JP2005159000A - 半導体レーザ - Google Patents
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Abstract
【課題】 グレーティングとミラーを用いて一定の光路を提供する半導体レーザにおいて、好適に出射パワーの検知が可能な半導体レーザを提供することにある。
【解決手段】 グレーティング3は、レーザダイオード1からのレーザ光をレンズ2を介して受光し、1次回折光をレーザダイオード1に向けて出射するとともに、0次光をミラー4に向けて出射する。0次光は、ミラー4で反射してビームスプリッタ5に入射する。この入射光は、そこで透過光と反射光に分光される。反射光はディテクタ6に入射され、出射パワーの検知が行われる。グレーティング3とミラー4は回転軸7を中心に回転され、レーザダイオード1から出射されるレーザ光の波長を調整する。上記回転によっても、ビームスプリッタ5から提供される透過光および反射光の光路は変動することがない。
【選択図】 図1
【解決手段】 グレーティング3は、レーザダイオード1からのレーザ光をレンズ2を介して受光し、1次回折光をレーザダイオード1に向けて出射するとともに、0次光をミラー4に向けて出射する。0次光は、ミラー4で反射してビームスプリッタ5に入射する。この入射光は、そこで透過光と反射光に分光される。反射光はディテクタ6に入射され、出射パワーの検知が行われる。グレーティング3とミラー4は回転軸7を中心に回転され、レーザダイオード1から出射されるレーザ光の波長を調整する。上記回転によっても、ビームスプリッタ5から提供される透過光および反射光の光路は変動することがない。
【選択図】 図1
Description
この発明は、外部共振器型の半導体レーザに関し、より詳しくは、出射パワーを適切にコントロール可能な半導体レーザに関する。
近年、半導体レーザは、小型でかつ低消費電力である等の理由から、情報機器に多く使われるようになってきた。こうした半導体レーザのなかには、外部から所定の波長の光を入射することによって半導体レーザの発振光の波長を安定化する外部共振器型半導体レーザがある。
ここで、代表的なLittrow型の半導体レーザについて、図5Aを参照して説明する。例えば、レーザダイオード100のような半導体レーザ素子から出射された縦多モードのレーザ光(発振光)がレンズ101によって平行に集められ、グレーティング(回折格子)102に入射される。グレーティング102は、その配置角度に応じて、入射した光のうち、特定の波長を有する光を1次回折光として反射する。この1次回折光は、レンズ101を介してレーザダイオード100に逆注入される。この結果、レーザダイオード100が、注入された1次回折光に共振して単一モードの光を出射するようになり、その光の波長は、グレーティング102から戻ってきた光の波長と同じになる。
一方、こうした半導体レーザの使用に際しては、通常、その半導体レーザの出射パワー制御を行う必要があるが、半導体レーザは、駆動電流と出射パワーの関係が温度等によって変化するので、駆動電流を管理するだけでは出射パワーを制御できない。出射パワーを所定のものに制御する方法の1つとして、半導体レーザから実際に出射された光の出射パワーをディテクタ(光検知器)等で検知して、それを基に半導体レーザの駆動電流をフィードバック制御する方法がある。
しかしながら、Littrow型の半導体レーザ等では、一定の波長を利用する場合、または複数の波長を利用する場合、上述のように、グレーティングの配置角度を変えて調整をする必要があるので、グレーティングの配置角度に応じてディテクタの位置を調整しなければならない。この状況について、図5Bを参照して詳細に説明する。
図5Bに示すレーザダイオード100は、一定の波長の光を出射するよう要求されているとする。初期状態では、図5Aと同様に、レーザダイオード100からの発振光が、レンズ101を介してグレーティング102Aに入射する。図5Bでは、グレーディングについて2通りの配置が示されており、各配置状態のグレーティングをそれぞれ対応する符号102A、102Bを用いて参照する。また、配置状態に関係なく、グレーディング自体を一般的に総称する場合は、102といった符号を用いて参照する。以降の図面においても1つのグレーティングについて複数の配置状態が示されている場合があるが、これらについても同様の参照を行う。また、グレーディング以外のものについても同様の方法で参照する。
グレーティング102Aは、レーザダイオード100からの発振光を受光すると、1次回折光103と0次光106Aを出射する。1次回折光103はレーザダイオード100に入射してレーザダイオード100に単一モードの光を出射せしめ、0次光106Aはディテクタ104Aに受光され、そこでその0次光106Aの光量が検出される。
ここで、周辺温度の変化等によって波長が変化してしまった場合は、上述のように、グレーティング102Aを、グレーティング102Bの配置角度に変更して、元の波長のレーザ光を射出させるよう制御する。これは、例えば、グレーティング102の表面上で、グレーティング102の格子溝の延長方向に対して平行に延びる回転軸105を中心にグレーティング102を矢印aの方向に回転させることにより行われる。そうすると、1次回折光103は前の状態と同様(ただし、波長は変化している)、レーザダイオード100に達するが、0次光106Bは、当該回転の分だけずれてディテクタ104Bに入射する。
図からわかるように、この0次光106Bはもはやディテクタ104Aでは検出できない。従って、このような場合、波長ごとにそれぞれ異なる位置に配置されたディテクタを用意しなければならない。
ここで、0次光106Aおよび106Bが同じ位置に入射されれば、波長毎にディテクタを用意する必要はなく、半導体レーザの構成を単純にできる。このような問題を解決するための技術が公知となっており、これについて、図6ないし図8を参照して説明する(非特許文献1参照)。
T.M.Hard :"Laser Wavelength Selection and Output Coupling by a Grating", APPLIED OPTICS, Vol. 9, No. 8, August 1970, pp1825-1830
図6には、レーザダイオード120からのレーザ光(発振光)が、グレーティング122と追加のミラー123に入射される半導体レーザの構成が示されている。グレーティング122の一端はミラー123の一端と所定の角度をもって接続され、グレーティング122とミラー123は、回転軸124を中心に、上記所定の角度を維持したまま回転する。回転軸124は、グレーティング122の他端に設けられ、レーザダイオード120からのレーザ光の光軸に垂直で、かつ、グレーティングの格子溝の延長方向に対して平行に延びる。
グレーティング122とミラー123が、それぞれグレーティング122A、ミラー123Aの位置にある場合、グレーティング122Aは、レーザダイオード120からのレーザ光を受光して、レーザダイオード120に逆注入される1次回折光と、ミラー123Aに向かう0次光125Aを出射する。0次光125Aは、ミラー123Aで反射し、反射光126Aが出射される。
ここで、グレーティング122Aとミラー123Aを、回転軸124を中心として、矢印bの方向に回転させると、グレーティング122Aはグレーティング122Bの位置に、ミラー123Aはミラー123Bの位置に移動する。これに応じて、レーザダイオード120に入射する1次回折光の波長が変化する。また、0次回折光125Bが出射され、これがミラー123Bで反射し、反射光126Bが出力される。
このように、グレーティング122の配置角度を変更する前後で出力される反射光126Aと反射光126Bは異なる方向の光となるため、これらの光の出射パワーを検知するためには、それぞれに適した異なる位置にディテクタを配置する必要がある。従って、図6のような構成においても、図5Bに関連して説明した問題点を有していることが分かる。
次に、グレーティングからの0次光をミラーで受けた場合に、グレーティングとミラーが所定の規則で移動した場合に、光の反射がどのようになるかについて図7を参照して説明する。ここで、グレーティング144の一端とミラー145の一端は、グレーティングの格子溝の延長方向に水平な回転軸150で接続される。回転軸150は、円149の中心でもある。また、グレーティングの表面とミラーの表面がなす角はVである。
ここで、点cから点dまで所定の入射光141が与えられると、その入射光141は点dでグレーティング144に入射し、0次光142は入射角と同じ角度で反射し、点eに進む。そこで、ミラー145が0次光142を受光し、点fに向けて反射光143を出射する。入射光141を延長した線と反射光143を延長した線は点jで交差し、これらの延長線と0次光142の線は、それぞれ円149の接線となっている。
さらにここで、グレーティングとミラーを、回転軸150を中心に角度Vを維持したまま回転させると、これらはそれぞれ、点線で示すグレーティング146、ミラー147の位置に移動する。このとき、所定の入射光141は、点cから点gまで延び、点gにおいてグレーティング146に入射し、0次光148が出射される。0次光148は、点gから点hまで延び、そこでミラー147に反射し、反射光143が点hから点fまで延びる。
グレーティングとミラーを回転させた後も、入射光141を延長した線、反射光143を延長した線、および0次光148の線は、それぞれ円149の接線となっている。このことから、グレーティングとミラーを図のような条件で回転させれば、所定の入射光141と反射光143のなす角はWという一定の値に維持されるということが分かる。
この原理を応用すれば、グレーティングの配置角度を変更しても、レーザダイオードの反射光を一定の位置に出射させることができ、結果的にその光の出射パワーを1つのディテクタで検知できる半導体レーザを構成可能である。次に、図8を参照して、こうした半導体レーザの例について説明する。
図8の半導体レーザは、例えば一定の波長の光を提供するために、グレーティング162Aとミラー163Aを図のように配置している。レーザダイオード160からのレーザ光が、レンズ161を介してグレーティング162Aに提供されると、1次回折光がレーザダイオード160に逆注入され、それとともに、0次光165Aがミラー163Aに出力される。ミラー163Aは、受光した0次光165Aを反射して、反射光166Aを出射する。
ここで、例えば、レーザダイオード160からのレーザ光の波長が、周辺温度の変化等の要因によって変化した場合に、その波長を元に戻すため、グレーティング162とミラー163を、それぞれグレーティング162Bとミラー163Bの配置に変更する。これは、グレーティング162Aとミラー163Aを、回転軸164を中心に、グレーティング162Aとミラー163Aのなす角(位置関係)を維持しながら矢印cの方向に回転することによって実現される。その結果、ミラー163Bから反射光166Bが出射される。
この例では、レーザダイオード160からのレーザ光の波長を一定に保つために、グレーティングの配置角度を変更するものであるが、図7で示したように、追加のミラーを使用し、所定の条件でグレーティングとミラーを回転させたために、回転の前後において、反射光166A、166Bが同じ光路をとることになる。
しかしながら、上述したような、グレーティングと追加のミラーを利用して一定の光路を提供する半導体レーザにおいて、出射パワーの検知に関して有利な構造を提案するものはなかった。また、追加のミラーを用いずに、透過型のグレーティングのみを用いて出射パワーの検知を行うように構成する半導体レーザや、グレーティングと透過型のミラーを用いて出射パワーの検知を行うように構成する半導体レーザも今までに提案されていない。
従って、この発明の目的は、グレーティングとミラーを用いて、一定の光路を提供する半導体レーザにおいて、好適に出射パワーの検知が可能な構成の半導体レーザを提供することにある。
また、この発明の目的は、透過型のグレーティングを用いた好適な出射パワーの検知が可能な半導体レーザを提供することにある。
またさらに、この発明の目的は、グレーティングと透過型のミラーを用いて出射パワーの検知を行うように構成する半導体レーザを提供することにある。
この発明は、レーザ光を発振する発振手段と、レーザ光を集光する集光手段と、集光されたレーザ光を受光し、所定の波長の光を1次回折光として発振手段に向けて出射し、他の光を0次光として反射する回折手段と、回折手段から受光した0次光を反射する反射手段と、反射手段によって反射された光を分光する分光手段と、分光された一方の光を受光して出射パワーを検知する検知手段とを有し、回折手段と反射手段は、回折手段の表面と反射手段の表面とが所定の角度を有するように配置され、回転軸は、回折手段の表面と同一の平面が、反射手段の表面と同一の平面と交差する線に沿って配置され、かつ回転軸の延長方向が、発振手段からのレーザ光の光軸に垂直で、回折手段の格子溝の延長方向に対して平行に延びるように配置され、回転軸を中心に、回折手段と反射手段を、所定の角度を維持したまま回転させることにより、発振手段から発振されるレーザ光の波長を調整するよう構成された半導体レーザである。
この発明は、レーザ光を発振する発振手段と、レーザ光を集光する集光手段と、集光されたレーザ光を受光し、所定の波長の光を1次回折光として発振手段に向けて出射し、他の光の一部を0次光として反射し、残りの光を透過する回折手段と、回折手段を透過した光を受光して出射パワーを検知する検知手段とを有し、回転軸は、回折手段の表面と同一平面上に配置され、かつ回転軸の延長方向が、発振手段からのレーザ光の光軸に垂直で、回折手段の格子溝の延長方向に対して平行に延びるように配置され、回転軸を中心に、回折手段を回転させることにより、発振手段から発振されるレーザ光の波長を調整するよう構成された半導体レーザである。
この発明は、レーザ光を発振する発振手段と、レーザ光を集光する集光手段と、集光されたレーザ光を受光し、所定の波長の光を1次回折光として発振手段に向けて出射し、他の光を0次光として反射する回折手段と、回折手段から受光した0次光の一部を反射し、残りを透過する反射手段と、反射手段を透過した光を受光して出射パワーを検知する検知手段とを有し、回折手段と反射手段は、回折手段の表面と反射手段の表面とが所定の角度を有するように配置され、回転軸は、回折手段の表面と同一の平面が、反射手段の表面と同一の平面と交差する線に沿って配置され、かつ回転軸の延長方向が、発振手段からのレーザ光の光軸に垂直で、回折手段の格子溝の延長方向に対して平行に延びるように配置され、回転軸を中心に、回折手段と反射手段を、所定の角度を維持したまま回転させることにより、発振手段から発振されるレーザ光の波長を調整するよう構成された半導体レーザである。
この発明によれば、グレーティングとミラーを用いて、一定の光路を提供する半導体レーザにおいて、好適に出射パワーの検知が可能な構成の半導体レーザが提供される。また、ミラーを用いずに、透過型のグレーティングを用いた場合であっても、好適な出射パワーの検知が可能な半導体レーザも提供される。
またさらに、この発明によれば、グレーティングと透過型のミラーを用いた場合に、好適な出射パワーの検知を行うように構成する半導体レーザが提供される。
最初に、図1を参照して、この発明の第1の実施形態に係る半導体レーザの構成について説明する。グレーティング3、ミラー4、回転軸7の配置は、図7および図8に関連して説明した各構成要素の位置関係と同じである。レーザダイオード1からのレーザ光は、レンズ2を介してグレーティング3に入射し、グレーティング3の表面からは、レーザダイオード1に向かう1次回折光とミラー4に入射する0次光8が出力され、ミラー4の表面からは0次光8の反射光が出射される。
グレーティング3を回転軸7を中心に回転することによって、レーザダイオード1の発振光の波長が変更され、安定した単一モードでの光の出射が可能となる。また、当該回転に際しては、ミラー4も回転軸7を中心として同様に回転するが、図7および図8で説明した原理より、反射光は一定方向に維持される。
ここで、レーザダイオード1は発振手段に、レンズ2は集光手段に、グレーティング3は回折手段に、ミラー4は反射手段に、ビームスプリッタ5は分光手段に、ディテクタ6は検知手段に、それぞれ対応する。
第1の実施形態では、グレーティング3とミラー4は、回転軸7を介して所定の角度で直接接続されるように構成されているが、グレーティング3とミラー4は、少なくとも光が入射する箇所にあればよい。従って、回転軸7は、グレーティング3の表面と同一の平面と、ミラー4の表面と同一の平面が交差する直線に沿って設けられていれば十分である。回転軸7はさらに、その延長方向が、レーザダイオード1からのレーザ光の光路に対して垂直で、かつグレーティング3の格子溝と水平になるよう配置される。
第1の実施形態では、上記構成に加えて、ビームスプリッタ5を配置して、ミラー4から反射した反射光を透過光9と反射光10とに分光し、反射光10をディテクタ6に入射させ、その出射パワーを検知する。反射光10は、ミラー4から反射した反射光の1〜10%程度が望ましい。これは、本来の目的に使用する透過光9の光量を多くするためである。透過光9は、例えば、ホログラフィメモリ用ライタ等に利用される。
ビームスプリッタ5とディテクタ6の間には反射光10を収束させるためのレンズを配置しても良い。このような構成により、レーザダイオード1から発振される光の波長を変えるためにグレーティング3の配置角度を変更しても、レーザ光の一部は常にビームスプリッタ5を介してディテクタ6に入射される。
次に、図2を参照して、この発明の第2の実施形態の構成について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態をさらに改良するものであって、図1のビームスプリッタ5の代わりに、λ/2波長板27のような偏光手段とPBS(Polarizing Beam Splitter:偏光ビームスプリッタ)25が配置される。
レーザダイオード21から出射されたレーザ光は、レンズ22を介してグレーティング23に入射される。入射されたレーザ光の一部は、グレーティング23の表面から、レーザダイオード21に戻り、他はミラー24の方向に反射する(反射光29)。反射光29は、ミラー24の表面でさらに反射し、λ/2波長板27を介してPBS25に入射する。PBS25に入射した光の一部は、透過して本来の用途のために外部に向けて出射し(透過光30)、他はディテクタ26の方向に反射される(反射光31)。
グレーティング23は、回転軸28を中心に回転されて、レーザダイオード21から出射されるレーザ光の波長を調整する。また、上述の原理から、グレーティング23とミラー24が、その相対位置関係を保持したまま回転軸28を中心に回転されることにより、透過光30および反射光31の光路が一定に保持される。回転軸28は、第1の実施形態と同様に配置される。すなわち、グレーティング23の表面と同一の平面と、ミラー24の表面と同一の平面が交差する直線に沿って設けられていればよい。回転軸28はさらに、その延長方向が、レーザダイオード21からのレーザ光の光路に対して垂直で、かつグレーティング23の格子溝と水平になるよう配置される。
ミラー24によって反射された反射光はS波のみのレーザ光であるが、λ/2波長板27の軸(slow軸、fast軸)を、このレーザ光の偏光方向に対して傾いた状態で位置する。これによって、λ/2波長板27を通過した後のレーザ光は、P波およびS波を含むようになり、この一部がPBS25で反射される。すなわち、PBS25を通過して外部に出射される透過光30は、例えばP波であり、PBS25で反射してディテクタ26に進む反射光31は、例えばS波である。
第2の実施形態においても、第1の実施形態同様、ディテクタ26に入射される光をできるだけ少なくすることが望ましく、そのために、λ/2波長板27の傾斜を調整している。また、図1の構成と同様に、PBS25とディテクタ26の間には反射光31を収束させるためのレンズを配置しても良い。
次に、図3を参照して、この発明の第3の実施形態の構成について説明する。この実施形態では、透過率が、例えば5%のグレーティング43を用いてレーザダイオード41からのレーザ光を受光している。その結果、わずかな透過光46がディテクタ45で受光され、これによって出射パワーが検出される。この透過率は、例えば、1〜10%程度の範囲であってもよい。これは、本来の目的に使用する反射光47の光量を多くするためである。
レーザダイオード41から出射されたレーザ光が、レンズ42を介してグレーティング43に入射されると、レーザ光の一部は、グレーティング43の表面からレーザダイオード41に戻り、他の一部はグレーティング43の表面で反射して外部に向けて出射され(反射光47)、残りはグレーティング43を透過してディテクタ45の方向に進む(透過光46)。
レーザダイオード41から出射されるレーザ光の波長を変更するため、グレーティング43は、回転軸44を中心に回転され、これに応じて、透過光46の光路が若干変化する。しかしながら、Littrow型の半導体レーザにおける、このようなグレーティングの配置角度の可変範囲は1°程度なので、グレーティング43の配置角度が変化しても、透過光46を常にディテクタ45に入射させるように設計することは特段困難なことではない。
回転軸44は、グレーティング43の表面と同一の平面上に設けられている。また、回転軸44はさらに、その延長方向が、レーザダイオード41からのレーザ光の光路に対して垂直で、かつグレーティング43の格子溝と水平になるよう配置される。
第3の実施形態は、上記第1および第2の実施形態とは異なり、グレーティングと追加のミラーとの組み合わせによる上述の原理を利用しておらず、その分、追加のミラーやビームスプリッタを配置する必要がない。しかしながら、このような構成によっても、レーザ光の波長を調整しながら、単一のディテクタによって容易に出射パワーの検知を行うことができる。
次に、図4を参照して、この発明の第4の実施形態の構成について説明する。この実施形態では、反射率が95%で、透過率が5%のミラー64を用いている。この透過率は、例えば、1〜10%程度の範囲であってもよい。これは、本来の目的に使用する反射光68の光量を多くするためである。
レーザダイオード61から出射されたレーザ光は、レンズ62を介してグレーティング63に入射されると、レーザ光の一部は、グレーティング63の表面からレーザダイオード61に戻り、他はミラー64の方向に反射する(反射光67)。反射光67の95%は、ミラー64の表面でさらに反射し(反射光68)、残りの5%は、透過してディテクタ65に入射する(透過光69)。
回転軸66は、第1および第2の実施形態と同様に配置される。すなわち、グレーティング63の表面と同一の平面と、ミラー64の表面と同一の平面が交差する直線に沿って設けられていればよい。回転軸66はさらに、その延長方向が、レーザダイオード61からのレーザ光の光路に対して垂直で、かつグレーティング63の格子溝と水平になるよう配置される。
図8からも分かるように、グレーティング63で反射した反射光67の光路は、グレーティング63とミラー64の(回転軸66を中心とした)回転によって、大きく変化する。従って、透過光69の光路も、上記回転によって変動する。
しかしながら、グレーティング63の角度を少ししか変化させないアプリケーション、すなわち、レーザダイオード61の波長を少し変動させればよいアプリケーションであれば、透過光69の変動も小さく、単一のディテクタ65によって全ての透過光69の出射パワーを検知することができる。
このようなアプリケーションの代表的な例としては、上述のホログラフィメモリに関連する分野がある。ホログラフィーでは、特定の単一波長のレーザ光を使用する。従って、グレーティングの傾斜角を変更するのは、温度変化等の要因でずれた波長を元に戻すためである。このため、グレーティングの傾斜角の移動量は0.1°以下と小さい。
第3の実施形態は、上記第1および第2の実施形態とは異なり、グレーティングと追加のミラーとの組み合わせによる上述の原理を利用していない。しかしながら、このように配置されたミラー64は、レーザ光の出射方向を一定に保つために役立っており、かつ、ディテクタ65へ透過光69を分割する役割も担っている。
また、透過型のミラー64は、第3の実施形態において使用した透過型のグレーティング43に比べ加工が容易であり、その点で、第4の実施形態のように半導体レーザ装置を構成することは比較的容易であるということができる。
1,21,41,61・・・レーザダイオード、2,22,42,62・・・レンズ、3,23,43,63・・・グレーティング、4,24,64・・・ミラー、5・・・ビームスプリッタ、25・・・偏光ビームスプリッタ、27・・・λ/2波長板、6,26,45,65・・・ディテクタ
Claims (10)
- レーザ光を発振する発振手段と、
前記レーザ光を集光する集光手段と、
前記集光されたレーザ光を受光し、所定の波長の光を1次回折光として前記発振手段に向けて出射し、他の光を0次光として反射する回折手段と、
前記回折手段から受光した前記0次光を反射する反射手段と、
前記反射手段によって反射された光を分光する分光手段と、
前記分光された一方の光を受光して出射パワーを検知する検知手段とを有し、
前記回折手段と前記反射手段は、前記回折手段の表面と前記反射手段の表面とが所定の角度を有するように配置され、
回転軸は、前記回折手段の表面と同一の平面が、前記反射手段の表面と同一の平面と交差する線に沿って配置され、かつ前記回転軸の延長方向が、前記発振手段からのレーザ光の光軸に垂直で、前記回折手段の格子溝の延長方向に対して平行に延びるように配置され、
前記回転軸を中心に、前記回折手段と前記反射手段を、前記所定の角度を維持したまま回転させることにより、前記発振手段から発振されるレーザ光の波長を調整することを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項1に記載の半導体レーザにおいて、
前記反射手段によって反射された光の1%ないし10%の光が、前記分光手段によって分光され、前記検知手段に入射されることを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項1に記載の半導体レーザにおいて、
前記分光手段が、前記反射手段からの光を受光するλ/2波長板と、前記λ/2波長板からの光を受光する偏光ビームスプリッタからなることを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項1に記載の半導体レーザにおいて、
前記検知手段によって検知された出射パワーに基づいて、前記発振手段の駆動電流を制御することを特徴とする半導体レーザ。 - レーザ光を発振する発振手段と、
前記レーザ光を集光する集光手段と、
前記集光されたレーザ光を受光し、所定の波長の光を1次回折光として前記発振手段に向けて出射し、他の光の一部を0次光として反射し、残りの光を透過する回折手段と、
前記回折手段を透過した光を受光して出射パワーを検知する検知手段とを有し、
回転軸は、前記回折手段の表面と同一平面上に配置され、かつ前記回転軸の延長方向が、前記発振手段からのレーザ光の光軸に垂直で、前記回折手段の格子溝の延長方向に対して平行に延びるように配置され、
前記回転軸を中心に、前記回折手段を回転させることにより、前記発振手段から発振されるレーザ光の波長を調整することを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項5に記載の半導体レーザにおいて、
前記回折手段の透過率は1%ないし10%であることを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項5に記載の半導体レーザにおいて、
前記検知手段によって検知された出射パワーに基づいて、前記発振手段の駆動電流を制御することを特徴とする半導体レーザ。 - レーザ光を発振する発振手段と、
前記レーザ光を集光する集光手段と、
前記集光されたレーザ光を受光し、所定の波長の光を1次回折光として前記発振手段に向けて出射し、他の光を0次光として反射する回折手段と、
前記回折手段から受光した前記0次光の一部を反射し、残りを透過する反射手段と、
前記反射手段を透過した光を受光して出射パワーを検知する検知手段とを有し、
前記回折手段と前記反射手段は、前記回折手段の表面と前記反射手段の表面とが所定の角度を有するように配置され、
回転軸は、前記回折手段の表面と同一の平面が、前記反射手段の表面と同一の平面と交差する線に沿って配置され、かつ前記回転軸の延長方向が、前記発振手段からのレーザ光の光軸に垂直で、前記回折手段の格子溝の延長方向に対して平行に延びるように配置され、
前記回転軸を中心に、前記回折手段と前記反射手段を、前記所定の角度を維持したまま回転させることにより、前記発振手段から発振されるレーザ光の波長を調整することを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項8に記載の半導体レーザにおいて、
前記反射手段の透過率は1%ないし10%であることを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項8に記載の半導体レーザにおいて、
前記検知手段によって検知された出射パワーに基づいて、前記発振手段の駆動電流を制御することを特徴とする半導体レーザ。
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