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JP2005069430A - 直線移動装置 - Google Patents

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JP2005069430A
JP2005069430A JP2003302532A JP2003302532A JP2005069430A JP 2005069430 A JP2005069430 A JP 2005069430A JP 2003302532 A JP2003302532 A JP 2003302532A JP 2003302532 A JP2003302532 A JP 2003302532A JP 2005069430 A JP2005069430 A JP 2005069430A
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Yukio Nozawa
由紀男 野沢
Yuji Sasagawa
祐司 笹川
Kazuhide Nakamura
千秀 中村
Kenichi Tanaka
健一 田中
Yoshito Umeda
義人 梅田
Takeo Oguchi
武夫 小口
Masayoshi Fujiwara
正嘉 藤原
Shohei Shiimura
尚平 椎村
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JIGYO KYODO KUMIAI SIV SHIMOSUWA
KOKUEI KOGYO KK
NAGANO SANKOH CO Ltd
SASAGAWA SEIKI KK
SYNERGY KK
Nakamura Seisakusho KK
Yamato Co Ltd
Original Assignee
JIGYO KYODO KUMIAI SIV SHIMOSUWA
KOKUEI KOGYO KK
NAGANO SANKOH CO Ltd
SASAGAWA SEIKI KK
SYNERGY KK
Nakamura Seisakusho KK
Yamato Co Ltd
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Abstract

【課題】 リードスクリューの回転に伴って直線移動するナットが摩耗しても、テーブルの位置精度を高めることができ、しかも、長寿命にすることができる直線移動装置を提供する。
【解決手段】 モータ30により回転するリードスクリュー40に噛み合って軸線方向に直線移動する第1および第2のナット51、52を備え、リードスクリュー40におけるねじ山の谷部41の軸線方向寸法を頂部42の軸線方向寸法よりも大きく形成すると共に、第1および第2のナット51、52におけるねじ山の頂部58の軸線方向寸法を谷部57の軸線方向寸法よりも小さく形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、テーブルを直線的に移動させるためのリードスクリューとナットを備えた直線移動装置に関するものである。さらに詳しくは、リードスクリューとナットのねじ部の構造に関する。
直線移動装置は、民生用機器としてムービーカメラ等のフォーカスレンズ駆動や、フロッピー(R)ディスクドライブなどの磁気ヘッドの移動用、または、光ディスク装置のピックアップの移動用等に用いられている。一方、FA等の産業機器用にも用いられ、ワークや工具の搬送または加工、或いは計測等に用いられ、各種の用途において幅広く採用されている。
このような直線移動装置は複数のタイプが現存しているが、モータにより回転するリードスクリューにナットを噛み合わせ、このナットを設けたテーブルをリードスクリューの軸線方向に直線移動するタイプの直線移動装置は、例えば、特開2000−149467号公報(特許文献1)に開示されている。
すなわち、図7に示すように、テーブル100には、リードスクリュー101と噛み合っている雌ねじ部102が形成されたねじ孔(第1のナット)103と、断面形状を正方形に形成したナット収納孔104とが同軸状に形成されている。このナット収納孔104には、リードスクリュー101と噛み合うナット105(第2のナット)をテーブル100に対して軸線方向に移動可能に配設している。また、ナット収納孔104に形成された端面105aと、ナット105の内側端面105aとの間には、コイルばね106が圧縮状態で挟まれていて、ナット105がコイルばね106によってねじ孔103から軸線方向に離れる方向に付勢されている。
上述したように、テーブル100に対して軸線方向にのみ移動可能に取り付けられたナット105を、コイルばね106によりテーブル100に一体成形されたねじ孔(第1のナット)103から離れる方向に付勢しているので、ねじ孔103の雌ねじとリードスクリュー101の雄ねじ102とは、常に一方の歯面が接触する。また、ナット105の雌ねじ107とリードスクリュー101の雄ねじ102とは、反対側の歯面が常に接触する。従って、テーブル100をいずれの方向に移動させても、パックラッシュの影響が抑止され、テーブル100の位置決め精度を高めることが可能となる。
ところが、このように構成された直線移動装置においては、リードスクリュー101が荷重等によって安易に曲がらないように、一般的に剛性を有する金属素材が用いられている。このリードスクリュー101にテーブル100の雌ねじとナット105の雌ねじをコイルばね106によって付勢された歯面を常に接触させていると、長時間の使用によって、テーブル100およびナットの雌ねじの歯面が摩耗するといった避けられない問題が生ずる。すなわち、図8に示すように、歯面は二点鎖線で示す初期状態から実線で示す摩耗状態に変化し、これにより寸法Aが変位する。このとき、テーブル100における基準位置0から原点位置まで距離D0であったものが、歯面の摩耗によって距離D1に変位する。つまり、テーブル100は、雌ねじの歯面が摩耗に従って原点位置が変化する重大な問題を有している。
上述の特許文献1に開示された直線移動装置は、摩耗による変化を考慮していないために、機械的な手段によって原点位置を決めることができない。従って、正確な原点位置を得るためには、原点センサ(図示しない)を取り付けてテーブル100の位置を検出し、制御回路等によって原点位置に復帰するように補正することが必要になる。しかし、原点センサと制御回路を用いて補正することは、必然的にコストアップになる問題がある。
さらに、特許文献1に開示された直線移動装置においては、リードスクリューにねじ山の頂部および谷部の軸線方向寸法がほぼ等しく形成されている。また、通常の直線移動装置におけるねじ山の頂部と谷部の軸線方向寸法は、谷部の軸線方向寸法を小さくしている。従って、リードスクリューに噛み合う前記第1および第2のナットのねじ山は、頂部の軸線方向寸法を谷部の軸線方向寸法よりも大きく形成される。一般的に、リードスクリューを金属素材により形成し、ナットを樹脂素材により形成することから、ナットの摩耗が先行する。従って、直線移動装置の寿命はナットの摩耗が早いことから、短くなってしまう問題もある。
特開2000−149467号公報
本発明が解決しようとする課題は、リードスクリューの回転に伴って直線移動するナットが摩耗しても、テーブルの位置精度を高めることができ、しかも、長寿命にすることができる直線移動装置を提供することにある。
上記課題を達成するため、請求項1の発明は、モータにより回転するリードスクリューに噛み合って軸線方向に直線移動する第1および第2のナットを備え、前記リードスクリューにおけるねじ山の谷部の軸線方向寸法を頂部の軸線方向寸法よりも大きく形成すると共に、前記ナットにおけるねじ山の頂部の軸線方向寸法を谷部の軸線方向寸法よりも小さく形成することを要旨とする。
また、請求項2の発明は、前記リードスクリューは剛性を有する金属素材によって形成され、前記第1および第2のナットは樹脂等の同じ素材によって形成することを要旨とする。
さらに、請求項3の発明は、前記第1および第2のナットの各々の他方端と前記テーブルの当接部との間に各々ばね部材を配設して、前記第1および第2のナットを互いに接近する方向に付勢することを要旨とする。
また、請求項4の発明は、前記第1および第2のナットの何れか一方のナットを前記テーブルに固定し、他方のナットの他方端と前記テーブルの当接部との間にばね部材を配設して、前記他方のナットを前記一方のナットに接近する方向に付勢することを要旨とする。
また、請求項5の発明は、前記リードスクリューを少なくとも傾斜姿勢としたとき、前記テーブルに固定された一方のナットを上方に配置すると共に、前記ばね部材によって付勢された他方のナットを前記一方のナットよりも下方に配置することを要旨とする。
また、請求項6の発明は、前記リードスクリューの雄ねじおよび前記第1および第2のナット雌ねじを、歯面がテーパ状に形成された台形ねじに構成することを要旨とする。
さらにまた、請求項7の発明は、両ナットと共に移動するテーブルを、ばね部材によって保持すると共に、リードスクリューと平行に配設されたガイドシャフトに挿通して回転不可の状態で支持することを要旨とする。
本発明によれば、モータにより回転するリードスクリューにおけるねじ山の谷部の軸線方向寸法を頂部の軸線方向寸法よりも大きく形成すると共に、前記ナットにおけるねじ山の頂部の軸線方向寸法を谷部の軸線方向寸法よりも小さく形成したことにより、摩耗が大きい第1および第2のナットを使用しても、寿命を大幅に延ばすことが可能となる。また、リードスクリューの回転速度を高めてナットの摩耗が早まっても、従来の装置同等以上の寿命を維持することが可能となる。さらに、両ナットの摩耗量が等しくなるので、摩耗に関わりなくテーブルの位置精度を高めることが可能となる。
また、請求項2に記載の発明によれば、リードスクリューは剛性を有する金属素材により形成し、第1および第2のナットを樹脂等の同じ素材によって形成しているので、リードスクリューによって第1および第2のナットが摩耗しても、両ナットの摩耗量が同じになることから、第1および第2のナットによって各々の摩耗が相殺されるので、テーブルの位置を高精度に維持させることが可能となる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、第1および第2のナットをテーブルの当接部との間に配設したばね部材によって互いに接近する方向に付勢したことにより、リードスクリューに噛み合う第1および第2のナットの歯面の摩耗量が等しくなるので、テーブルの位置はナットの摩耗に関わりなく変化しないので、テーブル位置精度を高めることが可能となる
また、請求項4に記載の発明によれば、第1および第2のナットの何れか一方のナットを前記テーブルに固定し、他方のナットの他方端と前記テーブルの当接部との間にばね部材を配設して、前記他方のナットを前記一方のナットに接近する方向に付勢しているので、ナットと共に移動するテーブルの位置はナットの摩耗によって変化することがなく、テーブル位置精度を高めることが可能となる。
また、請求項5に記載の発明によれば、リードスクリューを少なくとも傾斜姿勢としたとき、テーブルに固定された一方のナットを上方に配置することにより、リードスクリューを傾斜姿勢もしくは垂直姿勢とした状態でリードスクリューの歯面に加わるばね部材の押圧力が減少するので、一方のナットとリードスクリューとの摩擦が低減され、姿勢差による推力の差を小さくすることが可能となる。
また、請求項6に記載の発明によれば、リードスクリューの雄ねじおよび前記第1および第2のナット雌ねじとして、歯面がテーパ状に形成された台形ねじに構成することにより、第1および第2のナットがばね部材によって互いに接近する方向に付勢したときに、第1および第2のナットのテーパ状の歯面がリードスクリューの軸線に一致させるように作用するので、直線方向の移動に伴う上下動を抑制することが可能となる。
さらにまた、請求項7に記載の発明によれば、両ナットと共に移動するテーブルをばね部材によって保持すると共に、リードスクリューと平行に配設されたガイドシャフトに挿通して回転不可の状態で支持しているので、テーブルがリードスクリューの軸線方向に対して両ナットと共に精度良く移動し、回転方向に対してはガイドシャフトによって姿勢を保たせることができるので、テーブルを安定した姿勢で高精度に直線移動させることが可能となる。
モータを駆動源として回転するリードスクリューには、一方端をリードスクリューの軸線方向に離間して対向させた第1および第2のナットが噛み合い、これらナットに設けられたテーブルと共に、リードスクリューの回転によって軸線方向に直線移動する。第1および第2のナットは、ばね部材によって互いに接近する方向に付勢されている。また、リードスクリューは、ねじ山の谷部の軸線方向寸法が頂部の軸線方向寸法よりも大きく形成され、第1および第2のナットは、ねじ山の頂部の軸線方向寸法を谷部の軸線方向寸法よりも小さく形成している。この構成によって、リードスクリューが回転することにより、第1のナットおよび第2のナットの歯面と、リードスクリュー歯面が摺動しながら、テーブルと共に直線方向に移動する。
直線移動装置10は、図4および図5に示すように、例えばアルミニウム等のダイキャストによって形成されたフレーム20を備えている。このフレーム20は長方形の略皿字状に形成され、長手方向の一方の側板21には、ステッピングモータ30が固定されている。このステッピングモータ30は、PM型ステッピングモータに構成され、一対の櫛歯状ヨーク31、32に各々コイル33、34が巻回されている。ヨーク31、32の内部には、ネオジ磁石、希土類磁石等によって形成され永久磁石されたロータ35が回転自在に配設されている。このロータ35の軸芯上にはリードスクリュー40の一端側が、例えば接着等によって固定されている。
フレーム20の一方の側板21には、ボールベアリングからなる軸受23が設けられていて、ステッピングモータ30の近傍に位置するリードスクリュー40の一端側を支持している。リードスクリュー40の一端側は、フレーム20の他方の側板22に設けられたボールベアリングからなる軸受24によって支持されている。軸受24からさらに突出したリードスクリュー40の先端はDカットされ、嵌合された抜け止め部材60を止めビス61によって回転不能に固定することによって軸線方向を不動にしている。
また、リードスクリュー40の後端は、ステッピングモータ30の後端に取り付けられたエンドブラケットに設けた軸受25によって支持され、さらに突出させている。この突出部分にはボス62が嵌着されている。このボス62にはエンコーダ63の回転スリット板64が取り付けられ、回転スリット板64には、発光素子および受光素子からなる図示しない光ユニットを対向させて、リードスクリュー40の回転情報を出力するようにしている。
前記フレーム20内には、図5に示すように、リードスクリュー40の両側であって、同リードスクリュー40と平行に2本のガイドシャフト65、66が設けられていて、後述するテーブル70を直線方向に移動自在に支持している。2本のガイドシャフト65、66は、その前後端をフレーム20の各側板21、22に固定されている。ここで、フレーム20の側板22には、ガイドシャフト65、66を嵌挿するための透孔が形成され、また、側板21には例えばめくら孔が形成されている。そして、ガイドシャフト65、66を側板22の透孔から挿入して、側板21のめくら孔に挿入した後に、上記透孔を接着剤によって閉塞するように接着固定することにより組み立てられる。
図1は、本発明の第1の実施形態を示し、リードスクリューに噛み合う第1のナットと第2のナット、および、テーブルの構成を拡大して示す断面図である。この図に示すように、テーブル70は矩形の略箱型に形成され、その内部には、後述するリードスクリュー40と噛み合う第1のナット51と第2のナット52が同軸上に互いに離間して配設されている。さらに、テーブル70の両側には、リードスクリュー40と接触しないように挿通する挿通孔81、82が各々形成されている。また、上側の開口には蓋板83が被冠される。
上記第1のナット51と第2のナット52は、各々他端に段部53、54が形成され、この段部53、54が互いに外方に向くように左右対称に設けられている。第1のナット51と第2のナット52の互いに対向する一方端は、所定の距離に離間させている。また、第1のナット51と第2のナット52の各段部53、54には、他端側をテーブル70の内壁の各当接部74、75に当接させた圧縮型のコイルばね80、81の一端が嵌挿されている。これにより、第1のナット51と第2のナット52は、互いに接近する方向に付勢される。
これら第1のナット51と第2のナット52の断面形状は、上記段部53、54を除いて四角形に形成され、少なくとも下面をテーブル70の底面に摺接させることにより、回転方向に対してほぼ不動に構成している。尚、第1のナット51と第2のナット52の断面形状を略D字状に形成して、下面の平坦面をテーブル70の底面に摺接させるようにしても良い。
上述したように、第1のナット51と第2のナット52とテーブル70の当接部74、75との間に各々コイルばね80、81を配置することによって、テーブル70はコイルばね80、81を介して第1のナット51と第2のナット52によって支持される。このため、テーブル70は回転方向に対して不動にするために、リードスクリュー40の両側に設けられた2本のガイドシャフト65、66によってテーブル70を直線方向に移動自在に支持されている。すなわち、テーブル70の上記第1のナット51と第2のナット52の両側近傍には、貫通孔71、72が形成され、この貫通孔71、72に2本のガイドシャフト65、66を各々挿通することによって支持される。なお、上記ガイドシャフト65、66は2本でなくとも、何れか一方側に1本設けてテーブル70を支持するようにしても良い。
次に、図2によって、リードスクリュー40における雄ねじと、第1のナット51と第2のナット52における雌ねじの構成について説明する。すなわち、リードスクリュー40には、台形ねじに構成された所定ピッチの雄ねじが形成されている。そして、雄ねじにおけるねじ山の谷部41の軸線方向の寸法V1を、頂部42の軸線方向の寸法M1に対して2倍以上に設定している。また、谷部41と頂部42との間にはテーパ状に形成された歯面43が形成されている。
一方、第1のナット51と第2のナット52には、上記リードスクリュー40に噛み合うねじ孔55、56が軸線方向に各々形成され、これらのねじ孔55、56には、台形ねじに構成した所定ピッチの雌ねじが形成されている。そして、雌ねじにおけるねじ山の谷部57の軸線方向の寸法V2を、頂部58の軸線方向の寸法M2よりも2分1以下に設定している。さらに、谷部57と頂部58との間にはテーパ状の歯面59が形成されている。また、第1のナット51と第2のナット52における谷部57の軸線方向の寸法V2は、リードスクリュー40における谷部41の軸線方向の寸法V1よりもやや大きく形成されている。これら第1のナット51と第2のナット52は、両者共にテフロン(R)、ナイロン等の潤滑性良好な合成樹脂によって形成されていて、同一の熱膨張係数、摩耗係数を有している。
上述したように構成されたリードスクリュー40に噛み合う第1のナット51と第2のナット52は、圧縮型のコイルばね80、81により、互いに接近する方向に付勢されている。これにより、第1のナット51と第2のナット52に形成されたテーパ状の歯面59とリードスクリュー40に形成されたテーパ状に形成された歯面43の一方どうしが、上記コイルばね80、81の弾力によって押圧された状態で接触している。このため、リードスクリュー40が回転することにより、歯面43と歯面59が摺動しながら第1のナット51と第2のナット52が、リードスクリュー40の回転方向に従って直線方向に移動し、この移動に伴ってテーブル70が移動する。
このように、リードスクリュー40の回転により、両歯面43、59が摺動すると、主に合成樹脂製の第1のナット51と第2のナット52の歯面59が徐々に摩耗して図3に示す状態になる。すなわち、第1のナット51と第2のナット52は、初期状態では図2、および、図3の二点鎖線で示すような頂部58の軸線方向の寸法M2であったものが、摩耗によって図3に示す軸線方向の寸法M21のように減少する。この摩耗によって、第1のナット51と第2のナット52の位置が、摩耗寸法Aづつ互いに接近する方向に変位する。
この状態では、図7に示した従来例と同様に、基準位置0からテーブル70の位置まで距離D0であったものが、距離D1 に変位する。ところが、第1のナット51と第2のナット52の摩耗によって互いに等しい摩耗量となって変位することから、第1のナット51と第2のナット52にコイルばね80、81を介して支持されたテーブル70は変位しない。従って、第1のナット51と第2のナット52の歯面59がリードスクリュー40の回転により摩耗しても、テーブル70の位置を常に一定に保持することができ、位置精度を高めることができる。
このような摩耗は、第1のナット51と第2のナット52だけではなく、リードスクリュー40も僅かに摩耗することがある。しかし、リードスクリュー40が摩耗しても、これに噛み合う第1のナット51と第2のナット52が共に反対方向に変位するので、リードスクリュー40の歯面43の摩耗は、第1のナット51と第2のナット52によって相殺されることから、この場合もテーブル70の位置を一定に保持することができ、位置精度を高めることができる。
第1のナット51と第2のナット52に形成された歯面59が上述したように摩耗すると、図3に示すように、雌ねじにおける頂部58が摩耗寸法A分だけ減少して頂部58の軸線方向が寸法M21となる。そして、この頂部58の軸線方向の寸法M21が所定寸法になって寿命を迎える。ところが、前述したように、雌ねじにおける頂部58の軸線方向の寸法V2を、谷部57の軸線方向の寸法V2に対して2倍以上に設定していることから、寿命を定める頂部58の軸線方向の寸法M21に至るまでの時間は、前述した図7および図8に示す従来の直線移動装置と比較して約2倍以上に延長させることができる。
また、テーブル70の直線移動速度を例えば2倍に高速移動させる場合には、リードスクリュー40を2倍の高速回転させるため、第1のナット51と第2のナット52の摩耗量Aも約2倍になり、寿命に達するまでの実使用時間が2分の1に短縮される。しかし、頂部58の軸線方向の寸法M2 を2倍以上に設定していることから、例えテーブル70を2倍に高速移動しても、寿命に達するまでの実使用時間を従来とほぼ同様にすることができる。
一方、第1のナット51と第2のナット52、および、リードスクリュー40は、台形ねじに構成され、テーパ状の歯面どうしを噛み合わせている。このため、第1のナット51と第2のナット52をコイルばね80、81によって付勢したとき、第1のナット51と第2のナット52は、テーパ状の歯面によってリードスクリュー40の軸線と一致した中心に移動するように作用する。従って、第1のナット51と第2のナット52における上下方向の位置が安定し、従って、第1のナット51と第2のナット52にコイルばね80、91を介して支持されたテーブル70を安定状態で移動させることができる。
上述した第1の実施形態による直線移動装置は、水平姿勢、すなわち、リードスクリュー40を水平姿勢としてテーブル70を水平に移動させる場合には、上述したように、両ナットの摩耗に関わりなくテーブル70を高精度に直線移動させることができる。ところが、直線移動装置を傾斜させた姿勢、もしくは、垂直な姿勢とした場合には、テーブル70を上昇させるときと下降させるときに推力の差が生ずることがある。つまり、テーブル70自体には自重があり、さらに、第1のナット51と第2のナット52、および、コイルばね80、81が自重を有している。また、テーブル70にワーク等を取り付けた場合には、移動推進させるテーブル70の重量が加えられて全体重量がさらに増加する。このため、例えば第2のナット52の方向にテーブル70を上昇させるときには、テーブル70全体重量にコイルばね81の弾力を加えた押圧力がリードスクリュー40の歯面43に加えられることから、第2のナット52の歯面59との摩擦力が増大してしまう。この結果、上昇時と下降時ではテーブル70全体の重量によって推力に差が生ずることになる。
図6は、本発明の第2の実施形態を示す断面図であり、テーブル70全体の重量による上昇時と下降時の推力の差を軽減するように構成している。なお、前述した第1の実施形態と同符号は同部品もしくは同構成を示し、その詳細な説明を省略する。本発明の第2の実施形態において、前述した第1の実施形態と相違する点は、第2のナット52の他端側をテーブル70の内壁に接着により固定し、第1のナット51の他端側とテーブル70の当接部74との間にコイルばね80を配置するようにしたことである。なお、第2のナット52の他端側とテーブル70の内壁との固定手段としては、接着以外にも溶着、かしめ等の適宜の手段を採用してもよい。
以上の構成としたとき、第1のナット51はコイルばね80によって第2のナット52の方向に付勢される。また、テーブル70の内壁に固定された第2のナット52は、コイルばね80の付勢力がテーブル70を介して伝わることによって第1のナット51の方向に付勢され、前述した第1の実施態様と同様に、第1のナット51と第2のナット52が互いに接近する方向に付勢される。これにより、第1のナット51と第2のナット52に形成されたテーパ状の歯面59と、リードスクリュー40に形成されたテーパ状に形成された歯面43の一方どうしが、上記コイルばね80の弾力によって押圧された状態で接触している。このため、リードスクリュー40が回転することにより、歯面43と歯面59が摺動しながら第1のナット51と第2のナット52が、リードスクリュー40の回転方向に従って直線方向に移動し、この移動に伴ってテーブル70が移動する。
一方、直線移動装置を傾斜姿勢もしくは垂直姿勢とした状態、すなわち、リードスクリュー40を傾斜姿勢もしくは垂直姿勢としたときには、図6に示すように、テーブル70の内壁に固定した第2のナット52を上方側に配置する。この状態において、テーブル70を上方に移動するように推進すると、リードスクリュー40の歯面43には、テーブル70の全体重量による押圧力が加わり、第1の実施形態において示したコイルばね81による押圧力が現象する。コイルばね81の弾力は、テーブル70の位置精度を良くするために大きく設定していることから、コイルばね81を削除したことによって、リードスクリュー40の歯面43と第2のナット52の歯面59との摩擦力は大幅に軽減される。この結果、傾斜姿勢もしくは垂直姿勢の状態でテーブル70を上昇させる場合にも、摩擦力の軽減によって推力の差を軽減することが可能となる。
上述した第2の実施形態においても、第1のナット51と第2のナット52を同一の構造に形成し、左右対称に配置している。両ナットを同一構造とすることによって、実質的な部品点数を削減することが可能となる。しかし、テーブル70等との関係において、必ずしも同一構造としなくても良い。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、本発明を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、前述した直線移動装置は、一例を示すものであって、形状等は他に変更可能である。また、リードスクリューを支持する軸受は、ボールベアリングに限らず、オイルレスメタル(焼結含油軸受)等の他の軸受けに変えても良い。さらに、第1のナットと第2のナットは、アルミニウム等の比較的軽量な金属素材で形成しても良い。さらにまた、第1のナットと第2のナットは、2条以上の複数のねじ山を形成しても良い。また、モータは、ステッピングモータに限らず、一般に使用される直流モータに変更しても良い。この直流モータを使用する場合には、回転角度や原点位置を検出するためのロータリーエンコーダを設けることが望ましい。
本発明にかかる直線移動装置の要部の第1の実施形態を示す断面図である。 本発明にかかる直線移動装置におけるリードスクリューとナットのねじ山の構成を示す断面図である。 本発明にかかる直線移動装置における、ナットが摩耗したときの状態を示す説明図である。 本発明にかかる直線移動装置を示す側断面図である。 本発明にかかる直線移動装置を示す平面図である。 本発明にかかる直線移動装置の要部の第2の実施形態を示す断面図である。 従来の直線移動装置におけるリードスクリューとナットの構成を示す断面図である。 図7に示す従来の直線移動装置におけるナットが摩耗したときの状態を示す説明図である。
符号の説明
10 直線移動装置
20 フレーム
30 モータ
40 リードスクリュー
41 谷部
42 頂部
43 歯面
51 第1のナット
52 第2のナット
53 第1のナットの段部
54 第2のナットの段部
55 第1のナットのねじ孔
56 第2のナットのねじ孔
57 谷部
58 頂部
59 歯面
65、66 ガイドシャフト
70 テーブル
80、81 ばね部材
A 摩耗寸法
M1 ガイドシャフトの頂部の寸法
V1 ガイドシャフトの谷部の寸法
M2 ナットの頂部の寸法
V2 ナットの谷部の寸法

Claims (7)

  1. モータと、このモータにより回転するリードスクリューと、このリードスクリューに噛み合って当該リードスクリューの軸線方向に直線移動するナットと、このナットと共に移動するテーブルとを有する直線移動機構において、
    前記ナットは、一方端を前記リードスクリューの軸線方向に離間して対向させた第1および第2のナットを備えると共に、この第1および第2のナットをばね部材によって互いに接近する方向に付勢され、
    前記リードスクリューは、ねじ山の谷部の軸線方向寸法が頂部の軸線方向寸法よりも大きく形成され、
    前記リードスクリューに噛み合う前記第1および第2のナットは、ねじ山の頂部の軸線方向寸法を谷部の軸線方向寸法よりも小さく形成したことを特徴とする直線移動装置。
  2. 前記リードスクリューは剛性を有する金属素材によって形成され、前記第1および第2のナットは樹脂等の同じ素材によって形成した請求項1に記載の直線移動装置。
  3. 前記第1および第2のナットは、各々の他方端と前記テーブルの当接部との間に各々ばね部材を配設して、前記第1および第2のナットを互いに接近する方向に付勢した請求項1に記載の直線移動装置。
  4. 前記第1および第2のナットは、何れか一方のナットの他方端と前記テーブルの一方の当接部に固定すると共に、他方のナットの他方端と前記テーブルの他方の当接部との間にばね部材を配設し、前記他方のナットを前記ばね部材によって前記一方のナットに接近する方向に付勢した請求項1に記載の直線移動装置。
  5. 前記テーブルに固定された一方のナットは、前記リードスクリューを少なくとも傾斜姿勢としたときに上方に配置され、前記ばね部材によって付勢された他方のナットを前記一方のナットよりも下方に配置した請求項4に記載の直線移動装置。
  6. 前記リードスクリューの雄ねじおよび前記第1および第2のナットの雌ねじは、歯面をテーパ状に形成した台形ねじに構成した請求項1乃至4の何れかに記載の直線移動装置。
  7. 前記テーブルは、前記ばね部材によって前記リードスクリューに対して移動可能に保持されると共に、前記リードスクリューと平行に形成されたガイド孔をフレームに配設された前記リードスクリューと平行なガイドシャフトに挿通して回転不可の状態で支持された請求項1に記載の直線移動装置。
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