JP2005051941A - 分割ステータコア - Google Patents
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Abstract
【課題】 円環の周方向を分割する分割面で区画された分割ヨーク部を備え、分割ヨーク部が相互に連結されることにより環状ヨーク部を構成する分割ステータコアにおいて、圧縮応力による鉄損特性の悪化を防止することが可能な分割ステータコアを提供することである。
【解決手段】
分割ヨーク部CY0およびCY1の分割面に切り欠き部が形成されることにより、突起形状を有する突起部C0RおよびCILが形成される。そして突起部C0RとC1Lとが隙間なく当接することにより、主磁束領域BMにギャップ部GP1が形成される。これにより、主磁束領域BMの圧縮応力をゼロにすることが出来るため、主磁束領域BMでの圧縮応力による鉄損の発生を抑えることができ、モータの高効率化を図ることが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】
分割ヨーク部CY0およびCY1の分割面に切り欠き部が形成されることにより、突起形状を有する突起部C0RおよびCILが形成される。そして突起部C0RとC1Lとが隙間なく当接することにより、主磁束領域BMにギャップ部GP1が形成される。これにより、主磁束領域BMの圧縮応力をゼロにすることが出来るため、主磁束領域BMでの圧縮応力による鉄損の発生を抑えることができ、モータの高効率化を図ることが可能となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、分割ステータコアに関するものであり、特に、分割ステータコアを環状に締め付けることによりステータコアを成形する際の圧縮応力を磁束が存在しない非磁束領域に局在化させて磁束領域におけるステータコアの鉄損を低減させることが可能な分割ステータコアに関するものである。
近年、分割ステータコアにより成形されるステータコアを構成要素とする永久磁石式同期モータは、ハイブリッド自動車などに使用されている。そして高効率化、小型化などのさらなる高性能化が要求されている。
従来の技術として、特許文献1に開示される技術を図17を用いて説明する。図17は従来技術の分割ステータコアC101を示す図であり、応力緩和孔H101が設けてあり、ティース部CT101には導線が巻線される。そして図18に示す様に分割ステータコアC100乃至C111が環状を形成するように接合され、焼きバメによりコアケースCCに収納され、ステータコアSTが形成される。ここで、焼きバメ時に分割ステータコアC100乃至C111に発生する圧縮応力により鉄損が増大してモータの出力効率が低下するという問題がある。しかし、分割ステータコアC100乃至C111に応力緩和孔H100乃至H111を設けることにより、焼きバメ加工時に各分割ステータコアにかかる圧縮応力を応力緩和孔H100乃至H111の周辺に集中させることにより、主磁束領域における鉄損を低減することで出力効率の低下を防止できる。また特許文献2および3においても関連技術が開示されている。
特開2002−136013号公報(第0051−0052段落、第10、11図)
特開2000−134832号公報
特開平4−325846号公報
上記従来の技術によると、分割ステータコアC101の分割ヨーク部CY101における他の分割ステータコアとの分割面A101、A102は平面形状であり、ヨーク側面全体で接触する。よって主磁束領域BM(斜線部)を含む分割ヨーク部CY101全体に圧縮応力が発生する。応力緩和孔H101によって圧縮応力は応力緩和孔H101近傍に集中するが、残存した応力が主磁束領域BMにかかる。よってモータ動作時に常に磁束が存在する主磁束領域BMにおいて鉄損が残存することとなり、モータの高効率化が図れず問題である。また分割ヨーク部CY101の中心に応力緩和孔H101を1つだけ備える従来技術の構造では、応力緩和孔H101から離れた部位(例えば分割面A101、A102近傍)において圧縮応力が残存し、鉄損も残存するためモータの効率低下が発生し問題である。
本発明は前記従来技術の課題の少なくとも1つを解消するためになされたものであり、分割ステータコアの焼きバメ加工時に発生する応力を低減して出力効率を向上することが可能な分割ステータコアを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る分割ステータコアでは、円環の周方向を分割する分割面で区画された分割ヨーク部を備え、該分割ヨーク部が相互に連結されることにより環状ヨーク部を構成する分割ステータコアにおいて、分割ヨーク部の連結部のうち少なくとも一方は、円環内径方向に向かって分割面から後退した端面を有する切り欠き部と、円環外径方向に向かって分割面を端面とする突起部とを備えることを特徴とする。
請求項1の分割ステータコアでは、環状ヨーク部を形成する際、突起部どうしまたは突起部と分割面とで接触するため、分割ヨーク部の連結部のうち切り欠き部を含んで構成される主磁束領域にギャップが形成され、ギャップには圧縮圧力がかからない。これにより、主磁束領域での圧縮応力による鉄損を減少させることができ、モータの高効率化を図ることが可能となる。またこれにより加工寸法精度ばらつきや温度変化による膨張・収縮による圧縮応力のばらつきによる主磁束領域の鉄損の変化を抑えることが可能となるため、分割ステータコアの鉄損値の個体差ばらつき量を抑えた一定品質の鉄損特性を有するステータコアを供給することや、温度変化による鉄損の変化を抑えることで温度変化が発生しても効率が変化しにくいステータコアを作成することができる。
また請求項2に係る分割ステータコアでは、突起部は分割ヨーク部の最外周面を含んで構成されることを特徴とする。
これにより、分割ヨーク部の連結部において環状ヨーク部を形成する際、円環の最外周部に突起部が備えられるため、円環内径側にギャップを有する主磁束領域を充分に確保することができる。ここで分割面は、環状ヨーク部の円環軸を含む面によって構成されることが好ましく、これにより分割ステータコアが分割面で連結されて環状ヨーク部を形成する際に、均一に応力を発生させることができる。
また請求項4に係る分割ステータコアでは、切り欠き部の分割面からの後退距離は、分割ヨーク部の外径側に比して内径において長くなる構造を有することを特徴とする。
これにより、分割ステータコアが分割面で連結される際に突起部に発生する応力分布を、突起部内の円環内径方向の応力がより低くなるような応力分布にすることが出来るため、環状ヨーク部においてより外径側に磁束領域が形成されるモータの高負荷状態においても鉄損の低減を図ることができる。
また請求項5に係る分割ステータコアでは、 突起部を区画する第1空隙部を備え、第1空隙部は、第1空隙部の少なくとも一部が突起部の内径側端部よりも外径側の位置に存在することを特徴とする。
また請求項6に係る分割ステータコアでは、ティース部と突起部を区画する第1空隙部とを備え、第1空隙部は、分割ヨーク部とティース部との接合部における突起部側端部と、突起部の内径側端部とを直線で結んだ第1経路と、分割ヨーク部とティース部との接合部における接合中心部と、突起部の外径側端部とを直線で結んだ第2経路とによって囲まれる領域のうち少なくとも一部を含んで構成されることを特徴とする。
これにより、第1空隙部によって突起部に向かう磁気抵抗が増大するため、突起部への経路に比して磁気抵抗が低い切り欠き部により構成されるギャップを有する経路を磁束は流れる。すなわち圧縮応力がかからない経路を磁束が流れるため、鉄損の発生を抑えることができる。また突起部を磁束が流れる時の磁路長さに比して、磁路長さを短くすることができるため、鉄損の発生を抑えることができる。
また請求項7に係る分割ステータコアでは、円環の周方向を分割する分割面で区画された分割ヨーク部を備え、分割ヨーク部が相互に連結されることにより環状ヨーク部を構成する分割ステータコアにおいて、分割ヨーク部は、環状周方向に沿って複数の第2空隙部により区画される応力受容部を備え、環状ヨーク部の円環軸に対して垂直な平面における、応力受容部の中心線方向と、環状ヨーク部の径方向とが異なる方向を有することを特徴とする。
請求項7の分割ステータコアでは応力受容部において、中心線方向と円環の中心点方向とが異なる応力受容部分を有するため、環状ヨーク部の形成時の圧縮応力を曲げ応力として受容する。
これにより、圧縮応力を応力受容部に吸収させることができるため、磁束領域に発生する応力を減少させることが可能となり、圧縮応力に起因する鉄損を低減させることが出来る。またこれにより加工寸法精度ばらつきや温度変化による膨張・収縮による圧縮応力のばらつき量を抑えることが可能となるため、「分割ステータコア」の鉄損値の個体差ばらつき量を抑えることができ、一定品質の鉄損特性を有するモータを供給することが可能となる。また温度変化による鉄損値の変化を抑えることが可能となり、温度変化が発生しても効率が変化しにくいモータを作成することができる。
また請求項8に係る分割ステータコアでは、請求項7に記載の分割ステータコアにおいて、第2空隙部の少なくとも一部は、環状ヨーク部の中心方向に対して所定角を有してスリット状に開口された空隙であることを特徴とする。また請求項9に係る分割ステータコアでは、請求項7に記載の分割ステータコアにおいて、第2空隙部は、環状ヨーク部の円環軸からの距離が異なる複数の円周ごとに、所定の円周長を有してスリット状に構成されることを特徴とする。
これにより、第2空隙部により区画される応力受容部によって圧縮応力を吸収することが出来るため、分割ヨーク部に発生する応力を減少させることが可能となり、圧縮応力に起因する鉄損を低減させることが出来る。
また請求項10に係る分割ステータコアでは、請求項1乃至4に記載の分割ステータコアにおいて、分割ヨーク部において、突起部の内径側端部を越えた内径側に少なくとも一部が形成される第3空隙部を備えることを特徴とする。また第3空隙部が、分割ヨーク部における環状周方向の中心部に構成されることが好ましい。
これにより、第3空隙部の内径側端部を支点として、第3空隙部の内径側端部よりも外周側が圧縮変形することで、その内周側には引っ張り応力がかかるため、その領域の鉄損特性を向上させることができる。また分割ヨーク部の外周面近傍であり環状周方向の中心部の近傍である領域には磁束がほとんど形成されないため、この領域に第3空隙部を形成すれば、空隙部の形成による磁気抵抗の影響を受けることを避けることができる。
また請求項12に係る分割ステータコアでは、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の分割ステータコアにおいて、分割ステータコアは、分割ヨーク部に接合されるティース部を備え、分割ヨーク部の連結部でティース部が分割される構造を有することを特徴とする。
請求項12に係る分割ステータコアでは、ティース部の中心線にギャップが形成されるため、ギャップは磁路を横切ることが無い。これにより、分割ステータコアの磁気抵抗の増加を抑えることができるため、磁束量低下に伴うモータのトルクの低下などの問題を防止することができる。
本発明によれば、円環の周方向を分割する分割面で区画された分割ヨーク部を備え、分割ヨーク部が相互に連結されることにより環状ヨーク部を構成する分割ステータコアにおいて、突起部近傍のみに圧縮応力を局在させ、主磁束領域BMの圧縮応力が低減するような分割ステータコアを作成することができるため、鉄損が低減された高効率なモータが作成可能である。またこれにより加工寸法精度ばらつきや温度変化による膨張・収縮による圧縮応力のばらつき量を抑えることが可能となるため、鉄損値の個体差ばらつき量や温度変化による鉄損値の変化を抑えた分割ステータコアを作成することができる。
以下、本発明の分割ステータコアについて具体化した実施形態を図1乃至図16に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1実施形態を図1および2を用いて説明する。図1は本発明のステータコアSTの一部を示す図である。分割ステータコアC1は分割ヨーク部CY1、ティース部CT1から成る。ティース部CT1には導線が巻き付けられコイルが形成される(不図示)。また分割ヨーク部CY0およびCY1の分割面は、分割ヨーク部が相互に連結されて構成される環状ヨーク部の円環軸SO(円環軸SOはステータコアSTの中心軸と同一)を含む面で構成され、その面を分割面構成面RR1と定義する。そして分割ヨーク部CY0およびCY1の分割面に切り欠き部が形成されることにより、突起形状を有する突起部C0RおよびCILが形成される。そして突起部C0RとC1Lとが隙間なく当接することにより、ギャップ部GP1が形成される。また、切り欠き部はヨーク本体分割面のステータコアSTの内周側に形成されることにより、突起部C1LおよびC0Rはステータコア最外周部に形成される。
そして分割ステータコアC1は同様の構造を持った分割ステータコアC0、C2、C3…Cn(不図示)と所定数の分割ステータコアによって突起部を介して環状を形成するように連結された上で、コアケースCCに焼きバメによって格納される。これにより各分割ステータコアC0乃至Cnは、突起部C0R乃至CnRとC0L乃至CnLとが当接した状態で固定保持され、ステータコアSTが形成される。このとき、分割ステータコアC1と分割ステータコアC0との連結によりギャップ部GP1が形成され、分割ステータコアC1と分割ステータコアC2との連結によりギャップ部GP2が形成される。以下同様にして分割ステータコアC(n−1)と分割ステータコアCnとの連結部にはギャップ部GPnが形成されることにより、全ての分割ステータコアの連結部にはギャップ部が形成される。
各分割ステータコアがコアケースCCに焼きバメされることによってステータコアSTが形成される際に、各分割ステータコアに発生する応力分布を説明する。図17の従来技術の分割ステータコアC101において、ティース部CT101と分割ヨーク部CY101との接合部において、分割面A101側の端部を原点R0とし、応力緩和孔H101の中心点を通るヨーク位置基準線Rを規定する。分割ヨーク部CY101とティース部CT101との接合面の幅が2Lのとき、ヨーク位置基準線R上における原点R0から距離Lの点をR(L)、ヨーク位置基準線Rと応力緩和孔H101の端部との交点をそれぞれR(L+A)およびR(L+C)、ヨーク位置基準線Rと分割ヨーク部外周との交点をヨーク端点R(S)と規定する。また図1の本発明の分割ステータコアC1においても同様にヨーク位置基準線R上における原点R0、原点R0から距離Lの点R(L)、ヨーク端点R(S)を規定する。
原点R0から距離Lの点R(L)までの領域を通る磁束領域を主磁束領域BMと呼ぶ(図1,図17斜線部領域)。主磁束領域BMとは、モータ動作期間中の通常の負荷時において、主に磁束が分割ステータコアを通る領域である。また点R(L)からヨーク端点R(S)までの領域を通る磁束領域を高負荷時磁束領域HAと呼ぶ。高負荷時磁束領域HAとは、モータ動作期間中の高負荷時において、大きなトルクを発生するために磁束量が増加し、主磁束領域BMをはみ出して磁束が形成される領域である。ここでモータの高負荷時とは、例えば自動車の動力源としてモータが使用される場合であれば、発車時や急加速時などが挙げられる。
図2にヨーク位置基準線R上での応力分布を示す。従来技術を示す線J100(図2点線)では応力緩和孔H101の存在する領域(R(L+A)からR(L+C)までの領域)においては圧縮応力がゼロになるが、主磁束領域BM(R0からR(L)までの領域)においては圧縮応力が残留する。一方、第1実施形態を示す線J1(図2実線)においては、主磁束領域BMを含む原点R0から境界点R(G)までの領域の圧縮応力がゼロとなり、境界点R(G)からヨーク端点R(S)までの領域の圧縮応力は従来技術よりも高い応力が集中する。
ここで境界線点R(G)とは、応力がかからない領域と応力が集中する領域との境界を示す点である。このように境界線点R(G)が形成されるのは、本発明の第1実施形態では、突起部C0RとC1Lとの当接面および突起部C1RとC2Lとの当接面で当接するため、分割ヨーク部CY1の分割面の主磁束領域BMを含む領域にギャップ部GP1およびGP2が形成されるため、突起部近傍のみに圧縮応力が集中し、主磁束領域BMには圧縮応力が発生しないためである。一方従来技術においては、分割面A101、A102が分割ヨーク部CY101の側面全体で構成され、主磁束領域BMを含む領域も当接しているため、主磁束領域BMに圧縮応力が残留する。
よって以上により第1実施形態では、高負荷時磁束領域HA内の境界点R(G)からヨーク端点R(S)までの領域に圧縮応力を局在させることが可能である。すなわち従来技術の分割ヨーク部CY101が受ける圧縮応力(図2グラフ中の領域S0の面積)を境界点R(G)から外周側に移動させ、第1実施形態の分割ヨーク部CY1が受ける圧縮応力(図2グラフ中の領域S1の面積)とすることができる。このとき受ける圧縮応力は同等(図2グラフ中の領域S0と領域S1との面積は同等)である。
これにより本発明の第1実施形態では、分割ヨーク部が受ける圧縮応力を境界点R(G)から外周側に局在化することで主磁束領域BMの圧縮応力をゼロにすることが出来るため、主磁束領域BMでの圧縮応力による鉄損の発生を抑えることができ、モータの高効率化を図ることが可能となる。すなわち軽負荷で用いる時間割合が高いようなモータの使用形態においては、モータ使用時の大部分の時間において、磁束はステータコア中の主磁束領域BM内を流れる。また、ステータコアの鉄損特性は圧縮応力が働く部位で大きく悪化する。以上から、主磁束領域BMにおける圧縮応力の発生を抑え、鉄損特性の悪化を抑える事ができるので、モータの高効率化を図ることができる。
またこれにより、加工寸法精度ばらつきや温度変化による膨張・収縮による圧縮応力のばらつきに起因する主磁束領域BMでの圧縮応力の発生・増加を抑えることが可能となる。よってステータコアの鉄損値の個体差ばらつき量を抑えることができ、一定品質の分割ステータコアを供給することが可能となる。また温度変化による鉄損値の変化を抑えることが可能となり、温度変化が発生しても効率が変化しにくいモータを作成することができる。
なお図2の第1実施形態において、高負荷時磁束領域HAの境界線点R(G)からヨーク端点R(S)までの領域の圧縮応力は従来技術よりも高くなり鉄損特性は悪化する。しかしモータ使用時の大部分の時間において磁束が主磁束領域BM内を流れるようなモータの使用形態においては、境界線点R(G)からヨーク端点R(S)までの領域を磁束が流れる時間割合は十分小さいため、この領域の鉄損特性の悪化によるモータ効率低下の効果に比して、主磁束領域BMでの鉄損特性の向上によるモータ効率上昇の効果の方が十分大きい。よってモータの高効率化が図れる。
ここで軽負荷で用いる時間割合が高いモータの使用形態としては、例えばハイブリッド自動車の原動機としてモータを用いる場合が挙げられる。定速走行時(走行時間に占める割合は高い)にガソリン駆動するハイブリッド自動車においては、定速走行時にモータも回転し磁束が誘起されるが、このときモータは低負荷状態のため磁路は主磁束領域に形成される。よって主磁束領域の鉄損を低減すれば、モータの発熱を抑えること等が可能である。また突起部の大きさ、位置により圧縮応力が局在する領域を高負荷時磁束領域HAより外径側に移動させることにより、軽負荷時から高負荷時までのすべての領域で鉄損を低減させることが可能である。
なおギャップ部GP1乃至GPnのギャップ値Gは広すぎると空気の影響を受けて透磁率が減少し、その結果ギャップ部の磁気抵抗が増加する。またステータコアに熱膨張等が発生した場合に、ギャップ部同士が接触しないようなギャップ値Gを設定する必要がある。そのようなギャップ値Gとして、例えばギャップ部GP1乃至GPnに40から50(μm)の値を用いるとよい。
なお本発明の第1実施形態における分割ステータコアC1の分割ヨーク部CY1では、左右両分割面のそれぞれに切り欠き部が形成されることにより突起部C1LおよびC1Rが形成されるが、分割ヨーク部CY1のどちらか一方の分割面のみに切り欠き部を有する構造でもよい。例えば分割ヨーク部CY1の左分割面には突起部C1Lを備え(切り欠き部を有する)、右分割面には分割面構成面RR2で構成される分割面(切り欠き部を有さない)を備える構造でもよい。
第2実施形態を図3および4を用いて説明する。図3は磁気ブロック用スリットを備えた分割ステータコアC1Sを示す図である。分割ステータコアC1Sは突起部C1L、C1Rの近傍にそれぞれ磁気ブロック用スリットS1L、S1Rを備える。磁気ブロック用スリットS1L、S1Rはそれぞれ短辺長さM1、長辺長さM2の長さをもつ長方形形状を有し、短辺長さM1はギャップ部GP1、GP2のギャップ値Gよりも十分大きな値をもつ。例えばギャップ値Gが40〜50(μm)の時には、磁気ブロック用スリットの短辺長さM1は300〜400(μm)の値などを持つ。また、磁気ブロック用スリットを備える点以外の構造については第1実施形態の分割ステータコアC1と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。なお、磁気ブロック用スリットS1L、S1Rは第1空隙部の一例である。
磁気ブロック用スリットの構成される位置について説明する。図3において突起部C1Lの内径側端部をCA1Tと定義したとき、内径側端部CA1Tよりも外径側に存在する領域をCAAとする。この外径側領域CAA内にその一部が含まれるように、磁気ブロック用スリットS1L、S1Rは構成される。また、分割ヨーク部CY1Sとティース部CT1Sとの接合部における、突起部C1L側の端部をCYLとし、端部CYLと内径側端部CA1Tとを結んだ直線を経路BB1とする。さらに突起部C1Lの外径側端部をCA1Gと定義し、分割ヨーク部CY1Sとティース部CT1Sとの接合部における接合中心部をCYCと定義したとき、外径側端部CA1Gと接合中心部CYCとを結んだ直線を経路BB2とする。そして経路BB1と経路BB2とによって囲まれる領域内にその一部が含まれるように、磁気ブロック用スリットS1L、S1Rは構成される。
図4を説明する。第1実施形態の分割ステータコアC1(図4左図)において、ギャップ部GP1、GP2の磁気抵抗に比して分割ヨーク部分割面CA1、CA2の磁気抵抗が小さい場合、磁束B0の磁路は圧縮応力のかかった領域であるコア接合部CA1、CA2に形成される。一方、第2実施形態の分割ステータコアC1S(図4右図)においては、磁気ブロック用スリットS1L、S1Rによってコア接合部CA1、CA2に向かう磁路の磁気抵抗が上昇するため、磁束BSの磁路は相対的にコア接合部よりも磁気抵抗が低いギャップ部GP1、GP2に形成される。
ここで、鉄損特性は一般に磁路に圧縮応力がかかる場合、および磁路が長くなる場合に悪化する。よって磁束B0の磁路は圧縮応力がかかっているコア接合部CA1、CA2に形成されるため鉄損特性は悪化するが、磁束BSの磁路は圧縮応力がかからないギャップ部GP1、GP2に形成されるため、鉄損を低減させることができる。加えて、磁束B0の磁路長さに比して磁束BSの磁路長さを短くすることができるため、鉄損を低減させることができる。よって以上により、磁気ブロック用スリットS1L、S1Rを備えることにより、鉄損を低減させることによりモータの出力効率を向上させることができる。なお、ギャップ部GP1、GP2を設けることにより増大する磁気抵抗は、他の磁気抵抗(ロータとステータとの間のギャップ値により存在する磁気抵抗など)に比して十分小さいため無視できる。
第3実施形態を図5乃至10を用いて説明する。図5は応力緩和スリットを備えた分割ステータコアC1Pを示す図である。なお、応力緩和スリットは第2空隙部の一例である。分割ステータコアC1Pは分割ヨーク部CY1Pの外周面近傍部に多数の応力緩和スリットSPから成る応力緩和部SPAを備える。また、応力緩和部SPAを備える点以外の構造については第1実施形態の分割ステータコアC1と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。図6に応力緩和部SPAの説明図を示す。T字形の応力緩和スリットSP1、SP2…SPnが互いに逆向きに組み合わされて配置される。ここで隣り合う応力緩和スリットSP1、SP2を隔てるように形成される応力受容部BR1(図6中斜線部)に着目し、応力受容部BR1のうち、応力緩和スリットSP1とSP2とを隔てる中心線である、応力受容部BR1の中心線CL1A乃至CL1Cを考える。また円環状のステータコアSTの中心方向PPを矢印で示す。
分割ステータコアが焼きバメによりコアケースCCに収納され、締め付けによる圧縮応力PCが分割ステータコアC1Pにかかる場合を図7を用いて説明する。圧縮応力PCは中心方向PPに向かう。このとき応力受容部BR1の中心線CL1Bと中心方向PPとは一致するため、応力受容部BR1のうち中心線CL1Bから構成される部位には、中心線CL1B方向に圧縮応力が働く。同様に、中心線CL1Cから構成される部位にも中心線CL1C方向に圧縮応力が働く。一方、中心線CL1A方向と中心方向PPの方向とは一致しないため、応力受容部BR1のうち中心線CL1Aから構成される部位には曲げ応力が働き、図7のA部で示すように変形する。ここで、応力受容部BR1の中心線CL1B、CL1Cから構成される部位の圧縮応力による変形量と、中心線CL1Aから構成される部位の曲げ応力による変形量は後者の方が大きい。よって応力受容部BR1の一部に、応力受容部BR1の中心線と中心方向PPとが異なる構造部を有すれば、曲げ応力による変形を利用することが可能となり、圧縮応力を小さな弾性係数で受けることができるため、圧縮応力を充分に吸収することが出来る。
図8に、締め付け圧力CNと焼きバメ代YBとの相関を表したグラフを示す。締め付け圧力CNとはコアケースCCからステータコアSTが受ける締め付け圧力である。また焼きバメ代YBとは、「(焼きバメ代YB)=(ステータコアST外径)−(コアケースCC内径)」の関係を有する値である。「焼きバメ代YB=0」の原点はコアケースCC内径とステータコアST外径がぴったり一致する点である。そして焼きバメ代YBが大きくなるにつれてコアケースCC内径よりもステータコアST外径が大きくなるため、焼きバメ時にステータコアSTを締付ける圧力が増加し、分割ステータコアに発生する締め付け圧力CNも増加する。また図8の必要押さえ締め付け圧力CN0とは、コアケースCCによって分割ステータコアを締め付けて固定する際に、実用上問題ない固定強度を得るために分割ステータコアが受ける、最低限必要な締め付け圧力のことである。また焼きバメマージン量YBMとは、分割ステータコアの成形時の公差や、温度変化による体積の変化等によりステータコアSTの締め付け力が最も低下した場合においても最低限必要な締め付け力を下回らないように、設計による焼きバメ代値(図8中のYBO1、YBO2)にオフセットとして加える焼きバメ代のことである。実際にステータコアを作成する際には、設計による焼きバメ代値に焼きバメマージン量YBMを加えた焼きバメ代値(図8中のYB1、YB2)を使用する。またマージン圧力CNM1、CNM2とは、焼きバメマージン量YBMを採ることによって必要押さえ締め付け圧力CN0から増加してしまう締め付け圧力のことである。
図8の焼きバメ代YBと締め付け圧力CNとの相関図に示すように、従来技術の分割ステータコア(図8中点線)のグラフの傾きは第3実施形態の分割ステータコア(図8中実線)のグラフの傾きに比して大きい。これは第3実施形態の分割ステータコアが応力緩和部SPAを備えることで、曲げ応力による変形を利用することが可能となり、締め付け圧力により発生する圧縮応力を小さな弾性係数で受け、吸収することが出来るためである。よって焼きバメ代YB1(従来技術)、焼きバメ代YB2(第3実施形態)を用いてステータコアを作成する場合、締め付け圧力はそれぞれ締め付け圧力CN1、CN2となり、CN1>CN2の関係が成り立つ。これにより、第3実施形態の分割ステータコアでは応力緩和部SPAを備えるため、磁束領域に発生する圧縮応力を減少させることが可能となり、鉄損を低減させることが出来る。
また、焼きバメマージン量YBMの範囲で焼きバメ代が変動した場合に変化する締め付け圧力の値はそれぞれCNM1(従来技術)、CNM2(第3実施形態)となり、CNM1>CNM2の関係が成り立つ。これは第3実施形態の分割ステータコアが応力緩和部SPAを備えることで、曲げ応力による変形を利用することが可能となり、圧縮応力を小さな弾性係数で受け、充分に吸収することが出来るためである。
これにより加工寸法精度ばらつきや温度変化による膨張・収縮による圧縮応力のばらつき量を抑えることが可能となるため、ステータコアの鉄損値の個体差ばらつき量を抑えることができ、一定品質の分割ステータコアを供給することが可能となる。また温度変化による鉄損値の変化を抑えることが可能となり、温度変化が発生しても効率が変化しにくい分割ステータコアを作成することができる。
また図9、10に示す様に、応力緩和スリットの形状には種々の形状が挙げられる。図9の分割ステータコアC1Qは分割ヨーク部CY1Qの外周面近傍部に多数の応力緩和スリットSQ1乃至SQnから成る応力緩和部SQAを備える。応力緩和スリットSQ1乃至SQnは環状ヨーク部の円環軸SOへの中心方向PPに対して所定角を有し、分割ヨーク部CY1Qの外周面へスリット状に開口された空隙である。ここで応力緩和スリットSQ(n−1)、SQnを隔てるように形成される応力受容部BRQ(n−1)(図9中斜線部)の中心線CLQ(n−1)に着目すると、中心線CLQ(n−1)は中心方向PPに対して一定の角度を有している。よって応力受容部BRQ(n−1)は曲げ応力による変形を利用することが可能となるため、圧縮応力を小さな弾性係数で受けることができるため、圧縮応力を充分に吸収することが出来る。
また図10の分割ステータコアC1Uは分割ヨーク部CY1Uの外周面近傍部に多数の応力緩和スリットSUから成る応力緩和部SUAを備える。応力緩和スリットSUは、環状ヨーク部の円環軸SOからの距離が異なる円周RU1乃至RU3に沿って所定長さでスリット状に開口される。応力緩和部SUAは図6に示す応力受容部BR1と同様の形状を多数備えるため、曲げ応力による変形を利用することが可能であり、圧縮応力を小さな弾性係数で受けることができるため、圧縮応力を充分に吸収することが出来る。
第4実施形態を図11乃至14を用いて説明する。図11は張力付加スリットを備えた分割ステータコアC1Wを示す図である。なお、張力付加スリットは第3空隙部の一例である。分割ステータコアC1Wは、分割ヨーク部CY1Wの外周端部に複数の張力付加スリットSG1乃至SG3から成る張力付加部SGAを備える。また、張力付加部を備える点以外の構造については第1実施形態の分割ステータコアC1と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。張力付加スリットの構成される位置について説明する。図11において突起部C1Lの内径側端部をCA1Tと定義したとき、内径側端部CA1Tよりも内径側にその一部が含まれるように張力付加スリットSG1乃至SG3は構成される。また張力付加スリットSG2は分割ヨーク部CY1Wの外周面の円弧中心線YC上に作成される。
図12を説明する。コアケースCCからの圧縮応力PCが分割ステータコアC1Wにかかる場合、分割ヨーク部分割面CA1、CA2に圧縮応力が集中し、張力付加スリットSG1乃至SG3が変形を起こす。このときスリットSG1乃至SG3の変形は、スリット開口部SGOが狭まり、スリット底辺部SGBは変形しない様態で変形する。このときスリット底辺部SGBを支点として、スリット底辺部SGBよりも外周側が圧縮変形することで、スリット底辺部SGBよりも内周側には引っ張り応力がかかる。すなわち分割ヨーク部CY1Wの外周部は圧縮応力T1がかかる一方、スリット底辺部SGBを通りコアケースCCと同心円の境界線LCを境界線として、分割ヨーク部CY1Wの内周部には引っ張り応力T2がかかる。
図11にヨーク位置基準線R、図13にヨーク位置基準線R上での応力分布を示す。基準線Rにおいて、張力付加スリットSG1乃至SG3の位置をスリット位置点R(T)とする。第1実施形態を示す線J1(図8点線)では原点R0からスリット位置点R(T)までの領域において応力がゼロであるのに対し、第4実施形態を示す線J4(図13実線)においてはスリット位置点R(T)から原点R0へ近づくにつれて引っ張り応力が大きくなる。鉄損は応力に依存し、圧縮応力が働く部位では鉄損は増大するが、引っ張り応力が作用する部位では減少する。よってスリット位置点R(T)から原点R0へ近づくにつれて鉄損特性が向上する。また磁束量とモータが発生するトルク量とはほぼ比例関係が成り立ち、軽負荷時(低トルク発生時)には原点R0近傍を磁束が流れ、負荷が増えるに従い磁束量が増え磁束は点R(L)側へ膨らんでゆくことを考慮すると、第4実施形態の発明により特に軽負荷時の鉄損特性が向上することが分かる。なお軽負荷時の使用割合が高いモータとしては、前出のようにハイブリッド自動車の原動機としてモータを用いる場合が挙げられる。
これにより、張力付加部SGAの内径側端部であるスリット位置点R(T)を支点として、そのスリット位置点R(T)よりも外周側が圧縮変形することで、その内周側には引っ張り応力がかかるため、その領域の鉄損特性を向上させることができる。また分割ヨーク部CY1Wの外周面近傍であり環状周方向の中心部(円弧中心線YC)の近傍である領域には磁束がほとんど形成されないため、この領域に張力付加部SGAを形成すれば、それらの形成による磁気抵抗の影響を受けることを避けることができ、磁束量の低下を防止することができる。
なお図12において、分割ヨーク部CY1Wの内周部には引っ張り応力T2がかかるため、ギャップ部GP1、GP2は若干広めに設定するなどの考慮が必要である。また張力付加スリットの数および形状は第4実施形態の形態に限られず、たとえば分割ヨーク部CY1Wの外周部全面に備えられる形態でもよい。
第5実施形態を図14乃至図15を用いて説明する。図14はテーパ形状を有する突起部を備えた分割ステータコアC1Tを示す図である。分割ステータコアC1Tの分割ヨーク部CY1Tの左右分割面には、それぞれ突起部C1LTおよびC1RTが備えられる。また、突起部C1LTおよびC1RTを備える点以外の構造については第1実施形態の分割ステータコアC1と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。突起部C1LTは、環状ヨーク部の円環軸SOを通る分割面構成面RR1からの後退量が、分割ヨーク部CY1Tの外径側よりも内径側において連続して大きくなるテーパ形状を有している。分割ステータコアC1Tが連結された時のヨーク位置基準線R上での応力分布を図15に示す。図15より、第1実施形態の応力分布を示す線J1(図15点線)と比較して第5実施形態の応力分布を示す線J5(図15実線)の方がよりヨーク端点R(S)側に圧縮応力が集中することが分かる。
これにより、分割ヨーク部が連結して形成される分割ステータコアSTにおいて、鉄損をより減少させることが可能となる。すなわち圧縮応力を高負荷時磁束領域より外径側(主磁束領域BMに対してヨーク端点R(S)側)に移動させることにより、軽負荷時から高負荷時までのより広い領域で鉄損を低減させることが可能である。たとえば図15において第1実施形態の応力分布線J1に比して第5実施形態の応力分布線J5の方がさらに内径側(原点R0側)の鉄損を減少させることができる。なお突起部C1LTはテーパ形状に限らない。たとえば分割面構成面RR1からの後退量が、分割ヨーク部CY1Tの内径側において段階的に大きくなる階段形状を有してもよい。
第6実施形態を図16を用いて説明する。図16に示す分割ステータコアC1Dは、分割ヨーク部の分割面がティース部の中心線TL1、TL2とステータコアの軸線とを含む面によって構成されることを特徴とする。分割ステータコアC1Dは分割ヨーク部CY1D、ティース部CT1Lおよびティース部CT1Rから成る。そしてティース部CT0RおよびCT1Lの分割面に切り欠き部が形成されることにより、突起形状を有する突起部C0RDおよびC1LDが形成される。そして突起部C0RDとC1LDとが隙間なく当接することにより、ギャップ部GP1Dが形成される。また、その他の構造については第1乃至4実施形態の分割ステータコアと同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。第1実施形態(図1)の分割ステータコアC1においては磁路を横切るようにギャップ部GP1、GP2が存在するため磁気抵抗が存在する。一方、第6実施形態の分割ステータコアC1D(図16)では、ティース部の中心線TL1、TL2にギャップ部GP1D、GP2Dが形成されるため、ギャップ部は磁束BDの磁路を横切ることが無い。
これにより、分割ステータコアC1Dの磁気抵抗の増加を抑えることができる。よって磁束BDの磁束量の低下を抑えることが出来るため、磁束量低下に伴うモータのトルクの低下などの問題を防止することができる。
なお、本発明の分割ステータコアは、前記実施形態のものに限定されるわけではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば第1乃至第6実施形態の発明は適宜に組み合わせて実施することも可能であり、図16に示す分割ステータコアC1Dのように、磁気ブロック用スリットS1LおよびS1R、応力緩和部SPA、張力付加部SGAを併せて構成することが可能である。
ST ステータコア
C1 分割ステータコア
CY1 分割ヨーク部
CT1 ティース部
RR1 分割面構成面
C0R、CIL 突起部
CC コアケース
GP1、GP2 ギャップ部
R ヨーク位置基準線
BM 主磁束領域
HA 高負荷時磁束領域
S1L、S1R 磁気ブロック用スリット
SPA 応力緩和部
C1 分割ステータコア
CY1 分割ヨーク部
CT1 ティース部
RR1 分割面構成面
C0R、CIL 突起部
CC コアケース
GP1、GP2 ギャップ部
R ヨーク位置基準線
BM 主磁束領域
HA 高負荷時磁束領域
S1L、S1R 磁気ブロック用スリット
SPA 応力緩和部
Claims (12)
- 円環の周方向を分割する分割面で区画された分割ヨーク部を備え、該分割ヨーク部が相互に連結されることにより環状ヨーク部を構成する分割ステータコアにおいて、
前記分割ヨーク部の連結部のうち少なくとも一方は、円環内径方向に向かって前記分割面から後退した端面を有する切り欠き部と、
円環外径方向に向かって前記分割面を端面とする突起部とを備えることを特徴とする分割ステータコア。 - 前記突起部は前記分割ヨーク部の最外周面を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の分割ステータコア。
- 前記分割面は、前記環状ヨーク部の円環軸を含む面によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の分割ステータコア。
- 前記切り欠き部の前記分割面からの後退距離は、前記分割ヨーク部の外径側に比して内径において長くなる構造を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の分割ステータコア。
- 前記突起部を区画する第1空隙部を備え、
前記第1空隙部は、該第1空隙部の少なくとも一部が前記突起部の内径側端部よりも外径側の位置に存在することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の分割ステータコア。 - ティース部と、前記突起部を区画する第1空隙部とを備え、
前記第1空隙部は、
前記分割ヨーク部と前記ティース部との接合部における前記突起部側端部と、前記突起部の内径側端部とを直線で結んだ第1経路と、
前記分割ヨーク部と前記ティース部との接合部における接合中心部と、前記突起部の外径側端部とを直線で結んだ第2経路と、
によって囲まれる領域のうち少なくとも一部を含んで構成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の分割ステータコア。 - 円環の周方向を分割する分割面で区画された分割ヨーク部を備え、該分割ヨーク部が相互に連結されることにより環状ヨーク部を構成する分割ステータコアにおいて、
前記分割ヨーク部は、環状周方向に沿って複数の第2空隙部により区画される応力受容部を備え、
前記環状ヨーク部の円環軸に対して垂直な平面における、前記応力受容部の中心線方向と、前記環状ヨーク部の径方向とが異なる方向を有することを特徴とする分割ステータコア。 - 前記第2空隙部の少なくとも一部は、前記環状ヨーク部の中心方向に対して所定角を有してスリット状に開口された空隙であることを特徴とする請求項7に記載の分割ステータコア。
- 前記第2空隙部は、前記環状ヨーク部の円環軸からの距離が異なる複数の円周ごとに、所定の円周長を有してスリット状に構成されることを特徴とする請求項7に記載の分割ステータコア。
- 前記分割ヨーク部において、前記突起部の内径側端部を越えた内径側に少なくとも一部が形成される第3空隙部を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の分割ステータコア。
- 前記第3空隙部が、前記分割ヨーク部における環状周方向の中心部に構成されることを特徴とする請求項10に記載の分割ステータコア。
- 前記分割ステータコアは、前記分割ヨーク部に接合されるティース部を備え、
前記分割ヨーク部の連結部で前記ティース部が分割される構造を有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の分割ステータコア。
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