JP2005048788A - 動力伝達装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ソレノイド4と、ソレノイド4の磁束を伝達するロータ5、その磁束によりロータ5に吸引されるアーマチュア8、及びアーマチュア8をロータ5から離間させる方向に付勢しつつ両者間にクリアランスtを形成するリターンスプリング13を具備した電磁クラッチと、アーマチュア8がロータ5に吸引されて締結することによりハウジング2の回転トルクを軸方向の推進力に変換する倍力機構と、該倍力機構の推進力によってハウジング2とシャフト3とを連結させ、当該ハウジング2の回転トルクをシャフト3に伝達し得るメインクラッチとを具備し、倍力機構によって変換された推進力の反力が電磁クラッチの締結力となるよう配置したものである。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定部材側に固設されたケース内で回転自在な入力部材と出力部材とが配設され、当該入力部材と出力部材との連結又は切り離しを任意に行うことにより、入力部材の回転力を出力部材に伝達し又は遮断し得る動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の動力伝達装置は、例えば電磁石及びパイロットクラッチ等を有した電磁クラッチ、カムにより構成される倍力機構、湿式多板クラッチから成るメインクラッチを具備していた。そして、電磁石に電流を流すとパイロットクラッチに締結トルクが発生するとともに、その締結トルク容量に応じて倍力機構によるメインクラッチの締結力が発生し、その締結力にてメインクラッチが締結(即ち、多板クラッチのクラッチプレートとクラッチディスクとの締結)されて、入力部材の回転力を出力部材に伝達していた。
【0003】
然るに、倍力機構の反力(即ち、メインクラッチに対して付与される締結力の抵抗力)は、動力伝達装置の筐体を構成するケースで受ける構成とされており、パイロットクラッチのトルク容量は電磁石に流す電流で制御することができるようになっている。即ち、電磁石に流す電流を制御することにより、動力伝達装置の伝達トルク容量を制御することができるのである。かかる従来技術は、例えば特許文献1によって開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特許第2820161号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の動力伝達装置においては、電磁石に流す電流を大きくすることによりトルク容量を上げることができるのであるが、電磁石の磁路となる部分の磁束密度がパイロットクラッチの材質のもつ飽和磁束密度付近になると伝達し得るトルク容量も飽和に達してしまうため、限界があった。また、同一のトルク容量の油圧式多板クラッチと比較しても、電磁石、パイロットクラッチ及び倍力機構等を内在するため、大型化してしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、電磁石に流す電流が小さくても大きなトルクを伝達し得るとともに、装置の小型化を図ることができる動力伝達装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、固定部材側に固設されたケース内で回転自在な入力部材と出力部材とが配設され、当該入力部材と出力部材との連結又は切り離しを任意に行うことにより、入力部材の回転力を出力部材に伝達し又は遮断し得る動力伝達装置において、前記ケース側に配設され、電流を流すことにより磁束を発生させる電磁石と、前記電磁石の磁束を伝達するロータ、該ロータに磁束が通ることで当該ロータに吸引されるアーマチュア、及び前記ロータとアーマチュアとの間に介在して当該アーマチュアをロータから離間させる方向に付勢して前記電磁石に電流が流れていない状態において両者間にクリアランスを形成するリターンスプリングを具備した電磁クラッチと、該電磁クラッチのアーマチュアがロータに吸引されて締結することにより前記入力部材の回転トルクを軸方向の推進力に変換する倍力機構と、該倍力機構の推進力によって前記入力部材と出力部材とを連結させ、当該入力部材の回転トルクを前記出力部材に伝達し得るメインクラッチとを具備し、前記倍力機構によって変換された推進力の反力が前記電磁クラッチの締結力となるよう配置したことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の動力伝達装置において、前記倍力機構は、前記アーマチュアに形成されたカム面と、当該アーマチュアの吸引及び回転に伴う該カム面の移動により前記倍力機構の推進力を発生させるカムとを有することを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の動力伝達装置において、前記リターンスプリングは、前記電磁石に電流が流れていない状態においては当該リターンスプリングによる引き摺りトルクによって前記倍力機構で発生する推進力を打ち消す付勢力とされ、且つ、前記電磁石に電流が流れた状態においてはアーマチュアを吸引する力よりも小さい付勢力とされたことを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の動力伝達装置において、前記ロータは、前記入力部材に対して螺合にて固定されるとともに、ロックボルトを重ねて螺合させたことを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の動力伝達装置において、前記ロータ、アーマチュア及び倍力機構を前記入力部材側に配設したことを特徴とする。
【0012】
請求項6記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の動力伝達装置において、前記ケース内にオイルが密封されるとともに、前記電磁クラッチにおけるアーマチュア及びロータの摺動面、又はメインクラッチの摺動面には、それら周方向外側に抜けた溝を設けたことを特徴とする。
【0013】
請求項7記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の動力伝達装置において、前記メインクラッチは多板クラッチであることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る動力伝達装置は、固定部材側に固設されたケース内で回転自在な入力部材と出力部材とが配設され、当該入力部材と出力部材との連結又は切り離しを任意に行うことにより、入力部材の回転力を出力部材に伝達し又は遮断し得るものであって、例えば図1に示すような2輪駆動と4輪駆動とに切り換え可能な車両に適用される。
【0015】
同図によれば、エンジン、トランスミッション20の駆動力は、リアプロペラシャフト21、リアデフ22、及びリアドライブシャフト23を介してリアタイヤ24に伝達され、該リアタイヤを回転させて推進力を得る一方、動力伝達装置26がオンのとき(即ち、動力を伝達させ得る状態に切り換えされたとき)、当該エンジン、トランスミッション20の駆動力は、フロントプロペラシャフト25、を介してフロントデフ27に伝達され、そこからフロントドライブシャフト28の回転によりフロントタイヤ29を回転させて推進力を得るよう構成されている。このように、動力伝達装置26がオンのとき、車両は4輪駆動とされ、オフのとき、車両は2輪駆動とされるよう切り換え可能となっている。
【0016】
本実施形態に係る動力伝達装置26は、図2に示すように、ケース1を筐体としてハウジング2(入力部材)及びシャフト(出力部材)の端部が収容されて構成されたものであり、ケース1側にはソレノイド4(電磁石)が配設されるとともに、ハウジング2側にはロータ5と、アーマチュア8と、リターンスプリング13と、ボール9と、プレッシャカム10、クラッチプレート11及びクラッチディスク12から成るメインクラッチとから主に構成されている。
【0017】
ソレノイド4は図示しない配線により任意のタイミングで通電可能とされており、通電にてコイルに電流が流れることにより磁束を発生するためのものである。ロータ5は、ソレノイド4に電流を流したときに生じる磁束をアーマチュア8側に伝達するためのもので、ハウジング2の内周面に螺合により固定されている。
【0018】
かかる螺合部には、ロックボルト6が重ねて螺合されており、該ロックボルト6によりロータ5の螺合状態の緩みを防止し得るとともに、当該ロータ5とアーマチュア8との間のクリアランスtの設定を容易に行うことができるよう構成されている。即ち、ロックボルト6のロータ5に対する締付量により、当該ロータ5の位置決めを行うことができるので、組み付け作業時において、シム等を使用せずにアーマチュア8との間のクリアランスtを容易に設定することができる。
【0019】
尚、ロータ5におけるシャフト3と対向する面と該シャフト3の周面との間には、ニードルベアリング7が介装されており、メインクラッチによるハウジング2とシャフト3との連結が図られていない状態においては、ハウジング2の回転に伴いロータ5が回転する際、シャフト3に対して相対的に回転するのみとなっている。
【0020】
アーマチュア8は、ソレノイド4に通電されていないとき、リターンスプリング13の介在(図5参照)によりロータ5からクリアランスtだけ離間した位置に配設されるとともに、ソレノイド4に通電され磁束が生じたとき、当該リターンスプリング13の付勢力に抗してロータ5の端面(同図右端面)に吸引され、該ロータ5と締結するものである。尚、上記ロータ5、アーマチュア8及びリターンスプリング13は、本発明の電磁クラッチを構成している。
【0021】
上記ロータ5とアーマチュア8との間のクリアランスtは、0.1〜1.0mm程度とするのが好ましい。かかる寸法に設定すれば、アーマチュア8の吸引力を小さくすることができて、省電力化を図ることができるとともに正逆回転間のラッシュの低減を図ることができる。
【0022】
また、リターンスプリング13は、ソレノイド4に電流が流れていない状態においては当該リターンスプリング13による引き摺りトルクによって後述する倍力機構で発生する推進力を打ち消す付勢力とされ、且つ、ソレノイド4に電流が流れた状態においてはアーマチュア8を吸引する力よりも小さい付勢力とされている。これにより、動力遮断時にはアーマチュア8とロータ5との間のクリアランスtを保ち、動力伝達時には確実にアーマチュア8とロータ5とを吸引、締結させることができる。
【0023】
また、アーマチュア8のロータ5との締結面と反対の面(同図右端面)には、図3に示すように、ボール9を保持し得るカム面8bが形成されており、当該アーマチュア8がロータ5に吸引されて同図中左方向へ移動しつつロータ5と連動して回転し始めると、ボール9がカム面8bを乗り上げ、同図中右方向へ移動させるよう構成されている。
【0024】
一方、ボール9は、アーマチュア8とプレッシャカム10との間で挟持されており、図4に示すように、かかるプレッシャカム10のボール9の保持面にもアーマチュア8と同様のカム面10aが形成されている。従って、ボール9がアーマチュア8のカム面8bを乗り上げつつ同図中右方向へ移動すると、プレッシャカム10のカム面10aも乗り上げ、結果としてハウジング2の回転トルクが軸方向の推進力に変換されることとなる。尚、これらアーマチュア8に形成されたカム面8b及びプレッシャカム10のカム面10aとボール9とが成すカムが動力伝達装置26の倍力機構を構成することとなる。
【0025】
上記倍力機構で生じた軸方向の推力によってメインクラッチを構成するクラッチプレート11とクラッチディスク12とが強く当接され、ハウジング2の回転トルクがクラッチハブ19を介してシャフト3に伝達され得る状態となる。即ち、メインクラッチを介してハウジング2とシャフト3とが連結され、当該ハウジング2と共にシャフト3が回転するようになっている。
【0026】
各クラッチディスク12のクラッチプレート11との当接面(摺動面)には、図6に示すような、それらの周方向外側に抜けた溝12aが放射状に設けられている。これにより、これら摺動面同士が当接する際の当該面間に存在するオイルをスムーズに除去することができ、回転トルクの伝達を確実に行わせることができる。また、溝12a内にオイルが保持されるため、クラッチディスク12とクラッチプレート11との間の摺動性をも向上させることができる。
【0027】
尚、同図中符号14,15及び16は、ケース1に対してハウジング2又はシャフト3を回転自在に支持するためのベアリング(ボールベアリング)を示している。また、同図中符号17、18は、オイルシールを示しており、ケース1内には所定の粘性のオイルが密封されている。従って、本動力伝達装置26は、湿式のものである。
【0028】
次に、上記構成の動力伝達装置26における作用について説明する。
まず、ソレノイド4に電流が流れていない状態(即ちオフの状態)においては、図2に示すように、ロータ5とアーマチュア8とがクリアランスtだけ離間しているため、ハウジング2と共にロータ5が回転しても、アーマチュア8は相対的に回転した状態(静止した状態の場合もある)となっており、倍力機構は作動しない。
【0029】
かかる状態からソレノイド4に電流を流す(即ちオンの状態とする)と、ロータ5を介して磁束がアーマチュア8に達し、当該アーマチュア8はリターンスプリング13の付勢力に抗してロータ5に吸引され締結する。より具体的には、磁束によりアーマチュア8がロータ5側へ吸引されて移動する過程において、ロータ5の回転により、アーマチュア8も徐々に同方向へ回転し、ボール9がカム面8bを乗り上げる。
【0030】
これにより、倍力機構が働き、ハウジング2の回転トルクがメインクラッチに対する軸方向の推進力に変換され、クラッチプレート11とクラッチディスク12とが強く当接されることとなるため、クラッチハブ19を介してハウジング2とシャフト3とが連結される。これにより、ハウジング2の回転トルクがシャフト3に伝達され、当該シャフト3もハウジング2と共に回転することとなる。
【0031】
ここで、倍力機構によって変換された推進力の反力は、アーマチュア8をロータ5側へ押圧することとなるので、当該アーマチュア8のロータ5への締結をより強く行うことができる。即ち、本実施形態によれば、倍力機構によって変換された推進力の反力は、電磁クラッチの締結力(ロータ5に対するアーマチュア8の締結力)となるよう配置しているため、一旦電磁クラッチの締結が行われれば、その後にソレノイド4に流す電流は小さくて済み、且つ、電磁クラッチの締結力が強いので大きなトルクを伝達することができるのである。
【0032】
言い換えると、倍力機構で発生した推進力(具体的には反力であるが)を電磁クラッチの締結力に利用することで、当該締結力を更に増加させることができる。つまり、倍力機構の増幅率が高い程、電磁クラッチに生じる締結力は無限大に近づき、ハウジング2(入力部材)とシャフト(出力部材)とを完全に一体回転させることが可能となるのである。
【0033】
また、ロータ5、アーマチュア8及び倍力機構をハウジング2(入力部材)側に配設したので、倍力機構により発生される締結力及び反力をハウジング2内で相殺させることができ、ケース1の剛性をそれほど高める必要がなく、動力伝達装置26の軽量化及び小型化を図ることができる。更に、アーマチュア8が倍力機構の一部の機能を兼ね備えるため、構成が簡素化され、動力伝達装置26の小型化を図ることができる。
【0034】
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば車両以外の動力伝達装置に適用してもよい。また、倍力機構は、本実施形態の如くボールカムに限定されず、ハウジングの回転トルクを軸方向の推進力に変換し得るものであれば、他の形態のものであってもよい。
【0035】
更に、本実施形態においては、メインクラッチのクラッチディスク12にオイルを排出するための溝12aが形成されているが、図5に示すように、アーマチュア8のロータ5に対する摺動面にも周方向外側に抜けた溝8aを形成するようにしてもよい。尚、ロータ5のアーマチュア8に対する摺動面にも同様の溝を形成してもよい。また更に、リターンスプリング13の代わりに、同様の付勢力を持った弾性体としてもよい。
【0036】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、倍力機構によって変換された推進力の反力が電磁クラッチの締結力となるよう配置したので、電磁石に流す電流が小さくても大きなトルクを伝達し得るとともに、アーマチュアが倍力機構の一部の機能を兼ね備えるため、構成が簡素化され、動力伝達装置の小型化を図ることができる。
【0037】
請求項2の発明によれば、動力伝達装置の倍力機構が従来の汎用的なカムにより構成されているので、当該倍力機構の主な構成部品として従来品の流用が可能となり、コストを低減させることができる。
【0038】
請求項3の発明によれば、リターンスプリングが、電磁石に電流が流れていない状態においては当該リターンスプリングによる引き摺りトルクによって倍力機構で発生する推進力を打ち消す付勢力とされ、且つ、電磁石に電流が流れた状態においてはアーマチュアを吸引する力よりも小さい付勢力とされているので、動力遮断時にはアーマチュアとロータとの間のクリアランスを保ち、動力伝達時には確実にアーマチュアとロータとを吸引、締結させることができる。
【0039】
請求項4の発明によれば、ロータが入力部材に対して螺合にて固定されるとともに、ロックボルトを重ねて螺合させたので、ロータの螺合状態の緩みを防止し得るとともに、当該ロータとアーマチュアとの間のクリアランスの設定を容易に行うことができる。
【0040】
請求項5の発明によれば、ロータ、アーマチュア及び倍力機構を入力部材側に配設したので、倍力機構により発生される締結力及び反力を入力部材内で相殺させることができ、ケースの剛性をそれほど高める必要がなく、動力伝達装置の軽量化及び小型化を図ることができる。
【0041】
請求項6の発明によれば、ケース内にオイルが密封されるとともに、電磁クラッチにおけるアーマチュア及びロータの摺動面、又はメインクラッチの摺動面には、それら周方向外側に抜けた溝を設けたので、これら摺動面同士が当接する際の当該面間に存在するオイルをスムーズに除去することができる。
【0042】
請求項7の発明によれば、メインクラッチは多板クラッチであるので、同じ伝達容量の単板のものと比べた場合、部品の剛性、強度を低く設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る動力伝達装置が適用される車両を示す模式図
【図2】本発明の実施形態に係る動力伝達装置を示す縦断面図
【図3】図2におけるIII−III線矢視図であって、アーマチュアにおけるカム面が形成された面を示す模式図
【図4】図2におけるIV−IV線矢視図であって、プレッシャカムにおけるカム面が形成された面を示す模式図
【図5】図2におけるV−V線矢視図であって、アーマチュアにおけるリターンスプリングが配設された面を示す模式図
【図6】同動力伝達装置におけるクラッチディスクのクラッチプレートとの摺動面を示す模式図
【符号の説明】
1…ケース
2…ハウジング(入力部材)
3…シャフト(出力部材)
4…ソレノイド(電磁石)
5…ロータ(電磁クラッチ)
6…ロックボルト
7…ニードルベアリング
8…アーマチュア(電磁クラッチ)
9…ボール(倍力機構)
10…プレッシャカム(倍力機構)
11…クラッチプレート(メインクラッチ)
12…クラッチディスク(メインクラッチ)
13…リターンスプリング(電磁クラッチ)
14、15、16…ベアリング
17、18…オイルシール
19…クラッチハブ(メインクラッチ)
20…エンジン、トランスミッション
21…リアプロペラシャフト
22…リアデフ
23…リアドライブシャフト
24…リアタイヤ
25…フロントプロペラシャフト
26…動力伝達装置
27…フロントデフ
28…フロントドライブシャフト
29…フロントタイヤ
Claims (7)
- 固定部材側に固設されたケース内で回転自在な入力部材と出力部材とが配設され、当該入力部材と出力部材との連結又は切り離しを任意に行うことにより、入力部材の回転力を出力部材に伝達し又は遮断し得る動力伝達装置において、
前記ケース側に配設され、電流を流すことにより磁束を発生させる電磁石と、
前記電磁石の磁束を伝達するロータ、該ロータに磁束が通ることで当該ロータに吸引されるアーマチュア、及び前記ロータとアーマチュアとの間に介在して当該アーマチュアをロータから離間させる方向に付勢して前記電磁石に電流が流れていない状態において両者間にクリアランスを形成するリターンスプリングを具備した電磁クラッチと、
該電磁クラッチのアーマチュアがロータに吸引されて締結することにより前記入力部材の回転トルクを軸方向の推進力に変換する倍力機構と、
該倍力機構の推進力によって前記入力部材と出力部材とを連結させ、当該入力部材の回転トルクを前記出力部材に伝達し得るメインクラッチと、
を具備し、前記倍力機構によって変換された推進力の反力が前記電磁クラッチの締結力となるよう配置したことを特徴とする動力伝達装置。 - 前記倍力機構は、前記アーマチュアに形成されたカム面と、当該アーマチュアの吸引及び回転に伴う該カム面の移動により前記倍力機構の推進力を発生させるカムとを有することを特徴とする請求項1記載の動力伝達装置。
- 前記リターンスプリングは、前記電磁石に電流が流れていない状態においては当該リターンスプリングによる引き摺りトルクによって前記倍力機構で発生する推進力を打ち消す付勢力とされ、且つ、前記電磁石に電流が流れた状態においてはアーマチュアを吸引する力よりも小さい付勢力とされたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の動力伝達装置。
- 前記ロータは、前記入力部材に対して螺合にて固定されるとともに、ロックボルトを重ねて螺合させたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の動力伝達装置。
- 前記ロータ、アーマチュア及び倍力機構を前記入力部材側に配設したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の動力伝達装置。
- 前記ケース内にオイルが密封されるとともに、前記電磁クラッチにおけるアーマチュア及びロータの摺動面、又はメインクラッチの摺動面には、それら周方向外側に抜けた溝を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の動力伝達装置。
- 前記メインクラッチは多板クラッチであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の動力伝達装置。
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