JP2005020885A - ロータリ・リニア直流モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】特性に優れ、かつ直線、回転、螺旋運動が可能なロータリ・リニア直流モータを得る。
【解決手段】固定子鉄心12にロータリ巻線14とリニア巻線13を施して固定子10を形成するとともに、円筒状の可動子鉄心8の表面に、N極磁石15を周方向及び軸方向に1極置きに配設するとともに、この各N極磁石15とは周方向及び軸方向に1極ずらせた位置にS極磁石を周方向及び軸方向に1極置きに配設して可動子9を形成し、ロータリ巻線14に三相交流を印加して可動子9を回転させ、あるいはリニア巻線13に直流を印加して可動子9を直進させ、あるいは両巻線14,13にそれぞれ三相交流及び直流を印加して螺旋運動をさせる。
【選択図】 図1
【解決手段】固定子鉄心12にロータリ巻線14とリニア巻線13を施して固定子10を形成するとともに、円筒状の可動子鉄心8の表面に、N極磁石15を周方向及び軸方向に1極置きに配設するとともに、この各N極磁石15とは周方向及び軸方向に1極ずらせた位置にS極磁石を周方向及び軸方向に1極置きに配設して可動子9を形成し、ロータリ巻線14に三相交流を印加して可動子9を回転させ、あるいはリニア巻線13に直流を印加して可動子9を直進させ、あるいは両巻線14,13にそれぞれ三相交流及び直流を印加して螺旋運動をさせる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、推力と回転力を発生するロータリ・リニア直流モータ、特にその構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ロータリ・リニアモータは、単体のモータで回転運動、直線運動、螺旋運動(回転運動+直線運動)を用途に応じて使い分けるものであり、誘導形のものが非特許文献1に示されている。しかし、誘導形モータは力率や効率が悪いので、永久磁石を用いた磁石式ロータリ・リニアモータとすることが望ましいが、永久磁石を用いた場合、回転運動と直線運動があるため、界磁の配置が困難となり、磁石式ロータリ・リニアモータはほとんど例を見ない。ところで、直線運動だけするものでは、磁石界磁式の例もあり、簡単なリニア直流モータの例が非特許文献2に示されており、その構造を図4(a),(b)に示す。
【0003】
図4(a).(b)において、固定子1では、円筒状の固定子鉄心2に円環状の溝2aが軸方向に複数個形成され、これによって溝2a間には歯部2bが形成され、歯部2bの接続部分にヨーク部2cが形成される。円環状の溝2aには円環状のコイル3が収納される。固定子1の内周側には可動子4が軸方向移動可能に設けられ、可動子4においては円筒状鉄心5の中心に可動軸6が突出形成され、円筒状鉄心5の外周にはN極とS極の永久磁石7が貼り付けられている。コイル3と永久磁石7の配設ピッチは同一としており、コイル3に直流電流Iを印加することにより、可動子4は軸方向に直線運動する。しかし、回転運動は不可能である。
【0004】
【非特許文献1】
西本裕宣、外2名、「ロータリ・リニア誘導モータのロータリ運転時の特性算定と諸特性に及ぼす二次抵抗の影響」、1997年度電気関係学会東海支部連合大会(1997年9月29日)、論文No.223
【0005】
【非特許文献2】
水野 勉、外5名、「磁石可動形リニア直流モータの電気的時定数」電気学会論文誌D、119巻3号、平成11年
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、誘導形のロータリ・リニアモータは力率や効率が悪い。これに対して、永久磁石を用いた図4のリニア直流モータはストロークは小さいが、構造が簡単で力率、効率が良く、制御性も良い。しかし、回転させることができなかった。
【0007】
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、力率、効率、制御性が良く、かつ直線、回転、螺旋運動が可能なロータリ・リニア直流モータを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係るロータリ・リニア直流モータは、回転可能であるとともに、軸方向へも可動可能な可動子を有し、かつ固定子においては固定子鉄心に可動子を回転運動させるための回転磁束を形成するロータリ巻線と可動子を軸方向に直線運動させるためのリニア巻線とを施したロータリ・リニアモータにおいて、可動子は、円筒状の可動子鉄心の表面に、N極磁石を周方向及び軸方向に1極置きに配設するとともに、この各N極磁石とは周方向及び軸方向に1極ずらせた位置にS極磁石を周方向及び軸方向に1極置きに配設し、ロータリ巻線に三相交流を印加し、あるいはリニア巻線に直流を印加し、あるいはロータリ巻線に三相交流を印加するとともに、リニア巻線に直流を印加するようにしたものである。
【0009】
請求項2に係るロータリ・リニア直流モータは、可動子鉄心の表面の磁石間に、鉄心による磁極を配設したものである。
【0010】
請求項3に係るロータリ・リニア直流モータは、磁石に代えて鉄心による磁極を用いたものである。
【0011】
請求項4に係るロータリ・リニア直流モータは、ロータリ巻線の極数とスロット数とを集中巻可能な数にするとともに、固定子鉄心の歯部にロータリ巻線を施して集中巻としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施形態1
以下、この発明の実施の形態を図面とともに説明する。図1(a),(b)はこの発明の実施形態1によるロータリ・リニア直流モータの要部側面図及び要部断面図を示し、永久磁石界磁を用いて回転運動を同期モータとして動作させるために、円筒状の可動子鉄心8の外周に永久磁石を貼り付けて可動子9を構成する。固定子10においては、円筒状のバックヨーク11の内周に固定子鉄心12を取り付け、固定子鉄心12には円環状のスロット12aが軸方向に複数個設けられ、スロット12aには円環状のリニア巻線13を収納する。又、固定子鉄心12には軸方向にも複数のスロット12bが形成され、スロット12b間には歯部12cが形成され、歯部12cにはロータリ巻線14を集中巻により設ける。両巻線13,14は共に4極構成とする。永久磁石の貼り付けにおいては、まず、ロータリ巻線14用のN極磁石15をリニア巻線13の巻線ピッチに相当する軸方向長さで円周方向のN極とすべき位置に貼り付ける。N極磁石15と同一円周上においては、180度異なる位置にN極磁石15を設けるが、S極磁石は設けない。次に、貼り付けたN極磁石15から軸方向にリニア巻線13の1極ピッチずらせて、かつ周方向に電気角で180度ずらせてS極磁石16を貼り付ける。S極磁石16も同一円周上に機械的に180度ずらせて一対設けるとともに、軸方向にはリニア巻線13の1極置きに設ける。
【0013】
以上のような作業を繰り返すことにより、軸方向に見た場合に同種の磁極磁石が1極置きに存在し、円周方向に見た場合にも同種の磁極磁石が1極置きに存在するようになる。このような構造により、リニア巻線13及びロータリ巻線14それぞれに対する磁極が互いに独立して存在することになり、ロータリ巻線14に三相交流を印加すると、通常の回転形永久磁石同期モータとして動作し(1極当たりの磁石は通常のモータの1/2となる。)、可動子9は回転する。又、リニア巻線13に直流を印加すると、通常のリニア直流モータとして動作し、可動子9は直線運動をする。両巻線13,14に電圧を印加すると、可動子9は螺旋運動をする。従って、上記構造により、回転、直線、螺旋運動が可能なロータリ・リニア直流モータが実現できる。
【0014】
又、ロータリ巻線14を鉄心歯部12cに直接巻線する集中巻とした。この場合、一般に毎極毎相スロット数QがQ≦0.5となるので、分数スロット巻となる。具体的には、スロット数:極数=3:2、9:8、9:10などのものが知られている。可動子9が直線運動することによる永久磁石形界磁のロータリ巻線14への影響がなくなるので、ロータリ巻線14の巻線方法として集中巻を採用することができる。また、リニア巻線13の場合も集中巻の考え方を採用し、リニア巻線13の巻線ピッチと磁極ピッチとを同一とし、集中巻と同等なスロット数を採用することができ、リニアモータとしてのスロット数を低減することができる。
【0015】
実施形態1においては、ロータリ・リニア直流モータを永久磁石界磁として構成できるので、力率、効率などの特性を向上することができるとともに、制御性も向上することができる。又、回転、直線、螺旋の各運動が可能なロータリ・リニア直流モータを実現することができる。さらに、ロータリ巻線を集中巻としたので、コイル数を減少させるとともに、コイルエンド寸法を小さく抑えることができる。このため、モータとしての小形、軽量化、コストダウンが実現できる。
【0016】
実施形態2
図2(a),(b)はこの発明の実施形態2によるロータリ・リニア直流モータの要部側面図及び要部断面図を示し、可動子18は可動子鉄心8の表面にN極磁石15とS極磁石16とを実施形態1と同様に配設するとともに、可動子鉄心8の表面のN極磁石15間及びS極磁石16間に鉄心による磁極17を配設している。磁極17は、珪素鋼板などを積層して形成する。固定子10等の構成は実施形態1と同様である。
【0017】
上記構成において、ロータリ巻線14から見た場合、磁極17は可動子鉄心8の外周の同一周面上の磁石15,16と逆の極性となり、軸方向では磁石15,16と同一の極性となるように動作する。このため、実施形態1より磁束が増加し、力率、効率、制御性などの特性が改善される。一方、リニア巻線13から見た場合、磁極17は可動子鉄心8の周面上で軸方向では磁石15,16と逆極性となり、同一周面上では磁石15,16と同一極性となるように動作するので、やはり磁束が増加し、特性が改善される。その他、実施形態1と同様な効果がある。
【0018】
実施形態3
図3(a),(b)は実施形態4によるロータリ・リニア直流モータの要部側面図及び要部断面図を示し、実施形態2における磁極17はそのままとし、磁石15,16に代えて鉄心による磁極17を用い、可動子19を構成する。固定子10は実施形態1,2と同様である。このように、全てを磁極17により形成すると、ロータリ巻線14に電圧を印加した場合もリニア巻線13に電圧を印加した場合もいずれもいわゆるリラクタンスモータとして動作する。特性的には実施形態2より磁束が減少し、力率等の特性は実施形態2より劣るが、低コストで製作できるメリットがある。その他、実施形態1と同様な効果がある。
【0019】
実施形態4
上記実施形態1〜3においては、ロータリ巻線14については4極6スロット、リニア巻線13については4極4スロットの構成であるが、この組み合わせは任意であり、それぞれロータリ巻線14については集中巻可能な極数とスロット数を採用し、リニア巻線13については任意の極数と極数と同一のスロット数とすれば、種々の極数とスロット数を持つロータリ・リニア直流モータが製作可能となる。又、リニア巻線13を本方式とし、ロータリ巻線14を従来同様の分布巻としたものも製作可能である。
【0020】
【発明の効果】
以上のようにこの発明の請求項1によれば、ロータリ・リニアモータを永久磁石界磁として構成したので、力率、効率、制御性などの特性を向上することができる。又、回転、直線、螺旋の各運動を行うことができるロータリ・リニア直流モータを実現することができる。
【0021】
請求項2によれば、可動子鉄心の磁石間に磁極を配設したので、磁束が増加し、力率、効率、制御性などの特性を改善することができる。
【0022】
請求項3によれば、磁石間に磁極を設けるとともに、磁石を磁極に代えており、磁束の増加は請求項2には劣るが、やはり力率等の特性を改善することができるとともに、製作コストを下げることができる。
【0023】
請求項4によれば、ロータリ巻線を集中巻としており、コイル数を減少させるとともに、コイルエンド寸法を小さくすることができ、モータとして小形化、軽量化、コストダウンを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1によるロータリ・リニア直流モータの要部側面図及び要部断面図である。
【図2】実施形態2によるロータリ・リニア直流モータの要部側面図及び要部断面図である。
【図3】実施形態3によるロータリ・リニア直流モータの要部側面図及び要部断面図である。
【図4】非特許文献2に示された従来のコイル可動形リニア直流モータの要部縦断正面図および要部側面図である。
【符号の説明】
8…可動子鉄心
9,18,19…可動子
10…固定子
12…固定子鉄心
12a,12b…スロット
12c…歯部
13…リニア巻線
14…ロータリ巻線
15…N極磁石
16…S極磁石
17…磁極
【発明の属する技術分野】
この発明は、推力と回転力を発生するロータリ・リニア直流モータ、特にその構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ロータリ・リニアモータは、単体のモータで回転運動、直線運動、螺旋運動(回転運動+直線運動)を用途に応じて使い分けるものであり、誘導形のものが非特許文献1に示されている。しかし、誘導形モータは力率や効率が悪いので、永久磁石を用いた磁石式ロータリ・リニアモータとすることが望ましいが、永久磁石を用いた場合、回転運動と直線運動があるため、界磁の配置が困難となり、磁石式ロータリ・リニアモータはほとんど例を見ない。ところで、直線運動だけするものでは、磁石界磁式の例もあり、簡単なリニア直流モータの例が非特許文献2に示されており、その構造を図4(a),(b)に示す。
【0003】
図4(a).(b)において、固定子1では、円筒状の固定子鉄心2に円環状の溝2aが軸方向に複数個形成され、これによって溝2a間には歯部2bが形成され、歯部2bの接続部分にヨーク部2cが形成される。円環状の溝2aには円環状のコイル3が収納される。固定子1の内周側には可動子4が軸方向移動可能に設けられ、可動子4においては円筒状鉄心5の中心に可動軸6が突出形成され、円筒状鉄心5の外周にはN極とS極の永久磁石7が貼り付けられている。コイル3と永久磁石7の配設ピッチは同一としており、コイル3に直流電流Iを印加することにより、可動子4は軸方向に直線運動する。しかし、回転運動は不可能である。
【0004】
【非特許文献1】
西本裕宣、外2名、「ロータリ・リニア誘導モータのロータリ運転時の特性算定と諸特性に及ぼす二次抵抗の影響」、1997年度電気関係学会東海支部連合大会(1997年9月29日)、論文No.223
【0005】
【非特許文献2】
水野 勉、外5名、「磁石可動形リニア直流モータの電気的時定数」電気学会論文誌D、119巻3号、平成11年
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、誘導形のロータリ・リニアモータは力率や効率が悪い。これに対して、永久磁石を用いた図4のリニア直流モータはストロークは小さいが、構造が簡単で力率、効率が良く、制御性も良い。しかし、回転させることができなかった。
【0007】
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、力率、効率、制御性が良く、かつ直線、回転、螺旋運動が可能なロータリ・リニア直流モータを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係るロータリ・リニア直流モータは、回転可能であるとともに、軸方向へも可動可能な可動子を有し、かつ固定子においては固定子鉄心に可動子を回転運動させるための回転磁束を形成するロータリ巻線と可動子を軸方向に直線運動させるためのリニア巻線とを施したロータリ・リニアモータにおいて、可動子は、円筒状の可動子鉄心の表面に、N極磁石を周方向及び軸方向に1極置きに配設するとともに、この各N極磁石とは周方向及び軸方向に1極ずらせた位置にS極磁石を周方向及び軸方向に1極置きに配設し、ロータリ巻線に三相交流を印加し、あるいはリニア巻線に直流を印加し、あるいはロータリ巻線に三相交流を印加するとともに、リニア巻線に直流を印加するようにしたものである。
【0009】
請求項2に係るロータリ・リニア直流モータは、可動子鉄心の表面の磁石間に、鉄心による磁極を配設したものである。
【0010】
請求項3に係るロータリ・リニア直流モータは、磁石に代えて鉄心による磁極を用いたものである。
【0011】
請求項4に係るロータリ・リニア直流モータは、ロータリ巻線の極数とスロット数とを集中巻可能な数にするとともに、固定子鉄心の歯部にロータリ巻線を施して集中巻としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施形態1
以下、この発明の実施の形態を図面とともに説明する。図1(a),(b)はこの発明の実施形態1によるロータリ・リニア直流モータの要部側面図及び要部断面図を示し、永久磁石界磁を用いて回転運動を同期モータとして動作させるために、円筒状の可動子鉄心8の外周に永久磁石を貼り付けて可動子9を構成する。固定子10においては、円筒状のバックヨーク11の内周に固定子鉄心12を取り付け、固定子鉄心12には円環状のスロット12aが軸方向に複数個設けられ、スロット12aには円環状のリニア巻線13を収納する。又、固定子鉄心12には軸方向にも複数のスロット12bが形成され、スロット12b間には歯部12cが形成され、歯部12cにはロータリ巻線14を集中巻により設ける。両巻線13,14は共に4極構成とする。永久磁石の貼り付けにおいては、まず、ロータリ巻線14用のN極磁石15をリニア巻線13の巻線ピッチに相当する軸方向長さで円周方向のN極とすべき位置に貼り付ける。N極磁石15と同一円周上においては、180度異なる位置にN極磁石15を設けるが、S極磁石は設けない。次に、貼り付けたN極磁石15から軸方向にリニア巻線13の1極ピッチずらせて、かつ周方向に電気角で180度ずらせてS極磁石16を貼り付ける。S極磁石16も同一円周上に機械的に180度ずらせて一対設けるとともに、軸方向にはリニア巻線13の1極置きに設ける。
【0013】
以上のような作業を繰り返すことにより、軸方向に見た場合に同種の磁極磁石が1極置きに存在し、円周方向に見た場合にも同種の磁極磁石が1極置きに存在するようになる。このような構造により、リニア巻線13及びロータリ巻線14それぞれに対する磁極が互いに独立して存在することになり、ロータリ巻線14に三相交流を印加すると、通常の回転形永久磁石同期モータとして動作し(1極当たりの磁石は通常のモータの1/2となる。)、可動子9は回転する。又、リニア巻線13に直流を印加すると、通常のリニア直流モータとして動作し、可動子9は直線運動をする。両巻線13,14に電圧を印加すると、可動子9は螺旋運動をする。従って、上記構造により、回転、直線、螺旋運動が可能なロータリ・リニア直流モータが実現できる。
【0014】
又、ロータリ巻線14を鉄心歯部12cに直接巻線する集中巻とした。この場合、一般に毎極毎相スロット数QがQ≦0.5となるので、分数スロット巻となる。具体的には、スロット数:極数=3:2、9:8、9:10などのものが知られている。可動子9が直線運動することによる永久磁石形界磁のロータリ巻線14への影響がなくなるので、ロータリ巻線14の巻線方法として集中巻を採用することができる。また、リニア巻線13の場合も集中巻の考え方を採用し、リニア巻線13の巻線ピッチと磁極ピッチとを同一とし、集中巻と同等なスロット数を採用することができ、リニアモータとしてのスロット数を低減することができる。
【0015】
実施形態1においては、ロータリ・リニア直流モータを永久磁石界磁として構成できるので、力率、効率などの特性を向上することができるとともに、制御性も向上することができる。又、回転、直線、螺旋の各運動が可能なロータリ・リニア直流モータを実現することができる。さらに、ロータリ巻線を集中巻としたので、コイル数を減少させるとともに、コイルエンド寸法を小さく抑えることができる。このため、モータとしての小形、軽量化、コストダウンが実現できる。
【0016】
実施形態2
図2(a),(b)はこの発明の実施形態2によるロータリ・リニア直流モータの要部側面図及び要部断面図を示し、可動子18は可動子鉄心8の表面にN極磁石15とS極磁石16とを実施形態1と同様に配設するとともに、可動子鉄心8の表面のN極磁石15間及びS極磁石16間に鉄心による磁極17を配設している。磁極17は、珪素鋼板などを積層して形成する。固定子10等の構成は実施形態1と同様である。
【0017】
上記構成において、ロータリ巻線14から見た場合、磁極17は可動子鉄心8の外周の同一周面上の磁石15,16と逆の極性となり、軸方向では磁石15,16と同一の極性となるように動作する。このため、実施形態1より磁束が増加し、力率、効率、制御性などの特性が改善される。一方、リニア巻線13から見た場合、磁極17は可動子鉄心8の周面上で軸方向では磁石15,16と逆極性となり、同一周面上では磁石15,16と同一極性となるように動作するので、やはり磁束が増加し、特性が改善される。その他、実施形態1と同様な効果がある。
【0018】
実施形態3
図3(a),(b)は実施形態4によるロータリ・リニア直流モータの要部側面図及び要部断面図を示し、実施形態2における磁極17はそのままとし、磁石15,16に代えて鉄心による磁極17を用い、可動子19を構成する。固定子10は実施形態1,2と同様である。このように、全てを磁極17により形成すると、ロータリ巻線14に電圧を印加した場合もリニア巻線13に電圧を印加した場合もいずれもいわゆるリラクタンスモータとして動作する。特性的には実施形態2より磁束が減少し、力率等の特性は実施形態2より劣るが、低コストで製作できるメリットがある。その他、実施形態1と同様な効果がある。
【0019】
実施形態4
上記実施形態1〜3においては、ロータリ巻線14については4極6スロット、リニア巻線13については4極4スロットの構成であるが、この組み合わせは任意であり、それぞれロータリ巻線14については集中巻可能な極数とスロット数を採用し、リニア巻線13については任意の極数と極数と同一のスロット数とすれば、種々の極数とスロット数を持つロータリ・リニア直流モータが製作可能となる。又、リニア巻線13を本方式とし、ロータリ巻線14を従来同様の分布巻としたものも製作可能である。
【0020】
【発明の効果】
以上のようにこの発明の請求項1によれば、ロータリ・リニアモータを永久磁石界磁として構成したので、力率、効率、制御性などの特性を向上することができる。又、回転、直線、螺旋の各運動を行うことができるロータリ・リニア直流モータを実現することができる。
【0021】
請求項2によれば、可動子鉄心の磁石間に磁極を配設したので、磁束が増加し、力率、効率、制御性などの特性を改善することができる。
【0022】
請求項3によれば、磁石間に磁極を設けるとともに、磁石を磁極に代えており、磁束の増加は請求項2には劣るが、やはり力率等の特性を改善することができるとともに、製作コストを下げることができる。
【0023】
請求項4によれば、ロータリ巻線を集中巻としており、コイル数を減少させるとともに、コイルエンド寸法を小さくすることができ、モータとして小形化、軽量化、コストダウンを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1によるロータリ・リニア直流モータの要部側面図及び要部断面図である。
【図2】実施形態2によるロータリ・リニア直流モータの要部側面図及び要部断面図である。
【図3】実施形態3によるロータリ・リニア直流モータの要部側面図及び要部断面図である。
【図4】非特許文献2に示された従来のコイル可動形リニア直流モータの要部縦断正面図および要部側面図である。
【符号の説明】
8…可動子鉄心
9,18,19…可動子
10…固定子
12…固定子鉄心
12a,12b…スロット
12c…歯部
13…リニア巻線
14…ロータリ巻線
15…N極磁石
16…S極磁石
17…磁極
Claims (4)
- 回転可能であるとともに、軸方向へも可動可能な可動子を有し、かつ固定子においては固定子鉄心に可動子を回転運動させるための回転磁束を形成するロータリ巻線と可動子を軸方向に直線運動させるためのリニア巻線とを施したロータリ・リニアモータにおいて、可動子は、円筒状の可動子鉄心の表面に、N極磁石を周方向及び軸方向に1極置きに配設するとともに、この各N極磁石とは周方向及び軸方向に1極ずらせた位置にS極磁石を周方向及び軸方向に1極置きに配設し、ロータリ巻線に三相交流を印加し、あるいはリニア巻線に直流を印加し、あるいはロータリ巻線に三相交流を印加するとともに、リニア巻線に直流を印加するようにしたことを特徴とするロータリ・リニア直流モータ。
- 可動子鉄心の表面の磁石間に、鉄心による磁極を配設したことを特徴とする請求項1記載のロータリ・リニア直流モータ。
- 磁石に代えて鉄心による磁極を用いたことを特徴とする請求項2記載のロータリ・リニア直流モータ。
- ロータリ巻線の極数とスロット数とを集中巻可能な数にするとともに、固定子鉄心の歯部にロータリ巻線を施して集中巻としたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のロータリ・リニア直流モータ。
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| JP2003182122A JP2005020885A (ja) | 2003-06-26 | 2003-06-26 | ロータリ・リニア直流モータ |
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