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JP2005090220A - 筒状建築材、建築材取付具および建築材の施工方法 - Google Patents

筒状建築材、建築材取付具および建築材の施工方法 Download PDF

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JP2005090220A
JP2005090220A JP2004234795A JP2004234795A JP2005090220A JP 2005090220 A JP2005090220 A JP 2005090220A JP 2004234795 A JP2004234795 A JP 2004234795A JP 2004234795 A JP2004234795 A JP 2004234795A JP 2005090220 A JP2005090220 A JP 2005090220A
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Tatsunari Yana
達成 梁
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KUNISHIRO TAIKA KOGYOSHO KK
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Abstract

【課題】 簡単に製造することができ、施工も容易な建築材および建築材取付具、ならびに容易に施工することのできる建築材の施工方法を提供する。
【解決手段】 基部21と、略円筒状の先端部23と、それらの間に位置する板状の本体部22とを備えた壁面材取付具2の基部21を躯体5に固定し、側端面14にて開口し水平方向に延在している丸穴部15と、裏面12にて開口するとともに丸穴部15に連通し、水平方向に延在しているスリット16とが形成されている壁面材1を、壁面材取付具2の先端部23および本体部22が、壁面材1の丸穴部15およびスリット16に挿入されるように、横方向にスライドして壁面材取付具2に取り付ける。
【選択図】 図4

Description

本発明は、セラミックス、タイル、レンガ等からなる建築材、かかる建築材を躯体に取り付けるための取付具、およびかかる建築材の施工方法に関するものである。
従来より、建築物の壁面を装飾するために、セラミックス、タイル、レンガ等からなる壁面材がコンクリートの壁や柱等の躯体に取り付けられることが多い。これら壁面材は、モルタルによって躯体に固着する湿式工法、または取付金具等を使用して躯体に固定する乾式工法によって躯体に取り付けられるが、前者の湿式工法は熟練した技能を要し、モルタルの接着強度が低い場合には剥落等の問題が生じるため、後者の乾式工法が採用されることが多くなっている。
例えば、タイルの乾式工法として、タイル裏面に穴を形成してその穴に固定金具を挿入・固定し、その固定金具を取付金具によって被施工面に固定することが行われている。
しかし、上記タイルの乾式工法においてタイル裏面に形成される穴は、タイル裏面に対して垂直でかつ内径が均一であるため、固定金具のタイル裏面の穴に対する固定力が十分でないという問題があった。そこで、特許文献1は、タイル裏面に形成する穴をアンダーカット形態にして、固定金具の抜けを確実に防止することを提案している。
特開平8−1629号公報
しかしながら、特許文献1が開示しているタイルの成形方法は、下型と枠型とで囲まれた成形空間内にタイルの原料粉体を充填し、原料粉体を上型の下降によって所定タイル形状に成形するに際し、下型の成形面上に突出する突出部を設けるとともに、その突出部の先端に内部中空形態の弾性体を装着した状態で原料粉体を加圧して弾性体を膨らませることにより、タイル成形と同時に奥側に拡径部を有する形態の凹部をタイル裏面に形成するものであり、したがって特殊なタイル成形装置およびタイル成形工程を要する。また、このタイル成形方法によって得られたタイルを躯体に固定するには、アンダーカット形態の穴に挿入した後に先端部が拡径する特殊な固定金具を必要とし、そのような固定金具を使用したタイルの施工は煩雑である。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、簡単に製造することができ、施工も容易な建築材および建築材取付具、ならびに容易に施工することのできる建築材の施工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1に本発明は、少なくとも一の端面にて開口し、所定の方向に延在している断面略円形状の丸穴部と、壁面の反対面にて開口するとともに前記丸穴部に連通し、前記丸穴部に沿って延在しているスリットとが形成されていることを特徴とする壁面材を提供する(請求項1)。
上記発明(請求項1)に係る壁面材においては、アンダーカット様の丸穴部は端面にて開口しているため、特別な成形型等を必要とすることなく、簡単に製造することができる。また、上記壁面材は、丸穴部に嵌合可能な円柱状または円筒状の先端部およびスリットに嵌合可能な板状部を有する壁面材取付具を使用し、躯体に固定した壁面材取付具の先端部が丸穴部に、板状部がスリットに挿入されるように、壁面材を横方向にスライドさせることにより、容易に躯体に取り付けることができる。なお、本明細書における「嵌合」には、部材間に間隙(遊び)が実質的に存在しない状態での嵌め合わせだけでなく、ある程度遊びが存在する状態での嵌め合わせも含まれるものとする。
上記のようにして施工した壁面材においては、壁面材に対して壁面材取付具から抜ける方向の外力が印加された場合であっても、壁面材取付具の円柱状または円筒状の先端部が壁面材の丸穴部の内壁面に当接するため、壁面材が壁面材取付具から抜け落ちることが防止される。
また、壁面材に対して上下方向の外力が印加された場合であっても、壁面材は、壁面材の丸穴部およびスリットと壁面材取付具の先端部および板状部との遊び分上下に移動し得るため、壁面材に応力が発生し難く、壁面材が破損することが抑制される。
さらに、上記壁面材は、その端面にて開口している丸穴部を備えているため、支持体を介在させて壁面材の端面から丸穴部にボルトを挿入することにより、壁面材を支持体に固定することが可能である。ボルトとして特に長ボルトを使用した場合、長ボルトを挿入した後に、スリットから接着剤を充填することが可能である。
上記発明(請求項1)に係る壁面材は、全体として略板状の形状を有する場合には、前記丸穴部および前記スリットが形成されている部分の厚さが他の部分の厚さよりも厚く形成されているのが好ましい(請求項2)。このような形状にすることにより、丸穴部およびスリットが形成された壁面材の強度の低下を防止することができる。また、壁面材が衝撃破壊したときには、割れる位置は丸穴部およびスリットが形成されている部分以外の部分となり、丸穴部およびスリットに接着剤が充填されている場合や、丸穴部に長尺の丸棒材、線材等が挿入されている場合には、破片が飛散することを効果的に抑制することができる。
上記発明(請求項1,2)に係る壁面材における壁面の反対面側には、壁面材端面から前記丸穴部にボルトが挿入された際に前記ボルトが螺合可能なナットが嵌合し得る凹部が形成されていてもよい(請求項3)。かかる壁面材においては、凹部にナットを嵌合させることにより、支持体を介在させて壁面材の端面から丸穴部に挿入したボルトをそのナットに螺合することができるため、壁面材を支持体に強固に固定することが可能である。
上記発明(請求項1〜3)に係る壁面材において、前記スリットは、前記スリットの開口部に向かって拡がっていてもよい(請求項4)。かかる発明によれば、スリットに挿入された壁面材取付具に対して壁面材が動いたとしても、壁面材取付具がスリット近傍の角部に当接して当該角部に過度の応力がかかることが防止される。また、接着剤を充填する場合も、拡がっているスリットの開口部から容易に行うことができる。
上記発明(請求項1〜4)に係る壁面材において、前記スリットは、曲面のみによって構成されていてもよい(請求項5)。このように平面を有しないスリットは、壁面材の製造時にバリ等を発生させることなく、容易に形成することができる。
第2に本発明は、長尺の筒状建築材であって、少なくとも一方の端面にて開口し、前記筒状建築材の長手方向に延在している断面略円形状の丸穴部と、前記筒状建築材の内壁面にて開口するとともに前記丸穴部に連通し、前記丸穴部に沿って延在しているスリットとが形成されていることを特徴とする筒状建築材を提供する(請求項6)。
上記発明(請求項6)に係る筒状建築材は、丸穴部に線材や丸棒材を挿入し、それら線材や丸棒材を利用することにより、施工することが可能である。このように施工した筒状建築材においては、筒状建築材が衝撃破壊したときでも、破片が飛散することを効果的に抑制することができる。
上記発明(請求項6)に係る筒状建築材においては、前記丸穴部および前記スリットが形成されている部分の厚さが他の部分の厚さよりも厚く形成されていてもよい(請求項7)。また、上記発明(請求項6,7)に係る筒状建築材において、前記筒状建築材の胴部には、前記筒状建築材の外壁面から内壁面にかけて貫通する貫通穴部が形成されていてもよい(請求項8)。かかる貫通穴部を利用して、筒状建築材の丸穴部に挿入された線材や丸棒材を保持することにより、筒状建築材を容易に施工することが可能となる。
上記発明(請求項6〜8)に係る筒状建築材において、前記スリットは、前記スリットの開口部に向かって拡がっていてもよい(請求項9)。また、上記発明(請求項6〜9)に係る筒状建築材において、前記スリットは、曲面のみによって構成されていてもよい(請求項10)。
第3に本発明は、建築材を躯体に取り付けるための取付具であって、躯体に固定可能な基部と、建築材に挿入される略円柱状または略円筒状の先端部と、前記基部と前記先端部との間に位置し、少なくとも前記先端部の近傍が建築材に挿入され、前記建築材に挿入される部分が板状となっている本体部とを備えたことを特徴とする建築材取付具を提供する(請求項11)。
なお、本明細書における「躯体」とは、建築材を取り付ける対象を広くいうものとし、例えば、壁体、柱、梁、天井、それらに取り付けられている部材(胴縁、下地金物等)などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、本明細書における「略円筒状」には、フック状も含まれるものとする。
上記発明(請求項11)に係る建築材取付具は、常法によって簡単に製造することができる。また、上記建築材取付具を用いて上記壁面材(請求項1〜5)または上記筒状建築材(請求項6〜10)(これらを纏めて「建築材」という。)を施工するには、上記建築材取付具を躯体に固定し、先端部が丸穴部に、本体部がスリットに挿入されるように建築材を横方向にスライドさせればよく、したがって、上記建築材取付具によれば、上記建築材を容易に施工することができる。
上記発明(請求項11)において、前記建築材取付具は金属板によって構成され、前記先端部は前記金属板を略円筒状に丸めることにより形成されていてもよい(請求項12)。かかる建築材取付具は、金属板を折り曲げ加工することにより製造することが可能である。
第4に本発明は、前記建築材取付具(請求項11,12)と、前記略円筒状の先端部の中空部に挿入される又は挿入された長尺の丸棒材とを備えたことを特徴とする建築材取付具を提供する(請求項13)。このように建築材取付具が備えている丸棒材を建築材の丸穴部に挿入することにより、建築材を補強することができるとともに、万一建築材が衝撃破壊した場合であっても、破片が飛散することを抑制することができる。
上記発明(請求項11)において、前記先端部は長尺の円柱部材または円筒部材によって構成され、前記本体部および基部は前記長尺の円柱部材または円筒部材に複数設けられていてもよい(請求項14)。このような長尺の先端部を建築材の丸穴部に挿入することにより、建築材を補強することができるとともに、万一建築材が衝撃破壊した場合であっても、破片が飛散することを抑制することができる。
第5に本発明は、少なくとも一の端面にて開口し、所定の方向に延在している断面略円形状の丸穴部と、壁面の反対面にて開口するとともに前記丸穴部に連通し、前記丸穴部に沿って延在しているスリットとが形成されている建築材を所定の対象に取り付けるための取付具であって、前記建築材の丸穴部に挿入される先端部と、前記建築材のスリットに挿入される首部と、前記建築材の外側に位置する基部とを備え、前記先端部の少なくとも側端部は、他の固定部材が挿入可能な雌形状となっていることを特徴とする建築材取付具を提供する(請求項15)。
上記発明(請求項15)に係る建築材取付具によれば、基部を他の部材や躯体に取り付けること、または他の部材を介して固定部材を先端部の側端部に挿入することにより、上記建築材を容易に施工することができる。
上記発明(請求項15)において、前記基部は、ボルトの頭部が嵌合・摺動可能なレール状になっていてもよい(請求項16)。かかる発明によれば、基部の所望の位置に嵌合させたボルトを利用することにより、上記建築材を容易に施工することができる。
第6に本発明は、軸部の径方向に貫通孔が形成されたボルトと、前記ボルトの軸部が貫通可能な筒状部材であって、軸方向と直交する方向に沿って端部に溝が形成された筒状部材と、前記ボルトの軸部に螺合するナットとを備えたことを特徴とする建築材取付具(請求項17)、および雄ねじ部と、前記雄ねじ部の径よりも大きい径で形成された拡径部(例えば円筒部・円柱部)と、径方向に形成された貫通孔とを備えたことを特徴とする建築材取付具(請求項19)を提供する。
上記発明(請求項17,19)に係る建築材取付具によれば、上記筒状建築材(請求項8)を容易に施工することが可能である。
上記発明(請求項17,19)において、前記ボルトまたは前記雄ねじ部の端部には、工具と嵌合可能な嵌合部が形成されていることが好ましい(請求項18,20)
第7に本発明は、前記壁面材(請求項1〜5)または前記筒状建築材(請求項6〜10)の各丸穴部に挿入され得る複数の線材または丸棒材と、前記複数の線材または丸棒材を相互に連結する連結部材とを備えたことを特徴とする建築材取付具を提供する(請求項21)。かかる発明によれば、線材または丸棒材による飛散抑制効果を、より効果的なものとすることができる。
第8に本発明は、前記壁面材(請求項1〜5)の丸穴部に嵌合または係合可能な先端部と、少なくとも前記先端部の近傍であって前記壁面材のスリットに挿入される部分が板状となっている本体部とを備えた建築材取付具を躯体に固定し、前記建築材取付具の先端部および本体部が、前記壁面材の丸穴部およびスリットに挿入されるように、前記壁面材を前記建築材取付具に取り付けることを特徴とする壁面材の施工方法を提供する(請求項22)。かかる発明(請求項8)によれば、壁面材を極めて容易に施工することができる。
上記発明(請求項22)において、前記建築材取付具は前述した建築材取付具(請求項11〜14)であるのが好ましい(請求項23)。建築材取付具として前述したものを使用することにより、壁面材に対して建築材取付具から抜ける方向の外力が印加された場合であっても、建築材取付具の円柱状または円筒状の先端部が壁面材の丸穴部の内壁面に当接するため、壁面材が建築材取付具から抜け落ちることが確実に防止される。
上記発明(請求項22,23)においては、前記壁面材の丸穴部において前記建築材取付具の先端部が存在しない部分に、丸棒材を挿入するのが好ましい(請求項24)。また、上記発明(請求項22)において、前記建築材取付具の先端部が略円筒状となっている場合には、前記略円筒状の先端部の中空部に長尺の丸棒材を挿入するのが好ましい(請求項25)。このようにして壁面材の丸穴部に丸棒材を挿入することにより、壁面材を補強することができるとともに、万一壁面材が衝撃破壊した場合であっても、破片が飛散することを抑制することができる。
第9に本発明は、略円筒状の先端部の中空部に長尺の丸棒材を挿入した前記建築材取付具(請求項13)を躯体に固定し、または、丸棒材挿入前の前記建築材取付具(請求項13)を躯体に固定してから、前記建築材取付具の略円筒状の先端部の中空部に長尺の丸棒材を挿入し、前記建築材取付具の丸棒材、先端部および本体部が、前記壁面材(請求項1〜5)の丸穴部およびスリットに挿入されるように、前記壁面材を前記建築材取付具に取り付けることを特徴とする建築材の施工方法を提供する(請求項26)。かかる発明(請求項26)によれば、壁面材を極めて容易に施工することができるだけでなく、壁面材を補強し、また万一壁面材が衝撃破壊した場合であっても、破片が飛散することを抑制することができる。
上記発明(請求項22〜26)においては、所望の支持体を介在させて前記壁面材(請求項1,2)の端面から前記丸穴部にボルトを挿入(好ましくは螺合・接着)することにより、前記壁面材を前記支持体に固定してもよいし(請求項27)、前記壁面材(請求項3)の前記凹部にナットを嵌合させ、所望の支持体を介在させて前記壁面材の端面から前記丸穴部にボルトを挿入し、前記ボルトを前記ナットに螺合させることにより、前記壁面材を前記支持体に固定してもよい(請求項28)。なお、本明細書における「支持体」とは、壁面材を支持できるものを広くいうものとし、例えば、支柱、取付金具、胴縁、下地金物等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
上記発明(請求項27,28)によれば、壁面材をその側部においても支持することができるとともに、施工した壁面材が横方向にスライドして建築材取付具から抜け落ちることを防止することができる。また、特に上記発明(請求項28)によれば、壁面材を支持体に強固に固定することができる。
第10に本発明は、所望の支持体を介在させて前記壁面材(請求項1,2)の端面から前記丸穴部に長ボルトを挿入(好ましくは螺合・接着)することにより、前記壁面材を前記支持体に固定することを特徴とする建築材の施工方法を提供する(請求項29)。
第11に本発明は、前記壁面材(請求項3)の前記凹部にナットを嵌合させ、所望の支持体を介在させて前記壁面材の端面から前記丸穴部に長ボルトを挿入し、前記ボルトを前記ナットに螺合させることにより、前記壁面材を前記支持体に固定することを特徴とする建築材の施工方法を提供する(請求項30)。
上記発明(請求項29,30)のように長ボルトを壁面材の丸穴部に挿入することにより、壁面材をその側部において支持体に固定することができるだけでなく、壁面材を補強し、また壁面材が割れた場合であっても、破片が飛散することを抑制することができる。
上記発明(請求項22〜30)においては、前記壁面材の丸穴部および/またはスリットに挿入された部材(例えば、建築材取付具、丸棒材、ボルト等)と、前記壁面材の丸穴部および/またはスリットの内壁面との間に、接着剤を介在させてもよい(請求項31)。このように接着剤を介在させることにより、壁面材と建築材取付具その他の部材とを確実に固定することができるとともに、壁面材を補強し、また万一壁面材が衝撃破壊した場合であっても、破片が飛散することを抑制することができる。
上記発明(請求項31)においては、前記壁面材の丸穴部および/またはスリットにおいて前記部材が存在しない部分にも接着剤を存在させてもよい(請求項32)。このように接着剤を存在させることにより、万一壁面材が衝撃破壊した場合であっても、破片が飛散することをより効果的に抑制することができる。
第12に本発明は、前記壁面材(請求項1〜5)の丸穴部に線材または丸棒材を挿入し、前記線材または丸棒材を所定の部位に固定することを特徴とする建築材の施工方法を提供する(請求項33)。
第13に本発明は、前記筒状建築材(請求項6〜10)の丸穴部に線材または丸棒材を挿入し、前記線材または丸棒材を所定の部位に固定することを特徴とする建築材の施工方法を提供する(請求項34)。
第14に本発明は、前記筒状建築材(請求項6〜10)を長手方向に複数並べ、前記複数の筒状建築材の連通する1の丸穴部に1本の線材または丸棒材を挿入し、前記線材または丸棒材に張力を与えながら、前記複数の筒状建築材に対しその長手方向に圧縮力を与え、前記圧縮力により相互に連結した前記複数の筒状建築材を所定の部位に固定することを特徴とする建築材の施工方法を提供する(請求項35)。
第15に本発明は、前記筒状建築材(請求項8)の胴部の貫通穴部に、前記筒状部材(請求項17)および前記ボルト(請求項17)を挿入し、前記筒状建築材の丸穴部および前記筒状建築材の貫通穴部に挿入したボルトの貫通孔に線材または丸棒材を挿入し、前記ボルトの前記筒状建築材の外側に出ている部分を所望の支持部材に貫通させ、前記筒状建築材の貫通穴部に挿入した前記筒状部材の端部の溝に前記線材または丸棒材が嵌まるようにして、前記ボルトの前記所望の支持部材から出ている部分に前記ナット(請求項17)を螺合させることにより、前記筒状建築材を前記所望の支持部材に固定することを特徴とする建築材の施工方法を提供する(請求項36)。
第16に本発明は、前記筒状建築材(請求項8)の胴部の貫通穴部に、前記筒状部材(請求項18)および前記ボルト(請求項18)を挿入し、前記筒状建築材の丸穴部および前記筒状建築材の貫通穴部に挿入したボルトの貫通孔に線材または丸棒材を挿入し、前記ボルトの前記筒状建築材の外側に出ている部分を所望の支持部材に貫通させ、前記ボルトの嵌合部と工具とを嵌合させて前記ボルトの回転を抑えながら、前記筒状建築材の貫通穴部に挿入した前記筒状部材の端部の溝に前記線材または丸棒材が嵌まるようにして、前記ボルトの前記所望の支持部材から出ている部分に前記ナット(請求項18)を螺合させることにより、前記筒状建築材を前記所望の支持部材に固定することを特徴とする建築材の施工方法を提供する(請求項37)。
第17に本発明は、前記筒状建築材(請求項8)の胴部の貫通穴部に、前記建築材取付具(請求項19)の一端部を挿入し、前記筒状建築材の丸穴部および前記筒状建築材の貫通穴部に挿入した前記建築材取付具の貫通孔に線材または丸棒材を挿入し、前記建築材取付具の雄ねじ部を所望の支持部材に貫通させ、前記建築材取付具の雄ねじ部の前記所望の支持部材から出ている部分にナットを螺合させることにより、前記筒状建築材を前記所望の支持部材に固定することを特徴とする建築材の施工方法を提供する(請求項38)。
第18に本発明は、前記筒状建築材(請求項8)の胴部の貫通穴部に、前記建築材取付具(請求項20)の一端部を挿入し、前記筒状建築材の丸穴部および前記筒状建築材の貫通穴部に挿入した前記建築材取付具の貫通孔に線材または丸棒材を挿入し、前記建築材取付具の雄ねじ部を所望の支持部材に貫通させ、前記建築材取付具の嵌合部と工具とを嵌合させて前記建築材取付具の回転を抑えながら、前記建築材取付具の雄ねじ部の前記所望の支持部材から出ている部分にナットを螺合させることにより、前記筒状建築材を前記所望の支持部材に固定することを特徴とする建築材の施工方法を提供する(請求項39)。
第19に本発明は、前記建築材取付具(請求項15)を使用して前記建築材(請求項15)を施工する方法であって、前記建築材取付具の先端部および首部を、前記建築材の丸穴部およびスリットに挿入し、所望の部材を介在させて前記建築材取付具の先端部の側端部に固定部材を挿入することにより、前記壁面材と前記所望の部材とを固定することを特徴とする建築材の施工方法を提供する(請求項40)。
上記発明(請求項40)においては、所望の段階で前記建築材取付具の基部を所望の対象物に固定してもよい(請求項41)。
本発明の壁面材、筒状建築材および建築材取付具は、簡単に製造できるものであり、これらを組み合わせることにより、建築材を容易に施工することができる。また、本発明の建築材の施工方法によれば、建築材を容易に施工することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1の実施形態]
〔壁面材〕
図1は本発明の一実施形態に係る壁面材の斜視図である。本実施形態に係る壁面材1は、全体として略板状の形状を有し、壁面11の反対側の面(裏面)12の所定の位置には、断面略台形状の凸部13が水平方向に延在するように形成されている。本実施形態では、凸部13は、壁面材1の上端部および下端部(図示せず)に形成されているとともに、上端部および下端部の間にて一定の間隔をもって複数形成されている。
壁面材1において凸部13が形成されている部分(肉厚部)の厚さ方向の略中央部であって、かつ凸部13の幅方向(図1中では上下方向)の略中央部には、壁面材1の側端面14にて開口している断面略円形状の丸穴部15が水平方向に延在するように形成されている。また、壁面材1における凸部13の幅方向(図1中では上下方向)の略中央部には、壁面11の裏面12にて開口し、丸穴部15に連通しているスリット16が水平方向に延在するように形成されている。
丸穴部15の直径は、スリット16の幅の1.5〜5倍程度であるのが好ましく、特に2〜3倍程度であるのが好ましい。丸穴部15の直径が小さ過ぎると、壁面材1が後述する壁面材取付具から抜け易くなり、丸穴部15の直径が大き過ぎると、強度を確保するために壁面材1の厚さを必要以上に厚くしなくてはならなくなる。
丸穴部15の壁面材1の厚さ方向における位置およびスリット16の深さは、壁面材1が所定の強度を維持することができ、かつ壁面材1が後述する壁面材取付具によって確実に保持され得るように、適宜設定される。
壁面材1の材料としては、例えば、セラミックス、タイル、レンガ等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。ただし、壁面材1が靱性の低い材料からなる場合に、後述する作用効果がより顕著なものとなる。
本実施形態に係る壁面材1は、常法によって製造することができ、例えば、押出成形等によって製造することができる。
〔壁面材取付具〕
図2は本発明の一実施形態に係る壁面材取付具の斜視図である。本実施形態に係る壁面材取付具2は、側面視略L字状になっており、板状の基部21と、基部21と直角をなして基部21に連続する板状の本体部22と、基部21の反対側に位置し、本体部22に連続する先端部23とから構成されている。
基部21は、躯体5に固定される部分であり、基部21にはボルト3が貫通し得る穴211が形成されている。また、先端部23および本体部22の先端部23側約半分は、壁面材1に挿入される部分である。先端部23は、円筒の一部が切り欠かれた略円筒状(フック状)となっており、板材を丸めることにより形成されている。
壁面材取付具2の先端部23の直径および本体部22の厚さは、壁面材取付具2の先端部23および本体部22が壁面材1の丸穴部15およびスリット16に嵌合し得るように、壁面材1の丸穴部15の直径およびスリット16の幅よりも若干小さく設定される。壁面材取付具2の先端部23と壁面材1の丸穴部15の内壁面との間および壁面材取付具2の本体部と壁面材1のスリット16の内壁面との間に接着剤を介在させる場合には、接着剤がそれらの間にて接着力を発揮し得るように、さらに壁面材1を壁面材取付具2に取り付けた後に接着剤を充填するときには、接着剤が充填され得るように、壁面材取付具2の先端部23の直径および本体部22の厚さが設定される。
また、壁面材取付具2の本体部22の長さは、壁面材取付具2が壁面材1を確実に保持し得るように、さらに壁面材1のスリット16および丸穴部15に接着剤を充填する場合には、その接着剤充填作業ができるように、適宜設定される。
本実施形態に係る壁面材取付具2は、金属板を折り曲げることにより製造することができるが、これに限定されるものではなく、例えば、鋳造や鍛造等によって製造することもできる。
〔壁面材の施工方法〕
図3は本実施形態に係る壁面材取付具を使用して本実施形態に係る壁面材を施工する様子を示す斜視図、図4(a),(b)は本実施形態に係る壁面材取付具を使用して本実施形態に係る壁面材を施工した状態を示す側面図である。
実施形態に係る壁面材1を躯体5に取り付けるには、最初に、壁面材取付具2を躯体5に固定する。壁面材取付具2の固定位置は、壁面材1を施工したときの壁面材1の丸穴部15およびスリット16の位置に対応する位置とし、壁面材取付具2の設置個数は、壁面材取付具2が壁面材1を確実に保持できる個数とする。
本実施形態では、ワッシャー31を介在させてボルト3を躯体5に螺着することにより壁面材取付具2を躯体5に固定しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ボルト3以外の固定具、例えば釘等を使用して壁面材取付具2を躯体5に固定してもよいし、別の部材を介して壁面材取付具2を躯体5に固定してもよいし、壁面材取付具2の基部21を、プレキャストコンクリートの製造時にプレキャストコンクリートに埋設したり、コンクリートの打設時にコンクリートに埋設したりすることにより、壁面材取付具2を躯体5に固定してもよい。
次に、壁面材取付具2の先端部23が壁面材1の丸穴部15に、壁面材取付具2の本体部22が壁面材1のスリット16に挿入されるように、壁面材1を横方向にスライドさせて壁面材取付具2に取り付ける。このように、本実施形態に係る壁面材1および壁面材取付具2によれば、壁面材1を壁面材取付具2に対してスライドさせるだけで、壁面材1を躯体5に取り付けることができるため、極めて容易に施工することが可能である。
このとき、図3および図4に示すように、壁面材1の丸穴部15において壁面材取付具2の先端部23が存在しない部分に、丸棒材4を挿入するのが好ましい。このように壁面材1の丸穴部15に丸棒材4を挿入することにより、壁面材1を補強することができるとともに、万一壁面材1が衝撃破壊した場合であっても、、破片が飛散することを抑制することができる。なお、本実施形態における丸棒材4の直径は、壁面材取付具2の先端部23の外径と略同じに設定されている。
また、図4(b)に示すように、壁面材1の丸穴部15およびスリット16(壁面材取付具2・丸棒材4が存在する部分は、それらの部材と丸穴部15・スリット16の内壁面との間)には、接着剤6を充填するのが好ましい。このように接着剤6を充填することにより、壁面材1と壁面材取付具2・丸棒材4とを確実に固定することができるとともに、壁面材1を補強し、また万一壁面材1が衝撃破壊した場合であっても、破片が飛散することを効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態に係る壁面材1の丸穴部15およびスリット16が形成されている部分(凸部13)は、他の部分の厚さよりも厚く形成されているので、壁面材1が割れるときには凸部13以外の部分で割れることが多く、したがって、上記飛散抑制効果は、より効果的なものとなっている。
接着剤6は、壁面材取付具2・丸棒材4を壁面材1に挿入した後に、壁面材1の裏面12側のスリット16および/または側端面14の丸穴部15およびスリット16から充填するのが好ましいが、壁面材取付具2・丸棒材4を壁面材1に挿入する前に、あらかじめ壁面材1の丸穴部15およびスリット16に充填しておいてもよいし、挿入前の壁面材取付具2・丸棒材4に塗布しておいてもよい。
接着剤6の種類は特に限定されるものではないが、ある程度弾性を有するものが好ましく、例えば、変性シリコーン系の接着剤等を使用するのが好ましい。
上記のように壁面材取付具2を使用して施工した壁面材1においては、壁面材1に対して躯体5から離隔する方向の外力が印加された場合であっても、壁面材取付具2の先端部23が壁面材1の丸穴部15の内壁面に当接するため、壁面材1が壁面材取付具2から抜け落ちることが防止される。
また、壁面材1に対して上下方向の外力が印加された場合であっても、壁面材1の丸穴部15およびスリット16と壁面材取付具2の先端部23および本体部22との遊び分、またはそれらの間に介在する接着剤6の弾力に応じて上下に移動し得るため、壁面材1、壁面材取付具2および躯体5に応力が発生し難く、それら部材および構造物が破損することが抑制される。このような作用効果は、特に壁面材1が靱性の低い材料からなる場合に、より顕著なものとなる。
さらに、壁面材1は、その側端面14にて開口している丸穴部15を備えているため、図5に示すように、支持体7を介在させて壁面材1の側端面14から丸穴部15にボルト3’を挿入することにより、壁面材1を支持体7に固定することが可能である。このように、丸穴部15を有する壁面材1は両側部においても支持体7に固定することが可能であり、両側部にて支持体7に固定された壁面材1は、横方向にスライドして壁面材取付具2から抜け落ちることが防止される。
ボルト3’は、壁面材1の丸穴部15に螺合させてもよいし、ボルト3’と丸穴部15の内壁面との間に接着剤を介在させて両者を接着してもよい。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、図3に示すような、直径が壁面材取付具2の先端部23の外径と略同じに設定されている丸棒材4を使用する替わりに、図6に示すように、直径が壁面材取付具2の先端部23の内径よりも僅かに小さく設定されている長尺の丸棒材4’を使用し、その丸棒材4’を壁面材取付具2の先端部23の中空部231に挿入してもよい。
この場合、丸棒材4’を壁面材取付具2に固定して壁面材取付具2と丸棒材4’とを一体化させたものを躯体5に取り付けてもよいし、躯体5に取り付けた壁面材取付具2の先端部23に丸棒材4’を挿入し、さらに所望により丸棒材4’を壁面材取付具2に固定してから、壁面材1を取り付けてもよいし、躯体5に固定した壁面材取付具2に壁面材1を取り付けてから壁面材1の丸穴部15(壁面材取付具2の先端部23)に丸棒材4’を挿入してもよい。
また、図7に示す壁面材取付具2Aのように、先端部23Aは円柱状になっていてもよい。このような壁面材取付具2Aは、金属板をL字状に折り曲げて製造した基部21および本体部22と、丸棒材からなる先端部23Aとを溶接する方法や、鋳造、鍛造等によって製造することができる。なお、図示はしないが、先端部23Aは円柱状ではなく円筒状であってもよい。
さらに、図8に示す壁面材取付具2Bのように、先端部23Bは長尺の丸棒材によって構成され、その長尺の先端部23Bに、基部21および本体部22からなるアングル材が複数固定されていてもよい。かかる壁面材取付具2Bによれば、前述したような丸棒材4は不要となる。
一方、図5に示すように、壁面材1の側端面14から丸穴部15にボルト3’を挿入して壁面材1を支持体7に固定するような場合には、図9(a),(b)に示す壁面材1Cのように、壁面材1Cの側端面14の近傍に、壁面材1Cの裏面12から丸穴部15にかけて、ナット32’が嵌合し得る凹部17が形成されていてもよい。
上記壁面材1Cを支持体7に固定するには、図9(c),(d)に示すように、凹部17にナット32’を嵌合させ、支持体7を介在させて壁面材1Cの側端面14から丸穴部15にボルト3’を挿入し、そのボルト3’をナット32’に螺合させればよい。これによって、壁面材1Cは支持体7に強固に固定される。なお、この場合であっても、ボルト3’と丸穴部15の内壁面との間に接着剤を介在させて両者を接着してもよい。
さらにまた、図示はしないが、壁面材は、丸穴部およびスリットがそれぞれ1つだけ形成された横長形状のものであってもよい。このような壁面材に対して上下方向の外力が印加された場合には、壁面材は、壁面材取付具2の先端部23を軸として回動し得るため、より壁面材に応力が発生し難くなる。
さらに、図13に示す壁面材1Fのように、スリット16Fは、スリット16Fの開口部に向かって、すなわち壁面材1Fの裏面12Fに向かって拡がっていてもよい。このような壁面材1Fにおいては、壁面材1Fに対して上下方向の外力が印加され、壁面材1Fが壁面材取付具2の先端部23を軸として上下動したとしても、壁面材取付具2の本体部22が壁面材1Fのスリット16F近傍の角部に当接して当該角部に過度の応力がかかることが防止される。また、かかる壁面材1Fにおいては、接着剤6のスリット16および丸穴部15への充填も、拡がっているスリット16の開口部から容易に行うことができる。
なお、本発明に係る壁面材は、本発明に係る壁面材取付具以外の壁面材取付具によって、あるいは本発明に係る壁面材取付具を使用することなく、躯体または支持体に施工することができる。
例えば、図10に示すような壁面材取付具2Dを使用することによって、壁面材1を躯体5に施工することができる。壁面材取付具2Dは、前述した壁面材取付具2と同様の基部21および本体部22を備えているが、先端部23Dは円筒状ではなく側面視略U字状になっており、板材を略180°に折り曲げることにより形成されている。
上記のような壁面材取付具2Dを使用して壁面材1を躯体5に施工した場合、壁面材取付具2Dの先端部23Dは壁面材1の丸穴部15に係合する。ここで、壁面材1に対して躯体5から離隔する方向の外力が印加された場合には、壁面材取付具2Dの先端部23Dの端面が壁面材1の丸穴部15の内壁面に当接し得るため、壁面材1が壁面材取付具2Dから抜け落ちることが防止され得る。
また、図11に示すように、支持体7を介在させて壁面材1の両側端面14から丸穴部15に長ボルト3”を挿入することにより、壁面材取付具を使用することなく、壁面材1を支持体7に固定することが可能である。このように長ボルト3”を壁面材1の丸穴部15に挿入することにより、壁面材1を両側部において支持体7に固定することができるだけでなく、壁面材1を補強し、また壁面材1が割れた場合であっても、破片が飛散することを抑制することができる。
長ボルト3”は、壁面材1の丸穴部15に螺合させてもよいし、長ボルト3”と丸穴部15の内壁面との間に接着剤を介在させて両者を接着してもよい。壁面材1にはスリット16が形成されているため、接着剤は、長ボルト3”を壁面材1の丸穴部15に挿入した後に、壁面材1のスリット16から充填することができる。長ボルト3”と丸穴部15の内壁面との間に接着剤を介在させることにより、長ボルト3”を壁面材1に確実に固定することができるとともに、壁面材1をさらに補強し、また壁面材1が割れた場合であっても、破片が飛散することを効果的に抑制することができる。
上記の場合であっても、図12に示す壁面材1Eのように、壁面材1Eの裏面12から丸穴部15にかけて、ナット32”が嵌合し得る凹部17を複数形成し、各凹部17にナット32”を嵌合させ、支持体7を介在させて壁面材1Eの両側端面14から丸穴部15にボルト3”を挿入し、そのボルト3”を複数のナット32”に螺合させるようにしてもよい。
[第2の実施形態]
図14は本発明の他の実施形態に係る壁面材の斜視図である。また、図15は同実施形態に係る壁面材を施工した状態を示す図であり、(a)は壁面材を裏面側から見た図、(b)は壁面材を側面側から見た図、(c)は壁面材を底面側から見た図である。
本実施形態に係る壁面材1Gは、全体として略板状の形状を有し、壁面材1Gの両側上下端部には、壁面材1Gの上端面または下端面にて開口している断面略円形状の丸穴部151Gが垂直方向に延在するように形成されているとともに、壁面材1Gの裏面12Gにて開口し、丸穴部151Gに連通しているスリット161Gが丸穴部151Gに沿って延在するように形成されている。本実施形態におけるスリット161Gは、壁面材1Gの裏面12Gに向かって拡がっている。
本実施形態では、これら丸穴部151Gおよびスリット161Gは壁面材1Gの上下左右に4つ形成されているが、これに限定されるものではない。また、丸穴部151Gおよびスリット161Gの長さは、丸穴部151Gに丸棒材41Gを挿入して壁面材1Gを支持するに足りる強度が得られれば、特に限定されるものではない。
また、壁面材1Gには、壁面材1Gの上端面および下端面にて開口している断面略円形状の丸穴部152Gが垂直方向に延在するように形成されているとともに、壁面材1Gの裏面12Gにて開口し、丸穴部152Gに連通しているスリット162Gが丸穴部152Gに沿って延在するように形成されている。本実施形態におけるスリット162Gは、壁面材1Gの裏面12Gに向かって拡がっている。これら丸穴部152Gおよびスリット162Gの数は、壁面材1Gの大きさに応じて適宜決定され、例えば4本とすることができる。
本実施形態の壁面材1Gにおける丸穴部151Gおよびスリット161Gは、丸穴部152Gおよびスリット162Gよりも大きく形成されているが、これは、丸穴部151Gおよびスリット161Gが壁面材1Gを支持するために利用されるものであり、丸穴部152Gおよびスリット162Gが壁面材1Gの破片飛散防止に利用されるものだからである。
壁面材1Gの施工に使用する取付具の一例として、壁面材1Gの上端面または下端面にて開口している丸穴部151Gおよび丸穴部152Gに対応する穴を有するアングル材81と、壁面材1Gの丸穴部151Gに挿入可能な丸棒材41Gであって、丸穴部151Gの長さの2倍に壁面材1Gの縦方向相互の間隙幅を加えた長さの丸棒材41Gと、壁面材1Gの丸穴部152Gに挿入可能な線材42Gであって、丸穴部152Gの長さよりも若干長い線材42Gと、丸棒材41Gが貫通し得る貫通孔が、左右隣り合う壁面材1Gの丸穴部151Gの間隔に対応する間隔で2つ形成されるとともに、それら2つの貫通孔と三角形を形成する位置にボルト84が貫通し得る貫通孔が1つ形成された板材82とを用意する。
上記取付具を使用して壁面材1Gを施工するには、最初に、図15に示すように、上記アングル材81を壁面材1Gの上端部および下端部に取り付ける。なお、アングル材81の垂直部は、壁面材1Gの裏面12G側に位置させる。次に、壁面材1Gの各丸穴部152Gに線材42Gを挿入し、線材42Gの丸穴部152Gから突出した部分を、アングル材81の垂直部に沿うように折り曲げる。
次いで、壁面材1Gの各丸穴部151Gに、板材82を介して丸棒材41Gを挿入し、この板材82を、壁面材1Gの下端部に取り付けたアングル材81の下面に密着させる。そして、ボルト84およびナット85を使用して、躯体5に取り付けられた側面視L字状の支持部材83に板材82を固定することにより、壁面材1Gを躯体5に施工する。所望により、壁面材1Gのスリット161Gおよびスリット162Gの開口部からスリット161G、丸穴部151G、スリット162Gおよび丸穴部152Gに接着剤を充填してもよい。
上記のように、本実施形態に係る壁面材1Gは、丸棒材41Gおよび板材82を使用することにより、簡単に躯体5に施工することができる。また、本実施形態に係る壁面材1Gの各丸穴部152Gには線材42Gが挿入されているため、壁面材1Gは補強されており、かつ、万一壁面材1Gが衝撃破壊した場合であっても、破片が飛散することを抑制することができる。さらに、各線材42Gは、アングル材81によって連結されているため、上記飛散抑制効果は、より効果的なものとなっている。
なお、上記壁面材1Gにおいて、上部の丸穴部151Gおよびスリット161Gと、下部の丸穴部151Gおよびスリット161Gとは、縦方向に連通して一筋の丸穴部151Gおよびスリット161Gとなっていてもよい。この場合、丸棒材41Gの途中にフランジ部を設け、そのフランジ部を板材82の下面に当接させることにより、壁面材1Gを支持することができる。
また、本実施形態において、線材42Gはアングル材81に対して折り曲げ以外の方法、例えば、溶接やねじ留め等の方法によって固定されてもよい。
[第3の実施形態]
図16は本発明の一実施形態に係る筒状建築材の斜視図であり、図17は同実施形態に係る筒状建築材の一部拡大図であり、図18は同実施形態に係る筒状建築材用の建築材取付具の斜視図であり、図19は同実施形態に係る筒状建築材を施工した状態を示す側面視断面図であり、図20は同実施形態に係る筒状建築材を施工した状態を示す平面視断面図である。
図16に示すように、本実施形態に係る筒状建築材10は、全体として略四角筒状の形状を有し、中空部101は側面視略四角形になっている。この筒状建築材10には、筒状建築材10の両側端面にて開口し、筒状建築材10の長手方向に延在している断面略円形状の丸穴部1115が、筒状建築材10の各角部近傍のおよび各壁部の中央部に形成されている。この丸穴部1115には、線材42が挿入される。
また、筒状建築材10には、筒状建築材10の内壁面にて開口し、丸穴部115に連通しているスリット116が、丸穴部115に沿って延在するように形成されている。本実施形態におけるスリット116は、筒状建築材10の内壁面に向かって拡がっている。また、本実施形態におけるスリット116は、図17に示すように、当該スリット116の中央方向に向かって凸になっている曲面のみによって構成されている。このように平面を有しないスリット116は、筒状建築材10の製造時にバリ等を発生させることなく、容易に形成することができる。実施形態では、これら丸穴部1115およびスリット116は8本形成されているが、これに限定されるものではない。
筒状建築材10の胴部には、筒状建築材10の外壁面から内壁面にかけて貫通する貫通穴部102が複数形成されており、本実施形態における貫通穴部102の形状は円形となっている。この貫通穴部102の数は、後述する建築材取付具90を貫通穴部102に挿入して筒状建築材10を支持するに足りる強度が得られれば、特に限定されるものではない。
図18および図19に示すように、本実施形態に係る建築材取付具90は、頭部を有しない軸部のみからなるボルト92と、そのボルト92に螺合するナット93と、筒状部材91とを備えている。ボルト92の先端部径方向には、線材42が挿入可能な貫通孔921が形成されており、また、ボルト92の後端部には、六角レンチが嵌合可能な凹部922が形成されている。
筒状部材91は、ボルト92の軸部が貫通可能な円筒状の形状を有しており、ボルト92の先端部には、径方向に沿って溝912が形成されている。この溝912は、線材42が嵌合可能な形状となっており、本実施形態では側面視半円状となっている。
筒状建築材10を施工するには、最初に、図19に示すように、筒状建築材10の胴部の各貫通穴部102にボルト92を挿入した上で、筒状建築材10の各丸穴部115およびボルト92の貫通孔921に線材42を挿入する。このとき、所望により筒状建築材10の丸穴部115およびスリット116に接着剤を充填してもよい。
次いで、筒状建築材10の胴部の各貫通穴部102に筒状部材91を挿入し(ボルト92は筒状部材91を貫通する)、ボルト92の後端部側を支持体95の孔に貫通させつつ、ゴムワッシャー94を間に介在させて筒状建築材10を支持体95に近接させる。
そして、ナット93をある程度ボルト92に螺合させてから、六角レンチをボルト92の凹部922に嵌合させ、六角レンチでボルト92の回転を抑えながら、ナット93を締め付ける。このように六角レンチでボルト92の回転を防止することにより、ボルト92の回転に伴ってボルト92の貫通孔921を貫通している線材42が変形することを防止することができる。
上記のようにナット93を締め付けることによって、ボルト92の貫通孔921を貫通している線材42が筒状部材91の溝912に嵌合しつつ、支持体95側に引き寄せられ、もって筒状建築材10は支持体95に固定されることとなる。このとき、筒状部材91が支持体95に当接することにより、ナット93を強く締め付けた場合であっても、筒状建築材10が破損することが防止される。
なお、ナット93の締め付けにより、線材42において筒状建築材10の貫通穴部102に位置する部分が、図20に示すように支持体95側に曲がってもよい。
以上のように、本実施形態に係る筒状建築材10は、線材42および建築材取付具90を使用することにより、簡単に支持体95に取り付けることができる。また、本実施形態に係る筒状建築材10の各丸穴部115には線材42が挿入されているため、筒状建築材10は補強されており、かつ、万一筒状建築材10が衝撃破壊した場合であっても、破片が飛散することを抑制することができる。
上記建築材取付具90の替わりに、図21に示す建築材取付具90Kを使用してもよい。建築材取付具90Kは、雄ねじ部901Kと、雄ねじ部901Kの一端部に設けられた円筒部902Kとから構成されている。円筒部902Kの径は、雄ねじ部901Kの径よりも大きく形成されており、円筒部902Kの先端部径方向には、線材42が挿入可能な貫通孔903Kが形成されている。また、雄ねじ部901Kの他端部には、六角レンチが嵌合可能な凹部922が形成されている。なお、円筒部902Kの形状は、円筒状ではなく、円柱状であってもよい。
かかる建築材取付具90Kを使用して筒状建築材10を施工するには、最初に、筒状建築材10の胴部の各貫通穴部102に建築材取付具90Kの円筒部902Kを挿入した上で、筒状建築材10の各丸穴部115および建築材取付具90Kの円筒部902Kの貫通孔903Kに線材42を挿入する。
次いで、建築材取付具90Kの雄ねじ部901Kを支持体95の孔に貫通させつつ、ゴムワッシャー94を間に介在させて筒状建築材10を支持体95に近接させる。
そして、ナット93をある程度建築材取付具90Kの雄ねじ部901Kに螺合させてから、六角レンチを建築材取付具90Kの凹部904Kに嵌合させ、六角レンチで建築材取付具90Kの回転を抑えながら、ナット93を締め付ける。これにより、建築材取付具90Kの円筒部902Kの貫通孔903Kを貫通している線材42が支持体95側に引き寄せられ、もって筒状建築材10は支持体95に固定されることとなる。
なお、本実施形態に係る筒状建築材10は、長手方向に複数連結してもよい。例えば、図22に示すように、筒状建築材10の丸穴部115に挿入する線材42を複数(図22では2本)の筒状建築材10よりも長いものとし、かつ、線材42の両端部にねじ溝を形成する。その線材42を支持体96の孔に挿入し、ナット93を線材42のねじ溝に螺合させて締め付け、複数の筒状建築材10に対しその長手方向に圧縮力を与えることにより、複数の筒状建築材10を結合することが可能である。
また、本実施形態に係る筒状建築材10の形状は前述したものに限定されず、例えば、図23に示すような形状の筒状建築材10Hであってもよい。この筒状建築材10Hは、上記筒状建築材10と略同様の構成を有するが、丸穴部115およびスリット116が形成されている部分の厚さが、他の部分の厚さよりも厚く形成されている。
具体的には、丸穴部115およびスリット116が形成されている部分の相互間に略V字状の溝部103Hが形成され、筒状建築材10Hの中空部101Hの形状が側面視略X字状になっている。
この筒状建築材10Hにおいても、上記筒状建築材10と同様に、各丸穴部115への線材42の挿入により、割れたときの破片飛散を抑制することができるが、特に上記のように、丸穴部115およびスリット116が形成されている部分の相互間に略V字状の溝部103Hが形成されていることにより、筒状建築材10Hが割れるときには溝部103Hの部分で割れることが多く、したがって、上記飛散抑制効果は、より効果的なものとなっている。
[第4の実施形態]
図24は本発明の別の実施形態に係る壁面材および建築材取付具の上面図である。本実施形態に係る壁面材1Jは、全体として略板状の形状を有し、壁面材1Iの両側部には、壁面材1Jの上端面および下端面にて開口している断面略円形状の丸穴部15Jが垂直方向に延在するように形成されているとともに、壁面材1Jの裏面12Jにて開口し、丸穴部15Jに連通しているスリット16Jが丸穴部15Jに沿って延在するように形成されている。本実施形態におけるスリット16Jは、スリット16Jの中央方向に向かって凸になっている曲面のみによって構成されている。
一方、本実施形態に係る建築材取付具2Jは、全体として、壁面材1Jの長さと略同じ長さを有する長尺状となっており、壁面材1Jの丸穴部45Jに挿入され得る断面略C字状の先端部23Jと、壁面材1Jのスリット16Jに挿入され得る首部24Jと、壁面材1Jの外側に位置し得る基部21Jとから構成されている。
建築材取付具2Jの先端部23Jは、断面視略C字状になっており、その中心部は中空部231Jとなっており、先端部23Jの側端部からビスが螺入され得るようになっている。
建築材取付具2Jの首部24Jは、壁面材1Jのスリット16Jの形状に対応するように、首部24の中央方向に向かって凹になっている曲面によって構成されている。
建築材取付具2Jの基部21Jは、ボルト3の頭部30が嵌合・摺動可能なレール状になっている。具体的には、基部21Jの形状は、断面視略コの字状でその両先端部がL字状になっている。
このような建築材取付具2Jを使用して壁面材1Jを施工するには、建築材取付具2Jの先端部23Jおよび首部24Jを、壁面材1Jの丸穴部15Jおよびスリット16Jに挿入した後、例えば図15示すようなアングル材を壁面材1Jの上端部および下端部に取り付け、アングル材に形成された孔を介して建築材取付具2Jの先端部23Jの側端部(上端部および下端部)から中空部231Jにビスを螺入することにより、アングル材を建築材取付具2Jに固定する。
次いで、建築材取付具2Jの基部21Jの側端開口部(上端部および下端部)からボルト3の頭部30を挿入して所定の位置までスライドさせ、そのボルト3を所望の部材、例えば躯体に固定した別のアングル材に取り付ける。
上記のように、本実施形態に係る壁面材1Jは、建築材取付具2Jを使用することにより、簡単に施工することができる。また、本実施形態に係る壁面材1Jの丸穴部15Jおよびスリット16Jには建築材取付具2Jの先端部23Jおよび首部24Jが挿入されているため、壁面材1Jは補強されており、かつ、万一壁面材1Jが衝撃破壊した場合であっても、破片が飛散することを抑制することができる。
本発明は、セラミックス、タイル、レンガ等からなる建築材、特に壁面材または筒状建築材を躯体に施工するのに好ましく用いることができる。
本発明の一実施形態に係る壁面材の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る壁面材取付具の斜視図である。 同実施形態に係る壁面材取付具を使用して同実施形態に係る壁面材を施工する様子を示す斜視図である。 同実施形態に係る壁面材取付具を使用して同実施形態に係る壁面材を施工した状態を示す側面図である。 同実施形態に係る壁面材を支持体に固定した状態を示す背面図である。 本発明の他の実施形態に係る壁面材取付具の斜視図である。 本発明の別の実施形態に係る壁面材取付具の斜視図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る壁面材取付具の斜視図である。 (a)は本発明の他の実施形態に係る壁面材の背面図であり、(b)は同実施形態に係る壁面材の断面図((a)のX−X断面図)であり、(c)は同実施形態に係る壁面材を支持体に固定した状態を示す背面図であり、(d)は同実施形態に係る壁面材を支持体に固定した状態を示す断面図((d)のY−Y断面図)である。 本発明の一実施形態に係る壁面材の施工に用いることのできる壁面材取付具の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る壁面材を支持体に固定した状態の他の例を示す背面図である。 本発明の他の実施形態に係る壁面材を支持体に固定した状態を示す背面図である。 本発明の他の実施形態に係る壁面材の側面図である。 本発明の他の実施形態に係る壁面材の斜視図である。 同実施形態に係る壁面材を施工した状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る筒状建築材の斜視図である。 同実施形態に係る筒状建築材の一部拡大図である。 同実施形態に係る筒状建築材用の建築材取付具の斜視図である。 同実施形態に係る筒状建築材を施工した状態を示す側面視断面図である。 同実施形態に係る筒状建築材を施工した状態を示す平面視断面図である。 同実施形態に係る筒状建築材用の他の建築材取付具の斜視図である。 同実施形態に係る筒状建築材の他の施工例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る筒状建築材の側面図である。 本発明の別の実施形態に係る壁面材および建築材取付具の上面図である。
符号の説明
1,1C,1E,1F,1G,1J…壁面材
15,15F,151G,152G,115,15J…丸穴部
16,16F,161G,162G,116,16J…スリット
17…凹部
2,2A,2B,2J…壁面材取付具
21,21J…基部
22…本体部
23,23A,23B,23J…先端部
231,231J…中空部
24J…首部
3,3’,92…ボルト
32’,32”,93…ナット
4,4’…丸棒材
5…躯体
6…接着剤
7…支持体
10,10H…筒状建築材
102…貫通穴部
90,90K…建築材取付具
91…筒状部材
901K…雄ねじ部
902K…円筒部(拡径部)

Claims (41)

  1. 少なくとも一の端面にて開口し、所定の方向に延在している断面略円形状の丸穴部と、壁面の反対面にて開口するとともに前記丸穴部に連通し、前記丸穴部に沿って延在しているスリットとが形成されていることを特徴とする壁面材。
  2. 全体として略板状の形状を有し、前記丸穴部および前記スリットが形成されている部分の厚さが他の部分の厚さよりも厚く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の壁面材。
  3. 壁面の反対面側には、壁面材端面から前記丸穴部にボルトが挿入された際に前記ボルトが螺合可能なナットが嵌合し得る凹部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の壁面材。
  4. 前記スリットは、前記スリットの開口部に向かって拡がっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の壁面材。
  5. 前記スリットは、曲面のみによって構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の壁面材。
  6. 長尺の筒状建築材であって、少なくとも一方の端面にて開口し、前記筒状建築材の長手方向に延在している断面略円形状の丸穴部と、前記筒状建築材の内壁面にて開口するとともに前記丸穴部に連通し、前記丸穴部に沿って延在しているスリットとが形成されていることを特徴とする筒状建築材。
  7. 前記丸穴部および前記スリットが形成されている部分の厚さが他の部分の厚さよりも厚く形成されていることを特徴とする請求項6に記載の筒状建築材。
  8. 前記筒状建築材の胴部には、前記筒状建築材の外壁面から内壁面にかけて貫通する貫通穴部が形成されていることを特徴とする請求項6または7に記載の筒状建築材。
  9. 前記スリットは、前記スリットの開口部に向かって拡がっていることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の筒状建築材。
  10. 前記スリットは、曲面のみによって構成されていることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の筒状建築材。
  11. 建築材を躯体に取り付けるための取付具であって、
    躯体に固定可能な基部と、
    建築材に挿入される略円柱状または略円筒状の先端部と、
    前記基部と前記先端部との間に位置し、少なくとも前記先端部の近傍が建築材に挿入され、前記建築材に挿入される部分が板状となっている本体部と
    を備えたことを特徴とする建築材取付具。
  12. 前記建築材取付具は金属板によって構成され、前記先端部は前記金属板を略円筒状に丸めることにより形成されていることを特徴とする請求項11に記載の建築材取付具。
  13. 前記先端部が略円筒状となっている複数の請求項11または12に記載の建築材取付具と、
    前記略円筒状の先端部の中空部に挿入される又は挿入された長尺の丸棒材と
    を備えたことを特徴とする建築材取付具。
  14. 前記先端部は長尺の円柱部材または円筒部材によって構成され、前記本体部および基部は前記長尺の円柱部材または円筒部材に複数設けられていることを特徴とする請求項11に記載の建築材取付具。
  15. 少なくとも一の端面にて開口し、所定の方向に延在している断面略円形状の丸穴部と、壁面の反対面にて開口するとともに前記丸穴部に連通し、前記丸穴部に沿って延在しているスリットとが形成されている建築材を所定の対象に取り付けるための取付具であって、
    前記建築材の丸穴部に挿入される先端部と、
    前記建築材のスリットに挿入される首部と、
    前記建築材の外側に位置する基部と
    を備え、前記先端部の少なくとも側端部は、他の固定部材が挿入可能な雌形状となっていることを特徴とする建築材取付具。
  16. 前記基部は、ボルトの頭部が嵌合・摺動可能なレール状になっていることを特徴とする請求項15に記載の建築材取付具。
  17. 軸部の径方向に貫通孔が形成されたボルトと、
    前記ボルトの軸部が貫通可能な筒状部材であって、軸方向と直交する方向に沿って端部に溝が形成された筒状部材と、
    前記ボルトの軸部に螺合するナットと
    を備えたことを特徴とする建築材取付具。
  18. 前記ボルトの端部には、工具と嵌合可能な嵌合部が形成されていることを特徴とする請求項17に記載の建築材取付具。
  19. 雄ねじ部と、
    前記雄ねじ部の径よりも大きい径で形成された拡径部と、
    径方向に形成された貫通孔と
    を備えたことを特徴とする建築材取付具。
  20. 前記雄ねじ部の端部には、工具と嵌合可能な嵌合部が形成されていることを特徴とする請求項19に記載の建築材取付具。
  21. 請求項1〜5のいずれかに記載の壁面材または請求項6〜10のいずれかに記載の筒状建築材の各丸穴部に挿入され得る複数の線材または丸棒材と、
    前記複数の線材または丸棒材を相互に連結する連結部材と
    を備えたことを特徴とする建築材取付具。
  22. 請求項1〜5のいずれかに記載の壁面材の丸穴部に嵌合または係合可能な先端部と、少なくとも前記先端部の近傍であって前記壁面材のスリットに挿入される部分が板状となっている本体部とを備えた建築材取付具を躯体に固定し、
    前記建築材取付具の先端部および本体部が、前記壁面材の丸穴部およびスリットに挿入されるように、前記壁面材を前記建築材取付具に取り付けることを特徴とする建築材の施工方法。
  23. 前記建築材取付具が請求項11〜14のいずれかに記載の建築材取付具であることを特徴とする請求項22に記載の建築材の施工方法。
  24. 前記壁面材の丸穴部において前記建築材取付具の先端部が存在しない部分に、丸棒材を挿入することを特徴とする請求項22または23に記載の建築材の施工方法。
  25. 前記壁面材取付具の先端部は略円筒状となっており、前記略円筒状の先端部の中空部に長尺の丸棒材を挿入することを特徴とする請求項22に記載の建築材の施工方法。
  26. 略円筒状の先端部の中空部に長尺の丸棒材を挿入した請求項13に記載の建築材取付具を躯体に固定し、または、丸棒材挿入前の請求項13に記載の建築材取付具を躯体に固定してから、前記建築材取付具の略円筒状の先端部の中空部に長尺の丸棒材を挿入し、
    前記建築材取付具の丸棒材、先端部および本体部が、請求項1〜5に記載の壁面材の丸穴部およびスリットに挿入されるように、前記壁面材を前記建築材取付具に取り付けることを特徴とする建築材の施工方法。
  27. 所望の支持体を介在させて請求項1または2に記載の壁面材の端面から前記丸穴部にボルトを挿入することにより、前記壁面材を前記支持体に固定することを特徴とする請求項22〜26のいずれかに記載の建築材の施工方法。
  28. 請求項3に記載の壁面材の前記凹部にナットを嵌合させ、所望の支持体を介在させて前記壁面材の端面から前記丸穴部にボルトを挿入し、前記ボルトを前記ナットに螺合させることにより、前記壁面材を前記支持体に固定することを特徴とする請求項22〜26のいずれかに記載の建築材の施工方法。
  29. 所望の支持体を介在させて請求項1または2に記載の壁面材の端面から前記丸穴部に長ボルトを挿入することにより、前記壁面材を前記支持体に固定することを特徴とする建築材の施工方法。
  30. 請求項3に記載の壁面材の前記凹部にナットを嵌合させ、所望の支持体を介在させて前記壁面材の端面から前記丸穴部に長ボルトを挿入し、前記ボルトを前記ナットに螺合させることにより、前記壁面材を前記支持体に固定することを特徴とする建築材の施工方法。
  31. 前記壁面材の丸穴部および/またはスリットに挿入された部材と、前記壁面材の丸穴部および/またはスリットの内壁面との間に、接着剤を介在させることを特徴とする請求項22〜30のいずれかに記載の建築材の施工方法。
  32. 前記壁面材の丸穴部および/またはスリットにおいて前記部材が存在しない部分にも接着剤を存在させることを特徴とする請求項31に記載の建築材の施工方法。
  33. 請求項1〜5のいずれかに記載の壁面材の丸穴部に線材または丸棒材を挿入し、
    前記線材または丸棒材を所定の部位に固定することを特徴とする建築材の施工方法。
  34. 請求項6〜10のいずれかに記載の筒状建築材の丸穴部に線材または丸棒材を挿入し、
    前記線材または丸棒材を所定の部位に固定することを特徴とする建築材の施工方法。
  35. 請求項6〜10のいずれかに記載の筒状建築材を長手方向に複数並べ、
    前記複数の筒状建築材の連通する1の丸穴部に1本の線材または丸棒材を挿入し、
    前記線材または丸棒材に張力を与えながら、前記複数の筒状建築材に対しその長手方向に圧縮力を与え、
    前記圧縮力により相互に連結した前記複数の筒状建築材を所定の部位に固定することを特徴とする建築材の施工方法。
  36. 請求項8に記載の筒状建築材の胴部の貫通穴部に、請求項17に記載の筒状部材および請求項17に記載のボルトを挿入し、
    前記筒状建築材の丸穴部および前記筒状建築材の貫通穴部に挿入したボルトの貫通孔に線材または丸棒材を挿入し、
    前記ボルトの前記筒状建築材の外側に出ている部分を所望の支持部材に貫通させ、
    前記筒状建築材の貫通穴部に挿入した前記筒状部材の端部の溝に前記線材または丸棒材が嵌まるようにして、前記ボルトの前記所望の支持部材から出ている部分に請求項17に記載のナットを螺合させることにより、前記筒状建築材を前記所望の支持部材に固定することを特徴とする建築材の施工方法。
  37. 請求項8に記載の筒状建築材の胴部の貫通穴部に、請求項18に記載の筒状部材および請求項18に記載のボルトを挿入し、
    前記筒状建築材の丸穴部および前記筒状建築材の貫通穴部に挿入したボルトの貫通孔に線材または丸棒材を挿入し、
    前記ボルトの前記筒状建築材の外側に出ている部分を所望の支持部材に貫通させ、
    前記ボルトの嵌合部と工具とを嵌合させて前記ボルトの回転を抑えながら、前記筒状建築材の貫通穴部に挿入した前記筒状部材の端部の溝に前記線材または丸棒材が嵌まるようにして、前記ボルトの前記所望の支持部材から出ている部分に請求項18に記載のナットを螺合させることにより、前記筒状建築材を前記所望の支持部材に固定することを特徴とする建築材の施工方法。
  38. 請求項8に記載の筒状建築材の胴部の貫通穴部に、請求項19に記載の建築材取付具の一端部を挿入し、
    前記筒状建築材の丸穴部および前記筒状建築材の貫通穴部に挿入した前記建築材取付具の貫通孔に線材または丸棒材を挿入し、
    前記建築材取付具の雄ねじ部を所望の支持部材に貫通させ、
    前記建築材取付具の雄ねじ部の前記所望の支持部材から出ている部分にナットを螺合させることにより、前記筒状建築材を前記所望の支持部材に固定することを特徴とする建築材の施工方法。
  39. 請求項8に記載の筒状建築材の胴部の貫通穴部に、請求項20に記載の建築材取付具の一端部を挿入し、
    前記筒状建築材の丸穴部および前記筒状建築材の貫通穴部に挿入した前記建築材取付具の貫通孔に線材または丸棒材を挿入し、
    前記建築材取付具の雄ねじ部を所望の支持部材に貫通させ、
    前記建築材取付具の嵌合部と工具とを嵌合させて前記建築材取付具の回転を抑えながら、前記建築材取付具の雄ねじ部の前記所望の支持部材から出ている部分にナットを螺合させることにより、前記筒状建築材を前記所望の支持部材に固定することを特徴とする建築材の施工方法。
  40. 請求項15に記載の建築材取付具を使用して請求項15に記載の建築材を施工する方法であって、
    前記建築材取付具の先端部および首部を、前記建築材の丸穴部およびスリットに挿入し、
    所望の部材を介在させて前記建築材取付具の先端部の側端部に固定部材を挿入することにより、前記壁面材と前記所望の部材とを固定することを特徴とする建築材の施工方法。
  41. 所望の段階で前記建築材取付具の基部を所望の対象物に固定することを特徴とする請求項40に記載の建築材の施工方法。
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