JP2005095741A - 水処理方法および水処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 被処理水中に含まれるイオン成分を分離除去することによりリサイクル可能な再生水を得ることができる水処理方法および水処理装置を提供すること。
【解決手段】 被処理水に対してpH調整装置1によりアルカリ剤もしくは酸を注入してアルカリ性もしくは酸性のpHに調整し、このpH調整後の被処理液を逆浸透膜装置3に通して被処理水中に含まれるイオン成分を分離し、この逆浸透膜を通った処理水をイオン交換樹脂塔5中に流し、処理水中に残留するイオン成分を分離する。
【選択図】図1
【解決手段】 被処理水に対してpH調整装置1によりアルカリ剤もしくは酸を注入してアルカリ性もしくは酸性のpHに調整し、このpH調整後の被処理液を逆浸透膜装置3に通して被処理水中に含まれるイオン成分を分離し、この逆浸透膜を通った処理水をイオン交換樹脂塔5中に流し、処理水中に残留するイオン成分を分離する。
【選択図】図1
Description
本発明は、各種設備から排出される廃液などの被処理水に所定の処理を施してリサイクル可能な処理水を得る水処理方法および水処理装置に関する。
近年、環境保護に関する社会的要求が強くなり、環境への有害物質の放出を防止する技術について、各種の提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。この提案は、外部に放出される可能性のあるガス中から、シアンなどの有害物質を除去するものである。
上記処理はガス体に対するものであるが、ごみ処理設備など、各種の処理設備から廃液が発生し、これらから有害物質を除去してリサイクル可能な状態に造水できることが強く望まれている。
特開2001−41437号公報
しかしながら、これらの廃液は含有塩物質が多く、廃液を化学的に処理しようとすると多量の薬品が必要になる。このため再利用が困難であると共に、水処理プラントの負荷が大きくなってしまう。また、水処理後の再生水の塩濃度が高いため、その利用に問題がある。すなわち、塩濃度の高い再生水を使用すると機器に腐食が生じたり、腐食生成物による弊害が発生する。さらに、排水中にアンモニア、演算、硫酸、シアンなどが混入している場合が多く、これらを確実に除去できることが強く要求されている。
本発明の目的は、被処理水中に含まれるイオン成分を分離除去することによりリサイクル可能な再生水を得ることができる水処理方法および水処理装置を提供することにある。
本発明による水処理方法は、被処理水に対してアルカリ剤もしくは酸を注入してアルカリ性もしくは酸性のpHに調整し、このpH調整後の被処理液を逆浸透膜に通して被処理水中に含まれるイオン成分を分離し、この逆浸透膜を通った処理水をイオン交換樹脂中に流し、処理水中に残留するイオン成分を分離することを特徴とする。
また、本発明の水処理方法は、被処理水に対してアルカリ剤もしくは酸を注入してアルカリ性もしくは酸性のいずれか一方にpHを調整し、このpH調整後の被処理水を第1の逆浸透膜に通して被処理水中に含まれるイオン成分を分離し、この第1の逆浸透膜を通った処理水にアルカリ剤又は酸のいずれか他方を注入してアルカリ性又は酸性のいずれか他方にpHを調整し、このpH調整後に第2の逆浸透膜に対する被処理水として流し、この被処理水中に含まれるイオン成分を分離し、この第2の逆浸透膜を通った処理水をイオン交換樹脂中に流し、処理水中に残留するイオン成分を分離するようにしてもよい。
さらに、本発明の水処理方法では、被処理水に対して酸化剤を注入し、被処理中のシアンをシアン酸に分解し、逆浸透膜によるシアン分離性能を向上させるようにしてもよい。
本発明による水処理装置は、被処理水に対してアルカリ剤もしくは酸を注入して任意のpHに調整するpH調整装置と、このpH調整装置によってpH調整された被処理水を逆浸透膜に通して被処理水中に含まれるイオン成分を分離する逆浸透膜装置と、この逆浸透膜を通った処理水をイオン交換樹脂中に流し、処理水中に残留するイオン成分を分離するイオン交換樹脂塔とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の水処理装置は、被処理水に対してアルカリ剤もしくは酸を注入してアルカリ性もしくは酸性のいずれか一方にpHを調整する第1のpH調整装置と、この第1のpH調整装置によりpH調整された被処理水を逆浸透膜に通して被処理水中に含まれるイオン成分を分離する第1の逆浸透膜装置と、この第1の逆浸透膜装置を通った処理水にアルカリ剤又は酸のいずれか他方を注入してアルカリ性又は酸性のいずれか他方にpHを調整する第2のpH調整装置と、この第2のpH調整装置によりpH調整された処理水を被処理水として逆浸透膜に流し、この被処理水中に含まれるイオン成分を分離する第2の逆浸透膜装置と、この第2の逆浸透膜装置を通った処理水をイオン交換樹脂中に流し、処理水中に残留するイオン成分を分離するイオン交換樹脂塔とで構成してもよい。
また、本発明の水処理装置では、イオン交換樹脂塔に代って電気再生型イオン交換樹脂装置を用いてもよい。
また、本発明の水処理装置では、被処理水に対して酸化剤を注入し、被処理中のシアンをシアン酸に分解し、逆浸透膜によるシアン分離性能を向上させる酸化剤注入装置を設けてもよい。
また、本発明の水処理装置では、イオン交換塔の陰イオンの再生廃液排出側下流に設けられ、陰イオンの再生廃液に酸化剤を注入し、再生廃液中のシアンをシアン酸に分解するか、もしくは完全分解する酸化剤注入装置を有する構成でもよい。
また、本発明の水処理装置では、電気再生型イオン交換樹脂装置の濃縮廃液排出側下流に設けられ、濃縮廃液に酸化剤を注入し、濃縮廃液中のシアンをシアン酸に分解するか、もしくは完全分解する酸化剤注入装置を有する構成でもよい。
また、本発明の水処理装置では、酸化剤注入装置に代ってオゾン廃液処理装置を設け、廃液中にオゾンを注入するように構成してもよい。
この場合、酸化剤注入装置の下流側に、酸化剤注入装置からの廃液を濃縮して蒸留水を得る蒸発濃縮器を設けてもよい。
また、蒸発濃縮器の濃縮廃液排出側に、濃縮廃液を乾燥もしくは析出させて、濃縮廃液中のイオン成分を固体として回収する造粒装置を設けてもよい。
さらに、本発明の水処理装置では、逆浸透膜の上流側に、被処理水中の有機成分を除去する活性炭吸着塔を設けてもよい。
本発明によれば、被処理水のpHをアルカリ性もしくは酸性の状態に調整した後、この被処理水を逆浸透膜に流して、被処理水中のイオン成分を分離し、その後、さらに、イオン交換樹脂により残留イオン成分を分離するので、シアンなどの有害成分を除去したリサイクル可能な再生水を得ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は第1実施形態を示す基本的なシステム構成図である。図1において、図示しない各種の処理設備から排出された廃液は、pH調整装置1に移送され、アルカリ剤もしくは酸などの中和剤の注入によって任意のpHに調整される。たとえば、廃液中にアンモニアが含まれている場合、pHを中性から酸性に調整する。また、廃液中にシアンが含まれている場合は、pHを中性からアルカリ性に調整する。これは、周知のように、アンモニアは酸性の液中に安定して保持され、シアンはアルカリ性の液中に安定して保持されるという化学的特性を利用したものである。
pH調整装置1により、pHを調整された被処理水(廃液)は、移送ポンプ2により逆浸透膜(以下、RO膜と呼ぶ)装置3に移送される。RO膜装置3では、被処理水中に含まれるイオン成分をRO膜によって分離し、処理水として排出する。また、分離されたイオン成分は濃縮廃液として系外に排出される。排出された濃縮廃液は、図示しない上流設備にイオン成分の処理設備がある場合は上流設備に返送される。
RO膜装置3によりイオン成分を分離された処理水は、移送ポンプ4によってイオン交換樹脂塔5に送られる。イオン交換樹脂塔5は周知のように、容器内にイオン交換樹脂を充填し、この容器内に液体を流すことにより、液中のイオン成分をイオン交換樹脂に吸着させ、分離するものである。吸着量が限界になったなら、一旦運転を中止し、再生薬品(アルカリ剤と酸)を注入して洗浄し、再生させる。そして、再生廃液を排出した後、再びイオン成分の吸着を行う。
この場合、イオン交換樹脂塔5を複数段並列に接続し、一方のイオン交換樹脂塔5が上述の洗浄・再生のために運転を停止したとき、他方のイオン交換樹脂塔5を運転状態とするように運用するとよい。すなわち、イオン交換樹脂塔5を1基で運用すると、イオン交換樹脂の再生時には廃液処理ができず、連続運転ができなくなるが、イオン交換樹脂塔5を並列に複数段設置し交互運用することで廃液の連続処理が可能となる。
イオン交換樹脂による処理は、イオン分離性能が高く、純水製造も可能である。したがって、このイオン交換樹脂塔5によって処理された処理水は、純水と同等に再生され、再利用可能な水となる。
このように、pH調整装置1によって被処理水のpHを調整し、pH調整後の被処理水をRO膜装置3に流し、RO膜によって被処理水中のイオン成分を分離し、さらにイオン交換樹脂塔5で残存イオン成分を吸着分離させるようにしたので、純水とほぼ同等の処理水が得られ、各種の再利用が可能となる。
図2は第2実施形態を示す基本的なシステム構成図である。この実施形態では、図1で示したイオン交換樹脂塔5に代って、電気再生型イオン交換樹脂装置6を用いている。この電気再生型イオン交換樹脂装置6は、図3で示すように、陽イオン交換膜61と陰イオン交換膜62とで、中央の脱塩室63とその両側の濃縮室64,64との3室に仕切られている。これら陽イオン交換膜61および陰イオン交換膜62に、対応する極性の直流電圧を印加すると共に、中央の脱塩室内に混床イオン交換樹脂65を充填している。
この電気再生型イオン交換樹脂装置6では、処理対象水は中央の脱塩室63内に流れ、ここでイオン交換樹脂65とイオン交換膜61,62との働きにより、液中に残留しているイオン成分を吸着分離し、且つ再生しながら処理する。すなわち、液中のイオン成分は、まずイオン交換樹脂65により吸着される。このイオン交換樹脂65に吸着されたイオン成分は、所定の極性の電圧が印加されたイオン交換膜61,62により両側の濃縮室64,64内に移動し、イオン交換樹脂65は再生される。すなわち、イオン交換樹脂65は再生されながら液中のイオン成分を吸着するので、吸着能力が限界になることはない。したがって、1台のみであっても再生のための運転中止を行うことなく、イオン成分の連続的な吸着分離処理が可能となる。
図2の構成において、各種の処理設備から排出された廃液は、pH調整装置1に移送されアルカリ剤もしくは酸などの中和剤の注入によってアルカリ性もしくは酸性のpHに調整される。pH調整装置1によってpHを調整された被処理水は、移送ポンプ2によりRO膜装置3に移送される。RO膜装置3では、被処理水中に含まれるイオン成分をRO膜によって分離し、処理水として排出する。
RO膜装置3によりイオン成分を分離された処理水は、移送ポンプによって電気再生型イオン交換樹脂装置6の脱塩室63に送られる。電気再生型イオン交換樹脂装置6では、前述のように、イオン交換樹脂65を再生しながら液中のイオン成分を吸着・分離する。イオン成分を分離した廃液は、両側の濃縮室64,64から系外に排出するか、図示しない上流設備にイオン成分の処理設備がある場合は、上流設備に返送される。
このように、pH調整装置1によって被処理水のpHを調整し、pH調整後の被処理水をRO膜装置3に流し、RO膜によって被処理水中のイオン成分を分離し、さらに電気再生型イオン交換樹脂装置6で残存イオン成分を吸着分離させるようにしたので、純水とほぼ同等の処理水が得られ、各種の再利用が可能となる。
また、電気再生型イオン交換樹脂装置6を用いたことにより、イオン交換樹脂を再生するための運転停止が不要となり、1台で24時間連続処理が可能となった。すなわち、イオン交換樹脂再生のための運転停止を要しないため、この運転停止のために予備機を設けて交互運転する必要はなく、設備をコンパクト化できる。また、イオン交換樹脂再生のために薬品を使用しないため、2次廃棄物の発生がなくなる。
図4はpH調整装置とRO膜装置とを2段に設けた実施形態を示している。前段に設けられたRO膜装置3(これを第1のRO膜装置と呼ぶ)から排出された処理液は、新たに設けられた第2のpH調整装置7に送られ、アルカリ剤および酸で任意のpHに調整され、移送ポンプ4で第2のRO膜装置8に送られる。なお、第1のRO膜装置3の前段には、図示していないが、図1および図2で示したように、pH調整装置(これを第1のpH調整装置を呼ぶ)1が設けられ、また、第2のRO膜装置8の後段には、図示していないが、図1で示したイオン交換樹脂塔5又は図2で示した電気再生型イオン交換樹脂装置6が接続されている。
このように、pH調整装置とRO膜装置とを2段に設けたのは、被処理水に性質の異なる分離対象物質が共存した場合に、これらをそれぞれ個別に分離するためである。たとえば、被処理水(廃液)にアンモニアとシアンが共存している場合、図1で示したpH調整装置(第1のpH調整装置)1では中和剤として酸を注入して、被処理水のpHを酸性に調整し、アンモニアを被処理水中に保持させる。pHを酸性に調整された被処理水(廃液)は、第1のRO膜装置3に移送され、イオン成分(アンモニア)がRO膜によって分離され、排出される。
第1のRO膜装置3から排出された処理水は、図4で示した第2のpH調整装置7により、中和剤としてアルカリ剤が注入され、pHをアルカリ性に調整される。このためシアンを水中に安定に保持する。このように第2のpH調整装置7でpHをアルカリ性に調整された後、被処理水として第2のRO膜装置8に移送され、イオン成分(シアン)がRO膜によって分離され、排出される。
第2のRO膜装置8によりイオン成分を分離された処理水は、イオン交換樹脂塔5又は電気再生型イオン交換樹脂装置6に送られ、処理水中に残留しているイオン成分は吸着分離される。
このように第1のRO膜装置3によりアンモニアが、第2のRO膜装置8によりシアンが、それぞれ個別に分離され、それぞれの分離性能を向上することができる。さらに残留するイオン成分はイオン交換樹脂塔5又は電気再生型イオン交換樹脂装置6で吸着分離されるため、性質の異なる成分が共存している被処理水に対しても有効に分離処理することができ、純水と同等の処理水が得られ、各方面での再利用が可能となる。
図5は酸化剤注入装置を設け、予めシアンを分解する実施形態を示している。この実施の形態では、第1のpH調整装置1の前段に酸化剤注入装置9を設けている。このため、廃液は、まず酸化剤注入装置9に移送され、酸化剤の注入によって廃液中のシアンをシアン酸に分解するか、もしくは完全分解する。この後は、これまでの実施の形態と同様にpH調整装置1を経てpHを調整した後、RO膜装置3によりイオン成分を分離する。
このように構成したことにより、廃液(被処理水)は予め酸化剤が注入されることにより、被処理水中のシアンが分解されているので、RO膜装置3によるイオン成分の分離性能が向上し、効率よく被処理水に含まれているシアンを分離することができる。
図6は、図1で示したイオン交換樹脂塔5から排出される再生廃液の処理に関する実施形態を示している。この実施の形態では、イオン交換樹脂塔5から排出される陰イオン再生廃液の管路に酸化剤注入装置10を設けている。
イオン交換樹脂塔5内のイオン交換樹脂は、前述のように、被処理液からイオン成分を吸着分離するが、吸着量が限界になると一旦運転を中止し、再生薬品を注入して洗浄し、再生させる。その際、再生廃液が排出される。イオン交換樹脂塔5から排出される陰イオン再生廃液は酸化剤注入装置10に移送され、Cl2や過酸化水素水等の酸化剤が注入混合される。この酸化剤注入により、陰イオン再生廃液中のシアンをシアン酸に分解するか、もしくは完全分解する。このようにシアンを分解処理した後、系外へシアンを含まない廃液として、或いは図示しない後段の処理装置で分離回収しやすい形態として排出する。この場合、陰イオン再生廃液中にはシアンの酸化分解を妨害する物質が含まれていないため、シアンの分解効率が向上する。
図7は、図2で示した電気再生型イオン交換樹脂装置6から排出される濃縮廃液の処理に関する実施形態を示している。この実施の形態では、電気再生型イオン交換樹脂装置6から排出される濃縮廃液の管路に酸化剤注入装置11設けている。
電気再生型イオン交換樹脂装置6では、図3で説明したように、処理対象水は中央の脱塩室63内に流れ、ここでイオン交換樹脂65とイオン交換膜61,62が機能し、液中に残留しているイオン成分を吸着・分離し、且つ再生しながら処理する。イオン交換樹脂65に吸着されたイオン成分は、所定の極性の電圧が印加されたイオン交換膜61,62により両側の濃縮室64,64内に移動し、イオン交換樹脂65は再生される。この再生廃液は循環処理されて濃縮され、排出される。
このようにして電気再生型イオン交換樹脂装置6から排出された濃縮廃液は、酸化剤注入装置11に移送され、Cl2や過酸化水素水等の酸化剤が注入混合される。この酸化剤注入により、濃縮廃液中のシアンをシアン酸に分解し、もしくは完全分解する。このようにシアンを分解処理した後、系外へシアンを含まない廃液として、或いは図示しない後段の処理装置で分離回収しやすい形態として排出する。
図8は、図6および図7で示した酸化剤注入装置10,11に代ってオゾン廃液処理装置12を設けた実施形態を示している。図8では、電気再生型イオン交換樹脂装置6から排出される濃縮廃液の管路にオゾン廃液処理装置12を設けた場合を示しているが、図6で示したイオン交換樹脂塔5から排出される陰イオン再生廃液の管路にオゾン廃液処理装置12を設けてもよい。
このように構成したことにより、電気再生型イオン交換樹脂装置6から排出される濃縮廃液や、イオン交換樹脂塔5から排出される陰イオン再生廃液中にオゾンが注入される。このようにオゾンを注入することにより、廃液中のシアンをシアン酸に分解するか、もしくは完全分解する。こうしてシアンを分解処理した後、系外へシアンを含まない廃液として、或いは図示しない後段の処理装置で分離回収しやすい形態として排出する。また、オゾンは酸化分解後酸素になるため、塩等の残留物を残さない。そのため廃液発生量の軽減が可能となる。
図9は、再生廃液に対する酸化剤注入後の処理水の濃縮処理に関する実施形態を示している。この実施の形態では、図6で示した酸化剤注入装置10から排出された処理液の管路に蒸発濃縮器13を設けている。もちろん、図7で示した酸化剤注入装置11から排出される処理液の管路に蒸発濃縮器13を設けてもよい。
この場合、酸化剤注入装置10(又は11)からは、酸化剤注入によりシアンが分解された処理水が排出される。この処理水は蒸発濃縮器13に移送され、加熱により清浄な蒸留水と濃縮廃液に分離される。蒸留水中には有害な成分が含まれていないため再利用もしくは環境へ放出することができる。
一方、濃縮廃液は系外に廃棄物として排出してもよく、或いは図示のように造粒装置14に移送してもよい。この場合、蒸発濃縮器13から排出された濃縮廃液は造粒装置14で再度濃縮される。その結果、析出した塩を固体廃棄物として系外へ排出する。これによって廃棄物は減容され排出量の軽減が図れる。
図10は、図1および図2で示したpH調整装置1の前段に活性炭吸着塔15を設けた実施形態を示している。このように構成したことにより、被処理水(廃液)は、まず活性炭吸着塔15に移送され、活性炭によって廃液中に含まれる有機成分が分離除去される。この後、被処理水は、pH調整装置1に移送され、上述の各実施の形態と同様の処理が実施される。
ここで、廃液中の有機成分は有害物質を含んでいたりして、後段のRO膜装置3等に不具合を与える可能性があるが、活性炭吸着塔15によって事前に有機成分を除去したことにより上記不具合を解消できる。
1 第1のpH調整装置
3 第1の逆浸透膜(RO膜)装置
5 イオン交換樹脂塔
6 電気再生型イオン交換樹脂装置
7 第2のpH調整装置
8 第2の逆浸透膜(RO膜)装置
9,10,11 酸化剤注入装置
12 オゾン廃液処理装置
13 蒸発濃縮器
14 造粒装置
3 第1の逆浸透膜(RO膜)装置
5 イオン交換樹脂塔
6 電気再生型イオン交換樹脂装置
7 第2のpH調整装置
8 第2の逆浸透膜(RO膜)装置
9,10,11 酸化剤注入装置
12 オゾン廃液処理装置
13 蒸発濃縮器
14 造粒装置
Claims (13)
- 被処理水に対してアルカリ剤もしくは酸を注入してアルカリ性もしくは酸性のいずれか一方のpHに調整し、このpH調整後の被処理液を逆浸透膜に通して被処理水中に含まれるイオン成分を分離し、この逆浸透膜を通った処理水をイオン交換樹脂中に流し、処理水中に残留するイオン成分を分離することを特徴とする水処理方法。
- 被処理水に対してアルカリ剤もしくは酸を注入してアルカリ性もしくは酸性のいずれか一方にpHを調整し、このpH調整後の被処理水を第1の逆浸透膜に通して被処理水中に含まれるイオン成分を分離し、この第1の逆浸透膜を通った処理水にアルカリ剤又は酸のいずれか他方を注入してアルカリ性又は酸性のいずれか他方にpHを調整し、このpH調整後に第2の逆浸透膜に対する被処理水として流し、この被処理水中に含まれるイオン成分を分離し、この第2の逆浸透膜を通った処理水をイオン交換樹脂中に流し、処理水中に残留するイオン成分を分離することを特徴とする水処理方法。
- 被処理水に対して酸化剤を注入し、被処理中のシアンをシアン酸に分解し、逆浸透膜によるシアン分離性能を向上させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水処理方法。
- 被処理水に対してアルカリ剤もしくは酸を注入してアルカリ性もしくは酸性のいずれか一方のpHに調整するpH調整装置と、
このpH調整装置によってpH調整された被処理水を逆浸透膜に通して被処理水中に含まれるイオン成分を分離する逆浸透膜装置と、
この逆浸透膜を通った処理水をイオン交換樹脂中に流し、処理水中に残留するイオン成分を分離するイオン交換樹脂塔と、
を備えたことを特徴とする水処理装置。 - 被処理水に対してアルカリ剤もしくは酸を注入してアルカリ性もしくは酸性のいずれか一方にpHを調整する第1のpH調整装置と、
この第1のpH調整装置によりpH調整された被処理水を逆浸透膜に通して被処理水中に含まれるイオン成分を分離する第1の逆浸透膜装置と、
この第1の逆浸透膜装置を通った処理水にアルカリ剤又は酸のいずれか他方を注入してアルカリ性又は酸性のいずれか他方にpHを調整する第2のpH調整装置と、
この第2のpH調整装置によりpH調整された処理水を被処理水として逆浸透膜に流し、この被処理水中に含まれるイオン成分を分離する第2の逆浸透膜装置と、
この第2の逆浸透膜装置を通った処理水をイオン交換樹脂中に流し、処理水中に残留するイオン成分を分離するイオン交換樹脂塔と、
を備えたことを特徴とする水処理装置。 - イオン交換樹脂塔に代って電気再生型イオン交換樹脂装置を用いたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の水処理装置。
- 被処理水に対して酸化剤を注入し、被処理中のシアンをシアン酸に分解し、逆浸透膜によるシアン分離性能を向上させる酸化剤注入装置を設けたことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の水処理装置。
- イオン交換塔の陰イオンの再生廃液排出側下流に設けられ、陰イオンの再生廃液に酸化剤を注入し、再生廃液中のシアンをシアン酸に分解するか、もしくは完全分解する酸化剤注入装置を有する特徴とする請求項4又は請求項5に記載の水処理装置。
- 電気再生型イオン交換樹脂装置の濃縮廃液排出側下流に設けられ、濃縮廃液に酸化剤を注入し、濃縮廃液中のシアンをシアン酸に分解するか、もしくは完全分解する酸化剤注入装置を有することを特徴とする請求項6に記載の水処理装置。
- 酸化剤注入装置に代ってオゾン廃液処理装置を設け、廃液中にオゾンを注入することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の水処理装置。
- 酸化剤注入装置の下流側に設けられ、酸化剤注入装置からの廃液を濃縮して蒸留水を得る蒸発濃縮器を有することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の水処理装置。
- 蒸発濃縮器の濃縮廃液排出側に設けられ、濃縮廃液を乾燥もしくは析出させて、濃縮廃液中のイオン成分を固体として回収する造粒装置を有することを特徴とする請求項11に記載の水処理装置。
- 逆浸透膜の上流側に設けられ、被処理水中の有機成分を除去する活性炭吸着塔を有することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の水処理装置。
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