JP2005081300A - 複層塗膜形成方法および塗装物品 - Google Patents
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Abstract
【課題】金属感に優れた艶のない塗膜を、2コート1ベーク方式で安定的に形成することができる複層塗膜形成方法及び該方法により塗装されてなる塗装物品を提供する。
【解決手段】被塗物に粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)と艶消しクリヤー塗料(B)を順次ウエットオンウエットで塗装し、次いで加熱する2コート1ベーク方式の複層塗膜を形成する方法において、被塗物へ塗着したメタリックベースコート塗料(A)の降伏値が、室温放置3分間以内で2.5Pa以上になったときに、艶消しクリヤー塗料(B)を塗装することを特徴とする複層塗膜形成方法、及び、該方法により塗装されてなることを特徴とする塗装物品。
【選択図】なし
【解決手段】被塗物に粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)と艶消しクリヤー塗料(B)を順次ウエットオンウエットで塗装し、次いで加熱する2コート1ベーク方式の複層塗膜を形成する方法において、被塗物へ塗着したメタリックベースコート塗料(A)の降伏値が、室温放置3分間以内で2.5Pa以上になったときに、艶消しクリヤー塗料(B)を塗装することを特徴とする複層塗膜形成方法、及び、該方法により塗装されてなることを特徴とする塗装物品。
【選択図】なし
Description
本発明は、複層塗膜形成方法及び該方法により塗装されてなる塗装物品に関する。さらに詳しくは、本発明は、金属感に優れた艶のない塗膜を、2コート1ベーク方式で安定的に形成することができる複層塗膜形成方法及び該方法により塗装されてなる塗装物品に関する。
現在、自動車、オートバイ、パソコン、携帯電話などの塗装物品においては、高い意匠性が必要とされている。高光沢の鏡面のような外観が求められている一方で、60度光沢度60以下の艶のない外観も要求されている。さらに、金属感に優れた上に艶のない外観が強く求められている。
従来から、このようなデザインを発現させるために、被塗物にメタリックベースコート塗料を塗装し、焼付け、硬化させたのち、艶消し剤を含有する艶消しクリヤー塗料を塗装し、焼付け、硬化させる2コート2ベーク方式の塗膜形成方法が用いられている。この方式によれば、目的とする意匠と外観を得ることは可能であるが、2コート2ベーク方式のために、生産性に劣る。
一方、被塗物にメタリックベースコート塗料中に艶消し剤を含有させた艶消しメタリック塗料を塗装し、焼付け、硬化させる1コート1ベーク方式の塗膜形成方法も用いられている。例えば、艶消し塗膜でありながら、ハイライト部で光輝感が強調され、シェード部でマット感が残り、光輝感及びマット感がグラデーション状態で発現される意匠性の高い塗膜を形成することができる塗料組成物として、艶消し剤、樹脂ビーズ及び光輝剤を特定の割合で含有する塗料組成物が提案されている(特許文献1)。しかし、この方式では、目的とする金属感と艶消し感を両立させることは難しい。
さらに、このようなデザインを発現させるために、被塗物にメタリックベースコート塗料と艶消しクリヤー塗料を順次ウエットオンウエットで塗装し、次いで、加熱する2コート1ベーク方式の複層塗膜を形成する方法も用いられている。例えば、落ち着いた艶消し感と光輝感とを併せ持つ塗膜を形成することのできる光輝性艶消し複合塗膜の形成方法として、光輝性顔料1〜30%(PWC)を含む塗料と、樹脂微粒子又は無機微粒子を含有し、さらに光輝性顔料0.1〜5%(PWC)を加えた光輝性艶消しクリヤー塗料をウェットオンウェットで塗装する方法が提案されている(特許文献2)。この方法は、生産性には優れるが、メタリックベースコート塗料を焼付け、硬化させていないために、艶消しクリヤー塗料を塗装すると、ベースコート中に含まれる光輝剤であるアルミニウムフレーク顔料の配向がくずれ、金属感が低下する。
また、艶消し機能とともにメタリック調の光輝感を併せ持った、従来にない意匠性を発現することができる意匠性艶消し塗膜の形成方法として、基材上にアルミニウム系光輝性顔料3〜25質量%を含有するメタリックベース塗料と、樹脂コートした平均粒径20〜100μmのアルミニウム系光輝性顔料3〜25質量%を含有する艶消し複合塗膜形成用クリヤー塗料をウェットオンウェットで塗装する方法が提案されている(特許文献3)。しかし、このクリヤー塗料は、大きな粒径のアルミニウムフレークを光輝材として含有するために、塗膜形成後、塗膜の表面にアルミニウムフレークの突起によるザラツキが発生する。また、本形成方法では、大きな粒径のアルミニウムフレークの反射によるギラギラとしたメタリック感は得られるが、粒子感を感じさせない金属調の艶消し塗膜を得ることはできない。
さらに、艶有り塗膜を形成する製造ラインで、艶消しクリヤー塗装用塗装機を使用することなく艶消し塗膜を形成する方法として、平均粒径20〜100μmのアルミニウム系光輝性顔料を10〜50質量%含有するメタリックベース塗料とクリヤートップ塗料をウェットオンウェットで塗装する方法が提案されている(特許文献4)。しかし、メタリックベースコート塗料を焼付け、硬化させていないために、艶消しクリヤー塗料を塗装するとベースコート中に含まれる光輝剤であるアルミニウムフレークの配向がくずれ、金属感が低下する。
また、2コート1ベーク方式のベースコート層における降伏値について記載している文献も多い(特許文献5、特許文献6、特許文献7)。しかしながら、これらの公知文献には、降伏値が樹脂や顔料の水分散状態の指標として記載されており、金属感に優れた上に艶のない外観を得る方法は開示されていない。
特開2002−69380号公報(第2頁)
特開2001−131488号公報(第2頁)
特開2001−200213号公報(第2頁)
特開2001−181573号公報(第2頁)
特開平9−235487号公報(第10−12頁)
特開平10−306236号公報(第7頁)
特開2001−279164号公報(第15頁)
従来から、このようなデザインを発現させるために、被塗物にメタリックベースコート塗料を塗装し、焼付け、硬化させたのち、艶消し剤を含有する艶消しクリヤー塗料を塗装し、焼付け、硬化させる2コート2ベーク方式の塗膜形成方法が用いられている。この方式によれば、目的とする意匠と外観を得ることは可能であるが、2コート2ベーク方式のために、生産性に劣る。
一方、被塗物にメタリックベースコート塗料中に艶消し剤を含有させた艶消しメタリック塗料を塗装し、焼付け、硬化させる1コート1ベーク方式の塗膜形成方法も用いられている。例えば、艶消し塗膜でありながら、ハイライト部で光輝感が強調され、シェード部でマット感が残り、光輝感及びマット感がグラデーション状態で発現される意匠性の高い塗膜を形成することができる塗料組成物として、艶消し剤、樹脂ビーズ及び光輝剤を特定の割合で含有する塗料組成物が提案されている(特許文献1)。しかし、この方式では、目的とする金属感と艶消し感を両立させることは難しい。
さらに、このようなデザインを発現させるために、被塗物にメタリックベースコート塗料と艶消しクリヤー塗料を順次ウエットオンウエットで塗装し、次いで、加熱する2コート1ベーク方式の複層塗膜を形成する方法も用いられている。例えば、落ち着いた艶消し感と光輝感とを併せ持つ塗膜を形成することのできる光輝性艶消し複合塗膜の形成方法として、光輝性顔料1〜30%(PWC)を含む塗料と、樹脂微粒子又は無機微粒子を含有し、さらに光輝性顔料0.1〜5%(PWC)を加えた光輝性艶消しクリヤー塗料をウェットオンウェットで塗装する方法が提案されている(特許文献2)。この方法は、生産性には優れるが、メタリックベースコート塗料を焼付け、硬化させていないために、艶消しクリヤー塗料を塗装すると、ベースコート中に含まれる光輝剤であるアルミニウムフレーク顔料の配向がくずれ、金属感が低下する。
また、艶消し機能とともにメタリック調の光輝感を併せ持った、従来にない意匠性を発現することができる意匠性艶消し塗膜の形成方法として、基材上にアルミニウム系光輝性顔料3〜25質量%を含有するメタリックベース塗料と、樹脂コートした平均粒径20〜100μmのアルミニウム系光輝性顔料3〜25質量%を含有する艶消し複合塗膜形成用クリヤー塗料をウェットオンウェットで塗装する方法が提案されている(特許文献3)。しかし、このクリヤー塗料は、大きな粒径のアルミニウムフレークを光輝材として含有するために、塗膜形成後、塗膜の表面にアルミニウムフレークの突起によるザラツキが発生する。また、本形成方法では、大きな粒径のアルミニウムフレークの反射によるギラギラとしたメタリック感は得られるが、粒子感を感じさせない金属調の艶消し塗膜を得ることはできない。
さらに、艶有り塗膜を形成する製造ラインで、艶消しクリヤー塗装用塗装機を使用することなく艶消し塗膜を形成する方法として、平均粒径20〜100μmのアルミニウム系光輝性顔料を10〜50質量%含有するメタリックベース塗料とクリヤートップ塗料をウェットオンウェットで塗装する方法が提案されている(特許文献4)。しかし、メタリックベースコート塗料を焼付け、硬化させていないために、艶消しクリヤー塗料を塗装するとベースコート中に含まれる光輝剤であるアルミニウムフレークの配向がくずれ、金属感が低下する。
また、2コート1ベーク方式のベースコート層における降伏値について記載している文献も多い(特許文献5、特許文献6、特許文献7)。しかしながら、これらの公知文献には、降伏値が樹脂や顔料の水分散状態の指標として記載されており、金属感に優れた上に艶のない外観を得る方法は開示されていない。
本発明は、金属感に優れた艶のない塗膜を、2コート1ベーク方式で安定的に形成することができる複層塗膜形成方法及び該方法により塗装されてなる塗装物品を提供することを目的としてなされたものである。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、被塗物へ塗着したメタリックベースコート塗料(A)の降伏値が、室温放置3分間以内で2.5Pa以上になったときに、艶消しクリヤー塗料(B)をウェットオンウェットで塗装し、焼付け、硬化することにより、金属感に優れた艶のない塗膜を安定して形成し得ることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)被塗物に粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)と艶消しクリヤー塗料(B)を順次ウエットオンウエットで塗装し、次いで加熱する2コート1ベーク方式の複層塗膜を形成する方法において、被塗物へ塗着したメタリックベースコート塗料(A)の降伏値が、室温放置3分間以内で2.5Pa以上になったときに、艶消しクリヤー塗料(B)を塗装することを特徴とする複層塗膜形成方法、
(2)メタリックベースコート塗料(A)の粘性制御剤の含有量が、塗膜形成成分100質量部に対して2〜10質量部である第1項記載の複層塗膜形成方法、
(3)艶消しクリヤー塗料(B)の艶消し剤の含有量が、塗膜形成成分100質量部に対して5〜50質量部である第1項記載の複層塗膜形成方法、及び、
(4)第1項、第2項又は第3項記載の複層塗膜形成方法により塗装されてなることを特徴とする塗装物品、
を提供するものである。
すなわち、本発明は、
(1)被塗物に粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)と艶消しクリヤー塗料(B)を順次ウエットオンウエットで塗装し、次いで加熱する2コート1ベーク方式の複層塗膜を形成する方法において、被塗物へ塗着したメタリックベースコート塗料(A)の降伏値が、室温放置3分間以内で2.5Pa以上になったときに、艶消しクリヤー塗料(B)を塗装することを特徴とする複層塗膜形成方法、
(2)メタリックベースコート塗料(A)の粘性制御剤の含有量が、塗膜形成成分100質量部に対して2〜10質量部である第1項記載の複層塗膜形成方法、
(3)艶消しクリヤー塗料(B)の艶消し剤の含有量が、塗膜形成成分100質量部に対して5〜50質量部である第1項記載の複層塗膜形成方法、及び、
(4)第1項、第2項又は第3項記載の複層塗膜形成方法により塗装されてなることを特徴とする塗装物品、
を提供するものである。
本発明の複層塗膜形成方法によれば、粒子感を感じさせない優れた金属感を有する艶消し塗膜を、2コート1ベーク方式で、安定的に形成することができる。
本発明の複層塗膜形成方法においては、被塗物に粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)と艶消しクリヤー塗料(B)を順次ウエットオンウエットで塗装し、次いで加熱する2コート1ベーク方式の複層塗膜を形成する方法において、被塗物へ塗着したメタリックベースコート塗料(A)の降伏値が、室温放置3分間以内で2.5Pa以上になったときに、艶消しクリヤー塗料(B)を塗装する。本発明方法に用いる粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)は、光輝剤、塗膜形成成分及び溶剤を含有する塗料組成物である。
本発明方法においては、被塗物に塗着した粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)の降伏値が、室温放置3分間以内に2.5Pa以上、より好ましくは3.0Pa以上、さらに好ましくは3.5Pa以上になったときに、艶消しクリヤー塗料(B)をウェットオンウェットで塗装し、2コート1ベーク方式で焼き付ける。本発明方法において、室温とは、10〜40℃であり、被塗物が塗装される環境温度である。被塗物へ塗着したメタリックベースコート塗料(A)の降伏値は、メタリックベースコート塗料(A)を他の基材に被塗物への塗装と同一条件で塗装し、所定時間後に基材から掻き落としてサンプルとし、回転粘度計を用いて室温でずり速度とずり応力を測定し、ずり速度とずり応力のキャッソンプロットにより、ずり速度0に外挿したときのずり応力の値として求めることができる。被塗物へ塗着したメタリックベースコート塗料(A)の降伏値が2.5Pa未満であると、艶消しクリヤー塗料(B)に含有される艶消し剤の凝集粒子が、ベースコート層を圧迫し、ベースコート層のアルミニウムフレークなどの光輝剤の配向が崩れ、塗膜の金属感が低下するおそれがある。被塗物へ塗着したメタリックベースコート塗料(A)の降伏値が2.5Pa以上になったとき、艶消しクリヤー塗料(B)を塗装することにより、金属感に優れた上に艶のない外観を得ることができる。
本発明方法においては、被塗物に塗着した粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)の降伏値が、室温放置3分間以内に2.5Pa以上、より好ましくは3.0Pa以上、さらに好ましくは3.5Pa以上になったときに、艶消しクリヤー塗料(B)をウェットオンウェットで塗装し、2コート1ベーク方式で焼き付ける。本発明方法において、室温とは、10〜40℃であり、被塗物が塗装される環境温度である。被塗物へ塗着したメタリックベースコート塗料(A)の降伏値は、メタリックベースコート塗料(A)を他の基材に被塗物への塗装と同一条件で塗装し、所定時間後に基材から掻き落としてサンプルとし、回転粘度計を用いて室温でずり速度とずり応力を測定し、ずり速度とずり応力のキャッソンプロットにより、ずり速度0に外挿したときのずり応力の値として求めることができる。被塗物へ塗着したメタリックベースコート塗料(A)の降伏値が2.5Pa未満であると、艶消しクリヤー塗料(B)に含有される艶消し剤の凝集粒子が、ベースコート層を圧迫し、ベースコート層のアルミニウムフレークなどの光輝剤の配向が崩れ、塗膜の金属感が低下するおそれがある。被塗物へ塗着したメタリックベースコート塗料(A)の降伏値が2.5Pa以上になったとき、艶消しクリヤー塗料(B)を塗装することにより、金属感に優れた上に艶のない外観を得ることができる。
本発明方法においては、被塗物に塗着したメタリックベースコート塗料(A)の降伏値が、室温放置3分間以内、より好ましくは2分間以内に2.5Pa以上になったときに、艶消しクリヤー塗料(B)を塗装する。室温放置時間が3分間を超えても降伏値が2.5Pa以上にならないメタリックベースコート塗料(A)は、塗装工程時間が長くなり、複層塗膜形成の生産性が低く、経済的に塗装物品を製造することが困難となるおそれがある。
本発明方法において用いるメタリックベースコート塗料(A)は、粘性制御剤を含有する。メタリックベースコート塗料(A)に粘性制御剤を配合することにより、被塗物へ塗着したときの降伏値を高めることができる。配合する粘性制御剤としては、例えば、酸化ポリエチレンを主体としたコロイド状分散体であるポリエチレンワックス、脂肪族アミドの潤滑分散体であるポリアミドワックス、架橋性重合体粒子(マイクロゲル)、エチレンアクリル酸コポリマーワックス、有機ベントナイトなどを挙げることができる。これらの粘性制御剤は、1種を単独で用いることができ、あるいは、2種以上を組み合わせて用いることもできる。これらの中で、エチレンアクリル酸コポリマーワックスは、被塗物へ塗着したときの降伏値を高める効果が大きいので、特に好適に用いることができる。
本発明方法において用いるメタリックベースコート塗料(A)は、粘性制御剤を含有する。メタリックベースコート塗料(A)に粘性制御剤を配合することにより、被塗物へ塗着したときの降伏値を高めることができる。配合する粘性制御剤としては、例えば、酸化ポリエチレンを主体としたコロイド状分散体であるポリエチレンワックス、脂肪族アミドの潤滑分散体であるポリアミドワックス、架橋性重合体粒子(マイクロゲル)、エチレンアクリル酸コポリマーワックス、有機ベントナイトなどを挙げることができる。これらの粘性制御剤は、1種を単独で用いることができ、あるいは、2種以上を組み合わせて用いることもできる。これらの中で、エチレンアクリル酸コポリマーワックスは、被塗物へ塗着したときの降伏値を高める効果が大きいので、特に好適に用いることができる。
本発明方法において、メタリックベースコート塗料(A)の粘性制御剤の含有量は、塗膜形成成分100質量部に対して2〜10質量部であることが好ましく、2.2〜7質量部であることがより好ましく、2.5〜5質量部であることがさらに好ましい。粘性制御剤の含有量が塗膜形成成分100質量部に対して2質量部未満であると、メタリックベースコート塗料(A)が被塗物へ塗着したとき、降伏値が十分に上昇しないおそれがある。粘性制御剤の含有量が塗膜形成成分100質量部に対して10質量部を超えると、メタリックベースコート塗料(A)の粘度が高くなりすぎて、肌荒れが生じ、塗膜外観が悪くなるおそれがある。
粘性制御剤は、適当な媒体に分散された商品が、レオロジーコントロール剤として市販されている。このようなレオロジーコントロール剤としては、楠本化成(株)製「ディスパロンA630−20X」、「ディスパロン6900−20X」、共栄社化学(株)製「フローノンSA―1000」、「フローノンSP―1000」、「フローノンHR―2」、「フローノンSH―290」などのポリアミドワックス分散体、楠本化成(株)製「ディスパロン4200−10」、「ディスパロンNS−30」などのポリエチレンワックス分散体、BYK Chemie社製「CERAFAK―103」、「CERAFAK―106」などのエチレンアクリル酸コポリマーワックス分散体、RHEOX社製「BENTONE 27」、「BENTONE SD−1」などの有機ベントナイト分散体などを挙げることができる。メタリックベースコート塗料(A)において、配合された塗膜形成樹脂溶液、硬化剤溶液などの加熱残分から算出される塗膜形成成分の量と、配合されたレオロジーコントロール剤の加熱残分から算出される粘性制御剤の量とから、塗膜形成成分100質量部に対する粘性制御剤の量を求めることができる。
粘性制御剤は、適当な媒体に分散された商品が、レオロジーコントロール剤として市販されている。このようなレオロジーコントロール剤としては、楠本化成(株)製「ディスパロンA630−20X」、「ディスパロン6900−20X」、共栄社化学(株)製「フローノンSA―1000」、「フローノンSP―1000」、「フローノンHR―2」、「フローノンSH―290」などのポリアミドワックス分散体、楠本化成(株)製「ディスパロン4200−10」、「ディスパロンNS−30」などのポリエチレンワックス分散体、BYK Chemie社製「CERAFAK―103」、「CERAFAK―106」などのエチレンアクリル酸コポリマーワックス分散体、RHEOX社製「BENTONE 27」、「BENTONE SD−1」などの有機ベントナイト分散体などを挙げることができる。メタリックベースコート塗料(A)において、配合された塗膜形成樹脂溶液、硬化剤溶液などの加熱残分から算出される塗膜形成成分の量と、配合されたレオロジーコントロール剤の加熱残分から算出される粘性制御剤の量とから、塗膜形成成分100質量部に対する粘性制御剤の量を求めることができる。
本発明方法において、メタリックベースコート塗料(A)に用いる塗膜形成樹脂に特に制限はなく、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、繊維素系樹脂、ポリオレフィン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂などを単独で又は組み合わせて、非架橋のラッカータイプとすることができ、あるいは、アミノ樹脂、(ブロック)ポリイソシアネート化合物、エポキシ化合物などの架橋形成樹脂と組み合わせて、架橋硬化型とすることもできる。
本発明方法において、メタリックベースコート塗料(A)に配合する光輝剤に特に制限はなく、例えば、ノンリーフィング型アルミニウムフレーク、ニッケルフレーク、銅フレーク、チタンフレーク、ガラスフレークなどのフレーク、パールマイカ、着色パールマイカなどのマイカ粉末、シリカフレーク、アルミナフレークなどの偏光性顔料、金属、二酸化チタンなどで被覆されたガラスフレーク顔料、着色アルミニウムフレーク顔料、金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料、金属酸化物被覆シリカフレーク顔料などのフレーク顔料、微粒子酸化チタン顔料、板状酸化鉄などを挙げることができる。
本発明方法において、メタリックベースコート塗料(A)に配合する光輝剤に特に制限はなく、例えば、ノンリーフィング型アルミニウムフレーク、ニッケルフレーク、銅フレーク、チタンフレーク、ガラスフレークなどのフレーク、パールマイカ、着色パールマイカなどのマイカ粉末、シリカフレーク、アルミナフレークなどの偏光性顔料、金属、二酸化チタンなどで被覆されたガラスフレーク顔料、着色アルミニウムフレーク顔料、金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料、金属酸化物被覆シリカフレーク顔料などのフレーク顔料、微粒子酸化チタン顔料、板状酸化鉄などを挙げることができる。
本発明方法においては、必要に応じて、メタリックベースコート塗料(A)にその他の着色顔料を配合することができる。配合する着色顔料に特に制限はなく、例えば、アゾレーキ系顔料、フタロシアニン顔料、インジゴ系顔料、ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、キノフタロン系顔料、ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料などの有機系顔料、二酸化チタン、カーボンブラック、黄色酸化鉄、ベンガラなどの無機系顔料などを挙げることができる。
本発明方法においては、必要に応じて、メタリックベースコート塗料(A)に各種の添加剤を配合することができる。配合する添加剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール、蓚酸アニリド系化合物などの紫外線吸収剤、ベンゾフェノール系化合物などの酸化防止剤、シリコーン系化合物などのレベリング剤、硬化触媒などを挙げることができる。
本発明方法において、粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)は、有機溶剤に溶解して使用する。有機溶剤としては、例えば、芳香族炭化水素系溶剤、エステル系溶剤、ケトン系溶剤、アルコール系溶剤、エーテル系溶剤などを挙げることができる。
本発明方法においては、必要に応じて、メタリックベースコート塗料(A)に各種の添加剤を配合することができる。配合する添加剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール、蓚酸アニリド系化合物などの紫外線吸収剤、ベンゾフェノール系化合物などの酸化防止剤、シリコーン系化合物などのレベリング剤、硬化触媒などを挙げることができる。
本発明方法において、粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)は、有機溶剤に溶解して使用する。有機溶剤としては、例えば、芳香族炭化水素系溶剤、エステル系溶剤、ケトン系溶剤、アルコール系溶剤、エーテル系溶剤などを挙げることができる。
本発明方法を適用する被塗物に特に制限はなく、例えば、鉄、アルミニウム、マグネシウムなど、又は、これらの合金を含む金属類、ガラス、コンクリートなどの無機材料、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート、ポリウレタン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体などの樹脂成形品、各種FRPなどのプラスチック材料、木材、紙などを挙げることができる。これら被塗物には、必要に応じて、あらかじめ適当なプライマー処理やプレコート処理を施すことができる。
本発明方法において、粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)の塗装は、霧化式塗装機を用い、エアスプレー方式、静電方式などの塗装方法により行うことができる。
本発明方法において、粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)の塗装は、室温条件下で行うことが好ましい。室温は、10〜40℃であることが好ましく、20〜35℃であることがより好ましい。
本発明方法において、粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)を塗装したのち、室温放置3分間以内で、被塗物へ塗着したメタリックベースコート塗料(A)の降伏値が2.5Pa以上になったとき、艶消しクリヤー塗料(B)をウエットオンウエットで塗装し、次いで、加熱する。室温は、10〜40℃であることが好ましく、20〜35℃であることがより好ましい。
本発明方法において、粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)の塗装は、霧化式塗装機を用い、エアスプレー方式、静電方式などの塗装方法により行うことができる。
本発明方法において、粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)の塗装は、室温条件下で行うことが好ましい。室温は、10〜40℃であることが好ましく、20〜35℃であることがより好ましい。
本発明方法において、粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)を塗装したのち、室温放置3分間以内で、被塗物へ塗着したメタリックベースコート塗料(A)の降伏値が2.5Pa以上になったとき、艶消しクリヤー塗料(B)をウエットオンウエットで塗装し、次いで、加熱する。室温は、10〜40℃であることが好ましく、20〜35℃であることがより好ましい。
本発明方法に用いる艶消しクリヤー塗料(B)に配合する艶消し剤に特に制限はなく、例えば、微粉末シリカ、樹脂ビーズなどを挙げることができる。微粉末シリカの製造方法に特に制限はなく、例えば、湿式ゲル法、乾式ゲル法、湿式沈殿法などを挙げることができる。微粉末シリカの一次粒子の平均粒径は、1〜10μmであることが好ましい。微粉末シリカの表面処理状態に特に制限はなく、例えば、無処理、有機処理、無機処理、疎水性処理などを挙げることができる。艶消し剤として用いる樹脂ビーズとしては、例えば、ポリメタクリル酸メチル樹脂ビーズ、メタクリル酸メチル−エチレングリコールジメタクリレート共重合樹脂ビーズ、ナイロン樹脂ビーズなどを挙げることができる。
本発明方法において、艶消しクリヤー塗料(B)に用いる塗膜形成成分に特に制限はなく、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、繊維素系樹脂、ポリオレフィン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂などを単独又は組み合わせて非架橋のラッカータイプとすることができ、あるいは、アミノ樹脂、(ブロック)ポリイソシアネート化合物、エポキシ化合物などの架橋形成樹脂と組み合わせて架橋硬化型とすることもできる。
本発明方法において、艶消しクリヤー塗料(B)に用いる塗膜形成成分に特に制限はなく、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、繊維素系樹脂、ポリオレフィン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂などを単独又は組み合わせて非架橋のラッカータイプとすることができ、あるいは、アミノ樹脂、(ブロック)ポリイソシアネート化合物、エポキシ化合物などの架橋形成樹脂と組み合わせて架橋硬化型とすることもできる。
本発明方法においては、必要に応じて、艶消しクリヤー塗料(B)にその他の着色顔料、各種の添加剤などを配合することができる。着色顔料としては、例えば、アゾレーキ系顔料、フタロシアニン顔料、インジゴ系顔料、ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、キノフタロン系顔料、ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料などの有機系顔料、カーボンブラック、黄色酸化鉄、ベンガラ、二酸化チタンなどの無機系顔料などを挙げることができる。添加剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール、蓚酸アニリド系化合物などの紫外線吸収剤、ベンゾフェノール系化合物などの酸化防止剤、シリコーン系化合物などのレベリング剤、ワックス、有機ベントナイトなどの粘性制御剤、硬化触媒などを挙げることができる。
本発明方法において、艶消しクリヤー塗料(B)は、有機溶剤に溶解して使用する。有機溶剤としては、例えば、芳香族炭化水素系溶剤、エステル系溶剤、ケトン系溶剤、アルコール系溶剤、エーテル系溶剤などを挙げることができる。
本発明方法において、艶消しクリヤー塗料(B)の塗装は、霧化式塗装機を用い、エアスプレー方式、静電方式などの塗装方法により行うことができる。
本発明方法において、艶消しクリヤー塗料(B)は、有機溶剤に溶解して使用する。有機溶剤としては、例えば、芳香族炭化水素系溶剤、エステル系溶剤、ケトン系溶剤、アルコール系溶剤、エーテル系溶剤などを挙げることができる。
本発明方法において、艶消しクリヤー塗料(B)の塗装は、霧化式塗装機を用い、エアスプレー方式、静電方式などの塗装方法により行うことができる。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。
なお、実施例及び比較例において、試験板の評価は、下記の方法により行った。
(1)金属感
試験板について、レーザー式メタリック感測定装置[関西ペイント(株)、ALCOPE LMR100]を用いて、フリップフロップ値(flip-flop value)を測定した。フリップフロップ値は、メタルフレークの配向度合いを示すパラメーターであり、数値が大きいほどアルミニウムフレークの配向が良好で、金属感に優れる。数値が小さいと、アルミニウムフレークの配向が崩れ、金属感に乏しい。フリップフロップ値が1.5以上であると、満足すべき金属感を有するとされる。
(2)艶消し感
試験板について、光沢計[BYK Chemie社、マイクロTri−Gloss]を用いて、JIS K 5400 7.6にしたがい、60度光沢度を測定した。60度光沢度が60以下であると、満足すべき艶消し感を有するとされる。
なお、実施例及び比較例において、試験板の評価は、下記の方法により行った。
(1)金属感
試験板について、レーザー式メタリック感測定装置[関西ペイント(株)、ALCOPE LMR100]を用いて、フリップフロップ値(flip-flop value)を測定した。フリップフロップ値は、メタルフレークの配向度合いを示すパラメーターであり、数値が大きいほどアルミニウムフレークの配向が良好で、金属感に優れる。数値が小さいと、アルミニウムフレークの配向が崩れ、金属感に乏しい。フリップフロップ値が1.5以上であると、満足すべき金属感を有するとされる。
(2)艶消し感
試験板について、光沢計[BYK Chemie社、マイクロTri−Gloss]を用いて、JIS K 5400 7.6にしたがい、60度光沢度を測定した。60度光沢度が60以下であると、満足すべき艶消し感を有するとされる。
製造例1(メタリックベースコート用塗料Aの調製)
アクリル樹脂[大日本インキ化学工業(株)、アクリディックA−190、加熱残分50質量%]30質量部、アルミニウムペースト[昭和アルミパウダー(株)、SAP561PS、加熱残分65質量%]5質量部、繊維素系樹脂セルロースアセテートブチレート[イーストマンケミカルズ社、CAB531−1、30質量%酢酸エチル溶液]10質量部を順次加えて撹拌した。次いで、レオロジーコントロール剤[BYK Chmie社、CERAFAK―103、エチレンアクリル酸コポリマーワックス、加熱残分6質量%]10質量部を加えて撹拌し、最後にポリイソシアネート化合物[バイエルポリマー社、スミジュールN−75、加熱残分75質量%]5質量部を加え、さらにキシレンと酢酸イソブチルとの質量比50:50の混合溶剤40質量部を加えて撹拌し、メタリックベースコート塗料Aを調製した。メタリックベースコート塗料Aの塗膜形成成分100質量部に対する粘性制御剤の含有量は、2.76質量部である。
メタリックベースコート塗料Aの降伏値を測定した。30cm×20cmのブリキ板をキシレンを用いて脱脂し、被塗物とした。メタリックベースコート塗料Aを、乾燥膜厚が15μmとなるようにエアスプレーで塗装した。塗装終了後、25℃で2分間放置したのち、ブリキ板に塗着したメタリックベースコート塗料Aを掻き落とし、メタリックベースコート塗料Aの降伏値測定用サンプルを得た。
このメタリックベースコート塗料Aの降伏値測定用サンプルについて、E型粘度計[東機産業(株)]を用いて、温度25℃で、ずり速度とずり応力を測定した。測定したずり速度とずり応力とのキャッソンプロットより、ずり速度を0に外挿したときのずり応力値を求めて降伏値とした。降伏値は、3.0Paであった。
製造例2(メタリックベースコート塗料Bの調製)
あらかじめ配合物中のアクリル樹脂[大日本インキ化学工業(株)、アクリディックA−190、加熱残分50質量%]30質量部とカーボンブラック[DEGUSSA社、FW200]0.3質量部とを、ガラスビーズを分散媒体とするアトライターを用いてカーボンブラックの平均粒径が5μm以下になるまで分散し、黒色着色ペーストを調製した。この黒色着色ペースト30.3質量部、アルミニウムペースト[昭和アルミパウダー(株)、SAP561PS]5質量部、繊維素系樹脂セルロースアセテートブチレート[イーストマンケミカルズ社、CAB531−1、30質量%酢酸エチル溶液]10質量部を順次加えて撹拌した。次いで、レオロジーコントロール剤[BYK Chmie社、CERAFAK―103、エチレンアクリル酸コポリマーワックス]10質量部を加えて撹拌し、最後にポリイソシアネート化合物[バイエルポリマー社、スミジュールN−75、加熱残分75質量%]5質量部を加え、さらにキシレンと酢酸イソブチルとの質量比50:50の混合溶剤39.7質量部を加えて撹拌し、メタリックベースコート塗料Bを調製した。メタリックベースコート塗料Bの塗膜形成成分100質量部に対する粘性制御剤の含有量は、2.76質量部である。
製造例1と同様にして求めたメタリックベースコート塗料Bの降伏値は、3.0Paであった。
製造例3(メタリックベースコート塗料Cの調製)
レオロジーコントロール剤[BYK Chmie社、CERAFAK―103、エチレンアクリル酸コポリマーワックス]の添加量を15質量部とし、キシレンと酢酸イソブチルとの質量比50:50の混合溶剤の添加量を34.7質量部とした以外は、製造例2と同様にして、メタリックベースコート塗料Cを調製した。メタリックベースコート塗料Cの塗膜形成成分100質量部に対する粘性制御剤の含有量は、4.14質量部である。
製造例1と同様にして求めたメタリックベースコート塗料Cの降伏値は、3.5Paであった。
製造例4(メタリックベースコート塗料Dの調製)
レオロジーコントロール剤[BYK Chmie社、CERAFAK―103、エチレンアクリル酸コポリマーワックス]を添加せず、キシレンと酢酸イソブチルとの質量比50:50の混合溶剤の添加量を50質量部とした以外は、製造例1と同様にして、メタリックベースコート塗料Dを調製した。メタリックベースコート塗料Dは、粘性制御剤を含有しない。
製造例1と同様にして求めたメタリックベースコート塗料Dの降伏値は、0.6Paであった。
製造例5(メタリックベースコート塗料Eの調製)
レオロジーコントロール剤[BYK Chmie社、CERAFAK―103、エチレンアクリル酸コポリマーワックス]の添加量を5質量部とし、キシレンと酢酸イソブチルとの質量比50:50の混合溶剤の添加量を45質量部とした以外は、製造例1と同様にして、メタリックベースコート塗料Eを調製した。メタリックベースコート塗料Eの塗膜形成成分100質量部に対する粘性制御剤の含有量は、1.38質量部である。
製造例1と同様にして求めたメタリックベースコート塗料Eの降伏値は、1.2Paであった。
アクリル樹脂[大日本インキ化学工業(株)、アクリディックA−190、加熱残分50質量%]30質量部、アルミニウムペースト[昭和アルミパウダー(株)、SAP561PS、加熱残分65質量%]5質量部、繊維素系樹脂セルロースアセテートブチレート[イーストマンケミカルズ社、CAB531−1、30質量%酢酸エチル溶液]10質量部を順次加えて撹拌した。次いで、レオロジーコントロール剤[BYK Chmie社、CERAFAK―103、エチレンアクリル酸コポリマーワックス、加熱残分6質量%]10質量部を加えて撹拌し、最後にポリイソシアネート化合物[バイエルポリマー社、スミジュールN−75、加熱残分75質量%]5質量部を加え、さらにキシレンと酢酸イソブチルとの質量比50:50の混合溶剤40質量部を加えて撹拌し、メタリックベースコート塗料Aを調製した。メタリックベースコート塗料Aの塗膜形成成分100質量部に対する粘性制御剤の含有量は、2.76質量部である。
メタリックベースコート塗料Aの降伏値を測定した。30cm×20cmのブリキ板をキシレンを用いて脱脂し、被塗物とした。メタリックベースコート塗料Aを、乾燥膜厚が15μmとなるようにエアスプレーで塗装した。塗装終了後、25℃で2分間放置したのち、ブリキ板に塗着したメタリックベースコート塗料Aを掻き落とし、メタリックベースコート塗料Aの降伏値測定用サンプルを得た。
このメタリックベースコート塗料Aの降伏値測定用サンプルについて、E型粘度計[東機産業(株)]を用いて、温度25℃で、ずり速度とずり応力を測定した。測定したずり速度とずり応力とのキャッソンプロットより、ずり速度を0に外挿したときのずり応力値を求めて降伏値とした。降伏値は、3.0Paであった。
製造例2(メタリックベースコート塗料Bの調製)
あらかじめ配合物中のアクリル樹脂[大日本インキ化学工業(株)、アクリディックA−190、加熱残分50質量%]30質量部とカーボンブラック[DEGUSSA社、FW200]0.3質量部とを、ガラスビーズを分散媒体とするアトライターを用いてカーボンブラックの平均粒径が5μm以下になるまで分散し、黒色着色ペーストを調製した。この黒色着色ペースト30.3質量部、アルミニウムペースト[昭和アルミパウダー(株)、SAP561PS]5質量部、繊維素系樹脂セルロースアセテートブチレート[イーストマンケミカルズ社、CAB531−1、30質量%酢酸エチル溶液]10質量部を順次加えて撹拌した。次いで、レオロジーコントロール剤[BYK Chmie社、CERAFAK―103、エチレンアクリル酸コポリマーワックス]10質量部を加えて撹拌し、最後にポリイソシアネート化合物[バイエルポリマー社、スミジュールN−75、加熱残分75質量%]5質量部を加え、さらにキシレンと酢酸イソブチルとの質量比50:50の混合溶剤39.7質量部を加えて撹拌し、メタリックベースコート塗料Bを調製した。メタリックベースコート塗料Bの塗膜形成成分100質量部に対する粘性制御剤の含有量は、2.76質量部である。
製造例1と同様にして求めたメタリックベースコート塗料Bの降伏値は、3.0Paであった。
製造例3(メタリックベースコート塗料Cの調製)
レオロジーコントロール剤[BYK Chmie社、CERAFAK―103、エチレンアクリル酸コポリマーワックス]の添加量を15質量部とし、キシレンと酢酸イソブチルとの質量比50:50の混合溶剤の添加量を34.7質量部とした以外は、製造例2と同様にして、メタリックベースコート塗料Cを調製した。メタリックベースコート塗料Cの塗膜形成成分100質量部に対する粘性制御剤の含有量は、4.14質量部である。
製造例1と同様にして求めたメタリックベースコート塗料Cの降伏値は、3.5Paであった。
製造例4(メタリックベースコート塗料Dの調製)
レオロジーコントロール剤[BYK Chmie社、CERAFAK―103、エチレンアクリル酸コポリマーワックス]を添加せず、キシレンと酢酸イソブチルとの質量比50:50の混合溶剤の添加量を50質量部とした以外は、製造例1と同様にして、メタリックベースコート塗料Dを調製した。メタリックベースコート塗料Dは、粘性制御剤を含有しない。
製造例1と同様にして求めたメタリックベースコート塗料Dの降伏値は、0.6Paであった。
製造例5(メタリックベースコート塗料Eの調製)
レオロジーコントロール剤[BYK Chmie社、CERAFAK―103、エチレンアクリル酸コポリマーワックス]の添加量を5質量部とし、キシレンと酢酸イソブチルとの質量比50:50の混合溶剤の添加量を45質量部とした以外は、製造例1と同様にして、メタリックベースコート塗料Eを調製した。メタリックベースコート塗料Eの塗膜形成成分100質量部に対する粘性制御剤の含有量は、1.38質量部である。
製造例1と同様にして求めたメタリックベースコート塗料Eの降伏値は、1.2Paであった。
製造例6(艶消しクリヤー塗料aの調製)
艶消し剤1[DEGUSSA社、ACEMATT OK412、微粉末シリカ]4質量部とアクリルウレタン樹脂系塗料[日本油脂BASFコーティングス(株)、ハイウレタンNo.6500クリヤー、加熱残分50質量%]64質量部を混合し、撹拌した。次いで、ポリイソシアネート化合物[バイエルポリマー社、スミジュールN−75、加熱残分75質量%]11質量部を加え、さらにキシレンとプロピレングリコールモノエチルエーテルアセテートとの質量比70:30の混合溶剤21質量部を加えて撹拌し、艶消しクリヤー塗料aを調製した。
製造例7(艶消しクリヤー塗料bの調製)
艶消し剤1の代わりに、艶消し剤2[富士サイリシア(株)、SH200、微粉末シリカ]4質量部を用いた以外は、製造例6と同様にして、艶消しクリヤー用塗料bを調製した。
製造例8(艶消しクリヤー塗料cの調製)
艶消し剤1の代わりに、艶消し剤3[積水化成品工業(株)、テクポリマーMBX、樹脂ビーズ]4質量部を用いた以外は、製造例6と同様にして、艶消しクリヤー塗料cを調製した。
製造例9(艶消しクリヤー塗料dの調製)
艶消し剤1[DEGUSSA社、ACEMATT OK412、微粉末シリカ]1質量部とアクリルウレタン樹脂系塗料[日本油脂BASFコーティングス(株)、ハイウレタンNo.6500クリヤー、加熱残分50質量%]66質量部を混合し、撹拌した。次いで、ポリイソシアネート化合物[バイエルポリマー社、スミジュールN−75、加熱残分75質量%]11.3質量部を加え、さらにキシレンとプロピレングリコールモノエチルエーテルアセテートとの質量比70:30の混合溶剤21.7質量部を加えて撹拌し、艶消しクリヤー塗料dを調製した。
製造例1〜5で調製したメタリックベースコート塗料の配合組成と降伏値を第1表に、製造例6〜9で調製した艶消しクリヤー塗料の配合組成を第2表に示す。
艶消し剤1[DEGUSSA社、ACEMATT OK412、微粉末シリカ]4質量部とアクリルウレタン樹脂系塗料[日本油脂BASFコーティングス(株)、ハイウレタンNo.6500クリヤー、加熱残分50質量%]64質量部を混合し、撹拌した。次いで、ポリイソシアネート化合物[バイエルポリマー社、スミジュールN−75、加熱残分75質量%]11質量部を加え、さらにキシレンとプロピレングリコールモノエチルエーテルアセテートとの質量比70:30の混合溶剤21質量部を加えて撹拌し、艶消しクリヤー塗料aを調製した。
製造例7(艶消しクリヤー塗料bの調製)
艶消し剤1の代わりに、艶消し剤2[富士サイリシア(株)、SH200、微粉末シリカ]4質量部を用いた以外は、製造例6と同様にして、艶消しクリヤー用塗料bを調製した。
製造例8(艶消しクリヤー塗料cの調製)
艶消し剤1の代わりに、艶消し剤3[積水化成品工業(株)、テクポリマーMBX、樹脂ビーズ]4質量部を用いた以外は、製造例6と同様にして、艶消しクリヤー塗料cを調製した。
製造例9(艶消しクリヤー塗料dの調製)
艶消し剤1[DEGUSSA社、ACEMATT OK412、微粉末シリカ]1質量部とアクリルウレタン樹脂系塗料[日本油脂BASFコーティングス(株)、ハイウレタンNo.6500クリヤー、加熱残分50質量%]66質量部を混合し、撹拌した。次いで、ポリイソシアネート化合物[バイエルポリマー社、スミジュールN−75、加熱残分75質量%]11.3質量部を加え、さらにキシレンとプロピレングリコールモノエチルエーテルアセテートとの質量比70:30の混合溶剤21.7質量部を加えて撹拌し、艶消しクリヤー塗料dを調製した。
製造例1〜5で調製したメタリックベースコート塗料の配合組成と降伏値を第1表に、製造例6〜9で調製した艶消しクリヤー塗料の配合組成を第2表に示す。
[注]
アクリル樹脂:大日本インキ化学工業(株)、アクリディックA−190、加熱残分50質量%。
アルミニウムペースト:昭和アルミパウダー(株)、SAP561PS、加熱残分65質量%。
繊維素系樹脂セルロースアセテートブチレート:イーストマン・ケミカルズ社、CAB531−1、30質量%酢酸エチル溶液。
レオロジーコントロール剤:BYK Chemie社、CERAFAK―103、エチレンアクリル酸コポリマーワックス、加熱残分6質量%。
ポリイソシアネート化合物:バイエルポリマー社、スミジュールN−75、加熱残分75質量%。
カーボンブラック:DEGUSSA社、FW200。
艶消し剤1:DEGUSSA社、ACEMATT OK412、微粉末シリカ。
艶消し剤2:富士サイリシア(株)、SH200、微粉末シリカ。
艶消し剤3:積水化成品工業(株)、テクポリマーMBX、樹脂ビーズ。
アクリルウレタン樹脂系塗料:日本油脂BASFコーティングス(株)、ハイウレタンNo.6500クリヤー、加熱残分50質量%。
アクリル樹脂:大日本インキ化学工業(株)、アクリディックA−190、加熱残分50質量%。
アルミニウムペースト:昭和アルミパウダー(株)、SAP561PS、加熱残分65質量%。
繊維素系樹脂セルロースアセテートブチレート:イーストマン・ケミカルズ社、CAB531−1、30質量%酢酸エチル溶液。
レオロジーコントロール剤:BYK Chemie社、CERAFAK―103、エチレンアクリル酸コポリマーワックス、加熱残分6質量%。
ポリイソシアネート化合物:バイエルポリマー社、スミジュールN−75、加熱残分75質量%。
カーボンブラック:DEGUSSA社、FW200。
艶消し剤1:DEGUSSA社、ACEMATT OK412、微粉末シリカ。
艶消し剤2:富士サイリシア(株)、SH200、微粉末シリカ。
艶消し剤3:積水化成品工業(株)、テクポリマーMBX、樹脂ビーズ。
アクリルウレタン樹脂系塗料:日本油脂BASFコーティングス(株)、ハイウレタンNo.6500クリヤー、加熱残分50質量%。
実施例1
ABS基材[日本A&L(株)、クララスチックMVF、7cm×12cm、厚さ3mm]の試験片をイソプロピルアルコールを用いて脱脂し、被塗物とした。メタリックベースコート塗料Aを、乾燥膜厚15μmとなるようにエアスプレーで塗装した。25℃にて2分間放置したのち、艶消しクリヤー塗料aを乾燥膜厚25μmとなるようにエアスプレーで塗装し、25℃にて10分間放置したのち、75℃で30分間焼き付け、外観評価用試験板を得た。
この外観評価用試験板のフリップフロップ値は1.81であり、60度光沢度は40であった。
実施例2
メタリックベースコート塗料Aと艶消しクリヤー塗料bを用い、実施例1と同様にして外観評価用試験板を作製した。外観評価用試験板のフリップフロップ値は1.83であり、60度光沢度は55であった。
実施例3
メタリックベースコート塗料Bと艶消しクリヤー塗料aを用い、実施例1と同様にして外観評価用試験板を作製した。外観評価用試験板のフリップフロップ値は1.86であり、60度光沢度は40であった。
実施例4
メタリックベースコート塗料Bと艶消しクリヤー塗料bを用い、実施例1と同様にして外観評価用試験板を作製した。外観評価用試験板のフリップフロップ値は1.87であり、60度光沢度は55であった。
実施例5
メタリックベースコート塗料Cと艶消しクリヤー塗料cを用い、実施例1と同様にして外観評価用試験板を作製した。外観評価用試験板のフリップフロップ値は1.89であり、60度光沢度は50であった。
比較例1
メタリックベースコート塗料Dと艶消しクリヤー塗料aを用い、実施例1と同様にして外観評価用試験板を作製した。外観評価用試験板のフリップフロップ値は1.39であり、60度光沢度は40であった。
比較例2
メタリックベースコート塗料Eと艶消しクリヤー塗料bを用い、実施例1と同様にして外観評価用試験板を作製した。外観評価用試験板のフリップフロップ値は1.46であり、60度光沢度は55であった。
比較例3
メタリックベースコート塗料Eと艶消しクリヤー塗料dを用い、実施例1と同様にして外観評価用試験板を作製した。外観評価用試験板のフリップフロップ値は1.82であり、60度光沢度は80であった。
実施例1〜5及び比較例1〜3で用いた塗料と、評価結果を第3表に示す。
ABS基材[日本A&L(株)、クララスチックMVF、7cm×12cm、厚さ3mm]の試験片をイソプロピルアルコールを用いて脱脂し、被塗物とした。メタリックベースコート塗料Aを、乾燥膜厚15μmとなるようにエアスプレーで塗装した。25℃にて2分間放置したのち、艶消しクリヤー塗料aを乾燥膜厚25μmとなるようにエアスプレーで塗装し、25℃にて10分間放置したのち、75℃で30分間焼き付け、外観評価用試験板を得た。
この外観評価用試験板のフリップフロップ値は1.81であり、60度光沢度は40であった。
実施例2
メタリックベースコート塗料Aと艶消しクリヤー塗料bを用い、実施例1と同様にして外観評価用試験板を作製した。外観評価用試験板のフリップフロップ値は1.83であり、60度光沢度は55であった。
実施例3
メタリックベースコート塗料Bと艶消しクリヤー塗料aを用い、実施例1と同様にして外観評価用試験板を作製した。外観評価用試験板のフリップフロップ値は1.86であり、60度光沢度は40であった。
実施例4
メタリックベースコート塗料Bと艶消しクリヤー塗料bを用い、実施例1と同様にして外観評価用試験板を作製した。外観評価用試験板のフリップフロップ値は1.87であり、60度光沢度は55であった。
実施例5
メタリックベースコート塗料Cと艶消しクリヤー塗料cを用い、実施例1と同様にして外観評価用試験板を作製した。外観評価用試験板のフリップフロップ値は1.89であり、60度光沢度は50であった。
比較例1
メタリックベースコート塗料Dと艶消しクリヤー塗料aを用い、実施例1と同様にして外観評価用試験板を作製した。外観評価用試験板のフリップフロップ値は1.39であり、60度光沢度は40であった。
比較例2
メタリックベースコート塗料Eと艶消しクリヤー塗料bを用い、実施例1と同様にして外観評価用試験板を作製した。外観評価用試験板のフリップフロップ値は1.46であり、60度光沢度は55であった。
比較例3
メタリックベースコート塗料Eと艶消しクリヤー塗料dを用い、実施例1と同様にして外観評価用試験板を作製した。外観評価用試験板のフリップフロップ値は1.82であり、60度光沢度は80であった。
実施例1〜5及び比較例1〜3で用いた塗料と、評価結果を第3表に示す。
第3表に見られるように、ABS基材にメタリックベースコート塗料A、B又はCをスプレー塗装し、25℃で2分間放置し、塗着物の降伏値が3.0Pa以上になったとき、艶消しクリヤー塗料a、b又はcをウェットオンウェットで塗装し、2コート1ベーク方式で焼き付けた実施例1〜5の塗膜は、フリップフロップ値が1.81以上であり、優れた金属感を有し、また、60度光沢度が55以下であり、艶消し感にも優れている。
これに対して、粘性制御剤を配合せず、25℃で2分間放置したときの塗着物の降伏値が0.6Paであるメタリックベースコート塗料Dを用いた比較例1の塗膜は、フリップフロップ値が1.39であり、十分な金属感が得られていない。粘性制御剤の含有量が塗膜形成成分100質量部に対して1.38質量部で、25℃で2分間放置したときの塗着物の降伏値が1.2Paであるメタリックベースコート塗料Eを用いた比較例2の塗膜は、フリップフロップ値が1.46であり、十分な金属感が得られていない。また、メタリックベースコート塗料Eと、艶消し剤の含有量が塗膜形成成分100質量部に対して2.41質量部である艶消しクリヤー塗料dを用いた比較例3の塗膜は、60度光沢度が80であって、艶消し感を有しない。
これに対して、粘性制御剤を配合せず、25℃で2分間放置したときの塗着物の降伏値が0.6Paであるメタリックベースコート塗料Dを用いた比較例1の塗膜は、フリップフロップ値が1.39であり、十分な金属感が得られていない。粘性制御剤の含有量が塗膜形成成分100質量部に対して1.38質量部で、25℃で2分間放置したときの塗着物の降伏値が1.2Paであるメタリックベースコート塗料Eを用いた比較例2の塗膜は、フリップフロップ値が1.46であり、十分な金属感が得られていない。また、メタリックベースコート塗料Eと、艶消し剤の含有量が塗膜形成成分100質量部に対して2.41質量部である艶消しクリヤー塗料dを用いた比較例3の塗膜は、60度光沢度が80であって、艶消し感を有しない。
本発明の複層塗膜形成方法によれば、金属感に優れた艶のない高い意匠性を有する塗膜を、2コート1ベーク方式で経済的かつ安定的に形成することができる。本発明方法により塗装された塗装物品は、自動車、オートバイ、パソコン、携帯電話などの高い意匠性が要求される物品として好適に用いることができる。
Claims (4)
- 被塗物に粘性制御剤を含有してなるメタリックベースコート塗料(A)と艶消しクリヤー塗料(B)を順次ウエットオンウエットで塗装し、次いで加熱する2コート1ベーク方式の複層塗膜を形成する方法において、被塗物へ塗着したメタリックベースコート塗料(A)の降伏値が、室温放置3分間以内で2.5Pa以上になったときに、艶消しクリヤー塗料(B)を塗装することを特徴とする複層塗膜形成方法。
- メタリックベースコート塗料(A)の粘性制御剤の含有量が、塗膜形成成分100質量部に対して2〜10質量部である請求項1記載の複層塗膜形成方法。
- 艶消しクリヤー塗料(B)の艶消し剤の含有量が、塗膜形成成分100質量部に対して5〜50質量部である請求項1記載の複層塗膜形成方法。
- 請求項1、請求項2又は請求項3記載の複層塗膜形成方法により塗装されてなることを特徴とする塗装物品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003318471A JP2005081300A (ja) | 2003-09-10 | 2003-09-10 | 複層塗膜形成方法および塗装物品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003318471A JP2005081300A (ja) | 2003-09-10 | 2003-09-10 | 複層塗膜形成方法および塗装物品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005081300A true JP2005081300A (ja) | 2005-03-31 |
Family
ID=34417753
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2003318471A Pending JP2005081300A (ja) | 2003-09-10 | 2003-09-10 | 複層塗膜形成方法および塗装物品 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2005081300A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015503000A (ja) * | 2011-11-14 | 2015-01-29 | ビーエーエスエフ コーティングス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングBASF Coatings GmbH | 液体金属組成物 |
-
2003
- 2003-09-10 JP JP2003318471A patent/JP2005081300A/ja active Pending
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| JP2015503000A (ja) * | 2011-11-14 | 2015-01-29 | ビーエーエスエフ コーティングス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングBASF Coatings GmbH | 液体金属組成物 |
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