JP2005029470A - 新規ノルスタチン誘導体 - Google Patents
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Abstract
【課題】医薬品、例えばHIVプロテアーゼ阻害剤、抗癌剤のベスタチンやタキソール、レニン阻害剤等の製造中間体として有用な新規ノルスタチン誘導体を提供すること。
【解決手段】下記一般式(I)で表されるノルスタチン誘導体またはその塩。
【化1】
(上記式中、R1、R2はそれぞれ炭素数3以下のアルコキシ基を表し、またR1、R2が互いに環を形成していてもよく、
R3、R4はそれぞれ水素原子、置換基を有しても良いベンジル基、炭素数4以下の低級アシル基、炭素数14以下の置換基を有しても良いアルコキシカルボニル基もしくはアラルキルオキシカルボニル基、または置換基を有しても良いベンゾイル基もしくはベンゼンスルホニル基を表し、またR3とR4は互いに環を形成していてもよく、
R5は水素原子、または炭素数4以下の低級アシル基を表し、
R6は水素原子、炭素数4以下の低級アルキル基、または炭素数14以下のアラルキル基を表す。)
【解決手段】下記一般式(I)で表されるノルスタチン誘導体またはその塩。
【化1】
(上記式中、R1、R2はそれぞれ炭素数3以下のアルコキシ基を表し、またR1、R2が互いに環を形成していてもよく、
R3、R4はそれぞれ水素原子、置換基を有しても良いベンジル基、炭素数4以下の低級アシル基、炭素数14以下の置換基を有しても良いアルコキシカルボニル基もしくはアラルキルオキシカルボニル基、または置換基を有しても良いベンゾイル基もしくはベンゼンスルホニル基を表し、またR3とR4は互いに環を形成していてもよく、
R5は水素原子、または炭素数4以下の低級アシル基を表し、
R6は水素原子、炭素数4以下の低級アルキル基、または炭素数14以下のアラルキル基を表す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医薬品、特にはHIVプロテアーゼ阻害剤の製造中間体として有用なアミノ酸誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】
α−ヒドロキシ−β−アミノ酸(ノルスタチン)誘導体は、ベスタチン(西沢ら, J. Med. Chem., 20, 510−515, 1977)、タキソール(特開昭63−30479号公報)、レニン阻害剤(特開平2−101098号公報)、HIVプロテアーゼ阻害剤等の多くの医薬品の原料として用いられている。出願人も(2S,3S)配置の3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸を含む化合物が有効な抗HIV物質となることを報告している(三本ら, Chem. Pharm. Bull. 39(11) 3088−3090 (1991))。
一方、このフェニル基に種々の置換基を有する化合物についてもいくつかの報告例がある(例えば、特開昭56−90050号公報、特開昭58−41848号公報、特開平2−4767号公報)。
しかしながら、フェニル基上に低級アルコキシ基を2つ以上有する化合物については知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、各種ノルスタチン誘導体を原料として、高い抗ウイルス活性を持つHIVプロテアーゼ阻害剤の探索を行ってきた。その検討の過程で、HIVプロテアーゼ阻害剤の製造中間体として有用な新規ノルスタチン誘導体を見出したものである。
【0004】
すなわち、本発明者らは、ベンゼン環上に置換基を有する3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−フェニルブタン酸(AHPBA)を基本構造に含むジペプチド誘導体が抗ウイルス活性の面でも薬物動態の面でも優れたHIVプロテアーゼ阻害剤となることを見い出し、提案した(PCT / JP00 / 09361)。
本発明は上記研究の過程でなされたもので、本発明の目的は、HIVプロテアーゼ阻害剤のみならず、抗癌剤のベスタチンやタキソール、レニン阻害剤といった各種医薬品の製造中間体としても有用な新規ノルスタチン誘導体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記の一般式(I)で表される新規なノルスタチン誘導体にかかるものである。
【化3】
(上記式中、R1、R2はそれぞれ炭素数3以下のアルコキシ基を表し、またR1、R2が互いに環を形成していてもよく、
R3、R4はそれぞれ水素原子、置換基を有しても良いベンジル基、炭素数4以下の低級アシル基、炭素数14以下の置換基を有しても良いアルコキシカルボニル基もしくはアラルキルオキシカルボニル基、または置換基を有しても良いベンゾイル基もしくはベンゼンスルホニル基を表し、またR3とR4は互いに環を形成していてもよく、
R5は水素原子、または炭素数4以下の低級アシル基を表し、
R6は水素原子、炭素数4以下の低級アルキル基、または炭素数14以下のアラルキル基を表す。)
【0006】
本発明においては、好ましくは、下記一般式(II)で表されるノルスタチン誘導体またはその塩である。
【化4】
(上記式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6は請求項1と同じ基を表す。)
【0007】
さらに好ましくは、本発明は、一般式(I)または(II)において、R3、R4がそれぞれ水素原子、置換基を有しても良いベンジル基、または炭素数14以下の置換基を有しても良いアルコキシカルボニル基もしくはアラルキルオキシカルボニル基、R5が水素原子または炭素数4以下の低級アシル基、R6は水素原子、炭素数4以下の低級アルキル基、または炭素数14以下のアラルキル基であるノルスタチン誘導体またはその塩であり、特に好ましくは、上記一般式(I)または(II)において、R3が水素原子、または炭素数14以下の置換基を有しても良いアルコキシカルボニル基もしくはアラルキルオキシカルボニル基、R4、R5、R6がそれぞれ水素原子であるノルスタチン誘導体またはその塩である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の新規ノルスタチン誘導体について詳細に説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
本発明の一般式(I)の中のR1、R2における炭素数3以下のアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基を挙げることができる。これらのうち、どの基が好ましいかはどんな医薬品の原料として用いるかによるが、出願人らの検討したHIVプロテアーゼ阻害剤の原料として用いる場合、メトキシ基、エトキシ基が好ましく、さらにはメトキシ基が特に好ましい。また、R1、R2が互いに環を形成している場合としてメチレンジオキシ基、エチレンジオキシ基、プロピレンジオキシ基、イソプロピリデンジオキシ基などを挙げることができる。同様にHIVプロテアーゼ阻害剤の原料として用いる場合は、メチレンジオキシ基、エチレンジオキシ基が好ましく、さらにはメチレンジオキシ基が特に好ましい。
【0009】
本発明の一般式(I)の中のR3、R4としては、水素原子、ベンジル基、メチルベンジル基、ジメチルベンジル基といった置換または無置換のベンジル基、アセチル基、プロピオニル基、ブタノイル基、ピバロイル基といった低級アシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基といった低級アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、メトキシベンジルオキシカルボニル基、フルオレニルオキシカルボニル基といったアラルキシオキシカルボニル基、ベンゾイル基、メチルベンゾイル基といった置換または無置換のベンゾイル基、ベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基といった置換または無置換のベンゼンスルホニル基などを挙げることができる。特に、水素原子、ベンジル基、アセチル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、 tert−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基などが好ましく、さらには水素原子、エトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基が原料として用い易く、特に好ましい。
【0010】
本発明の一般式(I)の中のR5としては、水素原子、アセチル基、プロピオニル基、ブタノイル基などの低級アシル基が挙げられる。この中では水素原子またはアセチル基が好ましく、さらには、水素原子が特に好ましい。
【0011】
本発明の一般式(I)の中のR6としては、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基といった低級アルキル基、ベンジル基、メチルベンジル基、メトキシベンジル基、ニトロベンジル基といったアラルキル基などが挙げられる。この中で、水素原子、メチル基、エチル基、tert−ブチル基、ベンジル基が好ましい。
【0012】
本発明の一般式(I)の中のR3、R4、R5、R6が水素原子以外の基を示す場合、これらは合成反応で用いられる慣用の保護基であればどんな保護基であってもかまわないが、合成に用いる反応条件、原料試薬の入手のしやすさや価格などにより適宜選択されるものである。
【0013】
本発明の特に好ましい具体的化合物として、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3− tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸
3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸メチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸メチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸メチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸メチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸メチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸メチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸メチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸メチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸メチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸メチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸メチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸メチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸メチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸メチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸メチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸メチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸メチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸メチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸メチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸メチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸メチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸メチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸メチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸メチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸エチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸エチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸エチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸エチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸エチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸エチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸エチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸エチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸エチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸エチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸エチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸エチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸エチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸エチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸エチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸エチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3− tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸エチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸エチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸エチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸エチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸エチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸エチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸エチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸エチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3− tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3− tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−アミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−アセトキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−アセトキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸などを例示することができるが、本発明の化合物はこれらに限定されるものではない。
【0014】
また本発明のノルスタチン誘導体の許容される塩は、合成反応上支障のないものであれば何であってもかまわないが、具体的にはアミンの酸性塩として、塩酸塩、硫酸塩などの無機塩、酢酸塩、メタンスルホン酸塩などの有機酸塩を挙げることができる。また、カルボン酸の塩基性塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などの無機塩基の塩、ジシクロヘキシルアミン塩、トリエチルアミン塩などの有機アミンの塩を挙げることができる。
【0015】
一般式(I)で示されるノルスタチン(α−ヒドロキシ−β−アミノ酸)誘導体には2位および3位に不斉点が存在することから、計4つの立体異性体が存在する。どの立体異性体が望まれるかは、ノルスタチン誘導体をどんな医薬品の原料として用いるかによって異なる。実際、ベスタチンの場合は(2S, 3R)体、タキソールの場合は(2R, 3S)体、レニン阻害剤の場合も(2R, 3S)体、HIVプロテアーゼ阻害剤の場合は(2S, 3S)体が好ましい立体配置とされている。
【0016】
ノルスタチン誘導体の合成法としては、種々の方法が報告されているが、出発原料として(置換)フェニルアラニン誘導体を用いる方法では、原料の立体を選択することにより、ノルスタチン誘導体の3位を望む立体とすることが可能である。また、2位に関しては、2−RS混合物として合成した後に、適当な誘導体や塩の状態で再結晶やカラムクロマトグラフィーにより望む立体配置を有するノルスタチン誘導体を単離して用いることができる。また、3位の立体との相対配置を制御可能な合成法もいくつか報告されており、このような合成法を用いて望む立体配置のノルスタチン誘導体を選択的に合成してもよい。
【0017】
ただしノルスタチン誘導体の合成法として報告されているすべての合成法が適用可能というわけではないので注意が必要である。本発明のジアルコキシ置換体およびその合成中間体は強酸に対しあまり安定でないため、よく用いられる合成法(たとえば西沢ら, J. Med. Chem., 20, 510−515, (1977))は適用困難である。このような場合、強酸による過酷な反応条件を含まない合成法(たとえばペラシニらの方法(特開平2−28144))を適用することにより合成することができる。
【0018】
また2−RS混合物としてノルスタチンの骨格部分を合成した場合、ノルスタチン誘導体のアミノ基及び /またはカルボキシル基に適当な保護基を有する誘導体に導いた形で、ジシクロヘキシルアミンなどを用いて塩としたり、酢酸エチル、ヘキサン、エーテルなどの有機溶媒で再結晶したりすることにより、HIVプロテアーゼ阻害剤としてより好ましい立体配置である(2S,3S)体を光学活性体として得ることができる。
【0019】
本発明のノルスタチン誘導体はHIVプロテアーゼ阻害剤のみならず、抗癌剤のベスタチンやタキソール、レニン阻害剤といった各種医薬品の製造中間体として有用である。
以下に、本発明をさらに詳述するために実施例をあげるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0020】
【実施例】
【実施例1】
( 2RS, 3S ) − 3 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)酪酸エチルエステル
(工程1)
(2S)−2 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 3 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)プロピオン酸
2−アミノ−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)プロピオン酸15.0 g ( 72.0 mmol )を3N−水酸化ナトリウム水溶液24 mlに溶解させた。この溶液に氷冷下で3N水酸化ナトリウム水溶液26.4 mlとベンジルオキシカルボニルクロライド13.4 g ( 79.2 mmol )を反応液が常にアルカリ性を保つように同時に滴下した。室温で終夜撹拌した後、エーテル20 mlを加え撹拌した。分液した後、水層を6N塩酸でpH3に調整した。ジクロロメタンで抽出した後、有機層を5%食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム5.0 gで乾燥した。濾過、濃縮後、ヘキサン−酢酸エチル系で再結晶し上記表題化合物を19.7 g ( 57.3 mmol )得た。
HPLC : 保持時間22.5分、純度93.6%
上記のHPLC分析条件は以下の通りである。
【0021】
(工程2)
(2S) −N− メトキシ −N− メチル − 2 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 3 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)プロピオンアミド
工程1で得た(2S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)プロピオン酸17.2 g ( 50 mmol )のジクロロメタン溶液( 100 ml )にN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩5.12 g ( 52.5 mmol )、トリエチルアミン7.3 ml ( 52.5 mmol )、N,N−ジメチルアミノピリジン0.12 g ( 1.0 mmol )及び、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩10.5 g ( 55.0 mmol )を氷冷下で加えた。室温で終夜撹拌した後、反応液を水、1N塩酸、5%炭酸ナトリウム水溶液及び、5%食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して上記表題化合物を19.0 g得た。
HPLC : 保持時間23.9分、純度84.2%
(HPLC分析条件は工程1記載と同じである。)
【0022】
(工程3)
( 2RS, 3S ) − 3 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)ブチロニトリル
水素化リチウムアルミニウム2.00 g ( 52.5 mmol )をテトラヒドロフラン110 mlに懸濁し、工程2で得た(2S)−N−メトキシ−N−メチル−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)プロピオンアミド19.0 g ( 45.0 mmol )のテトラヒドロフラン溶液220 mlを氷冷下で滴下した。氷冷下で1時間撹拌後、酢酸エチル250 ml、1N塩酸250 mlを加えて抽出し、有機層を5%食塩水で洗浄した。この有機層にシアン化ナトリウム4.90 g ( 100 mmol )の水溶液(150 ml)を加え室温で終夜撹拌した。分層し、有機層を水及び、5%食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して上記表題化合物を20.2 g得た。
【0023】
(工程4)
( 2RS, 3S ) − 3 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)酪酸エチルエステル
脱水クロロホルム120 ml、脱水エタノール59 mlの混液に塩化アセチル57.6 ml ( 800 mmol )を氷冷下で滴下した。氷冷下で30分撹拌した後、工程3で得た(2RS, 3S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ブチロニトリル19.0 gの脱水クロロホルム溶液(180ml)を氷冷下で滴下し終夜冷蔵庫内(4℃)に静置した。次に、氷冷下で氷(約100 ml)を加えて氷が解けるまで撹拌した。分層し、有機層を5%炭酸水素ナトリウム、5%食塩水で洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して上記表題化合物を18.3 g得た。HPLCより、ジアステレオマー比率は(2S,3S):(2R,3S)=41:59であった。
HPLC : (2S,3S)保持時間23.6分、(2R,3S)保持時間23.9分
(HPLC分析条件は工程1記載と同じである。)
【0024】
【実施例2】
( 2RS, 3S ) − 3 −tert− ブトキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)酪酸エチルエステル
実施例1で得た(2RS, 3S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸エチルエステル18.3 gのメタノール溶液(150 ml)に5%Pd−C 1.00 g加え、接触還元を行った。反応終了後、濾過、濃縮して得られた残渣にジクロロメタン100 mlを加えて再溶解した。この溶液にジ−tert−ブチルジカーボネート9.45 g ( 43.3 mmol )のジクロロメタン溶液(20 ml)を加えて、室温で終夜撹拌した。反応終了後、反応液を10 %クエン酸水溶液、5%炭酸水素ナトリウム及び、5%食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して得られた残渣をシリカカラムクロマトグラフィー精製し、上記表題化合物を9.21 g得た。HPLCより、ジアステレオマー比率は(2S,3S):(2R,3S)=39:61であった。
HPLC : (2S,3S)保持時間21.9分、(2R,3S)保持時間22.3分
(HPLC分析条件は実施例1工程1記載と同じである。)
【0025】
【実施例3】
( 2RS, 3S ) − 3 −tert− ブトキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)酪酸
実施例2で得た(2RS, 3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸エチルエステル9.21 g ( 25.1 mmol )のメタノール溶液(20 ml)に1N水酸化ナトリウム水溶液27.5 ml(27.5 mmol)を氷冷下で滴下した。反応終了後、メタノールを留去してから酢酸エチルを加え撹拌した後、有機層を廃棄した。次に、1N塩酸でpH3に調整し、酢酸エチルを加えて抽出した。さらにこの有機層を5%食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して上記表題化合物を6.48 g得た。HPLCより、ジアステレオマー比率は(2S,3S):(2R,3S)=37:63であった。
HPLC : (2S,3S)保持時間19.7分(2R,3S)保持時間20.1分
(HPLC分析条件は実施例1工程1記載と同じである。)
【0026】
【実施例4】
(2S , 3S) − 3 −tert− ブトキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジルエステル
実施例3で得た(2RS, 3S)−3−tert−ブトキシカルボニル3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸6.48 gのジメチルホルムアミド溶液(60 ml)に炭酸カリウム1.84 g ( 13.3 mmol )と塩化ベンジル3.06 ml ( 26.6 mmol )を加え、室温で終夜撹拌した。反応終了後、酢酸エチルと水を加えて抽出し、有機層を1N塩酸、5%炭酸ナトリウム水溶液及び、5%食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過、濃縮して上記表題化合物の2RS体粗製物を8.72 g得た。次に、このラセミ体を分離する為に酢酸エチル−ヘキサン系で5回再結晶を繰り返し、上記表題化合物を1.15 g ( 2.68 mmol )得た。HPLCより、ジアステレオマー比率は(2S,3S):(2R,3S)=97:3であった。
HPLC : 保持時間25.2分、純度94.4%
(HPLC分析条件は実施例1工程1記載と同じである。)
1H−NMR(270MHz, DMSO)
δ (ppm) : 1.37 (s, 9H), 2.50−2.68 (m, 2H), 3.30 (d, 1H), 4.18 (br, 1H), 4.35−4.37 (m, 1H), 4.77 (d, 1H), 5.11 (s, 2H), 5.88 (d, 1H), 5.90 (d, 1H), 6.50 (d, 1H), 6.56 (s, 1H), 6.67 (d, 1H), 7.36 (s, 5H)
【0027】
【実施例5】
(2S , 3S) − 3 −tert− ブトキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)酪酸
実施例4で得た(2S,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジルエステルのメタノール溶液(17 ml)に5%Pd−C 60 mg加えて接触還元を行った。反応終了後、濾過、濃縮し、得られた残渣を酢酸エチル−ヘキサン系で再結晶をした。こうして得られた結晶を濾取、乾燥して上記表題化合物を0.83 g ( 2.45 mmol )得た。HPLCより、ジアステレオマー比率は(2S,3S):(2R,3S)=99.5:0.5であった。
HPLC : 保持時間19.5分、純度98.4%
(HPLC分析条件は実施例1工程1記載と同じである。)
1H−NMR(270MHz, DMSO)
δ (ppm) : 1.29 (s, 9H), 2.59 (m, 2H), 3.78−3.87 (m, 1H), 3.96 (d, 1H), 5.92 (s, 1H), 5.94 (s,1H), 6.60−6.80 (m, 4H)
【0028】
【実施例6】
(2S , 3S) − 3 − アミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)酪酸塩酸塩
実施例5で得た(2S,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸31.0 mgに氷冷下で4N塩酸/酢酸エチル溶液1.0 mlを加えて2時間撹拌した。反応終了後、濃縮し、残渣にジエチルエーテル5.0 mlを加え撹拌した。白色析出物を濾取し、乾燥して上記表題化合物を18.0 mg得た。HPLCより、ジアステレオマー比率は(2S,3S):(2R,3S)=99.0:1.0であった。
HPLC : 保持時間11.2 分、純度97.4 %
1H−NMR(270MHz, DMSO)
δ (ppm) : 2.67−2.82 (m, 2H), 3.61 (br, 1H), 4.34 (d, 1H), 5.99 (s, 2H),6.69 (d, 1H), 6.81 (s, 1H), 6.85 (d, 1H), 8.09 (br, 3H), 13.05 (br, 1H)
【0029】
【実施例7】
(2S , 3S) − 3 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − ジメトキシフェニル)酪酸エチルエステル
(工程1)
(2S) −N− メトキシ −N− メチル − 2 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 3 − (3 , 4 − ジメトキシフェニル)プロピオンアミド
(2S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−(3,4−ジメトキシフェニル)プロピオン酸3.25 g ( 10.0 mmol )のジクロロメタン溶液(20 ml)にN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩1.02 g ( 10.5 mmol )、トリエチルアミン1.46 ml ( 10.5 mmol )、N,N−ジメチルアミノピリジン12 mg ( 0.10 mmol )及び、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩2.10 g ( 11.0 mmol )を氷冷下で加えた。室温で終夜撹拌した後、反応液を水、1N塩酸、5%炭酸ナトリウム水溶液及び、5%食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して得られた残渣に氷冷下で4N塩酸/酢酸エチル溶液5mlを加え、室温で2時間撹拌した。反応終了後、濃縮し残渣をジクロロメタン10 mlで再溶解した。この溶液にトリエチルアミン1.46 ml ( 10.5 mmol )及び、ベンジルオキシカルボニルクロライド1.86 g ( 11.0 mmol )を加え、室温で終夜撹拌した。反応液を水、1N塩酸、5%炭酸ナトリウム水溶液及び、5%食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して上記表題化合物を2.88 g得た。
【0030】
(工程2)
( 2RS, 3S ) − 3 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − ジメトキシフェニル)ブチロニトリル
水素化リチウムアルミニウム300 mg (7.88 mmol )をテトラヒドロフラン20 mlに懸濁し、工程1で得た(2S)−N−メトキシ−N−メチル−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−(3,4−ジメトキシフェニル)プロピオンアミド2.88 g ( 7.16 mmol )のテトラヒドロフラン溶液40 mlを氷冷下で滴下した。氷冷下で1時間撹拌後、酢酸エチル40 ml、1N塩酸40 mlを加えて抽出し、有機層を5%食塩水で洗浄した。この有機層にシアン化ナトリウム0.70 g ( 14.3 mmol )の水溶液(20 ml)を加え室温で終夜撹拌した。分層し、有機層を水及び、5%食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して残渣をヘキサンで再結晶して上記表題化合物を1.93 g得た。
【0031】
(工程3)
(2S , 3S) − 3 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − ジメトキシフェニル)酪酸エチルエステル
脱水クロロホルム12 ml、脱水エタノール5.90 ml (100 mmol )の混液に塩化アセチル5.76 ml ( 80 mmol )を氷冷下で滴下した。氷冷下で30分撹拌した後、工程2で得た(2RS, 3S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)ブチロニトリル1.93 gの脱水クロロホルム溶液(20 ml)を氷冷下で滴下し終夜冷蔵庫内(4℃)に静置した。次に、氷冷下で氷(約10 ml)を加えて氷が解けるまで撹拌した。分層し、有機層を5%炭酸水素ナトリウム、5%食塩水で洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して得られた残渣をシリカクロマトグラフィーで精製して2位の水酸基の立体を分離し、上記表題化合物を290 mg得た。
【0032】
【実施例8】
(2S , 3S) − 3 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − ジメトキシフェニル)酪酸
実施例7で得た(2S,3S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸エチルエステル290 mgのメタノール溶液(1 ml)に1N水酸化ナトリウム水溶液0.83 ml ( 0.83 mmol )を氷冷下で滴下した。反応終了後、メタノールを留去してから酢酸エチルを加え撹拌した後、有機層を廃棄した。次に、1N塩酸でpH3に調整し、酢酸エチルを加えて抽出した。さらにこの有機層を5%食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮し残渣を酢酸エチル/ヘキサン系で再結晶して上記表題化合物を200 mg得た。HPLCより、ジアステレオマー比率は(2S,3S):(2R,3S)=99.2:0.8であった。
HPLC : 保持時間19.4分、純度99.2%
(HPLC分析条件は実施例1工程1記載と同じ)
1H−NMR(270MHz, DMSO)
δ (ppm) : 2.63 (m, 2H), 3.67 (s, 3H), 3.71 (s, 3H), 3.90−4.01 (m, 2H), 4.84−4.99 (m, 2H), 6.68 (d, 1H), 6.70−6.83 (m, 2H), 7.19−7.32 (m, 5H)
【0033】
【参考例】
実施例で得られた化合物を中間体として、HIVポロテアーゼ阻害活性を有する新規化合物を製造する例を示す。
実施例5で得られた(2S,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸を用いて、以下のようにしてHIVポロテアーゼ阻害活性を有する新規化合物(R)−N−(2−メチルベンジル)−3−[(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(3−アミノ−2−クロロベンゾイル)アミノ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ブタノイル]−5,5−ジメチル−1,3−チアゾリジン−4−カルボキサミドを製造した。
【0034】
(工程1)
(R)−N−(2− メチルベンジル )−5,5− ジメチル −1,3− チアゾリジン −4− カルボキサミド
Boc−Dmt−OH (5.22 g)、TEA (3.06 ml) のEtOAc (50ml)溶液に, 氷冷下, DPP−Cl (4.55 ml) を加え1hr撹拌、さらに2−メチルベンジルアミン (2.73 ml)、TEA (3.06 ml)を加え終夜撹拌した。反応液を5% Na2CO3 (x 2)、1N HCl、5% NaClで洗浄後, MgSO4で乾燥した。濾過、濃縮後、CH2Cl2に再溶解し4N HCl/Dioxane (30 ml) を加え、1hr撹拌、反応液を濃縮後、H2Oに再溶解しトルエンで洗浄、氷冷下2N NaOHで中和、EtOAc抽出、MgSO4で乾燥した。濾過、濃縮後、EtOAc−n−Hexaneから再結晶して標記化合物 (3.75 g) を得た。
【0035】
(工程2)
(R)−N−(2− メチルベンジル )−3−[(2S,3S)−3− アミノ −2− ヒドロキシ −4−(3,4− メチレンジオキシフェニル)ブタノイル ]−5,5− ジメチル −1,3− チアゾリジン −4− カルボキサミド
工程1で得られた化合物 (222mg) のEtOAc (5 ml) 溶液に、実施例5で得られた(2S,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸 (271 mg)、HOBt (108 mg)、DCC (181 mg)を加え終夜撹拌した。反応液を濾過後、5% Na2CO3 (x 2)、1N HCl、5% NaClで洗浄、MgSO4で乾燥した。ろ過、濃縮後、4N HCl/EtOAc (5 ml) を加え1hr撹拌した。濃縮後、H2Oに溶解し不溶物を濾去、さらに3N NaOHでpH 10として晶析、濾過した。乾燥後、EtOAc−n−hexaneから再結晶して標記化合物 (288 mg) を得た。
【0036】
(工程3)
(R)−N−(2− メチルベンジル )−3−[(2S,3S)−2− ヒドロキシ −3−(3− アミノ −2− クロロベンゾイル ) アミノ −4−(3,4− メチレンジオキシフェニル)ブタノイル ]−5,5− ジメチル −1,3− チアゾリジン −4− カルボキサミド
工程2で得られた化合物 (97 mg)、3−アミノ−2−クロロ安息香酸 (35 mg)、HOBt (27 mg)のDMF (2 ml) 溶液にEDC.HCl (42 mg) を加え終夜撹拌した。反応液にEtOAcおよびH2Oを加え抽出し、5% Na2CO3 (x 2), 1N HCl、5% NaClで洗浄し、MgSO4で乾燥した。濾過、濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマト (CH2Cl2−MeOH系) で精製、CH2Cl2−n−hexaneから再沈殿して標記化合物 (113 mg) を得た。
HPLC:19.13 min
1H NMR (DMSO−d6) ( (ppm); 1.36 (s, 3H, Dmt−5−CH3), 1.51 (s, 3H, Dmt−5−CH3), 2.27 (s, 3H, benzylamine−CH3), 2.6−2.8 (m, 2H, Apns−4−CH2), 4.14 (dd, 1H, J = 4.3 Hz, 15.1 Hz, benzylamine−CH2), 4.2−4.5 (m, 4H, benzylamine−CH2, Dmt−4−CH, Apns−2−CH, and Apns−3−CH), 4.98 (d, 1H, J = 8.6 Hz, Dmt−2−CH2), 5.14 (d, 1H, J = 8.9 Hz, Dmt−2−CH2), 5.32 (d, 1H, J = 6.8 Hz, Apns−2−OH), 5.42 (s, 2H, benzoyl−NH2), 5.93 (s, 2H, Apns−O−CH2−), 6.38 (d, 1H, J = 7.6 Hz, aromatic), 6.7−6.8 (m, 3H, aromatic), 6.9−7.0 (m, 2H, aromatic), 7.1−7.2 (m, 4H, aromatic), 7.3−7.4 (m, 2H, aromatic), 8.3−8.4 (m, 2H, Apns−NH, benzylamine−NH):
MS (TOF): m/z = 640 (M + H)+
【0037】
(試験例1)
HIV プロテアーゼ阻害活性の測定
組換えHIV−1プロテアーゼ(Biochemistry, 250, 9, 264 (1990)を参照)および合成ペプチド基質(H−Ser−Gln−Asn−Tyr−Pro−Ile−Val−OH)を用いて、文献に報告される試験方法(T.Mimoto ら、J. Med. Chem., 42, 1789−1802, 1999)に従い、プロテアーゼ阻害活性を測定した。
参考例により合成した化合物、周知のエイズ治療薬であるネルフィナビル(nelfinavir 対照)を種々の濃度でDMSOに溶解した阻害剤、10.5 nMのHIV−1プロテアーゼ、20 mMの合成ペプチド基質および100 mMのMES緩衝液(pH6.5)から成る反応液15 μLを、37℃で60分間反応させ、合成基質のTyr−Pro間の切断で生成するペプチド断片を逆相HPLCで定量した。各化合物のプロテアーゼ阻害活性は、化合物を含まないDMSOコントロールの酵素活性を100%とした場合の阻害率で示した。
【0038】
(試験例2)
抗 HIV 活性の測定
参考例で得た化合物と周知のエイズ治療薬であるネルフィナビル(nelfinavir対照)について、文献に記載される試験方法(O. S. Weislowら、J. Natl. Cancer Inst. 81, 577−586, 1989)に従い、宿主細胞にCEM−SS細胞、HIVウイルス株HIV−1 IIIBを用いて抗HIV活性を測定した(T.Mimoto ら、J. Med. Chem., 42, 1789−1802, 1999 などを参照)。
96穴マイクロタイタープレート上、培地に参考例の化合物及びnelfinavirを種々の濃度で添加し、さらに終濃度50%になるようにヒト血清を加えた後、HIV感染CEM−SS細胞を加え、CO2、インキュベーターで37℃、6日間培養し、HIV−1 IIIBによって引き起こされるcytopathic 効果をtetrazolium dye XTTにて染色し、その50%阻害濃度(IC50)を算出した。
【0039】
結果を表1に示した。
【表1】
参考例で得た化合物の50nMでのHIVプロテアーゼ阻害率は95%、抗HIV活性(IC50)は13ng/mlで、周知のエイズ治療薬と比べても、HIVプロテアーゼ阻害剤として、非常に優れたものであった。
【0040】
【発明の効果】
本発明により、ベスタチン、タキソール、レニン阻害剤、HIVプロテアーゼ阻害剤等の多くの医薬品の原料として有用である新規ノルスタチン誘導体が得られる。本発明の新規ノルスタチン誘導体を原料として用いることにより、高い抗HIV活性を持ちさらに、薬物動態的にも優れたHIVプロテアーゼ阻害剤を得ることができる。
【発明の属する技術分野】
本発明は、医薬品、特にはHIVプロテアーゼ阻害剤の製造中間体として有用なアミノ酸誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】
α−ヒドロキシ−β−アミノ酸(ノルスタチン)誘導体は、ベスタチン(西沢ら, J. Med. Chem., 20, 510−515, 1977)、タキソール(特開昭63−30479号公報)、レニン阻害剤(特開平2−101098号公報)、HIVプロテアーゼ阻害剤等の多くの医薬品の原料として用いられている。出願人も(2S,3S)配置の3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−フェニル酪酸を含む化合物が有効な抗HIV物質となることを報告している(三本ら, Chem. Pharm. Bull. 39(11) 3088−3090 (1991))。
一方、このフェニル基に種々の置換基を有する化合物についてもいくつかの報告例がある(例えば、特開昭56−90050号公報、特開昭58−41848号公報、特開平2−4767号公報)。
しかしながら、フェニル基上に低級アルコキシ基を2つ以上有する化合物については知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、各種ノルスタチン誘導体を原料として、高い抗ウイルス活性を持つHIVプロテアーゼ阻害剤の探索を行ってきた。その検討の過程で、HIVプロテアーゼ阻害剤の製造中間体として有用な新規ノルスタチン誘導体を見出したものである。
【0004】
すなわち、本発明者らは、ベンゼン環上に置換基を有する3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−フェニルブタン酸(AHPBA)を基本構造に含むジペプチド誘導体が抗ウイルス活性の面でも薬物動態の面でも優れたHIVプロテアーゼ阻害剤となることを見い出し、提案した(PCT / JP00 / 09361)。
本発明は上記研究の過程でなされたもので、本発明の目的は、HIVプロテアーゼ阻害剤のみならず、抗癌剤のベスタチンやタキソール、レニン阻害剤といった各種医薬品の製造中間体としても有用な新規ノルスタチン誘導体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記の一般式(I)で表される新規なノルスタチン誘導体にかかるものである。
【化3】
(上記式中、R1、R2はそれぞれ炭素数3以下のアルコキシ基を表し、またR1、R2が互いに環を形成していてもよく、
R3、R4はそれぞれ水素原子、置換基を有しても良いベンジル基、炭素数4以下の低級アシル基、炭素数14以下の置換基を有しても良いアルコキシカルボニル基もしくはアラルキルオキシカルボニル基、または置換基を有しても良いベンゾイル基もしくはベンゼンスルホニル基を表し、またR3とR4は互いに環を形成していてもよく、
R5は水素原子、または炭素数4以下の低級アシル基を表し、
R6は水素原子、炭素数4以下の低級アルキル基、または炭素数14以下のアラルキル基を表す。)
【0006】
本発明においては、好ましくは、下記一般式(II)で表されるノルスタチン誘導体またはその塩である。
【化4】
(上記式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6は請求項1と同じ基を表す。)
【0007】
さらに好ましくは、本発明は、一般式(I)または(II)において、R3、R4がそれぞれ水素原子、置換基を有しても良いベンジル基、または炭素数14以下の置換基を有しても良いアルコキシカルボニル基もしくはアラルキルオキシカルボニル基、R5が水素原子または炭素数4以下の低級アシル基、R6は水素原子、炭素数4以下の低級アルキル基、または炭素数14以下のアラルキル基であるノルスタチン誘導体またはその塩であり、特に好ましくは、上記一般式(I)または(II)において、R3が水素原子、または炭素数14以下の置換基を有しても良いアルコキシカルボニル基もしくはアラルキルオキシカルボニル基、R4、R5、R6がそれぞれ水素原子であるノルスタチン誘導体またはその塩である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の新規ノルスタチン誘導体について詳細に説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
本発明の一般式(I)の中のR1、R2における炭素数3以下のアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基を挙げることができる。これらのうち、どの基が好ましいかはどんな医薬品の原料として用いるかによるが、出願人らの検討したHIVプロテアーゼ阻害剤の原料として用いる場合、メトキシ基、エトキシ基が好ましく、さらにはメトキシ基が特に好ましい。また、R1、R2が互いに環を形成している場合としてメチレンジオキシ基、エチレンジオキシ基、プロピレンジオキシ基、イソプロピリデンジオキシ基などを挙げることができる。同様にHIVプロテアーゼ阻害剤の原料として用いる場合は、メチレンジオキシ基、エチレンジオキシ基が好ましく、さらにはメチレンジオキシ基が特に好ましい。
【0009】
本発明の一般式(I)の中のR3、R4としては、水素原子、ベンジル基、メチルベンジル基、ジメチルベンジル基といった置換または無置換のベンジル基、アセチル基、プロピオニル基、ブタノイル基、ピバロイル基といった低級アシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基といった低級アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、メトキシベンジルオキシカルボニル基、フルオレニルオキシカルボニル基といったアラルキシオキシカルボニル基、ベンゾイル基、メチルベンゾイル基といった置換または無置換のベンゾイル基、ベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基といった置換または無置換のベンゼンスルホニル基などを挙げることができる。特に、水素原子、ベンジル基、アセチル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、 tert−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基などが好ましく、さらには水素原子、エトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基が原料として用い易く、特に好ましい。
【0010】
本発明の一般式(I)の中のR5としては、水素原子、アセチル基、プロピオニル基、ブタノイル基などの低級アシル基が挙げられる。この中では水素原子またはアセチル基が好ましく、さらには、水素原子が特に好ましい。
【0011】
本発明の一般式(I)の中のR6としては、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基といった低級アルキル基、ベンジル基、メチルベンジル基、メトキシベンジル基、ニトロベンジル基といったアラルキル基などが挙げられる。この中で、水素原子、メチル基、エチル基、tert−ブチル基、ベンジル基が好ましい。
【0012】
本発明の一般式(I)の中のR3、R4、R5、R6が水素原子以外の基を示す場合、これらは合成反応で用いられる慣用の保護基であればどんな保護基であってもかまわないが、合成に用いる反応条件、原料試薬の入手のしやすさや価格などにより適宜選択されるものである。
【0013】
本発明の特に好ましい具体的化合物として、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3− tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸
3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸メチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸メチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸メチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸メチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸メチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸メチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸メチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸メチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸メチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸メチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸メチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸メチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸メチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸メチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸メチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸メチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸メチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸メチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸メチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸メチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸メチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸メチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸メチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸メチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸メチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸エチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸エチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸エチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸エチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸エチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸エチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸エチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸エチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸エチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸エチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸エチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸エチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸エチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸エチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸エチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸エチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3− tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸エチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸エチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸エチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸エチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸エチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸エチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸エチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸エチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸エチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3− tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3− tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸tert−ブチル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−メトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−エトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−ジベンジルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジル、3−アミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−アセトキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−アセトキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−アミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−メトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−エトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−ジエトキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−アセトキシ−4−(3−エトキシ−4−メトキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸、3−ジベンジルアミノ−2−アセトキシ−4−(3,4−エチレンジオキシフェニル)酪酸などを例示することができるが、本発明の化合物はこれらに限定されるものではない。
【0014】
また本発明のノルスタチン誘導体の許容される塩は、合成反応上支障のないものであれば何であってもかまわないが、具体的にはアミンの酸性塩として、塩酸塩、硫酸塩などの無機塩、酢酸塩、メタンスルホン酸塩などの有機酸塩を挙げることができる。また、カルボン酸の塩基性塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などの無機塩基の塩、ジシクロヘキシルアミン塩、トリエチルアミン塩などの有機アミンの塩を挙げることができる。
【0015】
一般式(I)で示されるノルスタチン(α−ヒドロキシ−β−アミノ酸)誘導体には2位および3位に不斉点が存在することから、計4つの立体異性体が存在する。どの立体異性体が望まれるかは、ノルスタチン誘導体をどんな医薬品の原料として用いるかによって異なる。実際、ベスタチンの場合は(2S, 3R)体、タキソールの場合は(2R, 3S)体、レニン阻害剤の場合も(2R, 3S)体、HIVプロテアーゼ阻害剤の場合は(2S, 3S)体が好ましい立体配置とされている。
【0016】
ノルスタチン誘導体の合成法としては、種々の方法が報告されているが、出発原料として(置換)フェニルアラニン誘導体を用いる方法では、原料の立体を選択することにより、ノルスタチン誘導体の3位を望む立体とすることが可能である。また、2位に関しては、2−RS混合物として合成した後に、適当な誘導体や塩の状態で再結晶やカラムクロマトグラフィーにより望む立体配置を有するノルスタチン誘導体を単離して用いることができる。また、3位の立体との相対配置を制御可能な合成法もいくつか報告されており、このような合成法を用いて望む立体配置のノルスタチン誘導体を選択的に合成してもよい。
【0017】
ただしノルスタチン誘導体の合成法として報告されているすべての合成法が適用可能というわけではないので注意が必要である。本発明のジアルコキシ置換体およびその合成中間体は強酸に対しあまり安定でないため、よく用いられる合成法(たとえば西沢ら, J. Med. Chem., 20, 510−515, (1977))は適用困難である。このような場合、強酸による過酷な反応条件を含まない合成法(たとえばペラシニらの方法(特開平2−28144))を適用することにより合成することができる。
【0018】
また2−RS混合物としてノルスタチンの骨格部分を合成した場合、ノルスタチン誘導体のアミノ基及び /またはカルボキシル基に適当な保護基を有する誘導体に導いた形で、ジシクロヘキシルアミンなどを用いて塩としたり、酢酸エチル、ヘキサン、エーテルなどの有機溶媒で再結晶したりすることにより、HIVプロテアーゼ阻害剤としてより好ましい立体配置である(2S,3S)体を光学活性体として得ることができる。
【0019】
本発明のノルスタチン誘導体はHIVプロテアーゼ阻害剤のみならず、抗癌剤のベスタチンやタキソール、レニン阻害剤といった各種医薬品の製造中間体として有用である。
以下に、本発明をさらに詳述するために実施例をあげるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0020】
【実施例】
【実施例1】
( 2RS, 3S ) − 3 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)酪酸エチルエステル
(工程1)
(2S)−2 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 3 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)プロピオン酸
2−アミノ−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)プロピオン酸15.0 g ( 72.0 mmol )を3N−水酸化ナトリウム水溶液24 mlに溶解させた。この溶液に氷冷下で3N水酸化ナトリウム水溶液26.4 mlとベンジルオキシカルボニルクロライド13.4 g ( 79.2 mmol )を反応液が常にアルカリ性を保つように同時に滴下した。室温で終夜撹拌した後、エーテル20 mlを加え撹拌した。分液した後、水層を6N塩酸でpH3に調整した。ジクロロメタンで抽出した後、有機層を5%食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム5.0 gで乾燥した。濾過、濃縮後、ヘキサン−酢酸エチル系で再結晶し上記表題化合物を19.7 g ( 57.3 mmol )得た。
HPLC : 保持時間22.5分、純度93.6%
上記のHPLC分析条件は以下の通りである。
【0021】
(工程2)
(2S) −N− メトキシ −N− メチル − 2 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 3 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)プロピオンアミド
工程1で得た(2S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)プロピオン酸17.2 g ( 50 mmol )のジクロロメタン溶液( 100 ml )にN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩5.12 g ( 52.5 mmol )、トリエチルアミン7.3 ml ( 52.5 mmol )、N,N−ジメチルアミノピリジン0.12 g ( 1.0 mmol )及び、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩10.5 g ( 55.0 mmol )を氷冷下で加えた。室温で終夜撹拌した後、反応液を水、1N塩酸、5%炭酸ナトリウム水溶液及び、5%食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して上記表題化合物を19.0 g得た。
HPLC : 保持時間23.9分、純度84.2%
(HPLC分析条件は工程1記載と同じである。)
【0022】
(工程3)
( 2RS, 3S ) − 3 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)ブチロニトリル
水素化リチウムアルミニウム2.00 g ( 52.5 mmol )をテトラヒドロフラン110 mlに懸濁し、工程2で得た(2S)−N−メトキシ−N−メチル−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)プロピオンアミド19.0 g ( 45.0 mmol )のテトラヒドロフラン溶液220 mlを氷冷下で滴下した。氷冷下で1時間撹拌後、酢酸エチル250 ml、1N塩酸250 mlを加えて抽出し、有機層を5%食塩水で洗浄した。この有機層にシアン化ナトリウム4.90 g ( 100 mmol )の水溶液(150 ml)を加え室温で終夜撹拌した。分層し、有機層を水及び、5%食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して上記表題化合物を20.2 g得た。
【0023】
(工程4)
( 2RS, 3S ) − 3 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)酪酸エチルエステル
脱水クロロホルム120 ml、脱水エタノール59 mlの混液に塩化アセチル57.6 ml ( 800 mmol )を氷冷下で滴下した。氷冷下で30分撹拌した後、工程3で得た(2RS, 3S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ブチロニトリル19.0 gの脱水クロロホルム溶液(180ml)を氷冷下で滴下し終夜冷蔵庫内(4℃)に静置した。次に、氷冷下で氷(約100 ml)を加えて氷が解けるまで撹拌した。分層し、有機層を5%炭酸水素ナトリウム、5%食塩水で洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して上記表題化合物を18.3 g得た。HPLCより、ジアステレオマー比率は(2S,3S):(2R,3S)=41:59であった。
HPLC : (2S,3S)保持時間23.6分、(2R,3S)保持時間23.9分
(HPLC分析条件は工程1記載と同じである。)
【0024】
【実施例2】
( 2RS, 3S ) − 3 −tert− ブトキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)酪酸エチルエステル
実施例1で得た(2RS, 3S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸エチルエステル18.3 gのメタノール溶液(150 ml)に5%Pd−C 1.00 g加え、接触還元を行った。反応終了後、濾過、濃縮して得られた残渣にジクロロメタン100 mlを加えて再溶解した。この溶液にジ−tert−ブチルジカーボネート9.45 g ( 43.3 mmol )のジクロロメタン溶液(20 ml)を加えて、室温で終夜撹拌した。反応終了後、反応液を10 %クエン酸水溶液、5%炭酸水素ナトリウム及び、5%食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して得られた残渣をシリカカラムクロマトグラフィー精製し、上記表題化合物を9.21 g得た。HPLCより、ジアステレオマー比率は(2S,3S):(2R,3S)=39:61であった。
HPLC : (2S,3S)保持時間21.9分、(2R,3S)保持時間22.3分
(HPLC分析条件は実施例1工程1記載と同じである。)
【0025】
【実施例3】
( 2RS, 3S ) − 3 −tert− ブトキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)酪酸
実施例2で得た(2RS, 3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸エチルエステル9.21 g ( 25.1 mmol )のメタノール溶液(20 ml)に1N水酸化ナトリウム水溶液27.5 ml(27.5 mmol)を氷冷下で滴下した。反応終了後、メタノールを留去してから酢酸エチルを加え撹拌した後、有機層を廃棄した。次に、1N塩酸でpH3に調整し、酢酸エチルを加えて抽出した。さらにこの有機層を5%食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して上記表題化合物を6.48 g得た。HPLCより、ジアステレオマー比率は(2S,3S):(2R,3S)=37:63であった。
HPLC : (2S,3S)保持時間19.7分(2R,3S)保持時間20.1分
(HPLC分析条件は実施例1工程1記載と同じである。)
【0026】
【実施例4】
(2S , 3S) − 3 −tert− ブトキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジルエステル
実施例3で得た(2RS, 3S)−3−tert−ブトキシカルボニル3−アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸6.48 gのジメチルホルムアミド溶液(60 ml)に炭酸カリウム1.84 g ( 13.3 mmol )と塩化ベンジル3.06 ml ( 26.6 mmol )を加え、室温で終夜撹拌した。反応終了後、酢酸エチルと水を加えて抽出し、有機層を1N塩酸、5%炭酸ナトリウム水溶液及び、5%食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過、濃縮して上記表題化合物の2RS体粗製物を8.72 g得た。次に、このラセミ体を分離する為に酢酸エチル−ヘキサン系で5回再結晶を繰り返し、上記表題化合物を1.15 g ( 2.68 mmol )得た。HPLCより、ジアステレオマー比率は(2S,3S):(2R,3S)=97:3であった。
HPLC : 保持時間25.2分、純度94.4%
(HPLC分析条件は実施例1工程1記載と同じである。)
1H−NMR(270MHz, DMSO)
δ (ppm) : 1.37 (s, 9H), 2.50−2.68 (m, 2H), 3.30 (d, 1H), 4.18 (br, 1H), 4.35−4.37 (m, 1H), 4.77 (d, 1H), 5.11 (s, 2H), 5.88 (d, 1H), 5.90 (d, 1H), 6.50 (d, 1H), 6.56 (s, 1H), 6.67 (d, 1H), 7.36 (s, 5H)
【0027】
【実施例5】
(2S , 3S) − 3 −tert− ブトキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)酪酸
実施例4で得た(2S,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸ベンジルエステルのメタノール溶液(17 ml)に5%Pd−C 60 mg加えて接触還元を行った。反応終了後、濾過、濃縮し、得られた残渣を酢酸エチル−ヘキサン系で再結晶をした。こうして得られた結晶を濾取、乾燥して上記表題化合物を0.83 g ( 2.45 mmol )得た。HPLCより、ジアステレオマー比率は(2S,3S):(2R,3S)=99.5:0.5であった。
HPLC : 保持時間19.5分、純度98.4%
(HPLC分析条件は実施例1工程1記載と同じである。)
1H−NMR(270MHz, DMSO)
δ (ppm) : 1.29 (s, 9H), 2.59 (m, 2H), 3.78−3.87 (m, 1H), 3.96 (d, 1H), 5.92 (s, 1H), 5.94 (s,1H), 6.60−6.80 (m, 4H)
【0028】
【実施例6】
(2S , 3S) − 3 − アミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − メチレンジオキシフェニル)酪酸塩酸塩
実施例5で得た(2S,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸31.0 mgに氷冷下で4N塩酸/酢酸エチル溶液1.0 mlを加えて2時間撹拌した。反応終了後、濃縮し、残渣にジエチルエーテル5.0 mlを加え撹拌した。白色析出物を濾取し、乾燥して上記表題化合物を18.0 mg得た。HPLCより、ジアステレオマー比率は(2S,3S):(2R,3S)=99.0:1.0であった。
HPLC : 保持時間11.2 分、純度97.4 %
1H−NMR(270MHz, DMSO)
δ (ppm) : 2.67−2.82 (m, 2H), 3.61 (br, 1H), 4.34 (d, 1H), 5.99 (s, 2H),6.69 (d, 1H), 6.81 (s, 1H), 6.85 (d, 1H), 8.09 (br, 3H), 13.05 (br, 1H)
【0029】
【実施例7】
(2S , 3S) − 3 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − ジメトキシフェニル)酪酸エチルエステル
(工程1)
(2S) −N− メトキシ −N− メチル − 2 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 3 − (3 , 4 − ジメトキシフェニル)プロピオンアミド
(2S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−(3,4−ジメトキシフェニル)プロピオン酸3.25 g ( 10.0 mmol )のジクロロメタン溶液(20 ml)にN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩1.02 g ( 10.5 mmol )、トリエチルアミン1.46 ml ( 10.5 mmol )、N,N−ジメチルアミノピリジン12 mg ( 0.10 mmol )及び、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩2.10 g ( 11.0 mmol )を氷冷下で加えた。室温で終夜撹拌した後、反応液を水、1N塩酸、5%炭酸ナトリウム水溶液及び、5%食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して得られた残渣に氷冷下で4N塩酸/酢酸エチル溶液5mlを加え、室温で2時間撹拌した。反応終了後、濃縮し残渣をジクロロメタン10 mlで再溶解した。この溶液にトリエチルアミン1.46 ml ( 10.5 mmol )及び、ベンジルオキシカルボニルクロライド1.86 g ( 11.0 mmol )を加え、室温で終夜撹拌した。反応液を水、1N塩酸、5%炭酸ナトリウム水溶液及び、5%食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して上記表題化合物を2.88 g得た。
【0030】
(工程2)
( 2RS, 3S ) − 3 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − ジメトキシフェニル)ブチロニトリル
水素化リチウムアルミニウム300 mg (7.88 mmol )をテトラヒドロフラン20 mlに懸濁し、工程1で得た(2S)−N−メトキシ−N−メチル−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−(3,4−ジメトキシフェニル)プロピオンアミド2.88 g ( 7.16 mmol )のテトラヒドロフラン溶液40 mlを氷冷下で滴下した。氷冷下で1時間撹拌後、酢酸エチル40 ml、1N塩酸40 mlを加えて抽出し、有機層を5%食塩水で洗浄した。この有機層にシアン化ナトリウム0.70 g ( 14.3 mmol )の水溶液(20 ml)を加え室温で終夜撹拌した。分層し、有機層を水及び、5%食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して残渣をヘキサンで再結晶して上記表題化合物を1.93 g得た。
【0031】
(工程3)
(2S , 3S) − 3 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − ジメトキシフェニル)酪酸エチルエステル
脱水クロロホルム12 ml、脱水エタノール5.90 ml (100 mmol )の混液に塩化アセチル5.76 ml ( 80 mmol )を氷冷下で滴下した。氷冷下で30分撹拌した後、工程2で得た(2RS, 3S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)ブチロニトリル1.93 gの脱水クロロホルム溶液(20 ml)を氷冷下で滴下し終夜冷蔵庫内(4℃)に静置した。次に、氷冷下で氷(約10 ml)を加えて氷が解けるまで撹拌した。分層し、有機層を5%炭酸水素ナトリウム、5%食塩水で洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮して得られた残渣をシリカクロマトグラフィーで精製して2位の水酸基の立体を分離し、上記表題化合物を290 mg得た。
【0032】
【実施例8】
(2S , 3S) − 3 − ベンジルオキシカルボニルアミノ − 2 − ヒドロキシ − 4 − (3 , 4 − ジメトキシフェニル)酪酸
実施例7で得た(2S,3S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−ジメトキシフェニル)酪酸エチルエステル290 mgのメタノール溶液(1 ml)に1N水酸化ナトリウム水溶液0.83 ml ( 0.83 mmol )を氷冷下で滴下した。反応終了後、メタノールを留去してから酢酸エチルを加え撹拌した後、有機層を廃棄した。次に、1N塩酸でpH3に調整し、酢酸エチルを加えて抽出した。さらにこの有機層を5%食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、濃縮し残渣を酢酸エチル/ヘキサン系で再結晶して上記表題化合物を200 mg得た。HPLCより、ジアステレオマー比率は(2S,3S):(2R,3S)=99.2:0.8であった。
HPLC : 保持時間19.4分、純度99.2%
(HPLC分析条件は実施例1工程1記載と同じ)
1H−NMR(270MHz, DMSO)
δ (ppm) : 2.63 (m, 2H), 3.67 (s, 3H), 3.71 (s, 3H), 3.90−4.01 (m, 2H), 4.84−4.99 (m, 2H), 6.68 (d, 1H), 6.70−6.83 (m, 2H), 7.19−7.32 (m, 5H)
【0033】
【参考例】
実施例で得られた化合物を中間体として、HIVポロテアーゼ阻害活性を有する新規化合物を製造する例を示す。
実施例5で得られた(2S,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸を用いて、以下のようにしてHIVポロテアーゼ阻害活性を有する新規化合物(R)−N−(2−メチルベンジル)−3−[(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(3−アミノ−2−クロロベンゾイル)アミノ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ブタノイル]−5,5−ジメチル−1,3−チアゾリジン−4−カルボキサミドを製造した。
【0034】
(工程1)
(R)−N−(2− メチルベンジル )−5,5− ジメチル −1,3− チアゾリジン −4− カルボキサミド
Boc−Dmt−OH (5.22 g)、TEA (3.06 ml) のEtOAc (50ml)溶液に, 氷冷下, DPP−Cl (4.55 ml) を加え1hr撹拌、さらに2−メチルベンジルアミン (2.73 ml)、TEA (3.06 ml)を加え終夜撹拌した。反応液を5% Na2CO3 (x 2)、1N HCl、5% NaClで洗浄後, MgSO4で乾燥した。濾過、濃縮後、CH2Cl2に再溶解し4N HCl/Dioxane (30 ml) を加え、1hr撹拌、反応液を濃縮後、H2Oに再溶解しトルエンで洗浄、氷冷下2N NaOHで中和、EtOAc抽出、MgSO4で乾燥した。濾過、濃縮後、EtOAc−n−Hexaneから再結晶して標記化合物 (3.75 g) を得た。
【0035】
(工程2)
(R)−N−(2− メチルベンジル )−3−[(2S,3S)−3− アミノ −2− ヒドロキシ −4−(3,4− メチレンジオキシフェニル)ブタノイル ]−5,5− ジメチル −1,3− チアゾリジン −4− カルボキサミド
工程1で得られた化合物 (222mg) のEtOAc (5 ml) 溶液に、実施例5で得られた(2S,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ−2−ヒドロキシ−4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)酪酸 (271 mg)、HOBt (108 mg)、DCC (181 mg)を加え終夜撹拌した。反応液を濾過後、5% Na2CO3 (x 2)、1N HCl、5% NaClで洗浄、MgSO4で乾燥した。ろ過、濃縮後、4N HCl/EtOAc (5 ml) を加え1hr撹拌した。濃縮後、H2Oに溶解し不溶物を濾去、さらに3N NaOHでpH 10として晶析、濾過した。乾燥後、EtOAc−n−hexaneから再結晶して標記化合物 (288 mg) を得た。
【0036】
(工程3)
(R)−N−(2− メチルベンジル )−3−[(2S,3S)−2− ヒドロキシ −3−(3− アミノ −2− クロロベンゾイル ) アミノ −4−(3,4− メチレンジオキシフェニル)ブタノイル ]−5,5− ジメチル −1,3− チアゾリジン −4− カルボキサミド
工程2で得られた化合物 (97 mg)、3−アミノ−2−クロロ安息香酸 (35 mg)、HOBt (27 mg)のDMF (2 ml) 溶液にEDC.HCl (42 mg) を加え終夜撹拌した。反応液にEtOAcおよびH2Oを加え抽出し、5% Na2CO3 (x 2), 1N HCl、5% NaClで洗浄し、MgSO4で乾燥した。濾過、濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマト (CH2Cl2−MeOH系) で精製、CH2Cl2−n−hexaneから再沈殿して標記化合物 (113 mg) を得た。
HPLC:19.13 min
1H NMR (DMSO−d6) ( (ppm); 1.36 (s, 3H, Dmt−5−CH3), 1.51 (s, 3H, Dmt−5−CH3), 2.27 (s, 3H, benzylamine−CH3), 2.6−2.8 (m, 2H, Apns−4−CH2), 4.14 (dd, 1H, J = 4.3 Hz, 15.1 Hz, benzylamine−CH2), 4.2−4.5 (m, 4H, benzylamine−CH2, Dmt−4−CH, Apns−2−CH, and Apns−3−CH), 4.98 (d, 1H, J = 8.6 Hz, Dmt−2−CH2), 5.14 (d, 1H, J = 8.9 Hz, Dmt−2−CH2), 5.32 (d, 1H, J = 6.8 Hz, Apns−2−OH), 5.42 (s, 2H, benzoyl−NH2), 5.93 (s, 2H, Apns−O−CH2−), 6.38 (d, 1H, J = 7.6 Hz, aromatic), 6.7−6.8 (m, 3H, aromatic), 6.9−7.0 (m, 2H, aromatic), 7.1−7.2 (m, 4H, aromatic), 7.3−7.4 (m, 2H, aromatic), 8.3−8.4 (m, 2H, Apns−NH, benzylamine−NH):
MS (TOF): m/z = 640 (M + H)+
【0037】
(試験例1)
HIV プロテアーゼ阻害活性の測定
組換えHIV−1プロテアーゼ(Biochemistry, 250, 9, 264 (1990)を参照)および合成ペプチド基質(H−Ser−Gln−Asn−Tyr−Pro−Ile−Val−OH)を用いて、文献に報告される試験方法(T.Mimoto ら、J. Med. Chem., 42, 1789−1802, 1999)に従い、プロテアーゼ阻害活性を測定した。
参考例により合成した化合物、周知のエイズ治療薬であるネルフィナビル(nelfinavir 対照)を種々の濃度でDMSOに溶解した阻害剤、10.5 nMのHIV−1プロテアーゼ、20 mMの合成ペプチド基質および100 mMのMES緩衝液(pH6.5)から成る反応液15 μLを、37℃で60分間反応させ、合成基質のTyr−Pro間の切断で生成するペプチド断片を逆相HPLCで定量した。各化合物のプロテアーゼ阻害活性は、化合物を含まないDMSOコントロールの酵素活性を100%とした場合の阻害率で示した。
【0038】
(試験例2)
抗 HIV 活性の測定
参考例で得た化合物と周知のエイズ治療薬であるネルフィナビル(nelfinavir対照)について、文献に記載される試験方法(O. S. Weislowら、J. Natl. Cancer Inst. 81, 577−586, 1989)に従い、宿主細胞にCEM−SS細胞、HIVウイルス株HIV−1 IIIBを用いて抗HIV活性を測定した(T.Mimoto ら、J. Med. Chem., 42, 1789−1802, 1999 などを参照)。
96穴マイクロタイタープレート上、培地に参考例の化合物及びnelfinavirを種々の濃度で添加し、さらに終濃度50%になるようにヒト血清を加えた後、HIV感染CEM−SS細胞を加え、CO2、インキュベーターで37℃、6日間培養し、HIV−1 IIIBによって引き起こされるcytopathic 効果をtetrazolium dye XTTにて染色し、その50%阻害濃度(IC50)を算出した。
【0039】
結果を表1に示した。
【表1】
参考例で得た化合物の50nMでのHIVプロテアーゼ阻害率は95%、抗HIV活性(IC50)は13ng/mlで、周知のエイズ治療薬と比べても、HIVプロテアーゼ阻害剤として、非常に優れたものであった。
【0040】
【発明の効果】
本発明により、ベスタチン、タキソール、レニン阻害剤、HIVプロテアーゼ阻害剤等の多くの医薬品の原料として有用である新規ノルスタチン誘導体が得られる。本発明の新規ノルスタチン誘導体を原料として用いることにより、高い抗HIV活性を持ちさらに、薬物動態的にも優れたHIVプロテアーゼ阻害剤を得ることができる。
Claims (4)
- 下記一般式(I)で表されるノルスタチン誘導体またはその塩。
(上記式中、R1、R2はそれぞれ炭素数3以下のアルコキシ基を表し、またR1、R2が互いに環を形成していてもよく、
R3、R4はそれぞれ水素原子、置換基を有しても良いベンジル基、炭素数4以下の低級アシル基、炭素数14以下の置換基を有しても良いアルコキシカルボニル基もしくはアラルキルオキシカルボニル基、または置換基を有しても良いベンゾイル基もしくはベンゼンスルホニル基を表し、またR3とR4は互いに環を形成していてもよく、
R5は水素原子、または炭素数4以下の低級アシル基を表し、
R6は水素原子、炭素数4以下の低級アルキル基、または炭素数14以下のアラルキル基を表す。) - 上記一般式(I)または(II)において、R3、R4がそれぞれ水素原子、置換基を有しても良いベンジル基、または炭素数14以下の置換基を有しても良いアルコキシカルボニル基もしくはアラルキルオキシカルボニル基、R5が水素原子または炭素数4以下の低級アシル基、R6は水素原子、炭素数4以下の低級アルキル基、または炭素数14以下のアラルキル基である請求項1又は2に記載のノルスタチン誘導体またはその塩。
- 上記一般式(I)または(II)において、R3が水素原子、または炭素数14以下の置換基を有しても良いアルコキシカルボニル基もしくはアラルキルオキシカルボニル基、R4、R5、R6がそれぞれ水素原子である請求項1〜3のいずれかに記載のノルスタチン誘導体またはその塩。
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