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JP2005062155A - コヒーレントラマン散乱顕微鏡 - Google Patents

コヒーレントラマン散乱顕微鏡 Download PDF

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JP2005062155A
JP2005062155A JP2004082029A JP2004082029A JP2005062155A JP 2005062155 A JP2005062155 A JP 2005062155A JP 2004082029 A JP2004082029 A JP 2004082029A JP 2004082029 A JP2004082029 A JP 2004082029A JP 2005062155 A JP2005062155 A JP 2005062155A
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Shinichi Hayashi
林  真市
Ikutoshi Fukushima
郁俊 福島
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Olympus Corp
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Abstract

【課題】 固有振動数の低い分子を検出することが可能なCARS顕微鏡を提供する。
【解決手段】 波長成分が異なるパルス光を発生させる第一及び第二のパルスレーザ発生手段101、102と、第一及び第二のパルス光を同時に標本120に照射する照射手段110と、標本120から発生した散乱光を集光する集光手段130と、集光された散乱光から少なくとも第一及び第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長帯域阻止手段140と、コヒーレントラマン散乱光を検出する検出手段150とを含むコヒーレントラマン散乱顕微鏡において、波長帯域阻止手段140は分光手段を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コヒーレントラマン散乱顕微鏡に関する。
分子生物学においては、生体内の分子、例えばDNAやアミノ酸、タンパク質、細胞小器官等の活動を、生きたまま観察したいという需要が多い。従来の蛍光観察や多光子励起蛍光観察を用いても、生体内の分子を観察することはある程度可能だが、目標とする分子を蛍光色素で標識する必要がある。
しかし、生体を蛍光色素で染色することは、蛍光色素に毒性が存在することや、蛍光色素によって分子の自由な運動が妨げられる等、少なからず生体に影響を及ぼすと考えられるため、好ましくない。
最近、生体内の分子の3次元分布を無染色で顕微鏡観察する目的で、コヒーレントアンチストークスラマン散乱(CARS)を用いた顕微鏡(CARS顕微鏡)法が種々提案されている。CARS顕微鏡法を用いれば、無染色で、分子の固有振動を直接検出することができる。
以下、CARS顕微鏡の装置構成と検出原理を、特許文献1の例を用いて説明する。CARS顕微鏡の基本構成は、図5に示すように、ポンプ光を発生する第一のパルスレーザ発生装置201と、ポンプ光より波長の長いストークス光を発生する第二のパルスレーザ発生装置202と、ポンプ光とストークス光を同一光路上に結合させるダイクロイックミラー212と、結合されたポンプ光とストークス光を標本220内の一点に集光させるためのミラー213と対物レンズ211と、標本で発生したポンプ光よりも波長の短いアンチストークス光を含む散乱光を集光する集光レンズ230と、集光した散乱光からポンプ光とストークス光を取り除く長波長阻止フィルタ240と、検出器250とからなる。
CARSにおけるアンチストークス光の発生原理は、以下のように説明される。図6に示すように、ポンプ光372の振動数ωP とストークス光373の振動数ωS の差が、標本内の集光位置にある分子375の固有振動数ωV と一致したときに、基底状態370にある分子375が振動数ωV で共鳴振動をおこして励起状態371となる。そして、振動数ωP であるポンプ光の一部372’が分子375の固有振動数ωV のドップラー変調を受けて、振動数ωASのアンチストークス光374が発生する。このとき、
ωAS=ωP +ωV =2ωP −ωS
の関係がある。
したがって、ポンプ光372の振動数ωP を固定したままストークス光373の振動数ωS を走査すれば、分子375の固有振動スペクトルが観察される。その固有振動スペクトルは、分子の種類によって異なるため、複数種類の分子が同時に存在する場合においても、それぞれの分子の種類を特定することができる。
アンチストークス光の発生強度IASは、式(1)に示すように、ポンプ光の強度IP の二乗とストークス光の強度IS の積に比例する。
AS∝IP 2 S ・・・(1)
このように、アンチストークス光374は、標本内におけるポンプ光とストークス光の集光位置においてのみ強く発生する。
また、アンチストークス光の発生強度IASは、分子375の局所的な存在量の二乗にも比例する。したがって、ポンプ光とストークス光の集光位置を標本内で空間的に走査することにより、特定の分子の標本内の空間分布を求めることが可能である。
ここで、長波長阻止フィルタ240は、以下に説明する特性が要求される。図7に示すように、ポンプ光の分光スペクトル472は、波長λP を中心とする鋭いピーク形状を示し、ストークス光の分光スペクトル473は、それより長い波長λS を中心とする鋭いピーク形状を示す。そして、アンチストークス光の分光スペクトル474は、ポンプ光の分光スペクトル472のピークに対して、ストークス光の分光スペクトル473のピークとほぼ対称な位置に波長λASを中心とするピークとなって現れる。
したがって、長波長阻止フィルタ240は、波長λAS付近の光を十分透過し、波長λP 以上の光を十分阻止する性能が要求される。アンチストークス光の強度は、ポンプ光やストークス光の強度より3〜4桁弱いことが多いので、長波長阻止フィルタ240の波長λP における透過率は、波長λASにおける透過率の10-5倍以下であることが要求される。
さらに、CARS観測時はストークス光のピーク波長λS が波長λP よりも長い波長領域で波長走査され、それに伴いアンチストークス光のピーク波長λASも波長λP よりも短い波長領域で移動する。したがって、長波長阻止フィルタ240の分光透過率476は、波長λP よりやや短い波長に、透過率が10-5以下となるカットオフ波長λC を持つ、ショートパスフィルタの特性が要求される。
また、特許文献2には、偏光型アンチストークスラマン散乱顕微鏡が開示されている。偏光型アンチストークスラマン散乱顕微鏡においては、ポンプ光とストークス光を、それぞれ振動方向の異なる直線偏光に変換してから標本に照射して、さらに、散乱光から特定方向の直線偏光成分のみを取り出すことにより、背景雑音となる非共鳴ラマン散乱成分が除去できて、コヒーレントアンチストークスラマン散乱を高感度で検出することが可能である。
米国特許第6,108,081号明細書 米国特許公開第2003/0011765A1号明細書 特開2001−91701号公報 特開平11−271541号公報 特開平7−5107号公報 特開平10−333105号公報
ところで、従来のCARS顕微鏡には以下に述べる困難が存在する。
つまり、従来の長波長阻止フィルタには、特許文献1や特許文献2に示されているように、干渉フィルタ又はガラスフィルタが用いられていた。
そのため、従来の長波長阻止フィルタでは、カットオフ波長λC から透過率80%となる波長の立ち上がり幅477を、波長の5%程度よりも小さくすることが困難であった。よって、検出できるアンチストークスコヒーレント光の波長λASは、ポンプ光の波長λP に対して少なくとも5%以上短くなければならず、したがって、検出できる分子の固有振動数には下限値が存在した。
例えば、ポンプ光の波長が800nmの場合、検出できるアンチストークスコヒーレント光の波長はおよそ760nm以下であり、検出できる分子の固有振動数の下限値は、波数換算でおよそ700cm-1となる。この場合は、700cm-1よりも低い振動数の分子振動を検出することは不可能である。
さらに、従来の透過型CARS顕微鏡には、以下に述べる困難が存在する。つまり、透過型CARS顕微鏡法においては、ポンプ光とストークス光を標本の内部で集光させ、その集光位置を透過検出するわけであるが、その標本に厚さの不均一性があったり屈折率の不均一性がある場合には、検出器上でのアンチストークス光のスポット位置がずれることがある。
このことを、図15、図16用いて説明する。図15に示すように、カバーガラスの上に貼り付いている厚さ不均質の標本を透過観察する場合を考えると、カバーガラスの下から標本に入射したポンプ光及びストークス光は、標本内の光軸上で集光するが、標本の上面の不均一性により射出光線が屈折し、検出側においては、光軸から外れた位置に集光することとなる。また、図16に示すように、標本内の集光位置の上方に、屈折率が周囲と異なる領域が存在すると、上方の検出側においては集光位置の深度が外れる。このように、標本の厚さが不均一だったり、標本の内部の屈折率が不均一な場合に、検出器上のアンチストークス光のスポット位置が一定せず、したがって検出感度の安定性を損ねることとなる。
また、従来のCARS顕微鏡において、検出光学系の中に分光素子を含めようとする場合には、ラマン振動数のスキャンに伴いストークス光の波長を変化させると、アンチストークス光の波長も変化するため、分光後のアンチストークス光の集光位置が移動することとなる。
このように、アンチストークス光の集光位置が移動する分光素子を含めたCARS顕微鏡では、検出感度が変化したり、検出器に光が届かなくなり、安定した計測をすることが難しいという問題点もある。
本発明は、従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、固有振動数の低い分子を検出することが可能なCARS顕微鏡を提供することにある。
また、本発明のもう1つの目的は、標本に形状や屈折率の不均一性があっても、アンチストークス光の集光位置の移動がない透過型CARS顕微鏡を提供することにある。さらに、本発明のさらにもう1つの目的は、ラマン分子振動数のスキャンを行っても、アンチストークス光の集光位置の移動がない透過型CARS顕微鏡を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の第1のコヒーレントラマン散乱顕微鏡は、第一の波長成分を持つ第一のパルス光を発生される第一のパルスレーザ発生手段と、前記第一の波長成分と異なる第二の波長成分を持つ第二のパルス光を発生させる第二のパルスレーザ発生手段と、前記第一のパルス光と前記第二のパルス光を同時に標本に照射する照射手段と、前記標本から発生した散乱光を集光する集光手段と、集光された前記散乱光から少なくとも前記第一の波長成分と前記第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長帯域阻止手段と、前記コヒーレントラマン散乱光を検出する検出手段とを含むコヒーレントラマン散乱顕微鏡において、前記波長帯域阻止手段は分光手段を含むことを特徴とするものである。
本発明の第2のコヒーレントラマン散乱顕微鏡は、第一の波長成分を持つ第一のパルス光を発生させる第一のパルスレーザ発生手段と、前記第一の波長成分と異なる第二の波長成分を持つ第二のパルス光を発生させる第二のパルスレーザ発生手段と、前記第一のパルス光と前記第二のパルス光を同時に標本に照射する照射手段と、前記標本を透過した前記第一のパルス光及び前記第二のパルス光と前記標本から発生した散乱光を集光する集光手段と、前記集光手段による集光位置を調節するための補正光学手段と、集光された前記散乱光から少なくとも前記第一の波長成分と前記第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長分散型分光手段と、前記コヒーレントラマン散乱光を検出する検出手段とを有することを特徴とするものである。
本発明の第3のコヒーレントラマン散乱顕微鏡は、第一の波長成分を持つ波長可変な第一のパルス光を発生させる第一のパルスレーザ発生手段と、前記第一の波長成分と異なる第二の波長成分を持つ波長可変な第二のパルス光を発生させる第二のパルスレーザ発生手段と、前記第一のパルス光と前記第二のパルス光を同時に標本に照射する照射手段と、前記標本を透過した前記第一のパルス光及び前記第二のパルス光と前記標本から発生した散乱光を集光する集光手段と、集光された前記散乱光から少なくとも前記第一の波長成分と前記第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長分散型分光手段と、前記コヒーレントラマン散乱光を検出する散乱光検出手段と、前記コヒーレントラマン散乱光の波長が常に一定になるように前記第一のパルス光の波長と前記第二のパルス光の波長を同時に制御して走査する波長走査手段とを有することを特徴とするものである。
本発明の第4のコヒーレントラマン散乱顕微鏡は、第一の波長成分を持つ第一のパルス光を発生させる第一のパルスレーザ発生手段と、前記第一の波長成分と異なる第二の波長成分を持つ第二のパルス光を発生させる第二のパルスレーザ発生手段と、前記第一のパルス光と前記第二のパルス光を同時に標本に照射する照射手段と、前記標本を透過した前記第一のパルス光及び前記第二のパルス光と前記標本から発生した散乱光を集光する集光手段と、集光された前記散乱光から少なくとも前記第一の波長成分と前記第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長分散型分光手段と、前記コヒーレントラマン散乱光を検出する散乱光検出手段と、前記散乱光が前記散乱光検出手段に入射するように前記第二のパルス光の波長に同期して前記波長分散型分光手段を駆動する波長分散駆動手段とを有することを特徴とするものである。
本発明の第1のコヒーレントラマン散乱顕微鏡によれば、ポンプ光の波長とストークス光の波長をより近接させてもコヒーレントラマン散乱光を分離できるようになるので、固有振動数の低い分子を検出することが可能である。
本発明の第2のコヒーレントラマン散乱顕微鏡によれば、標本の屈折率分布や厚さの分布に伴う散乱光の集光位置や集光の乱れを常に補正することができるので、CARS信号の測定精度を常に安定に保つことが可能となる。
本発明の第3のコヒーレントラマン散乱顕微鏡によれば、集光位置の移動による検出感度の変動を除去して、CARS信号の測定精度を常に安定に保つことが可能となる。
本発明の第4のコヒーレントラマン散乱顕微鏡によれば、波長分散型分光手段により波長分離されたコヒーレントラマン散乱の集光位置を不動にすることができるので、CARS信号の測定精度を常に安定に保つことが可能となる。
本発明の実施の形態については、まず、上記の目的を達成することができるコヒーレントラマン散乱顕微鏡の実施形態と、そのそれぞれの作用効果について説明する。そして、次に、それぞれの実施例を説明することにする。
本発明の第1のコヒーレントラマン散乱顕微鏡は、図1に構成を示すように、第一の波長成分を持つ第一のパルス光を発生される第一のパルスレーザ発生手段101と、前記第一の波長成分と異なる第二の波長成分を持つ第二のパルス光を発生させる第二のパルスレーザ発生手段102と、前記第一のパルス光と前記第二のパルス光を同時に標本120に照射する照射手段110と、前記標本120から発生した散乱光を集光する集光手段130と、集光された前記散乱光から少なくとも前記第一の波長成分と前記第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長帯域阻止手段140と、前記コヒーレントラマン散乱光を検出する検出手段150とを含むコヒーレントラマン散乱顕微鏡において、前記波長帯域阻止手段140は分光手段を含むことを特徴とする。
本発明の第1のコヒーレントラマン散乱顕微鏡においては、波長帯域阻止手段に分光手段を含めることにより、波長帯域阻止手段におけるカットオフ波長の立ち上がり幅を、従来のCARS顕微鏡で用いられていた長波長阻止フィルタよりも鋭くすることが可能である。したがって、従来のCARS顕微鏡では検出が不可能であった、ポンプ光の波長に近接した波長のアンチストークス光を検出することが可能になる。したがって、従来検出することが不可能であった低い固有振動数を持つ分子の検出が可能となる。
この発明の好適一実施形態においては、前記波長帯域阻止手段は、阻止する波長帯域が可変であることを特徴とする。
本実施形態においては、波長帯域阻止手段の阻止する波長帯域を可変にしたことにより、検出するアンチストークス光に対するポンプ光のクロストークの量と、検出できる分子振動数の下限値との間のトレードオフを調整して、検出効率の最適化を行うことができるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記分光手段は、空間的に波長を分散する波長分散手段と、空間的に光路を分割する光路分割手段とを含むことを特徴とする。
本実施形態においては、分光手段に、空間的に波長を分散する波長分散手段と、空間的に光路を分割する光路分割手段とを含むことにより、波長帯域阻止手段におけるカットオフ波長を容易に可変にすることができるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記波長分散手段は、波長分散の空間分布が可変であることを特徴とする。
本実施形態においては、波長帯域阻止手段における波長分散の空間分布を変えることにより、阻止する波長帯域の調整が容易にできるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記光路分割手段は、光路分割の空間位置が可変であることを特徴とする。
本実施形態においては、波長帯域阻止手段における光路分割の空間位置を変えることにより、阻止する波長帯域の調整が容易にできるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記波長分散手段は、回折格子を含むことを特徴とする。
本実施形態においては、波長帯域阻止手段において波長に対し線形に空間分離することが可能であり、カットオフ波長の値を容易に設定できるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記波長分散手段は、波長分散プリズムを含むことを特徴とする。
本実施形態においては、波長分散手段に波長分散プリズムを用いたことにより、光量損失を最低限に抑えることができて、高感度な検出が可能となるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記波長分散手段は、フォトニック結晶を含むことを特徴とする。
本実施形態においては、特許文献3、4で提案されているようなフォトニック結晶の特性である超高感度な波長分散を用いることにより、アンチストークス光に対するポンプ光のクロストークを高S/Nで分離することが可能となるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記波長分散手段は、ファイバーグレーティングを含むことを特徴とする。
本実施形態においては、特許文献6に示されているように、ファイバーグレーティングに熱を加えること等により、ファイバーグレーティングの格子定数を物理的に変化させて、ポンプ光やストークス光の波長を変化させた場合においても、それらを狭い波長範囲で選択的に排除することができるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記波長分散手段は、分散光ファイバーを含むことを特徴とする。
本実施形態においては、特許文献5で提案されているような分散光ファイバーの特性である時間的、空間的な波長分散を効率的に行うことが可能となるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記光路分割手段は、遮蔽板であることを特徴とする。
本実施形態においては、波長分散手段によって空間的に波長分離された光の一部を遮蔽することにより、立ち上がり幅の鋭い波長帯域阻止手段が容易に実現できるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記光路分割手段は、ミラーであることを特徴とする。
本実施形態においては、波長分割された光をミラーで正反射させることにより、波長分散手段を分散補償の手段と兼用できるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記光路分割手段は、プリズムであることを特徴とする。
本実施形態においては、プリズムの光線屈曲作用を用いて、一部の波長帯域を遮蔽することが可能である。
この発明の好適一実施形態においては、前記光路分割手段は、MEMSミラーであることを特徴とする。
本実施形態においては、MEMSミラーのミラー要素の角度を電気駆動で切り替えることにより、遮蔽する波長帯域を高速に切り替えることができるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記照明手段には、前記第一のパルス光の波長帯域を制限する第一の波長帯域制限手段を含むことを特徴とする。
本実施形態においては、第一のパルス光に僅かに含まれる、コヒーレントラマン散乱光と同一の波長成分を遮蔽することにより、コヒーレントラマン散乱光への第一のパルス光のクロストークを低減できるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記第一の波長帯域制限手段と、前記波長帯域阻止手段は、それぞれを通過する波長帯域が互いに補間の関係にあることを特徴とする。
本実施形態においては、第一のパルス光の光量損失と、コヒーレントラマン光への第一のパルス光のクロストークを、最低限に抑えることができるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記第一の波長帯域制限手段は、制限する波長帯域が可変であることを特徴とする。
本実施形態においては、第一のパルス光の光量損失とコヒーレントラマン散乱に対するポンプ光のクロストークのトレードオフを調節し、検出効率の最適化を図ることができるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記第一の波長帯域制限手段と前記波長帯域阻止手段は、それぞれの阻止する波長域が、前記第一の波長と連動して可変であることを特徴とする。
本実施形態においては、第一のパルス光の波長が変化したときでも、波長帯域制限手段及び波長帯域阻止手段の阻止波長域を最適化することにより、常に効率の良い信号検出ができるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記照明手段には、前記第二のパルス光の波長帯域を制限する第二の波長帯域制限手段を含むことを特徴とする。
本実施形態においては、第二のパルス光に僅かに含まれる、コヒーレントラマン散乱光と同一の波長成分を遮蔽することにより、コヒーレントラマン散乱光への第二のパルス光のクロストークを低減できるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記第二の波長帯域制限手段と、前記波長帯域阻止手段は、それぞれを通過する波長帯域が互いに補間の関係にあることを特徴とする。
本実施形態においては、第二のパルス光の光量損失と、コヒーレントラマン散乱光への第二のパルス光のクロストークを、最低限に抑えることができるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記第二の波長帯域制限手段は、制限する波長帯域が可変であることを特徴とする。
本実施形態においては、第二のパルス光の光量損失とコヒーレントラマン散乱に対するポンプ光のクロストークのトレードオフを調節し、検出効率の最適化を図ることができるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記第二の波長帯域制限手段と前記波長帯域阻止手段は、それぞれの阻止する波長帯域が、前記第二の波長と連動して可変であることを特徴とする。
本実施形態においては、第二のパルス光の波長が変化したときでも、波長帯域制限手段及び波長帯域阻止手段の阻止波長域を最適化することにより、常に効率の良い信号検出ができるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記コヒーレントラマン散乱は、前記コヒーレントラマン散乱の波長が前記第一の波長成分及び前記第二の波長成分よりも短いコヒーレントアンチストークスラマン散乱であることを特徴とする。
本実施形態においては、第一の波長及び第二の波長よりも短いコヒーレントアンチストークスラマン散乱を検出することにより、同時に発生する可能性のある蛍光の影響を排除することができるメリットがある。
次に、本発明の第2のコヒーレントラマン散乱顕微鏡は、図2に構成を示すように、第一の波長成分を持つ第一のパルス光を発生させる第一のパルスレーザ発生手段1101と、前記第一の波長成分と異なる第二の波長成分を持つ第二のパルス光を発生させる第二のパルスレーザ発生手段1102と、前記第一のパルス光と前記第二のパルス光を同時に標本1120に照射する照射手段1110と、前記標本1120を透過した前記第一のパルス光及び前記第二のパルス光と前記標本から発生した散乱光を集光する集光手段1130と、前記集光手段1130による集光位置を調節するための補正光学手段1160と、集光された前記散乱光から少なくとも前記第一の波長成分と前記第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長分散型分光手段1140と、前記コヒーレントラマン散乱光を検出する散乱光検出手段1150とを有することを特徴とする。
本発明の第2のコヒーレントラマン散乱顕微鏡においては、補正光学手段1160を用いることにより、標本の屈折率分布や厚さの分布に伴う散乱光の集光位置や集光の乱れを常に補正することができるので、CARS信号の測定精度を常に安定に保つことが可能となる。
この発明の好適一実施形態においては、前記補正光学手段は、前記集光位置を検出する集光位置検出手段と、前記集光位置を補正するように動作する集光位置調節手段を有することを特徴とする。
本実施形態においては、前記補正光学手段が前記集光位置を検出しながらその位置を補正することにより、集光位置のフィードバックをかけることができるので、コヒーレントラマン散乱光の集光位置を安定させることができるメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記集光位置検出手段は前記集光位置の偏心を検出し、前記集光位置調節手段は前記集光位置の偏心を補正するように動作することを特徴とする。
本実施形態においては、標本の屈折率分布による透過光のふらつきを補正して、コヒーレントラマン散乱光の集光位置を安定させることができるメリットがある。
その集光位置検出手段としては、位置検出素子、分割ディテクタ、ラインセンサ、イメージセンサを用いることができる。
また、集光位置調節手段としては、反射角調整可能なミラーや偏向角調整可能なプリズムを用いることができる。あるいは、前記集光手段の全体又は一部の位置を調節するようにしてもよい。
この発明の好適一実施形態においては、前記集光位置検出手段は前記集光位置の深度を検出し、前記集光位置調節手段は前記集光位置の深度方向の位置を補正するように動作することを特徴とする。
本実施形態においては、標本の厚みの分布による集光位置の深度方向の移動を補正して、コヒーレントラマン散乱光の集光位置を安定させることができるメリットがある。
その集光位置検出手段としては、一般のオートフォーカスにおける焦点位置検出と同様に、波面検出手段(位相検出手段)、差動検出手段を用いることができる。
また、集光位置調節手段としては、曲率可能なデフォーマブルミラー、屈折力可変な可変焦点レンズを用いることができる。あるいは、前記集光手段の全部又は一部の位置を調整するようにしてもよい。
この発明の好適一実施形態においては、前記補正光学手段は、前記標本を透過した前記第一のパルスレーザあるいは前記第二のパルスレーザあるいは前記散乱光の波面を検出する波面検出手段と、前記散乱光の透過波面を補正するための波面補正手段を有することを特徴とする。
本実施形態においては、波面検出手段により集光前の波面を検出して、偏心方向と深度方向の集光位置及び集光における収差を求め、それをもとに波面補正手段により波面を補正することにより、集光位置を偏心方向及び深度方向に一度に補正でき、さらに、標本を透過したことによる波面の乱れも補正することができるので、前記コヒーレントラマン散乱の集光位置及び集光のスポットの形状を安定化し、CARS信号の測定精度を常に安定に保つことができるメリットがある。
その波面検出手段としては、シャックハルトマンセンサを用いたり、波面干渉装置を用いたりすることができる。
また、波面補正手段として、MEMSミラーを用いたり、デフォーマブルミラーを用いたり、空間光変調器を用いたりすることができる。
本発明の第3のコヒーレントラマン散乱顕微鏡は、図3に構成を示すように、第一の波長成分を持つ波長可変な第一のパルス光を発生させる第一のパルスレーザ発生手段1201と、前記第一の波長成分と異なる第二の波長成分を持つ波長可変な第二のパルス光を発生させる第二のパルスレーザ発生手段1202と、前記第一のパルス光と前記第二のパルス光を同時に標本1220に照射する照射手段1210と、前記標本1220を透過した前記第一のパルス光及び前記第二のパルス光と前記標本から発生した散乱光を集光する集光手段1230と、集光された前記散乱光から少なくとも前記第一の波長成分と前記第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長分散型分光手段1240と、前記コヒーレントラマン散乱光を検出する散乱光検出手段1250と、前記コヒーレントラマン散乱光の波長が常に一定になるように前記第一のパルス光の波長と前記第二のパルス光の波長を同時に制御して走査する波長走査手段1270とを有することを特徴とする。
本発明の第3のコヒーレントラマン散乱顕微鏡においては、波長走査手段1270を用いることにより、コヒーレントラマン散乱光の波長を常に一定に保ち、したがって、波長分散型分光手段によるコヒーレントラマン散乱光の集光位置を不動にすることができるので、集光位置の移動による検出感度の変動を除去して、CARS信号の測定精度を常に安定に保つことが可能となる。さらに、通常波長が異なるコヒーレントラマン散乱光の集光位置を固定するために必要だった、波長分散型分光手段の後方に配置する分散補償手段を省略することができるというメリットがある。
この発明の好適一実施形態においては、前記波長分散型分光手段は、波長分散素子と遮蔽板を有することを特徴とする。
本実施形態においては、波長分散素子と遮蔽板を用いることにより、前記波長分散型分光素子は、第一のパルス光及び第二のパルス光をほぼ完全に排除しながらコヒーレントラマン散乱を高効率透過させることができるので、CARS信号の高S/N比検出が実現できるメリットがある。
その波長分散素子として、回折格子やフォトニック結晶や分散ファイバーを用いると、高分解能で波長分離ができるので、コヒーレントラマン散乱光の波長が第一及び第二のパルス光と近い場合でも、コヒーレントラマン散乱光のみを高効率で検出することができる。
本発明の第4のコヒーレントラマン散乱顕微鏡は、図4に構成を示すように、第一の波長成分を持つ第一のパルス光を発生させる第一のパルスレーザ発生手段1301と、前記第一の波長成分と異なる第二の波長成分を持つ第二のパルス光を発生させる第二のパルスレーザ発生手段1302と、前記第一のパルス光と前記第二のパルス光を同時に標本1320に照射する照射手段1310と、前記標本を透過した前記第一のパルス光及び前記第二のパルス光と前記標本1320から発生した散乱光を集光する集光手段1330と、集光された前記散乱光から少なくとも前記第一の波長成分と前記第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長分散型分光手段1340と、前記コヒーレントラマン散乱光を検出する散乱光検出手段1350と、前記散乱光が前記散乱光検出手段1350に入射するように前記第二のパルス光の波長に同期して前記波長分散型分光手段を駆動する波長分散駆動手段1380とを有することを特徴とする。
本発明の第4のコヒーレントラマン散乱顕微鏡においては、波長分散駆動手段を用いることにより、波長分散型分光手段により波長分離されたコヒーレントラマン散乱の集光位置を不動にすることができるので、CARS信号の測定精度を常に安定に保つことが可能となる。
波長分散型分光手段に回折格子が含まれる場合においては、波長分散駆動手段としてその回折格子の入射角を制御することにより、波長分離されたコヒーレントラマン散乱の集光位置を不動にすることができる。
波長分散型分光手段に音響光学素子が含まれる場合においては、波長分散駆動手段としてその音響光学素子の駆動周波数を制御することにより、波長分離されたコヒーレントラマン散乱の集光位置を不動にすることができる。
波長分散型分光手段に波長分散プリズムが含まれる場合においては、波長分散駆動手段としてその波長分散プリズムの入射角を制御することにより、波長分離されたコヒーレントラマン散乱の集光位置を不動にすることができる。
以下に、図面を用いて本発明の実施例について説明する。
〔実施例1〕
本発明による第一実施例の落射検出型CARS顕微鏡について説明する。
図8に示すように、ポンプ光を発生させるためのポンプ光レーザ光源501と、ストークス光を発生させるためのストークス光レーザ光源502と、ポンプ光レーザ光源501とストークス光レーザ光源502を同時に励起するための励起レーザ503と、ポンプ光とストークス光のパルスの同期をとるための同調器504と、パルス光及びストークス光の繰り返し周波数を調整するための一対のパルス選択器505と、パルス光とストークス光が同時に標本520を照射するよう光路長差を調整するための光路長調整器506と、パルス光及びストークス光のパルス幅を計測するためのオートコリレータ507と、パルス光及びストークス光の波長を監視するための波長モニタ508と、ポンプ光の波長より短い波長領域を阻止するための分光フィルタユニットB560と、ポンプ光及びストークス光を標本保持台534に保持された標本520内に集光するための対物レンズ511を含む落射型顕微鏡本体510と、ポンプ光及びストークス光の標本520内の集光位置をガルバノミラーx526とガルバノミラーy527を用いて空間的に走査するための走査ユニット525と、標本520で発生した後方散乱光からポンプ光とストークス光を除去してアンチストークス光のみ透過させるための分光フィルタユニットA540と、アンチストークス光の強度を検出するための光検出器550とからなる。
分光フィルタユニットA540は、標本520より発生した散乱光を波長によって空間的に分離するための分散素子A541と、散乱光を波長毎に異なる位置に集光させるための分散投影レンズA542と、ポンプ光の波長以上の波長成分を遮蔽するための遮光板A543と、ポンプ光の波長より波長の短い散乱成分を光検出器550に集光させるための分散補償レンズA544とからなる。また、分散素子A541より手前の光路上には、遮光板A543を含む平面上において、異なる波長間のクロストークを最小にするためのピンホールA547を含むビームエキスパンダA546が配置されている。
分光フィルタユニットB560は、ポンプ光及びストークス光を光の波長によって空間的に分離するための分散素子B561と、ポンプ光及びストークス光を波長毎に異なる位置に集光させるための分散投影レンズB562と、ポンプ光の波長より短い波長成分を遮蔽するための遮光板B563と、ポンプ光の波長以上の波長成分を再び集光させるための分散補償レンズB564と、分散素子B561により生じた波長分散を解消させるための補償素子B565とからなる。また、分散素子B561より手前の光路上には、遮光板B563を含む平面上において、異なる波長間のクロストークを最小にするためのピンホールB567を含んだビームエキスパンダB566が配置されている。
以下に、分光フィルタユニットA540及び分光フィルタユニットB560の詳細を説明し、その波長分解能を算出する。分光フィルタユニットA540及び分光フィルタユニットB560に用いられている分散素子A541及び分散素子B561は、どちらも1mm当たり1000本の回折格子である。この回折格子による一次回折光の波長分散は、1nm当たりおよそ10-3ラジアンである。分散投影レンズA542及び分散投影レンズB562は、どちらも焦点距離100mmの結像レンズであり、その焦点面上には、1mm当たり10nmの波長分散で、ピンホールA547及びピンホールB567の像が分光されて投影される。直径がそれぞれ5μmのピンホールA547及びピンホールB567の単色像は、遮光板A543及び遮光板B563を含む平面上に、それぞれ直径10μmで投影されるように設計されているので、波長分散の分解能は0.1nm程度と算出される。
このように、本実施例の落射検出型CARS顕微鏡においては、それぞれ波長分解能が0.1nm程度の分光フィルタユニットB560と分光フィルタユニットA540とを組み合わせて用いている。したがって、ポンプ光の波長よりも0.2nm短いアンチストークス光まで、ポンプ光のクロストークなしに検出することが可能である。例えば、ポンプ光の波長が800nmならば、アンチストークス光は波長799.8nmまで検出可能であり、このとき分子振動の検出の下限は、約3cm-1である。
なお、ポンプ光及びストークス光の分光スペクトルの波長幅が十分狭い場合においては、分光フィルタユニットB560は不要であることは言うまでもない。
〔実施例2〕
本発明による第二実施例の透過偏光検出型CARS顕微鏡を説明する。
図9に示すように、ポンプ光を発生させるためのポンプ光レーザ光源601と、ストークス光を発生させるためのストークス光レーザ光源602と、ポンプ光レーザ光源601とストークス光レーザ光源602を同時に励起するための励起レーザ603と、ポンプ光とストークス光のパルスの同期をとるための同調器604と、パルス光とストークス光それぞれの波長バンド領域を制限するための分光フィルタユニットB660及び分光フィルタユニットC670と、パルス光とストークス光が同時に標本620を照射するよう光路長差を調整するための光路長調整器606と、パルス光とストークス光をそれぞれ異なる角度の直線偏光に変換するための一対の偏光子609と、パルス光及びストークス光の繰り返し周波数を低減するためのパルス選択器605と、パルス光及びストークス光のパルス幅を計測するためのオートコリレータ607と、パルス光及びストークス光の波長を監視するための波長モニタ608と、ポンプ光及びストークス光を標本保持台621に保持された標本620内に集光するための対物レンズ611及び標本620で発生した前方散乱光を集光するための集光レンズ630及び標本保持台621に機械的に接続されて標本620をポンプ光及びストークス光の標本620内の集光位置に対して空間的に走査するための標本位置走査装置622とを含む透過型顕微鏡本体610と、標本620で発生した前方散乱光からノイズとなる非共鳴散乱光を取り除くための検光子631と、さらに、ポンプ光とストークス光を除去してアンチストークス光のみ透過させるための分光フィルタユニットA640と、アンチストークス光の強度を検出するための光検出器650とからなる。
分光フィルタユニットB660は、図10にその立体構造を示すように、ポンプ光を分散素子B661に向かって折り返すための導入ミラーB668と、異なる波長間のクロストークを最小にするためのピンホールB667を含んだビームエキスパンダB666と、ポンプ光を光の波長によって空間的に分離するための分散素子B661と、ポンプ光を波長毎に異なる位置に集光させるための分散投影レンズB662と、その集光位置に配置されポンプ光の波長帯域を制限するための遮光スリットB663と、遮光スリットB663により波長帯域を制限されたポンプ光及びストークス光を折り返して分散素子B661によって分散補償させるための反射板B664と、分散素子B661で分散補償された光を導出するための導出ミラーB669とからなる。
分光フィルタユニットC670は、上述の分光フィルタユニットB660と同様の構成である。ただし、分光フィルタユニットC670の分散素子C671にはガルバノ走査装置C675が取り付けられていて、分散素子C671の角度を振ることにより、分光フィルタユニットC670の透過波長帯域をストークス光の波長に合わせて走査させることができる。
ポンプ光とストークス光を除去してアンチストークス光のみ透過させるための分光フィルタユニットA640の内部構造については、第一実施例における分光フィルタユニットA540のそれと同様である。
本実施例においては、第一実施例と同様に約3cm-1までの分子振動の検出が可能である。
さらに、本実施例においては、分光フィルタユニットB660及び分光フィルタユニットC670の遮光スリットB663及び遮光スリットC673のスリット幅を変えることにより、ポンプ光とストークス光の波長帯域を調整することができ、分子振動スペクトルの検出感度と分解能のトレードオフを調整し、検出効率の最適化を図ることができる。
さらに、本実施例においては、分光フィルタユニットC670の透過波長帯域を、ストークス光の波長に合わせて走査することができるので、分光フィルタユニットC670の透過波長帯域の中心を常にストークス光の波長の中心に合わせながら、ストークス光の波長を走査することができるので、安定したアンチストークス光の信号強度を得ることができる。
〔実施例3〕
本発明による第三実施例の透過検出型CARS顕微鏡を説明する。
図11に示すように、ポンプ光を発生させるためのポンプ光レーザ光源401と、ストークス光を発生させるためのストークス光レーザ光源402と、ポンプ光レーザ光源401とストークス光レーザ光源402を同時に励起するための励起レーザ403と、ポンプ光とストークス光のパルスの同期をとるための同調器404と、パルス光及びストークス光の繰り返し周波数を調整するための一対のパルス選択器405と、パルス光とストークス光が同時に標本420を照射するよう光路長差を調整するための光路長調整器406と、パルス光及びストークス光のパルス幅を計測するためのオートコリレータ407と、パルス光及びストークス光の波長を監視するための波長モニタ408と、波長モニタ408からの情報をもとにポンプ光レーザ光源401とストークス光レーザ光源402の発振波長を制御する波長制御装置470と、ポンプ光及びストークス光を標本保持台421に保持された標本420内に集光するための第一の対物レンズ412を有する透過型顕微鏡本体410と、ポンプ光及びストークス光の標本420内の集光位置を空間的に走査するために標本保持台421の位置を駆動する走査ユニット422と、標本420で発生した前方散乱光を集光するための第二の対物レンズ430と、集光された前方散乱光からポンプ光とストークス光を除去してアンチストークス光のみ透過させるための分光フィルタユニット440と、アンチストークス光の強度を検出するための光検出器450と、分光フィルタユニット440内のアンチストークス光の集光位置を制御する適応光学系460とからなる。
分光フィルタユニット440は、標本420より発生した散乱光を波長によって空間的に分離するための分散素子441と、散乱光を波長毎に異なる位置に集光させるための分散投影レンズ442と、アンチストークス光の波長成分以外を遮蔽するための遮光板443とからなる。また、分散素子441より手前の光路上には、遮光板443を有する平面上において、異なる波長間のクロストークを最小にするためのピンホール447を有するビームエキスパンダ446が配置されている。
波長制御装置470は、アンチストークス光の波長、言い換えれば振動数が常に一定になるように、ポンプ光レーザ光源401とストークス光レーザ光源402の発振波長を制御する。アンチストークス光の振動数をωAS、ポンプ光の振動数をωP 、ストークス光の振動数をωS 、分子の固有振動数をωV とすると、それらの振動数の間には次の関係式が成立する。
ωP =ωAS−ωV
ωS =ωAS−2ωV
したがって、波長制御装置470は、ωASを一定値のままωP とωS を上式に従うように、ポンプ光レーザ光源401とストークス光レーザ光源402の発振波長を同時に制御する。
適応光学系460は、第二の対物レンズ430を透過したポンプ光又はストークス光又はアンチストークス光の集光位置を検出する集光位置センサ461と、集光位置センサ461に電気的に接続され第二の対物レンズ430の焦点位置を補正する焦点位置補正装置462と、集光位置センサ461に電気的に接続され分光フィルタユニット440内でのアンチストークス光の集光位置を制御するガルバノミラーからなる集光位置補正装置463とからなる。集光位置センサ461は、図12に示すように、結像レンズ4611と、結像レンズ4611による結像光束を2分割するハーフミラー4612と、結像レンズ4611の焦点位置に対してその前後に配置されたエリアセンサ4613A、4613Bと、二つのエリアセンサ4613A、4613Bの信号から結像レンズ4611による集光位置を算出し、集光位置のずれ量をもとに焦点位置補正装置462と集光位置補正装置463の駆動信号を出力する制御装置4614からなる。
このように、本実施例の透過検出型CARS顕微鏡においては、適応光学系460を用いることにより、標本の形状や屈折率の不均一性にかかわらず、常にアンチストークス光を検出器450の開口部に集光することができるので、検出感度の変動が少なく、高精度な計測が可能となる。さらに、本実施例においては、波長制御装置470を用いることにより、検出するコヒーレントラマン振動数によらずに、常にアンチストークス光を一箇所に集光することができるので、通常分光フィルタユニット440の後方に配置される分光補償光学系を省略し、コンパクトな装置を実現することができる。
なお、集光位置センサ461としては、位置検出素子、分割ディテクタ、ラインセンサ、イメージセンサ等を用てもよく、集光位置の偏心を補正するように動作するものであってもよく、何れも標本420の屈折率分布による透過光のふらつきを補正して、散乱光の集光位置を安定させることができる。
また、集光位置補正装置463としては、反射角調整可能なミラーや偏向角調整可能なプリズムを用いることができる。あるいは、第二の対物レンズ430の全体又は一部の位置を調節するようにしてもよい。
〔実施例4〕
本発明による第四実施例の透過検出型CARS顕微鏡を説明する。
図13に示すように、ポンプ光を発生させるためのポンプ光レーザ光源1501と、ストークス光を発生させるためのストークス光レーザ光源1502と、ポンプ光レーザ光源1501とストークス光レーザ光源1502を同時に励起するための励起レーザ1503と、ポンプ光とストークス光のパルスの同期をとるための同調器1504と、パルス光及びストークス光の繰り返し周波数を調整するための一対のパルス選択器1505と、パルス光とストークス光が同時に標本1620を照射するよう光路長差を調整するための光路長調整器1506と、パルス光及びストークス光のパルス幅を計測するためのオートコリレータ1507と、パルス光及びストークス光の波長を監視するための波長モニタ1508と、ポンプ光及びストークス光を標本保持台1621に保持された標本1620内に集光するための第一の対物レンズ1611を有する透過型顕微鏡本体1610と、ポンプ光及びストークス光の標本1620内の集光位置を空間的に走査するために標本保持台1621の位置を駆動する走査ユニット1622と、標本1620で発生した前方散乱光を集光するための第二の対物レンズ1630と、標本1620を透過し第二の対物レンズ1630で集光された前方散乱光の波面を検出する波面検出器1660と、その前方散乱光の透過波面を補正するための波面補正器1670と、波面補正器1670で波面が補正された前方散乱光からポンプ光とストークス光を除去してアンチストークス光のみ透過させるための分光フィルタユニット1640と、アンチストークス光の強度を検出するための光検出器1650と、波長モニタ1508からの情報をもとに分光フィルタユニット1640内の分散素子1641の角度をガルバノ走査装置1675により振ってアンチストークス光が常に光検出器1650に入射するように制御する波長分散駆動器1580とからなる。
ここで、波面検出器1660はシャックハルトマンセンサからなる例であり、図14に示すように、この波面検出器1660は、マイクロレンズアレイ1661と、その焦点面に配置されたイメージセンサとしてのCCD1662と、CCD1662からの点列間の間隔をもとに波面の形状を計算する波面計算器1663とからなり、波面が基準波面からずれていると、そのずれに応じてCCD1662上に得られる点列間の間隔もずれるので、その点列間の間隔のずれ量に基づいて波面計算器1663で波面形状を計算して出力するものである。
波面補正器1670は、透過型の空間位相変調器からなり、波面検出器1660で検出された波面形状を補正するように空間位相変調するものである。
この実施例では、波面検出器1660により集光前の波面を検出して、その偏心方向と深度方向の集光位置及び集光における収差を求め、それをもとに波面補正器により波面を補正することにより、集光位置を偏心方向及び深度方向に一度に補正でき、さらに、標本1620を透過したことによる波面の乱れも補正することができるので、アンチストークス光の集光位置及び集光のスポットの形状を安定化し、CARS信号の測定精度を常に安定に保つことができる。
なお、波面検出器1660としては、シャックハルトマンセンサ以外に、波面干渉装置を用いたりすることができる。
また、波面補正器1670としては、空間位相変調器以外に、MEMSミラー、デフォフォーマブル(形状可変ミラー)等を用いてもよい。
なお、以上は本発明のコヒーレントアンチストークスラマン散乱顕微鏡に対する適用例のみ記述してきたが、ストークス光よりも波長の長いコヒーレントストークスラマン散乱光を検出するコヒーレントストークスラマン散乱(CSRS)顕微鏡についても、本発明の適用により、従来検出不可能であった固有振動数の低い分子を検出することが可能となることは、明らかである。
また、本明細書には以下に示す発明が記載されている。
1.第一の波長成分を持つ第一のパルス光を発生される第一のパルスレーザ発生手段と、前記第一の波長成分と異なる第二の波長成分を持つ第二のパルス光を発生させる第二のパルスレーザ発生手段と、前記第一のパルス光と前記第二のパルス光を同時に標本に照射する照射手段と、前記標本を前記標本から発生した散乱光を集光する集光手段と、集光された前記散乱光から少なくとも前記第一の波長成分と前記第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長帯域阻止手段と、前記コヒーレントラマン散乱光を検出する検出手段とを含むコヒーレントラマン散乱顕微鏡において、前記波長帯域阻止手段は分光手段を含むことを特徴とするコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
2.前記波長帯域阻止手段は、阻止する波長帯域が可変であることを特徴とする、上記1記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
3.前記分光手段は、空間的に波長を分散する波長分散手段と、空間的に光路を分割する光路分割手段とを含むことを特徴とする、上記1記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
4.前記波長分散手段は、波長分散の空間分布が可変であることを特徴とする、上記2記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
5.前記光路分割手段は、光路分割の空間位置が可変であることを特徴とする、上記2記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
6.前記波長分散手段は、回折格子を含むことを特徴とする、上記2記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
7.前記波長分散手段は、波長分散プリズムを含むことを特徴とする、上記2記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
8.前記波長分散手段は、フォトニック結晶を含むことを特徴とする、上記2記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
9.前記波長分散手段は、ファイバーグレーティングを含むことを特徴とする、上記2記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
10.前記光路分割手段は、遮蔽板であることを特徴とする、上記2記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
11.前記光路分割手段は、ミラーであることを特徴とする、上記2記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
12.前記光路分割手段は、プリズムであることを特徴とする、上記2記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
13.前記光路分割手段は、MEMSミラーであることを特徴とする、上記2記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
14.前記照明手段には、前記第一のパルス光の波長帯域を制限する第一の波長帯域制限手段を含むことを特徴とする、上記1記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
15.前記第一の波長帯域制限手段と、前記波長帯域阻止手段は、それぞれを通過する波長帯域が互いに補間の関係にあることを特徴とする、上記14記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
16.前記第一の波長帯域制限手段は、制限する波長帯域が可変であることを特徴とする、上記14記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
17.前記第一の波長帯域制限手段と前記波長帯域阻止手段は、それぞれの阻止する波長域が、前記第一の波長と連動して可変であることを特徴とする、上記15記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
18.前記照明手段には、前記第二のパルス光の波長帯域を制限する第二の波長帯域制限手段を含むことを特徴とする、上記1記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
19.前記第二の波長帯域制限手段と、前記波長帯域阻止手段は、それぞれを通過する波長帯域が互いに補間の関係にあることを特徴とする、上記14記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
20.前記第二の波長帯域制限手段は、制限する波長帯域が可変であることを特徴とする、上記14記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
21.前記第二の波長帯域制限手段と前記波長帯域阻止手段は、それぞれの阻止する波長域が、前記第二の波長と連動して可変であることを特徴とする、上記15記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
22.前記コヒーレントラマン散乱は、前記コヒーレントラマン散乱の波長が前記第一の波長成分及び前記第二の波長成分よりも短いコヒーレントアンチストークスラマン散乱であることを特徴とする、上記1〜21記載のコヒーレントアンチストークスラマン散乱顕微鏡。
23.第一の波長成分を持つ第一のパルス光を発生させる第一のパルスレーザ発生手段と、前記第一の波長成分と異なる第二の波長成分を持つ第二のパルス光を発生させる第二のパルスレーザ発生手段と、前記第一のパルス光と前記第二のパルス光を同時に標本に照射する照射手段と、前記標本を透過した前記第一のパルス光及び前記第二のパルス光と前記標本から発生した散乱光を集光する集光手段と、前記集光手段による集光位置を調節するための補正光学手段と、集光された前記散乱光から少なくとも前記第一の波長成分と前記第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長分散型分光手段と、前記コヒーレントラマン散乱光を検出する検出手段とを有することを特徴とするコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
24.前記補正光学手段は、前記集光位置を検出する集光位置検出手段と、前記集光位置を補正するように動作する集光位置調節手段を有することを特徴とする、上記23記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
25.前記集光位置検出手段は前記集光位置の偏心を検出し、前記集光位置調節手段は前記集光位置の偏心を補正するように動作することを特徴とする、上記24記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
26.前記集光位置検出手段は位置検出素子を有することを特徴とする、上記25記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
27.前記集光位置検出手段は分割ディテクタを有することを特徴とする、上記25記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
28.前記集光位置検出手段はラインセンサを有することを特徴とする、上記25記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
29.前記集光位置検出手段はイメージセンサを有することを特徴とする、上記25記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
30.前記集光位置調節手段は反射角調整可能なミラーを有することを特徴とする、上記25記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
31.前記集光位置調節手段は偏向角調整可能なプリズムを有することを特徴とする、上記25記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
32.前記集光位置調節手段は前記集光手段の全体又は一部の位置を調節することを特徴とする、上記25記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
33.前記集光位置検出手段は前記集光位置の深度を検出し、前記集光位置調節手段は前記集光位置の深度方向の位置を補正するように動作することを特徴とする、上記24記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
34.前記集光位置検出手段は波面検出手段を有することを特徴とする、上記33記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
35.前記集光位置検出手段は差動検出手段を有することを特徴とする、上記33記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
36.前記集光位置調節手段は曲率可変なデフォーマブルミラーを有することを特徴とする、上記33記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
37.前記集光位置調節手段は屈折力可変な可変焦点レンズを有することを特徴とする、上記33記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
38.前記集光位置調節手段は前記集光手段の全体又は一部の位置を調節することを特徴とする、上記33記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
39.前記補正光学手段は、前記標本を透過した前記第一のパルスレーザあるいは前記第二のパルスレーザあるいは前記散乱光の波面を検出する波面検出手段と、前記散乱光の透過波面を補正するための波面補正手段を有することを特徴とする、上記23記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
40.前記波面検出手段は、シャックハルトマンセンサを有することを特徴とする、上記39記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
41.前記波面検出手段は、波面干渉装置を有することを特徴とする、上記39記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
42.前記波面補正手段は、MEMSミラーを有することを特徴とする、上記39記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
43.前記波面補正手段は、デフォーマブルミラーを有することを特徴とする、上記39記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
44.前記波面補正手段は、空間光変調器を有することを特徴とする、上記39記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
45.第一の波長成分を持つ波長可変な第一のパルス光を発生させる第一のパルスレーザ発生手段と、前記第一の波長成分と異なる第二の波長成分を持つ波長可変な第二のパルス光を発生させる第二のパルスレーザ発生手段と、前記第一のパルス光と前記第二のパルス光を同時に標本に照射する照射手段と、前記標本を透過した前記第一のパルス光及び前記第二のパルス光と前記標本から発生した散乱光を集光する集光手段と、集光された前記散乱光から少なくとも前記第一の波長成分と前記第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長分散型分光手段と、前記コヒーレントラマン散乱光を検出する散乱光検出手段と、前記コヒーレントラマン散乱光の波長が常に一定になるように前記第一のパルス光の波長と前記第二のパルス光の波長を同時に制御して走査する波長走査手段とを有することを特徴とするコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
46.前記波長分散型分光手段は、波長分散素子と遮蔽板を有することを特徴とする、上記45記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
47.前記波長分散素子は、回折格子を有することを特徴とする、上記46記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
48.前記波長分散素子は、フォトニック結晶を有することを特徴とする、上記46記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
49.前記波長分散素子は、分散ファイバーを有することを特徴とする、上記46記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
50.第一の波長成分を持つ第一のパルス光を発生させる第一のパルスレーザ発生手段と、前記第一の波長成分と異なる第二の波長成分を持つ第二のパルス光を発生させる第二のパルスレーザ発生手段と、前記第一のパルス光と前記第二のパルス光を同時に標本に照射する照射手段と、前記標本を透過した前記第一のパルス光及び前記第二のパルス光と前記標本から発生した散乱光を集光する集光手段と、集光された前記散乱光から少なくとも前記第一の波長成分と前記第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長分散型分光手段と、前記コヒーレントラマン散乱光を検出する散乱光検出手段と、前記散乱光が前記散乱光検出手段に入射するように前記第二のパルス光の波長に同期して前記波長分散型分光手段を駆動する波長分散駆動手段とを有することを特徴とするコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
51.前記波長分散型分光手段は回折格子を有し、前記波長分散駆動手段は前記回折格子の入射角を制御することを特徴とする、上記50記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
52.前記波長分散型分光手段は音響光学素子を有し、前記波長分散駆動手段は前記音響光学素子の駆動振動数を制御することを特徴とする、上記50記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
53.前記波長分散型分光手段は波長分散プリズムを有し、前記波長分散駆動手段は前記波長分散プリズムの入射角を制御することを特徴とする、上記50記載のコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
本発明の第1のコヒーレントラマン散乱顕微鏡の構成を説明するための図である。 本発明の第2のコヒーレントラマン散乱顕微鏡の構成を説明するための図である。 本発明の第3のコヒーレントラマン散乱顕微鏡の構成を説明するための図である。 本発明の第4のコヒーレントラマン散乱顕微鏡の構成を説明するための図である。 従来のCARS顕微鏡の構成を説明するための図である。 従来のCARSにおけるポンプ光、ストークス光、アンチストークス光と分子の振動数の関係を説明するための図である。 従来のポンプ光、ストークス光、及びアンチストークス光の分光スペクトルと、長波長素子フィルタの分光透過率を説明するための図である。 本発明の第一実施例の落射検出型CARS顕微鏡の構成を説明するための図である。 本発明の第二実施例の透過偏光検出型CARS顕微鏡の構成を説明するための図である。 本発明の第二実施例の分光阻止フィルタBの立体構造を説明するための図である。 本発明の第三実施例の透過検出型CARS顕微鏡の構成を説明するための図である。 本発明の第三実施例の集光位置センサの構成の一例を説明するための図である。 本発明の第四実施例の透過検出型CARS顕微鏡の構成を説明するための図である。 本発明の第四実施例の波面検出器の構成の一例を説明するための図である。 標本による透過結像位置の偏心を説明するための図である。 標本による焦点深度ずれを説明するための図である。
符号の説明
101…第一のパルスレーザ発生手段
102…第二のパルスレーザ発生手段
110…照明手段
120…標本
130…集光手段
140…波長帯域阻止手段
150…検出手段
240…長波長阻止フィルタユニット
370…基底状態レベル
371…振動状態レベル
372…ポンプ光のエネルギー
373…ストークス光のエネルギー
374…アンチストークス光のエネルギー
375…分子振動のエネルギー
401…ポンプ光レーザ光源
402…ストークス光レーザ光源
403…励起レーザ
404…同調器
405…パルス選択器
406…光路長調整器
407…オートコリレータ
408…波長モニタ
410…透過型顕微鏡本体
412…第一の対物レンズ
420…標本
421…標本保持台
422…走査ユニット
430…第二の対物レンズ
440…分光フィルタユニット
441…分散素子
442…分散投影レンズ
443…遮光板
446…ビームエキスパンダ
447…ピンホール
450…光検出器
460…適応光学系
461…集光位置センサ
462…焦点位置補正装置
463…集光位置補正装置
470…波長制御装置
472…ポンプ光のスペクトル
473…ストークス光のスペクトル
474…アンチストークス光のスペクトル
476…長波長阻止手段の分光透過率
477…長波長阻止手段の立ち上がり幅
501…ポンプ光レーザ光源
502…ストークス光レーザ光源
503…励起レーザ
505…パルス選択器
506…光路長調整器
510…落射型顕微鏡本体
525…走査ユニット
526…ガルバノミラーx
527…ガルバノミラーy
540…分光フィルタユニットA
541…分散素子A
542…分散投影レンズA
543…遮光板A
544…分散補償レンズA
546…ビームエキスパンダA
547…ピンホールA
560…分光フィルタユニットB
561…分散素子B
562…分散投影レンズB
563…遮光板B
564…分散補償レンズB
565…補償素子B
566…ビームエキスパンダB
567…ピンホールB
601…ポンプ光レーザ光源
602…ストークス光レーザ光源
603…励起レーザ
605…パルス選択器
606…光路長調整器
609…偏光子
610…透過型顕微鏡本体
622…標本位置走査装置
631…検光子
640…分光フィルタユニットA
663…遮光スリットB
664…反射板B
666…ビームエキスパンダB
667…ピンホールB
668…導入ミラーB
669…導出ミラーB
670…分光フィルタユニットC
671…分散素子C
672…分散投影レンズC
673…遮光スリットC
674…反射板C
675…ガルバノ走査装置C
676…ビームエキスパンダC
677…ピンホールC
1101…第一のパルスレーザ発生手段
1102…第二のパルスレーザ発生手段
1110…照射手段
1130…集光手段
1120…標本
1140…波長分散型分光手段
1150…散乱光検出手段
1160…補正光学手段
1201…第一のパルスレーザ発生手段
1202…第二のパルスレーザ発生手段
1210…照射手段
1220…標本
1230…集光手段
1240…波長分散型分光手段
1270…波長走査手段
1301…第一のパルスレーザ発生手段
1302…第二のパルスレーザ発生手段
1310…照射手段
1320…標本
1330…集光手段
1340…波長分散型分光手段
1350…散乱光検出手段
1380…波長分散駆動手段
1501…ポンプ光レーザ光源
1502…ストークス光レーザ光源
1503…励起レーザ
1504…同調器
1505…パルス選択器
1506…光路長調整器
1507…オートコリレータ
1508…波長モニタ
1580…波長分散駆動器
1610…透過型顕微鏡本体
1611…第一の対物レンズ
1620…標本
1621…標本保持台
1622…走査ユニット
1630…第二の対物レンズ
1640…分光フィルタユニット
1641…分散素子
1650…光検出器
1660…波面検出器
1661…マイクロレンズアレイ
1662…CCD
1663…波面計算器
1670…波面補正器
1675…ガルバノ走査装置
4611…結像レンズ
4612…ハーフミラー
4613A、4613B…エリアセンサ
4614…制御装置

Claims (4)

  1. 第一の波長成分を持つ第一のパルス光を発生される第一のパルスレーザ発生手段と、前記第一の波長成分と異なる第二の波長成分を持つ第二のパルス光を発生させる第二のパルスレーザ発生手段と、前記第一のパルス光と前記第二のパルス光を同時に標本に照射する照射手段と、前記標本から発生した散乱光を集光する集光手段と、集光された前記散乱光から少なくとも前記第一の波長成分と前記第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長帯域阻止手段と、前記コヒーレントラマン散乱光を検出する検出手段とを含むコヒーレントラマン散乱顕微鏡において、前記波長帯域阻止手段は分光手段を含むことを特徴とするコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
  2. 第一の波長成分を持つ第一のパルス光を発生させる第一のパルスレーザ発生手段と、前記第一の波長成分と異なる第二の波長成分を持つ第二のパルス光を発生させる第二のパルスレーザ発生手段と、前記第一のパルス光と前記第二のパルス光を同時に標本に照射する照射手段と、前記標本を透過した前記第一のパルス光及び前記第二のパルス光と前記標本から発生した散乱光を集光する集光手段と、前記集光手段による集光位置を調節するための補正光学手段と、集光された前記散乱光から少なくとも前記第一の波長成分と前記第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長分散型分光手段と、前記コヒーレントラマン散乱光を検出する検出手段とを有することを特徴とするコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
  3. 第一の波長成分を持つ波長可変な第一のパルス光を発生させる第一のパルスレーザ発生手段と、前記第一の波長成分と異なる第二の波長成分を持つ波長可変な第二のパルス光を発生させる第二のパルスレーザ発生手段と、前記第一のパルス光と前記第二のパルス光を同時に標本に照射する照射手段と、前記標本を透過した前記第一のパルス光及び前記第二のパルス光と前記標本から発生した散乱光を集光する集光手段と、集光された前記散乱光から少なくとも前記第一の波長成分と前記第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長分散型分光手段と、前記コヒーレントラマン散乱光を検出する散乱光検出手段と、前記コヒーレントラマン散乱光の波長が常に一定になるように前記第一のパルス光の波長と前記第二のパルス光の波長を同時に制御して走査する波長走査手段とを有することを特徴とするコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
  4. 第一の波長成分を持つ第一のパルス光を発生させる第一のパルスレーザ発生手段と、前記第一の波長成分と異なる第二の波長成分を持つ第二のパルス光を発生させる第二のパルスレーザ発生手段と、前記第一のパルス光と前記第二のパルス光を同時に標本に照射する照射手段と、前記標本を透過した前記第一のパルス光及び前記第二のパルス光と前記標本から発生した散乱光を集光する集光手段と、集光された前記散乱光から少なくとも前記第一の波長成分と前記第二の波長成分を阻止しコヒーレントラマン散乱光を通過させる波長分散型分光手段と、前記コヒーレントラマン散乱光を検出する散乱光検出手段と、前記散乱光が前記散乱光検出手段に入射するように前記第二のパルス光の波長に同期して前記波長分散型分光手段を駆動する波長分散駆動手段とを有することを特徴とするコヒーレントラマン散乱顕微鏡。
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