ロータ2の表面には、N極の永久磁石7とS極の永久磁石8とが周方向に交互に配置されている。ステータ4では、U相のステータ磁極TBU1、TBU2のそれぞれにはU相巻線WBU1、WBU2が巻回されている。同様に、V相のステータ磁極TBV1、TBV2のそれぞれにはV相巻線WBV1、WBV2が巻回されている。W相のステータ磁極TBW1、TBW2のそれぞれにはW相巻線WBW1、WBW2が巻回されている。このような構造を有するブラシレスモータは、現在、広く産業用、家電用に使用されている。
特開平6−261513号公報(第3頁、図1−3)
ところで、特許文献1に開示された従来のブラシレスモータは、モータ巻線を各ステータ磁極毎に巻回する必要があるため構造が複雑であり、スロットの奥に配置する必要があるため巻線の巻回に関して生産性が低下するという問題があった。また、このような構造から小型化、高効率化、低コスト化が難しいという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、構造が単純で生産性を向上させることができ、小型化、高効率化、低コスト化が可能な交流モータとその制御装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の交流モータは、周方向にN極磁極とS極磁極とが交互に配置されたロータと、周方向に複数個配置されたステータ磁極をそれぞれが有し、互いにステータ磁極の位置がロータ磁極に対して相対的に周方向にずらして配置されたN個のステータ磁極群と、複数のステータ磁極群のそれぞれに対して軸方向に沿った隣接位置に配置されて周方向に形成された複数のループ状巻線とを備えている。同一のステータ磁極群に含まれる各ステータ磁極の周囲に巻回された巻線を考えたときに、隣接する2つのステータ磁極に挟まれた巻線には互いに起磁力アンペアターンを相殺するような電流が流れるため、等価的には電流が流れていないときと同じ状態であって、これらのステータ磁極に対して軸方向に沿った隣接位置に配置されたループ状の巻線に代替えすることができる。この結果、従来構造であれば周方向に配置されていた各ステータ磁極の間の巻線を排除することができるので、高効率化、高トルク化が可能となる。また、各ステータ磁極の間に巻線を配置する必要がないため多極化が可能となり、特に巻線構造が簡素であることから、生産性を向上させることができ、低コスト化が可能になる。また、各相に対応した構造は、円周上にほぼ均一に配置した対称構造となっており、ロータとステータ間で発生する吸引力によるステータの変形や、交流モータ各部の歪を小さくすることができるため、これらに起因する振動、騒音を低減することが可能になる。
また、上述したループ状巻線は、N個のステータ磁極群のそれぞれの軸方向両側に配置され、ステータ磁極群の軸方向両側に配置された2つのループ状巻線に流れる電流の向きが互いに反対であることが望ましい。これにより、各ステータ磁極に対する2つのループ状巻線による電磁気的作用を同じにすることができるため、各ステータ磁極を通る磁束を効率よく発生させることができる。
また、上述したループ状巻線は、N個のステータ磁極群の内、軸方向に沿って端部に配置された2つの端部ステータ磁極群については軸方向に沿った反端部側に配置され、それ以外の中間ステータ磁極群については軸方向両側に位置され、中間ステータ磁極群の軸方向両側に配置された2つのループ状巻線に流れる電流の向きが互いに反対であることが望ましい。軸方向に沿って端部に配置された2つの端部ステータ磁極群については、それらの外側に配置されるループ状巻線は、その周囲の磁気抵抗が大きいことから電磁気的作用はほとんどなく、省略しても影響はない。このように、ステータの外部に配置される2つのループ状巻線を省略することにより、使用される銅の量を大幅に低減することができ、さらなる高効率化、高トルク化が可能になるとともに、さらなる巻線構造の簡素化、軽量化、低コスト化を実現することができる。
また、上述したループ状巻線は、N個のステータ磁極群の間に配置されていることが望ましい。このように、各ステータ磁極群のそれぞれに対応するように軸方向両側にループ状巻線を備える代わりに、各ステータ磁極群の間にループ状巻線を備えることにより、軸方向に沿って隣接する2つのステータ磁極群に挟まれたループ状巻線を一つにまとめることができるため、さらなる構造の簡素化、銅量低減が可能になる。
また、上述したN個のステータ磁極群のそれぞれに対応するループ状巻線には、互いに360度/Nの位相差を有するN相交流電圧が引加されることが望ましい。これにより、N相交流電圧によって交流モータを駆動することが可能になる。
また、上述したロータは、円周方向にN極磁極とS極磁極の繰り返し間隔に対応して配置された複数の永久磁石を備えることが望ましい。あるいは、上述した複数の永久磁石のそれぞれは、繰り返し間隔に対応させてロータの表面にN極とS極とが交互に現れるように配置されていることが望ましい。これにより、周方向にN極磁極とS極磁極とが交互に配置されたロータ構造を容易に実現することができる。
また、上述したロータは、内周側表面近傍に、ステータ磁極が配置されていない空間に磁性体からなる補極を備えることが望ましい。これにより、ロータの表面から発生する不要で有害な漏洩磁束を吸収することができ、出力トルクを増加させることが可能になる。
また、上述したステータおよびロータの全部あるいは一部を軟磁性粉末金属材料をプレス成型して形成することが望ましい。これにより、どの方向に向かう磁束についても過大な渦電流の発生を防止して、損失の少ない磁気回路を構成することができる。また、金型で最終形状に近い形状にプレス成型することにより、機械による切削加工を排除して、あるいは切削加工を軽減して最終形状のステータ磁気回路、ロータ磁気回路を製作することができるため、3次元形状の磁気回路が構成でき、かつ、複雑形状の製作も比較的容易に製作可能となり、生産コストの低減が可能になる。
また、上述した複数のステータ磁極は、N個のステータ磁極群のそれぞれについて互いに電気角で360度/Nの位相差となるように周方向にずらして配置されていることが望ましい。これにより、各ループ状巻線に交流電圧を印加することにより、ステータからロータに対して回転磁束を供給することができ、ロータを回転させることが可能になる。
また、上述したN個のステータ磁極群のそれぞれに存在する磁束の回転角度変化率である単位電圧の形状および振幅がほぼ同一で相互に電気角で360度/Nの位相差を維持するように、N個のステータ磁極群のそれぞれに対応するステータ磁極の形状を変形することが望ましい。このようにステータ磁極の形状を工夫することにより、各ステータ磁極を通る最大磁束を減らさずに、すなわちトルク平均値を減らさずにトルクリップルを低減したり、外径形状の小型化やステータ磁極間の漏洩磁束の低減が可能になる。
また、低減したいトルクリップルの次数をmとしたときに、ステータに含まれるN個のステータ磁極群のそれぞれについて複数のステータ磁極をn組にグループ分けし、各グループに属するステータ磁極の周方向位置を電気角で360/(m×n)度の整数倍だけ相対的に変位させることが望ましい。これにより、予め大きいことがわかっている所望の次数のトルクリップルを確実に低減することが可能になる。
また、低減したいトルクリップルの次数をmとしたときに、ロータに含まれるN極磁極とS極磁極のそれぞれをn組にグループ分けし、各グループに属するN極磁極とS極磁極の周方向位置を電気角で360/(m×n)度の整数倍だけ相対的に変位させることが望ましい。これにより、予め大きいことがわかっている所望の次数のトルクリップルを確実に低減することが可能になる。
また、上述したロータの回転軸の近傍に配置され、複数のループ状巻線の全体に流れる電流によって発生する軸方向起磁力を相殺する起磁力を発生する補助巻線をさらに備えることが望ましい。これにより、ロータ回転時に回転軸に現れる軸方向の起磁力を確実に相殺することができる。
また、本発明の交流モータの制御装置は、各ステータ磁極群の軸方向両側に配置されたループ状巻線に流す電流を制御するものであって、一のステータ磁極群に存在する磁束の回転角度変化率をE、このステータ磁極群に対応するループ状巻線の巻回数をW、このループ状巻線に流す電流をIとしたときに、N個のステータ磁極群のそれぞれに対応してW×E×Iで算出されるトルクTの総和がトルク指令値Taとなるように複数のループ状巻線に流す電流Iを制御する。この制御装置を用いることにより、各ループ状巻線に流す電流を制御することより、所望のトルクを発生する交流モータを実現することが可能になる。
また、本発明の交流モータの制御装置は、各ステータ磁極群の間に配置されたループ状巻線に流す電流を制御するものであって、一のステータ磁極群に存在する磁束の回転角度変化率をE、このステータ磁極群に隣接して配置されたループ状巻線の巻回数をW、このループ状巻線に流す電流をIとしたときに、(N−1)個のループ状巻線のそれぞに対応してW×E×Iで算出されるトルクTの総和がトルク指令値Tbとなるようにループ状巻線に流す電流Iを制御する。この制御装置を用いることにより、ループ状巻線の数を減らした場合であっても各ループ状巻線に流す電流を制御することにより、所望のトルクを発生する交流モータを実現することが可能になる。
また、上述したステータ磁極のロータに対向した面のロータ軸方向長さが、2つのステータ磁極群の軸方向中心間の距離よりも長いことが望ましい。これにより、N個のステータ磁極群を構成する各相のステータ磁極をロータ軸方向に重なることなく配置することができるので、円周方向の他相のステータ磁極の形状的干渉が無く、構造的に多極化が容易であり、多極化によるトルクの向上が可能となる。
また、上述したループ状巻線は、ロータ軸方向あるいはロータ径方向にループするように一部が分割されていることが望ましい。これにより、ループ状巻線の製造およびステータへの組み付けの容易化を図ることが可能になる。
また、上述した交流モータを複数個結合するようにしてもよい。これにより、出力トルクやパワーを増加させて大容量化を図ることが容易となる。
以下、本発明の交流モータを適用した一実施形態のブラシレスモータについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、一実施形態のブラシレスモータの縦断面図である。本実施形態のブラシレスモータ100は、3相交流で動作する8極モータであり、ロータ10、ロータ軸11、永久磁石12、ステータ14を含んで構成されている。
ロータ10は、表面に配置された複数の永久磁石12を備えている。これらの永久磁石12は、ロータ10表面に沿って円周方向にN極とS極とが交互に配置されている。図2は、ロータ10の円周方向展開図である。横軸は機械角を示しており、機械角で360°の位置は電気角で1440°となる。
ステータ14は、それぞれ4個のU相ステータ磁極19、V相ステータ磁極20、W相ステータ磁極21を備えている。各ステータ磁極19、20、21は、ロータ10に対して突極状の形状を有している。図3は、ロータ10側から見たステータ14の内周側形状の展開図である。4個のU相ステータ磁極19は同一円周上に等間隔に配置されている。同様に、4個のV相ステータ磁極20は同一円周上に等間隔に配置されている。4個のW相ステータ磁極21は同一円周上に等間隔に配置されている。4個のU相ステータ磁極19をU相ステータ磁極群、4個のV相ステータ磁極20をV相ステータ磁極群、4個のW相ステータ磁極21をW相ステータ磁極群と称する。また、これらの各ステータ磁極群の中で、軸方向に沿って端部に配置されたU相ステータ磁極群とW相ステータ磁極群を端部ステータ磁極群、それ以外のV相ステータ磁極群を中間ステータ磁極群と称する。
また、U相ステータ磁極19、V相ステータ磁極20、W相ステータ磁極21のそれぞれは、互いに軸方向位置と周方向位置がずらして配置されている。具体的には、各ステータ磁極群は、相対的に機械角で30°、電気角で120°の位相差となるように互いに円周方向にずらして配置されている。図3に示す破線は、対向するロータ10の各永久磁石12を示している。同極のロータ磁極(N極に永久磁石12同士あるいはS極の永久磁石12同士)のピッチは電気角で360°であり、同相のステータ磁極のピッチも電気角で360°である。
ステータ14のU相ステータ磁極19、V相ステータ磁極20、W相ステータ磁極21のそれぞれの間には、U相巻線15、V相巻線16、17、W相巻線18が配置されている。図4は、各相の巻線の円周方向展開図を示す図である。U相巻線15は、U相ステータ磁極19とV相ステータ磁極20との間に設けられており、周方向に沿ったループ形状を成している。ロータ軸11側から見て時計回り方向の電流を正とすると(他の相の相巻線についても同様とする)、U相巻線15に流れる電流Iu は負(−Iu )となる。同様に、V相巻線16は、U相ステータ磁極19とV相ステータ磁極20との間に設けられており、周方向に沿ってループ形状を成している。V相巻線16に流れる電流Iv は正(+Iv )となる。V相巻線17は、V相ステータ磁極20とW相ステータ磁極21との間に設けられており、周方向に沿ったループ形状を成している。V相巻線17に流れる電流Iv は負(−Iv )となる。W相巻線18は、V相ステータ磁極20とW相ステータ磁極21との間に設けられており、周方向に沿ったループ形状を成している。W相巻線18に流れる電流Iw は正(+Iw )となる。これら3種類の電流Iu 、Iv 、Iw は、3相交流電流であり、互いに位相が120°ずつずれている。
次に、ステータ14の各相ステータ磁極形状と各相巻線形状の詳細について説明する。図5は、本実施形態のステータ14の断面箇所を示す図である。図6は、図5のVI−VI線断面図である。図7は、図5のVII−VII線断面図である。図8は、図5のVIII−VIII線断面図である。これらの図に示すように、U相ステータ磁極19、V相ステータ磁極20、W相ステータ磁極21のそれぞれは、ロータ10に対して突極形状を成しており、それぞれが相対的に機械角で30°、電気角で120°の位相差を有するような位置関係となるように配置されている。
図9および図10は、U相巻線15の概略的な形状を示す図である。U相巻線15は、巻き始め端子Uと巻き終わり端子Nを有している。なお、同様に、V相巻線16、17は
巻き始め端子Vと巻き終わり端子Nを有し、W相巻線18は巻き始め端子Wと巻き終わり端子Nを有している。各相巻線を3相Y結線する場合は、各相巻線15、16、17、18の巻き終わり端子Nが接続される。各相巻線15、16、17、18に流れる電流Iu 、Iv 、Iw は、各相ステータ磁極19、20、21とロータ10の永久磁石12との間でトルクを発生する電流位相に制御される。また、Iu +Iv +Iw =0となるように制御される。
次に、各相電流Iu 、Iv 、Iw とこれらの各相電流により各相ステータ磁極19、20、21に付与される起磁力との関係について説明する。図11は、エアギャップ面側(ロータ10側)から見た各相ステータ磁極19、20、21の展開図(図3)に等価的な各相電流巻線を書き加えた図である。
U相巻線は、4個のU相ステータ磁極19に同一方向で直列に巻回されている。したがって、各U相ステータ磁極19は同一方向に起磁力が付与されている。例えば、図11の左から2番目のU相ステータ磁極19に巻回されているU相巻線は、導線(3)、(4)、(5)、(6)によって形成されており、U相ステータ磁極19の回りにこの順番でこれらの導線が複数回巻回されている。なお、導線(2)、(7)は隣接するU相ステータ磁極19間の渡り線であり、電磁気的作用はない。
このようなU相巻線に流れる電流Iu の各部分について詳細に見ると、導線(1)と(3)の電流の大きさは同一で逆方向に流れており、起磁力アンペアターンは相殺されているため、これらの導線は等価的に電流が流れていないときと同じ状態にあるといえる。同様に、導線(5)と(8)の部分の電流についても起磁力アンペアターンは相殺されており、これらの導線は等価的に電流が流れていないときと同じ状態にあるといえる。このように、U相ステータ磁極19間に配置される導線に流れる電流は常に相殺されるため、電流を流す必要がなく、その部分の導線は排除することが可能である。その結果、導線(10)、(6)に対応するようにステータ14の円周上にループ状に流れるU相電流Iu と、導線(4)、(9)に対応するようにステータ14の円周上にループ状に流れるU相電流−Iu とが同時に流れている状態と同じと考えることができる。
しかも、上述した導線(10)、(6)に対応するようにステータ14の円周上にループ状に流れるU相電流Iu は、ステータコアの外部でループ状に流れる電流であり、ステータコアの外部は空気等であって磁気抵抗が大きいことから、ブラシレスモータ100への電磁気的作用はほとんどない。このため、省略しても影響はなく、ステータコアの外部に位置するループ状の巻線を排除することができる(なお、本実施形態ではこのループ状の巻線を省略しているが、省略せずに残すようにしてもよい)。結局、図11に示すU相巻線の作用は、図4、図5に示すループ状のU相巻線15と等価であるということができる。
また、図11に示したV相巻線は、U相巻線と同様に、4個のV相ステータ磁極20を周回するように直列に巻回されている。この中で、導線(11)と(13)に流れる電流は大きさが同じで方向が逆であり、起磁力アンペアターンが相殺されるため、この部分は等価的に電流が流れていないときと同じ状態にあるといえる。同様に、導線(15)、(18)の電流についても起磁力アンペアターンは相殺されている。その結果、導線(20)、(16)に対応するようにステータ14の円周上に沿ってループ状に流れるV相電流Iv と、導線(14)、(19)に対応するようにステータ14の円周上にループ状に流れるV相電流−Iv とが同時に流れている状態と同じと考えることができる。結局、図11に示すV相巻線の作用は、図4、図5に示すループ状のV相巻線16、17と等価であるということができる。
また、図11に示したW相巻線は、U相巻線と同様に、4個のW相ステータ磁極21を周回するように直列に巻回されている。この中で、導線(21)と(23)に流れる電流は大きさが同じで方向が逆であり、起磁力アンペアターンは相殺されるため、この部分は等価的に電流が流れていないときと同じ状態にあるといえる。同様に、導線(25)、(28)の電流についても起磁力アンペアターンは相殺されている。その結果、導線(30)、(26)に対応するようにステータ14の円周上にループ状に流れるW相電流Iw と、導線(24)、(29)に対応するようにステータ14の円周上にループ状に流れるW相電流−Iw とが同時に流れている状態と同じと考えることができる。
しかも、上述した導線巻線(24)、(29)に対応するようにステータ14の円周上にループ状に流れるW相電流−Iw は、ステータコアの外部でループ状に流れる電流であり、ステータコアの外部は空気等であり磁気抵抗が大きいことから、ブラシレスモータ100への電磁気的作用はほとんどない。このため、省略しても影響はなく、ステータコアの外部に位置するループ状の巻線を排除することができる(なお、U相巻線の軸方向端部のループ状巻線、V相巻線の軸方向端部のループ状巻線について説明したように、本実施形態ではこのループ状の巻線を省略しているが、省略せずに残すようにしてもよい)。結局、図11に示すW相巻線の作用は、図4、図5に示すループ状のW相巻線18と等価であるということができる。
以上説明したように、ステータ14の各相ステータ磁極19、20、21に電磁気的作用を付与する巻線及び電流はループ状の簡素な巻線で代替えすることができ、かつ、ステータ14の軸方向両端のループ状の巻線を排除することができる。その結果、ブラシレスモータ100に使われる銅の量を大幅に低減することができるので、高効率化、高トルク化が可能となる。また、同相のステータ磁極間に巻線(導線)を配置する必要がないため、従来構造以上の多極化が可能となり、特に巻線構造が簡素であることから、モータの生産性を向上させることができ、低コスト化が可能となる。
なお、磁気的には、U、V、W相のステータ磁極を通る磁束φu 、φv 、φw がバックヨーク部で合流し、3相交流磁束の総和が零となるφu +φv +φw =0の関係となっている。また、図41に示した従来構造は、図11に示した各相突極19、20、21を2個ずつ合計6個を同一円周上に並べた構造であり、個々の突極の電磁気的作用、トルク発生は、本実施形態のブラシレスモータ100と同じである。但し、従来のブラシレスモータは、その構造上、本実施形態のブラシレスモータ100のように巻線の一部を排除したり、巻線の簡素化を行うことはできない。
本実施形態のブラシレスモータ100はこのような構成を有しており、次にその動作を説明する。図12は、本実施形態のブラシレスモータ100の電流、電圧、出力トルクのベクトル図である。X軸が実軸に、Y軸が虚軸にそれぞれ対応している。また、X軸に対する反時計回り方向の角度をベクトルの位相角とする。
ステータ14の各相ステータ磁極19、20、21に存在する磁束φu 、φv 、φw の回転角度変化率を単位電圧と称し、Eu =dφu /dθ、Ev =dφv /dθ、Ew =dφw /dθとする。各相ステータ磁極19、20、21のロータ10(永久磁石12)に対する相対位置は、図3に示したように、電気角で120°ずつシフトしているので、各相巻線15〜18の1ターンに誘起される単位電圧Eu 、Ev 、Ew は、図12に示すような3相交流電圧となる。
いま、一定回転dθ/dt=S1で回転し、各相巻線15〜18の巻き回数をWu 、Wv 、Ww とし、これらの値がWc に等しいとすると、巻線15〜18の各誘起電圧Vu 、
Vv 、Vw は次のように表される。
Vu =Wu ×(−dφu /dt)
=−Wu ×dφu /dθ×dθ/dt
=−Wu ×Eu ×S1 …(1)
Vv =Wv ×Ev ×S1 …(2)
Vw =Ww ×Ew ×S1 …(3)
ここで、具体的な巻線と電圧の関係は次のようになる。U相の単位電圧Eu は、図1および図4に示されるU相巻線15の逆向きの1ターンに発生する電圧である。U相電圧Vu は、U相巻線15の逆向きに発生する電圧である。V相の単位電圧Eu は、V相巻線16の1ターンとV相巻線17の逆向きの1ターンとを直列に接続したときに両端に発生す
る電圧である。V相電圧Vv は、V相巻線16と逆向きのV相巻線17とを直列に接続したときの両端の電圧である。W相の単位電圧Ew は、図1および図4に示されるW相巻線18の1ターンに発生する電圧である。W相電圧Vw は、W相巻線18の逆向きに発生す
る電圧である。
ブラシレスモータ100のトルクを効率良く発生させようとすると、各相電流Iu 、Iv 、Iw は、各相巻線の単位電圧Eu 、Ev 、Ew と同一位相に通電する必要がある。図12では、Iu 、Iv 、Iw とEu 、Ev 、Ew とがそれぞれ同一位相であるものとし、ベクトル図の簡素化のため、同相の電圧ベクトル、電流ベクトルを同一のベクトル矢で表現している。
ブラシレスモータ100の出力パワーPa 、各相のパワーPu 、Pv 、Pw は、
Pu =Vu ×(−Iu )=Wu ×Eu ×S1×Iu …(4)
Pv =Vv ×Iv =Wv ×Ev ×S1×Iv …(5)
Pw =Vw ×Iw =Ww ×Ew ×S1×Iw …(6)
Pa =Pu +Pv +Pw =Vu ×Iu +Vv ×Iv +Vw ×Iw …(7)
となる。また、ブラシレスモータ100の出力トルクTa 、各相のトルクTu 、Tv 、Tw は、
Tu =Pu /S1=Wu ×Eu ×Iu …(8)
Tv =Pv /S1=Wv ×Ev ×Iv …(9)
Tw =Pw /S1=Ww ×Ew ×Iw …(10)
Ta =Tu +Tv +Tw
=Wu ×Eu ×Iu +Wv ×Ev ×Iv +Ww ×Ew ×Iw
=Wc ×(Eu ×Iu +Ev ×Iv +Ew ×Iw ) …(11)となる。なお、本実施形態のブラシレスモータ100の電圧、電流、トルクに関するベクトル図は、図40〜図42に示した従来のブラシレスモータのベクトル図と同じである。
次に、図1および図4に示した各相巻線と電流について、より高効率化する変形手法について説明する。U相巻線15とV相巻線16は、U相ステータ磁極19とV相ステータ磁極20の間に隣接して配置されたループ状の巻線であり、これらを単一の巻線にまとめることができる。同様に、V相巻線17とW相巻線18は、V相ステータ磁極20とW相ステータ磁極21の間に隣接して配置されたループ状の巻線であり、これらを単一の巻線にまとめることができる。
図13は、2つの巻線を単一の巻線にまとめた変形例を示す図である。図13と図4とを比較すると明らかなように、U相巻線15とV相巻線16が単一のM相巻線38に置き換えられ、V相巻線17とW相巻線18が単一のN相巻線39に置き換えられている。また、U相巻線15の電流(−Iu )とV相巻線16の電流(Iv )とを加算したM相電流Im (=−Iu +Iv )をM相巻線38に流すことにより、M相巻線38によって発生す
る磁束の状態とU相巻線15とV相巻線16のそれぞれによって発生する磁束を合成した状態とが同じになり、電磁気的に等価になる。同様に、V相巻線17の電流(−Iv )とW相巻線18の電流(Iw )とを加算したN相電流In (=−Iv +Iw )をN相巻線39に流すことにより、N相巻線39によって発生する磁束の状態とV相巻線17とW相巻線18のそれぞれによって発生する磁束を合成した状態とが同じになり、電磁気的に等価になる。
図12にはこれらの状態も示されている。図12に示されたM相巻線38の単位電圧Em 、N相巻線39の単位電圧En は以下のようになる。
Em =−Eu =−dφu /dθ
En =Ew =dφw /dθ
また、各巻線の電圧V、パワーP、トルクTのベクトル算式は以下のようになる。
Vm =Wc ×Em ×S1 …(12)
Vn =Wc ×En ×S1 …(13)
Pm =Vm ×Im =Wc ×(−Eu )×S1×(−Iu +Iv )
=Wc ×Eu ×S1×(−Iu +Iv ) …(14)
Pn =Vn ×In =Wc ×Ew ×S1×(−Iv +Iw ) …(15)
Pb =Pm +Pn =Vu ×(−Iu +Iv )+Vw ×(−Iv +Iw ) …(16)
Tm =Pm /S1=Wc ×(−Eu )×(−Iu +Iv ) …(17)
Tn =Pn /S1=Wc ×Ew ×(−Iv +Iw ) …(18)
Tb =Tm +Tn =Wc ×((−Eu ×Im )+Ew ×In ) …(19)
=Wc ×(−Eu ×(−Iu +Iv )+Ew ×(−Iv +Iw ))
=Wc ×Eu ×Iu +Wc ×Iv ×(−Eu −Ew )+Wc ×Ew ×Iw
=Wc ×(Eu ×Iu +Ev ×Iv +Ew ×Iw ) …(20)
∵ Eu +Ev +Ew =0 …(21)ここで、(11)式で示されたトルク式は3相で表現され、(19)式で示されたトルク式は2相で表現されている。これらのトルク式の表現方法は異なるが、(19)式を展開すると(20)式となり、これら両式は数学的に等価であることがわかる。特に、電圧Vu 、Vv 、Vw および電流Iu 、Iv 、Iw が平衡3相交流の場合は(11)式で示されるトルクTa の値は一定となる。このとき、(19)式で示されるトルクTb は、図12に示すように、Tm とTn との位相差であるKmn=90°となる正弦波の2乗関数の和として得られ、一定値となる。
また、(19)式は2相交流モータの表現形態であり、(11)式と(21)式は3相交流モータの表現形態であるが、これらの値は同じである。しかし、(19)式において、(−Iu +Iv )の電流Im をM相巻線38へ通電する場合と−Iu とIv の電流をそれぞれU相巻線15とV相巻線16へ通電するのとでは、電磁気的には同じでも、銅損は異なる。図12のベクトル図に示すように、電流Im の実軸成分はIm にcos30°を乗じた値に減少するため、M相巻線38に電流Im を通電する方が銅損が75%になり、25%の銅損が低減されるという効果がある。
次に、図1に示したブラシレスモータ100の特性を改善する手法について説明する。ブラシレスモータ100の基本原理は、各ステータ磁極19、20、21が永久磁石12と向き合って対向している部分の永久磁石12の磁束は各ステータ磁極19、20、21を通過し、その他の部分の永久磁石12の磁束は各ステータ磁極19、20、21へ作用しない、あるいは、作用の影響は小さいという考え方である。しかし、各ステータ磁極19、20、21と対向していない部分の永久磁石12はその表面近傍空間に多少の漏洩磁束を発生するように作用するので、その漏洩磁束が各ステータ磁極19、20、21へ悪
い作用をすることになり、ブラシレスモータ100の出力トルクが低下するという問題がある。
図14は、漏洩磁束によるトルク低下対策を行ったステータの展開図であり、ロータ10側から見た状態が示されている。図14に示すように、ロータ10の表面近傍で、ステータ14の各ステータ磁極19、20、21が配置されていないスペースに磁性体の補極60を配置することにより、ロータ10の表面に備わった永久磁石12が発生する不要で有害な漏洩磁束を吸収することが可能となる。また、補極60により有害な漏洩磁束を低減することにより、ブラシレスモータ100の出力トルクを増加させることができる。なお、補極60で吸収される磁束は、補極60が対向する永久磁石12のN極とS極でループさせる方法と、永久磁石12のバックヨーク側へループさせる方法とがある。
次に、図1に示したブラシレスモータ100の磁気回路に関する構成技術について説明する。
本実施形態のブラシレスモータ100では、一の相のステータ磁極群から他の相のステータ磁極群へ向かう磁束が生成されるため、磁束の方向がロータ軸11の方向へも向く。このため、磁束の方向がロータ軸方向、ラジアル方向、円周方向と3次元の方向へ向くことになる。従来、主に使われている電磁鋼板による積層構造の場合、2次元的な磁路方向を考慮して磁気回路設計を行うことが多く、電磁鋼板の積層方向への磁束は渦電流を低減する為極力少なくすることが望ましい。本実施形態のブラシレスモータ100では、ステータ14とロータ10の全てあるいは一部を軟磁性粉末金属材料をプレス成型した部材で構成すれば、どの方向に向かう磁束についても過大な渦電流の発生を防止して、損失の少ない3次元方向の磁気回路を構成することができる。軟磁性粉末金属材料とは、強磁性体粉末の表面に電気抵抗の大きな皮膜を形成させ、金型等でプレス成型して固体化したものである。表面に形成される電気抵抗の大きな被膜は、金属材料を空気中に放置したときに自然に形成される酸化膜を利用するようにしてもよい。特に、金型で最終形状に近い形状にプレス成型することにより、機械による切削加工を排除して、あるいは切削加工を軽減して最終形状のステータ磁気回路、ロータ磁気回路を製作することができる。したがって、3次元形状の磁気回路が構成でき、かつ、複雑形状の製作も比較的容易に製作可能となり、生産コストの低減が可能になる。
具体的なステータ14の構成例としては、図5において、VI−VI線断面とVII−VII線断面との中間のスロットの開口部近傍でロータ軸11の長手方向に直角な方向へステータ14を分割してステータコアを製作すれば、ループ状のU相巻線15とV相巻線16とをブラシレスモータ100の外部で巻回し製作した後に挿入することができ、ステータ14の製造が容易となる。あるいは、分割されたステータコアへの巻線の直巻きも可能となる。分割されたステータコアは、精密な組み立てが容易となるようにあわせ面を作ったり、あるいは、ピン等の組み合わせ用の部材取り付けを容易とする穴、へこみ、突起などを設けることもできる。同様に、VII−VII線断面とVIII−VIII線断面との中間でステータ14を分割してステータコアを製作することにより、V相巻線17やW相巻線18を外部で巻回し製造した後に挿入することや直巻きすることが可能になり、ステータ14の製造が容易となる。
また、他の具体的なステータコアの構成、組み合わせの例として、ステータ14の外周部とU相ステータ磁極19とV相ステータ磁極20とW相ステータ磁極21とに分割する方法がある。特に、ステータ14の磁極形状は、トルク発生を効率良く行うために、やや複雑形状となることが多く、金型を用いて軟磁性粉末金属材料を成型する場合、同相のステータ磁極を同時にロータ軸方向へプレスする方法が有効である。
また、複雑なステータ磁極の形状に対応する方法として、同相のステータ磁極をさらにロータ軸方向に分割した構成とすることも有効である。同相のステータ磁極をロータ軸方向に分割する場合、円周上に配置されるステータ磁極を1個おきに両分割コアに振り分け、この片側の分割コアには隣接するステータ磁極がない状態とすることにより、隣接するステータ磁極の形状を成型する金型の相互干渉を低減する手法が有効である。
他の方法として、上述した軟磁性粉末金属材料と電磁鋼板とを一体成型し、磁気特性と強度の点で両材料の特徴を発揮させる方法が有効である。特に、方向性珪素鋼板の場合、一方向に大きな飽和磁束密度の特性を有し、一方、軟磁性粉末金属材料は3次元方向に磁束を通すことが可能であるという異なる特徴をもっており、組み合わせると双方の利点を兼ね備えたステータを実現することができる。
次に、本実施形態のブラシレスモータ100のステータ14の磁極形状の変形例について説明する。ステータ14の磁極形状は、トルク特性に大きく影響し、かつ、コギングトルクリップル、通電電流により誘起されるトルクリップルに密接に関係する。以下では、各ステータ磁極群に存在する磁束の回転角度変化率である単位電圧の形状および振幅がほぼ同一で相互に電気角で120°の位相差を維持するように、各ステータ磁極群のそれぞれに対応するステータ磁極の形状を変形する具体例について説明する。
図15は、ステータ磁極の変形例を示す円周方向展開図である。図15に示した各相のステータ磁極22、23、24は、ロータ軸11と平行に配置された基本形状を有している。各ステータ磁極は、各相について同一形状であって、相対的に電気角で120°の位相差をなすように配置されている。このような形状を有する各ステータ磁極22、23、24を用いた場合にはトルクリップルが大きくなることが懸念される。しかし、各ステータ磁極22、23、24のラジアル方向にかまぼこ形状の凹凸を形成することにより、境界部での電磁気的作用を滑らかにすることができ、トルクリップルの低減が可能になる。また、他の方法として、ロータ10の永久磁石12の各極の表面にかまぼこ形状の凹凸を形成することにより、円周方向に正弦波的な磁束分布を実現することができ、これによりトルクリップルを低減するようにしてもよい。なお、図15の水平軸に付された角度は円周方向に沿った機械角であり、左端から右端までの1周が360°である。
図16は、ステータ磁極の他の変形例を示す円周方向展開図である。図16に示した各相のステータ磁極25、26、27は、図15に示した基本形状に対して、電気角で約60°スキューした形状(ロータ軸11と平行な向きに対して円周方向に沿って電気角で60°傾斜させた形状)を有している。これにより、トルクリップルを低減する効果がある。また、各相のステータ磁極25、26、27の幅が180°より狭いので各相のステータ磁極25、26、27を通る最大磁束は減少しないため、トルク平均値の低減は少ないという特徴がある。
ところで、図15および図16に示したステータ磁極形状を採用した場合には、ステータ磁極のエアギャップ面形状を実現するためには、各相の巻線15、16、17、18とエアギャップ部との間にその磁極形状を実現するためのスペースが必要であり、そのスペース確保のためモータ外形形状が大きくなりがちであるという問題がある。
図17は、ステータ磁極の他の変形例を示す円周方向展開図であり、この問題を軽減するステータ磁極形状が示されている。ステータ14のU相ステータ磁極28に存在する磁束φu の回転角度変化率であるU相の単位電圧をEu (=dφu /dθ)、V相ステータ磁極29に存在する磁束φv の回転角度変化率であるV相の単位電圧をEv (=dφv /dθ)、W相ステータ磁極30に存在する磁束φw の回転角度変化率であるW相の単位電圧をEw (=dφw /dθ)とするとき、各相の単位電圧Eu 、Ev 、Ew が形状、振幅
がほぼ同一で、位相が相互に電気角で120°の位相差を保つように各相のステータ磁極28、29、30の形状を変形した例が図17に示されている。これらのステータ磁極形状の特徴は、各ステータ磁極28、29、30のエアギャップ面の大半がそれぞれのステータ磁極の歯の中間部分に対して距離が短く、ロータ10からの磁束が各ステータ磁極表面を通り、歯の中間部分を通り、そしてステータ14のバックヨークへの磁路を介して磁束が容易に通過できる点である。したがって、図17に示したステータ磁極形状は、図15や図16に示したステータ磁極形状に比べて、各相巻線15、16、17、18とエアギャップ部との間のステータ磁極のスペースを小さくできることになる。その結果、ブラシレスモータ100の外形形状を小さくすることが可能になる。
図18は、ステータ磁極の他の変形例を示す円周方向展開図であり、図17に示したステータ磁極形状をさらに変形したステータ磁極形状が示されている。図18に示す例では、ロータ軸11方向両端のU、W相ステータ磁極31、33は、円周方向の磁極幅を電気角で180°に広げ、残ったスペースをV相のステータ磁極32とバランスが取れるように分配配置し、U、W相ステータ磁極31、33のバックヨークから歯の表面までの距離が遠い部分についてはそれぞれの先端部分が細くなってその製作も難しくなることから削除している。そして、各相のステータ磁極形状の表面の回転角度変化率である各相の単位電圧Eu 、Ev 、Ew は、位相は異なるが同一の値となるように変形されている。その結果、比較的大きな有効磁束を通過させることができ、かつ、その製作も比較的容易なステータ磁極形状となっている。
図19は、ステータ磁極の他の変形例を示す円周方向展開図である。図15〜図18では、原理的なステータ磁極形状の考え方を示すため、ステータ磁極間の漏洩磁束については無視して説明したが、現実にはステータ磁極間の漏洩磁束は力率を低下させるため有害である。この問題を解決するため、図19に示すステータ磁極34、35、36のように、ステータ磁極間に空きスペースを設けることが望ましい。これにより、ステータ磁極間の漏洩磁束が低減され、トルクを増加させることができる。さらに、ステータ磁極あるいはロータ磁極にスキューを持たせることにより、トルクリップルを低減することができる。
図20および図21は、ステータ形状の変形例を示す図であり、図20には平面図が、図21にはその縦断面図がそれぞれ示されている。図20において、図6に示した基本形のステータ磁極形状が破線72で示されている。破線72で示された基本形のステータ磁極形状に対して、ステータ磁極の凸型形状73を根元部に向かって幅が次第に広くなるように変形することにより、ステータ磁極内での磁束密度を下げることが可能となる。また、基本形と磁束密度を同じにする場合にはその分だけ凸型形状73の軸方向に沿った幅を狭くすることができるため、図21に示すように、巻線断面形状74(軸方向に沿った幅f)に対して、ハッチングが付された巻線断面形状75(軸方向に沿った幅g(>f))の分だけ巻線断面を広げることができ、モータ電流を増加させて出力トルクを増加させることができる。さらに、ロータ14の永久磁石12の磁極から各ステータ磁極を通過する磁束は、ステータバックヨークを通り、ロータ軸11方向の他の相のステータ磁極を通り、ロータ14の永久磁石12の磁極へ戻る構成となっており、より効率良く磁束を通すことができる構造とすることにより、ブラシレスモータのトルク向上および小型化が可能となる。
次に、ロータ10の具体的な構成例について説明する。図22〜図27は、ロータの横断面図である。図22に示すロータ10は、図1および図2に示した基本形に対応した構造を有している。このロータ10は、その表面に円周方向に沿ってN極とS極とが交互に現れるように8個の永久磁石12が配置されている。
図23に示すロータ10Aは、円周方向に沿って着磁された永久磁石50がラジアル方向(径方向)に配置され、隣接する永久磁石50の間に強磁性体の磁極片51が配置された構造を有している。磁極片51は、永久磁石50の磁束を集める効果があり、ロータ10A表面の磁束密度を大きくすることができる。また、磁極片51の内部では、磁束がロータ軸方向へも移動容易であるため、ステータ磁極のギャップ面形状が図3や図18に示したように偏在していても、ロータ10Aからステータ磁極へ磁束を効率良く導くことができ、モータトルクを増大させる効果を得ることができる。ロータ10Aの内部構造は、磁極片52とロータ軸11を非磁性体とすることにより、永久磁石50の発生する磁束をステータ14に供給することができる。また、磁極片52を円周方向に1個おきに図示する方向の永久磁石とすることにより、隣接するロータ磁極への漏れ磁束を低減することができる。さらに、磁極片52を円周方向に8個の永久磁石極とし、図示するように着磁しておけば、ロータ表面でより大きな磁束密度を得ることができる。
図24に示すロータ10Bは、永久磁石53を内部に配置した、いわゆるIPMSMと称される構造を有している。永久磁石53の円周方向両端から外周方向に沿って空間54が形成されている。あるいは、この空間には非磁性体を充填するようにしてもよい。このロータ10Bの特性としては、永久磁石53によるトルクと永久磁石でない部分の強磁性体が生成するリラクタンストルクの両方が得られる。同時に、ロータ回転位置とステータ14の電流位相とを制御することにより、界磁磁束の大きさを制御することが可能であり、いわゆる弱め界磁制御を行って高速回転で界磁の大きさが小さくなるように電流位相制御を行うことにより、定パワー特性を得ることができる。また、空間54に永久磁石を充填することにより、ロータ表面の磁束密度をより大きくして大きなトルクを得ることもできる。
図25に示すロータ10Cは、永久磁石55がロータ内部に配置された構造を有している。ロータ磁極85の円周方向両端に円周方向の同一方向に着磁された2個の永久磁石55を1組として8組(16個)の永久磁石55が円周方向に沿って等間隔に配置されている。隣接する組の永久磁石55は互いに反対方向に着磁されており、隣接する組の永久磁石55の間には空間56が形成されている。あるいは、この空間56には非磁性体を充填するようにしてもよい。ロータ磁極85には、ステータ14の電流により励磁されることにより界磁磁束が励起され、ステータ14の起磁力との相対関係でトルクを発生することができる。トルク発生については種々表現が可能であるが、d軸電流成分によりロータ磁極85に界磁磁束が発生し、q軸電流成分によりトルクが発生し、このとき、永久磁石55はq軸電流によるロータ磁極85の界磁磁束がq軸方向へ向かないように作用すると考えることができる。その結果、ロータ磁極85に存在する界磁磁束はq軸電流の影響を受けにくくなるので、d軸電流によりロータ磁束の大きさを制御する性能が向上し、特に高速回転において界磁の大きさを小さくして巻線に誘起する電圧を低減することによりいわゆる定パワー制御を効果的に実現することができる。
図26に示すロータ10Dは、突極構造を有しており、リラクタンスモータとして作用させることができる。本実施形態のブラシレスモータでは3相Y結線の巻線について説明しているが、他の結線で異なった特性を得ることも可能であり、特に図26に示す突極のロータ10Dの場合には、U、V、W相巻線にそれぞれ独立に電流を通電制御し、より効果的にトルクを発生させることもできる。従来のスイッチトリラクタンスモータの構造においては、ラジアル方向の吸引力が円周方向に偏在して大きく変化するため、ステータのラジアル方向の変形を招き、振動、騒音の原因となることが多かったが、図26に示すロータ10Dを用いたモータの場合には、ほぼ全周からラジアル方向にバランス良く吸引力が発生し、ステータは円環状の形状を成しており全周からの均一な荷重に対しては高い剛性を示すので、振動、騒音が小さいという特徴を持たせることができる。また、ロータ10Dは、磁性体を所定形状に整形するだけであって非常に簡素な構造で強固であるため、
高速回転での遠心力に耐えることができる。また、ロータ磁極形状、ステータ磁極形状を工夫することによりトルクリップルを小さくすることができ、原理的にいわゆるコギングトルクリップルもなく、高価で組み立て等の製作コストのかかる永久磁石を使用していないので低コストであるなどの特徴を持っている。
図27に示すロータ10Eは、いわゆるフラックスバリア型構造を有しており、リラクタンスモータとして作用させることができる。ロータ10Eは、空間あるいは非磁性体によって形成されるフラックスバリア58を有する。このフラックスバリア58は、周方向に隣接するロータ磁極86の間であってロータ10Eの表面からほぼ同心状に配置されている。隣接するフラックスバリア58に囲まれた細い領域によって磁路59が形成されている。このロータ10Eは、図26に示したロータ10Dと類似した優れた特性を有している。
図28は、本実施形態のロータ10の表面を円周方向に展開した図である。また、図29は図28に示したロータ表面の断面図である。図28に示した横軸の数字は、円周方向に沿った機械角を示している。これらの図に示すように、ロータ10の表面には、N極とS極とが円周方向に交互になるように永久磁石12が配置されており、その永久磁石12のさらに表面には強磁性体の磁極片37が配置されている。磁極片37では、軸方向に磁束が自在に移動できるため、ステータ磁極のギャップ面形状が図3や図18に示すように偏在していても、ロータ10からステータ磁極へ磁束を効率良く導くことができ、モータトルクを増大させることができる。
なお、この磁極片37は、隣接する磁極片37との間で発生する漏洩磁束を低減するために、ある程度の間隔をおいて配置した方が効果的である。また、磁性体37のギャップ面表面形状についても図示するようにほぼ円弧形状とすることにより、各ロータ磁極表面の磁束分布を正弦波分布に近づけることができ、トルクリップルの低減や、振動および騒音の低減が可能になる。また、図29に示したロータ表面形状は、図22〜図27に示した各ロータについても同様に適用することが可能である。
次に、ステータ構造を工夫してブラシレスモータ100のトルクリップルを低減する手法について説明する。例えば、RN1次のトルクリップルを低減する場合、ステータ14の複数のU相ステータ磁極19をN1組にグループ分けし、各グループの回転方向のステータ磁極位置を電気角で360°/(RN1×N1)の整数倍だけ相対的にシフトし、他の相のステータ磁極20、21についてもU相ステータ磁極19と同様に、回転方向にステータ磁極位置のシフトを行うものである。
図30は、トルクリップル低減のために行われるステータ磁極位置のシフトの具体例を示す図であり、U相ステータ磁極19についての具体例が示されている。V相ステータ磁極20とW相ステータ磁極21についても同様であるため、詳細な図示は省略する。図30に示す横軸はステータ14の円周方向に沿った電気角を示している。例えば、6次(RN1=6)のトルクリップル成分を除去することのできるステータ構成について説明する。図30に示す4個のU相ステータ磁極19をU−1、U−3とU−2、U−4の2組に分類する(N1=2)。360°/(RN1×N1)=360°/(6×2)=30°となるので、ステータ磁極U−2、U−4の円周方向位置を電気角で30°だけ図30に示すように円周方向にシフトすればよい。この結果、2組に分けた各グループのU相ステータ磁極19が発生するトルクの内、6次高調波成分については互いに180°の位相差を持っているので、ブラシレスモータ100としてトータルでは6次高調波成分がキャンセルされるわけである。
この状態からさらに、トルクリップルの5次高調波成分も除去したい場合には、例えば
、ステータ磁極19をU−1、U−2とU−3、U−4にグループ分けする。360°/(RN1×N1)=360°/(5×2)=36°となるので、ステータ磁極U−3、U−4の円周方向位置を電気角で36°だけ図30に示す位置からさらに円周方向にシフトすればよい。シフトの方向は、図30において右方向と左方向とが可能であるが、この場合にはすでに右方向にシフトした部分があるのでトルクの低減の少ない左方向へのシフトが有利である。この結果、ステータ磁極U−1は図30の位置で、ステータ磁極U−2は元の位置から30°右へシフトし、ステータ磁極U−3の位置は元の位置から36°左へシフトし、ステータ磁極U−4の位置は元の位置から左へ6°(=30−36)シフトしたことになる。このようにしてトルクリップルの5次と6次の各高調波成分を低減することができる。
なお、この手法でトルクリップルを低減する場合、極数の多いブラシレスモータの方がグループ分けが容易である。また、複数のトルクリップル高調波成分を低減する場合、グループ分けの方法によりその効果の優劣が発生するので、複数種類のシフトの効果が干渉し合わないようにする必要がある。例えば、G1〜G8の8グループに分類し、3種類のトルクリップル高調波成分を低減する場合、まず、RN1次の高調波成分を除去するためグループG5〜G8をRN1次の所定角度だけシフトする。このとき、グループG1とグループG5とがRN1次の高調波成分をキャンセルし合っていると考えることができ、同様にグループG2とグループG6、グループG3とグループG7、グループG4とグループG8のそれぞれがRN1次の高調波成分をキャンセルし合っていると考えることができる。したがって、この状態で、グループG3とグループG7とグループG4とグループG8を同時にRN2次の高調波成分をキャンセルできるRN2次の所定角度だけシフトしてもRN1次の高調波成分のキャンセル効果が低減しないと考えることができる。この結果、RN1次とRN2次のトルクリップル高調波成分を低減できたことになる。さらに、RN3次の高調波成分を除去する場合は、同様に干渉の関係を考えて、グループG2とグループG6とグループG4とグループG8をRN3次の所定角度だけシフトすればよい。結果として、3種類の磁極シフトを行い、相互に干渉しにくい組み合わせとしたので、3種類の高調波成分を効果的に低減することが可能である。
またシフトの方法として、その高調波成分の電気角180°の位相差を作り、足し合わせることによりキャンセルする例について具体的に説明したが、3グループに分類し、相対的に120°ずつの位相差を各グループに持たせるようにしてもよく、3以上の複数グループの合計で結果的にキャンセルすることができればよい。
次に、ロータ構造を工夫してブラシレスモータ100のトルクリップルを低減する手法について説明する。例えば、RN1次のトルクリップルを低減する場合、ロータ10の永久磁石12によって実現されるロータ磁極について複数のN極とS極をN1組にグループ分けし、各グループの回転方向のロータ磁極位置を電気角で360°/(RN1×N1)の整数倍だけ相対的にシフトする。基本的な低減作用自体は、上述したステータ磁極位置をシフトさせる手法と同じであり、RN1次のトルクリップル高調波成分を各グループでキャンセルすることができる。
図31は、トルクリップル低減のために行われる永久磁石位置のシフトの具体例を示す図である。表面がN極に着磁された4個の永久磁石12を永久磁石76、78、80、82としたときに、この中で永久磁石76、80と永久磁石78、82とにグループ分けを行う。そして、一方のグループに属する永久磁石78、82の周方向位置を電気角で30°シフトさせる。このような周方向位置のシフトは、表面がS極に着磁された他の4個の永久磁石77、79、81、83についても行われる。これにより、ブラシレスモータ100としてトータルでは6次高調波成分がキャンセルされる。
また、図22に示したような表面磁石型のロータ10の場合には、ロータ10に環状の磁石を取り付け、着磁パターンを最終形状の磁極位置に着磁しても同様の効果を得ることができる。
次に、ブラシレスモータ100のロータ軸11に発生する起磁力を低減する方法について説明する。図1等を用いてブラシレスモータ100について説明したように、2つのV相巻線16、17のそれぞれに流れる電流の向きは逆方向であり、ロータ軸方向の起磁力はキャンセルされているが、U相巻線15とW相巻線18のそれぞれに流れる電流についてはその起磁力がロータ軸11へ現れる。ロータ軸11へ現れる起磁力が特に問題とならない用途も多いが、この起磁力が問題となる場合は、ロータ軸11の全て、あるいは一部をステンレスのような非磁性体とすればよい。あるいは、他の方法として、ステータ14に巻回された巻線の電流総和が発生する軸方向起磁力を相殺する巻線をロータ軸近傍に配置すればよい。
図32は、ロータ軸11方向の起磁力を相殺する巻線を追加したブラシレスモータの変形例を示す縦断面図である。図32に示すブラシレスモータ100Aでは、図1に示したブラシレスモータに対して、U相巻線15とW相巻線18に流れる電流を相殺するためにこれらの巻線と同一回数だけ逆方向に巻いた補助巻線90がロータ軸11の周囲に追加されている。ロータ軸11の直径はU相巻線15等に比べて小さいので、補助巻線90の量は比較的小さい。このように、U相巻線15とW相巻線18に流れる電流と反対向きに同じ量の電流を補助巻線90に流すことにより、ロータ軸11に現れる起磁力を相殺することができる。
次に、ブラシレスモータ100の制御装置について説明する。図1等に示したブラシレスモータ100の出力トルクは、上述した(11)式で表される。したがって、ブラシレスモータ100の制御装置は、所望のトルク指令に対して(11)式を満たすように各相巻線15〜18の電流値を決定すればよい。
図33は、ブラシレスモータ100の制御装置の具体例を示す図である。図33に示すように、制御装置200は、速度制御ブロック(VC)102、電流指令ブロック(CUR)104、電圧制御ブロック(VOL)106、電力増幅ブロック(PWM INV)108、検出回路114を含んで構成されている。
検出回路114は、ブラシレスモータ100の回転位置を検出するエンコーダ113の出力信号に基づいてブラシレスモータ100の回転数を検出し、速度検出信号101を出力する。速度指令100からこの速度検出信号101を差し引いた速度偏差が速度制御ブロック102に入力される。速度制御ブロック102は、速度偏差から比例積分制御などを行ってトルク指令103を生成する。電流指令ブロック104は、トルク指令103と、ブラシレスモータ100の各種パラメータと、検出回路114から出力されるブラシレスモータ100の回転位置信号116とに基づいて、各相巻線15〜18に対する電流指令105を生成する。電圧制御ブロック106は、電流指令105と、各相巻線15〜18の電流検出信号110、111、112と、検出回路114から出力されるブラシレスモータ100の回転位置信号115とに基づいて電流制御誤差などを計算し、回転位置信号115によるコミュテーション制御を行い各相巻線15〜18に対する電圧指令107を生成する。電力増幅ブロック108は、各相巻線15〜18のそれぞれの電圧指令107を入力してPWM変調を行い、3相のトランジスタブリッジ等のインバータで各相巻線15〜18の電圧、電流Iu 、Iv 、Iw をブラシレスモータ100へ出力する。
電流指令ブロック104を(11)式に従って制御する方法は以下のようになる。ステータ14のU、V、W相ステータ磁極19〜21に存在する磁束φu 、φv 、φw の回転
角度変化率をEu =dφu /dθ、Ev =dφv /dθ、Ew =dφw /dθ、各相巻線
15〜18の各巻回数をWu 、Wv 、Ww 、各相巻線15〜18の各相電流をIu 、Iv

、Iw とする。トルク指令Ta に対して、Ta =Wu ×Eu ×Iu +Wv ×Ev ×Iv +Ww ×Ew ×Iw となるように、各相電流Iu 、Iv 、Iw を制御する。
図1等に示したブラシレスモータ100の特性は、(1)式〜(11)式を用いて表現されている。また、ブラシレスモータ100の回転位置をθm とし、各相の単位電圧Eu

、Ev 、Ew は次式で示される理想的な3相交流モータの特性を有し、各相の係数はE1と同じ値であると仮定する。
Eu =E1×cos(θm ) …(22)
Ev =E1×cos(θm +120°) …(23)
Ew =E1×cos(θm +240°) …(24)そして、ロータ10の磁極の方向と制御される電流の位相の差を電流位相角θi とし、各相の電流Iu 、Iv 、Iw が次式で表されると仮定する。
Iu =Ia ×cos(θm +θi ) …(25)
Iv =Ia ×cos(θm1+120°+θi ) …(26)
Iw =Ia ×cos(θm +240°+θi ) …(27)(11)式より、トルクTa は次式のようになる。
Ta =Tu +Tv +Tw =Wc ×(Eu ×Iu +Ev ×Iv +Ew ×Iw )
=Wc ×(E1×cos(θm )×Ia ×cos(θm +θi )
+E1×cos(θm+120°)×Ia ×cos(θm+120°+θi )
+E1×cos(θm+240°)×Ia ×cos(θm+240°+θi ))
=Wc ×Ia ×E1×3/2×cosθi …(28)ここで、Wc は各相スタータ巻線のターン数、E1は各相巻線の鎖交磁束の回転角度変化率の係数であり、モータパラメータとして既知の値であり、電流振幅Ia は次式によって求められる。
Ia =2/3×Ta /(Wc ×E1×cosθi ) …(29)また、特にモータの界磁弱め制御などを行わないときには、通常は電流位相角θi =0とするので、結局、この例の場合には、電流指令ブロック104の機能は単純に(29)式の計算をするだけでよい。
しかし、ブラシレスモータ100の設計上の都合等により、各相巻線のターン数が異なる場合や、各相巻線の単位電圧Eu 、Ev 、Ew が平衡3相ではなく、位相あるいは振幅が異なる場合などにおいては、(11)式にそれぞれの値を代入して電流振幅Ia と電流位相θi を決定することができる。複雑な場合として、各相巻線の単位電圧Eu 、Ev 、Ew が平衡3相ではなく、高調波成分を持っている場合、言い換えるとトルクリップルの要因を含んでいる場合においても、正確な単位電圧Eu 、Ev 、Ew の特性が解っていれば、(11)式によりブラシレスモータ100の回転位置θm に応じて適切な電流振幅Ia 、電流位相θi を決定することができ、トルクリップルを低減する制御も可能である。

なお、制御装置200の各ブロックは種々変形が可能である。例えば、エンコーダ113、検出回路114はいわゆるセンサレス位置検出によりブラシレスモータ100の電圧、電流などから位置検出信号を得る手段に置き換えることが可能であり、各相巻線の電流
検出方法、モータの電圧、電流の電力増幅等の方法についても図33で示した以外の方法に置き換えることもできる。また、上述した考え方は4相以上の多相交流モータについても同様に適用することができる。
次に、ブラシレスモータ100の巻線が図13に示したように2相化された場合の制御装置について説明する。図34は、2相化された巻線を備えるブラシレスモータの制御装置200Aの構成を示す図である。図34に示す制御装置200Aは図33に示した制御装置200と基本的に同じ構成を有しており、電圧制御ブロック(VOL)106と電力増幅ブロック(PWM INV)108の制御対象がU、V、W相巻線15〜18からM、N相巻線38、39に変更された点が異なっている。
この制御装置200Aでは、ステータ14のU、V、W相ステータ磁極19〜21に存在する磁束φu 、φv 、φw の回転角度変化率をEu =dφu /dθ、Ew =dφw /dθ、M相巻線38の巻回数をWm 、N相巻線39の巻回数をWn とし、トルク指令Tb に対して、Tb =Wm ×Eu ×Im +Wn ×Ew ×In となるようにM相電流Im とN相電流In が制御される。
簡単な例として、ステータ14のU、V、W相ステータ磁極19〜21に存在する磁束φu 、φv 、φw の回転角度変化率がEu 、Ev 、Ew が(22)式、(23)式、(24)式で示され、M、N相巻線38、39のターン数がWc であり、2相の電流が、上述したように電流位相と振幅が3相平衡電流を単純に変換した(14)式と(15)式で表される場合は、(19)式より、
Tb =Tm +Tn =Wc ×(−Eu ×Im )+Ew ×In )
=Wc ×(−E1×cos(θm )×1.732
×Ia ×cos(θm +150°)
+E1×cos(θm +240°)×1.732
×Ia ×cos(θm +270°)
=Wc ×Ia ×E1×3/2 …(30)
∴Ia =2/3×Tb /(Wc ×E1) …(31)
Im =1.732×Ia ×cos(θm +150°)
In =1.732×Ia ×cos(θm +270°)
となり、(31)式は(28)式において電流位相角θi =0としたときの値となる。結局、この例の場合には、電流指令ブロック104の機能は、(29)式の例と同様に、単純に(31)式の計算をするだけでよい。
しかし、必要条件としては、(19)式を満たせばよいわけであるから、M相電流Im

とN相電流In との組み合わせの自由度はある。さらに、ブラシレスモータの設計上の都合等により各相巻線の巻線ターン数が異なる場合、各相巻線の単位電圧Eu 、Ev 、Ew

が平衡3相ではなく、位相あるいは振幅が異なる場合などにおいては、(19)式にそれぞれの値を代入して各相電流Im 、In 電流位相θi を決定することができる。複雑な場合として、各相の単位電圧Eu 、Ev 、Ew が平衡3相ではなく、高調波成分を持っている場合、言い換えるとトルクリップルの要因を含んでいる場合においても、正確な単位電圧Eu 、Ev 、Ew の特性が解っていれば、(11)式によりブラシレスモータの回転位置θm に応じて適切な各相電流Im 、In 電流位相θi を決定することができ、トルクリップルを低減する制御も可能である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。上述した実施形態では、3相のブラシレスモータ100
について説明したが、N1相(N1は4以上)のブラシレスモータについても本発明を適用することができる。すなわち、図11に示す構造をN1相のブラシレスモータについて考えたとき、等価的に各相巻線をループ状巻線に置き換えることができる。その結果、同相のステータ磁極間の巻線部分を排除することが可能になる。また、第1相と第N1相のループ状の巻線の内、ステータコアの端面側に位置する巻線を排除することができる。このように、4相以上のN1相のブラシレスモータにおいても、従来のブラシレスモータに比較して銅量が少なく、簡素なループ状巻線を備えた構造を実現することができる。
図35、図36、図37は4相のブラシレスモータ100Bを示す図であり、3相のブラシレスモータ100を示す図1、図3、図4のそれぞれに対応する構成が示されている。このブラシレスモータ100Bに含まれるステータ14Bは、U相ステータ磁極68、V相ステータ磁極69、W相ステータ磁極70、X相ステータ磁極71、U相巻線62、V相巻線63、64、W相巻線65、66、X相巻線67が備わっている。U相巻線62には負の電流−Iu が、V相巻線63には正の電流Iv が、V相巻線64には負の電流−Iv が、W相巻線65には正の電流Iw が、W相巻線66には負の電流−Iw が、X相
巻線67には正の電流Ix がそれぞれ流れる。図1に示した3相の交流モータ100と同様に、ロータ軸方向両端の2つのループ状巻線が省略、削除されている。
また、上述した4相の交流モータ100Bでは、各ステータ磁極に対応してその両側に2個のループ状巻線(軸方向両端のU相ステータ磁極とX相ステータ磁極については1個のループ状巻線)が形成されているが、軸方向に隣接するステータ磁極の間に配置された2個のループ状巻線(例えば、U相巻線62とV相巻線63)を1個のループ状巻線に置き換えるようにしてもよい。異なる2つの相のステータ磁極の間に配置された2個のループ状巻線とそれぞれに通電される2種類の電流を加算して、これら2個のループ状巻線に置き換えられた1個のループ状巻線に流すことにより、電磁気的に等価な構成を実現することができ、構造の簡素化や銅量の低減が可能になる。
また、上述した実施形態では、図1、図3に示すステータ磁極形状において、各相のステータ磁極19、20、21のロータ10に対向した面のロータ軸方向長さLasが、モータケース61、ロータ軸11を除いたステータの軸方向長さLamの1/3よりやや短く設定されている。言い換えると、この3相のブラシレスモータ100の電磁気的な実質軸方向長さの1/3の長さが各相のステータ磁極群の軸方向ピッチ(各相のステータ磁極群に含まれる各ステータ磁極の軸方向中心間の距離)Lapであり、各相のステータ磁極19、20、21のロータ軸方向長さLasが、各相のステータ磁極群の軸方向ピッチLapより短く設定されている。式で表現すると、Lam≒3×Lap、Las<Lam/3となっている。このように、各相のステータ磁極19、20、21はロータ軸方向に重なることなく配置されているので、円周方向の他相のステータ磁極の形状的干渉が無く、構造的に多極化が容易であり、多極化によるトルクの向上が可能である。
また、本発明を適用した2相交流モータの場合は、モータの軸方向長さLamは各相のステータ磁極群の軸方向ピッチLapの約2倍であり、Lam≒2×Lap、Las<Lam/2となる。同様に、4相モータでは、Lam≒4×Lap、Las<Lam/4となる。
一方、図15から図19に示す各ステータ磁極のロータ10に対向した面のロータ軸方向長さLasは、各ステータ磁極の磁束の回転変化率を大きくするため、各相のステータ磁極群の軸方向ピッチLapより大きくしており(Las>Lap)、図15、図16、図17では3倍(Las=3×Lap)とし、図18、図19では2倍(Las=2×Lap)としている。このように、ステータ磁極の軸方向長さLasは長い方が作用する磁束が増加し、大きなトルクを発生することができる。特に、Las>Lapとすることにより、ステータ構造はやや複雑になるが、大きなトルクの発生が可能となる。
また、上述した本実施形態のブラシレスモータ100が特に小型のモータである場合、ステータ14を構成する軟磁性体が磁性鋼板の打ち抜き、成形加工されたものでも良い。例えば、電磁鋼板をプレス打ち抜き加工で所定形状に加工し、モータ巻線(U相巻線等)のコイルを組み込み、電磁鋼板の折り曲げ成形を行なってモータを製作することができる。製作工程が簡単であり、安価な小型モータを製作することができる。
また、図1、図9、図10に示す各相の巻線のコイル形状は、概略円形で示しているが、ステータを構成する磁性体とのスペースの取り合いの適正化を行ない、ラジアル方向あるいはロータ軸方向に凹凸形状をなすことも可能である。具体的には、モータの設計的な都合等で、巻線のコイル概観形状が円環状だけではなく、コイルの一部に凹凸があったり、極端には、四角形形状、三角形形状等に変形されても同一の機能を達成することができる。
また、巻線の他の変形例として、各巻線は、ロータ軸方向あるいはロータ径方向にループするように一部を分割するようにしてもよい。例えば、図4、図5に示すループ状のV相巻線16、17は、それぞれ図9に示すような形状をなしており、同一の電流で電流の向きが逆方向であることから、図38に示すように、円形状ではなく半円を折り返した形状のコイルに分割し、変形することもできる。V相巻線16は図38のコイル部130、131に相当し、V相巻線17はコイル部132,133に相当する。この場合、コイル部130、131の穴部にV相のステータ磁路が配置され、V相の磁束が通過することになる。同様にさらに分割数を増やすことも可能であり、U相巻線15、W相巻線18等についても、巻線の量が増加するが、同様の形状に変形が可能である。また、複数個のモータを径方向、ロータ軸方向、側方向に配置する場合には、モータ間相互に接続された巻線であって、電磁気的に等価な作用を得ることが可能であり、そのように巻線を変形した例についても本発明を適用することができる。なお、複数のモータを側方向に配置する場合には、ロータが同一中心線上には無いので、複数のロータ軸をギア、ベルト等で機械的に結合する必要がある。
また、ステータ14を構成する軟磁性体の形状もモータ巻線のリード線取り出し部のスペース確保のため、軟磁性体の形状に凹凸、あるいは、リード線用の貫通穴が加えられる、あるいは、一部のステータ磁極が欠落している構成でも、その分出力が低減するが、本発明の趣旨を変えることなく実現することができる。
また、本発明のモータの形態は種々の変形実施が可能であるが、例えば、ステータを内径側に配置し、ロータを外形側に配置したいわゆるアウターロータ構造とすることもできる。この場合、巻線が内径側になるので銅量が減少し、モータの銅損が低減される点、ステータ磁気回路がやや複雑であるが、モータの内径側スペースを有効に活用し易い点、エアギャップ半径が大きくなることが多く界磁磁束が増加する点が有利であり、ロータがやや複雑になる点、ロータイナーシャが大きくなる点が不利である。ステータとロータとを相対的に軸方向に配置した構造も可能である。この場合、ロータ軸方向に短いモータでありながら、界磁磁束を大きく取れる特徴がある。ステータとロータとをロータ軸に対して斜め方向に配置することもできる。特に、ステータとロータ間のエアギャップ面をテーパ状に構成した場合、ステータとロータとのロータ軸方向相対位置を他の装置を用いて可変することによりエアギャップ長を可変することができ、界磁磁束の大きさを可変できるため定パワー制御なども可能となる。
また、本発明のモータが発生するロータ軸方向の起磁力を相殺する方法の一つとして、本発明のモータをロータ軸方向に直列に配置する方法がある。ここで、これらの2個のモータは電磁気的に軸方向に逆の構成にすることにより、2個のモータの発生するロータ軸方向起磁力を常に相殺することができる。その具体的な例を図39に示す。巻線137はU相巻線15と直列で逆向きに巻回され、巻線136はV相巻線16と直列で逆向きに巻回され、巻線135はV相巻線17と直列で逆向きに巻回され、巻線134はW相巻線18と直列で逆向きに巻回されている。したがって、各相巻線は、図39の中央部の一点鎖線に対して対称に配置され、電流の向きは逆となっている。電流の向きが逆なのでロータ軸11に作用するトータルでの起磁力は零となっている。磁気回路的には、一点差線に対して対象構造となっており、各相のステータ磁極19、20、21に作用する磁束は、それぞれ、ステータ磁極140、139、138に作用する磁束と大きさ、向きともに同じである。また、ステータ磁極21とステータ磁極138とが一体化されていても良い。巻線134、135、136、137等を、それぞれ、U、V、W相の巻線として合成しても良く、種々変形が可能である。
さらには、多数個のモータを組み合わせて(結合して)構成することができる。例えば、2個のモータをロータ軸方向に直列に配置し、それらの境界面に対して電磁気的に面対象にした場合、境界部の2個のモータのステータ磁路、ロータ磁路は接触させる、あるいは、一体化させることも可能である。また、2個のモータを外形側と内径側に同心上に配置することもできる。この場合、例えば、外径側のモータはインナーロータ構造、内径側のモータはアウターロータモータ構造をとれば、2個のロータが近接するので、ロータ同士の接続、一体化などが容易であり、比較的まとまりの良い構成を実現できる。また、複数個のモータを配置し構成すれば、出力トルク、パワーは当然増加するので、大容量化の一方法でもある。
また、ロータの種々形式について図22から図27に示したが、巻線励磁による電磁石界磁も可能である。
また、本発明のモータの制御装置は、(28)、(30)式等にしたがって制御する方法について説明したが、モータ電流、ロータ回転角等の各条件におけるモータトルクを実測し、所望値に対する誤差を求め、単純に前記誤差分を補正して制御することも可能である。トルクリップルの補正方法として、各相電流の振幅を補正する方法がある。所望トルクより実トルクが小さい回転位置では、各相電流の振幅を均等に、逆比例して大きくすれば良い。所望トルクより実トルクが大きい回転位置では、各相電流の振幅を均等に、逆比例して小さくすれば良い。また、所望の駆動トルク、回転数などに応じて、回転位置に応じた各電流値あるいは誤差量等をメモリにテーブル化して記憶しておいて、制御情報とテーブルデータから適切なモータ電流値を求め、制御するテーブル参照方式は、モータ制御に関わる制御を簡素化する具体的な方法である。いずれの方法も、(28)、(30)式等を使用して、電流振幅の計算および記録あるいは制御情報のテーブル化計算を行なうことが可能であり、これらについても本発明に含まれる。
一実施形態のブラシレスモータの縦断面図である。 ロータの円周方向展開図である。 ロータ側から見たステータの内周側形状の展開図である。 各相の巻線の円周方向展開図を示す図である。 本実施形態のステータの断面箇所を示す図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図5のVII−VII線断面図である。 図5のVIII−VIII線断面図である。 U相巻線の概略的な形状を示す図である。 U相巻線の概略的な形状を示す図である。 エアギャップ面側から見た各相ステータ磁極の展開図に等価的な各相電流巻線を書き加えた図である。 本実施形態のブラシレスモータの電流、電圧、出力トルクのベクトル図である。 2つの巻線を単一の巻線にまとめた変形例を示す図である。 漏洩磁束によるトルク低下対策を行ったステータの展開図である。 ステータ磁極の変形例を示す円周方向展開図である。 ステータ磁極の他の変形例を示す円周方向展開図である。 ステータ磁極の他の変形例を示す円周方向展開図である。 ステータ磁極の他の変形例を示す円周方向展開図である。 ステータ磁極の他の変形例を示す円周方向展開図である。 ステータ形状の変形例を示す平面図である。 ステータ形状の変形例を示す縦断面図である。 ロータの横断面図である。 ロータの横断面図である。 ロータの横断面図である。 ロータの横断面図である。 ロータの横断面図である。 ロータの横断面図である。 本実施形態のロータの表面を円周方向に展開した図である。 図28に示したロータ表面の断面図である。 トルクリップル低減のために行われるステータ磁極位置のシフトの具体例を示す図である。 トルクリップル低減のために行われる永久磁石位置のシフトの具体例を示す図である。 ロータ軸方向の起磁力を相殺する巻線を追加したブラシレスモータの変形例を示す縦断面図である。 ブラシレスモータの制御装置の具体例を示す図である。 2相化された巻線を備えるブラシレスモータの制御装置の構成を示す図である。 4相のブラシレスモータを示す図である。 4相のブラシレスモータを示す図である。 4相のブラシレスモータを示す図である。 分割された巻線の具体的な形状を示す斜視図である。 2個のモータをロータ軸方向に直列に配置した構造を示す縦断面図である。 従来のブラシレスモータの概略的な構成を示す縦断面図である。 従来のブラシレスモータの概略的な構成を示す横断面図である。 従来のブラシレスモータのステータ磁極と巻線の関係を示すステータの展開図である。
符号の説明
10 ロータ
11 ロータ軸
12 永久磁石
14 ステータ
15 U相巻線
16、17 V相巻線
18 W相巻線
19 U相ステータ磁極
20 V相ステータ磁極
21 W相ステータ磁極
38 M相巻線
39 N相巻線
100 ブラシレスモータ

Claims (19)

  1. 周方向にN極磁極とS極磁極とが交互に配置されたロータと、
    周方向に複数個配置されたステータ磁極をそれぞれが有し、互いに前記ステータ磁極の位置が前記ロータ磁極に対して相対的に周方向にずらして配置されたN個のステータ磁極群と、
    前記複数のステータ磁極群のそれぞれに対して軸方向に沿った隣接位置に配置されて周方向に形成された複数のループ状巻線と、
    を備えることを特徴とする交流モータ。
  2. 請求項1において、
    前記ループ状巻線は、前記N個のステータ磁極群のそれぞれの軸方向両側に配置され、
    前記ステータ磁極群の軸方向両側に配置された2つの前記ループ状巻線に流れる電流の向きが互いに反対であることを特徴とする交流モータ。
  3. 請求項1において、
    前記ループ状巻線は、前記N個のステータ磁極群の内、軸方向に沿って端部に配置された2つの端部ステータ磁極群については軸方向に沿った反端部側に配置され、それ以外の中間ステータ磁極群については軸方向両側に位置され、
    前記中間ステータ磁極群の軸方向両側に配置された2つの前記ループ状巻線に流れる電流の向きが互いに反対であることを特徴とする交流モータ。
  4. 請求項1において、
    前記ループ状巻線は、前記N個のステータ磁極群の間に配置されていることを特徴とする交流モータ。
  5. 請求項2〜4のいずれかにおいて、
    前記N個のステータ磁極群のそれぞれに対応する前記ループ状巻線には、互いに360度/Nの位相差を有するN相交流電圧が引加されることを特徴とする交流モータ。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記ロータは、円周方向に前記N極磁極と前記S極磁極の繰り返し間隔に対応して配置された複数の永久磁石を備えることを特徴とする交流モータ。
  7. 請求項6において、
    前記複数の永久磁石のそれぞれは、前記繰り返し間隔に対応させて前記ロータの表面にN極とS極とが交互に現れるように配置されていることを特徴とする交流モータ。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、
    前記ロータは、内周側表面近傍に、前記ステータ磁極が配置されていない空間に磁性体からなる補極を備えることを特徴とする交流モータ。
  9. 請求項1〜8のいずれかにおいて、
    前記ステータおよび前記ロータの全部あるいは一部を軟磁性粉末金属材料をプレス成型して形成することを特徴とする交流モータ。
  10. 請求項1〜9のいずれかにおいて、
    前記複数のステータ磁極は、前記N個のステータ磁極群のそれぞれについて互いに電気角で360度/Nの位相差となるように周方向にずらして配置されていることを特徴とする交流モータ。
  11. 請求項10において、
    前記N個のステータ磁極群のそれぞれに存在する磁束の回転角度変化率である単位電圧の形状および振幅がほぼ同一で相互に電気角で360度/Nの位相差を維持するように、前記N個のステータ磁極群のそれぞれに対応する前記ステータ磁極の形状を変形することを特徴とする交流モータ。
  12. 請求項1〜11のいずれかにおいて、
    低減したいトルクリップルの次数をmとしたときに、前記ステータに含まれる前記N個のステータ磁極群のそれぞれについて複数の前記ステータ磁極をn組にグループ分けし、各グループに属する前記ステータ磁極の周方向位置を電気角で360/(m×n)度の整数倍だけ相対的に変位させることを特徴とする交流モータ。
  13. 請求項1〜11のいずれかにおいて、
    低減したいトルクリップルの次数をmとしたときに、前記ロータに含まれる前記N極磁極と前記S極磁極のそれぞれをn組にグループ分けし、各グループに属する前記N極磁極と前記S極磁極の周方向位置を電気角で360/(m×n)度の整数倍だけ相対的に変位させることを特徴とする交流モータ。
  14. 請求項1〜13のいずれかにおいて、
    前記ロータの回転軸の近傍に配置され、前記複数のループ状巻線の全体に流れる電流によって発生する軸方向起磁力を相殺する起磁力を発生する補助巻線をさらに備えることを特徴とする交流モータ。
  15. 請求項2または3に記載された交流モータの制御装置であって、
    一の前記ステータ磁極群に存在する磁束の回転角度変化率をE、このステータ磁極群に対応する前記ループ状巻線の巻回数をW、このループ状巻線に流す電流をIとしたときに、前記N個のステータ磁極群のそれぞれに対応してW×E×Iで算出されるトルクTの総和がトルク指令値Taとなるように複数の前記ループ状巻線に流す電流Iを制御することを特徴とする交流モータの制御装置。
  16. 請求項4に記載された交流モータの制御装置であって、
    一の前記ステータ磁極群に存在する磁束の回転角度変化率をE、このステータ磁極群に隣接して配置された前記ループ状巻線の巻回数をW、このループ状巻線に流す電流をIとしたときに、(N−1)個の前記ループ状巻線のそれぞに対応してW×E×Iで算出されるトルクTの総和がトルク指令値Tbとなるように前記ループ状巻線に流す電流Iを制御することを特徴する交流モータの制御装置。
  17. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記ステータ磁極の前記ロータに対向した面のロータ軸方向長さが、2つの前記ステータ磁極群の軸方向中心間の距離よりも長いことを特徴とする交流モータ。
  18. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記ループ状巻線は、ロータ軸方向あるいはロータ径方向にループするように一部が分割されていることを特徴とする交流モータ。
  19. 請求項1〜5のいずれかに記載の交流モータを複数個結合することを特徴とする交流モータ。
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