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JP2005062449A - 感光性樹脂組成物 - Google Patents

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JP2005062449A JP2003292154A JP2003292154A JP2005062449A JP 2005062449 A JP2005062449 A JP 2005062449A JP 2003292154 A JP2003292154 A JP 2003292154A JP 2003292154 A JP2003292154 A JP 2003292154A JP 2005062449 A JP2005062449 A JP 2005062449A
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Satoyuki Okada
智行 岡田
Masanobu Yanagihara
昌伸 柳原
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Kyocera Chemical Corp
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Abstract

【課題】本発明は、充分な可撓性及び耐折性を有し、さらに、密着性、耐熱性、難燃性等においても優れた性質を有する感光性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】(A)ビスフェノール型エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸とを反応させた後、酸無水物を反応させて得られるカルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂と、(B)(メタ)アクリロイル基を有する光重合性化合物と、(C)光重合開始剤と、(D)トリアジン系化合物と、(E)希釈剤とを含有することを特徴とし、フレキシブル配線板用レジストインキとして用いることができる感光性樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、感光性樹脂組成物に係り、特に、その硬化物が、耐折性、現像性、密着性、耐熱性、難燃性に優れ、フレキシブル配線板用レジストインキに好適に用いることができるアルカリ現像型の感光性樹脂組成物に関する。
従来から、フレキシブルプリント配線板の配線パターンを外部から保護したり、表面実装におけるはんだ付け工程で不必要な部分にはんだが付かないように保護するために、ソルダーレジスト(ソルダーマスク)と呼ばれる保護層を設けることが行われている。
当初、ソルダーレジストとしては主として多官能エポキシ樹脂が使用されていたが、エポキシ樹脂は得られる硬化膜の耐熱性は良好であるが可撓性が低いという問題があったため、このようなソルダーレジストインキは、硬化膜の可撓性(耐折性)が要求されないリジッド板にその用途が限定されていた。
したがって、近年使用されることが多くなってきたフレキシブルプリント配線板へ適用することは困難であり、可撓性を改善するための検討が活発になされ、写真現像型で可撓性をもたせた樹脂組成物が提案されてきた(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
特開2000−109541号公報 特許第3190251号公報
しかしながら、ソルダーレジストには可撓性のみではなく、基板との密着性、耐熱性、難燃性が要求され、特に、このような樹脂組成物に可撓性を持たせた場合、密着性、耐熱性、難燃性の各特性が低下してしまう傾向がある。
そこで、本発明は、充分な可撓性及び耐折性を有し、さらに、密着性、耐熱性、難燃性等においても優れた性質を有する感光性樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、カルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂と、(メタ)アクリロイル基を有する光重合性化合物とを併用した、現像性、可撓性、耐折性が良好な樹脂組成物において、トリアジン系化合物を混合することにより、密着性、耐熱性、難燃性等を改善することができることを見出し、本発明を完成したものである。
本発明の感光性樹脂組成物は、(A)ビスフェノール型エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸とを反応させた後、酸無水物を反応させて得られるカルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂と、(B)(メタ)アクリロイル基を有する光重合性化合物と、(C)光重合開始剤と、(D)トリアジン系化合物と、(E)希釈剤とを含有することを特徴とするものである。
本発明に用いる(A)カルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂は、ビスフェノール型エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸とを反応させた後、酸無水物を反応させて得られる化合物である。
このとき、原料として用いられるビスフェノール型エポキシ樹脂としては、例えば、主骨格がビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂等が挙げられ、KAYARAD ZFR、ZAR(日本化薬社製)等の市販品を用いることができる。
同様に、原料として用いられる(メタ)アクリル酸としては、アクリル酸、メタクリル酸及びこれらの混合物が挙げられる。
さらに、原料として用いられる酸無水物としては、無水フタル酸、無水コハク酸、無水マレイン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水イタコン酸、メチルエンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸等が挙げられる。この中でも、特に、無水コハク酸、無水フタル酸を用いることが好ましい。
これらを反応させて得られた(A)カルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂の酸価は50〜200mgKOH/gの範囲であることが好ましく、80〜150mgKOH/gであることがより好ましい。酸価が50mgKOH/g未満であるとアルカリ溶解性が低下して現像が困難となり、200mgKOH/gを超えるとアルカリ現像時の膜減りが大きく、解像度が著しく低下してしまう。
本発明に用いる(B)(メタ)アクリロイル基を有する光重合性化合物は、光重合性のモノマー又はオリゴマーであり、(A)カルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂と併用することによって、樹脂組成物の現像性、可撓性、耐折性を良好なものとすることができる。
この(メタ)アクリロイル基を有する光重合性化合物としては、例えば、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、N−ビニルピロリドン、アクリロイルモルフォリン、メトキシテトラエチレングリコール、メトキシポリエチレングリコールアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリレート、メラミンアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、グリセリンジグリシジルエーテルアクリレート、グリセリントリグリシジルエーテルアクリレート、イソボルネオリルアクリレート、シクロペンタジエンモノアクリレート、シクロペンタジエンジアクリレート、ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジトリメチロールプロパン、ジペンタエリスリトール、トリス−ヒドロキシエチルイソシアヌレート等の多価アルコール、これらのエチレンオキサイド若しくはプロピレンオキサイド付加物の多価アクリレート類、これらアクリレートに対応する各メタクリレート類、多塩基酸とヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートとのモノ、ジ、トリ若しくはそれ以上のポリエステル又はこれらのオリゴマー体等が挙げられ、これらは単独又は2種以上を組合わせて使用することができる。
この(メタ)アクリロイル基を有する光重合性化合物の配合量は、(A)カルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂 100質量部に対して、5〜50質量部の範囲であることが好ましく、10〜30質量部であることがより好ましい。5質量部未満では、感度が低く、露光後のアルカリ現像時の膜減りが大きく、50質量部を超えると硬化物の可撓性が低下すると共に、タック性も増大してしまう。
本発明に用いる(C)光重合開始剤は、(A)カルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂のアクリロイル基の反応を誘起してラジカル重合を引き起こす化合物であり、例えば、アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、p−ジメチルアミノプロピオフェノン、ジクロロアセトフェノン、トリクロロアセトフェノン、p−tert−ブチルトリクロロアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−プロパン−1−オン、N,N−ジメチルアミノアセトフェノン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1等のアセトフェノン類、ベンゾフェノン、メチルベンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノン、p,p−ジクロロベンゾフェノン、p,p−ビスジメチルアミノベンゾフェノン、p,p−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーズケトン、4−ベンゾイル−4´−メチルジフェニルサルファイド等のベンゾフェノン類、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル,ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾインエーテル類、アセトフェノンジメチルケタール、ベンジルジメチルケタール等のケタール類、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン等のチオキサントン類、2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−tert−ブチルアントラキノン、1−クロロアントラキノン、2−アミルアントラキノン、2−アミノアントラキノン、2,3−ジフェニルアントラキノン等のアントラキノン類、ベンゾイルパーオキシド、クメンパーオキシド等の有機過酸化物、2,4,5−トリアリールイミダゾール二量体、リボフラビンテトラブチレート、2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプトベンゾオキサゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール等のチオール化合物、2,4,6−トリス−s−トリアジン、2,2,2−トリブロモエタノール、トリブロモメチルフェニルスルホン等の有機ハロゲン化合物、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド等が挙げられ、これらは単独又は2種以上を組合わせて使用してもよい。
この光重合開始剤の配合量は、カルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂 100質量部に対して、5〜50質量部の範囲であることが好ましい。5質量部未満では、活性エネルギー線により充分な架橋を行わせることが困難になり、逆に、配合量が50質量部を超えると、光は基板にまで到達し難くなり、基板と樹脂との密着性が低下してしまう。
さらに、この光重合開始剤に、N,N−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル、N,N−ジメチルアミノ安息香酸イソアミルエステル、ペンチル 4−ジメチルアミノベンゾエート、トリエチルアミン、トリエタノールアミン等の三級アミン類のような光増感剤を併用してもよく、これらは単独又は2種以上と組合わせて用いることができる。
光増感剤の配合量は、光重合開始剤がラジカルを生成するのを助ける働きをし、カルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂 100質量部に対して、1〜30質量部であることが好ましい。
本発明に用いる(D)トリアジン系化合物としては、メラミン、置換メラミン(2−メチルメラミン等のアルキルメラミン、グアニルメラミン等)、メラミン縮合物(メラム、メレム、メロン等)、メラミンの共縮合樹脂(メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール−メラミン樹脂、ベンゾグアナミン−メラミン樹脂、芳香族ポリアミン−メラミン樹脂等)等の1,3,5−トリアジン類が挙げられる。
トリアジン系化合物を配合することによって、樹脂組成物に、密着性、耐熱性、難燃性の特性を付与することができる。
このトリアジン系化合物の配合量は、カルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂 100質量部に対して、1〜20質量部の範囲であることが好ましい。配合量が、1質量部未満では密着性、耐熱性、難燃性を充分に付与することができず、20質量部を超えると脆化しやすくなってしまう。
本発明に用いる(E)希釈剤としては、各種の有機溶剤、例えば、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、トルエン、キシレン、テトラメチルベンゼン等の芳香族炭化水素類、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル等のグリコールエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート等のエステル類、オクタン、デカン等の脂肪族炭化水素、石油エーテル、石油ナフサ、ソルベントナフサ等の石油系溶剤等を用いることができるが、毒性、インキ特性の点からグリコールエーテル類、エステル類、石油系溶剤を使用することが好ましい。
この希釈剤は、(A)カルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂を溶解し、希釈させて樹脂組成物を液状として塗布可能なものとすると共に、次いで、仮乾燥させることにより造膜せしめ、接触露光を可能とするために使用されるものである。
この希釈剤の配合量は、カルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂 100質量部に対して、10〜100質量部の範囲であることが好ましい。配合量が、10質量部未満では増粘しすぎて印刷が困難となり、100質量部を超えると低粘化しすぎてやはり印刷が困難となる。
また、本発明のアルカリ現像型感光性樹脂組成物に、密着性、耐熱性、耐めっき性等の諸条件を向上させる目的で、(F)熱硬化性エポキシ化合物を含有させることもでき、このようなエポキシ化合物としては、例えば、ビスフェノールA型三級脂肪酸変性ポリオールエポキシ樹脂、フタル酸ジグリシジルエステル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、ダイマー酸ジグリシジルエステル等のジグリシジルエステル類、ジグリシジルアニリン、ジグリシジルトルイジン等のジグリシジルアミン類等が挙げられ、これらは単独又は2種以上を組合わせて使用してもよい。
なお、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、p−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、ビスフェノールA型ノボラックエポキシ樹脂、トリスヒドロキシフェニルメタン型エポキシ樹脂、テトラフェニルエタン型エポキシ樹脂等も使用可能であるが、これらはあまり多く配合すると硬化膜が硬くなるため、併用成分として用いることが好ましい。
この熱硬化性エポキシ化合物の配合量は、(A)カルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂 100質量部に対して、1〜80質量部の範囲であることが好ましく、1〜50質量部の範囲であることがより好ましい。配合量が1質量部未満であると諸特性を向上する効果が充分に得られず、80質量部を超えると硬化物の可撓性及びアルカリ現像性が低下してしまう。
本発明において、熱硬化性エポキシ化合物を配合した場合には、エポキシ化合物の硬化反応を促進するためにエポキシ硬化促進剤を添加することが好ましく、硬化促進剤としては、例えば、イミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、4−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1−(2−シアノエチル)−2−エチル−4−メチルイミダゾール等のイミダゾール誘導体、グアナミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン等のグアナミン類、ジシアンジアミド、ベンジルジメチルアミン、4−(ジメチルアミノ)−N,N−ジメチルベンジルアミン、4−メトキシ−N,N−ジメチルベンジルアミン、4−メチル−N,N−ジメチルベンジルアミン、メラミン等のアミン化合物等が挙げられる。市販されているものとしては、例えば、イミダゾール系化合物である2MZ−A、2MZ−OK、2PHZ、2P4BHZ、2P4MHZ(四国化成工業株式会社製、商品名)、ジメチルアミンのブロックイソシアネート化合物であるU−CAT3503X、U−CAT3502X(サンプロア社製、商品名)等が挙げられる。
この硬化促進剤の配合量は、多く配合すると樹脂組成物を一液化したときのシェルライフが短くなってしまうため、(A)カルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂 100質量部に対して、0.1〜10質量部の範囲であることが好ましい。
本発明のアルカリ現像型感光性樹脂組成物には、さらに、本発明の硬化を阻害しない範囲で、この種の組成物に一般に配合される、硫酸バリウム、タルク、クレー、炭酸カルシウム、シリカ、ベントナイト、カオリン、ガラス繊維、炭素繊維、雲母等の充填剤、フタロシアニン・ブルー、フタロシアニン・グリーン、酸化チタン、カーボンブラック等の着色剤、消泡剤、難燃剤、密着性付与剤、レベリング剤又はハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ピロガロール、tert−ブチルカテコール、フェノチアジン等の重合禁止剤を必要に応じて配合することができる。
本発明の感光性樹脂組成物は、必要に応じて塗布方法に適した粘度に調整し、これを、例えば、回路形成されたプリント配線板にスクリーン印刷法、カーテンコート法、スプレーコート法、ロールコート法等の方法により塗布し、例えば、60〜100℃の温度で組成物中に含まれる有機溶剤を揮発乾燥させることにより、タックフリーの塗膜を形成できる。
その後、所定の露光パターンを形成したフォトマスクを通して選択的に活性光線により露光し、未露光部を希アルカリ水溶液により現像してレジストパターンを形成でき、さらに、活性エネルギー線を照射することにより又は熱硬化性成分を含む場合には、例えば、140〜180℃の温度に加熱することにより、現像性及び耐折性に優れ、かつ、密着性、耐熱性、耐めっき性、難燃性等の諸特性にも優れたレジスト膜が形成できる。
なお、現像に使用される希アルカリ水溶液としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、アンモニア、アミン類等が挙げられる。
また、光硬化させるための照射光源としては、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセノンランプ、メタルハライドランプ等を用いることができ、その他、レーザー光線等も露光活性エネルギー線として使用することができる。
本発明のトリアジン系化合物を混合したアルカリ現像型感光性樹脂組成物は、トリアジン系化合物を有しないものに比較して、現像性及び耐折性等のフレキシブル配線板に要求される特性を損なわないで、かつ、密着性、耐熱性、耐めっき性を向上させることができ、さらに、燃焼時に有毒ガスである臭化水素を発生することなく難燃性を付与することができる。よって、本発明の感光性樹脂組成物は、フレキシブル配線板のソルダーレジストインキとして好適に使用することが可能である。
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
(実施例1)
カルボキシル変性エポキシアクリレート樹脂としてKAYARAD ZFR−1122(日本化薬株式会社製、商品名) 90質量部、アクリロイル基を有する光重合性化合物としてKAYARAD DPCA−60(日本化薬株式会社製、商品名) 10質量部、光重合開始剤としてIRUGACURE 907(チバ・ガイギー社製、商品名) 8質量部、KAYACURE DETX−S(日本化薬株式会社製、商品名) 1質量部、トリアジン系化合物としてメラミン(三井化学株式会社製) 1質量部、希釈剤としてジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート(大阪有機化学工業株式会社製) 50質量部、エポキシ化合物としてNC−3000(日本化薬株式会社製、商品名) 30質量部、無機充填剤として硫酸バリウム(堺化学工業株式会社製、商品名:B−34) 20質量部、微粉シリカ(日本エアロジル株式会社製、商品名:R974) 10質量部、シリコーン系消泡剤としてKS−66(信越化学工業株式会社製、商品名) 2質量部を三本ロールミルにより混練することでアルカリ現像型感光性樹脂組成物を製造した。
(実施例2〜3)
表1に示したように、実施例2及び実施例3は、それぞれトリアジン系化合物であるメラミンの配合量を3質量部、5質量部にした以外は実施例1と同一の配合及び操作によってアルカリ現像型感光性樹脂組成物を製造した。
(比較例1)
表1に示したように、トリアジン系化合物を配合しない以外は実施例1と同一の配合及び操作によってアルカリ現像型感光性樹脂組成物を製造した。
(比較例2)
表1に示したように、トリアジン系化合物を配合せず、熱硬化性のエポキシ化合物であり難燃剤としても働く臭素化エポキシ樹脂(大日本インキ工業株式会社製、商品名:エピクロン1121) 30質量部を用いた以外は、実施例1と同一の配合及び操作によってアルカリ現像型感光性樹脂組成物を製造した。
(試験例)
実施例及び比較例で製造したアルカリ現像型感光性樹脂組成物をスクリーン印刷機により、150メッシュポリエステルスクリーンを用いて、20〜30μmの厚さになるようにパターン形成されている銅張ポリイミドフィルム基板(銅厚 18μm/ポリイミドフィルム厚 25μm)に全面塗布し、塗膜を80℃の熱風乾燥機で30分間乾燥させた。
次に、レジストパターンのネガフィルムを塗膜に接触させて紫外線照射露光装置を用いて、波長365nmの紫外線を照射した(露光量 400mJ/cm)。その後、1質量%炭酸ナトリウム水溶液で1kgf/cm、1分間スプレーで現像し、未露光部を溶解除去し、さらに、150℃で60分熱硬化して試験基板を作製した。得られた硬化膜について、乾燥後の指触乾燥性、現像性、密着性、鉛筆硬度、はんだ耐熱性、耐めっき性、耐折性、難燃性の各試験及び燃焼ガス分析を行った。その結果を表1に示した。
Figure 2005062449
*1 指触乾燥性:放冷して室温まで冷却した塗膜について、指触によりタックの有無を調べ、次の基準により評価を行った。
○:タックなし
△:僅かにタック有り
×:タック有り
*2 現像性:80℃で30分間乾燥後の塗膜を、液温30℃の1質量%炭酸ナトリウム水溶液で60秒間、スプレー圧1kgf/cmで現像し、次の基準により評価を行った。
○:完全に現像された
△:現像されない部分が僅かに残った
×:ほとんど現像されなかった
××:はがれた
*3 密着試験:試験基板の硬化膜表面に、JIS K 5400に準じて、1mm×1mmの碁盤目を100個作りJIS Z 1522規定のセロハン粘着テープ(幅18mm又は24mm、接着力2.94N/10mm以上)によるピーリング試験を行い、碁盤目の剥離状態を光学顕微鏡(10倍)で観察し、次の基準により評価した。
○:碁盤目の剥離数 0〜 20
△:碁盤目の剥離数 21〜 60
×:碁盤目の剥離数 61〜100
*4 鉛筆硬度:JIS K 5400に準拠し、鉛筆硬度を測定した。
*5 はんだ耐熱性:試験基板の硬化膜表面に、ロジン系フラックスを塗布し、260℃の溶融はんだに10秒間浸漬した後、JIS Z 1522規定のセロハン粘着テープ(幅18mm又は24mm、接着力2.94N/10mm以上)で剥離を試み、次の基準により評価した。
○:碁盤目の剥離数 0〜 20
△:碁盤目の剥離数 21〜 60
×:碁盤目の剥離数 61〜100
*6 耐めっき性:上村工業株式会社製、無電解ニッケルめっき液商品名:NPR−4の入っためっき槽(めっき液の温度:80℃)に試験基板を30分浸漬し、約5μmのニッケルめっきを得た。その後、JIS Z 1522規定のセロハン粘着テープ(幅18mm又は24mm、接着力2.94N/10mm以上)で剥離を試み、次の基準により評価した。
○:碁盤目の剥離数 0〜 20
△:碁盤目の剥離数 21〜 60
×:碁盤目の剥離数 61〜100
*7 耐折性:JIS C 5016に準じて試験を行い(折曲面の曲率半径0.38mm)、クラックが入るまでの回数を測定した。
*8 難燃性:UL94 薄肉材料の垂直燃焼試験94VTMに準拠し、次の表2に示す基準により評価した。
Figure 2005062449
*9 燃焼ガス分析:それぞれのサンプルを750℃、10分間の条件下、空気中で燃焼させ、その際に発生するガスを吸収液に吸収させ、イオンクロマトグラフィにて分析を行った。発生した燃焼ガス100g中の臭化水素の重さを測定し評価した。
この結果から明らかなように、トリアジン系化合物を混合したアルカリ現像型感光性樹脂組成物は、トリアジン系化合物を有しないものに比較して、燃焼時有毒ガスである臭化水素を発生することなく、かつ耐折性及び現像性等のフレキシブル基板に要求される特性を損なわずに、密着性、耐熱性、難燃性等を向上することができることがわかった。

Claims (5)

  1. (A)ビスフェノール型エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸とを反応させた後、酸無水物を反応させて得られるカルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂と、(B)(メタ)アクリロイル基を有する光重合性化合物と、(C)光重合開始剤と、(D)トリアジン系化合物と、(E)希釈剤とを含有することを特徴とする感光性樹脂組成物。
  2. 前記(D)トリアジン系化合物が、1,3,5−トリアジン類であることを特徴とする請求項1記載の感光性樹脂組成物。
  3. さらに、(F)熱硬化性エポキシ化合物を含有することを特徴とする請求項1又は2項記載の感光性樹脂組成物。
  4. 前記(A)カルボキシル変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂 100質量部、前記(B)(メタ)アクリロイル基を有する光重合性化合物 5〜50質量部、前記(C)光重合開始剤 5〜50質量部、前記(D)トリアジン系化合物 1〜20質量部、前記(E)希釈剤 10〜100質量部であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の感光性樹脂組成物。
  5. 前記(F)熱硬化性エポキシ化合物が1〜80質量部であることを特徴とする請求項4記載の感光性樹脂組成物。
JP2003292154A 2003-08-12 2003-08-12 感光性樹脂組成物 Withdrawn JP2005062449A (ja)

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