JP2005098581A - 冷凍回路及び冷凍回路を用いた冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】室内機2内において、蒸発器11の下方に外管76と内管77とから構成された2重管構造を有する2重管熱交換器を設け、凝縮器5により液化された高温の液冷媒17を外管に流し、且つ、蒸発器11により気化された低温のガス冷媒18を内管に流すことで熱交換を行うように構成した。
【選択図】 図10
Description
本発明は、前記従来の技術における問題点を解消するためになされたものであり、蒸発器により気化された低温のガス冷媒と凝縮器より凝縮された高温の液冷媒とを2重管熱交換器を用いて熱交換することで、熱交換性能を向上させ液冷媒の過冷却度を大きくするとともに、外管に高温である液冷媒を流すことで、交換器に霜が付着することについても防止が可能な冷凍回路及び冷凍回路を用いた冷却装置を提供することを目的とする。
また、2重管熱交換器は蒸発器の下方に設けられているので、蒸発器方向より流れる冷気の流れを2重管熱交換器により妨げることがなく、外管に高温の液冷媒が流れることで2重管熱交換器の表面温度が高温となっている場合であっても、冷気が熱せられて、冷却能力が落ちることはない。更に、蒸発器の表面から落下した霜を2重管熱交換器により溶かすことができるので、排水の効率も上昇する。
図1に示すように本実施形態に係る冷凍空気調和機1は室内機2と室外機3とに分離して設置され、更に圧縮機4、凝縮器5、液溜め6、ドライヤ7、2重管熱交換器8、電磁弁9、膨張弁10、蒸発器11、低圧スイッチ12、アキュムレータ13を順次、冷媒配管14で接続して冷凍空気調和機1における冷凍回路15が構成されている。
ドライヤ7においては冷媒の湿分等が除去される。また、2重管熱交換器8では、凝縮器5により凝縮された高温の液冷媒17と、膨張弁10及び蒸発器11を通過した低温のガス冷媒18とを熱交換することにより、液冷媒17の過冷却を行う(図10参照)。また、電磁弁9は弁開度を電気的に制御することで、冷媒の流量の調整ができる。尚、2重管熱交換器8の詳細については後述する。
低圧スイッチ12は、低圧配管19に接続されており、低圧配管19内の圧力(圧縮機の吸入側の圧力)を測定し、一定値以下の圧力であった場合に圧縮機4の駆動を停止させるものである。また、アキュムレータ13は、液戻り防止容器であり、液状の冷媒が圧縮機4に吸入されるのを防止し、気化された冷媒のみを圧縮機4に供給する。
室内機2の外郭は、基本的にベース22と、ベース22の左右にそれぞれ取り付けられた側板23と、ベース22の天板に取り付けられた取り付けアングル24と、ベース22の正面に取り付けられたファンカバー25と、ベース22の下方に開閉自在に取り付けられたドレンパン26とから構成される。
また、外郭内には、2重管熱交換器8、電磁弁9、膨張弁10及び蒸発器11等の内部装置が収納され、配管14によってそれぞれ連結されている。
ファンカバーヒータ31によって融解された水は、先ず、ファンカバー25下方に設けられた水受けとい32に集められる。水受けとい32は、ベース22に向かって傾斜しており、ベース22との境にある角部には長穴33が5箇所設けられている。従って、水受けとい32によって受け止められた水は長穴33からドレンパン26に流れ落ち、ドレンパン26に設けられた排水部35から、装置外へと排出される(図8参照)。尚、ドレンパン26の排水機構については後に説明する。
ドレンパン26はアルミ製で、取付具36を介してベース22に対して開閉可能となるよう支持されており、閉鎖時においては、装置内部で発生した霜や水を一箇所に集め、装置外へと排出することが可能である。一方、開放時においてはベース22の開放口より装置内部のメンテナンス作業等を行うことができる。
ヒータ54は、ドレンパン26の傾斜面40、41にそれぞれ4箇所を固定部材55で固定されることにより取り付けられている。その際、ヒータ54は傾斜面40、41に対して接した状態で取り付けられており、且つ、案内溝39が形成された中央部分においては、案内溝39と対向して水平形状を有した水平部56が設けられている(図6参照)。そして、案内溝39及びヒータ54の水平部56との間には逆三角形状に間隙57が形成されている。
ドレンパン26は、傾斜面40上に、固定部材55とともに位置決め部材58が側面板46と平行に取り付けられている。ヒータ54をドレンパン26に取り付ける際には、先ず、位置決め部材58にヒータ54の先端部54Aを接触させて左右方向の位置決めを行う。その後、ヒータ54を一方向(図5中、下方向)へスライドさせて固定部材55により固定する。
固定部60はドレンパン26の傾斜面40、41上に接し、ネジ66により傾斜面40、41に固定されている。壁部61に対して支持部63、湾曲部64及び自由端65は、折曲部62を軸として上下方向に弾性変形される(図7参照)。ヒータ54は自由端65から挿入された際(図7中、左方向)、その円周面が湾曲部64に接し、湾曲部64を上方に押し上げながら移動する。そして、更にヒータ54が進入し、湾曲部64の最下点67を通過すると、今度は弾性により湾曲部64はヒータ54の円周面に沿って下方に変形し、ヒータ54が壁部61及び支持部63に接触した時点で固定される。
以下に、ドレンパン26の排水機構について図を用いて説明する。図8は、本実施形態に係るドレンパンの排水機構を模式的に示した説明図である。
しかし、除霜運転によってもすべての霜が融解されるわけではなく、一部は氷塊のままドレンパン26上に落下する。そのように落下した氷塊によって、排水部35が塞がれることを防止するために、ヒータ54によりドレンパン26を加熱し、落下した氷塊を融解させる。また、水に融解されて落下した場合であっても、冷却されたドレンパン26上で再び氷結することがないように、ドレンパン26の加熱を行う。
傾斜面40、41に落下し、傾斜面40、41より案内溝39に到達した水は、案内溝39に沿って排水部35に案内されるが、その際、案内溝39及びヒータ54の水平部56との間には逆三角形状に間隙57が形成されているので(図6参照)、水の流れがヒータ54に遮られること無く、間隙57内を通して確実に排水部35に流すことが可能である。
ここで、ヒータ54の水平部56は、ドレンパン26に直接は接触していないので熱伝導によりドレンパン26に熱を伝えることはできないが、輻射熱により付近のドレンパン26を加熱することが可能である。
図3、図4及び図9に示すように、蒸発器11は、ベース22内において天板部分から吊り下げた状態で保持されている。蒸発器11の左右側部を形成する管板70、71の下端はそれぞれ内側に曲げ加工されており、取付フランジ72、73が形成されている。そして、U字形状を有する2重管熱交換器8の両端部が、それぞれ固定バンド74により取付フランジ72、73に固定されている(図3参照)。固定バンド74は、長板を凸形状に曲げ加工することにより形成され、固定ネジ75により取付フランジ72、73と固定される。
ここで、2重管熱交換器8では、高温の液冷媒17と低温のガス冷媒18とを熱交換することで、内管77を流れるガス冷媒18が液冷媒17から熱を奪い、冷媒の過冷却を行う。
2重管熱交換器8は、配管14と同じ銅製で、且つ、表面が防食塗装されており、図10に示すように略U字形状に成形された外管76と、外管76より径が小さくされ、同じく略U字形状に成形された内管77とが互いに組み合わされることにより構成されている。外管76は内管77の外側を覆うように取り付けられ、内管壁78を介して2層の管構造となっている。
一方、電磁弁9、膨張弁10、及び蒸発器11を介して低温のガス冷媒18となった冷媒は、内管入口85から今度は2重管熱交換器8の内管77へと導かれる。内管入口85から流入された低温のガス冷媒18は、内管内部86を通り、更に連結部87を通して内管出口88から室外機3へ送られ、圧縮機4により再度圧縮される。
また、内管77に低温であるガス冷媒18を流し、外管76に高温である液冷媒17を流しているので、2重管熱交換器8の表面温度は高温となる。従って、2重管熱交換器8の表面に外気中の水分によって霜が付く虞がない。
また、2重管熱交換器8は、略U字形状に形成され内管77の連結部87を除いた外表面の大部分を外管78に覆われている。従って、配置スペースをそれほど必要とすることなく、且つ、熱交換面積を大きくすることができるので、室内機2が小型の場合であっても、熱交換の性能を向上させることができる。更に、2重管熱交換器8は熱伝導率の高い銅により形成されているので、熱交換の効率がより向上する。また、2重管熱交換器8には防食塗装が施されているので、腐食ガスによる管の腐食を防止することができ、ガス漏れの防止ができる。
更に、前記したように2重管熱交換器8は、蒸発器11の下方に固定バンド74により取り付けられているので、蒸発器11により冷却された外気が送風ファン30により室内機2の外部へ放出される際に、2重管熱交換器8がその外気の進路上に位置しないので、空気の流れが遮られることが無く、且つ、一旦冷却された外気が、表面が高温となった2重管熱交換器8によって熱せられて、冷却能力が落ちることはない。
また、2重管熱交換器8は、略U字形状に形成されドレンパン26を閉鎖した際に蒸発器11の下方のドレンパン内に配置されるように構成されている。従って、別途室内機2内に配置のスペースを必要とすることなく、且つ、蒸発器11により冷却された外気が送風ファン30により室内機2の外部へ放出される際に、2重管熱交換器8がその外気の進路上に位置しないので、空気の流れが遮られることが無い。また、一旦冷却された外気が、表面が高温となった2重管熱交換器8によって熱せられて、冷却能力が落ちることはない。
例えば、本実施形態では冷媒の減圧機構として膨張弁を使用しているが、膨張弁の変わりにキャピラリーチューブを使用することも可能である。
また、2重管熱交換器8によりドレンパン26の加熱が可能であるので、ヒータ54をドレンパン26上から取り外した状態での実施も可能である。更に、ヒータ54の代わりに高温の液冷媒が流れる配管14をドレンパン上に設置することも可能である。
5………凝縮器 8………2重管熱交換器 11………蒸発器
14………配管 15………冷凍回路 17………高温液冷媒
18………低温ガス冷媒 26………ドレンパン 76………外管
77………内管
Claims (3)
- 冷媒を圧縮する圧縮機と、
前記圧縮機より圧縮された冷媒の凝縮を行う凝縮器と、
前記凝縮器により液化した冷媒が気化される蒸発器とを配管により連結した冷凍回路において、
前記冷媒が流れる内管と、内管の外周に設けられ、同じく冷媒が流れる外管とからなる2重管熱交換器を有し、
前記2重管熱交換器は、前記蒸発器の下方に設けられるとともに、前記凝縮器より液化された冷媒を前記外管に流し、且つ、前記蒸発器により気化された冷媒を前記内管に流すことで熱交換を行うことを特徴とする冷凍回路。 - 前記2重管熱交換器は略U字形状を有することを特徴とする請求項1に記載の冷凍回路。
- ドレンパンを有し、
前記2重管熱交換器は前記ドレンパン内部に設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷凍回路を用いた冷却装置。
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