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JP2005031790A - 静電容量式入力センサの実装方法および電子機器 - Google Patents

静電容量式入力センサの実装方法および電子機器 Download PDF

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JP2005031790A JP2003193605A JP2003193605A JP2005031790A JP 2005031790 A JP2005031790 A JP 2005031790A JP 2003193605 A JP2003193605 A JP 2003193605A JP 2003193605 A JP2003193605 A JP 2003193605A JP 2005031790 A JP2005031790 A JP 2005031790A
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Tadamitsu Sato
忠満 佐藤
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】作業効率がよく、センサ性能の経時変化が少なく安定した静電容量式入力センサを実装する方法と、センサ性能の経時変化が少なく安定した静電容量式入力センサを実装し、シンプルでデザイン性に優れた電子機器を提供する。
【解決手段】静電容量式入力センサ2のセンサ部4に配設された電極3を、当該静電容量式入力センサ2が実装される電子機器1の入力部となる領域における筐体5の裏面に、導電性の金属材料を用いて成膜形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力装置として静電容量式入力センサを用いた電子機器における前記静電容量式入力センサの実装方法とその電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機、情報携帯端末(Personal Digital Assistants)、ゲーム機用コントローラ、ノート型パソコンなどの電子機器における操作パネル上の座標や位置を入力する装置として、平面型の入力装置が用いられており、前記入力装置を操作することにより、例えばモニタ画面上に表示されたカーソルを移動させたり、ボリュームの調整を行うことなどが可能とされている。
【0003】
このような平面型の入力装置の1つに、センサ部に配設された電極に対し操作者の手指等の人体の一部が近接あるいは接触したことを検出可能とされた静電容量式入力センサがある。
【0004】
前記静電容量式入力センサは電子機器の筐体内に備えられており、前記センサ部は、所定面積とされた導電性の金属板状の少なくとも1つの電極と、この電極と回路部とを結ぶ回路パターンから構成されている。
【0005】
そして、前記電極は、その金属板状の上面の各部分が、前記筐体の入力部となる領域の外表面からの距離が等間隔となるようにして、前記筐体の入力部となる領域の外表面から間隔を隔てて内側に配設されている。
【0006】
ここで、筐体とは、電子機器の外装ケース本体のみならず、外装ケース本体に配設されて前記外装ケース本体と共に電子機器の外表面を構成することとなる、例えば、表示部として機能するカバーレンズ等の部材をも含む概念である。
【0007】
このように構成された静電容量式入力センサにおいては、前記筐体の入力部に操作者の人体の一部が接触あるいは近接することにより、前記人体の一部と前記電極との間に静電容量が形成される。つまり、前記人体の一部が前記電極との間で静電容量を形成する電極として機能し、前記静電容量は、電極と人体の一部との間の対向面積や対向距離によって変化させられるため、前記電極と人体の一部とが可変容量部を形成することとなる。
【0008】
前記電子機器の筐体内には、静電容量の変化を検出する検出手段が設けられおり、この検出手段により検出された前記可変容量部の静電容量の変化は、同じく筐体内に配設された制御部で判断される。
【0009】
前記制御部においては、
C=ε(S/d) [F]
の一般式に基づいて求められた静電容量の変化を解析し、人体の一部が接触あるいは近接した前記入力部における位置(座標)や、前記人体の一部の前記入力部における移動軌跡を検知する。ここで、前出の一般式における、εは筐体の誘電率(一定)、Sは電極センサ部と人体間の対向面積、dは電極間の対向距離である。
【0010】
ところで、従来、前述のように構成されて機能する入力装置としての静電容量式入力センサ2を電子機器1に実装する場合、図3に示すように、回路パターン(図示せず)の一部に電極3が形成されたセンサ部4を、当該電子機器1の筐体5の入力部6となる領域の裏側に接着剤7を用いて貼着する方法やねじ(図示せず)を用いて螺着する方法、または、図4に示すように、前記静電容量式入力センサ2のセンサ部4を、例えば、電子機器1の筐体5に配設されて入力部6/表示部8とされるカバーレンズ9の部材に接着剤7等を用いて固定して1つのモジュール10を形成しておき、このモジュール10を前記筐体5の外装ケース本体5Aの所定位置に配設することで、最終的に静電容量式入力センサ2を電子機器1に実装する方法等が一般的であった。
【0011】
なお、図3おいては、センサ部4に形成された電極3に接続された回路パターン上に回路部11としてのIC(Integrated Cercuit)12を搭載した静電容量式入力センサ2を、電子機器1の筐体5の入力部6となる領域の外表面の裏側に固定する場合を図示し、図4においては、電極3と前記電極3に接続される回路パターンとが形成されたセンサ部4と、回路部11としてのIC12とを分離させ、前記センサ部4と回路部11とをFPC(Flexible printed Circuit)13を介して接続させる静電容量式入力センサ2の前記センサ部4のみを、電子機器1の筐体5に配設されるカバーレンズ9の裏面に固定し、前記回路部11としてのIC12を前記筐体5内の別の位置に固定する場合を図示している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のように前記筐体5の入力部6となる領域の外表面の裏側にセンサ部4を接着剤7やねじを用いて実装する場合には、前記筐体5とセンサ部4との密着状態(密着性)が静電容量式入力センサ2の性能に大きく影響してしまい、さらに接着剤7を用いて実装する場合には、前記接着剤7が経時変化により密着性が劣って剥離し易くなるという問題があった。
【0013】
また、前述のように前記センサ部4をカバーレンズ9に貼着して実装する場合には、前記センサ部4の前記筐体5に対向する面の全域を光学接着剤7Aを介して前記カバーレンズ9に固定したり(図3参照)、あるいは、前記センサ部4の外周部を接着剤7を以て前記カバーレンズ9に固定することがなされる(図4参照)。
【0014】
しかし、これらの方法によると、該電子機器1の表示部は、カバーレンズ9とセンサ部4との間に光学接着剤7Aや間隙が介在することとなるため、透過率が低下したり、反射光の干渉によってニュートンリングが確認されるものとなる等、その表示品位に問題があった。また、特に、前記センサ部4の前記筐体5に対向する面の全域を光学接着剤7Aを介して前記カバーレンズ9に固定する場合には、その組み立て作業時に、光学接着剤7Aとの界面に空気層(気泡)が介在しないように組み立てる必要性があり、作業効率が悪いことも懸案事項とされていた。
【0015】
そこで、本発明は、作業効率がよく、センサ性能の経時変化が少なく安定した静電容量式入力センサを実装する方法と、センサ性能の経時変化が少なく安定した静電容量式入力センサを実装し、シンプルでデザイン性に優れた電子機器を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため、本発明の静電容量式入力センサの実装方法は、センサ部に配設された電極に対し操作者の人体の一部が近接あるいは接触したことを検出可能とされた静電容量式入力センサの実装方法であって、前記電極を、当該静電容量式入力センサが実装される電子機器の入力部となる領域における筐体の裏面に、導電性の金属材料を用いて成膜形成することを特徴とする。
【0017】
この静電容量式入力センサの実装方法によれば、筐体の裏面に直接、センサ部を成膜形成することとしたので、接着剤を用いずに前記センサ部の電極を電子機器に実装することができる。そのため、接着剤の密着性の経時変化を考慮する必要が無く、電子機器の筐体と前記センサ部との密着状態(密着性)を良好とすることができる。また、前記センサ部を筐体の裏面に直接、成膜形成することで、前記センサ部の電極の上面の各部分を前記筐体の入力部となる領域の外表面からの距離が等間隔となるように位置させることができ、よって、静電容量式入力センサのセンサ性能を安定的に高めることが可能となり、その方法も簡便である。
【0018】
また、本実装方法によれば、特に、前記センサ部を、該電子機器の入力部/表示部として外装ケース本体と共に電子機器の外表面を構成することとなるカバーレンズに成膜形成する場合に、電子機器の表示部が多層に形成されることを原因とする透過率の低下や反射光の干渉によるニュートンリングの発生を防止することができ、良好な表示品位を得ることができる。
【0019】
またさらに、本発明の実装方法は前記センサ部を筐体に固着する際に接着剤を用いないので、接着界面に気泡が介在するといったこともなく、作業効率も向上する。
【0020】
また、本発明の電子機器は、センサ部に配設された電極に対し操作者の人体の一部が近接あるいは接触したことを検出して入力する入力装置としての静電容量式入力センサを有する電子機器において、前記電極が、当該電子機器の入力部となる領域の筐体の裏面に導電性の金属材料により成膜形成されていることを特徴とする。
【0021】
この電子機器によれば、実装された静電容量式入力センサは、そのセンサ部が筐体に対し、接着剤を用いずに直接、成膜され、形成されているため、電子機器の筐体と前記センサ部との密着状態(密着性)が良好となり、センサ性能の経時変化も格段と少なくなり、さらに、前記センサ部の電極が前記筐体の入力部となる領域の外表面から等距離に位置させて形成されることにより、センサ性能も安定したものとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1および図2を用いて説明する。
【0023】
なお、図1(a)は、センサ部4に形成された電極3に接続された回路パターン上に回路部11としてのIC12を搭載した静電容量式入力センサ2を、筐体5の入力部6となる領域の裏面に成膜形成した状態の電子機器1の断面を示す説明図であり、(b)は、(a)における電子機器1の前記センサ部4が成膜形成された筐体5の入力部6となる領域の裏面側を示す説明図である。また、図2(a)は、電極3と前記電極3に接続される回路パターンとが形成されたセンサ部4と、回路部11としてのIC12とを分離させ、前記センサ部4と回路部11とをFPCを介して接続させる静電容量式入力センサ2の前記センサ部4のみを、筐体5の入力部6となる領域の裏面に成膜形成した状態の電子機器1の断面を示す説明図であり、(b)は、(a)における電子機器1の前記センサ部4が成膜形成された筐体5の入力部6となる領域の裏面側を示す説明図である。
【0024】
本実施形態においては、携帯電話機などの電子機器1の筐体5の入力部6となる領域の裏面に、操作者の手指等の人体の一部が接触あるいは近接したことを検出可能とされた電極3(図1(b)においては、略矩形状とされた所定面積を有する9つの電極3を縦横3×3で配置した例を示す)を、センサ部4の回路パターン(図示せず)とともに公知の成膜法により形成する。
【0025】
前記成膜法としては、導電性の金属材料を用いて、直接、前記センサ部4の電極3および回路パターンを印刷する方法、導電性の金属材料を用いて予め形成した前記センサ部4の電極3および回路パターンを転写する方法、金属材料をエッチングすることにより前記センサ部4の電極3および回路パターンに成膜する方法、金属材料をスパッタにより前記センサ部4の電極3および回路パターンに成膜する方法などの公知の技術を採用することができる。なお、例示した成膜法については公知の技術であるので、その説明は省略する。
【0026】
また、前記金属材料としては、Cu、Ag、ITO(酸化インジウムスズ)等を例示することができる。更に、前記筐体5は、金属以外で誘電率εが高い材料で形成されたものが好ましく、例えばプラスチック等の合成樹脂により形成されているものとする。
【0027】
なお、本実施形態の静電容量式入力センサ2の実装方法において、前記筐体5が、電子機器1の外装ケース本体5Aのみならず、外装ケース本体5Aに配設されて前記外装ケース本体5Aと共に電子機器1の外表面を構成することとなる、例えば、入力部6/表示部8として機能するカバーレンズ9等の部材をも含む概念であることは前述の通りである。
【0028】
このように、本実施形態においては、電子機器1の筐体5の入力部6となる領域の裏面に、所定面積の電極3と、各電極3と回路部11のIC12とを接続する配線となる回路パターンを導電性の金属材料により所望の形状に成膜してセンサ部4を形成すれば、接着剤7を用いずに前記センサ部4を電子機器1に実装することができ、そのため、接着剤7の密着性の経時変化を考慮する必要が無く、電子機器1の筐体5と前記センサ部4との密着状態(密着性)を良好とすることができる。
【0029】
また、前記センサ部4を筐体5の裏面に直接、成膜形成することで、前記筐体5の入力部6となる領域における外表面から前記センサ部4の電極3の上面の各部分までの距離を、一律に、前記電子機器1の入力部6となる領域における筐体5の厚さ寸法とすることができる。よって、前記入力部6に近接あるいは接触する人体の一部と前記電極3との間の対向距離を前記センサ部4の電極3の上面の各部分において等しくできるので、静電容量式入力センサ2のセンサ性能を安定的に高めることが可能となる。
【0030】
また、前記センサ部4を、該電子機器1の入力部6/表示部8として外装ケース本体5Aと共に電子機器1の筐体5の外表面を構成することとなるカバーレンズ9に成膜形成する場合は、電子機器1の表示部8が多層に形成されることを原因とする透過率の低下や反射光の干渉によるニュートンリングの発生を防止することができ、良好な表示品位を得ることができる。
【0031】
またさらに、本発明の実装方法は前記センサ部4を筐体5に固着する際に接着剤7を用いないので、接着界面に気泡が介在するといったこともなく、作業効率も向上する。
【0032】
そして、前記センサ部4を構成する電極3を電子機器1の入力部6となる領域における筐体5の裏面に直接成膜形成することにより、前記静電容量式入力センサ2を実装した電子機器1は、接着剤7等を用いていないので、センサ性能の経時変化も格段と少なくなり、また、筐体5に対して直接、成膜形成されているため、電子機器1の筐体5と前記センサ部4との密着状態(密着性)が良好となる。さらに、前記筐体5の入力部6となる領域における外表面から前記センサ部4の電極3の上面の各部分までの距離が、一律に、前記電子機器1の入力部6となる領域における筐体5の厚さ寸法に設定されるため、前記入力部6に近接あるいは接触する人体の一部と前記電極3との間の対向距離を前記センサ部4の電極3の上面の各部分において等しくなり、センサ性能も安定したものとなる。
【0033】
なお、前記静電容量式入力センサ2としては、例えば、入力部6のX方向座標を検出するライン状の複数の電極3(以下、X方向電極という。)とY方向座標を検出するライン状の複数の電極3(以下、Y方向電極という。)を、絶縁性を有しかつ所定の誘電率を有するPET(ポリエチレンテレフタレート)等からなるシートを介在させたり、あるいは、間隙を隔てて互いに交差させ、マトリクス状に対向するように配置し、当該静電容量式入力センサ2の表面に人体の一部が近接あるいは接触したときに変化する、その位置における前記X方向電極とY方向電極との間の静電容量を検出して、その結果をX−Y座標上に入力するように構成されたものを用いることも可能である。
【0034】
その場合には、例えば、対向する2つの電極3のうちの、入力部6となる表面側に位置させる一方の電極3(例えば、前記X方向電極)を電子機器1の入力部6となる領域における筐体5の裏面に成膜形成することとなる。
【0035】
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
【0036】
例えば、前記センサ部の表面を薄膜のシールド部材でカバーし、前記センサ部の表面を保護する構成としてもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の静電容量式入力センサの実装方法によれば、作業効率を向上させることができ、センサ性能の経時変化が少なく安定した静電容量式入力センサを実装する電子機器を提供することができ、換言すれば、本発明の電子機器は、センサ性能の経時変化が少なく安定した静電容量式入力センサを極めてシンプルに実装し、デザイン性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本実施形態の電子機器の筐体の入力部となる領域の断面を示す要部説明図。
(b)(a)の電子機器の筐体の入力部となる領域の裏面側を示す要部説明図。
【図2】(a)本実施形態の別の電子機器の筐体の入力部となる領域の断面を示す要部説明図。
(b)(a)の電子機器の筐体の入力部となる領域の裏面側を示す説明図。
【図3】光学接着剤を用いてセンサ部の筐体に対向する面の全域を筐体に固着させて実装した、従来の電子機器の筐体の入力部となる領域の断面を示す要部説明図。
【図4】接着剤を用いて静電容量式入力センサ(センサ部のみ)の外周を固着させたカバーレンズのモジュールを配設した、従来の別の電子機器の筐体の入力部となる領域の断面を示す説明図。
【符号の説明】
1 電子機器
2 静電容量式センサ
3 電極
4 センサ部
5 筐体
5A 外装ケース本体
6 入力部
7 接着剤
7A 光学接着剤
8 表示部
9 カバーレンズ
10 モジュール
11 回路部
12 IC
13 FPC

Claims (2)

  1. センサ部に配設された電極に対し操作者の人体の一部が近接あるいは接触したことを検出可能とされた静電容量式入力センサの実装方法であって、前記電極を、当該静電容量式入力センサが実装される電子機器の入力部となる領域における筐体の裏面に、導電性の金属材料を用いて成膜形成することを特徴とする静電容量式入力センサの実装方法。
  2. センサ部に配設された電極に対し操作者の人体の一部が近接あるいは接触したことを検出して入力する入力装置としての静電容量式入力センサを有する電子機器において、前記電極が、当該電子機器の入力部となる領域の筐体の裏面に導電性の金属材料により成膜形成されていることを特徴とする電子機器。
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