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JP2005018640A - 文書閲覧端末、動作モード制御方法及び動作モード制御プログラム - Google Patents

文書閲覧端末、動作モード制御方法及び動作モード制御プログラム Download PDF

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Matsuhisa Hosokawa
松寿 細川
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Abstract

【課題】閲覧するドキュメントファイルによって、最適な動作モード遷移制御を実現する文書閲覧端末、動作モード制御方法及び動作モード制御プログラムを提供する。
【解決手段】閲覧するドキュメントファイルに関するユーザ操作履歴に基づいて、ドキュメントファイルの閲覧先ページを予測し、予測する閲覧先ページの種別をドキュメントファイルのドキュメント情報より取得し、種別に基づいて、複数の動作モードの遷移制御を行う。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文書閲覧端末において、閲覧するドキュメントファイルによって、最適な動作モード遷移制御を実現する文書閲覧端末、動作モード制御方法及び動作モード制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、XGA,SVGA程度の解像度のLCDを備え、コンテンツ閲覧機能に特化した電子書籍端末等の文書閲覧端末が開発されている。このような端末は、バッテリー駆動による動作が想定され、充電無しで長時間利用可能であることが商品の付加価値向上につながる。
このため、特に表示ディスプレイ部分における消費電力の低減が望まれており、以下のような従来技術が存在する。
例えば、特許文献1には、電子ペーパのような記憶性を持つ表示ディスプレイを利用し、ユーザのページ送り操作を外部イベントとして電力供給の制御を行うことで、低消費電力化を図ることが記載されている。
また、特許文献2には、EL素子と記憶回路を画素とする文書閲覧端末において、画素毎にデジタル映像信号を記憶させることが記載されている。
一方、特許文献3には、文書閲覧端末において、過去の閲覧状況を反映させて過去に閲覧した部分の要約を自動的に作成することにより各利用者に適合した要約を提供するための技術が記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−315127号公報
【特許文献2】
特開2002−140036号公報
【特許文献3】
特開2002−312380号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方で、近年、電子書籍ファイルにおいて記録されるコンテンツがテキストのみから、文字と静止画、動画等の組み合わせなど、多様化している。このような電子書籍ファイルを表示処理する場合、上述したような低消費電力設計のみを重視すると、応答性が悪くなる場面も想定され、ユーザの操作性が著しく低下するという問題がある。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、閲覧するドキュメントファイルによって、最適な動作モード遷移制御を実現する文書閲覧端末、動作モード制御方法及び動作モード制御プログラムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の課題を解決すべくなされたもので、本発明は、閲覧するドキュメントファイルに関するユーザ操作履歴に基づいて、前記ドキュメントファイルの閲覧先ページを予測し、該予測する閲覧先ページの種別を前記ドキュメントファイルのドキュメント情報より取得し、該種別に基づいて、動作モードの遷移命令を出力するユーザプロファイル情報管理手段と、該ユーザプロファイル情報管理手段からの動作モードの遷移命令に基づいて、複数の動作モードの遷移制御を行う制御手段とを具備することを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、前記ユーザ操作履歴は、前記ドキュメントファイルの操作イベントの発生時刻を含み、前記ユーザプロファイル情報管理手段は、さらに、前記ユーザ操作履歴に基づいて、前記ドキュメントファイルの閲覧期間を予測し、該閲覧期間及び前記閲覧先ページの種別に基づいて、動作モードの遷移命令を出力することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記ユーザプロファイル情報管理手段は、前記閲覧先のページ種別と対応するユーザ操作履歴に基づいて、前記ドキュメントファイルの閲覧期間を予測することを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、閲覧するドキュメントファイルに関するユーザ操作履歴に基づいて、前記ドキュメントファイルの閲覧先ページを予測し、該予測する閲覧先ページの種別を前記ドキュメントファイルのドキュメント情報より取得し、該種別に基づいて、複数の動作モードの遷移制御を行うことを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、閲覧するドキュメントファイルに関するユーザ操作履歴に基づいて、前記ドキュメントファイルの閲覧先ページを予測する処理と、該予測する閲覧先ページの種別を前記ドキュメントファイルのドキュメント情報より取得し、該種別に基づいて、複数の動作モードの遷移制御を行う処理とをコンピュータに実行させるための動作モード制御プログラムである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の文書閲覧端末の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態の文書閲覧端末のハードウェア構成を示す構成図である。
本実施形態の文書閲覧端末は、CPUコア10と、ディスプレイ11と、ディスプレイコントローラ12と、メモリ13と、メモリコントローラ14と、DMA(Direct Memory Access)コントローラ15とを内部バス20を介して接続し、DMAコントローラ15と、周辺装置16−1〜N(Nは自然数)とを外部バス21を介して接続して構成される。
【0012】
ディスプレイ11は、文書閲覧端末の表示デバイスである。
ディスプレイコントローラ12は、ディスプレイ11の表示制御及び動作モード遷移制御を行う制御装置である。
メモリコントローラ14は、メモリ13の読み込み/書き込みを制御する制御装置である。
DMAコントローラ15は、周辺装置16−1〜Nとメモリ13、メモリコントローラ14との間の入出力制御を行う制御装置である。
周辺装置16−1〜Nは、文書閲覧端末の入力装置、出力装置等である。
【0013】
図2は、本実施形態の文書閲覧端末のソフトウェア構成を示す構成図である。
CPUコア10は、メモリ13上にプログラムを読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、図2に示すユーザインタフェース処理部100、ドキュメント情報管理部101、ユーザプロファイル情報管理部102、動作モード制御部103、タイマ処理部104として機能する。
また、メモリ13は、ユーザプロファイル情報格納部110として機能する。
【0014】
ユーザインタフェース処理部100は、文書閲覧端末を操作するユーザの操作を受け付け、操作に関するイベント(操作イベント)情報をユーザプロファイル情報管理部102に渡す。ここで、操作イベント情報は、ユーザが閲覧するドキュメントに対して行った操作イベント(ページ送り操作、ページ戻り操作、ページ指定操作)を識別するIDと、該当イベントを発生した時点でディスプレイ11に表示していたページ番号等とからなる。
【0015】
ドキュメント情報管理部101は、メモリ13によって構成されるドキュメントファイル格納部(図示せず)において、ユーザが閲覧するドキュメントに関する情報を管理する。ドキュメントファイル格納部に格納されるドキュメントファイルには、コンテンツデータ(テキストデータ、画像データ、動画データ)以外に、ページ毎にページ番号、ページの種別(テキスト/静止画/動画/それらの組合せ)、ページ内のテキスト文字数等の情報が格納されている。このように、ドキュメントファイル情報を管理するモジュールを別にすることで、他の処理部に影響を与えずに様々なフォーマットのドキュメントファイルに対応できる。
ユーザプロファイル情報管理部102は、ドキュメント情報管理部101からドキュメント情報を取得する。ここで、ドキュメント情報は、ドキュメントファイル内の各ページに関する情報として、ページ番号と、ページの種別(テキスト/静止画/動画/それらの組合せ)と、ページ内のテキスト文字数とからなる。
【0016】
ユーザプロファイル情報格納部110は、ユーザ操作に関するイベント情報をユーザプロファイル情報管理部102から受け取り、ユーザプロファイル情報として、イベント発生時刻と共に記録する。ここで、ユーザプロファイル情報は、ドキュメント識別情報と、ページ番号/ページ閲覧予測期間と、ユーザ操作履歴(ユーザ操作に関するイベント識別子/ページ番号/発生時刻)とからなる。このように、ユーザ操作履歴において、ユーザの操作内容と表示するページ番号とをイベントとして関連付けることで、ユーザのドキュメント閲覧特性を取得できる。
以下、例えば、次のようなユーザプロファイル情報がユーザプロファイル情報格納部110に格納されているものとする。
Figure 2005018640
【0017】
ユーザプロファイル情報管理部102は、以下の情報を各処理部から取得し、ユーザのページ閲覧期間を予測して、動作モード制御部103に動作モード変更命令を出すことでモード遷移制御を行う。
・ユーザインタフェース処理部100から取得するユーザ操作イベント
・ドキュメント情報管理部101から取得するドキュメント情報
・ユーザプロファイル情報格納部102から取得する過去のユーザ操作履歴情報
ただし、ユーザがドキュメントの閲覧を開始した時点で、プロファイル情報が不十分である場合、予測精度が悪くなる。このため、設定されたページ数分のプロファイル情報が生成されないとページ閲覧期間の予測は行わないようにする。
一方、ユーザが閲覧するドキュメントが以前に閲覧したドキュメントであり、ユーザプロファイル情報がある場合、閲覧開始時点でも、そのユーザプロファイル情報を参照してページ閲覧期間を予測する。なお、2回目以降の閲覧時には該当ページのユーザプロファイル情報を更新してもよい。
また、ページ閲覧期間を予測するために、ドキュメント情報に格納されているページ内のテキスト数も考慮して予測期間を算出してもよい。
【0018】
また、ユーザプロファイル情報管理部102は、外部から動作モードの変更条件の設定要求を受け付ける。すなわち、ユーザプロファイル情報管理部102は、タイマイベント機能を備えたタイマ処理部104を利用し、タイマイベントが通知された時点で遷移すべき動作モードを指定してタイマイベントを登録する(後述する)。
【0019】
動作モード制御部103は、ユーザプロファイル処理部102からの命令を受けて、制御下にある各種ハードウェアやクロック等の制御を行う。具体的には、動作モード制御部103は、制御対象として複数のパラメータ値をまとめて1つの集合とし、そのパラメータ集合と動作モードを対応させておく。そして、動作モード制御部103は、このパラメータ集合と対応する動作モード(図2の動作モード1〜N)を変更することにより各種ハードウェアの制御パラメータを変更する。
すなわち、動作モード制御部103は、複数の動作モードを用意しておき、動作モードをユーザプロファイル情報管理部102からの命令に従い変更することで、動作モード遷移制御を行う。また、動作モード制御部103は、動作中の動作モード情報を保持しており、外部からのスデータス取得要求に応答する。
【0020】
なお、本発明において、上述した動作モードで規定される制御パラメータについて特に限定されるものでないが、例えば、一実施形態としては以下のように制御パラメータを規定することができる。当該制御パラメータは、SoC(System−on−a−chip)のような組込み向けプロセッサを想定したものであり、各パラメータを動作モード制御部103が設定可能である。
・CPUコア電圧
・CPU動作周波数
・システムバス周波数(Local Bus)
・表示デバイスクロック周波数
・外部バスクロック周波数
【0021】
次に、図面を参照して、本実施形態の文書閲覧端末の動作について説明する。図3は、本実施形態の文書閲覧端末による動作モード遷移制御処理の過程を示すフローチャートである。
まず本実施形態の文書閲覧端末による動作モード遷移制御処理の前提条件として、ページ閲覧期間の予測によるモード遷移について説明する。
文書閲覧端末のハードウェアシステムは、以下に定義される3つの動作モード(低消費電力動作モード、標準動作モード、パフォーマンス優先動作モード)毎の制御パラメータで動作する。なお、本実施形態において、設定可能な制御パラメータは、CPU電圧/CPU動作周波数/PLB周波数/Pixelクロック周波数/外部バス周波数とする。
・Low Performance mode(低消費電力動作モード)
(1.0v/33MHz/11MHz/11MHz/7MHz)
・Normal Performance mode(標準動作モード)
(1.8v/133MHz/66MHz/22MHz/11MHz)
・High Performance mode(表示処理優先動作モード)
(1.8V/266MHz/133MHz/33MHz/22MHz)
【0022】
また、上記の動作モードを遷移する条件は以下の通りであり、ユーザプロファイル情報管理部102は、以下の条件でモード変更を行うように設定されている。ただし、以下、ページ送り予測時間を閲覧期間の予測値と定義する。
・low Performance modeへのモード遷移条件
ドキュメント情報管理部101が管理するドキュメント情報において、次に閲覧が予測されるページ内のページ種別がテキストのみのコンテンツであり、ユーザプロファイル情報管理部102が予測するページ送り予測時間が10secを越える場合、標準動作モードから低消費電力動作モードにモード遷移する。そして、(予測時間−Xsec)経過後、タイマ処理部104からのタイマイベント通知により再び標準動作モードにモード遷移する。ただし、X secは、低消費電力動作モードから標準動作モードへのモード遷移に必要な時間を示す。モード遷移に必要な時間とは、一例として、クロックの安定するまでの期間やハードウェア制御が完了するまでの時間の和で表すことが出来る。
【0023】
・High Performance modeへのモード遷移
ドキュメント情報管理部101が管理するドキュメント情報において、次に閲覧が予測されるページ内のページ種別が静止画、動画等のコンテンツである場合、ユーザプロファイル情報管理部102が予測するページ送り予測時間に関わらず、表示処理優先動作モードにモード遷移する。また、(予測時間−Xsec)経過後、次ページのページ種別がテキストであれば、タイマ処理部104からのタイマイベント通知により再び標準動作モードにモード遷移する。
【0024】
・Normal Performance mode
デフォルトの動作モードであり、ページ送り予測時間が10sec以下であり、次に閲覧が予測されるページ内のページ種別がテキストの場合、この動作モードを継続する。
【0025】
このように、タイマイベント登録時に遷移するモードを指定しておくことで、イベント発生時に即座に省電力制御や高速表示のためのモード遷移を要求できる。
また、動作モード情報は外部のモジュールからは独立しているので、ハードウェアが変更されたときにもハードウェア毎のパラメータを変更することで動作モード遷移を実現できる。
また、複数の制御パラメータをまとめてグループ化しておくことで、アプリケーションの状態に応じた制御パラメータを定義できる。
また、他のモジュールからは動作モードでのみ指定され、外部からはハードウェア制御パラメータを認識する必要がなくなり、モジュールの再利用性が高まる。
【0026】
次に、上記前提条件の下、本実施形態の文書閲覧端末の動作について説明する。
まずユーザプロファイル情報の作成について説明する。
ユーザがドキュメントファイルを閲覧するために、周辺装置16である入力装置を介してページ送り操作をした場合、ユーザの閲覧属性に関連するページ送り操作イベントが発生する(図3のステップS8)。
イベント待ち状態において(ステップS9)、ユーザインタフェース処理部100からユーザプロファイル情報管理部102にイベント発生が通知されると、ユーザプロファイル情報管理部102は、ページ送りイベントが発生したことを認識して(ステップS10でYes)、設定されているタイマイベントをリセットした後(ステップS11)、ユーザインタフェース処理部100から受信したイベント情報をユーザプロファイル格納部110に格納する。この際にユーザが閲覧を終えたページの「ページ番号」、「ページ閲覧期間」の情報も格納する(ステップS12〜S14)。
【0027】
このような操作イベントの登録操作を繰り返すことで、ユーザプロファイル情報管理部102は、ユーザプロファイル格納部110において、ユーザプロファイルを作成する。
そして、予め設定されたnページだけ、ユーザプロファイルが蓄積された段階で、ユーザプロファイル情報管理部102は、作成したユーザプロファイルと、閲覧するドキュメントファイルのドキュメント情報から、次にページ送り操作イベントが発生する時刻、すなわち、ユーザが次ページを表示する操作を行う時刻を予測し、動作モードの変更を開始する。なお、nページ閲覧するまでベージ閲覧予測期間を元にしたモード変更はしないこととし、nは予測期間の信頼性に影響するので、変更可能とする。
【0028】
次に、ユーザが以前に上記電子書籍コンテンツを閲覧したことがあり、ユーザプロファイル情報管理部110にはそのユーザプロファイル情報が記録されている場合において、ユーザが文書閲覧端末にメモリカードやネットワーク経由でメモリ103に格納された電子書籍ファイル(ドキュメントファイル)より、閲覧するドキュメントファイルを指定すると、ドキュメント情報管理部101は、指定されたドキュメントファイルを読み込むとともに(図3のステップS1)、ドキュメント情報を取得する(ステップS2)。
そして、ユーザプロファイル情報管理部102は、ドキュメント情報管理部101から指定されたドキュメントファイルに関するドキュメント情報を取得し、ユーザプロファイル情報格納部110から指定されたドキュメントファイルに関するユーザプロファイル情報を検索する(ステップS3)。
該当するユーザプロファイル情報がユーザプロファイル情報格納部110に格納されている場合(ステップS4でYes)、ユーザプロファイル情報管理部102は、当該ユーザプロファイル情報より次に表示するページ番号を取得し(ステップS5)、これを次に表示するページであると予測する。一方、該当するユーザプロファイル情報がユーザプロファイル情報格納部110に格納されていない場合(ステップS4でNo)、イベント待ち状態に遷移し(ステップS9)、ユーザプロファイル情報を作成する(ステップS10〜S14)。
【0029】
今、1ページ目(ページ種別:text 予測閲覧時間:120sec)を閲覧している場合において、ユーザプロファイル情報管理部102は、ユーザプロファイル情報に登録されている次のページ番号(本実施形態では、1より大きい次のページ番号として、10ページ目が該当する)のドキュメント情報(ページ種別:text/still/video)及びユーザプロファイル情報(予測閲覧時間:180sec)を取得する。この場合、ドキュメント情報より、動画/静止画が含まれたファイルであることが分かるため、予測ページのページ種別に基づいて、表示処理優先動作モードへ遷移することが予想され(ステップS6でYes)、予測閲覧時間に基づいて、10ページ目をデフォルト設定のページ閲覧予測時間(10sec)より長い一定時間(120sec)閲覧することが予測される。
【0030】
ユーザプロファイル情報管理部102は、10ページ目の表示に備えるために、1ページ目のページ閲覧予測時間がデフォルト設定の10secを越えていることを検出し、ベージ閲覧予測期間120secからXsecだけ減算した(120−X)sec後にタイマイベント通知要求をタイマ処理部104に対して出力するとともに、当該タイマイベントにより、動作モード制御部103に対して、表示処理優先動作モードへ遷移する制御命令を出す(ステップS7)。
なお、Xsecは低消費電力動作モードや標準動作モードから表示処理優先動作モードに移行するのに必要な時間であり、ユーザの習熟特性をデータ化しておいて、Xに加算しておいてもよい。
【0031】
ユーザがページ番号1のページ閲覧後、ページ番号10のページの表示要求を出した時点で、ユーザインタフェース処理部100からユーザプロファイル情報管理部102にイベント発生が通知されると(ステップS8〜S10)、ユーザインタフェース処理部100からページ送りイベント等を受信したイベント受信時刻が、前回のページ送りイベント発生時刻から(120−X)sec以内であれば、ユーザプロファイル情報管理部102は、タイマイベント通知要求を解除する(ステップS11)。
そして、ユーザプロファイル情報管理部102は、ユーザインタフェース処理部100から受信したイベント情報をユーザプロファイル格納部110に格納し、ページ番号1のユーザプロファイル情報を更新する(ステップS12、S13)。
また、ユーザプロファイル情報管理部102は、前回のページ送りイベント発生時刻から今回のイベント発生時刻までの期間から表示中のページのページ閲覧予測期間を計算し、ユーザプロファイル情報を更新する(ステップS14)。
【0032】
一方、ユーザがページ番号1のページ閲覧中であって、(120−X)sec後にタイマ処理部104からタイマイベントが通知された場合、ユーザプロファイル情報管理部102は、タイムアウトイベントの発生を認識して(ステップS15でYes)、当該タイマイベントに対して設定された動作モードへの遷移命令を出力する。すなわち、ユーザプロファイル情報管理部102は、予めドキュメントファイルの閲覧先ページを予測し、予測する閲覧先ページの種別をドキュメントファイルのドキュメント情報より取得し、種別に基づいて、動作モードの遷移命令を出力する。
この場合、上述したように、予測される閲覧先ページのページ番号が10であり、ページ番号10のページ種別がtext/still/videoであることから、表示処理優先動作モードへ遷移することが登録されており、動作モード制御部103に対して、表示処理優先動作モードへ遷移する制御命令を出す(ステップS17)。
【0033】
そして、ユーザプロファイル情報管理部102は、ユーザインタフェース処理部100から受信したイベント情報をユーザプロファイル格納部110に格納し、ページ番号1のユーザプロファイル情報を更新する(ステップS18)。
また、ユーザプロファイル情報管理部102は、前回のページ送りイベント発生時刻から今回のイベント発生時刻までの期間から表示中のページのページ閲覧予測期間を計算し、ユーザプロファイル情報を更新する(ステップS19)。
【0034】
なお、実装によっては、予測する閲覧先ページの種別、予測閲覧期間に応じて、標準動作モード、低消費電力動作モードへ遷移するようにする設定を行うことが考えられる(ステップS20〜S23)。
また、上記実施形態においては、ベージ閲覧予測期間をそれぞれのページについて算出する場合の例を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、ページ種別毎のベージ閲覧予測期間を算出するようにしてもよい。
すなわち、ユーザプロファイル情報管理部102は、nページ目の表示中にページ送りイベントが発生した場合、(n+1)ページ目の表示が完了後、n+1ページのドキュメント情報を取得する。取得したドキュメント情報において、(n+1)ページまでのページ種別がすべてテキストであれば、ユーザプロファイル情報管理部102は、取得したnページ目までのドキュメント情報に基づいて、ページ種別毎の平均ベージ閲覧予測期間を計算する。
【0035】
したがって、本実施形態の文書閲覧装置によれば、閲覧するドキュメントファイルによって、最適な動作モード遷移制御、具体的には、ユーザの文書閲覧端末利用特性のプロファイリング情報とドキュメント情報から、必要な処理能力を予測した動作モード遷移制御により、ユーザがコンテンツを閲覧する際の操作属性を元に、消費電力低減を考慮しつつ、ユーザの操作に対する応答性向上を実現することが出来る効果が得られる。
【0036】
また、本実施形態の文書閲覧装置によれば、ユーザプロファイル情報を格納することで、ユーザが同じドキュメントを閲覧する度に、過去の操作履歴を利用することができ、ユーザプロファイル情報を最新の状態に更新することで、より正確な消費電力制抑や高速表示制御を実現できる効果が得られる。
さらに、本実施形態の文書閲覧装置によれば、省電力制御や高速表示制御を実行する判斯処理を他のモジュールと分離し、ユーザプロファイル情報管理部102に統合することで、他のモジュールに影響を与えることなく様々な判断処理を定義でき、複雑な動作モード遷移制御処理への適応性を高めることが出来る効果が得られる。
【0037】
なお、各処理を行うための処理部の機能を実現する為のプログラムは、それぞれ別々のプログラムモジュールにより構成してもよいし、一体化したプログラムモジュールにより構成してもよい。
また、これらの機能の全部または一部を論理回路によるハードウェアで構成しても構わない。
また、各プログラムモジュールは、既存のアプリケーションプログラムに組み込んで動作させてもよいし、独立のプログラムとして動作させてもよい。
上記のような本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行することにより各処理を行っても良い。また、ネットワークを通じてコンピュータのメモリ中にダウンロードして利用することもできる。
【0038】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータサーバに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータサーバ内部の揮発メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータサーバから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータサーバに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータサーバに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の文書閲覧装置のハードウェア構成図。
【図2】本実施形態の文書閲覧装置のソフトウェア構成図。
【図3】動作モード遷移制御処理の過程を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…CPUコア、11…ディスプレイ、12…ディスプレイコントローラ、13…メモリ、14…メモリコントローラ、15…DMAコントローラ、16−1〜N…周辺装置、20…内部バス、21…外部バス、100…ユーザインタフェース処理部、101…ドキュメント情報管理部、102…ユーザプロファイル情報管理部、103…動作モード制御部、104…タイマ処理部、110…ユーザプロファイル情報格納部

Claims (5)

  1. 閲覧するドキュメントファイルに関するユーザ操作履歴に基づいて、前記ドキュメントファイルの閲覧先ページを予測し、該予測する閲覧先ページの種別を前記ドキュメントファイルのドキュメント情報より取得し、該種別に基づいて、動作モードの遷移命令を出力するユーザプロファイル情報管理手段と、
    該ユーザプロファイル情報管理手段からの動作モードの遷移命令に基づいて、複数の動作モードの遷移制御を行う制御手段と
    を具備することを特徴とする文書閲覧端末。
  2. 前記ユーザ操作履歴は、前記ドキュメントファイルの操作イベントの発生時刻を含み、
    前記ユーザプロファイル情報管理手段は、さらに、前記ユーザ操作履歴に基づいて、前記ドキュメントファイルの閲覧期間を予測し、該閲覧期間及び前記閲覧先ページの種別に基づいて、動作モードの遷移命令を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の文書閲覧端末。
  3. 前記ユーザプロファイル情報管理手段は、前記閲覧先のページ種別と対応するユーザ操作履歴に基づいて、前記ドキュメントファイルの閲覧期間を予測する
    ことを特徴とする請求項2に記載の文書閲覧端末。
  4. 閲覧するドキュメントファイルに関するユーザ操作履歴に基づいて、前記ドキュメントファイルの閲覧先ページを予測し、
    該予測する閲覧先ページの種別を前記ドキュメントファイルのドキュメント情報より取得し、該種別に基づいて、複数の動作モードの遷移制御を行う
    ことを特徴とする動作モード制御方法。
  5. 閲覧するドキュメントファイルに関するユーザ操作履歴に基づいて、前記ドキュメントファイルの閲覧先ページを予測する処理と、
    該予測する閲覧先ページの種別を前記ドキュメントファイルのドキュメント情報より取得し、該種別に基づいて、複数の動作モードの遷移制御を行う処理と
    をコンピュータに実行させるための動作モード制御プログラム。
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