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JP2005052694A - 除湿ローター、それを用いたデシカント除湿装置並びにデシカント空調装置、およびデシカント除湿方法 - Google Patents

除湿ローター、それを用いたデシカント除湿装置並びにデシカント空調装置、およびデシカント除湿方法 Download PDF

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JP2005052694A
JP2005052694A JP2003206015A JP2003206015A JP2005052694A JP 2005052694 A JP2005052694 A JP 2005052694A JP 2003206015 A JP2003206015 A JP 2003206015A JP 2003206015 A JP2003206015 A JP 2003206015A JP 2005052694 A JP2005052694 A JP 2005052694A
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air
dehumidification
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desiccant
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Tetsuo Fujioka
哲夫 藤岡
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Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
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Abstract

【課題】軽量かつコンパクトな除湿ローターと、これを用いて最適な除湿・再生処理が行えるデシカント除湿装置並びにデシカント空調装置を提供する。
【解決手段】除湿ローター10は、内部が中空であるローター胴部11と、ローター胴部11の内部を少なくとも2分割するための分割板12と、分割板12により分割されたローター胴部11の内部の空間にそれぞれ充填された少なくとも2つの高吸湿繊維13とを含む。また、デシカント除湿装置50は、除湿ローター10と、除湿ローター10を回転させるためのギヤードモータ51と、除湿ローター10に除湿空気を送り込むための給気用ファン54と、除湿ローター10に再生空気を送り込むための再生用ファン55とを含む。給気用ファン54および再生用ファン55は、除湿空気の流量と再生空気の流量との比が2:5となるように、除湿空気および再生空気を除湿ローター10にそれぞれ送り込む。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、除湿ローター、それを用いたデシカント除湿装置並びにデシカント空調装置、およびデシカント除湿方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、フロンを使用せずかつ騒音や振動が少ない除湿装置としては、例えば、以下に示す特許文献に開示されているような吸湿剤(デシカント)を用いたデシカント除湿装置が知られている。
【特許文献1】
特開平11−57384号公報
このようなデシカント除湿装置は、湿度の高い空気(以下、「除湿空気」という。)を除湿ローターに送り込み、除湿ローターで除湿空気中の水分を抜き取る除湿処理を行うことにより、湿度の低い空気を排出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデシカント除湿装置に用いられている除湿ローターは、吸湿剤として使用する固体のシリカゲルまたはゼオライト系吸湿剤をその内部に充填させて構成されているため、重くかつ寸法も大きい。
【0004】
また、このような除湿ローターにおいては、水分を吸着した吸湿剤から水分を取り除いて除湿処理を再度行えるようにするために、高温の空気(以下、「再生空気」という。)を除湿ローター内に送り込んで、吸着された水分を吸湿剤から取り除く処理(再生処理)が必要である。しかしながら、従来、除湿ローターを用いたデシカント除湿装置において除湿空気の流量(以下、「除湿流量」という。)に対する再生空気の流量(以下、「再生流量」という。)の比(以下、「流量比」という。)をどの程度にすれば最適な除湿・再生処理が行えるかについては詳しく検討されていない。
【0005】
本発明の目的は、従来のシリカゲルまたはゼオライト系吸湿剤を用いた除湿ローターに比べて軽量かつコンパクトな除湿ローターを提供することにある。
本発明の他の目的は、本発明の除湿ローターを用いて軽量化かつコンパクト化が図れ、また、最適な除湿・再生処理が行えるデシカント除湿装置並びにデシカント空調装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、本発明の除湿ローターを用いて最適な除湿・再生処理が行えるデシカント除湿方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の除湿ローター(10)は、内部が中空であるローター胴部(11)と、該ローター胴部(11)の内部を少なくとも2分割するための分割板(12)と、該分割板(12)により分割された前記ローター胴部(11)の内部の空間にそれぞれ充填された少なくとも2つの高吸湿繊維(13)とを含むことを特徴とする。
また、前記ローター胴部(11)が円筒形の形状を有し、前記分割板(12)が、前記ローター胴部(11)の内部を該ローター胴部(11)の中心から放射状に分割することを特徴とする。
さらに、前記高吸湿繊維(13)が、前記ローター胴部(11)の一端および他端で折り返されるようにして、前記分割板(12)により分割された前記ローター胴部(11)の内部の空間にそれぞれ充填されていることを特徴とする。
【0007】
本発明のデシカント除湿装置(50)は、除湿ローター(10)と、該除湿ローター(10)を回転させるための回転手段(51)と、前記除湿ローター(10)に除湿空気を送り込むための第1の送風手段(54)と、前記除湿ローター(10)に再生空気を送り込むための第2の送風手段(55)とを含み、前記除湿ローター(10)が、内部が中空であるローター胴部(11)と、該ローター胴部(11)の内部を少なくとも2分割するための分割板(12)と、該分割板(12)により分割された前記ローター胴部(11)の内部の空間にそれぞれ充填された少なくとも2つの高吸湿繊維(13)とを含むことを特徴とする。
また、前記第1の送風手段(54)および前記第2の送風手段(55)が、前記除湿空気の流量と前記再生空気の流量との比が2:5となるように、前記除湿空気および前記再生空気を前記除湿ローター(10)にそれぞれ送り込むことを特徴とする。
さらに、前記ローター胴部(11)が円筒形の形状を有し、前記分割板(12)が、前記ローター胴部(11)の内部を該ローター胴部(11)の中心から放射状に分割することを特徴とする。
さらに、前記高吸湿繊維(13)が、前記ローター胴部(11)の一端および他端で折り返されるようにして、前記分割板(12)により分割された前記ローター胴部(11)の内部の空間にそれぞれ充填されていることを特徴とする
【0008】
本発明のデシカント空調装置(70)は、除湿ローター(10)と、該除湿ローター(10)を回転させるための回転手段(71)と、前記除湿ローター(10)に除湿空気を送り込むための第1の送風手段(74)と、前記除湿ローター(10)に再生空気を送り込むための第2の送風手段(75)と、顕熱交換手段(77)とを含み、前記除湿ローター(10)が、内部が中空であるローター胴部(11)と、該ローター胴部(11)の内部を少なくとも2分割するための分割板(12)と、該分割板(12)により分割された前記ローター胴部(11)の内部の空間にそれぞれ充填された少なくとも2つの高吸湿繊維(13)とを含み、前記顕熱交換手段(77)が、前記ローター胴部(11)から排出される前記除湿空気と前記ローター胴部(11)に送り込まれる前記再生空気との熱交換を行うことを特徴とする。
また、前記第1の送風手段(74)および前記第2の送風手段(75)が、前記除湿空気の流量と前記再生空気の流量との比が2:5となるように、前記除湿空気および前記再生空気を前記除湿ローター(10)にそれぞれ送り込むことを特徴とする。
さらに、前記ローター胴部(11)が円筒形の形状を有し、前記分割板(12)が、前記ローター胴部(11)の内部を該ローター胴部(11)の中心から放射状に分割することを特徴とする。
さらに、前記高吸湿繊維(13)が、前記ローター胴部(11)の一端および他端で折り返されるようにして、前記分割板(12)により分割された前記ローター胴部(11)の内部の空間にそれぞれ充填されていることを特徴とする。
【0009】
本発明のデシカント除湿方法は、少なくとも2分割されたローター胴部(11)の内部の空間にそれぞれ充填された少なくとも2つの高吸湿繊維(13)を含む除湿ローター(10)を用いて、該除湿ローター(10)に送り込まれる除湿空気に含まれる水分を前記高吸湿繊維(13)で吸着するステップと、前記除湿ローター(10)に送り込まれる再生空気により前記高吸湿繊維(13)に含まれる水分を取り除くステップと、前記除湿空気の流量と前記再生空気の流量との比が2:5となるように、前記除湿空気および前記再生空気を前記除湿ローター(10)にそれぞれ送り込むステップとを備えることを特徴とする。
また、前記ローター胴部(11)が円筒形の形状を有し、前記ローター胴部(11)の内部が該ローター胴部(11)の中心から放射状に分割されていることを特徴とする。
さらに、前記高吸湿繊維(13)が、前記ローター胴部(11)の一端および他端で折り返されるようにして、前記ローター胴部(11)の内部の少なくとも2分割された空間にそれぞれ充填されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の除湿ローター、デシカント除湿装置並びにデシカント空調装置、およびデシカント除湿方法の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0011】
図1は本発明の除湿ローターの一実施の形態の構造を示す図であり、図2はローター胴部の内部の分割空間に充填された高吸湿繊維を示す図である。
本実施の形態の除湿ローター10は、図1に示すように、内部が中空である円筒形のローター胴部11と、ローター胴部11の内部をその中心から放射状に12分割するための12枚の分割板12とを有する。ここで、除湿ローター10の寸法は600φ×1000mmである。
【0012】
互いに隣り合う分割板により分割されたローター胴部11の内部の空間(以下、「分割空間」という。)には、12枚の高吸湿繊維13がそれぞれ充填されている。各高吸湿繊維13は、幅940mm、長さ1,230mmおよび厚さ5mmのものであり、除湿空気との接触面積を大きくするために、図2に示すようにローター胴部11の一端および他端で折り返されるようにしてローター胴部11の内部の分割空間に充填されている。すなわち、各高吸湿繊維13は、処理側空気および再生側空気の流れ方向に対して平行に11段配列されている。
高吸湿繊維13としては、たとえばカネボウ合繊株式会社製の吸湿繊維(ベルオアシス混率=44%、目付量=430g/m、厚み=5mm、ベルオアシス使用量=497g/1セル×12セル=5.96g)を使用することができる。
【0013】
このように構成された除湿ローター10では、除湿空気は、除湿ローター10の一端から送り込まれたのち、高吸湿繊維13により水分が吸収されて除湿ローター10の他端から排出される。
【0014】
以上説明したように、本実施の形態の除湿ローター10は、固体であるシリカゲルまたはゼオライト系吸湿剤の代わりに軽量な高吸湿繊維13を吸湿剤として使用することにより、従来の除湿ローターよりも軽量化およびコンパクト化が図れる。
【0015】
なお、図1に示した除湿ローター10では、ローター胴部11の形状を円筒形としたが、その形状は他の形状(例えば、円環形状)であってもよい。
また、除湿ローター10の内部を12分割したが、分割数は2以上であればよい。
【0016】
次に、図1に示した除湿ローター10を用いて最適な除湿・再生処理を行うための流量比を求めるために行った実験について説明する。
図3はこの実験に使用した実験装置の概略図であり、図4は実験結果の一例を示すグラフである。
この実験装置は、図1に示した除湿ローター10と、除湿ローター10を回転させるためのギヤードモータ21と、除湿ローター10の両端にそれぞれ取り付けられた送風側ダクト22および排出側ダクト23と、除湿ローター10に除湿空気を送り込むための風発生機24と、除湿ローター10に再生空気を送り込むための熱風発生機25と、除湿ローター10に除湿空気を送り込んだときに除湿ローター10から排出される空気の流量を測定するための第1の流量計26と、除湿ローター10に再生空気を送り込んだときに除湿ローター10から排出される空気の流量を測定するための第2の流量計27とを備える。
【0017】
この実験装置では、風発生機24からの除湿空気を除湿ローター10の図示上側の半分に送り込むと同時に、熱風発生機25からの再生空気を除湿ローター10の図示下側の半分に送り込むために、送風側ダクト22には、その内部を図示上側と図示下側に仕切るための仕切板(不図示)が設けられている。排出側ダクト23についても同様である。
【0018】
この実験装置を用いて、以下の項目の設定値を変化させて除湿ローター10の吸湿性能(処理効率)および再生性能(再生効率)を評価した。
(1)除湿空気の温湿度および流量
(2)再生空気の温度および流量
(3)除湿ローター10の回転数
以下の条件で実験を行ったところ、図4に示す結果が得られた。
(1)除湿条件:温度=30度、湿度=90%、流量=0.2m/分または0.5m/分
(2)再生条件:温度=100度、流量=0.5m/分
(3)除湿ローター10の回転数=2rpm
なお、除湿空気の温湿度および再生空気の温度は、送風側ダクト22および排出側ダクト23に温度計および湿度計を設けることにより測定した。
【0019】
図4に示すように、処理効率については、除湿流量=0.2m/分および再生流量0.5m/分の組合せ(流量比=2:5)では、時間の経過とともに処理効率は約25%までにしか下がらなかったが、除湿流量=0.5m/分および再生流量0.5m/分の組合せ(流量比=1:1)では、処理効率は約5%まで下がった。
また、再生効率についても、除湿流量=0.2m/分および再生流量0.5m/分の組合せ(流量比=2:5)では、時間の経過とともに再生効率は約85%まで上がったが、除湿流量=0.5m/分および再生流量0.5m/分の組合せ(流量比=1:1)では、再生効率は約55%までしか上がらなかった。この結果、除湿流量=0.2m/分および再生流量0.5m/分の組合せ(流量比=2:5)の方が、除湿流量=0.5m/分および再生流量0.5m/分の組合せ(流量比=1:1)よりも処理効率および再生効率の両方とも良好であることがわかった。
【0020】
次に、本発明のデシカント除湿装置の一実施の形態について説明する。
図5は本実施の形態のデシカント除湿装置の構造を示す図である。
デシカント除湿装置50は、図1に示した除湿ローター10と、除湿ローター10を回転させるためのギヤードモータ51と、除湿ローター10の図示下側半分に除湿空気を送り込むための給気用ファン54と、除湿ローター10の図示上側半分に再生空気を送り込むための再生用ファン55と、除湿ローター10の再生用ファン55と反対側に設けられた加熱器56とを備える。ここで、給気用ファン54および再生用ファン55は、除湿空気の流量と再生空気の流量との比(流量比)が2:5となるように、その大きさおよび回転数が決められている。
【0021】
このデシカント除湿装置50では、除湿空気は、給気用ファン54により除湿ローター10の一端から除湿ローター10の図示下側半分に送り込まれたのち、除湿ローター10の内部に充填された高吸湿繊維13(図2参照)より水分が吸収されて除湿ローター10の他端から排出される。同時に、再生空気は、加熱器56で過熱されたのち、再生用ファン55により除湿ローター10の他端から除湿ローター10の図示上側半分に送り込まれる。除湿ローター10に送り込まれた再生空気は、高吸湿繊維13に含まれる水分を吸収したのち、除湿ローター10の一端から排出される。
このとき、除湿ローター10をギヤードモータ51によって回転させることにより、除湿処理と再生処理とが繰返し行われる。
【0022】
このデシカント除湿装置50では、軽量な高吸湿繊維13を吸湿剤とする除湿ローター10を使用するため、軽量化およびコンパクト化が図れる。また、除湿空気の流量と再生空気の流量との比(流量比)が2:5とされているので、図4の実験結果が示すように最適な除湿・再生処理を行うことができる。
【0023】
なお、このデシカント除湿装置50では、除湿空気の流量と再生空気の流量との比(流量比)が2:5となるように給気用ファン54および再生用ファン55の大きさおよび回転数を決めたが、除湿ローター10に送り込まれる除湿空気および再生空気の流量を測定するための流量計をそれぞれ設け、この2つの流量計の測定値より給気用ファン54および再生用ファン55の回転数を制御するようにしてもよい。
給気用ファン54および再生用ファン55は除湿ローター10の反対側に設けられてもよい。
再生空気として廃熱空気などを利用する場合など、高吸湿繊維13に含まれる水分を吸収するのに十分な温度の再生空気を除湿ローター10に直接供給できる場合には、加熱器56はなくてもよい。
除湿処理と再生処理とを繰返し行うために除湿ローター10を回転させる手段としては、ギヤードモータ51に限らず、他のモータを用いてもよい。
【0024】
次に、本発明のデシカント空調装置の一実施の形態について説明する。
図6は本実施の形態のデシカント空調装置の構造を示す図である。
デシカント空調装置70は、図1に示した除湿ローター10と、除湿ローター10を回転させるためのギヤードモータ71と、除湿ローター10の図示下側半分に除湿空気を送り込むための給気用ファン74と、除湿ローター10の図示上側半分に再生空気を送り込むための再生用ファン75と、除湿ローター10の再生用ファン75と反対側に設けられた加熱器76と、加熱器76の除湿ローター10と反対側に設けられた顕熱交換器77と、顕熱交換器77の加熱器76と反対側に設けられた冷却器78とを含む。ここで、給気用ファン74および再生用ファン75は、除湿空気の流量と再生空気の流量との比(流量比)が2:5となるように、その大きさおよび回転数が決められている。
【0025】
このデシカント空調装置70では、除湿空気は、給気用ファン74により除湿ローター10の一端から除湿ローター10の図示下側半分に送り込まれたのち、除湿ローター10の内部に充填された高吸湿繊維13(図2参照)より水分が吸収されて除湿ローター10の他端から排出される。この排出された空気は、高吸湿繊維13の発熱により温度が上昇しているため、顕熱交換器77において冷却される。この冷却動作は、冷却器78で冷却された再生空気を再生用ファン75により顕熱交換器77に送り込むことによって行われる。顕熱交換器77から排出される再生空気は熱交換により温度が上昇するが、さらに温度を上げるために加熱器76で過熱されたのちに、除湿ローター10の他端から除湿ローター10の図示上側半分に送り込まれる。除湿ローター10に送り込まれた再生空気は、高吸湿繊維13に含まれる水分を吸収したのち、除湿ローター10の一端から排出される。
このとき、除湿ローター10をギヤードモータ71によって回転させることにより、除湿処理と再生処理とが繰返し行われる。
【0026】
このデシカント空調装置70では、軽量な高吸湿繊維13を吸湿剤とする除湿ローター10を使用するため、軽量化およびコンパクト化が図れる。また、除湿空気の流量と再生空気の流量との比(流量比)が2:5とされているので、図4の実験結果が示すように最適な除湿・再生処理を行うことができる。
【0027】
なお、このデシカント空調装置70では、除湿空気の流量と再生空気の流量との比(流量比)が2:5となるように給気用ファン74および再生用ファン75の大きさおよび回転数を決めたが、除湿ローター10に送り込まれる除湿空気および再生空気の流量を測定するための流量計をそれぞれ設け、この2つの流量計の測定値より給気用ファン74および再生用ファン75の回転数を制御するようにしてもよい。
給気用ファン74および再生用ファン75は除湿ローター10の反対側に設けられてもよい。
再生空気として除湿ローター10から排出される空気を冷却するのに十分に低温の空気を顕熱交換器77に直接供給できる場合には、冷却器78はなくてもよい。また、高吸湿繊維13に含まれる水分を吸収するのに十分な温度の再生空気が顕熱交換器77から排出される場合には、加熱器76はなくてもよい。
除湿処理と再生処理とを繰返し行うために除湿ローター10を回転させる手段としては、ギヤードモータ71に限らず、他のモータを用いてもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の除湿ローターは、吸湿剤として軽量な高吸湿繊維を用いることにより軽量化およびコンパクト化を図ることができる。
【0029】
本発明のデシカント除湿装置並びにデシカント空調装置は、軽量な高吸湿繊維を吸湿剤とする本発明の除湿ローターを使用するため、軽量化およびコンパクト化が図れる。また、除湿空気の流量と再生空気の流量との比(流量比)を2:5とすることにより、最適な除湿・再生処理を行うことができる。
【0030】
本発明のデシカント除湿方法は、本発明の除湿ローターを用い、除湿空気の流量と再生空気の流量との比(流量比)を2:5とすることにより、最適な除湿・再生処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の除湿ローターの一実施の形態の構造を示す図である。
【図2】ローター胴部の内部の分割空間に充填された高吸湿繊維を示す図である。
【図3】図1に示した除湿ローターを用いて最適な除湿・再生処理を行うための流量比を求めるために行った実験に使用した実験装置の概略図である。
【図4】実験結果の一例を示すグラフである。
【図5】本発明のデシカント除湿装置の一実施の形態の構造を示す図である。
【図6】本発明のデシカント空調装置の一実施の形態の構造を示す図である。
【符号の説明】
10 除湿ローター
11 ローター胴部
12 分割板
13 高吸湿繊維
50 デシカント除湿装置
51,71 ギヤードモータ
54,74 給気用ファン
55,75 再生用ファン
56,76 加熱器
70 デシカント空調装置
77 顕熱交換器
78 冷却器

Claims (14)

  1. 除湿ローター(10)において、
    内部が中空であるローター胴部(11)と、
    該ローター胴部(11)の内部を少なくとも2分割するための分割板(12)と、
    該分割板(12)により分割された前記ローター胴部(11)の内部の空間にそれぞれ充填された少なくとも2つの高吸湿繊維(13)と、
    を含むことを特徴とする、除湿ローター。
  2. 前記ローター胴部(11)が円筒形の形状を有し、
    前記分割板(12)が、前記ローター胴部(11)の内部を該ローター胴部(11)の中心から放射状に分割する、
    ことを特徴とする、請求項1記載の除湿ローター。
  3. 前記高吸湿繊維(13)が、前記ローター胴部(11)の一端および他端で折り返されるようにして、前記分割板(12)により分割された前記ローター胴部(11)の内部の空間にそれぞれ充填されていることを特徴とする、請求項1または2記載の除湿ローター。
  4. デシカント除湿装置(50)において、
    除湿ローター(10)と、
    該除湿ローター(10)を回転させるための回転手段(51)と、
    前記除湿ローター(10)に除湿空気を送り込むための第1の送風手段(54)と、
    前記除湿ローター(10)に再生空気を送り込むための第2の送風手段(55)と、
    を含み、
    前記除湿ローター(10)が、
    内部が中空であるローター胴部(11)と、
    該ローター胴部(11)の内部を少なくとも2分割するための分割板(12)と、
    該分割板(12)により分割された前記ローター胴部(11)の内部の空間にそれぞれ充填された少なくとも2つの高吸湿繊維(13)とを含む、
    ことを特徴とする、デシカント除湿装置。
  5. 前記第1の送風手段(54)および前記第2の送風手段(55)が、前記除湿空気の流量と前記再生空気の流量との比が2:5となるように、前記除湿空気および前記再生空気を前記除湿ローター(10)にそれぞれ送り込むことを特徴とする、請求項4記載のデシカント除湿装置。
  6. 前記ローター胴部(11)が円筒形の形状を有し、
    前記分割板(12)が、前記ローター胴部(11)の内部を該ローター胴部(11)の中心から放射状に分割する、
    ことを特徴とする、請求項4または5記載のデシカント除湿装置。
  7. 前記高吸湿繊維(13)が、前記ローター胴部(11)の一端および他端で折り返されるようにして、前記分割板(12)により分割された前記ローター胴部(11)の内部の空間にそれぞれ充填されていることを特徴とする、請求項4、5または6記載のデシカント除湿装置。
  8. デシカント空調装置(70)において、
    除湿ローター(10)と、
    該除湿ローター(10)を回転させるための回転手段(71)と、
    前記除湿ローター(10)に除湿空気を送り込むための第1の送風手段(74)と、
    前記除湿ローター(10)に再生空気を送り込むための第2の送風手段(75)と、
    顕熱交換手段(77)と、
    を含み、
    前記除湿ローター(10)が、
    内部が中空であるローター胴部(11)と、
    該ローター胴部(11)の内部を少なくとも2分割するための分割板(12)と、
    該分割板(12)により分割された前記ローター胴部(11)の内部の空間にそれぞれ充填された少なくとも2つの高吸湿繊維(13)とを含み、
    前記顕熱交換手段(77)が、前記ローター胴部(11)から排出される前記除湿空気と前記ローター胴部(11)に送り込まれる前記再生空気との熱交換を行う、
    ことを特徴とする、デシカント空調装置。
  9. 前記第1の送風手段(74)および前記第2の送風手段(75)が、前記除湿空気の流量と前記再生空気の流量との比が2:5となるように、前記除湿空気および前記再生空気を前記除湿ローター(10)にそれぞれ送り込むことを特徴とする、請求項8記載のデシカント空調装置。
  10. 前記ローター胴部(11)が円筒形の形状を有し、
    前記分割板(12)が、前記ローター胴部(11)の内部を該ローター胴部(11)の中心から放射状に分割する、
    ことを特徴とする、請求項8または9記載のデシカント空調装置。
  11. 前記高吸湿繊維(13)が、前記ローター胴部(11)の一端および他端で折り返されるようにして、前記分割板(12)により分割された前記ローター胴部(11)の内部の空間にそれぞれ充填されていることを特徴とする、請求項8,9または10記載のデシカント空調装置。
  12. 少なくとも2分割されたローター胴部(11)の内部の空間にそれぞれ充填された少なくとも2つの高吸湿繊維(13)を含む除湿ローター(10)を用いて、該除湿ローター(10)に送り込まれる除湿空気に含まれる水分を前記高吸湿繊維(13)で吸着するステップと、
    前記除湿ローター(10)に送り込まれる再生空気により前記高吸湿繊維(13)に含まれる水分を取り除くステップと、
    前記除湿空気の流量と前記再生空気の流量との比が2:5となるように、前記除湿空気および前記再生空気を前記除湿ローター(10)にそれぞれ送り込むステップと、
    を備えることを特徴とする、デシカント除湿方法。
  13. 前記ローター胴部(11)が円筒形の形状を有し、
    前記ローター胴部(11)の内部が該ローター胴部(11)の中心から放射状に分割されている、
    ことを特徴とする、請求項12記載のデシカント除湿方法。
  14. 前記高吸湿繊維(13)が、前記ローター胴部(11)の一端および他端で折り返されるようにして、前記ローター胴部(11)の内部の少なくとも2分割された空間にそれぞれ充填されていることを特徴とする、請求項12または13記載のデシカント除湿方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010115643A (ja) * 2008-10-19 2010-05-27 Hokkaido Univ 除湿フィルター、これを用いたデシカント空調装置及び空調の方法
CN112728662A (zh) * 2020-10-10 2021-04-30 井冈山市资宅科技有限公司 除湿器以及其除湿方法
EP4624856A1 (en) 2022-11-22 2025-10-01 Sharp Kabushiki Kaisha Total heat exchanger and ventilator

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