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JP2005075500A - シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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JP2005075500A JP2003305262A JP2003305262A JP2005075500A JP 2005075500 A JP2005075500 A JP 2005075500A JP 2003305262 A JP2003305262 A JP 2003305262A JP 2003305262 A JP2003305262 A JP 2003305262A JP 2005075500 A JP2005075500 A JP 2005075500A
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Abstract

【課題】 シートのサイズにかかわらず、シートを確実に定着部に搬送することができ、かつ飛散トナーによる搬送不良を防止することのできるシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 像担持体1に形成されたトナー像をシートSに転写する転写部3と、転写されたトナー像をシートSに定着する定着ローラ対5との間に無端状のシート搬送手段4aを配置すると共に、複数の吸着手段4bによって空気を吸引することにより、トナー像が転写されたシートSをシート搬送手段4aに吸着させながら定着ローラ対5まで搬送する。そして、制御手段30により、シートSを搬送する際、複数の吸着手段4bにより発生する吸着力をシートSの種類に応じて変化させるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に転写部にてトナー像が転写されたシートを定着部まで無端状のシート搬送手段に吸着した状態で搬送するようにしたものに関する。
従来、複写機やプリンタあるいはファクシミリなどの画像形成装置においては、装置本体の小型化を達成するため、例えばシートの搬送方向の長さよりも、定着部と転写部との間の距離が短くなるように構成されたものがある。なお、この定着部と転写部の間には、トナー像が転写されたシートを吸着しながら定着部に搬送するシート搬送装置が設けられており、このようなシート搬送装置としては搬送ベルトと、搬送ベルトを駆動するローラ、搬送ベルト上にシートを吸着させるためのファン等を備えたものがある。
ここで、このようにシートの搬送方向の長さよりも定着部と転写部との距離の方が短くなるように構成された画像形成装置では、トナー像が転写されたシートが定着部を構成する定着ローラ対に到達した際、シートの後半部分が未だ転写部にある状態となる。そして、この状態で、転写画像を定着させるため、高い加圧力をかけながらシートを搬送する定着ローラ対に回転ムラが生じると、この回転ムラがシートを通じ転写部に達し、この影響により転写部にあるシート上の転写画像が乱れてスジムラが生じるという問題が発生する。
一方、搬送方向の長さが定着部と転写部との間の距離よりも短いシートの場合には、シートが定着部に到達した際、シート後半部分は転写部から離脱しているので定着部(定着ローラ対)に回転ムラが生じても、転写画像が乱れるという問題は発生しないが、シート搬送装置の搬送力のみでシートを定着ローラ対のニップ(以下、定着ニップという)に押し込まなければならないため、シート搬送装置は、ある程度の押し込み力を有することが必要となる。なお、押し込み力が不足し、シートを定着ニップに押し込むことができない場合には、定着ニップでシートが停止するシート搬送上の問題が発生する。
ここで、このような問題の対策として、定着部の発する外乱をいかに最小限に抑えるか、という視点とは別に、いかに定着部からの外乱の転写部への到達を抑制するかという視点に立ったものがあり、このようなものとして、例えば、定着部と転写部との間の搬送経路を下向きに凸形状、または上下に波形にすることによってシートの外乱を伝わりにくくするような方法が採られている。
また、定着部側のシート搬送速度を、転写部側のシート搬送速度に比して遅くさせる、或いは定着部の直前に設けられているシートガイドの高さを高くすることで、定着部〜転写部間でシートにたるみをもたせ、シートの外乱による振動をシート自身に吸収させるような方法も採られている。
ここで、例えば定着部側のシート搬送速度を転写手段側のシート搬送速度に比して遅くさせると、図8の(a)に示すようにシートSは、定着部側の搬送速度が、感光体ドラム1と転写分離帯電器2とにより構成される転写部3の搬送速度及びこれと同速度で回転する搬送ベルト4Aの搬送速度より遅いため、まずはシートガイド7の形状に沿って下向き凸形状になる。
さらに、この後、シートSが搬送されると、シートSはさらに下向き凸形状に大きく撓むようになるが、このように撓みが大きくなると、シートSはたるみを下向き凸形状では吸収しきれないため、図8の(b)に示すように上向きに浮き上がり凸形状となる。そして、このようにシートSが上向き凸形状になると、この後、シートSがさらに搬送されても、転写部〜定着部間でシートが突っ張ることがないため、転写部側に定着部(定着ローラ対5)の外乱が伝わることはない。
なお、一般的に定着ローラ対5は加圧ローラ5a及び加熱ローラ5bで構成されるが、この定着ローラ対5は、シートSへの加圧力を得るために加圧ローラ5a及び加熱ローラ5bのうちの片方、もしくは両方をゴム等の弾性体とすることにより、圧接したローラの間にニップを形成する構成となっている。
ところで、このようなシートの搬送方向の長さよりも定着部と転写部との間の距離が短くなるような構成は、白黒画像を形成する画像形成装置だけでなくカラー画像を形成する画像形成装置も採用されている。
ここで、このようなカラー画像を形成する画像形成装置においては、カラー画像を定着させる際には、白黒画像を定着させるよりも、さらに大きな熱量が必要になる。このため、従来は例えば定着ローラ対の圧接力を増加させて定着ニップの形成距離を長くすることにより、加熱距離を伸ばすようにしている。さらに、より大きな熱量が必要な厚紙等に画像を定着させる場合には、定着部(定着ローラ対)の定着速度を遅くして単位時間に与える熱量を増やす等の方法がとられている。
しかし、このように定着ニップの形成距離を長くした場合、或いは定着速度を遅くした場合、ハガキなどのシート搬送方向の長さが短いスモールサイズのシートを定着ニップに進入させるために必要な搬送力が増大するため、搬送力が十分でない場合には、スモールサイズのシートを定着ニップに押し込むことができず、定着ニップでシートが停止するシート搬送上の問題が発生する。
そこで、このようなスモールサイズのシートを定着ニップに押し込むための方法として、例えばゴム等で形成された搬送ベルトの表面に凹凸部を設けると共に搬送ベルト下部に吸引手段を設け、凹凸部にシートにひっかけると共に吸引手段によりシートを搬送ベルトに吸着させる方法や、搬送ベルトをPET材質にて形成し、この搬送ベルトに電荷を付加することにより、シートを静電吸着する方法が用いられている。
或いは、図8の(c)に示すように搬送ベルト4Aの内側に吸引手段4Bを設けてシートSを搬送ベルト4Aに吸着させて搬送することにより、シートSを押さえ込む方法が採られている(特許文献1参照。)。
一方、カラー画像を形成する画像形成装置においては、通常4色のトナーを用いてカラー画像を形成するため、カラー画像をシートに転写する際、或はカラー画像が転写されたシートを定着部へ搬送する際、トナーの飛散量が多くなってしまう。そして、このようにトナーの飛散量が多くなると、飛散トナーが、搬送ベルト4A、或いはベルトを駆動する駆動部材に付着し、この結果、駆動部材と搬送ベルト4Aとの間にスリップが生じ、良好な画像を得ることができないという問題が生じる。
そこで、このような問題を解決するための方法としては、飛散したトナーがシート搬送装置に落ちないように、転写部にエアー吸引用のダクトとファンを設けて飛散トナーを吸収する等の方法がとられている。
特開2000−47503号公報
ところで、このような従来のシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置、特にカラー画像を形成する画像形成装置においては、コンパクト化、高画質化だけでなく、高速化が図られており、このような高速化に伴い飛散トナーの量はますます増加する。
また、高速化に伴って定着部の加圧力の増加及び定着部の搬送速度の高速化が進むと、定着部が発生する外乱が増大し、その結果、シートを介して伝わる外乱が増大する。
ここで、転写部側に定着部(定着ローラ対)の外乱が伝わることがないようにするには、既述したようにシートにたるみを持たせ、シートを上向き凸形状とするようにする必要があるが、このように構成した場合には、既述したように押し込み力が不足するため、スモールサイズのシートを定着ニップに押し込むことができない。
一方、スモールサイズのシートを定着ニップに押し込むことができるよう既述したようにシートを搬送ベルトに吸着させながら搬送するようにすると、ラージサイズのシートを搬送する場合、シートが搬送ベルトに吸着されているため、シートを上向き凸形状とすることが困難となってしまう。なお、搬送ベルトの吸着力を弱めると、スモールサイズのシートが定着ニップに入らなくなってしまう。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シートのサイズにかかわらず、シートを確実に定着部に搬送することができ、かつ飛散トナートナーによる搬送不良を防止することのできるシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、像担持体に形成されたトナー像が転写部により転写されたシートを、前記転写されたトナー像を定着する定着部に搬送するシート搬送装置において、前記定着部と前記転写部の間に配置され、前記トナー像が転写されたシートを前記定着部まで搬送する無端状のシート搬送手段と、空気を吸引し、前記トナー像が転写されたシートを前記無端状のシート搬送手段に吸着させる複数の吸着手段と、前記複数の吸着手段により発生する吸着力を、前記シートの種類に応じて変化させる制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記制御手段は前記シートのサイズ、厚さ或いは前記トナー像を形成するトナーの色の数に応じて前記複数の吸着手段により発生する吸着力を変化させることを特徴とするものである。
以上の説明したように本発明のように、トナー像が転写されたシートを、複数の吸着手段によって発生する吸着力により無端状のシート搬送手段に吸着させながら定着部まで搬送する共に、複数の吸着手段により発生する吸着力をシートの種類に応じて変化させることにより、高速化に伴う外乱の影響を抑えつつ、シートを確実に定着部に搬送することができる。また、駆動部材の駆動を駆動部材側の凸部及びシート搬送手段側の凸部を介してシート搬送手段に伝達することにより、飛散トナーによる搬送不良を防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図である。同図において、100は画像形成装置、101は画像形成装置本体(以下、装置本体という)であり、この画像形成装置100は、装置本体101の上部に設けられた画像読取部102と、画像読取部102の下方に配置された画像形成部103と、画像形成部103にシートSを給送する給紙装置104とを備えている。
ここで、画像読取部102は、原稿台58にセットされた原稿Gを順次一枚ずつ読み取り位置59に搬送する自動原稿給紙装置57と、読み取り位置59に搬送された原稿に光を照射する不図示の光源、原稿Gから反射した後の反射光が折り返しミラー60〜62を経て導かれるCCD等の画像読み取り素子63とを有する光学系とを備えている。
また、画像形成部103は、回転自在な像担持体である感光体ドラム1、感光ドラム表面を一様に帯電する一次帯電器12、感光体ドラム上に静電潜像を形成するためのレーザスキャナ50A、感光体ドラム上に形成された静電潜像をトナーにより現像して感光体ドラム上にトナー像を形成する現像装置14、トナー像を除電する除電帯電器15、感光体ドラム上に形成されたトナー像をシートSに転写させる転写分離帯電器2を備えている。なお、6は、感光ドラム1上の転写残トナーを除去するクリーナ装置である。
給紙装置104は、給紙カセット39に収納されているシートSを送り出す給紙ローラ40と、この給紙ローラ40により送り出されたシートSを一枚ずつ分離するためのフィードローラ41とリタードローラ42とにより構成される分離部とを有している。
次に、このような構成の画像形成装置100における画像形成動作について説明する。
シートSに画像を形成する場合は、まず自動原稿給紙装置57の原稿台58に原稿Gをセットし、この後、コピーボタンを押すと自動原稿給紙装置57により原稿Gが読み取り位置59に搬送される。そして、この原稿Gに対して不図示の光源から光を照射し、その反射光を折り返しミラー60〜62を経て、画像読み取り素子63に導いた後、画像読み取り素子63により画像信号に変換し、この画像信号を画像形成部103のレーザスキャナ50Aに転送する。
なお、このレーザスキャナ50Aは、不図示のレーザ発振器と、ポリゴンミラー50とを備えており、画像読み取り素子63からの画像信号が入力されると、レーザ発振器から画像信号に対応してレーザ光が発せられ、このレーザ光が回転しているポリゴンミラー50に反射され、更に反射ミラー51で再び折り返される事で感光ドラム上に照射されるようになっている。
そして、このようにレーザスキャナ50Aから照射されたレーザ光により、一次帯電器12により表面が一様に帯電された感光体ドラム1が走査され、感光体ドラム上に静電潜像が形成される。この後、この静電潜像は現像装置14により現像されてトナー像として可視化され、更にこの後、除電帯電器15にてトナー像が除電される。
また、このようなトナー像形成動作と並行して給紙ローラ40が回転してシートSを送り出し、この後、シートSはフィードローラ41とリタードローラ42とにより構成される分離部により1枚ずつ分離され後、レジストローラ対43によりレジスト補正が行われる。
この後、このようにレジストローラ対43によりレジスト補正が行われたシートSは、感光ドラム1と転写分離帯電器2とにより構成される転写部3へと搬送され、この転写部3においてトナー像が転写される。
次に、トナー像が転写されたシートSを定着部を構成する定着ローラ対5に搬送し、この定着ローラ対5によってシートSを加熱、加圧することにより、トナー像をシート上に永久定着する。そして、このようにしてトナー像を定着した後、例えば第1面にのみ画像を形成する片面コピーの場合には、画像形成部103と画像読取部102との間に形成された上面排紙部48に排出する。また、感光ドラム1上の転写残トナーはクリーナ装置6により除去する。
ところで、本実施の形態の画像形成装置100において、転写部3と定着ローラ対5とは、その距離が、画像が形成されるシートSのうち搬送方向の長さが一番長いシートSの搬送方向長さよりも短くなるように配置され、かつ定着ローラ対5のシート搬送速度が転写部3におけるシート搬送速度に比して低速になるように構成されている。
また、定着ローラ対5と転写部3との間には、シートSを転写部3におけるシート搬送速度と同速度で吸着搬送するシート搬送装置4が配されており、さらにシート搬送装置4と定着ローラ対5の間にはシートガイド7が配されている。
ここで、このシート搬送装置4は、図2に示すように駆動部材である駆動ローラ41と3つのコロ42に張設された無端状のシート搬送手段である搬送ベルト4aと、搬送ベルト4aの内部に設けられると共に、エアー(空気)を吸引し、搬送ベルト4aにシートSを吸着させる吸着手段である吸着ファン4bを備えている。
そして、トナー画像が転写された後のシートSを、吸着ファン4bにより搬送ベルト4aに吸着させながら、転写部3におけるシート搬送速度と同速度で定着ローラ対5に搬送するようにしている。
なお、この吸着ファン4bにより発生する吸着力は、シートSが定着ローラ対5に送り込まれた後、搬送速度の差により定着ローラ対5に押し込まれ、この後、シートSの剛性で浮き上がり上向き凸形状となることができるような所定の大きさに制御されている。そして、このように上向き凸形状になっていれば、転写部〜定着部間でシートSが突っ張ることはないため、転写部側に定着部(定着ローラ対5)の外乱が伝わることはない。
図3は、シートSが、転写部3を通り吸引ファン4bによって搬送ベルト4aに吸着されつつ定着ローラ対5に搬送されている状態を示しており、(a)はシートSの先端が定着ローラ対5に噛み込まれてしばらく搬送された状態を示している。また、(b)は、さらにシートSが送り込まれて押し込まれたときの状態を示しており、シートSは剛性により跳ね上がって上向き凸形状となり、このような形状となることによりで転写部〜定着部間を突っ張ることなく搬送されている。
ところで、本実施の形態においては、図2に示すように、吸引ファン4bによって吸引されたエアーは吹き出しダクト21を通ってシート搬送装置4の下方から定着ローラ対5の下方に導かれるようになっている。そして、このようにダクト21によってエアーを定着ローラ対5の下方に導くことにより、吹き出されたエアーが画像形成部103に逆流するのを防ぐことができ、トナー等による画像形成部付近の汚れを軽減させることができる。また、暖かいエアーを定着ローラ対5の下方に導くことにより、定着ローラ対周りの雰囲気温度が下がるのを防ぐことができ、省エネの観点でも効果がある。
一方、図4は、転写部3と定着ローラ対5の距離よりも、搬送方向長さが短いスモールサイズのシートSを搬送する場合を示している。この場合は、シートSは転写部3から離脱しているので、定着ローラ対5からの外乱が生じても転写中の画像に影響及ぼすことはない。しかしながら、既述したように転写部3からの搬送力は期待できないため、シート搬送装置4の搬送力だけで定着ローラ対5のニップにシートSを押し込まなければならない。
ここで、シートSが厚い場合には、より大きな押し込み力が必要である。また、画像形成装置が、カラー画像を形成するものであり、定着速度を遅くしているものの場合は、シートSの搬送スピードが遅いため、例えば葉書をカラーモード作像するとき等の場合、より大きな押し込み力が必要になる。
そこで、このような大きな押し込み力を得るため、図5に示すように搬送ベルト4aの間に吸着ファン4bを複数、本実施の形態においては4個配置している。そして、シートSが、最大吸着力により吸着搬送する必要のある、例えばカラー画像が転写された葉書の場合には、4つの吸着ファン4bを駆動することにより、定着ニップにシートSを確実に押し込むことができるようにしている。なお、本実施の形態では吸着ファン4bとして軸流ファンを使用しているが、吸着機能さえあれば、このタイプに限る必要はない。
ところで、この4つの吸着ファン4bは、図1に示す装置本体101の所定の位置に設けられた制御手段30により、シートの種類、例えばサイズ、厚さ、坪量等に応じて選択的に駆動されるようになっている。
例えば、スモールサイズで厚いシートの場合には、最大吸着力になるように4つの吸着ファン4bを作動させるようにしている。また、最大吸着力により吸着を行う必要のないシート、例えばラージサイズのシートの場合は、作動させる吸着ファン4bの数を減らすようにしており、これにより消費電力を低減することができる。
さらに、スモールサイズのシートでも、薄いシートは定着ニップに入り易いため、吸着力を最大とする必要はなく、また厚紙でも4色のトナーを用いて画像形成を行うカラーモードと、1色のトナーを用いて画像を形成する白黒モードとでは定着部の速度が違うことから、白黒モードの場合には、吸着力を下げるようにしている。
図6は、このようなシートSのサイズ(シート搬送方向長さ)、画像モード(1色の白黒モードと、4色のカラーモード)、シートの厚さ及び吸引力の大きさの関係を示すテーブルであり、同図に示すようにシートSのサイズ等に応じて吸引力を制御することにより、確実なシートの搬送と省エネとを両立することができる。
このように、シートSを搬送する際、複数の吸着ファン4bをシートSの種類に応じて選択的に動作させることにより、シートを確実に定着部に搬送することができると共に定着部からの外乱による転写部3における転写画像の乱れを抑えることができる。これにより、良好な画像を得ることができ、かつ、熱効率と省電力の改善を達成できる。
なお、これまでの説明においては、複数の吸着ファン4bにより発生する吸着力をシートSの種類に応じて変化させるため、作動させる吸着ファン4bの数を制御するようにしたが、本発明は、これに限らず、例えばシートSの種類に応じて吸着ファン4bの印加電圧を下げるようにしても吸着力を変化させることができる。
ところで、図7は搬送ベルト4aと、搬送ベルト4aを駆動する駆動ローラ41の構成を示す図であり、同図に示すように、搬送ベルト4aには吸着ファン4b(図2参照)によりエアーを取り込めるように通気穴4cが多数形成されている。
ここで、既述したようにカラー、高速化により飛散トナーが増加すると、この通気穴4cを通って搬送ベルト4aの裏面がトナーで汚れ、搬送ベルト4aと駆動ローラ41との間でスリップが生じ、紙つまりの原因となる。
そこで、本実施の形態において、搬送ベルト4aの駆動ローラ41と当接する裏面側と、駆動ローラ41の搬送ベルト4aと当接する表面に、シート搬送方向と直交する幅方向に伸びた凸部22,23をそれぞれ連続して形成している。そして、このように搬送ベルト4aの裏面と駆動ローラ41の表面の両方に凸部23,23を連続して形成することにより、駆動ローラ41の駆動を駆動ローラ側の凸部23と搬送ベルト側の凸部24を介して搬送ベルト4aに伝達することができ、これにより飛散トナーによる搬送ベルト4aと駆動ローラ41との間のスリップが生じないようにすることができる。
なお、このように搬送ベルト4aと駆動ローラ41の両方に凸部22,23を連続して形成する場合は、これら各凸部22,23の間隔が同一であると、凸部同士が干渉して搬送ベルト4aが上下方向及び幅方向に蛇行し、シートの斜行の原因となる。このため、本実施の形態においては、例えば駆動ローラ側の凸部23の間隔Tを搬送ベルト4aの凸部22の間隔tより広くするようにしており、これにより凸部同士の干渉を防ぐことができ、シートの斜行を防ぐことができる。
本発明の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図。 上記画像形成装置のシート搬送部の構成を説明する側面断面図。 上記シート搬送部のラージサイズのシートを搬送する様子を説明する図。 上記シート搬送部のスモールサイズのシートを搬送する様子を説明する図。 上記シート搬送部の構成を説明する斜視図。 上記シート搬送部のシートのサイズ、画像モード及びシートの厚さと、吸引力の大きさの関係を示すテーブル。 上記シート搬送部の搬送ベルトと駆動ローラの構造を説明する斜視図。 従来のシート搬送部のシートを搬送する様子を説明する図。
符号の説明
100 画像形成装置
101 装置本体
103 画像形成部
1 感光体ドラム
2 転写分離帯電器
3 転写部
4 シート搬送装置
4a 搬送ベルト
4b 吸着ファン
5 定着ローラ対
7 シートガイド
21 吹き出しダクト
23 駆動ローラ側の凸部
24 搬送ベルト側の凸部
30 制御手段
41 駆動ローラ
S シート
T 駆動ローラ側の凸部の間隔
t 搬送ベルトの凸部の間隔

Claims (8)

  1. 像担持体に形成されたトナー像が転写部により転写されたシートを、前記転写されたトナー像を定着する定着部に搬送するシート搬送装置において、
    前記定着部と前記転写部の間に配置され、前記トナー像が転写されたシートを前記定着部まで搬送する無端状のシート搬送手段と、
    空気を吸引し、前記トナー像が転写されたシートを前記無端状のシート搬送手段に吸着させる複数の吸着手段と、
    前記複数の吸着手段により発生する吸着力を、前記シートの種類に応じて変化させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記制御手段は前記シートのサイズ、厚さ或いは前記トナー像を形成するトナーの色の数に応じて前記複数の吸着手段により発生する吸着力を変化させることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記制御手段は、前記シートが、該シートのシート搬送方向の長さが前記定着部と転写部の間の距離よりも短いサイズのシートの場合に、前記吸着力が最大になるように前記複数の吸着手段により発生する吸着力を変化させることを特徴とする請求項2記載のシート搬送装置。
  4. 前記制御手段は、前記シートの種類に応じて前記複数の吸着手段を選択的に動作させることにより、前記吸着力を変化させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記制御手段は、前記シートの種類に応じて前記複数の吸着手段の空気吸引力を変化させることにより、前記吸着力を変化させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記複数の吸着手段により吸引された空気を前記シート搬送手段の下方から前記定着部に向けて吹き出すことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記シート搬送手段に当接して該シート搬送手段を駆動する駆動部材を備え、
    前記シート搬送手段の前記駆動部材と当接する側の面及び前記駆動部材の前記シート搬送手段と当接する面に、シート搬送方向と直交する方向に伸び、かつシート搬送方向の間隔が異なる凸部をそれぞれ連続して形成し、前記駆動部材の駆動を該駆動部材側の凸部及び前記シート搬送手段側の凸部を介して前記シート搬送手段に伝達するようにしたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  8. 像担持体に形成されたトナー像をシートに転写する転写部と、前記転写されたトナー像を前記シートに定着する定着部と、前記転写部によりトナー像が転写されたシートを前記定着部に搬送する前記請求項1乃至7の何れか1項に記載のシート搬送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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