JP2005071989A - 高分子電解質型燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 一対の導電性のセパレータ板の間において、電解質膜電極接合体の電解質膜を挟み、かつ電解質膜電極接合体の電極とセパレータ板の間をシールする一対のシール手段を用いる燃料電池において、一対のシール手段を、面状に電解質膜と接する平面状部分を有する平面形状シール部材と、線状に電解質膜と接するリブを有する線形状シール部材との組み合わせにより構成し、電解質膜、電極および一対のセパレータ板が積層されて締結されるとき、リブの少なくとも一部が、電極方向へ倒れ込む形状とする。
【選択図】図6
Description
Oリング形状のガスケットを用いる場合、当該ガスケットにより電解質膜をセパレータ板に押し付けることによりシールする。そのため、アノード(燃料極)と電解質膜との間、およびカソード(酸化剤極)と電解質膜との間の、2カ所においてシールが必要であり、すなわち燃料ガスシール用のガスケットおよび酸化剤ガスシール用のガスケットが必要であり、シールしなければならない部位が大型化するという問題がある。
したがって、Oリング形状ガスケットと電極との間のクリアランスを小さくする場合には、部品寸法の精度を向上させなければ、歩留まりの低下および部品コストの上昇を招いてしまう。特に、成形セパレータ板を用いる場合には、組み付け時に用いるガイドなどの加工精度に限界があることから、Oリング形状ガスケットと電極との間のクリアランスを低減させることが困難である。このため、成形によりセパレータ板を得た後、ガイド部分を後加工で追加しており、コストを要していた。
前記一対のシール手段が、面状に前記電解質膜と接する平面状部分を有する平面形状シール部材と、線状に前記電解質膜と接するリブを有する線形状シール部材と、の組み合わせにより構成され、
前記電解質膜、前記一対の電極および前記一対のセパレータ板が積層されて締結されるとき、前記リブの少なくとも一部が、前記電極方向へ倒れ込むこと、を特徴とする。
また、前記リブの具体的な態様としては、前記リブが、前記電極側に曲がっており、前記電解質膜、前記一対の電極および前記一対のセパレータ板が積層されて締結されるとき、前記リブが、前記電極側に撓んで湾曲することが好ましい。
前記リブが、前記積層方向の断面において、前記電解質膜に接する先端に円形状部分を有し、前記円形状部分の直径が、実質的に前記電極の厚さの半分以上であること、が好ましい。
また、前記リブの前記積層方向における断面が、前記電極側に凸形状でかつ前記電極と反対側に凹形状であり、前記電解質膜、前記一対の電極および前記一対のセパレータ板が積層されて締結されるとき、前記リブの一部が前記電極側へ出っ張ることが好ましい。
前記一対のシール手段が粘着層を有することが好ましい。
前記粘着層が耐酸性を有することが好ましい。
平面形状シール部材は、主として、セパレータ板の面方向に略平行な平面部分で構成される。また、線形状シール部材は、主として、セパレータ板の面方向に交わる方向に延びたリブ(リップ状部分)で構成され、リブの先端部における線シール部位が、前記平面形状シール部材側に実質的に線状に接することによってシールを行う。
これにより、スタックを締結した際、線形状シール部材がセパレータ板または電解質膜に対して発生する反力が大きくなり、より安定したシール性を確保することが可能である。すなわち、線形状シール部材がセパレータ板と電解質膜とに挟まれてスタックが締結されていく際、リブが電極側に湾曲して、または傾いて、または倒れ込んで、隙間を埋め、リブの先端の円形状部分は、セパレータ板と電解質膜とに挟まれて圧縮される。その際、円形状部分が電極厚さの半分以上の直径を持っているため、所定量圧縮されるとより大きな反力を発揮する。そのため、シール性が向上し、より安定したシールを得ることが可能となる。
例えば、上述した線形状シール部材におけるリブの先端部(線シール部位)は、電解質膜に圧接されてシール性を確保する。その際、電解質膜と接するリブの先端部に粘着層が形成されていることで、シール部材自体の反力が弱くても、粘着層の粘着力によって安定したシール性が得られる。
また、長時間におけるシール部材のシール性を確保するために、前記粘着層が耐酸性であることが好ましい。例えば水素イオン伝導性を有する電解質膜を用いる場合、粘着層と接する電解質膜部分はイオン伝導性が発現した状態で酸性を呈する。そのため、電解質膜と接している粘着層部分が長期に渡り安定したシール性を得るためには、当該粘着層は耐酸性を有していることが望ましい。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
アノード側セパレータ板の正面図を図1に、その背面図を図2に示す。
導電性を有するアノード側セパレータ板10は、一対の燃料ガス用マニホールド孔12、一対の酸化剤ガス用マニホールド孔13、一対の冷却水用マニホールド孔14、および一対の予備用マニホールド孔15、ならびに4個の締結用ボルト穴11を有する。
アノード側セパレータ板10のアノードに対向する面には、一対の燃料ガス用マニホールド孔12に連絡されてアノードに燃料ガスを供給するガス流路12bが設けられている。ガス流路12bは、4本の溝により構成されている。
導電性を有するカソード側セパレータ板20は、一対の燃料ガス用マニホールド孔22、一対の酸化剤ガス用マニホールド孔23、一対の冷却水用マニホールド孔24、および一対の予備用マニホールド孔25、ならびに4個の締結用ボルト穴21を有する。
セパレータ板20の背面には、一対の冷却水用マニホールド孔24を連絡する冷却水用の流路24bが設けられている。流路24bは、並行する6本の溝により構成されている。
前記フィルム4aおよび粘着層5aは、前記ベースシール部材36と同様の形状であり、これらが重ね合わせられてアノード側の線形状シール部材30が形成されている。
前記カソード側のベースシール部材46は平板状であり、前記フィルム4bおよび粘着層5bと同形状である。
一方、カソード側の平面形状シール部材40における粘着層5b側の面をカソード側セパレータ板20のカソードと対向する側の面に接着させることにより、カソード側のベースシール部材46がカソード側セパレータ板20に固定される。
上記のアノード側の線形状シール部材30を備えたアノード側セパレータ板10およびカソード側の平面形状シール部材40を備えたカソード側セパレータ板20とで、一対の電極および電解質膜からなるMEAを挟むことにより単電池が構成される。この場合、それぞれの電極の面積は電解質膜の面積よりも小さく、電極が電解質膜の中央に位置する。そのため、MEAの周辺には電解質膜が露出している状態である。この露出部分が、前記線形状シール部材30および平面形状シール部材40によって挟まれる。
まず、組み立て治具上に、上記のカソード側の平面形状シール部材40を備えたカソード側セパレータ板20を配置する。つぎに、MEAをガイドピンに沿ってカソード側セパレータ板20上に配置する。さらに、アノード側の線形状シール部材30を備えたアノード側セパレータ板10をMEA上に配する。
また、上記構成のカソード側の平面上シール部材40は、カソード側セパレータ板20において、カソードおよび各マニホールド孔に対応する部分以外の主面全体を覆う形状を有するが、アノード側の線形状シール部材30に対応する部分のみで構成してもよい。
また、前記存在しない部分にカバープレートなどの部材を設け、当該部材を平面形状シール部材と対応させてシールしてもよい。例えば、図5のシール部38aおよび38bの間におけるカソード側平面形状シール部材40と相対応する位置に、ガス流路12bの上方を覆うカバープレートを設けてもよい。
このとき、リブ66a、76aの締結後における倒れ込み角度(図右側に示す倒れ込み前(点線)から倒れ込み後(実線)の間に傾いた分の角度)をθ、リブ66a、76aの長さをLとすると、Lsinθ分だけ電極とシール部材との間のクリアランスを減少させることが可能となる。
リブの先端部36bの円断面形状の直径を変化させ、電極厚さの半分以上の直径を有した場合、安定したシール性を得やすいことがわかった。通常、電極をセパレータ板で圧接させていく場合、電極とセパレータ板との接触抵抗を低減し、得られた電池電圧を有効に出力するために10kgf/cm2程度の面圧で締結する。この際、電極は初期の厚さのほぼ半分の厚さまで圧縮されていることがわかった。そのため、リブの先端部36bの直径が電極初期厚さの半分以上あれば、締結時に反力が大きくなりシール性が向上することがわかった。
つぎに、別の実施の形態に係るアノード側の線形状シール部材の正面図を図9に示し、図10に、図9におけるZ1−Z2線断面図を示す。
本実施の形態のアノード側の線形状シール部材56には、図5および6を用いて上述したアノード側の線形状シール部材30におけるリブ36aに相当するリブ状(リップ状)シール部材56aのみで構成される。
また、本実施の形態のアノード側の線形状シール部材56には、図5に示す線形状シール部材30の電極シール部37、ならびに各マニホールド孔シール部33a、34a、および35aに相当する位置に、リブ状シール部材56aが設けられている。そして、リブ状シール部材56aは、図9中のシール部52a、53a、54a、55a、57、58aおよび58bに設けられている。
本実施の形態のさらにコンパクトなアノード側の線形状シール部材と、上記実施の形態1のカソード側シール部材とを組み合わせて用いることにより、実施の形態1と同様の効果が得られ、優れたシール性を確保することができる。
この場合、先端部87bは、粘着剤によりアノード側セパレータ板10に固定され、先端部87aは先端部87bよりも電極側(リブ状シール部材87の左側)に位置する。すなわち、リブ状シール部材87は、アノード側セパレータ板10上において、電極側に傾いている。このため、リブ状シール部材87は、スタック締結時には、先端部87bを支点として電極側に倒れ込むことにより、電極とリブ状シール部材とのクリアランスを低減することができる。
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
(i)セパレータ板の作製
等方性黒鉛板を用いて機械加工により実施の形態1の図1および図2に示すアノード側セパレータ板10ならびに図3および図4に示すカソード側セパレータ板20を作製した。このとき、セパレータ板の厚さは3mm、ガス流路および冷却水流路の溝は、3mmピッチで溝幅1.5mmとした。
図5〜図8に示す実施の形態1と同様の粘着層を備えた線形状シール部材30および平面形状シール部材40を作製した。
金型に厚さ100μmのポリイミドフィルム4a、4bを設置し、金型を締め、温度200℃、射出圧力150kgf/cm2の条件でフッ素ゴム(デュポン社製のフッ素ゴム、Viton)を射出成形することにより、ポリイミドフィルム4a、4b上に所定のベースシール部材36、46を形成した。二次架橋は200℃、10時間の条件で行った。その後、ブチルゴムからなる厚さ25μmの粘着層5a、5bをポリイミドフィルム4a、4b上に転写接合し、粘着層5a、5bの表面をポリプロピレン製の離型フィルムで覆った。
一方、カソード側の平面形状シール部材40のベースシール部材46の厚さは、125μmとした。また、平面形状シール部材40における燃料ガス、酸化剤ガス、冷却水および予備用のマニホールド孔42〜45、締結用ボルト穴41、ならびに電極と対向する部分は抜き型で抜いた。
アセチレンブラック系のカーボン粉末に、平均粒径約30Åの白金粒子を4:1の重量比で担持させ、電極用の触媒粉末を得た。この触媒粉末をイソプロパノール中に分散させたものと、パーフルオロカーボンスルホン酸の粉末をエチルアルコール中に分散させたものとを混合し、電極用ペーストを得た。スクリーン印刷法により、この電極用ペーストを原料として、厚さ250μmのカーボン不織布の一方の面に触媒層を形成し、電極を得た。このとき、触媒層形成後の触媒層中に含まれる白金量は0.5mg/cm2、パーフルオロカーボンスルホン酸の量は1.2mg/cm2とした。
前記電解質膜のサイズは、後述するセパレータ板のサイズと同様とし、電解質膜には、セパレータ板における一対の燃料ガス用マニホールド孔、冷却水用マニホールド孔、酸化剤ガス用マニホールド孔に対応する穴を打ち抜き型により形成した。
上記で得られたアノード側の線形状シール部材30を備えたアノード側のセパレータ板10、およびカソード側の平面形状シール部材40を備えたカソード側のセパレータ板20とで、電極面積100cm2のMEAを挟み、単電池を構成した。このとき、アノード側セパレータ板10のOリング溝12a〜14aにOリング3を設置した。そして、単電池を積層する際には、セパレータ板10の冷却水用の流路14bを有する面と、隣接する単電池のセパレータ板20の冷却水用の流路24bを有する面とが、向き合うように重ねることにより、冷却部を設けた。
ガイドピンを立てた所定の組み立て用治具を置き、その上にカソード側の平面形状シール部材40を備えたカソード側セパレータ板20を配置した。つぎに、MEAをガイドピンに沿って設置した。その際、MEAにおけるカソードが平面形状シール部材40における電極設置部47の周縁部に乗り上げないよう、慎重にMEAをカソード側セパレータ板20に組み付けた。組み立て用治具に設置されたガイドピンと組み付けるこれらの部材との間にはクリアランスを要する。
MEAを設置した後に、アノード側の線形状シール部材30を備えたアノード側セパレータ板10を組み付けた。このとき、アノードとベースシール部材36における電極シール部37とのクリアランスを、0.7mm確保した。セパレータ板10は不透明であり、MEAへのアノード側セパレータ板10の組み付け状態を目視できないため、ガイドピンに従ってアノード側セパレータ板10を組み付けた。
実施例1におけるアノード側の線形状シール部材およびカソード側の平面形状シール部材の代わりに、従来の平形状ガスケットを用いた以外は実施例1と同様の方法により積層電池Bを作製した。なお、平形状ガスケットとしては、厚さ100μmのPET製シートの両面に、厚さ75μmのシリコーンゴム製シートを貼り付けたものを用いた。部材の組み付けは実施例1と同様に組み立て用治具を用いて同様の手順で行なった。このとき、平形状ガスケットと電極とのクリアランスはアノード側およびカソード側でそれぞれ0.25mmとした。
平形状ガスケットとアノードおよびカソードとのクリアランスをそれぞれ0.5mmとした以外は、比較例1と同様の方法により電池Cを作製した。部材の組み付けは実施例1と同様に組み立て用治具を用いて同様の手順で行なった。
電池Cについて実施例1と同様の条件でガスのリークチェックを行った。締結荷重は4000kgfで、MEAにかかる面圧が10kgf/cm2であったため、締結は4000kgfとした。その結果、酸化剤側、燃料ガス側、冷却水側共にガスリークはなく、積層電池としての流体シール性に問題のないことを確認した。
アノードとアノード側の線形状シール部材との組み付け具合を目視できれば安定した組み付けが可能であるが、セパレータ板は不透明であるため目視ができず、ガイドピンに従って組み付ける。
さらに、シール部材が積層方向に並んでいるため、スタックを締結した際に電解質膜やセパレータ板へせん断力や曲げモーメントが働かない。そのため、シール部材自体や、電解質膜、セパレータ板などへのストレスがなく、部材が破損する危険性がない。
なお、Oリング型ガスケットを用いた場合と比較しても、実施例1ではセパレータ板にOリング用溝を設ける必要性がないため、その分セパレータ板の厚さを薄くすることができ、燃料電池をコンパクトにできることは言うまでもない。
フッ素ゴムを用いて所定の金型に射出成形することにより、実施の形態2と同様の図9および10に示すアノード側の線形状シール部材56を作製した。このとき、線形状シール部材56におけるリブ状シール部材56aは、厚さ0.25mmであり、アノード側セパレータ板に対して垂直方向に半径2.5mmの曲率で、開き角度35°で設けた。また、アノード側の線形状シール部材56における板状シール部材56bの厚さは0.15mm、幅は3mmとした。
実施例1の線形状シール部材30の代わりに、上記で得られた線形状シール部材56を用いた以外は、実施例1と同様の部材を用いて以下のように単電池を作製した。
ガイドピンを立てた所定の組み立て用治具を置き、その上にカソード側の平面形状シール部材を備えたカソード側セパレータ板を配置した。つぎに、MEAをガイドピンに沿って設置した。その際、MEAのカソードがカソード側の平面形状シール部材における電極設置部47の周縁部に乗り上げないよう慎重に組み付けた。
MEAを設置した後に、上記のアノード側の線形状シール部材56を組み付けた。このとき、アノードとアノード側の線形状シール部材56における電極シール部57とのクリアランスを0.7mm確保した。その後、アノード側セパレータ板10を組み付けた。アノード側セパレータ板10は不透明であるため、セパレータ板とガスケットが接する状態を目視できないため、ガイドピンにしたがって組み付けを行った。
リークチェック後、実施例2の電池Dを分解し、構成部材の組み付け具合を調べた。MEAにおけるアノードがアノード側の線形状シール部材の中心から多少ずれて組み付けられていたが、本実施例の電池ではシールする部位が電極よりも十分な余裕をもった外側にあるため、組み付け時の電極のずれ範囲ではシール性を確保することができることがわかった。
本実施例のアノード側の線形状シール部材を用いた場合は、寸法ずれにより電極がずれても、シール部材と電極との間のクリアランスが充分であるため、シール性を確保できる。また、目視による組付けが可能になるため、電極の噛み込み等によるシール不良も低減できる。
実施例2のアノード側の線形状シール部材56におけるリブ状シール部材56aの厚みを0.15mmと薄くした以外は、実施例2と同様の方法により線形状シール部材56を作製した。
さらに、線形状シール部材56を粘着剤でコーティングした。粘着剤には、スチレンとエチレンブチレンの共重合体を用いた。スチレンとエチレンブチレンの共重合体のトルエン溶液を線形状シール部材に塗布した後、50℃の乾燥炉中で溶媒のトルエンを除去した。
積層電池の組み立ては、MEAを組み立て用治具に設置した後、アノード側セパレータ板を組み付けた。この際、MEAのアノードがアノード側の線形状シール部材の中心に設置されることが好ましい。
実施例3の粘着層を用いない以外は、実施例3と同様の方法により燃料電池を作製した。この燃料電池を電池Fとした。
比較例3の電池Fについて実施例1と同様の方法によりリークチェックを行った。その結果、一部の単電池においてガスの外部リークもしくは酸化剤ガス側から燃料ガス側へのクロスリーク、またはその両方が若干発生し、シール不良が生じ得る傾向にあった。
なお、粘着層が耐酸性を有しない場合は、電解質膜とシール部材の間にPFAなどの保護シートを挿入することにより、本実施例と同様の効果が得られる。
所定の金型を用い、実施例1と同様の方法により、実施の形態1における図11および12と同様のアノード側の線形状シール部材を作製した。
実施例1で用いたアノード側線形状シール部材30の代わりに、この線形状シール部材を用いた以外は、実施例1と同様の方法によりそれぞれ燃料電池GおよびHを作製した。
また、所定の金型を用い、実施例2と同様の方法により、実施の形態2における図13と同様のアノード側の線形状シール部材を作製した。実施例2のアノード側線形状シール部材の代わりに、図13に示す線形状シール部材を用いた以外は、実施例2と同様の方法により燃料電池Iを作製した。
5a、5b 粘着層
10 アノード側セパレータ板
11、21、41 締結用ボルト穴
12、22、32、42、52 燃料ガス用マニホールド孔
13、23、33、43、53 酸化剤ガス用マニホールド孔
14、24、34、44、54 冷却水用マニホールド孔
15、25、35、45、55 予備用マニホールド孔
12a、13a、14a Oリング用溝
12b、23b ガス流路
14b 24b 冷却水用の流路
20 カソード側セパレータ板
30、56 アノード側の線形状シール部材
36、66、76 アノード側のベースシール部材
36a、66a、76a リブ
36b、57a、57b、66b、76b 先端部
37、57、 電極シール部
40 カソード側の平面形状シール部材
46 カソード側のベースシール部材
56a リブ状シール部材
56b 板状シール部材
Claims (9)
- 電解質膜と、前記電解質膜の両面に配置した一対の電極と、前記電極を挟み前記電極に反応ガスを供給するガス流路を有する一対の導電性のセパレータ板と、前記一対のセパレータ板間において前記電解質膜を挟み、かつ前記電極と前記一対のセパレータ板との間の気密を保つ一対のシール手段と、を具備する燃料電池であって、
前記一対のシール手段が、面状に前記電解質膜と接する平面状部分を有する平面形状シール部材と、線状に前記電解質膜と接するリブを有する線形状シール部材と、の組み合わせにより構成され、
前記電解質膜、前記一対の電極および前記一対のセパレータ板が積層されて締結されるとき、前記リブの少なくとも一部が、前記電極方向へ倒れ込むこと、を特徴とする燃料電池。 - 前記電解質膜、前記一対の電極および前記一対のセパレータ板が積層されて締結されるとき、前記リブの全体が、前記電極方向へ倒れ込むことを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
- 前記リブが、前記電極側に曲がっており、
前記電解質膜、前記一対の電極および前記一対のセパレータ板が積層されて締結されるとき、前記リブが、前記電極側に撓んで湾曲することを特徴とする請求項1記載の燃料電池。 - 前記リブが、前記電極側に傾いており、
前記電解質膜、前記一対の電極および前記一対のセパレータ板が積層されて締結されるとき、前記リブが、前記電極側に倒れ込むことを特徴とする請求項1記載の燃料電池。 - 前記リブが、前記積層方向の断面において、前記電解質膜に接する先端に円形状部分を有し、
前記円形状部分の直径が、実質的に前記電極の厚さの半分以上であること、
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の燃料電池。 - 前記リブの、前記積層方向における断面が、線形状であること、を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の燃料電池。
- 前記リブの前記積層方向における断面が、前記電極側に凸形状でかつ前記電極と反対側に凹形状であり、
前記電解質膜、前記一対の電極および前記一対のセパレータ板が積層されて締結されるとき、前記リブの一部が前記電極側へ出っ張ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の燃料電池。 - 前記一対のシール手段が粘着層を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の燃料電池。
- 前記粘着層が耐酸性を有することを特徴とする請求項8記載の燃料電池。
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