JP2005098668A - 空中航行体 - Google Patents
空中航行体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005098668A JP2005098668A JP2004034113A JP2004034113A JP2005098668A JP 2005098668 A JP2005098668 A JP 2005098668A JP 2004034113 A JP2004034113 A JP 2004034113A JP 2004034113 A JP2004034113 A JP 2004034113A JP 2005098668 A JP2005098668 A JP 2005098668A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balloon
- aerial vehicle
- wind
- horizontal
- lower resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 claims abstract description 25
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 18
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 claims description 10
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 claims description 10
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 10
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 9
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 16
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 9
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000001307 helium Substances 0.000 description 5
- 229910052734 helium Inorganic materials 0.000 description 5
- SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N helium atom Chemical compound [He] SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 4
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 2
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- 238000004873 anchoring Methods 0.000 description 1
- 239000010941 cobalt Substances 0.000 description 1
- 229910017052 cobalt Inorganic materials 0.000 description 1
- GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N cobalt atom Chemical compound [Co] GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000007667 floating Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000012876 topography Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Toys (AREA)
Abstract
【解決手段】 本発明の空中航行体1は、先端部に係索手段9が取り付けられるとともに、空気より軽い気体が充填された細長い筒状のバルーン7と、バルーン7の前記係索手段9に対して反対側に位置するとともに後端部を形成する姿勢安定翼を備えた姿勢安定手段11と、を具備することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
このような標的としては、例えば、特許文献1に示されるものがある。
特許文献1に記載される標的を図12に示す。船型に形成された主艇体101の両側には、左右のフロート102a,102bが平行に配置されている。主艇体101の前部の上面には、マスト105が略垂直に立設されている。マスト105の上端に探知用部材としてのレーダレフレクタ106が取り付けられている。レーダレフレクタ106は、射撃訓練の際に航空機から発信された電波を反射し、この航空機の搭載レーダでこの目標体を探知できるようにするものであり、海面から3〜4mの位置に設けられている。
一方、地上の各種状況を空中写真撮影するものとして、特許文献2に示されたものがある。これは、気球の下部に撮影機材を取り付けて、気球を浮上させて地上を撮影するもので、航空機等を利用するものに比べて安価にかつ肌理細かに撮影が行える。
また、標的自体が高価なため、砲の発射試験で命中させない(偏弾射撃)のが通例となり、標的という本来の目的から外れてきている。
さらに海上の波が高い場合には標的の投入、揚収ができないので、発射試験そのものが中止されることが多々あり、訓練行動への支障を生じることがある。
また、例えば標的のえい航には、径が20ないし30mm程度のロープを1500m以上必要とするので、その費用が高価であるし、えい航船での置き場所にも困る状態であった。
さらに、大型重量物であるため、スペースやクレーン能力の制約から、200トン程度の小型の船艇には搭載できない。
また、標的のえい航船への運搬、搭載にはトラック、クレーンを必要とするので、費用がかさむ等種々の問題があった。
一方、特許文献2に示された気球は長さが直径の2倍と太くて短いので、風の影響を強く受ける。そのため、風が強くなった場合には、風の抵抗で姿勢が不安定となるし、また、風に流されて目的とする地域の写真撮影が行えない等の問題があった。
本発明の空中航行体は、先端部に係索手段が取り付けられるとともに、空気より軽い気体が充填された細長い筒状のバルーンと、前記バルーンの前記係索手段に対して反対側に位置するとともに後端部を形成する姿勢安定翼を備えた姿勢安定手段と、を具備することを特徴とする。
なお、細長いバルーンとは、長さを直径で割った値が4以上のものが含まれる。
また、バルーンが左右に振れた時、下部抵抗翼の振れた側の正圧部分に当たる風が、反対側に比べて多くなるので、振れた側と反対方向に押し戻されることになる。したがって、左右に振れた場合に、その動きを修復する方向に力が作用するので、空中航行体の直進性がより向上することになる。
一方、傾斜角度を小さくする、すなわち、前縁に対して後縁が上方に位置する距離を小さくなるように傾斜させると、水平部材の上面に当たる風の量が少なくなる。このように、水平部材の上面に当る風の量が少なくなると、バルーンの後部は大きくは押し下げられないので、バルーンの下面側に当る風の量が少なくなる。したがって、バルーンに作用する風の揚力が小さくなるので、バルーンは高く揚がることはない。
このように、水平部材の水平線に対する傾斜角度を調整することにより、風力が同じ場合であっても、バルーンの高度を調整することができる。また、例えば、風力が変化した場合に、水平部材の傾斜角度を調整してバルーンに作用する揚力を調整して、バルーンの高度を一定に保持することもできる。
一方、傾斜角度を小さくする、すなわち、水平調整部が前縁を含む場合には前縁を上方に移動し、また、水平調整部が後縁を含む場合には後縁を下方に移動して傾斜させると、水平部材の上面に当たる風の量が少なくなる。このように、水平部材の上面に当る風の量が少なくなると、バルーンの後部は大きくは押し下げられないので、バルーンの下面側に当る風の量が少なくなる。したがって、バルーンに作用する風の揚力が小さくなるので、バルーンは高く揚がることはない。
このように、水平調節部の水平線に対する傾斜角度を調整することにより、風力が同じ場合であっても、バルーンの高度を調整することができる。また、例えば、風力が変化した場合に、水平調整部の傾斜角度を調整してバルーンに作用する揚力を調整して、バルーンの高度を一定に保持することもできる。
また、姿勢安定手段を別体としているので、壊れた場合に容易に交換できる。
さらに、下部抵抗翼、水平部材の形状を変えたものを準備しておけば、空中航行体を使用する場合の気象状況、使用目的等に応じて、最適なバルーン飛行特性を持つ姿勢安定手段を使用できる。
舵部材をその軸線回りに回動して、前縁が後縁に対して風上に向かって左側に来るようにすると、上述と同様にしてバルーンは風上に向かって左側に位置を移動する。
このように、舵部材を軸線回りに回動して風向きに対する傾斜角度を調整することにより、バルーンの牽引位置に対する左右位置の偏向を調整することができる。また、例えば、風向きが変化した場合に、舵部材の回動位置を調整してバルーンの水平方向位置を調整することもできる。
なお、舵部材の前後方向における取付位置は、係索手段に近い程移動する力が有効に作用するので、良好である。
舵調整部をその軸線回りに回動して、前縁が後縁に対して風上に向かって左側に来るようにすると、上述と同様にしてバルーンは風上に向かって左側に位置を移動する。
このように、舵調整部を軸線回りに回動して風向きに対する傾斜角度を調整することにより、バルーンの牽引位置に対する左右位置の偏向を調整することができる。また、例えば、風向きが変化した場合に、舵調整部の回動位置を調整してバルーンの水平方向位置を調整することもできる。
また、電波反射テープを貼った側あるいは電波反射材料を蒸着した側をバルーンの内側になるようにすると、電波反射テープ等は風の影響を受けないこととなる。したがって、風により損傷を受けることを考慮する必要がなくなるので、非常に軽く、薄い材料を使用できるし、常に安定した反射率を保つことができる。
また、電波反射テープを貼った側あるいは電波反射材料を蒸着した側をバルーンの内側になるようにすると、非常に軽く、薄い材料を使用できるし、常に安定した反射率を保つことができる。
[第一実施形態]
図1〜図8に示す第一実施形態は、空中航行体1をえい航標的に適用したものである。図2に、えい航標的の全体構成が示されている。えい航標的は、標的となる空中航行体1と、空中航行体1をえい航するえい航船3と、空中航行体1とえい航船3との間を連結するえい航索5とから構成されている。
バルーン7は、先端部がとがっており、後部に行くにしたがって径が拡大し、その後径が序々に減少する筒形形状をしている。バルーン7の長さは4mで、最大直径は700mmである。バルーン7は、熱接着性を有するポリエチレンをベースとする3層構造の樹脂(クラレ製のEVOH−PVPC)で製作されている。
樹脂の厚さは9μであり、軽量でかつ強度が強い性質をもっている。
バルーン7には、ヘリウムガスが充填されており、この大きさで数百グラムの浮力を有している。
なお、電波反射テープとしては、軽量なのでアルミニウムを使っているが、アルミニウムに限定されるものではなく、鉄、ニッケル、コバルト等電波を反射する材料であればよい。
また、テープ13を貼り付ける代わりにアルミニウムを蒸着してもよい。
リング15は、バルーン7の後部に嵌め合わされる形状で、バルーン7と同じ樹脂で作られている。リング15の外周には、下部抵抗翼17と、一対の水平部材19,19と、垂直尾翼21とが接着されている。垂直尾翼21の取り付け位置は、下部抵抗翼17の取り付け位置から180度ずれており、各水平部材19の取り付け位置は、下部抵抗翼17の取り付け位置から約90度ずれている。
本実施形態では、リング15は、バルーン7と同じ材料で作られているが、これに限定されるものではなく、別の材料で作られていてもよい。
なお、本実施形態の下部抵抗翼17の重量は約120グラムである。
垂直尾翼21は、四角形の板であり、リング15の中心線に沿って接着されている。
なお、本実施形態の水平部材19および垂直尾翼21の重量は約50グラムである。
また、下部抵抗翼17、水平部材19、垂直尾翼21の形状、取付け角度、重量等を変更したリング15を複数個製作しておく。
リング15の径は、バルーン7の装着する部分の径より若干小さめに作っておく。そして、バルーン7にヘリウムが充填される前にリング15をバルーン7に入れ込み、その後バルーン7にヘリウムを充填して取り付けを完了させる。
索31は、細いロープであり、えい航船3の後部甲板上に設けられた電動リール33から引き出し、あるいは回収される。発射試験等における安全確保のため、通常、1000〜2000m程度引き出して使用される。索31と調整索27との間は、スイベル35で連結されている。索31はテグスでもよい。
索29は、テグスであり、一端がバルーン7の先端に設けられた係索手段9に結ばれ、他端が調整索27の繰り出し側端部に結ばれている。調整索27の重量がバルーン7の浮力より数十倍あるので、調整索27はほとんど持ち上げられないので、索29の長さを調整することにより、空中航行体1の航行する高さを調整することができる。通常、砲の発射試験の場合には、空中航行体1の高さは7〜50mの範囲で調整される。
なお、本実施形態では、調整索27としてポリプロピレン製のロープを使用しているが、これに限定されるものではなく、ポリエチレン製のロープ(比重0.95)等比重が1より小さいものであればよい。
えい航船3が、バルーン7、姿勢安定手段11、索29、調整索27、索31等の機材を積んで砲の発射試験等を実施する海域に到着する。目的に対応した空中航行体1の高さ、海域の気象状況を勘案して、適当な姿勢安定手段11をバルーン7に取り付けて空中航行体1を作成し、さらに、索29の長さを調整する。
次いで、空中航行体1と索29とを連結し、索29と調整索27とを連結し、調整索27と索31とを連結する。そして、調整索27、空中航行体1、索29を海上に投入する。この時、空中航行体1は自己の浮力により上昇し、調整索27の重量で制限された高さでとどまることになる。
この状態で、電動リール33により索31を繰り出しつつえい航船3が安全なえい航位置まで移動する。えい航船3が安全なえい航位置に着くと電動リール33を止めて索31の繰り出しを停止する。
この状態で、えい航船3が移動して空中航行体1をえい航し、砲の発射試験等が開始される。空中航行体1のテープ13から反射されるレーダ波により目標を定めて砲を発射する。
下部抵抗翼17は、水平部材19と垂直尾翼21とを加えた重量よりも倍の重量をもっているので、常に空中航行体1の下方に位置することになる。また、図5に示すように、えい航中には、下部抵抗翼17の抵抗面25,26には、常時風が当たって、空中航行体1を後方へ押す(あたかも後方から引っ張られる)ようなかたちとなる。これにより、空中航行体1は、索29で先端部を前方に引っ張られつつ、下部抵抗翼17により後方から引っ張られるかたちとなり、直進安定性が向上する。
これにより、風が空中航行体1の下面側にあたるので、空中航行体1に揚力を与えることができる。
空中航行体1は、一端に取り付けられた係索手段9にえい航索5を取り付け、海上に投入することによりバルーン7に充填されたヘリウムの浮力で上昇する。一点支持されているので、前記一端側が風に対して向かう姿勢となり、後端部の姿勢安定手段11が風に対して後方に位置する姿勢となる。また、姿勢安定手段11が錘となり、姿勢安定手段11側が下がった姿勢で浮かぶ。風力が強くなった場合あるいはえい航される場合、細長い形状で、先端部を一点引きしているので、バルーン7が風になびいて抵抗の一番少ない姿勢に自己収束する。これにより、飛行が安定するので、操作は少人数で充分で、使用コストも低減する。
さらに、バルーン1が左右に振れた時、下部抵抗翼17の振れた側の抵抗面25,26に当たる風が、反対側に比べて多くなるので、振れた側と反対方向に押し戻されることになる。したがって、左右に振れた場合に、その動きを修復する方向に力が作用するので、空中航行体1の直進性がより向上することになる。
また、姿勢安定手段11を別体としているので、壊れた場合に容易に交換できる。
さらに、下部抵抗翼17、水平部材19の形状を変えたものを準備しておけば、空中航行体1を使用する場合の気象状況、使用目的等に応じて、最適なバルーン飛行特性を持つ姿勢安定手段11を使用できる。
また、テープ13を貼った側が、バルーン7の内側にしているので、テープ13は風の影響を受けないこととなる。したがって、風により損傷を受けることを考慮する必要がなくなるので、非常に軽く、薄い材料を使用できるし、常に安定した反射率を保つことができる。
さらに、玩具としての用途も考えられる。
以下、図9ないし図13に示す第二実施形態について説明する。本実施形態は、空中航行体1を空中写真撮影に適用したものである。
図12に、その全体構成が示されている。空中写真撮影システムは、写真撮影を行う空中航行体1と、空中航行体1を揚げる基点45と、空中航行体1の係索手段9と基点45との間を連結する係留索47とから構成されている。
舵部材57は、下部抵抗翼17と同じ円周方向位置すなわちバルーン7の下部で、かつ、係索手段9の近傍に、前後方向に延在して設けられている。
また、下部抵抗翼17の下方には、地上を撮影するカメラ49が取り付けられている。
バルーン7は、カメラ49や舵部材57等の荷重を支える浮力を得るため、第一実施形態のものより大きく、長さ5〜8m、最大直径600〜1200mmになる。
風向きや地形等を勘案して基点45を設置する。基点45に巻きつけられた係留索47の先端を空中航行体1の係索手段9に取り付ける。係留索47を引き出すことにより、空中航行体1は自己の浮力で上昇する。撮影対象の位置や風向き等の状況に応じて、後述するように水平部材19および舵部材57の傾きを調整して空中航行体1を撮影対象の上方に位置させる。そして、下部抵抗翼17の下方に取り付けられたカメラ49で撮影対象を撮影する。
今、風は矢印69の方向に吹いているとすると、空中航行体1は一点支持されているので、先端が風に対して向かう姿勢となり、後端部の姿勢安定手段が風に対して後方に位置する姿勢となって空中に浮かぶ。
そして、ラジコンにより小型モータを駆動して、回転軸51を回転させて、水平部材19のバルーン7の軸線に対する傾斜角度を大きく、例えば20°にすると、後縁20が前縁18より大きく上方に位置することになる。
また、同じ長さの係留索47であっても、基点45から撮影地点までの距離を調整することができる。したがって、例えば、基点45と撮影対象71との間に建物、崖等の障害物73がある場合には、傾斜角度を小さくして、空中航行体1を風になびかせて基点45から遠方へ離れるようにして撮影することもできる。
また、例えば、風力が変化した場合に、水平部材19の傾斜角度を調整して空中航行体1に作用する揚力を調整して、空中航行体1の高度および距離を一定に保持することもできる。
また、予め数種類の傾斜角度を設定した複数のリング15を準備しておき、リング毎に交換するようにしてもよい。
今、舵部材57を空中航行体1の軸心に沿った方向に延在させた状態で、風が矢印81の方向に吹いているとすると、空中航行体1は一点支持されているので、先端が風に対して向かう姿勢となり、後端部の姿勢安定手段が風に対して後方に位置する姿勢となって位置Xの空中に浮かぶ。
また、例えば、風向きが変化した場合に、舵部材57の回動位置を調整して空中航行体1の水平方向位置を調整することもできる。
空中航行体1は、一端に取り付けられた係索手段9に係留索47を取り付けられて一点支持されているので、先端側が風に対して向かう姿勢となり、後端部の姿勢安定手段11が風に対して後方に位置する姿勢となる。また、姿勢安定手段11が錘となり、姿勢安定手段11側が下がった姿勢で浮かぶ。風力が強くなった場合に細長い形状で、先端部を一点引きしているので、バルーン7が風になびいて抵抗の一番少ない姿勢に自己収束する。これにより、浮遊姿勢が安定するので、操作は少人数で充分で、使用コストも低減する。
さらに、バルーン1が左右に振れた時、下部抵抗翼17の振れた側の抵抗面25,26に当たる風が、反対側に比べて多くなるので、振れた側と反対方向に押し戻されることになる。したがって、左右に振れた場合に、その動きを修復する方向に力が作用するので、空中航行体1の位置保持性能がより向上することになる。
一方、傾斜角度を小さくする、すなわち、前縁18に対して後縁20が上方に位置する距離を小さくなるように傾斜させると、水平部材19の上面に当たる風の量が少なくなる。
そして、水平部材19の上面に当る風の量が少なくなると、空中航行体1の後部は大きくは押し下げられないので、空中航行体1の下面側に当る風の量が少なくなる。したがって、空中航行体1に作用する風の揚力が小さくなるので、空中航行体1は高く揚がることはない。
このように、水平部材19の水平線に対する傾斜角度を調整することにより、風力が同じ場合であっても、空中航行体1の高度を調整することができる。また、例えば、風力が変化した場合に、水平部材19の傾斜角度を調整して空中航行体1に作用する揚力を調整して、空中航行体1の高度を一定に保持することもできる。
舵部材57を回転軸59回りに回動して、前縁63が後縁65に対して風上に向かって左側に来るようにすると、上述と同様にして空中航行体1は風上に向かって左側に位置を移動する。
このように、舵部材57を回転軸59回りに回動して風向きに対する傾斜角度を調整することにより、空中航行体1の基点45に対する左右位置の偏向を調整することができる。また、例えば、風向きが変化した場合に、舵部材57の回動位置を調整して空中航行体1の水平方向位置を調整することもできる。
以下、図16および図17に示す第三実施形態について説明する。
本実施形態では、空中航行体1は、バルーン7の内側にテープ13が貼り付けられていない以外の構成については第一実施形態と同様である。そして、本実施形態で特有の構成は、空中航行体1をえい航あるいは係留する索40の中途に索42を取付け、その索42に別の空中航行体41を取り付けたものである。また、空中航行体41の下部抵抗翼17の下部に重量物44が取り付けられている。
下側の空中航行体41の下部抵抗翼17に、重量物44を取り付けて、空中航行体1,41を放つと、索40の先端に取り付けられた空中航行体1が上になって状態で上空に上って行く。
本実施形態では、空中航行体1と重量物44を取り付けられた空中航行体41とが、索41に連なって取り付けられているので、風の強弱に伴う各空中航行体の取る姿勢が異なってくる。
すなわち、図9に示すように風が弱い場合には、重量物44の影響で重い空中航行体41が索40を下方に引っ張り、一方軽い空中航行体1は浮力で索40を上方に引っ張るので、索40は、空中航行体41のところで折れ曲がる状態となる。
図10に示すように風が強い場合には、バルーン7の下側面に風が強くあたり各空中航行体1,41は十分な揚力を得て、特に空中航行体1が風になびいて後方へ引っ張られるので、索40は張った状態となる。
空中航行体1と空中航行体41と2個連ねているので、単独の場合に比べて2倍の重量物を安定した姿勢で持ち上げることができる。
これにより、ビデオカメラ、テレビ送信機、コントロール装置等を持ち上げて、測量に活用することもできるようになる。
以下、図11に示す第四実施形態について説明する。
本実施形態では、空中航行体1は、基本的な構成については第一実施形態と同様であるが、空中航行体1の水平部材19が異なる。以下、この点について説明する。
本実施形態の水平部材は、第一実施形態の四角形の板に代えて、細長い筒状の小型バルーン19を、2つ、バルーン7に取り付けた状態で、前縁に対して後縁が上方に位置するように傾斜して取り付けたものである。小型バルーンには、ヘリウムが充填されている。
えい航中に、えい航速度が速くなった場合および風が強くなった場合、空中航行体1は先端部がより強く引かれることになり、前下がりの姿勢を採ろうとする。しかし、水平部材19は空中航行体1に対して前下がりの状態で取り付けられているので、風は常に水平部材19の上面側に当たっている。したがって、この風の力で空中航行体1は後部を下方へ押し下げられることになり、空中航行体1は常に前上がりの姿勢を維持することになる。また、水平部材19による空中航行体1の後部を押し下げる力は、当たる風の力が強いほど、強くなる。
これにより、風が空中航行体1の下面側にあたるので、空中航行体1に揚力を与えることができる。
水平部材19は、第一実施形態と同様に空中航行体1を前上がりの姿勢に維持して、空中航行体1に風による揚力を与えている。さらに、水平部材19自身が浮力を有しているので、第一実施形態の空中航行体に比べて、より重量物を持ち上げることができる。
5 えい航索
7 バルーン
9 係索手段
11 姿勢安定手段
13 テープ
15 リング
17 下部抵抗翼
18 前縁
19 水平部材
20 後縁
27 調整索
57 舵部材
63 前縁
65 後縁
77 水平調整部
Claims (12)
- 先端部に係索手段が取り付けられるとともに、空気より軽い気体が充填された細長い筒状のバルーンと、
前記バルーンの前記係索手段に対して反対側に位置するとともに後端部を形成する姿勢安定翼を備えた姿勢安定手段と、
を具備することを特徴とする空中航行体。 - 前記姿勢安定手段は、後縁部に向かってその幅が拡大する形状を有し、かつその重量により下方に位置する下部抵抗翼を備えていることを特徴とする請求項1に記載された空中航行体。
- 前記姿勢安定手段は、前記下部抵抗翼から円周方向で90度近く離れた位置に、前縁に対して後縁が上方に位置するように傾斜した一対の水平部材を備えていることを特徴とする請求項2に記載された空中航行体。
- 前記水平部材は、水平線に対する傾斜角度を調整可能とされたことを特徴とする請求項3に記載の空中航行体。
- 前記水平部材は、前縁または後縁のいずれかを含む水平調整部材が、水平方向に対する傾斜角度を調整可能とされたことを特徴とする請求項3または4に記載の空中航行体。
- 前記姿勢安定手段は、前記バルーンと別体に構成されるとともに、前記バルーンに嵌合するリングを備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載された空中航行体。
- 前記バルーンには、前記下部抵抗翼と同じ円周方向位置または前記下部抵抗翼から円周方向で180度近く離れた位置に、前後方向に延在して配置されるとともに、前記延在する面に略直交する軸線回りに回動自在に取り付けられた舵部材が備えられたことを特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の空中航行体。
- 前記舵部材は、前縁または後縁のいずれかを含む舵調整部材が、前記延在する面に略直交する軸線回りに回動自在に取り付けられたことを特徴とする請求項7に記載の空中航行体。
- 前記バルーンに電波反射部を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載された空中航行体。
- 前記電波反射部は、前記バルーンを形成する材料に貼られた電波反射テープにより形成されていることを特徴とする請求項9に記載された空中航行体。
- 前記電波反射部は、前記バルーンを形成する材料に蒸着された電波反射材料により形成されていることを特徴とする請求項9に記載された空中航行体。
- 前記係索手段に係索する索を、全体として軽量の細い索とするとともに、中途部分に前記バルーンの浮力より大きな重量を有する比重が水より軽い調整索を取り付けた構成としたことを特徴とする請求項9ないし請求項11のいずれかに記載された空中航行体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004034113A JP4486374B2 (ja) | 2003-08-20 | 2004-02-10 | 空中航行体 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003295859 | 2003-08-20 | ||
| JP2004034113A JP4486374B2 (ja) | 2003-08-20 | 2004-02-10 | 空中航行体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005098668A true JP2005098668A (ja) | 2005-04-14 |
| JP4486374B2 JP4486374B2 (ja) | 2010-06-23 |
Family
ID=34466971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004034113A Expired - Lifetime JP4486374B2 (ja) | 2003-08-20 | 2004-02-10 | 空中航行体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4486374B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011074247A1 (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | 横浜ゴム株式会社 | 球技用ボールおよびその製造方法 |
| KR20230127655A (ko) * | 2022-02-25 | 2023-09-01 | 주식회사시울프마린 | 적군 기만용 변신형 구조체 및 그 변신형 구조체의 설치 방법 |
-
2004
- 2004-02-10 JP JP2004034113A patent/JP4486374B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011074247A1 (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | 横浜ゴム株式会社 | 球技用ボールおよびその製造方法 |
| JP5783048B2 (ja) * | 2009-12-14 | 2015-09-24 | 横浜ゴム株式会社 | 球技用ボール |
| US9795832B2 (en) | 2009-12-14 | 2017-10-24 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Ball for ball game and method of manufacturing the same |
| KR20230127655A (ko) * | 2022-02-25 | 2023-09-01 | 주식회사시울프마린 | 적군 기만용 변신형 구조체 및 그 변신형 구조체의 설치 방법 |
| KR102717786B1 (ko) * | 2022-02-25 | 2024-10-15 | 주식회사시울프마린 | 적군 기만용 변신형 구조체 및 그 변신형 구조체의 설치 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4486374B2 (ja) | 2010-06-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5115997A (en) | Surveillance balloon | |
| AU782704B2 (en) | Launch and recovery system for unmanned aerial vehicles | |
| US9669946B2 (en) | Launch and recovery system for unmanned aerial vehicles | |
| US7219856B2 (en) | UAV recovery system | |
| US20210147081A1 (en) | Asymmetric aircraft and their launch and recovery systems from small ships | |
| US10479526B2 (en) | Small unmanned aerial vehicle (SUAV) shipboard recovery system | |
| US7410125B2 (en) | Robotically assisted launch/capture platform for an unmanned air vehicle | |
| US10618676B2 (en) | Apparatus and method for launch and recovery of an unmanned aerial vehicle | |
| CN105121274A (zh) | 水上载具 | |
| US20130082137A1 (en) | Rail recovery system for aircraft | |
| JP2928771B1 (ja) | 係留気球 | |
| US8100367B1 (en) | Variable geometry wing using a roll-up device | |
| US10611449B2 (en) | Housing electrical components in a wingsail | |
| US20230271732A1 (en) | Hybrid drone for landing on vertical structures | |
| JP4486374B2 (ja) | 空中航行体 | |
| KR102691573B1 (ko) | 이동하는 운행체에서 운용이 가능한 유선 드론 시스템 | |
| JP2001278190A (ja) | 半没水体のストラット | |
| CN115465414B (zh) | 一种采用无人机、无人船组网集群的测量装置及其使用方法 | |
| US20250289547A1 (en) | Method for operating a traction device comprising a kite for a floating vessel | |
| JP2517501Y2 (ja) | 水上自走目標体 | |
| JP2025101732A (ja) | 気象観測装置 | |
| RU2575529C2 (ru) | Дирижабль | |
| JPH01272207A (ja) | 電波反射体 | |
| JP2001270494A (ja) | 半没水体のストラット |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061127 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090319 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090811 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091013 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100302 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100326 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402 Year of fee payment: 4 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |