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JP2005158850A - 半導体装置 - Google Patents

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JP2005158850A
JP2005158850A JP2003391980A JP2003391980A JP2005158850A JP 2005158850 A JP2005158850 A JP 2005158850A JP 2003391980 A JP2003391980 A JP 2003391980A JP 2003391980 A JP2003391980 A JP 2003391980A JP 2005158850 A JP2005158850 A JP 2005158850A
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JP2003391980A
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Jinya Akahori
仁哉 赤堀
Shogo Mori
昌吾 森
Yuichiro Motomi
雄一郎 本美
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Toyota Industries Corp
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Abstract

【課題】 飽和電流を抑えつつ、エミッタ領域と第3の半導体層の面積比の適正化を容易にすることができ、オン電圧を適正にすることが可能で、且つ、どのセルもそれぞれバランスよく電流を流すことが可能な半導体装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 トレンチ16の側壁に沿って不連続にエミッタn+領域15を形成すると共に、トレンチ16の直交方向に隣のセルまで連続にエミッタn+領域15を形成し、トレンチ16の側壁に沿って不連続に形成されるエミッタn+領域15の縦方向の幅(図1(a)の矢印A)、トレンチ16の側壁に沿って不連続に形成されるエミッタn+領域15の横方向の幅(図1(a)の矢印B)、またはトレンチ16に直交する方向に連続に形成されるエミッタn+領域15の縦方向の幅(図1(a)の矢印C)の内の少なくとも1つ以上の幅を調整することにより、エミッタn+領域15とチャネルp領域14の面積比を適正化する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、トレンチ構造をもつ絶縁ゲート型バイポーラトランジスタにおけるエミッタ領域のパターンに関する。
従来より、トレンチ構造をもつ絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(以下、T−IGBT:Trench−Insulated Gate Bipolar Transistorという)が知られている。トレンチ構造をもつ単位素子(セル)が半導体基板上に多数並列に形成されて半導体装置が構成されている。
図3(a)は、トレンチゲートが並列に形成されているT−IGBTを上から見た図である。なお、図3(a)は、絶縁膜やエミッタ電極などを省略している。
図3(a)に示す半導体装置30は、エミッタn+領域32がトレンチ31の側壁に沿って連続して形成されている。また、図3(a)は、エミッタn+領域32及びチャネルp領域33とエミッタ電極とが接する面をコンタクト34として示している。そして、半導体装置30は、トレンチ31に直交する方向に対しても、トレンチ31の側壁からコンタクト34を通って隣のセルまで連続してエミッタn+領域32が形成されている。(例えば、特許文献1及び2参照)
また、図3(b)は、図3(a)に示す半導体装置30と異なるマスクパターンでエミッタn+領域32が形成された半導体装置を上から見た図である。なお、図3(b)も、絶縁膜やエミッタ電極などを省略している。
図3(b)に示す半導体装置35は、エミッタn+領域32がトレンチ31に直交する方向のみに連続に形成されている。(例えば、特許文献3参照)
ところで、図3(b)に示す半導体装置35では、トレンチ31に直交する方向にのびるエミッタn+領域32の幅を広げたり狭めたりすることによりオン電圧を調節することができる。このオン電圧は、半導体装置における定常損失に対応し、オン電圧が小さければ定常損失も小さくなる。そのため、通常、このオン電圧は、できるだけ小さいことが望ましい。
図4(a)は、このオン電圧を説明するための図である。なお、図4(a)に示すグラフは、特許文献3における図11に示すグラフとほぼ同じものであり、右側の縦軸はオン電圧VCE(V)を、左側の縦軸は単位セルの表面積内に占めるチャネルp領域33の表面積の割合R(%)を、横軸は図3(b)に示す単位セル幅Lをそれぞれ示している。
図4(a)に示すように、割合Rが50〜70%であるときオン電圧は低く、割合Rが70%を超えて高くなっていくと、すなわち、エミッタn+領域32の表面積が小さくなっていくと、それに伴って、破線枠Aのようにオン電圧も高くなっていく。また、割合Rが50%を下回って低くなっていく場合も、すなわち、エミッタn+領域32の表面積が大きくなっていき、ある境を過ぎると、破線枠Bのように急激にオン電圧が高くなっていく。
このように、オン電圧を低くさせるためには、エミッタn+領域32とチャネルp領域33との面積比を適正に、具体的には、例えば、図4(a)に示すように、割合Rが50〜70%となるようにエミッタn+領域32とチャネルp領域33との面積比を設定する必要がある。
そして、図3(b)に示す半導体装置35では、トレンチ31に直交する方向にのびるエミッタn+領域32の幅を調整することによりエミッタn+領域32とチャネルp領域33との面積比を適正化することができる。
また、図3(c)は、図3(a)に示す半導体装置30及び図3(b)に示す半導体装置35と異なるマスクパターンでエミッタn+領域32が形成された半導体装置を上から見た図である。なお、図3(c)も、絶縁膜やエミッタ電極などを省略している。
図3(c)に示す半導体装置36は、トレンチ31に直交する方向に形成される3本のエミッタn+領域32の内、上から2つ目のエミッタn+領域32が隣のセルまで連続に形成され、その他の2つのエミッタn+領域32がそれぞれコンタクト34内において一部切り取られたように形成されている。(例えば、特許文献3参照)
図3(c)に示す半導体装置36は、図3(b)に示す半導体装置35と同様に、トレンチ31に直交する方向にのびるエミッタn+領域32の幅を調整することにより、エミッタn+領域32とチャネルp領域33との面積比を適正化することができ、更に、一部が切り取られたエミッタn+領域32(一番上及び一番下のエミッタn+領域32)の横方向(図3(c)における左右方向)の長さを調整することによっても、エミッタn+領域32とチャネルp領域33との面積比を適正化することができる。
このように、図3(c)に示す半導体装置36は、トレンチ31に直交する方向にのびるエミッタn+領域32の幅だけではなく、横方向の長さも調整することができるので、図3(b)に示す半導体装置35に比べて、エミッタn+領域32における表面積の調整の自由度が増し、エミッタn+領域32とチャネルp領域33との面積比を容易に適正化することができる。
特開2000−269486号 (第16〜26頁 第1〜39図) 特開平7−235672号 (第4〜6頁 第1〜4図) 特許第2883501号 (第5〜8頁 第1〜11図)
しかしながら、図3(a)に示す半導体装置30では、トレンチ31の側壁に沿って連続してエミッタn+領域32が形成されているため、飽和電流が高いという問題がある。
ここで、図4(b)を参照しながら、飽和電流について説明する。なお、図4(b)に示すグラフの縦軸はコレクタ電流Icを、横軸はコレクタ−エミッタ間の電圧VCEをそれぞれ示している。また、図4(b)に示す(1)は、半導体装置30におけるコレクタ−エミッタ間電圧とコレクタ電流との関係を示し、(2)は、半導体装置35及び36におけるコレクタ−エミッタ間電圧とコレクタ電流との関係を示している。
図3(a)に示す半導体装置30では、トレンチ31の側壁に沿って形成されるエミッタn+領域32が連続して形成されているので、すなわち、コレクタ−エミッタ間に電流を流すアクティブエリアが半導体装置35及び36のアクティブエリアに比べて大きいので、図4(b)に示すように、半導体装置30の飽和電流は、半導体装置35及び36の飽和電流よりも高くなるという問題がある。
また、図3(b)に示す半導体装置35では、エミッタn+領域32がトレンチ31に直交する方向にのみ形成されているため、エミッタn+領域32の幅でしかエミッタn+領域32の表面積を調整することができない。
そのため、エミッタn+領域32とチャネルp領域33との面積比が適正化されるようにエミッタn+領域32の表面積を優先して決めてしまうと、トレンチ31の側壁に沿って形成されるエミッタn+領域32の幅がその表面積に応じて決まり、飽和電流を調整することができなくなってしまう。
また、反対に、飽和電流が低減されるようにエミッタn+領域32の幅を優先して決めてしまうと、エミッタn+領域32の表面積がエミッタn+領域32の幅に応じて決まり、エミッタn+領域32とチャネルp領域との面積比を調整することができなくなってしまう。
このように、図3(b)に示す半導体装置35では、飽和電流を低減することとエミッタn+領域32とチャネルp領域33の面積比を適正化することの両方を両立することが困難であるという問題がある。
また、図3(c)に示す半導体装置36では、トレンチ31に直交する方向にのびるエミッタn+領域32がコンタクト34内で一部切り取られたように形成されているので、コンタクト34を形成するプロセス中にマスクずれが発生してしまうと、一方のセルにおけるエミッタn+領域32が大きい範囲でエミッタ電極とコンタクトし、他方のセルにおけるエミッタn+領域32が小さい範囲でエミッタ電極とコンタクトしたり、エミッタ電極に届かなかったりするケースが生じ、片方のセルだけに電流が偏って流れるおそれがある。
このように、図3(c)に示す半導体装置36では、マスクずれが生じ、特定のセルに電流が偏って流れてしまうと、電流集中によって半導体装置36の破壊が起こりやすくなるという問題がある。
そこで、本発明では、飽和電流を抑えつつ、エミッタ領域とチャネル領域の面積比を容易に適正化することが可能で、且つ、どのセルもそれぞれバランスよく電流を流すことが可能な半導体装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明の半導体装置は、第1の導電型の第1の半導体層と、前記第1の半導体層上に形成される第2の導電型の第2の半導体層と、前記第2の半導体層上に形成される第1の導電型の第3の半導体層と、前記第3の半導体層の表面部に部分的に形成される第2の導電型のエミッタ領域と、前記エミッタ領域の表面から前記第2の半導体層にまで延びるトレンチと、前記トレンチ内壁を覆うように形成されたゲート絶縁膜と、前記トレンチ内に形成されるゲート電極と、前記第3の半導体層及び前記エミッタ領域に電気的に接続されるエミッタ電極と、前記第1の半導体層に電気的に接続されるコレクタ電極とを備え、前記エミッタ領域は、前記トレンチの側壁に沿って不連続に形成される第1のエミッタ領域と、前記トレンチに直交する方向に連続して形成される第2のエミッタ領域とを有するように形成され、前記第1のエミッタ領域における前記トレンチの側壁方向の幅が前記第2のエミッタ領域における前記トレンチの側壁方向の幅よりも大きいことを特徴とする。
このように、トレンチの側壁に沿って形成されるエミッタ領域が不連続に形成されることにより、その分トレンチの側壁に沿って形成されるエミッタの表面積が小さくなる。これにより、負荷短絡時にコレクタ−エミッタ間に流れる飽和電流を低減することができるので、その飽和電流がコレクタ−エミッタ間に流れつづけることが可能な時間(コレクタ−エミッタ間に飽和電流が流れてから半導体装置が破損するまでの時間)を延ばすことができ、短絡耐量を向上させることができる。
また、第1のエミッタ領域と第2のエミッタ領域とによりエミッタ領域を形成させているので、エミッタ領域の表面積と第3の半導体層の表面積との面積比を、例えば、第1のエミッタ領域におけるトレンチの側壁方向の幅、第1のエミッタ領域におけるトレンチに直交する方向の幅、または第2のエミッタ領域におけるトレンチの側壁方向の幅の少なくとも1つ以上の幅で調整することができるので、従来の半導体装置に比べてエミッタ領域の表面積の調整の自由度が増し、エミッタ領域の表面積と第3の半導体層(チャネル領域)の表面積との面積比を容易に適正化することができる。
また、従来の半導体装置に比べてエミッタ領域の表面積の調整の自由度が増すので、コレクタ−エミッタ間に流れる飽和電流を低減することとエミッタ領域と第3の半導体層との面積比を適正化することの両方を両立することができる。
また、トレンチに直交する方向に形成されるエミッタ領域が連続に形成されることにより、左右のセルにおけるそれぞれのコレクタ−エミッタ間の電流のバランスをとることができる。これにより、コレクタ−エミッタ間の電流のバランスが悪くなることに起因して生じるオン電圧の上昇や短絡耐量の低下を防ぐことができる。
また、上記半導体装置のエミッタ領域は、前記ゲート電極にバイアスがかかっている際に前記コレクタ電極と前記エミッタ電極との間にかかるオン電圧が低くなるように、前記第1のエミッタ領域と前記第2のエミッタ領域の合計表面積と、前記第3の半導体層の表面積との面積比が調整されて形成される。
これにより、コレクタ−エミッタ間にかかるオン電圧を低くすることができるので、定常損失を低減させることができる。
また、上記半導体装置のエミッタ領域は、前記ゲート電極にバイアスがかかっている際に前記コレクタ電極と前記エミッタ電極との間に流れる飽和電流が低くなるように、前記第1のエミッタ領域における前記トレンチの側壁方向の幅が調整されて形成される。
これにより、コレクタ−エミッタ間に流れる飽和電流を低くすることができるので、短絡耐量を向上させることができる。
また、上記半導体装置のエミッタ領域は、前記第1のエミッタ領域における前記トレンチの側壁方向の幅、前記第1のエミッタ領域における前記トレンチに直交する方向の幅、または前記第2のエミッタ領域における前記トレンチの側壁方向の幅の内の少なくとも1つ以上の幅が調整されて形成される。
これにより、従来の半導体装置に比べてエミッタ領域の表面積の調整の自由度が増すので、エミッタ領域の表面積と第3の半導体層の表面積との面積比を容易に適正化することができる。
本発明によれば、飽和電流を低減することができる。また、エミッタ領域の表面積とチャンネル領域である第3の半導体層の表面積との面積比を容易に適正化することができる。また、コレクタ−エミッタ間の電流をバランスよく流すことができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態の半導体装置を示す図である。なお、図1(a)は、トレンチ構造をもつIGBTが半導体基板上に多数並設された半導体装置10を上から見た図であり、絶縁膜やエミッタ電極などを省略している。また、図1(b)は、図1(a)におけるa−a断面図を、図1(c)は、図1(a)におけるb−b断面図を、図1(d)は、図1(a)におけるc−c断面図をそれぞれ示している。
図1(a)〜(d)に示す半導体装置10は、例えば、コレクタp+層11(第1の半導体層)の上にn+半導体層12が形成され、更に、n+半導体層12の上にn-半導体層13が形成されている。また、n-半導体層13の上には、チャネルp領域14(第3の半導体層)が形成され、更に、そのチャネルp領域14の表面部には、部分的にエミッタn+領域15(エミッタ領域)が形成されている。また、エミッタn+領域15の表面からn-半導体層13までトレンチ16が形成されており、そのトレンチ16の内壁面にはゲート絶縁膜17が形成され、トレンチ16の内部にはゲート電極18が形成されている。また、ゲート電極18の上には絶縁膜19が形成され、更に、チャネルp領域14、エミッタn+領域15、絶縁膜19の上にエミッタ電極20が形成され、チャネルp領域14及びエミッタn+領域15とエミッタ電極20とが電気的に接続されている。また、コレクタp+層11の下面にはコレクタ電極21が形成され、コレクタp+層11とコレクタ電極21とが電気的に接続されている。
この半導体装置10を使用する場合は、まず、コレクタ電極21とエミッタ電極20との間に正方向に電圧を印加し、ゲート電極18とエミッタ電極20との間に正方向に電圧を印加する。すると、チャネルp領域14におけるトレンチ16の側壁付近にn型のチャネルが形成される。そして、コレクタp+層11からn-半導体層13へホールが注入されると、n-半導体層13の抵抗が低下し、コレクタ電極21からエミッタ電極20へ主電流が流れる。
なお、コンタクト22は、チャネルp領域14及びエミッタn+領域15とエミッタ電極20とが接する面を示している。つまり、図1(a)においてコンタクト22の示す領域はチャネルp領域14を示す領域の一部とエミッタn+領域15を示す領域の一部に重ねて図示している。また、上記半導体装置10の構成例では、n+半導体層12とn-半導体層13とにより第2の半導体層を構成する。
図1(a)〜(d)に示す半導体装置10の特徴とする点は、トレンチ16の側壁に沿って不連続にエミッタn+領域15を形成している点と、トレンチ16に直交する方向に隣のセルまで連続にエミッタn+領域15を形成している点である。なお、以下、トレンチ16の側壁に沿って形成されるエミッタn+領域15を第1のエミッタ領域といい、トレンチ16に直交する方向に形成されるエミッタn+領域15を第2のエミッタ領域という。コンタクト22が第1のエミッタ領域には接しない様に、第1のエミッタ領域および第2のエミッタ領域が形成されている。
このように、半導体装置10は、トレンチ16の側壁に沿ってエミッタn+領域15を不連続に形成しているので、例えば、図3(a)に示すように、トレンチ31の側壁に沿ってエミッタn+領域32が連続して形成される半導体装置30に比べて、アクティブエリアを小さくすることができる。これにより、飽和電流を低減することができるので、飽和電流がコレクタ−エミッタ間を流れつづけることが可能な時間を延ばすことができ、短絡耐量を向上させることができる。
また、半導体装置10は、第1のエミッタ領域におけるトレンチ16の側壁方向の幅が、第2のエミッタ領域におけるトレンチ16の側壁方向の幅よりも大きいので、第1のエミッタ領域におけるトレンチ16の側壁方向の幅(図1(a)の矢印A)、第1のエミッタ領域におけるトレンチ16に直交する方向の幅(図1(a)の矢印B)、または第2のエミッタ領域におけるトレンチ16の側壁方向の幅(図1(a)の矢印C)の内の少なくとも1つ以上の幅を調整することにより、エミッタn+領域15とチャネルp領域14の面積比を適正化することができる。
これにより、例えば、図3(b)に示す半導体装置35や図3(c)に示す半導体装置36に比べてエミッタn+領域15の表面積の調整の自由度を増すことができるので、エミッタn+領域15の表面積とチャネルp領域14の表面積との面積比を容易に適正化することができる。
また、エミッタn+領域15の表面積の調整の自由度を増すことができるので、コレクタ−エミッタ間に流れる飽和電流を低減することとエミッタn+領域15とチャネルp領域14との面積比を適正化することの両方を両立することができる。
また、トレンチ16に直交する方向に形成されるエミッタn+領域15が隣のセルまで連続に形成されているので、コンタクト22の形成プロセス中に発生するマスクずれの有無にかかわらず、エミッタn+領域15とエミッタ電極20とが接する面積を常に一定に保つことができる。これにより、左右のセルにおけるそれぞれのコレクタ−エミッタ間電流のバランスをとることができるので、コレクタ−エミッタ間電流のバランスが悪くなることに影響を受けて起こるオン電圧の上昇や短絡耐量の低下を防ぐことができる。
図2は、本発明の他の実施形態の半導体装置を示す図である。
図2(a)に示す半導体装置23は、基本的には、図1に示す半導体装置10と同じ構成であるが、エミッタn+領域15のパターンが異なる。すなわち、半導体装置23と半導体装置10とでは、エミッタn+領域15を形成するために使用するマスクパターンが異なる。
図1に示す半導体装置10では、2つのトレンチ16の間に形成されるエミッタn+領域15がH型となるようなマスクパターンを使用してエミッタn+領域15を形成している。
一方、図2(a)に示す半導体装置23では、2つのトレンチ16の間に形成されるエミッタn+領域15がS型(またはかぎ型)となるようなマスクパターンを使用してエミッタn+領域15を形成している。
このように、図2(a)に示すようなパターンでエミッタn+領域15を形成しても、トレンチ16の側壁に沿って形成されるエミッタn+領域15を不連続にすることができると共に、トレンチ16に直交する方向に形成されるエミッタn+領域15を隣のセルまで連続にすることができる。これにより、飽和電流を低減すると共に、エミッタn+領域15とチャネルp領域14の面積比の適正化を容易にすることができ、左右のセルの電流バランスをとることができる。
また、図2(b)に示す半導体装置24も、基本的には、図1に示す半導体装置10と同じ構成であるが、図2(a)に示す半導体装置23と同様に、エミッタn+領域15のパターンが異なる。半導体装置24のエミッタn+領域15も、半導体装置23と同様に、2つのトレンチ16の間に形成されるエミッタn+領域15がS型となるようなマスクパターンを使用して形成している。
図2(a)に示す半導体装置23では、トレンチ16を介してそのトレンチ16の両側に形成されるそれぞれの第2のエミッタ領域とが同一線上となるように、各エミッタn+領域15を形成している。
一方、図2(b)に示す半導体装置24では、トレンチ16を介してそのトレンチ16の両側に形成されるそれぞれの第2のエミッタ領域とが同一線上にならないように、各エミッタn+領域15を互いにずらして形成している。
このように、図2(b)に示すようなパターンでエミッタn+領域15を形成しても、トレンチ16の側壁に沿って形成されるエミッタn+領域15を不連続にすることができると共に、トレンチ16に直交する方向に形成されるエミッタn+領域15を隣のセルまで連続にすることができる。これにより、飽和電流を低減すると共に、エミッタn+領域15とチャネルp領域14の面積比の適正化を容易にすることができ、左右のセルの電流バランスをとることができる。
また、図2(c)に示す半導体装置25も、基本的には、図1に示す半導体装置10と同じ構成であるが、図2(a)に示す半導体装置23と同様に、エミッタn+領域15のパターンが異なる。
図2(c)に示す半導体装置25では、2つのトレンチ16の間に形成されるエミッタn+領域15が口型(長方形の中央部分が無い形)となるようなマスクパターンを使用してエミッタn+領域15を形成している。また、トレンチ16を介してそのトレンチ16の両側に形成されるそれぞれのエミッタn+領域15は、トレンチ16に直交する方向にのびる部分がそれぞれ同一線上となるように形成している。
このように、図2(c)に示すようなパターンでエミッタn+領域15を形成しても、トレンチ16の側壁に沿って形成されるエミッタn+領域15を不連続にすることができると共に、トレンチ16に直交する方向に形成されるエミッタn+領域15を隣のセルまで連続にすることができる。これにより、飽和電流を低減すると共に、エミッタn+領域15とチャネルp領域14の面積比の適正化を容易にすることができ、左右のセルの電流バランスをとることができる。
また、図2(d)に示す半導体装置26も、基本的には、図1に示す半導体装置10と同じ構成であるが、図2(a)に示す半導体装置23と同様に、エミッタn+領域15のパターンが異なる。
図2(d)に示す半導体装置26では、2つのトレンチ16の間に形成されるエミッタn+領域15が凹型となるようなマスクパターンを使用してエミッタn+領域15を形成している。また、トレンチ16を介してそのトレンチ16の両側に形成されるそれぞれのエミッタn+領域15は、トレンチ16に直交する方向にのびる部分がそれぞれ同一線上となるように形成している。
このように、図2(d)に示すようなパターンでエミッタn+領域15を形成しても、トレンチ16の側壁に沿って形成されるエミッタn+領域15を不連続にすることができると共に、トレンチ16に直交する方向に形成されるエミッタn+領域15を隣のセルまで連続にすることができる。これにより、飽和電流を低減すると共に、エミッタn+領域15とチャネルp領域14の面積比の適正化を容易にすることができ、左右のセルの電流バランスをとることができる。
本発明の実施形態の半導体装置を示す図である。 本発明の他の実施形態の半導体装置を示す図である。 従来の半導体装置を示す図である。 飽和電流及びオン電圧を説明するための図である。
符号の説明
10 半導体装置
11 コレクタp+
12 n+半導体層
13 n-半導体層
14 チャネルp領域
15 エミッタn+領域
16 トレンチ
17 ゲート絶縁膜
18 ゲート電極
19 絶縁膜
20 エミッタ電極
21 コレクタ電極
22 コンタクト
23〜26 半導体装置


Claims (4)

  1. 第1の導電型の第1の半導体層と、
    前記第1の半導体層上に形成される第2の導電型の第2の半導体層と、
    前記第2の半導体層上に形成される第1の導電型の第3の半導体層と、
    前記第3の半導体層の表面部に部分的に形成される第2の導電型のエミッタ領域と、
    前記エミッタ領域の表面から前記第2の半導体層にまで延びるトレンチと、
    前記トレンチ内壁を覆うように形成されたゲート絶縁膜と、
    前記トレンチ内に形成されるゲート電極と、
    前記第3の半導体層及び前記エミッタ領域に電気的に接続されるエミッタ電極と、
    前記第1の半導体層に電気的に接続されるコレクタ電極と、
    を備え、
    前記エミッタ領域は、前記トレンチの側壁に沿って不連続に形成される第1のエミッタ領域と、前記トレンチに直交する方向に連続して形成される第2のエミッタ領域とを有するように形成され、
    前記第1のエミッタ領域における前記トレンチの側壁方向の幅が前記第2のエミッタ領域における前記トレンチの側壁方向の幅よりも大きいことを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記エミッタ領域は、前記ゲート電極にバイアスがかかっている際に前記コレクタ電極と前記エミッタ電極との間にかかるオン電圧が低くなるように、前記第1のエミッタ領域と前記第2のエミッタ領域の合計表面積と、前記第3の半導体層の表面積との面積比が調整されて形成されることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項2に記載の半導体装置であって、
    前記エミッタ領域は、前記ゲート電極にバイアスがかかっている際に前記コレクタ電極と前記エミッタ電極との間に流れる飽和電流が低くなるように、前記第1のエミッタ領域における前記トレンチの側壁方向の幅が調整されて形成されることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記エミッタ領域は、前記第1のエミッタ領域における前記トレンチの側壁方向の幅、前記第1のエミッタ領域における前記トレンチに直交する方向の幅、または前記第2のエミッタ領域における前記トレンチの側壁方向の幅の内の少なくとも1つ以上の幅が調整されて形成されることを特徴とする半導体装置。


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