JP2005142121A - 有機el表示装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 有機EL表示装置の製造において、その生産性を向上させる。
【解決手段】 第1の仮基板の平坦な表面に導電膜を形成する工程と、
前記導電膜を発光素子の陽極としてパターン化された導電率の異なる各種層からなる積層体を形成することにより電子回路を形成する工程と、
前記積層体の表面に第2の仮基板を貼り付ける工程と、
前記第1の仮基板を取り外す工程と、
第1の仮基板が取り外された積層体の面に第1のフレキシブル基板を貼り付ける工程と、
前記仮基板が取り外された側の前記積層体の面に第2のフレキシブル基板を貼り付ける工程と、からなり、
前記第1の仮基板はその表面に複数の孔がほぼ均等に形成され、少なくとも前記導電膜が形成される面に剥離剤が前記各孔をも被って形成されたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 第1の仮基板の平坦な表面に導電膜を形成する工程と、
前記導電膜を発光素子の陽極としてパターン化された導電率の異なる各種層からなる積層体を形成することにより電子回路を形成する工程と、
前記積層体の表面に第2の仮基板を貼り付ける工程と、
前記第1の仮基板を取り外す工程と、
第1の仮基板が取り外された積層体の面に第1のフレキシブル基板を貼り付ける工程と、
前記仮基板が取り外された側の前記積層体の面に第2のフレキシブル基板を貼り付ける工程と、からなり、
前記第1の仮基板はその表面に複数の孔がほぼ均等に形成され、少なくとも前記導電膜が形成される面に剥離剤が前記各孔をも被って形成されたものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は有機EL表示装置およびその製造方法に関する。
有機EL表示装置は、基板の一方の面にそのx方向に延在しy方向に並設されるゲート信号線とy方向に延在しx方向に並設されるドレイン信号線とで囲まれた領域を画素領域とし、この画素領域に、ゲート信号線からの走査信号線によってオンする薄膜トランジスタと、この薄膜トランジスタを介して供給されるドレイン信号線からの映像信号に対応する電流を流す発光層(有機EL層)を少なくとも備えている。
そして、該発光層は、酸化、あるいは湿気によってその特性が劣化することから、前記基板とは異なる他の基板であって、発光層を外気と遮蔽するための基板を備えるのが通常である。
また、これら各基板としてはたとえばガラス基板からなるものもあるが、たとえば樹脂からなるものも知られるに至り、有機EL表示装置自体にフレキシブル性を有するようになってきている(特許文献1、2、非特許文献1参照)。
そして、その製造方法においては、いわゆる転写を繰り返し用いるが、たとえば前記非特許文献1に開示されているように、ガラス基板上に薄膜トランジスタ等を含む電子回路をパターン化された導電体層、半導体層、絶縁体層等の積層体で形成し、その表面に一時的に基板を糊付けし、該ガラス基板をフッ酸溶液で溶解除去する。その後、プラスチック基板に前記積層体を貼り付け前記基板を剥がしてプラスチック基板上に前記積層体を写し取る技術が知られている。
しかし、このように構成される有機EL表示装置は、その製造において、比較的厚さの大きな仮基板となるガラス基板を完全に溶解する等の工程を必要とし、それに要する時間が長く生産性がいまだ低い状態となっていた。
また、製造の過程において、転写を繰り返しながら表面の加工を行なわなければならないが、たとえば端子を表面に出すための転写も必要とし、全体として該転写の回数を低減させることが要望されていた。転写の数が多いと既に形成した薄膜トランジスタおよびそれに接続される配線層等の外的障害による損傷がそれだけ多くなるからである。
さらに、仮基板上で電子回路をパターン化された導電体層、半導体層、絶縁体層等を形成するが、後の工程で該仮基板を溶解させる際に、そのエッチング液の前記電子回路の侵食を回避させるために設けられるエッチングストッパー層を比較的厚く形成しなければならない等の配慮を要していた。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、その目的は生産性の良好な有機EL表示装置の製造方法を提供するにある。
また、本発明の目的は、いわゆる転写の工程の低減を図った有機EL表示装置の製造方法を提供するにある。
さらに、本発明の目的は、エッチングストッパー層を薄く形成することのできる有機EL表示装置の製造方法を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
(1)有機EL表示装置の製造方法(I)
有機EL表示装置の製造方法(I)は、第1の仮基板の表面に導電膜を形成する工程と、前記導電膜を発光素子の陽極としてパターン化した後、前記第1の仮基板の前記表面に前記導電膜とは導電率の異なる他の導電膜を順次形成して当該パターン化された導電膜と当該他の導電膜とを含む積層体からなる電子回路を形成する工程と、前記積層体の前記第1の仮基板とは反対側の第1表面に第2の仮基板を貼り付ける工程と、前記積層体から前記第1の仮基板を取り外す工程と、前記積層体の前記第1の仮基板が取り外されて露出された第2表面に第1のフレキシブル基板を貼り付ける工程と、前記積層体の前記第1表面から前記第2の仮基板を取り外した後に当該第1表面に第2のフレキシブル基板を貼り付ける工程とを含む。
(1)有機EL表示装置の製造方法(I)
有機EL表示装置の製造方法(I)は、第1の仮基板の表面に導電膜を形成する工程と、前記導電膜を発光素子の陽極としてパターン化した後、前記第1の仮基板の前記表面に前記導電膜とは導電率の異なる他の導電膜を順次形成して当該パターン化された導電膜と当該他の導電膜とを含む積層体からなる電子回路を形成する工程と、前記積層体の前記第1の仮基板とは反対側の第1表面に第2の仮基板を貼り付ける工程と、前記積層体から前記第1の仮基板を取り外す工程と、前記積層体の前記第1の仮基板が取り外されて露出された第2表面に第1のフレキシブル基板を貼り付ける工程と、前記積層体の前記第1表面から前記第2の仮基板を取り外した後に当該第1表面に第2のフレキシブル基板を貼り付ける工程とを含む。
この有機EL表示装置の製造方法(I)で用いる前記第1の仮基板はその表面に複数の孔が形成され、少なくとも前記導電膜が形成される面は当該複数の孔を含めて剥離剤で覆われている。剥離剤は、例えば溶媒に可溶な材料と定義され、且つ当該溶媒に対して第1の仮基板の言わば基材は当該材料に比べて溶け難いことを条件とする。第1のフレキシブル基板及び第2のフレキシブル基板として、可撓性を有するフィルム、シートを用いてもよい。
この有機EL表示装置の製造方法(I)において、前記第1の仮基板の前記導電膜が形成される面を覆う前記剥離剤の表面を平坦に加工するとよい。
この有機EL表示装置の製造方法(I)において、前記積層体の前記第2表面への前記第1のフレキシブル基板の貼り付け及び当該積層体の前記第1表面からの前記第2の仮基板取り外しの後に、当該積層体の当該第1表面に少なくとも発光層を含む有機材料膜と、当該有機材料膜に重畳する前記発光素子の陰極とを夫々形成し、当該陰極の形成後、前記第2のフレキシブル基板を少なくとも前記有機材料膜を覆って前記積層体の前記第1表面側に貼り付けてもよい。この有機材料膜は、前記発光層以外に、ホール輸送層、電子輸送層、並びに電子注入層の少なくとも一つを、前記発光素子の陰極上にて当該発光層に積層させて形成させてもよい。例えば、有機材料膜は、陰極上に電子注入層、電子輸送層、発光層、並びにホール輸送層をこの順に積層して形成され、ホール輸送層上には陽極が形成される。
なお、前記第1の仮基板に形成される前記複数の孔は、例えば当該第1の仮基板の表面に一様に分布する。
(2)有機EL表示装置の製造方法(II)
有機EL表示装置の製造方法(II)は、仮基板の平坦な表面に透明導電膜を形成する工程と、前記透明導電膜を発光素子の陽極としてパターン化した後、前記仮基板の前記平坦な表面に前記パターン化された透明導電膜とこれとは導電率の異なる他の導電膜とを含めた積層体により電子回路を形成する工程と、前記積層体の前記仮基板とは反対側の面に第1のフレキシブル基板を貼り付ける工程と、前記積層体の前記透明導電膜が形成された面から前記仮基板を取り外す工程と、前記積層体の前記透明導電膜が形成された面に第2のフレキシブル基板を貼り付ける工程とを含む。前記仮基板の表面には複数の孔が形成され、その少なくとも前記積層体に接する面は当該複数の孔を含めて剥離剤で覆われている。
有機EL表示装置の製造方法(II)は、仮基板の平坦な表面に透明導電膜を形成する工程と、前記透明導電膜を発光素子の陽極としてパターン化した後、前記仮基板の前記平坦な表面に前記パターン化された透明導電膜とこれとは導電率の異なる他の導電膜とを含めた積層体により電子回路を形成する工程と、前記積層体の前記仮基板とは反対側の面に第1のフレキシブル基板を貼り付ける工程と、前記積層体の前記透明導電膜が形成された面から前記仮基板を取り外す工程と、前記積層体の前記透明導電膜が形成された面に第2のフレキシブル基板を貼り付ける工程とを含む。前記仮基板の表面には複数の孔が形成され、その少なくとも前記積層体に接する面は当該複数の孔を含めて剥離剤で覆われている。
(3)有機EL表示装置の製造方法(III)
有機EL表示装置の製造方法(III)は、複数の孔が形成され且つ当該複数の孔を含めて剥離剤に覆われた仮基板を用意し、前記仮基板を覆う剥離剤の表面に透明導電膜のパターンを形成する工程と、前記剥離剤に比べて当該剥離剤を剥離する液に溶け難い絶縁材料膜で前記透明導電膜を覆う工程と、前記絶縁材料膜上に前記透明導電膜とは導電率の異なる他の導電膜を配置して当該透明導電膜を発光素子の陽極とした電子回路の積層体を形成する工程と、前記積層体の前記他の導電膜が配置される側の面に第1のフレキシブル基板を貼り付ける工程と、前記剥離剤を前記液により剥離して前記仮基板を前記積層体の前記透明導電膜が形成された面から取り外す工程と、前記積層体の前記透明電極膜が形成された面に第2のフレキシブル基板を貼り付ける工程とを含む。
有機EL表示装置の製造方法(III)は、複数の孔が形成され且つ当該複数の孔を含めて剥離剤に覆われた仮基板を用意し、前記仮基板を覆う剥離剤の表面に透明導電膜のパターンを形成する工程と、前記剥離剤に比べて当該剥離剤を剥離する液に溶け難い絶縁材料膜で前記透明導電膜を覆う工程と、前記絶縁材料膜上に前記透明導電膜とは導電率の異なる他の導電膜を配置して当該透明導電膜を発光素子の陽極とした電子回路の積層体を形成する工程と、前記積層体の前記他の導電膜が配置される側の面に第1のフレキシブル基板を貼り付ける工程と、前記剥離剤を前記液により剥離して前記仮基板を前記積層体の前記透明導電膜が形成された面から取り外す工程と、前記積層体の前記透明電極膜が形成された面に第2のフレキシブル基板を貼り付ける工程とを含む。
これらの有機EL表示装置の製造方法(II)及び(III)のいずれにおいても、前記仮基板を覆い且つ前記透明導電膜の前記パターンが形成される前記剥離剤の表面を平坦に加工するとよい。
これらの有機EL表示装置の製造方法(II)及び(III)のいずれにおいても、前記積層体に前記第1のフレキシブル基板の貼り付ける工程と、当該積層体に前記第2のフレキシブル基板を貼り付ける工程との間に、当該積層体の前記透明導電膜上に少なくとも発光層を含む有機材料膜と、当該有機材料膜に重畳する前記発光素子の陰極とを形成する工程を含めるとよい。
これらの有機EL表示装置の製造方法(II)及び(III)のいずれにおいても、前記有機材料膜を、ホール輸送層、電子輸送層、並びに電子注入層の少なくとも一つを、前記発光素子の陰極上にて前記発光層に積層させて形成してもよい。
なお、前記仮基板に形成される前記複数の孔は、当該仮基板の表面に一様に分布させるとよい。
(4)有機EL表示装置(I)
有機EL表示装置(I)は、第1主面とこれに対向する第2主面とを有する絶縁層と、当該絶縁層の当該第1主面に形成された複数の第1導電膜と、当該複数の第1導電膜の少なくとも一つに発光層を含む有機材料層及び電極層を順次積層して形成された発光素子と、当該絶縁層の当該第2主面に形成され且つ当該絶縁層を通して当該複数の第1導電膜に夫々電気的に接続される複数の第2導電膜とを含む積層構造、
前記積層構造の前記絶縁層の前記第1主面側に接する第1フレキシブル基板、及び、
前記積層構造の前記絶縁層の前記第2主面側に接する第2フレキシブル基板を備え、
前記複数の第1導電膜の各々は、その一部分が前記絶縁層の前記第1主面から露出し且つ当該一部分以外の部分が当該絶縁層に埋め込まれている。
有機EL表示装置(I)は、第1主面とこれに対向する第2主面とを有する絶縁層と、当該絶縁層の当該第1主面に形成された複数の第1導電膜と、当該複数の第1導電膜の少なくとも一つに発光層を含む有機材料層及び電極層を順次積層して形成された発光素子と、当該絶縁層の当該第2主面に形成され且つ当該絶縁層を通して当該複数の第1導電膜に夫々電気的に接続される複数の第2導電膜とを含む積層構造、
前記積層構造の前記絶縁層の前記第1主面側に接する第1フレキシブル基板、及び、
前記積層構造の前記絶縁層の前記第2主面側に接する第2フレキシブル基板を備え、
前記複数の第1導電膜の各々は、その一部分が前記絶縁層の前記第1主面から露出し且つ当該一部分以外の部分が当該絶縁層に埋め込まれている。
前記複数の第1導電膜の各々は、例えば、前記絶縁層に埋設されながら、その一面が当該絶縁層の前記第1主面から露出される。この絶縁層は、酸化珪素よりもエッチングされ難い、例えば、窒化珪素、酸化タンタル、酸化アルミニウム等の材料で形成するとよい。また、この絶縁層を酸化珪素のエッチング剤に溶け難い材料で形成してもよい。
この有機EL表示装置(I)において、前記複数の第1導電膜の前記少なくとも一つに前記有機材料層と前記電極層とを積層して形成された前記発光素子を前記第1フレキシブル基板で覆うとよい。
この有機EL表示装置(I)において、前記複数の第1導電膜の前記少なくとも一つとは別の少なくとも一つを前記第1フレキシブル基板から露出させるとよい。このように形成された当該複数の第1導電膜の少なくとも別の一つ(at least another of the plurality of first conductive films)は、例えば、前記電子回路に外部から信号又は電源を供給する端子として用いられる。また、当該別の少なくとも一つの第1導電膜の前記第1フレキシブル基板から露出した面は、これに隣接して当該第1フレキシブル基板から露出した前記絶縁層の前記第1主面と面一(flushed with the first principal surface of the insulating layer exposed from the first flexible board)にするとよい。
この有機EL表示装置(I)において、前記絶縁層の前記第2主面には当該絶縁層を通して前記複数の第1導電膜の前記少なくとも一つに接続される前記複数の第2導電膜の少なくとも一つを含む電子回路を形成するとよく、この電子回路を前記第2フレキシブル基板で覆うと良い。
この有機EL表示装置(I)の前記絶縁層の前記第1主面に、前記複数の第1導電膜の前記少なくとも一つを含む一群を二次元的に配置し、且つ当該複数の第1導電膜の一群の各々に前記発光層を含む前記有機材料層及び前記電極層を順次積層して複数の前記発光素子からなる表示画面が形成してもよい。このとき、前記絶縁層の前記第1主面から露出される前記一群の第1導電膜の面を、当該第1主面と面一にしてもよい。
(5)有機EL表示装置(II)
有機EL表示装置(II)は、少なくとも一つの第1電極層と、当該第1電極層及びその第1面に順次積層された有機材料層並びに第2電極層を含む発光素子と、当該第1電極層及びその当該第1面に対向する第2面側に積層された導電層を含む電子回路とを有する積層体、及び
前記積層体をその前記発光素子側及び前記電子回路側から挟む一対のフレキシブル基板を備え、
前記有機材料層は発光層を含み、
前記積層体の前記少なくとも一つの第1電極層の前記第1面を含む境界面は当該少なくとも一つの第1電極層の前記第2面に接する絶縁層の前記発光素子側の面も含む。
有機EL表示装置(II)は、少なくとも一つの第1電極層と、当該第1電極層及びその第1面に順次積層された有機材料層並びに第2電極層を含む発光素子と、当該第1電極層及びその当該第1面に対向する第2面側に積層された導電層を含む電子回路とを有する積層体、及び
前記積層体をその前記発光素子側及び前記電子回路側から挟む一対のフレキシブル基板を備え、
前記有機材料層は発光層を含み、
前記積層体の前記少なくとも一つの第1電極層の前記第1面を含む境界面は当該少なくとも一つの第1電極層の前記第2面に接する絶縁層の前記発光素子側の面も含む。
この有機EL表示装置(II)の前記絶縁層の前記発光素子側に当該絶縁層を通して前記電子回路を構成する前記導電層の少なくとも一つと電気的に接続される第3電極層を設けてもよい。この第3電極層の前記発光素子側の面は、例えば、前記積層体の前記境界面に含まれ且つ前記発光素子を覆う前記一対のフレキシブル基板の一つから露出されている。この第3電極層は、例えば、前記電子回路に外部から信号又は電源を供給する端子として用いられる。
この有機EL表示装置(II)において、前記第1電極層の複数個を前記絶縁層で互いに離して二次元的に配置し、当該第1電極層の各々の前記第1面に前記有機材料層並びに前記第2電極層をこの順に積層して、前記発光素子を複数個有する表示画面を形成してもよい。これらの第1電極層の各々を、これに対応する前記導電膜の一つ(前記電子回路に含まれる)に前記絶縁層を通して電気的に接続してもよい。また、前記第1電極層の各々の前記第1面を、前記積層体の前記境界面に含ませてもよい。
なお、本発明は以上の構成に限定されず、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
このように構成される有機EL表示装置の製造方法は、電子回路を構成する導電率の異なる各種層からなる積層体を形成するための仮基板として、その表面に複数の孔がほぼ均等に形成され、少なくとも前記積層体が形成される面に剥離剤が前記各孔をも被って形成されたものを用いている。
このため、前記積層体の形成の後において、該仮基板を取り外す場合、剥離剤を溶解させるだけで済み、しかも、そのための溶解剤は仮基板に設けた前記孔を通してなされることから、剥離剤の溶解も速やかになされ、生産性を大幅に向上させることができる。
また、このように剥離剤の溶解が速やかに行なわれることから、その溶解剤の前記積層体への侵食を回避させるために設けられるエッチングストッパー層を比較的薄く形成するようにしても充分に機能させることができる。
そして、前記積層体内に形成される信号線等が引き出される端子を前記仮基板に当接させる面側に引き出すことにより、特にそのための転写を必要としなくても済むようにできる。
また、前記仮基板を取り外した側の積層体の面は、その面に形成される電極等が絶縁膜等内に埋め込まれた状態で平坦化されていることから、たとえば発光層等のその後の形成工程において、たとえば表面が凹凸を有しているために生じる各種障害を大幅に低減させることができる。
以下、本発明による有機EL素子およびその製造方法の実施例について図面を用いて説明する。
《画像の構成》
図4(a)は有機EL表示装置の一方の基板の面に形成された一画素とその近傍の個所を示す平面図である。有機EL表示装置の各画素はたとえば前記基板の表面にマトリックス状に形成され、そのうちの一つを図4(a)に示している。これら、各画素は、所定のパターンに形成された導電層、半導体層、絶縁層等(導電率の異なる各種層)が積層されることによって微細な回路が組み込まれている。
《画像の構成》
図4(a)は有機EL表示装置の一方の基板の面に形成された一画素とその近傍の個所を示す平面図である。有機EL表示装置の各画素はたとえば前記基板の表面にマトリックス状に形成され、そのうちの一つを図4(a)に示している。これら、各画素は、所定のパターンに形成された導電層、半導体層、絶縁層等(導電率の異なる各種層)が積層されることによって微細な回路が組み込まれている。
すなわち、該一画素は、その図中上側において当該画素を選択駆動するゲート信号線GLによって画され、左側において当該画素に映像信号を供給するドレイン信号線DLによって画され、右側において当該画素に電流を供給する電流供給線PLによって画され、下側において当該画素と隣接する他の画素を選択駆動するゲート信号線GLによって画されている。
この一画素の領域は図中上側と下側とに区分され、下側の領域には有機EL層からなる発光層が形成され、上側の領域には前記映像信号対応した電流を形成するための回路が形成されている。
発光層が形成された前記領域には、基板側からたとえば透光性の導電層からなる一方の電極(図中ITOで示す)、発光層、他方の電極が順次積層されている。前記発光層は前記一方の電極の上層に形成されたバンク層の開口部(図中BMP,OPN)に埋設されて形成され、この部分が実質的に発光部として構成される。また、前記他方の電極は前記バンク層の上面をも被って各画素に共通に形成されている。
前記一方の電極を陽極、他方の電極を陰極として、その間の発光層に電流が流れることによって、該発光層は電流に応じた強度で発光がなされるようになっている。なお、前記バンク層は当該画素からの発光を隣接する画素内に伝達されるのを回避するため、あるいは、製造の工程において当初流動性をもつ発光層を所定の輪郭を有するように形成するために設けられている。
前記回路に形成された前記領域には、スイッチング素子SW1、SW2、SW3、スイッチング素子SW2をオン・オフするコントロール信号線CL1、スイッチング素子SW3をオン・オフするコントロール信号線CL2、ドライブ・トランジスタDT、容量素子C1−CSi、CSi−C2が形成されている。なお、スイッチング素子SW1、SW2、SW3、ドライブ・トランジスタDTは薄膜トランジスタと称され、いわゆるMIS(Metal Insulator Semiconductor)構造からなっている。
この回路は、ゲート信号線GLからの走査信号によって、ドレイン信号線DLから映像信号を取り込み、この映像信号の強弱(電圧)に応じて、電流供給線PLからの電流を前記発光層が形成された領域の一方の電極に供給するようになっている。
ここで、前記スイッチング素子SW2、SW3、および容量素子Csi−C2は、ドライブ・トランジスタDTの閾値電圧が各画素毎にばらつきがある場合において、そのばらつき補正をするために設けられている。
《等価回路》
図4(b)は前記一画素における等価回路を示し、図4(a)における幾何学的配置にほぼ対応させて描いている。
図4(b)は前記一画素における等価回路を示し、図4(a)における幾何学的配置にほぼ対応させて描いている。
ゲート信号線GLからの走査信号によって、スイッチング素子SW1がオンし、ドレイン信号線DLからの映像信号が該スイッチング素子SW1を介して容量素子C1−CSiの一方の電極C1に供給される。このとき、該容量素子C1−CSiの他方の電極はフローティング状態となっている。
なお、容量素子C1−CSiは、その他方の電極と導電位となるゲート電極を有するドライブ・トランジスタDTのゲート電位を所定の期間に亘り所望の値に維持させる機能を有する。
このような状態で、まず、コントロール信号線CL1を通して伝送された制御信号がスイッチング素子SW2をターン・オンさせる。このとき、ドライブ・トランジスタDTはターン・オンされないものの、そのノードCH2側はフローティング状態から有機EL素子LEDを通して基準電位に接続され、その電位は所定の値に上がる。
次にコントロール信号線CL2を通して伝送された制御信号が、これに対応するスイッチング素子SW3をターン・オンさせる。これにより、フローティング状態にあった容量素子CSi−C2の一方の電極CSiは、スイッチング素子SW3を通してドライブ・トランジスタDTのノードCH2側と接続され、その電位は上記所定の値に上がる。このとき、ドライブ・トランジスタDTのゲート電位(ノードCH1の電位)はその出力側(ノードCH2)と同じため、ドライブ・トランジスタDTのチャネル層は電荷の流れを遮断する。
電流供給線PLには、ドレイン信号線DLで伝送される映像信号に関係なく所定の電流が流れるため、その電位も概ね一定である。したがって、2つのスイッチング素子SW2、SW3を順次ターン・オンする(それぞれのチャネル層を順次導通状態にする)ことにより、いずれの画素の容量素子CSi−C2にも概ね同じ量の電荷が蓄えられる。
この状態で、スイッチング素子SW3のチャネル層を閉ざし、次にスイッチング素子SW1がターン・オンされると、容量素子C1−CSiの一方の電極C1に印加される電圧(映像信号)に応じて、容量素子C1−CSiの容量も変り、これに応じてノードCH1の電位(ドライブ・トランジスタDTのゲート電位)とその出力側(ノードCH2側)の電位との間に差が生じる。
この電位差により、ドライブ・トランジスタDTをターン・オンし、またターン・オンされたチャネルに流れる電荷量を制御して有機EL素子LEDを所望の輝度で光らせる。
なお、この実施例では画素の構成として上述したような補正回路を含むものを示したものであるが、このような補正回路を有しないものであってもよい。基本的には、ゲート信号線GLからの走査信号によってオンするスイッチング素子SW1、およびこのスイッチング素子SW1を介してドレイン信号線DLからの映像信号に対応した電流が有機EL素子LEDに流れるような構成であればよい。
《製造方法1》
図1は、本発明による有機EL表示装置の製造方法の一実施例を示す工程図を示している。以下工程順に説明する。
工程1.(図1(a))
まず、多孔アルミナ基板1を用意する。この多孔アルミナ基板1はその面に貫通した孔が散在して形成された基板で、その大きさはこれから製造しようとする有機EL表示装置とほぼ等しくなっている。
図1は、本発明による有機EL表示装置の製造方法の一実施例を示す工程図を示している。以下工程順に説明する。
工程1.(図1(a))
まず、多孔アルミナ基板1を用意する。この多孔アルミナ基板1はその面に貫通した孔が散在して形成された基板で、その大きさはこれから製造しようとする有機EL表示装置とほぼ等しくなっている。
この多孔アルミナ基板1の表面の全域に剥離剤を塗付することによって剥離層2を形成する。この剥離層2はその剥離剤が前記孔を通して塗布面と反対側の面に形成させるようにする。
そして、剥離層2が形成された多孔アルミナ基板1の一面にテフロンコートされた平坦基板3に押し当て、該剥離層3を約500℃で加熱して固める。
ここで、前記剥離剤として、たとえばシリコンの水酸化物の水溶液にアルミナからなる100nm以下の微粉末と1μm程度のシリカの粉末を体積比で約3:5の割合で混合して練り上げたものを使用する。
工程2.(図1(b))
前記平坦基板3を取り除くことにより、該平坦基板3が押し当てられていた側の剥離層2はその表面が平坦にかつ滑らかに形成される。図1(b)に示す多孔アルミナ基板1は図1(a)に示すそれを裏返して示したもので、剥離層2の滑らかな表面は図中上側となっている。
前記平坦基板3を取り除くことにより、該平坦基板3が押し当てられていた側の剥離層2はその表面が平坦にかつ滑らかに形成される。図1(b)に示す多孔アルミナ基板1は図1(a)に示すそれを裏返して示したもので、剥離層2の滑らかな表面は図中上側となっている。
そして、剥離層2の滑らかな表面の全域にたとえばタンタルの酸化物をスパッタし、これによりタンタル酸化物層を形成する。このタンタル酸化物層は後の工程でエッチストッパー層4として機能するものである。
工程3.(図1(c))
前記エッチストッパー層4の上面の全域に下地層としてたとえば窒化シリコン膜、酸化シリコン膜を順次CVD方法で形成し、所定のパターンの導電体層、半導体層、絶縁体層(導電率の異なる各種層)を用いてこれらを所定の順に積層させた積層体5を形成することにより、マトリックス状に配置される各画素を途中まで形成する。
前記エッチストッパー層4の上面の全域に下地層としてたとえば窒化シリコン膜、酸化シリコン膜を順次CVD方法で形成し、所定のパターンの導電体層、半導体層、絶縁体層(導電率の異なる各種層)を用いてこれらを所定の順に積層させた積層体5を形成することにより、マトリックス状に配置される各画素を途中まで形成する。
すなわち、この工程では、図4に示した、ゲート信号線GL、ドレイン信号線DL、および他の信号線、スイッチング素子SW1ないしドライブ・トランジスタDT等の各種薄膜トランジスタを形成し、各画素を隣接する他の画素と画するようにバンプ層BPまでを形成する。このバンプ層BPはそれに形成される開口部内に当初流動体からなる有機ELを定位置に形成させるためと、該有機ELからの光を隣接する他の画素側に伝達されるのを回避させるために設けられるものである。
これにより、画素の完全なる形成までには、有機ELからなる発光層の形成、およびこの発光層の上面に形成される陰極の形成を残すことになる。
なお、このバンプ層BPの形成の前工程において、前記導電体層、半導体層、絶縁体層を用いた積層体5の最上層に該バンプ層BPの開口部から露呈される陽極が形成されている。この陽極は前記発光層に電流を流すための一方の電極で、この実施例の場合、たとえばITO(Indium Tin Oxide)膜からなる透明導電膜で形成されている。前記発光層の光を前記積層体5側に出射させる構成とするからである。この場合、外部から信号を供給する信号線の一部を積層体5の最上層に引き出し、その端子部を該積層体5の周辺の一部に形成しておく。この端子部の材料として前記ITO膜を用いることによって、たとえば該端子部の電蝕を回避できる構成とすることができる。
工程4.(図1(d))
前記積層体5の上面にポリエチレンフィルムを貼り付ける。このポリエチレンフィルムは後の工程で除去されることとなる転写体6として機能する。
前記積層体5の上面にポリエチレンフィルムを貼り付ける。このポリエチレンフィルムは後の工程で除去されることとなる転写体6として機能する。
工程5.(図1(e))
前記多孔アルミナ基板1を取り外す。この場合の取り外しは、たとえばフッ酸を用い前記剥離層2の成分であるシリカゲル、シリカを溶かすことによって行なう。この場合、前記フッ酸は、工程2で形成したエッチストッパー層4によって積層体5に形成された各部材への侵食が妨げられる。
前記多孔アルミナ基板1を取り外す。この場合の取り外しは、たとえばフッ酸を用い前記剥離層2の成分であるシリカゲル、シリカを溶かすことによって行なう。この場合、前記フッ酸は、工程2で形成したエッチストッパー層4によって積層体5に形成された各部材への侵食が妨げられる。
工程6.(図1(f))
多孔アルミナ基板1を取り外した積層体の面には前記エッチストッパー層4が形成されており、このエッチストッパー層4の面にフィルムを貼り付ける。このフィルムは有機EL表示装置の一方の側の基板7となるものである。このため、該基板7の材料として、たとえばポリエチレンテレフタレートやポリカーボネートなどのエンジニアリングプラスチックを選択するのか好ましい。強度、引っ張り強さ寸法安定性などの点で優れているからである。
多孔アルミナ基板1を取り外した積層体の面には前記エッチストッパー層4が形成されており、このエッチストッパー層4の面にフィルムを貼り付ける。このフィルムは有機EL表示装置の一方の側の基板7となるものである。このため、該基板7の材料として、たとえばポリエチレンテレフタレートやポリカーボネートなどのエンジニアリングプラスチックを選択するのか好ましい。強度、引っ張り強さ寸法安定性などの点で優れているからである。
そして、前記積層体5の他方の面に接着されている転写体6を除去する。この転写体6の除去により、積層体5の面には前記工程3で形成したバンプ層BPまでの加工面が顕れる。
工程7.(図1(g))
前記バンプ層BPの開口部に有機ELからなる発光層9を形成し、さらに、この発光層9の上面に隣接する画素の発光層と接続された共通の陰極8を形成する。この陰極8はその一部を前記工程3にて形成した端子部のうちの一つの端子として引き出すようにする。
前記バンプ層BPの開口部に有機ELからなる発光層9を形成し、さらに、この発光層9の上面に隣接する画素の発光層と接続された共通の陰極8を形成する。この陰極8はその一部を前記工程3にて形成した端子部のうちの一つの端子として引き出すようにする。
このように、薄膜トランジスタ等の形成における工程(図1(c))と発光層9等の形成である本工程とを分離しているのは、発光層9の形成の後において湿気をともなう工程を回避せんがためである。
工程8(図1(h))
陰極8が形成された面にフィルムを貼り付ける。このフィルムは有機EL表示装置の他方の基板11となるもので、前記発光層9を酸化、あるいは湿気から回避して外気との遮蔽を行なう。
このため、該基板11は、その膜方向に乾燥剤が介在されたものを用いることが好ましい。
陰極8が形成された面にフィルムを貼り付ける。このフィルムは有機EL表示装置の他方の基板11となるもので、前記発光層9を酸化、あるいは湿気から回避して外気との遮蔽を行なう。
このため、該基板11は、その膜方向に乾燥剤が介在されたものを用いることが好ましい。
なお、前記基板11は積層体5の表面に形成された端子部を露呈させるようにして形成し、この端子部にフレキシブル配線基板13を接続するようにして有機EL表示装置を完成させる。
該フレキシブル配線基板13は、これを介して前記積層体内に形成された各信号線に各種信号を供給するようになっている。また、端子部とフレキシブル配線基板13との接続はたとえば異方性導電フィルム12を介して行なうようになっている。
《製造方法2》
図2は、本発明による有機EL表示装置の他の実施例を示す工程図である。以下、工程順に説明する。
工程1.(図2(a))
まず、多孔アルミナ基板21を用意する。この多孔アルミナ基板21はその面に貫通した孔が散在して形成された基板で、その大きさはこれから製造しようとする有機EL表示装置とほぼ等しくなっている。
図2は、本発明による有機EL表示装置の他の実施例を示す工程図である。以下、工程順に説明する。
工程1.(図2(a))
まず、多孔アルミナ基板21を用意する。この多孔アルミナ基板21はその面に貫通した孔が散在して形成された基板で、その大きさはこれから製造しようとする有機EL表示装置とほぼ等しくなっている。
この多孔アルミナ基板21の表面の全域に剥離剤を塗付することによって剥離層22を形成する。この剥離層22はその剥離剤が前記孔を通して塗布面と反対側の面に形成させるようにする。
そして、剥離層22が形成された多孔アルミナ基板21の一面にテフロンコートされた平坦基板23に押し当て、該剥離層22を約500℃で加熱して固める。
ここで、前記剥離剤として、たとえばシリコンの水酸化物の水溶液にアルミナからなる100nm以下の微粉末と1μm程度のシリカの粉末を体積比で約3:5の割合で混合して練り上げたものを使用する。
工程2.(図2(b))
前記平坦基板23を取り除くことにより、該平坦基板23が押し当てられていた側の剥離層22はその表面が平坦にかつ滑らかに形成される。図2(b)に示す多孔アルミナ基板21は図2(a)に示すそれを裏返して示したもので、剥離層22の滑らかな表面は図中上側となっている。
前記平坦基板23を取り除くことにより、該平坦基板23が押し当てられていた側の剥離層22はその表面が平坦にかつ滑らかに形成される。図2(b)に示す多孔アルミナ基板21は図2(a)に示すそれを裏返して示したもので、剥離層22の滑らかな表面は図中上側となっている。
そして、剥離層22の滑らかな表面の全域にたとえばITO膜40を形成し、このITO膜40を所定のパターンに選択エッチングする。このITO膜は有機EL表示装置の陽極および端子として機能するもので、それ故、そのパターンにしたがってエッチングされる。
次に、前記ITO膜40が形成された面に該ITO膜40をも被って、タンタルの酸化物をスパッタし、これによりタンタル酸化物層を形成する。このタンタル酸化物層は後の工程でエッチストッパー層24として機能するものである。
工程3.(図2(c))
前記エッチストッパー層24の上面に、下地層として窒化シリコン膜、酸化シリコン膜を順次CVDで形成し、薄膜トランジスタの半導体層であるポリシリコン層、ゲート絶縁膜、ゲート電極、インプラ、アニール、層間絶縁膜、薄膜トランジスタのソースおよびドレイン領域にそれぞれ接続される電極および配線層を順次形成する。
前記エッチストッパー層24の上面に、下地層として窒化シリコン膜、酸化シリコン膜を順次CVDで形成し、薄膜トランジスタの半導体層であるポリシリコン層、ゲート絶縁膜、ゲート電極、インプラ、アニール、層間絶縁膜、薄膜トランジスタのソースおよびドレイン領域にそれぞれ接続される電極および配線層を順次形成する。
換言すれば、所定のパターンで形成した導電体層、半導体層、および絶縁体層を所定の順序で積層させた積層体25によって電子回路を形成する。
この場合、薄膜トランジスタのソースおよびドレイン領域にそれぞれ接続される電極を形成する前の工程として前記層間絶縁膜にコンタクトホールを形成する。また、前記層間絶縁膜膜の上面に前記陽極(ITO膜40)に接続された配線層41を形成する場合に層間絶縁膜、さらにはエッチストッパー層24であるタンタル酸化膜にもコンタクトホールを形成する必要があるが、その形成をドライエッチで行なうことにより該タンタル酸化膜にもコンタクトホールを空けることができるようになる。
工程4.(図2(d))
前記工程で形成した積層体25の表面にたとえばプラスチックからなる基板26を貼り付け、この基板26を有機EL表示装置の一方の基板とする。
前記工程で形成した積層体25の表面にたとえばプラスチックからなる基板26を貼り付け、この基板26を有機EL表示装置の一方の基板とする。
工程5.(図2(e))
前記多孔アルミナ基板21を貼り付けている剥離層22を溶解し、これにより該多孔アルミナ基板21を取り外す。
前記多孔アルミナ基板21を貼り付けている剥離層22を溶解し、これにより該多孔アルミナ基板21を取り外す。
前記工程3で形成した積層体25は基板26側に転写された状態となり、該積層体25の露出された表面には、工程2で形成したものであって、有機EL表示装置の陽極および端子として形成されたITO膜40が現出する。また、このITO膜40はタンタル酸化物層からなるエッチストッパー層24に埋め込まれた状態となっている。すなわち、エッチストッパー層24が形成されている領域内に、ITO膜40がその表面を該エッチストッパー層24の表面と面一となって埋め込まれた状態となっており、全体として滑らかな平坦面が形成されている。
工程6.(図2(f))
前記積層体25の露出した平坦な面に、電子注入層、電子輸送層、発光層、ホール輸送層からなる有機物層群42を蒸着法により形成する。この有機物層群42は各画素における発光部を構成するものであり、各画素の前記陽極上に重畳されて形成される。また、この有機物層群42の発光層は色の三原色のうちの一の色を有するもので、他の隣接する画素において同色を担当する場合には互いに接続された状態で形成することができる。
前記積層体25の露出した平坦な面に、電子注入層、電子輸送層、発光層、ホール輸送層からなる有機物層群42を蒸着法により形成する。この有機物層群42は各画素における発光部を構成するものであり、各画素の前記陽極上に重畳されて形成される。また、この有機物層群42の発光層は色の三原色のうちの一の色を有するもので、他の隣接する画素において同色を担当する場合には互いに接続された状態で形成することができる。
また、ホール輸送層、電子輸送層、あるいは電子注入層は必要に応じて形成されるもので、場合によってはそれらのうちの一つあるいは二つは形成しなくてもよい。
その後、前記有機物層群42に重畳させて陰極43をたとえば蒸着により形成する。この陰極43は各画素において互いに接続されて同一の信号が印加されることから、各画素にわたって共通に形成される。
工程7.(図2(g))
前記積層体の表面のうち少なくとも陰極43が形成された部分を充分に被うようにしてフィルムを貼り付け、このフィルムを有機EL表示装置の他方の基板27として構成する。
前記積層体の表面のうち少なくとも陰極43が形成された部分を充分に被うようにしてフィルムを貼り付け、このフィルムを有機EL表示装置の他方の基板27として構成する。
この基板27は、前記発光層が酸化、湿気等によってその特性が劣化することから、外気との遮蔽を行なう機能を有し、たとえば乾燥剤等が介在されて構成されている。
工程8.(図2(h))
前記積層体25の表面であって、基板27から露出された端子の部分に、フレキシブル配線基板29を接続させる。このフレキシブル配線基板29と端子の接続は異方性導電フィルム28を介して行なう。
前記積層体25の表面であって、基板27から露出された端子の部分に、フレキシブル配線基板29を接続させる。このフレキシブル配線基板29と端子の接続は異方性導電フィルム28を介して行なう。
この実施例2に示す製造方法は、それに用いられる転写の回数が1回で済み工程数を低減でき、それが理由で、薄膜トランジスタに接続される配線層などの外的障害による損傷を少なくできる効果を奏する。さらに発光層の陽極、および端子はタンタル酸化膜と連続した平坦面をなしており、表面に段差がないものとなる。このため、薄い発光層を間にして形成される陽極と陰極との相互のショートを回避できる効果を奏する。
《製造方法3》
実施例2に示した有機EL表示装置は、発光層の陽極に透光性の材料を用い、陰極に非透光性の材料を用いたものである。しかし、これらを逆にし、陽極に非透光性の材料を用い、陰極に透光性の材料を用いるようにしてもよい。
実施例2に示した有機EL表示装置は、発光層の陽極に透光性の材料を用い、陰極に非透光性の材料を用いたものである。しかし、これらを逆にし、陽極に非透光性の材料を用い、陰極に透光性の材料を用いるようにしてもよい。
このようにした場合、薄膜トランジスタ、およびそれに接続される配線層等を陰極の下層にでき、発光層による発光面積をこれらによって減らすことなく広くとれるからである。以下、その製造方法の一実施例を図3を用いて説明する。なお、図3に示す製造工程は図2に示す製造工程とほぼ同じとなっている。
工程1.(図3(a))
まず、多孔アルミナ基板21を用意する。この多孔アルミナ基板21はその面に貫通した孔が散在して形成された基板で、その大きさはこれから製造しようとする有機EL表示装置とほぼ等しくなっている。
まず、多孔アルミナ基板21を用意する。この多孔アルミナ基板21はその面に貫通した孔が散在して形成された基板で、その大きさはこれから製造しようとする有機EL表示装置とほぼ等しくなっている。
この多孔アルミナ基板21の表面の全域に剥離剤を塗付することによって剥離層22を形成する。この剥離層22はその剥離剤が前記孔を通して塗布面と反対側の面に形成させるようにする。
そして、剥離層22が形成された多孔アルミナ基板21の一面にテフロンコートされた平坦基板23に押し当て、該剥離層3を約500℃で加熱して固める。
ここで、前記剥離剤として、たとえばシリコンの水酸化物の水溶液にアルミナからなる100nm以下の微粉末と1μm程度のシリカの粉末を体積比で約3:5の割合で混合して練り上げたものを使用する。
工程2.(図3(b))
前記平坦基板23を取り除くことにより、該平坦基板23が押し当てられていた側の剥離層22はその表面が平坦にかつ滑らかに形成される。図2(b)に示す多孔アルミナ基板21は図1(a)に示すそれを裏返して示したもので、剥離層22の滑らかな表面は図中上側となっている。
前記平坦基板23を取り除くことにより、該平坦基板23が押し当てられていた側の剥離層22はその表面が平坦にかつ滑らかに形成される。図2(b)に示す多孔アルミナ基板21は図1(a)に示すそれを裏返して示したもので、剥離層22の滑らかな表面は図中上側となっている。
そして、剥離層22の滑らかな表面の全域にたとえばMo/Al積層膜40’を形成し、このMo/Al積層膜40’を所定のパターンに選択エッチングする。このMo/Al積層膜40’は有機EL表示装置の陽極および端子として機能するもので、それ故、そのパターンにしたがってエッチングされる。
次に、前記Mo/Al積層膜40’が形成された面に該Mo/Al積層膜40’をも被って、タンタルの酸化物をスパッタし、これによりタンタル酸化物層を形成する。このタンタル酸化物層は後の工程でエッチストッパー層24として機能するものである。
工程3.(図3(c))
前記エッチストッパー層24の上面に、下地層として窒化シリコン膜、酸化シリコン膜を順次CVDで形成し、薄膜トランジスタの半導体層であるポリシリコン層、ゲート絶縁膜、ゲート電極、インプラ、アニール、層間絶縁膜、薄膜トランジスタのソースおよびドレイン領域にそれぞれ接続される電極および配線層を順次形成する。
前記エッチストッパー層24の上面に、下地層として窒化シリコン膜、酸化シリコン膜を順次CVDで形成し、薄膜トランジスタの半導体層であるポリシリコン層、ゲート絶縁膜、ゲート電極、インプラ、アニール、層間絶縁膜、薄膜トランジスタのソースおよびドレイン領域にそれぞれ接続される電極および配線層を順次形成する。
換言すれば、所定のパターンで形成した導電体層、半導体層、および絶縁体層を所定の順序で積層させた積層体25によって電子回路を形成する。
この場合、薄膜トランジスタのソースおよびドレイン領域にそれぞれ接続される電極を形成する前の工程として前記層間絶縁膜にコンタクトホールを形成する。また、前記層間絶縁膜膜の上面に前記陽極(Mo/Al積層膜40’)に接続された配線層41を形成する場合に層間絶縁膜、さらにはエッチストッパー層24であるタンタル酸化膜にもコンタクトホールを形成する必要があるが、その形成をドライエッチで行なうことにより該タンタル酸化膜にもコンタクトホールを空けることができるようになる。
工程4.(図3(d))
前記工程で形成した積層体の表面にたとえばプラスチックからなる基板26を貼り付け、この基板26を有機EL表示装置の一方の基板とする。
前記工程で形成した積層体の表面にたとえばプラスチックからなる基板26を貼り付け、この基板26を有機EL表示装置の一方の基板とする。
工程5.(図3(e))
前記多孔アルミナ基板21を貼り付けている剥離層22を溶解し、これにより該多孔アルミナ基板21を取り外す。
前記多孔アルミナ基板21を貼り付けている剥離層22を溶解し、これにより該多孔アルミナ基板21を取り外す。
前記工程3で形成した積層体25は基板26側に転写された状態となり、該積層体25の露出された表面には、工程2で形成したものであって、有機EL表示装置の陽極および端子として形成されたMo/Al積層膜40’が現出する。また、このMo/Al積層膜40’はタンタル酸化物層からなるエッチストッパー層24に埋め込まれた状態となっている。すなわち、エッチストッパー層24が形成されている領域内に、Mo/Al積層膜40’がその表面を該エッチストッパー層24の表面と面一となって埋め込まれた状態となっており、全体として滑らかな平坦面が形成されている。
工程6.(図3(f))
この表面をフッ素系のガスを用いたドライエッチングにより、前記Mo/Al積層膜40’のうちMoを除去しAlを露出させる。
この表面をフッ素系のガスを用いたドライエッチングにより、前記Mo/Al積層膜40’のうちMoを除去しAlを露出させる。
つぎに、前記積層体25の露出した平坦な面に、電子注入層、電子輸送層、発光層、ホール輸送層からなる有機物層群42を蒸着法により形成する。この有機物層群42は各画素における発光部を構成するものであり、各画素の前記陽極上に重畳されて形成される。また、この有機物層群42の発光層は色の三原色のうちの一の色を有するもので、他の隣接する画素において同色を担当する場合には互いに接続された状態で形成することができる。
また、ホール輸送層、電子輸送層、あるいは電子注入層は必要に応じて形成されるもので、場合によってはそれらのうちの一つあるいは二つは形成しなくてもよい。
その後、前記有機物層群42に重畳させて陰極43’をたとえば蒸着により形成する。この陰極43’はたとえばITO(Indium Tin Oxide)膜から構成され、各画素において互いに接続されて同一の信号が印加されることから、各画素にわたって共通に形成される。前記陽極および陰極43’への通電によって発光された前記発光層の光はこの陰極43’を通して有機EL表示装置の外部に出射されることになる。また、陽極側に指向される光は該陽極がAlで形成されているため効率よく反射されて該陰極43’を通過するようになる。
工程7.(図3(g))
前記積層体の表面のうち少なくとも陰極43’が形成された部分を充分に被うようにしてフィルムを貼り付け、このフィルムを有機EL表示装置の他方の基板27として構成する。
前記積層体の表面のうち少なくとも陰極43’が形成された部分を充分に被うようにしてフィルムを貼り付け、このフィルムを有機EL表示装置の他方の基板27として構成する。
この基板27は、前記発光層が酸化、湿気等によってその特性が劣化することから、外気との遮蔽を行なう機能を有し、たとえば乾燥剤等が介在されて構成されている。
工程8.(図3(h))
前記積層体25の表面であって、基板27から露出された端子の部分に、フレキシブル配線基板29を接続させる。このフレキシブル配線基板29と端子の接続は異方性導電フィルム28を介して行なう。
前記積層体25の表面であって、基板27から露出された端子の部分に、フレキシブル配線基板29を接続させる。このフレキシブル配線基板29と端子の接続は異方性導電フィルム28を介して行なう。
GL……ゲート信号線、DL……ドレイン信号線、1、21……多孔アルミナ基板、2、22……剥離層、3、23……平坦基板、4、24……エッチストッパー層、5、25……積層体、7、11、26、27……基板、8、43、43’……陰極、9……発光層、13、29……フレキシブル配線基板、12、28……異方性導電フィルム、40……ITO膜、41……配線層、42……有機物層群、BP……バンプ層。
Claims (20)
- 第1の仮基板の表面に導電膜を形成する工程と、
前記導電膜を発光素子の陽極としてパターン化した後、前記第1の仮基板の前記表面に前記導電膜とは導電率の異なる他の導電膜を順次形成して該パターン化された導電膜と該他の導電膜とを含む積層体からなる電子回路を形成する工程と、
前記積層体の前記第1の仮基板とは反対側の第1表面に第2の仮基板を貼り付ける工程と、
前記積層体から前記第1の仮基板を取り外す工程と、
前記積層体の前記第1の仮基板が取り外されて露出された第2表面に第1のフレキシブル基板を貼り付ける工程と、
前記積層体の前記第1表面から前記第2の仮基板を取り外した後に該第1表面に第2のフレキシブル基板を貼り付ける工程と、からなり、
前記第1の仮基板はその表面に複数の孔が形成され、少なくとも前記導電膜が形成される面は該複数の孔を含めて剥離剤で覆われている有機EL表示装置の製造方法。 - 前記第1の仮基板の前記導電膜が形成される面を覆う前記剥離剤の表面は平坦に加工されている請求項1に記載の有機EL表示装置の製造方法。
- 前記積層体の前記第2表面への前記第1のフレキシブル基板の貼り付け及び該積層体の前記第1表面からの前記第2の仮基板取り外しの後、該積層体の該第1表面に少なくとも発光層を含む有機材料膜と、該有機材料膜に重畳する前記発光素子の陰極とが夫々形成され、前記陰極の形成後、前記第2のフレキシブル基板が少なくとも前記有機材料膜を覆って前記積層体の前記第1表面側に貼り付けられる請求項1に記載の有機EL表示装置の製造方法。
- 前記有機材料膜は、ホール輸送層、電子輸送層、並びに電子注入層の少なくとも一つを、前記発光素子の陰極上にて前記発光層に積層させて形成される請求項3に記載の有機EL表示装置の製造方法。
- 前記複数の孔は前記第1の仮基板の表面に一様に分布して形成される請求項1に記載の有機EL表示装置の製造方法。
- 仮基板の平坦な表面に透明導電膜を形成する工程と、
前記透明導電膜を発光素子の陽極としてパターン化した後、前記仮基板の前記平坦な表面に前記パターン化された透明導電膜とこれとは導電率の異なる他の導電膜とを含めた積層体により電子回路を形成する工程と、
前記積層体の前記仮基板とは反対側の面に第1のフレキシブル基板を貼り付ける工程と、
前記積層体の前記透明導電膜が形成された面から前記仮基板を取り外す工程と、
前記積層体の前記透明導電膜が形成された面に第2のフレキシブル基板を貼り付ける工程と、からなり、
前記仮基板はその表面に複数の孔が形成され、少なくとも前記積層体に接する面は該複数の孔を含めて剥離剤で覆われている有機EL表示装置の製造方法。 - 複数の孔が形成され且つ該複数の孔を含めて剥離剤に覆われた仮基板を用意し、
前記仮基板を覆う剥離剤の表面に透明導電膜のパターンを形成する工程と、
前記剥離剤に比べて該剥離剤を剥離する液に溶け難い絶縁材料膜で前記透明導電膜を覆う工程と、
前記絶縁材料膜上に前記透明導電膜とは導電率の異なる他の導電膜を配置して該透明導電膜を発光素子の陽極とした電子回路の積層体を形成する工程と、
前記積層体の前記他の導電膜が配置される側の面に第1のフレキシブル基板を貼り付ける工程と、
前記剥離剤を前記液により剥離して前記仮基板を前記積層体の前記透明導電膜が形成された面から取り外す工程と、
前記積層体の前記透明電極膜が形成された面に第2のフレキシブル基板を貼り付ける工程と、からなる有機EL表示装置の製造方法。 - 前記仮基板を覆い且つ前記透明導電膜の前記パターンが形成される前記剥離剤の表面は平坦に加工されている請求項6、7のいずれかに記載の有機EL表示装置の製造方法。
- 前記積層体に前記第1のフレキシブル基板の貼り付ける工程と、該積層体に前記第2のフレキシブル基板を貼り付ける工程との間に、該積層体の前記透明導電膜上に少なくとも発光層を含む有機材料膜と、該有機材料膜に重畳する前記発光素子の陰極とを形成する工程を有する請求項6、7のいずれかに記載の有機EL表示装置の製造方法。
- 前記有機材料膜は、ホール輸送層、電子輸送層、並びに電子注入層の少なくとも一つを、前記発光素子の陰極上にて前記発光層に積層させて形成される請求項9に記載の有機EL表示装置の製造方法。
- 前記複数の孔は前記仮基板の表面に一様に分布して形成される請求項6、7のいずれかに記載の有機EL表示装置の製造方法。
- 第1主面とこれに対向する第2主面とを有する絶縁層と、該絶縁層の該第1主面に形成された複数の第1導電膜と、該複数の第1導電膜の少なくとも一つに発光層を含む有機材料層及び電極層を順次積層して形成された発光素子と、該絶縁層の該第2主面に形成され且つ該絶縁層を通して該複数の第1導電膜に夫々電気的に接続される複数の第2導電膜とを含む積層構造、
前記積層構造の前記絶縁層の前記第1主面側に接する第1フレキシブル基板、及び、
前記積層構造の前記絶縁層の前記第2主面側に接する第2フレキシブル基板を備え、
前記複数の第1導電膜の各々は、その一部分が前記絶縁層の前記第1主面から露出し且つ該一部分以外の部分が該絶縁層に埋め込まれている有機EL表示装置。 - 前記第1フレキシブル基板は前記複数の第1導電膜の前記少なくとも一つに前記有機材料層と前記電極層とを積層して形成された前記発光素子を覆う請求項12に記載の有機EL表示装置。
- 前記複数の第1導電膜の前記少なくとも一つとは別の少なくとも一つは前記第1フレキシブル基板から露出している請求項12に記載の有機EL表示装置。
- 前記複数の第1導電膜の前記別の少なくとも一つの前記第1フレキシブル基板から露出した面は、これに隣接して該第1フレキシブル基板から露出した前記絶縁層の前記第1主面と面一である請求項14に記載の有機EL表示装置。
- 前記絶縁層の前記第2主面には該絶縁層を通して前記複数の第1導電膜の前記少なくとも一つに接続される前記複数の第2導電膜の少なくとも一つを含む電子回路が形成され、該電子回路は前記第2フレキシブル基板により覆われている請求項12に記載の有機EL表示装置。
- 前記絶縁層の前記第1主面に前記複数の第1導電膜の前記少なくとも一つを含む一群を二次元的に配置し、且つ該複数の第1導電膜の一群の各々に前記発光層を含む前記有機材料層及び前記電極層を順次積層して複数の前記発光素子からなる表示画面が形成され、
前記絶縁層の前記第1主面から露出される前記一群の第1導電膜の面は、該第1主面と面一である請求項12に記載の有機EL表示装置。 - 少なくとも一つの第1電極層と、該第1電極層及びその第1面に順次積層された有機材料層並びに第2電極層を含む発光素子と、該第1電極層及びその該第1面に対向する第2面側に積層された導電層を含む電子回路とを有する積層体、及び
前記積層体をその前記発光素子側及び前記電子回路側から挟む一対のフレキシブル基板を備え、
前記有機材料層は発光層を含み、
前記積層体の前記少なくとも一つの第1電極層の前記第1面を含む境界面は該少なくとも一つの第1電極層の前記第2面に接する絶縁層の前記発光素子側の面も含む有機EL表示装置。 - 前記絶縁層の前記発光素子側に形成され且つ該絶縁層を通して前記電子回路を構成する前記導電層の少なくとも一つと電気的に接続される第3電極層を備え、
前記第3電極層の前記発光素子側の面は前記積層体の前記境界面に含まれ且つ前記発光素子を覆う前記一対のフレキシブル基板の一つから露出されている請求項18に記載の有機EL表示装置。 - 前記第1電極層の複数個を前記絶縁層で互いに離して二次元的に配置し、該第1電極層の各々の前記第1面に前記有機材料層並びに前記第2電極層をこの順に積層して前記発光素子を複数個有する表示画面が形成され、
前記複数の第1電極層の各々は、前記絶縁層を通して前記電子回路に含まれる前記導電膜の対応する一つに電気的に接続され、
前記第1電極層の各々の前記第1面は前記積層体の前記境界面に含まれる請求項18に記載の有機EL表示装置。
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